JPH0724493A - 活性汚泥循環変法の運転制御方法 - Google Patents
活性汚泥循環変法の運転制御方法Info
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- JPH0724493A JPH0724493A JP17347593A JP17347593A JPH0724493A JP H0724493 A JPH0724493 A JP H0724493A JP 17347593 A JP17347593 A JP 17347593A JP 17347593 A JP17347593 A JP 17347593A JP H0724493 A JPH0724493 A JP H0724493A
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Landscapes
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 好気槽における硝化効率を向上させ、それに
伴って嫌気槽における脱窒効果を高めることができる活
性汚泥循環変法の運転制御方法を提供することを目的と
する。 【構成】 原水3を嫌気槽1aで脱窒細菌により脱窒を
行う工程と、複数段の好気槽2a,2b,2c,2dで
硝化を行う工程と、沈澱槽7で固液分離する工程とを含
む活性汚泥循環変法処理において、上記好気槽に夫々p
H計13a,13b,13c,13dを配置して、各好
気槽から別々にサンプリングした試料のpHを測定して
硝化反応が進行中であるか、もしくは終了しているかを
判断し、この判断結果からコントローラ16がブロワ5
の駆動及び各送風量調整バルブ15a,15b,15
c,15dの開度を適宜にコントロールする制御信号を
出力するようにした活性汚泥循環変法の運転制御方法を
提供する。
伴って嫌気槽における脱窒効果を高めることができる活
性汚泥循環変法の運転制御方法を提供することを目的と
する。 【構成】 原水3を嫌気槽1aで脱窒細菌により脱窒を
行う工程と、複数段の好気槽2a,2b,2c,2dで
硝化を行う工程と、沈澱槽7で固液分離する工程とを含
む活性汚泥循環変法処理において、上記好気槽に夫々p
H計13a,13b,13c,13dを配置して、各好
気槽から別々にサンプリングした試料のpHを測定して
硝化反応が進行中であるか、もしくは終了しているかを
判断し、この判断結果からコントローラ16がブロワ5
の駆動及び各送風量調整バルブ15a,15b,15
c,15dの開度を適宜にコントロールする制御信号を
出力するようにした活性汚泥循環変法の運転制御方法を
提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は嫌気−好気活性汚泥循環
変法を用いて廃水中の有機物及び窒素を高効率に除去す
る運転制御方法に関するものである。
変法を用いて廃水中の有機物及び窒素を高効率に除去す
る運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から下水等の廃水中の有機物を効率
的に除去するとともに、閉鎖性水域の富栄養化の原因物
質と考えられている窒素及びリンを除去する方法が種々
提案されている。この富栄養化とは、水域中のN,P等
の栄養塩類の濃度が増大し、これらを栄養素とする生物
活動が活発となって生態系が変化することを指してい
る。特に湖沼等に生活排水とか工場廃水が大量に流入す
ると、上記の富栄養化が急速に進行することが知られて
いる。
的に除去するとともに、閉鎖性水域の富栄養化の原因物
質と考えられている窒素及びリンを除去する方法が種々
提案されている。この富栄養化とは、水域中のN,P等
の栄養塩類の濃度が増大し、これらを栄養素とする生物
活動が活発となって生態系が変化することを指してい
る。特に湖沼等に生活排水とか工場廃水が大量に流入す
ると、上記の富栄養化が急速に進行することが知られて
いる。
【0003】近時、窒素の除去率を高めることが要求さ
れており、窒素に関する規制も厳しくなることが予想さ
れるので、これを除去することができる高度処理プロセ
スを採用する施設が増加するものと考えられる。
れており、窒素に関する規制も厳しくなることが予想さ
れるので、これを除去することができる高度処理プロセ
スを採用する施設が増加するものと考えられる。
【0004】廃水中の窒素とかリンを除去する手段とし
て、物理化学的な方法及び生物学的方法が提案されてい
るが、物理化学的方法はコストが嵩む関係から普及して
いない現状にある。例えば物理化学的方法として実用化
されているリン除去方法に凝集沈澱及び晶析手段がある
が、この手段はコストや維持管理面で難点がある。
て、物理化学的な方法及び生物学的方法が提案されてい
るが、物理化学的方法はコストが嵩む関係から普及して
いない現状にある。例えば物理化学的方法として実用化
されているリン除去方法に凝集沈澱及び晶析手段がある
が、この手段はコストや維持管理面で難点がある。
【0005】一方、生物学的に窒素とリンを同時に除去
する方法として、従来の活性汚泥循環変法として嫌気−
好気活性汚泥法が注目されている。(例えば水質汚濁研
究、第12巻,第7号 441−448,1989を参
照。)この嫌気−好気活性汚泥法とは、例えば図4に示
したように、生物反応槽を溶存酸素(通常DOと略称)
の存在しない嫌気槽1aとDOの存在する好気槽2a,
2b,2c,2dとに仕切り、この嫌気槽1aにより、
流入する原水3を無酸素状態下で撹拌機構10による撹
拌を行って活性汚泥中の脱窒菌による脱窒を行い、次に
好気槽2a,2b,2c,2dの内方に配置した各散気
管4にブロワ5から空気を供給することにより、エアレ
ーションによる酸素の存在下で活性汚泥による有機物の
酸化分解と硝化菌によるアンモニアの硝化を行う。そし
て最終段の好気槽2dの硝化液を硝化液循環ポンプ6を
用いて嫌気槽1aに送り込むことにより、嫌気槽1aの
脱窒効果が促進される。
する方法として、従来の活性汚泥循環変法として嫌気−
好気活性汚泥法が注目されている。(例えば水質汚濁研
究、第12巻,第7号 441−448,1989を参
照。)この嫌気−好気活性汚泥法とは、例えば図4に示
したように、生物反応槽を溶存酸素(通常DOと略称)
の存在しない嫌気槽1aとDOの存在する好気槽2a,
2b,2c,2dとに仕切り、この嫌気槽1aにより、
流入する原水3を無酸素状態下で撹拌機構10による撹
拌を行って活性汚泥中の脱窒菌による脱窒を行い、次に
好気槽2a,2b,2c,2dの内方に配置した各散気
管4にブロワ5から空気を供給することにより、エアレ
ーションによる酸素の存在下で活性汚泥による有機物の
酸化分解と硝化菌によるアンモニアの硝化を行う。そし
て最終段の好気槽2dの硝化液を硝化液循環ポンプ6を
用いて嫌気槽1aに送り込むことにより、嫌気槽1aの
脱窒効果が促進される。
【0006】上記脱窒菌とは、嫌気条件下で硝酸呼吸に
よりN02−N及びN03−NをN2やNO2に還元する細
菌を指している。又、原水中のリンは嫌気槽1a内で放
出され、好気槽2a,2b,2c,2d内で活性汚泥に
取り込まれて除去される。7は最終沈澱池であり、この
最終沈澱池7の上澄液は、図外の消毒槽等を経由してか
ら放流され、該最終沈澱池7内に沈降した汚泥の一部は
汚泥返送ポンプ8により嫌気槽1aに返送され、他の汚
泥は余剰汚泥引抜ポンプ9から図外の余剰汚泥処理装置
に送り込まれて処理される。
よりN02−N及びN03−NをN2やNO2に還元する細
菌を指している。又、原水中のリンは嫌気槽1a内で放
出され、好気槽2a,2b,2c,2d内で活性汚泥に
取り込まれて除去される。7は最終沈澱池であり、この
最終沈澱池7の上澄液は、図外の消毒槽等を経由してか
ら放流され、該最終沈澱池7内に沈降した汚泥の一部は
汚泥返送ポンプ8により嫌気槽1aに返送され、他の汚
泥は余剰汚泥引抜ポンプ9から図外の余剰汚泥処理装置
に送り込まれて処理される。
【0007】かかる嫌気−好気活性汚泥処理方法を用い
ることにより、通常の標準活性汚泥法で達成される有機
物除去効果と同程度の効果が得られる上、窒素とリンに
関しては活性汚泥法よりも高い除去率が達成される。
ることにより、通常の標準活性汚泥法で達成される有機
物除去効果と同程度の効果が得られる上、窒素とリンに
関しては活性汚泥法よりも高い除去率が達成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の嫌気−好気活性汚泥処理法の場合、効率的な運
転制御方法の確立が困難であり、特に好気槽における硝
化効率と、それに伴う嫌気槽における脱窒効果をともに
充分に高めるためのモニタリングを実施することが困難
であるという課題があった。
な従来の嫌気−好気活性汚泥処理法の場合、効率的な運
転制御方法の確立が困難であり、特に好気槽における硝
化効率と、それに伴う嫌気槽における脱窒効果をともに
充分に高めるためのモニタリングを実施することが困難
であるという課題があった。
【0009】即ち、前記嫌気−好気活性汚泥法における
動作態様は、嫌気槽1aにおける脱窒反応と、好気槽2
a,2b,2c,2dにおける硝化反応とに大別するこ
とが出来るが、反応の律速となっているのは後者,即ち
硝化反応である。
動作態様は、嫌気槽1aにおける脱窒反応と、好気槽2
a,2b,2c,2dにおける硝化反応とに大別するこ
とが出来るが、反応の律速となっているのは後者,即ち
硝化反応である。
【0010】特に嫌気−好気活性汚泥処理法によって効
率的に窒素を除去するためには、嫌気槽における脱窒と
好気槽における硝化を最適な運転条件に保持することが
要求される上、窒素除去工程は硝化工程に影響される度
合が高いため、良好な窒素除去を行うためには硝化工程
が良好に行われていることが必要である。この硝化反応
は、前記したように硝化菌によって引き起こされるが、
この硝化菌の活性は、pH,水温等の微妙な変化により
容易に影響を受けることが知られている。硝化反応は硝
化菌によるアンモニア性窒素の酸化作用であり、硝化速
度はアンモニア性窒素の減少速度又はNOX−N(NO2
−N+NO3−N)の増加速度として表わすことができ
る。
率的に窒素を除去するためには、嫌気槽における脱窒と
好気槽における硝化を最適な運転条件に保持することが
要求される上、窒素除去工程は硝化工程に影響される度
合が高いため、良好な窒素除去を行うためには硝化工程
が良好に行われていることが必要である。この硝化反応
は、前記したように硝化菌によって引き起こされるが、
この硝化菌の活性は、pH,水温等の微妙な変化により
容易に影響を受けることが知られている。硝化反応は硝
化菌によるアンモニア性窒素の酸化作用であり、硝化速
度はアンモニア性窒素の減少速度又はNOX−N(NO2
−N+NO3−N)の増加速度として表わすことができ
る。
【0011】他方の脱窒反応は、 2NO3 -+5(H2) → N2↑+2OH-+2H2O として表わすことができる。
【0012】硝化が良好に進行している場合には、脱窒
反応の良否が窒素除去率を左右するので、高い窒素除去
率を維持するには硝化反応と脱窒反応のバランスを良好
に保持することが要求される。
反応の良否が窒素除去率を左右するので、高い窒素除去
率を維持するには硝化反応と脱窒反応のバランスを良好
に保持することが要求される。
【0013】一方、上記硝化菌によるアンモニア性窒素
の硝化は、硝化槽のDO濃度に大きく影響されることが
知られている。従ってDO濃度を高くして硝化反応を促
進することは必要であるが、その反面で硝化液の一部を
硝化槽から脱窒槽へ循環して脱窒反応を行わせる時には
DOは存在しない方が良いという問題がある。従って硝
化液の循環によるDOの持ち込みで脱窒反応が阻害され
ることを考慮すると、硝化槽内のDO濃度は、必要以上
に高くならないように管理することが肝要である。
の硝化は、硝化槽のDO濃度に大きく影響されることが
知られている。従ってDO濃度を高くして硝化反応を促
進することは必要であるが、その反面で硝化液の一部を
硝化槽から脱窒槽へ循環して脱窒反応を行わせる時には
DOは存在しない方が良いという問題がある。従って硝
化液の循環によるDOの持ち込みで脱窒反応が阻害され
ることを考慮すると、硝化槽内のDO濃度は、必要以上
に高くならないように管理することが肝要である。
【0014】以上の点から活性汚泥循環変法による効率
的な運転方法を確立するためには、硝化反応のモニタリ
ングを実施することが重要な技術的要素であるが、現状
ではこのような硝化反応のモニタリング手段は確立され
ておらず、好気槽における硝化効率と、それに伴う嫌気
槽における脱窒効果をともに充分に高めるような制御が
行われているとは言い難い状況にある。
的な運転方法を確立するためには、硝化反応のモニタリ
ングを実施することが重要な技術的要素であるが、現状
ではこのような硝化反応のモニタリング手段は確立され
ておらず、好気槽における硝化効率と、それに伴う嫌気
槽における脱窒効果をともに充分に高めるような制御が
行われているとは言い難い状況にある。
【0015】そこで本発明はこのような嫌気−好気活性
汚泥処理が有している課題を解消して、特に上記制御因
子の中で硝化反応の進行状況をモニタリングすることに
より、好気槽における硝化反応の終了時点を簡易に判断
して、ブロワからの送風量をコントロールすることによ
り硝化効率を高めるとともに余分なDO濃度の上昇を抑
え、それに伴って嫌気槽における脱窒効果を高めること
ができる活性汚泥循環変法の運転制御方法を提供するこ
とを目的とするものである。
汚泥処理が有している課題を解消して、特に上記制御因
子の中で硝化反応の進行状況をモニタリングすることに
より、好気槽における硝化反応の終了時点を簡易に判断
して、ブロワからの送風量をコントロールすることによ
り硝化効率を高めるとともに余分なDO濃度の上昇を抑
え、それに伴って嫌気槽における脱窒効果を高めること
ができる活性汚泥循環変法の運転制御方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、原水を嫌気槽で脱窒細菌により脱窒を行
う工程と、複数段の好気槽でエアレーション及び硝化細
菌の作用により硝化を行う工程と、沈澱槽で固液分離し
て上澄液を処理水として放流する工程とを含む活性汚泥
循環変法処理において、先ず請求項1により、上記複数
段の好気槽に夫々pH計を配置して、各好気槽から別々
にサンプリングした試料のpHを測定して硝化反応が進
行中であるか、もしくは終了しているかを判断し、この
判断結果から各好気槽に対する送風量を適宜制御するよ
うにした活性汚泥循環変法の運転制御方法を提供する。
成するために、原水を嫌気槽で脱窒細菌により脱窒を行
う工程と、複数段の好気槽でエアレーション及び硝化細
菌の作用により硝化を行う工程と、沈澱槽で固液分離し
て上澄液を処理水として放流する工程とを含む活性汚泥
循環変法処理において、先ず請求項1により、上記複数
段の好気槽に夫々pH計を配置して、各好気槽から別々
にサンプリングした試料のpHを測定して硝化反応が進
行中であるか、もしくは終了しているかを判断し、この
判断結果から各好気槽に対する送風量を適宜制御するよ
うにした活性汚泥循環変法の運転制御方法を提供する。
【0017】又、請求項2により、上記複数段の好気槽
に夫々pH計を配置して、各好気槽から別々にサンプリ
ングした試料のpHを測定し、この測定値に基づいてコ
ントローラが各好気槽の硝化特性を判断して、エアレー
ション用のブロワ及び各送風量調整バルブの開度を適宜
にコントロールする制御信号を出力するようにした活性
汚泥循環変法の運転制御方法を提供する。
に夫々pH計を配置して、各好気槽から別々にサンプリ
ングした試料のpHを測定し、この測定値に基づいてコ
ントローラが各好気槽の硝化特性を判断して、エアレー
ション用のブロワ及び各送風量調整バルブの開度を適宜
にコントロールする制御信号を出力するようにした活性
汚泥循環変法の運転制御方法を提供する。
【0018】上記嫌気−好気槽は、同一の生物反応槽を
仕切板で区切って構成され、且つ好気槽は少なくとも3
区画以上に分割構成してある。
仕切板で区切って構成され、且つ好気槽は少なくとも3
区画以上に分割構成してある。
【0019】
【作用】かかる活性汚泥循環変法の運転制御方法によれ
ば、原水が嫌気槽で脱窒され、好気槽での曝気と硝化細
菌の作用に基づく硝化が行われる一方、各好気槽からサ
ンプリングされた試料のpHがpH計によって別々に測
定され、各pH計の測定値に基づいてコントローラによ
り硝化反応が進行中であるか、もしくは終了しているか
の判断が行われ、該コントローラからブロワの駆動及び
送風量調整バルブへ駆動制御信号が出力されて、該ブロ
ワから各好気槽に対する送風量が適宜制御される。
ば、原水が嫌気槽で脱窒され、好気槽での曝気と硝化細
菌の作用に基づく硝化が行われる一方、各好気槽からサ
ンプリングされた試料のpHがpH計によって別々に測
定され、各pH計の測定値に基づいてコントローラによ
り硝化反応が進行中であるか、もしくは終了しているか
の判断が行われ、該コントローラからブロワの駆動及び
送風量調整バルブへ駆動制御信号が出力されて、該ブロ
ワから各好気槽に対する送風量が適宜制御される。
【0020】従って各好気槽内のpH値の変化をモニタ
リングすることによって硝化反応の進行状況が把握可能
であり、送風量の制御を実施することによって好気槽に
おける硝化効率を高め、それに伴って嫌気槽における脱
窒効果が高められるという作用が得られる。
リングすることによって硝化反応の進行状況が把握可能
であり、送風量の制御を実施することによって好気槽に
おける硝化効率を高め、それに伴って嫌気槽における脱
窒効果が高められるという作用が得られる。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明にかかる活性汚
泥循環変法の運転制御方法の一実施例を、前記従来の構
成部分と同一の構成部分に同一の符号を付して詳述す
る。図1は本発明にかかる運転制御方法を採用した嫌気
−好気活性汚泥装置を全体的に示す概要図であり、図中
の1aは廃水の脱窒を行うための嫌気槽、2a,2b,
2c,2dは硝化を行うための複数段の好気槽であり、
この嫌気槽1aと好気槽2a,2b,2c,2dとは同
一の生物反応槽を仕切板12で区切って分割構成されて
いる。
泥循環変法の運転制御方法の一実施例を、前記従来の構
成部分と同一の構成部分に同一の符号を付して詳述す
る。図1は本発明にかかる運転制御方法を採用した嫌気
−好気活性汚泥装置を全体的に示す概要図であり、図中
の1aは廃水の脱窒を行うための嫌気槽、2a,2b,
2c,2dは硝化を行うための複数段の好気槽であり、
この嫌気槽1aと好気槽2a,2b,2c,2dとは同
一の生物反応槽を仕切板12で区切って分割構成されて
いる。
【0022】上記嫌気槽1aの内方には、撹拌機構10
が配置されており、好気槽2a,2b,2c,2dには
エア吹出機構としての散気管4,4,4,4が配置さ
れ、外部に上記散気管4,4,4,4にエアを供給する
ためのブロワ5が配備されている。そして該ブロワ5と
各散気管4,4,4,4とを連結する管路の途中には、
開閉度調整可能なバルブ15a,15b,15c,15
dが配備されている。
が配置されており、好気槽2a,2b,2c,2dには
エア吹出機構としての散気管4,4,4,4が配置さ
れ、外部に上記散気管4,4,4,4にエアを供給する
ためのブロワ5が配備されている。そして該ブロワ5と
各散気管4,4,4,4とを連結する管路の途中には、
開閉度調整可能なバルブ15a,15b,15c,15
dが配備されている。
【0023】本実施例では、上記好気槽2a,2b,2
c,2dに各々pH計13a,13b,13c,13d
が配置されており、各pH計の測定値がコントローラ1
6に入力されている。そして該コントローラ16の出力
信号が前記ブロワ5と各バルブ15a,15b,15
c,15dに入力されている。6は硝化液循環ポンプ、
7は最終沈澱池、8は汚泥返送ポンプ、9は余剰汚泥引
抜ポンプである。
c,2dに各々pH計13a,13b,13c,13d
が配置されており、各pH計の測定値がコントローラ1
6に入力されている。そして該コントローラ16の出力
信号が前記ブロワ5と各バルブ15a,15b,15
c,15dに入力されている。6は硝化液循環ポンプ、
7は最終沈澱池、8は汚泥返送ポンプ、9は余剰汚泥引
抜ポンプである。
【0024】かかる装置の基本的作用は以下の通りであ
る。図1に示したように、先ず廃棄物としての原水3が
嫌気槽1aへ流入し、水中にある撹拌機構10の撹拌作
用と脱窒細菌の作用に基づいて、NO3−N、NO2−N
イオンのN2への還元、即ち脱窒が行われる。
る。図1に示したように、先ず廃棄物としての原水3が
嫌気槽1aへ流入し、水中にある撹拌機構10の撹拌作
用と脱窒細菌の作用に基づいて、NO3−N、NO2−N
イオンのN2への還元、即ち脱窒が行われる。
【0025】次に原水は複数段の好気槽2a,2b,2
c,2dに順次流入して、ブロワ5の駆動に伴って散気
管4,4,4,4からのエアレーションによる曝気が行
われ、硝化細菌の作用に基づいてアンモニア性窒素NH
4−NのNO2−N又はNO3−Nへの酸化、即ち硝化が
行われる。
c,2dに順次流入して、ブロワ5の駆動に伴って散気
管4,4,4,4からのエアレーションによる曝気が行
われ、硝化細菌の作用に基づいてアンモニア性窒素NH
4−NのNO2−N又はNO3−Nへの酸化、即ち硝化が
行われる。
【0026】上記の作用時において、好気槽2a,2
b,2c,2dから別々にサンプリングされた試料のp
Hが、各々のpH計13a,13b,13c,13dに
よって測定され、各pH計の測定値に基づいてコントロ
ーラ16によって硝化反応が進行中であるか、もしくは
終了しているかの判断が行われて、該コントローラ16
から前記ブロワ5及び各バルブ15a,15b,15
c,15dへ駆動制御信号が出力されて、ブロワ5から
各好気槽2a,2b,2c,2dに対する送風量が適宜
制御される。
b,2c,2dから別々にサンプリングされた試料のp
Hが、各々のpH計13a,13b,13c,13dに
よって測定され、各pH計の測定値に基づいてコントロ
ーラ16によって硝化反応が進行中であるか、もしくは
終了しているかの判断が行われて、該コントローラ16
から前記ブロワ5及び各バルブ15a,15b,15
c,15dへ駆動制御信号が出力されて、ブロワ5から
各好気槽2a,2b,2c,2dに対する送風量が適宜
制御される。
【0027】図2は嫌気槽1aと各好気槽2a,2b,
2c,2dにおけるpH値とNOX−N濃度(mg/
l),即ち硝化特性をプロットしたグラフであり、この
例では好気槽2a,2b,2c,2dの各槽でNOX−
Nの値が上昇しており、従って好気槽2dでも硝化反応
が終了していないことを示している。そしてこの時の各
pH計13a,13b,13c,13dの測定値は、好
気槽2aから好気槽2b,2c,2dに向けて順次減少
していることが観察された。
2c,2dにおけるpH値とNOX−N濃度(mg/
l),即ち硝化特性をプロットしたグラフであり、この
例では好気槽2a,2b,2c,2dの各槽でNOX−
Nの値が上昇しており、従って好気槽2dでも硝化反応
が終了していないことを示している。そしてこの時の各
pH計13a,13b,13c,13dの測定値は、好
気槽2aから好気槽2b,2c,2dに向けて順次減少
していることが観察された。
【0028】一方、図3は図2と硝化条件を変えて硝化
反応を進行させ、上記と同様にpHとNOX−Nの測定
を実施した結果であり、この例では好気槽2cの段階で
硝化反応がほぼ終了している。そして各pH計による測
定値は、好気槽2bでpH7.2,好気槽2cでpH
7.2,好気槽2dでpH7.3であった。
反応を進行させ、上記と同様にpHとNOX−Nの測定
を実施した結果であり、この例では好気槽2cの段階で
硝化反応がほぼ終了している。そして各pH計による測
定値は、好気槽2bでpH7.2,好気槽2cでpH
7.2,好気槽2dでpH7.3であった。
【0029】図3から分かるように、原水3が各好気槽
2a,2b,2c,2d内を順次流通している間に硝化
反応が終了すると、pH値は略一定となるか、もしくは
若干上昇している。このような測定結果から、各好気槽
2a,2b,2c,2d内のpH値をモニタリングする
ことによって硝化反応の進行状況が把握可能であること
が判明した。
2a,2b,2c,2d内を順次流通している間に硝化
反応が終了すると、pH値は略一定となるか、もしくは
若干上昇している。このような測定結果から、各好気槽
2a,2b,2c,2d内のpH値をモニタリングする
ことによって硝化反応の進行状況が把握可能であること
が判明した。
【0030】更に図1において、好気槽2dの硝化液が
硝化液循環ポンプ6を用いて嫌気槽1aに送り込まれる
ことにより、該嫌気槽1aでの脱窒効果が促進される。
特に廃水中のリンは嫌気槽1a内で放出され、好気槽2
a,2b,2c,2d内で活性汚泥に取り込まれて除去
される。
硝化液循環ポンプ6を用いて嫌気槽1aに送り込まれる
ことにより、該嫌気槽1aでの脱窒効果が促進される。
特に廃水中のリンは嫌気槽1a内で放出され、好気槽2
a,2b,2c,2d内で活性汚泥に取り込まれて除去
される。
【0031】更に最終沈澱池7内に沈降した汚泥の一部
は、汚泥返送ポンプ8により嫌気槽1aに返送され、他
の汚泥は余剰汚泥引抜ポンプ9によって図外の余剰汚泥
処理装置に送り込まれて処理される。最終沈澱池7の上
澄液は処理水11として図外の消毒槽等を経由してから
放流される。
は、汚泥返送ポンプ8により嫌気槽1aに返送され、他
の汚泥は余剰汚泥引抜ポンプ9によって図外の余剰汚泥
処理装置に送り込まれて処理される。最終沈澱池7の上
澄液は処理水11として図外の消毒槽等を経由してから
放流される。
【0032】上記実施例では、好気槽を合計4槽設けた
例を説明したが、複数段の好気槽内のpH値をモニタリ
ングするという本実施例の特徴的方法から考慮して、好
気槽は少なくとも3槽以上設けることが必要である。
例を説明したが、複数段の好気槽内のpH値をモニタリ
ングするという本実施例の特徴的方法から考慮して、好
気槽は少なくとも3槽以上設けることが必要である。
【0033】以上説明したように、本実施例にかかる活
性汚泥循環変法の運転制御方法によれば、各好気槽2
a,2b,2c,2dに配置したpH計によるモニタリ
ングを実施することによって好気槽における硝化反応の
終了時点を判断して、ブロワ5及び各バルブ15a,1
5b,15c,15dの開度を調整することにより、硝
化効率を高めるとともに余分なDO濃度の上昇を抑え、
嫌気槽における脱窒効果を高めるようにしたことが特徴
となっている。
性汚泥循環変法の運転制御方法によれば、各好気槽2
a,2b,2c,2dに配置したpH計によるモニタリ
ングを実施することによって好気槽における硝化反応の
終了時点を判断して、ブロワ5及び各バルブ15a,1
5b,15c,15dの開度を調整することにより、硝
化効率を高めるとともに余分なDO濃度の上昇を抑え、
嫌気槽における脱窒効果を高めるようにしたことが特徴
となっている。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる活性汚泥循環変法の運転制御方法によれば、原水が
嫌気槽で脱窒され、好気槽での曝気と硝化細菌の作用に
基づく硝化が行われる一方、各槽からサンプリングされ
た試料のpHを別々に測定することにより、硝化反応が
進行中であるか、もしくは終了しているかの判断を行う
ことが可能となり、ブロワの駆動及び送風量調整バルブ
の開度を制御することによって好気槽における硝化効率
を高め、且つ嫌気槽における脱窒効果を高めることがで
きる。
かる活性汚泥循環変法の運転制御方法によれば、原水が
嫌気槽で脱窒され、好気槽での曝気と硝化細菌の作用に
基づく硝化が行われる一方、各槽からサンプリングされ
た試料のpHを別々に測定することにより、硝化反応が
進行中であるか、もしくは終了しているかの判断を行う
ことが可能となり、ブロワの駆動及び送風量調整バルブ
の開度を制御することによって好気槽における硝化効率
を高め、且つ嫌気槽における脱窒効果を高めることがで
きる。
【0035】特に嫌気−好気活性汚泥処理法によって効
率的に窒素を除去するためには、嫌気槽における脱窒と
好気槽における硝化を最適な運転条件に保持することが
要求される上、窒素除去工程は硝化工程に影響される度
合が高いため、高い窒素除去率を維持するには硝化反応
と脱窒反応のバランスを良好に保持することが要求され
るものであるが、本発明では硝化反応のモニタリングを
実施することにより、好気槽内のDO濃度が必要以上に
高くならないように管理して、硝化菌によるアンモニア
性窒素の硝化時のDOの持ち込みで硝化液の循環による
嫌気槽での脱窒反応が阻害されることがないという効果
が得られ、嫌気−好気活性汚泥処理の効率的な運転制御
方法を確立することができる。
率的に窒素を除去するためには、嫌気槽における脱窒と
好気槽における硝化を最適な運転条件に保持することが
要求される上、窒素除去工程は硝化工程に影響される度
合が高いため、高い窒素除去率を維持するには硝化反応
と脱窒反応のバランスを良好に保持することが要求され
るものであるが、本発明では硝化反応のモニタリングを
実施することにより、好気槽内のDO濃度が必要以上に
高くならないように管理して、硝化菌によるアンモニア
性窒素の硝化時のDOの持ち込みで硝化液の循環による
嫌気槽での脱窒反応が阻害されることがないという効果
が得られ、嫌気−好気活性汚泥処理の効率的な運転制御
方法を確立することができる。
【図1】本発明にかかる活性汚泥循環変法の運転制御方
法の一実施例を示す概要図。
法の一実施例を示す概要図。
【図2】本実施例における各好気槽のpH値と硝化特性
の相関を示すグラフ。
の相関を示すグラフ。
【図3】本実施例の他の硝化条件下における各好気槽の
pH値と硝化特性の相関を示すグラフ。
pH値と硝化特性の相関を示すグラフ。
【図4】従来の嫌気−好気活性汚泥処理の一例を示す概
要図。
要図。
1a…嫌気槽 2a,2b,2c,2d…好気槽 4…散気管 5…ブロワ 6…硝化液循環ポンプ 7…最終沈澱池 8…汚泥返送ポンプ 9…余剰汚泥引抜ポンプ 10…撹拌機構 12…仕切板 13a,13b,13c,13d…pH計 15a,15b,15c,15d…バルブ 16…コントローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 原水を嫌気槽で脱窒細菌により脱窒を行
う工程と、複数段の好気槽でエアレーション及び硝化細
菌の作用により硝化を行う工程と、沈澱槽で固液分離し
て上澄液を処理水として放流する工程とを含む活性汚泥
循環変法処理において、 上記複数段の好気槽に夫々pH計を配置して、各好気槽
から別々にサンプリングした試料のpHを測定して硝化
反応が進行中であるか、もしくは終了しているかを判断
し、この判断結果から各好気槽に対する送風量を適宜制
御するようにしたことを特徴とする活性汚泥循環変法の
運転制御方法。 - 【請求項2】 原水を嫌気槽で脱窒細菌により脱窒を行
う工程と、複数段の好気槽でエアレーション及び硝化細
菌の作用により硝化を行う工程と、沈澱槽で固液分離し
て上澄液を処理水として放流する工程とを含む活性汚泥
循環変法処理において、 上記複数段の好気槽に夫々pH計を配置して、各好気槽
から別々にサンプリングした試料のpHを測定し、この
測定値に基づいてコントローラが各好気槽の硝化特性を
判断して、エアレーション用のブロワ及び各送風量調整
バルブの開度を適宜にコントロールする制御信号を出力
するようにしたことを特徴とする活性汚泥循環変法の運
転制御方法。 - 【請求項3】 上記嫌気−好気槽は、同一の生物反応槽
を仕切板で区切って構成され、且つ好気槽は少なくとも
3区画以上に分割構成した請求項1,2記載の活性汚泥
循環変法の運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17347593A JPH0724493A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 活性汚泥循環変法の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17347593A JPH0724493A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 活性汚泥循環変法の運転制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724493A true JPH0724493A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15961181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17347593A Pending JPH0724493A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 活性汚泥循環変法の運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724493A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012425A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Nippon Steel Corp | 下水からのりん及び窒素の除去方法並びに除去装置 |
| CN108046540A (zh) * | 2018-01-22 | 2018-05-18 | 云南合续环境科技有限公司 | 一种同步硝化反硝化污水处理方法及其装置 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP17347593A patent/JPH0724493A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012425A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Nippon Steel Corp | 下水からのりん及び窒素の除去方法並びに除去装置 |
| CN108046540A (zh) * | 2018-01-22 | 2018-05-18 | 云南合续环境科技有限公司 | 一种同步硝化反硝化污水处理方法及其装置 |
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