JPH0724715B2 - 自動糸通し可能なミシン - Google Patents
自動糸通し可能なミシンInfo
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- JPH0724715B2 JPH0724715B2 JP19026886A JP19026886A JPH0724715B2 JP H0724715 B2 JPH0724715 B2 JP H0724715B2 JP 19026886 A JP19026886 A JP 19026886A JP 19026886 A JP19026886 A JP 19026886A JP H0724715 B2 JPH0724715 B2 JP H0724715B2
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は自動糸通し可能なミシンに関し、更に詳細に
は、糸供給源から糸調子器を介して供給された縫糸を縫
針の目孔に自動的に糸通しする糸通し装置を備えたミシ
ンにおいて、その糸通し操作に連動して糸調子皿の圧接
力を解除して、縫糸を糸調子皿の間に確実に進入させ得
るようにした自動糸通し可能なミシンに関するものであ
る。
は、糸供給源から糸調子器を介して供給された縫糸を縫
針の目孔に自動的に糸通しする糸通し装置を備えたミシ
ンにおいて、その糸通し操作に連動して糸調子皿の圧接
力を解除して、縫糸を糸調子皿の間に確実に進入させ得
るようにした自動糸通し可能なミシンに関するものであ
る。
従来技術 ミシンによる縫製準備のための糸掛け作業は、その糸掛
け経路および順序が複雑であることに起因して一般に繁
雑であり、このため各種の糸掛け作業を自動的に実施し
得る機構が提案されて、既にその実用化がなされてい
る。例えば縫糸を縫針の目孔に自動的に糸通しする装置
が、本件出願人による提案として実公昭54−43878号公
報に開示されている。この種の糸通し装置は、軸方向移
動および所定中心角での旋回可能な糸通し棒をミシンの
針棒と平行に備え、この糸通し棒を下降および旋回させ
て、その下端部に設けた糸通し用フックを縫針の目孔に
貫入させ、該フックに縫糸を掛止させた後、前記糸通し
棒を反転させて目孔から抜出することにより、フックに
掛止した縫糸を目孔から引出して糸通しを達成するよう
になっている。
け経路および順序が複雑であることに起因して一般に繁
雑であり、このため各種の糸掛け作業を自動的に実施し
得る機構が提案されて、既にその実用化がなされてい
る。例えば縫糸を縫針の目孔に自動的に糸通しする装置
が、本件出願人による提案として実公昭54−43878号公
報に開示されている。この種の糸通し装置は、軸方向移
動および所定中心角での旋回可能な糸通し棒をミシンの
針棒と平行に備え、この糸通し棒を下降および旋回させ
て、その下端部に設けた糸通し用フックを縫針の目孔に
貫入させ、該フックに縫糸を掛止させた後、前記糸通し
棒を反転させて目孔から抜出することにより、フックに
掛止した縫糸を目孔から引出して糸通しを達成するよう
になっている。
また縫製準備のための糸掛けに際して、糸調子器の弾力
的に圧接された糸調子皿の間に縫糸を進入させて、この
糸調子器を通過する縫糸に適宜の張力を付与する必要が
ある。この場合に糸調子皿中に容易に縫糸を進入させ得
るように、布押え足を上昇させる押え上げレバーの上動
に連動して、糸調子皿の圧接力を解除するようにした機
構が、前述の糸通し装置を備える程度のミシンには標準
装備化されている。この糸調子皿の圧接力を解除する機
構は、一例として本件出願人の実開昭56−120166号公報
に、考案「ミシンの上糸張力付与装置」として開示され
ている。
的に圧接された糸調子皿の間に縫糸を進入させて、この
糸調子器を通過する縫糸に適宜の張力を付与する必要が
ある。この場合に糸調子皿中に容易に縫糸を進入させ得
るように、布押え足を上昇させる押え上げレバーの上動
に連動して、糸調子皿の圧接力を解除するようにした機
構が、前述の糸通し装置を備える程度のミシンには標準
装備化されている。この糸調子皿の圧接力を解除する機
構は、一例として本件出願人の実開昭56−120166号公報
に、考案「ミシンの上糸張力付与装置」として開示され
ている。
発明が解決しようとする問題点 前述した自動糸通し装置を備えたミシンは、縫針の目孔
への糸通しを飛躍的に容易化することができ、縫製準備
時の操作性の向上を実現した点において高く評価し得る
ものである。ところでこの糸通し装置が操作されるの
は、糸切れ以外は縫製開始の準備時であって、その糸通
しに先立ち、糸供給源から引出した縫糸を前記糸調子器
に糸掛けする必要がある。そこで糸掛けの手順として
は、前記糸調子皿の圧接力を解除する機構も備えたミシ
ンでは、先ず押え上げレバーを上動させて糸調子皿での
圧接力を解除し、これに縫糸を進入させた後に前記レバ
ーを押し下げて糸調子皿により縫糸を圧接する操作を要
している。
への糸通しを飛躍的に容易化することができ、縫製準備
時の操作性の向上を実現した点において高く評価し得る
ものである。ところでこの糸通し装置が操作されるの
は、糸切れ以外は縫製開始の準備時であって、その糸通
しに先立ち、糸供給源から引出した縫糸を前記糸調子器
に糸掛けする必要がある。そこで糸掛けの手順として
は、前記糸調子皿の圧接力を解除する機構も備えたミシ
ンでは、先ず押え上げレバーを上動させて糸調子皿での
圧接力を解除し、これに縫糸を進入させた後に前記レバ
ーを押し下げて糸調子皿により縫糸を圧接する操作を要
している。
また前記糸通し装置の使用中において、前記糸通し棒を
ばねの復帰弾力により反転させてフックを目孔から急激
に引抜く際には、指で保持して張力を与えていた縫糸を
微妙なタイミングで緩めてやる必要があった。
ばねの復帰弾力により反転させてフックを目孔から急激
に引抜く際には、指で保持して張力を与えていた縫糸を
微妙なタイミングで緩めてやる必要があった。
このように従来は、糸通し装置を操作する前に押え上げ
レバーを上動させて糸調子皿の圧接力を解除し、次いで
該レバーを下降させて糸調子皿により縫糸を圧接する操
作が必要であると共に、前記フックが目孔から抜ける時
点で縫糸を緩めなければならず、これら一連の操作は極
めて繁雑であった。
レバーを上動させて糸調子皿の圧接力を解除し、次いで
該レバーを下降させて糸調子皿により縫糸を圧接する操
作が必要であると共に、前記フックが目孔から抜ける時
点で縫糸を緩めなければならず、これら一連の操作は極
めて繁雑であった。
更に、初心者は、押え上げレバーの操作による糸調子皿
の圧接力の解除を忘れて糸掛けを行なうことがあり、こ
の結果、縫糸が糸調子皿の間に正確に進入できない状態
にあり、縫糸に所望の張力が付与されずに加工布に不良
縫目が形成されることがあった。
の圧接力の解除を忘れて糸掛けを行なうことがあり、こ
の結果、縫糸が糸調子皿の間に正確に進入できない状態
にあり、縫糸に所望の張力が付与されずに加工布に不良
縫目が形成されることがあった。
発明の目的 本発明は、前述した糸通し装置を備えたミシンに内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、糸通し装置を動作させるための操
作部材を操作するだけで、これと連動して糸調子器にお
ける糸調子皿の圧接力を解除して糸調子皿間への縫糸の
進入を確実にすると共に、前記糸通しフックが縫針の目
孔から抜け出るまで縫糸を保持するようにして、押え上
げレバーを上下操作する繁雑な手間を解消し、かつ糸通
し時に人為的に縫糸を緩める操作を不要とすることを目
的とする。
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、糸通し装置を動作させるための操
作部材を操作するだけで、これと連動して糸調子器にお
ける糸調子皿の圧接力を解除して糸調子皿間への縫糸の
進入を確実にすると共に、前記糸通しフックが縫針の目
孔から抜け出るまで縫糸を保持するようにして、押え上
げレバーを上下操作する繁雑な手間を解消し、かつ糸通
し時に人為的に縫糸を緩める操作を不要とすることを目
的とする。
問題点を解決するための手段 前述の問題点を克服し、所期の目的を好適に達成するた
め本発明は、縫糸に所定の張力を付与するために圧接さ
れる一対の糸調子皿を有する糸調子器と、縫糸を両糸調
子皿の間に進入させるために両糸調子皿の圧接力を解除
する解除手段と、糸供給源から糸調子器を介して縫針へ
供給された縫糸をその目孔に通すために操作可能な操作
部材を有する糸通し装置とを備えたミシンにおいて、前
記操作部材の糸通し操作に連動して前記解除手段を作動
させる付勢手段を設けたことを特徴とする。
め本発明は、縫糸に所定の張力を付与するために圧接さ
れる一対の糸調子皿を有する糸調子器と、縫糸を両糸調
子皿の間に進入させるために両糸調子皿の圧接力を解除
する解除手段と、糸供給源から糸調子器を介して縫針へ
供給された縫糸をその目孔に通すために操作可能な操作
部材を有する糸通し装置とを備えたミシンにおいて、前
記操作部材の糸通し操作に連動して前記解除手段を作動
させる付勢手段を設けたことを特徴とする。
作用 この構成に係る自動糸通し可能なミシンによれば、糸調
子皿に圧接力が付与された状態にて糸掛け作業が行なわ
れ、その糸調子皿の間に縫糸が進入していない場合で
も、糸通し装置の操作部材を操作するだけで、糸調子皿
の圧接力が解除されて自動的に縫糸が進入し、その操作
部材の操作を解除することにより、糸調子皿に圧接力が
付与されて縫糸に適切な張力が付与される。
子皿に圧接力が付与された状態にて糸掛け作業が行なわ
れ、その糸調子皿の間に縫糸が進入していない場合で
も、糸通し装置の操作部材を操作するだけで、糸調子皿
の圧接力が解除されて自動的に縫糸が進入し、その操作
部材の操作を解除することにより、糸調子皿に圧接力が
付与されて縫糸に適切な張力が付与される。
これと同時に、操作部材の操作に従って糸通し装置が動
作して縫針の目孔が挿通される。この挿通される量の縫
糸は、圧接力が解除されている糸調子皿を通して供給さ
れることから、作業者は縫糸の保持を緩める微妙な操作
を行なう必要がない。
作して縫針の目孔が挿通される。この挿通される量の縫
糸は、圧接力が解除されている糸調子皿を通して供給さ
れることから、作業者は縫糸の保持を緩める微妙な操作
を行なう必要がない。
実施例 次に本発明に係る自動糸通し可能なミシンにつき、好適
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。なお本発明が実施されるミシンは、縫針の目孔に縫
糸を自動的に挿通する糸通し装置を備えていることが要
件となる。
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。なお本発明が実施されるミシンは、縫針の目孔に縫
糸を自動的に挿通する糸通し装置を備えていることが要
件となる。
第1図は、本発明の実施例に係るミシンの要部を概略的
に示す斜視図、第2図は本発明の実施例に係るミシンの
全体的な外観構成を示す正面図、第3図は第2図に示す
ミシン頭部の一部切欠拡大図、第4図は第2図に示すミ
シン頭部のカバーを外した状態での左側面図である。
に示す斜視図、第2図は本発明の実施例に係るミシンの
全体的な外観構成を示す正面図、第3図は第2図に示す
ミシン頭部の一部切欠拡大図、第4図は第2図に示すミ
シン頭部のカバーを外した状態での左側面図である。
(ミシンの基本構造について) 殊に第2図おいて、ミシン機枠1は、基台2と、その基
台2から水平に延在し上部に針板3を備える下方アーム
4と、この下方アーム4の上方において平行に延在し先
端にミシン頭部5を備える上方アーム6と、両アーム4,
6を一体的に接続している脚部7とから基本的に構成さ
れ、材質的には軽量化を図るために硬質合成樹脂および
ダイカスト合金の組合せが採用されている。上方アーム
6の頂部には、糸供給源となる糸駒8が水平軸9に挿通
支持され、この糸駒8から引出された上糸となる縫糸10
は、糸案内体(図示せず)を介してその引出し方向を変
更され、後述する一対の糸掛け経路画成板11の間に形成
される横溝R1中に挿入され、更に糸調子器13(後述)に
挿入されて挟圧保持されるようになっている。この糸調
子器13を経た縫糸10は、前記画成板11の縦溝R2中に挿入
され、針棒14の下端部に針抱き15を介して取付けた縫針
16の目孔17に最終的に挿通される。
台2から水平に延在し上部に針板3を備える下方アーム
4と、この下方アーム4の上方において平行に延在し先
端にミシン頭部5を備える上方アーム6と、両アーム4,
6を一体的に接続している脚部7とから基本的に構成さ
れ、材質的には軽量化を図るために硬質合成樹脂および
ダイカスト合金の組合せが採用されている。上方アーム
6の頂部には、糸供給源となる糸駒8が水平軸9に挿通
支持され、この糸駒8から引出された上糸となる縫糸10
は、糸案内体(図示せず)を介してその引出し方向を変
更され、後述する一対の糸掛け経路画成板11の間に形成
される横溝R1中に挿入され、更に糸調子器13(後述)に
挿入されて挟圧保持されるようになっている。この糸調
子器13を経た縫糸10は、前記画成板11の縦溝R2中に挿入
され、針棒14の下端部に針抱き15を介して取付けた縫針
16の目孔17に最終的に挿通される。
また第4図に示すように、押え棒18の下端部に布押え足
19が装着され、この押え棒18は押え上げ装置20を構成す
る押え上げレバー21および連繋片22により昇降動作され
るようになっている。なおこの押え上げ装置20は、その
押え足上昇操作時に、後述の連動機構を介して糸調子器
13における両糸調子皿23,24の圧接を解除するようにな
っている。
19が装着され、この押え棒18は押え上げ装置20を構成す
る押え上げレバー21および連繋片22により昇降動作され
るようになっている。なおこの押え上げ装置20は、その
押え足上昇操作時に、後述の連動機構を介して糸調子器
13における両糸調子皿23,24の圧接を解除するようにな
っている。
(天秤について) 第1図および第8図において、符号25は、前述した如く
加工布の縫製時に縫針16の上昇途中で形成される糸輪が
釜の剣先により捕捉された後に、縫糸10の取上げを行な
って糸輪を引締めるための糸取上部材(一般に「天秤」
と称するので、以下この用語に従う)を示し、当該天秤
の駆動機構として円筒カム26が採用されている。すなわ
ちミシンモータ(図示せず)により回転駆動される主軸
27の一端部に円筒カム26が接続され、この円筒カム26の
外周面に、所要のカム設計により割出されたパターンか
らなるカム溝26aが凹設されている。
加工布の縫製時に縫針16の上昇途中で形成される糸輪が
釜の剣先により捕捉された後に、縫糸10の取上げを行な
って糸輪を引締めるための糸取上部材(一般に「天秤」
と称するので、以下この用語に従う)を示し、当該天秤
の駆動機構として円筒カム26が採用されている。すなわ
ちミシンモータ(図示せず)により回転駆動される主軸
27の一端部に円筒カム26が接続され、この円筒カム26の
外周面に、所要のカム設計により割出されたパターンか
らなるカム溝26aが凹設されている。
ミシン頭部5における前記円筒カム26に近接する機枠1
に、図示の如く屈曲したアーム形状を有する天秤25の一
端部が支軸28を介して枢支されている。この天秤25は、
第8図に示すように、略水平位置(糸取上位置P2)から
中心角で約30度斜め下方の位置(糸弛緩位置P1)まで上
下に揺動し得るようになっている。すなわち前記天秤25
の屈曲部には、前記支軸28と平行に延出するカム従動子
29が突設され、このカム従動子29は前記円筒カム26のカ
ム溝26a中に摺動自在に挿入されて、当該円筒カム溝26
の回転により支軸28を中心とする所要中心角での上下運
動が付与される。天秤25の他端部には、フック形状をし
た糸保持端部25aが設けられ、この糸保持端部25aは前記
ミシン主軸27にクランク連結される針棒14の上下動に調
時して、第1図に示す糸掛け経路画成板11により画成さ
れる糸掛け経路に近接する糸弛緩位置P1と、第8図に示
す糸掛け経路から離隔した糸取上位置P2との間を円弧を
描いて運動する。
に、図示の如く屈曲したアーム形状を有する天秤25の一
端部が支軸28を介して枢支されている。この天秤25は、
第8図に示すように、略水平位置(糸取上位置P2)から
中心角で約30度斜め下方の位置(糸弛緩位置P1)まで上
下に揺動し得るようになっている。すなわち前記天秤25
の屈曲部には、前記支軸28と平行に延出するカム従動子
29が突設され、このカム従動子29は前記円筒カム26のカ
ム溝26a中に摺動自在に挿入されて、当該円筒カム溝26
の回転により支軸28を中心とする所要中心角での上下運
動が付与される。天秤25の他端部には、フック形状をし
た糸保持端部25aが設けられ、この糸保持端部25aは前記
ミシン主軸27にクランク連結される針棒14の上下動に調
時して、第1図に示す糸掛け経路画成板11により画成さ
れる糸掛け経路に近接する糸弛緩位置P1と、第8図に示
す糸掛け経路から離隔した糸取上位置P2との間を円弧を
描いて運動する。
前記糸掛け経路画成板11は、第1図および第2図に示す
如く、ミシン頭部5の外部縦輪郭に合致させた外部形状
を有するABS樹脂製の板部材で構成され、頂部を形成す
る水平延在部11aと、一方の側部を形成する垂直延在部1
1bとを備えている。この画成板11の水平延在部11aおよ
び垂直延在部11bの各外縁には、糸掛け経路を画成する
横溝R1および縦溝R2が夫々凹設されて、第1図の右肩部
分で両溝は相互に連通している。垂直延在部11bは、そ
の中央付近で前記縫針16に指向する方向に僅かに内方屈
曲しており、この屈曲部に近接して図示形状の凹所30が
切欠かれている。この凹所30は、縦溝R2中を延在する糸
掛け経路における前記糸弛緩位置P1(すなわち天秤25の
移動軌跡でもある)に設けられるものであって、当該凹
所30中に前記糸保持端部25aがミシン始動後に最初に到
達した際に、糸掛け経路中の縫糸10を捕捉して第8図に
示すように保持するようになっている。
如く、ミシン頭部5の外部縦輪郭に合致させた外部形状
を有するABS樹脂製の板部材で構成され、頂部を形成す
る水平延在部11aと、一方の側部を形成する垂直延在部1
1bとを備えている。この画成板11の水平延在部11aおよ
び垂直延在部11bの各外縁には、糸掛け経路を画成する
横溝R1および縦溝R2が夫々凹設されて、第1図の右肩部
分で両溝は相互に連通している。垂直延在部11bは、そ
の中央付近で前記縫針16に指向する方向に僅かに内方屈
曲しており、この屈曲部に近接して図示形状の凹所30が
切欠かれている。この凹所30は、縦溝R2中を延在する糸
掛け経路における前記糸弛緩位置P1(すなわち天秤25の
移動軌跡でもある)に設けられるものであって、当該凹
所30中に前記糸保持端部25aがミシン始動後に最初に到
達した際に、糸掛け経路中の縫糸10を捕捉して第8図に
示すように保持するようになっている。
また画成板11の第1図において右肩部分に、後述する糸
調子器13が介挿配置され、当該画成板11の垂直延在部11
bの上方には、後述する作動手段31の移動体31aが水平方
向から進退自在な通孔32が穿設されている。なお画成板
11は、1枚の板材の外縁に横溝R1および縦溝R2を凹設す
るものとして説明したが、同一形状の板材を2枚所要間
隔を保持して重ね合わせることにより構成してもよい。
調子器13が介挿配置され、当該画成板11の垂直延在部11
bの上方には、後述する作動手段31の移動体31aが水平方
向から進退自在な通孔32が穿設されている。なお画成板
11は、1枚の板材の外縁に横溝R1および縦溝R2を凹設す
るものとして説明したが、同一形状の板材を2枚所要間
隔を保持して重ね合わせることにより構成してもよい。
(糸貯蔵手段について) 第1図、第3図および第4図において、符号33は、所要
量の縫糸10を前記天秤25の糸掛け動作に先立ち貯蔵して
おくための糸貯蔵手段を示す。この糸貯蔵手段33は、基
本的に半円形の金属板材で構成され、ミシン頭部5の上
方に位置する機枠1にボルト34を介して水平に配設固定
されている。糸貯蔵手段33は、後述する作動手段31の先
端に形成した移動体31aが水平旋回時に描く円弧軌跡よ
り若干大きい円弧面33aを有しており、その円弧面33aの
一方の開始端部は、画成板11の垂直延在部11bに穿設し
た前記通孔32より僅か下方に近接的に位置している。ま
た糸貯蔵手段33の水平上面には、スポンジ等の滑り止め
マット35が貼付けられ、このマット35より僅か上方を、
後述する作動手段31の移動体31aが水平に旋回移動し得
るようになっている。
量の縫糸10を前記天秤25の糸掛け動作に先立ち貯蔵して
おくための糸貯蔵手段を示す。この糸貯蔵手段33は、基
本的に半円形の金属板材で構成され、ミシン頭部5の上
方に位置する機枠1にボルト34を介して水平に配設固定
されている。糸貯蔵手段33は、後述する作動手段31の先
端に形成した移動体31aが水平旋回時に描く円弧軌跡よ
り若干大きい円弧面33aを有しており、その円弧面33aの
一方の開始端部は、画成板11の垂直延在部11bに穿設し
た前記通孔32より僅か下方に近接的に位置している。ま
た糸貯蔵手段33の水平上面には、スポンジ等の滑り止め
マット35が貼付けられ、このマット35より僅か上方を、
後述する作動手段31の移動体31aが水平に旋回移動し得
るようになっている。
(作動手段について) 第1図および第7図(a)〜(e)に示す作動手段31
は、前記天秤25が縫糸10を未だ保持していない時に、前
記画成板11の糸掛け経路中に臨んでいる縫糸10を捕捉し
て所定量だけ引出し、前述の糸貯蔵手段33に供給するべ
く機能するものであって、後述の操作部材36を操作する
ことにより、所要中心角で水平旋回し得るようになって
いる。例えばミシン頭部5の上部に位置する機枠1の上
面に支持板37が水平に固定され、同軸固定した歯車38お
よび作動手段31の一端部が、垂直軸39を介して前記支持
板37に水平旋回自在に枢支されている。作動手段31は
状に屈曲したアーム状の板片で構成され、その他端部に
は縫糸10を捕捉するためのフック状の移動体31aが形成
されて、その移動体31aは前述したように、糸貯蔵手段3
3のマット35の僅か上方を水平に旋回し得るようになっ
ている。
は、前記天秤25が縫糸10を未だ保持していない時に、前
記画成板11の糸掛け経路中に臨んでいる縫糸10を捕捉し
て所定量だけ引出し、前述の糸貯蔵手段33に供給するべ
く機能するものであって、後述の操作部材36を操作する
ことにより、所要中心角で水平旋回し得るようになって
いる。例えばミシン頭部5の上部に位置する機枠1の上
面に支持板37が水平に固定され、同軸固定した歯車38お
よび作動手段31の一端部が、垂直軸39を介して前記支持
板37に水平旋回自在に枢支されている。作動手段31は
状に屈曲したアーム状の板片で構成され、その他端部に
は縫糸10を捕捉するためのフック状の移動体31aが形成
されて、その移動体31aは前述したように、糸貯蔵手段3
3のマット35の僅か上方を水平に旋回し得るようになっ
ている。
作動手段31は、これに同軸固定した前記歯車38と噛合す
る扇形歯車40を回動させることによって、所要中心角で
水平旋回させられる。すなわち第1図、第3図および第
4図に示すように、針棒14を上下動可能に支持する針棒
台41と平行にコ字状の軸支持枠42が配設されて、機枠1
に上下の端部においてボルト固定されている。この軸支
持枠42の垂直面には所要長のガイドスリット42aが穿設
されると共に、上下で屈曲されて水平かつ平行に延出す
る部分に回動軸43が垂直に挿通軸支され、この回動軸43
の上端部に扇形歯車40が固定されて、前記歯車38と噛合
するようになっている。
る扇形歯車40を回動させることによって、所要中心角で
水平旋回させられる。すなわち第1図、第3図および第
4図に示すように、針棒14を上下動可能に支持する針棒
台41と平行にコ字状の軸支持枠42が配設されて、機枠1
に上下の端部においてボルト固定されている。この軸支
持枠42の垂直面には所要長のガイドスリット42aが穿設
されると共に、上下で屈曲されて水平かつ平行に延出す
る部分に回動軸43が垂直に挿通軸支され、この回動軸43
の上端部に扇形歯車40が固定されて、前記歯車38と噛合
するようになっている。
前記回動軸43には、第3図および殊に第7図に示すよう
に、樹脂製の円筒状スライダ44が軸方向の摺動自在に外
挿され、このスライダ44に一体的に形成した連結片44a
が、前記軸支持枠42のガイドスリット42aに挿通されて
水平に突出している。またスライダ44の外周には螺旋状
のスリット44bが形成され、このスリット44bに前記回動
軸43に突設したピン45を挿通させてある。なお第3図に
示すように、ミシン頭部5の左側面に穿設した垂直なス
リット5aに図示形状の操作部材36の裏面突起部36aを臨
ませて、この突起部36aを前記スライダ44の連結片44aに
嵌入接続させてある。従ってミシン頭部5の外方から操
作部材36をスリット5aに沿って押し下げることにより、
第7図(a)〜第7図(c)に示すように、スライダ44
は軸支持枠42に形成したガイドスリット42aに案内され
て垂直に降下し、この過程で螺旋状スリット44bに挿入
したピン45を押圧することによって、前記回動軸43に反
時計方向の回転が付与される。これにより扇形歯車40と
噛合する歯車38に時計方向の回転が与えられ、前記作動
手段31および移動体31aも時計方向に回転することが諒
解されよう。但しスライダ44に穿設される螺旋状スリッ
ト44bは、第7図(a)に示す最上位置から第7図
(b)に示す中間位置まで当該スライダ44が下降する過
程では、回動軸43を回動させることのないように、その
部分は真直に形成されている。
に、樹脂製の円筒状スライダ44が軸方向の摺動自在に外
挿され、このスライダ44に一体的に形成した連結片44a
が、前記軸支持枠42のガイドスリット42aに挿通されて
水平に突出している。またスライダ44の外周には螺旋状
のスリット44bが形成され、このスリット44bに前記回動
軸43に突設したピン45を挿通させてある。なお第3図に
示すように、ミシン頭部5の左側面に穿設した垂直なス
リット5aに図示形状の操作部材36の裏面突起部36aを臨
ませて、この突起部36aを前記スライダ44の連結片44aに
嵌入接続させてある。従ってミシン頭部5の外方から操
作部材36をスリット5aに沿って押し下げることにより、
第7図(a)〜第7図(c)に示すように、スライダ44
は軸支持枠42に形成したガイドスリット42aに案内され
て垂直に降下し、この過程で螺旋状スリット44bに挿入
したピン45を押圧することによって、前記回動軸43に反
時計方向の回転が付与される。これにより扇形歯車40と
噛合する歯車38に時計方向の回転が与えられ、前記作動
手段31および移動体31aも時計方向に回転することが諒
解されよう。但しスライダ44に穿設される螺旋状スリッ
ト44bは、第7図(a)に示す最上位置から第7図
(b)に示す中間位置まで当該スライダ44が下降する過
程では、回動軸43を回動させることのないように、その
部分は真直に形成されている。
また前記スライダ44には、螺旋状スリット44bの穿設部
位を回避して真直な別のスリット44cが形成され、更に
このスリット44cの下端部に連通する凹所44dが、当該ス
ライダ44の適所に凹設されている。これらの凹所44dお
よび真直スリット44cは、後に詳述する如く、糸調子器1
3の圧接力を解除するための付勢手段46に作動的に連結
する連結部材47の一方の端部を休息させると共に、その
連結部材47を所定の傾動姿勢に保持するべく機能するも
のである。
位を回避して真直な別のスリット44cが形成され、更に
このスリット44cの下端部に連通する凹所44dが、当該ス
ライダ44の適所に凹設されている。これらの凹所44dお
よび真直スリット44cは、後に詳述する如く、糸調子器1
3の圧接力を解除するための付勢手段46に作動的に連結
する連結部材47の一方の端部を休息させると共に、その
連結部材47を所定の傾動姿勢に保持するべく機能するも
のである。
本実施例に係るミシンは、前述した構成に係る糸通し装
置48を備えており、前記スライダ44はこれに突設した第
2の連結片44eを介して糸通し装置48のスライダ49に連
結されている。従って操作部材36を押圧操作することに
より、糸調子器13の圧接力解除、作動手段31の水平
旋回による縫糸10の引出し、および縫針16の目孔17へ
の縫糸10の自動糸通しを一挙に達成し得るものである。
この糸通し装置48は前述した如く公知の機構であるの
で、当該装置に関しては部材名を挙げるのみで、その詳
細説明は省略する。すなわち第4図において、符号50は
糸通し棒、51は糸通し棒50の下端部に設けた円筒部材、
52は円筒部材51に取付けた糸通し用フック、53は前記ス
ライダ49を常時引上げ付勢する引張りばねを夫々示す。
置48を備えており、前記スライダ44はこれに突設した第
2の連結片44eを介して糸通し装置48のスライダ49に連
結されている。従って操作部材36を押圧操作することに
より、糸調子器13の圧接力解除、作動手段31の水平
旋回による縫糸10の引出し、および縫針16の目孔17へ
の縫糸10の自動糸通しを一挙に達成し得るものである。
この糸通し装置48は前述した如く公知の機構であるの
で、当該装置に関しては部材名を挙げるのみで、その詳
細説明は省略する。すなわち第4図において、符号50は
糸通し棒、51は糸通し棒50の下端部に設けた円筒部材、
52は円筒部材51に取付けた糸通し用フック、53は前記ス
ライダ49を常時引上げ付勢する引張りばねを夫々示す。
またスライダ44が最上位置に引上げられている状態にお
いて、作動手段31の移動体31aは、第1図に示す如く、
画成板11に穿設した前記通孔32中に位置して、糸掛け経
路に臨む縫糸10の捕捉を待機し得るように、前記扇形歯
車40および歯車38の噛合が最も適切な状態に設定されて
いる。更に作動手段31が最大に旋回した状態で前記移動
体31aが引出す縫糸10の量が、前記天秤25により取上げ
られる糸量に相当する量になるように作動手段31の旋回
角度も最適値に設定されている。
いて、作動手段31の移動体31aは、第1図に示す如く、
画成板11に穿設した前記通孔32中に位置して、糸掛け経
路に臨む縫糸10の捕捉を待機し得るように、前記扇形歯
車40および歯車38の噛合が最も適切な状態に設定されて
いる。更に作動手段31が最大に旋回した状態で前記移動
体31aが引出す縫糸10の量が、前記天秤25により取上げ
られる糸量に相当する量になるように作動手段31の旋回
角度も最適値に設定されている。
(糸調子器の圧接力解除手段について) 糸調子器13は、第1図および第3図に示すように、前記
画成板11の右肩部における溝中に位置し、支持板54に水
平に取付けた支持軸55に一対の糸調子皿23,24および糸
