JPH0724242A - 汚染空気浄化装置 - Google Patents

汚染空気浄化装置

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JPH0724242A
JPH0724242A JP5190902A JP19090293A JPH0724242A JP H0724242 A JPH0724242 A JP H0724242A JP 5190902 A JP5190902 A JP 5190902A JP 19090293 A JP19090293 A JP 19090293A JP H0724242 A JPH0724242 A JP H0724242A
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soil layer
layer
soil
air
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JP5190902A
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Shinichiro Sato
紳一郎 佐藤
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Fujita Corp
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微生物を繁殖させた土壌を最適な条件下にお
いて効率よく汚染空気の浄化を行える汚染空気浄化装置
を提供する。 【構成】 給水部21による透水層13への給水で土壌
層15の水分を調整すると共に、加熱部21のヒータ2
103による受皿2101内の水の加熱で土壌層15を
加熱しその温度を調整する構成とし、土壌層15をある
程度湿らせ且つある程度暖かくしてその温度及び湿度を
適度に保ち、微生物の繁殖した土壌層15を最適な条件
下におけるようにして、地下駐車場5から導いた汚染空
気が土壌層15を通過する際に、土壌層15のフィルタ
ーとしての物理的な作用による汚染空気中の汚染物質の
吸着や、土壌層15中の微生物による汚染物質の分解が
効率よく行われ、汚染空気の浄化が良好に行われるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や工場のボイラ
等から出る排気ガスで汚染された空気を浄化する場合に
好適な汚染空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地下駐車場や自動車専用トンネ
ル等では、自動車から排出される排気ガスが充満するた
め、換気装置等により内部の空気の換気が行われる。こ
のため、排気ガスで汚染された内部の汚染空気が大気中
に放出され、樹木等の外部環境を汚染する一因となって
いる。
【0003】また、ボイラ等の燃焼機関を有する工場で
は、法の定めにより、脱硫、脱硝の排ガス処理施設の設
置が義務付けられている。しかしながら、実際に工場で
行われる排ガス処理は、脱硫率90〜99%、脱硝率7
0〜90%程度であり、処理前の排気ガスが元来高濃度
であることを考えると、十分に脱硫、脱硝されていると
は言い難く、処理後の排気ガスは、樹木等の外部環境を
汚染するのに十分な濃度の汚染物質を依然として含んで
いる。
【0004】さらに、排気ガス中の窒素酸化物の除去に
ついては、乾式法の接触還元法や無接触還元法、或は湿
式の酸化吸収法等が一般に用いられるが、これらの方式
による処理プラントは、建設費やランニングコストが高
いため、十分な処理能力を得るためには相当のコストを
必要とし、その上、自動車等の移動する汚染空気の発生
源に設置することは技術的に困難である。
【0005】そこで、微生物を繁殖させた土壌を用い、
汚染空気中の有害物質を土壌の粒子に付着させたり微生
物で無害な物質に分解させることで、大量の汚染空気を
低コストで浄化することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】微生物を繁殖させた土
壌を用いて汚染空気を浄化するに当たっては、有害物質
の土壌粒子への付着や、微生物による有害物質の吸収が
促進される環境を整えることが、浄化効率を高める上で
重要であり、そのためには、土壌をある程度湿らせてお
いたり、土壌をある程度暖かくしておくことが望まし
い。本発明は上述の点に着目してなされたもので、本発
明の目的は、微生物を繁殖させた土壌を最適な条件下に
おいて効率よく汚染空気の浄化を行える汚染空気浄化装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、容器と、前記容器に収容され微生物が繁殖
可能で空気の流動を可能とした土壌層と、前記容器に収
容され空気及び水の流動を可能とした透水層と、前記透
水層から前記土壌層に亘って空気を通過させる空気流動
手段と、前記透水層に水を供給する給水手段とを備える
ことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記土壌層を加熱する加
熱手段をさらに備えるものとした。さらに、本発明は、
前記透水層は前記土壌層の下方に配設され、前記加熱手
段は、前記透水層の下方に配設された水の受皿と、該受
皿内の水を加熱し温暖な水蒸気を生成するヒータと、該
温暖な水蒸気を前記土壌層に導入する導入管とで構成さ
れているものとした。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による汚染空気浄化装置
の概略構成を示す説明図である。図1において全体符号
1で示す本実施例の汚染空気浄化装置は、20台前後の
自動車3が常時出入りする地下駐車場5内の汚染空気
(図示せず)を浄化するもので、地下駐車場5を有する
建物7の近傍に設けられた造園植栽地9を利用して形成
されている。
【0010】汚染空気浄化装置1は、容器11、透水層
13、土壌層15、エアポンプ17、給水部19、及び
加熱部21を備える。容器11は上方に開口(本実施例
では面積略々21m2 )して形成され、内部の所定の高
さ箇所には、5mm目のステンレス製網からなる金属メ
ッシュ1101が張設され、この金属メッシュ1101
の下方にチャンバ1103が形成されている。
【0011】透水層13は、粒径2cm程度の砂利を2
0cmの厚さに敷き詰めて形成され、容器11の内部に
収容されて金属メッシュ1101上に敷設されている。
土壌層15は、微生物が繁殖できるような土、例えば黒
ボク、ピートモス、パーライトを3:1:1の容積比と
して空隙率を高め、これに若干量の腐葉土と堆肥を肥料
として混合したものを、50cmの厚さに敷き詰めて形
成され、容器11の内部に収容されて透水層13上に敷
設されている。
【0012】黒ボクは、土壌層15の主構成物で土壌微
生物を豊富に含んでいる。ピートモスは土壌有機物を増
大させるために用いられ、パーライトは空隙率を高め透
水性や通気性をよくするために用いられている。尚、土
壌層15には複数の樹木23が植えられ、これら容器1
1、透水層13、土壌層15、及び樹木23で造園植栽
地9を構成している。エアポンプ17(空気流動手段に
相当)は、排気管1701を介して地下駐車場5内の汚
染空気を容器11のチャンバ1103に送り込むもので
ある。
【0013】給水部19(給水手段に相当)は、給水タ
ンク1901、給水管1903、給水ポンプ1905、
及びオーバーフロー管1907を備える。給水タンク1
901は水道に直結され水が貯留されている。給水タン
ク1901の内部の水位は、不図示のボールタップ等に
より一定に保たれている。給水管1903は、給水タン
ク1901から容器11にかけて配設され、容器11側
の先端1909は透水層13の上端にその全体に亘って
延在し、該透水層13の上端に延在する給水管1903
の先端1909部分には、一定間隔毎に排水口1911
が透水層13に向けて設けられている。
【0014】給水ポンプ1905は、給水タンク190
1と容器11との間の給水管1903箇所に介設され、
不図示のタイマ等により一定時間毎に駆動されて、給水
タンク1901内の一定量の水を、給水管1903を介
して透水層13に供給する。オーバーフロー管1907
は、容器11のチャンバ1103の上下方向中間箇所か
ら給水タンク1901にかけて配設され、給水タンク1
901内に上方から挿通されたオーバーフロー管190
7の先端1913は、給水タンク1901内の水面下2
00mmに水没している。これにより、チャンバ110
3内の静圧は200mmAqに保たれ、それ以上の静圧
となると、チャンバ1103内の空気がオーバーフロー
管1907を通じて給水タンク1901にリリースされ
る。
【0015】加熱部21(加熱手段に相当)は、オーバ
ーフロー管1907が接続されたチャンバ1103箇所
より下部側の容器部分で構成される受皿2101と、該
受皿2101に配設されたヒータ2103と、前記チャ
ンバ1103箇所より上部側の容器部分で構成される導
入管2105とを備える。
【0016】受皿2101には、透水層13内から金属
メッシュ1101を通って流れ出た水が貯留され、受皿
2101を溢れた水はオーバーフロー管1907を通じ
て給水タンク1901にリリースされる。ヒータ210
3は受皿2101内の水を加熱する。ヒータ2103に
よる受皿2101内の水の加熱温度は不図示のサーモス
タットで制御され、本実施例では常時35°Cに調温さ
れる。導入管2105は、ヒータ2103による加熱で
生成された水蒸気(図示せず)を、金属メッシュ110
1及び透水層13を通じて土壌層15に導入する。
【0017】次に、上述のように構成された本実施例の
汚染空気浄化装置1の動作と土壌層15による空気浄化
作用について説明する。エアポンプ17により排気管1
701を介して地下駐車場5内の汚染空気が容器11の
チャンバ1103に送り込まれると、チャンバ1103
内の静圧が200mmAqを上回らない限り、その汚染
空気が金属メッシュ1101及び透水層13を通じて土
壌層15に導入される。
【0018】汚染空気が土壌層15を通過する際には、
土壌層15のフィルターとしての物理的な作用により、
汚染空気中の粉塵の捕捉や、メタン等の炭化水素ガス等
の不純成分の吸着が行われる。また、土壌層15中の微
生物により、不純成分等、汚染物質の分解が行われる。
具体的には、土壌層15の表面や、或は土壌層15の内
部で空気が流動する部分には、好気性微生物が繁殖し、
土壌層15の内部で空気が流動しない部分には、嫌気性
微生物が繁殖し、これら微生物の菌体内で前記汚染空気
が消費されたり呼吸で使われる等することで、例えば、
一酸化炭素は主に二酸化炭素に変化され、メタンガスは
主に二酸化炭素と水に分解される等して、汚染空気中の
種々の汚染物質が除去される。
【0019】ところで、透水層13には、給水ポンプ1
905により給水タンク1901内の水が給水管190
3を介して一定時間毎に一定量ずつ、全体に亘り万遍な
く供給され、これにより、透水層13は常に一定の湿度
に保たれている。従って、透水層13を通過する際に汚
染空気は、透水層13に含まれる水分を吸収して湿気を
適度に含んだ状態となり、汚染空気が土壌層15を通過
する際には、土壌層15の含む水分は汚染空気に吸収さ
れない。このため、土壌層15の乾燥が防がれ、また、
土壌層15の水分の気化により汚染空気に潜熱が奪われ
土壌層15の温度が下がることが防がれて、土壌層15
の湿度及び温度が適度に保たれ、微生物の繁殖した土壌
層15が最適な条件下におかれて、汚染空気の浄化が効
率よく行われる。
【0020】さらに、給水ポンプ1905により透水層
13内に供給された水は、その自重により、透水層13
乃至金属メッシュ1101を通りチャンバ1103に滴
下され、受皿2101に溜る。受皿2101に溜った水
はヒータ2103により加熱され、この加熱により温暖
な水蒸気が生成され、生成された温暖な水蒸気が、導入
管2105、金属メッシュ1101、及び透水層13を
通じて土壌層15に導入される。この温暖な水蒸気によ
り土壌層1501が加熱され、上述した乾燥の防止によ
る温度の低下防止とあいまって、土壌層15の温度が適
度に保たれ、微生物の繁殖した土壌層15が最適な条件
下におかれて、汚染空気の浄化が効率よく行われる。
【0021】以上のような動作及び作用の汚染空気浄化
装置1を、地下駐車場5内の汚染空気中の一酸化炭素及
び二酸化窒素を除去対象に100日間運転したところ、
平均除去率は一酸化炭素で約90%、二酸化窒素で約8
0%であった。また、本実施例の汚染空気浄化装置1は
造園植栽地9を利用して構成したため、降雨時に一時的
にチャンバ1103内の静圧が上昇したが、それでも2
00mmAq以上にはならなかった。尚、連続運転後1
00日目に、チャンバ1103内の汚染空気(イニシャ
ルガス)と、土壌層15の通過後の空気(ファイナルガ
ス)とについて、一酸化炭素濃度及び二酸化窒素濃度を
朝8時から夜7時まで連続的にそれぞれ計測したとこ
ろ、図2及び図3の線図に示すように、地下駐車場5内
の汚染空気中の一酸化炭素及び二酸化窒素が略々除去さ
れるという良好な結果が得られた。
【0022】このように、本実施例の汚染空気浄化装置
1では、給水部21による透水層13への給水で土壌層
15の水分を調整すると共に、加熱部21のヒータ21
03による受皿2101内の水の加熱で土壌層15を加
熱しその温度を調整する構成としたので、土壌層15を
ある程度湿らせ且つある程度暖かくしてその温度及び湿
度を適度に保つことができ、微生物の繁殖した土壌層1
5を最適な条件下において、効率よく汚染空気の浄化を
行わせることができる。
【0023】尚、本実施例では、温暖な水蒸気を生成し
て土壌層15を間接的に加熱する加熱部21を設けた
が、この加熱部21は省略してもよく、或は、加熱部2
1に代えて、例えば土壌層15内や該土壌層15が接す
る容器11の内壁にヒータを設け、土壌層15を直接加
熱してもよい。また、透水層13及び土壌層15の構成
及び構成物の比率は、汚染空気浄化装置1を設置する環
境の条件等に応じて適宜変更してもよい。さらに、土壌
層15に植えた樹木23は省略してもよいが、土壌層1
5中の微生物の活性化を図る点からすれば、植えておく
ほうか望ましい。
【0024】そして、本実施例では、地下駐車場5内の
汚染空気中の一酸化炭素及び二酸化窒素を除去対象にし
た汚染空気浄化装置1について説明したが、本発明は、
自動車専用トンネルからの排気ガスや、ボイラ等の燃焼
機関を有する工場に設置された排ガス処理施設から排出
される脱硫、脱硝処理後の排気ガス等、種々の排気ガス
中の様々な有害物質の除去に適用できることは言うまで
もない。
【0025】[実験例]次に、汚染空気浄化装置1に沿
って構成した実験装置を用いて行った汚染空気の浄化実
験の結果について述べる。図4は本実験に使用した実験
用の汚染空気浄化装置とその周辺装置の構成を示す説明
図である。尚、図4の実験用の汚染空気浄化装置におい
て図1の汚染空気浄化装置1と同一の構成要素には、図
1で付したものと同一の引用符号を付し、その説明を省
略する。
【0026】図4の実験用の汚染空気浄化装置1は、容
器11を内径36cm、高さ100cmのアクリル製円
筒の上端及び下端にアクリル製円板を溶着して構成し、
土壌層15の上端箇所と金属メッシュ1101の下側箇
所との2箇所で、図5に示すように3つの容器部分11
07に分割可能とし、それら容器部分1107をフラン
ジ1109により接続している。金属メッシュ1101
には3mm目のステンレス製網を用い、透水層13は粒
径1cm程度の砂利を10cmの厚さに敷き詰めて形成
し、土壌層15は、黒ボク、ピートモス、パーライトを
3:1:1の容積比で混合したものを40cmの厚さに
敷き詰めて形成し、これら透水層13及び土壌層15を
図6に示すように中間の容器部分1107に収容して、
上側の容器部分1107内に上部チャンバ1111を画
成した。尚、土壌層15の構成及び各構成物の比率につ
いては、あらかじめ実験により透水性や通気性等を確認
した上で決定した。
【0027】排気管1701には、エアポンプ17から
大気を導入すると共に、一酸化炭素ボンベ25及び二酸
化窒素ボンベ27からそれぞれ一酸化炭素及び二酸化窒
素を導入し、それぞれの流量をマスフローコントローラ
29で制御して、擬似的な汚染空気を生成しチャンバ1
103に導入するものとした。また、給水部19の給水
タンク1901内の水位はボールタップ31で一定に保
ち、給水ポンプ1905の作動周期はタイマ33で制御
し、ヒータ2103による受皿2101内の水の加熱温
度はサーモスタット35で制御した。さらに、図7に示
すように給水タンク1901を容器11の下方に配し、
オーバーフロー管1907の先端1913を給水タンク
1901内の水面下200mmに水没させ、チャンバ1
103内の静圧を200mmAqに保つようにした。
【0028】そして、計測系として、チャンバ1103
に導入される擬似的な汚染空気の流量を計測するフロー
ト式流量計37を、エアポンプ17より下流側の排気管
1701箇所に介設し、土壌層15の水分(pf値)を
計測する土壌水分計39と、温度を計測する棒状温度計
41とを、土壌層15の上部に挿入すると共に、チャン
バ1103内の静圧を計測する静圧計43を、導入管2
105を構成する容器11部分に接続した。
【0029】実験条件としては、チャンバ1103内に
送り込まれる擬似的な汚染空気の流量を60リットル/
min、該擬似的な汚染空気中の一酸化炭素濃度(以
下、COイニシャルガス濃度と称する)を30.0pp
m、同じく二酸化窒素濃度(以下、NO2 イニシャルガ
ス濃度と称する)を0.80ppmとし、次の3つの系
について、一酸化炭素及び二酸化窒素を対象とした浄化
実験を行った。
【0030】 系(A):給水部19による透水層1
3への給水なし、加熱部21による受皿2101内の水
の加熱なし 系(B):給水部19による透水層13への給水あ
り(1時間につき5分間、約200ミリリットル)、加
熱部21による受皿2101内の水の加熱なし 系(C):給水部19による透水層13への給水あ
り(1時間につき5分間、約200ミリリットル)、加
熱部21による受皿2101内の水の加熱あり(水温3
5°)
【0031】以上3つの系についてそれぞれ20日間の
実験を行い、初日、5日目、10日目、15日目、及び
20日目の、土壌層15の水分(土壌水分)、土壌層1
5の温度(土壌温度)、上部チャンバ1111内の空気
中の一酸化炭素濃度(以下、COファイナルガス濃度と
称する)、同じく二酸化窒素濃度(以下、NO2 ファイ
ナルガス濃度と称する)、及び、チャンバ1103内の
静圧をそれぞれ測定したところ、図8乃至図10のよう
な結果が得られた。尚、図8は系(A)による実験結
果、図9は系(B)による実験結果、図10は系(C)
による実験結果をそれぞれ示す。
【0032】この実験結果によると、透水層13への給
水による土壌層15の水分調整及び受皿2101内の水
の加熱による土壌層15の加熱をいずれも行わない系
(A)では、20日後の一酸化炭素除去率は17%、二
酸化窒素除去率は15%である。これに対し、透水層1
3への給水による土壌層15の水分調整を行い受皿21
01内の水の加熱による土壌層15の加熱を行わない系
(B)では、20日後の一酸化炭素除去率は77%、二
酸化窒素除去率は66%であり、透水層13への給水に
よる土壌層15の水分調整及び受皿2101内の水の加
熱による土壌層15の加熱をいずれも行う系(C)で
は、20日後の一酸化炭素除去率は89%、二酸化窒素
除去率は85%であり、本発明が一酸化炭素及び二酸化
窒素の除去に有効であることが判明した。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、容
器と、前記容器に収容され微生物が繁殖可能で空気の流
動を可能とした土壌層と、前記容器に収容され空気及び
水の流動を可能とした透水層と、前記透水層から前記土
壌層に亘って空気を通過させる空気流動手段と、前記透
水層に水を供給する給水手段とを備える構成としたの
で、微生物を繁殖させた土壌を最適な条件下において効
率よく汚染空気の浄化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による汚染空気浄化装置の概
略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す汚染空気浄化装置の連続運転後10
0日目に計測したイニシャルガス中とファイナルガス中
との一酸化炭素濃度についての時間推移を示す線図であ
る。
【図3】図1に示す汚染空気浄化装置の連続運転後10
0日目に計測したイニシャルガス中とファイナルガス中
との二酸化窒素濃度についての時間推移を示す線図であ
る。
【図4】図1に示す汚染空気浄化装置に沿って構成した
実験用の汚染空気浄化装置とその周辺装置の構成を示す
説明図である。
【図5】図4の汚染空気浄化装置の容器の構成を示す説
明図である。
【図6】図4に示す汚染空気浄化装置の容器内の要部構
成を示す説明図である。
【図7】図4に示す汚染空気浄化装置の給水部の要部構
成を示す説明図である。
【図8】図4の汚染空気浄化装置を用い一酸化炭素及び
二酸化窒素を対象として行った系(A)の浄化実験結果
を示す図である。
【図9】図4の汚染空気浄化装置を用い一酸化炭素及び
二酸化窒素を対象として行った系(B)の浄化実験結果
を示す図である。
【図10】図4の汚染空気浄化装置を用い一酸化炭素及
び二酸化窒素を対象として行った系(C)の浄化実験結
果を示す図である。
【符号の説明】
1 汚染空気浄化装置 11 容器 13 透水層 15 土壌層 17 エアポンプ(空気流動手段) 19 給水部(給水手段) 21 加熱部(加熱手段) 2101 受皿 2103 ヒータ 2105 導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/81 53/62 F24F 3/16 6803−3L B01D 53/34 135 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、 前記容器に収容され微生物が繁殖可能で空気の流動を可
    能とした土壌層と、 前記容器に収容され空気及び水の流動を可能とした透水
    層と、 前記透水層から前記土壌層に亘って空気を通過させる空
    気流動手段と、 前記透水層に水を供給する給水手段と、 を備えることを特徴とする汚染空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記土壌層を加熱する加熱手段をさらに
    備える請求項1記載の汚染空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記透水層は前記土壌層の下方に配設さ
    れ、前記加熱手段は、前記透水層の下方に配設された水
    の受皿と、該受皿内の水を加熱し温暖な水蒸気を生成す
    るヒータと、該温暖な水蒸気を前記土壌層に導入する導
    入管とで構成されている請求項2記載の汚染空気浄化装
    置。
JP5190902A 1993-07-02 1993-07-02 汚染空気浄化装置 Pending JPH0724242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5190902A JPH0724242A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 汚染空気浄化装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966065A (en) * 1996-06-27 1999-10-12 Tdk Corporation Core for inductance elements and its production method
US6741154B2 (en) 2000-12-25 2004-05-25 Tdk Corporation Low-temperature burnt ferrite material and ferrite parts using the same
CN108211708A (zh) * 2018-03-21 2018-06-29 重庆交通大学 一种空气净化系统以及空气净化循环设备
WO2020114312A1 (en) * 2018-12-04 2020-06-11 Renaud Green Technology Limited Air purifying unit, air purifying device and air purifying assembly

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