JPH07244359A - 写真用ロールフィルムカートリッジの超音波溶着方法 - Google Patents

写真用ロールフィルムカートリッジの超音波溶着方法

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JPH07244359A
JPH07244359A JP3482194A JP3482194A JPH07244359A JP H07244359 A JPH07244359 A JP H07244359A JP 3482194 A JP3482194 A JP 3482194A JP 3482194 A JP3482194 A JP 3482194A JP H07244359 A JPH07244359 A JP H07244359A
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JP
Japan
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cartridge
film
horn
cartridges
ultrasonic welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP3482194A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Tajiri
英彦 田尻
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 写真用ロールフィルムカートリッジの分割接
合面の効率よく安定した超音波溶着方法を提供する。 【構成】 超音波溶着用の突出部のない合成樹脂製のロ
ールフィルムカートリッジを、その円柱軸を含む平面と
フィルム出入口のフィルム通路面とで2分割して上下両
カートリッジとしたものにスプールに巻かれたロールフ
ィルムのスクロールを装填した後、上下両カートリッジ
の分割面を合わせて超音波溶着させるために、下側カー
トリッジの円柱面と前記フィルム出入口通路部下側顎部
とを下方のネストに、上側カートリッジの円柱面と前記
フィルム出入口通路部上側の前記接平面部とを上方のホ
ーンで受けるようにし、かつ、ホーンの上下振動方向が
前記円柱軸を含む分割合わせ面に直角方向になるように
セットして、超音波溶着は、発振周波数を20KHZ、ホー
ンを押し当てる力を5〜35kg・f、超音波振動時のホー
ン先端の振幅Aを10〜45μmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロールフィルム用写真フ
ィルムのパトローネ等、分割されたカートリッジを、該
フィルムのスクロールを装填後に溶着して組み立てるよ
うにしたカートリッジの超音波溶着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在合成樹脂製のロールフィルム用写真
フィルムカートリッジとしてはディスクフィルム、110
タイプフィルム、等が知られており、また、近年、次世
代フィルムカートリッジとして提案されている写真フィ
ルムカートリッジがあるが、これ等はいずれも、上カー
トリッジと下カートリッジに分割されていて、その上下
のカートリッジの中にロールフィルムを装填した状態で
その両カートリッジの分割面を合わせて接合を行ってい
るが、その接合は接着剤によっても行えるが、その取扱
性や作業効率の面から難点があり、殆んど超音波溶着の
方法がとられている。
【0003】そしてこのような超音波溶着は例えば特開
平3-116136号公報や特開平4-337043号公報に紹介されて
いる。即ち、その中で図7に示すように次世代フィルム
としては上下両カートリッジ100A,100Bの合わせ目に
突状のリブ180A,180Bが設けられており、下カートリ
ッジ100Bはネスト10に装着され、該下カートリッジ100
Bの円柱外周面101Bはネスト10の円柱内面にかかえ込
まれている状態になり、突状リブ180Bの下面182Bが該
ネスト10の上面12及び斜面13に接触してハンギングされ
た状態にしてある。そして下カートリッジ100Bの内部
にスプールに巻かれたロールフィルムのスクロールを装
填後、上カートリッジ100Aのリブ180Aの下面181Aを
下カートリッジ100Bのリブ180Bの上面181Bに合わせ
るように覆わせその合わせ目を溶着すべく超音波振動伝
達用のホーン30をその振動伝達用の下面33及び斜面32を
前記リブ180Aの上面182Aに接触させ、そして、該カー
トリッジの円柱外周面101Aはホーン30の円柱内面31と
は近接していても接触されることなく、所定量の力を押
し当て所定時間超音波振動の伝達を行って該両カートリ
ッジのリブ180A,180Bの合わせ目181A,181Bの溶着
を行っている。
【0004】このように、従来、超音波振動によるカー
トリッジの溶着はホーン30とカートリッジ100との接触
面が平行で平らであり、その接触面をホーン振動方向に
投影した場合の投影領域内に上下両カートリッジの接合
溶着面が存在するようにしてあり、この場合の超音波溶
着は簡単に確実になされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら次世代の
カートリッジ入り写真用ロールフィルムとして提案され
ているものでは、このような接合リブを周辺部に設ける
とカメラへの装填スペースが大きくなり、また包装容積
も大きくなり、カメラの小型化、包装の省資源化、簡易
化の実現という次世代フィルムの大きな目的が崩れてし
まうので好ましくない。
【0006】そして、上述のようなリブを持たない、カ
ートリッジの超音波接合は殆んど不可能であった。
【0007】本発明においては、このような突出したリ
ブを持たないで円柱面とフィルム出入口通路部で形成さ
れるコンパクトなカートリッジにおいても、ホーンを大
きくして超音波発振負荷を増大させたりすることなく、
上下両カートリッジの合わせ面を接合するためのカート
リッジの形状とホーンの形状とホーンを押し当てる力と
そのときの振動時間との関係を見出して、コンパクトで
突出リブのないカートリッジに対しても超音波振動によ
る接合が確実で容易である条件を見出し、写真用ロール
フィルムカートリッジの超音波溶着方法を提供すること
を課題目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、外径が18〜
23mm、長さが30〜40mmの円柱の外殻部に厚さ1mm前後の
薄肉を残し内部を中空にしたフィルム収納部並びに該円
柱面への接平面とそれに平行な面と前記円柱端面の延長
面と出入口端面とでフィルム出入口通路部を形成し、こ
れ以外の突出部のない形状の合成樹脂製のロールフィル
ムカートリッジを、その円柱軸を含む平面とフィルム出
入口のフィルム通路面とで2分割して上カートリッジと
下カートリッジとしたものにスプールに巻かれたロール
フィルムのスクロールを装填した後、上下両カートリッ
ジの分割面を合わせて超音波溶着させるために、下側カ
ートリッジの円柱面と前記フィルム出入口通路部下側顎
部とを下方のネストに、上側カートリッジの円柱面と前
記フィルム出入口通路部上側の前記接平面部とを上方の
ホーンで受けるようにし、かつ、ホーンの上下振動方向
が前記円柱軸を含む分割合わせ面に直角方向になるよう
にセットして、超音波溶着を行うとき、発振周波数を20
KHZとし、ホーンを押し当てる力を5〜35kg・fとし超
音波振動時のホーン先端の振幅Aを10〜45μmとしたこ
とを特徴とする写真用ロールフィルムカートリッジの超
音波溶着方法によって達成される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図を用いてその作用と共に
説明する。
【0010】本発明が用いる写真用ロールフィルムカー
トリッジの実施例を図1の斜視図に示す。
【0011】該カートリッジ100は上カートリッジ100A
と下カートリッジ100Bからなる。上カートリッジ100A
は半円柱状101Aの外殻に薄肉部を残し内部を中空状態
にし、両端面103Aには内部に収容されるフランジ付き
スプールに巻かれたスクロールのハブを受ける軸受形成
部113Aとなる半円形状の部分がうがたれている。そし
て円柱面101Aからは接平面151Aが設けられ両サイドに
153Aの外壁が、前記両端面103Aが延長して同一平面に
なるように設けられ内部にフィルムの出入口150Aの上
側フィルム通路面155Aが形成されている。
【0012】また、同様に下カートリッジ100Bは半円
柱体101Bの外殻に薄肉部を残し内部を中空状態にし両
端面103Bには内部に収容される前記フランジ付きスプ
ールに巻かれたスクロールのハブを前記軸受形成部113
Aと共に受けて軸受形成部113Bとなる半円形状の部分
がうがたれていて、そして円柱面101Bからは前記接平
面に平行な板状体151Bが設けられ、円柱面101Bとのつ
ながりには顎部152が設けられ、該板状体151Bの両サイ
ドの外側153Bが前記両端面103Bが延長されて、それと
同一平面になるように設けられ、内部にフィルム出入口
150Bの下側通路面が形成されている。そして、上側、
下側の通路面の両側にある外壁153A,153Bの下面161
Aと上面161Bは上下両カートリッジの接合面を形成し
ている。
【0013】尚、上側フィルム通路面155A及び対向す
る下側通路面にはビロードなどの遮光材が貼付されてい
るか、又は該入口通路部に半円柱形のシャッタ部材が設
けられている。また前記軸受形成部113A,113Bの内側
にはスプールのフランジが接近するので、内部に収納さ
れている写真フィルムのスクロールに光が入り込みフィ
ルムを被せることはない。勿論、カートリッジやビロー
ドやスプールは黒色となっており各材料自体の遮光は完
全にしてある。
【0014】カートリッジ材料としては黒色カーボンを
混練したポリスチレン樹脂が多用されている。しかし、
これに限定されるものではない。
【0015】そして、このような上下のカートリッジの
合わせ面は従来のようにリブを外方に張り出すことな
く、薄肉外殻体の接触面が接合面となるように超音波振
動をかけるようにしたものである。
【0016】図2は下カートリッジ100Bにスプールに
巻かれたフィルムスクロールを収容し上カートリッジ10
0Aを覆わせたものをネスト10に円筒面及び顎部152を接
して装着し、ホーン30を上部から所定の力で押し当て超
音波振動のエネルギーを該両カートリッジの合わせ目に
伝達させるようにしたものである。
【0017】ホーン30の超音波振動方向は矢印に示す該
ホーン30の押し当て移動方向であり、ホーン30とカート
リッジ100Aとの接触面の超音波振動方向の投影面の領
域が両カートリッジ100A,100Bの接合面111A,111
B,112A,112B,161A,161Bの領域に必ずしもなっ
ていないわけである。
【0018】また図4に示すようにホーン30の上カート
リッジ100Aに接する面は円柱面及びそれに接する平面
形状をしており、その厚さLはカートリッジ100の軸方
向の長さの50%以上であるが該カートリッジの長さより
も長くても良い。
【0019】また実際の上カートリッジ100Aと下カー
トリッジ100Bとの合わせ面には図5(a),(c)に
示すように段状のインロー形式又はチャンネル状に対し
て凸状の組み合わせ面が形成され、その段差面の1箇所
にダイレクター135が設けられている。
【0020】即ち、図5(a)において上カートリッジ
100Aの外側の合わせ面111A,112A,161Aの面に対し
内側に段差で落した面121A,122A,162Aの面が設け
られ、下カートリッジ100Bの外側の合わせ面111B,11
2B,161Bに対し内側に段差が設けられて高くした121
B,122B,162Bの段差面が設けられ、その面にはダイ
レクター135が設けられ、超音波振動エネルギーがホー
ン30の押し当て力と共に伝達されるとダイレクター135
の部が、上下両カートリッジ100A,100Bの接合面を溶
解し、図5(b)の状態になって接合される。
【0021】図5(c)では上カートリッジ100Aの合
わせ面111A,112A,161Aの中央部に溝をつけその天
井面121A,122A,162Aが設けられ、下カートリッジ1
00Bでは、その合わせ面111B,112B,161B面に対し
凸状部121B,122B,162Bが設けられ、該凸状部には
ダイレクター135が設けられている。
【0022】そして、超音波振動上エネルギーがホーン
30の押し当て力と共に伝達されるとダイレクター135が
上下両カートリッジ100A,100Bの接合面を溶解し、図
5(d)の状態になって接合される。
【0023】このダイレクター135の溶解が適度に平均
化されて行われると溶着が寸法精度的にも強度的にも安
定したものとすることができる。しかし、各カートリッ
ジにリブを設けず、しかも、ホーンの幅Sを大きくして
ホーンの超音波発振負荷を大きくすることなく安定正確
な溶着ができるために本出願人は種々の実験を試みた。
【0024】ホーン30を押し当てる力をF、カートリッ
ジに対し超音波振動を付与する時間をT、超音波振動時
のホーン先端の振幅をAとし、これ等を変化させて溶着
面各部の溶着後の寸法の目標値(接合面がきちんと隙間
無く合わさる状態)とのずれYを測定した。図3の斜視
図に示すようにYは上下カートリッジ100A,100Bのそ
れぞれの接合面の近傍1mmのところに目印線を描いてお
き、その間隔を溶着の前後で測定し、目標値どおりであ
れば0、接合面に隙間が空いていれば溶着不足というこ
とでマイナス、接合面が必要以上に溶けて目印線の間隔
が縮まりフラッシュが出ていればプラスとした。
【0025】以下に実験結果を図8〜図18のグラフに示
す。即ちホーンの振幅Aと押し当て力Fをそれぞれ変化
させて固定したパラメータとし、ずれYと振動付与時間
Tとの関係を1,2,3で表される各部位(下記)につ
いてプロットして3本のグラフにした。
【0026】このずれYは図6の斜視図に示すようにカ
ートリッジ100の各部位*1,*2,*3におけるずれ
が、それぞれ−0.2≦Y≦0.2にあることが必要である。
【0027】図8〜図18の実験結果のグラフで明らかに
なったように、上記条件−0.2<Y<+0.2に合格するの
は下記の表のようになる。
【0028】
【表1】
【0029】また、より好ましい条件−0.1<Y<+0.1
に合格するのは下記の表のようになる。
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】ホーンとカートリッジとの接触面の該ホ
ーンの振動方向への投影面が該カートリッジの接合面の
領域内にないと超音波振動エネルギーによる正確な安定
した溶着接合はなされないとされ、従って接着剤による
接合しかないとされていた突出接合リブを持たない小型
コンパクトカートリッジに対して、本発明が見出した接
合条件により正確で安定した超音波振動溶着ができるよ
うになり、生産効率が大きく向上すると共に、小型コン
パクトカメラに適用可能なこのような新フォーマットの
カートリッジの生産が支障なく展開できるようになっ
た。
【0032】そして、本発明によって限定された接合条
件の溶着により、カートリッジが均一に隙間なく正確な
寸法に接合できるようになり、写真フィルムカートリッ
ジに必要な遮光性や分離強度が充分確保できるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いる写真用ロールフィルムカートリ
ッジの実施例の斜視図。
【図2】フィルムを収納した上下カートリッジの合わせ
目と超音波溶着させるときの正面図。
【図3】溶着面近傍に目安線を設けたカートリッジの斜
視図。
【図4】ホーン先端部を示す部分斜視図。
【図5】(a),(c)は上下カートリッジの接合面と
ダイレクターを示す部分断面図。(b),(d)はその
溶着済状態を示す部分断面図。
【図6】溶着度測定部位を示すカートリッジの斜視図。
【図7】従来の接合用突出リブを設けたカートリッジと
ネストとホーンの関係を示す斜視図。
【図8】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図9】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図10】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図11】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図12】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図13】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図14】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図15】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図16】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図17】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【図18】本発明の溶着状態の実験結果を示すグラフ。
【符号の説明】
10 ネスト 30 ホーン 100 カートリッジ 100A 上カートリッジ 100B 下カートリッジ 111A,111B,112A,112B,161A,161B 接合面
(合わせ面) 121B,122B,162B 凸状部 135 ダイレクター 152 顎部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径が18〜23mm、長さが30〜40mmの円柱
    の外殻部に厚さ1mm前後の薄肉を残し内部を中空にした
    フィルム収納部並びに該円柱面への接平面とそれに平行
    な面と前記円柱端面の延長面と出入口端面とでフィルム
    出入口通路部を形成し、これ以外の突出部のない形状の
    合成樹脂製のロールフィルムカートリッジを、その円柱
    軸を含む平面とフィルム出入口のフィルム通路面とで2
    分割して上カートリッジと下カートリッジとしたものに
    スプールに巻かれたロールフィルムのスクロールを装填
    した後、上下両カートリッジの分割面を合わせて超音波
    溶着させるために、下側カートリッジの円柱面と前記フ
    ィルム出入口通路部下側顎部とを下方のネストに、上側
    カートリッジの円柱面と前記フィルム出入口通路部上側
    の前記接平面部とを上方のホーンで受けるようにし、か
    つ、ホーンの上下振動方向が前記円柱軸を含む分割合わ
    せ面に直角方向になるようにセットして、超音波溶着を
    行うとき、発振周波数を20KHZとし、ホーンを押し当て
    る力を5〜35kg・fとし超音波振動時のホーン先端の振
    幅Aを10〜45μmとしたことを特徴とする写真用ロール
    フィルムカートリッジの超音波溶着方法。
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