JPH07237775A - 記録用シートからの像形成物質除去装置及びシート処理装置 - Google Patents
記録用シートからの像形成物質除去装置及びシート処理装置Info
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- JPH07237775A JPH07237775A JP5509194A JP5509194A JPH07237775A JP H07237775 A JPH07237775 A JP H07237775A JP 5509194 A JP5509194 A JP 5509194A JP 5509194 A JP5509194 A JP 5509194A JP H07237775 A JPH07237775 A JP H07237775A
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- holding
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写紙に液体を供給してトナーを除去する装
置内での転写紙搬送中の転写紙の切れ、しわ、伸びなど
を防止できるように、各搬送ローラ対などの速度を切換
え制御する。 【構成】 転写紙10の搬送方向で隣合う挾持搬送手段
としての搬送ローラ対1,2のうち、下流側の搬送ロー
ラ対2の搬送速度を転写紙先端が加えこまれる前に低速
に切換え、所定時間だけ、上流側の搬送ローラ対1の方
が高速になる状態で転写紙を搬送する。これにより転写
紙10に撓みを形成する。所定時間経過後には元の速度
に戻して、たわみが大きくなり過ぎて折り重なるのを避
ける。
置内での転写紙搬送中の転写紙の切れ、しわ、伸びなど
を防止できるように、各搬送ローラ対などの速度を切換
え制御する。 【構成】 転写紙10の搬送方向で隣合う挾持搬送手段
としての搬送ローラ対1,2のうち、下流側の搬送ロー
ラ対2の搬送速度を転写紙先端が加えこまれる前に低速
に切換え、所定時間だけ、上流側の搬送ローラ対1の方
が高速になる状態で転写紙を搬送する。これにより転写
紙10に撓みを形成する。所定時間経過後には元の速度
に戻して、たわみが大きくなり過ぎて折り重なるのを避
ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって表面
に像形成物質が付着した記録済みの記録用シートから像
形成物質を除去するために記録用シートに少なくとも液
体付与処理を行う記録用シートから像形成物質除去装置
及び少なくともシートに液体付与処理を行うシート処理
装置に関するものである。
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって表面
に像形成物質が付着した記録済みの記録用シートから像
形成物質を除去するために記録用シートに少なくとも液
体付与処理を行う記録用シートから像形成物質除去装置
及び少なくともシートに液体付与処理を行うシート処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み記録用シートとしての用
紙からトナーなどの像形成物質を除去して記録用シート
を再生する方法及びその装置としては種々のものが知ら
れている。例えば溶剤を使用するものとして特開平1−
101576号公報には、トナーが付着された用紙をト
ナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加
し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成
物質除去方法が開示されている。また、特開平4−30
0395号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴
霧あるいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解
し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、
機械剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像
形成物質除去方法が開示されている。
紙からトナーなどの像形成物質を除去して記録用シート
を再生する方法及びその装置としては種々のものが知ら
れている。例えば溶剤を使用するものとして特開平1−
101576号公報には、トナーが付着された用紙をト
ナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加
し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成
物質除去方法が開示されている。また、特開平4−30
0395号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴
霧あるいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解
し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、
機械剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像
形成物質除去方法が開示されている。
【0003】また、先に本出願人は、記録済み記録用シ
ートに、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して記録用シートから剥離する
像形成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−2
55916号参照)。これによれば、記録用シートの紙
質を比較的損傷することなく、像形成物質のみを除去す
ることができる。
ートに、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して記録用シートから剥離する
像形成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−2
55916号参照)。これによれば、記録用シートの紙
質を比較的損傷することなく、像形成物質のみを除去す
ることができる。
【0004】更に本出願人は、上記特願平4−2559
16号で提案した像形成物質除去方法を実施例する装置
において、像形成物質除去後の液で濡れた記録用シート
を乾燥させるため、該シートを挾持した状態で乾燥させ
ながら搬送する挾持搬送手段を設けた場合に、搬送方向
のしわが発生したり該シートが切れてしまうという不具
合が生じるのを発見し、この不具合を解消すべく、該挾
持搬送手段の搬送速度を、これより搬送方向上流側に配
置された挾持搬送手段の搬送速度よりも低速に設定する
ことを提案した(特願平5−201176号)。
16号で提案した像形成物質除去方法を実施例する装置
において、像形成物質除去後の液で濡れた記録用シート
を乾燥させるため、該シートを挾持した状態で乾燥させ
ながら搬送する挾持搬送手段を設けた場合に、搬送方向
のしわが発生したり該シートが切れてしまうという不具
合が生じるのを発見し、この不具合を解消すべく、該挾
持搬送手段の搬送速度を、これより搬送方向上流側に配
置された挾持搬送手段の搬送速度よりも低速に設定する
ことを提案した(特願平5−201176号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後の研
究により、上記搬送方向のしわや記録用シートの装置搬
送中の切れという不具合は、乾燥のための搬送中のみな
らず、濡れた状態の記録用シートを搬送している他の箇
所の挾持搬送手段でも発生することが確認された。また
濡れた記録用シートに搬送方向のストレスを掛けた状態
で搬送を行うと記録用シートが搬送方向に伸びてしまう
という不具合が発生することも確認された。
究により、上記搬送方向のしわや記録用シートの装置搬
送中の切れという不具合は、乾燥のための搬送中のみな
らず、濡れた状態の記録用シートを搬送している他の箇
所の挾持搬送手段でも発生することが確認された。また
濡れた記録用シートに搬送方向のストレスを掛けた状態
で搬送を行うと記録用シートが搬送方向に伸びてしまう
という不具合が発生することも確認された。
【0006】そして、乾燥以外の箇所の挾持搬送手段に
おける上記しわ、切れ及び伸びの発生を防止のため、上
記特開平5−201176号の搬送と同様に、搬送方向
に間隔をおいて配設された一対の挾持搬送手段のうち搬
