JPH07244101A - マイクロ波検出用サーミスタ - Google Patents
マイクロ波検出用サーミスタInfo
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- JPH07244101A JPH07244101A JP3252394A JP3252394A JPH07244101A JP H07244101 A JPH07244101 A JP H07244101A JP 3252394 A JP3252394 A JP 3252394A JP 3252394 A JP3252394 A JP 3252394A JP H07244101 A JPH07244101 A JP H07244101A
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- Japan
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- thermistor
- microwave
- thermistor element
- range
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用するサーミスタ素子の特性を限定するこ
とにより、マイクロ波入力が大きい領域のサーミスタ出
力を大きくせずに、マイクロ波入力が小さい領域でのサ
ーミスタ出力感度を向上する。被加熱物があるときの検
出感度が高く、被加熱物がないときにはサーミスタ素子
に熱衝撃を与える恐れがない。 【構成】 マイクロ波検出用サーミスタ10のサーミス
タ素子11には一対のリード12,13が接続され、リ
ード12,13がマイクロ波の照射される位置に設けら
れる。リード12,13はマイクロ波照射時に高周波電
流を誘起してサーミスタ素子11を自己発熱させるよう
に構成される。サーミスタ素子11は25℃における抵
抗値R25が100Ω〜10kΩの範囲にある。更にサー
ミスタ素子11はB定数が3000〜5000Kの範囲
又は熱放散定数δが1〜3mW/℃の範囲のいずれか一
方又は双方の範囲にあることが好ましい。
とにより、マイクロ波入力が大きい領域のサーミスタ出
力を大きくせずに、マイクロ波入力が小さい領域でのサ
ーミスタ出力感度を向上する。被加熱物があるときの検
出感度が高く、被加熱物がないときにはサーミスタ素子
に熱衝撃を与える恐れがない。 【構成】 マイクロ波検出用サーミスタ10のサーミス
タ素子11には一対のリード12,13が接続され、リ
ード12,13がマイクロ波の照射される位置に設けら
れる。リード12,13はマイクロ波照射時に高周波電
流を誘起してサーミスタ素子11を自己発熱させるよう
に構成される。サーミスタ素子11は25℃における抵
抗値R25が100Ω〜10kΩの範囲にある。更にサー
ミスタ素子11はB定数が3000〜5000Kの範囲
又は熱放散定数δが1〜3mW/℃の範囲のいずれか一
方又は双方の範囲にあることが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリード付きのNTCサー
ミスタ素子を備えたマイクロ波検出用サーミスタに関す
る。更に詳しくは電子レンジ等のマイクロ波加熱装置の
自動制御等のためにマイクロ波強度を検出するに適する
マイクロ波検出用サーミスタに関するものである。
ミスタ素子を備えたマイクロ波検出用サーミスタに関す
る。更に詳しくは電子レンジ等のマイクロ波加熱装置の
自動制御等のためにマイクロ波強度を検出するに適する
マイクロ波検出用サーミスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、図7〜図9に示すように
サーミスタ素子11に一対のリード12,13が接続さ
れ、リード12,13がマイクロ波の照射される位置に
設けられ、かつこのマイクロ波照射時に高周波電流を誘
起してサーミスタ素子11を自己発熱させるように構成
されたマイクロ波検出用サーミスタ10を発明し、特許
出願した(特願平5−126765)。このマイクロ波
検出用サーミスタは小型でしかも簡単な構成で、迅速に
マイクロ波強度を検出することができる特長がある。
サーミスタ素子11に一対のリード12,13が接続さ
れ、リード12,13がマイクロ波の照射される位置に
設けられ、かつこのマイクロ波照射時に高周波電流を誘
起してサーミスタ素子11を自己発熱させるように構成
されたマイクロ波検出用サーミスタ10を発明し、特許
出願した(特願平5−126765)。このマイクロ波
検出用サーミスタは小型でしかも簡単な構成で、迅速に
マイクロ波強度を検出することができる特長がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記マイクロ
波検出用サーミスタは、例えばそのサーミスタ素子の2
5℃における抵抗値が15kΩで、B定数が2950K
で、かつ熱放散定数が4mW/℃の特性を有する場合で
あって、図7及び図9に示すように電子レンジに装着
し、食品を入れない無負荷状態のときには、図10の符
号Sに示すように電子レンジの出力が400Wを越えて
もサーミスタ出力が小さい。また図10の符号Tに示す
ように電子レンジに食品の代用品として水200gを入
れた負荷状態のときには、水にマイクロ波の多くが吸収
されサーミスタに入射するマイクロ波が相対的に減少す
るため検出感度が低くなる。従って、両者とも改善すべ
き点があった。これらの点を解決するため、図7及び図
9に示すスリット51を大きくして入射するマイクロ波
の入射量を増加させることによってサーミスタ出力を大
きくすることができるが、その場合にはマイクロ波の強
い領域の出力も必然的に大きくなる。このため、電子レ
ンジを無負荷状態で作動させた場合、即ち空炊きした場
合にはサーミスタ素子に熱衝撃を与える恐れがあった。
波検出用サーミスタは、例えばそのサーミスタ素子の2
5℃における抵抗値が15kΩで、B定数が2950K
で、かつ熱放散定数が4mW/℃の特性を有する場合で
あって、図7及び図9に示すように電子レンジに装着
し、食品を入れない無負荷状態のときには、図10の符
号Sに示すように電子レンジの出力が400Wを越えて
もサーミスタ出力が小さい。また図10の符号Tに示す
ように電子レンジに食品の代用品として水200gを入
れた負荷状態のときには、水にマイクロ波の多くが吸収
されサーミスタに入射するマイクロ波が相対的に減少す
るため検出感度が低くなる。従って、両者とも改善すべ
き点があった。これらの点を解決するため、図7及び図
9に示すスリット51を大きくして入射するマイクロ波
の入射量を増加させることによってサーミスタ出力を大
きくすることができるが、その場合にはマイクロ波の強
い領域の出力も必然的に大きくなる。このため、電子レ
ンジを無負荷状態で作動させた場合、即ち空炊きした場
合にはサーミスタ素子に熱衝撃を与える恐れがあった。
【0004】本発明の目的は、マイクロ波入力が大きい
領域のサーミスタ出力を大きくせずに、マイクロ波入力
が小さい領域でのサーミスタ出力感度を向上するマイク
ロ波検出用サーミスタを提供することにある。本発明の
別の目的は、被加熱物があるときの検出感度が高く、被
加熱物がないときにはサーミスタ素子に熱衝撃を与える
恐れがないマイクロ波検出用サーミスタを提供すること
にある。
領域のサーミスタ出力を大きくせずに、マイクロ波入力
が小さい領域でのサーミスタ出力感度を向上するマイク
ロ波検出用サーミスタを提供することにある。本発明の
別の目的は、被加熱物があるときの検出感度が高く、被
加熱物がないときにはサーミスタ素子に熱衝撃を与える
恐れがないマイクロ波検出用サーミスタを提供すること
にある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】図1、図7及び図9に
示すように、本発明はサーミスタ素子11に一対のリー
ド12,13が接続され、リード12,13がマイクロ
波の照射される位置に設けられ、かつこのマイクロ波照
射時に高周波電流を誘起してサーミスタ素子11を自己
発熱させるように構成されたマイクロ波検出用サーミス
タ10であって、サーミスタ素子11の25℃における
抵抗値(以下、R25という)が100Ω〜10kΩの範
囲にあることを特徴とする。R25は500Ω〜2kΩが
好ましい。R25が100Ω未満では温度変化に伴う抵抗
値の変化量が小さく検出感度が高くなく、またR25が1
0kΩを越えると電子レンジ出力が小さいときの検出感
度が低くなり良くない。
示すように、本発明はサーミスタ素子11に一対のリー
ド12,13が接続され、リード12,13がマイクロ
波の照射される位置に設けられ、かつこのマイクロ波照
射時に高周波電流を誘起してサーミスタ素子11を自己
発熱させるように構成されたマイクロ波検出用サーミス
タ10であって、サーミスタ素子11の25℃における
抵抗値(以下、R25という)が100Ω〜10kΩの範
囲にあることを特徴とする。R25は500Ω〜2kΩが
好ましい。R25が100Ω未満では温度変化に伴う抵抗
値の変化量が小さく検出感度が高くなく、またR25が1
0kΩを越えると電子レンジ出力が小さいときの検出感
度が低くなり良くない。
【0006】図2に示すように、サーミスタ素子11は
R25が100Ω〜10kΩの範囲にあって、更にB定数
が3000〜5000Kの範囲にあることが好ましい。
B定数が3000K未満では温度変化に伴う抵抗値の変
化量が小さいため検出感度が高くなく、また5000K
を越えると僅かな温度変化で抵抗値が急激に変化するた
め、いずれも好ましくない。またサーミスタの抵抗値と
B定数は一般に正の相関があり、B定数が大きい場合に
は抵抗値が大きくなり過ぎ適さない。図3に示すよう
に、サーミスタ素子11はR25が100Ω〜10kΩの
範囲にあって、更に熱放散定数(以下、δという)が1
〜3mW/℃の範囲にあることが好ましい。δが1mW
/℃未満ではマイクロ波加熱装置の僅かな電力増加でマ
イクロ波検出用サーミスタの出力が大きく変化するため
検出精度が低下し易い。またδが3mW/℃を越えると
マイクロ波加熱装置の電力が増大してもマイクロ波検出
用サーミスタの出力変化が小さくなるため高い検出感度
を得ることが難しい。図4〜図6に示すように、サーミ
スタ素子11はR25が100Ω〜10kΩの範囲にあ
り、B定数が3000〜5000Kの範囲にあり、更に
δが1〜3mW/℃の範囲にあることが、上記特性上の
利点が総合されるため好ましい。
R25が100Ω〜10kΩの範囲にあって、更にB定数
が3000〜5000Kの範囲にあることが好ましい。
B定数が3000K未満では温度変化に伴う抵抗値の変
化量が小さいため検出感度が高くなく、また5000K
を越えると僅かな温度変化で抵抗値が急激に変化するた
め、いずれも好ましくない。またサーミスタの抵抗値と
B定数は一般に正の相関があり、B定数が大きい場合に
は抵抗値が大きくなり過ぎ適さない。図3に示すよう
に、サーミスタ素子11はR25が100Ω〜10kΩの
範囲にあって、更に熱放散定数(以下、δという)が1
〜3mW/℃の範囲にあることが好ましい。δが1mW
/℃未満ではマイクロ波加熱装置の僅かな電力増加でマ
イクロ波検出用サーミスタの出力が大きく変化するため
検出精度が低下し易い。またδが3mW/℃を越えると
マイクロ波加熱装置の電力が増大してもマイクロ波検出
用サーミスタの出力変化が小さくなるため高い検出感度
を得ることが難しい。図4〜図6に示すように、サーミ
スタ素子11はR25が100Ω〜10kΩの範囲にあ
り、B定数が3000〜5000Kの範囲にあり、更に
δが1〜3mW/℃の範囲にあることが、上記特性上の
利点が総合されるため好ましい。
【0007】
【作用】リード12及び13にマイクロ波Mが照射され
ると、リード12,13に高周波電流が誘起される。こ
の高周波電流によりサーミスタ素子11が自己発熱し、
マイクロ波検出用サーミスタ10の抵抗値が変化する。
この抵抗値を温度に変換することによりマイクロ波強度
を検出する。ここで、サーミスタ素子11としてR25が
100Ω〜10kΩの範囲の素子を用いれば、マイクロ
波を高感度で検出できる。更にサーミスタ素子11とし
てR25が100Ω〜10kΩの範囲にあり、B定数が3
000〜5000Kの範囲にあり、更にδが1〜3mW
/℃の範囲にある素子を用いれば、マイクロ波を高感度
で検出できるとともに、被加熱物がないときにはサーミ
スタ素子に熱衝撃を与える恐れがなくなる。
ると、リード12,13に高周波電流が誘起される。こ
の高周波電流によりサーミスタ素子11が自己発熱し、
マイクロ波検出用サーミスタ10の抵抗値が変化する。
この抵抗値を温度に変換することによりマイクロ波強度
を検出する。ここで、サーミスタ素子11としてR25が
100Ω〜10kΩの範囲の素子を用いれば、マイクロ
波を高感度で検出できる。更にサーミスタ素子11とし
てR25が100Ω〜10kΩの範囲にあり、B定数が3
000〜5000Kの範囲にあり、更にδが1〜3mW
/℃の範囲にある素子を用いれば、マイクロ波を高感度
で検出できるとともに、被加熱物がないときにはサーミ
スタ素子に熱衝撃を与える恐れがなくなる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図7及び図9に示すように、マイクロ波検
出器15は2つのリード付きマイクロ波検出用サーミス
タ10及び20を備え、電子レンジの筺体30の窓孔3
1に取付けられる。筺体30は直方体であって、幅(図
のx方向)が280mm、奥行き(図のy方向)が28
0mm、高さ(図のz方向)が180mmの内側寸法を
有する。マイクロ波検出用サーミスタ10はマイクロ波
Mが照射される位置に、マイクロ波検出用サーミスタ2
0は環境温度測定用であってマイクロ波Mが照射されな
い位置にそれぞれ配置される。具体的には、中央に横長
の角孔41が形成された、縦40mm、横40mm、厚
さ1.6mmのガラス布エポキシ基板のプリント基板4
0にこの角孔41を縦断するようにマイクロ波検出用サ
ーミスタ10及び20が配設される。
く説明する。図7及び図9に示すように、マイクロ波検
出器15は2つのリード付きマイクロ波検出用サーミス
タ10及び20を備え、電子レンジの筺体30の窓孔3
1に取付けられる。筺体30は直方体であって、幅(図
のx方向)が280mm、奥行き(図のy方向)が28
0mm、高さ(図のz方向)が180mmの内側寸法を
有する。マイクロ波検出用サーミスタ10はマイクロ波
Mが照射される位置に、マイクロ波検出用サーミスタ2
0は環境温度測定用であってマイクロ波Mが照射されな
い位置にそれぞれ配置される。具体的には、中央に横長
の角孔41が形成された、縦40mm、横40mm、厚
さ1.6mmのガラス布エポキシ基板のプリント基板4
0にこの角孔41を縦断するようにマイクロ波検出用サ
ーミスタ10及び20が配設される。
【0009】これらのマイクロ波検出用サーミスタ10
及び20は、小型のNTCビード形サーミスタであって
互いに同一に構成される。ビード形のサーミスタ素子1
1及び21の両端には一対のジュメット線からなるリー
ド12,13及び22,23がそれぞれ接続される。こ
の例ではこれらはそれぞれ三菱マテリアル(株)製のG
A13シリーズのサーミスタであって、R25が1kΩ、
B定数が3950K、δが2mW/℃である。サーミス
タ素子11及び21はそれぞれ直径1.6mmで長さ
2.5mmの寸法を有し、リードを含めたサーミスタの
全長は20mmである。
及び20は、小型のNTCビード形サーミスタであって
互いに同一に構成される。ビード形のサーミスタ素子1
1及び21の両端には一対のジュメット線からなるリー
ド12,13及び22,23がそれぞれ接続される。こ
の例ではこれらはそれぞれ三菱マテリアル(株)製のG
A13シリーズのサーミスタであって、R25が1kΩ、
B定数が3950K、δが2mW/℃である。サーミス
タ素子11及び21はそれぞれ直径1.6mmで長さ
2.5mmの寸法を有し、リードを含めたサーミスタの
全長は20mmである。
【0010】角孔41のz方向の中央にサーミスタ素子
11及び21が配置され、リード12,13及び22,
23の各端部は基板40上の電極パッド42及び43に
それぞれはんだ付けされる。これらのリード12,13
及び22,23は電子レンジの高さ方向、即ち図ではz
方向(マイクロ波Mの電界の方向E)に平行に配置され
る。このリード12,13の角孔41から露出する部分
は、後述するボックス50の角孔51の孔のz方向の長
さより大きい。2組の電極パッド42及び43には基板
40に垂直に4本のエナメル被覆のリード44がそれぞ
れはんだ付けされる。
11及び21が配置され、リード12,13及び22,
23の各端部は基板40上の電極パッド42及び43に
それぞれはんだ付けされる。これらのリード12,13
及び22,23は電子レンジの高さ方向、即ち図ではz
方向(マイクロ波Mの電界の方向E)に平行に配置され
る。このリード12,13の角孔41から露出する部分
は、後述するボックス50の角孔51の孔のz方向の長
さより大きい。2組の電極パッド42及び43には基板
40に垂直に4本のエナメル被覆のリード44がそれぞ
れはんだ付けされる。
【0011】サーミスタ10及び20を搭載したプリン
ト基板40はボックス50の底面に接着剤により接着さ
れる。このボックス50は内側の寸法が縦40mm、横
40mm、厚さ10mmである。ボックス50は電子レ
ンジの筺体30の左側面において、ボックス中心が筺体
の奥行き190mmで高さ90mmの位置に設定され
る。このボックス50はサーミスタ20に対してマイク
ロ波の遮蔽板としての機能を具備するために、電気伝導
性の良い銅,ステンレススチール,アルミニウム等から
選ばれる。この例ではアルミニウム製である。ボックス
50の底面は電子レンジの内部に面し、そこにはプリン
ト基板40の角孔41より小さい、サーミスタ10のみ
露出させるための角孔51が形成される。角孔51は図
のz方向(リード方向)の長さが5〜15mmで、図の
y方向の長さが10mm〜30mmである。この例では
角孔51の寸法は10mm(z方向)×15mm(y方
向)である。
ト基板40はボックス50の底面に接着剤により接着さ
れる。このボックス50は内側の寸法が縦40mm、横
40mm、厚さ10mmである。ボックス50は電子レ
ンジの筺体30の左側面において、ボックス中心が筺体
の奥行き190mmで高さ90mmの位置に設定され
る。このボックス50はサーミスタ20に対してマイク
ロ波の遮蔽板としての機能を具備するために、電気伝導
性の良い銅,ステンレススチール,アルミニウム等から
選ばれる。この例ではアルミニウム製である。ボックス
50の底面は電子レンジの内部に面し、そこにはプリン
ト基板40の角孔41より小さい、サーミスタ10のみ
露出させるための角孔51が形成される。角孔51は図
のz方向(リード方向)の長さが5〜15mmで、図の
y方向の長さが10mm〜30mmである。この例では
角孔51の寸法は10mm(z方向)×15mm(y方
向)である。
【0012】ボックス50の底面はその外側からプレー
ト60で被覆される。このプレート60はマイクロ波を
透過する耐熱性のある薄板であって、マイカ、テフロ
ン、ポリスチレン等から選ばれる。この例ではマイカで
ある。プレート60は電子レンジ内で生じた水蒸気、油
滴等がサーミスタ10に付着するのを防止する。またボ
ックス50の開口部は塵埃等がボックス内に入ってサー
ミスタ10,20に付着しないように、絶縁性材料から
なる蓋70で被覆される。蓋70は前述したリード44
が挿通する直径1mmの孔71を4個有し、マイクロ波
の反射板の機能を有する。
ト60で被覆される。このプレート60はマイクロ波を
透過する耐熱性のある薄板であって、マイカ、テフロ
ン、ポリスチレン等から選ばれる。この例ではマイカで
ある。プレート60は電子レンジ内で生じた水蒸気、油
滴等がサーミスタ10に付着するのを防止する。またボ
ックス50の開口部は塵埃等がボックス内に入ってサー
ミスタ10,20に付着しないように、絶縁性材料から
なる蓋70で被覆される。蓋70は前述したリード44
が挿通する直径1mmの孔71を4個有し、マイクロ波
の反射板の機能を有する。
【0013】プレート60とボックス50と蓋70のそ
れぞれ四隅に4本のボルト81を貫通してナット82で
螺合することにより、マイクロ波検出器15が組立てら
れる。この組立てられたマイクロ波検出器15は、検出
器の外形と同一の面積を有する電子レンジの筺体30の
窓孔31にはめ込まれる。具体的には、窓孔31の孔縁
には上フランジ34及び下フランジ35がネジ32及び
33で固着され、これらのフランジ34及び35にボッ
クス50を挿入した後、ボックス50の上面及び下面に
フランジ34及び35を介してそれぞれネジ36及び3
7を締付けることによりマイクロ波検出器15は窓孔3
1に固着される。
れぞれ四隅に4本のボルト81を貫通してナット82で
螺合することにより、マイクロ波検出器15が組立てら
れる。この組立てられたマイクロ波検出器15は、検出
器の外形と同一の面積を有する電子レンジの筺体30の
窓孔31にはめ込まれる。具体的には、窓孔31の孔縁
には上フランジ34及び下フランジ35がネジ32及び
33で固着され、これらのフランジ34及び35にボッ
クス50を挿入した後、ボックス50の上面及び下面に
フランジ34及び35を介してそれぞれネジ36及び3
7を締付けることによりマイクロ波検出器15は窓孔3
1に固着される。
【0014】次に、蓋70の孔71から引き出した2対
のリード44,44をそれぞれ抵抗計(図示せず)に接
続した。そして筺体30内に被加熱物を入れない状態、
図示しない電子レンジのマグネトロンからマイクロ波検
出器15にマイクロ波Mを照射した。ここで電子レンジ
の出力を0Wから500Wに段階的に切換えてマイクロ
波Mをそれぞれ1分間ずつ照射した。マイクロ波の照射
によりこれらのリード12及び13に高周波電流が誘起
され、サーミスタ10のサーミスタ素子11は電子レン
ジの出力に応じて自己発熱し抵抗値が低下した。一方、
サーミスタ20のサーミスタ素子21はサーミスタ10
近傍の環境温度の上昇によりその抵抗値が低下した。抵
抗計でサーミスタ10及び20の抵抗を測定し、サーミ
スタ特性から温度を求めた。検出器の出力はサーミスタ
10の温度からサーミスタ20の温度を差し引いた値と
した。この結果を図4の符号Pの特性曲線に示す。次い
でこの筺体30内に被加熱物として水200gを入れた
状態で前記と同様にマイクロ波Mを照射した。この結果
を符号Qの特性曲線に示す。これらの特性曲線から本実
施例のマイクロ波サーミスタ10は高い検出感度を有
し、被加熱物がないときにはサーミスタ出力が異常に増
大しないため、サーミスタ素子11に熱衝撃を与えな
い。
のリード44,44をそれぞれ抵抗計(図示せず)に接
続した。そして筺体30内に被加熱物を入れない状態、
図示しない電子レンジのマグネトロンからマイクロ波検
出器15にマイクロ波Mを照射した。ここで電子レンジ
の出力を0Wから500Wに段階的に切換えてマイクロ
波Mをそれぞれ1分間ずつ照射した。マイクロ波の照射
によりこれらのリード12及び13に高周波電流が誘起
され、サーミスタ10のサーミスタ素子11は電子レン
ジの出力に応じて自己発熱し抵抗値が低下した。一方、
サーミスタ20のサーミスタ素子21はサーミスタ10
近傍の環境温度の上昇によりその抵抗値が低下した。抵
抗計でサーミスタ10及び20の抵抗を測定し、サーミ
スタ特性から温度を求めた。検出器の出力はサーミスタ
10の温度からサーミスタ20の温度を差し引いた値と
した。この結果を図4の符号Pの特性曲線に示す。次い
でこの筺体30内に被加熱物として水200gを入れた
状態で前記と同様にマイクロ波Mを照射した。この結果
を符号Qの特性曲線に示す。これらの特性曲線から本実
施例のマイクロ波サーミスタ10は高い検出感度を有
し、被加熱物がないときにはサーミスタ出力が異常に増
大しないため、サーミスタ素子11に熱衝撃を与えな
い。
【0015】なお、上記例では検出器の出力を調べるた
め、2対のリード44,44に抵抗計をそれぞれ接続し
たが、図8に示すブリッジ回路により検出器の出力を測
定してもよい。この回路では、サーミスタ10に抵抗R
1を、サーミスタ20に抵抗R2をそれぞれ直列に接続
し、これらを並列に接続してその両端子aとbを入力端
子とする。またサーミスタ10と抵抗R1の接続点Bに
端子cを接続し、サーミスタ20と抵抗R2の接続点C
に端子dを接続し、両端子cとdを出力端子とする。入
力端子aとbに直流電圧VINを印加し、この時の出力端
子cとdの出力電圧VOUTを測定することにより2つの
サーミスタ10,20の抵抗値の差、即ち実質的なマイ
クロ波による温度上昇値が求められる。
め、2対のリード44,44に抵抗計をそれぞれ接続し
たが、図8に示すブリッジ回路により検出器の出力を測
定してもよい。この回路では、サーミスタ10に抵抗R
1を、サーミスタ20に抵抗R2をそれぞれ直列に接続
し、これらを並列に接続してその両端子aとbを入力端
子とする。またサーミスタ10と抵抗R1の接続点Bに
端子cを接続し、サーミスタ20と抵抗R2の接続点C
に端子dを接続し、両端子cとdを出力端子とする。入
力端子aとbに直流電圧VINを印加し、この時の出力端
子cとdの出力電圧VOUTを測定することにより2つの
サーミスタ10,20の抵抗値の差、即ち実質的なマイ
クロ波による温度上昇値が求められる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、使
用するサーミスタ素子の特性を限定することにより、マ
イクロ波入力が大きい領域のサーミスタ出力を大きくせ
ずに、マイクロ波入力が小さい領域でのサーミスタ出力
感度を向上することができる。特にR25が100Ω〜1
0kΩの範囲にあるサーミスタ素子をマイクロ波検出用
に用いることにより、被加熱物があるときには高い検出
感度が得られ、更に加えてB定数が3000〜5000
Kの範囲にあり、更にδが1〜3mW/℃の範囲にある
素子を用いることにより、被加熱物がないときにはサー
ミスタ素子に熱衝撃を与える恐れがないマイクロ波検出
用サーミスタが得られる。
用するサーミスタ素子の特性を限定することにより、マ
イクロ波入力が大きい領域のサーミスタ出力を大きくせ
ずに、マイクロ波入力が小さい領域でのサーミスタ出力
感度を向上することができる。特にR25が100Ω〜1
0kΩの範囲にあるサーミスタ素子をマイクロ波検出用
に用いることにより、被加熱物があるときには高い検出
感度が得られ、更に加えてB定数が3000〜5000
Kの範囲にあり、更にδが1〜3mW/℃の範囲にある
素子を用いることにより、被加熱物がないときにはサー
ミスタ素子に熱衝撃を与える恐れがないマイクロ波検出
用サーミスタが得られる。
【図1】いずれもB定数が3000K未満で、δが3m
W/℃を越え、かつR25が1kΩ、5kΩ、10kΩ及
び15kΩの4種類のサーミスタ素子を用いたマイクロ
波検出器の出力特性図。
W/℃を越え、かつR25が1kΩ、5kΩ、10kΩ及
び15kΩの4種類のサーミスタ素子を用いたマイクロ
波検出器の出力特性図。
【図2】いずれもR25が10kΩで、δが3mW/℃を
越え、かつB定数が2950K、3450K,3950
K及び4450Kの4種類のサーミスタ素子を用いたマ
イクロ波検出器の出力特性図。
越え、かつB定数が2950K、3450K,3950
K及び4450Kの4種類のサーミスタ素子を用いたマ
イクロ波検出器の出力特性図。
【図3】いずれもR25が10kΩで、B定数が3000
K未満で、かつδが1mW/℃、2mW/℃、3mW/
℃及び4mW/℃の4種類のサーミスタ素子を用いたマ
イクロ波検出器の出力特性図。
K未満で、かつδが1mW/℃、2mW/℃、3mW/
℃及び4mW/℃の4種類のサーミスタ素子を用いたマ
イクロ波検出器の出力特性図。
【図4】いずれもB定数が3950Kで、δが2mW/
℃で、かつR25が1kΩ、5kΩ、10kΩ及び15k
Ωの4種類のサーミスタ素子を用いたマイクロ波検出器
の出力特性図。
℃で、かつR25が1kΩ、5kΩ、10kΩ及び15k
Ωの4種類のサーミスタ素子を用いたマイクロ波検出器
の出力特性図。
【図5】いずれもR25が10kΩで、δが2mW/℃
で、かつB定数が2950K、3450K,3950K
及び4450Kの4種類のサーミスタ素子を用いたマイ
クロ波検出器の出力特性図。
で、かつB定数が2950K、3450K,3950K
及び4450Kの4種類のサーミスタ素子を用いたマイ
クロ波検出器の出力特性図。
【図6】いずれもR25が10kΩで、B定数が2950
Kで、かつδが1mW/℃、2mW/℃、3mW/℃及
び4mW/℃の4種類のサーミスタ素子を用いたマイク
ロ波検出器の出力特性図。
Kで、かつδが1mW/℃、2mW/℃、3mW/℃及
び4mW/℃の4種類のサーミスタ素子を用いたマイク
ロ波検出器の出力特性図。
【図7】本発明実施例のマイクロ波検出器の縦断面図。
【図8】そのマイクロ波検出器を含む検出回路図。
【図9】そのマイクロ波検出器の組立斜視図。
【図10】R25が15kΩで、B定数が2950K未満
で、かつδが4mW/℃のサーミスタ素子を用いたマイ
クロ波検出器の出力特性図。
で、かつδが4mW/℃のサーミスタ素子を用いたマイ
クロ波検出器の出力特性図。
10,20 マイクロ波検出用サーミスタ 11 サーミスタ素子 12,13 リード
Claims (4)
- 【請求項1】 サーミスタ素子(11)に一対のリード(12,
13)が接続され、前記リード(12,13)がマイクロ波の照射
される位置に設けられ、前記マイクロ波照射時に高周波
電流を誘起して前記サーミスタ素子(11)を自己発熱させ
るように構成されたマイクロ波検出用サーミスタ(10)で
あって、 前記サーミスタ素子(11)は25℃における抵抗値が10
0Ω〜10kΩの範囲にあることを特徴とするマイクロ
波検出用サーミスタ。 - 【請求項2】 サーミスタ素子(11)は25℃における抵
抗値が100Ω〜10kΩの範囲にあり、かつB定数が
3000〜5000Kの範囲にある請求項1記載のマイ
クロ波検出用サーミスタ。 - 【請求項3】 サーミスタ素子(11)は25℃における抵
抗値が100Ω〜10kΩの範囲にあり、かつ熱放散定
数が1〜3mW/℃の範囲にある請求項1記載のマイク
ロ波検出用サーミスタ。 - 【請求項4】 サーミスタ素子(11)は25℃における抵
抗値が1000Ω〜10kΩの範囲にあり、B定数が3
000〜5000Kの範囲にあり、かつ熱放散定数が
0.5〜3mW/℃の範囲にある請求項1記載のマイク
ロ波検出用サーミスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3252394A JPH07244101A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | マイクロ波検出用サーミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3252394A JPH07244101A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | マイクロ波検出用サーミスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07244101A true JPH07244101A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12361326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3252394A Withdrawn JPH07244101A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | マイクロ波検出用サーミスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07244101A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007198794A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Aloka Co Ltd | 界面検出装置及び方法、並びに体積計測装置及び方法 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP3252394A patent/JPH07244101A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007198794A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Aloka Co Ltd | 界面検出装置及び方法、並びに体積計測装置及び方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |