JPH07236222A - 多導体送電線路 - Google Patents
多導体送電線路Info
- Publication number
- JPH07236222A JPH07236222A JP6335488A JP33548894A JPH07236222A JP H07236222 A JPH07236222 A JP H07236222A JP 6335488 A JP6335488 A JP 6335488A JP 33548894 A JP33548894 A JP 33548894A JP H07236222 A JPH07236222 A JP H07236222A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- conductor
- transmission line
- conductors
- outer diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多導体送電線路の添線の架線時の施工性を向
上することができ、また振動を受け難く、クランプ部分
の高い強度を必要とすることがない上に添線の全長にわ
たって電位傾度を低く、且つ一定とすることができる。 【構成】 多導体送電線路10の大地側の2条の導体
(地線)12A、12Bの中央部下方に添架された短尺
の添線14が剛体から成っているので、各添線14と導
体12A、12Bを含む面との間の間隔dを添線14の
全長にわたって一定とすることができる。
上することができ、また振動を受け難く、クランプ部分
の高い強度を必要とすることがない上に添線の全長にわ
たって電位傾度を低く、且つ一定とすることができる。 【構成】 多導体送電線路10の大地側の2条の導体
(地線)12A、12Bの中央部下方に添架された短尺
の添線14が剛体から成っているので、各添線14と導
体12A、12Bを含む面との間の間隔dを添線14の
全長にわたって一定とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多導体送電線路の改良
に関し、特に多導体送電線路の多導体のうち大地側の2
条の導体(地線)の中央部下方に設けられた添線を改良
した多導体送電線路に関するものである。
に関し、特に多導体送電線路の多導体のうち大地側の2
条の導体(地線)の中央部下方に設けられた添線を改良
した多導体送電線路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多導体送電線路は、複数条の導
体と、これらの複数条の導体のうち大地側の2条の導体
(地線)の略中央部下方に添架された添線とから成って
いる。この添線は、大地側の導体と大地との間で大地側
の導体の表面電位傾度を低下して降雨時にコロナ騒音の
発生を防止する機能を有する。1つの従来技術では、添
線は、長尺の金属パイプから成っているが(特開昭61
−22713号公報参照)、多条の導体には弛みがある
ため、添線が長尺の金属パイプから成っていると、径間
全体にわたって導体と添線との間隔を一定に保つことが
難しく、実用性に乏しかった。
体と、これらの複数条の導体のうち大地側の2条の導体
(地線)の略中央部下方に添架された添線とから成って
いる。この添線は、大地側の導体と大地との間で大地側
の導体の表面電位傾度を低下して降雨時にコロナ騒音の
発生を防止する機能を有する。1つの従来技術では、添
線は、長尺の金属パイプから成っているが(特開昭61
−22713号公報参照)、多条の導体には弛みがある
ため、添線が長尺の金属パイプから成っていると、径間
全体にわたって導体と添線との間隔を一定に保つことが
難しく、実用性に乏しかった。
【0003】このため、最近、短尺の添線を有する多導
体送電線路が提案されており、この多導体送電線路の添
線は、スペーサクランプによって大地側の2条の導体に
保持され、これらのスペーサクランプの間では長手方向
に弛みを持たせている(特公昭64−64128及び6
4129号、特開平4−75411及び75412号公
報参照)。
体送電線路が提案されており、この多導体送電線路の添
線は、スペーサクランプによって大地側の2条の導体に
保持され、これらのスペーサクランプの間では長手方向
に弛みを持たせている(特公昭64−64128及び6
4129号、特開平4−75411及び75412号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の多導体送電線路では、添線は、本線導体と同様に撚線
から成っているので、重量が大きく、可撓性があるた
め、その架線時に添線を適当な弛度に調整する際の施工
性が低かった。即ち、添線に規定の弛みを付与するため
には、添線に張力を付加し、添線を常時引っ張っておく
必要があるが、このようにすると、添線を固定するスペ
ーサクランプに線路方向の引っ張り力が作用し、また振
動等を受けて添線にずれが生じて添線が過大に弛む虞が
あった。また、添線は振動を受け易いので、そのクラン
プ部分に高い強度が要求される欠点があった。
の多導体送電線路では、添線は、本線導体と同様に撚線
から成っているので、重量が大きく、可撓性があるた
め、その架線時に添線を適当な弛度に調整する際の施工
性が低かった。即ち、添線に規定の弛みを付与するため
には、添線に張力を付加し、添線を常時引っ張っておく
必要があるが、このようにすると、添線を固定するスペ
ーサクランプに線路方向の引っ張り力が作用し、また振
動等を受けて添線にずれが生じて添線が過大に弛む虞が
あった。また、添線は振動を受け易いので、そのクラン
プ部分に高い強度が要求される欠点があった。
【0005】更に、添線と大地側の2条の導体とを含む
面との間は、電線表面の電位傾度を下げるために適当な
一定距離を保つことが要求されるが、添線に可撓性があ
ると、添線の長手方向に沿って一定の距離を保つことが
困難であるため、電位傾度の低下にばらつきが生ずる欠
点があった。
面との間は、電線表面の電位傾度を下げるために適当な
一定距離を保つことが要求されるが、添線に可撓性があ
ると、添線の長手方向に沿って一定の距離を保つことが
困難であるため、電位傾度の低下にばらつきが生ずる欠
点があった。
【0006】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、添
線の架線時の施工性を向上することができ、また振動を
受け難く、従ってクランプ部分の高い強度を必要とする
ことがない上に添線の全長にわたって電位傾度を低く、
且つ一定とすることができる多導体送電線路を提供する
ことにある。
線の架線時の施工性を向上することができ、また振動を
受け難く、従ってクランプ部分の高い強度を必要とする
ことがない上に添線の全長にわたって電位傾度を低く、
且つ一定とすることができる多導体送電線路を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、複数条の導体と、これらの複数条の導体のうち
大地側の2条の導体の略中央部下方に添架された短尺の
添線とから成る多導体送電線路において、添線は、剛体
から成っていることを特徴とする多導体送電線路を提供
することにある。
手段は、複数条の導体と、これらの複数条の導体のうち
大地側の2条の導体の略中央部下方に添架された短尺の
添線とから成る多導体送電線路において、添線は、剛体
から成っていることを特徴とする多導体送電線路を提供
することにある。
【0008】本発明の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段による多導体送電線路において、導体の外径
Φ1 と添線の外径Φ2 とは、0.25≦Φ2 /Φ1 ≦3
となるように設定されていることを特徴とする多導体送
電線路を提供することにある。
題解決手段による多導体送電線路において、導体の外径
Φ1 と添線の外径Φ2 とは、0.25≦Φ2 /Φ1 ≦3
となるように設定されていることを特徴とする多導体送
電線路を提供することにある。
【0009】本発明の第3の課題解決手段は、第2の課
題解決手段による多導体送電線路において、導体の外径
Φ1 と添線の外径Φ2 とは、0.75≦Φ2 /Φ1 ≦
1.25となるように設定されていることを特徴とする
多導体送電線路を提供することにある。
題解決手段による多導体送電線路において、導体の外径
Φ1 と添線の外径Φ2 とは、0.75≦Φ2 /Φ1 ≦
1.25となるように設定されていることを特徴とする
多導体送電線路を提供することにある。
【0010】
【作用】このように、短尺の添線が剛体から成っている
と、撚線のように弛まないので、線路の架線時に弛度調
整が不要となり、施工性が向上する。また、添線が剛体
から成っていると、可撓性がないため、添線と大地側の
2条の導体(地線)を含む面の距離を一定に維持するこ
とができるので、導体の表面電位傾度の低下を添線全長
にわたって一定に維持することができる。
と、撚線のように弛まないので、線路の架線時に弛度調
整が不要となり、施工性が向上する。また、添線が剛体
から成っていると、可撓性がないため、添線と大地側の
2条の導体(地線)を含む面の距離を一定に維持するこ
とができるので、導体の表面電位傾度の低下を添線全長
にわたって一定に維持することができる。
【0011】また、大地側の2条の導体を含む面と添線
との間隔(弛度)を大きくすると、地線の電位傾度は低
下するが、添線の電位傾度は増加するので、両者の間隔
をある程度取って地線の電位傾度を低下し、これに伴う
添線の電位傾度の増加分を添線の外径Φ2 の増加によっ
て減少することによって地線と添線との両方の電位傾度
を低下することができる。
との間隔(弛度)を大きくすると、地線の電位傾度は低
下するが、添線の電位傾度は増加するので、両者の間隔
をある程度取って地線の電位傾度を低下し、これに伴う
添線の電位傾度の増加分を添線の外径Φ2 の増加によっ
て減少することによって地線と添線との両方の電位傾度
を低下することができる。
【0012】この場合、Φ2 /Φ1 を0.25以上とす
ると、地線の電位傾度が高くなることがなく、またΦ2
/Φ1 を3以下とすると、添線の外径Φ2 を大きくして
も添線の重量の増加に拘らず電位傾度の低下率が大きい
ので有利である。
ると、地線の電位傾度が高くなることがなく、またΦ2
/Φ1 を3以下とすると、添線の外径Φ2 を大きくして
も添線の重量の増加に拘らず電位傾度の低下率が大きい
ので有利である。
【0013】特に、Φ2 /Φ1 を0.75以上とし、且
つ1.25以下とすると、多導体と添線との直径が比較
的近くなるため、重量、風圧、外観上のバランスがよ
く、且つその範囲でも地線と添線とは共に電位傾度が低
いので、実際上有利である。
つ1.25以下とすると、多導体と添線との直径が比較
的近くなるため、重量、風圧、外観上のバランスがよ
く、且つその範囲でも地線と添線とは共に電位傾度が低
いので、実際上有利である。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本発明に係る多導体送電線路10
を示し、この多導体送電線路10は、複数条、図示の実
施例では、8条の導体12と、これらの8条の導体12
のうち大地側の2条の導体12A、12Bの略中央部下
方に添架された短尺の添線14とを備えている。添線1
4は、図2に示すように、一定間隔(サブスパン)毎に
吊下げスペーサ18を介して大地側の2条の導体12
A、12Bに吊り下げて支持され、また隣り合う短尺の
添線14は、隣り合う吊下げスペーサ18の間で樹脂又
はセラミックス等の絶縁物製連結体20によって相互に
絶縁して連結されている。絶縁物製連結体20は、添線
14に本線の導体12A、12Bから吊下げスペーサ1
8を介して電流が分流するのを阻止する。
ると、図1及び図2は本発明に係る多導体送電線路10
を示し、この多導体送電線路10は、複数条、図示の実
施例では、8条の導体12と、これらの8条の導体12
のうち大地側の2条の導体12A、12Bの略中央部下
方に添架された短尺の添線14とを備えている。添線1
4は、図2に示すように、一定間隔(サブスパン)毎に
吊下げスペーサ18を介して大地側の2条の導体12
A、12Bに吊り下げて支持され、また隣り合う短尺の
添線14は、隣り合う吊下げスペーサ18の間で樹脂又
はセラミックス等の絶縁物製連結体20によって相互に
絶縁して連結されている。絶縁物製連結体20は、添線
14に本線の導体12A、12Bから吊下げスペーサ1
8を介して電流が分流するのを阻止する。
【0015】添線14は、剛体、図示の実施例では、図
3(A)乃至(C)に示すような任意の形態の中空剛体
16A乃至16Cから成っている。図3(A)の中空剛
体16Aは、円形パイプから成り、図3(B)の中空剛
体16Bは、断面略三角形状のパイプから成り、また図
3(C)の中空剛体16Cは、断面略楕円形状のパイプ
から成っている。これらの中空剛体16A乃至16C
は、導電性金属、例えば、軽量なアルミニウム合金や鋼
の管とすることができ、またその長さは4〜10m程度
で適宜設定することができる。また、必要により、添線
14の表面に親水化処理あるいは低反射処理などを施し
て、水ぬれ性を改善したり、取付けによる違和感を和げ
ることができる。
3(A)乃至(C)に示すような任意の形態の中空剛体
16A乃至16Cから成っている。図3(A)の中空剛
体16Aは、円形パイプから成り、図3(B)の中空剛
体16Bは、断面略三角形状のパイプから成り、また図
3(C)の中空剛体16Cは、断面略楕円形状のパイプ
から成っている。これらの中空剛体16A乃至16C
は、導電性金属、例えば、軽量なアルミニウム合金や鋼
の管とすることができ、またその長さは4〜10m程度
で適宜設定することができる。また、必要により、添線
14の表面に親水化処理あるいは低反射処理などを施し
て、水ぬれ性を改善したり、取付けによる違和感を和げ
ることができる。
【0016】図3(A)の円形パイプの中空剛体16A
は、図示のように、ひれ16aを設けると、風による騒
音を低下することができ、また水滴が付着する下面は円
形であるので大きなコロナの発生を防止することができ
るので有利である。図3(B)及び図3(C)の中空剛
体16B、16Cは、断面が非円形であるので、風によ
る騒音を低下することができる上に下面の曲率半径を大
きくすることができるため水滴が付着する下面の電位傾
度は低くなり、大きなコロナの発生を防止することがで
きる。また、前述したように、親水化処理を施すことに
より、添線14の表面の水ぬれ性が良くなるため、付着
した水滴が長時間残留することがなくなり、コロナ特性
が格段に向上する。
は、図示のように、ひれ16aを設けると、風による騒
音を低下することができ、また水滴が付着する下面は円
形であるので大きなコロナの発生を防止することができ
るので有利である。図3(B)及び図3(C)の中空剛
体16B、16Cは、断面が非円形であるので、風によ
る騒音を低下することができる上に下面の曲率半径を大
きくすることができるため水滴が付着する下面の電位傾
度は低くなり、大きなコロナの発生を防止することがで
きる。また、前述したように、親水化処理を施すことに
より、添線14の表面の水ぬれ性が良くなるため、付着
した水滴が長時間残留することがなくなり、コロナ特性
が格段に向上する。
【0017】このように、短尺の添線14が剛体から成
っていると、撚線のように弛まないため、線路の架線時
に弛度調整が不要となり、大地側の2条の導体12A、
12Bを結ぶ線と添線14との間の最短距離(弛度に相
当)dは吊下げスペーサ18によって一定に維維される
ので、施工性が向上する上に添線14の表面電位傾度の
低下を添線全長にわたって一定に維持することができ
る。
っていると、撚線のように弛まないため、線路の架線時
に弛度調整が不要となり、大地側の2条の導体12A、
12Bを結ぶ線と添線14との間の最短距離(弛度に相
当)dは吊下げスペーサ18によって一定に維維される
ので、施工性が向上する上に添線14の表面電位傾度の
低下を添線全長にわたって一定に維持することができ
る。
【0018】この中空剛体16から成る添線14を有す
る多導体送電線路において、導体12の外径をΦ1 と
し、添線14の外径をΦ2 とした場合、このΦ1 、Φ2
の関係は、0.25≦Φ2 /Φ1 ≦3となるように設定
され、特に0.75≦Φ2 /Φ1 ≦1.25となるよう
に設定されるのが好ましいが、その理由は下記の通りで
ある。
る多導体送電線路において、導体12の外径をΦ1 と
し、添線14の外径をΦ2 とした場合、このΦ1 、Φ2
の関係は、0.25≦Φ2 /Φ1 ≦3となるように設定
され、特に0.75≦Φ2 /Φ1 ≦1.25となるよう
に設定されるのが好ましいが、その理由は下記の通りで
ある。
【0019】図1に示すように、8導体の送電線路にお
いて大地側の2条の導体(地線)12A、12Bの間隔
Dを40cmとし、これらの素線12A、12Bを結ぶ
線から添線14までの最短距離(弛度)dをそれぞれ0
cm、10cm、20cmとした場合、地線12A、1
2B及び添線14の表面電位傾度は、図4に示すよう
に、Φ2 /Φ1 及び弛度に応じて変化する。尚、図4に
おいて、弛度dが0cmである時のΦ2 /Φ1 に対する
地線12A、12B及び添線14の表面電位傾度の変化
を実線で示し、弛度dが10cmである時のΦ2 /Φ1
に対する地線12A、12B及び添線14の表面電位傾
度の変化を点線で示し、また弛度dが20cmである時
のΦ2 /Φ1 に対する地線12A、12B及び添線14
の表面電位傾度の変化を2点鎖線で示す。
いて大地側の2条の導体(地線)12A、12Bの間隔
Dを40cmとし、これらの素線12A、12Bを結ぶ
線から添線14までの最短距離(弛度)dをそれぞれ0
cm、10cm、20cmとした場合、地線12A、1
2B及び添線14の表面電位傾度は、図4に示すよう
に、Φ2 /Φ1 及び弛度に応じて変化する。尚、図4に
おいて、弛度dが0cmである時のΦ2 /Φ1 に対する
地線12A、12B及び添線14の表面電位傾度の変化
を実線で示し、弛度dが10cmである時のΦ2 /Φ1
に対する地線12A、12B及び添線14の表面電位傾
度の変化を点線で示し、また弛度dが20cmである時
のΦ2 /Φ1 に対する地線12A、12B及び添線14
の表面電位傾度の変化を2点鎖線で示す。
【0020】図4から解るように、弛度dを大きくする
と、地線12A、12Bの電位傾度は低下するが、添線
14の電位傾度は増加する。従って、ある程度の弛度d
を取り、地線12A、12Bの電位傾度を低下し、これ
に伴う添線14の電位傾度の増加分を添線14の外径Φ
2 の増加によって減少すると、地線12A、12Bと添
線14との両方の電位傾度を低下することができる。し
かし、Φ2 /Φ1 が0.25未満となると、添線14の
電位傾度が高くなるので、添線14の外径Φ2の最小値
は、0.25≦Φ2 /Φ1 を満足するように設定し、ま
た添線14の外径Φ2 を大きくすると、添線14の電位
傾度の低下率が低下するので、添線14の外径Φ2 の最
大値は、Φ2 /Φ1 ≦3を満足するように設定するのが
必要である。
と、地線12A、12Bの電位傾度は低下するが、添線
14の電位傾度は増加する。従って、ある程度の弛度d
を取り、地線12A、12Bの電位傾度を低下し、これ
に伴う添線14の電位傾度の増加分を添線14の外径Φ
2 の増加によって減少すると、地線12A、12Bと添
線14との両方の電位傾度を低下することができる。し
かし、Φ2 /Φ1 が0.25未満となると、添線14の
電位傾度が高くなるので、添線14の外径Φ2の最小値
は、0.25≦Φ2 /Φ1 を満足するように設定し、ま
た添線14の外径Φ2 を大きくすると、添線14の電位
傾度の低下率が低下するので、添線14の外径Φ2 の最
大値は、Φ2 /Φ1 ≦3を満足するように設定するのが
必要である。
【0021】特に、添線14の外径Φ2 を大きくする
と、添線14の重量及び添線14が受ける風圧が増加す
るので、添線14の外径Φ2 の最大値は、Φ2 /Φ1 ≦
1.25を満足するような範囲で設定されるのが好まし
く、また添線対策を考慮して設計された既設の多導体線
路に本発明を適用する場合、添線14の外径Φ2 と地線
12A、12Bの外径Φ1 とを0.75≦Φ2 /Φ1 と
すると、添線14の風圧荷重を地線12A、12Bの風
圧荷重と同等かそれに近くすることができて有利であ
る。
と、添線14の重量及び添線14が受ける風圧が増加す
るので、添線14の外径Φ2 の最大値は、Φ2 /Φ1 ≦
1.25を満足するような範囲で設定されるのが好まし
く、また添線対策を考慮して設計された既設の多導体線
路に本発明を適用する場合、添線14の外径Φ2 と地線
12A、12Bの外径Φ1 とを0.75≦Φ2 /Φ1 と
すると、添線14の風圧荷重を地線12A、12Bの風
圧荷重と同等かそれに近くすることができて有利であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、添線が
剛体から成っているので、本線導体の大地側の2条の導
体を含む面に対する間隔(弛度に相当)はスペーサによ
って定まるため、線路の架線時に弛度の調整が不要とな
り、施工性が向上し、また添線は可撓性がないため、添
線と大地側の2条の導体を含む面の距離を一定に維持す
ることができるので、これらの導体の表面電位傾度の低
下を添線全長にわたって一定に維持することができる。
剛体から成っているので、本線導体の大地側の2条の導
体を含む面に対する間隔(弛度に相当)はスペーサによ
って定まるため、線路の架線時に弛度の調整が不要とな
り、施工性が向上し、また添線は可撓性がないため、添
線と大地側の2条の導体を含む面の距離を一定に維持す
ることができるので、これらの導体の表面電位傾度の低
下を添線全長にわたって一定に維持することができる。
【0023】また、添線の外径を適当に選択することに
よって大地側の2条の導体と添線と両方の電位傾度を低
下することができるが、添線の外径Φ2 と大地側の2条
の導体の外径Φ1 との比を0.25以上としたので、添
線の電位傾度が高くなることがない上に添線の外径Φ2
と大地側の2条の導体の外径Φ1 との比を3以下とした
ので、添線の重量の増加割合に比べて添線の電位傾度の
低下率が大きく、従って本線導体の電位傾度の増加を抑
制しつつ、また添線の重量を増加することなく添線及び
本線導体の両方の電位傾度の低下を大きくすることがで
きるので、極めて有利である。
よって大地側の2条の導体と添線と両方の電位傾度を低
下することができるが、添線の外径Φ2 と大地側の2条
の導体の外径Φ1 との比を0.25以上としたので、添
線の電位傾度が高くなることがない上に添線の外径Φ2
と大地側の2条の導体の外径Φ1 との比を3以下とした
ので、添線の重量の増加割合に比べて添線の電位傾度の
低下率が大きく、従って本線導体の電位傾度の増加を抑
制しつつ、また添線の重量を増加することなく添線及び
本線導体の両方の電位傾度の低下を大きくすることがで
きるので、極めて有利である。
【0024】特に、添線の外径Φ2 と大地側の2条の導
体(地線)の外径Φ1 との比を0.75乃至1.25と
すると、地線を含む多導体と添線との直径が比較的近く
なるため、重量、風圧、外観上のバランスがよく、且つ
その範囲でも地線と添線とは共に電位傾度が低いので、
実際上有利である。
体(地線)の外径Φ1 との比を0.75乃至1.25と
すると、地線を含む多導体と添線との直径が比較的近く
なるため、重量、風圧、外観上のバランスがよく、且つ
その範囲でも地線と添線とは共に電位傾度が低いので、
実際上有利である。
【図1】本発明に係る多導体送電線路の横断面図であ
る。
る。
【図2】図1の多導体送電線路の要部の斜視図である。
【図3】本発明に用いられる添線の異なる例の横断面図
である。
である。
【図4】多導体送電線路の添線の外径と大地側の2条の
導体(地線)の外径との比及び弛度に応じて変化する添
線及び地線の表面電位傾度の特性図である。
導体(地線)の外径との比及び弛度に応じて変化する添
線及び地線の表面電位傾度の特性図である。
10 多導体送電線路 12 導体 12A 大地側の導体(地線) 12B 大地側の導体(地線) 14 添線 16 剛体 16A 中空剛体 16B 中空剛体 16C 中空剛体 18 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗像 武男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 磯崎 正則 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 征矢 光行 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 複数条の導体と、前記複数条の導体のう
ち大地側の2条の導体の略中央部下方に添架された短尺
の添線とから成る多導体送電線路において、前記添線
は、剛体から成っていることを特徴とする多導体送電線
路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の多導体送電線路におい
て、前記導体の外径Φ1 と添線の外径Φ2 とは、0.2
5≦Φ2 /Φ1 ≦3となるように設定されていることを
特徴とする多導体送電線路。 - 【請求項3】 請求項2に記載の多導体送電線路におい
て、前記導体の外径Φ1 と添線の外径Φ2 とは、0.7
5≦Φ2 /Φ1 ≦1.25となるように設定されている
ことを特徴とする多導体送電線路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6335488A JPH07236222A (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-22 | 多導体送電線路 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-346797 | 1993-12-27 | ||
| JP34679793 | 1993-12-27 | ||
| JP6335488A JPH07236222A (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-22 | 多導体送電線路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07236222A true JPH07236222A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=26575180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6335488A Pending JPH07236222A (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-22 | 多導体送電線路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07236222A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6122713A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | 株式会社フジクラ | 送電線におけるコロナ抑制用添線の吊持方法 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP6335488A patent/JPH07236222A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6122713A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | 株式会社フジクラ | 送電線におけるコロナ抑制用添線の吊持方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6943290B2 (en) | Vibration damper for overhead power lines | |
| US4568794A (en) | Gap type ACSR conductor with supporting structure and method of forming same | |
| US2279625A (en) | Vibration damping tie wire | |
| JP4334377B2 (ja) | 多導体用ルーズスペーサ、相間スペーサ、相間スペーサの取付け方法、および多導体送電線のジャンパ構造 | |
| JP3191913B2 (ja) | 架空電線 | |
| JP3014508B2 (ja) | 撚合せ電線の圧縮接続部 | |
| JP2851074B2 (ja) | 多導体送電線路 | |
| JPH0622437A (ja) | 多導体送電線のギャロッピング防止方法 | |
| JPH07336854A (ja) | 光ファイバ複合架空地線のジャンパ装置 | |
| EP0044625A1 (en) | Lambda type suspension system for an overhead contact wire | |
| JP2906390B2 (ja) | 狭線間架空送電線用ジャンパー装置 | |
| JP2001043740A (ja) | 架空送電線 | |
| JP3764021B2 (ja) | 多導体送電線のギャロッピング防止装置 | |
| JP2906389B2 (ja) | 狭線間架空送電線用ジャンパー装置 | |
| JPS5841208B2 (ja) | 天秤吊り型トロリ線直接吊架装置 | |
| JPH05307913A (ja) | 電線用発泡導体及びそれを用いた電線並びに架空送電線 | |
| JPH05314819A (ja) | 架空送電線 | |
| JPS58351Y2 (ja) | 複導体送電線用ジヤンパ装置 | |
| JPH10262320A (ja) | 架空送電線路 | |
| JP2989861B2 (ja) | 架空送電線路 | |
| JPH09245527A (ja) | 架空電線用素線およびその素線を用いた架空電線 | |
| JP2001211537A (ja) | 多導体送電線のコロナ騒音低減装置 | |
| JPH11313430A (ja) | 電線の風騒音防止装置 | |
| JPH06165356A (ja) | ジャンパ装置 | |
| JP2922700B2 (ja) | 多導体送電線路の添線架設方法 |