送方向下流側の挾持搬送手段の方の搬送速度を比較的低
速に設定したところ、記録用シートの部分的な折り重ね
によるしわが生じる場合があることも確認された。これ
は例えば、図6(a)〜(c)に示すように、搬送ロー
ラ対1とこれより搬送方向下流側の搬送ローラ対2の搬
送速度を後者の方が低速になるように設定した場合、搬
送速度差によって生じるたるみが大きくなりすぎてたる
み部分が座屈して重なって折れ、そのまま下流側の搬送
ローラ対2のニップを通過して上記折り重ねのしわにな
ってしまうことが判明した。
おける上記しわ、切れ及び伸びの発生を防止のため、上
記特開平5−201176号の搬送と同様に、搬送方向
に間隔をおいて配設された一対の挾持搬送手段のうち搬
送方向下流側の挾持搬送手段の方の搬送速度を比較的低
速に設定したところ、記録用シートの部分的な折り重ね
によるしわが生じる場合があることも確認された。これ
は例えば、図6(a)〜(c)に示すように、搬送ロー
ラ対1とこれより搬送方向下流側の搬送ローラ対2の搬
送速度を後者の方が低速になるように設定した場合、搬
送速度差によって生じるたるみが大きくなりすぎてたる
み部分が座屈して重なって折れ、そのまま下流側の搬送
ローラ対2のニップを通過して上記折り重ねのしわにな
ってしまうことが判明した。
【0007】このような濡れたシートの装置内搬送中の
切れ、しわ及び伸びの発生という不具合は、上記溶剤を
用いた像形成物質除去装置、及び、その他の少なくとも
シートに液体付与処理を行うシート処理装置においても
生じるものと考えられる。
切れ、しわ及び伸びの発生という不具合は、上記溶剤を
用いた像形成物質除去装置、及び、その他の少なくとも
シートに液体付与処理を行うシート処理装置においても
生じるものと考えられる。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、シートの切れ、しわ
及び伸びを軽減できる記録用シートからの像形成物質除
去装置及びシート処理装置を提供することである。
であり、その目的とするところは、シートの切れ、しわ
及び伸びを軽減できる記録用シートからの像形成物質除
去装置及びシート処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、表面に像形成物質が付着した
記録用シートから像形成物質を除去するために液体付与
手段により記録用シートに少なくとも液体付与処理を行
う記録用シートからの像形成物質除去装置において、装
置内で記録用シートを搬送する第1挾持搬送手段と、該
液体付与手段により液体が付与された記録用シートを、
該第1挾持搬送手段よりも搬送方向下流側の位置で搬送
する第2挾持搬送手段とを、両挾持搬送手段間で記録用
シートにたるみが生じるように駆動制御する制御手段を
設けたことを特徴とするものである。
めに、請求項1の発明は、表面に像形成物質が付着した
記録用シートから像形成物質を除去するために液体付与
手段により記録用シートに少なくとも液体付与処理を行
う記録用シートからの像形成物質除去装置において、装
置内で記録用シートを搬送する第1挾持搬送手段と、該
液体付与手段により液体が付与された記録用シートを、
該第1挾持搬送手段よりも搬送方向下流側の位置で搬送
する第2挾持搬送手段とを、両挾持搬送手段間で記録用
シートにたるみが生じるように駆動制御する制御手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の記録用シー
トの像形成物質除去装置において、上記制御手段を、記
録用シートが上記両挾持搬送手段に挾持搬送されている
期間のうちの所定期間、上記第2挾持搬送手段による搬
送速度を、上記第1挾持搬送手段による搬送速度よりも
高速に設定するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
トの像形成物質除去装置において、上記制御手段を、記
録用シートが上記両挾持搬送手段に挾持搬送されている
期間のうちの所定期間、上記第2挾持搬送手段による搬
送速度を、上記第1挾持搬送手段による搬送速度よりも
高速に設定するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の記録用シー
トの像形成物質除去装置において、上記両挾持搬送手段
間の記録用シートのたるみ量を検出するたるみ量検出手
段を設け、上記制御手段を、該たるみ量検出手段の出力
に基づいて該両挾持搬送手段間の記録用シートのたるみ
が所定量に達した時点で該たるみ量が少なくとも増大し
ないように駆動条件を切り換えるように構成したことを
特徴とするものである。
トの像形成物質除去装置において、上記両挾持搬送手段
間の記録用シートのたるみ量を検出するたるみ量検出手
段を設け、上記制御手段を、該たるみ量検出手段の出力
に基づいて該両挾持搬送手段間の記録用シートのたるみ
が所定量に達した時点で該たるみ量が少なくとも増大し
ないように駆動条件を切り換えるように構成したことを
特徴とするものである。
【0012】請求項4の発明は、像形成物質が安定に付
着している記録用シートに液体を付与する液体付与手段
と、該液体が付与された状態の記録用シート上の像形成
物質に対して記録用シートより大きな付着力を発揮する
剥離部材を、その表面が、バックアップ部材との間で記
録用シートを挾持した状態で該記録用シート上の像形成
物質に接触した後に該記録用シートから離間するように
駆動する像形成物質剥離手段と、該像形成物質剥離手段
により像形成物質が剥離された記録用シートを挾持搬送
しながら乾燥させる乾燥手段とを有する記録用シートか
らの像形成物質除去装置において、該剥離部材と該バッ
クアップ部材との対向位置と、該乾燥手段における記録
用シートの挾持開始位置との間隔を記録用シートの搬送
方向の長さより大きく設定し、該間隔に記録用シートを
下支えで搬送する搬送手段を配設したことを特徴とする
ものである。
着している記録用シートに液体を付与する液体付与手段
と、該液体が付与された状態の記録用シート上の像形成
物質に対して記録用シートより大きな付着力を発揮する
剥離部材を、その表面が、バックアップ部材との間で記
録用シートを挾持した状態で該記録用シート上の像形成
物質に接触した後に該記録用シートから離間するように
駆動する像形成物質剥離手段と、該像形成物質剥離手段
により像形成物質が剥離された記録用シートを挾持搬送
しながら乾燥させる乾燥手段とを有する記録用シートか
らの像形成物質除去装置において、該剥離部材と該バッ
クアップ部材との対向位置と、該乾燥手段における記録
用シートの挾持開始位置との間隔を記録用シートの搬送
方向の長さより大きく設定し、該間隔に記録用シートを
下支えで搬送する搬送手段を配設したことを特徴とする
ものである。
【0013】請求項5の発明は、少なくとも液体付与手
段により記録用シートに液体付与処理を行うシート処理
装置において、装置内でシートを搬送する第1挾持搬送
手段と、該液体付与手段により液体が付与されたシート
を、該第1挾持搬送手段よりも搬送方向下流側の位置で
搬送する第2挾持搬送手段とを、両挾持搬送手段間でシ
ートにたるみが生じるように駆動制御する制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
段により記録用シートに液体付与処理を行うシート処理
装置において、装置内でシートを搬送する第1挾持搬送
手段と、該液体付与手段により液体が付与されたシート
を、該第1挾持搬送手段よりも搬送方向下流側の位置で
搬送する第2挾持搬送手段とを、両挾持搬送手段間でシ
ートにたるみが生じるように駆動制御する制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1乃至3あるいは5の発明においては、
制御手段によって、第1挾持搬送手段と、これよりも搬
送方向下流側の位置に配設された第2挾持搬送手段と
を、両挾持搬送手段間でシートにたるみが生じるように
駆動制御するので、記録用シートが両挾持搬送手段に同
時に挾持されて搬送されても、搬送方向のストレスを受
けない。
制御手段によって、第1挾持搬送手段と、これよりも搬
送方向下流側の位置に配設された第2挾持搬送手段と
を、両挾持搬送手段間でシートにたるみが生じるように
駆動制御するので、記録用シートが両挾持搬送手段に同
時に挾持されて搬送されても、搬送方向のストレスを受
けない。
【0015】特に、請求項2の発明においては、所定期
間のみ両挾持搬送手段に搬送速度差を持たせるので、該
所定期間の設定により記録用シートの搬送方向の長さに
