JPH0723616Y2 - 事務機器等の紙送り装置用トルクリミッター - Google Patents

事務機器等の紙送り装置用トルクリミッター

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JPH0723616Y2
JPH0723616Y2 JP6166089U JP6166089U JPH0723616Y2 JP H0723616 Y2 JPH0723616 Y2 JP H0723616Y2 JP 6166089 U JP6166089 U JP 6166089U JP 6166089 U JP6166089 U JP 6166089U JP H0723616 Y2 JPH0723616 Y2 JP H0723616Y2
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torque limiter
plate
engaging projection
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主にファクシミリや電子複写機、OA機器のプ
リンター等の事務機器の紙送り機構等、比較的低トルク
を伝達する部分に用いられ、簡易な操作で回転軸に着脱
し得る事務機器等の紙送り装置用トルクリミッターに関
する。
(従来の技術) 従来、此種、事務機器の紙送り装置に用いられるトルク
リミッターには入力軸と出力軸との間にコイルスプリン
グを介在させ、入力軸から入力された回転トルクよりも
大きな逆回転トルクが出力軸側へかかっている場合に
は、入力軸から入力されたトルクは出力軸へは伝達され
ず、出力軸側へかかっている逆回転トルクが入力軸から
入力された回転トルクよりも小さくなった場合には、入
力軸から入力された回転トルクが出力軸へ伝達される所
謂バネクラッチを利用したものが多く散見されている。
近年、ファクシミリや電子複写機等の事務機器の普及に
より、これら事務機器の紙送り装置に用いられるトルク
リミッターの需要が急激に増加してきており、低コスト
且つ信頼性の高い製品が要求されている。
然し乍ら、前記の如くのバネクラッチを利用したトルク
リミッターは、その構造上、寸法精度の僅かな違いや湿
度の影響によりトルクのバラツキが生じ易く、その作動
上の信頼性に乏しいものであった。
本件出願人は、斯かる難点に対処すべく、実開昭61−19
3937号として、ヒステリシス特性を有する金属板、即ち
ヒス板に着目し、当該ヒス板と磁性体とを利用し、且つ
これに増速の為の遊星歯車機構を組み合わせた構成のト
ルクリミッターを提案したが、これは、その遊星歯車支
持構造において、回転中心を正確に求めなければなら
ず、遊星歯車の支持部材にかなり高度な寸法精度が要求
され、部品の製造コストが高いものとなっている。
更に、本件出願人はこの様な技術的課題に対処すべく特
開昭63−47523号として、遊星歯車支持構造に自動調芯
機能を備えたものを提案した。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した2件の発明、考案は夫々、所期の目的を達成
し、有用な効果を発揮しているが、近時ではファクシミ
リや電子複写器等の事務機器が益々小型化される傾向に
あり、当然に此等の装置に用いられる此種のトルクリミ
ッターにもコンパクト化が要求されている。
ところが、先行技術として提案した前記の2件は、増速
の為に組み込まれた遊星歯車機構の存在が、トルクリミ
ッター全体をより一層コンパクト化するにあたって障害
となっている。
又、これら2件は回転軸に対して着脱自在に構成されて
いるものの、回転軸側と軸受側の両者が共に樹脂である
ことにより耐久性が余り高くないという問題点も持って
いる。
例えば、一定速度下に於ける面圧耐久性で比較すると、
回転軸側と軸受側の両者をポリアセタール樹脂とした場
合に比し、回転軸側をステンレススチール等の金属とし
軸受側をポリアセタール樹脂とした場合はその値が約4
倍となり、通常は回転軸が金属製であることから、樹脂
製の軸受部分で直接回転軸を支承することが望ましい。
又、増速の為の遊星歯車機構が存在しなくとも対応し得
る範囲内のトルクが要求される箇所であれば、遊星歯車
機構を省略した簡易な構成のトルクリミッターを用いて
も何等差し支えが無いことから、金属製の回転軸と樹脂
製の軸受部の組み合わせで構成し得るものとして、第10
〜12図に示すものも考えられる。
これを簡単に説明すると、本考案と同様に、回転軸1
と、この回転軸1に設けた係合突起8と、磁性体支持筒
2と、この磁性体支持筒2に形成した切欠溝9と、磁性
体支持筒2の外周面に取着した筒状の磁性体3と、回転
軸1に対して回転自在に支承した筒状のケーシング4の
内周面に取着したヒス板5と、ケーシング4の一方の側
板6の軸受部6aに形成した案内溝7とを備えている。
然し、この第10〜12図にに示したものは、案内溝7の外
側開口部7aと内側開口部7bとを直線的に連通した構成で
あることから、回転軸1が案内溝7側へ逃げようとして
芯ブレを起こし、事実上、軸受として機能しない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、斯る問題点に対処すべく案出したものであっ
て、回転軸1と、この回転軸1に設けた係合突起8と、
磁性体支持筒2と、この磁性体支持筒2に形成した切欠
溝9と、磁性体支持筒2の外周面に取着した筒状の磁性
体3と、回転軸1に対して回転自在に支承した筒状のケ
ーシング4の内周面取着したヒス板5と、ケーシング4
の一方の側板6の軸受部6aに形成した外側開口部7aと内
側開口部7bとが位相する案内溝7とでトルクリミッター
本体を構成し、これに加えて、磁性体支持筒2と、この
磁性体支持筒2に取着した磁性体3に代えて、筒状のプ
ラスチックマグネット3aでこれらを一体的に形成した
り、磁性体3とヒス板5の位置関係を逆にした構成とし
た。
(作用) 上記構成のトルクリミッターを回転軸1に取り付けるに
は、回転軸1をケーシング4の側板6に形成した軸受部
6aに挿通し、係合突起8を案内溝7の外側開口部7aに臨
ませた状態で序々に押し込んでいくと、係合突起8は案
内溝7に案内されながらケーシング4内に進入する。
つまり、係合突起8は螺旋状乃至はクランク状に移動し
ながら案内され、この時、回転軸1は案内溝7の外側開
口部7aと内側開口部7bとが位相している分だけ回動し乍
らケーシング4内に挿通されることとなる。
そして、その儘の状態で回転軸を更に押し込んで係合突
起8を切欠溝9に係合させ、ケーシング4の地方の側板
の外側からEリング12等適宜手段で固定する。
又、トルクリミッター本体の作動状況を説明すると、ケ
ーシング4に負荷がかかっていないときには回転軸1の
回転に伴ってトルクリミッター本体も回転し、磁性体3
乃至プラスチックマグネット3aとヒス板5、5a間に生ず
るヒストルク以上の負荷がケーシング4加えられるとケ
ーシング4が空転する。
(実施例) 本発明の第1実施例を添付図面の第1〜4図に従って説
明するに、1は回転軸であって、該回転軸1には係合突
起8を形成するための平行ピン11を貫通取着している。
2は樹脂製の磁性体支持筒であって、その一端に切欠溝
9を形成しており、当該切欠溝9に前記係合突起8を係
合させてこの磁性体支持筒2を回転軸1に支持してい
る。
3は磁性体、具体的には筒状の焼結フェライトマグネッ
トであって、磁性体支持筒2の外周面に接着により固定
されている。
4は樹脂製のケーシングであって、有底円筒形状を呈し
ており、その底部に該当する他方の側板に軸受部4aを形
成している。
5はヒステリシス特製を有する金属板、つまりヒス板で
あって、前記磁性体3の外周面と適宜間隙を保った対峙
状態でケーシング4の内周面に貼着されており、このヒ
ス板5と磁性体3間にヒストルクが生ずる。
6は、ケーシング4の一方の側板であって、ケーシング
4に溶着乃至接着等の適宜手段で固着されており、該一
方の側板6には軸受部6aを形成している。
7は、係合突起8の通過を許容する案内溝であって、当
該案内溝7の外側開口部7aと内側開口部7bとは、この案
内溝7の幅分だけ位相して形成されており、外側開口部
7aと内側開口部7bとは螺旋状に連通している。
又、案内溝7の内側開口部7bと磁性体支持筒2に形成し
た切欠部9の間には、案内溝7に案内され乍らケーシン
グ4内に進入した係合突起8が回転し得るように係合突
起8の太さより若干広いクリアランス10を保持してい
る。
次に、本考案の第2実施例を添付図面の第5図に従って
説明するに、この第2実施例は、前記第1実施例の構成
中、磁性体支持筒2と磁性体3の組み合わせに代えてプ
ラスチックマグネット3aで両者を一体的に形成したもの
である。
又、本考案の第3実施例を説明するに、この第3実施例
は添付図面の第6図に示しており、これは、磁性体3と
ヒス板5の位置関係を逆転させ、第1実施例の磁性体支
持筒2をヒス板支持筒2aとし、これにヒス板5aを貼着固
定し、ケーシング4の内周面に磁性体3bを取着したもの
としている。更に、上記第1〜3実施例の変形例を第7
図を参照し乍ら説明するに、この変形例は、案内溝7の
外側開口部7aと内側開口部7bとが上記各実施例で説明し
たように螺旋状に連通したものでなく、これらがクラン
ク状に連通した状態のものとしている。
次に、本考案のトルクリミッターを電子複写機の給紙装
置に利用した場合の応用例を第8〜9図に従って説明す
るに、R1、R2はゴムローラーであって、当該ゴムローラ
ーR1、R2は互いに当接状態で配設されており、この内、
上段部のゴムローラーR1は駆動モーターMの駆動軸Kに
直結されている。
又、下段部のゴムローラーR2はトルクリミッター本体T
のケーシング4と一体動すべく取着されており、前記駆
動軸Kとトルクリミッター本体Tを支持している回転軸
1には夫々スプロケット乃至プーリーが支持されてい
る。
当該スプロケット乃至プーリーにチェーン乃至ベルトを
掛架し、駆動軸Kの回転トルクを回転軸1に伝達してい
る。
而して、給紙装置に1枚の用紙が適正に送られた場合に
は、駆動軸Kの回転トルクは上段部のゴムローラーR1
回転軸1へ伝達されているが、この時、下段部のゴムロ
ーラーR2は1枚の用紙を介して上段部のゴムローラーR1
と圧接状態にある為、その摩擦回転トルクが、回転軸1
からトルクリミッター本体Tを介して伝達される回転ト
ルクより大きくなり、下段部のゴムローラーR2は回転軸
1の回転方向と逆に回転する。
そして、用紙が2枚以上送られた場合には用紙同士がス
ベリを起こし、上段部のゴムローラーR1から下段部のゴ
ムローラーR2へ摩擦回転トルクが伝達されなくなり、回
転軸1の回転トルクがトルクリミッター本体Tを介して
下段部のゴムローラーR2へ伝達され、下段部のゴムロー
ラーR2は回転軸1と同じ方向へ回転し、不要な用紙を排
出する。
(考案の効果) 本考案は、回転軸1と、この回転軸1に設けた係合突起
8と、磁性体支持筒2と、この磁性体支持筒2に形成し
た切欠溝9と、磁性体支持筒2の外周面に取着した筒状
の磁性体3と、回転軸1に対して回転自在に支承した筒
状のケーシング4の内周面に取着したヒス板5と、ケー
シング4の一方の側板6の軸受部6aに形成した外側開口
部7aと内側開口部7bとが位相する案内溝7とでトルクリ
ミッター本体を構成し、これに加えて、磁性体支持筒2
と、この磁性体支持筒2に取着した磁性体3に代えて、
筒状のプラスチックマグネット3aでこれらを一体的に形
成したり、磁性体3とヒス板5の位置関係を逆にした構
成としたことにより、金属製の回転軸と樹脂製の軸受部
の組み合わせによる耐久性の高い軸受手段を採用できる
上に所望のトルクに最小の大きさて対応し得ることがで
きる。
更に、このトルクリミッターは簡易な操作で着脱するこ
とができるので、これをを組み込んだ各種装置のメイン
テナンスが容易になる等、種々の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の第1実施例を示し、第1図は縦断
面図、第2図は左側面図、第3図は第2図A−A線断面
図、第4図は第2図A−A線断面拡大斜視図、 第5図は第2実施例を示す縦断面図、 第6図は第3実施例を示す縦断面図、 第7図は変形例を示す第4図相当図、 第8、9図は応用例を示し、第8図は概要斜視図、 第9図(A)、(B)は紙送り状態の説明図、 第10〜12図は本考案の前提となったトルクリミッターを
示し、第10図は縦断面図、第11図は左側面図、第12図は
第11図B−B線断面図である。 符号表 1……回転軸、2……磁性体支持筒 2a……ヒス板支持筒、3、3b……磁性体 3a……プラスチックマグネット 4……ケーシング、4a……軸受部 5、5a……ヒス板、6……一方の側板 6a……軸受部、7……案内溝 7a……外側開口部、7b……内側開口部 8……係合突起、9……切欠溝 10……クリアランス、11……平行ピン 12……Eリング、K……駆動軸 M……駆動モーター、R1、R2……ゴムローラー T……トルクリミッター本体

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸1に係合突起8を設け、磁性体支持
    筒2に切欠溝9を形成し、この切欠溝9に係合突起8を
    係合させることにより回転軸1に磁性体支持筒2を支持
    し、磁性体支持筒2の外周面に筒状の磁性体3を取着
    し、回転軸1に対して回転自在に支承した筒状のケーシ
    ング4の内周面にヒス板5を取着し、ケーシング4の一
    方の側板6の軸受部6aに、前記回転軸1に設けた係合突
    起8の通過を許容する案内溝7を形成したトルクリミッ
    ターにおいて、案内溝7の外側開口部7aと内側開口部7b
    とを案内溝7の幅以上位相させたことを特徴とする事務
    機器等の紙送り装置用トルクリミッター。
  2. 【請求項2】回転軸1に係合突起8を設け、筒状のプラ
    スチックマグネット3aに切欠溝9を形成し、この切欠溝
    9に係合突起8を係合させることにより回転軸1にプラ
    スチックマグネット3aを支持し、回転軸1に対して回転
    自在に支承した筒状のケーシング4の内周面にヒス板5
    を取着し、ケーシング4の一方の側板6の軸受部6aに、
    前記回転軸1に設けた係合突起8の通過を許容する案内
    溝7を形成したトルクリミッターにおいて、案内溝7の
    外側開口部7aと内側開口部7bとを案内溝7の幅以上位相
    させたことを特徴とする事務機器等の紙送り装置用トル
    クリミッター。
  3. 【請求項3】回転軸1に係合突起8を設け、ヒス板支持
    筒2aに切欠溝9を形成し、この切欠溝9に係合突起8を
    係合させることにより回転軸1にヒス板支持筒2aを支持
    し、ヒス板支持筒2aの外周面に筒状のヒス板5aを取着
    し、回転軸1に対して回転自在に支承した筒状のケーシ
    ング4の内周面に磁性体3aを取着し、ケーシング4の一
    方の側板6の軸受部6aに、前記回転軸1に設けた係合突
    起8の通過を許容する案内溝7を形成したトルクリミッ
    ターにおいて、案内溝7の外側開口部7aと内側開口部7b
    とを案内溝7の幅以上位相させたことを特徴とする事務
    機器等の紙送り装置用トルクリミッター。
  4. 【請求項4】案内溝7の外側開口部7aと内側開口部7bと
    が螺旋状に連通したことを特徴とする実用新案請求の範
    囲第1〜3項に記載の事務機器等の紙送り装置用トルク
    リミッター。
  5. 【請求項5】案内溝7の外側開口部7aと内側開口部7bと
    がクランク状に連通したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1〜3項に記載の事務機器等の紙送り装置
    用トルクリミッター。
  6. 【請求項6】案内溝7の内側開口部7bと、磁性体支持筒
    2又はプラスチックマグネット3a又はヒス板支持筒2aに
    形成した切欠溝9との間に、係合突起8の幅より若干広
    いクリアランス10を保持して構成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1〜5項に記載の事務機器等
    の紙送り装置用トルクリミッター。
JP6166089U 1989-05-26 1989-05-26 事務機器等の紙送り装置用トルクリミッター Expired - Lifetime JPH0723616Y2 (ja)

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JP6166089U JPH0723616Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 事務機器等の紙送り装置用トルクリミッター

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JP6166089U JPH0723616Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 事務機器等の紙送り装置用トルクリミッター

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Publication Number Publication Date
JPH03321U JPH03321U (ja) 1991-01-07
JPH0723616Y2 true JPH0723616Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=31590109

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JP6166089U Expired - Lifetime JPH0723616Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 事務機器等の紙送り装置用トルクリミッター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4630177B2 (ja) * 2005-11-16 2011-02-09 トックベアリング株式会社 トルクリミッター
JP2016151180A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 株式会社荏原製作所 回転機器

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JPH03321U (ja) 1991-01-07

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