JPH0723495Y2 - 車両のドアロック装置 - Google Patents

車両のドアロック装置

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JPH0723495Y2
JPH0723495Y2 JP15550087U JP15550087U JPH0723495Y2 JP H0723495 Y2 JPH0723495 Y2 JP H0723495Y2 JP 15550087 U JP15550087 U JP 15550087U JP 15550087 U JP15550087 U JP 15550087U JP H0723495 Y2 JPH0723495 Y2 JP H0723495Y2
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lever
lock
push lever
set plate
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照雄 上田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のドアロック装置に関するものである。
(従来技術) 従来より自動車等の車両のドアロック装置は、例えば実
開昭60−126671号公報に示されているように、ドアイン
ナパネルとドアアウタパネルとから構成されるドアボデ
ーの後端部内にロック機構を設け、該ロック機構のロッ
ク状態をドアアウタハンドルやドアインナハンドルによ
って任意に解除操作できるようにして構成している。上
記ロック機構が、通常ロックベースと呼ばれる合成樹脂
製の取付け用のケージングを備えロックベースを上記ド
アボデーの後端部内に固定的に設置する一方、該ロック
ベースの車体側との嵌合位置に当該車体側の係合片に係
脱するロック機構と該ロック機構の上記車体側係合片と
の係合状態を任意に解除するためのロック解除機構とが
相互にリンクした状態で組付けられている。上記ロック
機構およびロック解除機構は、上記狭いドアボデー後端
部内で各種の機構部品を取付けるために通常セットプレ
ートと呼ばれる金属板(シャーシ部材)を介して上記ロ
ックベースに固定されるようになっている。そして、上
記ロック解除機構は、所定のリンク部材を介して上述の
ドアアウタハンドルやドアインナハンドルに連結されて
おり、当該ドアアウタハンドルおよびドアインナハンド
ルの各々のロック解除操作によって任意にロック状態が
解除されるようになっている。
ところで、従来上記ドアアウタハンドルは、例えば第9
図に示すようにプッシュレバーと呼ばれる第1のレバー
部材100の一端100aにドアアウタリンク101を介して連結
される一方、ドアインナハンドルはドア・インナーリン
ク102を介して第2のレバー部材103の一端に連結されて
いる。第1のレバー部材100は、上述したロックベース1
04の背面側に一体化されたセットプレート105を介して
上記ロックベース104の背面部中央に車幅方向に回動可
能に軸着されている一方、上記第2のレバー部材103は
上記ロックベース104の車室側端部から車体前方側に略
直角に折り曲げて形成された上記セットプレート105の
側壁部105aに対して軸着されて車体前後方向に回動自在
に支持されている。そして、上記ドアアウタハンドルが
引かれることによって上記ドア・アウタリンク101が下
方に押されると、ロック解除機構側の第3レバー108が
下方に回動し、該回動によってロック解除レバー109を
下方に押圧することによってロック状態を解除する。ま
た上記セットプレート105の側壁部105aには、上記第1
のレバー部材100の他端100bを車室方向に遊嵌状態で且
つ先端を所定長さを突出させた状態で嵌挿し、当該第1
のレバー部材100の矢印D又はC方向の回動角を任意の
範囲に規制する回動位置規制用ストッパ穴107が形成さ
れている。そして、一方上記第2のレバー部材103の先
端が上記第1のレバー部材100の上記他端100b側に係合
しており、上記ドアインナハンドルの引張操作が行われ
ると、当該第2のレバー部材103が上記第1のレバー部
材100を矢印C方向に回動させ、上記ドアアウタハンド
ルが引かれて上記アウタリンク101が下方に押圧操作さ
れた場合と同じように第3レバー108を押圧しロック解
除レバー109を押圧回動せしめて車体側上記係合片との
ロックを解除するようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記第9図に示したような従来技術の構成の
場合、通常上記セットプレート105の側壁部105a側には
図に仮想線で示されているようにドアインナパネル120
が隣接することになるので、例えば当該車両が側突を受
けたような場合、上記第1のレバー部材(プッシュレバ
ー)100の車室側端部100bと上記ドアインナパネル120と
の干渉を生じ、上記第1のレバー部材100を不必要に作
動させることのないように、上記第1のレバー部材(プ
ッシュレバー)100の車室側端部100bと上記ドアインナ
パネル120との間に十分なスペースを設ける必要が有
り、このためロック機構が大型化して設計の自由度が制
約されるという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、ドアインナパネルとドアアウタパネルとか
らなるドアボデーの後端部内に取付けられたロックベー
スと、該ロックベースに固定され該ロックベースの上記
ドアインナパネル側端部から当該ドアインナパネルに沿
って車体前方に所定幅延設された側壁部を有するセット
プレートと、上記ロックベースに回動自在に枢着されそ
の一端が上記セットプレートの上記側壁部よりも上記ド
アアウタパネル側に寄った位置でドアアウタハンドル側
に連結されたロック解除用のプッシュレバーと、該プッ
シュレバーの回動角を規制するストッパ手段とを備えて
なる車両のドアロック装置において、上記プッシュレバ
ーはその他端が上記ドアインナパネルと直交する方向に
延びて上記セットプレートの側壁部ドアアウタパネル面
側付近まで延設され、該延設端がドアインナハンドル側
に連結されているとともに、他方その枢着部が上記ドア
インナパネルに沿って車体前後方向に平行に配設された
軸を支点として回動自在に支持され、且つ該枢着部下部
が下方に突出している一方、上記ストッパ手段が、上記
プッシュレバーの枢着部下部両側に位置し、且つ上記プ
ッシュレバーよりも所定距離離間して上記セットプレー
ト又はロックベースに固定して設けられていて上記プッ
シュレバーの回動時に上記プッシュレバーの枢着部下部
両側に当接してその回動を規制する第1および第2の突
状のストッパ部材よりなるものである。
(作用) すなわち、上記構成では、上述プッシュレバーの枢着部
下部を下方に突出させるとともに、該突出部の両側に回
動時に当接して当該プッシュレバーの両方向回動位置の
規制を行う第1、第2の突状のストッパ部材を設けてス
トッパ構造を構成し、プッシュレバーの両方向に回動範
囲を、セットプレートの側壁部ドアアウタパネル側面よ
り車外方向に離間し且つ同当該プッシュレバーの下方に
突出した枢着部下部の両側に位置してセットプレート又
はロックベースに設けられた同第1および第2の突条の
ストッパ部材によって適切に規制するようにしている。
従って、セットプレートの側壁部方向に延びるプッシュ
レバーの他端は少なくとも当該セットプレートの側壁部
ドアアウタパネル側面よりも車外側に位置しさえすれば
よく、従来のようにドアインナパネル側に突出させる必
要がなくなるので、側突時のドアインナパネルとの干渉
による誤動作(ドアの開放)を防止できるとともに、プ
ッシュレバー自体の大きさを十分に小さくコンパクトに
設計することができるメリットが生じる。また、プッシ
ュレバーがコンパクトになる分だけ作動スペースも小さ
くで済ン、ロック機構の小型化によりスペースファクタ
ーを向上させることができる。
しかも、該ストッパ構造では上記のように突条のストッ
パ部材を突条となったプッシュレバー枢着部下部の両側
に配置しているので、プッシュレバーの回動軌跡を可及
的に小さくすることができ、上記プッシュレバー自体の
コンパクト化と併せて結局ロック機構そのものをも十分
に小さく製作することが可能となる。
さらに、上記のようなストッパ構造によると、従来のよ
うにセットプレートの側壁部にストッパ穴を形成する構
造の場合に比べて部品加工も容易となる。
(実施例) 先ず第1図〜第7図は、本考案の第1実施例に係る車両
のドアロック装置を示している。
該第1実施例に係る車両のドアロック装置は、例えばパ
ッシブシートベルトの使用状態と連動させるように構成
したドアロック装置の場合を例にとって示している。
先ずこの第1実施例に於けるパッシブシートベルト装置
は、自動車の運転席側に設けられたものであって、例え
ば第6図に示されるように三点支持式のシートベルト4
を備えている。このシートベルト4は、その一端4aをフ
ロア中央部に、他端4bをルーフ中央部に、またその中間
部4cをフロントドア1側に各々取付けており、その一端
4aと中間部4cの間の部分で乗員の腹部を、また中間部4c
と他端4bの間の部分で乗員の胸部をそれぞれ抱持し得る
ようになっている。そして、このパッシブシートベルト
装置は、その脱着操作の煩雑さを解消するために、上記
シートベルト4の中間部4cを、フロントドア1のドア本
体部1cをドア前部1aの上側位置からドア後部1bの下側位
置に向けて斜めに設けたガイドレール11に沿って摺動変
位するスライド部材12に連結し、該スライド部材12をフ
ロントドア1の前部1a側と後部1bとの間で自由に移動さ
せることによりシートベルト4をベルト装着状態、即ち
該第6図に示すようにフロントシート5に着座した乗員
をシートベルト4によって抱持可能な状態と、ベルト非
装着状態、即ち第7図に示すようにフロントシート5へ
の乗員の乗降を可能とする状態との二つの状態に自動的
にスライド設定し得るようにしている。
次に、上記シートベルト4のスライド機構を第2図ない
し第5図を参照して説明する。
第2図ないし第5図に示す如くフロントドア1のドア本
体部1cのしかもドアインナーパネル42Aとドアインナー
トリム43との間には、ガイドレール11が、その開口部11
cをドアインナートリム43を通して車室内側に露出させ
た状態で該フロントドア1の前部1aの上部から後部1bの
下部に向けて斜めに取付けられている。このガイドレー
ル11は、第4図及び第5図に示す如く該ガイドレール11
内に摺動可能に嵌合する係止部12aを備えるとともにそ
の上面にはシートベルト4掛止用のベルト掛止部16を設
けたスライド部材12が摺動変位可能に取付けられてい
る。
スライド部材12には、その一端13aが上記ガイドレール1
1の前端部11aに固定されたスプリング13の他端13bと、
ドア後部1b側に設けたウインチ機構9からドア前部1a側
に繰り出されたワイヤーケーブル15とがそれぞれ対向状
態で連結されており、該スライド部材12は、ウインチ機
構9がフリー状態(OFF状態)の時にはスプリング13の
バネ力によりガイドレール11の後端部11b側から前端部1
1a側に強制的に引き寄せられ、これに対してウインチ機
構9が作動した状態においては該ウインチ機構9により
上記スプリング13のバネ力に抗してガイドレール11の前
端部11a側から後端部11b側に引き寄せられるようになっ
ている。このスライド部材12は、該スライド部材12がス
プリング13のバネ力によりガイドレール前端部11a側に
引き寄せられた状態(以下、この時のスライド部材12の
位置を非装着位置という)においては該スプリング13の
バネ力によりその位置保持がなされるが、該スライド部
材12がスプリング13のバネ力に抗して(スプリング13を
伸長させた状態で)上記ウインチ機構9の巻込み力によ
りガイドレール後端部11b側に引き寄せられた状態(以
下、この時のスライド部材12の位置を装置位置という)
においては後述するベルトロック装置3によりその位置
保持がされるようになっている。
ベルトロック装置3は、第4図に示すように上記ガイド
レール11の後端部11bの直後方位置に配置された掛止爪
部材22と、上記スライド部材12の後端に後方に向けて突
設した掛止穴18を有する突片19とで構成されている。こ
のベルトロック装置3の上記掛止爪部材22は、その一端
に形成した掛止爪23をガイドレール11側に向けた状態で
支軸24により揺動自在に支持され、且つ板バネ25により
常時矢印B方向に回動する如く付勢されている。従っ
て、スライド部材12をガイドレール前端部11aから後端
部11b側に引き寄せてこれを装着位置に位置決めした時
には、上記掛止爪部材22の掛止爪23が上記スライド部材
12側の突片19の掛止穴18に係入し、該スライド部材12は
ウインチ機構9がフリー状態とされた後においても装置
位置のままで位置保持される。
一方、このベルトロック装置3によるスライド部材12の
ロック状態の解除は、上記掛止爪部材22を矢印B方向に
回動させて上記掛止爪23と上記突片19の掛止穴18との係
合を解除することにより行なわれるが、この実施例では
このベルトロック装置3のロック解除をフロントドア1
の開放操作に連動させて自動的に行なうようにしてお
り、具体的には上記掛止爪部材22の他端22bに設けた係
合部26と、後述するドアロック装置2とを連動連結部材
8で連結し該ドアロック装置2におけるドア開放操作力
を当該連動連結部材8を介して掛止爪部材22にそのロッ
ク解除方向操作力として伝達するようにしている。尚、
上記ウインチ機構9はイグニッションスイッチがON状態
で且つベルトロック装置3がロック解除状態にある場合
にのみON作動され、それ以外の状態ではOFF作動とされ
る。
一方、上記ドアロック装置2は、上述のフロントドア1
を閉状態で車体側開口部に固定保持するものであって、
第1図、第2図及び第3図に示すように構成されてい
る。
上記図中、先ず符号80は当該ロック装置2の筐体部を形
成するとともに当該ロック装置2を上記ドアインナパネ
ル42Aと該ドアインナパネル42Aとともに閉断面構造のド
アボデーを構成するドアアウタパネル42Bとからなる当
該ドアボデーの後端部内に第2図、第3図に示すように
取付ける取付部材となる例えば合成樹脂製のロックベー
スである。該ロックベース80には、その略中央部外側面
に位置して車体側の係合片に嵌合する嵌合溝81が形成さ
れており、該嵌合溝81内には上記車体側の係合片82と任
意に係合するロック爪が上下方向に回動可能に軸支され
ている(図示省略)。
一方、上記嵌合溝81の背面部(車体前方側面部)は第1
図に示すように上記嵌合溝81の大きさに応じて所定幅車
体前方側に突出した突部83を有している。そして、上記
ロックベース80の当該背面側には上記嵌合溝背面側の突
部83面を除いて略全面に亘って金属板製のセットプレー
ト84が一体的に取付けられ、該セットプレート84を介し
て上記ロックベース80に対し後に述べるロック機構が取
付けられている。また、上記セットプレート84は、上記
ロックベース80の車室側端部の所で車体前方側に直角に
折り曲げられドアインナパネル42Aに沿って所定幅車体
前方に延びる側壁部85を有している。
ロック機構は、上記セットプレート84を介しロックベー
ス80側に植設固定されている第1支点ピン61に枢支され
た第1レバー(実用新案登録請求の範囲中のプッシュレ
バーに該当する)50と、該第1レバー50の他端50bに係
合可能に上記側壁部85側で第2支点ピン62により上下方
向に回動可能に枢支された第2レバー51と、上記第1レ
バー50の一端50aに第3支点ピン63を介して枢支された
第3レバー52と、第4支点ピン64に枢支された第4レバ
ー53と、ロック解除レバー54とを備えて構成されてい
る。
上記第1レバー50は、上記側壁部85との間のスプリング
57によって常時矢印D方向に回動付勢されているが、上
記第2レバー51をインナーハンドル連結リンク33を介し
て上述のドアインナーハンドル31で回動操作することに
より上記スプリング57のバネ力に抗して矢印C方向に回
動せしめられるようになっている。また、この第1レバ
ー50は、上記第3支点ピン63に長穴係合されたアウター
ハンドル連結リンク35を上述のドアアウターハンドル29
によって下方に押圧操作することにより同様に矢印C方
向に回動せしめられるようになっている。そして、該矢
印D又はC方向の回動角は、それぞれ装置中央部の上記
ロックベース80の嵌合溝背面側突部83の上縁部に設けら
れた第1および第2のストッパ部材501,502によって規
制されるようになっている。
第3レバー52は、上記第1レバー50の回動に連動して上
下方向(矢印E−F方向)に移動せしめられると同時
に、上記第3支点ピン63を中心として左右方向(矢印G
−H)方向に揺動可能に構成されている。この第3レバ
ー52は、後述するロック解除レバー54に設けた係合部72
と当接係合可能な係合部71を備えるとともに、後述する
第4レバー53の係合部73に対して矢印G−第4レバー53
はその一端53aにインナードアロックノブ32に連動連結
されたロックノブ連結リンク34が、また他端53bにはキ
ーシリンダ30の回動操作により押引操作されるキーシリ
ンダ連結リンク36がそれぞれ連結されており、該インナ
ードアロックノブ32及びキーシリンダ30の操作に連動し
て第1図において実線で図示する位置と鎖線で図示(符
号53′)する位置との間で矢印I−J方向に回動せしめ
られるようになっている。従って、この第4レバー53の
矢印I−−J方向への回動に伴って、上記第3レバー52
は矢印G−H方向に揺回動せしめられ、第1図に実線で
図示する第1の回動位置と同図において鎖線で図示(符
号52′)する第2の回動位置の2位置間で回動せしめら
れる。
ロック解除レバー54は、その一端54aを上記第3レバー5
2の係合部71に当接可能な係合部72とする一方、他端54b
には上記連動連結部材8の一端を連結している。このロ
ック解除レバー54は、スプリング(図示省略)により常
時矢印I方向へ付勢されておりしかもその矢印I方向へ
の最大回動位置は上記係合部72がセットプレート84側に
形成した開口58の上縁に当接することにより規制され
る。このロック解除レバー54は、矢印I方向へ回動規制
された状態においてはロック作用をなし(以下、この時
のレバー位置をロック位置という)、上記第3レバー52
の係合部71により矢印J方向へ回動された状態(鎖線図
示(符号52′))においてはロック解除を行なう(以
下、この時のレバー位置をロック解除位置という)よう
になっている。尚、上記第3レバー52は、その第2の回
動位置においては係合部71が上記ロック解除レバー54の
係合部72と係合しないようにその回動角度が設定されて
いる。
このように構成されたドアロック装置2においては、イ
ンナードアロックノブ32とキーシリンダ30とがともにロ
ック解除状態にある場合(第1図実線図示状態)にドア
インナーハンドル31あるいはドアアウターハンドル29が
開操作されると、先ず上記第1レバー50が矢印C方向に
回動し、これに伴って上記第3レバー52が矢印F方向に
移動し、その係合部71がロック解除レバー54の係合部72
と当接係合して当該ロック解除レバー54が上記ロック位
置からロック解除位置に移動され、その結果フロントド
ア1が開かれる。この場合、上記第1レバー50の上記ロ
ック解除方向(矢印C方向)への回動角は、上記ロック
ベース80の嵌合溝背面側の突部83の上縁部に設けられた
第2のストッパ部材502がその他端側底部50cに当接する
ことによって位置規制され、また他方当該ロック解除完
了後の上記第1レバー50のスプリング57の引張力による
矢印D方向への復帰回動位置は上記第1支点ピン61を挟
んでそれと反対側に同じように設けられた上記第1のス
トッパ部材501がその一端側底部50bに当接することによ
って規制される。従って、本実施例の上記ストッパ手段
構成の場合には、上記第1レバー50の他端(車室側端
部)50dを少なくとも上記第2レバー51の先端と係合す
る図示位置まで延設すれば十分で、第1図に参考の為に
仮想線で示してあるように上記セットプレート84の側壁
部85を貫通してドアインナパネル42Aに隣接する程の位
置まで延出させる必要がないから、当該車両が側突を受
けた場合にもドアインナパネル42Aとの干渉を生じる恐
れはなくなる。
他方、上記インナードアロックノブ32とキーシリンダ30
がともにロック状態にある場合には、上記第3レバー52
が第2の回動位置にあり該第3レバー52の係合部71は上
記ロック解除レバー54の係合部72とは係合し得ない状態
となっている。このため、この状態ではいくらドアアウ
ターハンドル29あるいはドアインナーハンドル31を操作
しても上記フロントドア1は開かず、閉状態のままに保
持される。一方、上述したように、キーシリンダ30及び
インナードアロックノブ32がロック解除状態にある場合
においてドアアウターハンドル29あるいはドアインナー
ハンドル31が開操作されると、上記第3レバー52を介し
て上記ロック解除レバー54がロック位置からロック解除
位置に回動されるわけであるが、この場合、このロック
解除レバー54の他端54bに連動連結部材8が連結されて
いるため、この連動連結部材8を介して上記アウターハ
ンドル29及びインナーハンドル31の開操作力が上記ベル
トロック装置3の掛止爪部材22の係合部26にそのロック
解除操作力として伝達され、該ベルトロック装置3が上
記ドアロック装置2のロック解除に連動して自動的にロ
ック解除されることになる。
従って、先ず乗車時にはイグニッションスイッチはOFF
状態で且つ以前の降車時に上述のベルトロック装置3が
既にロック解除されているため、第7図に示す如くスラ
イド部材12はスプリング13のバネ力により非装着位置に
位置決めされている。従って、シートベルト4はベルト
非装着状態にあり、フロントシート5とシートベルト4
との間に比較的大きなスペース確保されているため、乗
員な何ら支障なくスムーズにフロントシート5に着座す
ることができる。
フロントシート5に乗員が着座してフロントドア1を閉
め、しかる後、イグニッションスイッチをONすると、ウ
インチ機構9が作動を開始し、スライド部材12は該ウイ
ンチ機構9により非装置位置からガイドレール後端部11
b側に引き寄せられ、装着位置に位置決めされ且つ同時
にベルトロック装置3によってロックされる。このベル
トロック装置3のロック完了と同時に上記ウインチ機構
9がOFFとなり、シートベルト4は第6図に示すように
ベルト装着状態に設定保持される(シートベルトの装着
操作の完了)。
次に、上記第6図に示すベルト装着状態からシートベル
ト4を外して降車する場合には、先ずイグニッションス
イッチを切り、インナードアロックノブ32を解除操作し
た後、ドアインナーハンドル31を開操作すると、上記ベ
ルトロック装置3のロック状態が解除されスライド部材
12はスプリング13のバネ力により一気に装着位置から非
装着位置まで移動せしめられ、瞬時にしてシートベルト
4はベルト装着状態からベルト非装着状態に設定され
る。
次に、第8図は本考案の第2実施例に係る車両のドアロ
ック装置を示している。
この第2実施例では上記第1実施例の場合と全く同様の
第1レバー(プッシュレバー)50の開口位置規制構造
(第1および第2のストッパ部材501,502の設置によ
り、上記第1レバー50の他端50dのセットプレート側壁
部85外への突出を不要とすることによるドアインナパネ
ル42Aとの干渉防止)に加えて更に上記ロック解除レバ
ー54(後述する本実施例では、符号97で示している)の
他端54b(同97b)と上記セットプレート側壁部85との間
隙が小さい場合の両部材97,85の車両側突時の干渉をも
併せて防止するようにしたことを特徴とするものであ
る。
以下、上記第1の実施例と共通する部分には、当該第1
の実施例と同一の符号を付し、又相異する部分には異な
る符号を付してその特徴となる構成を中心として説明す
る。
先ず本実施例では、上記ドアアウタハンドル29に連結さ
れるアウターハンドル連結リンク35が、上記第1レバー
(プッシュレバーに該当する)50の一端側50a及び第3
レバー52の基端側の連結部に対し長穴係合ではなく第3
支点ピン63を介して同軸に枢着結合されている。
そして、一方上記第3レバー52の先端部側には長穴52a
が形成されており、該長穴52aを介して第4レバー53の
作動片91の第5支点ピン55に遊嵌状態で係合されてい
る。該第4レバー53は、第4支点ピン64に枢支されて矢
印I又はJ方向に回動可能となっており、上記第1実施
例の場合と同様に矢印I方向に所定角回動した位置で上
述のロック部材をロック状態に保持する。そして、該ロ
ック状態では、そのストッパ片92がセットプレート84上
の所定設定位置に所定高さ上方に延びて植設されている
回動係止部材90に矢印I方向に当接して位置規制され
る。他方、ロック解除状態では上記第4レバー53のセー
フティードアロック側連結リンク93およびパワードアロ
ック側連結リン94に各々結合されるリンクレバー95が上
記回動位置係止部材90に矢印J方向、すなわち図示の状
態に当接することにより各々位置規制されるようになっ
ている。また、外端側のリンクレバー96はキーシリンダ
連結リンク36に結合される。
さらに、符号97はロック解除レバーであり、該ロック解
除レバー97は、その一端97a側を上記第3レバー52の外
側部(図示左側部)に形成されている係合部71aに当接
可能な係合部に形成されている一方、他方他端97b側は
上記セットプレート84の上記側壁部85付近まで延設され
た後さらに上方向から外方側に鉤状に折り曲げられてそ
の先端97cが上記第3レバー52の内側部(図示右側部)
に形成されている第2の係合部71bに当接可能な係合部
に形成され、第6支点ピン98により上記セットプレート
84に矢印M又はN方向に回動可能に枢着されている。該
ロック解除レバー97は、その下面側に設けられた図示し
ないスプリングにより常時矢印M方向に付勢されてい
る。
そして、上記ロック解除レバー97の他端97b側鉤状の折
り曲げ部99に対応するセットプレート84側の上記側壁部
85には、図示のように車両の側突時等に上記ロック解除
レバー97の他端97b側が上記隣接するセットプレート84
の側壁部85と干渉することによってロック状態が解除さ
れるのを防止するための逃がし穴85Aが形成されてい
る。
従って、本実施例の車両のドアロック装置の場合には、
第1レバー(プッシュレバー)50とドアインナパネル42
Aとの干渉を避けることができることに加え、更に上記
逃がし穴85Aによってロック解除レバー97とセットプレ
ート84の側壁部85との間隙が小さい場合にも両部材97,8
5の干渉を避けることができるようになるから、車両側
突時等においても確実なロック状態を維持し得るドアロ
ック装置を提供することができるようになる。
なお、以上の各実施例では、第1、第2のストッパ部材
501,502をロックベース80に設けたが、これはセットプ
レート84に設けるようにすることもできる。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、ドアインナパネルと
ドアアウタパネルとからなるドアボデーの後端部内に取
付けられたロックベースと、該ロックベースに固定され
該ロックベースの上記ドアインナパネル側端部から当該
ドアインナパネルに沿って車体前方に所定幅延設された
側壁部を有するセットプレートと、上記ロックベースに
回動自在に枢着されその一端が上記セットプレートの上
記側壁部よりも上記ドアアウタパネル側に寄った位置で
ドアアウタハンドル側に連結されたロック解除用のプッ
シュレバーと、該プッシュレバーの回動角を規制するス
トッパ手段とを備えてなる車両のドアロック装置におい
て、上記プッシュレバーはその他端が上記ドアインナパ
ネルと直交する方向に延びて上記セットプレートの側壁
部ドアアウタパネル面側付近まで延設され、該延設端が
ドアインナハンドル側に連結されているとともに、他方
その枢着部が上記ドアインナパネルに沿って車体前後方
向に平行に配設された軸を支点として回動自在に支持さ
れ、且つ該枢着部下部が下方に突出している一方、上記
ストッパ手段が、上記プッシュレバーの枢着部下部両側
に位置し、且つ上記プッシュレバーよりも所定距離離間
して上記セットプレート又はロックベースに固定して設
けられいて上記プッシュレバーの回動時に上記プッシュ
レバーの枢着部下部両側に当接してその回動を規制する
第1および第2の突状のストッパ部材よりなることを特
徴とするものである。
すなわち、本考案によると、上記のように、プッシュレ
バーの枢着部下部を下方に突出させるとともに、該突出
部の両側に回動時に当接して当該プッシュレバーの両方
向回動位置の規制を行う第1、第2の突状のストッパ部
材を設けてストッパ構造を構成し、プッシュレバーの両
方向の回動範囲を、セットプレートの側壁部ドアアウタ
パネル側面より車外方向に離間し且つ同当該プッシュレ
バーの下方に突出した枢着部下部の両側に位置してセッ
トプレート又はロックベースに設けられた同第1および
第2の突条のストッパ部材によって適切に規制するよう
にしている。
従って、セットプレートの側壁部方向に延びるプッシュ
レバーの他端は少なくとも当該セットプレートの側壁部
ドアアウタパネル側面よりも車外側に位置しさえすれば
よく、従来のようにドアインナパネル側に突出させる必
要がなくなるので、側突時のドアインナパネルとの干渉
による誤動作(ドアの開放)を防止できるとともに、プ
ッシュレバー自体の大きさを十分に小さくコンパクトに
設計することができるメリットが生じる。また、プッシ
ュレバーがコンパクトになる分だけ作動スペースも小さ
くて済、ロック機構の小型化によりスペースファクター
を向上させることができる。
しかも、該ストッパ構造では上記のように突条のストッ
パ部材を突条となったプッシュレバー枢着部下部の両側
に配置しているので、プッシュレバーの回動軌跡を可及
的に小さくすることができ、上記プッシュレバー自体の
コンパクト化と併せて結局ロック機構そのものをも十分
に小さく製作することが可能となる。
さらに、上記のようなストッパ構造によると、従来のよ
うにセットプレートの側壁部にストッパ穴を形成する構
造の場合に比べて部品加工も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例に係る車両のドアロック
装置のドアボデー内から見た背面図、第2図は、同実施
例に於けるパッシブシートベルト装置を備えた自動車の
フロントドアの車室側の側面図、第3図は、第2図のII
−II線切断要部縦断面図、第4図は、第2図のIII部拡
大矢視図、第5図は、第4図のIV−IV線縦断面図、第6
図及び第7図は、上記実施例に於けるパッシブシートベ
ルト装置部の作動説明図、第8図は、本考案の第2実施
例に係る車両のドアロック装置の斜視図、第9図は、従
来の車両のドアロック装置の上記第1図と同様の背面図
である。 42A……ドアインナパネル 42B……ドアアウタパネル 50……第1レバー(プッシュレバー) 61……第1支点ピン 80……ロックベース 83……突部 84……セットプレート 85……側壁部 501……第1のストッパ部材 502……第2のストッパ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアインナパネルとドアアウタパネルとか
    らなるドアボデーの後端部内に取付けられたロックベー
    スと、該ロックベースに固定され該ロックベースの上記
    ドアインナパネル側端部から当該ドアインナパネルに沿
    って車体前方に所定幅延設された側壁部を有するセット
    プレートと、上記ロックベースに回動自在に枢着されそ
    の一端が上記セットプレートの上記側壁部よりも上記ド
    アアウタパネル側に寄った位置でドアアウタハンドル側
    に連結されたロック解除用のプッシュレバーと、該プッ
    シュレバーの回動角を規制するストッパ手段とを備えて
    なる車両のドアロック装置において、上記プッシュレバ
    ーはその他端が上記ドアインナパネルと直交する方向に
    延びて上記セットプレートの側壁部ドアアウタパネル面
    側付近まで延設され、該延設端がドアインナハンドル側
    に連結されているとともに、他方その枢着部が上記ドア
    インナパネルに沿って車体前後方向に平行に配設された
    軸を支点として回動自在に支持され、且つ該枢着部下部
    が下方に突出している一方、上記ストッパ手段が、上記
    プッシュレバーの枢着部下部両側に位置し、且つ上記プ
    ッシュレバーよりも所定距離離間して上記セットプレー
    ト又はロックベースに固定して設けられていて上記プッ
    シュレバーの回動時に上記プッシュレバーの枢着部下部
    両側に当接してその回動を規制する第1および第2の突
    状のストッパ部材よりなることを特徴とする車両のドア
    ロック装置。
JP15550087U 1987-10-08 1987-10-08 車両のドアロック装置 Expired - Lifetime JPH0723495Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49124723A (ja) * 1973-03-31 1974-11-29
JPS5847181U (ja) * 1981-09-22 1983-03-30 株式会社島津製作所 3軸センサ組合せ体
JPS59152069U (ja) * 1983-03-30 1984-10-12 株式会社大井製作所 自動車用ドアロツク装置の施解錠機構

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