JPH08317622A - ブラシレスモータ及びその回転制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータ及びその回転制御方法

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JPH08317622A
JPH08317622A JP7138373A JP13837395A JPH08317622A JP H08317622 A JPH08317622 A JP H08317622A JP 7138373 A JP7138373 A JP 7138373A JP 13837395 A JP13837395 A JP 13837395A JP H08317622 A JPH08317622 A JP H08317622A
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JP
Japan
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coil
rotor magnet
brushless motor
salient pole
stator
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JP7138373A
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English (en)
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Hiromasa Fujii
浩雅 藤井
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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  • Windings For Motors And Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの小型化、薄型化を図りつつ、騒音や
振動が最小に抑えることができ、しかも滑らかな回転駆
動を行ないえるブラシレスモータ及びその回転制御方法
を提供すること。 【構成】 ステータコア6の突極部5に電機子コイル7
が巻回されたステータ3と、ステータ3と半径方向へ間
隙をもって対向配置されたロータマグネット4とを備え
たブラシレスモータであり、電機子コイル7は複数のコ
イル相からなり、ロータマグネット4はN極とS極とが
周方向へ交互に複数極が設けられている。、 突極部5
におけるロータマグネット4との対向面には、溝部8が
設けられ、この溝部8には、ロータマグネット4から突
極部5へ作用する磁束により、誘起電圧を生成するコイ
ル体9の少なくとも一部が埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータ及び
その回転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】直流ブラシレスモータは、電機子コイル
の相数が多相化するにつれ、そのモータ構成や制御回路
が複雑となる一方、増々のモータ小型化・薄型化が要求
されつつある。こうした背景にあって、上記要求に応え
るために、ホール素子等の回転位置検出素子を持たな
い、いわゆるセンサレス型のブラシレスモータが種々提
案されている。このようなモータとして、例えば特公平
6ー22390号公報などに記載されている。それによ
れば、回転位置検出素子の代わりに、ステータに巻装さ
れた電機子コイルのうち、励磁されていないコイル相に
誘起された逆起電圧を利用し、これによりコイル相を切
り換える転流のタイミングを得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の構
成によるモータにおいては、コイル相に誘起された逆起
電圧を利用し、(ステータ)凸極歯における巻線施設部
の磁束変化量のみを捉えたものであり、それ以外のロー
タマグネット側における磁束変化量は十分に捉えておら
ず、しかもコイル相に励磁されていないところでしか逆
起電圧が検出できないため、的確に追従させることが困
難であった。このため、励磁されるコイル相に対して、
適正な励磁電流を流すことが困難となり、従って、電磁
音や電磁振動等の騒音・振動が大きくなるという問題が
あった。さらに、このような状態では、滑らかな回転駆
動を望むことは困難であった。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に対して行われたものであって、その課題とする
ところは、モータの小型化、薄型化が図りつつ、騒音や
振動が最小に抑えることができ、しかも滑らかな回転駆
動を得ることができるブラシレスモータ及びその回転制
御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のブラシレスモータは、ステータコアの突極
部に電機子コイルが巻回されたステータと、前記ステー
タコアの突極部と半径方向へ間隙をもって対向配置され
たロータマグネットとを具備し、前記電機子コイルは複
数のコイル相からなり、前記ロータマグネットはN極と
S極とが周方向へ交互に複数極が設けられた、ブラシレ
スモータにおいて;前記突極部における前記ロータマグ
ネットとの対向面には、溝部が設けられ、前記溝部に
は、前記ロータマグネットから前記突極部へ作用する磁
束により、誘起電圧を生成するコイル体の少なくとも一
部が埋設されてなるものである。
【0006】また上記ブラシレスモータにおいては、前
記溝部が、コギングトルクを低減するための補助スロッ
トであることが望ましい。
【0007】そしてこのようなブラシレスモータを回転
制御する方法としては、前記コイル体に生成された誘起
電圧を、前記ロータマグネットの回転位置に対応して、
前記電機子コイルを励磁するための転流信号としてい
る。
【0008】更に上記回転制御方法として、前記コイル
体の温度変化に対応した電気抵抗値の変化により、前記
電機子コイルへの励磁をパルス幅制御することが望まし
い。
【0009】
【作用】本発明のブラシレスモータによれば、ステータ
コアの突極部におけるロータマグネットとの対向面に
は、溝部が設けられている。そして、この溝部には、ロ
ータマグネットから突極部へ作用する磁束により、誘起
電圧を生成するコイル体の少なくとも一部が埋設されて
いる。このコイル体の誘起電圧を、ロータマグネットの
回転位置に対応して、電機子コイルを励磁するための転
流信号として使用することができる。コイル体は、従来
のような駆動コイルによる誘起電圧の検出方法と相違
し、コイル体自体へ励磁電流を流す必要がなく、しかも
常に誘起電圧を検出することができる。そしてコイル体
はロータマグネットに対向配置されているから、ロータ
マグネットからの磁束の変化を直接捉えることができ、
これにより、コイル体は、ステータのロータマグネット
側における磁束変化量を的確に、且つ十分に捉えること
が可能となり、励磁されるコイル相に対して、適正な励
磁電流を流すことができる。またそのような方法で制御
することにより、電磁音や電磁振動等の騒音・振動を最
小限に抑えることができ、滑らかな回転駆動が得られ
る。
【0010】そしてコイル体は、電機子コイルと相違し
て通電させる必要がないから、極めて線径の小さいコイ
ル線を用いることができ、それ自体小さく構成できる。
しかもコイル体は突極部の溝部に埋設されるから、従来
の位置検出素子等のような実装スペースを必要とするこ
ともなく、また電源を供給しなくとも動作し、従ってモ
ータの小型化・薄型化を図ることができる。
【0011】またコイル体が埋設される突極部の溝部
を、コギングトルクを低減するための補助スロットとす
ることにより、トルクの脈動が抑制されるから、上記に
加えて騒音・振動がより小さくなり、しかも滑らかな回
転駆動が得られる。
【0012】更に、上記のように、コイル体に生成され
た誘起電圧を、ロータマグネットの回転位置に対応し
て、電機子コイルを励磁するための転流信号とする回転
制御方法においては、コイル体の温度変化に対応した電
気抵抗値の変化により、電機子コイルへの励磁を、パル
ス幅制御させることがよい。一般に、モータの環境温度
の上昇とモータ温度上昇によって、モータの軸受剛性が
低下する傾向にある。しかしながら上記パルス幅制御に
より、モータの軸受剛性の低下に対応して、励磁電流の
変化を緩やかに変調させることができ、騒音・振動の低
減が図れ、滑らかな回転駆動が得られる。そして、別に
温度センサ等の検出手段を設ける必要がないから、モー
タの小型化・薄型化を図る上で更に望ましい。
【0013】
【実施例】本発明に従うブラシレスモータの実施例につ
いて、添付の図面を参照しながら説明する。図1は例え
ば記録ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータ
の全体断面図であり、図2は図1におけるステータ3の
部分を拡大した斜視図、図3はそのステータコア6を示
した斜視図、そして図4は同コア6の一部を示した平面
図である。このブラシレスモータは、装置(図示省略)
側へ取り付けて固定されるハウジング1に対して、記録
ディスク(図示省略)を搭載して回転駆動されるロータ
ハブ2とからなる。ハウジング1の中央部には、図の上
下方向に貫通して設けられた円筒状部18が一体的に形
成され、この円筒状部18の内周部に軸受スリーブ10
が装着されている。
【0014】ロータハブ2は円盤状をなし、その上部表
面の階段状部16に記録ディスクが装着される。またロ
ータハブ2の内部側には、シャフト17が同軸的に設け
られ、その自由端側が軸受スリーブ10に嵌め込まれて
回転支持される。本実施例では、軸受スリーブ10の内
周部と、これに嵌合されるシャフト17の外周部とは、
潤滑流体による動圧軸受支持がなされるよう、軸受スリ
ーブ10側において動圧発生溝が設けられている。これ
によりシャフト17はラジアル軸受支持される。また円
筒状部18の下端に装着されたスラストプレート24に
は、その上面部に動圧発生溝が設けられており、シャフ
ト17の下端部を受け止めて、スラスト方向へ動圧軸受
支持する。
【0015】円筒状部18の外周部には、ステータ3が
装着されている。また、ステータ3と半径方向に対向し
て、ロータハブ2の下端内周部には、ロータマグネット
4が環状に配設されている。ステータ3は、図2及び図
3に示すように、6個の突極部5が放射状に延びて形成
されるステータコア6と、このステータコア6に巻装さ
れた電機子コイル7とから構成される。ステータコア6
は、電磁鋼板などの薄状磁性プレートが所要の厚みに積
層されてなる。突極部5は、電機子コイル7の各コイル
相がそれぞれ巻設されるためのポールピース11と、ロ
ータマグネット4へ対向するティース12とを備えてい
る。また環状をなすコアバック13の内周部は、円筒状
部18に外嵌され、さらにその内周部には、フレキシブ
ル回路基板19が挿通容易なように切り欠き溝25が設
けられている。
【0016】円筒状部18の上側外周部には、フレキシ
ブル回路基板19の接続部20が包囲状に貼り付けて設
けられ、これと連設する帯状の導出部23が切り欠き溝
25を経てハウジング外部側へ延びている。電機子コイ
ル7の各コイル相のリード線21は、フレキシブル回路
基板19の接続部20に設けられたランド部へはんだ付
けにより電気接続される。
【0017】ロータマグネット4へ対向した、各ティー
ス12の外周部14には、周方向へ所定間隔をもった二
つの溝8、8が設けられ、軸方向(図の上下方向)へ実
質上平行に延びて形成されている。これらの溝8、8に
は、電機子コイル7とは別に設けられたコイル9が埋設
されている。各コイル9は、各ティース12の溝8、8
を周回するように巻回されて形成されており、それぞれ
のリード線22はフレキシブル回路基板に設けられた接
続部20のランド部へはんだ付けにて電気接続される。
なお、上記各溝8、8は、薄状磁性プレートを所要枚数
積層してステータコア6として固定する際に、一体に形
成するための締結部位として利用でき、この部分へ、例
えばレーザ溶接加工を施したり、或いは加締め固定の加
締部を施すことができる。
【0018】ロータマグネット4は、N極とS極とが周
方向へ交互に計4磁極が着磁されており、一方、6磁極
の突極部5を有したステータ3は、各相のコイルが半径
方向へ対峙する突極部5、5にて1相のコイルを構成し
た、3相のコイル相を有した電機子コイル7で構成さ
れ、これらが半径方向に対向配置されて、ラジアルギャ
ップ型のアウターロータ型ブラシレスモータをなしてい
る。
【0019】本発明のブラシレスモータによれば、上記
構成のように、ステータコア6におけるロータマグネッ
ト4との対向面、即ちティース12の外周部14には、
溝8、8が設けられている。そして溝8、8にはコイル
9が設けられているから、モータの回転駆動により、ロ
ータマグネット4からティース12へ作用する磁束によ
り、このコイル9には誘起電圧が生成される。このコイ
ル9の誘起電圧を、ロータマグネット4の回転位置に対
応して、電機子コイル7を励磁するための転流信号とし
て使用することができる。従ってコイル9は、転流の為
のいわゆるサーチコイルとして機能する。(以下、コイ
ル9をサーチコイルという)
【0020】サーチコイル9は、従来のような駆動コイ
ルによる誘起電圧の検出方法と相違し、サーチコイル9
自体へ励磁電流を流す必要がない。これにより、サーチ
コイル9は、ステータ3のロータマグネット4側におけ
る磁束変化量を常に的確に、且つ十分に捉えることが可
能となり、励磁される3相の各コイル相に対して、適正
な励磁電流を流すことができる。
【0021】次にサーチコイル9の誘起電圧を時間積分
処理する回路手段により、励磁電流を適正に流す通電処
理について、図9の回路例を用いて説明する。電機子コ
イル7に励磁される励磁電流の転流点から次の転流点ま
で、サーチコイル9の誘起電圧を時間積分する。積分結
果は、その時点におけるサーチコイル9のロータマグネ
ット4から受ける磁束量である。時間積分の具体的な手
段として、図のようなオペアンプQ1を用いた積分回路
を採用することができる。Lはサーチコイル9を示し、
一方が抵抗Rを介してオペアンプQ1のマイナス端子へ
接続され、一方がプラス端子へ接続される。またQ1の
出力側端子とマイナス端子との間にはコンデンサCが接
続されている。
【0022】オペアンプQ1の出力側T2には、一対の
トランジスタQ2、Q3が接続されており、それぞれの
コレクタが抵抗R2、R3を介して接続される。またそ
れぞれのエミッタはダイオードD1、D2を介して相互
に連絡される。トランジスタQ2とQ3のベースには、
各抵抗R4、R5が接続され、Q2側には更にNOT回
路Q4が接続されている。トランジスタQ2、Q3に入
力される端子T1には、電機子コイル7の転流の時点だ
けハイレベルとなるインパルス回路Aが接続され、この
信号が入力される。これにより、オペアンプQ1の出力
端子T1には、所定の積分出力が得られる。
【0023】上記制御により、ステータ外周14におけ
るロータマグネット4から受ける磁束量を、直接計測す
ることができる。このため電機子コイル7へ流れる励磁
電流がステータ外周部14へ発生させる磁界に対し、ス
テータ3(ステータコア6)が磁気的に飽和しているか
どうかが容易にわかる。即ちステータ表面の磁束密度を
増やすことができず回転トルクに寄与しないような無駄
な励磁電流を流さずに済み、励磁電流によって得られる
回転トルクを最大限に高めることができるようになり、
モータ効率を向上させることができる。
【0024】従ってこのような方法で制御することによ
り、電磁音や電磁振動等の騒音・振動を最小限に抑える
ことができ、滑らかな回転駆動が得られる。なお、上記
の通り、サーチコイル9には、それ自体に励磁電流など
を通電させる必要がないから、極めて線径の小さいコイ
ル線を用いることができ、それ自体場所を取らず、かさ
ばらないから、ステータコア6におけるティース12上
へ容易に設けることができる。サーチコイル9は溝8、
8に埋設されるから、従来の位置検出素子等のような実
装スペースを必要とすることもなく、従って、モータの
小型化・薄型化を図ることができる。
【0025】なお、本実施例によれば、ティース12の
外周部14に設けられた溝8、8は、計4磁極のロータ
マグネット4に対して、ティース12上の電気角で40
度に配設されており、これにより溝8、8はコギングト
ルクを低減する補助スロットとしての機能を備えてい
る。従ってサーチコイル9が埋設されるステータコア6
における溝8、8を、コギングトルクを低減するための
補助スロットとすることにより、トルクの脈動が抑制さ
れるから、騒音・振動がより小さくなり、しかも滑らか
な回転駆動が得られる。
【0026】ステータコア6のティース12に溝8、8
を設ける構成は、上記補助スロットとは別に、外周部1
4の任意の位置に設けることができることは言うまでも
ない。そして各ティース12の全てに設けることの他、
電機子コイル7に通電されるコイル相に対応して各相に
同数の割合で設けたりすることができる。その際、サー
チコイル9は、少なくともその一部が上記溝8、8に埋
設されていればよく、溝形状やサーチコイルの接続方法
により、自由に選択できる。次に示す図5及び図6は、
サーチコイルがティースに巻装される別の実施例を示す
もので、図4と同様に、ステータ6の一部を拡大した平
面を示すと共に、同じ部位・部材には同じ番号が付して
ある。なお、これらは図4と同様に、電機子コイルの図
示が省略されている。
【0027】図5に示す実施例によれば、突極部5のテ
ィース12は、その外周部28が平面視で階段状に形成
されており、従ってロータマグネット4との半径方向間
隙が、(図の左側から右側に従い)段階的に大きくなる
よう構成されている。これにより、ロータマグネット4
の回転に伴う死点の回避と共に、回転の滑らかさを向上
させるよう図られている。そしてサーチコイル26(或
いは27)は、ティース側面の溝29と、上記階段状を
なす境界の段部30(或いは31)との間において巻回
して設けられる。本実施例ではサーチコイル26(2
7)が埋設される一方の溝を段部30(31)として
(従って段部は溝とみなす)、利用している。この場合
も既に説明した実施例と同様に騒音・振動の低減及びモ
ータの小型化・薄型化が図れる。
【0028】次に示す図6では、ティース12の外周部
32に、ロータマグネット4の内周面に沿って、曲面を
なす浅い溝33が設けられており、その表面に絶縁部材
34を介してサーチコイル35が装着されている。サー
チコイル35は、図2及び図5に示したような巻回状の
他、螺旋状或いはジグザグ状に形成されていてもよく、
ロータマグネット4からの磁束をきり、誘起電圧が生成
されるように設けられていればよい。また、サーチコイ
ル35は、薄状の絶縁基材にコイル体が形成された、い
わゆるシート状コイルとして用い、これを溝33に貼り
付けて設けるもよい。なお、溝33は、ロータマグネッ
ト4に対して、コギングトルクを低減するための補助ス
ロットとなるよう、溝幅、溝深さを設定するようにでき
る。
【0029】さらに図7では、上記実施例とは逆に、テ
ィース外周側を突出させるよう構成してもよい。図に示
すように、ティース12の外周部36に突状部38を形
成し、この突状部38にサーチコイル37を巻回して設
けてもよい、この実施例では突状部38の両側39、3
9の部位は、サーチコイル37の装着用溝に対応する。
この場合も上記実施例と同様に作用すると共に、同じ効
果を得ることができ、説明を省略する。
【0030】ところで、図1に示すブラシレスモータで
は、ロータハブ2の軸受支持として、潤滑流体を配した
動圧軸受にて構成されている。一般に、この場合、他の
玉軸受と相違して、モータの温度上昇や周囲環境温度の
上昇に伴い、潤滑流体の粘性が低下し、その結果、軸受
剛性が低下するという事態が生じる。すると、ステータ
3とロータマグネット4とによる電磁音や電磁振動が相
対的に大きくなり、しかもモータの固有振動数も低下す
る。特に記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータ
においては、こうした固有振動数の低下は致命的であ
り、読み/書きエラーを発生させる原因となる。
【0031】しかしながら本発明のブラシレスモータに
よれば、仮に上記の理由による軸受剛性の低下が発生し
ても、以下の制御方法により対応することができる。即
ち、サーチコイル9に生成された誘起電圧を、ロータマ
グネット4の回転位置に対応して、電機子コイル7を励
磁するための転流信号とする回転制御において、サーチ
コイル9の温度変化に対応した電気抵抗値の変化によ
り、電機子コイル7への励磁を、パルス幅制御させるこ
とにより対応できる。
【0032】図10に示すように、電流ー電圧変換回路
を用いることができる。サーチコイル9のコイルをL
は、トランジスタQ5のベースに接続され、Q5のコレ
クタは抵抗R6を介して電源に接続される一方、コンパ
レータQ6のマイナス端子にも接続される。このマイナ
ス端子には、スレッシュホールド電圧が入力されること
になる。またコンパレータQ6のプラス端子には、三角
波が入力される。このようなコンパレータQ6の出力端
子には、パルス幅が決定された信号が出力される。この
回路の動作の為に、まず、パルス幅を決定するためのス
レッシュホールドレベルが設定される。即ち温度が高い
時には、サーチコイル9のLの抵抗値が高くなり、この
場合、トランジスタQ5のベース電流が少なくなる。ベ
ース電流が少ない時は、スレッシュホールド電圧が高く
なる。スレッシュホールド電圧が高いと、出力電圧のパ
ルス幅が狭くなる。このパルス幅が狭くなるほど、転流
点近傍でのスイッチングを緩やかに行なえるので、スイ
ッチングによる電磁振動力が減少する。
【0033】これにより、モータの環境温度やモータ温
度上昇に対しても、より適正な励磁電流を流すことがで
き、騒音・振動の低減が図れ、滑らかな回転駆動が得ら
れる。そして、別に温度センサ等の検出手段を設ける必
要がないから、モータの小型化・薄型化を図る上で更に
望ましい。
【0034】本発明のブラシレスモータは、図1では、
ステータ3の外周側をロータマグネット4が包囲する、
アウターロータ型を示したが、これに限らず他の実施例
として、図8に示すインナーロータ型においても適用す
ることができる。この場合も図1と同じくステータ43
とロータマグネット44とが半径方向に間隙を有するラ
ジアルギャップの構成である。図8では、図1と相違
し、シャフト47がハウジング41に固定される。そし
て、シャフト41に装着された一対の軸受48、49を
介してロータハブ42が回転支持される。ロータハブ4
2に装着される例えば記録ディスク(図示省略)は、鍔
状部46上に受け止めて固定される。ロータハブ42の
下部に設けられたヨーク部材45の外周部に、環状のロ
ータマグネット44が外嵌され、このロータマグネット
44はハウジング内周部のステータ43により包囲され
る。
【0035】ステータ43は、ステータコア50の突極
部52には、図1乃至図7に示した溝が設けられ、サー
チコイル51が埋設されている。従って、図8の構成に
よるブラシレスモータにおいても、既に説明した同じ作
用、効果をなす。
【0036】以上、本発明のブラシレスモータの実施例
について説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲で
設計変更乃至修正等自由であり、各実施例相互間の組み
合わせは適宜選択でき、またステータの形状や磁極数、
巻線方法、或いは、ティース部の溝形状、サーチコイル
の配設方法、更にはロータマグネットの磁極数、着磁方
法等任意である。
【0037】
【発明の効果】本発明のブラシレスモータは、上述の構
成を有しているので、次の効果を奏する。即ち、請求項
1及び請求項3に対応して、サーチコイルは、ステータ
のロータマグネット側における磁束変化量を的確に、且
つ十分に捉えることが可能となり、励磁されるコイル相
に対して、適正な励磁電流を流すことができる。またそ
のような方法で制御することにより、電磁音や電磁振動
等の騒音・振動を最小限に抑えることができ、滑らかな
回転駆動が得られる。
【0038】そしてサーチコイルは、電機子コイルと相
違して通電させる必要がないから、極めて線径の小さい
コイル線を用いることができ、それ自体小さく構成でき
る。しかもコイル体は突極部の溝部に埋設されるから、
従来の位置検出素子等のような実装スペースを必要とす
ることもなく、従って、モータの小型化・薄型化を図る
ことができる。
【0039】また請求項3に対応して、サーチコイルが
埋設される突極部の溝部を、コギングトルクを低減する
ための補助スロットとすることにより、トルクの脈動が
抑制されるから、上記に加えて騒音・振動がより小さく
なり、しかも滑らかな回転駆動が得られる。
【0040】更に、請求項4に対応して、上記のよう
に、サーチコイルに生成された誘起電圧を、ロータマグ
ネットの回転位置に対応して、電機子コイルを励磁する
ための転流信号とする回転制御方法においては、サーチ
コイルの温度変化に対応した電気抵抗値の変化により、
電機子コイルへの励磁を、パルス幅制御させるようにし
たから、モータの環境温度やモータ温度上昇に対して
も、より適正な励磁電流を流すことができ、騒音・振動
の低減が図れ、滑らかな回転駆動が得られる。そして、
別に温度センサ等の検出手段を設ける必要がないから、
モータの小型化・薄型化を図る上で更に望ましい。
【0041】このように、本発明のブラシレスモータに
よれば、モータの小型化、薄型化を図りつつ、騒音や振
動が最小に抑えることができ、しかも滑らかな回転駆動
を行ないえるブラシレスモータ及びその回転制御方法が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るブラシレスモータの全
体を示す断面図である。
【図2】図1のブラシレスモータの要部を示す斜視図で
ある。
【図3】図1のブラシレスモータの要部を示す斜視図で
ある。
【図4】図1のブラシレスモータの一部を示す平面図で
ある。
【図5】本発明のブラシレスモータの別の実施例を示す
平面図である。
【図6】本発明のブラシレスモータの更に別の実施例を
示す平面図である。
【図7】本発明のブラシレスモータの更に別の実施例を
示す平面図である。
【図8】本発明のブラシレスモータの更に別の実施例を
示す全体断面図である。
【図9】本発明のブラシレスモータを駆動する実施例の
回路図である。
【図10】本発明のブラシレスモータを駆動する別の実
施例の回路図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ロータハブ 3 ステータ 4 ロータマグネット 6 ステータコア 7 電機子コイル 8 溝部 9 サーチコイル(コイル体) 10 軸受スリーブ 17 シャフト 19 フレキシブル回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 6/18 H02P 6/02 371S

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアの突極部に電機子コイルが
    巻回されたステータと、前記ステータコアの突極部と半
    径方向へ間隙をもって対向配置されたロータマグネット
    とを具備し、 前記電機子コイルは複数のコイル相からなり、 前記ロータマグネットはN極とS極とが周方向へ交互に
    複数極が設けられた、ブラシレスモータにおいて、 前記突極部における前記ロータマグネットとの対向面に
    は、溝部が設けられ、 前記溝部には、前記ロータマグネットから前記突極部へ
    作用する磁束により、誘起電圧を生成するコイル体の少
    なくとも一部が埋設された、ことを特徴とするブラシレ
    スモータ。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、コギングトルクを低減する
    ための補助スロットをなす請求項1記載のブラシレスモ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブラシレスモータの回転
    制御方法であって、前記コイル体に生成された誘起電圧
    を、前記ロータマグネットの回転位置に対応して、前記
    電機子コイルを励磁するための転流信号とした、ことを
    特徴とするブラシレスモータの回転制御方法。
  4. 【請求項4】 前記コイル体の温度変化に対応した電気
    抵抗値の変化により、前記電機子コイルへの励磁をパル
    ス幅制御した、請求項3記載のブラシレスモータの回転
    制御方法。
JP7138373A 1995-05-12 1995-05-12 ブラシレスモータ及びその回転制御方法 Withdrawn JPH08317622A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003015243A1 (en) * 2001-08-08 2003-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor with rotating fan
JP2009124834A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Seiko Epson Corp ブラシレスモータ
CN114172283A (zh) * 2021-12-07 2022-03-11 珠海格力电器股份有限公司 定子冲片、定子铁芯、电机、车辆

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