JPH07244802A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH07244802A
JPH07244802A JP3739894A JP3739894A JPH07244802A JP H07244802 A JPH07244802 A JP H07244802A JP 3739894 A JP3739894 A JP 3739894A JP 3739894 A JP3739894 A JP 3739894A JP H07244802 A JPH07244802 A JP H07244802A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録媒体に対する複合磁気ヘッドの浮上
間隙をより狭小化することが可能な磁気記録再生技術を
提供する。 【構成】 記録用誘導型ヘッド37および再生用MRヘ
ッド38からなるMR複合ヘッド34と、記録再生回路
33との間を、当該記録用誘導型ヘッド37および再生
用MRヘッド38によって共有される2本のリード線L
1およびL2からなる伝送線35によって接続すること
で低剛性化し、MR複合ヘッド34に設けたスイッチ制
御回路39およびスイッチ部40によって双方への接続
状態を切り替えるとともに、MR複合ヘッド34用の抵
抗変化検出回路30はMR複合ヘッド34上に配置した
構成とし、記録信号および再生信号の双方を電流の変化
に重畳させて伝達させ、2本のリード線L1とL2の間
の電位差の変化によってスイッチ制御回路39を作動さ
せるようにした磁気記録再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生技術に関
し、特に、情報を磁気記録媒体へ記録する記録用誘導型
ヘッドと、情報を再生するために磁気抵抗効果を利用し
た再生用MRヘッドにより構成される記録再生分離型の
複合磁気ヘッドを用いた磁気記録再生装置に適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導型ヘッドにより情報を磁化反転の形
で記録した記録媒体から、磁気抵抗効果型再生ヘッド
(以下MRヘッドと呼ぶ)により情報を再生する記録再
生分離型磁気記録再生方式が用いられつつある。この記
録再生方式には、上記の記録ヘッドおよび再生ヘッドが
一体になった複合ヘッドを用いる。上述したように複合
ヘッドには、記録と再生のためのヘッドがあるため、図
9に例示されるように、記録再生回路系から複合ヘッド
までのリード線の数は従来より、個々の複合ヘッド毎に
記録信号のために2本、再生信号のために2本の合計4
本の構成となっていた。
【0003】一方、磁気ディスク装置の高記録密度化を
進める手段の一つとして、磁気ヘッドの浮上量を狭くす
る方法が取られている。浮上量を狭くするには、複合磁
気ヘッドが搭載されるスライダのサイズを小さくし、媒
体表面の凹凸に追従しやすい構造にする必要がある。し
かし、スライダサイズが小さくなると、弱い外力が加わ
っても追従性に影響が現われる。この弱い外力の原因と
して、リード線の剛性が課題になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなリード線の
剛性の低減対策の一つとして線径を細くすることを行っ
ている。しかしリード線の本数が個々の複合磁気ヘッド
毎に4本と多いために外力低減の効果が少ない。そこで
リード線の本数を低減することが考えられるが、複合磁
気ヘッドと記録再生回路系とを結ぶリード線の本数の削
減については、従来では配慮されていなかった。
【0005】なお、線数低減方式に関する類似の技術と
しては、例えば、図10に例示されるように、記録再生
回路9(RW−IC)から後段の信号処理回路までの伝
送線路を、記録系および再生系の各々について2線にし
た伝送線45(FPC(2))を用い、記録信号と再生
信号の伝送線路を共通にするとともに、MR複合ヘッド
12は、4線の伝送線44(FPC(3))を介して記
録再生回路9に接続される構成としたものが考えられ
る。
【0006】すなわち、図10において、RW−IC電
源47Aによって作動するRW−IC9では、制御部1
7からのヘッド選択信号41Aにより、複数のMR複合
ヘッド12のうちの1本選択する。さらに記録再生制御
信号41により記録用か再生用かを選択する。記録再生
制御信号41が記録状態を意味しているときは、記録回
路7からの記録信号43を記録電流源46から供給され
る電力によって目的の複合ヘッドの記録用誘導型ヘッド
37へ出力する。
【0007】逆に再生の場合は、制御部17からヘッド
選択信号41Aが出て、それに対応したMR複合ヘッド
12が選ばれる。さらに記録再生制御信号41が再生状
態を意味していれば、MRセンス電流源47のバイアス
電流を用いて再生動作を行う再生用MRヘッド38から
の信号が、RW−IC9を介して再生信号42として再
生回路13へ出力する。
【0008】このような、従来の発想では、複合ヘッド
を支持するヘッドアーム等の支持部材に沿って設けられ
るリード線の本数を削減するためには、RW−IC9を
MR複合ヘッド12に配置することとなる。しかし、R
W−IC電源48および記録再生のモード切り替え信号
など付随した信号線が必要になり、結局、線数が増加す
る。さらに小さなスライダへRW−IC9を搭載する
と、RW−IC9の記録側増幅回路は消費電力が大きい
ために、ICの発熱によるスライダの変形が問題にな
る。
【0009】本発明の目的は、複合磁気ヘッドをアクチ
ュエータに支持する支持構造の剛性を減少させて、磁気
記録媒体に対する複合磁気ヘッドの浮上間隙をより狭小
化することが可能な磁気記録再生技術を提供することに
ある。
【0010】本発明の他の目的は、複合磁気ヘッドと記
録再生回路との間の情報の伝送経路となる伝送線におけ
る帯域制限を緩和ないしは解消して、より高速なデータ
転送を実現することが可能な磁気記録再生技術を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、たとえば、記録用誘導型ヘッドおよび磁気抵抗効
果素子を用いた再生用MRヘッドによって複合磁気ヘッ
ドを構成する場合、記録再生回路を、 (1)再生増幅回路の初段(MR抵抗変化検出回路) (2)記録側と再生増幅回路の後段部分 の二つの部分に分ける。そして、(1)の再生側の初段
の抵抗変化検出回路をMR複合磁気ヘッドに搭載し、
(2)の部分はキャリッジまたはアクチュエータ側に取
付ける。
【0012】記録信号と再生信号を電流信号伝送方式に
より、複合磁気ヘッドを構成する再生磁気ヘッドおよび
記録磁気ヘッドで、第1および第2の伝送線を共有す
る。
【0013】再生側の初段の抵抗変化検出回路を複合磁
気ヘッドに搭載するために、回路の電源線も第1および
第2の伝送線と共有する。この場合、回路電源用の電流
は常に一定値であり、信号電流は変化することから、分
離が可能である。従って、信号と電源の線路共有化が行
える。
【0014】さらに、記録電流が再生ヘッド側に、再生
信号が記録側に漏洩しないように、記録時と再生時の経
路を切り替える切り替え手段を設ける。この切り替え手
段は、第1および第2の伝送線の間の電位差によって作
動するスイッチ制御回路で構成することができる。
【0015】また、2本の第1および第2の伝送線が、
複合磁気ヘッドをアクチュエータに支持させる支持部材
を兼ねる構成とすることができる。
【0016】
【作用】本発明の磁気記録再生装置では、伝送線を、従
来の4本から、第1および第2の伝送線の2本に減じた
ことにより、外力による浮上特性への影響を低減でき、
磁気記録媒体に対する浮上間隙の一層の狭小化を図れ
る。これにより複合磁気ヘッドの低浮上化による記録密
度の向上を実現できる。
【0017】さらに再生信号側の初段の抵抗変化検出回
路を複合磁気ヘッドの近傍に搭載したことにより、抵抗
変化検出回路を複合磁気ヘッドから離間した位置に配置
する場合のように、再生信号の伝送経路による帯域制限
を受けることがなく、第1および第2の伝送線を高速デ
ータ転送のチャネルとして用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】図1および図2は、本発明の一実施例であ
る磁気記録再生装置の構成の一例を示す概念図である。
【0020】なお、本発明の磁気記録再生装置は、磁気
ディスク装置、磁気テープ装置、フロッピィディスク装
置、またはディジタルVTR装置、磁気カード読み取り
装置など磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド)を用いて
信号を再生する装置には全て適応できるが、本実施例で
は、一例として、その中でも特に磁気ディスク装置に適
用した場合について説明する。
【0021】まず、磁気ディスク装置の全体構成の一例
について図2を用いて説明する。磁気ディスク装置10
は、上位機19からの情報を受けて記憶するか、または
情報の提出要求を受けて対応情報を上位機19へ出力す
る記憶装置である。その構成は、上位機19との間で情
報の入出力を行うインタフェース回路18、インタフェ
ース回路18を通して入力した情報を磁気記録媒体11
へ記録するための符号に変換する変調操作および磁気記
録媒体11から再生した符号を上位機19が理解できる
情報に復調する復調操作を行う変調復調回路8を含んで
いる。さらに磁気記録媒体11に記録する符号は記録回
路7によって記録補正などを行い、記録再生回路33
(RW−IC)において記録するための電流波形信号
(NRZI)に変換する。記録電流波形信号は、MR複
合ヘッド34へ供給する。
【0022】MR複合ヘッド34は、磁気記録媒体11
へ記録を行う誘導型の磁気ヘッド(記録用誘導型ヘッド
37)と磁気抵抗効果を用いて磁気記録媒体11の磁化
情報を再生する磁気抵抗効果型ヘッド(再生用MRヘッ
ド38)により構成している。前述した記録電流波形信
号は、記録用誘導型ヘッド37により磁気記録媒体11
に磁化反転の形で記録を行う。
【0023】情報の再生は、MR複合ヘッド34の中の
再生用MRヘッド38により再生し、記録再生回路33
において信号増幅を行う。そして、再生回路13におい
て波形整形および弁別を行い、’1’、’0’の符号を
求める。弁別結果のディジタル符号を変調復調回路8に
おいて、情報に変換する。
【0024】情報を記憶する磁気記録媒体11は、1枚
あるいは複数枚組み込まれており、磁気記録媒体11を
同軸かつ平行な姿勢でスタックしたスピンドル20aを
介して、当該スピンドル20aを回転させるモータ20
に支持されている。そして磁気記録媒体11の各面には
少なくとも1個のMR複合ヘッド34が配置されてい
る。
【0025】磁気記録媒体11のあるトラック位置に情
報を書き込むために、複数のMR複合ヘッド34をアー
ム14aを介して磁気記録媒体11のスタックの間隙に
機械的に支え、さらに目標トラック位置へMR複合ヘッ
ド34を送るためのアクチュエータ14、およびアクチ
ュエータ14を駆動するためのボイスコイルモータ15
(VCM)、そしてMR複合ヘッド34によりサーボ情
報を取り込み、所定の半径位置へ移動させるための制御
を行う位置決め制御16でサーボ系を構成している。
【0026】また、磁気ディスク装置10を構成する上
述の各構成要素は、制御部17の配下で制御される。
【0027】本実施例の場合、図1に例示されるよう
に、MR複合ヘッド12と記録再生回路9の間は、2本
のリード線L1およびリード線L2からなる伝送線35
(FPC(1))で接続した構成となっている。この伝
送線35(FPC(1))は、たとえば、可撓性の絶縁
性樹脂の内部に、導体パターンによって2本のリード線
L1およびリード線L2を形成した構造となっている。
また、本実施例の場合には、伝送線35は、複数のMR
複合ヘッド34の各々を、対応したアクチュエータ14
のアーム14aに支持させるための支持部材としても機
能している。
【0028】本実施例の場合、図1に例示されるよう
に、記録再生回路33(RW−IC)を再生側の初段の
抵抗変化検出回路30(R−IC)、再生側のメイン増
幅回路と再生信号選択回路31(ヘッド選択回路)、記
録側の電流波形変換回路32(W−IC)の3部分に分
けている。そして記録再生回路33には、再生信号選択
回路31と、電流波形変換回路32(W−IC)、およ
びMR複合ヘッド34へ2本のリード線L1およびリー
ド線L2からなる伝送線35(FPC(1))を介して
記録信号を送るか再生信号を受けるかを選択するスイッ
チ部とスイッチを制御するスイッチ制御部36A(SW
制御)で構成するスイッチ回路36を納めている。
【0029】MR複合ヘッド34には、記録用に記録用
誘導型ヘッド37、再生用に再生用MRヘッド38を含
み、さらに伝送線35(FPC(1))の信号として記
録信号が送られてきているか、再生信号を送ればよいか
を判断し、伝送路に接続するヘッドを制御するスイッチ
制御回路39(SW制御)、実際に接続を行うスイッチ
部40、そして再生用MRヘッド38の抵抗変化を電流
変化に変換する再生側の初段の抵抗変化検出回路30
(R−IC)を搭載する。
【0030】次に、本実施例のMR複合ヘッド34の製
造方法の一実施例を図3を用いて説明する。
【0031】従来の製造方法は、スライダ長がウエハの
厚さに相当する基板を用いて、ウエハ上にMRヘッドお
よび誘導型ヘッドを積層構造に生成した後、スライダを
切り出し、最後に摺動面加工を行うことが一般的であ
る。
【0032】本実施例の場合には、従来の製造方法の中
で、ウエハ上に再生用MRヘッド38を形成する前に、
スイッチ部40、スイッチ制御回路39を形成し、その
上に抵抗変化検出回路30(R−IC)と、記録用誘導
型ヘッド37の端子37aと、スイッチ制御回路39,
スイッチ部40用の入力端子40aを形成する。その
後、再生用MRヘッド38、記録用誘導型ヘッド37を
形成し、スライダとして切り出す。さらに、個々のスラ
イダの摺動面に対して、たとえば磁気記録媒体11に対
する相対的な走行方向に平行に溝や突起等を刻設する負
圧スライダ加工および研磨を施す。そして摺動面に保護
膜を形成して出来上がりとする。
【0033】次に記録側の電流波形変換回路32(W−
IC)の出力段の実施例について図1および図4により
説明する。
【0034】記録回路7において記録タイミング補正を
行った記録信号43を電流波形変換回路32(W−I
C)へ入力し、記録信号43から記録データ49へ変換
する。その出力段においては、記録データ49を差動信
号としてトランジスタQ71,トランジスタQ72のベ
ースへ入力する。トランジスタQ71のエミッタにトラ
ンジスタQ73のベースを接続し、トランジスタQ72
のエミッタにトランジスタQ74のベースを接続する。
トランジスタQ73,トランジスタQ74は、電流源I
WG4の電流Iwの電流スイッチである。さらにトラン
ジスタQ71のエミッタからレベルシフト回路65を介
してトランジスタQ75のベースへ接続し、またトラン
ジスタQ72のエミッタからレベルシフト回路66を介
してトランジスタQ76のベースへ接続する。トランジ
スタQ75,トランジスタQ76は、電流源IWG2の
電流Iwの電流スイッチである。ここで、電流源IWG
4は電流源IWG2から電流コピー回路50を介して同
じ電流Iwを流す。
【0035】説明の都合上、記録データ49のP側が”
high”レベル、N側が”low”レベルであると仮
定する。この場合、トランジスタQ71のエミッタがQ
72のエミッタより高いレベルになる。従って、トラン
ジスタQ71,Q72に接続した2個の電流スイッチ回
路のトランジスタQ74およびQ75が能動状態にな
る。
【0036】記録用誘導型ヘッド37は、トランジスタ
Q73,Q74のコレクタ間に接続する。現状の入力レ
ベルの仮定よりトランジスタQ75が能動状態であるの
で、記録用誘導型ヘッド37にはトランジスタQ74か
らQ75の方向へ電流Iwが流れる。また記録データ4
9の入力レベルが反転すると、上記のレベル関係より、
記録用誘導型ヘッド37の記録電流が反転する。
【0037】次にMR複合ヘッド34上の抵抗変化検出
回路30(R−IC)と再生信号選択回路31の入力段
との接続方法の一実施例を図5により説明する。
【0038】本回路系の構成では、再生信号選択回路3
1内のトランジスタQ83のベースには電圧V1を与え
る。これよりトランジスタQ83のエミッタ電圧は、 (V1−Vbe[Q83]) になる。一方、トランジスタQ84のベースには電圧V
2を与える。これよりトランジスタQ84のエミッタ電
圧は、 (V2+Vbe[Q84]) になる。ここで、電圧V1,V2の間を (V1−V2)>V という関係にする。電位差Vは、以下で述べるトランジ
スタのベース・エミッタ間電圧および再生用MRヘッド
38へのバイアス電圧の合計である。
【0039】トランジスタQ83のエミッタには、MR
複合ヘッド34の再生側初段の抵抗変化検出回路30
(R−IC)のトランジスタQ81のコレクタとベース
を接続する。トランジスタQ81のベースとQ82のベ
ース間には、バイアス抵抗51を接続する。またトラン
ジスタQ81とQ82のエミッタ間には、再生用MRヘ
ッド38を接続する。トランジスタQ82のベースとコ
レクタを接続する。さらにトランジスタQ82のコレク
タをQ84のエミッタへ接続する。トランジスタQ83
のコレクタには抵抗52を接続し、トランジスタQ84
のコレクタには抵抗53を接続する。
【0040】本回路系の動作を以下に述べる。
【0041】トランジスタQ83,Q84により再生側
初段の抵抗変化検出回路30(R−IC)の出力端子5
4には電圧 (V1−Vbe[Q83]) を印加し、他方の出力端子55には (V2+Vbe[Q84]) を印加する。そして再生用MRヘッド38のセンス電流
をIsとして流すと、抵抗変化検出回路30(R−I
C)の出力端子54,55の電流Ioは、次式で示すこ
とができる。
【0042】 Io=Is+(V1−V2−2Vbe)/R 但し Vbe:トランジスタのベースエミッタ間電圧 Vbe=Vbe(Q83)=Vbe(Q84) R:バイアス抵抗51 また、センス電流Isは次式で示すことができる。
【0043】Is=(V1−V2−4Vbe)/Rmr 但し Vbe:トランジスタのベースエミッタ間電圧 Vbe=Vbe(Q83)=Vbe(Q84) =Vbe(Q81)=Vbe(Q82) Rmr:再生用MRヘッド38の直流抵抗 上式より、センス電流IsはトランジスタQ83,Q8
4のベース電位差の関数になっている。従って、センス
電流は、 (V1−V2) を調整することにより、最適化が行える。
【0044】今、再生用MRヘッド38が磁気記録媒体
11からの磁界を検出すると、再生用MRヘッド38の
抵抗がδR変化する。しかしトランジスタQ81とQ8
2のエミッタ間電圧は変化しないので、Q81,Q82
のエミッタ電流すなわちコレクタ電流が次式で示すδi
だけ変化する。
【0045】δi=−δR(V1−V2−4Vbe)/
{(Rmr+δR)×Rmr} 従ってトランジスタQ83およびQ84は次式に示すよ
うに信号電流δiをコレクタに接続した抵抗52および
53によって信号電圧δvに変換している。
【0046】δv=δi×R 次に本実施例の全体の作用の一例について図1および図
6により説明する。
【0047】まず大きく分けて、記録と再生動作があ
る。この両者を識別するモード信号としては、記録再生
制御信号41を用いれば良い。図6には、例として記録
再生制御信号41が”high”レベルの時に記録モー
ド、”low”レベルの時に再生モードに対応させた。
本実施例では、この記録再生制御信号41により記録再
生回路33のスイッチ回路36のスイッチ制御部36A
を制御する。スイッチ制御部36Aによりスイッチ回路
36内のスイッチを記録用誘導型ヘッド37の側または
再生用MRヘッド38の側に接続する。
【0048】今、記録側(A1−A2端子)に接続した
場合を考える。この時は、記録情報がW−IC32より
出力されているので、図6のA1−A2行の記録コラム
に示すような波形が出力されている。この時、スイッチ
が記録側になっているために伝送線35(FPC
(1))の2本のリード線L1,L2の各々のC1−C
2端子には図6に示す波形が現われる。
【0049】一方、再生側(B1−B2端子)に接続し
た場合を考える。この時は、図5で説明したように、伝
送線35(FPC(1))のリード線L1およびリード
線L2の2線間には電位差を与える。従って図6のB1
−B2行の再生コラムのように端子間には電位差が発生
する。以上のようにスイッチを記録と再生に対して切り
替えることにより、伝送線35(FPC(1))2本の
リード線L1,L2を、図6のC1−C2行のコラムに
示すように、タイムシェアリングにより記録と再生の信
号伝送路として共通に用いることができる。
【0050】次にMR複合ヘッド34内のスイッチ制御
回路39とスイッチ部40の一実施例を図1、図7、図
8により説明する。
【0051】図7において、トランジスタQ91のコレ
クタおよびベースは、伝送線35の一方のリード線L1
に接続されエミッタは抵抗56およびコンデンサ58か
らなる積分回路70を介して他方のリード線L2に接続
されている。トランジスタQ92はコレクタが負荷抵抗
57を介してリード線L1の側に接続され、エミッタは
リード線L2の側に接続され、ベースは積分回路70を
構成する抵抗56とコンデンサ58の間に接続されてい
る。トランジスタQ92のコレクタ側にはシュミットト
リガーインバータ59が接続され、スイッチ制御回路3
9の出力としてスイッチ部40を駆動する。
【0052】本実施例の場合、MR複合ヘッド34内の
スイッチ部40を切り替えるSW制御信号として、以下
の状態を利用する。すなわち、再生時にはリード線L1
およびL2の2線間に電位差を与えること、また記録時
には2線間に直流電圧は生じないことに着目する。しか
し、記録用誘導型ヘッド37がインダクタンスを持つた
めに、矩形の電流波形が印加されると、図8の記録区間
に示すようなフライバック電圧波形62が現われる。そ
こで、図7に示すようにスイッチ制御回路39には、イ
ンパルス性のフライバック電圧波形62には応答しない
ようにするための積分回路70(抵抗56とコンデンサ
58で構成)を設けた。またトランジスタQ91は、記
録電流波形が逆相になった場合は、影響を受けないよう
に遮断するためのものである。従って、再生時には直流
電圧がステップ状に印加されるために、積分回路の時定
数以降ではスレッショルドレベルを越える。その時にス
イッチ部40を切り替えることができる。
【0053】スイッチ部40の切り替え方は次のように
行う。記録用誘導型ヘッド37側にはB接点仕様(通常
接続状態であり、信号入力の時に遮断する仕様)のスイ
ッチ60を用いる。再生用MRヘッド38側にはA接点
仕様(通常遮断状態であり、信号入力の時に接続する仕
様)のスイッチ61を用いる。これによりスイッチ制御
部36Aに積分回路の時定数より長い時間の電圧が加わ
ればスイッチ切り替え信号が出力され、記録用誘導型ヘ
ッド37および再生用MRヘッド38に対する2本のリ
ード線L1,L2の接続が切り替わる。
【0054】但し、この方式を用いることにより、積分
回路70の時定数の間はスイッチ部40が切り替わらな
い状態ができるために、記録から再生状態へ移るときに
図6に示すように直流消去状態(領域)が発生する。そ
こで、磁気記録媒体11のフォーマットとして、再生バ
ッファ領域および記録バッファ領域を設けることが望ま
しい。
【0055】以上説明したように、本実施例の磁気記録
再生装置によれば、MR複合ヘッド34と記録再生回路
33の接続を、伝送線35の2本の第1および第2のリ
ード線L1,L2によって行う構成としたことにより、
伝送線35の剛性に起因するMR複合ヘッド34への外
力付加を低減でき、当該MR複合ヘッド34を磁気記録
媒体11に対して浮上させるスライダの姿勢のバラツキ
が少なくなり、磁気記録媒体11に対するMR複合ヘッ
ド34の浮上量をより狭小化できる。これにより、磁気
記録媒体11における記録密度を向上させることができ
る。
【0056】また、再生信号側の初段の抵抗変化検出回
路30をMR複合ヘッド34内の再生用MRヘッド38
の近傍に搭載し、両者間に第1および第2のリード線L
1,L2が介在しない構成としたことにより、第1およ
び第2のリード線L1,L2による帯域制限を受けるこ
とが無くなり、特に、再生データの高速な転送を行うこ
とができる、という効果が得られる。
【0057】また、第1および第2のリード線L1,L
2によって構成される伝送線35を介して、個々のMR
複合ヘッド34がアクチュエータ14のアーム14aに
支持される構成としたことにより、板バネ等の余分な部
品を省略でき、構成の簡略化および原価の低減を実現で
きる。
【0058】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置によれば、複
合磁気ヘッドをアクチュエータに支持する支持構造の剛
性を減少させて、磁気記録媒体に対する複合磁気ヘッド
の浮上間隙をより狭小化することができる、という効果
が得られる。
【0059】また、複合磁気ヘッドと記録再生回路との
間の情報の伝送経路となる伝送線における帯域制限を緩
和ないしは解消して、より高速なデータ転送を実現する
ことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の構
成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の構
成の一例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施例である磁気記録再生装置を構
成するMR複合ヘッドの製造方法の一例を示す概念図で
ある。
【図4】本発明の一実施例である磁気記録再生装置を構
成する電流波形変換回路の構成の一例を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の一実施例である磁気記録再生装置を構
成する再生信号選択回路および抵抗変化検出回路の構成
の一例を示す回路図である。
【図6】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の作
用の一例を示す線図である。
【図7】本発明の一実施例である磁気記録再生装置を構
成するMR複合ヘッドの回路構成の一例を示す回路図で
ある。
【図8】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の作
用の一例を示す線図である。
【図9】従来の磁気記録再生装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図10】従来の磁気記録再生装置の構成の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
7・・・記録回路、8・・・変調復調回路、9・・・記
録再生回路、10・・・磁気ディスク装置、11・・・
磁気記録媒体、12・・・MR複合ヘッド、13・・・
再生回路、14・・・アクチュエータ、14a・・・ア
ーム、15・・・ボイスコイルモータ、16・・・位置
決め制御、17・・・制御部、18・・・インタフェー
ス回路、19・・・上位機、20・・・モータ、20a
・・・スピンドル、30・・・抵抗変化検出回路、31
・・・再生信号選択回路、32・・・電流波形変換回
路、33・・・記録再生回路、34・・・MR複合ヘッ
ド(複合磁気ヘッド)、35・・・伝送線、L1・・・
リード線(第1の伝送線)、L2・・・リード線(第2
の伝送線)、36・・・スイッチ回路(切り替え手
段)、36A・・・スイッチ制御部(切り替え手段)、
37・・・記録用誘導型ヘッド、37a・・・端子、3
8・・・再生用MRヘッド、39・・・スイッチ制御回
路(切り替え手段)、40・・・スイッチ部(切り替え
手段)、40a・・・入力端子、41・・・記録再生制
御信号、41A・・・ヘッド選択信号、42・・・再生
信号、43・・・記録信号、44・・・伝送線、45・
・・伝送線、46・・・記録電流源、47・・・MRセ
ンス電流源、47A・・・RW−IC電源、48・・・
RW−IC電源、49・・・記録データ(入力)、50
・・・電流コピー回路、51・・・バイアス抵抗、52
・・・抵抗、53・・・抵抗、54・・・出力端子、5
5・・・出力端子、56・・・抵抗、57・・・負荷抵
抗、58・・・コンデンサ、59・・・シュミットトリ
ガーインバータ、60・・・スイッチ(B接点仕様)、
61・・・スイッチ(A接点仕様)、62・・・フライ
バック電圧波形、65,66・・・レベルシフト回路、
70・・・積分回路、IWG1〜IWG4・・・電流
源、Q71〜Q76・・・トランジスタ、Q81〜Q8
4・・・トランジスタ、Q91,Q92・・・トランジ
スタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田 誠一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に情
    報を記録する記録磁気ヘッドおよび前記磁気記録媒体か
    ら前記情報を再生する再生磁気ヘッドを一体化した複合
    磁気ヘッドと、支持部材を介して前記複合磁気ヘッドが
    固定され、前記複合磁気ヘッドの前記磁気記録媒体に対
    する位置決め動作を行うアクチュエータと、前記アクチ
    ュエータの側に前記複合磁気ヘッドとは独立に設けられ
    た記録再生回路と、前記支持部材に沿って配置され、前
    記複合磁気ヘッドを前記記録再生回路に接続する2本の
    第1および第2の伝送線と、この第1および第2の伝送
    線の前記記録磁気ヘッドおよび前記再生磁気ヘッドに対
    する接続を切り替える切り替え手段とを備えたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録磁気ヘッドおよび前記再生磁気
    ヘッドが、それぞれ記録用誘導型ヘッドおよび磁気抵抗
    効果素子を用いた再生用MRヘッドからなり、 前記記録再生回路は、少なくとも、前記磁気記録媒体に
    書き込まれる前記情報を記録信号の電流波形に変換して
    前記記録用誘導型ヘッドに与える電流波形変換回路と、
    前記磁気抵抗効果素子に印加されるバイアス電流の変化
    として前記再生用MRヘッドから再生信号を得る抵抗変
    化検出回路とを含み、前記記録磁気ヘッドに対する記録
    信号の印加、および前記再生磁気ヘッドからの再生信号
    の採取が、前記第1および第2の伝送線を流れる電流に
    前記情報を重畳させることによって行われ、前記切り替
    え手段は、前記アクチュエータの側に設けられ、前記第
    1および第2の伝送線に特定の直流電位差を与える第1
    のスイッチ制御回路と、前記複合磁気ヘッドに設けら
    れ、前記第1のスイッチ制御回路から前記第1および第
    2の伝送線に与えられる特定の前記直流電位差を検出し
    て、前記第1および第2の伝送線を前記記録磁気ヘッド
    および前記再生磁気ヘッドのいずれに接続するかを切り
    替える第2のスイッチ制御回路とからなる第1の構成、 前記切り替え手段は、前記第1および第2の伝送線に並
    走して設けられた第3の伝送線と、前記アクチュエータ
    の側に設けられ、前記第3の伝送線に切り替え信号を出
    力する第3のスイッチ制御回路と、前記複合磁気ヘッド
    に設けられ、前記第3のスイッチ制御回路から前記第3
    の伝送線に出力される前記切り替え信号を検出して、前
    記第1および第2の伝送線を前記記録磁気ヘッドおよび
    前記再生磁気ヘッドのいずれに接続するかを切り替える
    第4のスイッチ制御回路とからなる第2の構成、の少な
    くとも一方の構成を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気抵抗効果素子に印加されるバイ
    アス電流の変化として前記再生用MRヘッドから再生信
    号を得る抵抗変化検出回路を、前記複合磁気ヘッド上に
    配置したことを特徴とする請求項2記載の磁気記録再生
    装置。
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JP2002015403A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Sony Corp ヘッド装置、ハードディスク装置および記録再生装置

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