調子ばね58を嵌挿して構成され、両調子皿23,24の間を
通過する縫糸10に適宜の張力を付与するようになってい
る。この糸調子器13は前述した実公昭56−120166号公報
に開示される機構と略同様の構成を有し、図示形状の解
除手段59が前記支持軸55に挿通されている。この解除手
段59は、縫製開始時に押え上げレバー21を上動操作して
布押え足19を上昇させると、これと連動して糸調子ばね
58の押圧力を解放し、糸調子皿23,24の間に容易に縫糸1
0を挿入させ得る構成になっている。
画成板11の右肩部における溝中に位置し、支持板54に水
平に取付けた支持軸55に一対の糸調子皿23,24および糸
調子ばね58を嵌挿して構成され、両調子皿23,24の間を
通過する縫糸10に適宜の張力を付与するようになってい
る。この糸調子器13は前述した実公昭56−120166号公報
に開示される機構と略同様の構成を有し、図示形状の解
除手段59が前記支持軸55に挿通されている。この解除手
段59は、縫製開始時に押え上げレバー21を上動操作して
布押え足19を上昇させると、これと連動して糸調子ばね
58の押圧力を解放し、糸調子皿23,24の間に容易に縫糸1
0を挿入させ得る構成になっている。
ところで糸通し装置48を使用する場合であっても、その
糸通しに先立ち縫糸を糸調子器13に糸掛けする必要があ
り、このときは前述した如く縫糸の進入を容易化するた
め糸調子皿23,24での圧接力を解除することが推奨され
る。また糸通し装置48の使用時であっても、前記糸通し
棒50を反転させてフック52を縫針16の目孔17から急激に
引抜く際には、糸調子皿23,24の圧接力を解除した状態
として、縫糸10の張力を緩めてやることが好ましい。更
に実施例に係るミシンでは、後述の如く操作部材36を押
圧操作して作動手段31を所要角度だけ水平旋回させ、糸
掛け経路にある縫糸10を捕捉して所定量引出すものであ
るので、この引出し時にも前記糸調子器13の糸調子ばね
58の弾力を緩めておき、両糸調子皿23,24の間を縫糸10
が円滑に繰出されるようにしておく必要がある。
糸通しに先立ち縫糸を糸調子器13に糸掛けする必要があ
り、このときは前述した如く縫糸の進入を容易化するた
め糸調子皿23,24での圧接力を解除することが推奨され
る。また糸通し装置48の使用時であっても、前記糸通し
棒50を反転させてフック52を縫針16の目孔17から急激に
引抜く際には、糸調子皿23,24の圧接力を解除した状態
として、縫糸10の張力を緩めてやることが好ましい。更
に実施例に係るミシンでは、後述の如く操作部材36を押
圧操作して作動手段31を所要角度だけ水平旋回させ、糸
掛け経路にある縫糸10を捕捉して所定量引出すものであ
るので、この引出し時にも前記糸調子器13の糸調子ばね
58の弾力を緩めておき、両糸調子皿23,24の間を縫糸10
が円滑に繰出されるようにしておく必要がある。
これらの要請に応えるため糸調子器13には、押え上げレ
バー21の操作に連動して両糸調子皿23,24の開放を行な
う前述の機構に加えて、操作部材36を下降させる操作に
連動し、かつ作動手段31による縫糸10の捕捉引出しに先
立って、両糸調子皿23,24の圧接力を解除すると共に、
この解除状態を所定期間保持する連繋機能が組込まれて
いる。
バー21の操作に連動して両糸調子皿23,24の開放を行な
う前述の機構に加えて、操作部材36を下降させる操作に
連動し、かつ作動手段31による縫糸10の捕捉引出しに先
立って、両糸調子皿23,24の圧接力を解除すると共に、
この解除状態を所定期間保持する連繋機能が組込まれて
いる。
例えば第6図に示すように、糸調子器13に設けた解除手
段59は支持軸55に挿通され、一方の糸調子皿24と糸調子
ばね58との間に介在して軸方向に移動可能になってい
る。また第3図および第5図に示すレバー形状の付勢手
段46が、軸60を介してミシン機枠1に揺動自在に枢支さ
れ、この付勢手段46の一端部は前記解除手段59に関係的
に連結されている。そして当該付勢手段46を軸60を中心
に時計方向へ揺動させれば、解除手段59が付勢されて、
前記糸調子ばね58の押圧力を解除する方向に移動する。
なお付勢手段46の他端部は二股に分岐し、その第1分岐
片46aは押え上げ装置20の一部を構成する連繋片22のピ
ン22aに係合可能となって、押え上げレバー21の上動操
作時に前記付勢手段46が時計方向に揺動して解除手段59
を付勢する。
段59は支持軸55に挿通され、一方の糸調子皿24と糸調子
ばね58との間に介在して軸方向に移動可能になってい
る。また第3図および第5図に示すレバー形状の付勢手
段46が、軸60を介してミシン機枠1に揺動自在に枢支さ
れ、この付勢手段46の一端部は前記解除手段59に関係的
に連結されている。そして当該付勢手段46を軸60を中心
に時計方向へ揺動させれば、解除手段59が付勢されて、
前記糸調子ばね58の押圧力を解除する方向に移動する。
なお付勢手段46の他端部は二股に分岐し、その第1分岐
片46aは押え上げ装置20の一部を構成する連繋片22のピ
ン22aに係合可能となって、押え上げレバー21の上動操
作時に前記付勢手段46が時計方向に揺動して解除手段59
を付勢する。
更に付勢手段46の第2分岐片46bは、連結部材47を介し
て、前記作動手段31を旋回させるスライダ44に作動的に
連結され、これにより操作部材36の操作に連動して解除
手段59を付勢し得るようになっている。すなわち連結部
材47は、第1図に示す如く、前記軸支持枠42に分岐形成
した支持片42bに軸61を介して揺動可能に枢支され、当
該連結部材47の第1アーム47aは、その先端を常には前
記スライダ44に形成した凹所44dに休息させると共に、
第2アーム47bは、これに突設したピン62を介して前記
付勢手段46の第2分岐片46bに係合可能になっている。
従って第7図(a)に示すように操作部材36の操作前
は、連結部材47は第1アーム47aは前記凹所44dに休息し
ており、引張りばね53によるスライダ44の引上作用下に
前記ピン62は第2分岐片46bから離間して、未だ付勢手
段46とは作動的に連結していない。しかるに第7図
(b)に示す如く操作部材36を押圧下降させれば、連結
部材47の第1アーム47aは凹所44dから強制的に退去させ
られ、引続き前記真直スリット44cに移行させられる。
これにより連結部材47は、軸61を中心として反時計方向
に揺動し、第2アーム47bのピン62を付勢手段46の第2
分岐片46bに係合させて作動的に連結される。この結果
として付勢手段46は軸60を中心に時計方向に揺動し、解
除手段59を支持軸55の軸方向に移動させて、両糸調子皿
23,24における圧接力を解除する。なお操作部材36は、
第7図(c)に示す如く更に下降するが、このときスラ
イダ44の真直スリット44cは連結部材47の第1アーム47a
の先端に当接して移動するだけであるので、連結部材47
の揺動姿勢はそのまま保持され、従って両糸調子皿23,2
4の圧接力は引続き解除された状態になっている。
て、前記作動手段31を旋回させるスライダ44に作動的に
連結され、これにより操作部材36の操作に連動して解除
手段59を付勢し得るようになっている。すなわち連結部
材47は、第1図に示す如く、前記軸支持枠42に分岐形成
した支持片42bに軸61を介して揺動可能に枢支され、当
該連結部材47の第1アーム47aは、その先端を常には前
記スライダ44に形成した凹所44dに休息させると共に、
第2アーム47bは、これに突設したピン62を介して前記
付勢手段46の第2分岐片46bに係合可能になっている。
従って第7図(a)に示すように操作部材36の操作前
は、連結部材47は第1アーム47aは前記凹所44dに休息し
ており、引張りばね53によるスライダ44の引上作用下に
前記ピン62は第2分岐片46bから離間して、未だ付勢手
段46とは作動的に連結していない。しかるに第7図
(b)に示す如く操作部材36を押圧下降させれば、連結
部材47の第1アーム47aは凹所44dから強制的に退去させ
られ、引続き前記真直スリット44cに移行させられる。
これにより連結部材47は、軸61を中心として反時計方向
に揺動し、第2アーム47bのピン62を付勢手段46の第2
分岐片46bに係合させて作動的に連結される。この結果
として付勢手段46は軸60を中心に時計方向に揺動し、解
除手段59を支持軸55の軸方向に移動させて、両糸調子皿
23,24における圧接力を解除する。なお操作部材36は、
第7図(c)に示す如く更に下降するが、このときスラ
イダ44の真直スリット44cは連結部材47の第1アーム47a
の先端に当接して移動するだけであるので、連結部材47
の揺動姿勢はそのまま保持され、従って両糸調子皿23,2
4の圧接力は引続き解除された状態になっている。
(実施例の作用) 次に、このように構成した実施例に係る自動糸通し可能
なミシンの実際の操作に伴う作用につき説明する。操作
に先立ちミシンの電源スイッチ(図示せず)は投入され
ており、天秤25への糸掛けは未だなされていないことを
前提とする。先ずミシンによる縫製準備に際して糸駒8
から縫糸10を繰出し、糸案内体(図示せず)を介して前
記画成板11の横溝R1に画成される糸掛け経路中に挿入す
る。この縫糸10を、圧接状態に保持されている両糸調子
皿23,24の上方にまで引出したところで、ミシン頭部5
の左側面に配設した前記操作部材36を垂直下方に押圧す
れば、この操作部材36に連結片44aを介して連結された
スライダ44は、軸支持枠42のガイドスリット42aに案内
されつつ下降を開始する。このスライダ44の下降により
連結部材47の第1アーム47aは、第7図(b)に示すよ
うに凹所44dから強制的に退去させられ、これに伴い連
結部材47は軸61を中心として反時計方向に揺動し、第2
アーム47bに突設したピン62が付勢手段46の第2分岐片4
6bを押圧する。これにより付勢手段46は軸60を中心とし
て時計方向に揺動させられ、前記解除手段59を支持軸55
に沿って移動させ、糸調子ばね58を緩めて両糸調子皿2
3,24間の圧接力を解除する。
なミシンの実際の操作に伴う作用につき説明する。操作
に先立ちミシンの電源スイッチ(図示せず)は投入され
ており、天秤25への糸掛けは未だなされていないことを
前提とする。先ずミシンによる縫製準備に際して糸駒8
から縫糸10を繰出し、糸案内体(図示せず)を介して前
記画成板11の横溝R1に画成される糸掛け経路中に挿入す
る。この縫糸10を、圧接状態に保持されている両糸調子
皿23,24の上方にまで引出したところで、ミシン頭部5
の左側面に配設した前記操作部材36を垂直下方に押圧す
れば、この操作部材36に連結片44aを介して連結された
スライダ44は、軸支持枠42のガイドスリット42aに案内
されつつ下降を開始する。このスライダ44の下降により
連結部材47の第1アーム47aは、第7図(b)に示すよ
うに凹所44dから強制的に退去させられ、これに伴い連
結部材47は軸61を中心として反時計方向に揺動し、第2
アーム47bに突設したピン62が付勢手段46の第2分岐片4
6bを押圧する。これにより付勢手段46は軸60を中心とし
て時計方向に揺動させられ、前記解除手段59を支持軸55
に沿って移動させ、糸調子ばね58を緩めて両糸調子皿2
3,24間の圧接力を解除する。
このように圧接力を解除することによって前記縫糸10
は、両糸調子皿23,24の間に容易に進入する。ここで操
作者は、前記縫糸10を画成板11の垂直延在部11bに設け
た縦溝R2中の糸掛け経路の沿って下方へ案内し、前記屈
曲部を経て縫針16の目孔17付近まで移送する。これによ
り画成板11の縦溝R2中に臨んでいる縫糸10は、当該画成
板11に設けた前記通孔32および糸弛緩位置P1にある凹所
30の近傍を通過すると共に、作動手段31の先端に設けた
移動体31aは、前記通孔32中に臨んで縫糸10の捕捉を待
機した状態になっている。
は、両糸調子皿23,24の間に容易に進入する。ここで操
作者は、前記縫糸10を画成板11の垂直延在部11bに設け
た縦溝R2中の糸掛け経路の沿って下方へ案内し、前記屈
曲部を経て縫針16の目孔17付近まで移送する。これによ
り画成板11の縦溝R2中に臨んでいる縫糸10は、当該画成
板11に設けた前記通孔32および糸弛緩位置P1にある凹所
30の近傍を通過すると共に、作動手段31の先端に設けた
移動体31aは、前記通孔32中に臨んで縫糸10の捕捉を待
機した状態になっている。
また第7図(b)に示す状態において、前述した如くス
ライダ44の螺旋状スリット44bは、回動軸43のピン45に
到達しておらず、該スリットの直線状部分がピン45に位
置したままである。従って当該回動軸43に旋回運動は未
だ与えられず、作動手段31は停止した状態にある。更に
前記スライダ44に第1連結片44eを介して連結された公
知の糸通し装置48では、糸通し棒50はそのまま下降して
フック52を縫針16の目孔17に向けて移動させているが、
円筒部材51の旋回は未だなされていない。
ライダ44の螺旋状スリット44bは、回動軸43のピン45に
到達しておらず、該スリットの直線状部分がピン45に位
置したままである。従って当該回動軸43に旋回運動は未
だ与えられず、作動手段31は停止した状態にある。更に
前記スライダ44に第1連結片44eを介して連結された公
知の糸通し装置48では、糸通し棒50はそのまま下降して
フック52を縫針16の目孔17に向けて移動させているが、
円筒部材51の旋回は未だなされていない。
操作部材36の押圧を継続して更に下降させると、第7図
(c)に示すように、スライダ44の螺旋状スリット44b
の螺旋開始端が回動軸43に設けたピン45に差し掛かり、
このピン45を介して当該回動軸43を反時計方向に回動さ
せ、扇形歯車40に噛合する歯車38を時計方向に回転させ
る。これにより作動手段31は、前記糸貯蔵手段33のマッ
ト上方において所要中心角だけ水平に旋回し、直前まで
画成板11の通孔32中に臨んでいた前記移動体31aは、旋
回の開始に伴い糸掛け経路中に延在している縫糸10を捕
捉し、前記糸貯蔵手段33の上方で大きく糸を引出す。な
お縫糸10の引出し量は、前記天秤25が糸弛緩位置P1から
糸取上位置P2まで移動して取上げる縫糸10の所定量に相
当するよう、作動手段31の旋回量は予め適正値に設定さ
れていることは前述した通りである。
(c)に示すように、スライダ44の螺旋状スリット44b
の螺旋開始端が回動軸43に設けたピン45に差し掛かり、
このピン45を介して当該回動軸43を反時計方向に回動さ
せ、扇形歯車40に噛合する歯車38を時計方向に回転させ
る。これにより作動手段31は、前記糸貯蔵手段33のマッ
ト上方において所要中心角だけ水平に旋回し、直前まで
画成板11の通孔32中に臨んでいた前記移動体31aは、旋
回の開始に伴い糸掛け経路中に延在している縫糸10を捕
捉し、前記糸貯蔵手段33の上方で大きく糸を引出す。な
お縫糸10の引出し量は、前記天秤25が糸弛緩位置P1から
糸取上位置P2まで移動して取上げる縫糸10の所定量に相
当するよう、作動手段31の旋回量は予め適正値に設定さ
れていることは前述した通りである。
この作動手段31の作動時には、前述の如く両糸調子皿2
3,24間の圧接力は解除されているので、糸駒8から糸調
子器13を経る縫糸10の引出しは極めて円滑になされる。
また糸通し装置48の糸通し棒50は旋回を開始して、円筒
部材51に設けたフック52を縫針16の目孔17に挿通させる
ので、前記目孔17から延出したフック52に縫糸10を当て
がう操作を行なう。このフック52に縫糸10を当てがう時
には、縫糸10に適宜の張力が付与されている方が良好で
ある。本実施例では、糸調子皿23,24間の圧接力が解除
されている場合でも、糸掛け経路の屈曲部分において縫
糸10に適宜の張力が付与されるようになっている。
3,24間の圧接力は解除されているので、糸駒8から糸調
子器13を経る縫糸10の引出しは極めて円滑になされる。
また糸通し装置48の糸通し棒50は旋回を開始して、円筒
部材51に設けたフック52を縫針16の目孔17に挿通させる
ので、前記目孔17から延出したフック52に縫糸10を当て
がう操作を行なう。このフック52に縫糸10を当てがう時
には、縫糸10に適宜の張力が付与されている方が良好で
ある。本実施例では、糸調子皿23,24間の圧接力が解除
されている場合でも、糸掛け経路の屈曲部分において縫
糸10に適宜の張力が付与されるようになっている。
次いで操作部材36に対する押圧力を解除すると、引張り
ばね53の弾力復帰作用下にスライダ44(およびスライダ
49)は上昇し、これに伴い螺旋状スリット44bがピン45
を介して回動軸43を時計方向に逆転させる。また作動手
段31は反時計方向に逆転し、その移動体31aは縫糸10を
解放すると共に前記画成板11における通孔32中に再び臨
んで停止する(第1図)。これにより第7図(d)に示
す如く、糸貯蔵手段33のマット35の上面には、前記所要
量の縫糸10が貯蔵されるに至る。
ばね53の弾力復帰作用下にスライダ44(およびスライダ
49)は上昇し、これに伴い螺旋状スリット44bがピン45
を介して回動軸43を時計方向に逆転させる。また作動手
段31は反時計方向に逆転し、その移動体31aは縫糸10を
解放すると共に前記画成板11における通孔32中に再び臨
んで停止する(第1図)。これにより第7図(d)に示
す如く、糸貯蔵手段33のマット35の上面には、前記所要
量の縫糸10が貯蔵されるに至る。
また糸通し装置48のスライダ49も、操作部材36の押圧力
解除による上昇に連動して上昇し、糸通し棒50を逆転さ
せる結果、糸通し用フック52に当てがわれた縫糸10を積
極的に捕捉し、縫針16の目孔17への糸通しを達成する。
この場合において、連結部材47と作動的に連結するスラ
イダ44の上昇過程では、該スライダ44に形成した真直ス
リット44cの部分が前記連結部材47の第1アーム47aの先
端に当接摺動しているから、連結部材47の揺動姿勢は引
続き保持され、両糸調子皿23,24の圧接力は解除された
ままの状態になっている。従って糸通し用フック52が縫
針16の目孔17から引抜かれる際に、縫糸10は糸調子器13
による張力は与えられていないので、操作者が人為的に
縫糸10を緩めてやる必要はない。
解除による上昇に連動して上昇し、糸通し棒50を逆転さ
せる結果、糸通し用フック52に当てがわれた縫糸10を積
極的に捕捉し、縫針16の目孔17への糸通しを達成する。
この場合において、連結部材47と作動的に連結するスラ
イダ44の上昇過程では、該スライダ44に形成した真直ス
リット44cの部分が前記連結部材47の第1アーム47aの先
端に当接摺動しているから、連結部材47の揺動姿勢は引
続き保持され、両糸調子皿23,24の圧接力は解除された
ままの状態になっている。従って糸通し用フック52が縫
針16の目孔17から引抜かれる際に、縫糸10は糸調子器13
による張力は与えられていないので、操作者が人為的に
縫糸10を緩めてやる必要はない。
更にスライダ44が上昇すると、該スライダ44の凹所44d
が連結部材47の第1アーム47aに帰還して、当該連結部
材47を揺動させるに至り、連結部材47の第2アーム47b
のピン62が付勢手段46の第2分岐片46から離脱する。こ
れにより解除手段59に対する付勢が解かれ、糸調子器13
の両糸調子皿23,24は縫糸10を圧接して張力を付与し得
る状態になる。
が連結部材47の第1アーム47aに帰還して、当該連結部
材47を揺動させるに至り、連結部材47の第2アーム47b
のピン62が付勢手段46の第2分岐片46から離脱する。こ
れにより解除手段59に対する付勢が解かれ、糸調子器13
の両糸調子皿23,24は縫糸10を圧接して張力を付与し得
る状態になる。
このように所要量の縫糸10が糸貯蔵手段33上に貯蔵され
た状態で、ミシンの起動停止スイッチ(図示せず)をON
側に投入すると、ミシンモータ(図示せず)が回転して
主軸27を回転させ、これにより針棒14を上下動させて加
工布に対する縫製を開始する。また円筒カム26も同時に
回転して、そのカム溝26aに臨むカム従動子29を介して
前記天秤25に円弧状の上下運動を付与する(第8図参
照)。これにより天秤25の糸保持端部25aは、前述の如
く画成板11に設けた凹所30中の糸掛け経路に近接した糸
弛緩位置P1と、前記糸貯蔵手段33の下方における糸取上
位置P2との間を針棒14の上下動に調時して運動すること
になる。そして天秤25の糸保持端部25aが、ミシン始動
後に最初に前記凹所30中の糸弛緩位置P1に到達して糸取
上位置P2まで移動を開始すると、第7図(e)に示すよ
うに当該糸保持端部25aは縫糸10を捕捉する。そしてこ
の糸保持端部25aが糸取上位置P2まで移動する過程にお
いて、糸貯蔵手段33上に貯蔵された縫糸10は天秤25の糸
取上運動に伴って自由に送出され、これにより天秤25へ
の糸保持が達成される。このとき糸貯蔵手段33からは、
天秤25による糸取上量に相当するだけの量の縫糸10が送
出されるものであるから、既に縫針16の目孔17に挿通さ
れた縫糸10が逆向して糸抜けすることはない。
た状態で、ミシンの起動停止スイッチ(図示せず)をON
側に投入すると、ミシンモータ(図示せず)が回転して
主軸27を回転させ、これにより針棒14を上下動させて加
工布に対する縫製を開始する。また円筒カム26も同時に
回転して、そのカム溝26aに臨むカム従動子29を介して
前記天秤25に円弧状の上下運動を付与する(第8図参
照)。これにより天秤25の糸保持端部25aは、前述の如
く画成板11に設けた凹所30中の糸掛け経路に近接した糸
弛緩位置P1と、前記糸貯蔵手段33の下方における糸取上
位置P2との間を針棒14の上下動に調時して運動すること
になる。そして天秤25の糸保持端部25aが、ミシン始動
後に最初に前記凹所30中の糸弛緩位置P1に到達して糸取
上位置P2まで移動を開始すると、第7図(e)に示すよ
うに当該糸保持端部25aは縫糸10を捕捉する。そしてこ
の糸保持端部25aが糸取上位置P2まで移動する過程にお
いて、糸貯蔵手段33上に貯蔵された縫糸10は天秤25の糸
取上運動に伴って自由に送出され、これにより天秤25へ
の糸保持が達成される。このとき糸貯蔵手段33からは、
天秤25による糸取上量に相当するだけの量の縫糸10が送
出されるものであるから、既に縫針16の目孔17に挿通さ
れた縫糸10が逆向して糸抜けすることはない。
発明の効果 以上詳細に説明した如く本発明によれば、糸供給源から
糸調子器を介して供給された縫糸を、縫針の目孔に自動
的に糸通しする糸通し装置を備えたミシンにおいて、当
該糸通し装置の操作部材を操作するだけで、糸調子器に
おける糸調子皿の圧接力を解除し、かつ所定の操作範囲
に亘ってその圧接力解除状態を保持することができるの
で、縫糸を糸調子皿の間に確実に進入させ得ると共に、
縫針の目孔に挿通された糸通しフックが反転して該縫糸
の捕捉を行なう際に、人為的に縫糸を緩める操作を不用
とすることができる。すなわち従来は、糸通し装置を操
作する前に押え上げレバーを上動させて糸調子皿の圧接
力を解除し、次いで該レバーを下降させて糸調子皿によ
り縫糸を圧接した状態で前記糸通し装置を動作させ、前
記フックが目孔から抜ける時点で縫糸を緩める等の繁雑
な一連の操作を必要としたが、本発明のミシンではこの
操作を不要として、ミシン縫製準備時の操作を著しく簡
便化し得るものである。
糸調子器を介して供給された縫糸を、縫針の目孔に自動
的に糸通しする糸通し装置を備えたミシンにおいて、当
該糸通し装置の操作部材を操作するだけで、糸調子器に
おける糸調子皿の圧接力を解除し、かつ所定の操作範囲
に亘ってその圧接力解除状態を保持することができるの
で、縫糸を糸調子皿の間に確実に進入させ得ると共に、
縫針の目孔に挿通された糸通しフックが反転して該縫糸
の捕捉を行なう際に、人為的に縫糸を緩める操作を不用
とすることができる。すなわち従来は、糸通し装置を操
作する前に押え上げレバーを上動させて糸調子皿の圧接
力を解除し、次いで該レバーを下降させて糸調子皿によ
り縫糸を圧接した状態で前記糸通し装置を動作させ、前
記フックが目孔から抜ける時点で縫糸を緩める等の繁雑
な一連の操作を必要としたが、本発明のミシンではこの
操作を不要として、ミシン縫製準備時の操作を著しく簡
便化し得るものである。
図面は本発明に係る自動糸通し可能なミシンの好適な実
施例を示すものであって、第1図は本発明の実施例に係
るミシンの概略構造を示す斜視図、第2図は本実施例に
係るミシンの全体的な外観構成を示す正面図、第3図は
第2図に示すミシン頭部の一部切欠拡大図、第4図は第
2図に示すミシン頭部のカバーを外した状態での左側面
図、第5図は糸調子器における糸調子皿の圧接力を解除
する手段の概略構造および連繋関係を示す斜視図、第6
図は糸調子器における両糸調子皿の圧接力が解除された
状態を示す拡大図、第7図(a)〜第7図(e)は、操
作部材の操作により付勢される作動手段および糸調子器
に連動する付勢手段の動作過程を夫々経時的に示す概略
説明図、第8図は天秤の上下動の状態を示す概略説明図
である。 8……糸供給源、10……縫糸 13……糸調子器、16……縫針 17……目孔、19……布押え足 20……押え上げ装置、23,24……糸調子皿 36……操作部材、46……付勢手段 47……連結部材、48……糸通し装置 59……解除手段
施例を示すものであって、第1図は本発明の実施例に係
るミシンの概略構造を示す斜視図、第2図は本実施例に
係るミシンの全体的な外観構成を示す正面図、第3図は
第2図に示すミシン頭部の一部切欠拡大図、第4図は第
2図に示すミシン頭部のカバーを外した状態での左側面
図、第5図は糸調子器における糸調子皿の圧接力を解除
する手段の概略構造および連繋関係を示す斜視図、第6
図は糸調子器における両糸調子皿の圧接力が解除された
状態を示す拡大図、第7図(a)〜第7図(e)は、操
作部材の操作により付勢される作動手段および糸調子器
に連動する付勢手段の動作過程を夫々経時的に示す概略
説明図、第8図は天秤の上下動の状態を示す概略説明図
である。 8……糸供給源、10……縫糸 13……糸調子器、16……縫針 17……目孔、19……布押え足 20……押え上げ装置、23,24……糸調子皿 36……操作部材、46……付勢手段 47……連結部材、48……糸通し装置 59……解除手段
Claims (2)
- 【請求項1】縫糸(10)に所定の張力を付与するために
圧接される一対の糸調子皿(23,24)を有する糸調子器
(13)と、縫糸(10)を両糸調子皿(23,24)の間に進
入させるために両糸調子皿(23,24)の圧接力を解除す
る解除手段(59)と、糸供給源(8)から糸調子器(1
3)を介して縫針(16)へ供給された縫糸(10)をその
目孔(17)に通すために操作可能な操作部材(36)を有
する糸通し装置(48)とを備えたミシンにおいて、 前記操作部材(36)の糸通し操作に連動して前記解除手
段(59)を作動させる付勢手段(46)を設けたことを特
徴とする自動糸通し可能なミシン。 - 【請求項2】前記付勢手段(46)は、布押え足(19)を
上昇させる押え上げ装置(20)と前記糸通し装置(48)
とを、共に前記解除手段(59)と作動的に連結する連結
部材(47)を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の自動糸通し可能なミシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19026886A JPH0724715B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 自動糸通し可能なミシン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19026886A JPH0724715B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 自動糸通し可能なミシン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6346197A JPS6346197A (ja) | 1988-02-27 |
| JPH0724715B2 true JPH0724715B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16255320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19026886A Expired - Fee Related JPH0724715B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 自動糸通し可能なミシン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724715B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002053822A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Machine a coudre |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2749803B2 (ja) * | 1986-04-18 | 1998-05-13 | 株式会社リコー | 韻律生成方式及びタイミング点パターン生成方式 |
| JP2789722B2 (ja) * | 1989-10-19 | 1998-08-20 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの自動糸通し装置 |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP19026886A patent/JPH0724715B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002053822A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Machine a coudre |
| US6981459B2 (en) | 2000-12-27 | 2006-01-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing machine |
| CN100451208C (zh) * | 2000-12-27 | 2009-01-14 | 兄弟工业株式会社 | 缝纫机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6346197A (ja) | 1988-02-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |