JPH07238961A - 遠心式自動クラッチ - Google Patents
遠心式自動クラッチInfo
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- JPH07238961A JPH07238961A JP6030075A JP3007594A JPH07238961A JP H07238961 A JPH07238961 A JP H07238961A JP 6030075 A JP6030075 A JP 6030075A JP 3007594 A JP3007594 A JP 3007594A JP H07238961 A JPH07238961 A JP H07238961A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- weight
- carrier
- housing
- weights
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/04—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
- F16D43/14—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
- F16D43/18—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members with friction clutching members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/04—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
- F16D43/14—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
- F16D2043/145—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members the centrifugal masses being pivoting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、クラッチシューの接触圧力を十分に
確保しつつ、クラッチウエイトの小型軽量化が可能とな
る遠心式自動クラッチの提供を目的とする。 【構成】回転軸(3) と、この回転軸に対して回転自在な
クラッチハウジング(11)と、クラッチハウジングの内側
において回転軸と一体に回転されるクラッチキャリア(1
2)と、一端がクラッチキャリアに回動可能に枢支され、
クラッチキャリアが回転された時の遠心力により外側に
向けて回動変位されるクラッチウエイト(15a,15b,15c)
と、クラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチウ
エイトが外側に回動変位された時に、クラッチハウジン
グの内面に接離可能に接触されるクラッチシュー(23)と
を備え、クラッチウエイトの一端枢支部とは反対側の端
部に、このクラッチウエイトをクラッチキャリアが回動
された時の遠心力の大きさに応じて外側に押圧する鋼球
(34)を配置したことを特徴としている。
確保しつつ、クラッチウエイトの小型軽量化が可能とな
る遠心式自動クラッチの提供を目的とする。 【構成】回転軸(3) と、この回転軸に対して回転自在な
クラッチハウジング(11)と、クラッチハウジングの内側
において回転軸と一体に回転されるクラッチキャリア(1
2)と、一端がクラッチキャリアに回動可能に枢支され、
クラッチキャリアが回転された時の遠心力により外側に
向けて回動変位されるクラッチウエイト(15a,15b,15c)
と、クラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチウ
エイトが外側に回動変位された時に、クラッチハウジン
グの内面に接離可能に接触されるクラッチシュー(23)と
を備え、クラッチウエイトの一端枢支部とは反対側の端
部に、このクラッチウエイトをクラッチキャリアが回動
された時の遠心力の大きさに応じて外側に押圧する鋼球
(34)を配置したことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチキャリアが回
転された時の遠心力により、クラッチシューをクラッチ
ハウジングの内面に押し付けるようにした遠心式の自動
クラッチに関する。
転された時の遠心力により、クラッチシューをクラッチ
ハウジングの内面に押し付けるようにした遠心式の自動
クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば小形の自動二輪車では、エンジン
のクランク軸と動力伝達装置との間に、クランク軸の回
転によって生じる遠心力により断続作動される遠心式の
自動クラッチが配置されている。
のクランク軸と動力伝達装置との間に、クランク軸の回
転によって生じる遠心力により断続作動される遠心式の
自動クラッチが配置されている。
【0003】この種の自動クラッチは、クランク軸上に
相対的に回転自在に支持されたクラッチハウジングと、
このクラッチハウジングの内側において上記クランク軸
と一体に回転駆動されるクラッチキャリアと、このクラ
ッチキャリアに回動可能に枢支された複数のクラッチウ
エイトとを備えている。そして、クラッチキャリアがク
ランク軸と一体に回転すると、この回転に伴う遠心力に
より、クラッチウエイトが径方向外側に向けて回動変位
し、このクラッチウエイトの外周面のクラッチシューが
クラッチハウジングの内面に接触するようになってい
る。
相対的に回転自在に支持されたクラッチハウジングと、
このクラッチハウジングの内側において上記クランク軸
と一体に回転駆動されるクラッチキャリアと、このクラ
ッチキャリアに回動可能に枢支された複数のクラッチウ
エイトとを備えている。そして、クラッチキャリアがク
ランク軸と一体に回転すると、この回転に伴う遠心力に
より、クラッチウエイトが径方向外側に向けて回動変位
し、このクラッチウエイトの外周面のクラッチシューが
クラッチハウジングの内面に接触するようになってい
る。
【0004】ところで、従来の自動クラッチでは、クラ
ッチウエイトの重量によって動力伝達に必要なクラッチ
シューとクラッチハウジングとの接触圧力を確保してお
り、クラッチウエイトが重い程、クラッチシューが強く
クラッチハウジングに押し付けられ、動力伝達に必要な
接触圧力が確保されるようになっている。
ッチウエイトの重量によって動力伝達に必要なクラッチ
シューとクラッチハウジングとの接触圧力を確保してお
り、クラッチウエイトが重い程、クラッチシューが強く
クラッチハウジングに押し付けられ、動力伝達に必要な
接触圧力が確保されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動クラッチでは、クラッチウエイトの重量によっ
て動力伝達に必要な接触圧力を確保しているので、クラ
ッチウエイト自体が重く大きなものとなり、自動クラッ
チのコンパクト化が妨げられるといった不具合がある。
来の自動クラッチでは、クラッチウエイトの重量によっ
て動力伝達に必要な接触圧力を確保しているので、クラ
ッチウエイト自体が重く大きなものとなり、自動クラッ
チのコンパクト化が妨げられるといった不具合がある。
【0006】また、クラッチウエイトが重いので、クラ
ッチキャリアへの取り付け部にも大きな機械的強度と剛
性が要求されることになり、この点でも自動クラッチ全
体の大型化や重量の増大を招くといった問題がある。
ッチキャリアへの取り付け部にも大きな機械的強度と剛
性が要求されることになり、この点でも自動クラッチ全
体の大型化や重量の増大を招くといった問題がある。
【0007】それとともに、クラッチウエイトが重い分
だけ慣性質量も大きくなるので、クランク軸の回転に及
ぼす影響が大きく、エンジンのレスポンスが悪くなると
いった問題もある。
だけ慣性質量も大きくなるので、クランク軸の回転に及
ぼす影響が大きく、エンジンのレスポンスが悪くなると
いった問題もある。
【0008】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、クラッチハウジングとクラッチシューと
の接触圧力を十分に確保しつつ、クラッチウエイトを小
型軽量化することができる遠心式自動クラッチの提供を
目的とする。
されたもので、クラッチハウジングとクラッチシューと
の接触圧力を十分に確保しつつ、クラッチウエイトを小
型軽量化することができる遠心式自動クラッチの提供を
目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、クラッチウエ
イトの慣性質量を低減して、クランク軸の回転に対する
影響を少なく抑えることができ、エンジンの応答性を高
めることができる遠心式自動クラッチを得ることにあ
る。
イトの慣性質量を低減して、クランク軸の回転に対する
影響を少なく抑えることができ、エンジンの応答性を高
めることができる遠心式自動クラッチを得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された遠心式自動クラッチは、軸回
り方向に回転駆動される回転軸と、この回転軸に対して
回転自在なクラッチハウジングと、このクラッチハウジ
ングの内側において上記回転軸と一体に回転されるクラ
ッチキャリアと、一端が上記クラッチキャリアに回動可
能に枢支され、このクラッチキャリアが回転された時の
遠心力によって上記回転軸の径方向外側に向けて回動変
位されるクラッチウエイトと、このクラッチウエイトの
外周面に設置され、クラッチウエイトが径方向外側に回
動変位された時に、上記クラッチハウジングの内面に接
離可能に接触されて、このクラッチハウジングに上記回
転軸の動力を伝えるクラッチシューとを備えている。
め、請求項1に記載された遠心式自動クラッチは、軸回
り方向に回転駆動される回転軸と、この回転軸に対して
回転自在なクラッチハウジングと、このクラッチハウジ
ングの内側において上記回転軸と一体に回転されるクラ
ッチキャリアと、一端が上記クラッチキャリアに回動可
能に枢支され、このクラッチキャリアが回転された時の
遠心力によって上記回転軸の径方向外側に向けて回動変
位されるクラッチウエイトと、このクラッチウエイトの
外周面に設置され、クラッチウエイトが径方向外側に回
動変位された時に、上記クラッチハウジングの内面に接
離可能に接触されて、このクラッチハウジングに上記回
転軸の動力を伝えるクラッチシューとを備えている。
【0011】そして、上記クラッチウエイトの一端枢支
部とは反対側の端部に、このクラッチウエイトを上記ク
ラッチキャリアが回動された時の遠心力の大きさに応じ
て径方向外側に向けて押圧する押圧する押圧手段を配置
したことを特徴としている。
部とは反対側の端部に、このクラッチウエイトを上記ク
ラッチキャリアが回動された時の遠心力の大きさに応じ
て径方向外側に向けて押圧する押圧する押圧手段を配置
したことを特徴としている。
【0012】また、請求項2に記載された遠心式自動ク
ラッチは、軸回り方向に回転駆動される回転軸と、この
回転軸に対して回転自在なクラッチハウジングと、この
クラッチハウジングの内側において上記回転軸と一体に
回転されるクラッチキャリアと、上記回転軸の周方向に
沿って配置され、一端が上記クラッチキャリアに回動可
能に枢支されるとともに、このクラッチキャリアが回転
された時の遠心力によって上記回転軸の径方向外側に向
けて回動変位される複数のクラッチウエイトと、これら
クラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチウエイ
トが径方向外側に回動変位された時に、上記クラッチハ
ウジングの内面に接離可能に接触されて、このクラッチ
ハウジングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチシュー
とを備えている。
ラッチは、軸回り方向に回転駆動される回転軸と、この
回転軸に対して回転自在なクラッチハウジングと、この
クラッチハウジングの内側において上記回転軸と一体に
回転されるクラッチキャリアと、上記回転軸の周方向に
沿って配置され、一端が上記クラッチキャリアに回動可
能に枢支されるとともに、このクラッチキャリアが回転
された時の遠心力によって上記回転軸の径方向外側に向
けて回動変位される複数のクラッチウエイトと、これら
クラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチウエイ
トが径方向外側に回動変位された時に、上記クラッチハ
ウジングの内面に接離可能に接触されて、このクラッチ
ハウジングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチシュー
とを備えている。
【0013】そして、上記隣り合うクラッチウエイトの
端部に、上記回転軸の径方向に沿って延びるとともに、
回転軸の径方向外側に進むに従い互いに近接する方向に
傾斜されたカム面を夫々形成し、これらカム面の間に、
上記クラッチキャリアが回動された時の遠心力の大きさ
に応じて上記回転軸の径方向外側に向けて移動する転動
体を摺動可能に介在させたことを特徴としている。
端部に、上記回転軸の径方向に沿って延びるとともに、
回転軸の径方向外側に進むに従い互いに近接する方向に
傾斜されたカム面を夫々形成し、これらカム面の間に、
上記クラッチキャリアが回動された時の遠心力の大きさ
に応じて上記回転軸の径方向外側に向けて移動する転動
体を摺動可能に介在させたことを特徴としている。
【0014】請求項3に記載された遠心式自動クラッチ
は、軸回り方向に回転駆動される回転軸と、この回転軸
に対して回転自在なクラッチハウジングと、このクラッ
チハウジングの内側において上記回転軸と一体に回転さ
れるクラッチキャリアと、上記回転軸の周方向に沿って
配置され、一端が上記クラッチキャリアに回動可能に枢
支されるとともに、このクラッチキャリアが回転された
時の遠心力によって上記回転軸の径方向外側に向けて回
動変位される複数のクラッチウエイトと、これらクラッ
チウエイトの外周面に設置され、クラッチウエイトが径
方向外側に回動変位された時に、上記クラッチハウジン
グの内面に接離可能に接触されて、このクラッチハウジ
ングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチシューとを備
えている。
は、軸回り方向に回転駆動される回転軸と、この回転軸
に対して回転自在なクラッチハウジングと、このクラッ
チハウジングの内側において上記回転軸と一体に回転さ
れるクラッチキャリアと、上記回転軸の周方向に沿って
配置され、一端が上記クラッチキャリアに回動可能に枢
支されるとともに、このクラッチキャリアが回転された
時の遠心力によって上記回転軸の径方向外側に向けて回
動変位される複数のクラッチウエイトと、これらクラッ
チウエイトの外周面に設置され、クラッチウエイトが径
方向外側に回動変位された時に、上記クラッチハウジン
グの内面に接離可能に接触されて、このクラッチハウジ
ングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチシューとを備
えている。
【0015】そして、上記クラッチウエイトの一端枢支
部に、隣り合うクラッチウエイトの一端枢支部とは反対
側の端部に向けて延びるとともに、上記クラッチキャリ
アが回転された時の遠心力によって径方向外側に回動変
位される揺動レバーを回動可能に枢支し、この揺動レバ
ーに、上記隣り合うクラッチウエイトの一端枢支部とは
反対側の端部に摺動可能に接触する接触子を設けたこと
を特徴としている。
部に、隣り合うクラッチウエイトの一端枢支部とは反対
側の端部に向けて延びるとともに、上記クラッチキャリ
アが回転された時の遠心力によって径方向外側に回動変
位される揺動レバーを回動可能に枢支し、この揺動レバ
ーに、上記隣り合うクラッチウエイトの一端枢支部とは
反対側の端部に摺動可能に接触する接触子を設けたこと
を特徴としている。
【0016】請求項4によれば、上記請求項3に記載の
揺動レバーは、クラッチウエイトをクラッチキャリアに
揺動可能に枢支するピンを介して上記クラッチウエイト
に共締めされていることを特徴としている。請求項5に
よれば、上記請求項1ないし3のいずれかに記載の回転
軸は、エンジンのクランク軸であることを特徴としてい
る。
揺動レバーは、クラッチウエイトをクラッチキャリアに
揺動可能に枢支するピンを介して上記クラッチウエイト
に共締めされていることを特徴としている。請求項5に
よれば、上記請求項1ないし3のいずれかに記載の回転
軸は、エンジンのクランク軸であることを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】請求項1に記載された構成によれば、クラッチ
キャリアが回転軸と一体に回転されると、このクラッチ
キャリアの回転により生じる遠心力により、クラッチウ
エイトがその一端枢支部を支点に径方向外側に向って回
動変位される。それとともに、クラッチウエイトの一端
枢支部とは反対側の端部が、押圧手段を介して径方向外
側に強制的に押圧されるので、この押圧力がクラッチウ
エイトを回動変位させようとする遠心力に付加されるこ
とになる。
キャリアが回転軸と一体に回転されると、このクラッチ
キャリアの回転により生じる遠心力により、クラッチウ
エイトがその一端枢支部を支点に径方向外側に向って回
動変位される。それとともに、クラッチウエイトの一端
枢支部とは反対側の端部が、押圧手段を介して径方向外
側に強制的に押圧されるので、この押圧力がクラッチウ
エイトを回動変位させようとする遠心力に付加されるこ
とになる。
【0018】このため、クラッチウエイトの重量を増や
すことなく、クラッチシューとクラッチハウジングとの
接触圧力を確保することができ、この接触圧力を従来と
同じとすれば、クラッチウエイトを軽量化することがで
きる。
すことなく、クラッチシューとクラッチハウジングとの
接触圧力を確保することができ、この接触圧力を従来と
同じとすれば、クラッチウエイトを軽量化することがで
きる。
【0019】また、クラッチウエイトの軽量化に伴っ
て、その厚み方向の寸法を薄くすることが可能となり、
クラッチウエイトの一端枢支部をクラッチハウジングの
内面に近づけることができる。このため、クラッチウエ
イトの一端枢支部から回転軸の回転中心までの径方向に
沿う寸法が長くなり、その分、クラッチウエイトが遠心
力によって回動される時の回動トルクを大きくすること
ができる。
て、その厚み方向の寸法を薄くすることが可能となり、
クラッチウエイトの一端枢支部をクラッチハウジングの
内面に近づけることができる。このため、クラッチウエ
イトの一端枢支部から回転軸の回転中心までの径方向に
沿う寸法が長くなり、その分、クラッチウエイトが遠心
力によって回動される時の回動トルクを大きくすること
ができる。
【0020】さらに、クラッチウエイトの軽量化に伴
い、このクラッチウエイトのクラッチキャリアへの枢支
部の荷重負担が軽減され、この枢支部の構造を簡略化で
きる。それとともに、クラッチウエイトを含むクラッチ
キャリアの慣性質量を低減でき、回転軸の回転に対する
影響を少なく抑えることができる。
い、このクラッチウエイトのクラッチキャリアへの枢支
部の荷重負担が軽減され、この枢支部の構造を簡略化で
きる。それとともに、クラッチウエイトを含むクラッチ
キャリアの慣性質量を低減でき、回転軸の回転に対する
影響を少なく抑えることができる。
【0021】請求項2に記載した構成によれば、クラッ
チキャリアが回転軸と一体に回転されると、このクラッ
チキャリアの回転により生じる遠心力により、複数のク
ラッチウエイトがその一端枢支部を支点に夫々径方向外
側に向けて回動変位される。
チキャリアが回転軸と一体に回転されると、このクラッ
チキャリアの回転により生じる遠心力により、複数のク
ラッチウエイトがその一端枢支部を支点に夫々径方向外
側に向けて回動変位される。
【0022】それと同時に、隣り合うクラッチウエイト
の間に位置する転動体も遠心力を受けるので、この転動
体が回転軸の径方向外側に向けて移動する。この転動体
の移動により、カム面が強制的に押圧されるので、クラ
ッチウエイトの枢支部とは反対側の端部に回転軸の径方
向外側に押圧するような力が加わり、このクラッチウエ
イトが径方向外側に向けて回動される。このため、クラ
ッチウエイトは、クラッチキャリアの回転に伴う遠心力
と、転動体による押圧力とによって径方向外側に向けて
回動変位されることになり、クラッチウエイトの重量を
増やすことなく、クラッチシューとクラッチハウジング
との接触圧力を確保することができる。
の間に位置する転動体も遠心力を受けるので、この転動
体が回転軸の径方向外側に向けて移動する。この転動体
の移動により、カム面が強制的に押圧されるので、クラ
ッチウエイトの枢支部とは反対側の端部に回転軸の径方
向外側に押圧するような力が加わり、このクラッチウエ
イトが径方向外側に向けて回動される。このため、クラ
ッチウエイトは、クラッチキャリアの回転に伴う遠心力
と、転動体による押圧力とによって径方向外側に向けて
回動変位されることになり、クラッチウエイトの重量を
増やすことなく、クラッチシューとクラッチハウジング
との接触圧力を確保することができる。
【0023】請求項3に記載した構成によれば、クラッ
チキャリアが回転軸と一体に回転されると、このクラッ
チキャリアの回転により生じる遠心力により、複数のク
ラッチウエイトがその一端枢支部を支点に夫々径方向外
側に向けて回動変位される。
チキャリアが回転軸と一体に回転されると、このクラッ
チキャリアの回転により生じる遠心力により、複数のク
ラッチウエイトがその一端枢支部を支点に夫々径方向外
側に向けて回動変位される。
【0024】それと同時に、揺動レバーも遠心力を受け
てそのクラッチウエイトの枢支部を支点に径方向外側に
向けて回動され、この揺動レバーの接触子が隣り合うク
ラッチウエイトの枢支部とは反対側の端部を径方向外側
に向けて押圧する。このため、クラッチウエイトは、ク
ラッチキャリアの回転に伴う遠心力と、揺動レバーによ
る押圧力とによって径方向外側に向けて回動変位される
ことになり、クラッチウエイトの重量を増やすことな
く、クラッチシューとクラッチハウジングとの接触圧力
を確保することができる。
てそのクラッチウエイトの枢支部を支点に径方向外側に
向けて回動され、この揺動レバーの接触子が隣り合うク
ラッチウエイトの枢支部とは反対側の端部を径方向外側
に向けて押圧する。このため、クラッチウエイトは、ク
ラッチキャリアの回転に伴う遠心力と、揺動レバーによ
る押圧力とによって径方向外側に向けて回動変位される
ことになり、クラッチウエイトの重量を増やすことな
く、クラッチシューとクラッチハウジングとの接触圧力
を確保することができる。
【0025】請求項4に記載した構成によれば、揺動レ
バーをクラッチキャリアに枢支するための専用の軸類が
不要となるので、その分、部品点数を削減でき、クラッ
チ全体の小型・軽量化を図る上で好都合となる。
バーをクラッチキャリアに枢支するための専用の軸類が
不要となるので、その分、部品点数を削減でき、クラッ
チ全体の小型・軽量化を図る上で好都合となる。
【0026】請求項5に記載した構成によれば、遠心式
自動クラッチをエンジンのクランク軸上に設置する場合
に、クラッチウエイトの慣性質量が小さくなれば、この
クラッチがクランク軸の回転に及ぼす影響が少なくな
る。このため、エンジンの応答性が向上する。
自動クラッチをエンジンのクランク軸上に設置する場合
に、クラッチウエイトの慣性質量が小さくなれば、この
クラッチがクランク軸の回転に及ぼす影響が少なくな
る。このため、エンジンの応答性が向上する。
【0027】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1および図2
にもとづいて説明する。図2において、符号1は小型の
自動二輪車に用いられるエンジン1を示している。この
エンジン1は、ピストン2によって回転駆動されるクラ
ンク軸3を備えている。クランク軸3の一端に位置する
ジャーナル部4には、カラー5を介して出力歯車6のボ
ス部6aが回転自在に支持されている。この出力歯車6
は、図示しない後輪の動力伝達装置の入力歯車に噛み合
っている。
にもとづいて説明する。図2において、符号1は小型の
自動二輪車に用いられるエンジン1を示している。この
エンジン1は、ピストン2によって回転駆動されるクラ
ンク軸3を備えている。クランク軸3の一端に位置する
ジャーナル部4には、カラー5を介して出力歯車6のボ
ス部6aが回転自在に支持されている。この出力歯車6
は、図示しない後輪の動力伝達装置の入力歯車に噛み合
っている。
【0028】クランク軸3のジャーナル部4には、この
クランク軸3に取り出された回転トルクを出力歯車6に
伝える遠心式の自動クラッチ10が取り付けられてい
る。この自動クラッチ10は、出力歯車6と一体に回転
するクラッチハウジング11と、このクラッチハウジン
グ11の内側に収容されたクラッチキャリア12とを備
えている。
クランク軸3に取り出された回転トルクを出力歯車6に
伝える遠心式の自動クラッチ10が取り付けられてい
る。この自動クラッチ10は、出力歯車6と一体に回転
するクラッチハウジング11と、このクラッチハウジン
グ11の内側に収容されたクラッチキャリア12とを備
えている。
【0029】クラッチハウジング11は、出力歯車6の
ボス部6aに溶接された円盤状のハウジング本体11a
と、このハウジング本体11aの外周部に連なるリング
状の周壁11bとで構成され、この周壁11bは、ジャ
ーナル部4と平行をなす内面を有している。
ボス部6aに溶接された円盤状のハウジング本体11a
と、このハウジング本体11aの外周部に連なるリング
状の周壁11bとで構成され、この周壁11bは、ジャ
ーナル部4と平行をなす内面を有している。
【0030】また、クラッチキャリア12の中央部に
は、クラッチボス13が溶接されている。クラッチボス
13は、ジャーナル部4の外周面にスプライン係合され
ている。このため、クラッチボス13およびクラッチキ
ャリア12は、クランク軸3と一体に回転駆動される。
は、クラッチボス13が溶接されている。クラッチボス
13は、ジャーナル部4の外周面にスプライン係合され
ている。このため、クラッチボス13およびクラッチキ
ャリア12は、クランク軸3と一体に回転駆動される。
【0031】クラッチキャリア12の上記ハウジング本
体11aと対向し合う面には、三つのクラッチウエイト
15a,15b,15cが支持されている。これらクラ
ッチウエイト15a,15b,15cは、全て共通のた
め一つのクラッチウエイト15aを代表して説明する。
体11aと対向し合う面には、三つのクラッチウエイト
15a,15b,15cが支持されている。これらクラ
ッチウエイト15a,15b,15cは、全て共通のた
め一つのクラッチウエイト15aを代表して説明する。
【0032】図2に示すように、クラッチウエイト15
aは、一対のウエイト基板16a,16bを重ね合わせ
て構成されている。これらウエイト基板16a,16b
の外周縁部は、クラッチハウジング11の周壁11bの
内面に近接されるとともに、この内面の曲率にに沿うよ
うに円弧状に湾曲されている。そして、ウエイト基板1
6a,16bの外周縁部には、周壁11bの内面と平行
をなすように折り曲げられたフランジ部17a,17b
が形成されている。
aは、一対のウエイト基板16a,16bを重ね合わせ
て構成されている。これらウエイト基板16a,16b
の外周縁部は、クラッチハウジング11の周壁11bの
内面に近接されるとともに、この内面の曲率にに沿うよ
うに円弧状に湾曲されている。そして、ウエイト基板1
6a,16bの外周縁部には、周壁11bの内面と平行
をなすように折り曲げられたフランジ部17a,17b
が形成されている。
【0033】このようなクラッチウエイト15aの一端
部には、枢支管18が取り付けられている。枢支管18
は、ウエイト基板16a,16bを厚み方向に貫通して
設けられており、この枢支管18内に、上記クラッチキ
ャリア12の外周部に突設されたピン19が回動可能に
挿通されている。このため、クラッチウエイト15a
は、クラッチキャリア12の回転に伴う遠心力により、
ピン19を支点として上記クラッチハウジング11の周
壁11bに接離する方向に回動変位されるようになって
いる。
部には、枢支管18が取り付けられている。枢支管18
は、ウエイト基板16a,16bを厚み方向に貫通して
設けられており、この枢支管18内に、上記クラッチキ
ャリア12の外周部に突設されたピン19が回動可能に
挿通されている。このため、クラッチウエイト15a
は、クラッチキャリア12の回転に伴う遠心力により、
ピン19を支点として上記クラッチハウジング11の周
壁11bに接離する方向に回動変位されるようになって
いる。
【0034】フランジ部17a,17bの外周面には、
円弧状に湾曲されたシュー支持板22が溶接されてい
る。シュー支持板22は、その外周面にクラッチシュー
23を備えている。このクラッチシュー23は、クラッ
チウエイト15aの回動に伴ってクラッチハウジング1
1の周壁11bの内面に接離可能に接するようになって
いる。
円弧状に湾曲されたシュー支持板22が溶接されてい
る。シュー支持板22は、その外周面にクラッチシュー
23を備えている。このクラッチシュー23は、クラッ
チウエイト15aの回動に伴ってクラッチハウジング1
1の周壁11bの内面に接離可能に接するようになって
いる。
【0035】また、隣り合うクラッチウエイト15a,
15b,15cとの間には、クラッチウエイト15a,
15b,15cを上記周壁11bの内面から離脱する方
向に回動させるリターンスプリング24が架設されてい
る。そのため、クラッチシュー23は、常時クラッチハ
ウジング11の周壁11bから離脱する方向に回動付勢
されている。
15b,15cとの間には、クラッチウエイト15a,
15b,15cを上記周壁11bの内面から離脱する方
向に回動させるリターンスプリング24が架設されてい
る。そのため、クラッチシュー23は、常時クラッチハ
ウジング11の周壁11bから離脱する方向に回動付勢
されている。
【0036】なお、枢支管18から突出されたピン19
の先端部間には、リング状をなすピン押え板20が取り
付けられており、これらピン19とピン押え板20と
は、サークリップ21を介して抜け止め固定されてい
る。
の先端部間には、リング状をなすピン押え板20が取り
付けられており、これらピン19とピン押え板20と
は、サークリップ21を介して抜け止め固定されてい
る。
【0037】ところで、図1に示すように、隣り合うク
ラッチウエイト15a,15b,15cの間には、各ク
ラッチウエイト15a,15b,15cをクラッチキャ
リア12が回転された時の遠心力の大きさに応じて周壁
11bに近づく方向に押圧する押圧手段30が配置され
ている。
ラッチウエイト15a,15b,15cの間には、各ク
ラッチウエイト15a,15b,15cをクラッチキャ
リア12が回転された時の遠心力の大きさに応じて周壁
11bに近づく方向に押圧する押圧手段30が配置され
ている。
【0038】この押圧手段30について説明を加える
と、クラッチウエイト15a,15b,15cを構成す
るウエイト基板16a,16bは、図2の(b)に示す
ように、その円周方向に沿う両端部に、これらウエイト
基板16a,16bの厚み方向に折り曲げられた屈曲部
31a,31bを備えている。これら屈曲部31a,3
1bは、図2の(b)に示すように、略面一に連続され
ている。そして、屈曲部31a,31bは、クラッチウ
エイト15a,15b,15cの一端枢支部とその反対
側の端部とに、互いに対向し合うカム面32a,32b
を構成している。カム面32a,32bは、上記ジャー
ナル部4の径方向に延びているとともに、このジャーナ
ル部4から周壁11bに近づくに従い互いに近づく方向
に傾斜されており、これらカム面32a,32bの傾斜
角度θは、クランク軸3の回転により発生する遠心力の
大きさに応じて定められる。このため、カム面32a,
32bの間の間隔Sは、周壁11bに近い側では狭く、
ジャーナル部4に近い側では逆に広くなっている。
と、クラッチウエイト15a,15b,15cを構成す
るウエイト基板16a,16bは、図2の(b)に示す
ように、その円周方向に沿う両端部に、これらウエイト
基板16a,16bの厚み方向に折り曲げられた屈曲部
31a,31bを備えている。これら屈曲部31a,3
1bは、図2の(b)に示すように、略面一に連続され
ている。そして、屈曲部31a,31bは、クラッチウ
エイト15a,15b,15cの一端枢支部とその反対
側の端部とに、互いに対向し合うカム面32a,32b
を構成している。カム面32a,32bは、上記ジャー
ナル部4の径方向に延びているとともに、このジャーナ
ル部4から周壁11bに近づくに従い互いに近づく方向
に傾斜されており、これらカム面32a,32bの傾斜
角度θは、クランク軸3の回転により発生する遠心力の
大きさに応じて定められる。このため、カム面32a,
32bの間の間隔Sは、周壁11bに近い側では狭く、
ジャーナル部4に近い側では逆に広くなっている。
【0039】隣り合うクラッチウエイト15a,15
b,15cのカム面32a,32bの間には、転動体と
しての鋼球34が摺動可能に挾み込まれている。この鋼
球34は、クラッチキャリア12が回転された時に、そ
の遠心力によってカム面32a,32bの間を上記周壁
11bに近づく方向に移動するようになっており、上記
クラッチキャリア12が停止している状態では、カム面
32a,32bの間の間隔Sが広い側に位置されてい
る。
b,15cのカム面32a,32bの間には、転動体と
しての鋼球34が摺動可能に挾み込まれている。この鋼
球34は、クラッチキャリア12が回転された時に、そ
の遠心力によってカム面32a,32bの間を上記周壁
11bに近づく方向に移動するようになっており、上記
クラッチキャリア12が停止している状態では、カム面
32a,32bの間の間隔Sが広い側に位置されてい
る。
【0040】なお、クラッチウエイト15a,15b,
15cの一端枢支部側の端部には、鋼球34を抜け止め
保持するストッパ部35が一体に形成されており、この
ストッパ部35に上記リターンスプリング24の一端が
係止されている。
15cの一端枢支部側の端部には、鋼球34を抜け止め
保持するストッパ部35が一体に形成されており、この
ストッパ部35に上記リターンスプリング24の一端が
係止されている。
【0041】次に、上記構成の作用について説明する。
エンジン1の始動に伴ってクランク軸3が回転される
と、クラッチボス13を介してクラッチキャリア12が
一体に回転され、クラッチウエイト15a,15b,1
5cや鋼球34に遠心力が作用する。この場合、クラン
ク軸3の回転数が規定値に達するまでは、リターンスプ
リング24の付勢力が遠心力に打ち勝ち、クラッチウエ
イト15a,15b,15cは、周壁11bから離脱し
た位置に保持されている。
エンジン1の始動に伴ってクランク軸3が回転される
と、クラッチボス13を介してクラッチキャリア12が
一体に回転され、クラッチウエイト15a,15b,1
5cや鋼球34に遠心力が作用する。この場合、クラン
ク軸3の回転数が規定値に達するまでは、リターンスプ
リング24の付勢力が遠心力に打ち勝ち、クラッチウエ
イト15a,15b,15cは、周壁11bから離脱し
た位置に保持されている。
【0042】クランク軸3の回転数の上昇に伴い、遠心
力がリターンスプリング24の付勢力を上回ると、クラ
ッチウエイト15a,15b,15cがピン19を支点
に周壁11bに近づく方向に回動変位される。これと同
時に、鋼球34も遠心力によって周壁11bに近づく方
向に移動し、カム面32a,32bに押し付けられる。
このことにより、カム面32aが鋼球34の移動方向に
沿って押圧され、この押圧に伴いクラッチウエイト15
a,15b,15cが周壁11bに近づく方向に強制的
に回動される。
力がリターンスプリング24の付勢力を上回ると、クラ
ッチウエイト15a,15b,15cがピン19を支点
に周壁11bに近づく方向に回動変位される。これと同
時に、鋼球34も遠心力によって周壁11bに近づく方
向に移動し、カム面32a,32bに押し付けられる。
このことにより、カム面32aが鋼球34の移動方向に
沿って押圧され、この押圧に伴いクラッチウエイト15
a,15b,15cが周壁11bに近づく方向に強制的
に回動される。
【0043】したがって、クラッチウエイト15a,1
5b,15cは、クラッチキャリア12の回転に伴う遠
心力と、鋼球34の移動に伴う押圧力とによって径方向
外側に向けて回動変位されることになる。このクラッチ
ウエイト15a,15b,15cの回動変位により、ク
ラッチシュー23がクラッチハウジング11の周壁11
bの内面に接触する。このクラッチシュー23が周壁1
1bに接触し始めた時は、自動クラッチ10に滑りが生
じている、いわゆる半クラッチの状態となっており、ク
ランク軸3の回転が滑らかにクラッチハウジング11を
介して出力歯車6に伝えられる。
5b,15cは、クラッチキャリア12の回転に伴う遠
心力と、鋼球34の移動に伴う押圧力とによって径方向
外側に向けて回動変位されることになる。このクラッチ
ウエイト15a,15b,15cの回動変位により、ク
ラッチシュー23がクラッチハウジング11の周壁11
bの内面に接触する。このクラッチシュー23が周壁1
1bに接触し始めた時は、自動クラッチ10に滑りが生
じている、いわゆる半クラッチの状態となっており、ク
ランク軸3の回転が滑らかにクラッチハウジング11を
介して出力歯車6に伝えられる。
【0044】そして、クランク軸3の回転数が上昇する
に従い、クラッチウエイト15a,15b,15cや鋼
球34に作用する遠心力が大きくなるので、周壁11b
に対するクラッチシュー23の圧着が強くなる。そのた
め、クラッチシュー23と周壁11bとの間に滑りがな
くなり、クランク軸3の回転トルクの全てがクラッチハ
ウジング11を介して出力歯車6に伝えられる。
に従い、クラッチウエイト15a,15b,15cや鋼
球34に作用する遠心力が大きくなるので、周壁11b
に対するクラッチシュー23の圧着が強くなる。そのた
め、クラッチシュー23と周壁11bとの間に滑りがな
くなり、クランク軸3の回転トルクの全てがクラッチハ
ウジング11を介して出力歯車6に伝えられる。
【0045】このような本発明の第1実施例よれば、ク
ランク軸3が回転されると、クラッチウエイト15a,
15b,15cは、クラッチキャリア12の回転に伴う
遠心力と、鋼球34の移動に伴う押圧力とによってクラ
ッチハウジング11の周壁11bに近づく方向に回動変
位されるので、クラッチウエイト15a,15b,15
cの重量を増やすことなく、クラッチシュー23とクラ
ッチハウジング11との接触圧力を確保することができ
る。
ランク軸3が回転されると、クラッチウエイト15a,
15b,15cは、クラッチキャリア12の回転に伴う
遠心力と、鋼球34の移動に伴う押圧力とによってクラ
ッチハウジング11の周壁11bに近づく方向に回動変
位されるので、クラッチウエイト15a,15b,15
cの重量を増やすことなく、クラッチシュー23とクラ
ッチハウジング11との接触圧力を確保することができ
る。
【0046】このため、クラッチシュー23の接触圧力
を従来と同じとすれば、クラッチウエイト15a,15
b,15cの軽量化が可能となる。また、クラッチウエ
イト15a,15b,15cの軽量化に伴い、そのウエ
イト基板16a,16bのフランジ部17a,17bの
厚み寸法を薄くすることができ、これらクラッチウエイ
ト15a,15b,15cの一端を枢支するピン19の
位置を、フランジ部17a,17bに近い位置まで外側
にずらすことができる。そのため、クラッチウエイト1
5a,15b,15cの回動中心からジャーナル部4の
回転中心までの寸法Lが長くなり、クラッチウエイト1
5a,15b,15cが遠心力によって回動される時の
回動トルクを大きくすることができる。したがって、こ
の点でもクラッチシュー23とクラッチハウジング11
の周壁11bとの接触圧力を十分に確保することができ
る。
を従来と同じとすれば、クラッチウエイト15a,15
b,15cの軽量化が可能となる。また、クラッチウエ
イト15a,15b,15cの軽量化に伴い、そのウエ
イト基板16a,16bのフランジ部17a,17bの
厚み寸法を薄くすることができ、これらクラッチウエイ
ト15a,15b,15cの一端を枢支するピン19の
位置を、フランジ部17a,17bに近い位置まで外側
にずらすことができる。そのため、クラッチウエイト1
5a,15b,15cの回動中心からジャーナル部4の
回転中心までの寸法Lが長くなり、クラッチウエイト1
5a,15b,15cが遠心力によって回動される時の
回動トルクを大きくすることができる。したがって、こ
の点でもクラッチシュー23とクラッチハウジング11
の周壁11bとの接触圧力を十分に確保することができ
る。
【0047】さらに、クラッチウエイト15a,15
b,15cの軽量化に伴い、このクラッチウエイト15
a,15b,15cを枢支するピン19の荷重負担が軽
減される。このため、ピン19を細くしたり、肉厚を薄
くすることができ、その分、クラッチウエイト15a,
15b,15cの枢支部の小型軽量化が可能となる。
b,15cの軽量化に伴い、このクラッチウエイト15
a,15b,15cを枢支するピン19の荷重負担が軽
減される。このため、ピン19を細くしたり、肉厚を薄
くすることができ、その分、クラッチウエイト15a,
15b,15cの枢支部の小型軽量化が可能となる。
【0048】加えて、クラッチウエイト15a,15
b,15cを含むクラッチキャリア12の慣性質量を低
減することができ、クランク軸3の回転に対する影響を
少なく抑えることができる。したがって、エンジン1の
応答性が向上し、運転者の意思に応じた運転が可能とな
る。
b,15cを含むクラッチキャリア12の慣性質量を低
減することができ、クランク軸3の回転に対する影響を
少なく抑えることができる。したがって、エンジン1の
応答性が向上し、運転者の意思に応じた運転が可能とな
る。
【0049】また、鋼球34は、クラッチウエイト15
a,15b,15cのカム面32a,32bに沿って移
動するので、このカム面32a,32bの傾斜角度θが
大きい程、鋼球34は小さな力で周壁11bに近づく方
向に移動できる。このため、カム面32a,32bの傾
斜角度θを変えるだけで、クラッチウエイト15a,1
5b,15cが回動し始めるタイミングを自由に設定で
き、クラッチシュー23が周壁11bに接触し始めるク
ランク軸3の回転数、ひいては自動クラッチ1が繋がり
始める回転数をエンジン1の出力特性に応じて容易に設
定することができる。
a,15b,15cのカム面32a,32bに沿って移
動するので、このカム面32a,32bの傾斜角度θが
大きい程、鋼球34は小さな力で周壁11bに近づく方
向に移動できる。このため、カム面32a,32bの傾
斜角度θを変えるだけで、クラッチウエイト15a,1
5b,15cが回動し始めるタイミングを自由に設定で
き、クラッチシュー23が周壁11bに接触し始めるク
ランク軸3の回転数、ひいては自動クラッチ1が繋がり
始める回転数をエンジン1の出力特性に応じて容易に設
定することができる。
【0050】なお、上記第一実施例では、転動体として
鋼球を用いたが、本発明はこれに限らず、上記鋼球の代
わりにローラを用いても良い。一方、本発明は上記第1
実施例に特定されるものではなく、図3および図4に本
発明の第2実施例を示す。この第2実施例は、主に押圧
手段の構成が上記第1実施例と相違しており、それ以外
の構成は第1実施例と同様である。したがって、この第
2実施例において、上記第1実施例と同一の構成部分に
は同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
鋼球を用いたが、本発明はこれに限らず、上記鋼球の代
わりにローラを用いても良い。一方、本発明は上記第1
実施例に特定されるものではなく、図3および図4に本
発明の第2実施例を示す。この第2実施例は、主に押圧
手段の構成が上記第1実施例と相違しており、それ以外
の構成は第1実施例と同様である。したがって、この第
2実施例において、上記第1実施例と同一の構成部分に
は同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0051】図3に示すように、クラッチキャリア12
には、四つのクラッチウエイト41a,41b,41
c,41dが支持されている。これらクラッチウエイト
41a,41b,41c,41dは、全て共通の構成の
ため、一つのクラッチウエイト41aを代表して説明す
る。
には、四つのクラッチウエイト41a,41b,41
c,41dが支持されている。これらクラッチウエイト
41a,41b,41c,41dは、全て共通の構成の
ため、一つのクラッチウエイト41aを代表して説明す
る。
【0052】クラッチウエイト41aは、単一のウエイ
ト基板42を備えている。ウエイト基板42の外周縁部
は、クラッチハウジング11の周壁11bの内面に近接
されるとともに、この内面の曲率にに沿うように円弧状
に湾曲されている。このウエイト基板42の外周縁部に
は、図5に示すように、周壁11bの内面と対向し合う
フランジ状のシュー支持部43が一体に形成されてお
り、このシュー支持部43の外周面にクラッチシュー2
3が取り付けられている。そして、ウエイト基板42の
一端部は、ピン19を介してクラッチキャリア12に回
動可能に枢支されている。
ト基板42を備えている。ウエイト基板42の外周縁部
は、クラッチハウジング11の周壁11bの内面に近接
されるとともに、この内面の曲率にに沿うように円弧状
に湾曲されている。このウエイト基板42の外周縁部に
は、図5に示すように、周壁11bの内面と対向し合う
フランジ状のシュー支持部43が一体に形成されてお
り、このシュー支持部43の外周面にクラッチシュー2
3が取り付けられている。そして、ウエイト基板42の
一端部は、ピン19を介してクラッチキャリア12に回
動可能に枢支されている。
【0053】各クラッチウエイト41a,41b,41
c,41dの枢支端部には、隣り合うクラッチウエイト
41a,41b,41c,41dをクラッチキャリア1
2が回転された時の遠心力の大きさに応じて周壁11b
に近づく方向に押圧する押圧手段45が配置されてい
る。
c,41dの枢支端部には、隣り合うクラッチウエイト
41a,41b,41c,41dをクラッチキャリア1
2が回転された時の遠心力の大きさに応じて周壁11b
に近づく方向に押圧する押圧手段45が配置されてい
る。
【0054】この押圧手段45は、上記ピン19に回動
可能に枢支された一対の揺動レバー46a,46bを備
えている。揺動レバー46a,46bは、隣り合うクラ
ッチウエイト41a,41b,41c,41dの枢支端
部とは反対側の自由端部に向って延びており、これらク
ラッチウエイト41a,41b,41c,41dと一体
に回転するようになっている。クラッチウエイト41
a,41b,41c,41dは、クラッチキャリア12
の回転に伴う遠心力が作用した時に、周壁11bに近づ
く方向に回動されるようになっており、これら揺動レバ
ー46a,46bの先端部間に上記クラッチウエイト4
1a,41b,41c,41dの自由端部が入り込んで
いる。そして、上記揺動レバー46a,46bの先端部
間には、接触子としての摺動ピン48が架設されてい
る。
可能に枢支された一対の揺動レバー46a,46bを備
えている。揺動レバー46a,46bは、隣り合うクラ
ッチウエイト41a,41b,41c,41dの枢支端
部とは反対側の自由端部に向って延びており、これらク
ラッチウエイト41a,41b,41c,41dと一体
に回転するようになっている。クラッチウエイト41
a,41b,41c,41dは、クラッチキャリア12
の回転に伴う遠心力が作用した時に、周壁11bに近づ
く方向に回動されるようになっており、これら揺動レバ
ー46a,46bの先端部間に上記クラッチウエイト4
1a,41b,41c,41dの自由端部が入り込んで
いる。そして、上記揺動レバー46a,46bの先端部
間には、接触子としての摺動ピン48が架設されてい
る。
【0055】また、クラッチウエイト41a,41b,
41c,41dの自由端は、そのシュー支持部43とは
反対側の縁部に、カム部47を備えている。このカム部
47は、シュー支持部43に近づく方向に円弧状に湾曲
されており、このカム部47に上記摺動ピン48が摺動
可能に接している。
41c,41dの自由端は、そのシュー支持部43とは
反対側の縁部に、カム部47を備えている。このカム部
47は、シュー支持部43に近づく方向に円弧状に湾曲
されており、このカム部47に上記摺動ピン48が摺動
可能に接している。
【0056】次に、上記構成の作用について説明する。
エンジン1の始動に伴ってクランク軸3が回転される
と、クラッチボス13を介してクラッチキャリア12が
一体に回転され、クラッチウエイト41a,41b,4
1c,41dや揺動レバー46a,46bに遠心力が作
用する。この場合、クランク軸3の回転数が規定値に達
するまでは、リターンスプリング24の付勢力が遠心力
に打ち勝ち、クラッチウエイト41a,41b,41
c,41dは、周壁11bから離脱した位置に保持され
ている。
エンジン1の始動に伴ってクランク軸3が回転される
と、クラッチボス13を介してクラッチキャリア12が
一体に回転され、クラッチウエイト41a,41b,4
1c,41dや揺動レバー46a,46bに遠心力が作
用する。この場合、クランク軸3の回転数が規定値に達
するまでは、リターンスプリング24の付勢力が遠心力
に打ち勝ち、クラッチウエイト41a,41b,41
c,41dは、周壁11bから離脱した位置に保持され
ている。
【0057】クランク軸3の回転数の上昇に伴い、遠心
力がリターンスプリング24の付勢力を上回ると、クラ
ッチウエイト41a,41b,41c,41dがピン1
9を支点に周壁11bに近づく方向に回動変位される。
これと同時に、揺動レバー46a,46bも遠心力によ
って周壁11bに近づく方向に回動変位され、摺動ピン
48がカム部47を周壁11bに向けて押圧する。この
押圧により、クラッチウエイト41a,41b,41
c,41dが周壁11bに近づく方向に強制的に回動さ
れる。
力がリターンスプリング24の付勢力を上回ると、クラ
ッチウエイト41a,41b,41c,41dがピン1
9を支点に周壁11bに近づく方向に回動変位される。
これと同時に、揺動レバー46a,46bも遠心力によ
って周壁11bに近づく方向に回動変位され、摺動ピン
48がカム部47を周壁11bに向けて押圧する。この
押圧により、クラッチウエイト41a,41b,41
c,41dが周壁11bに近づく方向に強制的に回動さ
れる。
【0058】したがって、クラッチウエイト41a,4
1b,41c,41dは、クラッチキャリア12の回転
に伴う遠心力と、揺動レバー46a,46bの回動に伴
う押圧力とによって径方向外側に向けて回動変位される
ことになる。このクラッチウエイト41a,41b,4
1c,41dの回動変位により、クラッチシュー23が
クラッチハウジング11の周壁11bの内面に接触す
る。このクラッチシュー23が周壁11bに接触し始め
た時は、自動クラッチ10に滑りが生じている、いわゆ
る半クラッチの状態となっており、クランク軸3の回転
が滑らかにクラッチハウジング11を介して出力歯車6
に伝えられる。
1b,41c,41dは、クラッチキャリア12の回転
に伴う遠心力と、揺動レバー46a,46bの回動に伴
う押圧力とによって径方向外側に向けて回動変位される
ことになる。このクラッチウエイト41a,41b,4
1c,41dの回動変位により、クラッチシュー23が
クラッチハウジング11の周壁11bの内面に接触す
る。このクラッチシュー23が周壁11bに接触し始め
た時は、自動クラッチ10に滑りが生じている、いわゆ
る半クラッチの状態となっており、クランク軸3の回転
が滑らかにクラッチハウジング11を介して出力歯車6
に伝えられる。
【0059】そして、クランク軸3の回転数が上昇する
に従い、クラッチウエイト41a,41b,41c,4
1dや揺動レバー46a,46bに作用する遠心力が大
きくなるので、周壁11bに対するクラッチシュー23
の圧着が強くなる。そのため、クラッチシュー23と周
壁11bとの間に滑りがなくなり、クランク軸3の回転
トルクの全てがクラッチハウジング11を介して出力歯
車6に伝えられる。
に従い、クラッチウエイト41a,41b,41c,4
1dや揺動レバー46a,46bに作用する遠心力が大
きくなるので、周壁11bに対するクラッチシュー23
の圧着が強くなる。そのため、クラッチシュー23と周
壁11bとの間に滑りがなくなり、クランク軸3の回転
トルクの全てがクラッチハウジング11を介して出力歯
車6に伝えられる。
【0060】このような構成の第2実施例によれば、ク
ラッチウエイト41a,41b,41c,41dは、ク
ラッチキャリア12の回転に伴う遠心力と、揺動レバー
46a,46bの回動に伴う押圧力とによって周壁11
bに近づく方向に回動変位されるので、クラッチウエイ
ト41a,41b,41c,41dの重量を増やすこと
なく、クラッチシュー23とクラッチハウジング11と
の接触圧力を確保することができ、上記第1実施例と同
様の効果が得られる。
ラッチウエイト41a,41b,41c,41dは、ク
ラッチキャリア12の回転に伴う遠心力と、揺動レバー
46a,46bの回動に伴う押圧力とによって周壁11
bに近づく方向に回動変位されるので、クラッチウエイ
ト41a,41b,41c,41dの重量を増やすこと
なく、クラッチシュー23とクラッチハウジング11と
の接触圧力を確保することができ、上記第1実施例と同
様の効果が得られる。
【0061】さらに、上記構成によると、クラッチウエ
イト41a,41b,41c,41dを押圧するための
揺動レバー46a,46bは、上記クラッチウエイト4
1a,41b,41c,41dをクラッチキャリア12
に枢支するピン19に枢支されているので、これら揺動
レバー46a,46bを枢支する格別な軸類が不要とな
る。そのため、部品点数を削減することができ、クラッ
チウエイト41a,41b,41c,41dの小形軽量
化により一層寄与することになる。なお、本発明に係る
遠心式自動クラッチは、自動二輪車用に限らず、その他
の車両や車両以外の種々の分野にも同様に実施可能であ
る。
イト41a,41b,41c,41dを押圧するための
揺動レバー46a,46bは、上記クラッチウエイト4
1a,41b,41c,41dをクラッチキャリア12
に枢支するピン19に枢支されているので、これら揺動
レバー46a,46bを枢支する格別な軸類が不要とな
る。そのため、部品点数を削減することができ、クラッ
チウエイト41a,41b,41c,41dの小形軽量
化により一層寄与することになる。なお、本発明に係る
遠心式自動クラッチは、自動二輪車用に限らず、その他
の車両や車両以外の種々の分野にも同様に実施可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1ないし3に記載した構成によれ
ば、クラッチウエイトの重量を増やすことなく、クラッ
チシューとクラッチハウジングとの接触圧力を確保する
ことができ、この接触圧力を従来と同じとすれば、クラ
ッチウエイトを軽量化することができる。
ば、クラッチウエイトの重量を増やすことなく、クラッ
チシューとクラッチハウジングとの接触圧力を確保する
ことができ、この接触圧力を従来と同じとすれば、クラ
ッチウエイトを軽量化することができる。
【0063】また、クラッチウエイトの軽量化に伴っ
て、その厚み方向の寸法を薄くすることが可能となるか
ら、クラッチウエイトの一端枢支部を回転軸の径方向外
側に向けてずらすことができる。このため、クラッチウ
エイトが遠心力によって回動される時の回動トルクを大
きくすることができ、この点でもクラッチシューとクラ
ッチハウジングの接触圧力を十分に確保することができ
る。
て、その厚み方向の寸法を薄くすることが可能となるか
ら、クラッチウエイトの一端枢支部を回転軸の径方向外
側に向けてずらすことができる。このため、クラッチウ
エイトが遠心力によって回動される時の回動トルクを大
きくすることができ、この点でもクラッチシューとクラ
ッチハウジングの接触圧力を十分に確保することができ
る。
【0064】さらに、クラッチウエイトの軽量化に伴
い、このクラッチウエイトのクラッチキャリアへの枢支
部の荷重負担が軽減され、この枢支部の構造を簡略化で
きるとともに、クラッチウエイトを含むクラッチキャリ
アの慣性質量を低減でき、回転軸の回転に対する影響を
少なく抑えることができる。
い、このクラッチウエイトのクラッチキャリアへの枢支
部の荷重負担が軽減され、この枢支部の構造を簡略化で
きるとともに、クラッチウエイトを含むクラッチキャリ
アの慣性質量を低減でき、回転軸の回転に対する影響を
少なく抑えることができる。
【0065】請求項4に記載した構成によれば、揺動レ
バーをクラッチキャリアに枢支するための専用の軸類が
不要となるので、その分、部品点数を削減でき、クラッ
チ全体の小型・軽量化を図る上で好都合となる。
バーをクラッチキャリアに枢支するための専用の軸類が
不要となるので、その分、部品点数を削減でき、クラッ
チ全体の小型・軽量化を図る上で好都合となる。
【0066】請求項5に記載した構成によれば、遠心式
自動クラッチをエンジンのクランク軸上に設置する場合
に、クラッチウエイトの慣性質量が小さくなれば、この
クラッチがクランク軸の回転に及ぼす影響が少なくな
り、その分、エンジンの応答性が向上して運転者の意思
に応じた運転が可能となる。
自動クラッチをエンジンのクランク軸上に設置する場合
に、クラッチウエイトの慣性質量が小さくなれば、この
クラッチがクランク軸の回転に及ぼす影響が少なくな
り、その分、エンジンの応答性が向上して運転者の意思
に応じた運転が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例における遠心式自動クラッ
チの断面図。
チの断面図。
【図2】(a)は、図1のAーA線に沿う断面図。
(b)は、図1のBーB線に沿う断面図。
(b)は、図1のBーB線に沿う断面図。
【図3】本発明の第2実施例における遠心式自動クラッ
チの断面図。
チの断面図。
【図4】図3のCーC線に沿う断面図。
3…回転軸(クランク軸) 11…クラッチハウジング 12…クラッチキャリア 15a,15b,15c,41a,41b,41c,4
1d…クラッチウエイト 19…ピン 23…クラッチシュー 30,45…押圧手段 32a,32b…カム面 34…転動体(鋼球) 48…接触子(摺動ピン)
1d…クラッチウエイト 19…ピン 23…クラッチシュー 30,45…押圧手段 32a,32b…カム面 34…転動体(鋼球) 48…接触子(摺動ピン)
Claims (5)
- 【請求項1】 軸回り方向に回転駆動される回転軸と、 この回転軸に対して回転自在なクラッチハウジングと、 このクラッチハウジングの内側において上記回転軸と一
体に回転されるクラッチキャリアと、 一端が上記クラッチキャリアに回動可能に枢支され、こ
のクラッチキャリアが回転された時の遠心力によって上
記回転軸の径方向外側に向けて回動変位されるクラッチ
ウエイトと、 このクラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチウ
エイトが径方向外側に回動変位された時に、上記クラッ
チハウジングの内面に接離可能に接触されて、このクラ
ッチハウジングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチシ
ューと、を備えており、 上記クラッチウエイトの一端枢支部とは反対側の端部
に、このクラッチウエイトを上記クラッチキャリアが回
動された時の遠心力の大きさに応じて径方向外側に向け
て押圧する押圧手段を配置したことを特徴とする遠心式
自動クラッチ。 - 【請求項2】 軸回り方向に回転駆動される回転軸と、 この回転軸に対して回転自在なクラッチハウジングと、 このクラッチハウジングの内側において上記回転軸と一
体に回転されるクラッチキャリアと、 上記回転軸の周方向に沿って配置され、一端が上記クラ
ッチキャリアに回動可能に枢支されるとともに、このク
ラッチキャリアが回転された時の遠心力によって上記回
転軸の径方向外側に向けて回動変位される複数のクラッ
チウエイトと、 これらクラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチ
ウエイトが径方向外側に回動変位された時に、上記クラ
ッチハウジングの内面に接離可能に接触されて、このク
ラッチハウジングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチ
シューと、を備えている遠心式自動クラッチにおいて、 上記隣り合うクラッチウエイトの端部に、上記回転軸の
径方向に沿って延びるとともに、回転軸の径方向外側に
進むに従い互いに近接する方向に傾斜されたカム面を夫
々形成し、 これらカム面の間に、上記クラッチキャリアが回動され
た時の遠心力の大きさに応じて上記回転軸の径方向外側
に向けて移動する転動体を摺動可能に介在させたことを
特徴とする遠心式自動クラッチ。 - 【請求項3】 軸回り方向に回転駆動される回転軸と、 この回転軸に対して回転自在なクラッチハウジングと、 このクラッチハウジングの内側において上記回転軸と一
体に回転されるクラッチキャリアと、 上記回転軸の周方向に沿って配置され、一端が上記クラ
ッチキャリアに回動可能に枢支されるとともに、このク
ラッチキャリアが回転された時の遠心力によって上記回
転軸の径方向外側に向けて回動変位される複数のクラッ
チウエイトと、 これらクラッチウエイトの外周面に設置され、クラッチ
ウエイトが径方向外側に回動変位された時に、上記クラ
ッチハウジングの内面に接離可能に接触されて、このク
ラッチハウジングに上記回転軸の動力を伝えるクラッチ
シューと、を備えている遠心式自動クラッチにおいて、 上記クラッチウエイトの一端枢支部に、隣り合うクラッ
チウエイトの一端枢支部とは反対側の端部に向けて延び
るとともに、上記クラッチキャリアが回転された時の遠
心力によって径方向外側に回動変位される揺動レバーを
回動可能に枢支し、 この揺動レバーに、上記隣り合うクラッチウエイトの一
端枢支部とは反対側の端部に摺動可能に接触する接触子
を設けたことを特徴とする遠心式自動クラッチ。 - 【請求項4】 請求項3の記載において、上記揺動レバ
ーは、クラッチウエイトをクラッチキャリアに揺動可能
に枢支するピンを介して上記クラッチウエイトに共締め
されていることを特徴とする遠心式自動クラッチ。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
いて、上記回転軸は、エンジンのクランク軸であること
を特徴とする遠心式自動クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6030075A JPH07238961A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 遠心式自動クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6030075A JPH07238961A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 遠心式自動クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07238961A true JPH07238961A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12293686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6030075A Pending JPH07238961A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 遠心式自動クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07238961A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003065365A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Wakayama Nainenki Co Ltd | 遠心クラッチ |
| JP2006097796A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Yamada Seisakusho Co Ltd | 遠心クラッチ |
| JP2009287693A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 遠心クラッチ |
| WO2015156130A1 (ja) * | 2014-04-11 | 2015-10-15 | 株式会社エフ・シー・シー | 遠心クラッチ |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6030075A patent/JPH07238961A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003065365A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Wakayama Nainenki Co Ltd | 遠心クラッチ |
| JP2006097796A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Yamada Seisakusho Co Ltd | 遠心クラッチ |
| JP2009287693A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 遠心クラッチ |
| WO2015156130A1 (ja) * | 2014-04-11 | 2015-10-15 | 株式会社エフ・シー・シー | 遠心クラッチ |
| JP2015203429A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 株式会社エフ・シー・シー | 遠心クラッチ |
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