JPH07237367A - 孔版印刷用原紙および製版方法 - Google Patents
孔版印刷用原紙および製版方法Info
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- JPH07237367A JPH07237367A JP2978594A JP2978594A JPH07237367A JP H07237367 A JPH07237367 A JP H07237367A JP 2978594 A JP2978594 A JP 2978594A JP 2978594 A JP2978594 A JP 2978594A JP H07237367 A JPH07237367 A JP H07237367A
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- solvent
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- stencil printing
- printing base
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/14—Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
- B41C1/147—Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing by imagewise deposition of a liquid, e.g. from an ink jet; Chemical perforation by the hardening or solubilizing of the ink impervious coating or sheet
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】孔版印刷用原紙の製造が容易で低コスト化が図
れ、かつ製版時の問題も発生しない孔版印刷用原紙およ
び製版方法を提供することにある。 【構成】(1)多孔性支持体に溶剤可溶性樹脂層を形成
してなる孔版印刷用原紙であって、上記溶剤可溶性樹脂
層が、アセタール化度1〜70モル%のアセタール化ポ
リビニルアルコールを含有することを特徴とする孔版印
刷用原紙。 (2)(1)の孔版印刷用原紙を、水とアルコール系溶
剤とを含有する混合溶剤により穿孔し、製版することを
特徴とする孔版印刷用原紙の製版方法。
れ、かつ製版時の問題も発生しない孔版印刷用原紙およ
び製版方法を提供することにある。 【構成】(1)多孔性支持体に溶剤可溶性樹脂層を形成
してなる孔版印刷用原紙であって、上記溶剤可溶性樹脂
層が、アセタール化度1〜70モル%のアセタール化ポ
リビニルアルコールを含有することを特徴とする孔版印
刷用原紙。 (2)(1)の孔版印刷用原紙を、水とアルコール系溶
剤とを含有する混合溶剤により穿孔し、製版することを
特徴とする孔版印刷用原紙の製版方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は孔版印刷用原紙および製
版方法に関し、さらに詳しくは溶剤可溶性樹脂層を有す
る孔版印刷用原紙およびその製版方法に関する。
版方法に関し、さらに詳しくは溶剤可溶性樹脂層を有す
る孔版印刷用原紙およびその製版方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、孔版印刷用原紙として、熱可塑性
樹脂フィルムと多孔性支持体を接着剤で貼合わせた感熱
孔版印刷用原紙が知られている。この感熱孔版原紙は、
例えば(1)フラッシュランプ、赤外線ランプ等の熱を
発生する装置を用い、手書き原稿またはあらかじめ準備
された原稿を感熱孔版原紙と重ね合わせて、前記装置の
熱で熱可塑性樹脂フィルムを溶融穿孔する方法、(2)
電気信号に変換した文字画像情報をドット状の熱として
発生するサーマルヘッドを用い、感熱孔版原紙にサーマ
ルヘッドを接触させ、熱可塑性樹脂フィルムを溶融穿孔
する方法、等により製版されている。
樹脂フィルムと多孔性支持体を接着剤で貼合わせた感熱
孔版印刷用原紙が知られている。この感熱孔版原紙は、
例えば(1)フラッシュランプ、赤外線ランプ等の熱を
発生する装置を用い、手書き原稿またはあらかじめ準備
された原稿を感熱孔版原紙と重ね合わせて、前記装置の
熱で熱可塑性樹脂フィルムを溶融穿孔する方法、(2)
電気信号に変換した文字画像情報をドット状の熱として
発生するサーマルヘッドを用い、感熱孔版原紙にサーマ
ルヘッドを接触させ、熱可塑性樹脂フィルムを溶融穿孔
する方法、等により製版されている。
【0003】しかしながら、上記製版方法では、光を吸
収して発熱した原稿またはサーマルヘッドと感熱孔版原
紙を接触させ、感熱孔版原紙の熱可塑性樹脂フィルムに
熱を伝導して該熱可塑性樹脂フィルムを溶融し、次いで
該溶融物を収縮させて熱可塑性樹脂フィルムを穿孔する
という複雑な工程を経る必要があるため、例えば(1)
熱可塑性樹脂フィルムと熱を吸収した原稿またはサーマ
ルヘッドとの密着不良により穿孔不良が生じる、(2)
サーマルヘッドの押付け圧の不均一により穿孔不良を生
じ、また感熱孔版原紙にシワが発生する、(3)熱可塑
性樹脂の溶融物がサーマルヘッドに付着して感熱孔版原
紙の搬送不良が生じる、(4)溶融物が穿孔部分に残留
し、インクの通過が妨げられて印刷不良が生じる等の問
題があった。
収して発熱した原稿またはサーマルヘッドと感熱孔版原
紙を接触させ、感熱孔版原紙の熱可塑性樹脂フィルムに
熱を伝導して該熱可塑性樹脂フィルムを溶融し、次いで
該溶融物を収縮させて熱可塑性樹脂フィルムを穿孔する
という複雑な工程を経る必要があるため、例えば(1)
熱可塑性樹脂フィルムと熱を吸収した原稿またはサーマ
ルヘッドとの密着不良により穿孔不良が生じる、(2)
サーマルヘッドの押付け圧の不均一により穿孔不良を生
じ、また感熱孔版原紙にシワが発生する、(3)熱可塑
性樹脂の溶融物がサーマルヘッドに付着して感熱孔版原
紙の搬送不良が生じる、(4)溶融物が穿孔部分に残留
し、インクの通過が妨げられて印刷不良が生じる等の問
題があった。
【0004】また、近年、感熱孔版原紙の品質向上がさ
らに要求されており、例えば熱可塑性樹脂フィルムの平
滑性、熱可塑性樹脂フィルムの原稿またはサーマルヘッ
ドからの剥離性、熱可塑性樹脂フィルムの熱による溶融
性と収縮性、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体との
接着強度、多孔性支持体の強度や摩擦性などを満足する
感熱孔版原紙が要求されており、このため感熱孔版原紙
を製造する条件が煩雑となり、製造コストが増大すると
いう問題があった。
らに要求されており、例えば熱可塑性樹脂フィルムの平
滑性、熱可塑性樹脂フィルムの原稿またはサーマルヘッ
ドからの剥離性、熱可塑性樹脂フィルムの熱による溶融
性と収縮性、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体との
接着強度、多孔性支持体の強度や摩擦性などを満足する
感熱孔版原紙が要求されており、このため感熱孔版原紙
を製造する条件が煩雑となり、製造コストが増大すると
いう問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決し、孔版印刷用原紙の製造が容
易で低コスト化が図れ、かつ製版時の問題も発生しない
孔版印刷用原紙および製版方法を提供することにある。
従来技術の問題点を解決し、孔版印刷用原紙の製造が容
易で低コスト化が図れ、かつ製版時の問題も発生しない
孔版印刷用原紙および製版方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願で特許請求される発
明は以下のとおりである。 (1)多孔性支持体に溶剤可溶性樹脂層を形成してなる
孔版印刷用原紙であって、上記溶剤可溶性樹脂層が、ア
セタール化度1〜70モル%のアセタール化ポリビニル
アルコールを含有することを特徴とする孔版印刷用原
紙。 (2)(1)記載の孔版印刷用原紙を、水とアルコール
系溶剤とを含有する混合溶剤により穿孔し、製版するこ
とを特徴とする孔版印刷用原紙の製版方法。
明は以下のとおりである。 (1)多孔性支持体に溶剤可溶性樹脂層を形成してなる
孔版印刷用原紙であって、上記溶剤可溶性樹脂層が、ア
セタール化度1〜70モル%のアセタール化ポリビニル
アルコールを含有することを特徴とする孔版印刷用原
紙。 (2)(1)記載の孔版印刷用原紙を、水とアルコール
系溶剤とを含有する混合溶剤により穿孔し、製版するこ
とを特徴とする孔版印刷用原紙の製版方法。
【0007】本発明に用いられる溶剤可溶性樹脂層は、
アセタール化度1〜70モル%、好ましくは3〜50モ
ル%にアセタール化されたポリビニルアルコールを主成
分として含有する。ボリビニルアルコールのアセタール
化度が1モル%未満では孔版印刷用原紙の耐水性が劣
り、70モル%を超えると孔版印刷用原紙の耐油性が低
下する。このようなアセタール化ポリビニルアルコール
を主成分として含有することにより、特に孔版印刷用原
紙の水性インク、油性インク、エマルジョンインク等に
対する耐インク性が向上する。アセタール化ポリビニル
アルコールとしては、下記一般式 (I) で表される、ホ
ルマール樹脂、ブチラール樹脂等が用いられる。
アセタール化度1〜70モル%、好ましくは3〜50モ
ル%にアセタール化されたポリビニルアルコールを主成
分として含有する。ボリビニルアルコールのアセタール
化度が1モル%未満では孔版印刷用原紙の耐水性が劣
り、70モル%を超えると孔版印刷用原紙の耐油性が低
下する。このようなアセタール化ポリビニルアルコール
を主成分として含有することにより、特に孔版印刷用原
紙の水性インク、油性インク、エマルジョンインク等に
対する耐インク性が向上する。アセタール化ポリビニル
アルコールとしては、下記一般式 (I) で表される、ホ
ルマール樹脂、ブチラール樹脂等が用いられる。
【0008】
【化1】 ただし、式中のRは水素原子またはアルキル基を意味
し、lは1〜70モル%であり、mは1〜10モル%の
範囲が好ましく、nは1〜90モル%の範囲が好まし
い。l、m、nの比率は樹脂層の可撓性、他の樹脂との
相溶性、溶剤への溶解性などにより適宜選択される。溶
剤可溶性樹脂層には、上記アセタール化ポリビニルアル
コールのほかに、水または有機溶剤などの溶剤により溶
解可能な熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を印刷時の耐
水性および耐油性を阻害しない範囲で含有することもで
きる。
し、lは1〜70モル%であり、mは1〜10モル%の
範囲が好ましく、nは1〜90モル%の範囲が好まし
い。l、m、nの比率は樹脂層の可撓性、他の樹脂との
相溶性、溶剤への溶解性などにより適宜選択される。溶
剤可溶性樹脂層には、上記アセタール化ポリビニルアル
コールのほかに、水または有機溶剤などの溶剤により溶
解可能な熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を印刷時の耐
水性および耐油性を阻害しない範囲で含有することもで
きる。
【0009】有機溶剤に溶解可能な樹脂としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニル、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアク
リルニトリル、ポリアミド、ポリイミド、石油樹脂、フ
ェノール樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリスルホン、
シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂等が挙
げられ、これらの樹脂は単独で用いてもよいし、共重合
体でも複数の樹脂を混合して用いてもよい。
エチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニル、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアク
リルニトリル、ポリアミド、ポリイミド、石油樹脂、フ
ェノール樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリスルホン、
シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂等が挙
げられ、これらの樹脂は単独で用いてもよいし、共重合
体でも複数の樹脂を混合して用いてもよい。
【0010】また水溶解性樹脂としては、水または水と
混和し得る有機溶剤に溶解する樹脂、例えばメチルセル
ロース、カルボキシルメチルセルロース、ヒドロキシル
エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレ
ン−ポリビニルアルコール共重合体、ポリエチレンオキ
サイド、ポリビニルエーテル、ポリアクリルアミド、澱
粉、デキストリン、アルギン酸、アスコルビン酸、水溶
性ウレタン等が挙げられ、これらの樹脂は単独で用いて
もよいし、共重合体でも複数の樹脂を混合して用いても
よい。溶剤可溶性樹脂層には、上記樹脂成分のほかに染
料、顔料、充填剤、結着剤、硬化剤等が含有していても
よい。溶剤可溶性樹脂層の厚さは、樹脂層の強度および
溶剤による穿孔性の点から、通常0.1〜100μmの
範囲がよく、好ましくは1〜50μmの範囲である。
混和し得る有機溶剤に溶解する樹脂、例えばメチルセル
ロース、カルボキシルメチルセルロース、ヒドロキシル
エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレ
ン−ポリビニルアルコール共重合体、ポリエチレンオキ
サイド、ポリビニルエーテル、ポリアクリルアミド、澱
粉、デキストリン、アルギン酸、アスコルビン酸、水溶
性ウレタン等が挙げられ、これらの樹脂は単独で用いて
もよいし、共重合体でも複数の樹脂を混合して用いても
よい。溶剤可溶性樹脂層には、上記樹脂成分のほかに染
料、顔料、充填剤、結着剤、硬化剤等が含有していても
よい。溶剤可溶性樹脂層の厚さは、樹脂層の強度および
溶剤による穿孔性の点から、通常0.1〜100μmの
範囲がよく、好ましくは1〜50μmの範囲である。
【0011】本発明に用いられる多孔性支持体には、マ
ニラ麻、パルプ、ミツマタ、コウゾ等の天然繊維を用い
た和紙や織物、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、ア
セテート等の合成繊維、金属繊維、ガラス繊維等の織
物、不織布などが挙げられる。これらの多孔性支持体は
単独または2種以上併用して使用できる。多孔性支持体
の坪量は、原紙の強度およびインクの通過性等の点か
ら、通常1〜20g/m2の範囲、好ましくは5〜15
g/m2 の範囲である。また多孔性支持体の厚さは、原
紙の強度およびインクの通過性の点から、通常5〜10
0μmの範囲、好ましくは10〜50μmの範囲であ
る。
ニラ麻、パルプ、ミツマタ、コウゾ等の天然繊維を用い
た和紙や織物、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、ア
セテート等の合成繊維、金属繊維、ガラス繊維等の織
物、不織布などが挙げられる。これらの多孔性支持体は
単独または2種以上併用して使用できる。多孔性支持体
の坪量は、原紙の強度およびインクの通過性等の点か
ら、通常1〜20g/m2の範囲、好ましくは5〜15
g/m2 の範囲である。また多孔性支持体の厚さは、原
紙の強度およびインクの通過性の点から、通常5〜10
0μmの範囲、好ましくは10〜50μmの範囲であ
る。
【0012】本発明の孔版印刷用原紙は多孔性支持体に
溶剤可溶性樹脂層を形成してなるが、例えば以下の方法
により製造することができる。(1)溶剤可溶性樹脂フ
ィルムと多孔性支持体を接着剤または粘着剤で貼合わせ
る方法、(2)溶剤に溶解または分散させた樹脂液を多
孔性支持体上に塗布し、乾燥する方法、(3)溶剤に溶
解または分散させた樹脂液中に多孔性支持体を浸漬し、
引き上げて乾燥する方法、(4)溶剤に溶解または分散
させた樹脂液を剥離性支持体上に塗布乾燥して樹脂層を
形成した後、多孔性支持体と貼合わせた後、剥離性支持
体を剥がす方法など、により製造することができる。溶
剤可溶性樹脂を溶解または分散する溶剤には、水やアル
コール系溶剤のほかに有機溶剤が使用され、孔版印刷用
原紙を製造する際の乾燥性、作業性、塗工性などにより
適宜選択される。
溶剤可溶性樹脂層を形成してなるが、例えば以下の方法
により製造することができる。(1)溶剤可溶性樹脂フ
ィルムと多孔性支持体を接着剤または粘着剤で貼合わせ
る方法、(2)溶剤に溶解または分散させた樹脂液を多
孔性支持体上に塗布し、乾燥する方法、(3)溶剤に溶
解または分散させた樹脂液中に多孔性支持体を浸漬し、
引き上げて乾燥する方法、(4)溶剤に溶解または分散
させた樹脂液を剥離性支持体上に塗布乾燥して樹脂層を
形成した後、多孔性支持体と貼合わせた後、剥離性支持
体を剥がす方法など、により製造することができる。溶
剤可溶性樹脂を溶解または分散する溶剤には、水やアル
コール系溶剤のほかに有機溶剤が使用され、孔版印刷用
原紙を製造する際の乾燥性、作業性、塗工性などにより
適宜選択される。
【0013】本発明の孔版印刷用原紙は、溶剤可溶性樹
脂層を有しているため、該樹脂層を溶解する溶剤と接触
すると、その接触部分の樹脂成分が溶剤中に溶け出し、
飽和溶解度まで溶解する。この樹脂成分を溶解した溶液
は多孔性支持体の内部へ浸透し、この部分の樹脂層が穿
孔される。樹脂成分を溶解した溶液は多孔性支持体中に
浸透するため、溶解成分が穿孔部分に残留して穿孔を阻
害することはない。また樹脂層の穿孔性は、樹脂層の溶
剤に対する溶解度と接触溶剤量を制御することにより調
整することができる。
脂層を有しているため、該樹脂層を溶解する溶剤と接触
すると、その接触部分の樹脂成分が溶剤中に溶け出し、
飽和溶解度まで溶解する。この樹脂成分を溶解した溶液
は多孔性支持体の内部へ浸透し、この部分の樹脂層が穿
孔される。樹脂成分を溶解した溶液は多孔性支持体中に
浸透するため、溶解成分が穿孔部分に残留して穿孔を阻
害することはない。また樹脂層の穿孔性は、樹脂層の溶
剤に対する溶解度と接触溶剤量を制御することにより調
整することができる。
【0014】本発明の孔版印刷用原紙の溶剤可溶性樹脂
層を溶解して穿孔する溶剤には、水とアルコール系溶剤
を主成分として含む混合溶剤が用いられる。アルコール
系溶剤としは、モノアルコール、多価アルコール、脂肪
族飽和アルコール、脂肪族不飽和アルコール、脂環式ア
ルコール、芳香族アルコール、複素環式アルコールなど
が用いられる。具体例としては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、ブチルアルコール、イソアミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシル
アルコール、ステアリルアルコール、アリルアルコー
ル、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、フルフ
リルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、エチレンクロルヒドリ
ン、カルビトール、グリセリン、ヒドロベンゾイン、ベ
ンズピナコール、シクロペンタン−1,2−ジオール等
が挙げられる。
層を溶解して穿孔する溶剤には、水とアルコール系溶剤
を主成分として含む混合溶剤が用いられる。アルコール
系溶剤としは、モノアルコール、多価アルコール、脂肪
族飽和アルコール、脂肪族不飽和アルコール、脂環式ア
ルコール、芳香族アルコール、複素環式アルコールなど
が用いられる。具体例としては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、ブチルアルコール、イソアミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシル
アルコール、ステアリルアルコール、アリルアルコー
ル、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、フルフ
リルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、エチレンクロルヒドリ
ン、カルビトール、グリセリン、ヒドロベンゾイン、ベ
ンズピナコール、シクロペンタン−1,2−ジオール等
が挙げられる。
【0015】また上記の水とアルコール系溶剤の混合溶
剤には他の有機溶剤、例えば脂肪族炭化水素系、芳香族
炭化水素系、ケトン系、エステル系、エーテル系、アル
デヒド系、カルボン酸系、カルボン酸エステル系、アミ
ン系、低分子複素環化合物、オキサイド系などの溶剤、
具体的にはヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、
酢酸エチル、酢酸プロピル、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、1,4−ジオキサン、蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、メチル
アミン、エチレンジアミン、ジメチルホルムアミド、ピ
リジン、エチレンオキサイド等を含有していてもよい。
また混合溶剤には必要に応じて染料、顔料、充填剤、結
着剤、硬化剤、防腐剤、湿潤剤、界面活性剤、pH調節
剤等を含んでいてもよい。
剤には他の有機溶剤、例えば脂肪族炭化水素系、芳香族
炭化水素系、ケトン系、エステル系、エーテル系、アル
デヒド系、カルボン酸系、カルボン酸エステル系、アミ
ン系、低分子複素環化合物、オキサイド系などの溶剤、
具体的にはヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、
酢酸エチル、酢酸プロピル、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、1,4−ジオキサン、蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、メチル
アミン、エチレンジアミン、ジメチルホルムアミド、ピ
リジン、エチレンオキサイド等を含有していてもよい。
また混合溶剤には必要に応じて染料、顔料、充填剤、結
着剤、硬化剤、防腐剤、湿潤剤、界面活性剤、pH調節
剤等を含んでいてもよい。
【0016】本発明の孔版印刷用原紙の製版は、例えば
溶剤を含浸した筆ペン等の手段を直接溶剤可溶性樹脂層
に接触させて行ってもよいが、溶剤吐出装置などにより
非接触状態で溶剤を溶剤可溶性樹脂層に供給して穿孔
し、製版するのが好ましい。吐出装置としては、例えば
ノズル、スリット、注射器、多孔質材、多孔フィルム等
を圧電素子、発熱素子、送液ポンプ等に接続し、文字画
像信号に応じて溶剤を間欠的または連続的に、すなわち
ドット状またはライン状に吐出するようにした装置が挙
げられる。このような製版方法によれば、孔版印刷用原
紙を製版装置と非接触で製版できるので、製版時のシワ
などの発生がなくなる。また、従来の感熱孔版原紙と異
なり、製版時の樹脂溶融物が穿孔部に残留することもな
く、鮮明な印刷物を得ることができる。また従来の感熱
孔版原紙のようにサーマルヘッドに対する剥離性、摩擦
性および機械的強度を付与する必要もなく、孔版印刷用
原紙を容易に製造することができる。
溶剤を含浸した筆ペン等の手段を直接溶剤可溶性樹脂層
に接触させて行ってもよいが、溶剤吐出装置などにより
非接触状態で溶剤を溶剤可溶性樹脂層に供給して穿孔
し、製版するのが好ましい。吐出装置としては、例えば
ノズル、スリット、注射器、多孔質材、多孔フィルム等
を圧電素子、発熱素子、送液ポンプ等に接続し、文字画
像信号に応じて溶剤を間欠的または連続的に、すなわち
ドット状またはライン状に吐出するようにした装置が挙
げられる。このような製版方法によれば、孔版印刷用原
紙を製版装置と非接触で製版できるので、製版時のシワ
などの発生がなくなる。また、従来の感熱孔版原紙と異
なり、製版時の樹脂溶融物が穿孔部に残留することもな
く、鮮明な印刷物を得ることができる。また従来の感熱
孔版原紙のようにサーマルヘッドに対する剥離性、摩擦
性および機械的強度を付与する必要もなく、孔版印刷用
原紙を容易に製造することができる。
【0017】上記のようにして製版した孔版印刷用原紙
は一般的な孔版印刷に使用することができる。例えば製
版された孔版印刷用原紙の1つの面にインクを載置し、
他方の面に印刷用紙を重ね合わせ、上記インクを押圧、
減圧、スキージなどの手段により穿孔部分から通過させ
て、印刷用紙にインクを転移させて印刷物を得ることが
できる。本発明の孔版印刷用原紙は、耐水性および耐油
性に優れるため、印刷インクとして従来の印刷に用いら
れている油性インク、水性インク等、さらに油中水滴
(W/O)型エマルジョンインク、水中油滴型(O/
W)エマルジョンインクなどを使用しても鮮明な印刷物
を得ることができる。
は一般的な孔版印刷に使用することができる。例えば製
版された孔版印刷用原紙の1つの面にインクを載置し、
他方の面に印刷用紙を重ね合わせ、上記インクを押圧、
減圧、スキージなどの手段により穿孔部分から通過させ
て、印刷用紙にインクを転移させて印刷物を得ることが
できる。本発明の孔版印刷用原紙は、耐水性および耐油
性に優れるため、印刷インクとして従来の印刷に用いら
れている油性インク、水性インク等、さらに油中水滴
(W/O)型エマルジョンインク、水中油滴型(O/
W)エマルジョンインクなどを使用しても鮮明な印刷物
を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 下記の組成からなる樹脂溶液に、280メッシュのポリ
エステル繊維布を浸漬し、引き上げ乾燥し、メッシュの
間隙に厚さ3μmの樹脂膜を設け、孔版印刷用原紙を製
造した。 ブチラール樹脂 10重量部 (ブチラール化度40モル%のポリビニルアルコール) メチルエチルケトン 50 〃 トルエン 20 〃 1,4−ジオキサン 20 〃 得られた孔版印刷用原紙に、8ドット/mmのノズルと圧
電素子からなる吐出手段から、下記の組成の液体を文字
状に吐出させ、吐出部分のブチラール樹脂膜を溶解して
穿孔し、製版した。 エチルアルコール 50重量部 エチレングリコール 10 〃 酢酸エチル 10 〃 水 30 〃
る。 実施例1 下記の組成からなる樹脂溶液に、280メッシュのポリ
エステル繊維布を浸漬し、引き上げ乾燥し、メッシュの
間隙に厚さ3μmの樹脂膜を設け、孔版印刷用原紙を製
造した。 ブチラール樹脂 10重量部 (ブチラール化度40モル%のポリビニルアルコール) メチルエチルケトン 50 〃 トルエン 20 〃 1,4−ジオキサン 20 〃 得られた孔版印刷用原紙に、8ドット/mmのノズルと圧
電素子からなる吐出手段から、下記の組成の液体を文字
状に吐出させ、吐出部分のブチラール樹脂膜を溶解して
穿孔し、製版した。 エチルアルコール 50重量部 エチレングリコール 10 〃 酢酸エチル 10 〃 水 30 〃
【0019】次に製版された孔版印刷用原紙のポリエス
テル繊維側に、黒色のプリントゴッコ用ハイメッシュイ
ンク(理想科学工業社製)を載置し、他方の面に印刷用
紙を重ね合わせ、インクをブレードでスキージすると、
穿孔部分と同様な文字が印刷された。図1は、実施例1
で得られた孔版印刷用原紙の断面模式図であり、(A) は
ポリエステル繊維布1の断面模式図、(B) はポリエステ
ル繊維3に溶剤可溶性樹脂膜2を形成した孔版印刷用原
紙4の断面模式図、(C) は孔版印刷用原紙4を模式的に
示した斜視図である。図2は、孔版印刷用原紙の穿孔説
明図である。(A) は製版模式図であり、溶剤吐出手段9
から溶剤5、6が吐出され、該溶剤が孔版印刷用原紙4
の表面に接触すると、該接触部分の溶剤可溶性樹脂膜が
溶解し、穿孔する。図中の7は樹脂成分を溶解してポリ
エステル繊維に付着した樹脂溶液、8は樹脂膜の穿孔部
を示す。(B) は穿孔された孔版印刷用原紙を模式的に示
した斜視図である。
テル繊維側に、黒色のプリントゴッコ用ハイメッシュイ
ンク(理想科学工業社製)を載置し、他方の面に印刷用
紙を重ね合わせ、インクをブレードでスキージすると、
穿孔部分と同様な文字が印刷された。図1は、実施例1
で得られた孔版印刷用原紙の断面模式図であり、(A) は
ポリエステル繊維布1の断面模式図、(B) はポリエステ
ル繊維3に溶剤可溶性樹脂膜2を形成した孔版印刷用原
紙4の断面模式図、(C) は孔版印刷用原紙4を模式的に
示した斜視図である。図2は、孔版印刷用原紙の穿孔説
明図である。(A) は製版模式図であり、溶剤吐出手段9
から溶剤5、6が吐出され、該溶剤が孔版印刷用原紙4
の表面に接触すると、該接触部分の溶剤可溶性樹脂膜が
溶解し、穿孔する。図中の7は樹脂成分を溶解してポリ
エステル繊維に付着した樹脂溶液、8は樹脂膜の穿孔部
を示す。(B) は穿孔された孔版印刷用原紙を模式的に示
した斜視図である。
【0020】実施例2 シリコーン処理された剥離紙上に、下記の組成からなる
樹脂溶液をロールコーターで塗布乾燥し、厚さ3μmの
溶剤可溶性樹脂層を設けた。 ホルマール樹脂 10重量部 (ホルマール化度20モル%のポリビニルアルコール) メチルエチルケトン 30 〃 イソプロピルアルコール 50 〃 1,4−ジオキサン 10 〃 次に坪量12g/m2 の和紙に下記の組成の接着剤溶液
を塗布乾燥し、上記の溶剤可溶性樹脂層と重ね合わせて
加熱して貼合わせた後、剥離紙を剥離して孔版印刷用原
紙を製造した。 エチレン−酢酸ビニル共重合体 20重量部 トルエン 80 〃 得られた孔版印刷用原紙の樹脂層の面に実施例1と同様
の吐出手段から下記の組成の混合溶剤を文字状に吐出さ
せ、吐出部分の樹脂層を溶解して穿孔し、製版した。 イソプロピルアルコール 30重量部 グリセリン 10 〃 水 60 〃 上記製版された原紙の和紙側に、黒色の油性オフセット
用インクを載置し、他方に印刷用紙を重ね合わせ、プリ
ントゴットPG−10(理想科学工業製)で印刷する
と、穿孔部分と同様な文字が印刷された。
樹脂溶液をロールコーターで塗布乾燥し、厚さ3μmの
溶剤可溶性樹脂層を設けた。 ホルマール樹脂 10重量部 (ホルマール化度20モル%のポリビニルアルコール) メチルエチルケトン 30 〃 イソプロピルアルコール 50 〃 1,4−ジオキサン 10 〃 次に坪量12g/m2 の和紙に下記の組成の接着剤溶液
を塗布乾燥し、上記の溶剤可溶性樹脂層と重ね合わせて
加熱して貼合わせた後、剥離紙を剥離して孔版印刷用原
紙を製造した。 エチレン−酢酸ビニル共重合体 20重量部 トルエン 80 〃 得られた孔版印刷用原紙の樹脂層の面に実施例1と同様
の吐出手段から下記の組成の混合溶剤を文字状に吐出さ
せ、吐出部分の樹脂層を溶解して穿孔し、製版した。 イソプロピルアルコール 30重量部 グリセリン 10 〃 水 60 〃 上記製版された原紙の和紙側に、黒色の油性オフセット
用インクを載置し、他方に印刷用紙を重ね合わせ、プリ
ントゴットPG−10(理想科学工業製)で印刷する
と、穿孔部分と同様な文字が印刷された。
【0021】実施例3 厚さ30μmのテフロンシート上に、下記の組成からな
る樹脂溶液をロールコーターで塗布乾燥し、厚さ2μm
の溶剤可溶性樹脂層を設けた。 ホルマール樹脂 10重量部 (ホルマール化度10モル%のポリビニルアルコール) テトラヒドロフラン 20 〃 イソプロピルアルコール 30 〃 水 40 〃 次に坪量12g/m2 の和紙に実施例2と同様の接着剤
溶液を塗布乾燥した後、溶剤可溶性樹脂層と重ね合わせ
て加熱して貼合わせた後、テフロンシートを剥離して孔
版印刷用原紙を製造した。次にインクジェットプリンタ
ーのインクを、下記の組成の混合溶剤で置き換え、この
インクジェットプリンターのノズルから、パソコンで作
成した文字と画像に対応させて上記孔版印刷用原紙に向
けて吐出し、溶解可溶性樹脂層に転移させて穿孔し、製
版した。 イソプロピルアルコール 30重量部 ジエチレングリコール 10 〃 水 60 〃 製版された孔版印刷用原紙を実施例2と同様に印刷する
と良好な印刷物が得られた。
る樹脂溶液をロールコーターで塗布乾燥し、厚さ2μm
の溶剤可溶性樹脂層を設けた。 ホルマール樹脂 10重量部 (ホルマール化度10モル%のポリビニルアルコール) テトラヒドロフラン 20 〃 イソプロピルアルコール 30 〃 水 40 〃 次に坪量12g/m2 の和紙に実施例2と同様の接着剤
溶液を塗布乾燥した後、溶剤可溶性樹脂層と重ね合わせ
て加熱して貼合わせた後、テフロンシートを剥離して孔
版印刷用原紙を製造した。次にインクジェットプリンタ
ーのインクを、下記の組成の混合溶剤で置き換え、この
インクジェットプリンターのノズルから、パソコンで作
成した文字と画像に対応させて上記孔版印刷用原紙に向
けて吐出し、溶解可溶性樹脂層に転移させて穿孔し、製
版した。 イソプロピルアルコール 30重量部 ジエチレングリコール 10 〃 水 60 〃 製版された孔版印刷用原紙を実施例2と同様に印刷する
と良好な印刷物が得られた。
【0022】図3は、実施例3における孔版印刷用原紙
の製造工程図である。(A) ではテフロンシート12上に
溶剤可溶性樹脂層11が形成され、(B) では、和紙13
に接着剤または粘着剤層14が形成される。(C) では上
記の溶剤可溶性樹脂層11と接着剤または粘着剤層14
を貼り合わせた後、溶剤可溶性樹脂層11上のテフロン
シート12が剥離されて孔版印刷用原紙15が得られ
る。図4は、孔版印刷用原紙の穿孔説明図である。図に
おいて、溶剤吐出手段10から溶剤16が吐出され、孔
版印刷用原紙の溶剤可溶性樹脂層の表面と接触する。接
触溶剤17は接触部分の樹脂層を溶解する。該溶解液1
8は和紙の内部に浸透し、接触部分が穿孔される。19
は穿孔された樹脂層である。
の製造工程図である。(A) ではテフロンシート12上に
溶剤可溶性樹脂層11が形成され、(B) では、和紙13
に接着剤または粘着剤層14が形成される。(C) では上
記の溶剤可溶性樹脂層11と接着剤または粘着剤層14
を貼り合わせた後、溶剤可溶性樹脂層11上のテフロン
シート12が剥離されて孔版印刷用原紙15が得られ
る。図4は、孔版印刷用原紙の穿孔説明図である。図に
おいて、溶剤吐出手段10から溶剤16が吐出され、孔
版印刷用原紙の溶剤可溶性樹脂層の表面と接触する。接
触溶剤17は接触部分の樹脂層を溶解する。該溶解液1
8は和紙の内部に浸透し、接触部分が穿孔される。19
は穿孔された樹脂層である。
【0023】実施例4 厚さ30μmのシリコーン処理されたポリエステルフィ
ルム上に、下記の組成からなる樹脂溶液をリバースコー
ターで塗布乾燥し、厚さ2μmの溶剤可溶性樹脂層を設
けた。 ホルマール樹脂 10重量部 (ホルマール化度10モル%のポリビニルアルコール) アセトン 10 〃 エチルアルコール 50 〃 水 30 〃 次に、下記の組成からなる接着剤溶液に、200メッシ
ュのポリエステル繊維を含浸させ、引き上げて乾燥した
後、上記の溶解可能な樹脂層と重ね合わせて貼合わせ、
40℃の恒温層で一昼夜放置した。 アクリル樹脂 20重量部 イソシアネート 5 〃 トルエン 45 〃 酢酸エチル 30 〃 次いでポリエステルフィルムを樹脂層から剥離して孔版
印刷用原紙を製造した。次に市販のインクジェット方式
のワードプロセッサーで、上記孔版印刷用原紙の溶剤可
溶性層上に水性インクを吐出し、溶解可溶性樹脂層に転
移させ穿孔した。製版された孔版印刷用原紙をリソグラ
フRC115の印刷ドラムにセットし、印刷操作を行う
と、製版に使用したインクジェットワープロで記録され
たものと同様な鮮明な文字画像が得られた。
ルム上に、下記の組成からなる樹脂溶液をリバースコー
ターで塗布乾燥し、厚さ2μmの溶剤可溶性樹脂層を設
けた。 ホルマール樹脂 10重量部 (ホルマール化度10モル%のポリビニルアルコール) アセトン 10 〃 エチルアルコール 50 〃 水 30 〃 次に、下記の組成からなる接着剤溶液に、200メッシ
ュのポリエステル繊維を含浸させ、引き上げて乾燥した
後、上記の溶解可能な樹脂層と重ね合わせて貼合わせ、
40℃の恒温層で一昼夜放置した。 アクリル樹脂 20重量部 イソシアネート 5 〃 トルエン 45 〃 酢酸エチル 30 〃 次いでポリエステルフィルムを樹脂層から剥離して孔版
印刷用原紙を製造した。次に市販のインクジェット方式
のワードプロセッサーで、上記孔版印刷用原紙の溶剤可
溶性層上に水性インクを吐出し、溶解可溶性樹脂層に転
移させ穿孔した。製版された孔版印刷用原紙をリソグラ
フRC115の印刷ドラムにセットし、印刷操作を行う
と、製版に使用したインクジェットワープロで記録され
たものと同様な鮮明な文字画像が得られた。
【0024】比較例1 実施例1の溶剤可溶性樹脂層を下記の組成に変えた以
外、実施例1と同様に孔版印刷用原紙を製造し、製版を
行った。 ブチラール樹脂 10重量部 (ブチラール化度80モル%のポリビニルアルコール) メチルエチルケトン 50 〃 トルエン 40 〃 この製版された孔版印刷用原紙を用いて、実施例1と同
様に印刷したが、穿孔部以外の樹脂層がインクのオイル
成分で溶け出し、印刷物が不鮮明になった。
外、実施例1と同様に孔版印刷用原紙を製造し、製版を
行った。 ブチラール樹脂 10重量部 (ブチラール化度80モル%のポリビニルアルコール) メチルエチルケトン 50 〃 トルエン 40 〃 この製版された孔版印刷用原紙を用いて、実施例1と同
様に印刷したが、穿孔部以外の樹脂層がインクのオイル
成分で溶け出し、印刷物が不鮮明になった。
【0025】比較例2 実施例4の溶剤可溶性樹脂層を下記の組成に変えた以
外、実施例4と同様に孔版印刷用原紙を製造し、製版を
行った。 ポリビニルアルコール 10重量部 エチルアルコール 50 〃 水 30 〃 この製版された孔版印刷用原紙を用いて、実施例4と同
様に印刷したが、穿孔部以外の樹脂層がインクの水分で
溶け出し、印刷物が不鮮明になった。
外、実施例4と同様に孔版印刷用原紙を製造し、製版を
行った。 ポリビニルアルコール 10重量部 エチルアルコール 50 〃 水 30 〃 この製版された孔版印刷用原紙を用いて、実施例4と同
様に印刷したが、穿孔部以外の樹脂層がインクの水分で
溶け出し、印刷物が不鮮明になった。
【0026】
【発明の効果】本発明の孔版印刷用原紙によれば、非接
触で溶解穿孔して製版できるので、原紙のシワなどが発
生せず、また穿孔部分に残留物も残らないので鮮明な画
像を得ることができる。また従来のようにサーマルヘッ
ドに対する剥離性、摩擦性および機械的特性等を考慮す
る必要がないため、製造が容易で低コスト化が図れる。
さらに溶剤可溶性樹脂層が耐水性および耐油性を有する
ので、油性インク、水性インク、エマルジョンインク等
により鮮明な印刷物が得られる。また本発明の製版方法
では製版に水とアルコール系溶剤の混合溶剤を使用する
ので環境上の安全性が向上する。
触で溶解穿孔して製版できるので、原紙のシワなどが発
生せず、また穿孔部分に残留物も残らないので鮮明な画
像を得ることができる。また従来のようにサーマルヘッ
ドに対する剥離性、摩擦性および機械的特性等を考慮す
る必要がないため、製造が容易で低コスト化が図れる。
さらに溶剤可溶性樹脂層が耐水性および耐油性を有する
ので、油性インク、水性インク、エマルジョンインク等
により鮮明な印刷物が得られる。また本発明の製版方法
では製版に水とアルコール系溶剤の混合溶剤を使用する
ので環境上の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による孔版印刷用原紙の断面
模式図。
模式図。
【図2】図1の孔版印刷用原紙の穿孔説明図。
【図3】本発明の他の実施例による孔版印刷用原紙の製
造工程図。
造工程図。
【図4】図3の孔版印刷用原紙の穿孔説明図。
1…ポリエステル繊維布、2…溶剤可溶性樹脂膜、3…
ポリエステル繊維、4…孔版印刷用原紙、5…吐出溶
剤、6…接触溶剤、7…樹脂成分を溶解してポリエステ
ル繊維に付着した樹脂溶液、8…樹脂膜の穿孔部分、
9、10…吐出手段、11…溶剤可溶性樹脂層、12…
テフロンシート、13…和紙、14…和紙中に含浸され
た接着剤または粘着剤、15…孔版印刷用原紙、16…
吐出溶剤、17…接触溶剤、18…和紙中に浸透した樹
脂溶液、19…穿孔された樹脂層。
ポリエステル繊維、4…孔版印刷用原紙、5…吐出溶
剤、6…接触溶剤、7…樹脂成分を溶解してポリエステ
ル繊維に付着した樹脂溶液、8…樹脂膜の穿孔部分、
9、10…吐出手段、11…溶剤可溶性樹脂層、12…
テフロンシート、13…和紙、14…和紙中に含浸され
た接着剤または粘着剤、15…孔版印刷用原紙、16…
吐出溶剤、17…接触溶剤、18…和紙中に浸透した樹
脂溶液、19…穿孔された樹脂層。
Claims (2)
- 【請求項1】 多孔性支持体に溶剤可溶性樹脂層を形成
してなる孔版印刷用原紙であって、上記溶剤可溶性樹脂
層が、アセタール化度1〜70モル%のアセタール化ポ
リビニルアルコールを含有することを特徴とする孔版印
刷用原紙。 - 【請求項2】 請求項1記載の孔版印刷用原紙を、水と
アルコール系溶剤とを含有する混合溶剤により穿孔し、
製版することを特徴とする孔版印刷用原紙の製版方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2978594A JPH07237367A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 孔版印刷用原紙および製版方法 |
| EP95301241A EP0670227A1 (en) | 1994-02-28 | 1995-02-27 | Stencil for printing sheet and process for stencil-making the same |
| AU13535/95A AU680710B2 (en) | 1994-02-28 | 1995-02-28 | Stencil printing sheet and process for stencil-making the same |
| KR1019950004123A KR0178407B1 (ko) | 1994-02-28 | 1995-02-28 | 스텐실 인쇄 시이트 및 이를 사용하는 스텐실의 제조방법 |
| TW84102367A TW302412B (ja) | 1994-02-28 | 1995-03-13 | |
| US08/783,822 US5879792A (en) | 1994-02-28 | 1997-01-13 | Stencil printing sheet and process for stencil making the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2978594A JPH07237367A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 孔版印刷用原紙および製版方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237367A true JPH07237367A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12285664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2978594A Pending JPH07237367A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 孔版印刷用原紙および製版方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0670227A1 (ja) |
| JP (1) | JPH07237367A (ja) |
| KR (1) | KR0178407B1 (ja) |
| AU (1) | AU680710B2 (ja) |
| TW (1) | TW302412B (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0872215A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-19 | Riso Kagaku Corp | 製版印刷装置 |
| JP3602452B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2004-12-15 | 理想科学工業株式会社 | 孔版印刷用原紙ならびにその製造方法および製版方法 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB255361A (en) * | 1925-01-21 | 1926-07-21 | David Gestetner | Improvements in and relating to duplicating |
| GB707160A (en) * | 1950-07-28 | 1954-04-14 | Dick Co Ab | Improvements in or relating to method for manufacturing stencils |
| BE621176A (ja) * | 1961-08-07 | |||
| DK456883A (da) * | 1982-10-08 | 1984-04-09 | Pilot Pen Co Ltd | Stencil, stencilmaterialesaet samt en stencilduplikator |
| GB8405549D0 (en) * | 1984-03-02 | 1984-04-04 | Sericol Group Ltd | Screen printing compositions |
| DE3644162A1 (de) * | 1986-12-23 | 1988-07-07 | Hoechst Ag | Polyvinylacetal, dieses enthaltendes lichtempfindliches gemisch und daraus hergestelltes aufzeichnungsmaterial |
| JP3466237B2 (ja) * | 1993-09-09 | 2003-11-10 | 理想科学工業株式会社 | 溶剤穿孔性孔版印刷用原紙の製造法 |
| JPH0776189A (ja) * | 1993-09-09 | 1995-03-20 | Riso Kagaku Corp | 孔版印刷用原紙の製造方法 |
| JPH07108780A (ja) * | 1993-10-14 | 1995-04-25 | Riso Kagaku Corp | 孔版印刷用原紙およびその穿孔方法 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP2978594A patent/JPH07237367A/ja active Pending
-
1995
- 1995-02-27 EP EP95301241A patent/EP0670227A1/en not_active Withdrawn
- 1995-02-28 KR KR1019950004123A patent/KR0178407B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-28 AU AU13535/95A patent/AU680710B2/en not_active Ceased
- 1995-03-13 TW TW84102367A patent/TW302412B/zh active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW302412B (ja) | 1997-04-11 |
| KR0178407B1 (ko) | 1999-04-01 |
| AU1353595A (en) | 1995-09-07 |
| AU680710B2 (en) | 1997-08-07 |
| EP0670227A1 (en) | 1995-09-06 |
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