JPH07245565A - 信号変調方法及び信号変調回路 - Google Patents

信号変調方法及び信号変調回路

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Publication number
JPH07245565A
JPH07245565A JP3265594A JP3265594A JPH07245565A JP H07245565 A JPH07245565 A JP H07245565A JP 3265594 A JP3265594 A JP 3265594A JP 3265594 A JP3265594 A JP 3265594A JP H07245565 A JPH07245565 A JP H07245565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
margin
bit
bits
signal
selectable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3265594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Yoshimura
俊司 吉村
Junpei Kura
純平 蔵
Toru Okazaki
透 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3265594A priority Critical patent/JPH07245565A/ja
Publication of JPH07245565A publication Critical patent/JPH07245565A/ja
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  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マージンビットのビット数を減らして記録密
度を高めたときでも、デジタルサムバリエーション(D
SV)制御を有効に行って、低周波成分の抑圧を適切に
行う。 【構成】 変調されたデータの各ワードを接続するため
の各マージンビットM1、M2 、・・・、Mm を選択す
る際に、現在選択中のマージンビットM1 についての禁
止パターンの個数NI1 を調べて、複数選択不可能か否
かを判別する(ステップS2)。複数選択不可能のとき
は、禁止されない唯一のマージンビットパターンをM1
として出力する(ステップS3)。複数選択できるとき
は、マージンビットM2 、・・・、Mm の内で、複数選
択できる最初のマージンビットMnの直前までのデータ
のDSVを計算し、累積DSVの絶対値が最小となるよ
うなマージンビットパターンをM1 として出力する(ス
テップS4〜S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル音声信号、
デジタルビデオ信号、デジタルデータ信号等を記録する
際に用いられる信号変調方法及び信号変調回路回路に関
し、再生専用の光ディスクのマスタリング装置、又は追
記型や書き換え型の光ディスクの記録再生装置等に適用
可能な信号変調方法及び信号変調回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル音声、ビデオ、データなどのデ
ジタル信号を記録媒体に記録する場合において、デジタ
ル信号は、誤り検出訂正符号が付加された後、変調回路
に供給され記録再生系の特性に適した符号に変換(チャ
ネルコーディング)される。
【0003】ここで、例えばいわゆるコンパクトディス
ク(CD)方式の信号フォーマットの概要は、次のよう
になっている。すなわち、 サンプリング周波数 44.1kHz 量子化数 16ビット(直線) 変調方式 EFM チャネルビットレート 4.3218Mb/s 誤り訂正方式 CIRC データ伝送レート 2.034Mb/s であり、変調方式としては8−14変換あるいはEFM
が用いられる。
【0004】EFMは、次の表1に示すように、入力さ
れる8ビット符号(以下、シンボルという)を14チャ
ネルビットの符号に変換し、24チャネルビットの同期
信号と14チャネルビットのサブコードを付加した後、
これらの符号間を3チャネルビットのマージンビットで
連結し、NRZI記録する変調方式である。
【0005】
【表1】
【0006】図11は上記CD方式のフレーム構成を示
す図である。この図11に示すように、1シンクフレー
ム(6標本値区間、LおよびRチャネル各6サンプル、
1サンプルは16ビットデータ)期間にCIRC(クロ
スインターリーブリードソロモンコード)エンコーダか
ら変調回路に入力する24シンボルのデータ(音楽信
号)と8シンボルのパリティは、それぞれ14チャネル
ビットに変換され、3チャネルビットのマージンビット
で連結されて図示のように、フレームあたり588チャ
ネルビットとされ、4.3218Mbpsのチャネルビ
ットレートでディスク上にNRZI記録される。
【0007】変調回路に入力する各シンボルは、たとえ
ば、ルックアップテーブルROMを参照して、“1”と
“1”間の“0”の個数が2個以上かつ10個以下のチ
ャネルビットパターンにそれぞれ変換される。フレーム
同期信号Sfのチャネルビットパターンは“10000
0000001000000000010”であり、マ
ージンビットパターンは“000”、“001”、“0
10”および“100”のうちの一つが選択される。1
サブコーディングフレームは98フレームで構成され、
第0および第1フレームのサブコードとしてサブコード
シンク信号S0(=“0010000000000
1”)、S1(=“00000000010010”)
が付加される(図12参照)。
【0008】図13は、入力データのサンプル値の1例
について、EFM後のチャネルビットパターンとDSV
(デジタルサムバリエーション)を示す図である。
【0009】16ビットの1サンプルは、上位8ビット
と下位8ビットに分割され、CIRCエンコーダを介し
て変調回路に入力され、8−14変換されてそれぞれ1
4チャネルビットのインフォメーションビットとされ
る。インフォメーションビットの“1”と“1”の間に
は前述のように2個以上かつ10個以下の“0”が介在
する。マージンビットとして“000”、“001”、
“010”および“100”のうちの1種が選ばれ、イ
ンフォメーションビット同士の連結箇所についてもこの
規則が常に成立するようにされ、17チャネルビット
(ただし、フレーム同期信号Sfの場合は27チャネル
ビット)を単位とするEFM信号が変調回路から4.3
218Mbpsで出力される。
【0010】このように任意のチャネルビット“1”と
次のチャネルビット“1”の間には2個以上10個以下
のチャネルビット“0”が介在するので、NRZI記録
波形のハイレベルまたはローレベルの継続期間(記録波
長)は必ず3T以上11T以下となる(図13参照)。
【0011】この場合、最短記録波長は3T、最長記録
波長は11Tである。Tはチャネルクロック4.321
8MHzの1周期であり、以下、これをEFMの変調規
則の3T〜11Tルールという。
【0012】NRZI記録波形のDCバランスの指標と
してDSVを考える。DSVは記録波形の時間積分とし
て与えられる。すなわち、記録波形のハイレベルが単位
時間Tだけ継続したときのDSVの変化分を+1とし、
ローレベルが単位時間Tだけ継続したときのDSVの変
化分を−1とする。
【0013】時刻t0 におけるDSVの初期値を零と仮
定した場合のDSVの時間に関する変化を図13の最下
段に示す。ここで、期間t1 〜t2 における変調信号
は、17チャネルビットパターン“010000010
00001001”によって一義的に決まるものではな
く、時刻t1 における変調信号レベル、すなわち、期間
0 〜t1 における変調信号波形の最終レベル(以下、
CWLLという)に依存する。
【0014】従って、図示の変調信号波形は、時刻t0
においてCWLLがローレベル(CWLL=“0”)の
場合であり、時刻t0 においてCWLL=“1”(ハイ
レベル)の場合の変調信号波形はハイレベルとローレベ
ルを置き換えた逆パターンになる。
【0015】同様に、DSVの増減も上記CWLLに依
存し、時刻t0 においてCWLL=“0”の場合、イン
フォメーションビットパターン“0100010010
0010”によるDSVの変化分(以下、14NWDと
いう)、すなわち期間t0 〜t0 +14におけるDSV
の変化分は、図13に示すように+2である。図とは逆
に、時刻t0 においてCWLL=“1”なら14NWD
=−2となる。また、期間t0 +14〜t1 +14にお
けるDSVの変化分を17NWDという。
【0016】次に、期間t0 +14〜t1 に挿入される
マージンビットについて説明する。4種類のマージンビ
ット“000”、“001”、“010”および“10
0”のうち、上記変調規則の3T〜11Tルールにより
“001”と“100”は挿入できず、“010”また
は“000”が挿入可能である。すなわち、マージンビ
ットの前に出力される前回のインフォメーションビット
パターンの終端の“0”の個数をBとし、後に出力され
る今回のインフォメーションビットパターンの先端の
“0”の個数をAとすれば、B=1かつA=1であるた
めマージンビットの先端は“0”かつ終端は“0”でな
ければならず、挿入可能なマージンビットパターンは
“0X0”となる。ここで、Xは任意(Don't care)を
表す。
【0017】図13の最下段には、マージンビットとし
て“010”を挿入したときのDSVを実線で、また
“000”を挿入したときのDSVを破線で示してい
る。
【0018】一般に、ある連結点でマージンビットを挿
入する際には、上記変調規則の3T〜11Tルールを満
たすようなものを選択しなければならない。また、マー
ジンビットの挿入によって、フレーム同期パターンと同
じ11Tの2回繰り返しパターンが生じるのも禁止しな
ければならない。
【0019】これらの規則を満たすマージンビットにつ
いて、それぞれを挿入した場合、それまでの累積DSV
に加えてマージンビットおよび次のインフォメーション
ビットパターンの終端までの累積DSVを求め、その絶
対値が最も小さくなるようなものを最適マージンビット
として選択する。
【0020】このようなアルゴリズムにより求められた
マージンビットは、2つの14ビットデータの連結箇所
においても上記変調規則の3T〜11Tルールが成立
し、かつフレームシンク信号の誤発生を防止すると共
に、EFM信号の累積DSVを極力零に近づけるような
ものとなっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のEF
Mの方式は、最短ランレングスが2に制限されているた
め、ランレングス等の制限だけを満たすためならマージ
ンビットは2ビットあれば十分である。マージンビット
を2ビットに減らすことができれば、記録波長等の物理
的な大きさを変えることなく、データの記録密度を(1
7/16)倍に向上することができる。
【0022】しかし、2ビットのマージンビットは3種
類しか存在せず、またランレングス等の制限から挿入可
能なマージンビットが1種類のみに限られることもしば
しば起こる。従って、従来のDSV制御方式ではDSV
制御不可能な区間が多く存在し、結果として変調信号の
低周波成分が十分に抑圧されず、サーボの安定性やデー
タ復調時の誤り率などに悪影響を及ぼしてしまう。
【0023】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、マージンビット選択時のDSV制御が有
効に行え、低周波成分の抑圧が適切に行い得るような信
号変調方法及び信号変調回路を提供することである。特
に、マージンビットのビット数を減らすことによりデー
タ記録密度の向上を図る場合等に、マージンビットの選
択範囲が狭まることによるDSV制御への悪影響を低減
することができ、充分な低周波成分の抑圧が行い得るよ
うな信号変調方法及び信号変調回路の提供を目的とする
ものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係る信号変調方法においては、入力され
るiビット符号系列をそれぞれj(ただし、i、jは整
数、i>j)チャネルビットパターンに変換し、複数種
類のマージンビットの内の、所定の変調規則を満足する
選択可能マージンビットから、記録波形の低周波成分を
抑圧するマージンビットを選択して、上記jチャネルビ
ットパターン間を結合する信号変調方法であって、上記
選択可能マージンビットが唯一のときはそのマージンビ
ットを選択し、上記選択可能マージンビットが2以上存
在するときは、これらに連続するチャネルビットパター
ンのデジタルサムバリエーション(DSV)をそれぞれ
計算してゆき、次の選択可能マージンビットが唯一のと
きはさらに計算範囲を広げ、選択可能マージンビットが
2以上となる直前までの範囲を計算して、累積DSVの
絶対値が最小となるマージンビットを選択して使用す
る。
【0025】具体的には、上記jチャネルビットパター
ン系列のある1語あるいは1ワードのインフォメーショ
ンデータD1 とその次の1ワードのデータD2 との間を
上記複数種類のマージンビットの内の上記変調規則を満
足する選択可能マージンビットから選択して結合する際
に、上記データD2 の次以降に続く各インフォメーショ
ンデータを順次D3 、D4 、D5 ・・・とし、上記選択
可能マージンビットが2以上存在する場合に、有限の整
数mについて、上記データD2 とD3 との間、データD
3 とD4 との間、・・・、データDm とDm+1 との間の
各接続点のマージンビットについての選択可能マージン
ビットの個数をそれぞれ調べ、いずれの接続点において
も選択可能マージンビットの個数が単一の場合はn=m
+1とし、2以上の選択可能マージンビットを有する接
続点が存在する場合は最初の接続点をデータDn とD
n+1 との間とし、上記データD1 とその次のワードのデ
ータD2 とを2以上の上記選択可能マージンビットのそ
れぞれで結合し、データD2からデータDn までの各イ
ンフォメーションデータの間をそれぞれ単一の選択可能
マージンビットで結合したもののデジタルサムバリエー
ションを求め、上記データD1 以前の累積デジタルサム
バリエーションに加算してデータDn までの累積デジタ
ルサムバリエーションを求め、その絶対値が最小となる
ようなマージンビットを選択して使用する。
【0026】ここで、上記デジタルサムバリエーション
を計算する語の上限値を与える上記整数mを3以上とす
ることが好ましい。
【0027】また、上記変調規則として、上記変換され
たチャネルビットパターンの長さjを固定とし、最短ラ
ンレングスをdに制限するものを採用する場合に、チャ
ネルビット間の結合に用いるマージンビットをdビット
とすることが好ましい。
【0028】さらに、上記変調には、入力された8ビッ
ト符号系列を14チャネルビットパターンに変換する8
−14変調を採用することが挙げられ、この場合、上記
マージンビットのビット数を2とすることが好ましい。
【0029】次に、本発明に係る信号変調回路は、入力
されるiビット符号系列をそれぞれj(ただし、i、j
は整数、i>j)チャネルビットパターンに変換し、こ
のjチャネルビットパターン間を、複数種類のマージン
ビットから、所定の変調規則を満足し、記録波形の低周
波成分を抑圧するマージンビットを選択して結合する信
号変調回路であって、上記jチャネルビットパターン系
列のある1語のデータD1 とその次の1語(1ワード)
のデータD2 との間をマージンビットで結合する際に、
上記データD2 の次以降に続く各ワードを順次D3 、D
4 、D5 ・・・とするとき、有限の整数mについて、上
記D1 とD2 との間、D2 とD3 との間、D3 とD4
の間、・・・、Dm とDm+1 との間の各点のマージンビ
ットに関して、上記変調規則により禁止されるパターン
を判別しその判別情報を出力する禁止マージンビット判
別手段と、この禁止マージンビット判別手段からの出力
と、上記jチャネルビットパターンの各ワードのデータ
1 、D2 、・・・、Dm、Dm+1 と、上記D1 に前置
されるマージンビットの最終波形レベルに関する信号
と、上記D1 直前の累積デジタルサムバリエーションの
大きさを表す信号とを入力とし、上記複数種類のマージ
ンビットのうち最適な一つを発生するマージンビット発
生手段とを有することにより、上述の課題を解決する。
【0030】この信号変調回路の場合にも、上記デジタ
ルサムバリエーションを計算する語の上限値を与える上
記整数mを3以上とすること、また上記変換されたチャ
ネルビットパターンの長さjを固定とし、最短ランレン
グスをdに制限する場合に、チャネルビット間の結合に
用いるマージンビットをdビットとすること、さらに、
上記変調に8−14変調を採用し、上記マージンビット
のビット数を2とすること等が好ましいこととして挙げ
られる。
【0031】
【作用】上記の構成によれば、挿入するマージンビット
がランレングス等の変調規則による制限で2種類以上選
択可能である場合には、次にマージンビットが2種類以
上選択可能である接続点までの累積DSVの絶対値が最
小となるようなものを選択することにより、従来方式で
はDSV制御不可能であった区間の情報もDSV制御に
反映されることになり、変調信号の低周波成分の抑圧が
適切に行われるようになる。
【0032】具体的に実現する場合には、DSVの計算
範囲の上限を有限区間内に制限し、この区間内でマージ
ンビットが2種類以上選択可能であるような接続点が見
つからなかった場合には、上記有限区間内で累積DSV
の絶対値が最小となるようなマージンビットを選択する
ことにより、DSVの計算範囲が極端に広がって計算量
が膨大となることを防止し、実用的なものとする。この
有限区間は、3ワード以上とするのが効果的である。
【0033】また、従来よりいわゆるCDにおいて採用
されている8−14変換、いわゆるEFMでインフォメ
ーション部分を変換し、マージンビットを従来の3ビッ
トから2ビットに低減することにより、従来の変調回路
ICや復調回路ICを略々そのまま使用することがで
き、低周波成分の抑圧を実現しながらデータ記録密度を
(17/16)倍に高めることができる。
【0034】
【実施例】本発明に係る信号変調方式及び回路は、入力
されるiビット符号系列をそれぞれj(ただし、i、j
は整数、i>j)チャネルビットパターンに変換し、こ
のjチャネルビットパターン間を複数種類のマージンビ
ットで結合することを前提とするものである。複数種類
のマージンビットは、jチャネルビットのデータと結合
したときに、最長及び最短ランレングス等の変調規則の
制限により一部が禁止されることがあり、この禁止マー
ジンビット以外の選択可能マージンビットの内から、記
録波形の低周波成分を抑圧するマージンビットを選択す
ることが必要とされる。
【0035】上記低周波成分の抑圧は、具体的には累積
デジタルサムバリエーション(以下DSVという)の絶
対値を最小とするようなマージンビットを選択すること
により実現するが、このDSVの計算範囲は、従来のよ
うな次のマージンビット直前位置までに限定せず、次以
降のマージンビットについての上記選択可能な種類数に
応じてDSV計算範囲を拡大している。すなわち、2語
あるいは2ワードのjチャネルビットのデータ間に配置
されるマージンビットについて、上記選択可能マージン
ビットが唯一のときはそのマージンビットを選択して使
用する。上記選択可能マージンビットが2以上存在する
ときは、これらに連続するチャネルビットパターンのD
SVをそれぞれ計算してゆき、次の選択可能マージンビ
ットが唯一のときはさらに計算範囲を広げて、選択可能
マージンビットが2以上となる直前までの範囲を計算し
て、累積DSVの絶対値が最小となるマージンビットを
選択して使用している。
【0036】これは、特に、マージンビットのビット数
を小さくして記録密度を高めようとする場合に、マージ
ンビットの種類数が少なく、jチャネルビットのデータ
に結合したときに上記変調規則を破らない選択可能マー
ジンビットが唯一に限定されるようなDSV制御不可能
な部分が多くなることを考慮したものであり、選択可能
マージンビットが2以上となるマージンビットから上記
DSVの計算を開始し、選択可能マージンビットが唯一
に限定されるマージンビットを通って、選択可能マージ
ンビットが2以上となるマージンビットまでの範囲を計
算することで、DSV制御不可能であった区間の情報も
DSV制御に反映されるようにし、変調信号の低周波成
分の抑圧が有効に行われることになる。
【0037】なお、実現に際しては、現在マージンビッ
トを選択中の接続点から、次にマージンビットが2種類
以上選択可能になる接続点までを無限に探し続けること
を防止するために、この探す範囲あるいはDSV計算範
囲を有限区間内で制限し、この有限区間内で次の2種類
以上選択可能な接続点が見つからなかった場合には、現
在選択中のマージンビットとして、この有限区間の終端
で累積DSVが最小となるようなマージンビットを選択
する。
【0038】以下、本発明に係る好ましい実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。デジタル音声信号、
デジタルビデオ信号、デジタルデータ信号等を記録する
際に、デジタル信号は、誤り検出訂正符号が付加された
後、変調回路に供給され記録再生系の特性に適した符号
に変換(チャネルコーディング)される。
【0039】先ず、図1は、本発明に係る信号変調方式
の一実施例の要部としての最適マージンビットを選択す
るアルゴリズムを説明するためのフローチャートであ
る。この場合の最適マージンビットとは、チャネルビッ
トパターンと結合した際に上記変調規則を破らない選択
可能マージンビットの内の、さらに上記累積DSVを極
力0に近付けるようなものである。
【0040】この図1に要部を示す実施例においては、
入力データのワード長iを8、変換されたチャネルビッ
トパターンのワード長jを14、すなわち8−14変換
とし、マージンビットを2ビットとした場合を想定して
いる。このような変調がなされた出力信号の一例を図2
に示す。
【0041】この実施例は、上記14チャネルビットパ
ターン系列の、ある1ワードのデータD1 とその次の1
ワードのデータD2 との間を結合するマージンビットM
1 として、上記複数種類のマージンビットから最適のも
のを選択する場合を示し、上記ワードD2 の次以降に続
くワードを順次D3 、D4 、・・・とし、Dm+1 までを
調べている。また、データD2 とD3 との間の接続点の
マージンビットをM2、D3 とD4 との間の接続点のマ
ージンビットをM3 、・・・、Dm とDm+1 との間の接
続点のマージンビットをMm としている。
【0042】図1の各ステップの具体的な内容について
は後述するが、図1のフローチャートにおける概略的な
動作としては、ステップS2で現在の接続点についての
マージンビットは複数選択不可能であるか否かを判別
し、唯一つしか選択できない場合にはステップS3に進
み、2つ以上選択できる場合にはステップS4以降に進
んでいる。ステップS4〜S7では、有限の整数mにつ
いて、上記各接続点のマージンビットM2 、M3 、・・
・、Mm についての選択可能マージンビットあるいは禁
止されていないマージンビットの個数をそれぞれ調べ、
いずれの接続点においても選択可能マージンビットの個
数が1つのみの場合はn=m+1とし、2以上の選択可
能マージンビットを有する接続点が存在する場合は最初
の接続点をDn とDn+1 との間とし、上記D1 とD2
を2以上の上記選択可能マージンビットのそれぞれで結
合し、D2 からDn までの各語の間をそれぞれ単一の選
択可能マージンビットで結合したもののデジタルサムバ
リエーション(DSV)を求め、上記D1 以前の累積D
SVに加算してDn までの累積DSVを求め、その絶対
値が最小となるようなマージンビットを選択してM1
して出力している。
【0043】ここで、図1の詳細な説明に先立って、こ
の実施例の好ましい適用分野や変調信号フォーマットに
ついて説明する。
【0044】すなわち本実施例は、特に、高密度光ディ
スクに、ディジタル音声、ビデオ、データなどの信号を
記録する際の変調に適用して好ましいものである。この
高密度光ディスクにおける信号フォーマットの概要とし
ては、例えば次のようにしている。すなわち、 変調方式 8−14変換の一種 チャネルビットレート 24.4314Mbps 誤り訂正方式 CIRC データ伝送レート 12.216Mbps であり、変調方式としては、後述するような8−14変
換の一種が用いられる。
【0045】今回用いる変調方式は、従来いわゆるコン
パクトディスク(CD)などで用いられてきたEFMと
同様な、前記表1に示す変換テーブルによって、入力す
る8ビット符号(以下、シンボルという)を14チャネ
ルビットの符号に変換し、24チャネルビットの同期信
号と14チャネルビットのサブコードを付加した後、こ
れらの符号間を2チャネルビットのマージンビットで連
結し、NRZI記録する変調方式である。
【0046】図3は、上記高密度光ディスクにおける変
調方式により変調されて得られる記録信号のフレーム構
成を示す図であり、図4はサブコーディングフレーム構
造を示す図である。
【0047】1シンクフレーム期間にCIRC(クロス
インターリーブリードソロモンコード)エンコーダから
変調回路(いずれも図示せず)に入力される24シンボ
ルのデータ(音楽信号、ビデオ信号、デジタルデータな
ど)と8シンボルのパリティとは、それぞれ14チャネ
ルビットに変換され、2チャネルビットのマージンビッ
トで連結されて、図3に示すように、フレームあたり5
54チャネルビットとされ、24.4314Mbpsの
チャネルビットレートで上記高密度光ディスク上にNR
ZI記録される。
【0048】図示しない変調回路に入力される各シンボ
ルは、たとえば、ルックアップテーブルROMを参照し
て、“1”と“1”間の“0”の個数が2個以上かつ1
0個以下のチャネルビットパターンにそれぞれ変換され
る。フレーム同期信号Sfのチャネルビットパターン
は”10000000000100000000001
0”であり、マージンビットパターンは、“00”、
“01”および“10”のうちの一つが選択される。1
サブコーディングフレームは98フレームで構成され、
第0および第1フレームのサブコードとしてサブコード
シンク信号S0(=“0010000000000
1”)、S1(=“00000000010010”)
が付加される(図4参照)。
【0049】図5は、入力データの1例について、本実
施例の変調方式である8−14変換により変調された後
のチャネルビットパターンとDSV(デジタルサムバリ
エーション)を示す図である。
【0050】この図5において、8ビット単位のデータ
は、図示しないCIRCエンコーダを介して変調回路に
入力され、8−14変換されてインフォメーションビッ
トとされる。インフォメーションビットの“1”と
“1”の間には前述のように2個以上かつ10個以下の
“0”が介在する。マージンビットとして“00”、
“01”および“10”のうちの1種が選ばれ、インフ
ォメーションビット同士の連結箇所についてもこの規則
が常に成立するようにされ、16チャネルビット(ただ
し、フレーム同期信号Sfの場合は26チャネルビッ
ト)を単位とする変調信号が図示しない変調回路から2
4.4314Mbpsで出力される。
【0051】このように任意のチャネルビット“1”と
次のチャネルビット“1”の間には2個以上10個以下
のチャネルビット“0”が介在するので、NRZI記録
波形のハイレベルまたはローレベルの継続期間(記録波
長)は必ず3T以上11T以下となる。
【0052】この場合、Tはチャネルクロック24.4
314MHzの1周期であり、最短記録波長は3T、最
長記録波長は11Tである。以下、これを本実施例の変
調規則の3T〜11Tルールという。
【0053】NRZI記録波形の直流(DC)バランス
の指標として、デジタルサムバリエーション(DSV)
を考える。DSVは記録波形の時間積分として与えられ
る。すなわち、記録波形のハイレベルが単位時間Tだけ
継続したときのDSVの変化分を+1とし、ローレベル
が単位時間Tだけ継続したときのDSVの変化分を−1
とする。
【0054】時刻t0 におけるDSVの初期値を零と仮
定した場合のDSVの時間に関する変化を図5の最下段
に示す。ここで、期間t1 〜t2 における変調信号は1
6チャネルビットパターン“010000010000
0100”によって一義的に決まるものではなく、時刻
1 における変調信号レベル、つまり期間t0 〜t1
おける変調信号波形の最終レベル(以下、CWLLとい
う)に依存する。
【0055】従って、図5に示す変調信号波形は、時刻
0 においてCWLLがハイレベル(CWLL=
“1”)の場合であり、時刻t0 においてCWLL=
“0”(ローレベル)の場合の変調信号波形はハイレベ
ルとローレベルを置き換えた逆パターンになる。
【0056】同様に、DSVの増減も上記CWLLに依
存し、時刻t0 においてCWLL=“1”の場合、イン
フォメーションビットパターン“1000100001
000010”によるDSVの変化分(以下、14NW
Dという)、つまり期間t0〜t0 +14におけるDSV
の変化分は、図5に示すように−4である。図とは逆
に、時刻t0 においてCWLL=“0”なら14NWD
=+4となる。
【0057】次に、期間t0 +14〜t1 に挿入されるマ
ージンビットについて説明する。3種類のマージンビッ
ト“00”、“01”および“10”のうち、上記変調
規則の3T〜11Tルールにより“01”は挿入でき
ず、“10”または“00”が挿入可能である。すなわ
ち、マージンビットの前に出力される前回のインフォメ
ーションビットパターンの終端の“0”の個数をBと
し、後に出力される今回のインフォメーションビットパ
ターンの先端の“0”の個数をAとすれば、B=4かつ
A=1であるため、マージンビットの先端は“0”と
“1”のいずれでもよいが終端は“0”でなければなら
ず、挿入可能なマージンビットパターンは“X0”とな
る。このXは、任意(Don't care)の値を示す。
【0058】図5には、マージンビットとして“10”
を挿入したときのDSVを実線で、また“00”を挿入
したときのDSVを点線で示している。
【0059】一般に、ある接続点又は連結点でマージン
ビットを挿入する際には、上記変調規則の3T〜11T
ルールを満たすようなものを選択しなければならない。
【0060】また、マージンビットの挿入によって、フ
レーム同期パターンと同じ11Tの2回繰り返しパター
ンが生じるのも禁止しなければならない。この禁止ルー
ルは、アルゴリズムの簡略化のために、「連結点では1
1Tを生じない」と拡張してもシステムの成立を妨げな
い。
【0061】図6は、上記ルールに基づく禁止マージン
ビット(以下Minh とする)の判別を示す図である。2
つの14ビットデータD1 、D2 の間に挿入するマージ
ンビットに関して、図6中ハッチングで示されているビ
ットに関してテストを行い、その結果に応じてD1 とD
2 の連結に用いてはならないマージンビットMinh を判
別する。
【0062】この禁止パターン判別のアルゴリズムは以
下の通りである。
【0063】(1)14ビットデータD2 の前端の
“0”の個数Aと、D1 の終端の“0”の個数Bとの合
計が8個以上(A+B≧8)の場合:この場合にはマー
ジンビット“00”が禁止される(Minh =“0
0”)。
【0064】(2)14ビットデータD2 の最上位ビッ
トC1が“1”(A=0)または次位ビットC2が
“1”(A=1)の場合:マージンビット“01”が禁
止される(Minh =“01”)。
【0065】(3)14ビットデータD1 の最下位ビッ
トC14が“1”(B=0)または次位ビットC13が
“1”(B=1)の場合:マージンビット“10”が禁
止される(Minh =“10”)。
【0066】上述したような変調規則及び禁止パターン
判別に基づいて、図1の動作が行われる。すなわち、図
1は、図2に示す上記14チャネルビットデータD1
その次のデータD2 との間を結合するマージンビットM
1 について、最適マージンビットを選択するアルゴリズ
ムを示す図である。ここで言う最適マージンビットと
は、上記の禁止マージンビットに抵触せず、しかも累積
DSVを極力零に近づけるようなものである。
【0067】図1の最初のステップS1においては、上
記各マージンビットM1 、M2 、・・・、Mm のそれぞ
れについて、14チャネルビットパターン系列の各ワー
ドのデータD1 、D2 、D3 、・・・、Dm 、Dm+1
結合したときに上記変調規則の3T〜11Tルールを破
るような禁止マージンビットパターンMinh1、Minh2
・・・、Minhmと、それぞれの禁止パターンの個数NI
1 、NI2 、・・・、NIm とを求めている。
【0068】次のステップS2においては、現在選択中
のマージンビットM1 の禁止パターンの個数NI1 を調
べることで、上記選択可能マージンビットが唯一か否か
を判別している。具体的には、上記3種類のマージンビ
ット“00”、“01”、“10”の内、上記禁止パタ
ーンが2個あるとき、選択可能マージンビットが1個の
みとなるから、ステップS2では、NI1 =2か否かを
判別している。
【0069】このステップS2でYES、すなわち禁止
パターンの個数NI1 が2で、選択可能マージンビット
が1個のみと判別されたときには、ステップS3に進
む。この場合には、マージンビットM1 に関しては選択
の余地がないため、M1 の禁止されていないパターンを
そのまま出力して終了する。
【0070】上記ステップS2でNO、すなわち禁止パ
ターンの個数NI1 が2よりも少なく、選択可能マージ
ンビットが2個以上あると判別されたときには、マージ
ンビットM1 に関しては選択の余地があり、ステップS
4以降に進んで、低周波成分を抑圧するマージンビット
の選択を行っている。
【0071】すなわち、ステップS4では、2≦n≦m
のnについて、NIn <2となるような最小のnを求め
る。2≦n≦mの全てのnについてNIn =2である、
すなわち全てのMn に関して選択の余地がないときは、
n=m+1とする。
【0072】次のステップS5においては、14ビット
データのD2 からDn までを、それぞれ禁止されていな
いマージンビットパターン、すなわちそれぞれ唯一の選
択可能マージンビットパターンで連結する。
【0073】次のステップS6では、現在選択中のマー
ジンビットM1 について、上記禁止パターンMinh1に相
当しない選択可能マージンビットパターンで14ビット
データD1 とD2 以降を連結した場合の、これまでの分
を含めてDn までの累積DSVを計算する。すなわち、
マージンビットM1 の禁止されていない各パターンにつ
いて、D1 以前の分も含めてDn までの累積DSVを計
算する。
【0074】次のステップS7では、上記ステップS6
で計算された累積DSVの絶対値が最小となるようなマ
ージンビットパターンを出力する。すなわち、絶対値の
最も小さい累積DSVを与えるM1 のパターンを出力し
て終了する。
【0075】ここで図7は、上記14チャネルビットワ
ードの最大連結数あるいはDSVの計算を行う範囲のワ
ードの上限値を与える上記有限の整数mを3とする場合
の一例を説明するための図である。
【0076】この図7において、14ビットデータD1
の開始時点で、CWLL=“0”、また累積DSV=−
3であったとする。この図7の例の場合には、D1 とD
2 の連結点では“10”、“01”、“00”のいずれ
のマージンビットも選択することができる(NI1
0)。また、D2 とD3 の連結点では“00”以外のマ
ージンビットは選択できず(NI2 =2)、D3 とD4
の連結点では“10”、“01”が選択できる(NI3
=1)。ここで、マージンビットM1 の各パターン“1
0”、“01”、“00”に対応する各チャネルビット
パターンをそれぞれ図7の(A)、(B)、(C)に示
し、またDSVの軌跡を図7の(D)の各曲線a、b、
cにそれぞれ示す。
【0077】従来のマージンビット決定アルゴリズムを
適用した場合、D2 の終端における累積DSVを比較
し、絶対値を最小とする“01”がM1 の最適マージン
ビットとなる。
【0078】本実施例の方法によれば、M1 は、D3
での累積DSVが最小になるものが選択される。これら
より、“00”が最適マージンビットであると判断され
る。
【0079】次に図8は、本実施例の最適マージンビッ
ト決定アルゴリズムを用いた場合に生成される記録波形
の低周波成分をFFT(高速フーリエ変換)によって求
め、従来方式の最適マージンビット決定アルゴリズムを
マージンビット2ビットに適用したものの低周波成分と
の比較を示すしたものである。ここではm=4としてい
る。FFTの標本化周波数はチャネルクロック周波数と
し、グラフの横軸はナイキスト周波数、すなわち(標本
化周波数)/2、で規格化した周波数を示す。本方式を
用いれば、マージンビットを2ビットにしても、従来方
式でマージンビットを2ビットとした場合よりも、例え
ば規格化周波数=0.0005付近で6dB程度信号電
力が抑圧されていることが示されている。規格化周波数
で0.0005付近は、上記高密度光ディスクのフォー
マットを採用した場合、6kHz付近に相当し、本実施例
の採用がピックアップのサーボの安定化等に大きく寄与
できることがわかる。
【0080】次に、図9は、本発明に係る信号変調回路
の一実施例を示している。この実施例では、上記DSV
を計算するときの14チャネルビットデータのワード数
の上限値を与える整数mを4とした場合を示している。
この図9の禁止マージンビット判別回路30及びマージ
ンビット発生回路50において、上述した信号変調方法
の実施例と同様な動作が行われる。
【0081】この図9において、入力端子10には、図
示しないデータ発生回路から前述のように1シンクフレ
ームあたり32シンボルのデータが入力される。8ビッ
トの各シンボルはテーブルROM11により、前記表1
のように、それぞれ14ビットデータに8−14変換さ
れる。
【0082】サブコーディングフレームを構成する98
シンクフレームの第0および第1シンクフレームには、
前述のように14ビットのサブコードシンク信号S0お
よびS1が付加される。このサブコードシンク信号S0
およびS1の付加は、図示しないサブコードシンクタイ
ミング信号に基づいて、サブコードシンク付加回路12
によって行われる。
【0083】疑似フレームシンク付加回路13は、図示
しないフレームシンクタイミング信号に基づき、14ビ
ットの疑似フレームシンク信号S’f(=“1XXXX
XXXXXXX10”)を各シンクフレームの先頭に付
加する。疑似フレームシンク信号S’fの先端1ビット
および終端2ビットのビットパターンは正規の24ビッ
トフレームシンク信号(=“100000000001
000000000010”)のそれと同一であるの
で、マージンビットを選択する場合、他の14ビットデ
ータと全く同一の処理が可能となる。
【0084】サブコードシンク信号S0、S1および疑
似フレームシンク信号S’fを含む14ビットデータ
は、縦列接続されたレジスタ14〜17に供給される。
レジスタ14の入力をD5 とし、レジスタ14〜17の
それぞれの出力をD4 、D3 、D2 、D1 とする。
【0085】14ビットデータD5 およびD4 は、禁止
マージンビット判別回路30に供給される。また、D5
は後述するマージンビット発生回路50にも供給され
る。
【0086】禁止マージンビット判別回路30は、D4
とD5 の連結点において前述の禁止マージンビット判別
アルゴリズムに抵触する禁止マージンビットを判別し、
マージンビット禁止信号Sinh4を発生する。具体的には
前記図6と共に説明したビットの組み合せを、組み合せ
判別回路により検出することで実現できる。
【0087】マージンビット禁止信号Sinh4は3ビット
からなり、各ビットは3種類のマージンビット“1
0”、“01”、“00”にそれぞれ対応する。例え
ば、前述の禁止マージンビット判別アルゴリズムにより
第1および第2マージンビット“10”、“01”が禁
止される場合、3ビットのマージンビット禁止信号S
inh4は“110”とされる。
【0088】フレームシンク変換回路18は、図示しな
いフレームシンクタイミングに基づいて、順次入力する
14ビットデータD1 の内、疑似フレームシンク信号
S’fを正規の24ビットフレームシンク信号Sfに変
換し、また他の14ビットデータはそのまま、P/Sレ
ジスタ19に供給する。
【0089】24ビットのパラレルイン/シリアルアウ
ト(P/S)レジスタ19は、24.4314MHzの
チャネルビットクロックに基づいて、14ビットデータ
(フレームシンク信号Sfの場合のみ24ビットデー
タ)と、後述するマージンビット発生回路50から入力
される2ビットデータ(マージンビット)とを交互にシ
リアル出力する。
【0090】24.4314Mbpsの速度で出力され
るシリアル信号は、NRZI回路20によるNRZI変
調後、記録信号として、例えば再生専用光ディスクの原
盤マスタリング装置や、追記/書き換え型光ディスクの
ディスク記録回路に供給される。
【0091】NRZI変調された信号が供給されるDS
V積分回路70は、この入力信号のDC成分を16チャ
ネルビットを単位として積分し、この累積DSVの値を
マージンビット発生回路50に出力する。
【0092】次に、マージンビット発生回路50につい
て説明する。このマージンビット発生回路50は、3種
類のマージンビット”10”、”01”、”00”のう
ち最適なマージンビットを出力する。最適なマージンビ
ットとは、先に説明した2つの14ビットデータD1
2 との間をこのマージンビットで連結することによ
り、連結箇所においても上記変調規則である3T〜11
Tルールが成立し、かつフレームシンク信号の誤発生を
防止すると共に、変調された出力信号の累積DSVを極
力零に近づけるように選択されたマージンビットであ
る。
【0093】このマージンビット発生回路50は、先に
図1と共に説明した最適マージンビットの選択アルゴリ
ズムを実現するものである。マージンビット発生回路5
0の具体的な構成例を図10に示す。
【0094】禁止マージンビットを示すマージンビット
禁止信号Sinh4は、選択可能マージンビットが唯一であ
るか否か、すなわち禁止パターンの個数が2であるか否
かを検出する検出回路51と、縦列接続された3個のレ
ジスタ55、56、57の内の最初のレジスタ55と、
後続DSV計算回路58とにそれぞれ供給される。
【0095】本実施例では、先に述べた禁止マージンビ
ット判別アルゴリズムにより、マージンビット禁止信号
は、2つの14ビットデータの組み合せによって一意に
決まる。従って、データD4 とD5 との連結点での禁止
マージンビットを示すマージンビット禁止信号S
inh4は、データの流れに同期して遅延することにより、
そのままD3 とD4 との連結点でのマージンビット禁止
信号Sinh3となり得る。
【0096】従って、レジスタ55の出力はマージンビ
ット禁止信号Sinh3、レジスタ56の出力はマージンビ
ット禁止信号Sinh2、レジスタ57の出力はマージンビ
ット禁止信号Sinh1となる。マージンビット禁止信号S
inh3、Sinh2は後続DSV計算回路58に供給され、マ
ージンビット禁止信号Sinh1は後述する最適マージンビ
ット判別回路68に供給される。
【0097】検出回路51は、禁止信号Sinh4より、マ
ージンビットM4 の複数選択が不可能である場合に
“1”を、そうでない場合に“0”を出力する回路であ
る。この回路は、禁止信号Sinh4の3ビットが“11
0”、“101”、“011”のいずれかであること
を、例えば組み合せ回路を用いて検出することで実現で
きる。この検出回路51の出力をNS4 とする。
【0098】検出出力NS4 は、デコーダ54に供給さ
れると共に、縦列接続されたレジスタ53、52の最初
のレジスタ53に供給される。検出出力NS4 に関して
も、上記禁止信号Sinh4と同様に、遅延によってそのま
まNS3 、NS2 となり得る。従って、レジスタ53、
レジスタ52からの各出力がそれぞれNS3 、NS2
あり、これらもそれぞれデコーダ54に供給される。
【0099】デコーダ54は、入力された各検出出力N
2 、NS3 、NS4 から、後述する後続DSV計算回
路58がDSVを求める範囲を求める回路である。この
DSV計算範囲を示す信号として、DE2 、DE3 、D
4 、DE5 の4ビットからなる信号DEを出力する。
この出力信号DEの各ビットDE2 、DE3 、DE4
DE5 は、それぞれ14ビットデータD2 、D3
4 、D5 に対応しており、“1”が立っているビット
に対応する14ビットデータは後続DSVの計算に加え
ることを意味する。出力信号DEは、図10の回路54
のブロック内に記載された心理値表により得られる。
【0100】この図10のマージンビット発生回路に入
力された14ビットデータD5 は、14ビットDSV計
算回路63に供給される。この14ビットDSV計算回
路63は、14ビットデータD5 の開始時点での上記C
WLL、すなわち変調信号波形の最終レベルあるいは開
始直前レベルが“0”であると仮定した場合の、14ビ
ットデータD5 が持つDSVを計算して、その値を14
NWD5 として出力するものである。これは、回路内で
14ビットデータD5 をNRZIに変換し、“1”の数
と“0”の数をそれぞれ求めて減算することにより実現
される。この値は、5ビットの2の補数の形で表され
る。
【0101】14ビットDSV計算回路63はまた、1
4ビットデータD5 の開始時点でのCWLLが“0”で
ある場合の14ビットデータD5 終端でのCWLLを併
せて求め、これをLL5 として出力する。
【0102】14ビットDSV計算回路63からの各出
力信号14NWD5 、LL5 は、縦列接続されたレジス
タ64〜67の最初のレジスタ64、及び縦列接続され
たレジスタ59〜62の最初のレジスタ59にそれぞれ
供給される。各レジスタ64〜67からの出力がそれぞ
れ14NWD4 〜14NWD1 になり、各レジスタ59
〜62からの出力がそれぞれLL4 〜LL1 になること
は、上記信号Sinh4の場合と同様に考えることにより明
らかである。信号14NWD2 〜14NWD5及び信号
LL2 〜LL5 は、いずれも後続DSV計算回路58に
供給される。また信号14NWD1 及び信号LL1 は、
いずれも最適マージンビット判別回路68に供給され
る。
【0103】各信号Sinh2〜Sinh4、DE、14NWD
2 〜14NWD5 、LL2 〜LL5が入力される後続D
SV計算回路58では、14ビットデータD2 の開始時
点でのCWLLを“0”と仮定した場合の、入力された
計算範囲指示信号DEの範囲でのDSVを計算する。
【0104】後続DSVの計算は、基本的には各14ビ
ットデータとマージンビットのそれぞれが持つDSVを
累積的に加算すればよい。
【0105】マージンビットパターンは、それぞれの開
始時点でのCWLLを“0”と仮定した場合、 “10” → +2 “01” → 0 “00” → −2 となるDSVを持つ。また、次につながるデータにとっ
てのCWLLについては、“00”はマージンビットに
とってのCWLLが保存され、“10”及び“01”は
マージンビットにとってのCWLLが反転されたものと
なる。
【0106】加算を行う際には、連結点でのCWLLに
よってDSVの符号の反転が起き得ることに留意しなけ
ればならない。
【0107】例えば、 DE=“1100” :D3 までのDSVを計算 Sinh2=“110” :M2 は“00”のみ許される 14NWD2 =+2、 LL2 =“1” 14NWD3 =−4 の場合について考える。
【0108】LL2 =“1”であり、M2 は“00”で
あることから、マージンビット及びD3 にとってCWL
Lは“1”であり、マージンビットのDSVと14NW
3に関しては符号反転が起こる。従って、 (後続DSV)=2+(−1)×(−2)+(−1)×
(−4) =8 である。
【0109】このようにして、14ビットデータD2
降に後続するパターンのDSVが計算され、後続DSV
として値が最適マージンビット判別回路68に供給され
る。
【0110】最適マージンビット判別回路68は、禁止
信号Sinh1、後続DSV、LL1 、14NWD1 、累積
DSV及びCWLLの入力に対し、14ビットデータD
1 とD2 とを連結する最適マージンビットM1 を出力す
る。
【0111】最適マージンビットとしては、禁止信号S
inh1で禁止されていない選択可能マージンビットパター
ンが1つしかない場合は、そのマージンビットパターン
を出力する。
【0112】禁止されていない選択可能マージンビット
パターンが複数ある場合には、それぞれによって14ビ
ットデータD1 とD2 とを連結した場合のDSVを、上
述した後続DSV計算回路58の場合と同様の留意を行
いながら計算し、さらに累積DSVとの加算同様に行っ
て、トータルのDSVを得る。各マージンビットパター
ンに対応するトータルのDSVの絶対値を求め、その値
が最小となるものを与えたマージンビットパターンを最
適のマージンビットパターンM1 として出力する。
【0113】なお、本発明は、上述したような実施例の
みに限定されるものではない。例えば、上記実施例にお
いては、マージンビットが2ビットである系を考えた
が、従来のCDに準拠したようなマージンビットが3ビ
ットある系でも、入力データによってはマージンビット
の選択肢が1つに限定されることが起こり得るため、本
発明を適用することによって、低周波成分抑圧効果を得
ることができる。また、本発明は8−14変換だけに適
用が限定されず、マージンビットによってデータを連結
する他の変調方式においても同様の効果が期待される。
さらに、上記実施例で述べたフレーム構造、サブコーデ
ィングフレーム構造等は、本発明の実施において本質的
な制限を与えるものではなく、他のデータ構造を持つ系
においても適用可能であることは勿論である。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数種類のマージンビットの内の、所定の変調規則を満
足する選択可能マージンビットから、記録波形の低周波
成分を抑圧するマージンビットを選択してチャネルビッ
トパターンを結合する際に、上記選択可能マージンビッ
トが2以上存在するときは、これらに連続するチャネル
ビットパターンのデジタルサムバリエーション(DS
V)をそれぞれ計算してゆき、次の選択可能マージンビ
ットが唯一のときはさらに計算範囲を広げ、選択可能マ
ージンビットが2以上となる直前までの範囲を計算し
て、累積DSVの絶対値が最小となるマージンビットを
選択しているため、従来のDSV制御法ではDSVを十
分に制御できなかった、しばしばマージンビットの選択
肢が限定されるような系でも、マージンビットの選択肢
が生じる点までのDSVを考慮して累積DSVを小さく
するような制御を行うため、変調信号の低周波成分の抑
圧に大きな効果が得られる。
【0115】したがって、マージンビットのビット数を
削減して光ディスクの高密度化をはかる際に、サーボの
安定化やデータ復調時の誤り率の低減などに大きく寄与
することができ、好適である。
【0116】具体的に実現する場合には、DSVの計算
範囲の上限を有限区間内に制限し、この区間内でマージ
ンビットが2種類以上選択可能であるような接続点が見
つからなかった場合には、上記有限区間内で累積DSV
の絶対値が最小となるようなマージンビットを選択する
ことにより、DSVの計算範囲が極端に広がって計算量
が膨大となることを防止し、実用上で問題の生じないも
のとする。この有限区間は、3ワード以上とするのが効
果的である。
【0117】また、従来よりいわゆるCDにおいて採用
されている8−14変換、いわゆるEFMでインフォメ
ーションデータ部分を変換し、14チャネルビット間の
連結用のマージンビットを従来の3ビットから2ビット
に低減することにより、従来より広く用いられて安価に
供給されている変調回路ICや復調回路IC等を略々そ
のまま使用することができ、経済的にも有利であり、低
周波成分の抑圧を実現しながらデータ記録密度を(17
/16)倍に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部となる最適マージンビ
ット選択動作を説明するためのフローチャートである。
【図2】変調出力信号のデータとマージンビットの接続
を示す図である。
【図3】変調出力信号のフレーム構成を示す図である。
【図4】変調出力信号のサブコーディングフレーム構造
を示す図である。
【図5】入力データと8−14変調波形を示す図であ
る。
【図6】禁止マージンビットの判別を示す図である。
【図7】選択されたマージンビットとデジタルサムバリ
エーションとの関係を示す図である。
【図8】低周波成分の抑圧効果を示す図である。
【図9】本発明の一実施例となる信号変調回路の概略構
成を示すブロック図である。
【図10】マージンビット発生回路の具体的な構成例を
示すブロック図である。
【図11】従来の変調出力信号のフレーム構成を示す図
である。
【図12】従来の変調出力信号のサブコーディングフレ
ーム構造を示す図である。
【図13】従来のサンプル値とEFM変調波形を示す図
である。
【符号の説明】
30 禁止マージンビット判別回路 50 マージンビット発生回路 51 マージンビット複数選択不可能の検出回路 54 後続DSV計算範囲を求めるデコーダ 58 後続DSV計算回路 63 14ビットDSV計算回路 68 最適マージンビット判別回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるiビット符号系列をそれぞれj
    (ただし、i、jは整数、i>j)チャネルビットパタ
    ーンに変換し、このjチャネルビットパターン間を、複
    数種類のマージンビットの内の、所定の変調規則を満足
    する選択可能マージンビットから、記録波形の低周波成
    分を抑圧するマージンビットを選択して結合する信号変
    調方法であって、 上記選択可能マージンビットが唯一のときはそのマージ
    ンビットを選択し、 上記選択可能マージンビットが2以上存在するときは、
    これらに連続するチャネルビットパターンのデジタルサ
    ムバリエーションをそれぞれ計算してゆき、次の選択可
    能マージンビットが唯一のときはさらに計算範囲を広
    げ、選択可能マージンビットが2以上となる直前までの
    範囲を計算して、累積デジタルサムバリエーションの絶
    対値が最小となるマージンビットを選択して使用するこ
    とを特徴とする信号変調方法。
  2. 【請求項2】上記jチャネルビットパターン系列のある
    1語のデータD1 とその次の1語のデータD2 との間を
    上記複数種類のマージンビットの内の上記変調規則を満
    足する選択可能マージンビットから選択して結合する際
    に、上記データD2 の次以降に続く各語を順次D3 、D
    4 、D5 ・・・とし、 上記選択可能マージンビットが唯一の場合はそのマージ
    ンビットを使用し、 上記選択可能マージンビットが2以上存在する場合に
    は、 有限の整数mについて、上記D2 とD3 との間、D3
    4 との間、・・・、Dm とDm+1 との間の各点のマー
    ジンビットについての選択可能マージンビットの個数を
    それぞれ調べ、 いずれの点においても選択可能マージンビットの個数が
    単一の場合はn=m+1とし、2以上の選択可能マージ
    ンビットを有する点が存在する場合は最初の点をDn
    n+1 との間とし、 上記D1 とD2 とを2以上の上記選択可能マージンビッ
    トのそれぞれで結合し、上記D2 からDn までの各語の
    間をそれぞれ単一の選択可能マージンビットで結合した
    もののデジタルサムバリエーションを求め、 上記D1 以前の累積デジタルサムバリエーションに加算
    して上記Dn までの累積デジタルサムバリエーションを
    求め、 その絶対値が最小となるようなマージンビットを選択し
    て使用することを特徴とする請求項1記載の信号変調方
    法。
  3. 【請求項3】上記デジタルサムバリエーションを計算す
    る語の上限値を与える上記整数mを3以上とすることを
    特徴とする請求項2記載の信号変調方法。
  4. 【請求項4】上記変調規則として、上記変換されたチャ
    ネルビットパターンの長さjを固定とし、最短ランレン
    グスをdに制限するものを採用する場合に、 チャネルビット間の結合に用いるマージンビットがdビ
    ットで構成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の信号変調方法。
  5. 【請求項5】上記変調には、入力された8ビット符号系
    列を14チャネルビットパターンに変換する8−14変
    調を採用することを特徴とする請求項1又は2記載の信
    号変調方法。
  6. 【請求項6】上記マージンビットのビット数を2とする
    ことを特徴とする請求項5記載の信号変調方法。
  7. 【請求項7】入力されるiビット符号系列をそれぞれj
    (ただし、i、jは整数、i>j)チャネルビットパタ
    ーンに変換し、複数種類のマージンビットから、所定の
    変調規則を満足し、記録波形の低周波成分を抑圧するマ
    ージンビットを選択し、上記jチャネルビットパターン
    間を結合する信号変調回路であって、 上記jチャネルビットパターン系列のある1語のデータ
    1 とその次の1語のデータD2 との間をマージンビッ
    トで結合する際に、上記データD2 の次以降に続く各語
    を順次D3 、D4 、D5 ・・・とするとき、有限の整数
    mについて、上記D1 とD2 との間、D2 とD3 との
    間、D3 とD4 との間、・・・、Dm とD m+1 との間の
    各点のマージンビットに関して、上記変調規則により禁
    止されるパターンを判別しその判別情報を出力する禁止
    マージンビット判別手段と、 この禁止マージンビット判別手段からの出力と、上記j
    チャネルビットパターンの各語のデータD1 、D2 、・
    ・・、Dm 、Dm+1 と、上記D1 に前置されるマージン
    ビットの最終波形レベルに関する信号と、上記D1 直前
    の累積デジタルサムバリエーションの大きさを表す信号
    とを入力とし、上記複数種類のマージンビットのうち最
    適な一つを発生するマージンビット発生手段とを有する
    ことを特徴とする信号変調回路。
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