JPH07243708A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JPH07243708A
JPH07243708A JP3474494A JP3474494A JPH07243708A JP H07243708 A JPH07243708 A JP H07243708A JP 3474494 A JP3474494 A JP 3474494A JP 3474494 A JP3474494 A JP 3474494A JP H07243708 A JPH07243708 A JP H07243708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
air conditioner
refrigerant
oil
refrigerant compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3474494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Mori
雅弘 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3474494A priority Critical patent/JPH07243708A/ja
Publication of JPH07243708A publication Critical patent/JPH07243708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍サイクルの搭載スペースの増大や製品コ
ストの上昇を抑えながらも、コンプレッサが液溜め起動
してから充分なオイルが溜まるまでコンプレッサの作動
を継続して、コンプレッサの再起動時の摺動部の潤滑不
良や摩耗を防止することを可能にする。 【構成】 摺動部を自己潤滑するコンプレッサ24を有
する冷凍サイクル23と、コンプレッサ24をオフする
指示を与えるIGスイッチ74やA/Cスイッチ76
と、IGスイッチ74やA/Cスイッチ76の設定状態
に基づいてコンプレッサ24をオン、オフするCPU7
0と、コンプレッサ24が液溜め起動してから摺動部を
潤滑するのに充分な量のオイルが溜まるまでの時間が経
過するまで、IGスイッチ74やA/Cスイッチ76に
よるコンプレッサ24のオフ指示に拘らず、コンプレッ
サ24の作動を継続させる制御タイマー73とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和装置に関す
るもので、とくに冷媒圧縮機の潤滑不良を事前に防止す
ることが可能な車両用空気調和装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両用空気調和装置に
おいては、冷媒圧縮機がその他の冷凍機器に比べて熱容
量が大きく温度上昇が遅れるため、車両を一晩屋外に放
置するとガス冷媒が冷媒圧縮機内に移動して凝縮液化し
て冷媒圧縮機内に液冷媒が溜まる(所謂寝込み)。
【0003】なお、オイル溜めを有し、ピストン等の摺
動部を自己潤滑する冷媒圧縮機においては、車両を一晩
放置して内部に液冷媒が一杯に溜まっている状態で高速
回転起動(以降液溜め起動とも呼ぶ)すると、オイル溜
めのオイルが液冷媒と共に冷凍サイクル内に放出され、
オイル溜め内のオイル量が極端に減少して、摺動部の潤
滑を不利にする現象を引き起こす不具合があった。但
し、この場合、見掛け上コンプレッサ内のオイル量が一
時的に低下しても、冷凍サイクルからの帰還オイルがあ
るため、これにより摺動部の潤滑不良には至らない。こ
こで、コンプレッサの高速回転起動とは、40km/h
にて定常走行したときの回転速度(例えば1000rp
m)より高速で起動した場合を言う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、オイル量が
一時的に低下している状態で、コンプレッサの作動を停
止すると、コンプレッサを再起動した時には、コンプレ
ッサの摺動部を潤滑するのに必要な量のオイルが溜まっ
ておらず、摺動部の潤滑不良を引き起こすことになり、
摺動部が摩耗するという不具合に至る可能性があった。
このような不具合は、高速回転における液溜め起動後の
数分間の間にコンプレッサの作動を停止した時に発生す
るものであり、頻度的には稀であるが、潤滑不良に至る
確率が非常に高い。
【0005】そこで、従来より、液溜め起動自体を防止
する目的で、冷媒圧縮機の本起動前に冷媒圧縮機を瞬時
起動することにより冷媒圧縮機内より液冷媒を排出する
ようにした技術が知られている。ところが、この技術に
おいては、エンジン回転数等の起動条件に対する冷媒圧
縮機の瞬時起動時間が異なり、且つ不安定なため、一概
に運転パターンの設定ができず、採用することができな
い。
【0006】また、バルブを使い冷媒圧縮機を回路上閉
鎖することにより液溜り(寝込み)を防止するようにし
た技術も知られている。ところが、この技術において
は、冷凍サイクルにバルブを追加する必要があり、搭載
スペースおよび製品コストが上昇するという問題点があ
った。
【0007】この発明は、搭載スペースの増大や製品コ
ストの上昇を抑えながらも、冷媒圧縮機が液溜め起動し
てから充分な潤滑油が溜まるまで冷媒圧縮機の作動を継
続して、冷媒圧縮機の再起動時の潤滑不良や摩耗を防止
することが可能な空気調和装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、冷媒中に含
まれる潤滑油により潤滑される冷媒圧縮機を有する冷凍
サイクルと、前記冷媒圧縮機の作動停止を指示する指示
手段と、前記冷媒圧縮機の作動を開始してから、潤滑に
必要な量の潤滑油が前記冷媒圧縮機に帰還するまで、前
記指示手段の指示に拘らず前記冷媒圧縮機の作動を継続
させる制御手段とを備えた技術手段を採用した。
【0009】なお、前記冷媒圧縮機が、潤滑油が溜まる
油溜め、潤滑油により潤滑される摺動部、および前記油
溜め内の潤滑油を前記摺動部へ供給する供給手段を内蔵
するものであっても良い。また、前記制御手段が、電源
を投入した後の前記冷媒圧縮機の初回起動時から、潤滑
に必要な量の潤滑油が前記油溜め内に溜まるまで、前記
指示手段の指示に拘らず前記冷媒圧縮機の作動を継続さ
せるようにしても良い。
【0010】さらに、前記指示手段が、前記冷媒圧縮機
の作動および作動停止を手動操作により指示する手動操
作手段であっても良い。また、前記冷凍サイクルに、室
内に吹き出す空気を冷媒と熱交換して冷却する冷却手段
を設けたものにおいて、前記指示手段が、前記冷却手段
の冷却能力を検出する冷却能力検出手段を有し、この冷
却能力検出手段で検出した前記冷却手段の冷却能力に基
づいて前記冷媒圧縮機の作動および作動停止を指示する
ものであっても良い。
【0011】
【作用】この発明によれば、冷媒圧縮機の作動を開始し
てから、潤滑に必要な量の潤滑油が冷媒圧縮機に帰還す
るまで、指示手段による冷媒圧縮機の作動停止の指示に
拘らず冷媒圧縮機の作動を継続させるようにしている。
このため、冷媒圧縮機の作動が停止するときには、潤滑
に必要な量の潤滑油が冷媒圧縮機内に確保される。
【0012】
【実施例】つぎに、本発明の空気調和装置を車両用空気
調和装置、とくに自動車用オートエアコンに適用した実
施例に基づいて説明する。
【0013】〔第1実施例の構成〕図1ないし図6は本
発明の第1実施例を示し、図1は自動車用オートエアコ
ンの概略構成を示した図である。
【0014】自動車用オートエアコン1は、車室内に空
気を送るダクト2、このダクト2内において車室内に向
かう空気流を発生させるブロワ3、ダクト2内を流れる
空気を冷却するエバポレータ4、このエバポレータ4の
下流側の空気を加熱するヒータコア5、このヒータコア
5の入口側に回動自在に取り付けられたエアミックスダ
ンパ(以下A/Mダンパと略す)6、およびブロワ3の
風量、エバポレータ4の冷却能力、A/Mダンパ6のダ
ンパ開度等の各空調機器の作動状態を制御する電子制御
装置(以下ECUと呼ぶ)7を備える。
【0015】ダクト2は、車室内の前方側に配設されて
いる。そのダクト2の入口側には、内気導入口8および
外気導入口9の2つの導入口が設けられており、さらに
内気導入口8および外気導入口9の内側には内外気切替
ダンパ10が回動自在に取り付けられている。
【0016】内外気切替ダンパ10は、本例では板ダン
パが用いられ、サーボモータ11等の駆動手段によって
駆動されるもので、開閉することによって内外気モード
を内気導入口8より車室内空気(内気)を導入する内気
循環モード、外気導入口9より車室外空気(外気)を導
入する外気導入モード等に切り替える内外気モード切替
手段である。なお、板ダンパの代わりにフィルムダンパ
やスライドドア等を用いても良い。また、サーボモータ
11の代わりにステップモータ等のその他の駆動手段を
用いても良い。
【0017】また、ダクト2の出口側には、デフロスタ
吹出口12、フェイス吹出口13およびフット吹出口1
4の3つの吹出口が設けられており、さらにそれぞれの
吹出口の内側にはデフダンパ15、フェイスダンパ16
およびフットダンパ17が回動自在に取り付けられてい
る。
【0018】デフダンパ15、フェイスダンパ16およ
びフットダンパ17は、本例では板ダンパが用いられ、
それぞれサーボモータ18〜20等の駆動手段によって
駆動されるもので、開閉することによって吹出口モード
をフェイスモード、バイレベルモード、フットモード、
フットデフモード等に切り替える吹出口モード切替手段
である。なお、板ダンパの代わりにフィルムダンパやス
ライドドア等を用いても良い。また、サーボモータ18
〜20の代わりにステップモータ等のその他の駆動手段
を用いても良い。
【0019】ブロワ3は、ブロワ駆動回路21により印
加電圧が制御されるブロワモータ22等の駆動手段によ
って回転速度が制御され、内気導入口8または外気導入
口9のいずれか開かれた導入口から空気を吸引してダク
ト2を介して車室内へ送風する送風手段である。
【0020】エバポレータ4は、本発明の冷却手段であ
って、ブロワ3の下流側のダクト2の通風路全体を塞ぐ
ように配され、内部に流入した冷媒をブロワ3により送
られてくる空気と熱交換させて蒸発気化させる冷媒蒸発
器として働き、且つ空気を冷却する冷却器としても働
く。エバポレータ4は、冷凍サイクル23を構成する要
素のひとつである。
【0021】冷凍サイクル23は、エバポレータ4から
コンプレッサ24、コンデンサ25、気液分離手段とし
てのレシーバ26および減圧手段としてのエキスパンシ
ョンバルブ27を介してエバポレータ4に冷媒が循環す
るように形成されたものである。なお、冷凍サイクル2
3は、コンプレッサ24の作動(オン)によりエバポレ
ータ4による空気の冷却機能を得、コンプレッサ24の
作動停止(オフ)によりエバポレータ4による空気の冷
却が停止する。
【0022】次に、図2はコンプレッサ24として斜板
式コンプレッサを用いた場合の一例を示した図である。
このコンプレッサ24は、本発明の冷媒圧縮機であっ
て、駆動手段としてのエンジン28の回転動力が電磁ク
ラッチ29を介して伝達されることにより回転駆動され
る。
【0023】コンプレッサ24は、電磁クラッチ29と
一体的に回転する回転軸31、この回転軸31に斜めに
固定された斜板32、この斜板32にセットされたピス
トン33、このピストン33が摺動する一対のシリンダ
34、35、シリンダ34の先端側に組み付けられたフ
ロントハウジング36、およびシリンダ35の後端側に
組み付けられたリヤハウジング37等を備えている。
【0024】回転軸31の内部には、ピストン33、一
対のシリンダ34、35、スラストベアリング38等の
摺動部39に潤滑油(以下オイルと呼ぶ)を供給するオ
イル流路40が形成されている。また、回転軸31の後
端部には、オイルポンプ41が取り付けられている。
【0025】このオイルポンプ41は、本発明の供給手
段であって、オイル溜め42よりオイル流路42a、4
2bを介してオイルを汲み上げ、オイル流路40を介し
て摺動部39に強制的に圧送する圧送手段として働く。
オイル溜め42は、本発明の油溜めであって、一対のシ
リンダ34、35の下方に形成され、摺動部39を自己
潤滑するためのオイルを貯溜する場所である。
【0026】斜板32は、ピストン33との間にボール
43およびシュー44を複数個ずつ挟み込んでいる。ピ
ストン33は、回転軸31が回転すると、斜板32によ
って回転軸31の回転方向と同一方向の往復運動を行
う。シリンダ34は、ピストン33の先端側との間にフ
ロント側のシリンダ室45を形成している。また、シリ
ンダ35は、ピストン33の後端側との間にリヤ側のシ
リンダ室46を形成している。
【0027】フロント側のシリンダ室45を形成するバ
ルブプレート47には、弾性金属板で形成されたサクシ
ョンバルブ(図示せず)により開閉される吸入口48が
形成されている。この吸入口48は、フロントハウジン
グ36に形成された吸入ポート49に連通している。ま
た、バルブプレート47には、弾性金属板で形成された
ディスチャージバルブ50を設けた吐出口51が形成さ
れている。この吐出口51は、フロントハウジング36
に形成された吐出ポート52に連通している。
【0028】リヤ側のシリンダ室46を形成するバルブ
プレート53には、弾性金属板で形成されたサクション
バルブ(図示せず)により開閉される吸入口54が形成
されている。この吸入口54は、リヤハウジング37に
形成された吸入ポート55に連通している。また、バル
ブプレート53には、弾性金属板で形成されたディスチ
ャージバルブ56を設けた吐出口57が形成されてい
る。この吐出口57は、リヤハウジング37に形成され
た吐出ポート58に連通している。
【0029】コンデンサ25は、自動車のエンジンルー
ム内において自動車の走行風を受け易い場所に取り付け
られている。このコンデンサ25は、コンプレッサ24
の吐出口より流入した高温、高圧のガス冷媒をコンデン
サファン61により送られてくる室外空気や自動車の走
行風等により冷却してガス冷媒を凝縮液化させる冷媒凝
縮器として働く。
【0030】ヒータコア5は、エバポレータ4の下流側
においてダクト2の通風路の一部を塞ぐように配され、
エンジン28のウォータジャケットより温水回路62を
介して循環供給されるエンジン冷却水を熱源として通過
する空気を加熱する熱交換器である。具体的には、ヒー
タコア5は、内部に流入するエンジン冷却水と通過する
空気とを熱交換させて空気を加熱する加熱手段として働
く。
【0031】A/Mダンパ6は、本例では板ダンパが用
いられ、サーボモータ63等の駆動手段により設定され
る開度に応じて、ヒータコア5を通過する空気量とヒー
タコア5を迂回する空気量とを調節する空気量制御手段
である。また、A/Mダンパ6は、ヒータコア5を通過
する空気量を調節して車室内へ吹き出す空気の吹出温度
を制御する吹出温度制御手段としても働く。なお、板ダ
ンパの代わりにフィルムダンパやスライドドア等を用い
ても良い。また、サーボモータ63の代わりにステップ
モータ等のその他の駆動手段を用いても良い。
【0032】ECU7は、本発明の制御手段、指示手段
であって、CPU70、ROM71、RAM72および
制御タイマー73等を含んで構成されるものである。C
PU70は、予めROM71に記憶保持された制御プロ
グラムや制御特性に基づいて各種演算、処理を行う演算
処理手段である。なお、CPU70は、イグニッション
スイッチ(以下IGスイッチと呼ぶ)74のオン時にバ
ッテリ75から電力の供給を受けて動作可能状態とな
る。
【0033】ROM71は、各種の制御特性を示す制御
データや、車室内の空調制御のための制御プログラムを
記憶することができ、IGスイッチ74がオフされて電
力供給が停止しても記憶が消滅しない記憶手段(メモ
リ)である。RAM72は、各種の入力信号等の入力デ
ータや処理データを読み込んだり、書き込んだりするこ
とができる記憶手段(メモリ)で、CPU70の処理の
途中で現れる一時的な入力データや処理データの保持に
使用される。
【0034】制御タイマー73は、冷凍サイクル23の
初回作動時(所謂コンプレッサ24の初回起動時)か
ら、予め決められた制御時間Ta(例えば3分間〜5分
間)が経過するまで、IGスイッチ74がオフされても
時間を計時する計時手段である。この制御タイマー73
は、時間を計時(カウント)している時には、コンプレ
ッサ駆動回路64を介してコンプレッサ24の電磁クラ
ッチ29およびコンデンサファン駆動回路65を介して
コンデンサファン61を強制的に通電(オン)する。
【0035】ECU7の出力端子は、それぞれサーボモ
ータ11、18〜20、63に接続され、さらに出力端
子はブロワ駆動回路21を介してブロワモータ22に接
続されている。また、ECU7の出力端子は、コンプレ
ッサ駆動回路64を介してコンプレッサ24の電磁クラ
ッチ29に接続されている。なお、コンプレッサ駆動回
路64は、電磁クラッチ29の通電電流を検出する検出
機能を有し、その検出機能はECU7の入力端子に接続
されている。そして、ECU7の出力端子は、コンデン
サファン駆動回路65を介してコンデンサファン61に
接続されている。
【0036】ECU7の入力端子は、車室内の作動席前
方の操作パネル(図示せず)に設置されたエアコンスイ
ッチ(以下A/Cスイッチと呼ぶ)76および温度設定
スイッチ77等にそれぞれ接続されている。
【0037】A/Cスイッチ76は、本発明の指示手
段、手動操作手段であって、冷凍サイクル23の起動お
よび停止を切り替える、すなわち、コンプレッサ24の
起動および停止を切り替える作動状態切替手段である。
温度設定スイッチ77は、車室内の温度を所望の温度
(例えば25℃)に設定する温度設定手段である。
【0038】また、ECU7の入力端子は、それぞれ内
気温センサ81、外気温センサ82、冷却水温度センサ
83、日射量センサ84、ポテンショメータおよびエバ
後温度センサ85に接続されている。内気温センサ81
は、車室内空気温度(以下内気温と呼ぶ)を検出する内
気温検出手段である。また、外気温センサ82は、車室
外空気温度(以下外気温と呼ぶ)を検出する外気温検出
手段である。
【0039】冷却水温度センサ83は、エンジン28の
温水回路62内を循環するエンジン冷却水の水温(以下
冷却水温度と呼ぶ)を検出する水温検出手段である。ま
た、日射量センサ84は、車室内に入射した日射量を検
出する日射量検出手段である。そして、エバ後温度セン
サ85は、本発明の冷却能力検出手段であって、エバポ
レータ4の冷却能力として、エバポレータ4の出口空気
温度(以下エバ後温度という)を検出するエバ後温度検
出手段である。
【0040】次に、CPU70のコンプレッサ制御につ
いて説明する。CPU70は、図3の制御特性に示した
ように、エバ後温度センサ85で検出されたエバ後温度
TEに応じてコンプレッサ駆動回路64を介して電磁ク
ラッチ29をオン、オフすることによって、コンプレッ
サ24の起動および停止を制御する(所謂フロストカッ
ト制御)。なお、コンプレッサ24は、A/Cスイッチ
76を手動により電磁クラッチ29をオン、オフした場
合にも、起動、停止される。
【0041】具体的には、図3の制御特性に示したよう
に、エバ後温度センサ85で検出されたエバ後温度TE
が目標温度TEL(例えば3℃に相当)以下に低下した
際に、コンプレッサ駆動回路64を介して電磁クラッチ
29をオフすることによりコンプレッサ24の作動を停
止(オフ)させる。
【0042】また、図3の制御特性に示したように、エ
バ後温度センサ85で検出されたエバ後温度TEが目標
温度TEH(=TEL+α℃:例えば4℃に相当)以上
に上昇した際に、コンプレッサ駆動回路64を介して電
磁クラッチ29をオンすることによりコンプレッサ24
を再起動(オン)させる。
【0043】〔第1実施例の作用〕つぎに、この自動車
用オートエアコン1の作動を図1ないし図6に基づいて
簡単に説明する。ECU7は、IGスイッチ74がオン
されると基本的な制御プログラムをスタートし、図4の
フローチャートにしたがって演算、処理を実施する。
【0044】先ず、制御タイマー73や制御フラグF等
を初期化する(ステップS1)。次に、乗員が手動操作
することによって温度設定スイッチ77で設定された設
定温度Tset を読み込み、RAM72に記憶する(ステ
ップS2)。
【0045】続いて、車室内の空調状態に影響を及ぼす
車両環境状態を読み込む。すなわち、内気温センサ81
で検出された内気温Tr、外気温センサ82で検出され
た外気温Tam、冷却水温度センサ83で検出された冷
却水温度TW、日射量センサ84で検出された日射量T
sおよびエバ後温度センサ85で検出されたエバ後温度
TEを読み込んで、RAM72に記憶する(ステップS
3)。
【0046】続いて、上述のようにRAM72に読み込
んだ各種入力データ(設定温度Tset 、内気温Tr、外
気温Tam、日射量Ts)と予めROM71に記憶され
ている以下の数式1に基づいて、車室内に吹き出す空気
の目標吹出温度TAOを算出し、RAM72に記憶する
(ステップS4)。
【数1】TAO=Kset ・Tset −Kr・Tr−Kam・T
am−Ks・Ts+C
【0047】なお、Kset は温度設定ゲイン、Tset は
温度設定スイッチ77で手動設定された設定温度、Kr
は内気温ゲイン、Trは内気温センサ81で検出された
内気温、Kamは外気温ゲイン、Tamは外気温センサ8
2で検出された外気温、Ksは日射ゲイン、Tsは日射
量センサ84で検出された日射量、Cは補正定数であ
る。
【0048】続いて、上述のようにRAM72に記憶し
た目標吹出温度TAOに基づいて、ブロワ3の風量を設定
する。すなわち、ブロワ駆動回路21を介してブロワモ
ータ22に印加するブロワ電圧を設定する(ステップS
5)。
【0049】そして、上述のようにRAM72に読み込
んだ各種入力データ(冷却水温度TW、エバ後温度T
E)と予めROM71に記憶されている以下の数式2に
基づいて、A/Mダンパ6の目標開度SWを算出する
(ステップS6)。
【数2】SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}×
100(%) なお、TEはエバ後温度センサ85で検出されたエバ後
温度、TWは冷却水温度センサ83で検出されたエンジ
ン28の冷却水温度である。
【0050】続いて、RAM72に記憶した目標吹出温
度TAOに基づいて吹出口モードを設定するため、サーボ
モータ19、20への制御信号を決定する(ステップS
7)。続いて、RAM72に記憶した目標吹出温度TAO
に基づいて、内外気モードを設定するため、サーボモー
タ11への制御信号を決定する(ステップS8)。
【0051】続いて、予めROM71に記憶されている
図3の制御特性、あるいはA/Cスイッチ76の設定状
態に基づいてコンプレッサ24の電磁クラッチ29への
制御信号を決定する。すなわち、コンプレッサ24の電
磁クラッチ29をオンするか、オフするかを決定するコ
ンプレッサ制御を行うか、あるいは本発明の主要な制御
である液溜め起動制御を行うかを決定するコンプレッサ
制御を行う(ステップS9)。
【0052】続いて、前述のステップS5〜S9で決定
した制御信号をブロワ駆動回路21、サーボモータ1
1、19、20、63、コンプレッサ駆動回路64およ
びコンデンサファン駆動回路65等に出力し(ステップ
S10)、ブロワ3、内外気切替ダンパ10、フェイス
ダンパ16、フットダンパ17、A/Mダンパ6、コン
プレッサ24およびコンデンサファン61を動作させ
る。
【0053】このステップS10の処理を終了してから
制御周期時間Ta(例えば2秒間〜8秒間)が経過して
いるか否かを判断する(ステップS11)。この判断結
果がNoの場合には制御周期時間Taの経過を待つ。
【0054】また、ステップS11の判断結果がYes
の場合には、ステップS2の処理へ戻り、上述の演算、
処理が繰り返される。以上の演算、処理を繰り返し実施
することによって自動車用オートエアコン1が自動コン
トロールされる。
【0055】次に、この実施例のコンプレッサ制御を図
5および図6に基づいて説明する。ここで、図5はコン
プレッサ制御の基本的な制御プログラムを示したフロー
チャートである。この図5のフローチャートは図4のス
テップS8の処理が終了したときにスタートする。
【0056】先ず、制御フラグFが1にセットされてい
るか否かを判断する。すなわち、液溜め起動制御中であ
るか否かを判断する(ステップS21)。このステップ
S21の判断結果がYesの場合には、図6のフローチ
ャートに示した液溜め起動制御を行い(ステップS2
2)、その後に図4のステップS9を抜ける。
【0057】また、ステップS21の判断結果がNoの
場合には、A/Cスイッチ76がオンされているか否か
を判断する(ステップS23)。このステップS23の
判断結果がNoの場合には、すなわち、A/Cスイッチ
76がオフされている場合には、電磁クラッチ29をオ
フ(OFF)して冷凍サイクル23(コンプレッサ2
4)の作動を停止する制御信号を出力する(ステップS
24)。続いて、コンデンサファン61をオフ(OF
F)する制御信号を出力し(ステップS25)、その後
にステップS22の液溜め起動制御を行う。
【0058】また、ステップS23の判断結果がYes
の場合には、すなわち、A/Cスイッチ76がオンされ
ている場合には、コンプレッサ駆動回路64からコンプ
レッサ24(電磁クラッチ29)の作動状態を入力して
コンプレッサ24(電磁クラッチ29)がオンされてい
るか否かを判断する(ステップS26)。このステップ
S26の判断結果がYesの場合には、すなわち、コン
プレッサ24が作動中である場合は、上述のようにRA
M72に読み込んだ入力データ(エバ後温度TE)が目
標温度TEL(例えば3℃)以下に低下しているか否か
を判断する(ステップS27)。このステップS27の
判断結果がYesの場合には、ステップS24の処理を
行う。
【0059】また、ステップS27の判断結果がNoの
場合には、電磁クラッチ29をオン(ON)して冷凍サ
イクル23(コンプレッサ24)を作動させる制御信号
を出力する(ステップS28)。続いて、コンデンサフ
ァン61をオン(ON)する制御信号を出力し(ステッ
プS29)、その後にステップS22の液溜め起動制御
を行う。
【0060】また、ステップS26の判断結果がNoの
場合には、すなわち、コンプレッサ24が停止中である
場合は、上述のようにRAM72に読み込んだ入力デー
タ(エバ後温度TE)が目標温度TEH(例えば4℃)
以上に上昇しているか否かを判断する(ステップS3
0)。このステップS30の判断結果がYesの場合に
は、ステップS28の処理を行い、ステップS30の判
断結果がNoの場合には、ステップS24の処理を行
う。
【0061】次に、図6は液溜め起動制御のサブルーチ
ンを示したフローチャートである。この図6のフローチ
ャートは図5のステップS22の処理に移行したときに
スタートする。
【0062】先ず、IGスイッチ74がオンされてから
コンプレッサ24(冷凍サイクル23)が最初に起動し
た時か否かを判断する。すなわち、コンプレッサ24
(冷凍サイクル23)の初回起動時か否かを判断する
(液溜め起動判断機能:ステップS41)。このステッ
プS41の判断結果がYesの場合には、すなわち、コ
ンプレッサ24の初回起動時である場合には、制御タイ
マー73による時間の計時(カウント)を開始する(計
時機能:ステップS42)。続いて、制御フラグFを1
にセットする(ステップS43)。
【0063】次に、IGスイッチ74がオフされたか否
かを判断する(オフ指示判断機能:ステップS44)こ
のステップS44の判断結果がYesの場合には、すな
わち、IGスイッチ74がオフされた場合には、冷凍サ
イクル23(コンプレッサ24)およびコンデンサファ
ン61の作動を継続しながら、ブロワモータ22のみを
オフ(OFF)してブロワ3をオフする制御信号をブロ
ワ駆動回路21へ出力する(出力機能:ステップS4
5)。その後にステップS48の判断を行う。
【0064】また、ステップS44の判断結果がNoの
場合には、A/Cスイッチ76がオフされているか否か
を判断する(オフ指示判断機能:ステップS46)。こ
のステップS46の判断結果がNoの場合には、すなわ
ち、A/Cスイッチ76がオンされている場合には、そ
の後に図5のフローチャートのステップS22を抜け
る。
【0065】また、ステップS46の判断結果がYes
の場合には、すなわち、A/Cスイッチ76がオフされ
ている場合には、冷凍サイクル23(コンプレッサ2
4)およびコンデンサファン61の作動を継続しなが
ら、ブロワモータ22のみをオフ(OFF)してブロワ
3をオフする制御信号を出力する(出力機能:ステップ
S47)。その後に図5のフローチャートのステップS
22を抜ける。
【0066】また、ステップS41の判断結果がNoの
場合には、制御タイマー73による時間の計時(カウン
ト)を開始してから制御時間Tbが経過しているか否か
を判断する(計時機能:ステップS48)。このステッ
プS48の判断結果がNoの場合には、すなわち、コン
プレッサ24(冷凍サイクル23)を初回起動してから
制御時間Tbが経過していない場合には、ステップS4
4の判断を行う。
【0067】また、ステップS48の判断結果がYes
の場合には、すなわち、コンプレッサ24(冷凍サイク
ル23)を初回起動してから制御時間Tbが経過した場
合には、制御タイマー73をリセットし(ステップS4
9)、制御フラグFをクリアする(ステップS50)。
【0068】次に、IGスイッチ74がオフされている
か否かを判断する(ステップS51)。このステップS
51の判断結果がNoの場合には、すなわち、IGスイ
ッチ74がオンされている場合には、図5のフローチャ
ートのステップS22を抜ける。
【0069】また、ステップS51の判断結果がYes
の場合には、すなわち、IGスイッチ74がオフされて
いる場合には、電磁クラッチ29をオフ(OFF)して
冷凍サイクル23(コンプレッサ24)の作動を停止す
る制御信号をコンプレッサ駆動回路64へ出力し(出力
機能:ステップS52)、コンデンサファン61をオフ
(OFF)する制御信号をコンデンサファン駆動回路6
5へ出力し(出力機能:ステップS53)、演算、処理
を終了する。
【0070】次に、この実施例の液溜め起動制御を図7
のタイムチャートおよび図8のグラフを用いて詳細に説
明する。この実施例のように、自己潤滑タイプのコンプ
レッサ24においては自動車を一晩屋外に放置すると、
冷凍サイクル23内のガス冷媒がコンプレッサ24内に
移動し、凝縮液化してコンプレッサ24内に液冷媒が溜
まる。
【0071】このように、コンプレッサ24内に液冷媒
が一杯溜まっている状態(時刻t1)で、IGスイッチ
74をオンし、ECU7に電源が入り、A/Cスイッチ
76がオンされていると、コンプレッサ24に電磁クラ
ッチ29を介してエンジン28の回転動力が伝達され、
コンプレッサ24が高速回転起動(液溜め起動)され
る。このとき、ブロワ3およびコンデンサファン61も
オンされ、自動車用オートエアコン1が作動を開始す
る。
【0072】これらにより、コンプレッサ24のオイル
溜め42内のオイルが液冷媒と共に冷凍サイクル23内
に放出されるため、図8のグラフに示したように、コン
プレッサ24の摺動部39の潤滑に必要なオイル量が一
時的(時刻t2 と時刻t4 との間)に低下する。すなわ
ち、コンプレッサ24の液溜め起動後、ある時間内は、
コンプレッサ24のオイル溜め42内のオイル量が極端
に減少して、摺動部39の潤滑を不利にする不具合を引
き起こす。
【0073】ここで、コンプレッサ24内のオイル量が
一時的に低下しても、時刻t4 以降は冷凍サイクル23
からオイルが帰還するため、このオイルによりコンプレ
ッサ24の摺動部39の潤滑不良には至らない。ところ
が、このようなオイル量が一時的に低下している状態
(時刻t3 )で、IGスイッチ74のオフ、A/Cスイ
ッチ76のオフ、あるいはフロストカット制御等により
コンプレッサ24の作動停止が指示され、コンプレッサ
24がオフされると、オイル溜め42内のオイル量が極
端に減少した状態となってしまう。その後、コンプレッ
サ24を再起動した時には、起動後のある時間(冷媒が
一巡する時間)はオイル溜め42内にオイルがなく、摺
動部39の潤滑不良を引き起こすため、摺動部39が摩
耗してしまう。
【0074】ここで、基本的に液溜め起動は冷凍サイク
ル23の初回作動時にのみ生起する現象と考えて良いの
で、この実施例では、冷凍サイクル23の初回作動時、
すなわち、コンプレッサ24の初回起動(液溜め起動)
時から、図7のタイムチャートおよび図8のグラフに示
した制御時間Tb(時刻t1 →時刻t4 )が経過するま
で、コンプレッサ24の作動を停止させる制御信号が出
力される状況であっても、これを出力しないようにした
り、受け付けないようにすることで、コンプレッサ24
およびコンデンサファン61の作動を継続させるように
している。したがって、コンプレッサ24の液溜め起動
後に、コンプレッサ24の作動停止の指示によりコンプ
レッサ24の作動を停止するときには、コンプレッサ2
4のオイル溜め42内に、摺動部39の潤滑に必要なオ
イル量が確保される。
【0075】なお、IGスイッチ74またはA/Cスイ
ッチ76をオフした場合に、ブロワ3の作動が継続され
ていると、自動車の乗員が自動車用オートエアコン1が
誤作動していると認識する可能性があり、システムに対
する信頼性を低下させる可能性があるため、この実施例
では制御時間Tb中はブロワ3のみオフするようにして
いる。
【0076】したがって、コンプレッサ24(冷凍サイ
クル23)の再起動時には、エンジン28により電磁ク
ラッチ29を介して回転軸31が回転駆動されると、回
転軸31と一体的に回転するオイルポンプ41の作用に
よって、コンプレッサ24のオイル溜め42内よりオイ
ルが汲み上げられる。そして、汲み上げられたオイル
は、オイル流路42a、42b、40を介して、ピスト
ン33、一対のシリンダ34、35、スラストベアリン
グ38等の摺動部39へ強制的に圧送されるため、摺動
部39が充分に潤滑される。
【0077】〔第1実施例の効果〕以上のように、自動
車用オートエアコン1は、コンプレッサ24の液溜め起
動後に、コンプレッサ24の作動停止の指示によりコン
プレッサ24の作動を停止するときには、コンプレッサ
24のオイル溜め42内に、摺動部39の潤滑に必要な
オイル量が確保することができる。したがって、冷凍サ
イクル23の搭載スペースが増大したり、冷凍サイクル
23の製品コストを上昇させたりすることなく、コンプ
レッサ24の再起動時においては、オイル溜め42内に
充分な量のオイルが溜まっているので、摺動部39の潤
滑不良を引き起こすことはない。
【0078】〔第2実施例〕図9および図10はこの発
明の第2実施例を示したもので、図9は自動車用オート
エアコンの概略構成を示した図である。この実施例のE
CU7の入力端子には、エンジン28の回転速度を検出
する回転速度検出手段としての回転速度センサ86も接
続されている。そして、この実施例では、第1実施例で
用いた図6のフローチャートのS49の制御時間Tb
を、図10のグラフに示したように、エンジン28の回
転速度等のエンジン28の運転状態に基づいて変更する
ようにしている。
【0079】すなわち、この実施例では、エンジン28
の回転速度が増加すればする程、コンプレッサ24の回
転速度も増加し冷媒循環量も増加するため、エンジン2
8の始動時にコンプレッサ24内のオイル量が低下して
も冷凍サイクル23からの帰還オイルがコンプレッサ2
4内に戻るまでの時間が短縮されるので、これに合わせ
て制御時間Tbを調整するようにしている。なお、制御
時間Tbの調整は、本例のエンジン28の回転速度だけ
でなく、手動操作が可能なタイマースイッチの操作量
や、エンジン28の温度、湯温、エンジン始動時の外気
温や冷却水温度等の検出値に基づいて行っても良い。
【0080】〔変形例〕この実施例では、本発明を自動
車用オートエアコン1に用いたが、本発明をその他の車
両用空気調和装置、あるいは家庭用や工場用等の定置式
の空気調和装置に用いても良い。また、冷凍サイクル2
3にEPR(冷媒蒸発圧力調整弁)を取り付けても良
い。
【0081】この実施例では、電磁クラッチ29の通電
電流を検出する検出機能をコンプレッサ駆動回路に持た
せたが、ECU7に持たせても良い。そして、この実施
例では、冷却手段として冷凍サイクル23を用いたが、
冷却手段としてペルチェ素子等の冷却部品を用いても良
い。また、冷却手段の冷却能力がオン、オフだけでな
く、幅広く変化するものに本発明を用いても良い。
【0082】この実施例では、コンプレッサ24の作動
開始時に液溜め起動制御を行うようにしたが、短時間
(例えば数秒間〜数十分間)だけ自動車を駐車した場合
のように、IGスイッチ74をオフしてから次にオンす
るまでの時間が短い場合には、液溜め起動制御をキャン
セルするようにしても良い。
【0083】
【発明の効果】この発明は、冷媒圧縮機の作動を停止す
るときに、潤滑に必要な量の潤滑油が冷媒圧縮機内に確
保することができる。このため、搭載スペースが大きく
なったり、製品コストを上昇させたりすることなく、冷
媒圧縮機の再起動時に潤滑不良を引き起こすことがなく
なるので、摩耗の心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示した構成図である。
【図2】図1のコンプレッサの一例を示した断面図であ
る。
【図3】この発明の第1実施例にかかるエバ後温度に基
づいたコンプレッサの制御特性を示したグラフである。
【図4】この発明の第1実施例にかかるECUの基本的
な制御プログラムを示したフローチャートである。
【図5】図4のコンプレッサ制御を示したフローチャー
トである。
【図6】図5の液溜め起動制御のサブルーチンを示した
フローチャートである。
【図7】IGスイッチやA/Cスイッチの設定状態に対
するコンプレッサ、ブロワ、コンデンサファンの作動状
態を示したタイムチャートである。
【図8】液溜め起動時のコンプレッサ内のオイル量の変
化を示したグラフである。
【図9】この発明の第2実施例を示した構成図である。
【図10】この発明の第2実施例にかかるエンジンの回
転速度と制御時間とを示したグラフである。
【符号の説明】
1 自動車用オートエアコン(空気調和装置) 4 エバポレータ(冷却手段) 7 ECU(制御手段、指示手段) 23 冷凍サイクル 24 コンプレッサ(冷媒圧縮機) 29 電磁クラッチ 39 摺動部 41 オイルポンプ(供給手段) 42 オイル溜め(油溜め) 77 A/Cスイッチ(指示手段、手動操作手段) 85 エバ後温度センサ(冷却能力検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)冷媒中に含まれる潤滑油により潤滑
    される冷媒圧縮機を有する冷凍サイクルと、 (b)前記冷媒圧縮機の作動停止を指示する指示手段
    と、 (c)前記冷媒圧縮機の作動を開始してから、潤滑に必
    要な量の潤滑油が前記冷媒圧縮機に帰還するまで、前記
    指示手段の指示に拘らず前記冷媒圧縮機の作動を継続さ
    せる制御手段とを備えた空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の空気調和装置において、 前記冷媒圧縮機は、潤滑油が溜まる油溜め、潤滑油によ
    り潤滑される摺動部、および前記油溜め内の潤滑油を前
    記摺動部へ供給する供給手段を内蔵することを特徴とす
    る空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の空気調和装置において、 前記制御手段は、電源を投入した後の前記冷媒圧縮機の
    初回起動時から、潤滑に必要な量の潤滑油が前記油溜め
    内に溜まるまで、前記指示手段の指示に拘らず前記冷媒
    圧縮機の作動を継続させることを特徴とする空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の空気調和装置において、 前記指示手段は、前記冷媒圧縮機の作動および作動停止
    を手動操作により指示する手動操作手段であることを特
    徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の空気調和装置において、 前記冷凍サイクルは、室内に吹き出す空気を冷媒と熱交
    換して冷却する冷却手段を有し、 前記指示手段は、前記冷却手段の冷却能力を検出する冷
    却能力検出手段を有し、この冷却能力検出手段で検出し
    た前記冷却手段の冷却能力に基づいて前記冷媒圧縮機の
    作動および作動停止を指示することを特徴とする空気調
    和装置。
JP3474494A 1994-03-04 1994-03-04 空気調和装置 Pending JPH07243708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3474494A JPH07243708A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3474494A JPH07243708A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07243708A true JPH07243708A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12422841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3474494A Pending JPH07243708A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07243708A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012198020A (ja) * 2012-06-21 2012-10-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調システム及び空調システムの油戻し制御方法
EP1637821A3 (en) * 2004-09-20 2013-01-23 Nissan Motor Co., Ltd. Air conditioner control logic for compressor noise and torque management

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1637821A3 (en) * 2004-09-20 2013-01-23 Nissan Motor Co., Ltd. Air conditioner control logic for compressor noise and torque management
JP2012198020A (ja) * 2012-06-21 2012-10-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調システム及び空調システムの油戻し制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7350368B2 (en) Stationary vehicle air conditioning system
JP4003320B2 (ja) 冷凍サイクル装置
US20050109499A1 (en) Air-conditioning apparatus including motor-driven compressor for idle stopping vehicles
JPH115439A (ja) 車両用空気調和装置
JP2002200917A (ja) 車両用空調装置
JPH0814632A (ja) 空調装置
JP4467899B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4085694B2 (ja) 空気調和装置
JP4114420B2 (ja) ハイブリッドコンプレッサ及びその制御装置
JP2002370529A (ja) 車両用空調装置
JP2010106807A (ja) 電動圧縮機およびヒートポンプシステム並びにヒートポンプシステムの制御方法
JP4063023B2 (ja) 蒸気圧縮式冷凍機
JP3112042B2 (ja) 電気自動車用暖房装置
JP3928959B2 (ja) 空調装置を備えた車両
JP3282329B2 (ja) 車両用空調装置
JPH07243708A (ja) 空気調和装置
JP7338175B2 (ja) 車両用空調装置
CN120898103A (zh) 热管理系统、控制装置
JP3858738B2 (ja) 車両用空気調和装置
US20070253839A1 (en) Method for controlling compressor clutch
JP2008302721A (ja) 車両用空調制御装置
JP4525515B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP3581128B2 (ja) 自動車用空調装置
JPH11123930A (ja) 車両用空調装置
JPH0999733A (ja) 冷凍サイクル装置および車両用空調装置