JPH07239168A - 冷蔵庫の除霜装置 - Google Patents

冷蔵庫の除霜装置

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JPH07239168A
JPH07239168A JP6030699A JP3069994A JPH07239168A JP H07239168 A JPH07239168 A JP H07239168A JP 6030699 A JP6030699 A JP 6030699A JP 3069994 A JP3069994 A JP 3069994A JP H07239168 A JPH07239168 A JP H07239168A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Thermal Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で省力運転を図りながら適正なタ
イミングで冷却器を除霜する。 【構成】 制御装置は、コンプレッサの積算運転時間が
一定時間となると、除霜開始タイミングを延長するか否
かを判定する。このとき、扉が開放されていないと共に
強制運転が実行されておらず、さらに推定外気温度が所
定温度範囲内であったときは、除霜運転の必要がないと
判断して除霜開始タイミングを一定時間だけ先送りする
と共に、その延長動作終了時の除霜開始タイミングにお
いて扉が開放されていないと共に強制運転が実行されて
いないときは、さらに除霜開始タイミングを一定時間だ
け先送りする。この場合、延長動作の実行回数は規定回
数に設定されており、延長動作を規定回数繰実行したと
きは、扉が開放されていないと共に強制運転が実行され
ていない場合であっても、除霜運転を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め設定された除霜開
始タイミングで冷却器の除霜運転を行う冷蔵庫の除霜装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷蔵庫では、冷却器に霜が多
量に付着すると、冷却効率が低下することから、予め設
定された除霜開始タイミングとなったときは、除霜ヒー
タに通電して冷却器を加熱することにより除霜運転を実
行するようにしている。
【0003】この場合、除霜開始タイミングの条件とし
ては、以下のように設定されたものがある。
【0004】(1)前回の除霜運転から所定時間経過し
たとき。
【0005】(2)前回の除霜運転から冷凍サイクル装
置のコンプレッサの運転積算時間が所定値となったとき
(制御フローチャートは図9参照)。
【0006】(3)外気温、扉の開閉数及びコンプレッ
サの運転率から最適な除霜開始タイミングを推定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の条件では、一般に着霜の多い最悪な運転条件を基準に
して除霜開始タイミングを決定しているので、実際には
着霜量が少ない状態で除霜運転を行っているのが実情で
あり、エネルギー効率が極めて悪い。
【0008】また、(2)の条件では、冷却器の負荷状
態に応じた除霜開始タイミングを設定することができる
が、この場合の積算判定値は食品等の出入れを前提条件
としているので、使用者が長期不在或いは長期不在の目
的の場合で扉開閉がなく運転放置されていた場合には、
着霜量が通常より少ないにもかかわらず必要以上に除霜
を行うことになりエネルギ効率が悪化する。
【0009】また、(3)の条件では、最適な除霜開始
タイミングを設定できる反面、その除霜開始タイミング
を算出するための計算量が多くなり、冷蔵庫の制御装置
として高速演算及び高い演算精度機能が要求され、制御
装置が複雑で高価となるという欠点がある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡単な構成で省力運転を図りながら適
正なタイミングで冷却器を除霜することができる冷蔵庫
の除霜装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫の除霜装
置は、予め設定された除霜開始タイミングで冷却器の除
霜運転を実行する除霜制御手段を設け、少なくとも前回
の除霜運転後から冷蔵庫の扉が開放されたことを記憶す
る扉開放記憶手段を設け、少なくとも前回の除霜運転後
から前記冷却器用のコンプレッサの強制的な連続運転が
実行されたことを記憶する強制運転記憶手段を設け、冷
蔵庫の周囲温度を検知若しくは推定する外気温度判定手
段を設けた上で、前記除霜制御手段を、前記除霜開始タ
イミングとなったときに前記扉開放記憶手段及び前記強
制運転記憶手段が非記憶状態で且つ前記外気温度判定手
段による検知温度若しくは推定温度が所定温度範囲であ
ったときは、その除霜開始タイミングを一定時間だけ先
送りする第1延長動作を実行すると共に、当該第1延長
動作終了時の除霜開始タイミングにおいて前記扉開放記
憶手段及び前記強制運転記憶手段が非記憶状態であった
ときは、その除霜開始タイミングをさらに一定時間だけ
先送りする第2延長動作を規定回数だけ実行するように
構成したものである。
【0012】この場合、前記除霜制御手段を、前記除霜
開始タイミングとなったときに前記扉開放記憶手段及び
前記強制運転記憶手段が非記憶状態で且つ前記外気温度
判定手段による検知温度若しくは推定温度が所定温度範
囲であったときは、その除霜開始タイミングを前記コン
プレッサの積算運転時間が一定時間となるまで先送りす
る第1延長動作を実行すると共に、当該第1延長動作終
了時の除霜開始タイミングにおいて前記扉開放記憶手段
及び前記強制運転記憶手段が非記憶状態であったとき
は、その除霜開始タイミングをさらに前記コンプレッサ
の積算運転時間が一定時間となるまで先送りする第2延
長動作を規定回数だけ実行するように構成してもよい。
【0013】また、外気温度判定手段を、外気温度をコ
ンプレッサの運転率に基づいて推定するように構成して
もよい。
【0014】また、除霜制御手段を、除霜開始タイミン
グを先送りする延長動作を実行する除霜制御装置から構
成すると共に、前記除霜制御装置が収納された所定の収
納空間の温度を検知する温度センサを設けた上で、外気
温度判定手段を、前記温度センサによる検知温度に基づ
いて外気温度を推定するように構成してもよい。
【0015】また、除霜制御手段を、延長動作実行中に
強制運転が行われたときは、その強制運転が終了するま
で延長動作の時間計測を中断するように構成してもよ
い。
【0016】
【作用】請求項1記載の冷蔵庫の除霜装置の場合、予め
設定された除霜開始タイミングとなると、除霜制御手段
は、扉開放記憶手段及び強制運転記憶手段が非記憶状態
で且つ外気温度判定手段による判定温度が所定温度範囲
であるか否かを判定する。このとき、前回の除霜運転後
において扉が開放されていないと共に強制運転が実行さ
れておらず、さらに外気温度が所定温度範囲であるとき
は、除霜制御手段は、除霜運転の必要はないと判断して
除霜開始タイミングを一定時間だけ先送りする第1延長
動作を実行すると共に、この第1延長動作終了時の除霜
開始タイミングにおいて扉開放記憶手段及び強制運転記
憶手段が非記憶状態であったときは、除霜運転の必要が
あると判断して除霜開始タイミングをさらに一定時間だ
け先送りする第2延長動作を実行する。
【0017】この場合、除霜制御手段は、第2延長動作
を規定回数実行するように構成されている。従って、除
霜運転が必要ない条件が継続したときは、第1延長動作
が1回実行されると共に第2延長動作が規定回数実行さ
れ、規定回数の第2の延長動作の実行が終了した時点で
除霜運転が実行される。
【0018】さて、除霜開始タイミングにおいて除霜条
件が成立していたときは、除霜制御手段は、除霜運転の
必要があると判断して延長動作の実行終了時点で除霜運
転を実行する。これにより、省力運転を行いながら適正
なタイミングで除霜運転を実行することができる。
【0019】請求項2記載の冷蔵庫の除霜装置の場合、
除霜制御手段は、延長動作を実行するときは、コンプレ
ッサの積算運転時間が一定時間となるまで除霜開始タイ
ミングを先送りする。これにより、除霜開始タイミング
を正確に設定することができる。
【0020】請求項3記載の冷蔵庫の除霜装置の場合、
外気温度判定手段は、コンプレッサの運転率に基づいて
外気温度を推定するので、外気温度を検知するための特
別な温度センサを省略することができる。
【0021】請求項4記載の冷蔵庫の除霜装置の場合、
外気温度判定手段は、除霜制御手段としての除霜制御装
置が収納された所定の収納空間の温度を検知する温度セ
ンサによる検知温度に基づいて外気温度を推定するの
で、外気温度を検知するための温度センサのリード線を
収納空間から導出する必要がない。
【0022】請求項5記載の冷蔵庫の除霜装置の場合、
除霜制御手段は、延長動作実行中に強制運転が行われた
ときは、その強制運転が終了するまで延長動作の時間計
測を中断するので、強制運転により急速冷却した冷却器
を除霜運転により加熱してしまうという不具合を回避す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。図2は冷蔵庫に設けられた各種電気部
品と制御装置との間の配線を概略的に示している。この
図2において、冷蔵庫本体1には上から冷凍室2、冷蔵
室3、野菜室4が形成されていると共に、各室2,3,
4を閉鎖する扉5,6,7が設けられている。また、各
室2,3,4には扉5,6,7が開放されたときにオン
する扉スイッチ8,9,10が取付けられており、それ
らのオン状態で除霜制御手段、扉開放記憶手段、強制運
転記憶手段及び外気温度判定手段としての制御装置11
にオン信号が出力される。冷凍室2の扉5の前面には強
制運転ボタン12及びモニタランプ13が配置されてお
り、強制運転ボタン12のオン状態で制御装置11に強
制運転指令が与えられると共に、強制運転中は制御装置
11によりモニタランプ13が点灯する。
【0024】冷凍室2の奥方には冷却器室14が形成さ
れており、その冷却器室14に冷却器15及び除霜ヒー
タ16が配設されている。除霜ヒータ16は制御装置1
1による通電に応じて冷却器15を加熱する。冷却器室
14の上方にはファンモータ17が配設されており、制
御装置11によるファンモータ17の駆動状態では冷却
器室14で精製された空気が冷凍室2に送風される。冷
凍室2には冷凍温度センサ18が設けられており、この
冷凍温度センサ18による検出温度(冷凍温度)が制御
装置11に与えられる。
【0025】冷蔵室3への冷気吹出口19にはモータダ
ンパ20が配置されており、制御装置11による駆動に
応じてモータダンパ20は冷気吹出口19を開放する開
位置と冷気吹出口19を閉鎖する閉位置とに制御され
る。冷蔵室3には冷蔵温度センサ21が設けられてお
り、この冷蔵温度センサ21による検出温度(冷蔵温
度)が制御装置11に与えられる。
【0026】機械室22にはコンプレッサ23が配設さ
れており、制御装置11によるコンプレッサ23の駆動
状態で冷却器15に冷媒が供給されて当該冷却器15が
冷却されるようになっている。
【0027】制御装置11は、図示しない閉鎖空間に収
納されていると共にその閉鎖空間の温度を検出する温度
センサを備えて構成されており、以下の制御を実行す
る。
【0028】(1)冷凍温度センサ18により検知され
た冷凍室2の温度が−20℃以上となるとコンプレッサ
23及びファンモータ17を駆動し、−24℃以下とな
るとコンプレッサ23及びファンモータ17を停止す
る。
【0029】(2)冷蔵温度センサ21により検知され
た冷蔵室3の温度が5℃以上なるとモータダンパ20を
開位置に制御し、3℃以下となるとモータダンパ20を
閉位置に制御する。
【0030】(3)コンプレッサ23の運転時間を積算
しており、その積算運転時間が所定時間に達したときは
除霜ヒータ16に通電して冷却器15を加熱する除霜運
転を基本的には実行する。
【0031】(4)強制運転ボタン12がオンすると、
一定時間(例えば90分)経過するか若しくは強制運転
ボタン12が再度オンするまでコンプレッサ23を強制
的に駆動して強制運転を実行すると共にその強制運転実
行中はモニタランプ13を点灯する。
【0032】(5)上記(3)における除霜開始タイミ
ングで所定条件が成立していたときは、除霜開始タイミ
ングを一定時間先送りする延長動作を実行する。
【0033】次に上記構成の作用について説明する。図
1は制御装置11の動作のフローチャートを示してい
る。この場合、図1には本発明に関連する制御のみを示
し、上記(1)〜(4)に関する通常の冷蔵庫の冷却制
御(コンプレッサ及びダンパ制御)は省略した。即ち、
図3において、制御装置11は、まず、扉開フラグ及び
強制運転フラグをクリアしてから(ステップS1)、積
算タイマをクリアする(ステップS2)。そして、図示
しない通常の冷却制御において、扉スイッチ8〜10に
基づいて扉が開放されたと判断したときは扉開フラグを
セットし(ステップS3)、強制運転ボタン12が押さ
れることにより強制運転を実行したときは強制運転フラ
グをセットする。また、コンプレッサ23のオン期間中
は積算タイマを駆動すると共に(ステップS7,S
8)、オフ期間中は積算タイマを停止することにより
(ステップS7,S9)、コンプレッサ23の運転積算
時間を計算する。そして、積算タイマ値が例えば10時
間となったときは(ステップS10)、除霜開始タイミ
ングとなったと判断して、以下の制御により除霜開始タ
イミングを一定時間先送りする第1延長動作を実行する
否かを判定する。
【0034】ここで、通常の冷却制御中に扉開フラグの
リセット状態、つまり扉5〜7の閉鎖状態が継続してい
たときは、冷却器15の霜の付着量は少なく除霜運転を
先送りしても支障を生じることはない。しかしながら、
扉5〜7が開放されたときは、庫内に多量の外気が侵入
して冷却器15に多量の霜が付着するようになるので、
この場合は、除霜運転の先送りは支障を生じる。同様
に、通常の冷却制御中に強制運転を実行したときも、冷
却器15の熱交換量が増大して霜の付着速度が高くなる
ことから、除霜運転の先送りは支障を生じる。
【0035】そこで、制御装置11は、積算タイマが1
0時間が経過したところで扉開フラグ若しくは強制運転
フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS
11)、何れかのフラグがセットされていたときは、除
霜運転が必要となる条件が発生したと判断して、フラグ
をクリアをクリアしてから除霜運転を実行する(ステッ
プS23,S24)。
【0036】また、何れのフラグもセットされていない
ときは、図示しない温度センサによる検出温度に基づい
て外気温度を推定し、その推定外気温度が所定温度範囲
内(例えば20℃〜30℃)か否かを判定する(ステッ
プS12)。このとき、推定外気温度が所定温度範囲内
から外れていたときは、フラグをクリアしてから除霜運
転を実行する(ステップS23,S24)(図3参
照)。これは、外気温度が所定温度範囲よりも低いとき
は、冷蔵庫の運転率が低下して長期間にわたって除霜さ
れないことになるので、水分を多く含む食品が保存され
ている場合には、冷却器15に付着した霜が固まって溶
けにくい氷状になり冷却性能が悪化して除霜運転を延長
することは支障を生じるからである。一方、外気温度が
所定温度範囲よりも高いときは、コンプレッサ23の運
転率が高くなり、冷却器15での熱交換量(冷却量)が
多くなって冷却器15に霜が付着し易くなるので、この
場合も、除霜運転を延長することは支障を生じる。
【0037】ここで、上述のような外気温度の推定は、
制御装置11に設けられた図示しない温度センサによる
当該制御装置11が収納された収納空間の温度と予め調
べてある外気温度との関係とに基づいて求めることがで
きる。つまり、斯様な収納空間の温度は、外気温度の影
響を受けて相対的に変動するからである。
【0038】さて、通常の冷却制御において、扉5〜7
の閉鎖状態及び強制運転ボタン12の非操作状態が継続
し且つ推定外気温度が所定温度範囲内であったときは、
制御装置11は、除霜運転の必要がないと判断してカウ
ンタをクリアすると共に実時間タイマをスタートしてか
ら(ステップS13,S14)、一定時間(例えば10
0分)だけ冷却運転を継続することにより第1延長動作
を実行する(ステップS19)。
【0039】この第1延長動作の実行中においては、制
御装置11は、扉5〜7が開放されたときは扉開フラグ
をセットし(ステップS15,S16)、強制運転ボタ
ン12が押されたときは強制運転フラグをセットする
(ステップS17,S18)。そして、斯様な第1延長
動作が終了したときは除霜開始タイミングとなるので、
制御装置11は、扉開フラグ若しくは強制運転フラグの
何れかがセットされているか否かを判定し(ステップS
20)、フラグがセットされているときは除霜運転の必
要となる条件が発生したと判断して除霜運転を実行する
(ステップS24)。ここで、第1延長動作終了時の除
霜開始タイミングにおいては外気温度の推定は行わな
い。これは、一般家庭での使用環境では、室温が急激に
数十℃も変化することはありえないので、除霜運転終了
後の最初の除霜開始タイミングで外気温度の推定を行う
だけで十分である。
【0040】そして、制御装置11は、第1延長動作終
了時における除霜開始タイミングにおいて除霜条件が成
立していなかったときは、除霜開始タイミングを一定時
間(100分)先送りする第2延長動作を実行すると共
に、この第2延長動作終了時における除霜開始タイミン
グにおいて除霜条件が成立していなかったときは、斯様
な第2延長動作を繰返して実行する(ステップS2
2)。このとき、制御装置11は、第2延長動作終了時
点における除霜開始タイミングにおいて扉開フラグ及び
強制運転フラグに基づいて除霜運転が必要であると判断
したときは(ステップS20)、除霜運転を実行する
(図4参照)。
【0041】さて、制御装置11は、第2延長動作を繰
返して実行することによりカウンタ値、つまり第2延長
動作を規定回数に達したときは(ステップS21,S2
2)、除霜条件が成立したと判断して除霜運転を実行す
る(図5参照)。この場合、第2延長動作の規定回数と
しては、扉5〜7の閉鎖状態及び強制運転の非実行状態
が継続するような冷蔵庫の放置状態において、冷却性能
と省電力との両面において最大効果を発揮することがで
きる除霜運転間隔から求めることができる。つまり、除
霜運転間隔を例えば24時間に設定した場合、通常冷却
運転時におけるコンプレッサ23の運転積算時間が10
時間で、それに続く1回100分の延長動作時間を3回
(第1延長動作を1回、第2延長動作を2回)実行する
ことにより除霜運転間隔を24時間以上に設定すること
ができるので、この場合における第2の延長動作の実行
規定回数は2回となる。また、コンプレッサ23の運転
積算時間を実時間に換算するには、除霜開始タイミング
の先送り条件である外気温度が20℃〜30℃という条
件下におけるコンプレッサ23の運転率から10時間の
積算運転時間に対応する実時間を求めることができる。
【0042】ここで、本実施例では、除霜開始タイミン
グを先送りするか否かの判断を延長動作終了時点で行う
ようにしている。これは、延長動作中に扉5〜7の開放
若しくは強制運転ボタン12に対する操作により直ちに
除霜運転を実行するような構成では、延長動作中に食品
を冷却保存するために扉5〜7を開放すると、直ちに除
霜運転が実行されてしまって除霜運転が終了しないと食
品を冷却保存できないという不具合を生じるからであ
る。同様に、延長動作中に強制運転を実行しようとして
強制運転ボタン12が操作されると、直ちに除霜運転が
実行されてしまって強制運転を実行することができない
という不具合を生じるからである。
【0043】また、本実施例では、延長動作終了時点で
除霜開始タイミングを先送りするか否かの判定で使用す
るフラグを除霜運転を実行する時点でクリアするように
している。これは、除霜運転中に扉5〜7が開放されて
食品が出し入れされたときは、湿気を含んだ空気が庫内
に多量に流入してその後の冷却運転で霜が冷却器15に
多量に付着する虞があるので、扉5〜7の開閉は除霜中
もチェックする必要があるからである。
【0044】上記構成のものによれば、予め設定された
除霜開始タイミングまで冷却器15の除霜運転を必要と
しない条件が継続したときは除霜開始タイミングを一定
時間だけ先送りする第1延長動作を実行すると共に、そ
の延長動作終了時における除霜開始タイミングまで除霜
運転を必要としない条件が継続したときは、さらに延長
動作を規定回数まで実行する第2延長動作を実行するよ
うにしたので、除霜運転を必要としない条件が継続する
ときは電力消費量が大きな除霜運転を可能な限り先送り
して省電力を図ることができると共に、除霜運転を必要
とする条件が一旦発生したときは通常の冷却運転若しく
は延長動作の終了タイミングで除霜運転を実行すること
ができるので、冷却器15の冷却性能を維持することが
できる。従って、前回の除霜運転から所定時間の経過或
いはコンプレッサの運転積算時間が所定値となったとき
に除霜運転を行う従来例のものと違って、除霜運転を適
正なタイミングで実行することによりエネルギ効率を高
めることができる。また、除霜開始タイミングを推定す
るものと違って、制御装置11の機能として高速演算及
び高い演算精度機能が要求されないので、制御装置11
が複雑で高価となることはない。
【0045】本実施例による省電力効果の具体的数値と
しては、400リットルクラスの冷蔵庫の場合、除霜間
隔を実時間で24時間以上に設定すると、一か月当り2
KWの電力量の削減となり、除霜間隔を実時間で72時
間以上に設定すると、一か月当り4〜5KWの電力量を
削減することができる。
【0046】図6は本発明の第2実施例における制御装
置11のフローチャートを示している。この第2実施例
が第1実施例と異なる点は、延長動作実行時の先送り時
間をコンプレッサ23の積算運転時間で判断するように
していることである。
【0047】即ち、制御装置11は、除霜タイミングと
なったときにフラグに基づいて除霜運転を実行しないと
判断したときは(ステップS11,S12)、カウンタ
をカウントアップし(ステップS13)、カウント値が
1のときは通常の冷却制御運転終了時における除霜開始
タイミングであると判断して推定外気温度に基づいて除
霜開始タイミングを延長するか否かを判断する(ステッ
プS14,S15)。また、カウント値が2以上のとき
は、延長動作終了時における除霜開始タイミングである
と判断して扉開フラグ及び強制運転フラグのみで除霜開
始タイミングを延長動作を実行するか否かを判定する
(ステップS14,S16)。この場合、ステップS1
1において積算タイマ値と比較するための一定値は、カ
ウンタが0(通常の冷却制御)とカウンタが1以上(延
長動作)とでは異なる値が設定されている。つまり、カ
ウンタが0のときは一定値としては10時間であり、カ
ウンタが1以上では100分である。
【0048】このような構成によれば、延長動作実行終
了時における除霜開始タイミングにおいて除霜開始タイ
ミングを先送りするか否かの判断に必要となるコンプレ
ッサ23の積算タイマの動作及び除霜条件の判定を通常
の冷却制御と兼用することができるので、第1実施例と
同様な作用効果を奏しながら、制御装置11の構成を簡
単化して開発期間を短縮することができると共にコスト
の低減を図ることができる。
【0049】図7は本発明の第3実施例における制御装
置のフローチャートを示している。この第3実施例が第
1実施例と異なる点は、延長動作実行中に強制運転を実
行するときは、延長動作の時間計数を強制運転中は中断
するようになっていることである(ステップS17,S
18,S19,S20)。
【0050】このような構成によれば、延長動作実行時
に強制運転が実行された場合に、図8に示すように延長
動作の終了タイミングと強制運転の終了タイミングとを
必ずずらすことができるので、強制運転の終了タイミン
グで直ちに除霜運転が実行されてしまうという不具合を
防止することができる。
【0051】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張することができ
る。
【0052】除霜制御手段を、通常の冷却運転を実行す
る装置、第1延長動作を実行する装置、第2延長動作を
実行する装置から構成するようにしてもよい。
【0053】扉開放記憶手段を、扉が開放されたときは
庫内の温度が変動することからその変動に基づいて推定
するように構成してもよい。
【0054】外気温度判定手段を、外気温度に応じてコ
ンプレッサ23の運転率が変化することからその運転率
に基づいて外気温度を推定するように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の冷蔵庫の除霜装置によれば、以下の効果を奏する。
【0056】請求項1記載のものによれば、除霜制御手
段は、予め設定された除霜開始タイミングとなったとき
に除霜運転を必要としない条件が成立していたときは、
その除霜開始タイミングを一定時間だけ先送りする第1
延長動作を実行すると共に、当該第1延長動作終了時の
除霜開始タイミングにおいて除霜運転を必要としない条
件が成立していたときは、その除霜開始タイミングをさ
らに一定時間だけ先送りする第2延長動作を規定回数だ
け実行するようにしたので、簡単な構成で省力運転を図
りながら適正なタイミングで冷却器を除霜することがで
きる。
【0057】請求項2記載のものによれば、延長動作終
了時の除霜開始タイミングにおいて除霜を必要としない
条件が成立していたときは、その除霜開始タイミングを
コンプレッサの積算運転時間が一定時間となるまで先送
りするので、除霜開始タイミングを正確に設定すること
ができる。
【0058】請求項3記載のものによれば、外気温度判
定手段は、コンプレッサの運転率に基づいて外気温度を
推定するので、外気温度を検知するための特別な温度セ
ンサを省略することができる。
【0059】請求項4記載のものによれば、外気温度判
定手段は、除霜制御手段としての除霜制御装置が収納さ
れた所定の収納空間の温度を検知する温度センサによる
検知温度に基づいて外気温度を推定するので、外気温度
を検知するための温度センサのリード線を閉鎖空間から
導出する必要がない。
【0060】請求項5記載のものによれば、除霜制御手
段は、延長動作実行中に強制運転が行われたときは、そ
の強制運転が終了するまで延長動作の時間計測を中断す
るので、強制運転により急速冷却した冷却器を除霜運転
により加熱してしまうという不具合を回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す制御装置のフローチ
ャート
【図2】冷蔵庫の電気的構成を示す概略図
【図3】延長動作を実行しないときのタイミングチャー
【図4】延長動作を2回実行したときの図3相当図
【図5】延長動作を規定回数実行したときの図3相当図
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】延長動作を1回実行したときのタイミングチャ
ート
【図9】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
2は冷凍室、3は冷蔵室、4は野菜室、5〜7は扉、8
〜10は扉スイッチ、11は制御装置(除霜制御手段、
扉開放記憶手段、強制運転記憶手段、外気温度判定手
段)、12は強制運転ボタン、15は冷却器、21は冷
蔵温度センサ、23はコンプレッサである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された除霜開始タイミングで冷
    却器の除霜運転を実行する除霜制御手段と、 少なくとも前回の除霜運転後から冷蔵庫の扉が開放され
    たことを記憶する扉開放記憶手段と、 少なくとも前回の除霜運転後から前記冷却器用のコンプ
    レッサの強制的な連続運転が実行されたことを記憶する
    強制運転記憶手段と、 冷蔵庫の周囲温度を検知若しくは推定する外気温度判定
    手段とを備え、 前記除霜制御手段は、前記除霜開始タイミングとなった
    ときに前記扉開放記憶手段及び前記強制運転記憶手段が
    非記憶状態で且つ前記外気温度判定手段による検知温度
    若しくは推定温度が所定温度範囲であったときは、その
    除霜開始タイミングを一定時間だけ先送りする第1延長
    動作を実行すると共に、当該第1延長動作終了時の除霜
    開始タイミングにおいて前記扉開放記憶手段及び前記強
    制運転記憶手段が非記憶状態であったときは、その除霜
    開始タイミングをさらに一定時間だけ先送りする第2延
    長動作を規定回数だけ実行するように構成されているこ
    とを特徴とする冷蔵庫の除霜装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された除霜開始タイミングで冷
    却器の除霜運転を実行する除霜制御手段と、 少なくとも前回の除霜運転後から冷蔵庫の扉が開放され
    たことを記憶する扉開放記憶手段と、 少なくとも前回の除霜運転後から前記冷却器用のコンプ
    レッサの強制的な連続運転が実行されたことを記憶する
    強制運転記憶手段と、 冷蔵庫の周囲温度を検知若しくは推定する外気温度判定
    手段とを備え、 前記除霜制御手段は、前記除霜開始タイミングとなった
    ときに前記扉開放記憶手段及び前記強制運転記憶手段が
    非記憶状態で且つ前記外気温度判定手段による検知温度
    若しくは推定温度が所定温度範囲であったときは、その
    除霜開始タイミングを前記コンプレッサの積算運転時間
    が一定時間となるまで先送りする第1延長動作を実行す
    ると共に、当該第1延長動作終了時の除霜開始タイミン
    グにおいて前記扉開放記憶手段及び前記強制運転記憶手
    段が非記憶状態であったときは、その除霜開始タイミン
    グをさらに前記コンプレッサの積算運転時間が一定時間
    となるまで先送りする第2延長動作を規定回数だけ実行
    するように構成されていることを特徴とする冷蔵庫の除
    霜装置。
  3. 【請求項3】 外気温度判定手段は、外気温度をコンプ
    レッサの運転率に基づいて推定するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫の除
    霜装置。
  4. 【請求項4】 除霜制御手段は、除霜開始タイミングを
    先送りする延長動作を実行する除霜制御装置から構成さ
    れていると共に、 前記除霜制御装置が収納された所定の収納空間の温度を
    検知する温度センサを備え、 外気温度判定手段は、前記温度センサによる検知温度に
    基づいて外気温度を推定するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫の除霜装
    置。
  5. 【請求項5】 除霜制御手段は、延長動作実行中に強制
    運転が行われたときは、その強制運転が終了するまで延
    長動作の時間計測を中断するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫の除霜装
    置。
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