JPH0723409Y2 - 合成樹脂製ドラムの口部の構造 - Google Patents
合成樹脂製ドラムの口部の構造Info
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- JPH0723409Y2 JPH0723409Y2 JP1988114215U JP11421588U JPH0723409Y2 JP H0723409 Y2 JPH0723409 Y2 JP H0723409Y2 JP 1988114215 U JP1988114215 U JP 1988114215U JP 11421588 U JP11421588 U JP 11421588U JP H0723409 Y2 JPH0723409 Y2 JP H0723409Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、合成樹脂製ドラムの口部の構造に関するもの
である。
である。
従来の技術 従来、合成樹脂製ドラムの口部の構造の一例としては、
添付図面の第3図に部分断面図にて示すようなものがあ
った。この従来例においては、その口部30は、ドラムの
壁部、例えば、天井壁1Aの開口部2Aを包囲するようにし
てその天井壁1Aと一体的に成形された円筒壁部31を備え
ている。この円筒壁部31は、内周壁に雌ネジ部32を有し
ている。そして、円筒壁部31の上方には、キャップ40の
ネジ込み方向に延長する円周面である第1のシール面33
と、この第1のシール面33の下部から直角に内方へ延長
する環状の第2のシール面34とが形成されている。第2
のシール面35には、シール性をよくするための環状突起
35が形成されている。この開口部2Aを閉塞シールするた
めのキャップ40は、同様の合成樹脂で成形された栓本体
41を有しており、この栓本体41の下部の外周には、雌ネ
ジ部32に係合する雄ネジ部42が形成されている。そし
て、栓本体41の上部には、フランジ部43が形成されてお
り、フランジ部43の下面44は、シール面を与えている。
雌ネジ部32に雄ネジ部42を係合させるようにして、キャ
ップ40をネジ込むことにより、シール用パッキン45が、
第1のシール面33および第2のシール面34と、シール面
44との間に密接させられることにより、開口部2Aが外部
に対して閉塞シールされるのである。
添付図面の第3図に部分断面図にて示すようなものがあ
った。この従来例においては、その口部30は、ドラムの
壁部、例えば、天井壁1Aの開口部2Aを包囲するようにし
てその天井壁1Aと一体的に成形された円筒壁部31を備え
ている。この円筒壁部31は、内周壁に雌ネジ部32を有し
ている。そして、円筒壁部31の上方には、キャップ40の
ネジ込み方向に延長する円周面である第1のシール面33
と、この第1のシール面33の下部から直角に内方へ延長
する環状の第2のシール面34とが形成されている。第2
のシール面35には、シール性をよくするための環状突起
35が形成されている。この開口部2Aを閉塞シールするた
めのキャップ40は、同様の合成樹脂で成形された栓本体
41を有しており、この栓本体41の下部の外周には、雌ネ
ジ部32に係合する雄ネジ部42が形成されている。そし
て、栓本体41の上部には、フランジ部43が形成されてお
り、フランジ部43の下面44は、シール面を与えている。
雌ネジ部32に雄ネジ部42を係合させるようにして、キャ
ップ40をネジ込むことにより、シール用パッキン45が、
第1のシール面33および第2のシール面34と、シール面
44との間に密接させられることにより、開口部2Aが外部
に対して閉塞シールされるのである。
また、合成樹脂製ドラムの口部の構造の別の従来例とし
ては、添付図面の第4図に部分断面図にて示すようなも
のがあった。この従来例においては、その口部30Aは、
ドラムの壁部、例えば、天井壁1Bの開口部2Bを包囲する
ようにしてその天井壁1Bと一体的に成形された円筒壁部
31Aを備えている。この円筒壁部31Aは、内周壁に雌ネジ
部32Aを有している。そして、円筒壁部31Aの上部33Aの
内周には、曲面状のシール面34Aが形成されている。こ
の開口部2Bを閉塞シールするためのキャップ40Aは、同
様の合成樹脂で成形された栓本体41Aを有しており、こ
の栓本体41Aの下部の外周には、雌ネジ部32Aに係合する
雄ネジ部42Aが形成されている。そして、栓本体41Aの上
部には、フランジ部43Aが形成されており、フランジ部4
3Aの下面44Aは、シール面を与えている。雌ネジ部32Aに
雄ネジ部42Aを係合させるようにして、キャップ40Aをネ
ジ込むことにより、シール用パッキン45Aが、曲面状の
シール面34Aと、シール面44Aとの間に密接させられるこ
とにより、開口部2Bが外部に対して閉塞シールされるの
である。
ては、添付図面の第4図に部分断面図にて示すようなも
のがあった。この従来例においては、その口部30Aは、
ドラムの壁部、例えば、天井壁1Bの開口部2Bを包囲する
ようにしてその天井壁1Bと一体的に成形された円筒壁部
31Aを備えている。この円筒壁部31Aは、内周壁に雌ネジ
部32Aを有している。そして、円筒壁部31Aの上部33Aの
内周には、曲面状のシール面34Aが形成されている。こ
の開口部2Bを閉塞シールするためのキャップ40Aは、同
様の合成樹脂で成形された栓本体41Aを有しており、こ
の栓本体41Aの下部の外周には、雌ネジ部32Aに係合する
雄ネジ部42Aが形成されている。そして、栓本体41Aの上
部には、フランジ部43Aが形成されており、フランジ部4
3Aの下面44Aは、シール面を与えている。雌ネジ部32Aに
雄ネジ部42Aを係合させるようにして、キャップ40Aをネ
ジ込むことにより、シール用パッキン45Aが、曲面状の
シール面34Aと、シール面44Aとの間に密接させられるこ
とにより、開口部2Bが外部に対して閉塞シールされるの
である。
また、合成樹脂製ドラムの口部の構造のさらに別の従来
例としては、添付図面の第5図に部分断面図にて示すよ
うなものがあった。この従来例においては、その口部30
Bは、ドラムの壁部、例えば、天井壁1Cの開口部2Cを包
囲するようにしてその天井壁1Cと一体的に成形された円
筒壁部31Bを備えている。この円筒壁部31Bは、内周壁に
雌ネジ部32Bを有している。そして、円筒壁部31Bの雌ネ
ジ部32Bより下方の内周壁には、円錐面状のシール面34B
が形成されている。この開口部2Cを閉塞シールするため
のキャップ40Bは、同様の合成樹脂で成形された栓本体4
1Bを有しており、この栓本体41Bの外周には、雌ネジ部3
2Bに係合する雄ネジ部42Bが形成されている。そして、
栓本体41Bの下部には、第1のシール面43Bと第2のシー
ル面44Bとが形成されており、第1のシール面43Bの下部
には、シール用パッキン46Bが落下しないようにするた
めのパッキン脱落防止用突起45Bが形成されている。雌
ネジ部32Bに雄ネジ部42Bを係合させるようにして、キャ
ップ40Bをネジ込むことにより、シール用パッキン46B
が、円錐面状のシール面34Bと、第1のシール面43Bおよ
び第2のシール面44Bとの間に密接させられることによ
り、開口部2Cが外部に対して閉塞シールされるのであ
る。
例としては、添付図面の第5図に部分断面図にて示すよ
うなものがあった。この従来例においては、その口部30
Bは、ドラムの壁部、例えば、天井壁1Cの開口部2Cを包
囲するようにしてその天井壁1Cと一体的に成形された円
筒壁部31Bを備えている。この円筒壁部31Bは、内周壁に
雌ネジ部32Bを有している。そして、円筒壁部31Bの雌ネ
ジ部32Bより下方の内周壁には、円錐面状のシール面34B
が形成されている。この開口部2Cを閉塞シールするため
のキャップ40Bは、同様の合成樹脂で成形された栓本体4
1Bを有しており、この栓本体41Bの外周には、雌ネジ部3
2Bに係合する雄ネジ部42Bが形成されている。そして、
栓本体41Bの下部には、第1のシール面43Bと第2のシー
ル面44Bとが形成されており、第1のシール面43Bの下部
には、シール用パッキン46Bが落下しないようにするた
めのパッキン脱落防止用突起45Bが形成されている。雌
ネジ部32Bに雄ネジ部42Bを係合させるようにして、キャ
ップ40Bをネジ込むことにより、シール用パッキン46B
が、円錐面状のシール面34Bと、第1のシール面43Bおよ
び第2のシール面44Bとの間に密接させられることによ
り、開口部2Cが外部に対して閉塞シールされるのであ
る。
考案が解決しようとする課題 前述したような従来の口部の構造は、シール用パッキン
45、45A、46Bの材質をゴムとする場合には、十分なシー
ル性を得られ、特に、問題はない。しかしながら、ドラ
ムの内容液の種類によっては、ゴム製のシール用パッキ
ンでは腐食してしまって、シール性が損なわれてしまう
ので、シール用パッキンとして、耐薬品性のある合成樹
脂製のものを使用したい場合がある。硬質の合成樹脂で
シール用パッキンを形成すると、耐薬品性は良好なもの
となるのであるが、前述したような従来の口部の構造で
は、使用するシール用パッキンの合成樹脂が硬質になれ
ばなる程シール性が低下するという問題があった。なぜ
ならば、シール用パッキンが密着しなければならない各
シール面は、合成樹脂性ドラムをブロー成形にて形成す
る場合、残留応力のためにどうしても十分に平滑なもの
とならず、このように平滑度の十分でないシール面に対
して硬質のシール用パッキンは、十分に密着しえないか
らである。シール面を十分に平滑なものとするために
は、ブロー成形後にそれらシール面に対して平滑加工を
施せばよいのであるが、実際には、このような平滑加工
を行おうとすると、精密な加工が必要でそれだけ工数が
増し加工時間を要しコストアップを招くことになり、現
実的な解決方法とはならない。
45、45A、46Bの材質をゴムとする場合には、十分なシー
ル性を得られ、特に、問題はない。しかしながら、ドラ
ムの内容液の種類によっては、ゴム製のシール用パッキ
ンでは腐食してしまって、シール性が損なわれてしまう
ので、シール用パッキンとして、耐薬品性のある合成樹
脂製のものを使用したい場合がある。硬質の合成樹脂で
シール用パッキンを形成すると、耐薬品性は良好なもの
となるのであるが、前述したような従来の口部の構造で
は、使用するシール用パッキンの合成樹脂が硬質になれ
ばなる程シール性が低下するという問題があった。なぜ
ならば、シール用パッキンが密着しなければならない各
シール面は、合成樹脂性ドラムをブロー成形にて形成す
る場合、残留応力のためにどうしても十分に平滑なもの
とならず、このように平滑度の十分でないシール面に対
して硬質のシール用パッキンは、十分に密着しえないか
らである。シール面を十分に平滑なものとするために
は、ブロー成形後にそれらシール面に対して平滑加工を
施せばよいのであるが、実際には、このような平滑加工
を行おうとすると、精密な加工が必要でそれだけ工数が
増し加工時間を要しコストアップを招くことになり、現
実的な解決方法とはならない。
一方、シール性を高めるためにキャップ40、40A、40Bを
強くネジ込むことが考えられるが、このような方法で
は、特に、第3図および第4図に示した従来例の構造の
場合、次のような問題を生じてしまう。すなわち、キャ
ップ40または40Aをネジ込めばネジ込む程、キャップの
フランジ部43または43Aが反り返ることになり、また、
シール面34またはシール面34Aに掛かる圧力が大きくな
り、その圧力の影響により口部の外周壁31または31Aが
外方へ開くようになってしまう。従って、キャップをネ
ジ込んだだけシール用パッキン45または45Aと各シール
面との間の密着度が増すことにならず、逆に、口部の変
形を生じてしまい、シール性がかえって悪く・なってし
まう場合も考えられる。
強くネジ込むことが考えられるが、このような方法で
は、特に、第3図および第4図に示した従来例の構造の
場合、次のような問題を生じてしまう。すなわち、キャ
ップ40または40Aをネジ込めばネジ込む程、キャップの
フランジ部43または43Aが反り返ることになり、また、
シール面34またはシール面34Aに掛かる圧力が大きくな
り、その圧力の影響により口部の外周壁31または31Aが
外方へ開くようになってしまう。従って、キャップをネ
ジ込んだだけシール用パッキン45または45Aと各シール
面との間の密着度が増すことにならず、逆に、口部の変
形を生じてしまい、シール性がかえって悪く・なってし
まう場合も考えられる。
本考案の目的は、前述したような従来技術の問題点を解
消しうる合成樹脂製ドラムの口部の構造を提供すること
である。
消しうる合成樹脂製ドラムの口部の構造を提供すること
である。
課題を解決するための手段 本考案によれば、ネジ込み式キャップによって閉塞シー
ルされる合成樹脂製ドラムの口部の構造において、該合
成樹脂製ドラムの壁部と一体的に成形され前記口部を包
囲し且つネジ部を有する円筒壁部を備え、該円筒壁部の
前記ネジ部より下方の内側壁は、前記ネジ込み式キャッ
プのネジ込み方向において下方に延長する第1のシール
面と、該第1のシール面より内側においてその第1のシ
ール面の下部に対してほぼ直交する平面内に延在する第
2のシール面と、前記第1のシール面より内側で且つ前
記第2のシール面の外側にそってその第2のシール面よ
り下方へと延びる縁切り溝とを有し、前記ネジ込み式キ
ャップは、前記円筒壁部の前記ネジ部に係合するネジ部
を有し前記口部を閉塞する栓本体を備え、該栓本体の前
記ネジ部より下方の外周壁は、この栓本体の前記ネジ部
を前記円筒壁部の前記ネジ部へとねじ込むときに、その
外周壁と前記円筒壁部の前記第1のシール面および第2
のシール面との間に介在するシール用パッキンに対して
密接し且つ前記第1のシール面および第2のシール面に
対しても該シール用パッキンを密接させる作用をする第
3のシール面を有し、前記縁切り溝の幅および深さは、
前記円筒壁部の変形の影響が前記第2のシール面に実質
的に及ばず前記第2のシール面に掛かる圧力の影響が前
記第1のシール面に実質的に及ばないようにするに充分
なものとされている。
ルされる合成樹脂製ドラムの口部の構造において、該合
成樹脂製ドラムの壁部と一体的に成形され前記口部を包
囲し且つネジ部を有する円筒壁部を備え、該円筒壁部の
前記ネジ部より下方の内側壁は、前記ネジ込み式キャッ
プのネジ込み方向において下方に延長する第1のシール
面と、該第1のシール面より内側においてその第1のシ
ール面の下部に対してほぼ直交する平面内に延在する第
2のシール面と、前記第1のシール面より内側で且つ前
記第2のシール面の外側にそってその第2のシール面よ
り下方へと延びる縁切り溝とを有し、前記ネジ込み式キ
ャップは、前記円筒壁部の前記ネジ部に係合するネジ部
を有し前記口部を閉塞する栓本体を備え、該栓本体の前
記ネジ部より下方の外周壁は、この栓本体の前記ネジ部
を前記円筒壁部の前記ネジ部へとねじ込むときに、その
外周壁と前記円筒壁部の前記第1のシール面および第2
のシール面との間に介在するシール用パッキンに対して
密接し且つ前記第1のシール面および第2のシール面に
対しても該シール用パッキンを密接させる作用をする第
3のシール面を有し、前記縁切り溝の幅および深さは、
前記円筒壁部の変形の影響が前記第2のシール面に実質
的に及ばず前記第2のシール面に掛かる圧力の影響が前
記第1のシール面に実質的に及ばないようにするに充分
なものとされている。
作用 ネジ込み式キャップの栓本体のネジ部を、合成樹脂製ド
ラムの口部を包囲する円筒壁部のネジ部へねじ込んでい
くと、栓本体の第3のシール面がシール用パッキンに対
して密接して、このシール用パッキンを円筒壁部の第1
のシール面および第2のシール面に密接せしめることに
より、合成樹脂製ドラムの口部がネジ込み式キャップに
よって閉塞シールされる。このとき、第1のシール面と
第2のシール面との間に存在する縁切り溝は、円筒壁部
の変形の影響が第2のシール面に及ばないようにする作
用を果たすと共に、第2のシール面に掛かる圧力の影響
が第1のシール面に及ばないようにする作用を果たす。
ラムの口部を包囲する円筒壁部のネジ部へねじ込んでい
くと、栓本体の第3のシール面がシール用パッキンに対
して密接して、このシール用パッキンを円筒壁部の第1
のシール面および第2のシール面に密接せしめることに
より、合成樹脂製ドラムの口部がネジ込み式キャップに
よって閉塞シールされる。このとき、第1のシール面と
第2のシール面との間に存在する縁切り溝は、円筒壁部
の変形の影響が第2のシール面に及ばないようにする作
用を果たすと共に、第2のシール面に掛かる圧力の影響
が第1のシール面に及ばないようにする作用を果たす。
実施例 次に、添付図面の第1図および第2図に基づいて、本考
案の実施例について本考案をより詳細に説明する。
案の実施例について本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例としての合成樹脂製ドラム
の口部の構造を、そのギャップをネジ込む前の状態で示
す部分断面図であり、第2図は、第1図の構造のキャッ
プをネジ込んだ状態を示す部分断面図である。これら第
1図および第2図に示されるように、この実施例のドラ
ムの口部10の構造は、ドラムの天井壁1と一体的に成形
され開口部2を包囲し且つ雌ネジ部12を有する円筒壁部
11を備えている。この円筒壁部11の雌ネジ部12より下方
の内側壁は、後述する同様に合成樹脂製のネジ込み式キ
ャップ20のネジ込み方向において下方に延長する円周面
の第1のシール面13と、この第1のシール面13の下部か
ら直角に内方へ延長する環状の第2のシール面14と、第
1のシール面13と第2のシール面14との間に設けられた
縁切り溝15とを有している。
の口部の構造を、そのギャップをネジ込む前の状態で示
す部分断面図であり、第2図は、第1図の構造のキャッ
プをネジ込んだ状態を示す部分断面図である。これら第
1図および第2図に示されるように、この実施例のドラ
ムの口部10の構造は、ドラムの天井壁1と一体的に成形
され開口部2を包囲し且つ雌ネジ部12を有する円筒壁部
11を備えている。この円筒壁部11の雌ネジ部12より下方
の内側壁は、後述する同様に合成樹脂製のネジ込み式キ
ャップ20のネジ込み方向において下方に延長する円周面
の第1のシール面13と、この第1のシール面13の下部か
ら直角に内方へ延長する環状の第2のシール面14と、第
1のシール面13と第2のシール面14との間に設けられた
縁切り溝15とを有している。
ネジ込み式キャップ20は、円筒壁部11の雌ネジ部12に係
合する雄ネジ部22を有し開口部2を閉塞する栓本体21を
備えている。この栓本体21の雄ネジ部22より下方の外周
壁は、円錐形状とされていて、口部10の円筒壁部11の下
方の内側壁に形成された第1のシール面13および第2の
シール面14に対してシール用パッキン27を密接させる作
用をする第3のシール面23を与えている。さらに、この
第3のシール面23を与えている円錐形状の外周壁の下部
には、下方に直線状に延長するストレート部分24が形成
されており、このストレート部分24の下部には、そのス
トレート部分24からシール用パッキン27が落下しないよ
うにするためのパッキン脱落防止用突起25が設けられて
いる。また、ストレート部分24の上部には、後述するよ
うな作用をするストッパー面26が形成されている。
合する雄ネジ部22を有し開口部2を閉塞する栓本体21を
備えている。この栓本体21の雄ネジ部22より下方の外周
壁は、円錐形状とされていて、口部10の円筒壁部11の下
方の内側壁に形成された第1のシール面13および第2の
シール面14に対してシール用パッキン27を密接させる作
用をする第3のシール面23を与えている。さらに、この
第3のシール面23を与えている円錐形状の外周壁の下部
には、下方に直線状に延長するストレート部分24が形成
されており、このストレート部分24の下部には、そのス
トレート部分24からシール用パッキン27が落下しないよ
うにするためのパッキン脱落防止用突起25が設けられて
いる。また、ストレート部分24の上部には、後述するよ
うな作用をするストッパー面26が形成されている。
栓本体21のストレート部分24の周囲に装着されるシール
用パッキン27は、ゴム製でも硬質の合成樹脂製のもので
もよく、この実施例では、断面円形の環状体とされてい
る。シール用パッキン27をストレート部分24に装着した
場合におけるストレート部分24の外周面とシール用パッ
キン27の内周面との間の間隙は、口部10の円筒壁部11の
内側壁の第1のシール面13と第2のシール面14との間の
偏心分だけあれば充分である。一方、シール用パッキン
27の外径は、口部10の円筒壁部11の第1のシール面13の
径とほぼ同寸法であるのが好ましい。また、ストレート
部分24の高さは、シール用パッキン27が自由に運動でき
る適当な高さとされている。
用パッキン27は、ゴム製でも硬質の合成樹脂製のもので
もよく、この実施例では、断面円形の環状体とされてい
る。シール用パッキン27をストレート部分24に装着した
場合におけるストレート部分24の外周面とシール用パッ
キン27の内周面との間の間隙は、口部10の円筒壁部11の
内側壁の第1のシール面13と第2のシール面14との間の
偏心分だけあれば充分である。一方、シール用パッキン
27の外径は、口部10の円筒壁部11の第1のシール面13の
径とほぼ同寸法であるのが好ましい。また、ストレート
部分24の高さは、シール用パッキン27が自由に運動でき
る適当な高さとされている。
口部10の円筒壁部11に形成する第1のシール面13の高さ
は、シール用パッキン27の円形断面の直径の2分の1以
上とするのが好ましい。
は、シール用パッキン27の円形断面の直径の2分の1以
上とするのが好ましい。
また、第1のシール面13と第2のシール面14との間に形
成する縁切り溝15の重要な作用の1つは、次のような作
用である。すなわち、この口部10をドラム本体とともに
一体的にブロー成形する場合、残留応力により時間の経
過と共に何れかの方向に、円筒壁部11が変形をきたし、
真円を保持するのが非常に困難である。このように円筒
壁部11が変形してしまう場合でも、縁切り溝15が設けて
あると、第2のシール面14は、円筒壁部11の変形の影響
を受けずにすみ、真円を保つことができる。
成する縁切り溝15の重要な作用の1つは、次のような作
用である。すなわち、この口部10をドラム本体とともに
一体的にブロー成形する場合、残留応力により時間の経
過と共に何れかの方向に、円筒壁部11が変形をきたし、
真円を保持するのが非常に困難である。このように円筒
壁部11が変形してしまう場合でも、縁切り溝15が設けて
あると、第2のシール面14は、円筒壁部11の変形の影響
を受けずにすみ、真円を保つことができる。
次に、このような口部10に対してキャップ20をネジ込ん
で開口部2を閉塞シールする場合の動作について説明す
る。栓本体21の雄ネジ部22を円筒壁部11の雌ネジ部12に
係合させるようにして、キャップ20を口部10に対してネ
ジ込んでいけば、自然にシール用パッキン27は、第2の
シール面14に当たり、第3のシール面23との間に挟まれ
て第1のシール面13にも密着させられる。第2のシール
面14は、前述したように、真円に保持されているので、
ゆがみがなく、従って、第2のシール面14に対してシー
ル用パッキン27は容易に密着するので、この時にかかる
トルクは非常に小さくてすみ、円筒壁部11がキャップ20
の強いネジ込みによって変形してしまうようなことはな
い。また、第2のシール面14と第1のシール面13との間
には、縁切り溝15が設けられているので、第2のシール
面14に掛かる圧力が第1のシール面13の方へ影響を及ぼ
すことがなく、第1のシール面13とシール用パッキン27
との密着度の低下をきたすようなこともない。このた
め、キャップ20のネジ込みをそれほど強く行わなくと
も、開口部2の閉塞シールを完全なものとすることがで
きる。このようにキャップ20を口部10に対してネジ込ん
でいく場合、シール用パッキン27は、円錐形状のシール
面24の上部に設けたストッパー面26に当接してそれ以上
の上方への移動を制限されるので、キャップ20のネジ込
み過ぎによる口部10の変形やシール用パッキン27の破損
を防止することができる。第2図は、口部10の円筒壁部
11内へキャップ20をネジ込んだ、このような閉塞シール
状態を示している。
で開口部2を閉塞シールする場合の動作について説明す
る。栓本体21の雄ネジ部22を円筒壁部11の雌ネジ部12に
係合させるようにして、キャップ20を口部10に対してネ
ジ込んでいけば、自然にシール用パッキン27は、第2の
シール面14に当たり、第3のシール面23との間に挟まれ
て第1のシール面13にも密着させられる。第2のシール
面14は、前述したように、真円に保持されているので、
ゆがみがなく、従って、第2のシール面14に対してシー
ル用パッキン27は容易に密着するので、この時にかかる
トルクは非常に小さくてすみ、円筒壁部11がキャップ20
の強いネジ込みによって変形してしまうようなことはな
い。また、第2のシール面14と第1のシール面13との間
には、縁切り溝15が設けられているので、第2のシール
面14に掛かる圧力が第1のシール面13の方へ影響を及ぼ
すことがなく、第1のシール面13とシール用パッキン27
との密着度の低下をきたすようなこともない。このた
め、キャップ20のネジ込みをそれほど強く行わなくと
も、開口部2の閉塞シールを完全なものとすることがで
きる。このようにキャップ20を口部10に対してネジ込ん
でいく場合、シール用パッキン27は、円錐形状のシール
面24の上部に設けたストッパー面26に当接してそれ以上
の上方への移動を制限されるので、キャップ20のネジ込
み過ぎによる口部10の変形やシール用パッキン27の破損
を防止することができる。第2図は、口部10の円筒壁部
11内へキャップ20をネジ込んだ、このような閉塞シール
状態を示している。
考案の効果 本考案の合成樹脂製ドラムの口部の構造によれば、耐薬
品性にすぐれた硬質の合成樹脂製のシール用パッキンを
用いても、キャップの非常に小さなネジ込み力でも、よ
り完全な密閉、すなわち、閉塞シールを行うことができ
る。
品性にすぐれた硬質の合成樹脂製のシール用パッキンを
用いても、キャップの非常に小さなネジ込み力でも、よ
り完全な密閉、すなわち、閉塞シールを行うことができ
る。
第1図は、本考案の一実施例としての合成樹脂製ドラム
の口部の構造を、そのキャップをネジ込む前の状態で示
す部分断面図、第2図は、第1図の構造のキャップをネ
ジ込んだ状態を示す部分断面図、第3図は、従来の合成
樹脂製ドラムの口部の構造例を示す部分断面図、第4図
は、別の従来例を示す第3図と同様の部分断面図、第5
図は、さらに別の従来例を示す第3図と同様の部分断面
図である。 1……合成樹脂製ドラムの天井壁、2……開口部、10…
…口部、11……円筒壁部、12……雌ネジ部、13……第1
のシール面、14……第2のシール面、15……縁切り溝、
20……キャップ、21……栓本体、22……雄ネジ部、23…
…第3のシール面、24……ストレート部分、25……突
起、26……ストッパー面、27……シール用パッキン。
の口部の構造を、そのキャップをネジ込む前の状態で示
す部分断面図、第2図は、第1図の構造のキャップをネ
ジ込んだ状態を示す部分断面図、第3図は、従来の合成
樹脂製ドラムの口部の構造例を示す部分断面図、第4図
は、別の従来例を示す第3図と同様の部分断面図、第5
図は、さらに別の従来例を示す第3図と同様の部分断面
図である。 1……合成樹脂製ドラムの天井壁、2……開口部、10…
…口部、11……円筒壁部、12……雌ネジ部、13……第1
のシール面、14……第2のシール面、15……縁切り溝、
20……キャップ、21……栓本体、22……雄ネジ部、23…
…第3のシール面、24……ストレート部分、25……突
起、26……ストッパー面、27……シール用パッキン。
Claims (2)
- 【請求項1】ネジ込み式キャップによって閉塞シールさ
れる合成樹脂製ドラムの口部の構造において、該合成樹
脂製ドラムの壁部と一体的に成形され前記口部を包囲し
且つネジ部を有する円筒壁部を備えており、該円筒壁部
の前記ネジ部より下方の内側壁は、前記ネジ込み式キャ
ップのネジ込み方向において下方に延長する第1のシー
ル面と、該第1のシール面より内側においてその第1の
シール面の下部に対してほぼ直交する平面内に延在する
第2のシール面と、前記第1のシール面より内側で且つ
前記第2のシール面の外側にそってその第2のシール面
より下方へと延びる縁切り溝とを有しており、前記ネジ
込み式キャップは、前記円筒壁部の前記ネジ部に係合す
るネジ部を有し前記口部を閉塞する栓本体を備え、該栓
本体の前記ネジ部より下方の外周壁は、この栓本体の前
記ネジ部を前記円筒壁部の前記ネジ部へとねじ込むとき
に、その外周壁と前記円筒壁部の前記第1のシール面お
よび第2のシール面との間に介在するシール用パッキン
に対して密接し且つ前記第1のシール面および第2のシ
ール面に対しても該シール用パッキンを密接させる作用
をする第3のシール面を有しており、前記縁切り溝の幅
および深さは、前記円筒壁部の変形の影響が前記第2の
シール面に実質的に及ばず且つ前記第2のシール面に掛
かる圧力の影響が前記第1のシール面に実質的に及ばな
いようにするに充分なものとされていることを特徴とす
る合成樹脂製ドラムの口部の構造。 - 【請求項2】前記第3のシール面は、前記栓本体の下部
の円錐形状の外周壁によって与えられており、該円錐形
状の外周壁の下部には、下方にほぼ直線状に延長するス
トレート部分が形成されており、該ストレート部分の下
部には、そのストレート部分から前記シール用パッキン
が落下しないようにするためのパッキン脱落防止用突起
が設けられており、前記シール用パッキンの内周と前記
ストレート部分の外周との間に前記第2のシール面の偏
心分だけの間隙が与えられるようにした請求項(1)記
載の合成樹脂製ドラムの口部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988114215U JPH0723409Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 合成樹脂製ドラムの口部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988114215U JPH0723409Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 合成樹脂製ドラムの口部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0234454U JPH0234454U (ja) | 1990-03-05 |
| JPH0723409Y2 true JPH0723409Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31354763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988114215U Expired - Lifetime JPH0723409Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 合成樹脂製ドラムの口部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723409Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008031736B3 (de) * | 2008-07-04 | 2009-07-23 | Protechna S.A. | Schraubdeckel |
| TW202423801A (zh) * | 2022-12-09 | 2024-06-16 | 日商積水成型工業股份有限公司 | 塑膠容器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4949352U (ja) * | 1972-08-07 | 1974-04-30 | ||
| US4117949A (en) * | 1975-12-22 | 1978-10-03 | American Flange & Manufacturing Co. Inc. | Threaded closure |
| JPS564599Y2 (ja) * | 1976-04-15 | 1981-01-31 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP1988114215U patent/JPH0723409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0234454U (ja) | 1990-03-05 |
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