JPH0724164A - 布端制御機能付き縫合せ装置のための縫製データ作成装置 - Google Patents

布端制御機能付き縫合せ装置のための縫製データ作成装置

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JPH0724164A
JPH0724164A JP17441293A JP17441293A JPH0724164A JP H0724164 A JPH0724164 A JP H0724164A JP 17441293 A JP17441293 A JP 17441293A JP 17441293 A JP17441293 A JP 17441293A JP H0724164 A JPH0724164 A JP H0724164A
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JP
Japan
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cloth
sewing
data
cloth edge
stitching
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JP17441293A
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English (en)
Inventor
Takaaki Suzuki
孝明 鈴木
Katsuhiro Goto
勝弘 後藤
Yoshiyuki Otsuka
佳行 大塚
Koichi Akaha
浩一 赤羽
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 どの様な布端形状を有する上下加工布に対し
ても縫い代を高精度に保持しつつ、必要に応じていせ込
みを行いながら縫い合わせるための縫製データ作成作業
を短時間で実行し得、作業効率を向上し得る。 【構成】 データ入力ルーチンにて布端情報メモリ65
に上布UWと下布DWの点列データと点種別データが記
憶されると、上布に対し3点ずつ読出して円弧曲線補完
し、その半径に応じて基準位置ファイバー番号を演算す
る。上布側の円弧に対し、縫い代分隔てた位置に縫製予
定線S’1を演算し、それを縫い目ピッチで分割して針
数を演算する。同様に下布に対し基準位置ファイバー番
号を演算し、下布のノッチ間の距離を上布の対応するノ
ッチ間の針数で割って下送り量を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製位置よりも上流側
で上下加工布の布端位置をそれぞれ検出し、検出された
布端位置と所定の基準位置とのズレが解消されるように
布端を左右にそれぞれ移動させる布端制御機能付き縫合
せ装置に関し、特に、布端制御と縫合せ用の縫製データ
を作成する布端制御機能付き縫合せ装置のための縫製デ
ータ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布端制御機能付き縫合せ装置は、
上下の加工布を下送り歯と上送り歯とで送るとともに、
1ピッチ当たりの送り量を互いに異ならせていせ込み縫
を可能としたミシンに、布端制御装置を組み込んだもの
が知られている。
【0003】その布端制御装置は、上下往復動される針
よりも布送り方向の上流側に、上下加工布の布端を布送
り方向に対して直交する方向にそれぞれ移動させる布端
制御ローラを上下一対設け、その布端制御ローラと針と
の間に上下加工布の布端位置の固定基準位置からのズレ
を検出する布端検出器を設け、検出されたズレが解消さ
れるように上下一対の布端制御ローラを正逆転させるよ
うに構成したものである。
【0004】この装置の場合、上送り量と下送り量とを
縫製開始前にセットしておき、ミシンをスタートさせる
と上下の加工布はそれぞれ設定された送り量で送られる
とともに、上下一対の布端制御ローラにより各加工布の
布端が固定基準位置に合わせられて布端を揃えた状態で
縫合せが(必要によりいせ込みが施されて)行われるの
である。
【0005】しかしながら、この装置の場合、縫製中に
加工布の布端位置を合わせるための基準位置が固定され
ているため、布端の形状が曲率一定の場合には良好に布
端制御が可能であるが、曲率が変化する複合曲線の場合
には対応できないのである。つまり、縫い代が一定とな
らず最悪の場合には縫い外れてしまうことがある。
【0006】また、上下加工布の布端形状が互いに異な
る複合曲線であり且つ縫合せ長さも異なる時は、上送り
量と下送り量は縫製中きめ細かく変更しなければならな
いが、前述の装置にあってはその対応がむずかしい。特
に、靴の甲被と中底を縫合せるる場合、布端形状が複合
曲線で互いに大きく異なる(中底はアウトカーブとイン
カーブの組み合わせであり、甲被はアウトカーブのみで
ある)とともに、甲被つま先部はいせ込みを大きくと
り、甲被サイド部にも少しいせ込みをとらなければなら
ないので、縫合せが困難である。
【0007】この問題点を解決するものとして、縫製デ
ータに基づいて縫製中に前記基準位置と、上送り歯,下
送り歯間の相対送り量とをきめ細かく変更し得るように
した布端制御機能付き縫合せ装置を出願人は案出し、出
願中である(特願平4ー297722号:平成4年10
月8日付出願)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】その布端制御機能付き
縫合せ装置にて使用される前記縫製データは、縫製開始
からの針数に対応して、前記基準位置の変化パターンを
上加工布と下加工布とについて予め求めておき、また、
同様に針数に応じていせ込み率の変化パターンも予め求
めておき、それらをメモリに記憶させたものである。
【0009】具体的には、上下加工布の布端の互いに縫
い合わせる位置にノッチ等を形成しておき、そのノッチ
と布端上の任意の点とを用いて布端形状を構成する曲線
を同一曲率の縫製部分毎に分割する。曲率Aの縫製部分
に対して基準位置PAを決定し、曲率Bの縫製部分に対
して基準位置PBを決定すると共に、被いせ込み加工布
を縫い付ける加工布(ノッチ間距離の短い方の加工布)
の各縫製部分の針数をそれぞれ決定する。この時、針数
は、布端から所定の縫い代分隔てた位置を縫製するた
め、まず実際の縫製長さを求め、それを縫い目ピッチで
割って求めなければならない。一方、被いせ込み加工布
の送り量を、被いせ込み加工布の縫製部分の縫い長さ
を、対応する縫い付け先加工布の縫製部分の針数で割っ
て求める。つまり、被いせ込み加工布は縫製部分毎に送
り量が異なるのである。
【0010】例えば、図13(a)に示す中底(縫い付
け先加工布)のノッチ点P1,P5,P9,P13,P
17に、図13(b)に示す甲被(被いせ込み加工布)
のノッチ点Q1,Q5,Q9,Q13,Q17を合わせ
て縫合する場合の縫製データの作成について説明する。
【0011】即ち、点P1と、点P1,点P5間の任意
の点P3と、点P5とにより縫製部分L1を決定し、こ
の縫製部分L1の曲率を求め、その曲率に対応して前記
基準位置を決定する。縫製部分L1の針数は、布端から
縫い代分隔てた位置を縫製するため、その縫製経路を想
定し、その縫製経路の長さを縫いピッチで割って求め
る。次に、甲被の点Q1と、点Q1,点Q5間の任意の
点Q3と、点Q5とにより縫製部分M1を決定し、この
縫製部分M1の曲率を求め、その曲率に対応して前記基
準位置を決定する。この甲被を送る下送り歯の送り量
は、縫製部分M1の布端から縫い代分隔てた位置の縫製
経路を想定し、その縫製経路の長さを縫製部分L1の針
数で割って求める。この作業を縫製部分毎に行ってメモ
リに記憶させるのである。
【0012】しかしながら、このデータ作成作業は作業
者が手計算で行うため煩雑であり、しかも加工布の布端
形状や、サイズが変化するたびに行わなければならいの
でデータ作成作業に要する時間がかかり、面倒であると
いう問題点が存在する。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、どの様な布端形状
を有する上下加工布に対しても縫い代を高精度に保持し
つつ、必要に応じていせ込みを行いながら縫い合わせる
ための縫製データ作成作業を短時間で実行し得、作業効
率を向上し得る布端制御機能付き縫合せ装置のための縫
製データ作成装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の布端制御機能付き縫合せ装置のため
の縫製データ作成装置は、上下加工布の布端の外形線デ
ータと、布端に沿って予め決定された縫合せ位置を示す
縫合せ位置データと、縫い代データと、縫いピッチデー
タとを記憶する記憶手段と、その記憶手段からのデータ
に基づき、一方の加工布の布端から縫い代分隔てた位置
に形成すべき縫い目形成線の針数を演算する第1の演算
手段と、前記記憶手段からのデータに基づき、前記一方
の加工布の縫合せ位置間の距離関連値と、その縫合せ位
置に対応する他方の加工布の縫合せ位置間の縫合せ距離
とを演算し、両値に基づいて前記相対送り量変更データ
を演算する第2の演算手段と、前記記憶手段からのデー
タに基づき、上下加工布の布端の縫製位置に応じた前記
基準位置をそれぞれ演算する第3の演算手段と、前記第
1乃至第3演算手段により演算された針数データと相対
送り量変更データと基準位置データとを縫製データとし
て記憶する縫製データ記憶手段とを備えている。
【0015】また、請求項2に記載の布端制御機能付き
縫合せ装置のための縫製データ作成装置は、前記構成に
加え、前記加工布の布端の外形形状を読み取り、外形線
データとして前記記憶手段に記憶させる外形線読み取り
手段を更に備えている。
【0016】
【作用】上記の構成を有する請求項1に記載の発明にお
いては、記憶手段が上下加工布の布端の外形線データ
と、布端に沿って予め決定された縫合せ位置を示す縫合
せ位置データと、縫い代データと、縫いピッチデータと
を記憶しており、第1の演算手段が前記記憶手段からの
データに基づき、一方の加工布の布端から縫い代分隔て
た位置に形成すべき縫い目形成線の針数を演算する。
【0017】第2の演算手段は前記記憶手段からのデー
タに基づき、前記一方の加工布の縫合せ位置間の距離関
連値と、その縫合せ位置に対応する他方の加工布の縫合
せ位置間の縫合せ距離とを演算し、両値に基づいて前記
相対送り量変更データを演算する。この相対送り量変更
データは上下加工布の各々の送り量を直接指定するもの
であっても良いし、一方の送り量に対する他方の送り量
の増減値を指定するものであっても良いし、その両方で
あっても良い。また、前記距離関連値は前記一方の加工
布の縫合せ位置間を縫製する針数であってもよいし、そ
の縫い長さであっても良い。
【0018】また、第3の演算手段は前記記憶手段から
のデータに基づき、上下加工布の布端の縫製位置に応じ
た前記基準位置をそれぞれ演算する。この様にして演算
された針数データと相対送り量変更データと基準位置デ
ータとを縫製データとして縫製データ記憶手段が記憶す
る。このため、記憶手段に上下加工布の布端の外形線デ
ータと、布端に沿って予め決定された縫合せ位置を示す
縫合せ位置データと、縫い代データと、縫いピッチデー
タとを記憶させるだけで面倒な基準位置と針数と相対送
り量変更値の演算が自動的に行われることになる。
【0019】また、請求項2に記載の発明においては、
外形線読み取り手段が縫製すべき加工布の布端形状を読
み取り、その外形線データを前記記憶手段に記憶させる
ので加工布の布端形状が新たなものとなった時に、加工
布(または型紙)さえあれば容易に縫製データ作成が可
能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を縫製データ作成装置を備えた
布端制御機能付き縫合せ装置として具体化した一実施例
を図面を参照して説明する。そして、縫合せ作業として
は、靴の中底と甲被とを縫合せる中底縫いの場合につい
て説明する。中底縫いの場合、甲被の上に中底をセット
して縫合せ、つま先部の縫合せ時には、甲被側にいせ込
みを施して縫合体を立体形状に仕上げるのである。
【0021】まず初めに、縫合せ装置の機械的な構成に
ついて説明する。
【0022】ミシンは上布(中底)UWと下布(甲被)
DWとを、押え足5と下送り歯6と上送り歯7とによっ
て送るタイプの上下差動ミシンであり、下送り歯6の1
針毎の送り量をリニアソレノイド70の駆動量を制御し
て変更し、上送り歯7の1針毎の送り量を上送り調節用
パルスモータ71の駆動量を制御して変更可能なもので
ある。そのミシンの上下往復動される針18よりも布送
り方向上流側(布送り込み側)には、受け板12が上下
動可能に配設されている。上布UWは受け板12に載置
され、後述の上布移動装置32により布送り方向に直交
する方向(左右方向)に移動される。下布DWは針板2
6,滑り板56により構成されるミシンのベッド面と受
け板12との間に挿入され、後述の下布移動装置46に
より布送り方向に直交する方向(左右方向)に移動され
る。
【0023】上布移動装置32は、図1に示すように、
揺動アーム34が、上布UWを左右方向に移動するため
の上布移動用モータ36の駆動軸を中心に揺動可能に設
けられており、揺動アーム34の先端部分には、上布送
りローラ38が回転可能に枢支されている。また、揺動
アーム34には、アーム回動用シリンダ40の可動部が
回動可能に連結されている。更に、上布送りローラ38
と上布移動用モータ36の駆動軸に固着されたタイミン
グプーリ42aとの間にタイミングベルト44aが張架
されている。
【0024】従って、アーム回動用シリンダ40により
揺動アーム34を回動させて上布UWを前記受け板12
と上布送りローラ38とにより挟持した状態で、上布移
動用モータ36を正転駆動または逆転駆動させることに
より、タイミングプーリ42a、タイミングベルト44
aを介して上布送りローラ38が正転または逆転され、
上布UWが左方または右方に移動される。
【0025】また、下布移動装置46は、下布DWを左
右方向に移動するための下布移動用モータ48が支持プ
レート50に固着されるとともに、支持プレート50の
上側部分には、下布送りローラ52が回転可能に枢支さ
れている。また、支持プレート50は、下布送りローラ
上下用シリンダ54の可動部に連結されており、下送り
ローラ52は、滑り板56の切欠き部を介して受け板1
2のすぐ下側に露出するまで上昇可能である。
【0026】更に、下布送りローラ52と下布移動用モ
ータ48の駆動軸に固着されたタイミングプーリ42b
との間にタイミングベルト44bが張架されている。
【0027】従って、下布送りローラ上下用シリンダ5
4により下布送りローラ52を上昇させて下布DWを前
記受け板12と下布送りローラ52とにより挟持した状
態で、下布移動用モータ48を正転駆動または逆転駆動
させることによりにより、下布DWが左方または右方に
移動される。
【0028】次に、上布UWの布端位置を検出するため
の上布検出器10について説明する。
【0029】上布検出器10は、図1〜図3に示すよう
に、後述の上布端検出センサ16と光ファイバー束とそ
れらを保持する取付ブロック14とから構成されてお
り、前記受け板12の上側に固定されている。この取付
ブロック14の左端部分には、上布UWをセットするた
めにその約半分が切りとられたセンサ収容部14aが形
成され、このセンサ収容部14a内に、プリズムからな
る上布端検出センサ16がその下部をセンサ収容部14
aの下側(受け板12の上面)に臨むように収容されて
いる。
【0030】即ち、上布端検出センサ16は縫い針18
よりも布送り方向Qの上流側に設けられている。この上
布端検出センサ16は、頂角を90度とする直角プリズ
ムである第1プリズム20aと第2プリズム22aとの
組合せで構成され、第1プリズム20aの1つの端面と
第2プリズム22aの1つの端面とが張り合わされ、第
2プリズム22aが布端と直交して配設されている。そ
して、第1プリズム20aの右端面(光線入力面)に
は、10本の光ファイバーA1−A10からなるファイ
バー群FAの先端面が一列状にそれぞれ接続されてい
る。更に、光ファイバーA1−A10の基端部側の投光
側分岐端には、発光ダイオードなどからなる10個の発
光素子OSU1−OSU10が設けられ、受光側分岐端
には、フォトトランジスタなどからなる10個の受光素
子ISU1−ISU10が設けられている。
【0031】従って、発光素子OSU1−OSU10の
各々から投射されたレーザ光などの検出光は、光ファイ
バーA1−A10を経て第1プリズム20aに入射され
て第2プリズム22a側に直角に全反射され、更に第2
プリズム22aで下側に直角に全反射され、第2プリズ
ム22aから下側に位置する上布UWまたは受け板12
に略直交する方向から投射される。
【0032】そして、上布UWまたは受け板12で反射
した反射光は、第2プリズム22aと第1プリズム20
aとでそれぞれ全反射されて投射の際と同一の光ファイ
バーA1−A10を経て受光素子ISU1−ISU10
でそれぞれ受光される。
【0033】即ち、第1プリズム20a,第2プリズム
22aを介して10本の光ファイバーA1−A10の先
端側から、上布UWの布端に交差するドツト列状に検出
光を投射し、その反射光から上布UWの布端位置を検出
可能になっている。ここで、受光素子ISU1−ISU
10で受光される受光量は、上布UWで反射したときの
受光量より受け板12で反射したときの受光量の方が大
きくなっている。
【0034】一方、下布DWの布端位置を検出するため
の下布検出器24について説明する。
【0035】下布検出器24は図1,図2,図4に示す
ように、針板26に形成された切欠き内に、取付ブロッ
ク28が収容されている。この取付ブロック28の左端
部分内に、プリズムからなる下布端検出センサ30がそ
の上部を取付ブロック28の上側(受け板12の下面)
に臨むように収容されている。即ち、下布端検出センサ
30は、前記上布端検出センサ16と略対向し且つ縫い
針18よりも布送り方向Qの上流側に設けられている。
【0036】この下布端検出センサ30は、上布端検出
センサ16と同様の構造であり、第1プリズム20aは
20bに、第2プリズム22aは22bに、10本の光
ファイバーA1−A10はB1−B10に、ファイバー
群FAはFBに、10個の発光素子OSU1−OSU1
0はOSD1−OSD10に、10個の受光素子ISU
1−ISU10はISD1−ISD10に相当するので
説明を省略する。
【0037】次に、縫合せ装置の電気的な構成について
説明する。
【0038】図5は、制御回路図を示すものであり、C
PU60には、入力インターフェース61,出力インタ
ーフェース62が接続されるとともに各種プログラムを
記憶しているROM63,データの一時記憶のためのR
AM64,上布UWと下布DWの各々の布端の外形線を
示す外形線データと上布と下布の布端上の縫合せ位置
(ノッチ位置)を示す縫合せ位置データとを記憶する布
端情報メモリ65,縫合せ時に使用される縫製データを
記憶する縫製データメモリ66がそれぞれ接続されてい
る。
【0039】更に、前記入力インターフェイス61に
は、前記受光素子ISU1−ISU10及びISD1−
ISD10が接続されるとともに、縫い代,縫い目ピッ
チ等のデータ入力用のテンキー67が接続され、上布U
Wと下布DWの各々の布端の外形線と縫合せ位置を入力
するため、座標読取用の区切り点指示スイッチ681と
ノッチ指示スイッチ682とを有するマウス683を備
えたタブレットボード68が接続されている。
【0040】また、前記出力インターフェース62に
は、前記上布端検出センサ16のための発光素子OSU
1−OSU10と、前記下布端検出センサ30のための
発光素子OSD1−OSD10がそれぞれ接続されてい
るとともに、前記上布移動用モータ36,前記アーム回
動用シリンダ40,前記下布移動用モータ48,前記下
布送りローラ上下用シリンダ54が駆動回路を介してそ
れぞれ接続されている。更に、その出力インターフェー
ス62には、前記下送り歯6の1針毎の送り量を制御す
るためのリニアソレノイド70,前記上送り歯7の1針
毎の送り量を制御するための上送り調節用パルスモータ
71,ミシンモータ72が駆動回路を介してそれぞれ接
続されている。
【0041】次に、この実施例の布端制御機能付き縫合
せ装置の作用について図6〜図12フローチャートに基
づいて説明する。
【0042】まず、縫製データの作成について、図13
(a),(b)の上布(中底)UWと下布(甲被)DW
の場合について説明する。
【0043】作業者は縫製データ作成モードキー(図示
せず)をオンすると、図7に示す縫製データ作成ルーチ
ンが有効化され、CPU60はデータ入力ルーチンにて
縫い目ピッチと縫い代の入力処理を行う(ステップS
1,以下、単にS1で表す。他のステップについても同
じ)。テンキー67から所定の値が入力され、RAM6
4に記憶されると上布(中底)UWの外形線データの読
み取りを行う。
【0044】ここで、作業者は図13(a)の上布UW
(若しくはその型紙)をタブレットボード68の座標入
力面上に貼着し、マウス683を外形線上の任意の点に
移動させて区切り点指示スイッチ681またはノッチ指
示スイッチ682をオンすると、区切り点指示スイッチ
681のオン時にはタブレットボード68から指定され
た点の座標データとそのデータ種別として区切り点を示
すフラグデータが出力されるとともに、ノッチ指示スイ
ッチ682のオン時には指定された点の座標データとそ
のデータ種別としてノッチを示すフラグデータが出力さ
れる。
【0045】CPU60は、上布の読み取りが終了する
まで、タブレットボード68から座標データと種別デー
タとを順次読み込んで前記布端情報メモリ65に記憶さ
せる(S2:NO,S3)。この時、作業者は上布UW
の外形線は複合曲線状であるため、外形線を曲率半径の
同じ部分毎に分割して部分外形線S1〜S8とし、各部
分外経線の始点,中間点,終点を縫製開始点から順番に
マウスで指定する。
【0046】この部分外形線への分割に際しては、ノッ
チ位置が部分外形線の始点若しくは終点になるように分
割するものとし、ノッチ点の指定時には前記ノッチ指示
スイッチ682をオンし、ノッチ以外の点の指定時には
前記区切り点指示スイッチ681をオンするものとす
る。また、隣合う部分外経線の終点と始点は同じである
ため(例えば部分外経線S1,S2の場合は点P3が同
じである)、後続の部分外形線の始点の指定を省略する
こととする。つまり、上布UWの場合、点P1,P2・
・・P17の順にマウスで指定されて指定点毎に座標デ
ータと種別データとが記憶されていくのである。即ち、
点列データが本実施例では外形線データとして前記布端
情報メモリ65に記憶され、種別データが縫合せ位置デ
ータとして前記布端情報メモリ65に記憶されるのであ
る。
【0047】上布UWの外形線の読み取りが終了すると
(S2:YES)、CPU60は下布DWの外形線読み
取りを行う。前述と同様に、作業者は下布DW(若しく
はその型紙)をタブレットボード68の座標入力面上に
貼着し、布端の外形線を部分外形線に分割し、その始
点,中点,終点をしめす点Q1,Q2・・・Q17をマ
ウス683で順次指定することにより、点列データが外
形線データとして前記布端情報メモリ65に記憶され、
種別データが縫合せ位置データとして前記布端情報メモ
リ65に記憶される(S4:NO、S5)。
【0048】下布DWの外形線の読み取りが終了すると
(S4:YES)、CPU60はデータ入力ルーチンを
終了して、上布UWの縫製データ作成処理を行う。
【0049】まず、上布の縫製区間カウンタkを1にセ
ットし、同じくカウンタiを1にセットする(S1
0)。この後に、布端情報メモリ65から点P(i),
点P(i+1),点P(i+2)の座標データをそれぞ
れ読み出し(S11)、その3点を通る円弧曲線とその
半径を演算する。即ち、部分外形線S(k)が演算され
る(S12)。
【0050】次に、CPU60は演算した円弧曲線が縫
製時にアウトカーブとなるのか、或いはインカーブとな
るのかを判別する(S13)。これは、通常の縫製が加
工布を左回り(反時計回り)に回転させて行われること
に鑑み、点P(i)から点P(i+1)に直線を描いた
時、点P(i+2)が直線のどちら側に位置するかによ
り判別が可能である。具体的には、点P(i)と点P
(i+1)と点P(i+2)とを、点P(i)を中心と
して回転し、点P(i+1)が点P(i)を通る鉛直線
上且つ点P(i)よりも下方に位置するように回転させ
た時(図14(a),(b)参照)、点P(i+2)が
鉛直線よりも左方に位置すればアウトカーブと判別し、
右方に位置すればインカーブと判別するのである。
【0051】ここで、本実施例における布端制御の基準
位置について説明する。
【0052】前述の通り、前記上布検出器10と下布検
出器24は針18よりも布送り方向の上流側に配置され
ており、各々の第2プリズム22a,22bは針落下点
から距離Lだけ隔てて布送り方向Qに直交する方向に延
びている。上布UWの場合について説明すると、図15
に示すように、第2プリズム22aの中心線上に10個
のドット列状の検出点A’1〜A’10が配列されてお
り、その検出点A’1は光ファイバーA1による検出位
置に対応し、検出点A’10は光ファイバーA10によ
る検出位置に対応している。図15から明らかなよう
に、上布UWの布端形状が直線の場合に縫い代一定にな
るように布端制御するためには、検出点A’5上に布端
位置を合わせるように制御することになる。しかし、上
布UWの布端形状が曲線の場合には、その半径に応じて
布端を合わせるべき検出点の位置が異なる。図の場合に
は検出点A’7となる。半径が同じであっても、布端形
状がアウトカーブの場合とインカーブの場合とでは合わ
せるべき検出点の位置が異なる。
【0053】前記ROM63中には、図16に示すよう
に、アウトカーブの場合とインカーブの場合に分けて、
各種の半径Rに対応する検出点(基準位置ファイバー番
号)がそれぞれ記憶されている。尚、図16には上布の
基準位置データのみが示されているが、下布の基準位置
データについても前記ROM63中に同様に記憶されて
いる。
【0054】前記ステップS13の判別の結果、CPU
60は円弧曲線がアウトカーブの場合にはステップ14
にて円弧曲線の半径に対応するアウトカーブ用の基準位
置ファイバー番号をROM63から読出し、部分外形線
S(k)の基準位置F(k)として縫製データメモリ6
6の所定のエリアに記憶する。一方、円弧曲線がインカ
ーブの場合の場合にはステップS15にてインカーブ用
の基準位置ファイバー番号をROM63から読出し、部
分外形線S(k)の基準位置F(k)として縫製データ
メモリ66の所定のエリアに記憶する。
【0055】次に、円弧曲線(部分外形線)から縫い代
分隔てた位置に、その円弧曲線と相似形をなす縫製予定
線S’(k)を演算し(S16)、その縫製予定線S’
(k)の長さを求め、それを縫い目ピッチで割って針数
G(k)を演算して縫製データメモリ66の所定のエリ
アに記憶する(S17)。
【0056】そして、カウンタiの値が上布UWの外形
線データの点列データ数N以上になっているか否かを判
別し(S18)、NOの場合にはカウンタiに2を加算
するとともに縫製区間カウンタkをインクリメントして
前記ステップ11の処理に戻る。
【0057】例えば、上布UWの場合、点P1,点P
2,点P3に基づいて演算された部分外形線S(1)に
対して、基準位置F(1)がA7と記憶され、その縫製
予定線S’(1)の針数G(1)が20と記憶される。
点P3,点P4,点P5に基づいて演算された部分外形
線S(2)に対して、基準位置F(2)がA7と記憶さ
れ、その針数G(2)が20と記憶される。同様にし
て、部分外形線S(3)に対して、基準位置F(3)が
A8と記憶され、その針数G(3)が15と記憶され
る。このように、外形線データの点を3個ずつ読出して
順次基準位置と針数が演算されて縫製データメモリ66
に記憶されていくのである(図17参照)。
【0058】そして、前記ステップS18の判別がYE
Sとなった場合には、CPU60は下布DWの縫製デー
タ作成処理を行う。
【0059】前記ステップS10と同様に、下布の縫製
区間カウンタlを1にセットし、同じくカウンタjを1
にセット(S20)した後に、前記布端情報メモリ65
から点Q(j),点Q(j+1),点Q(j+2)の座
標データをそれぞれ読み出し(S21)、その3点を通
る円弧曲線とその半径を演算する。即ち、部分外形線T
(l)が演算される(S22)。
【0060】次に、CPU60は演算した円弧曲線が縫
製時にアウトカーブとなるのか、或いはインカーブとな
るのかを判別し(S23)、円弧曲線がアウトカーブの
場合にはステップS24にて円弧曲線の半径に対応する
アウトカーブ用の基準位置ファイバー番号をROM63
から読出し、部分外形線T(l)の基準位置f(l)と
して縫製データメモリ66の所定のエリアに記憶する。
一方、円弧曲線がインカーブの場合の場合にはステップ
S25にてインカーブ用の基準位置ファイバー番号をR
OM63から読出し、部分外形線T(l)の基準位置f
(l)として縫製データメモリ66の所定のエリアに記
憶する。
【0061】次に、円弧曲線(部分外形線)から縫い代
分隔てた位置に、その円弧曲線と相似形をなす縫製予定
線T’(l)を演算して縫製データメモリ66の所定の
エリアに記憶し(S26)、カウンタjの値が下布DW
の外形線データの点列データ数M以上になっているか否
かを判別し(S27)、NOの場合にはカウンタjに2
を加算するとともに縫製区間カウンタlをインクリメン
トして前記ステップ21の処理に戻る。
【0062】このため、点Q1,点Q2,点Q3のデー
タから部分外形線T1が演算され、その部分外形線T1
から下布の布端制御のための基準位置f(1)がB6と
演算されるとともに、縫製予定線T’1が演算される。
次の点Q3,点Q4,点Q5のデータからは同様にして
部分外形線T2,基準位置B6,縫製予定線T’2が演
算される。
【0063】この様にして、縫製区間8まで演算が行わ
れると、前記ステップS27がYESとなり、CPU6
0は、縫製区間毎の1針当たりの下送り量を演算する。
【0064】即ち、ノッチ間カウンタxを1にセットし
た後(S30)、前記布端情報メモリ65に記憶された
各点の種別データ(位置合せデータ)と縫製データメモ
リ66に記憶されたデータに基づき、上布の布端外形線
の第xノッチ間の縫製区間番号(この場合、2つの連番
となる)を求め、求めた縫製区間の針数の総和PP
(x)を演算し、その針数PP(x)をRAM64の所
定の領域に記憶させる(S31)。例えば、第1のノッ
チ間は縫製区間1と縫製区間2となり、その針数PP
(1)は40と演算される。
【0065】次に、CPU60は、前記布端情報メモリ
65に記憶された各点の種別データ(位置合せデータ)
と縫製データメモリ66に記憶されたデータに基づき、
下布の布端外形線の第xノッチ間の縫製区間番号を求
め、求めた縫製区間番号(l)の縫製予定線T’(l)
の長さの総和LL(x)を演算し、それをRAM64の
所定の領域に順次記憶させる(S32)。例えば、第1
のノッチ間は縫製区間1と縫製区間2となり、縫製予定
線T’1と縫製予定線T’2の長さの総和LL(1)が
記憶される。
【0066】次に、互いに対応する第xノッチ間の針数
PP(x)と長さLL(x)とを前記RAM64から読
み出し、長さLL(x)を針数PP(x)で割ることに
より、下布の1針当たりの送り量を演算し、第xノッチ
間の縫製区間(l)の下送り量FF(x)として前記縫
製データメモリ66の所定の領域に記憶させる(S3
3)。例えば、第1のノッチ間の下送り量は、長さLL
(1)/針数PP(1)で求められ、縫製区間1,2の
下送り量FF(1)として記憶される。
【0067】そして、CPU60は、全ノッチ間につい
て演算が終了していない時には、ノッチ間カウンタxを
インクリメントして前記ステップS31の処理に戻る
(S34:NO,S35)。こうして順次下送り量が求
められていき、第1〜第4ノッチ間に対して下布送り量
FF(1)〜FF(4)がそれぞれ求められると、前記
ステップS34がYESとなり、CPU60は縫製デー
タ作成ルーチンの処理を終了して待機状態になる。
【0068】この後、作業者が上布(中底)UWと下布
(甲被)DWとをセットしてスタートスイッチをオンす
ると、CPU60は布端制御,縫合せルーチン(図1
0)を開始する。
【0069】即ち、ミシンモータ72を駆動するととも
に(S60)、針数カウンタCをリセットし(S6
1)、縫いピッチデータを読み出して前記上送り調節用
パルスモータ71を駆動制御し(S62)、針布一致タ
イミングを待つ(S63)。この一致タイミングになる
たびに、針数カウンタCのインクリメント(S64)、
針数カウンタCの値に対応する縫製区間番号の読み出し
及び、縫製区間番号に対応する下送り量FF(x)の読
み出し及びその下送り量FF(x)になるように前記リ
ニアソレノイド70の駆動制御(S65)、縫製終了判
別(S66)、上布布端検出ルーチン(S67)、上布
ズレ量演算ルーチン(S68)、そのズレ量を解消する
ための上布移動用モータ36の駆動(S69)、下布布
端検出ルーチン(S70)、下布ズレ量演算ルーチン
(S71)、そのズレ量を解消するための下布移動用モ
ータ48の駆動(S72)が繰り返し実行される。
【0070】前記上布布端検出ルーチン(S67)が実
行されると、光ファイバーカウンタのカウント値eとし
て初期値1がセットされ(S100)、このカウント値
eで指示する上布用発光素子OSUeが点灯される(S
101)。上布用発光素子OSUeから投射された検出
光は、上布用発光素子OSUeに対応する光ファイバー
Ae,プリズム20a,22aを通って上布UWまたは
受け板12で反射され、再び光ファイバーAeを通って
上布用受光素子ISUeに受光される。
【0071】この上布用受光素子ISUeの受光量rを
演算し(S102)、その値が所定のしきい値Kよりも
大きいときは、この光ファイバー(検出点)に対応して
上布UWが存在しないことになり、カウント値eをパラ
メータとするファイバーフラグEE(e)がセット
(「1」)される(S103:YES,S104)。一
方、前記受光量rがしきい値Kよりも小さいときは、こ
の光ファイバー(検出点)に対応して上布UWが存在す
ることになり、カウント値eをパラメータとするファイ
バーフラグEE(e)がリセット(「0」)される(S
103:NO,S105)。
【0072】次に、前記ステップS101で点灯された
上布用発光素子OSUeが消灯され(S106)、光フ
ァイバーカウンタのカウント値eがインクリメントされ
(S107)、このカウント値eが上布光ファイバー数
A以下の時は(S108:NO)、ステップS101〜
S107が繰り返される。そして、全ての光ファイバー
Aeについて、上布UWの布端に交差するドット列状の
検出光を順次投射し、それらの受光量rが演算された時
には(S108:YES)、光ファイバー数と同数のフ
ァイバーフラグEE(e)のデータに基づいて、フラグ
データが「1」から「0」に変化した時の光ファイバー
番号Amが求められ(S109)、上布布端検出ルーチ
ンが終了し上布ズレ量演算ルーチン(S68)が開始さ
れる。
【0073】上布ズレ量演算ルーチン(S68)では、
CPU60は、縫製データメモリ66のデータと針数カ
ウンタcの値に基づき、現在どの縫製区間を縫製してい
るかを演算し、その区間番号kを求める(S110)。
そして、その区間番号kに対応する基準位置光ファイバ
ー番号Asを読出し(S111)、基準位置光ファイバ
ー番号Asと前記光ファイバー番号Amとの大小関係か
ら布端のズレ方向を判別し、番号Asと番号Amの差に
光ファイバーの直径を乗算する事によりズレ量を演算し
(S112)、このルーチンを終了する。
【0074】このズレ量とズレ方向に基づき前記上布移
動用モータ36が駆動されるのである。
【0075】この後、前記ステップS67,S68と同
様に下布布端検出ルーチンS70,下布ズレ量演算ルー
チンS71が実行され、下布のズレ量とズレ方向に基づ
いて下布移動用モータ48が駆動される。尚、下布布端
検出ルーチンS70,下布ズレ量演算ルーチンS71に
ついては、前記ステップS67,S68と実質的に同一
であるのでその詳細な説明を省略する。
【0076】このようにして、1針毎に上布と下布のそ
れぞれに対し、布端位置が検出され、その時の縫製位置
に対応する布端制御の基準位置が決定され、基準位置に
対する布端位置のズレを解消するように上布移動用モー
タ36及び下布移動用モータ48が駆動制御されていく
とともに、下送り量が順次変更されて行き、前記ステッ
プS66にてYESとなると、ミシンモータを停止させ
て(S73)、布端制御,縫合せルーチンを終了する。
【0077】従って、布端形状が複合曲線状であって
も、常に布端から一定の距離(縫い代)を保って縫製す
ることができ、上布と下布のノッチを合わせた状態で
(いせ込みを行いながら)両者の縫合が容易に行われ
る。
【0078】そして、布端制御,縫合せのための縫製デ
ータの作成が、布端形状の曲率半径の変化を作業者が測
定し、曲率半径に対応した基準位置ファイバー番号と、
その縫製区間の針数を縫いピッチに応じて手計算により
求め、ノッチが合うように送り量も手計算により求める
という、従来面倒であったものから格段に容易なものと
なった。
【0079】尚、本発明は、前述の実施例に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種
々の変形が可能である。
【0080】例えば、上布下布の外形線データのインプ
ット作業については、タブレットボード68を使用する
換わりに、TVカメラ68’とCRTとライトペンとを
使用して上布UW,下布DWを撮像し、その画像データ
から布の外形線(複合曲線)を抽出し、それをCRTに
画像表示させるとともに、表示された外形線の縫製開始
側と終了側をライトペンで指定し、その外形線を微分す
ることにより曲率半径の変化する点を演算で求め、部分
外形線に自動的に分割し、それらをCRTに表示し、更
にライトペンでノッチ位置等をインプットすることによ
り点列データ(外形線データ)と縫合せ位置データを作
成するようにしても良い。この時は、撮像するだけで殆
どデータ作成が終了してしまい、正確な点列データを効
率よく作成することができる。
【0081】また、外形線データとして、点列データを
使用する換わりに、始点,終点,制御点からなるアウト
ラインデータとする事も可能である。
【0082】また、生地の自動裁断のための裁断データ
を外形線データとして転用することも可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明は、記憶手段に上下加工布の布端の外形線データ
と、布端に沿って予め決定された縫合せ位置を示す縫合
せ位置データと、縫い代データと、縫いピッチデータと
を記憶させると、第1の演算手段が前記記憶手段からの
データに基づき、一方の加工布の布端から縫い代分隔て
た位置に形成すべき縫い目形成線の針数を演算し、第2
の演算手段が前記記憶手段からのデータに基づき、前記
一方の加工布の縫合せ位置間の距離関連値と、その縫合
せ位置に対応する他方の加工布の縫合せ位置間の縫合せ
距離とを演算し、両値に基づいて前記相対送り量変更デ
ータを演算し、第3の演算手段が前記記憶手段からのデ
ータに基づき、上下加工布の布端の縫製位置に応じた前
記基準位置をそれぞれ演算し、縫製データ記憶手段が針
数データと相対送り量変更データと基準位置データとを
縫製データとして記憶するように構成されている。
【0084】このため、どの様な布端形状を有する上下
加工布に対しても縫い代を高精度に保持つつ、必要に応
じていせ込みを行いながら縫い合わせるための縫製デー
タ作成作業を短時間で実行し得、作業効率を向上し得る
という実用上大変優れた利点を有する。
【0085】また、前記加工布の布端の外形形状を読み
取り、外形線データとして前記記憶手段に記憶させる外
形線読み取り手段を更に備えることにより、加工布の布
端形状が新たなものとなった時に、加工布(または型
紙)さえあれば容易に縫製データ作成が可能となるとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】布端制御装置の全体を示す機構図である。
【図2】布端制御装置の針落下点近傍のみを示す側面図
である。
【図3】上布検出器10の構造を示す斜視図である。
【図4】下布検出器24の構造を示す斜視図である。
【図5】布端制御装置の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図6】データ入力ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】縫製データ作成ルーチンを示すフローチャート
である。
【図8】縫製データ作成ルーチンを示すフローチャート
である。
【図9】縫製データ作成ルーチンを示すフローチャート
である。
【図10】布端制御,縫合せルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図11】上布布端検出ルーチンを示すフローチャート
である。
【図12】上布ズレ量演算ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図13】(a)は上布UWの外形線データ及び部分外
形線,縫製予定線,縫合せ位置の説明図である。(b)
は下布DWの外形線データ及び部分外形線,縫製予定
線,縫合せ位置の説明図である。
【図14】部分外形線のアウトカーブ,インカーブの判
別方法の説明図である。
【図15】布端制御の基準位置の説明図である。
【図16】アウトカーブ,インカーブの場合についての
各半径値に対応する基準位置ファイバー番号のメモリマ
ップを示す説明図である。
【図17】縫製データメモリ66に記憶された内容のメ
モリマップを示す説明図である。
【符号の説明】
5 押え足 6 下送り歯 7 上送り歯 10 上布検出器 12 受け板 18 針 24 下布検出器 36 上布移動用モータ 48 下布移動用モータ 60 CPU 63 ROM 64 RAM 65 布端情報メモリ 66 縫製データメモリ 67 テンキー 68 タブレットボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤羽 浩一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下加工布の布端をそれぞれ検出し、各
    々の布端を所定の基準位置へ移動させる布端制御を縫製
    中繰り返すとともに、縫製データに基づいて前記基準位
    置を縫製中に変更し、前記縫製データに従って前記上下
    加工布の間の相対送り量を変更する布端制御機能付き縫
    合せ装置のための縫製データ作成装置であって、 その縫製データ作成装置は、 前記上下加工布の布端の外形線データと、布端に沿って
    予め決定された縫合せ位置を示す縫合せ位置データと、
    縫い代データと、縫いピッチデータとを記憶する記憶手
    段と、 その記憶手段からのデータに基づき、一方の加工布の布
    端から縫い代分隔てた位置に形成すべき縫い目形成線の
    針数を演算する第1の演算手段と、 前記記憶手段からのデータに基づき、前記一方の加工布
    の縫合せ位置間の距離関連値と、その縫合せ位置に対応
    する他方の加工布の縫合せ位置間の縫合せ距離とを演算
    し、両値に基づいて前記相対送り量変更データを演算す
    る第2の演算手段と、 前記記憶手段からのデータに基づき、上下加工布の布端
    の縫製位置に応じた前記基準位置をそれぞれ演算する第
    3の演算手段と、 前記第1乃至第3演算手段により演算された針数データ
    と相対送り量変更データと基準位置データとを縫製デー
    タとして記憶する縫製データ記憶手段とを備えているこ
    とを特徴とする布端制御機能付き縫合せ装置のための縫
    製データ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記加工布の布端の外形形状を読み取
    り、外形線データとして前記記憶手段に記憶させる外形
    線読み取り手段を更に含むことを特徴とする請求項1に
    記載の布端制御機能付き縫合せ装置のための縫製データ
    作成装置。
JP17441293A 1993-07-14 1993-07-14 布端制御機能付き縫合せ装置のための縫製データ作成装置 Pending JPH0724164A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021108856A (ja) * 2020-01-09 2021-08-02 トヨタ紡織株式会社 縫製装置
JP2024053993A (ja) * 2022-10-04 2024-04-16 オムロン株式会社 縫製システム、制御装置、制御方法、制御プログラム、非一時的記憶媒体、及び縫製物製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021108856A (ja) * 2020-01-09 2021-08-02 トヨタ紡織株式会社 縫製装置
JP2024053993A (ja) * 2022-10-04 2024-04-16 オムロン株式会社 縫製システム、制御装置、制御方法、制御プログラム、非一時的記憶媒体、及び縫製物製造方法

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