JPH07244868A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH07244868A
JPH07244868A JP6032290A JP3229094A JPH07244868A JP H07244868 A JPH07244868 A JP H07244868A JP 6032290 A JP6032290 A JP 6032290A JP 3229094 A JP3229094 A JP 3229094A JP H07244868 A JPH07244868 A JP H07244868A
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hologram
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laser
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Atsushi Tajiri
敦志 田尻
Kazushi Mori
和思 森
Keiichi Yoshitoshi
慶一 吉年
Takao Yamaguchi
隆夫 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録媒体に収束照射するレーザビームの出
力を一定に制御するためにこのレーザビームを直接検出
し、且つ小型化が可能なホログラム素子を用いた光ピッ
クアップ装置を提供することを目的とする。 【構成】 レーザビームを出力する半導体レーザ素子4
と、この半導体レーザ素子4に対向配置されレーザビー
ムを反射するホログラム面8を備えた半導体基体7から
なる反射型ホログラム素子6と、この反射型ホログラム
素子6からの反射光を光記録媒体1に収束する収束光学
系14と、を備え、半導体基体7の表面部には、半導体
レーザ素子4からのレーザビームの出力を一定に制御す
るためにレーザビームをモニターするモニター用フォト
ダイオード10及びホログラム面8が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射型ホログラム素子
を用いた光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ピックアップ装置の小型軽量化
及び低価格化の要求にともなって、ホログラム素子を用
いた光ピックアップ装置の研究・開発が行われている。
【0003】図9は特開平3−76035号(G11B
7/135)公報に記載された3ビーム法を用いてト
ラッキング・サーボを行うホログラム素子を有する光ピ
ックアップ装置の概略構成図である。
【0004】図中、101は光記録媒体としてのディス
ク、102はレーザビーム(レーザ光)を上方に出力す
る半導体レーザ素子、103は前記レーザビームを3本
のビームに分割する第1のホログラム素子(透過型3分
割用回折格子)、104は前記3本のビームを透過し且
つディスク101からの帰還ビーム(反射光)を回折す
る第2のホログラム素子、105は前記第2のホログラ
ム素子104を透過した3本のビームをディスク101
上に集光して3個のスポットを形成するための対物レン
ズ、106は第2のホログラム素子104で回折された
ディスク101からの帰還ビームを検出するサーボ検出
用光検出素子である。
【0005】しかし、この装置では薄型化を図ることは
困難であった。何故なら、光記録媒体にレーザビームを
収束するためには、半導体レーザ素子から光記録媒体ま
での距離はある程度以上必要であるためである。
【0006】この問題を解決するものとして、特開平4
−60931号(G11B 7/135)公報には、半
導体レーザ素子から出力されるレーザビームの方向を直
角に変換させて薄型化を図った光ピックアップ装置が開
示されている。
【0007】上記例を含め、光ピックアップ装置では半
導体レーザ素子からの光出力が一定に制御される必要が
あるが、従来の装置では一般に半導体レーザ素子の後端
面から出力されたレーザビームをモニター用フォトダイ
オードにより検出し、このフォトダイオードの出力に基
づいて自動出力制御回路(以下、APC回路という)を
動作させてレーザビームの出力を一定に制御していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半導体レーザ素子の後端面からのレーザビームを検出
する方法では、後端面から一定強度以上のレーザビーム
を取り出す必要があり、この後端面の反射率を上げるこ
とが出来ない。このため、半導体レーザ素子の高出力
化、高効率化が困難であるといった問題があった。
【0009】また、斯る方法では、長時間の使用で素子
が劣化した場合や光記録媒体からの帰還ビームがレーザ
素子内に入射する場合、光記録媒体に収束照射するため
の前端面からのレーザビームの出力変化と後端面からの
レーザビームの出力変化とが対応しなくなるので、後端
面からのレーザビーム出力の検出では、前端面からのレ
ーザビーム出力を正確に一定制御することができず、光
記録媒体の再生等においてS/Nが低下するといった問
題もあった。
【0010】この後端面からのレーザビーム出力をモニ
ターする方法に対して、前端面からのレーザビーム出力
をモニターする方法も知られている。例えば、ビームス
プリッタ等を用いてレーザビームの一部を分割して、そ
の分割ビームをモニターする方法が知られているが、斯
る方法ではビームスプリッタを用いるため、装置の小型
化が図れないといった問題があった。
【0011】本発明は上述の問題点を鑑み成されたもの
であり、光記録媒体に照射するレーザビームの出力を精
度よく一定に制御するために光記録媒体側へ照射するレ
ーザビームを直接検出し、且つ小型化が可能な反射型ホ
ログラム素子を用いた光ピックアップ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
装置は、レーザビームを出力する半導体レーザ素子と、
該半導体レーザ素子に対向配置され、前記レーザビーム
を反射し該反射したレーザビームを光記録媒体に導くた
めのホログラム面を有する反射型ホログラム素子と、を
備え、前記反射型ホログラム素子は、前記半導体レーザ
素子からのレーザビームの出力を一定に制御するために
該レーザビームをモニターするモニター用フォトダイオ
ードを有することを特徴とする。
【0013】特に、前記フォトダイオードは、前記ホロ
グラム面の周囲のうち少なくとも一部に設けられている
ことを特徴とする。
【0014】また、前記ホログラム面は前記フォトダイ
オード上にあり、且つ該ホログラム面に入射したレーザ
ビームの一部を透過すると共に該レーザビームの他の一
部を反射することを特徴とし、更に、前記ホログラム面
の表面は導電性材料からなり、前記フォトダイオードの
電極を兼ねることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の構成によれば、反射型ホログラム素子
はモニター用フォトダイオード及びホログラム面を有す
るので、光記録媒体に照射する側のレーザビームの強度
をビームスプリッタ等の光学素子を用いることもなく直
接検出することができると共に、ホログラム面によって
半導体レーザ素子から光記録媒体までの光路が屈折され
る。従って、レーザビームの出力を精度よく一定に制御
できると共に、小型化及び薄型化が図れる。
【0016】特に、前記フォトダイオードが前記ホログ
ラム面の周囲のうち少なくとも一部に設けられている場
合、光強度が弱いレーザビームの径周辺部をフォトダイ
オードで検出できると共に、光強度の強いレーザビーム
の径中心部はホログラム面で反射され、この強度の強い
反射光を光記録媒体に照射できる。即ち、半導体レーザ
素子から光記録媒体へのレーザビーム光路外にフォトダ
イオードを設けることができるため、フォトダイオード
を設けたことによる光記録媒体へのビーム強度の低下と
いった問題が起こらない。このように光記録媒体に照射
する必要部分以外の不要な部分を用いてレーザビームの
強度を検出できるので、光記録媒体へのレーザビーム強
度の低減を抑制した状態で光記録媒体に照射する側のレ
ーザビームの強度を直接検出することができる。
【0017】更にこの場合、光記録媒体から反射型ホロ
グラム素子への戻り光は、ホログラム面に入射しフォト
ダイオードに入射しないので、戻り光によるフォトダイ
オードの感度低下が起こらない。
【0018】また、前記ホログラム面が、フォトダイオ
ード上にあり、且つ該ホログラム面に入射したレーザビ
ームの一部を透過すると共に該レーザビームの他の一部
を反射する場合、光強度の強いレーザビームの径中心部
における光強度を検出できるので、各半導体レーザ素子
の個体差に基づくビーム強度分布の違いがあってもフォ
トダイオードの検出出力にバラツキが生じない。更に、
このホログラム面の表面が導電性材料からなり、フォト
ダイオードの電極を兼ねる場合、このフォトダイオード
にフォトンが入射して該フォトダイオード内部で電子正
孔対が発生してなる場所から電極までの距離が短いの
で、この電子及び正孔は散乱を受けることが少なくなる
(インピーダンスが小さくなる)。従って、斯るフォト
ダイオードは受光面の端に電極が設けられたフォトダイ
オードに比べて高速応答となる。加えて、フォトダイオ
ードと電極のオーミック接触の面積が大きくなるので、
低抵抗となって低消費電力化が図れる。
【0019】
【実施例】本発明の第1実施例に係る光ピックアップ装
置を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本実施例
の3ビーム法を用いてトラッキング・サーボを行う光ピ
ックアップ装置の概略構成図、図2は本実施例装置の要
部概略斜視図、図3(a)は本実施例装置の反射型ホロ
グラム素子(反射型3分割用回折格子)の概略上面図、
図3(b)は図3(a)の破線A−Aに沿った概略断面
図である。尚、図1及び図2おいて電極やボンディング
線等は図示しない。
【0020】図1及び図2中、1はコンパクト・ディス
ク等の光ディスクからなる光記録媒体である。2はn+
型Si(シリコン)等からなる導電性半導体材料又は銅
等の導電性金属からなる良熱伝導性基体であって、この
基体は上平面部2aとこの上平面部2aに対して45度
の角度をなす傾斜部2bを有する。
【0021】3は前記上平面部2a上にダイボンドされ
基体2と電気的に接続された半導体レーザ素子(レーザ
・ダイオード)載置用導電性ヒートシンクとしてのn+
型Si半導体基板である。
【0022】4は前記半導体基板3の一端側表面部上に
図示しない電極側とダイボンドされ該基板3と電気的に
接続された上面に図示しない他の電極を備えた半導体レ
ーザ素子であって、その前端面が前記傾斜部2bに対向
するように配置されている。この素子4は前記表面部と
平行に延在する図示しない活性領域でレーザビームが発
生し、素子4の前端面側から光記録媒体信号検出用のレ
ーザビーム(レーザ光)を出力する。
【0023】5は光記録媒体1から戻ってきた帰還ビー
ム(反射光)を検出してトラッキング・サーボ、フォー
カシング・サーボ及び再生を行うためのPIN型フォト
ダイオード等からなる信号検出用光検出素子(信号検出
用光検出部)であって、前記帰還ビーム以外のビームが
検出素子5に入らない前記基体2の上平面部2a上に図
示しない電極側とダイボンドされ基板2と電気的に接続
されている。
【0024】図3にも示すように、6は前記傾斜部2b
に固定された反射型ホログラム素子(反射型3分割用回
折格子)である。この素子6は、n+型Siからなる半
導体基板7aと、該基板7a上に形成されたn-型Si
からなる半導体層7bと、から構成された半導体基体7
からなる。この半導体層7bの中央表面部には、該表面
部に設けられた等間隔のグレティング(凹凸)と、該グ
レーティング上に設けられた金又はアルミニウム等の図
示しない反射膜、望ましくは全反射膜で構成されるホロ
グラム面(反射型3分割用回折格子面)8が設けられて
いる。このホログラム面8の周囲の半導体層7bの表面
部にはp型Siからなる半導体層9が拡散により選択的
に形成されて、n+型半導体基板7a、n-型半導体層7
b及びp型半導体層9によりモニター用のPIN型フォ
トダイオード10が構成されている。11aは前記フォ
トダイオード10用の0.3〜2μm厚の金等からなる
表側電極であって、該フォトダイオード10の周囲の半
導体層7b上に形成された0.2μm厚のSiO2から
なる絶縁膜12上に亘って形成されている。11bは基
板7aの裏面に形成された前記フォトダイオード10用
の0.3〜2μm厚の金等からなる裏側電極であって、
前記傾斜部2bに銀ペースト等の導電性接着材を介して
固着されている。
【0025】前記半導体レーザ素子4の前端面から出力
されたレーザビームは、該半導体レーザ素子4に対向配
置された上記反射型ホログラム素子6に入射される。半
導体レーザ素子から出力されるレーザビームは広がり角
及び径中心の強度が強く周辺部に行くほど強度が弱い分
布(一般にはガウス分布強度)を持って進行するので、
レーザビームのうちその強度が強い径中心部を少なくと
も上記反射型ホログラム素子6のホログラム面8に入射
し、該レーザビームのうち強度の弱い径周辺部を前記フ
ォトダイオード10に入射する。
【0026】前記ホログラム面8は、入射した径中心部
のレーザビームを0次、±1次回折のビーム(以下、こ
の0次ビームを主ビーム、+1次ビームを副ビームX、
−1次ビームを副ビームYと呼ぶ)に分割すると共に上
方に反射する。
【0027】一方、前記フォトダイオード10は、入射
した径周辺部のレーザビームを光電変換し、該光電変換
された信号は図示しないAPC駆動回路に送られて、該
回路により前記半導体レーザ4の前端面から出力される
レーザビームが一定に制御される。
【0028】13は前記反射型ホログラム素子6の上方
に設けられた透過型(透光型)ホログラム素子であっ
て、本実施例ではガラス等からなる透光性基板と、該基
板上面に形成されたグレーティングのピッチが漸次的に
変化してなる曲線群からなる。この素子13は前記0
次、±1次のビーム(主ビーム及び副ビームX、Y)を
透過(0次回折)し、また光記録媒体1から反射して戻
ってきたこれら0次、±1次の帰還ビーム(主ビーム及
び副ビームX、Y)を1次(又は−1次)で回折して前
記反射型ホログラム素子6の側方に位置する光検出素子
5の光検出部へ収束(集光)させる。
【0029】尚、この透過型ホログラム素子13は、こ
の素子13で+1次(又は−1次)で回折された帰還ビ
ームがその光軸を入射ビームの光軸に対して斜めに変換
すると共に、ビーム進行方向と直交する一方向とこの一
方向と直交する方向で焦点距離が異なるように集光する
(非点収差)作用を及ぼす。即ち、この透過型ホログラ
ム素子13は、ビームスプリッタ、集光レンス及びシリ
ンドリカルレンズの機能を合わせもつ。
【0030】14は前記透過型ホログラム素子13の上
方に設けられ該ホログラム素子13を透過(0次回折)
した前記0次、±1次のビーム(主ビーム及び副ビーム
X、Y)を光記録媒体1の表面に収束して、それぞれ主
ビームスポットと該主ビームスポットの両側に副ビーム
スポットX、副ビームスポットYを形成するための収束
光学系としての対物レンズである。ここで、光ピックア
ップ装置の光学系は、主スポットが再生しようとするト
ラックを走査し、副スポットX、Yが主スポットの両側
を前記トラックに僅かにかかって走査するように調整配
置されている。
【0031】前記図2に示すように、本実施例の光検出
素子5は、非点収差法を用いたフォーカシングサーボを
行うための中心部に4分割された光検出部5aと、これ
らの両側に設けられた3ビーム法を用いたトラッキング
サーボを行うための光検出部5b、5bからなり、この
4分割された光検出部5aの中心にはホログラム素子1
3で1次(又は−1次)回折された主ビームが入射し、
光検出部5b、5bにはそれぞれ同様に1次(又は−1
次)回折された副ビームX、Yが入射する従来周知の構
成である。これら検出部の検出信号は図示しない演算回
路に送られ、フォーカスエラー(FE)信号、トラッキ
ングエラー(TE)信号、及び再生信号が算出される。
【0032】斯る光ピックアップ装置における再生、ト
ラッキング・サーボ及びフォーカシング・サーボ等は次
のように行われる。
【0033】前記半導体レーザ素子4の前端面側から出
力されたレーザビームは、そのビームの強度の弱い径周
辺部がフォトダイオード10で受光され、この受光量に
応じた信号に基づいて図示しないAPC回路にてレーザ
ビームが一定に制御される。一方、光強度の強い中心部
が反射型ホログラム面8で0次、±1次の回折ビーム
(主ビーム及び副ビームX、Y)に分割されると共に、
直角上方に反射される。この上方に反射された主ビーム
及び副ビームX、Yは前記透過型ホログラム素子13の
一方から入射する。その後、この素子13で0次回折
(透過)した前記主ビーム及び副ビームX、Yは対物レ
ンズ14により光記録媒体1上に前述した主ビームスポ
ット、副ビームスポットX、Yとして収束(集光)され
る。これら主スポット、副スポットX、Yからの情報信
号を含んだ帰還ビーム(主ビーム及び副ビームX、Y)
は対物レンズ14を通った後、透過型フォログラム素子
13で1次(又は−1次)で回折され、主ビームは光検
出素子5の光検出部5aに入射され、副ビームX、Yは
それぞれ光検出部5b、5bに入射される。そして、光
検出素子5で得られた信号が図示しない上記演算回路で
演算処理され、再生信号、FE信号及びTE信号を得ら
れる。このFE信号及びTE信号に基づいて対物レンズ
14が図示しない駆動機構により駆動されてトラッキン
グ・サーボ、フォーカシング・サーボが行われる。
【0034】斯る光ピックアップ装置では、反射型ホロ
グラム素子6がその半導体基体7の表面部に半導体レー
ザ素子4からのレーザビームの出力を一定に制御するた
めに該レーザビームをモニターするモニター用フォトダ
イオード10及びホログラム面8が形成されているの
で、光記録媒体1に収束照射する側のレーザビームをビ
ームスプリッタ等の光学素子を用いることもなく直接検
出することができると共に、反射型ホログラム素子6に
よって半導体レーザ素子4から光記録媒体1までの光路
が屈折される。従って、レーザビームの出力を精度よく
一定に制御できると共に、小型化及び薄型化が図れる。
【0035】特に、前記フォトダイオード10は、ホロ
グラム面8の周囲に形成されているので、レーザビーム
の強度が弱い径周辺部がフォトダイオード10で検出で
きると共に、光強度の強いレーザビームの径中心部はホ
ログラム面8で反射され、この強度の強い反射光を光記
録媒体1に収束できる。従って、光記録媒体1へのレー
ザビーム強度の低減を抑制した状態(S/Nが良好な状
態)で光記録媒体1に収束照射する側のレーザビームの
強度を直接検出することができる。
【0036】更に、光記録媒体1から反射型ホログラム
素子6への戻り光は、ホログラム面8に入射してもフォ
トダイオード10に入射しないので、戻り光によるフォ
トダイオード10の感度低下が起こらない。
【0037】また、半導体レーザ素子4と信号検出用光
検出素子5は、同一の上平面部2a上に設けられている
ので、これら素子へのワイヤボンディングが容易であ
る。
【0038】次に、本発明の第2実施例に係る光ピック
アップ装置を図面を参照しつつ説明する。図4は本実施
例の3ビーム法によるトラッキング・サーボが行える光
ピックアップ装置の概略構成図、図5は本実施例装置の
反射型ホログラム素子(反射型3分割用回折格子)の概
略断面図である。なお、第1実施例と異なる点は、反射
型ホログラム素子がフォトダイオード上にホログラム面
を有し、このホログラム面はその表面に半反射膜(半透
過膜:所謂ハーフミラー膜で、入射光の一部を透過し、
一部を反射する膜)を備えた点であり、第1実施例と同
一部分又は対応する部分には同一符号を付してその説明
は割愛する。
【0039】図4中、26は傾斜部2bに固定された反
射型ホログラム素子(反射型3分割用回折格子)であ
る。図5に示すように、この素子26は、n+型Siか
らなる半導体基板27aと該基板27a上に形成された
-型Siからなる半導体層27bからなる半導体基体
27からなり、半導体層27bの中央表面部にはp型S
iからなる半導体層29が選択的に拡散により形成され
て、n+型半導体基板27a、n-型半導体層27b及び
p型半導体層29によりモニター用のPIN型フォトダ
イオード30が構成されている。28は前記フォトダイ
オード30を構成するp型半導体層29の表面部に形成
された等間隔のグレティング(凹凸)28aと該グレー
ティング28a上に形成されてなる300Å厚以下の金
等からなる導電性半反射膜(導電性ハーフミラー膜)2
8bとで構成されるホログラム面(反射型3分割用回折
格子面)である。前記導電性半反射膜28bは前記フォ
トダイオード30の表側電極を兼ねる。また、31は前
記基板27aの裏面に形成された金等からなる前記フォ
トダイオード30の裏側電極である。
【0040】斯る光ピックアップ装置では、前記半導体
レーザ素子4の前端面側から出力されたレーザビームの
うち少なくとも光強度の強い径中心部が、反射型ホログ
ラム面28を一部透過してフォトダイード30で受光さ
れ、この受光量応じた信号に基づいて図示しないAPC
回路にてレーザビームが一定に制御されると共に、他の
一部が反射型ホログラム面28で0次、±1次の回折ビ
ーム(主ビーム及び副ビームX、Y)を含む複数のビー
ムに分割されると共に、直角上方に反射される。この上
方に反射された0次、±1次の回折ビーム(主ビーム及
び副ビームX、Y)は第1実施例の装置と同様に機能す
るので、第1実施例と同様のトラッキングサーボ、フォ
ーカシングサーボ、及び再生が行われる。
【0041】この装置では、ホログラム面28はフォト
ダイオード30上にあり、且つホログラム面28に入射
したレーザビームの一部を透過するので、光強度の強い
レーザビームの径中心部を検出できる。従って、半導体
レーザ素子には個体差に基づくビーム強度分布の違いが
あり、強度の弱い径周辺部を用いる第1実施例では、半
導体レーザ素子によってはフォトダイオードの検出信号
強度にバラッキが生じる虞れがあるが、本実施例ではそ
のような問題は起こらない。
【0042】また、上記ホログラム面28の表面は導電
性材料からなり、フォトダイオード30の電極を兼ね
る。従って、このフォトダイオード30にフォトンが入
射して該フォトダイオード30内部で電子正孔対が発生
した場所から表側電極としての半反射膜28bまでの距
離が短いので、この電子及び正孔は散乱を受けることが
少なくなる(インピーダンスが小さくなる)。従って、
斯るフォトダイオード30は受光面の端に電極が設けら
れたフォトダイオードに比べて高速応答となる。加え
て、フォトダイオード30と電極としての半反射膜28
bとのオーミック接触の面積が大きいので、低抵抗とな
る。
【0043】しかしながら、本実施例の場合、光記録媒
体1から反射型ホログラム素子26への戻り光がフォト
ダイオード30に入射されるので、第1実施例の場合に
比べてフォトダイオードの感度が低下する。
【0044】従って、本実施例の場合には、APC駆動
回路の応答速度(周波数特性)は、光記録媒体の情報検
出回路の応答速度よりも1桁程度遅くする必要がある。
このように、APC回路の応答速度を上述程度遅くして
もそれほどS/N等が低下することはない。
【0045】または、前記フォトダイオード30には斜
めに戻り光が入射するので、前記凹凸の凹部の底面を除
いた該凹凸上の半反射膜28b上にAu等を更に被着し
この部分を全反射とすることにより、即ち、前記凹凸の
うち凹部の底面上には半反射膜を、その他の凹凸上は全
反射膜とすることにより、フォトダイオード30に戻り
光が入らないようにする必要がある。
【0046】次に、本発明の第3実施例に係る光ピック
アップ装置を図面を参照しつつ説明する。図6は本実施
例の3ビーム法によるトラッキング・サーボが行える光
ピックアップ装置の概略構成図である。第1及び第2実
施例と同一部分又は対応する部分には同一符号を付して
その説明は割愛する。
【0047】図6中、33は半導体レーザ素子4の前端
面に対向して設置された透過型ホログラム素子(透過型
3分割用回折格子)で、レーザ素子4から出力されたレ
ーザビームを0次、±1次の回折ビーム(主ビーム及び
副ビームX、Y)に分割する。
【0048】36は前記分割した0次、±1次の回折ビ
ームを略直角に0次で反射し、この反射した0次、±1
次の回折ビームを第1、第2実施例と同様に対物レンズ
14を介して光記録媒体1に主ビームスポット、副ビー
ムスポットX、Yとして集光し、この光記録媒体1から
の帰還する前記0次、±1次の回折ビームを1次(又は
−1次)で回折して検出素子5に入射するための反射型
ホログラム素子である。
【0049】前記反射型ホログラム素子36は、前述し
た第1実施例又は第2実施例で示した反射型ホログラム
素子6又は26と同じ構成であって、第1実施例又は第
2実施例と同じ効果を有する。このように、フォトダイ
オードを内蔵する反射型フォログラム素子は、3分割用
回折格子に限るものではない。
【0050】上述の各実施例では、レーザビームを出力
する半導体レーザ素子と、この半導体レーザ素子に対向
配置されレーザビームを反射するホログラム面を備えた
半導体基体からなる反射型ホログラム素子と、このホロ
グラム面からのレーザビームを光記録媒体に収束する収
束光学系と、を備え、半導体基体の表面部には、半導体
レーザ素子からのレーザビームの出力を一定に制御する
ためにレーザビームをモニターするモニター用フォトダ
イオード及びホログラム面が形成されているので、この
反射型ホログラム素子を有する光ピックアップ装置の構
成部品が少なく、またフォトダイオードとホログラム面
は従来周知の半導体技術等により高精度に配置できる。
【0051】しかしながら、部品点数が増加し、配置も
困難になるが、モニター用フォトダイオードをホログラ
ム面の周囲に設ける反射型ホログラム素子として、通常
のPIN型等からなるモニター用フォトダイオードの受
光面のうち、光強度の強いレーザビームの径中心部が照
射される部分に、ホログラム面を有する反射型ホログラ
ム素子を固着し、該素子の周辺部に露出したフォトダイ
オードで光強度の弱いレーザビームの径周辺部をモニタ
ーする構成でもよい。
【0052】更には、モニター用フォトダイオードをホ
ログラム面の周囲に設ける反射型ホログラム素子として
は、通常のPIN型等からなるモニター用フォトダイオ
ード上にホログラム面が作り付けられた透光性基板を固
着した構成としてもよい。斯るこれらの素子を図7を用
いて説明する。
【0053】図7に示すように、この反射型ホログラム
素子は、n+型Siからなる半導体基板37aと該基板
37a上に形成されたn-型Siからなる半導体層37
bからなる半導体基体37からなり、半導体層37bの
中央表面部にはp型Siからなる半導体層39が選択的
に拡散により形成されて、n+型半導体基板37a、n-
型半導体層37b及びp型半導体層39によりモニター
用のPIN型フォトダイオード40が構成されている。
【0054】前記フォトダイオード40上には、ガラス
等からなる透光性基板41が固着されており、該基板4
1表面部にはグレティング(凹凸)48aと該グレーテ
ィング48a上に形成されてなる金等からなる図示しな
い全反射膜とで構成されるホログラム面(反射型回折格
子面)48が設けられている。
【0055】49はフォトダイオード40の裏側電極で
あり、表側電極は図示しない。
【0056】このフォトダイオード40とホログラム面
48を備えた透光性基板41とから構成される反射型ホ
ログラム素子では、光強度の強いレーザビームの径中心
部はホログラム面48に入射され、光強度の弱いレーザ
ビームの径周辺部はホログラム面48が存在しない透光
性基板41を透過してフォトダイオード40に入射され
るので、第1実施例の反射型ホログラム素子と同様の効
果が得られる。
【0057】更に、ホログラム面がモニター用フォトダ
イオード上に設けられ、且つ該ホログラム面に入射した
レーザビームの一部を透過すると共に該レーザビームの
他の一部を反射する反射型ホログラム素子としては、同
様に通常のPIN型等からなるモニター用フォトダイオ
ード上にホログラム面が作り付けられた透光性基板を固
着した構成としてもよい。斯るこれらの素子を図8を用
いて説明する。尚、図7と同じ部分または対応する部分
には同一符号を付してその説明は割愛する。
【0058】図8に示すように、反射型ホログラム素子
は、モニター用のPIN型フォトダイオード40と、こ
のフォトダイオード40上に固着された透光性基板41
で構成されており、該基板41表面部にはグレティング
(凹凸)58aと該グレーティング58a上に形成され
てなる金等からなる図示しない半反射膜とで構成される
ホログラム面58が設けられている。
【0059】この素子も少なくとも光強度の強い径中心
部の光をホログラム面58で一部反射し、一部透過する
ので、第2実施例と同様の効果が得られる。尚、戻り光
がフォトダイオードに入射するのを防止するために、第
2実施例と同様の方法をとるのが望ましい。
【0060】また、上述したモニター用フォトダイオー
ドをホログラム面の周囲に設ける反射型ホログラム素子
では、モニター用フォトダイオードが前記周囲に亘って
存在したが、該周囲の少なくとも一部にあればよい。
【0061】尚、上述では詳細には述べなかったが、ホ
ログラム面のグレーティング等は使用条件等に対応して
適宜変更される。
【0062】また、上記フォトダイオードは種々の構成
でもよく、例えばn-型半導体層及びp型半導体層は共
に拡散層であってもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、反射型ホログラム素子
はモニター用フォトダイオード及びホログラム面を有す
るので、光記録媒体に照射する側のレーザビームをビー
ムスプリッタ等の光学素子を用いることもなく直接検出
することができると共に、ホログラム面によって半導体
レーザ素子から光記録媒体までの光路が屈折される。従
って、光記録媒体に照射する側のレーザビームの出力を
精度よく一定に制御できると共に、小型化及び薄型化が
図れる。
【0064】特に、前記フォトダイオードが前記ホログ
ラム面の周囲のうち少なくとも一部に設けられている場
合、光強度が弱いレーザビームの径周辺部をフォトダイ
オードで検出できると共に、光強度の強いレーザビーム
の径中心部はホログラム面で反射され、この強度の強い
反射光を光記録媒体に照射できる。即ち、半導体レーザ
素子から光記録媒体へのレーザビーム光路外にフォトダ
イオードを設けることができるため、フォトダイオード
を設けたことによる光記録媒体へのビーム強度の低下と
いった問題が起こらない。このように光記録媒体に照射
する必要部分以外の不要な部分を用いてレーザビームの
強度を検出できるので、光記録媒体へのレーザビーム強
度の低減を抑制した状態で光記録媒体に照射する側のレ
ーザビームの強度を直接検出することができる。
【0065】更にこの場合、光記録媒体から反射型ホロ
グラム素子への戻り光は、ホログラム面に入射しフォト
ダイオードに入射しないので、戻り光によるフォトダイ
オードの感度低下が起こらない。
【0066】また、前記ホログラム面が、フォトダイオ
ード上にあり、且つ該ホログラム面に入射したレーザビ
ームの一部を透過すると共に該レーザビームの他の一部
を反射する場合、光強度の強いレーザビームの径中心部
における光強度を検出できるので、各半導体レーザ素子
の個体差に基づくビーム強度分布の違いがあってもフォ
トダイオードの検出出力にバラツキが生じない。更に、
このホログラム面の表面が導電性材料からなり、フォト
ダイオードの電極を兼ねる場合、このフォトダイオード
にフォトンが入射して該フォトダイオード内部で電子正
孔対が発生してなる場所から電極までの距離が短いの
で、この電子及び正孔は散乱を受けることが少なくなる
(インピーダンスが小さくなる)。従って、斯るフォト
ダイオードは受光面の端に電極が設けられたフォトダイ
オードに比べて高速応答となる。加えて、フォトダイオ
ードと電極のオーミック接触の面積が大きくなるので、
低抵抗となって低消費電力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光ピックアップ装置
の概略構成図である。
【図2】前記実施例装置の概略要部斜視図である。
【図3】前記実施例装置の反射型ホログラム素子を示す
図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る光ピックアップ装置
の概略構成図である。
【図5】前記実施例装置の反射型ホログラム素子を示す
概略断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る光ピックアップ装置
の概略構成図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る反射型ホログラム素
子の概略断面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例に係る反射型ホログラ
ム素子の概略断面図である。
【図9】従来の光ピックアップ装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 光記録媒体 4 半導体レーザ素子 6 反射型ホログラム素子 8 反射型ホログラム面 10 モニター用フォトダイオード 26 反射型ホログラム素子 28 反射型ホログラム面 36 反射型ホログラム素子 48 反射型ホログラム面 58 反射型ホログラム面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 隆夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを出力する半導体レーザ素
    子と、該半導体レーザ素子に対向配置され、前記レーザ
    ビームを反射し該反射したレーザビームを光記録媒体に
    導くためのホログラム面を有する反射型ホログラム素子
    と、を備え、 前記反射型ホログラム素子は、前記半導体レーザ素子か
    らのレーザビームの出力を一定に制御するために該レー
    ザビームをモニターするモニター用フォトダイオードを
    有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記フォトダイオードは、前記ホログラ
    ム面の周囲のうち少なくとも一部に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記ホログラム面は、前記フォトダイオ
    ード上にあり、且つ該ホログラム面に入射したレーザビ
    ームの一部を透過すると共に該レーザビームの他の一部
    を反射することを特徴とする請求項1記載の光ピックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 前記ホログラム面の表面は、導電性材料
    からなり、前記フォトダイオードの電極を兼ねることを
    特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
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