JPH0723919A - Mriの画像データ収集方法及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

Mriの画像データ収集方法及び磁気共鳴イメージング装置

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JPH0723919A
JPH0723919A JP5153517A JP15351793A JPH0723919A JP H0723919 A JPH0723919 A JP H0723919A JP 5153517 A JP5153517 A JP 5153517A JP 15351793 A JP15351793 A JP 15351793A JP H0723919 A JPH0723919 A JP H0723919A
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    • G01R33/483NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy
    • G01R33/4833NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices
    • G01R33/4835NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices of multiple slices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ収集タイミングのずれによるアーチファ
クト抑制効果を改善すると共に、所望のスライス面に関
するアーチファクトの抑制効果を改善する。 【構成】複数のスライス面に関する画像データを所定の
繰り返し時間内に繰り返してデータを収集するMRIの
画像データ収集方法である。画像データの収集タイミン
グを、繰り返し時間TR内に発生する複数の心拍信号R
11、R12に同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のスライス面に関す
る画像データを収集するMRIの画像データ収集方法及
び磁気共鳴イメージング装置に係り、特に、心拍信号に
同期させてデータを収集するMRIの画像データ収集方
法及び磁気共鳴イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRIにおいて、診断部位における複数
の連続した撮影断面(以下、スライス面とする)を所定
の繰り返し時間(以下、TRとする)内に繰り返し撮影
して画像データを収集するマルチスライス技術を用いた
撮影(以下、マルチスライス撮影とする)が行なわれて
いる。
【0003】一方、MRIでは、画像データを収集する
際に心臓の拍動に起因して発生するアーチファクト(C
SF(脳脊髄液)フローアーチファクト、血流アーチフ
ァクト等)を抑制することが求められている。このよう
なアーチファクトの抑制方法としては、例えばデータの
収集タイミングを心拍(あるいは脈波)に同期させる心
拍同期法(ECG同期法)や指先等の血流からの反射信
号に同期させるPPG同期法(peripheral
gating)等の心臓の動きに比例した信号(以下心
拍信号;R波とする)に同期をとってデータを収集する
ものがある。
【0004】このような同期法によるマルチスライス撮
影では、主にプロトン密度強調画像やT2強調画像の画
像データを収集するために用いられるので、長いTRが
要求されている。そのため、2心拍以上の時間がTRと
して使用されている。ここでn(n≧1)心拍分の時間
をTRとして同期をとってデータを収集することをn心
拍同期という。
【0005】図10は、例えば脊椎のサジタル像の画像
データを2心拍同期法を用いて収集する際のデータ収集
の具体的な手順を示したものである。ここで、図10
(a)は、横軸に時間tをとった際のデータ収集シーケ
ンスの一例であり、R11、R12、R21はR波、またR−
RはR波の間隔である。また、図中のパルス列がデータ
収集タイミングを表す。なお、同期タイミングは↑の記
号で表されている。図10(b)は脊椎サジタル像のス
ライス面の位置(図中1〜7;以下これをスライス位置
とする)を示したものである。さらに、図10(c)は
図10(a)のデータ収集タイミングにおけるデータ収
集順序(スライス面の選択励起順序)と図10(b)の
スライス位置との関係を示したものである。
【0006】このデータ収集方法によれば、TRの間の
最初のR波(R11)に同期させて最初のスライス面を励
起(図10(b)のスライス位置1;以下スライス面1
とする)してデータ収集を行なう。その後スライス面は
一定の時間間隔(以下、インターバルIとする)毎に励
起してデータ収集を行なう。
【0007】この際、スライス面の選択励起順序は、図
10(c)に示したように、特開平3−233315号
公報に開示されている選択励起順序、つまりスライス面
を1枚置きに順次選択するものである。すなわち、スラ
イス面1が選択励起された後、スライス面3、スライス
面5と一枚置きにスライス位置(奇数)の大きいスライ
ス面を順次選択励起する。そして最大奇数のスライス面
7を選択励起すると、今度はスライス位置が最小偶数で
あるスライス面2を選択励起して、以下順にスライス面
4、スライス面6と選択励起する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなMRIの画像データ収集法は、以下に示す問題
点があった。
【0009】(1)収集タイミングのずれによってアー
チファクト抑制効果が低減する。
【0010】アーチファクト抑制のためにはTR毎に収
集されるデータにおける流れの状態が同じであることが
望ましい。しかしR波の間隔(R−R)は厳密には一定
ではないため、同期タイミングの直後はデータ収集毎の
心時相に対するデータ収集タイミングはほとんどずれな
いが、同期タイミングから長い時間が経過した後のデー
タ収集毎の心時相に対するデータ収集タイミングはずれ
てしまう。
【0011】このデータ収集タイミングのずれの例を図
11に基づいて説明する(なお、R波の波形はパルス波
形に簡略化して記述した)。最後の2枚のスライス面
(D1,D2)の選択励起の場合、1回目のデータ収集
時におけるデータ収集タイミングと2回目のデータ収集
時におけるデータ収集タイミングとではR波の間隔が異
なって((R−R)2 −(R−R)1 =Ts)いるため
ずれが生じる。また、その他のスライス面の選択励起に
おけるデータ収集タイミングのずれも程度の差こそあれ
存在する。このデータ収集毎の心時相に対するデータ収
集タイミングのずれは、アーチファクト抑制効果を低減
させる原因の一つとなっていた。
【0012】(2)最もアーチファクトを抑制すること
が要求されるスライス面にて上述した問題点(1)によ
る抑制効果の不完全性が顕在化する。
【0013】一般的に臨床上の重要度の高いスライス面
ほどアーチファクトを抑制することが要求されている
が、脊椎のサジタル像の撮影の場合、臨床上の重要度が
高く、最もアーチファクトを抑制することが要求される
スライス面は中央スライス面であり(正中線を含むスラ
イス面はCSFフローが多く存在するためにCSFフロ
ーアーチファクトが生じやすいから)、次いで中央スラ
イス面に隣接したスライス面である。図12(a)は、
中央スライス面を◎印、この中央スライス面に隣接した
スライス面を○印で示したものである。
【0014】しかしながら脊椎のサジタル像の撮影で
は、通常、中央スライス面及びこの中央スライス面の両
側の複数枚のスライス面を一端から順次撮影していた。
【0015】図12(b)は、選択励起の順序の一例を
示したものである。この順番によればスライス面3及び
5は同期タイミングの直後に選択励起されデータが収集
されるが、臨床上最も重要なスライス面4は6番目にデ
ータが収集されることになり、上述した(1)の問題点
によって同期の効果が低下する。すなわち、上述した選
択励起順序では最もアーチファクトを抑制したいスライ
ス面においてアーチファクト抑制効果が低減してしまっ
た。
【0016】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、データ収集タイミングのずれによるアーチ
ファクト抑制効果を改善すると共に、所望のスライス面
に関するアーチファクトの抑制効果を改善するMRIの
画像データ収集方法及び磁気共鳴イメージング装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、請求項1に記載したように、複数のスラ
イス面に関する画像データを所定の繰り返し時間内に繰
り返してデータを収集するMRIの画像データ収集方法
において、上記画像データの収集タイミングを、上記繰
り返し時間内に発生する心拍信号のうち、複数の心拍信
号に同期させるものである。
【0018】本発明の好ましい実施例においては、上記
画像データの収集タイミングを、上記繰り返し時間内に
発生する心拍信号のうち、全ての心拍信号に同期させる
ものである。
【0019】また、上記目的を達成するために本発明で
は、請求項3に記載したように、複数のスライス面に関
する画像データを所定の繰り返し時間内に繰り返してデ
ータを収集する磁気共鳴イメージング装置において、上
記画像データの収集タイミングを、上記繰り返し時間内
に発生する心拍信号のうち、複数の心拍信号に同期させ
る手段を備えている。
【0020】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に請求項4に記載したように、複数のスライス面に関す
る画像データを心拍信号に同期させて所定の繰り返し時
間内に繰り返してデータを収集するMRIの画像データ
収集方法において、上記複数のスライス面に関するデー
タ収集順序と、同期タイミングからの経過時間とを関連
させるものである。
【0021】本発明の好ましい実施例においては、上記
データ収集順序を臨床上の重要度が高い順序としてあ
る。
【0022】また、本発明の好ましい実施例において
は、上記スライス面は、脊椎のサジタル像であり、この
脊椎のサジタル像のデータ収集順序を、中央スライス面
を1番目とし、2番目を中央スライス面に隣接するスラ
イス面として、以下順次周辺スライスに向かう順序とし
てある。
【0023】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に請求項7に記載したように、複数のスライス面に関す
る画像データを心拍信号に同期させて所定の繰り返し時
間内に繰り返してデータを収集する磁気共鳴イメージン
グ装置において、複数のスライス面に関するデータ収集
順序と、同期タイミングからの経過時間とを関連させる
手段を備えている。
【0024】
【作用】上述した本発明のMRIの画像データ収集方法
及び磁気共鳴イメージング装置においては、複数のスラ
イス面に関する画像データを所定の繰り返し時間ごとに
繰り返して収集する際に、データ収集タイミングを繰り
返し時間の間に発生する複数の心拍信号に同期させる。
例えば、2心拍同期の場合では、最初(1心拍目)の心
拍信号に同期をかけてある枚数のスライス面を選択励起
してデータ収集を行なう。そして、2心拍目の心拍信号
に同期をかけて残りの枚数のスライス面を選択励起して
データ収集を行なう。これは3心拍以上の多心拍同期に
ついても同様である。このとき心拍信号に同期をかけた
後に選択励起されデータ収集が行なわれるスライス面の
枚数は、予め定められている。
【0025】この結果、従来最初の心拍信号に同期をか
けてから長い時間が経過した後に選択励起されデータ収
集が行なわれていたスライス面は、2心拍目(あるいは
3心拍目以降)の心拍信号に同期をかけてから短い時間
経過の後に選択励起されデータ収集が行なわれることに
なり、心時相に対するデータ収集タイミングのずれが減
りアーチファクトを効果的に抑制することができる。
【0026】また、本発明のMRIの画像データ収集方
法及び磁気共鳴イメージング装置においては、複数のス
ライス面に関する画像データを心拍信号に同期させて所
定の繰り返し時間ごとに繰り返して収集する場合、デー
タ収集順序を同期タイミングからの経過時間に関連して
定める。これは、同期タイミングからの経過時間によっ
てアーチファクトの抑制効果が異なってくることを利用
したものである。例えば臨床上の重要度の高いスライス
面から順番に選択励起されデータ収集が行なわれると、
臨床上最も重要なスライス面はアーチファクトが効果的
に抑制され、重要度が低くなるにつれてアーチファクト
の抑制効果も減少していき、効率がよい。
【0027】特に脊椎のサジタル像の撮影の場合は、中
央スライス面が最も重要であり、以下周辺にいくにつれ
て重要度が低くなることから、データ収集順序は中央ス
ライス面が1番目、中央スライス面に隣接するスライス
面を2番目として、以下順次周辺スライスに向かうよう
に設定すると効率がよい。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例として脊椎のサジタル
像をマルチスライス撮影する場合について図面を参照し
て説明する。
【0029】なお、心拍信号であるR波の波形は、すべ
てパルス波形に簡略化して示している。
【0030】(第1実施例)図1は、本実施例の磁気共
鳴イメージング装置を全体ブロック図で示したものであ
る。
【0031】同図でわかるように、本実施例の磁気共鳴
イメージング装置は、被検体が配置された空間に形成さ
れた静磁場に重ねて傾斜磁場を印加可能な傾斜磁場アン
プ4及び傾斜磁場コイル5と、被検体にRFパルスを送
信すると共に、被検体からのMR信号を受信可能なRF
受信可能なRF送受信装置2及びRFコイル3と、所定
のパルスシーケンスに従ってRF送受信装置2及び傾斜
磁場アンプ4を制御すると共にRF送受信装置2からの
MR信号を処理して画像を再構成し表示装置6に出力可
能な制御装置1と、被検体の心拍信号を検出しこれを制
御装置1に出力可能なR波受信部7とを備えている。
【0032】本実施例の制御装置1は、後述する図3の
処理を行ない、複数のスライス面に関する画像データを
所定の繰り返し時間ごとに繰り返してデータを収集する
と共に、画像データの収集タイミングを上記繰り返し時
間内に発生する心拍信号のうち複数の心拍信号に同期さ
せている。
【0033】図2は、2心拍同期によってN=7枚のス
ライス面の画像データを収集する際のデータ収集タイミ
ング及び選択励起順序を示したものである(スライス位
置は従来例における図12(a)と同様である)。
【0034】同図であわかるように本実施例では、TR
の間に2回、R波の周期毎に同期をかけて所定のスライ
ス面を選択励起し、同期をかけなかったスライス面は、
予め定められたインターバル(I)毎に選択励起を行な
う。この際、例えば最初の同期に引き続いてスライス面
を3枚選択励起し、2回目の同期に引き続いて2枚のス
ライス面を選択励起するように予めメモリに設定してお
くのがよい。
【0035】また、スライス位置の選択励起順序は、例
えば特開平3−233315号公報に開示されている選
択励起順序、つまりスライス面を1枚置きに順次選択す
る方法(図中スライス位置1、3、5、7、2、4、
6)によって行なうのがよい。この選択励起順序も予め
メモリに記憶しておくのがよい。
【0036】次に、本実施例の作用を説明する。
【0037】図3はデータ収集の処理を示すフローチャ
ートである。
【0038】制御装置1は、マルチスライス撮影が指令
されると、ステップ101において心拍信号(R波)が
入力されているかどうか判断する。この判断の結果、N
Oの場合は、心拍信号が入力されるまで撮影は行なわな
い。一方、ステップ101の判断の結果YESの場合
は、ステップ102においてメモリに予め記憶されてい
るデータ収集のための手順、スライス面の選択励起の順
序、及びスライス枚数等の各種データを読み込む。続い
てステップ103で制御装置1は、入力された最初(1
心拍目)のR波(R11)に同期をとって、スライス面1
を選択励起する一連のシーケンスを発してデータ収集を
行なう。そしてステップ104に進んで、予め定められ
た選択励起順序(スライス面を1枚置きに順次選択する
方法)にしたがって、インターバルI後に1スライス面
を飛び越して、スライス面3を選択励起するシーケンス
を発してデータ収集を行なう。このスライス面の飛び越
しは、その飛び越しに伴うスライス位置変更分に相当す
る励起周波数の変更で対処される。そしてステップ10
5で最初の同期をかけてから予め定めた枚数分(4枚)
のデータ収集を行なったかどうか判断する。今はスライ
ス面3からデータが収集された所なので、NOの判断を
行ない、ステップ104に戻って上述した処理を繰り返
す。
【0039】こうしてスライス面7からのデータ収集
(4枚目)が終ると、スライス面2の順番ではステップ
105の判断はYESとなり、ステップ106に移行す
る。ステップ106で制御装置1は、全てのスライス面
からのデータ収集が終ったかどうか判断する。この場
合、まだスライス面2〜6が残っているのでNOの判断
を行ない、ステップ103で入力される2心拍目のR波
(R12)に同期をとって、スライス面2を選択励起する
シーケンスを発してデータ収集を行なう。
【0040】2回目の同期をかけてから予め定めた枚数
分(3枚)のデータを収集するまで、ステップ104〜
105の処理を繰り返す。
【0041】このようにしてスライス面6(3枚目)か
らのデータ収集が終るとステップ105の判断はYES
となり、続いてステップ106に再度移行するが、スラ
イス面7枚分すべてからデータ収集が終了(1データ収
集サイクル)しているため、ステップ106での判断は
YESとなる。
【0042】このようにして制御装置1は、ステップ1
07において、制御を終了するかどうかの判断を行な
う。本実施例ではマルチスライス撮影を行なっているの
で、所定回繰り返してデータ収集を行なうように設定さ
れている。したがってステップ107の判断はNOとな
り、ステップ108に進む。ステップ108では、メモ
リから読み込んだデータに変更があるかどうかを判断す
る(例えば傾斜磁場の強度を少し変える等)。もし変更
があれば、ステップ108の判断はYESとなり、この
変更されたデータをステップ109で読み込みステップ
110に移行する。一方、データの変更がなければステ
ップ108でNOの判断を行ない直接ステップ110に
移行する。
【0043】ステップ110では、最初のR波(R11
に同期をかけてからTR後のR波(R21)に同期をとっ
て、再びスライス面1を選択励起する一連のシーケンス
を発してデータ収集を行なう。そしてステップ104に
移行して、以下順次上述した処理を繰り返す。最終的に
所定回繰り返してデータが収集されると、ステップ10
7の判断はYESとなり制御が終了する。
【0044】こうして得られたデータは所定のフーリエ
変換が施され画像データとなり必要に応じて表示装置6
に表示される。
【0045】この2心拍同期法によるマルチスライス撮
影では、最初のR波に同期がかけられて7枚のスライス
面の中の4枚が、また2心拍目のR波に同期がかけられ
て残りの3枚のスライス面がそれぞれ選択励起される。
【0046】したがって最初のR波に同期をかけてから
長い時間が経過した後に選択励起されて収集したデータ
(例えばスライス面4)でも2心拍目のR波に同期をか
けてから経過した時間は従来と比べて短いので、データ
収集タイミングのずれが減りアーチファクトを効果的に
抑制することができる。また、正中線を含むスライス面
であるスライス面4は、2回目のR波(R12)に同期が
かけられてからI後に選択励起されデータ収集が行なわ
れることになり、従来と比べて心時相からのずれが少な
くなり、アーチファクトを効果的に抑制することができ
る。
【0047】また、本実施例において、N=11枚の画
像データを3心拍同期で収集する際のデータ収集の例を
図4に示す。この場合、最初の同期では、スライス面は
4枚選択励起を行ない、2回目では4枚、3回目では3
枚それぞれ選択励起を行なうように設定されている。ま
たデータ収集順序は、上述したスライス面を1枚置きに
順次選択するものである。
【0048】つまり、最初のR波(R11)に1回目の同
期をかけてスライス面1を選択励起してデータ収集を行
ない、その後I毎に1つ飛び越したスライス面3、5と
データ収集を行なう。そして予め定められた4枚目のス
ライス面(スライス面7)からデータ収集を行なうと2
心拍目のR波(R12)に2回目の同期をかけてスライス
面9が選択励起されデータ収集を行なう。その後I毎に
スライス面11、スライス位置が偶数であるスライス面
2からデータ収集を行ない、予め定められた3枚目のス
ライス面(スライス面4)からデータ収集を行なうと、
3心拍目のR波(R13)に3回目の同期をかけてスライ
ス面6からデータ収集を行なう。その後I毎にスライス
面8、10からデータ収集を行ない、データ収集サイク
ルが終了する。以下、TR毎にこのデータ収集サイクル
を繰り返す。
【0049】上述したようにR波に複数回の同期をかけ
る場合、R波に同期をかけた後何枚のスライス面を選択
励起するか、スライス面の割り当て(スライス面の分
割)を予めメモリに定めているとよい。
【0050】図5にこのようなスライス面の分割例を示
す。図中の数字s+u+v+…において、sが最初のR
波に同期をかけた後に選択励起するスライス面の枚数、
uが2心拍目のR波に同期をかけた後に選択励起するス
ライス面の枚数、vが3心拍目のR波に同期をかけた後
に選択励起するスライス面の枚数、…となっている。
【0051】従来は、データを収集するスライス面を多
くしたり、2心拍以上の多心拍同期を行なう場合でも、
最初のR波に同期をかけてスライス面を選択励起してデ
ータ収集を行なった後はI毎に順次選択励起していたの
で、同期をかけてから長い時間が経過した後のデータの
収集タイミングのずれがかなり大きく生じてしまいアー
チファクト抑制効果を著しく低減させていた。
【0052】しかしながら本実施例によれば、2心拍同
期以上の多心拍同期の場合においても、それぞれのスラ
イス面は従来と比べて同期をかけてから経過した時間が
短くなり、データ収集タイミングのずれが減ってアーチ
ファクト抑制効果を高めることができる。
【0053】(第2実施例)本発明の第2実施例を説明
する。なお、第1実施例と実質的に同一のものはその説
明を省略又は簡略化する。
【0054】本実施例の磁気共鳴イメージング装置は、
被検体が配置された空間に形成された静磁場に重ねて傾
斜磁場を印加可能な傾斜磁場アンプ4及び傾斜磁場コイ
ル5と、被検体にRFパルスを送信すると共に、被検体
からのMR信号を受信可能なRF受信可能なRF送受信
装置2及びRFコイル3と、所定のパルスシーケンスに
従ってRF送受信装置2及び傾斜磁場アンプ4を制御す
ると共にRF送受信装置2からのMR信号を処理して画
像を再構成し表示装置6に出力可能な制御装置1´と、
被検体の心拍信号を検出しこれを制御装置1´に出力可
能なR波受信部7とを備えている。
【0055】本実施例の制御装置1´は、図3の処理を
行ない、複数のスライス面に関する画像データを心拍信
号に同期させて所定の繰り返し時間ごとに繰り返してデ
ータを収集すると共に、複数のスライス面に関するデー
タ収集順序と、同期タイミングからの経過時間とを関連
させている。
【0056】次に本実施例の作用を説明する。
【0057】図6は、選択励起順序の遷移表及びデータ
収集シーケンスの一例であり、N=7枚の画像データを
2心拍同期で収集する際のデータ収集の例である。本実
施例の場合スライス面の選択励起順序は、臨床上の重要
度の高いスライス面、つまり図12(a)における中央
のスライス面である正中線を含むスライス面4を最初に
選択励起するように設定し、後はスライス位置の大きい
方向及び小さい方向へ向かってそれぞれ交互に選択励起
するように設定している。また、スライス面のデータ収
集タイミングは、R波に同期をとるのは最初の1回のス
ライス面の選択励起のみで、残りのスライス面の選択励
起はI毎に行なわれる方式を用いて行なっている。つま
り図5において、最初、R波(R11)に同期タイミング
がかけられてスライス面4を選択励起して、その後I毎
にスライス面3、5、2、6、1、7と選択励起してデ
ータ収集を行ないデータ収集サイクルが終了する。第2
実施例のその他の構成は第1実施例と同様である。
【0058】本実施例によれば、図6に示すようにアー
チファクト最もを抑制したいスライス面4に同期をかけ
て選択励起してデータ収集を行なう。また、次にアーチ
ファクトを抑制したいスライス面4に隣接したスライス
面3、5が同期をかけた後短時間で選択励起してデータ
収集を行なう。この結果、臨床上の重要度の高いスライ
ス面のアーチファクトの抑制効果を高めることができ
る。
【0059】(第3実施例)本発明の第3実施例を図7
に基づいて説明する。
【0060】図7はデータ収集シーケンスの一例であ
り、N=7枚の画像データを2心拍同期で収集する際の
データ収集の例である。本実施例の場合スライス面は第
2実施例で述べた順序で選択励起してデータ収集を行な
い、また第1実施例と同様であるTRの間に2回、R波
の周期毎に同期をかけて選択励起してデータ収集を行な
うに設定している。第3実施例のその他の構成は第1実
施例と同様である。
【0061】本実施例によれば、最初のR波に同期をか
けてから長い時間が経過した後に選択励起して収集した
データ(例えばスライス面7)でも2心拍目のR波に同
期をかけてから経過した時間は従来と比べて短いので、
データ収集タイミングのずれが減りアーチファクトを効
果的に抑制することができる。また、正中線を含むスラ
イス面であるスライス面4に同期をかけて選択励起して
データ収集を行ない、次にアーチファクトを抑制したい
スライス面4に隣接したスライス面3、5が同期をかけ
た後短時間で選択励起してデータ収集を行なう。この結
果、臨床上の重要度の高いスライス面のアーチファクト
の抑制効果を高めることができる。なお、本実施例で
は、スライス面5よりスライス面6の方がアーチファク
ト抑制効果が高まるという不自然さが生じるので診断の
上で注意が必要である。
【0062】(第4実施例)本発明の第4実施例を図8
に基づいて説明する。
【0063】図8は、選択励起順序の遷移表及びデータ
収集シーケンスの一例であり、N=7枚の画像データを
2心拍同期で収集する際のデータ収集の例である。スラ
イス面の選択励起順序は、臨床上の重要度が高いスライ
ス面、つまり図12(a)における中央のスライス面で
ある正中線を含むスライス面4を最初に選択励起してデ
ータ収集を行ない、残りのスライス面は中央からスライ
ス位置の大きい方向へ向かって順次選択励起してデータ
収集を行なうように設定している。スライス位置の大き
い方向のすべてのスライス面からのデータ収集が終了し
たら、中央スライス面に隣接したスライス位置の一つ小
さいスライス面からスライス位置の小さい方向へ向かっ
て順次選択励起してデータ収集を行なう。また、スライ
ス面のデータ収集は、第1実施例と同様であるTRの間
に2回、R波の周期毎に同期タイミングをかけて行な
う。つまり、図8において、最初のR波(R11)に同期
をかけてスライス面4を選択励起し、その後I毎にスラ
イス面5、6、7とスライス位置が大きくなる方向に順
次選択励起する。そしてスライス面7からデータ収集を
行なうと、2回目のR波(R12)に同期をかけてスライ
ス面3を選択励起する。その後I毎にスライス面2、1
と選択励起してデータ収集を行なう。
【0064】本実施例によれば、臨床上重要な正中線を
含むスライス面4に同期をかけて選択励起してデータ収
集を行なうと共に、スライス面4から外側(スライス面
1及びスライス面7方向)にいくにつれてアーチファク
ト抑制効果が減るという自然な感じになり、診断の注意
をすることなしに臨床上の重要度の高いスライス面のア
ーチファクト抑制効果を高めることができる。
【0065】また、本実施例において、N=7枚の画像
データを3心拍同期で収集する際の選択励起順序の遷移
表及びデータ収集シーケンスの一例を図9に示す。この
場合、最初のR波(R11)に1回目の同期をかけてスラ
イス面4を励起して、その後I毎にスライス面5、6、
7とスライス位置が大きくなる方向に順次選択励起して
データ収集を行なう。そしてスライス面7を選択励起し
てデータ収集を行なうと、2心拍目のR波(R12)に同
期をかけてスライス面3を選択励起してデータ収集を行
ない、その後I毎にスライス面2、1と選択励起してデ
ータ収集を行なう。
【0066】スライス面1を選択励起してデータ収集を
行なうと以下の時間は空き時間としておく。最初のスラ
イス面4を選択励起してデータ収集を行なってTR後に
再度スライス面4を選択励起してデータ収集を行ない、
以下繰り返しデータ収集を行なう。本実施例では3回目
のR波(R13)に同期をとっていない。これは、スライ
ス面4から外側にいくにつれてアーチファクト抑制効果
が減るという効果を維持するためである。一般的に脊椎
のサジタル像の場合NはN=9(まれに11)あれば十
分であり、またIの最小値はプロトン密度強調、T2強
調画像用のパルスシーケンスでもせいぜい百数十msであ
るので、R−R間隔の間にスライス面6〜7枚は十分撮
影できる。したがって、本実施例では3心拍以降に空き
時間が存在するが十分実用的である。
【0067】なお、本実施例においてスライス面の選択
順序を、中央のスライス面であるスライス面4を最初に
選択励起してデータ収集を行なった後、中央スライス面
からスライス位置の小さい方向へ向かって順次選択励起
してデータ収集を行ない、スライス方向の小さい方向の
すべてのスライス面からのデータ収集が終了したら、中
央スライス面に隣接したスライス位置の一つ大きいスラ
イス面からスライス位置の大きい方向へ向かって順次選
択励起してデータ収集を行なうように設定しても同様の
効果が得られる。
【0068】ところで、近年パルス系列としてFast
SE法(複数の180度パルスによって発生するマルチ
エコー(スピンエコー)の各々に異なる位相エンコード
磁場を与えて、複数のエコーで1枚の画像を作る方法)
を用いたMRI装置がある。FastSE法はスキャン
時間を従来の数分の1から十数分の1にまで短縮できる
という利点がある。また、FastSE法は実用上従来
よりも長い繰り返し時間(TR)で使用されることがあ
る(1枚の画像分のデータを収集するために従来よりも
長いサンプリング期間を必要とするので、従来と同一の
TRでは収集可能なマルチスライス枚数が激減してしま
うから)。
【0069】このようなFastSE法をパルス系列と
して採用し、脊椎サジタル像等を心拍同期法等の同期法
を用いて撮影する場合、TRが長いことから4心拍同期
や5心拍同期等の多心拍同期が採用されることになる。
しかしこの場合従来のようにR波から直接同期がかけら
れてスライス面が励起されデータ収集が行なわれるのは
1回目のみであり、他のN−1回は一般に予め定義され
たインターバルIにて連続的にスライス面を励起してデ
ータ収集を行なっているので、心時相とデータ収集タイ
ミングののずれの度合いが大きくなりアーチファクトの
抑制効果を減らす可能性があった。しかし本発明の画像
データ収集方法である、繰り返し時間の間に発生する複
数回のR波に同期をかけてスライス面を選択励起してデ
ータ収集を行なう方法を用いれば、同期をかけた後に短
い時間でスライス面を選択励起してデータ収集を行なう
ことができ、多心拍同期においても心時相とデータ収集
タイミングとのずれは少なくなり、アーチファクトの抑
制効果を高めることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るMR
Iの画像データ収集方法及び磁気共鳴イメージング装置
によれば、複数のスライス面に関する画像データを所定
の繰り返し時間内に繰り返してデータを収集する際に、
データ収集タイミングを繰り返し時間の間に発生する複
数の心拍信号に同期させることによって、データ収集タ
イミングからスライス面が励起されるまでの時間が短縮
されて心時相からのデータ収集タイミングのずれが減
り、アーチファクトを効果的に抑制することができる。
【0071】また、本発明に係るMRIの画像データ収
集方法及び磁気共鳴イメージング装置によれば、複数の
スライス面に関する画像データを心拍信号に同期させて
所定の繰り返し時間内に繰り返してデータを収集する場
合、データ収集順序を同期タイミングからの経過時間に
関連して、例えば臨床上の重要度の高いスライス面から
順番に選択励起してデータ収集を行なうように定めるこ
とによって、重要度の高いスライス面ほど同期タイミン
グからの経過時間が短くなるため、心時相からのずれが
少なくなりアーチファクトを効果的に抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るMRI装置の概略構成図。
【図2】第1実施例に係る2心拍同期のデータ収集シー
ケンスを説明する図。
【図3】本発明に係る制御装置の処理例を示す概略フロ
ーチャート。
【図4】3心拍同期のデータ収集タイミング及び選択励
起順序を説明する図。
【図5】スライス面の分割例を示す図。
【図6】(a)は、第2実施例に係る選択励起順序の遷
移図、(b)は、第2実施例に係る2心拍同期のデータ
収集シーケンスを説明する図。
【図7】第3実施例に係る2心拍同期のデータ収集シー
ケンスを説明する図。
【図8】(a)は、第4実施例に係る選択励起順序の遷
移図、(b)は、第4実施例に係る2心拍同期のデータ
収集シーケンスを説明する図。
【図9】(a)は、第4実施例に係る選択励起順序の遷
移図、(b)は、第4実施例に係る2心拍同期のデータ
収集シーケンスを説明する図。
【図10】(a)は従来例による2心拍同期のデータ収
集タイミングを説明する図、(b)は、脊椎のサジタル
像の撮影する際のスライス面のスライス位置(スライス
数7枚)を説明する図、(c)は、従来例による2心拍
同期の選択励起順序を説明する図。
【図11】従来例におけるデータ収集タイミングのずれ
を説明する図。
【図12】(a)は従来例における中央のスライス面
(正中線を含むスライス面)を説明する図、(b)は従
来例におけるスライス面の選択励起順序を説明する図。
【符号の説明】
1 制御装置 2 RF受信装置 3 RFコイル 4 傾斜磁場ランプ 5 傾斜磁場コイル 6 表示装置 7 R波受信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスライス面に関する画像データを
    所定の繰り返し時間内に繰り返してデータを収集するM
    RIの画像データ収集方法において、上記画像データの
    収集タイミングは、上記繰り返し時間内に発生する心拍
    信号のうち、複数の心拍信号に同期させることを特徴と
    するMRIの画像データ収集方法。
  2. 【請求項2】 上記画像データの収集タイミングを、上
    記繰り返し時間内に発生する心拍信号のうち、全ての心
    拍信号に同期させる請求項1記載の画像データ収集方
    法。
  3. 【請求項3】 複数のスライス面に関する画像データを
    所定の繰り返し時間内に繰り返してデータを収集する磁
    気共鳴イメージング装置において、上記画像データの収
    集タイミングを、上記繰り返し時間内に発生する心拍信
    号のうち、複数の心拍信号に同期させる手段を備えたこ
    とを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 複数のスライス面に関する画像データを
    心拍信号に同期させて所定の繰り返し時間内に繰り返し
    てデータを収集するMRIの画像データ収集方法におい
    て、上記複数のスライス面に関するデータ収集順序と、
    同期タイミングからの経過時間とを関連させることを特
    徴とするMRIの画像データ収集方法。
  5. 【請求項5】 上記データ収集順序を臨床上の重要度が
    高い順序とした請求項3記載のMRIの画像データ収集
    方法。
  6. 【請求項6】 上記スライス面は、脊椎のサジタル像で
    あり、この脊椎のサジタル像のデータ収集順序を中央ス
    ライス面を1番目とし、2番目を中央スライス面に隣接
    するスライス面として、以下順次周辺スライスに向かう
    順序とした請求項3記載のMRIの画像データ収集方
    法。
  7. 【請求項7】 複数のスライス面に関する画像データを
    心拍信号に同期させて所定の繰り返し時間内に繰り返し
    てデータを収集する磁気共鳴イメージング装置におい
    て、複数のスライス面に関するデータ収集順序と、同期
    タイミングからの経過時間とを関連させる手段を備えた
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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