無関係に所定のたるみを形成できる。この所定のたるみ
が記録用シートの折り重ねが生じない程度のたるみにな
るように該所定期間の設定を行う。
間のみ両挾持搬送手段に搬送速度差を持たせるので、該
所定期間の設定により記録用シートの搬送方向の長さに
無関係に所定のたるみを形成できる。この所定のたるみ
が記録用シートの折り重ねが生じない程度のたるみにな
るように該所定期間の設定を行う。
【0016】また特に、請求項3の発明においては、た
るみ量検出手段の出力に基づいて該両挾持搬送手段間の
記録用シートのたるみが所定量に達した時点で該たるみ
量が少なくとも増大しないように駆動条件を切り換え
る。この所定量は、記録用シートの折り重ねが生じる直
前のたるみ量にしておく。
るみ量検出手段の出力に基づいて該両挾持搬送手段間の
記録用シートのたるみが所定量に達した時点で該たるみ
量が少なくとも増大しないように駆動条件を切り換え
る。この所定量は、記録用シートの折り重ねが生じる直
前のたるみ量にしておく。
【0017】請求項4の発明においては、挾持搬送手段
を構成している剥離部材とバックアップ部材の対向位置
と、乾燥手段における記録用シートの挾持開始位置との
間隔を記録用シートの搬送方向の長さより大きく設定し
ているので、記録用シートが両者に同時に挾持されるこ
とはない。そして両者の間では記録用シートを下支えで
搬送する搬送手段により記録用シートが搬送される。よ
って、両者の間では記録用シートにストレスは生じな
い。
を構成している剥離部材とバックアップ部材の対向位置
と、乾燥手段における記録用シートの挾持開始位置との
間隔を記録用シートの搬送方向の長さより大きく設定し
ているので、記録用シートが両者に同時に挾持されるこ
とはない。そして両者の間では記録用シートを下支えで
搬送する搬送手段により記録用シートが搬送される。よ
って、両者の間では記録用シートにストレスは生じな
い。
【0018】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての疎水性でかつ熱可撓性の電子写真用ト
ナー(以下、トナーという)を取り除く像保持体からの
像形成物質除去装置(以下、トナー除去装置という)に
適用した実施例について説明する。
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての疎水性でかつ熱可撓性の電子写真用ト
ナー(以下、トナーという)を取り除く像保持体からの
像形成物質除去装置(以下、トナー除去装置という)に
適用した実施例について説明する。
【0019】まず、本発明を適用できるトナー除去装置
の一例の概略について説明する。図1において、実施例
に係る複写紙からのトナー除去装置は、積載状態で収容
しているトナー像が形成された紙10を一枚づつ分離給
送する給紙ユニット20と、給紙ユニット20から送ら
れてきた紙10に液を供給する液供給ユニット30と、
液が供給された紙10からトナーを除去するトナー除去
ユニット40と、トナーが除去された紙10を乾燥させ
る乾燥ユニット60と、乾燥ユニット60から排出され
る紙10を受ける紙受けユニット70とを備えている。
の一例の概略について説明する。図1において、実施例
に係る複写紙からのトナー除去装置は、積載状態で収容
しているトナー像が形成された紙10を一枚づつ分離給
送する給紙ユニット20と、給紙ユニット20から送ら
れてきた紙10に液を供給する液供給ユニット30と、
液が供給された紙10からトナーを除去するトナー除去
ユニット40と、トナーが除去された紙10を乾燥させ
る乾燥ユニット60と、乾燥ユニット60から排出され
る紙10を受ける紙受けユニット70とを備えている。
【0020】上記給紙ユニット20は、トナー像が形成
された面(以下、トナー像面という)を下に向けて給紙
台21上に積載された紙10を最下部のものから給紙ロ
ーラ22で給紙し、分離ローラ対23で重送紙を分離し
て一枚の紙10のみを給紙搬送ローラ対24で送り出す
ものである。その具体的な構成及び動作は電子写真複写
機における給紙機構と同様であるので、詳細な説明は省
略する。
された面(以下、トナー像面という)を下に向けて給紙
台21上に積載された紙10を最下部のものから給紙ロ
ーラ22で給紙し、分離ローラ対23で重送紙を分離し
て一枚の紙10のみを給紙搬送ローラ対24で送り出す
ものである。その具体的な構成及び動作は電子写真複写
機における給紙機構と同様であるので、詳細な説明は省
略する。
【0021】上記液供給ユニット30は、水又は紙10
への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ水溶
液などの液31を紙10に供給するものであり、液を収
容する液容器32と、この液容器32中の液中に部分的
に没するように設けられ回転によって液を汲み上げて紙
10のトナー像面に供給する塗布ローラ33と、紙搬送
経路を挟んでこの塗布ローラ33に対向するように設け
られた紙規制部材としての規制ローラ34とを備えてい
る。この塗布ローラ33としては、保液性を有する材
質、例えば、親水性多孔質材質、スポンジなどからなる
ローラや、ゴムなどの弾性体又は金属などの剛体からな
るローラなどを用いることができる。後者のローラを用
いる場合には軸線方向に伸びる複数の汲み上げ用の溝を
形成することが望ましい。
への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ水溶
液などの液31を紙10に供給するものであり、液を収
容する液容器32と、この液容器32中の液中に部分的
に没するように設けられ回転によって液を汲み上げて紙
10のトナー像面に供給する塗布ローラ33と、紙搬送
経路を挟んでこの塗布ローラ33に対向するように設け
られた紙規制部材としての規制ローラ34とを備えてい
る。この塗布ローラ33としては、保液性を有する材
質、例えば、親水性多孔質材質、スポンジなどからなる
ローラや、ゴムなどの弾性体又は金属などの剛体からな
るローラなどを用いることができる。後者のローラを用
いる場合には軸線方向に伸びる複数の汲み上げ用の溝を
形成することが望ましい。
【0022】また上記規制ローラ34は塗布ローラ33
の表面に紙10をガイドするものであり、水が供給され
て増大した状態の紙10の厚みと同程度またはこれより
大きなギャップをおいて塗布ローラ33に対向するよう
に設けられている。
の表面に紙10をガイドするものであり、水が供給され
て増大した状態の紙10の厚みと同程度またはこれより
大きなギャップをおいて塗布ローラ33に対向するよう
に設けられている。
【0023】また、この液供給ユニット30は、給紙ユ
ニット20から送られてくる紙10を塗布ローラ33と
規制ローラ34との対向部(以下、液供給部という)に
案内する第1紙ガイド機構35と、液供給部を通過した
紙10をトナー除去ユニット40側に案内する第2紙ガ
イド機構36とを備えている。また、上記液容器32に
は、液31を抜くための液抜き用栓37が設けられてい
る。
ニット20から送られてくる紙10を塗布ローラ33と
規制ローラ34との対向部(以下、液供給部という)に
案内する第1紙ガイド機構35と、液供給部を通過した
紙10をトナー除去ユニット40側に案内する第2紙ガ
イド機構36とを備えている。また、上記液容器32に
は、液31を抜くための液抜き用栓37が設けられてい
る。
【0024】上記トナー除去ユニット40は、複数の支
持ローラ41,42,43に掛け回されたシート状剥離
部材としての剥離ベルト44と、剥離ベルト44を挟ん
で互いに圧接し合うように設けられた加熱ランプ45
a,46a内蔵の上下加熱ローラ45,46と、剥離ベ
ルト44表面からトナーを除去するベルトクリーニング
装置47とを備えている。この剥離ベルト44の少なく
とも表面は、軟化したトナーにとって付着しやすい材質
で形成されている。例えばベルト自体がアルミ系、銅
系、ニッケル系など金属材料、又は酸化チタンを分散さ
せたポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分
子系材料で形成されている。表面材質として高分子系の
材料を用いる場合にはテンションや熱による伸び防止、
耐久性などの観点からベースと表層の少なくとも二層以
上の多層構造にすることが望ましい。
持ローラ41,42,43に掛け回されたシート状剥離
部材としての剥離ベルト44と、剥離ベルト44を挟ん
で互いに圧接し合うように設けられた加熱ランプ45
a,46a内蔵の上下加熱ローラ45,46と、剥離ベ
ルト44表面からトナーを除去するベルトクリーニング
装置47とを備えている。この剥離ベルト44の少なく
とも表面は、軟化したトナーにとって付着しやすい材質
で形成されている。例えばベルト自体がアルミ系、銅
系、ニッケル系など金属材料、又は酸化チタンを分散さ
せたポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分
子系材料で形成されている。表面材質として高分子系の
材料を用いる場合にはテンションや熱による伸び防止、
耐久性などの観点からベースと表層の少なくとも二層以
上の多層構造にすることが望ましい。
【0025】この剥離ベルト44を支持するローラのう
ち、上下加熱ローラ45,46の加圧部を通過した後の
ベルト部分が巻き付く小径ローラ43の回りで、ベルト
の移動方向を急激に変化させて、剥離ベルト44からの
紙10の曲率分離を行わせることができるようになって
いる。また上記加圧部に進入していくベルト部分が巻き
付く支持ローラ42はベルト寄り防止のためにクラウン
ローラになっている。この支持ローラ42とベルトクリ
ーニングユニット対向の支持ローラ41との間のベルト
部分を内側に押し込むテンションローラ49も設けられ
ている。
ち、上下加熱ローラ45,46の加圧部を通過した後の
ベルト部分が巻き付く小径ローラ43の回りで、ベルト
の移動方向を急激に変化させて、剥離ベルト44からの
紙10の曲率分離を行わせることができるようになって
いる。また上記加圧部に進入していくベルト部分が巻き
付く支持ローラ42はベルト寄り防止のためにクラウン
ローラになっている。この支持ローラ42とベルトクリ
ーニングユニット対向の支持ローラ41との間のベルト
部分を内側に押し込むテンションローラ49も設けられ
ている。
【0026】また、上記上下加熱ローラ45,46は、
紙10のトナー像面を剥離ベルト44に密着させるとと
もに紙10に固着しているトナーを加熱して軟化させる
ものである。この加熱は上加熱ローラ45と剥離ベルト
44との圧接部で紙10上のトナーが溶融しない程度に
行うことが望ましい。
紙10のトナー像面を剥離ベルト44に密着させるとと
もに紙10に固着しているトナーを加熱して軟化させる
ものである。この加熱は上加熱ローラ45と剥離ベルト
44との圧接部で紙10上のトナーが溶融しない程度に
行うことが望ましい。
【0027】また、上記ベルトクリーニングユニット4
7は、剥離ベルト44周面に断続的な引っ掻き力を及ぼ
して付着トナーを除去する回転ブラシローラ50と、こ
の回転ブラシローラ50よりもベルト移動方向下流側
で、ベルト周面に接触し摩擦力によるスクラブで付着ト
ナーを除去するパッド51とを備え、これらによりベル
ト周面から除去されたトナーをユニットケーシング52
内に収容するようになっている。なお、このトナー除去
ユニット40には、加圧部を通過し、かつ小径ローラ部
で剥離ベルト44から曲率分離された紙10を乾燥ユニ
ット60側に案内するためのガイド部材54も設けられ
ている。
7は、剥離ベルト44周面に断続的な引っ掻き力を及ぼ
して付着トナーを除去する回転ブラシローラ50と、こ
の回転ブラシローラ50よりもベルト移動方向下流側
で、ベルト周面に接触し摩擦力によるスクラブで付着ト
ナーを除去するパッド51とを備え、これらによりベル
ト周面から除去されたトナーをユニットケーシング52
内に収容するようになっている。なお、このトナー除去
ユニット40には、加圧部を通過し、かつ小径ローラ部
で剥離ベルト44から曲率分離された紙10を乾燥ユニ
ット60側に案内するためのガイド部材54も設けられ
ている。
【0028】上記乾燥ユニット60は、例えば紙10の
液保持量が紙重量の10%以下になるように紙10を乾
燥させるものであり、加熱ランプ61a内蔵の例えばア
ルミからなる加熱ドラム61と、複数の支持ローラ62
に掛け渡され、該加熱ドラム61の周面に一定角度巻き
ついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト63とから構
成されている。図示の例では一つの支持ローラ62がテ
ンションローラを兼ねている。この加熱ドラム61は紙
10にカールが生じにくい程度の直径、例えば90mm程
度以上の直径のものを用いることが望ましい。 (以下、余白)
液保持量が紙重量の10%以下になるように紙10を乾
燥させるものであり、加熱ランプ61a内蔵の例えばア
ルミからなる加熱ドラム61と、複数の支持ローラ62
に掛け渡され、該加熱ドラム61の周面に一定角度巻き
ついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト63とから構
成されている。図示の例では一つの支持ローラ62がテ
ンションローラを兼ねている。この加熱ドラム61は紙
10にカールが生じにくい程度の直径、例えば90mm程
度以上の直径のものを用いることが望ましい。 (以下、余白)
【0029】また上記紙押圧用ベルト63の材質として
は、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャンバス
地、木綿地、テトロン地などの布を用いることができ
る。できるだけ伸びにくい材質を用いることが望まし
い。そして、加熱ドラム周面への巻き付き領域で乾燥が
進む間に紙10が全く自由な形で収縮してしわを生じな
いように、また、紙10のカールや波打ちを生じにくい
ように、加熱ドラム周面とベルト内面とである程度の力
で紙10を挾持できるようにする。
は、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャンバス
地、木綿地、テトロン地などの布を用いることができ
る。できるだけ伸びにくい材質を用いることが望まし
い。そして、加熱ドラム周面への巻き付き領域で乾燥が
進む間に紙10が全く自由な形で収縮してしわを生じな
いように、また、紙10のカールや波打ちを生じにくい
ように、加熱ドラム周面とベルト内面とである程度の力
で紙10を挾持できるようにする。
【0030】なお、この乾燥ユニット60には、加熱ド
ラムと紙押圧用ベルトとの挾持領域を抜け出した紙10
をガイドするガイド部材64と、これによりガイドされ
てきた紙10を紙受けユニット70の紙受け面上に排紙
するための排紙ローラ対65が設けられている。
ラムと紙押圧用ベルトとの挾持領域を抜け出した紙10
をガイドするガイド部材64と、これによりガイドされ
てきた紙10を紙受けユニット70の紙受け面上に排紙
するための排紙ローラ対65が設けられている。
【0031】以上の構成において、給紙ユニット20か
ら送られた紙10は、液供給ユニット30でそのトナー
像面に液が均一に供給され、トナー除去ユニット40に
送られる。このトナー除去ユニット40で、紙に固着し
ているトナーが加熱ローラ45,46からの加熱で軟化
し、剥離ベルト44表面に付着する。そして小径ローラ
43の回りで紙と剥離ベルト44から分離する際に、剥
離ベルト44表面に付着したトナーが紙から剥離し、こ
れにより、紙からトナーが除去される。トナーが除去さ
れた紙は乾燥ユニット61で乾燥され、紙受けユニット
70に排出される。
ら送られた紙10は、液供給ユニット30でそのトナー
像面に液が均一に供給され、トナー除去ユニット40に
送られる。このトナー除去ユニット40で、紙に固着し
ているトナーが加熱ローラ45,46からの加熱で軟化
し、剥離ベルト44表面に付着する。そして小径ローラ
43の回りで紙と剥離ベルト44から分離する際に、剥
離ベルト44表面に付着したトナーが紙から剥離し、こ
れにより、紙からトナーが除去される。トナーが除去さ
れた紙は乾燥ユニット61で乾燥され、紙受けユニット
70に排出される。
【0032】以上、この複写紙からのトナー除去装置に
よれば、トナーが付着した紙に液を供給して紙のトナー
との界面部に液を浸透させた状態でトナーを剥離させる
ので、紙繊維を傷めることなく、トナーを除去できる。
よれば、トナーが付着した紙に液を供給して紙のトナー
との界面部に液を浸透させた状態でトナーを剥離させる
ので、紙繊維を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0033】ここで、上記トナー除去装置においては、
記録シート搬送用の挾持搬送手段として、給紙ユニット
20の給紙搬送ローラ対24、トナー除去ユニット40
の上加熱ローラ45及び剥離ベルト44、乾燥ユニット
60の加熱ドラム61及び紙押圧用ベルト63が挙げら
れる。これら3つの挾持搬送手段における搬送速度設定
によっては、前述のように転写紙10の伸び、切れ、搬
送方向のしわ、折り重ねのしわなどが生じる。
記録シート搬送用の挾持搬送手段として、給紙ユニット
20の給紙搬送ローラ対24、トナー除去ユニット40
の上加熱ローラ45及び剥離ベルト44、乾燥ユニット
60の加熱ドラム61及び紙押圧用ベルト63が挙げら
れる。これら3つの挾持搬送手段における搬送速度設定
によっては、前述のように転写紙10の伸び、切れ、搬
送方向のしわ、折り重ねのしわなどが生じる。
【0034】以下、このような不具合を防止するための
転写紙搬送方法について説明する。まず、第1の搬送方
法を図2(a),(b)を用いて説明する。図2(a)
において、挾持搬送手段としての第1搬送ローラ対1と
第2搬送ローラ対2とが後者の方が転写紙10の搬送方
向下流側になるように配設され、両ローラ対間には紙ガ
イド板4が配設されている。ここで第2搬送ローラ対2
のニップへの転写紙先端侵入時期を知るために、例えば
第2搬送ローラ対の直前に紙検出センサ3を配設する。
転写紙搬送方法について説明する。まず、第1の搬送方
法を図2(a),(b)を用いて説明する。図2(a)
において、挾持搬送手段としての第1搬送ローラ対1と
第2搬送ローラ対2とが後者の方が転写紙10の搬送方
向下流側になるように配設され、両ローラ対間には紙ガ
イド板4が配設されている。ここで第2搬送ローラ対2
のニップへの転写紙先端侵入時期を知るために、例えば
第2搬送ローラ対の直前に紙検出センサ3を配設する。
【0035】この紙検出センサ3の信号を用いて、図2
(b)のタイミングチャートに示すような両ローラ対
1,2の駆動制御を行う。すなわち、転写紙先端が第2
搬送ローラ対2のニップに到達するまでは、両ローラ対
1,2をともに通常搬送速度V0になるように駆動す
る。そして、転写紙先端が上記紙検出センサ3で検出し
た時点で第2搬送ローラ対2の搬送速度を通常搬送速度
V0より遅い低速度V1に切り替える。この転写紙先端
検出時点からある程度の転写紙先端部分が第2搬送ロー
ラ対2のニップを通過するのに要する時間に対応した設
定時間T1が経過時点で、第2搬送ローラ対2の搬送速
度を通常搬送速度に戻す。これによれば、第1搬送ロー
ラ対1により通常速度V0で後端部が搬送され一方第2
搬送ローラ対2により低速度V1で先端部が搬送されて
いる期間T2の間に、両搬送ローラ対1,2の間の転写
紙部分にたわみが生じる。よって、転写紙にストレスが
生じず、のび、切れ及び搬送方向のしわを防止できる。
また、上記時間T2と両速度の差(V0−V1)によっ
てたるみの最大量が決まるので、これらを折り重ねが生
じない程度の最大たわみ量になるように設定しておくこ
とにより、折り重ねのしわも防止できる。
(b)のタイミングチャートに示すような両ローラ対
1,2の駆動制御を行う。すなわち、転写紙先端が第2
搬送ローラ対2のニップに到達するまでは、両ローラ対
1,2をともに通常搬送速度V0になるように駆動す
る。そして、転写紙先端が上記紙検出センサ3で検出し
た時点で第2搬送ローラ対2の搬送速度を通常搬送速度
V0より遅い低速度V1に切り替える。この転写紙先端
検出時点からある程度の転写紙先端部分が第2搬送ロー
ラ対2のニップを通過するのに要する時間に対応した設
定時間T1が経過時点で、第2搬送ローラ対2の搬送速
度を通常搬送速度に戻す。これによれば、第1搬送ロー
ラ対1により通常速度V0で後端部が搬送され一方第2
搬送ローラ対2により低速度V1で先端部が搬送されて
いる期間T2の間に、両搬送ローラ対1,2の間の転写
紙部分にたわみが生じる。よって、転写紙にストレスが
生じず、のび、切れ及び搬送方向のしわを防止できる。
また、上記時間T2と両速度の差(V0−V1)によっ
てたるみの最大量が決まるので、これらを折り重ねが生
じない程度の最大たわみ量になるように設定しておくこ
とにより、折り重ねのしわも防止できる。
【0036】なお、上記紙検出センサ3は、これからの
信号単独で、または装置の給紙開始信号などの他のタイ
ミング情報の併用で、第2搬送ローラ対2の速度切換え
のタイミングを図ることができればよいので、この狙い
を達成できる個所であれば他の場所に配置しても構わな
い。例えば、第2搬送ローラ対2よりも下流側でも構わ
ない。この場合には、低速度V0への切換えを他のタイ
ミング情報で行い、通常速度への復帰を紙検出センサの
信号を用いて行っても良いし、低速度V0への切換えを
転写紙先端部がある程度第2搬送ローラ対2のニップを
通過した後に行うのに紙検出センサの信号を用いても良
い。また図示の例では紙検出センサとして接触式のもの
を用いたが、光などを用いた非接触式のものを用いても
良い。
信号単独で、または装置の給紙開始信号などの他のタイ
ミング情報の併用で、第2搬送ローラ対2の速度切換え
のタイミングを図ることができればよいので、この狙い
を達成できる個所であれば他の場所に配置しても構わな
い。例えば、第2搬送ローラ対2よりも下流側でも構わ
ない。この場合には、低速度V0への切換えを他のタイ
ミング情報で行い、通常速度への復帰を紙検出センサの
信号を用いて行っても良いし、低速度V0への切換えを
転写紙先端部がある程度第2搬送ローラ対2のニップを
通過した後に行うのに紙検出センサの信号を用いても良
い。また図示の例では紙検出センサとして接触式のもの
を用いたが、光などを用いた非接触式のものを用いても
良い。
【0037】更に、以上のように両搬送ローラ対1,2
の所定期間、互いに異なる搬送速度になるように駆動す
るのに、例えば図3に示すように、それぞれ専用の駆動
モータ1a,2aを用いても良い。
の所定期間、互いに異なる搬送速度になるように駆動す
るのに、例えば図3に示すように、それぞれ専用の駆動
モータ1a,2aを用いても良い。
【0038】図4(a),(b)は上記不具合を防止す
るための他の転写紙搬送方法の説明図である。図4
(a)において、図3(a)の構造と異なる点は、たる
み量を検出するための紙検出センサ5を通過して設けた
点のみである。このたるみ両検出用の紙検出センサ5か
らの信号を用いて、図4(b)に示すような制御を行
う。
るための他の転写紙搬送方法の説明図である。図4
(a)において、図3(a)の構造と異なる点は、たる
み量を検出するための紙検出センサ5を通過して設けた
点のみである。このたるみ両検出用の紙検出センサ5か
らの信号を用いて、図4(b)に示すような制御を行
う。
【0039】すなわち、図4(b)において、図3
(b)の制御と同様に、先端検出用の紙検出センサ3で
紙先端を検出した時点で第2搬送ローラ対2の搬送速度
を低速度V1に切り替える。そして、この低速度V1か
ら通常速度V0への復帰を、上記たるみ両検出用の紙検
出センサ5で紙を検出した時点で行う。これによれば、
たるみ量検出用の紙検出センサ5の配置を、転写紙のた
るみが折り重ねが生じない範囲のたるみ時にたるみ部を
検出するように設定しておくことにより、折り重ねが生
じる前に、第2搬送ローラ対2の搬送速度を通常速度に
戻して、それ以上たるみ量が増大するのを防止できる。
(b)の制御と同様に、先端検出用の紙検出センサ3で
紙先端を検出した時点で第2搬送ローラ対2の搬送速度
を低速度V1に切り替える。そして、この低速度V1か
ら通常速度V0への復帰を、上記たるみ両検出用の紙検
出センサ5で紙を検出した時点で行う。これによれば、
たるみ量検出用の紙検出センサ5の配置を、転写紙のた
るみが折り重ねが生じない範囲のたるみ時にたるみ部を
検出するように設定しておくことにより、折り重ねが生
じる前に、第2搬送ローラ対2の搬送速度を通常速度に
戻して、それ以上たるみ量が増大するのを防止できる。
【0040】以上の図3や図4の搬送方法を、図1のト
ナー除去装置に適用することにより、転写紙の上記不具
合を防止できる。すなわち、1つの組合わせとしては、
給紙ユニット20の給紙搬送ローラ対24が第1搬送ロ
ーラ対1に相当し、かつトナー除去ユニット40の上加
熱ローラ45及び剥離ベルト44が第2搬送ローラ対2
に相当するものとして、これらの搬送速度を、図3や図
4のように制御する。また、他の組合せとしては、トナ
ー除去ユニット40の上加熱ローラ45及び剥離ベルト
44が第1搬送ローラ対1に相当し、かつ乾燥ユニット
60の加熱ドラム61及び紙押圧用ベルト63が第2搬
送ローラ対2に相当するものとして、これらの搬送速度
を図3や図4のように制御する。更に、これら2つの組
合せそれぞれが、転写紙10の移動にともなって順次成
立するものとして、給紙ユニット20から乾燥ユニット
60までの搬送領域のいずれの個所でも上記転写紙の不
具合が生じないようにしても良い。
ナー除去装置に適用することにより、転写紙の上記不具
合を防止できる。すなわち、1つの組合わせとしては、
給紙ユニット20の給紙搬送ローラ対24が第1搬送ロ
ーラ対1に相当し、かつトナー除去ユニット40の上加
熱ローラ45及び剥離ベルト44が第2搬送ローラ対2
に相当するものとして、これらの搬送速度を、図3や図
4のように制御する。また、他の組合せとしては、トナ
ー除去ユニット40の上加熱ローラ45及び剥離ベルト
44が第1搬送ローラ対1に相当し、かつ乾燥ユニット
60の加熱ドラム61及び紙押圧用ベルト63が第2搬
送ローラ対2に相当するものとして、これらの搬送速度
を図3や図4のように制御する。更に、これら2つの組
合せそれぞれが、転写紙10の移動にともなって順次成
立するものとして、給紙ユニット20から乾燥ユニット
60までの搬送領域のいずれの個所でも上記転写紙の不
具合が生じないようにしても良い。
【0041】なお、上記図3及び図4の搬送方法では、
下流側の挾持搬送手段の搬送速度を低速度に切り替えて
上流側の挾持搬送手段との間にたわみが生じる搬送速度
差を形成したが、逆に上流側の挾持搬送手段の搬送速度
を高速度に切り替えても良い。
下流側の挾持搬送手段の搬送速度を低速度に切り替えて
上流側の挾持搬送手段との間にたわみが生じる搬送速度
差を形成したが、逆に上流側の挾持搬送手段の搬送速度
を高速度に切り替えても良い。
【0042】次に、図5を用いて、上記転写紙の不具合
を防止できる他の実施例に係るトナー除去装置について
説明する。図5において、本実施例のトナー除去装置が
図1のトナー除去装置と異なる点は、挾持搬送手段であ
る給紙ユニットの給紙搬送ローラ対24と、これより下
流側の最初の挾持搬送手段であるトナー除去ユニット4
0の上加熱ローラ45及び剥離ベルト44との間隔
L1、ならびに、このトナー除去ユニット40の上加熱
ローラ45及び剥離ベルト44と、これよれ下流が世の
最初の挾持搬送手段である上加熱ローラ45及び剥離ベ
ルト44(具体的にはこれらの挾持開始位置)までの間
隔L2を、処理する転写紙の搬送方向の長さよりも大き
く設定し、両間隔での転写紙搬送は、下支え転写紙を搬
送する搬送ベルト装置80,81を用いている点であ
る。その他の点は上記図1のトナー除去装置と同じであ
る。本実施例のトナー除去装置によれば、何れの挾持搬
送手段の組の間でも同時に転写紙が挾持されることがな
いので、上記転写紙の不具合の全てを解消できる。な
お、上記転写紙の不具合が特に生じやすい図中L2の間
隔のみ転写紙の搬送方向の長さよりも長く、図中L1の
間隔についは、図1と同様の構成を採用しても良い。こ
の場合には図中L1の間隔についは、上述の図3や図4
の搬送方法を採用することが望ましい。
を防止できる他の実施例に係るトナー除去装置について
説明する。図5において、本実施例のトナー除去装置が
図1のトナー除去装置と異なる点は、挾持搬送手段であ
る給紙ユニットの給紙搬送ローラ対24と、これより下
流側の最初の挾持搬送手段であるトナー除去ユニット4
0の上加熱ローラ45及び剥離ベルト44との間隔
L1、ならびに、このトナー除去ユニット40の上加熱
ローラ45及び剥離ベルト44と、これよれ下流が世の
最初の挾持搬送手段である上加熱ローラ45及び剥離ベ
ルト44(具体的にはこれらの挾持開始位置)までの間
隔L2を、処理する転写紙の搬送方向の長さよりも大き
く設定し、両間隔での転写紙搬送は、下支え転写紙を搬
送する搬送ベルト装置80,81を用いている点であ
る。その他の点は上記図1のトナー除去装置と同じであ
る。本実施例のトナー除去装置によれば、何れの挾持搬
送手段の組の間でも同時に転写紙が挾持されることがな
いので、上記転写紙の不具合の全てを解消できる。な
お、上記転写紙の不具合が特に生じやすい図中L2の間
隔のみ転写紙の搬送方向の長さよりも長く、図中L1の
間隔についは、図1と同様の構成を採用しても良い。こ
の場合には図中L1の間隔についは、上述の図3や図4
の搬送方法を採用することが望ましい。
【0043】以上の各実施例においては、挾持搬送手段
として給紙ユニット20の給紙搬送ローラ対24、トナ
ー除去ユニット40の上加熱ローラ45及び剥離ベルト
44、乾燥ユニット60の加熱ドラム61及び紙押圧用
ベルト63の3つを挙げて説明したが、これらの他に挾
持搬送手段を設ける場合にも、搬送方向で隣合う挾持搬
送手段の間で、同様の搬送方法などを適用できる。例え
ば給水性の表面層が有する液除去ローラなどを専用のバ
ックアップローラと対にして、あるいは図1中のベルト
支持ローラ43などの既存の部材をバックアップ部材と
して兼用しこれと対になって、設けた場合にも、挾持搬
送力を生じる限りこれらが挾持搬送手段に相当する。
として給紙ユニット20の給紙搬送ローラ対24、トナ
ー除去ユニット40の上加熱ローラ45及び剥離ベルト
44、乾燥ユニット60の加熱ドラム61及び紙押圧用
ベルト63の3つを挙げて説明したが、これらの他に挾
持搬送手段を設ける場合にも、搬送方向で隣合う挾持搬
送手段の間で、同様の搬送方法などを適用できる。例え
ば給水性の表面層が有する液除去ローラなどを専用のバ
ックアップローラと対にして、あるいは図1中のベルト
支持ローラ43などの既存の部材をバックアップ部材と
して兼用しこれと対になって、設けた場合にも、挾持搬
送力を生じる限りこれらが挾持搬送手段に相当する。
【0044】また、装置内での搬送速度を、装置内の温
度によって変化させても良い。特に、電源投入後の待ち
時間を短縮するために、初めは低速度で搬送し、装置内
ない温度が上昇するにつれて搬送速度を高速に切換え制
御しても良い。
度によって変化させても良い。特に、電源投入後の待ち
時間を短縮するために、初めは低速度で搬送し、装置内
ない温度が上昇するにつれて搬送速度を高速に切換え制
御しても良い。
【0045】ここで、図1のトナー除去装置において、
上述の3つの挾持搬送手段間で、搬送速度設定を種々変
化させて上記転写紙の不具合発生の有無を調べた結果に
ついて説明する。まず、転写紙の濡れ自体による紙の横
方向(繊維と垂直な方向)への伸びは、表1に示すよう
に2〜3%である。ここではA41枚あたり4〜5gの
液を吸液させた。なお、液としては界面活性剤(日光ケ
ミカルズ社製 BT−7(商品名))の1重量%の水溶
液を使用した。
上述の3つの挾持搬送手段間で、搬送速度設定を種々変
化させて上記転写紙の不具合発生の有無を調べた結果に
ついて説明する。まず、転写紙の濡れ自体による紙の横
方向(繊維と垂直な方向)への伸びは、表1に示すよう
に2〜3%である。ここではA41枚あたり4〜5gの
液を吸液させた。なお、液としては界面活性剤(日光ケ
ミカルズ社製 BT−7(商品名))の1重量%の水溶
液を使用した。
【表1】
【0046】このような伸びとともに濡れて紙力が低下
し、その結果搬送時のストレスなどで切れ、しわ、伸び
が発生して再生紙としての品質が低下する。通常の複写
機などで使用されている転写紙の引っ張り搬送を図1の
トナー除去装置に適用した場合には、紙が切れるかある
いは最大で6%(A4縦寸法297mmに対して伸び18
mm)の紙伸びが観察された。
し、その結果搬送時のストレスなどで切れ、しわ、伸び
が発生して再生紙としての品質が低下する。通常の複写
機などで使用されている転写紙の引っ張り搬送を図1の
トナー除去装置に適用した場合には、紙が切れるかある
いは最大で6%(A4縦寸法297mmに対して伸び18
mm)の紙伸びが観察された。
【0047】そこで、上記各挾持搬送手段の搬送速度
を、上加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度3
0(mm/秒)に対し、給紙搬送ローラ対24の搬送速度
と、上加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度と
を、異ならせて各不具合を調べたのが、表2及び表3で
ある。この表2はリコー製の用紙であるリコータイプ6
200(商品名、紙の横方向が長辺方向になるよう裁断
されている)についての実験結果であり、表3はリコー
製の再生紙 リコー資源タイプA(商品名)についての
実験結果である。なお、この実験では剥離ベルトとして
TiO2入りPETを使用し、上加熱ローラ45、下加
熱ローラ46、及び加熱ドラム61の設定温度をそれぞ
れ101°C、83°C、114°Cにした。また各表
中、「線速増減割合(%)」の欄には、左から順に、給
紙搬送ローラ対24の搬送速度、上加熱ローラ45及び
剥離ベルト44の搬送速度30(mm/秒)、ならびに、
上加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度の、上
加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度に対する
増減割合いを表示している。
を、上加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度3
0(mm/秒)に対し、給紙搬送ローラ対24の搬送速度
と、上加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度と
を、異ならせて各不具合を調べたのが、表2及び表3で
ある。この表2はリコー製の用紙であるリコータイプ6
200(商品名、紙の横方向が長辺方向になるよう裁断
されている)についての実験結果であり、表3はリコー
製の再生紙 リコー資源タイプA(商品名)についての
実験結果である。なお、この実験では剥離ベルトとして
TiO2入りPETを使用し、上加熱ローラ45、下加
熱ローラ46、及び加熱ドラム61の設定温度をそれぞ
れ101°C、83°C、114°Cにした。また各表
中、「線速増減割合(%)」の欄には、左から順に、給
紙搬送ローラ対24の搬送速度、上加熱ローラ45及び
剥離ベルト44の搬送速度30(mm/秒)、ならびに、
上加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度の、上
加熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度に対する
増減割合いを表示している。
【表2】
【表3】
【0048】以上の表2,3からも判るように、給紙搬
送ローラ対24の搬送速度の、上加熱ローラ45及び剥
離ベルト44の搬送速度に対する増減割合は、+5%〜
−10%、望ましくは、+3%〜−3%の範囲に収める
必要がある。この増加限界以上では、しわが発生し、ま
た減少限界以下では切りが生じる。また、上加熱ローラ
45及び剥離ベルト44の搬送速度の、上加熱ローラ4
5及び剥離ベルト44の搬送速度に対する増減割合は、
+5%〜−20%の範囲に収める必要がある。この増加
限界以上では切れが発生し、また減少限界以下でしわが
生じる。
送ローラ対24の搬送速度の、上加熱ローラ45及び剥
離ベルト44の搬送速度に対する増減割合は、+5%〜
−10%、望ましくは、+3%〜−3%の範囲に収める
必要がある。この増加限界以上では、しわが発生し、ま
た減少限界以下では切りが生じる。また、上加熱ローラ
45及び剥離ベルト44の搬送速度の、上加熱ローラ4
5及び剥離ベルト44の搬送速度に対する増減割合は、
+5%〜−20%の範囲に収める必要がある。この増加
限界以上では切れが発生し、また減少限界以下でしわが
生じる。
【0049】以上の結果から、転写紙の伸びや切れの防
止を優先する場合には、剥離ユニットまでの搬送につい
ては、給紙搬送ローラ対24の搬送速度を、上加熱ロー
ラ45及び剥離ベルト44の搬送速度に対し早くし、か
つその増減割合は、+5%〜0%の範囲に収める。また
剥離ユニットから乾燥ユニット間の搬送については上加
熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度を、上加熱
ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度に対して早く
し、かつその増減割合は、+5%〜0%の範囲に収め
る。
止を優先する場合には、剥離ユニットまでの搬送につい
ては、給紙搬送ローラ対24の搬送速度を、上加熱ロー
ラ45及び剥離ベルト44の搬送速度に対し早くし、か
つその増減割合は、+5%〜0%の範囲に収める。また
剥離ユニットから乾燥ユニット間の搬送については上加
熱ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度を、上加熱
ローラ45及び剥離ベルト44の搬送速度に対して早く
し、かつその増減割合は、+5%〜0%の範囲に収め
る。
【0050】逆に転写紙の折り重ねのしわ防止を優先す
る場合には、剥離ユニットまでの搬送については、給紙
搬送ローラ対24の搬送速度を、上加熱ローラ45及び
剥離ベルト44の搬送速度に対し遅くし、かつその増減
割合は、0%〜−10%の範囲に収める。また剥離ユニ
ットから乾燥ユニット間の搬送については上加熱ローラ
45及び剥離ベルト44の搬送速度を、上加熱ローラ4
5及び剥離ベルト44の搬送速度に対して遅くし、かつ
その増減割合は、0%〜−20%の範囲に収める。
る場合には、剥離ユニットまでの搬送については、給紙
搬送ローラ対24の搬送速度を、上加熱ローラ45及び
剥離ベルト44の搬送速度に対し遅くし、かつその増減
割合は、0%〜−10%の範囲に収める。また剥離ユニ
ットから乾燥ユニット間の搬送については上加熱ローラ
45及び剥離ベルト44の搬送速度を、上加熱ローラ4
5及び剥離ベルト44の搬送速度に対して遅くし、かつ
その増減割合は、0%〜−20%の範囲に収める。
【0051】なお、上記実施例は、本発明を通常の転写
紙10から像形成物質であるトナーを除去するトナー除
去装置に適用したものであるが、本発明はこれに限られ
ず、液体の付着によりしわや切れが生じる恐れあるもの
であれば、例えばプラスチック層等のベースシートの表
面層が紙等の吸液性及び弾性を有する材料層である積層
物等からなる像保持体からの像形成物質の除去装置にも
適用できる。また、トナー除去装置などに限らず、例え
ば、トナー除去装置でのトナー除去が容易になるよう
に、予め転写紙に界面活性剤の水溶液を塗布した後に乾
燥する装置などにも適用できる。その他の液体が付着し
たシートの乾燥装置にも適用できる。
紙10から像形成物質であるトナーを除去するトナー除
去装置に適用したものであるが、本発明はこれに限られ
ず、液体の付着によりしわや切れが生じる恐れあるもの
であれば、例えばプラスチック層等のベースシートの表
面層が紙等の吸液性及び弾性を有する材料層である積層
物等からなる像保持体からの像形成物質の除去装置にも
適用できる。また、トナー除去装置などに限らず、例え
ば、トナー除去装置でのトナー除去が容易になるよう
に、予め転写紙に界面活性剤の水溶液を塗布した後に乾
燥する装置などにも適用できる。その他の液体が付着し
たシートの乾燥装置にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、搬送方
向に間隔をおいて配設された一対の挾持搬送手段に記録
用シートが同時に挾持されて搬送されても、搬送方向の
ストレスを受けないので、記録用シートの伸びや切れさ
らには搬送方向のしわを防止できる。
向に間隔をおいて配設された一対の挾持搬送手段に記録
用シートが同時に挾持されて搬送されても、搬送方向の
ストレスを受けないので、記録用シートの伸びや切れさ
らには搬送方向のしわを防止できる。
【0053】特に請求項2の発明によれば、両挾持搬送
手段に搬送速度差を持たせる期間の設定により折り重ね
が生じない範囲の所定量のたるみを形成できるので、記
録用シートの搬送方向の長さによらず確実に折り重ねの
しわを防止できる。
手段に搬送速度差を持たせる期間の設定により折り重ね
が生じない範囲の所定量のたるみを形成できるので、記
録用シートの搬送方向の長さによらず確実に折り重ねの
しわを防止できる。
【0054】また特に請求項3の発明によれば、たるみ
量検出手段の出力に基づいて該両挾持搬送手段間の記録
用シートのたるみが所定量に達した時点で該たるみ量が
少なくとも増大しないように駆動条件を切り換えるの
で、記録用シートの材質、種類、搬送方向の長さに無関
係に、たるみ量を折り重ねが生じない範囲内のものにで
きる。よって、記録用シートの材質、種類、搬送方向の
長さによらず確実に折り重ねのしわを防止できる。
量検出手段の出力に基づいて該両挾持搬送手段間の記録
用シートのたるみが所定量に達した時点で該たるみ量が
少なくとも増大しないように駆動条件を切り換えるの
で、記録用シートの材質、種類、搬送方向の長さに無関
係に、たるみ量を折り重ねが生じない範囲内のものにで
きる。よって、記録用シートの材質、種類、搬送方向の
長さによらず確実に折り重ねのしわを防止できる。
【0055】請求項4の発明においては、挾持搬送手段
を構成している剥離部材とバックアップ部材の対向部
と、乾燥手段における記録用シートの挾持開始部の両者
に、記録用シートが同時に挾持されることはなく、両者
の間では記録用シートにストレスは生じず、かつ、両者
の間では記録用シートを下支えで搬送する搬送手段によ
り記録用シートが搬送されるので、ストレスによる記録
用シートの伸び、しわ、切れを防止できる。
を構成している剥離部材とバックアップ部材の対向部
と、乾燥手段における記録用シートの挾持開始部の両者
に、記録用シートが同時に挾持されることはなく、両者
の間では記録用シートにストレスは生じず、かつ、両者
の間では記録用シートを下支えで搬送する搬送手段によ
り記録用シートが搬送されるので、ストレスによる記録
用シートの伸び、しわ、切れを防止できる。
【0056】請求項5の発明によれば、搬送方向に間隔
をおいて配設された一対の挾持搬送手段にシートが同時
に挾持されて搬送されても、搬送方向のストレスを受け
ないので、シートの伸びや切れさらには搬送方向のしわ
を防止できる。またこのたるみは所定範囲を越えないよ
うにされるので、折り重ねのしわも防止できる。
をおいて配設された一対の挾持搬送手段にシートが同時
に挾持されて搬送されても、搬送方向のストレスを受け
ないので、シートの伸びや切れさらには搬送方向のしわ
を防止できる。またこのたるみは所定範囲を越えないよ
うにされるので、折り重ねのしわも防止できる。
【図1】本発明を適用できるトナー除去装置の概略構成
図。
図。
【図2】(a)は実施例に係るトナー除去装置における
シート搬送方法の説明図。(b)は同搬送方法に関する
タイミングチャート。
シート搬送方法の説明図。(b)は同搬送方法に関する
タイミングチャート。
【図3】同搬送方法に用いることができる駆動系の説明
図。
図。
【図4】(a)は他の実施例に係るトナー除去装置にお
けるシート搬送方法の説明図。(b)は同搬送方法に関
するタイミングチャート。
けるシート搬送方法の説明図。(b)は同搬送方法に関
するタイミングチャート。
【図5】他の実施例に係るトナー除去装置の概略構成
図。
図。
【図6】(a)乃至(c)は本発明の課題の説明図。
10 紙 20 給紙ユニット 24 給紙搬送ローラ対 30 液供給ユニット 40 トナー除去ユニット 45 上加熱ローラ 46 下加熱ローラ 44 剥離ベルト 60 乾燥ユニット 61 加熱ドラム 63 紙押圧用ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 寿夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 正敏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (5)
- 【請求項1】表面に像形成物質が付着した記録用シート
から像形成物質を除去するために液体付与手段により記
録用シートに少なくとも液体付与処理を行う記録用シー
トからの像形成物質除去装置において、 装置内で記録用シートを搬送する第1挾持搬送手段と、
該液体付与手段により液体が付与された記録用シート
を、該第1挾持搬送手段よりも搬送方向下流側の位置で
搬送する第2挾持搬送手段とを、両挾持搬送手段間で記
録用シートにたるみが生じるように駆動制御する制御手
段を設けたことを特徴とする記録用シートからの像形成
物質除去装置。 - 【請求項2】上記制御手段を、記録用シートが上記両挾
持搬送手段に挾持搬送されている期間のうちの所定期
間、上記第2挾持搬送手段による搬送速度を、上記第1
挾持搬送手段による搬送速度よりも高速に設定するよう
構成したことを特徴とする請求項1の記録用シートから
の像形成物質除去装置。 - 【請求項3】上記両挾持搬送手段間の記録用シートのた
るみ量を検出するたるみ量検出手段を設け、上記制御手
段を、該たるみ量検出手段の出力に基づいて該両挾持搬
送手段間の記録用シートのたるみが所定量に達した時点
で該たるみ量が少なくとも増大しないように駆動条件を
切り換えるように構成したことを特徴とする請求項1の
記録用シートからの像形成物質除去装置。 - 【請求項4】像形成物質が安定に付着している記録用シ
ートに液体を付与する液体付与手段と、該液体が付与さ
れた状態の記録用シート上の像形成物質に対して記録用
シートより大きな付着力を発揮する剥離部材を、その表
面が、バックアップ部材との間で記録用シートを挾持し
た状態で該記録用シート上の像形成物質に接触した後に
該記録用シートから離間するように駆動する像形成物質
剥離手段と、該像形成物質剥離手段により像形成物質が
剥離された記録用シートを挾持搬送しながら乾燥させる
乾燥手段とを有する記録用シートからの像形成物質除去
装置において、 該剥離部材と該バックアップ部材との対向位置と、該乾
燥手段における記録用シートの挾持開始位置との間隔を
記録用シートの搬送方向の長さより大きく設定し、該間
隔に記録用シートを下支えで搬送する搬送手段を配設し
たことを特徴とする記録用シートからの像形成物質除去
装置。 - 【請求項5】少なくとも液体付与手段により記録用シー
トに液体付与処理を行うシート処理装置において、 装置内でシートを搬送する第1挾持搬送手段と、該液体
付与手段により液体が付与されたシートを、該第1挾持
搬送手段よりも搬送方向下流側の位置で搬送する第2挾
持搬送手段とを、両挾持搬送手段間でシートにたるみが
生じるように駆動制御する制御手段を設けたことを特徴
とするシート処理装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5509194A JPH07237775A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 記録用シートからの像形成物質除去装置及びシート処理装置 |
| US08/385,159 US5642550A (en) | 1994-02-28 | 1995-02-07 | Apparatus for removing image forming substance from image holding member |
| US08/816,498 US5896612A (en) | 1994-02-28 | 1997-03-13 | Method and apparatus for removing image forming substance from image holding member |
| US09/186,605 US6156127A (en) | 1994-02-28 | 1998-11-06 | Method and apparatus for removing image forming substance from image holding member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5509194A JPH07237775A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 記録用シートからの像形成物質除去装置及びシート処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237775A true JPH07237775A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12989069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5509194A Withdrawn JPH07237775A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 記録用シートからの像形成物質除去装置及びシート処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07237775A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014189364A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像転写装置および画像形成装置 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP5509194A patent/JPH07237775A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014189364A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像転写装置および画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |