JPH07242687A - メラニン生成阻害活性化合物 - Google Patents

メラニン生成阻害活性化合物

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JPH07242687A
JPH07242687A JP6054569A JP5456994A JPH07242687A JP H07242687 A JPH07242687 A JP H07242687A JP 6054569 A JP6054569 A JP 6054569A JP 5456994 A JP5456994 A JP 5456994A JP H07242687 A JPH07242687 A JP H07242687A
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JP
Japan
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compound
melanin
strain
inhibiting activity
cultured
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JP6054569A
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English (en)
Inventor
Hidemichi Akasaka
日出道 赤坂
Naomi Tanaka
直美 田中
Seiichi Yoshida
誠一 吉田
Shinya Yamamoto
信也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 トリコデルマ(Trichoderma)属
に属する1菌株が産生しうるイソニトリル系化合物およ
びそれを含んでなる美白剤。 【効果】 前記化合物は、優れた、メラニン生成放線菌
のメラニン生成阻害活性、マッシュルームチロシナーゼ
阻害活性およびB16メラノーマ培養細胞のメラニン生
成阻害活性を有し、化粧料、農薬、医薬の分野で有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メラニン生成阻害活性
化合物およびその美白剤、農薬、殺虫剤およびメラノー
マ治療剤としての用途に関する。より具体的には、この
化合物は、トリコデルマ(Trichoderma)7
4N7株を栄養培地で培養することによって得ることが
できる。
【0002】
【発明の背景】特開平2−145189号公報は、トリ
コデルマ・ハルチアヌム(Trichoderma
arzianum)3422株がマッシュルームのチロ
シナーゼに対して阻害活性を示す物質を産生することを
公表する。そしてこの物質は、数種の細菌に対して実質
的に抗菌活性を示さず、特に、化粧品の美白剤として有
効であることが明らかにされている。
【0003】しかしながら、その公報にも記載されるよ
うに、美白剤としての作用効果を特定物質が奏するに
は、ヒトの皮膚の着色原因となるメラニン色素の生成阻
害又は脱色作用をイン・ビボで効果的に発揮する必要が
ある。かかるメラニン色素の生成過程に関与する多様な
生化学的反応機序を考慮すると、強力なチロシナーゼ阻
害活性を有する化合物の提供は無論のこと、さらに多様
な生化学的作用を示す可能性のある化合物の提供も望ま
れるであろう。
【0004】したがって、本発明の目的は前記公報に記
載ものとは異なる種類のチロシナーゼ阻害活性を示し、
メラニンの生成を阻害する化合物を提供することにあ
る。
【0005】
【発明の構成】本発明者らは、メラニン産生放線菌であ
るストレプトマイセス・ビキニエンシス(Strept
omyces bikiniensis)NRRL B
−1049を用いたメラニン生成阻害剤のスクリーニン
グ法(K.Tomitaら、J.Antibiotic
s、43、12、1601−1605、1990参照)
によれば、特開平2-145189号公報と異なる化合
物が入手できる可能性があるとの観点から、各種の土壌
菌についてスクリーニングしてきた。
【0006】その結果、トリコデルマ属に属する一菌株
が強いメラニン生成阻害活性と共に強いチロシナーゼ阻
害活性をも有する化合物を産生することを見い出し本発
明に到った。
【0007】したがって、前記目的は、本発明による、
トリコデルマ(Trichoderma)74N7株が
産生しうるメラニン生成阻害活性化合物であって、
(A)IR分光法による主要な吸収帯(cm-1)が、約
3427、2926、2114.4、1736.7、16
31.1、1452.8、1380.6、1314.1、1
122.4、1066.7、1021.4、968.9、8
67.2、620.4、493.2、472.1にあり、
(B)1H-NMR法(溶媒D2O中、400MHz)に
よる主要な吸収帯(δ、ppm、外部基準TSP)が、
約1.38(3H,d)、1.52(3H,d)、2.9
8(1H,d-t)〜3.43(1H,d〜t)、2.9
8(1H,d〜t)〜4.17(1H,d〜t)、6.6
6(1H,t)にあり、(C)UV分光法(30%メタ
ノール)による極大吸収が、208nmにあり、そして
(D)FAB-MS法によるピーク(m/z)が(M+
H)+について、439、630.7;(M−H)-につ
いて、375、437、567、721であり、(E)
薄層クロマトグラフィー(Kieselgel 60F
254、メルク社製;展開溶媒:クロロホルム/メタノー
ル(10/1))にてRf値が0.37である、化合物
を提供することによって達成される。
【0008】また、本発明によれば、前記化合物を有効
成分として含んでなる美白剤も提供される。
【0009】前記化合物は上述の各種スペクトルデータ
よりイソニトリル系(R−N≡C)の化合物であるもの
と思われ、既知のイソニトリル系の抗生物質(例えば、
特開昭53−15345号公報参照)の類縁体と推定さ
れる。
【0010】前記化合物は、トリコデルマ属に属し、南
米ペルーのプカルパの半乾燥地帯の土壌から分離され、
本発明者らにより74N7株と命名された菌株を栄養培
地で培養し、培養物から適当な分離・精製手段により単
離できる。
【0011】この74N7株は、後述するその菌学的性
質と、RifaiのA REVISION OF TH
E GENUS TRICHODERMA、1969な
どに記載の事項とを照合するとトリコデルマ属に属する
一菌株であるものと判断されるので、上述のようにトリ
コデルマ(Trichoderma)74N4と命名し
た。また、この菌株は平成6年1月11日付で工業技術
院生命工学工業技術研究所に寄託され、FERM P-
14050で受託されている。
【0012】この寄託菌株の菌学的性質を以下に示す。
【0013】1.形態的性質 (1)ポテトデキストロース寒天培地 ポテトデキストロース寒天培地(極東製薬工業製)上で
の発育は速い。コロニーは急速に成長し、はじめ表面は
白色を呈し、まばらな菌糸のマツトを形成する。すぐに
羊毛状菌糸が伸長しコロニー表面を覆い中心部に近づく
に従ってもり上がる。コロニー中心部から分生子群が形
成し、始めは薄緑色になる。その後明るい緑色となり、
最後には暗緑色となる。分生子柄は気菌糸から分岐し、
さらに多数の側分岐を産生し、樹木状を呈する。従っ
て、コロニーは車輪状の幾分疎な芝生様コロニーにみえ
る。分生子は球形または類球形、淡緑色でその径は4.
0〜5.0μm×4.5〜5.0μmであり、分生子壁面
は滑らかである。
【0014】コロニーの表面は白色で色素の産生はな
い。
【0015】(2)麦芽エキス寒天培地 麦芽エキス寒天培地上での発育は速い。
【0016】気菌糸は長く8mm位伸び、培地前面を疎
に覆い、白色綿毛状コロニーを呈する。気菌糸から分生
子柄を生じ、胞子柄は車輪状に分岐する。その先端に短
い梗子を生じ、各梗子の先端から分生胞子を塊状に生じ
樹木状を呈する。分生胞子は球形または類球形、緑色で
その径は3.5〜4.5μm×4.5〜5.5μmであり、
分生子壁面は滑らかである。
【0017】従って、分生胞子の着生が進むとコロニー
中心部にリング状に緑色の分生胞子群が帯状に生ずる。
【0018】コロニー裏面は白色で色素の産生はない。
【0019】2.生育条件 pH:pH2〜pH9の広い範囲でよく生育する。特に
pH3〜pH6では非常によく生育し、酸性側を好む。
【0020】温度:20℃〜30℃でよく発育する。1
5℃での発育は幾分良く、10℃での発育は微弱であ
る。
【0021】一方、37℃でも発育は幾分良いが、45
℃では全く発育しない。
【0022】上記菌株は、トリコデルマ属に属する菌株
を通常培養することができる栄養培地で培養することに
よって、本発明の化合物を培養物中に蓄積することがで
きる。栄養培地としては、キシロース、アラビノース、
グルコース、マンノース、フルクトース、ガラクトー
ス、スクロース、セロビオース、トレハロース、マルト
ース、ラクトース又はスターチなどの炭素源約2〜10
%(重量%、以下同様)、硫酸アンモニウム、ポリペプ
トン、硝酸ナトリウム、パン酵母抽出物、ビール酵母抽
出物又はポテト抽出物などのチッ素源約0.1〜1%、
硫酸マグネシウムなどのマグネシウム源約0.01〜0.
05%、リン酸1水素カリウム、リン酸2水素カリウム
などのリンおよびカリウム源0.01〜0.1%、その他
硫酸第二鉄、塩化第二鉄、塩化ナトリウムなどの無機塩
約0.001〜0.005%を含有する培地を使用するこ
とができる。
【0023】本発明においては、菌株を培地に接種し、
空気のような酸素含有ガスを通気などの手段により導入
した好気的条件下で行うのが好ましい。また、培養は1
0℃乃至40℃、好ましくは20℃乃至35℃の温度で
2日乃至7日間行うのが適当である。
【0024】こうして得られる培養物から目的の化合物
を採取するには、培養物を遠心または濾過処理して菌体
を除き、次いで培養上澄または濾液を水と非混和性の有
機溶媒、例えば酢酸n-ブチル等で抽出処理し、有機相か
ら溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル活性炭等の吸着
クロマトグラフィーにかけ、必要によりゲル濾過処理、
分取用高性能液体クロマトグラフィー処理等を行えばよ
い。
【0025】こうして、単離された本発明の化合物は、
ストレプトマイセス・ビキニエンシスのメラニン生成を
強く阻害する活性を有すると同時に、マッシュルームの
産生するチロシナーゼも強く阻害する活性を有する。ま
た、この化合物を有効成分として含んでなる組成物は、
美白剤、その他農薬、殺虫剤およびメラノーマ治療剤と
して用いることができる。以下、美白剤を例にその製剤
について具体的に説明するが、当業者であれば他の剤の
組成についても、次の説明を参照することにより容易に
類推できるであろう。
【0026】本発明の美白剤は、その剤型により上記化
合物を所定量含める他に、化粧品、医薬品等に通常用い
られる各種成分を適宜含めることができる。これらの成
分としては、例えば、油分、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、界面活性剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘
剤、色材、皮膚栄養剤(酢酸トコフェロール、パントテ
ニールエチルエーテル、グリチルリチン酸塩)等が挙げ
られる。
【0027】本発明の剤型は任意であり、例えば化粧水
等の可溶化系、乳液またはクリーム等の乳化系、あるい
は軟膏または分散液などの剤型をとることができる。本
発明の美白剤には、上記化合物を総組成物重量基準で、
約0.01〜1.0重量%、好ましくは0.05〜0.1重
量%で含めることができる。こうして、所望の美白効
果、例えば顔などのしみの発生を防ぐことができ、また
既に生成しているしみの脱色に使用できる美白剤が提供
される。なお、本発明の化合物を農薬、殺虫剤またはメ
ラノーマ治療剤に使用する場合は、適宜用量を調節すれ
ばよい。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明の技術的範囲はこれらにより限定さ
れるものでない。
【0029】例1 (1)培養 PD寒天培地に保存したトリコデルマ(Trichod
erma)74N7株(FERM P-14050)
を、1cm×1cmの寒天のまま、CD培地(ツァペッ
クドックス培地、pH6.0)500mLを1000m
Lのバッフル付三角フラスコに入れて滅菌、冷却した培
地に接種し、28℃、120〜150rpmで7日間培
養して種母培養物を得た。
【0030】次に、50Lのジャーファーメンターを用
いて、CD培地20Lを滅菌後、種母培養した74N7
(500mL PD寒天培地(極東製薬工業製)/10
00mL三角フラスコ、74N7 1cm×1cmの寒
天毎接種、28°、120rpm、3日培養)500m
Lを接種し、28°、120rpm、0.5vvm、7
日間培養した。
【0031】なお、上記培地組成は次のとおりである。
【0032】 (2)精製 (1)で得られた発酵ブロスを濾過助剤(パーライト)
を用いて濾過し10L(pH5.03)の濾液を得た。
この濾液を酢酸n-ブチル10Lで抽出した。有機相か
ら溶媒を減圧留去し、次いで乾固物をクロロホルムに溶
解または分散させた。シリカゲル(ワコーゲル C−2
00)を充填したカラム(10mm×300mm)に試
料(約200mg)をのせ、クロロホルム/メタノール
が100/0(フラクションI)、200/1(フラク
ションII)、50/1(フラクションIII)10/1
(フラクションIV)、0/100(フラクションV)
の溶離溶媒各100mlで溶出し、蒸発乾固後各フラク
ションの重量とメラニン生成阻害活性を測定した。活性
はフラクションIIIに認められた。
【0033】シリカゲルクロマトグラフィー後の活性フ
ラクションを試料とし、Capcell Pak C18
(資生堂、4.6×250mm)カラムを用いて40%
メタノールで溶出させ、活性フラクションを分取した。
さらに同一カラムを用いて30%メタノールで溶出させ
活性ピークを分取した。検出はUV220nmで行っ
た。
【0034】こうして、白色粉末状の本発明の化合物が
得られた。この化合物は、バイオラッド社製のFTS-
40型IR分光光度計によりIR吸収スペクトルを、日
本電子製のJNM-EX400型のNMR測定機により1
H-NMR吸収スペクトルを測定したところ、上記のよ
うな主要吸収帯を示した。
【0035】この化合物は、下記例2の各試験で優れた
活性を示した。
【0036】例2 (1)メラニン生成阻害活性試験 上記の精製工程は下記のような放線菌を用いたメラニン
生成阻害活性試験によりモニターした。
【0037】指標菌として、メラニン生成放線菌である
ストレプトマイセス・ビキニエンシス(Strepto
myces bikiniensis)JCM 401
1(以下S.bikiniensisと略す)を用い
て、メラニン生成阻害活性試験を行った。
【0038】Tomitaら(前述)の方法によりS.
bikiniensisを保存用スラント(Papav
iza′s YDYA agar slant)に植菌
し、25℃で1週間培養した。十分に生育したS.bi
kiniensisを用いて、菌体を滅菌水に懸濁した
(1白金耳/mL)。硫酸銅(CuSO4・5H2O)を
0.1mg/l添加した下記チロシン寒天培地上に菌液
0.2mLを添加し、コンラージ棒で塗り広げた後乾燥
させた。シャーレにペーパーディスク(直径8mm)を
のせ、試料を50μLしみ込ませ、25℃で2日間培養
した後、メラニンの生成が阻害された結果生じたペーパ
ーディスク(直径8mm)のまわりの白色帯の直径を測
定した。なお、白色帯の直径が10mm以上になったサ
ンプルを陽性と判定した。また、菌体の生育が阻害され
た結果生じた生育阻止円の直径を測定し、抗菌活性を判
定した。
【0039】チロシン寒天培地の組成 グリセリン 15.0g L-チロシン 0.5g L-アスパラギン 1.0g K2HPO4 0.5g MgSO4 0.5g NaCl 0.5g FeSO4・7H2O 0.01g 酵母エキス 2.0g 微量塩液 1mL FeSO4・7H2O 0.1g MnCl2・4H2O 0.1g ZnSO4・7H2O 0.1g 蒸留水 100mL 寒天 15〜20g CuSO4・5H2O 0.1mg 蒸留水 1000mL pH 7.2〜7.4 (2)チロシナーゼ阻害活性試験試薬の調製 チロシナーゼ溶液(500Unit/mL) マッシュルームチロシナーゼ(2000Unit/m
g:SIGMA社製)10mgを精秤し、0.1Mリン
酸緩衝液(pH6.8)40mLに溶解する。
【0040】L-チロシン溶液 L-チロシン(和光純薬社製)0.0453gを精秤し、
0.1Mリン酸緩衝液(pH6.8)100mLに溶解す
る。
【0041】0.1Mリン酸緩衝液(pH6.8) 0.1M NaH2PO4 50.9mLと0.1M Na2
HPO4 49.1mLを混合し100mLとする。
【0042】使用機器 タイターテックツインリーダープラス(Type38
1:Flow Labolatories社製)試験方法 96穴プレートの各穴に0.1Mリン酸緩衝液(pH6.
8)を100μLずつ分注し、サンプル溶液を20μL
添加する。次にチロシナーゼ溶液を30μLずつ添加
し、ツインリーダーで492nmの吸光度を測定し、反
応0時間における吸光度の値をT0とする。その後、各
穴にL-チロシン溶液50μLを添加し37℃で60分
間反応させる。60分後、492nmにおける吸光度を
測定し、その値をTとする。コントロールとして、サン
プル溶液の代わりに0.1Mリン酸緩衝液(pH6.8)
20μLを用い、反応0時間における吸光度をC0とす
る。同様に、37℃で60分間反応させ、60分後に4
92nmにおける吸光度を測定し、その値をCとする。
チロシナーゼ阻害活性は、以下に示す等式で計算した。
なお、阻害活性70%以上のサンプルを陽性と判定し
た。
【0043】 チロシナーゼ阻害(抗チロシナーゼ)活性(%) =[1−(T−T0)/(C−C0)]×100 (3)B16メラノーマ培養細胞のメラニン生成抑制試
験 (i)細胞及び培養方法 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。B
16メラノーマ培養細胞は培養用シャーレ(直径35m
m)を用いて、10%FBS(牛胎児血清:Gener
al Scientific Laboratorie
s製)および、テオフィリン(0.09mg/mL)を
含むイーグルMEM培養(ニッスイ製薬製)中でCO2
インキュベーター(95%空気、5%二酸化炭素)内、
37℃の条件下で培養した。
【0044】(ii)試料添加 35mmシャーレに10万個の細胞を植込み、培養24
時間後に試料20μL添加した培地と交換し、さらに培
養を3日間続けた。細胞植込み4日後(薬剤添加3日
後)に、以下の方法で細胞を剥がして細胞数を測定した
後、メラニン量を測定した。
【0045】(iii)細胞数測定法 細胞数の測定は、0.25%トリプシン/PBS(宝酒
造製)溶液0.6mL及び、0.02%EDTA/PBS
溶液0.6mlにて細胞をシャーレから剥がし、10%
FBS添加イーグルMEM培地0.8mlを加えてトリ
プシンの作用を止め、50万〜100万細胞/mLの細
胞浮遊液を作り、血球計算盤にて細胞数を測定し、シャ
ーレ当たりの細胞数を算出した。
【0046】(iv)細胞中のメラニン量の測定方法 細胞中のメラニン量の測定は、Cilchrestらの
方法に準じ、マイクロプレートリーダー(BiO-RA
D:MODEL3550)を使用して行なった。(ii
i)の方法で細胞数を測定した後、細胞数を100万に
調節して1000rpmで10分間遠心分離し、冷凍庫
に保存した。メラニン量の測定に際しては、冷凍保存し
ておいた細胞を解凍し、風乾した後1NのNaOH溶液
0.4mLを加え100℃で30分間煮沸して溶解さ
せ、475nmの吸光度を測定した。以上の結果から溶
媒のみ添加の場合と比較して試料添加系での細胞増殖
率、細胞100万あたりのメラニン生成率、及びデッシ
ュ(dish)当たりのメラニン生成率(dishあたりの
細胞数と、細胞あたりのメラニン量から算出)を求め
た。
【0047】例3(製剤) クリーム状美白化粧料 組成 重量% (1)ステアリルアルコール 4.0 (2)ステアリン酸 5.0 (3)イソプロピルミルステート 18.0 (4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 (5)プロピレングリコール 10.0 (6)例1で得られた化合物 0.1 (7)水酸化ナトリウム 0.2 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (9)2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 (10)香料 適量 (11)精製水 残部製法 精製水にプロピレングリコールと水酸化ナトリウムと例
1で得られた化合物を加え、撹拌後加熱して70℃に保
つ(水相)。他の成分を撹拌混合し加熱溶解して70℃
に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終
わってからしばらくその温度に保ち、反応を起こさせ
る。その後ホモジナイザーで均一に乳化し、よくかき混
ぜながら30℃まで冷却しクリーム状美白化粧料を得
た。
【0048】このクリーム状美白化粧料は美白効果に優
れていた。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、強力な放線菌のメラニ
ン生成阻害活性とマッシュルームチロシナーゼ阻害活性
とを有する化合物が提供できる。かかる阻害活性からみ
て、本発明の化合物は美白剤、農薬、殺虫剤、メラノー
マ治療剤の有効成分として使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12P 1/02 C12R 1:885) (72)発明者 山本 信也 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリコデルマ(Trichoderm
    )74N7株が産生しうるメラニン生成阻害活性化合
    物であって、(A)IR分光法による主要な吸収帯(c
    -1)が、約3427、2926、2114.4、17
    36.7、1631.1、1452.8、1380.6、1
    314.1、1122.4、1066.7、1021.4、
    968.9、867.2、620.4、493.2、47
    2.1にあり、(B)1H-NMR法(溶媒D2O中、40
    0MHz)による主要な吸収帯(δ、ppm、外部基準
    TSP)が、約1.38、1.52、2.98〜3.43、
    2.98〜4.17、3.59、3.75、6.47、6.6
    6にあり、(C)UV分光法(30%メタノール)によ
    る極大吸収が、208nmにあり、(D)FAB-MS
    法によるピーク(m/z)が(M+H)+について、4
    39、630.7;(M−H)-について、375、43
    7、567、721であり、そして(E)薄層クロマト
    グラフィー(Kieselgel 60F254、メルク
    社製;展開溶媒:クロロホルム/メタノール(10/
    1))にてRf値が0.37である、前記化合物。
  2. 【請求項2】 有効成分として請求項1記載の化合物を
    含んでなる美白剤。
JP6054569A 1994-02-28 1994-02-28 メラニン生成阻害活性化合物 Withdrawn JPH07242687A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022239840A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17 日本曹達株式会社 植物保護能を有する微生物の保存

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