JPH0724669A - 割り型軸受の組立方法および装置 - Google Patents

割り型軸受の組立方法および装置

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JPH0724669A
JPH0724669A JP18916793A JP18916793A JPH0724669A JP H0724669 A JPH0724669 A JP H0724669A JP 18916793 A JP18916793 A JP 18916793A JP 18916793 A JP18916793 A JP 18916793A JP H0724669 A JPH0724669 A JP H0724669A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 割り型軸受のクランク軸の外周に軸受を組み
立てるにつき、軸受分割体をチャックすることが不要
で、簡易な構成の装置で容易に自動組立が行える方法お
よび装置を提供する。 【構成】 この組立方法は、軸方向に沿う分割面で円周
方向に2分割された割り型軸受1の組立方法であって、
次の各過程を含む。略水平に支持されたクランク軸6の
下面に、片方の軸受分割体1Aを軸受持上げ部材11の
円弧状ガイド面23に載せて配置する。クランク軸6の
上側には天井ガイド12の円弧状ガイド面25を被せ
る。この状態で、軸受分割体1Aを反転アーム13によ
り両ガイド面23,25に沿って移動させ、クランク軸
6の上面と天井ガイド12の間に位置させる(図5
(C))。天井ガイド12は若干下降して軸受分割体1
Aをロックする。この後、軸受持上げ部材11が下降し
て再度上昇し、もう片方の軸受分割体1Aをクランク軸
6の下面に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、割り型軸受をクラン
ク軸やその他の軸受組付軸の外周に組立てる割り型軸受
の組立方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機械のクランク軸をクランク
ケースに支持するサポート軸受等では、一体型では軸に
嵌めることができないため、図8および図9に示すよう
な割り型軸受が使用されている。この割り型軸受1は、
外輪2とケージ付きローラ3とからなり、外輪2および
ケージ付きローラ3が各々軸方向に沿う分割面a,bで
分割されて、軸受1の全体が円周方向に2個の軸受分割
体1A,1Aに分割されている。外輪2の一対の分割体
2A,2Aは、割り面aの両側に跨がる環状の結合溝4
を有し、この結合溝4にスナップリング5を嵌めて互い
に結合する。スナップリング5には、ゴムリングや金属
リング,菊形座金の他、種々のものが使用される。両軸
受分割体1A,1Aを軸の外周に組み立てる作業は、機
械化が難しいために人手で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は人
手で組立てているが、非能率であり、機械化が望まれて
いる。しかし、割り型軸受1は外輪2とケージ付きロー
ラ3のセット物であるため、分割した状態ではその各軸
受分割体1Aの取扱いが難しい。そのため、適宜のチャ
ックを製作することができず、自動組立が行えなかっ
た。
【0004】この発明の目的は、軸受分割体をチャック
することが不要で、簡単な構成の装置で容易に自動組立
が行える割り型軸受の組立方法および装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の割り型軸受の
組立方法は、軸方向に沿う分割面で円周方向に2分割さ
れた割り型軸受の組立方法であって、次の各過程を含
む。すなわち、略水平に支持された軸受組付軸の下面
に、片方の軸受分割体を軸受持上げ部材の円弧状ガイド
面に載せて配置し、かつ前記軸受組付軸の上側に天井ガ
イドの円弧状ガイド面を被せる。前記軸受持上げ部材上
の軸受分割体を前記両ガイド面に沿って移動させて軸受
組付軸の上面と天井ガイドの間に位置させる。前記軸受
持上げ部材を下方へ開いた後、もう片方の軸受分割体を
前記軸受組付軸の下面に配置する。
【0006】この発明の割り型軸受の組立装置は、前記
組立方法に使用する装置であって、次の構成を備える。
すなわち、軸受組付軸を略水平に支持する軸支持機構
と、軸受持上げ部材と、天井ガイドと、反転装置とを備
える。軸受持上げ部材は、軸受分割体を載せる円弧状ガ
イド面を上端に有し昇降可能に設けられて前記軸受組付
軸の下面に前記軸受分割体を配置するものである。天井
ガイドは、下向きの円弧状ガイド面を有し軸受持上げ部
材と対向して軸受組付軸の上方に被さるものである。反
転装置は、軸受持上げ部材上の軸受分割体を前記両ガイ
ド面に沿って移動させて軸受組付軸の上面と天井ガイド
の間に位置させる装置である。
【0007】
【作用】この発明方法および装置によると、天井ガイド
を利用するため、軸受持上げ部材上の軸受分割体をチャ
ックすることなく軸受組付軸の上側へ移動させることが
できる。そのため、複雑なチャック装置を設けることが
不要で、簡単な構成で軸受分割体を軸受組付軸の外周に
組み立てることができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図7に基づ
いて説明する。この割り型軸受組立装置は、図8および
図9と共に説明した割り型軸受1を、図5(B)に一部
を拡大して示すクランク軸6の軸受溝6aに組立てる装
置である。
【0009】装置全体の概略を説明する。図4に破断側
面図で、また図3に平面図で示すように、クランク軸6
は、一対のセンタチャック7,7からなる軸支持機構8
により、装置中央のクランク軸支持位置Pで水平に支持
される。センタチャック7,7は、基台9に固定設置し
たものであり、テーパ状のセンタ7aがシリンダ装置
(図示せず)等により突没可能としてある。クランク軸
6には、2か所の軸受溝6aに割り型軸受1が各々組付
けられる。
【0010】クランク軸支持位置Pの下方には、軸受マ
ガジン10内の軸受分割体1Aをクランク軸6まで持ち
上げる軸受持上げ部材11が設置され、その上方に対向
して天井ガイド12が設置される。軸受持上げ部材11
は、2台がクランク軸6の各軸受溝6aに対して各々設
けられ、天井ガイド12は1個が両軸受溝6aに兼用さ
れる。軸受マガジン10は、多数の軸受分割体1Aを各
々分割面が上向きとなるように軸方向に並べて収容した
ものであり、底面には軸受持上げ部材11が通過可能な
開口を有している。
【0011】各センタチャック7の外周には、軸受持上
げ部材11と天井ガイド12間に配置された軸受分割体
1Aを反転させる一対の反転アーム13,13が各々設
けてある。各反転アーム13は、反転および進退駆動が
可能であり、その反転・進退駆動装置(図示せず)と反
転アーム13とで反転装置14が構成される。
【0012】図1に正面図で示すように、基台9の左側
にはクランク軸ボックス15の設置台16を設け、その
上方にクランク軸ボックス15からクランク軸支持位置
Pへクランク軸6を搬送するクランク軸搬送装置17が
設けてある。また、基台9の他側には、マジガンテーブ
ル18、マガジンシャッタ19、および空マガジン排出
装置20を設置し、かつマガジンシャッタ19からクラ
ンク軸支持位置Pの直下へ軸受マガジン10を搬送する
マガジン定配装置21が設けてある。クランク軸支持位
置Pの両側には、割り型軸受1にスナップリング5を嵌
め込むスナップリング挿入装置22が設置してある。
【0013】各部の詳細を説明する。図5に示すよう
に、天井ガイド12は、割り型軸受1の外径面に嵌合す
る円弧状のガイド面25と、クランク軸6の所定部に係
合する係合片12b(図5(B))とを両端に各々設け
たものであり、シリンダ装置からなる天井ガイド昇降装
置26(図1)の駆動により若干昇降可能である。
【0014】軸受持上げ部材11は、図5(B)および
図6(B)に示すように、クランク軸6の軸方向に重な
る2枚の分割持上げ部材11a,11bからなり、いず
れも上端を割り型軸受1が嵌合する内径の円弧状ガイド
面23としてある。これら分割持上げ部材11a,11
bは、各々別個の昇降シリンダ24(図1に1個のみ図
示)により独立して昇降可能としてある。なお、軸受持
上げ部材11および天井ガイド12には、図6に示すよ
うにスナップリング挿入窓47,48が両側面に設けて
ある。
【0015】軸受持上げ部材11に隣接して、その昇降
ストローク間で軸受分割体1Aの外輪端面を案内するサ
イドガイド27が立設してあり、上端近傍にはローラ位
置決め装置28(図4)が設けてある。ローラ位置決め
装置28は、図7に拡大して示すように、押し部材28
aでケージ付きローラ3を押すことにより、そのローラ
3と外輪2との軸方向の位置関係を揃えるものである。
図3および図5に示すように、反転アーム13は二叉状
に形成したものであり、一対の先端部13aは軸受分割
体1Aの外輪2およびケージ3の両端面に各々係合する
ように内側へL字形に延びている。
【0016】図1において、クランク軸ボックス15
は、多数のクランク軸6を平行に並べて載せるパレット
状としてある。クランク軸搬送装置17は、クランク軸
6の両端を各々把持する一対の軸チャック31を有する
ものであり、送りねじ29を介してモータ30によりク
ランク軸ボックス15とクランク軸支持位置Pの間を走
行駆動される。なお、基台9のクランク軸ボックス載置
台16と隣接して、図3の組立済みクランク軸載置台3
2が設けてある。
【0017】マガジンテーブル18は、多数の軸受マガ
ジン10を並べて載せる台であり、軸受マガジン10を
中央側へ順送りするマガジン送り装置33が設けられて
いる。図1のマガジンシャッタ19は、マガジンテーブ
ル18から押出された最先の軸受マガジン10を位置規
制するストッパと、そのマガジンを受ける台とを兼用す
るものであり、シャッタ昇降装置19aで若干の昇降が
可能である。マガジン排出装置20は、マガジンシャッ
タ19上の軸受マガジン10を前方の空マガジン台49
(図3)へ送り出す装置である。
【0018】マガジン定配装置21は、マガジンシャッ
タ19とクランク軸支持位置Pの直下位置との間で軸受
マガジン10の搬送を行うと共に、前記直下位置で軸受
マガジン10の縦送りを行う装置であり、図2に平面図
で示すように構成されている。すなわち、レール34上
を左右に移動自在なキャリッジ35に、レール37を介
してクロススライド38を前後(Y軸方向)移動自在に
設置し、クロススライド38にマガジンチャック39を
設けたものである。キャリッジ35は、モータ40およ
び送りねじ41で進退駆動され、クロススライド38は
キャリッジ35上のモータ42および送りねじ43で進
退駆動される。
【0019】図3および図1に示すように、スナップリ
ング挿入装置22は、クランク軸6における2か所の割
り型軸受1に対して、一対ずつ合計4個の挿入ヘッド4
4が設けてあり、かつ2個のパーツフィーダ45から各
2か所の挿入ヘッド44へスナップリングを送るリング
搬送レール46が設けてある。挿入ヘッド44は、リン
グ搬送レール46上に対応する下向き角度と、クランク
軸支持位置Pに対向する水平角度との間に揺動駆動され
る。挿入ヘッド44の先端は、図6(A)に示すように
スナップリング5を外嵌させる嵌合軸44aを突没自在
とし、かつばね部材(図示せず)で突出付勢したもので
あり、挿入ヘッド44の全体を進退させる駆動装置(図
示せず)も設けられている。
【0020】上記構成の動作を説明する。図1に示すよ
うに、クランク軸6はクランク軸ボックス15に多数並
べられている。このボックス15のクランク軸6は、ク
ランク軸搬送装置17でチャックされてクランク軸支持
位置Pまで搬送され、その位置でセンタチャック13
(図3,図4)により把持される。このチャック後、ク
ランク軸搬送装置17はクランク軸ボックス15上へ戻
る。
【0021】割り型軸受1は、軸受マガジン10内に軸
受分割体1Aの状態で詰めてある。軸受マガジン10
は、マガジンテーブル18上に並べてられていて、必要
なときにマガジン送り装置33(図3)によりマガジン
シャッタ19まで供給される。マガジンシャッタ19上
にある軸受マガジン10は、マガジン定配装置21によ
りチャックされ、クランク軸支持位置Pの真下にセット
される。マガジン定配装置21は、クランク軸6の真下
で、軸受マガジン10を長手方向(図2の矢印Y方向)
に移動させて、順次供給すべき軸受分割体1Aをクラン
ク軸6の軸受溝6aの直下に位置決めする。この位置決
めが終了すると、軸受持上げ部材11により軸受分割体
1Aが上昇させられる。
【0022】上昇途中で、ローラ位置決め装置28(図
4,図7)により、外輪2とケージ付きローラ3との軸
方向の相対的な位置関係を出し、その後、図5(A),
(B)のようにクランク軸6の軸受溝6a内に軸受分割
体1Aを挿入する。挿入された軸受分割体1Aは、分割
面が反転アーム13でガイドされている。また、クラン
ク軸6の上方には天井ガイド12が被さっている。軸受
持上げ部材11は、軸受分割体1Aの持ち上げ時は両分
割持上げ部材11a,11bが上昇端まで移動するが、
持ち上げ完了後に片方の分割持上げ部材11aは図5
(B)のように下降し、反転アーム13の回転に備え
る。
【0023】反転アーム13は、軸受分割体1Aの外輪
2とケージ付きローラ3の分割端面を保持したままで1
80°回転する。軸受分割体1Aは、クランク軸6の下
側のときは軸受持上げ部材11のガイド面23でガイド
され、上側に移動したときは天井ガイド12のガイド面
25でガイドされる(図5(C))。軸受分割体1Aが
完全に上方位置まで移動すると、天井ガイド12が若干
下降し、軸受分割体1Aをクランク軸6との間に押し付
け状態にロックする。この後、反転アーム13が軸方向
に逃げて、もう半分の軸受分割体1Aが、軸受マガジン
10から軸受持上げ部材11で持ち上げられ、クランク
軸6の軸受溝6a内に挿入させられる(図6)。
【0024】このように、両軸受分割体1A,1Aがク
ランク軸6の軸受溝6aに挿入されると、スナップリン
グ挿入ヘッド44により、スナップリング5が両軸受分
割体1A,1Aに渡って結合溝4に挿入される。これに
より、割り型軸受1の組立が完了する。なお、クランク
軸6の2か所の軸受溝6aに対しては、同時に、あるい
は順次割り型軸受1の組立が行われる。
【0025】このように割り型軸受1を組み立てた後、
スナップリング挿入ヘッド44、軸受持上げ部材11、
天井ガイド12、および反転アーム13がクランク軸支
持位置Pから離れる。軸受1の組付けられたクランク軸
6は、クランク軸搬送装置17でクランク軸ボックス1
5の元の位置または他の所定位置へ納められる。
【0026】この組立方法および装置によると、このよ
うに天井ガイド12を利用するため、軸受持上げ部材1
1上の軸受分割体1Aをチャックすることなくクランク
軸6の上側へ移動させることができる。そのため、複雑
なチャック装置を設けることが不要で、簡単な構成で軸
受分割体1Aをクランク軸6の外周に組み立てることが
できる。なお、前記実施例はクランク軸6に割り型軸受
1を組み立てる場合につき説明したが、この発明は、他
の種々の軸受組付軸に割り型軸受1を組立てる場合に適
用することができる。
【0027】
【発明の効果】この発明の組立方法および装置による
と、天井ガイドを利用するため、軸受分割体をチャック
することなく軸受組付軸への組立てが行える。そのた
め、複雑なチャック装置を設けることが不要で、簡単な
構成で組立の機械化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる割り型軸受組立装
置の概略破断正面図である。
【図2】図1のII−II線で破断した平面図である。
【図3】同組立装置の一部省略平面図である。
【図4】同組立装置の概略縦断側面図である。
【図5】同組立装置の動作説明図である。
【図6】同組立装置の図5の後工程を示す動作説明図で
ある。
【図7】同組立装置のローラ位置決め装置と軸受分割体
との関係を示す断面図である。
【図8】同組立装置を用いて組み立てる割り型軸受の正
面図および部分断面図である。
【図9】同軸受における外輪の斜視図および部分側面図
である。
【符号の説明】
1…割り型軸受、1A…軸受分割体、5…スナップリン
グ、6…クランク軸(軸受組立軸)、7…センタチャッ
ク、8…軸支持機構、10…軸受マガジン、11…軸受
持上げ部材、12…天井ガイド、13…反転アーム、1
4…反転装置、15…クランク軸ボックス、17…クラ
ンク軸搬送装置、18…マジジンテーブル、19…マガ
ジンシャッタ、21…マガジン定配装置、22…スナッ
プリング挿入装置、23,25…円弧状ガイド面、44
…挿入ヘッド、P…クランク軸支持位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に沿う分割面で円周方向に2分割
    された割り型軸受の組立方法であって、略水平に支持さ
    れた軸受組付軸の下面に、片方の軸受分割体を軸受持上
    げ部材の円弧状ガイド面に載せて配置し、かつ前記軸受
    組付軸の上側に天井ガイドの円弧状ガイド面を被せる過
    程と、前記軸受持上げ部材上の軸受分割体を前記両ガイ
    ド面に沿って移動させて軸受組付軸の上面と天井ガイド
    の間に位置させる過程と、前記軸受持上げ部材を下方へ
    開いた後、もう片方の軸受分割体を前記軸受組付軸の下
    面に配置する過程とを含む割り型軸受の組立方法。
  2. 【請求項2】 軸方向に沿う分割面で円周方向に2分割
    された割り型軸受の組立装置であって、軸受組付軸を略
    水平に支持する軸支持機構と、軸受分割体を載せる円弧
    状ガイド面を上端に有し昇降可能に設けられて前記軸受
    組付軸の下面に前記軸受分割体を配置する軸受持上げ部
    材と、下向きの円弧状ガイド面を有し前記軸受持上げ部
    材と対向して前記軸受組付軸の上方に被さる天井ガイド
    と、前記軸受持上げ部材上の軸受分割体を前記両ガイド
    面に沿って移動させて軸受組付軸の上面と天井ガイドの
    間に位置させる反転装置とを備えた割り型軸受の組立装
    置。
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