JPH0723613Y2 - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPH0723613Y2 JPH0723613Y2 JP1988084493U JP8449388U JPH0723613Y2 JP H0723613 Y2 JPH0723613 Y2 JP H0723613Y2 JP 1988084493 U JP1988084493 U JP 1988084493U JP 8449388 U JP8449388 U JP 8449388U JP H0723613 Y2 JPH0723613 Y2 JP H0723613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- theory
- bearing
- seal
- annular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/762—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
- F16C33/763—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
- F16C33/765—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はシール装置に磁性流体を用いた軸受装置に関
するものである。
するものである。
従来のこの種の軸受装置としては、例えば、磁気ディス
クスピンドルに使用されているものがある。第2図およ
び第3図に示すものがそれであって、第2図はその断面
図、第3図は第2図の要部拡大図である。
クスピンドルに使用されているものがある。第2図およ
び第3図に示すものがそれであって、第2図はその断面
図、第3図は第2図の要部拡大図である。
図において、Hはハウジング、Sはシャフト、Bはハウ
ジングHとシャフトSとの間に介装した軸受、Cはシー
ル装置、RはシャフトSに取り付けたロータ、Dはこの
ロータRの外周部に設けた磁気ディスク、Pはシャフト
Sに取り付けたプーリで、図外の駆動ベルトによって駆
動されるようになっている。Fは防塵用ケースである。
ジングHとシャフトSとの間に介装した軸受、Cはシー
ル装置、RはシャフトSに取り付けたロータ、Dはこの
ロータRの外周部に設けた磁気ディスク、Pはシャフト
Sに取り付けたプーリで、図外の駆動ベルトによって駆
動されるようになっている。Fは防塵用ケースである。
上記軸受Bは、外輪1と内輪2との間に玉(転動体)3
を介装し、前記外輪1の端部に内輪2との間の開口部を
覆うグリースシール板4を設けた玉軸受であって、ハウ
ジングHに取り付けた止め輪5によって、所定の間隔を
おいて位置決めされている。
を介装し、前記外輪1の端部に内輪2との間の開口部を
覆うグリースシール板4を設けた玉軸受であって、ハウ
ジングHに取り付けた止め輪5によって、所定の間隔を
おいて位置決めされている。
シール装置Cは、第3図のように、1対のポールピース
6,6で磁石7を挟んで一体に接着したリング状のシール
部材8を、非磁性体の間座9を介して軸受Bのロータ側
へ配設し、かつ、そのシール部材8の外周面をハウジン
グHの内周面に接着固定し、シャフトSとの間にはシー
ルギャップgを設け、このシールギャップgに磁性流体
10を注入して構成してある。
6,6で磁石7を挟んで一体に接着したリング状のシール
部材8を、非磁性体の間座9を介して軸受Bのロータ側
へ配設し、かつ、そのシール部材8の外周面をハウジン
グHの内周面に接着固定し、シャフトSとの間にはシー
ルギャップgを設け、このシールギャップgに磁性流体
10を注入して構成してある。
このような構成になっているので、ポールピース6,6と
シャフトSとの間には磁気回路11が形成され、シールギ
ャップgに注入した磁性流体10は充分な耐圧性をもって
保持される。その結果、軸受Bに封入されている潤滑
剤、例えばグリースなとの油分が蒸発したミストは、こ
れを磁性ディスクD側へ洩れないように完全にシールす
ることができる。
シャフトSとの間には磁気回路11が形成され、シールギ
ャップgに注入した磁性流体10は充分な耐圧性をもって
保持される。その結果、軸受Bに封入されている潤滑
剤、例えばグリースなとの油分が蒸発したミストは、こ
れを磁性ディスクD側へ洩れないように完全にシールす
ることができる。
しかしながら、このような従来の軸受装置にあっては、
シール部材8を1対のポールピース6,6と磁石7の3層
構造とし、さらに、この部材8と軸受Bとを間座9を介
して並列した構造となっているから、シール装置Cのシ
ャフトS方向へ占める容積、すなわち、シール部材8の
厚さ(2h1+h2)に間座9の厚さを加えた全体の厚さt
が大きくなり、磁気ディスクモータのように、薄形化が
要求されているモータに適さない、という問題があっ
た。
シール部材8を1対のポールピース6,6と磁石7の3層
構造とし、さらに、この部材8と軸受Bとを間座9を介
して並列した構造となっているから、シール装置Cのシ
ャフトS方向へ占める容積、すなわち、シール部材8の
厚さ(2h1+h2)に間座9の厚さを加えた全体の厚さt
が大きくなり、磁気ディスクモータのように、薄形化が
要求されているモータに適さない、という問題があっ
た。
この考案は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、シール装置の磁気回路を磁性シール板
と軸受とを利用して形成するとともに、内輪または外輪
に設けた環状の切り欠き部にシール装置を装着すること
によって、装置を薄形化できるとともに、ポールピース
と外輪がショートサーキットを作らない構成にすること
によって、磁性流体の耐圧性を十分維持できる軸受装置
を提供することを目的とする。
なされたもので、シール装置の磁気回路を磁性シール板
と軸受とを利用して形成するとともに、内輪または外輪
に設けた環状の切り欠き部にシール装置を装着すること
によって、装置を薄形化できるとともに、ポールピース
と外輪がショートサーキットを作らない構成にすること
によって、磁性流体の耐圧性を十分維持できる軸受装置
を提供することを目的とする。
この考案に係る軸受装置は、第1磁性軌道論と、この第
1磁性軌道論と同軸的に磁性転動体を介して相対回転す
る第2磁性軌道論と、両軌道論の間に装着したシール装
置とよりなり、かつ前記第1磁性軌道論は、外側面の磁
性転動体側に環状の切り欠き部を有し、前記シール装置
は、前記切り欠き部の中に入れて、この切り欠きの側壁
に固着した環状の磁性板と、前記切り欠き部の中に一部
を入れて、前記磁性板の外側面に固着した環状の磁石
と、前記第2磁性軌道論との間にシールギャップを設け
て前記環状の磁石に固着した環状のポールピースと、前
記シールギャップに介在させた磁性流体とより構成した
ものである。
1磁性軌道論と同軸的に磁性転動体を介して相対回転す
る第2磁性軌道論と、両軌道論の間に装着したシール装
置とよりなり、かつ前記第1磁性軌道論は、外側面の磁
性転動体側に環状の切り欠き部を有し、前記シール装置
は、前記切り欠き部の中に入れて、この切り欠きの側壁
に固着した環状の磁性板と、前記切り欠き部の中に一部
を入れて、前記磁性板の外側面に固着した環状の磁石
と、前記第2磁性軌道論との間にシールギャップを設け
て前記環状の磁石に固着した環状のポールピースと、前
記シールギャップに介在させた磁性流体とより構成した
ものである。
(1)上記磁石は、第1磁性軌道論に固着され、かつこ
れに取り付けた磁性板に並設されているので、磁石から
軸受へ流れる磁束の通路が広くなり、磁束の数が増加す
る。このため、シールギャップを通る磁束も多くなり、
同ギャップの磁束密度が高くなる。
れに取り付けた磁性板に並設されているので、磁石から
軸受へ流れる磁束の通路が広くなり、磁束の数が増加す
る。このため、シールギャップを通る磁束も多くなり、
同ギャップの磁束密度が高くなる。
また、シール装置と軸受とシャフトとの間に形成される
磁気回路には、シールギャップが1つだけ設けられてい
る。つまり、シール装置と軸受の間に1つのシールギャ
ップが設けられ、軸受がポールピースとして機能するよ
うに構成されている。このため、シールギャップの磁束
密度が従来の2つのシールギャップのそれより高くな
る。
磁気回路には、シールギャップが1つだけ設けられてい
る。つまり、シール装置と軸受の間に1つのシールギャ
ップが設けられ、軸受がポールピースとして機能するよ
うに構成されている。このため、シールギャップの磁束
密度が従来の2つのシールギャップのそれより高くな
る。
上記2つの理由によって、シールギャップに保持される
磁性流体の耐圧力が大きくなる。
磁性流体の耐圧力が大きくなる。
(2)軸受をポールピースとして利用するので、環状の
ポールピースが1枚で済むし、シールギャップにおける
磁束密度を従来のレベルに近づければ、環状の磁石の厚
さもそれだけ薄くでき、従来のようにシール装置と軸受
の間に介装していた間座も不要になる。
ポールピースが1枚で済むし、シールギャップにおける
磁束密度を従来のレベルに近づければ、環状の磁石の厚
さもそれだけ薄くでき、従来のようにシール装置と軸受
の間に介装していた間座も不要になる。
また、磁性シール板と環状の磁石の一部を、第1磁性軌
道部材に設けた環状の切り欠き部の中に入れて取り付け
たので、シール装置の厚さが薄くなると同時に、磁石の
全部が切り欠き部の中に入っていないので、ポールピー
スと第1磁性軌道論とがショートサーキットを作らな
い。
道部材に設けた環状の切り欠き部の中に入れて取り付け
たので、シール装置の厚さが薄くなると同時に、磁石の
全部が切り欠き部の中に入っていないので、ポールピー
スと第1磁性軌道論とがショートサーキットを作らな
い。
以下、この考案の実施例を第1図によって説明する。第
2,3図におけると同一または均等部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
2,3図におけると同一または均等部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
図において、k1は外輪1の軸方向側面に設けた環状の切
り欠き部、k2は内輪2の軸方向側面に設けた環状の切り
欠き部である。両切り欠き部k1,k2が外輪1と内輪2に
またがる凹部を形成している。グリースシール板4は上
記環状の切り欠き部k1の中に入っていて、この切り欠き
部の側壁に固着されている。
り欠き部、k2は内輪2の軸方向側面に設けた環状の切り
欠き部である。両切り欠き部k1,k2が外輪1と内輪2に
またがる凹部を形成している。グリースシール板4は上
記環状の切り欠き部k1の中に入っていて、この切り欠き
部の側壁に固着されている。
C1はシール装置で、グリースシール板4に固着した環状
の磁石12と、この磁石12に固着した環状のポールピース
13と、このポールピース13とシャフトSとの間に設けた
シールギャップgに注入した磁性流体14とより構成され
ている。磁石12とポールピース13は、いずれも板状にな
っていて、あらかじめ一体に接着してシール部材eとし
た上で、グリースシール板4の上に固着する。このと
き、磁石12の内周縁は、上記切り欠き部k2に臨み、相互
に一定の間隙をおいて干渉しいようになっている。
の磁石12と、この磁石12に固着した環状のポールピース
13と、このポールピース13とシャフトSとの間に設けた
シールギャップgに注入した磁性流体14とより構成され
ている。磁石12とポールピース13は、いずれも板状にな
っていて、あらかじめ一体に接着してシール部材eとし
た上で、グリースシール板4の上に固着する。このと
き、磁石12の内周縁は、上記切り欠き部k2に臨み、相互
に一定の間隙をおいて干渉しいようになっている。
上記外輪1,内輪2,玉3,グリースシール板4およびシャフ
トSは、いずれも磁性体で造られている。
トSは、いずれも磁性体で造られている。
この実施例の場合、外輪1がこの考案という第1磁性軌
道論であり、シャフトSとこれに取り付けた内輪2がこ
の考案にいう第2磁性軌道論である。
道論であり、シャフトSとこれに取り付けた内輪2がこ
の考案にいう第2磁性軌道論である。
このような構成となっているので、シール装置C1とシャ
フトSと軸受Bとの間には、磁気回路15が形成され、シ
ールギャップgの磁性流体14はシール機能を維持するの
に充分な耐圧性をもって保持される。
フトSと軸受Bとの間には、磁気回路15が形成され、シ
ールギャップgの磁性流体14はシール機能を維持するの
に充分な耐圧性をもって保持される。
実施例において構成される磁気回路15は、従来のものと
異なり、磁性流体でシールされる部分のみギャップを有
し、もう一方は外輪から転動体(玉)を介し、内輪まで
接触しており、油膜厚さは微小なので無視すると、直接
連結されている。
異なり、磁性流体でシールされる部分のみギャップを有
し、もう一方は外輪から転動体(玉)を介し、内輪まで
接触しており、油膜厚さは微小なので無視すると、直接
連結されている。
また、この実施例では、グリースシール板4が磁性体で
あるが、磁路はグリースシール板4と内輪の間を通るよ
りも、直接接触する外輪、玉、内輪を通過して形成され
る。
あるが、磁路はグリースシール板4と内輪の間を通るよ
りも、直接接触する外輪、玉、内輪を通過して形成され
る。
従来のシール構造では、2つのシールギャップgを介し
てしか磁路が形成できないのに対して、実施例のシール
構造は磁性流体の注入部以外は、直接磁性体で連絡して
いるために、磁束密度を高くできる。逆に言えば、必要
な所定の耐圧力を得るための磁石の厚さは、この考案で
は従来品よりはるかに小さくすることができる。
てしか磁路が形成できないのに対して、実施例のシール
構造は磁性流体の注入部以外は、直接磁性体で連絡して
いるために、磁束密度を高くできる。逆に言えば、必要
な所定の耐圧力を得るための磁石の厚さは、この考案で
は従来品よりはるかに小さくすることができる。
このように、ポールピースが1枚ですむこと、磁石の厚
さを薄くできること、の2つの効果により、薄いシール
構造が可能である。
さを薄くできること、の2つの効果により、薄いシール
構造が可能である。
つぎに、従来2枚使用していたポールピース6,6のうち
の1枚と、軸受Bとの間に介装していた間座9が不要に
なるから、その分、シール装置C1のシャフトS方向へ占
める容積、すなわちシール装置C1の厚さt1を従来のシー
ル装置Cの厚さtより薄くできる。
の1枚と、軸受Bとの間に介装していた間座9が不要に
なるから、その分、シール装置C1のシャフトS方向へ占
める容積、すなわちシール装置C1の厚さt1を従来のシー
ル装置Cの厚さtより薄くできる。
また、グリースシール板4と磁石の一部を、外輪1に設
けた環状の切り欠き部k1の中に取り付け、玉3側へより
近付けるようにしたので、シール装置の厚さが薄くなる
と同時に、磁石12の全部が切り欠き部k1,k2の中に入っ
ていないので、ポールピース13と外輪1とがショートサ
ーキットを作らない。このため、磁気ディスクスモータ
等の薄形化が可能になる。
けた環状の切り欠き部k1の中に取り付け、玉3側へより
近付けるようにしたので、シール装置の厚さが薄くなる
と同時に、磁石12の全部が切り欠き部k1,k2の中に入っ
ていないので、ポールピース13と外輪1とがショートサ
ーキットを作らない。このため、磁気ディスクスモータ
等の薄形化が可能になる。
また、この実施例では、磁石12とポールピース13とを接
着するだけでシール部材eを形成できる。このため、そ
の接着工数が少なくて接着作業に手間がかからないだけ
でなく、従来のように、ポールピース6,6相互間の同心
度を出す必要がなくなるから、シャフトSに対する同心
度を出し易くなる。このため、シール装置の組付精度を
上げることができ、したがって、この面でも、磁性流体
の耐圧性が向上する。
着するだけでシール部材eを形成できる。このため、そ
の接着工数が少なくて接着作業に手間がかからないだけ
でなく、従来のように、ポールピース6,6相互間の同心
度を出す必要がなくなるから、シャフトSに対する同心
度を出し易くなる。このため、シール装置の組付精度を
上げることができ、したがって、この面でも、磁性流体
の耐圧性が向上する。
つぎに、上述のように、軸受を磁極(ポールピース)の
一つとして利用することは、多大な利益をもたらすが、
一般的には問題点として、軸受内に磁束を通すことによ
る音響寿命の低下が懸念される。音響寿命の低下は、軸
受内に摩耗が発生した場合、摩耗粉が磁気に捕えられ転
動部から離脱しにくいために、転動面に傷がついて生ず
るものと考えられる。
一つとして利用することは、多大な利益をもたらすが、
一般的には問題点として、軸受内に磁束を通すことによ
る音響寿命の低下が懸念される。音響寿命の低下は、軸
受内に摩耗が発生した場合、摩耗粉が磁気に捕えられ転
動部から離脱しにくいために、転動面に傷がついて生ず
るものと考えられる。
この点についても、考案者は多数の耐久テストを行っ
た。
た。
その結果、通常、大小を問わず、軸受内に磁束を通すこ
とは嫌われるにも拘らず、実験してみると、磁気ディス
クモータのように、周辺温度,荷重,回転数,取付精度
などの条件が穏やかで恵まれている場合、ほとんど摩耗
そのものが発生しないので、問題は生じそうにないこと
が明らかになった。しかし、最も摩耗を生じやすい部分
は玉との間ですべる保持器であるので、この保持器を非
磁性のステンレスやプラスチックにすることが好まし
く、特に、プラスチック保持器を使えば、グリース潤滑
下では摩耗することがなく、この考案の軸受装置として
最も適合したものとなる。すなわち、このプラスチック
保持器を使った軸受装置をこの考案に適用すれば、さら
に高い機能をもった軸受装置が得られる。また、積極的
に軸受内の磁束を利用して、転動体のところに磁性流体
を保持させ、グリースではなく、磁性流体そのもので軸
受を潤滑させることができる。
とは嫌われるにも拘らず、実験してみると、磁気ディス
クモータのように、周辺温度,荷重,回転数,取付精度
などの条件が穏やかで恵まれている場合、ほとんど摩耗
そのものが発生しないので、問題は生じそうにないこと
が明らかになった。しかし、最も摩耗を生じやすい部分
は玉との間ですべる保持器であるので、この保持器を非
磁性のステンレスやプラスチックにすることが好まし
く、特に、プラスチック保持器を使えば、グリース潤滑
下では摩耗することがなく、この考案の軸受装置として
最も適合したものとなる。すなわち、このプラスチック
保持器を使った軸受装置をこの考案に適用すれば、さら
に高い機能をもった軸受装置が得られる。また、積極的
に軸受内の磁束を利用して、転動体のところに磁性流体
を保持させ、グリースではなく、磁性流体そのもので軸
受を潤滑させることができる。
現在、グリースとしてミストの発生しにくい硬いグリー
スを使用しているため、軸受に異音が発生しやすいとい
う問題があるが、磁性流体は油が溶媒なので、きわめて
潤滑性が高く、トルクが低下し、異音も発生しない、と
いう大きなメリットを有する。
スを使用しているため、軸受に異音が発生しやすいとい
う問題があるが、磁性流体は油が溶媒なので、きわめて
潤滑性が高く、トルクが低下し、異音も発生しない、と
いう大きなメリットを有する。
以上説明したように、この考案によれば、シール装置の
磁性流体を保持するための磁気回路を、軸受と磁性シー
ル板とを利用して構成するとともに、第1磁性軌道論に
設けた環状の切り欠き部の中に磁性板を入れ、さらに磁
石の一部を入れて装着するようにしたから、磁気ディス
ク装置等の装置の薄形化が可能になり、かつ磁石の全部
が切り欠き部の中に入っていないので、ポールピースと
第1磁性起動部材とがショートサーキットを作らず、磁
性流体の耐圧性を十分維持することができる。
磁性流体を保持するための磁気回路を、軸受と磁性シー
ル板とを利用して構成するとともに、第1磁性軌道論に
設けた環状の切り欠き部の中に磁性板を入れ、さらに磁
石の一部を入れて装着するようにしたから、磁気ディス
ク装置等の装置の薄形化が可能になり、かつ磁石の全部
が切り欠き部の中に入っていないので、ポールピースと
第1磁性起動部材とがショートサーキットを作らず、磁
性流体の耐圧性を十分維持することができる。
第1図はこの考案の実施例を示す要部断面図、第2図は
従来の軸受装置の断面図、第3図は第2図の要部拡大図
である。 H……ハウジング S……シャフト(第2磁性軌道論) B……軸受 1……外輪(第1磁性軌道論) 2……内輪(第2磁性軌道論) 3……玉(磁性転動体) 4……グリースシール板(磁性板) C1……シール装置 12……環状の磁石 13……環状のポールピース g……シールギャップ 14……磁性流体 k1,k2……環状の切り欠き部
従来の軸受装置の断面図、第3図は第2図の要部拡大図
である。 H……ハウジング S……シャフト(第2磁性軌道論) B……軸受 1……外輪(第1磁性軌道論) 2……内輪(第2磁性軌道論) 3……玉(磁性転動体) 4……グリースシール板(磁性板) C1……シール装置 12……環状の磁石 13……環状のポールピース g……シールギャップ 14……磁性流体 k1,k2……環状の切り欠き部
Claims (1)
- 【請求項1】第1磁性軌道論と、この第1磁性軌道論と
同軸的に磁性転動体を介して相対回転する第2磁性軌道
論と、両軌道論の間に装着したシール装置とよりなり、
かつ前記第1磁性軌道論は、外側面の磁性転動体側に環
状の切り欠き部を有し、前記シール装置は、前記切り欠
き部の中に入れて、この切り欠きの側壁に固着した環状
のグリースシール板と、前記切り欠き部の中に一部を入
れて、前記グリースシール板の外側面に固着した環状の
磁石と、前記第2磁性軌道論を取り付けたシャフトとの
間にシールギャップを設けて前記環状の磁石の側面に、
第1軌道論の端面より外側に位置し、かつ第1軌道論に
接触しないように、固着した環状のポールピースと、前
記シールギャップに介在させた磁性流体とより構成した
ことを特徴とする軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988084493U JPH0723613Y2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988084493U JPH0723613Y2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | 軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0165425U JPH0165425U (ja) | 1989-04-26 |
| JPH0723613Y2 true JPH0723613Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31309180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988084493U Expired - Lifetime JPH0723613Y2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | 軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723613Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5677211B2 (ja) * | 2011-06-22 | 2015-02-25 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5712167A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-22 | Nippon Seiko Kk | Magnetic fluid sealing device |
| JPS5733222A (en) * | 1980-08-08 | 1982-02-23 | Nippon Seiko Kk | Sealed antifriction bearing |
-
1988
- 1988-06-28 JP JP1988084493U patent/JPH0723613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0165425U (ja) | 1989-04-26 |
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