JPH07236299A - 鉄心モータ装置及び鉄心モータの駆動制御方法 - Google Patents
鉄心モータ装置及び鉄心モータの駆動制御方法Info
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- JPH07236299A JPH07236299A JP6318694A JP31869494A JPH07236299A JP H07236299 A JPH07236299 A JP H07236299A JP 6318694 A JP6318694 A JP 6318694A JP 31869494 A JP31869494 A JP 31869494A JP H07236299 A JPH07236299 A JP H07236299A
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- iron core
- switching element
- coil
- switching
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 励磁巻線に発生するキックバック電圧を遅ら
せ、励磁巻線に本来の駆動電流が流れ易くしてトルクリ
ップルを小さくし、高トルクを実現する。 【構成】 鉄心モータと駆動回路51とを備える。駆動
回路51は、鉄心モータの2相のコイル21,22への
通電の相切り換えによって、2相のコイル21,22に
発生する位相の異なる逆起電圧の位相情報に基づいて駆
動制御信号を生成する。駆動回路51は、2相のコイル
21,22への通電の相切り換えによって、通電がオフ
されるコイル21又は22に発生する逆起電圧を、通電
がオフされるコイル21又は22に接続されているスイ
ッチング素子のオフになるタイミングを所定時間遅延さ
せることによって短絡させる。
せ、励磁巻線に本来の駆動電流が流れ易くしてトルクリ
ップルを小さくし、高トルクを実現する。 【構成】 鉄心モータと駆動回路51とを備える。駆動
回路51は、鉄心モータの2相のコイル21,22への
通電の相切り換えによって、2相のコイル21,22に
発生する位相の異なる逆起電圧の位相情報に基づいて駆
動制御信号を生成する。駆動回路51は、2相のコイル
21,22への通電の相切り換えによって、通電がオフ
されるコイル21又は22に発生する逆起電圧を、通電
がオフされるコイル21又は22に接続されているスイ
ッチング素子のオフになるタイミングを所定時間遅延さ
せることによって短絡させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄心モータ装置及びそ
の駆動制御方法に関し、特に、複数の励磁巻線への通電
の相切り換えにより回転子を回転させる鉄心モータを備
えた鉄心モータ装置及びその制御駆動方法に関する。
の駆動制御方法に関し、特に、複数の励磁巻線への通電
の相切り換えにより回転子を回転させる鉄心モータを備
えた鉄心モータ装置及びその制御駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータは、駆動信号にパル
ス信号を用い、1個のパルス信号毎に一定の角度ずつ回
転子を回転駆動する。従って、ステッピングモータは、
単位時間当たりに供給する駆動パルスの数を制御すると
によって回転速度を制御することができる。
ス信号を用い、1個のパルス信号毎に一定の角度ずつ回
転子を回転駆動する。従って、ステッピングモータは、
単位時間当たりに供給する駆動パルスの数を制御すると
によって回転速度を制御することができる。
【0003】ステッピングモータとして、円筒状をなす
永久磁石からなる回転子の外周に、複数の励磁用のコイ
ルからなる固定子を配置して構成したものが知られてい
る。このステッピングモータを構成する回転子は、周回
り方向に一定の回転角毎に着磁の方向を変えた複数の着
磁部が設けられている。一方、固定子は、回転子の各着
磁部に対向して歯が設けられ、これら歯に例えば2相の
コイルを構成する励磁コイルが巻回されている。そし
て、各励磁コイルへの通電の相切り換えを行うことによ
って、回転子の回転が行われる。
永久磁石からなる回転子の外周に、複数の励磁用のコイ
ルからなる固定子を配置して構成したものが知られてい
る。このステッピングモータを構成する回転子は、周回
り方向に一定の回転角毎に着磁の方向を変えた複数の着
磁部が設けられている。一方、固定子は、回転子の各着
磁部に対向して歯が設けられ、これら歯に例えば2相の
コイルを構成する励磁コイルが巻回されている。そし
て、各励磁コイルへの通電の相切り換えを行うことによ
って、回転子の回転が行われる。
【0004】ところで、ステッピングモータの駆動方法
として、各相を構成するコイルの一方にのみ電流を流し
て駆動するユニポーラ駆動方法と、各相を構成するコイ
ルに交互に方向を切り換えて電流を流すことによって駆
動するバイポーラ駆動方法が知られている。
として、各相を構成するコイルの一方にのみ電流を流し
て駆動するユニポーラ駆動方法と、各相を構成するコイ
ルに交互に方向を切り換えて電流を流すことによって駆
動するバイポーラ駆動方法が知られている。
【0005】ここで、2相のステッピングモータをバイ
ポーラ駆動させるための従来の駆動回路を図1を用いて
説明する。この図1に示す駆動回路1は、2相のコイル
にパルス状の駆動電流(以下、駆動パルスという。)を
流して回転子を回転させる駆動部2と、駆動部2の駆動
タイミングを制御する駆動制御部3とを備えている。こ
の駆動制御部3は、各相のコイルの両端にそれぞれ発生
する逆起電圧を検出する逆起電圧検出部4と、逆起電圧
検出部4からの信号に基づいて駆動部2を制御するタイ
ミング信号を出力する駆動ロジック部5とから構成され
る。そして、駆動回路1は、コイルに発生する逆起電
圧、すなわち電気角θに対する各相のコイルの磁束密度
φの変化dφ/dθに基づいて、回転子と各コイルとの
相対的な位置情報を求め、この位置情報に基づいた駆動
パルスを生成してステッピングモータを駆動するように
なっている。
ポーラ駆動させるための従来の駆動回路を図1を用いて
説明する。この図1に示す駆動回路1は、2相のコイル
にパルス状の駆動電流(以下、駆動パルスという。)を
流して回転子を回転させる駆動部2と、駆動部2の駆動
タイミングを制御する駆動制御部3とを備えている。こ
の駆動制御部3は、各相のコイルの両端にそれぞれ発生
する逆起電圧を検出する逆起電圧検出部4と、逆起電圧
検出部4からの信号に基づいて駆動部2を制御するタイ
ミング信号を出力する駆動ロジック部5とから構成され
る。そして、駆動回路1は、コイルに発生する逆起電
圧、すなわち電気角θに対する各相のコイルの磁束密度
φの変化dφ/dθに基づいて、回転子と各コイルとの
相対的な位置情報を求め、この位置情報に基づいた駆動
パルスを生成してステッピングモータを駆動するように
なっている。
【0006】具体的には、回転子が回転すると、回転子
の着磁部からのコイルCA ,CB を通る磁束が変化し、
各コイルCA 及びCB の磁束密度の変化dφA /dθ及
びdφB /dθは、図2中の(a)及び(b)に示すよ
うに、π/2の位相差を有する関係となる。
の着磁部からのコイルCA ,CB を通る磁束が変化し、
各コイルCA 及びCB の磁束密度の変化dφA /dθ及
びdφB /dθは、図2中の(a)及び(b)に示すよ
うに、π/2の位相差を有する関係となる。
【0007】そして、コイルに発生する逆起電圧は、磁
束密度の変化に比例する。すなわち、図2中の(c)に
示すように、A相のコイルCA には、図2の(c)中の
VAで示すような逆起電圧が発生し、B相のコイルCB
には、図2の(c)中のVBで示すような逆起電圧が発
生する。また、回転子を逆方向に回転すると、図2中の
(c)に示すように、A相のコイルCA には、図2の
(c)中のVA ’で示すような逆起電圧が発生し、B相
のコイルCB には、図2の(c)中のVB ’で示すよう
な逆起電圧が発生する。そこで、逆起電圧検出回路4で
は、逆起電圧のゼロクロス位置P1 、P2 、P3 、・・
・を、例えば差動増幅回路を用いて検出することによっ
て、位置情報の検出が行われる。そして、この位置情報
に基づいてコイルCA 及びCB への通電が行われる。
束密度の変化に比例する。すなわち、図2中の(c)に
示すように、A相のコイルCA には、図2の(c)中の
VAで示すような逆起電圧が発生し、B相のコイルCB
には、図2の(c)中のVBで示すような逆起電圧が発
生する。また、回転子を逆方向に回転すると、図2中の
(c)に示すように、A相のコイルCA には、図2の
(c)中のVA ’で示すような逆起電圧が発生し、B相
のコイルCB には、図2の(c)中のVB ’で示すよう
な逆起電圧が発生する。そこで、逆起電圧検出回路4で
は、逆起電圧のゼロクロス位置P1 、P2 、P3 、・・
・を、例えば差動増幅回路を用いて検出することによっ
て、位置情報の検出が行われる。そして、この位置情報
に基づいてコイルCA 及びCB への通電が行われる。
【0008】具体的に、例えばA相のコイルCA への通
電を行うための印加電圧V0 は、通常、図2の(d)に
示すように、ゼロクロス位置P1 (電気角π/2)を中
心にπ/4ずつ相前後したものとなっている。したがっ
て、駆動ロジック部5は、逆起電圧検出回路4で検出さ
れた位置情報に基づいて、π/4で立ち上がり、3π/
4で立ち下がるタイミング信号を生成して、駆動部2に
供給し、駆動部2は、このタイミング信号に同期した駆
動電圧V0 をコイルCA に印加する。この印加電圧V0
に応じてA相のコイルCA に流れる電流IA は、図2の
(e)に示す如き波形となる。また、B相のコイルCB
への通電も、A相のコイルCA への通電と同様に行われ
る。この場合、コイルCB への通電角は、コイルCA へ
の通電角に対してπ/2遅れたものである。
電を行うための印加電圧V0 は、通常、図2の(d)に
示すように、ゼロクロス位置P1 (電気角π/2)を中
心にπ/4ずつ相前後したものとなっている。したがっ
て、駆動ロジック部5は、逆起電圧検出回路4で検出さ
れた位置情報に基づいて、π/4で立ち上がり、3π/
4で立ち下がるタイミング信号を生成して、駆動部2に
供給し、駆動部2は、このタイミング信号に同期した駆
動電圧V0 をコイルCA に印加する。この印加電圧V0
に応じてA相のコイルCA に流れる電流IA は、図2の
(e)に示す如き波形となる。また、B相のコイルCB
への通電も、A相のコイルCA への通電と同様に行われ
る。この場合、コイルCB への通電角は、コイルCA へ
の通電角に対してπ/2遅れたものである。
【0009】上述したように、各相のコイルCA 及びC
B への逆起電圧を検出することによって、位置情報を検
出することにより、駆動回路1は位置情報を検出するた
めのホール素子の如き位置センサを用いことなく、正確
にステッピングモータを駆動させることができる。
B への逆起電圧を検出することによって、位置情報を検
出することにより、駆動回路1は位置情報を検出するた
めのホール素子の如き位置センサを用いことなく、正確
にステッピングモータを駆動させることができる。
【0010】ここで、駆動部2の動作について説明す
る。
る。
【0011】図1に示した駆動部2の1つのコイルに対
する基本的な構成は、図3の(a)で表される。そし
て、トランジスタTr1とトランジスタTr4を同時に
オン状態にすると、励磁電流IA がトランジスタTr
1、コイルC、トランジスタTr4を通って流れる。こ
の励磁電流IA は、前述したA相のコイルCA に流れる
電流である。次に、トランジスタTr1とトランジスタ
Tr4をオフ状態とした後に、トランジスタTr2とト
ランジスタTr3を同時にオン状態にすると、励磁電流
IA と逆方向の励磁電流がトランジスタTr3、コイル
C、トランジスタTr2を通って流れる。この動作を繰
り返すことにより、ステッピングモータのバイポーラ駆
動が行われる。
する基本的な構成は、図3の(a)で表される。そし
て、トランジスタTr1とトランジスタTr4を同時に
オン状態にすると、励磁電流IA がトランジスタTr
1、コイルC、トランジスタTr4を通って流れる。こ
の励磁電流IA は、前述したA相のコイルCA に流れる
電流である。次に、トランジスタTr1とトランジスタ
Tr4をオフ状態とした後に、トランジスタTr2とト
ランジスタTr3を同時にオン状態にすると、励磁電流
IA と逆方向の励磁電流がトランジスタTr3、コイル
C、トランジスタTr2を通って流れる。この動作を繰
り返すことにより、ステッピングモータのバイポーラ駆
動が行われる。
【0012】ところで、上述のようにトランジスタTr
1とトランジスタTr4が同時にオフ状態となったとき
には、コイルCに逆起電圧(いわゆるキックバック電
圧)VK が発生する。このコイルCのインダクタンスに
起因した逆起電圧VK によりトランジスタが破壊されな
いように、図3の(a)に示すように、各トランジスタ
Tr1〜Tr4のコレクタとエミッタ間にそれぞれ還流
ダイオードD1 〜D4 が配設されている。そして、この
逆起電圧VK による還流電流i(t)が還流ダイオード
D2 、コイルC、還流ダイオードD3 を介して流れる。
このときの還流電流i(t)の流れを示す等価回路は、
図3の(b)に示すように表される。すなわち、スイッ
チSW がオンで励磁電流IA が流れている状態におい
て、スイッチSW をオフ状態とすると、コイルCの逆起
電圧VK に起因した還流電流i(t)が流れる。この還
流電流i(t)は、ダイオードの順方向電圧降下を
Vf 、ダイオードのオン抵抗をr0 、コイルのインダク
タンスをL、その内部内部抵抗をRm とすると、
1とトランジスタTr4が同時にオフ状態となったとき
には、コイルCに逆起電圧(いわゆるキックバック電
圧)VK が発生する。このコイルCのインダクタンスに
起因した逆起電圧VK によりトランジスタが破壊されな
いように、図3の(a)に示すように、各トランジスタ
Tr1〜Tr4のコレクタとエミッタ間にそれぞれ還流
ダイオードD1 〜D4 が配設されている。そして、この
逆起電圧VK による還流電流i(t)が還流ダイオード
D2 、コイルC、還流ダイオードD3 を介して流れる。
このときの還流電流i(t)の流れを示す等価回路は、
図3の(b)に示すように表される。すなわち、スイッ
チSW がオンで励磁電流IA が流れている状態におい
て、スイッチSW をオフ状態とすると、コイルCの逆起
電圧VK に起因した還流電流i(t)が流れる。この還
流電流i(t)は、ダイオードの順方向電圧降下を
Vf 、ダイオードのオン抵抗をr0 、コイルのインダク
タンスをL、その内部内部抵抗をRm とすると、
【0013】
【数1】
【0014】で表される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】2相のステッピングモ
ータを、コイルCA 及びCB に互いに位相がπ/2ずれ
た駆動パルスを供給してステップ駆動させたとき、図1
に示す駆動回路1において、A相のコイルCA 及びB相
のコイルCB にそれぞれ流れる電流ICA、ICBを同時に
表すと、図4の(a)に示すようになる。また、A相の
コイルCA の両端の電圧であるコイル電圧Vの波形は、
図4の(b)に示すようになる。そして、A相のコイル
CA に逆起電圧VK が発生すると、図4の(a)の電流
波形に示すように、この逆起電圧VK により、トランジ
スタTr2及びTr3をオン状態にしたとき、A相のコ
イルCA に流れる電流が阻害される。すなわち、この逆
起電圧VK が低下しない限り、コイルCA に流れるべき
本来の励磁電流が流れないことになる。換言すると、従
来の鉄心モータ装置では、インダクタンスによる電流の
落込みをカバーすることができず、この逆起電圧が発生
した際にトルクリップルTrI が発生してしまう。この
結果、ステッピングモータは、トルクリップルTrI に
より回転トルクを低下させてしまう。
ータを、コイルCA 及びCB に互いに位相がπ/2ずれ
た駆動パルスを供給してステップ駆動させたとき、図1
に示す駆動回路1において、A相のコイルCA 及びB相
のコイルCB にそれぞれ流れる電流ICA、ICBを同時に
表すと、図4の(a)に示すようになる。また、A相の
コイルCA の両端の電圧であるコイル電圧Vの波形は、
図4の(b)に示すようになる。そして、A相のコイル
CA に逆起電圧VK が発生すると、図4の(a)の電流
波形に示すように、この逆起電圧VK により、トランジ
スタTr2及びTr3をオン状態にしたとき、A相のコ
イルCA に流れる電流が阻害される。すなわち、この逆
起電圧VK が低下しない限り、コイルCA に流れるべき
本来の励磁電流が流れないことになる。換言すると、従
来の鉄心モータ装置では、インダクタンスによる電流の
落込みをカバーすることができず、この逆起電圧が発生
した際にトルクリップルTrI が発生してしまう。この
結果、ステッピングモータは、トルクリップルTrI に
より回転トルクを低下させてしまう。
【0016】そこで、本発明は、上述したような問題点
を解決し得る新規な鉄心モータ装置及びその駆動制御方
法を提供することを目的とする。
を解決し得る新規な鉄心モータ装置及びその駆動制御方
法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄芯モータ
装置は、鉄心モータと駆動制御回路とから構成されてい
る。鉄心モータは、鉄心に巻回された2相のコイルへの
通電の相切り換えに応じて電磁誘導により一定角度ずつ
回転子を回転駆動する。駆動制御回路は、2相のコイル
への通電の相切り換えによって、2相のコイルに発生す
る位相の異なる逆起電圧の位相情報に基づいて駆動制御
信号を生成する。駆動制御回路は、2相のコイルへの通
電の相切り換えによって、通電がオフされるコイルに発
生する逆起電圧を、通電がオフされるコイルに接続され
ているスイッチング素子のオフになるタイミングを所定
時間遅延させることによって短絡させる。
装置は、鉄心モータと駆動制御回路とから構成されてい
る。鉄心モータは、鉄心に巻回された2相のコイルへの
通電の相切り換えに応じて電磁誘導により一定角度ずつ
回転子を回転駆動する。駆動制御回路は、2相のコイル
への通電の相切り換えによって、2相のコイルに発生す
る位相の異なる逆起電圧の位相情報に基づいて駆動制御
信号を生成する。駆動制御回路は、2相のコイルへの通
電の相切り換えによって、通電がオフされるコイルに発
生する逆起電圧を、通電がオフされるコイルに接続され
ているスイッチング素子のオフになるタイミングを所定
時間遅延させることによって短絡させる。
【0018】また、本発明に係る鉄芯モータ装置は、鉄
心モータと駆動制御回路とを備える。鉄心モータは、鉄
心に巻回された複数の励磁巻線への通電の相切り換えに
応じて電磁誘導により一定角度ずつ回転子を回転駆動す
る。駆動制御回路は、相切り換えにより通電がオフされ
る励磁巻線に発生するキックバック電圧を、この励磁巻
線に接続されるスイッチング素子がオフになるタイミン
グを遅らせることにより短絡させる。
心モータと駆動制御回路とを備える。鉄心モータは、鉄
心に巻回された複数の励磁巻線への通電の相切り換えに
応じて電磁誘導により一定角度ずつ回転子を回転駆動す
る。駆動制御回路は、相切り換えにより通電がオフされ
る励磁巻線に発生するキックバック電圧を、この励磁巻
線に接続されるスイッチング素子がオフになるタイミン
グを遅らせることにより短絡させる。
【0019】さらに、本発明は、鉄心に巻回された2相
のコイルへの通電の相切り換えに応じて電磁誘導により
一定角度ずつ回転子を回転駆動する鉄心モータの駆動制
御方法である。この駆動制御方法は、2相のコイルへの
通電の相切り換えによって、2相のコイルに発生する位
相の異なる逆起電圧の位相情報に基づいて駆動制御信号
を得、2相のコイルへの通電の相切り換えによって、通
電がオフされるコイルに発生する逆起電圧を、通電がオ
フされコイルに接続されているスイッチング素子のオフ
になるタイミングを所定時間遅延させることによって短
絡させる。
のコイルへの通電の相切り換えに応じて電磁誘導により
一定角度ずつ回転子を回転駆動する鉄心モータの駆動制
御方法である。この駆動制御方法は、2相のコイルへの
通電の相切り換えによって、2相のコイルに発生する位
相の異なる逆起電圧の位相情報に基づいて駆動制御信号
を得、2相のコイルへの通電の相切り換えによって、通
電がオフされるコイルに発生する逆起電圧を、通電がオ
フされコイルに接続されているスイッチング素子のオフ
になるタイミングを所定時間遅延させることによって短
絡させる。
【0020】
【作用】本発明によれば、相切り換えにより通電がオフ
される励磁巻線に発生する逆起電圧をこの励磁巻線に接
続されるスイッチング素子がオフになるタイミングを遅
延させることによって、駆動電流を流れ易くしてトルク
リップルを小さくし、インダクタンスの大きなモータで
あっても高いトルクを有するようにすることができる。
される励磁巻線に発生する逆起電圧をこの励磁巻線に接
続されるスイッチング素子がオフになるタイミングを遅
延させることによって、駆動電流を流れ易くしてトルク
リップルを小さくし、インダクタンスの大きなモータで
あっても高いトルクを有するようにすることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る鉄芯モータ装置の具体的
な実施例を図面を参照して説明する。
な実施例を図面を参照して説明する。
【0022】まず、本発明に係る鉄心モータ装置を構成
する鉄心モータを説明する。この鉄心モータは、複数の
極歯ヨークを交互に噛み合わせるように嵌合して形成し
た固定子を備えるいわゆるクローポール型のステッピン
グモータに適用したものである。
する鉄心モータを説明する。この鉄心モータは、複数の
極歯ヨークを交互に噛み合わせるように嵌合して形成し
た固定子を備えるいわゆるクローポール型のステッピン
グモータに適用したものである。
【0023】このステッピングモータは、マグネットを
回転子10に用いるものであって、図5に示すように、
回転軸11の外周囲に円筒状に形成したマグネット12
を嵌合配設した回転子10を備えている。この回転子1
0を構成するマグネット12は、周回り方向に交互に着
磁方向を逆にして複数の着磁部12aが設けられてい
る。この例にあっては、12個の着磁部12aが設けら
れている。また、円筒状のマグネット12の内周側に
は、回転軸11への取付け部材としてのスリーブ11a
が取付けられている。そして、マグネット12は、スリ
ーブ11aを回転軸11に密嵌させることによって、回
転軸11に一体的に取付けられる。
回転子10に用いるものであって、図5に示すように、
回転軸11の外周囲に円筒状に形成したマグネット12
を嵌合配設した回転子10を備えている。この回転子1
0を構成するマグネット12は、周回り方向に交互に着
磁方向を逆にして複数の着磁部12aが設けられてい
る。この例にあっては、12個の着磁部12aが設けら
れている。また、円筒状のマグネット12の内周側に
は、回転軸11への取付け部材としてのスリーブ11a
が取付けられている。そして、マグネット12は、スリ
ーブ11aを回転軸11に密嵌させることによって、回
転軸11に一体的に取付けられる。
【0024】一方、固定子13は、図6に示すように、
第1及び第2の極歯ヨーク14,15を組み合わせて形
成した第1のヨーク16と、第1及び第2の極歯ヨーク
14,15を組み合わせて形成した第2のヨーク17と
を備えている。これら第1及び第2のヨーク16,17
には、マグネット12の各着磁部12aに対応する極歯
14a,15aが設けられる。
第1及び第2の極歯ヨーク14,15を組み合わせて形
成した第1のヨーク16と、第1及び第2の極歯ヨーク
14,15を組み合わせて形成した第2のヨーク17と
を備えている。これら第1及び第2のヨーク16,17
には、マグネット12の各着磁部12aに対応する極歯
14a,15aが設けられる。
【0025】そして、第1の極歯ヨーク14は、図6に
示すように、リング状をなすフランジ部18を備え、こ
のフランジ部18の内周側から複数、具体的には6つの
極歯14aが等間隔で周回り方向に立ち上がり形成され
ている。これら極歯14aは、先端側に向かって先細り
状をなし、さらに内周側に向かって幅狭になるように形
成されている。各極歯14a間に形成される間隙は、第
2の極歯ヨーク15に形成された極歯15aが嵌合する
嵌合部となされる。
示すように、リング状をなすフランジ部18を備え、こ
のフランジ部18の内周側から複数、具体的には6つの
極歯14aが等間隔で周回り方向に立ち上がり形成され
ている。これら極歯14aは、先端側に向かって先細り
状をなし、さらに内周側に向かって幅狭になるように形
成されている。各極歯14a間に形成される間隙は、第
2の極歯ヨーク15に形成された極歯15aが嵌合する
嵌合部となされる。
【0026】また、第2の極歯ヨーク15も、リング状
をなすフランジ部19を備え、このフランジ部19の内
周側から複数、具体的には6つの極歯15aが等間隔で
周回り方向に立ち上がり形成されている。これら極歯1
5aも、先端側に向かって先細り状をなし、さらに内周
側に向かって幅狭になるように形成されている。そし
て、各極歯15a間に形成される間隙は、第1の極歯ヨ
ーク14に形成された極歯14aが嵌合する嵌合部とな
される。この第2の極歯ヨーク15のフランジ部19に
は、後述するように、固定子13を構成する第1及び第
2のコイル21,22への給電を行うための給電線を構
成するフレキシブル配線基板23を支持する突片24が
一体に突設されている。
をなすフランジ部19を備え、このフランジ部19の内
周側から複数、具体的には6つの極歯15aが等間隔で
周回り方向に立ち上がり形成されている。これら極歯1
5aも、先端側に向かって先細り状をなし、さらに内周
側に向かって幅狭になるように形成されている。そし
て、各極歯15a間に形成される間隙は、第1の極歯ヨ
ーク14に形成された極歯14aが嵌合する嵌合部とな
される。この第2の極歯ヨーク15のフランジ部19に
は、後述するように、固定子13を構成する第1及び第
2のコイル21,22への給電を行うための給電線を構
成するフレキシブル配線基板23を支持する突片24が
一体に突設されている。
【0027】そして、第1の極歯ヨーク14には、この
極歯ヨーク14の全体を覆うようにして合成樹脂がモー
ルド成形されることによって、円筒状に巻回された第1
又は第2のコイル21,22が嵌合配設されるボビン2
5が一体に形成されている。このボビン25には、全体
をもって筒状に突設された極歯14a部分に第1又は第
2のコイル21,22が嵌合される筒状をなすコイル嵌
合部26が構成され、フランジ部18部分に上支持板2
7又は下支持板28が構成されている。
極歯ヨーク14の全体を覆うようにして合成樹脂がモー
ルド成形されることによって、円筒状に巻回された第1
又は第2のコイル21,22が嵌合配設されるボビン2
5が一体に形成されている。このボビン25には、全体
をもって筒状に突設された極歯14a部分に第1又は第
2のコイル21,22が嵌合される筒状をなすコイル嵌
合部26が構成され、フランジ部18部分に上支持板2
7又は下支持板28が構成されている。
【0028】極歯14a部分に構成されるコイル嵌合部
26の内周側部分は、極歯14aに対応する形状となさ
れ、各極歯14aの被覆部29間に第2の極歯ヨーク1
5の極歯15aが嵌合される極歯嵌合部30が形成され
ている。なお、被覆部29は、相対嵌合される第1の極
歯ヨーク14の極歯14aと第2の極歯ヨーク15の極
歯15aとの間の電気的な絶縁を図る。
26の内周側部分は、極歯14aに対応する形状となさ
れ、各極歯14aの被覆部29間に第2の極歯ヨーク1
5の極歯15aが嵌合される極歯嵌合部30が形成され
ている。なお、被覆部29は、相対嵌合される第1の極
歯ヨーク14の極歯14aと第2の極歯ヨーク15の極
歯15aとの間の電気的な絶縁を図る。
【0029】そして、第1及び第2の極歯ヨーク14及
び15は、極歯14a及び15aを対向させ、互いの極
歯14a及び15aを噛み合わせように、すなわち、互
いの極歯14a、15aに他方の極歯14a、15aが
位置するようにして相対嵌合することによって第1及び
第2のヨーク16及び17を形成する。このように第1
及び第2の極歯ヨーク14及び15を相対嵌合すること
によって、周回り方向にマグネット12の各着磁部12
aに第1の極歯ヨーク14の極歯14aと第2の極歯ヨ
ーク15の極歯15aが交互に対向させる第1及び第2
のヨーク16及び17が構成される。
び15は、極歯14a及び15aを対向させ、互いの極
歯14a及び15aを噛み合わせように、すなわち、互
いの極歯14a、15aに他方の極歯14a、15aが
位置するようにして相対嵌合することによって第1及び
第2のヨーク16及び17を形成する。このように第1
及び第2の極歯ヨーク14及び15を相対嵌合すること
によって、周回り方向にマグネット12の各着磁部12
aに第1の極歯ヨーク14の極歯14aと第2の極歯ヨ
ーク15の極歯15aが交互に対向させる第1及び第2
のヨーク16及び17が構成される。
【0030】また、第1及び第2のヨーク16及び17
は、図5に示すように、第2の極歯ヨーク15のフラン
ジ部19を互いに突き合わせるようにして重ね合わせら
れる。
は、図5に示すように、第2の極歯ヨーク15のフラン
ジ部19を互いに突き合わせるようにして重ね合わせら
れる。
【0031】そして、ボビン25に嵌合配設される第1
及び第2のコイル21,22は、給電線を構成するフレ
キシブル配線基板23上に取付けられることによって、
互いの電気的な接続が図られる。このフレキシブル配線
基板23は、図6に示すように、配線パターン23aが
延在された接続扞31の両端にリング状をなすコイル取
付け部32,33を形成している。そして、第1及び第
2のコイル21,22は、図6に示すように、配線パタ
ーン23aへの電気的な接続が図られて各コイル取付け
部32,33上に取付けられる。なお、第1及び第2の
コイル21,22の各コイル取付け部32,33への取
付けは、各コイル21,22と配線パターン23aとの
間を電気的な接続を図る導電性の接着剤、さらには他の
接着剤を用いて行われる。
及び第2のコイル21,22は、給電線を構成するフレ
キシブル配線基板23上に取付けられることによって、
互いの電気的な接続が図られる。このフレキシブル配線
基板23は、図6に示すように、配線パターン23aが
延在された接続扞31の両端にリング状をなすコイル取
付け部32,33を形成している。そして、第1及び第
2のコイル21,22は、図6に示すように、配線パタ
ーン23aへの電気的な接続が図られて各コイル取付け
部32,33上に取付けられる。なお、第1及び第2の
コイル21,22の各コイル取付け部32,33への取
付けは、各コイル21,22と配線パターン23aとの
間を電気的な接続を図る導電性の接着剤、さらには他の
接着剤を用いて行われる。
【0032】フレキシブル配線基板23上に取付けられ
た第1及び第2のコイル21,22は、図5に示すよう
に、各コイル取付け部32,33側をそれぞれ第2の極
歯ヨーク15,15のフランジ部19,19上に重ね合
わせるようにして、極歯15a,15aの外周囲に嵌合
される。このとき、フレキシブル配線基板23の接続扞
31は、各コイル取付け部32,33を対向させるよう
に折り返され、図5に示すように、互いに突き合わせら
れた第2の極歯ヨーク15,15に設けられた突片2
4,24の両面に亘って巻き付けられるように延在され
る。この突片24,24上に延在する接続扞31の一部
には、配線パターン23aの一部が外方に臨まされ、後
述す駆動回路に接続される給電線が接続される。
た第1及び第2のコイル21,22は、図5に示すよう
に、各コイル取付け部32,33側をそれぞれ第2の極
歯ヨーク15,15のフランジ部19,19上に重ね合
わせるようにして、極歯15a,15aの外周囲に嵌合
される。このとき、フレキシブル配線基板23の接続扞
31は、各コイル取付け部32,33を対向させるよう
に折り返され、図5に示すように、互いに突き合わせら
れた第2の極歯ヨーク15,15に設けられた突片2
4,24の両面に亘って巻き付けられるように延在され
る。この突片24,24上に延在する接続扞31の一部
には、配線パターン23aの一部が外方に臨まされ、後
述す駆動回路に接続される給電線が接続される。
【0033】なお、フレキシブル配線基板23のコイル
取付け部32,33は、各コイル21,22と第2の極
歯ヨーク15,15との間の確実な電気的な絶縁を図る
機能を有する。
取付け部32,33は、各コイル21,22と第2の極
歯ヨーク15,15との間の確実な電気的な絶縁を図る
機能を有する。
【0034】上述のように構成された回転子10及び固
定子13は、図5に示すように円筒状に形成されたモー
タケース35内に順次組み込まれてことによってステッ
ピングモータが組み立てられる。
定子13は、図5に示すように円筒状に形成されたモー
タケース35内に順次組み込まれてことによってステッ
ピングモータが組み立てられる。
【0035】以下においてステッピングモータを組み立
てる手順を説明する。
てる手順を説明する。
【0036】まず、モータケース34の底面側に固定子
13を構成する第2のヨーク17側の第1の極歯ヨーク
14を収納配設する。このとき、第1の極歯ヨーク14
は、フランジ部18の外周縁に切欠き形成された一対の
係合溝35,35を、モータケース34の内周面に高さ
方向に亘って突設された位置決め用の一対の突条部3
6,36に係合させて収納される。第1の極歯ヨーク1
4は、係合溝35,35を突条部36,36に係合させ
て収納されることから、モータケース34内に収納方向
が規制されて配置される。
13を構成する第2のヨーク17側の第1の極歯ヨーク
14を収納配設する。このとき、第1の極歯ヨーク14
は、フランジ部18の外周縁に切欠き形成された一対の
係合溝35,35を、モータケース34の内周面に高さ
方向に亘って突設された位置決め用の一対の突条部3
6,36に係合させて収納される。第1の極歯ヨーク1
4は、係合溝35,35を突条部36,36に係合させ
て収納されることから、モータケース34内に収納方向
が規制されて配置される。
【0037】次いで、第1及び第2のヨーク16,17
を構成する互いに突き合わせられ、第1及び第2のコイ
ル21,22が嵌合配設された第2の極歯ヨーク15,
15をモータケース34内に収納する。このとき、第2
の極歯ヨーク15,15は、フランジ部19,19の外
周縁に切欠き形成された一対の係合溝37,37を突条
部36,36に係合させて収納されることにより、モー
タケース34内に収納方向が規制されて配置される。こ
のように第2の極歯ヨーク15,15のモータケース3
4に対する収納方向が規制されることから、第2のヨー
ク17側の第2の極歯ヨーク15は、モータケース34
内に配置されたとき、各極歯15aを第1の極歯ヨーク
14の極歯14a間に嵌合されて第1の極歯ヨーク14
と一体化されて第2のヨーク17を構成する。
を構成する互いに突き合わせられ、第1及び第2のコイ
ル21,22が嵌合配設された第2の極歯ヨーク15,
15をモータケース34内に収納する。このとき、第2
の極歯ヨーク15,15は、フランジ部19,19の外
周縁に切欠き形成された一対の係合溝37,37を突条
部36,36に係合させて収納されることにより、モー
タケース34内に収納方向が規制されて配置される。こ
のように第2の極歯ヨーク15,15のモータケース3
4に対する収納方向が規制されることから、第2のヨー
ク17側の第2の極歯ヨーク15は、モータケース34
内に配置されたとき、各極歯15aを第1の極歯ヨーク
14の極歯14a間に嵌合されて第1の極歯ヨーク14
と一体化されて第2のヨーク17を構成する。
【0038】第2の極歯ヨーク15,15がモータケー
ス34内に収納されたとき、第2の極歯ヨーク15,1
5に突設された突片24,24は、モータケース34の
周壁を切り欠いて形成した切欠き部38を介してモータ
ケース34の外方に突出される。従って、突片24,2
4上に延在されたフランジ配線基板23の接続扞31
も、モータケース34の外方に臨まされる。
ス34内に収納されたとき、第2の極歯ヨーク15,1
5に突設された突片24,24は、モータケース34の
周壁を切り欠いて形成した切欠き部38を介してモータ
ケース34の外方に突出される。従って、突片24,2
4上に延在されたフランジ配線基板23の接続扞31
も、モータケース34の外方に臨まされる。
【0039】なお、第2のヨーク17側の第1の極歯ヨ
ーク14と第2の極歯ヨーク15,15は、互いに組み
合わせられ一体化された状態でモータケース34内に収
納するようにしてもよい。
ーク14と第2の極歯ヨーク15,15は、互いに組み
合わせられ一体化された状態でモータケース34内に収
納するようにしてもよい。
【0040】次に、第2のヨーク17側の第1の極歯ヨ
ーク14と第2の極歯ヨーク15,15に挿通するよう
にして、回転子10をモータケース34内に組み込む。
このとき、回転子10を構成する回転軸11の一端部1
1bは、図7に示すように、第2のヨーク17を構成す
る第1の極歯ヨーク14のフランジ部18部分に形成さ
れる下支持板28の中心部に設けられた軸受を構成する
焼結メタル軸受39に支持される。
ーク14と第2の極歯ヨーク15,15に挿通するよう
にして、回転子10をモータケース34内に組み込む。
このとき、回転子10を構成する回転軸11の一端部1
1bは、図7に示すように、第2のヨーク17を構成す
る第1の極歯ヨーク14のフランジ部18部分に形成さ
れる下支持板28の中心部に設けられた軸受を構成する
焼結メタル軸受39に支持される。
【0041】なお、回転子10は、第2のヨーク17側
の第1の極歯ヨーク14と第2の極歯ヨーク15,15
を収納する前にモータケース34内に収納するようにし
てもよい。
の第1の極歯ヨーク14と第2の極歯ヨーク15,15
を収納する前にモータケース34内に収納するようにし
てもよい。
【0042】次に、第1のヨーク16側の第1の極歯ヨ
ーク14をモータケース34の開口端側に嵌合するよう
にしてこのモータケース34内に収納する。このとき、
第1の極歯ヨーク14のフランジ部18の外周縁に切欠
き形成された一対の係合溝40,40を突条部36,3
6に係合させて嵌合されることにより、モータケース3
4に対する収納方向が規制されて取付けられる。このよ
うに第1の極歯ヨーク14は、モータケース34に対す
る収納方向が規制されることから、モータケース34内
に配置されたとき、各極歯14aを第2の極歯ヨーク1
5の極歯15a間に嵌合させて第2の極歯ヨーク15と
一体化されて第1のヨーク16を構成する。
ーク14をモータケース34の開口端側に嵌合するよう
にしてこのモータケース34内に収納する。このとき、
第1の極歯ヨーク14のフランジ部18の外周縁に切欠
き形成された一対の係合溝40,40を突条部36,3
6に係合させて嵌合されることにより、モータケース3
4に対する収納方向が規制されて取付けられる。このよ
うに第1の極歯ヨーク14は、モータケース34に対す
る収納方向が規制されることから、モータケース34内
に配置されたとき、各極歯14aを第2の極歯ヨーク1
5の極歯15a間に嵌合させて第2の極歯ヨーク15と
一体化されて第1のヨーク16を構成する。
【0043】第1のヨーク16側の第1の極歯ヨーク1
4がモータケース34の開口端側に嵌合配設されると
き、回転子10を構成する回転軸11の他端部11c側
は、第1のヨーク16を構成する第1の極歯ヨーク14
のフランジ部18部分に形成される上支持板27の中心
部に穿設された貫通孔42を介してモータケース34の
外方に突出される。なお、回転軸11の他端部11c側
の中途部は、図7に示すように、貫通孔42内に設けら
れた軸受を構成する焼結メタル軸受43を介して回転自
在に支持される。
4がモータケース34の開口端側に嵌合配設されると
き、回転子10を構成する回転軸11の他端部11c側
は、第1のヨーク16を構成する第1の極歯ヨーク14
のフランジ部18部分に形成される上支持板27の中心
部に穿設された貫通孔42を介してモータケース34の
外方に突出される。なお、回転軸11の他端部11c側
の中途部は、図7に示すように、貫通孔42内に設けら
れた軸受を構成する焼結メタル軸受43を介して回転自
在に支持される。
【0044】そして、モータケース34の開口端側に嵌
合配設され第1のヨーク16側の第1の極歯ヨーク14
は、モータケース34の開口端側をかしめることによっ
てモータケース34に固定される。第1のヨーク16側
の第1の極歯ヨーク14がモータケース34に固定され
ることにより、固定子13がモータケース34内に位置
決めされて取付けられ、回転子10が一端部11b及び
他端側11cの中途部を焼結メタル軸受39,43に支
持されてモータケース34内に回転自在に取付けられる
ことによりステッピングモータが構成される。
合配設され第1のヨーク16側の第1の極歯ヨーク14
は、モータケース34の開口端側をかしめることによっ
てモータケース34に固定される。第1のヨーク16側
の第1の極歯ヨーク14がモータケース34に固定され
ることにより、固定子13がモータケース34内に位置
決めされて取付けられ、回転子10が一端部11b及び
他端側11cの中途部を焼結メタル軸受39,43に支
持されてモータケース34内に回転自在に取付けられる
ことによりステッピングモータが構成される。
【0045】ここで、上述のように構成された本発明に
係るステッピングモータをバイポーラ駆動させるための
駆動回路を図8を用いて説明する。この図8に示す駆動
回路51は、第1及び第2(以下、2相という)のコイ
ル21,22にパルス状の駆動電流(以下、駆動パルス
という。)を流して回転子10を回転させる駆動部52
と、駆動部52の駆動タイミングを制御する駆動制御部
53とを備えている。この駆動制御部53は、各相のコ
イルの両端にそれぞれ発生する逆起電圧を検出する逆起
電圧検出部54と、逆起電圧検出部54からの信号に基
づいて駆動部52を制御するタイミング信号を出力する
駆動ロジック部55とから構成される。そして、駆動回
路51は、各コイル21,22に発生する逆起電圧、す
なわち電気角θに対する各相のコイルの磁束密度φの変
化dφ/dθに基づいて、回転子10と各コイル21,
22との相対的な位置情報を求め、この位置情報に基づ
いた駆動パルスを生成してステッピングモータを駆動す
るようになっている。すなわち、この駆動回路51は、
ステッピングモータをセンサレス駆動するようになって
いる。
係るステッピングモータをバイポーラ駆動させるための
駆動回路を図8を用いて説明する。この図8に示す駆動
回路51は、第1及び第2(以下、2相という)のコイ
ル21,22にパルス状の駆動電流(以下、駆動パルス
という。)を流して回転子10を回転させる駆動部52
と、駆動部52の駆動タイミングを制御する駆動制御部
53とを備えている。この駆動制御部53は、各相のコ
イルの両端にそれぞれ発生する逆起電圧を検出する逆起
電圧検出部54と、逆起電圧検出部54からの信号に基
づいて駆動部52を制御するタイミング信号を出力する
駆動ロジック部55とから構成される。そして、駆動回
路51は、各コイル21,22に発生する逆起電圧、す
なわち電気角θに対する各相のコイルの磁束密度φの変
化dφ/dθに基づいて、回転子10と各コイル21,
22との相対的な位置情報を求め、この位置情報に基づ
いた駆動パルスを生成してステッピングモータを駆動す
るようになっている。すなわち、この駆動回路51は、
ステッピングモータをセンサレス駆動するようになって
いる。
【0046】ここで、駆動部52の動作について説明す
る。
る。
【0047】図8に示した駆動部52の1つのコイルに
対する基本的な構成は、図9の(a)で表される。すな
わち、トランジスタTr11、Tr13のコレクタは、
電圧がVs の電源に接続されている。トランジスタTr
1のエミッタは、トランジスタTr12のコレクタに接
続されるとともに、コイルCの一端側にも接続されてい
る。また、トランジスタTr3のエミッタは、トランジ
スタTr14のコレクタと接続するととともに、コイル
Cの他端側に接続されている。トランジスタTr12、
Tr14のエミッタは接地されている。なお、これらの
トランジスタTr12、Tr14のエミッタは負極性の
電源に接続させるようにしてもよい。
対する基本的な構成は、図9の(a)で表される。すな
わち、トランジスタTr11、Tr13のコレクタは、
電圧がVs の電源に接続されている。トランジスタTr
1のエミッタは、トランジスタTr12のコレクタに接
続されるとともに、コイルCの一端側にも接続されてい
る。また、トランジスタTr3のエミッタは、トランジ
スタTr14のコレクタと接続するととともに、コイル
Cの他端側に接続されている。トランジスタTr12、
Tr14のエミッタは接地されている。なお、これらの
トランジスタTr12、Tr14のエミッタは負極性の
電源に接続させるようにしてもよい。
【0048】そして、トランジスタTr11とトランジ
スタTr14を同時にオン状態にすると、励磁電流IA
がトランジスタTr11、コイルC、トランジスタTr
14を通って流れる。この励磁電流IA は、A相のコイ
ルCA に流れる電流である。次に、後述するように、ト
ランジスタTr14をオフ状態とし、それから所定時間
遅らせてトランジスタTr11をオフ状態とした後、ト
ランジスタTr12とトランジスタTr13を同時にオ
ン状態にすると、励磁電流IA と逆方向の励磁電流がト
ランジスタTr13、コイルC、トランジスタTr12
を通って流れる。この動作を繰り返すことにより、ステ
ッピングモータのバイポーラ駆動が行われる。
スタTr14を同時にオン状態にすると、励磁電流IA
がトランジスタTr11、コイルC、トランジスタTr
14を通って流れる。この励磁電流IA は、A相のコイ
ルCA に流れる電流である。次に、後述するように、ト
ランジスタTr14をオフ状態とし、それから所定時間
遅らせてトランジスタTr11をオフ状態とした後、ト
ランジスタTr12とトランジスタTr13を同時にオ
ン状態にすると、励磁電流IA と逆方向の励磁電流がト
ランジスタTr13、コイルC、トランジスタTr12
を通って流れる。この動作を繰り返すことにより、ステ
ッピングモータのバイポーラ駆動が行われる。
【0049】ところで、図9(a)に示す回路は、トラ
ンジスタTr4をオフした直後は、図9(b)に示す等
価回路で表される。この等価回路における還流電流につ
いて定量的に計算してみる。
ンジスタTr4をオフした直後は、図9(b)に示す等
価回路で表される。この等価回路における還流電流につ
いて定量的に計算してみる。
【0050】ここで、図9(b)の等価回路に使われる
パラメータは、ダイオードの順方向電圧降下Vf 、トラ
ンジスタのオン抵抗及びダイオードのオン抵抗をまとめ
た抵抗r0 、コイルのインダクタンスL、その内部抵抗
Rm である。また、ダイオードの順方向電圧効果V
f は、例えば0.7Vとしている。
パラメータは、ダイオードの順方向電圧降下Vf 、トラ
ンジスタのオン抵抗及びダイオードのオン抵抗をまとめ
た抵抗r0 、コイルのインダクタンスL、その内部抵抗
Rm である。また、ダイオードの順方向電圧効果V
f は、例えば0.7Vとしている。
【0051】そして、スイッチSW をオフしたときに流
れる還流電流をi(t)は、
れる還流電流をi(t)は、
【0052】
【数2】
【0053】という微分方程式(2)で表される。電流
i(t)がゼロより大きい領域について初期値i(0)
=I0 とし、R=Rm +r0 とすると、式(2)は式
(3)となる。
i(t)がゼロより大きい領域について初期値i(0)
=I0 とし、R=Rm +r0 とすると、式(2)は式
(3)となる。
【0054】
【数3】
【0055】この式(3)をラプラス変換すると、 R・I(s)+Vf /s+L・{s・I(s)−i
(0)}=0 (R+Ls)I(s)=L・i(0)−Vf /s
(0)}=0 (R+Ls)I(s)=L・i(0)−Vf /s
【0056】
【数4】
【0057】となる。この式(4)の第2項をラプラス
逆変換できる形、すなわち部分分数の形に変形と、この
第2項の部分分数は、式(5)となる。
逆変換できる形、すなわち部分分数の形に変形と、この
第2項の部分分数は、式(5)となる。
【0058】
【数5】
【0059】ここで、α,βは式(6)に示す関係を有
する。
する。
【0060】 α(s+R/L)+sβ=Vf /L (6) この式(6)のα(s+R/L)+sβ=Vf /Lとい
う恒等式が成立するためには、 α=(Vf /L)・(L/R)=Vf /R (7) β=−α=−Vf /R (8) となる。
う恒等式が成立するためには、 α=(Vf /L)・(L/R)=Vf /R (7) β=−α=−Vf /R (8) となる。
【0061】従って、式(4)は、
【0062】
【数6】
【0063】となる。この式(9)をラプラス逆変換す
ると、
ると、
【0064】
【数7】
【0065】となり、ここで、Rm 》r0 という関係を
用いて、
用いて、
【0066】
【数8】
【0067】が得られる。
【0068】一方、図9(a)に示すトランジスタTr
11とトランジスタTr14を同時にオン状態としたと
きのコイルCに流れる立ち上がりの電流i(t)は、 i(t)=E/Rm ・{1−exp(−Rm t/L)} (12) である。
11とトランジスタTr14を同時にオン状態としたと
きのコイルCに流れる立ち上がりの電流i(t)は、 i(t)=E/Rm ・{1−exp(−Rm t/L)} (12) である。
【0069】そして、実際のパラメータ値を、例えば、 電圧E=10V 実際にコイルが有する内部抵抗Rm =20Ω コイルのインダクタンス=15mH 着磁極数=12 定格回転数Nr =1200rpm=20rps ダイオードの順方向電圧降下Vf = 0.7V として、実際の還流電流i(t)と立ち上がり電流
(t)を求め、これらを時間をずらして合成して表す
と、コイルCに流れる電流の波形は、図10(a)中の
(○)でプロットしてある曲線で示されているように変
化する。ここで、2相90゜の通電パルス幅T0 は、定格
回転数Nr =1200rpm 時には、2.08msec(=(1/20)/(12
/2)/4 =00208sec)であり、時定数τはL/Rm から0.
75msecである。また、図1に示した従来の回路による式
(1)で表される還流電流i(t)の波形は、図10
(a)中の(×)でプロットしてあるような波形にな
る。すなわち、本実施の駆動回路51では、図中に斜線
で示した分だけ、コイルCに電流を多く流すことができ
る。
(t)を求め、これらを時間をずらして合成して表す
と、コイルCに流れる電流の波形は、図10(a)中の
(○)でプロットしてある曲線で示されているように変
化する。ここで、2相90゜の通電パルス幅T0 は、定格
回転数Nr =1200rpm 時には、2.08msec(=(1/20)/(12
/2)/4 =00208sec)であり、時定数τはL/Rm から0.
75msecである。また、図1に示した従来の回路による式
(1)で表される還流電流i(t)の波形は、図10
(a)中の(×)でプロットしてあるような波形にな
る。すなわち、本実施の駆動回路51では、図中に斜線
で示した分だけ、コイルCに電流を多く流すことができ
る。
【0070】また、例えば回転子10の定格回転数をN
r =600rpmにしたときの電流波形を、図10(b)に示
す。この場合も、本実施の駆動回路51では、図中に斜
線で示した分だけ、コイルCに電流を多く流すことがで
きる。なお、これらの図10(A)及び(b)には、も
う一方の相のコイルに流れる電流を破線で示している。
r =600rpmにしたときの電流波形を、図10(b)に示
す。この場合も、本実施の駆動回路51では、図中に斜
線で示した分だけ、コイルCに電流を多く流すことがで
きる。なお、これらの図10(A)及び(b)には、も
う一方の相のコイルに流れる電流を破線で示している。
【0071】つぎに、図8に示す駆動回路51におい
て、例えば、式(11)で求められるコイル21の還流
電流i(t)と式(12)で求められるコイル22の立
ち上がりの電流を加算して、実際の値を代入すると、加
算された電流iM (t)は、
て、例えば、式(11)で求められるコイル21の還流
電流i(t)と式(12)で求められるコイル22の立
ち上がりの電流を加算して、実際の値を代入すると、加
算された電流iM (t)は、
【0072】
【数9】
【0073】となる。そして、2つのコイル21,22
に流れる電流のオーバラップ分を考慮して表すと、オー
バラップ区間に対する電流波形iM (t)は、図11に
示すようになる。すなわち、コイル21の還流電流とコ
イル22の立ち上がりの電流を加えた電流iM (t)と
しては、ほぼ一定な電流波形が得られる。そして、この
ような還流電流を多く流すためには、図9に示した回路
におけるダイオードD13がオフ状態になるまでトランジ
スタTr11のオン状態を継続させておくとよい。すな
わち、トランジスタTr11をオン状態からオフ状態へ
の切り換えタイミングを、図12の模式的なタイミング
チャートが示すように、トランジスタTr14の切り換
えに比べて時間TD だけ遅らせればよい。
に流れる電流のオーバラップ分を考慮して表すと、オー
バラップ区間に対する電流波形iM (t)は、図11に
示すようになる。すなわち、コイル21の還流電流とコ
イル22の立ち上がりの電流を加えた電流iM (t)と
しては、ほぼ一定な電流波形が得られる。そして、この
ような還流電流を多く流すためには、図9に示した回路
におけるダイオードD13がオフ状態になるまでトランジ
スタTr11のオン状態を継続させておくとよい。すな
わち、トランジスタTr11をオン状態からオフ状態へ
の切り換えタイミングを、図12の模式的なタイミング
チャートが示すように、トランジスタTr14の切り換
えに比べて時間TD だけ遅らせればよい。
【0074】しかしながら、ステッピングモータのセン
サレス駆動を行うためには、逆起電圧検出部54で逆起
電圧を検出しなければならない。この遅延時間TD が、
定格回転数Nr 、極数等のパラメータで決められる通電
のパルス幅T0 の半分以上あると、図10(a)から明
らかなように逆起電圧のゼロクロス位置の検出ができな
くなる。これにより、ステッピングモータの駆動回路5
1はセンサレス駆動ができなくなってしまう。センサレ
ス駆動も満足しながら還流電流を適正に流すことができ
る遅延時間TD は、逆起電圧検出する逆起電圧検出回路
54の動作のマージンTM も考慮して、 TD =T0 /2−TM (13) で与えられる。動作のマージンTM が近似的にゼロなら
ば、遅延時間TD は、通電のパルス幅T0 の半分程度に
なる。
サレス駆動を行うためには、逆起電圧検出部54で逆起
電圧を検出しなければならない。この遅延時間TD が、
定格回転数Nr 、極数等のパラメータで決められる通電
のパルス幅T0 の半分以上あると、図10(a)から明
らかなように逆起電圧のゼロクロス位置の検出ができな
くなる。これにより、ステッピングモータの駆動回路5
1はセンサレス駆動ができなくなってしまう。センサレ
ス駆動も満足しながら還流電流を適正に流すことができ
る遅延時間TD は、逆起電圧検出する逆起電圧検出回路
54の動作のマージンTM も考慮して、 TD =T0 /2−TM (13) で与えられる。動作のマージンTM が近似的にゼロなら
ば、遅延時間TD は、通電のパルス幅T0 の半分程度に
なる。
【0075】具体的には、図8に示す駆動回路51にお
いて、駆動ロジック部55からトランジスタTR11、
TR13、TR15、TR17のゲートに供給する駆動
信号のオン状態からオフ状態への切り換えを、従来のト
ランジスタTR1とトランジスタTR4、トランジスタ
TR3とトランジスタTR2、トランジスタTR5とト
ランジスタTR8、トランジスタTR7とトランジスタ
TR6を同時にオン/オフ制御していた場合よりも、遅
延時間TD だけ遅らせることにより、キックバック電圧
による電流のパスが、例えばコイル21に流れる電流に
ついては、トランジスタTR11、コイル21、ダイオ
ードD13を通るパスとなる。したがって、この駆動回路
51では、従来の回路に比して、ダイオードの電圧降下
が1段分減ることになる。この1段分減ることによる電
流が還流電流として増えることになる。また、この構成
によって還流ダイオードの使用数量を半分に削減するこ
とができる。
いて、駆動ロジック部55からトランジスタTR11、
TR13、TR15、TR17のゲートに供給する駆動
信号のオン状態からオフ状態への切り換えを、従来のト
ランジスタTR1とトランジスタTR4、トランジスタ
TR3とトランジスタTR2、トランジスタTR5とト
ランジスタTR8、トランジスタTR7とトランジスタ
TR6を同時にオン/オフ制御していた場合よりも、遅
延時間TD だけ遅らせることにより、キックバック電圧
による電流のパスが、例えばコイル21に流れる電流に
ついては、トランジスタTR11、コイル21、ダイオ
ードD13を通るパスとなる。したがって、この駆動回路
51では、従来の回路に比して、ダイオードの電圧降下
が1段分減ることになる。この1段分減ることによる電
流が還流電流として増えることになる。また、この構成
によって還流ダイオードの使用数量を半分に削減するこ
とができる。
【0076】また、接地電圧に乗るノイズも低減するこ
とができるので、逆起電力の検出が安定に行え、モータ
の駆動動作を安定化することができる。
とができるので、逆起電力の検出が安定に行え、モータ
の駆動動作を安定化することができる。
【0077】このようにオーバラップ通電が行われる
と、図13(a)に示すように、ギャップ領域を小さく
することができる。これに応じて駆動回路51は、図1
3(b)に示すように、コイルの両端の電圧Vに発生す
るトルクリップルTRIを低減することができ、同一のス
テッピングモータであっても高いトルクが得られること
になる。
と、図13(a)に示すように、ギャップ領域を小さく
することができる。これに応じて駆動回路51は、図1
3(b)に示すように、コイルの両端の電圧Vに発生す
るトルクリップルTRIを低減することができ、同一のス
テッピングモータであっても高いトルクが得られること
になる。
【0078】以上のように、本実施の駆動回路51で
は、本来の駆動電流が流れ易くしてトルクリップルを従
来より小さくし、インダクタンスの大きいステッピング
モータであっても高いトルクの特性のモータにでき、ス
テッピングモータの特性を向上させることができる。ま
た、この構成では、還流ダイオードの使用数量を半分に
削減することができるので、製造コストの低減を図るこ
ともできる。
は、本来の駆動電流が流れ易くしてトルクリップルを従
来より小さくし、インダクタンスの大きいステッピング
モータであっても高いトルクの特性のモータにでき、ス
テッピングモータの特性を向上させることができる。ま
た、この構成では、還流ダイオードの使用数量を半分に
削減することができるので、製造コストの低減を図るこ
ともできる。
【0079】さらに、接地電圧に乗るノイズも低減する
ことができるので、逆起電力の検出が安定に行え、モー
タの駆動動作を安定化することができる。
ことができるので、逆起電力の検出が安定に行え、モー
タの駆動動作を安定化することができる。
【0080】
【発明の効果】本発明に係る鉄芯モータ装置では、相切
換えにより通電がオフされる励磁巻線に発生するキック
バック電圧をこの励磁巻線に接続されるスイッチング素
子がオフになるタイミングを遅らせることにより、本来
の駆動電流が流れ易くしてトルクリップルを従来より小
さくし、インダクタンスの大きいステッピングモータで
あっても高いトルクの特性のモータにでき、ステッピン
グモータの特性を向上させることができる。
換えにより通電がオフされる励磁巻線に発生するキック
バック電圧をこの励磁巻線に接続されるスイッチング素
子がオフになるタイミングを遅らせることにより、本来
の駆動電流が流れ易くしてトルクリップルを従来より小
さくし、インダクタンスの大きいステッピングモータで
あっても高いトルクの特性のモータにでき、ステッピン
グモータの特性を向上させることができる。
【0081】また、2相モータ巻線を用いることによ
り、制御の簡便さを図ることができる。
り、制御の簡便さを図ることができる。
【0082】この構成では、還流ダイオードの使用数量
を半分に削減することができるので、製造コストの低減
を図ることもでき、接地電圧に乗るノイズも低減するこ
とができるので、逆起電力の検出が安定に行え、モータ
の駆動動作を安定化することができる。
を半分に削減することができるので、製造コストの低減
を図ることもでき、接地電圧に乗るノイズも低減するこ
とができるので、逆起電力の検出が安定に行え、モータ
の駆動動作を安定化することができる。
【図1】従来の鉄芯モータ装置における駆動回路の概略
的なブロック回路図である。
的なブロック回路図である。
【図2】上記鉄芯モータ装置の動作を説明するための各
種波形図である。
種波形図である。
【図3】上記駆動回路における一つの相側のコイルを駆
動する駆動部の構成を示す回路図である。
動する駆動部の構成を示す回路図である。
【図4】上記駆動回路からコイルに流れる電流と電圧の
波形を示すが波形図である。
波形を示すが波形図である。
【図5】本発明に係る鉄芯モータの分解斜視図である。
【図6】鉄心モータの固定子を示す分解斜視図である。
【図7】鉄心モータの縦断面図である。
【図8】本発明に係る鉄心モータ装置の駆動回路の概略
的なブロック回路図である。
的なブロック回路図である。
【図9】上記駆動回路における一つの相側のコイルを駆
動する駆動部の構成を示す回路図である。
動する駆動部の構成を示す回路図である。
【図10】上記駆動回路がコイルに出力する電流の過渡
応答波形を示す図である。
応答波形を示す図である。
【図11】上記駆動回路から出力される電流のオーバラ
ップ区間に対する電流量を示すグラフである。
ップ区間に対する電流量を示すグラフである。
【図12】上記駆動回路のトランジスタのオン/オフ状
態とコイルに流れる電流量を説明するタイミングチャー
トである。
態とコイルに流れる電流量を説明するタイミングチャー
トである。
【図13】上記駆動回路からコイルに流れる電流と電圧
の波形を示すが波形図である。
の波形を示すが波形図である。
10 回転子 11 回転軸 12 マグネット 13 固定子 16 第1のヨーク 17 第2のヨーク 21 第1のコイル 22 第2のコイル 35 モータケース 51 駆動回路 52 駆動部 53 駆動制御部 54 逆起電圧検出部 55 駆動ロジック部
Claims (9)
- 【請求項1】 鉄心に巻回された2相のコイルへの通電
の相切り換えに応じて電磁誘導により一定角度ずつ回転
子が回転駆動する鉄心モータと、 上記2相のコイルに発生する互いに位相の異なる逆起電
圧の位相情報に基づいて駆動制御信号を生成する駆動制
御手段とを備え、 上記駆動制御手段は、2相のコイルへの通電の相切り換
えによって、上記通電がオフされるコイルに発生する逆
起電圧を、上記通電がオフされるコイルに接続されてい
るスイッチング素子のオフになるタイミングを所定時間
遅延させることによって短絡させることを特徴とする鉄
心モータ装置。 - 【請求項2】 上記駆動制御手段による上記所定時間T
D は、上記2相のコイルにするパルス幅をTO 、逆起電
圧を検出するためのマージンをTM としたとき、 TD =TO /2−TM で与えられることを特徴とする請求項1記載の鉄心モー
タ装置。 - 【請求項3】 上記駆動制御手段による上記所定時間
は、通電のパルス幅の略半分に相当する時間であること
を特徴とする請求項1記載の鉄心モータ装置。 - 【請求項4】 上記駆動制御手段は、 上記2相のコイルの各励磁巻線へ駆動電流を供給する第
1の電源端子及び第2の電源端子と、 上記第1の電源端子と上記励磁巻線の一端との間に接続
された相切り換え用の第1のスイッチング素子と、 上記第2の電源端子と上記励磁巻線の一端との間に接続
された相切り換え用の第2のスイッチング素子と、 上記第1の電源端子と上記励磁巻線の他端との間に接続
された相切り換え用の第3のスイッチング素子と、 上記第2の電源端子と上記励磁巻線の他端との間に接続
された相切り換え用の第4のスイッチング素子と、 同時にオフ状態になる際に上記第1のスイッチング素子
のオフタイミングを上記第4のスイッチング素子より遅
らせ、上記第3のスイッチング素子のオフタイミングを
上記第2のスイッチング素子よりも遅らせて上記励磁巻
線に駆動電流を出力することを特徴とする請求項1記載
の鉄心モータ装置。 - 【請求項5】 鉄心に巻回された複数のコイルへの通電
の相切り換えに応じて電磁誘導により一定角度ずつ回転
子が回転駆動する鉄心モータと、 上記相切り換えにより通電がオフされる励磁巻線に発生
するキックバック電圧を、この励磁巻線に接続されるス
イッチング素子がオフになるタイミングを遅らせること
により短絡させる駆動制御手段とを備えてなる鉄心モー
タ装置。 - 【請求項6】 上記励磁巻線として、2相モータ巻線を
用いることを特徴とする請求項5記載の鉄心モータ装
置。 - 【請求項7】 上記駆動制御手段は、 上記励磁巻線へ駆動電流を供給する第1の電源端子及び
第2の電源端子と、 上記第1の電源端子と上記励磁巻線の一端との間に挿入
された相切り換え用の第1のスイッチング素子と、 上記第2の電源端子と上記励磁巻線の一端との間に挿入
された相切り換え用の第2のスイッチング素子と、 上記第1の電源端子と上記励磁巻線の他端との間に挿入
された相切り換え用の第3のスイッチング素子と、 上記第2の電源端子と上記励磁巻線の他端との間に挿入
された相切り換え用の第4のスイッチング素子と、 同時にオフ状態になる際に上記第1のスイッチング素子
のオフタイミングを上記第4のスイッチング素子より遅
らせ、上記第3のスイッチング素子のオフタイミングを
上記第2のスイッチング素子よりも遅らせて上記励磁巻
線に駆動電流を出力することを特徴とする請求項5記載
の鉄心モータ装置。 - 【請求項8】 鉄心に巻回された2相のコイルへの通電
の相切り換えに応じて電磁誘導により一定角度ずつ回転
子を回転駆動する鉄心モータの駆動制御方法であり、 上記2相のコイルへの通電に相切り換えによって、上記
2相のコイルに発生する位相の異なる逆起電圧の位相情
報に基づいて駆動制御信号を得、 上記2相のコイルへの通電の相切り換えによって、上記
通電がオフされるコイルに発生する逆起電圧を、上記通
電がオフされるコイルに接続されているスイッチング素
子のオフになるタイミングを所定時間遅らせることによ
いって短絡させることを特徴とする鉄心モータの駆動制
御方法。 - 【請求項9】 上記遅延させる上記所定時間は、通電の
パルス幅の略半分に相当する時間であることを特徴とす
る請求項8記載の鉄心モータの駆動制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6318694A JPH07236299A (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-21 | 鉄心モータ装置及び鉄心モータの駆動制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33625693 | 1993-12-28 | ||
| JP5-336256 | 1993-12-28 | ||
| JP6318694A JPH07236299A (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-21 | 鉄心モータ装置及び鉄心モータの駆動制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07236299A true JPH07236299A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=26569470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6318694A Withdrawn JPH07236299A (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-21 | 鉄心モータ装置及び鉄心モータの駆動制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07236299A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010200600A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-09-09 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011067061A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011067063A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011067062A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011139581A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sanyo Electric Co Ltd | モータ駆動回路 |
| JP2011139578A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sanyo Electric Co Ltd | モータ駆動回路 |
| WO2021033676A1 (ja) * | 2019-08-21 | 2021-02-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 固定子、電動機 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6318694A patent/JPH07236299A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010200600A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-09-09 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011067061A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011067063A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011067062A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sanyo Electric Co Ltd | ドライバ回路 |
| JP2011139581A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sanyo Electric Co Ltd | モータ駆動回路 |
| JP2011139578A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sanyo Electric Co Ltd | モータ駆動回路 |
| KR101232528B1 (ko) * | 2009-12-28 | 2013-02-12 | 산요 세미컨덕터 컴퍼니 리미티드 | 모터 구동 장치 |
| US8604744B2 (en) | 2009-12-28 | 2013-12-10 | Semiconductor Components Industries, Llc | Motor drive circuit for rotating a rotor by supplying the currents to two coils |
| WO2021033676A1 (ja) * | 2019-08-21 | 2021-02-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 固定子、電動機 |
| JPWO2021033676A1 (ja) * | 2019-08-21 | 2021-09-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 固定子、電動機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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