JPH07247752A - 物体保持装置 - Google Patents

物体保持装置

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JPH07247752A
JPH07247752A JP5988394A JP5988394A JPH07247752A JP H07247752 A JPH07247752 A JP H07247752A JP 5988394 A JP5988394 A JP 5988394A JP 5988394 A JP5988394 A JP 5988394A JP H07247752 A JPH07247752 A JP H07247752A
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shutter
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umbrella
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Hatsuo Nakai
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Clover Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍵板を不要化することにより、鍵板の紛失に
起因するトラブルの発生および対象物の保管能力の低下
を防止する。 【構成】 中空のフレーム21の一端に傘5の柄6を挿
入する開放部4を備え、フレーム21の内部には錠機構
と作動機構とが収納配備される。前記開放部4には、シ
ャッタ25が出没可能に配備されており、作動機構は、
錠機構の施錠動作に応動してシャッタ25を開放部4に
突出した状態で固定し、また錠機構の解錠動作に応動し
てシャッタの固定状態を解除する。フレーム21の上面
には2個の操作ダイヤル30が配備してあり、この操作
ダイヤル30の回動操作により施錠時における解錠符号
の設定および解錠時における解錠符号の整列が可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対象物を拘束状態に
保持するための物体保持装置に関連し、特にこの発明
は、不特定人が所持する傘などの所持品を所定の場所に
施錠状態で保管するのに用いられる物体保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】不特定人により利用されるホテルなどの
公衆施設では、利用客が所持する傘を施錠状態で保管す
るためのスタンドタイプの傘保管具が出入口などに配置
されている。この傘保管具は、多数本の傘を保管できる
構造のものであり、金属製のスタンドの上部位置には、
傘の柄を支えた状態で保持するための多数個の傘保持装
置が一定間隔毎に設けられている。
【0003】各傘保持装置は、傘の柄が挿脱可能な大き
さの開放部を有するフレーム本体と、このフレーム本体
の開放部に回動可能に一端が枢支された扉体とで構成さ
れている。前記扉体には、ロック金具を有する錠機構が
組み込まれ、一方、フレーム本体には、前記ロック金具
の先端が係脱する係合穴が設けてある。また扉体には、
鍵板を挿脱するための鍵板挿入溝が設けてあり、空き状
態では前記鍵板挿入溝に挿入された鍵板が拘束された状
態にあり、またロック金具は扉体に退避した状態にあ
る。
【0004】利用客は、まず扉体を手で開いてフレーム
本体の開放部を開放した後、この開放部へ傘の柄を挿入
して扉体を閉じる。しかる後、ロック金具の基端を押操
作すると、ロック金具の先端がフレーム本体の係合穴へ
突出して係合すると共に、錠機構が作動して施錠状態と
なる。この施錠状態では鍵板は鍵板挿入溝内での拘束状
態より解除され、利用客は鍵板挿入溝より鍵板を抜き取
って所持することになる。傘の取出しに際し、利用客が
鍵板を扉体の鍵板挿入溝へ挿入すると、錠機構が作動し
てロック金具が退避動作し、ロック金具の先端がフレー
ムの係合穴より退出して解錠状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の傘保管具で
は、利用客は、傘を任意の傘保持装置に保持させて施錠
した後、鍵板を抜き取ってこれを所持する必要がある
が、所持中に鍵板を紛失するおそれがあり、トラブル発
生の要因となる。また鍵板の紛失が発生する都度、対応
する傘保持装置は使用不能となり、傘の保管能力が低下
するという問題がある。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、鍵板を不要化することにより、トラブル発生の
要因を減少させ、対象物の保管能力を低下させない物体
保持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、対象物を拘
束状態に保持するための物体保持装置であって、開放部
を備えた中空のフレームの内部に錠機構と作動機構とが
収納配備される。前記開放部は、拘束すべき対象物を挿
入することが可能な大きさを有すると共に、この開放部
には、前記フレームに支持されたシャッタが出没可能に
配備される。前記作動機構は、前記錠機構と前記シャッ
タとの間に介在し、錠機構の施錠動作に応動してシャッ
タを前記開放部に突出した状態で固定すると共に、錠機
構の解錠動作に応動して前記シャッタの固定状態を解除
するよう構成されている。前記錠機構は、解錠符号を自
在に設定可能な符号設定機構を有し、この符号設定機構
の操作部を前記フレーム上に設けている。
【0008】請求項2の発明における物体保持装置で
は、前記拘束すべき対象物は、不特定人の所持品であ
り、請求項3の発明における物体保持装置では、前記所
持品は、傘である。
【0009】請求項4の発明における物体保持装置で
は、前記錠機構は、複数の操作ダイヤルを有するダイヤ
ル錠であって、各操作ダイヤルをフレームに開設された
窓孔より突出させて前記操作部を構成している。
【0010】
【作用】開放部に拘束すべき対象物を挿入し、符号設定
機構の操作部を操作して解錠符号を設定した後、錠機構
を施錠動作させると、作動機構が応動してシャッタが開
放部に突出した状態で固定され、対象物が施錠状態で開
放部内に保持される。操作部を操作して解錠符号を整列
した後、錠機構を解錠動作させると、作動機構が応動し
てシャッタの固定状態が解除され、対象物は開放部より
解放可能となる。
【0011】請求項2の物体保持装置では、不特定人の
所持品が施錠状態で保管され、請求項3の物体保持装置
では、不特定人が所持する傘が施錠状態で保管される。
【0012】請求項4の物体保持装置では、操作ダイヤ
ルを操作して施錠時における解錠符号の設定および解錠
時における解錠符号の整列が行われる。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である傘保管具
1の外観を示す。図示例の傘保管具1は、スタンド3の
上端部に複数個の傘保持装置2,2が一列に連接された
状態で配備されており、いずれかの傘保持装置2の開放
部4に傘5の柄6を挿入して施錠すれば、傘5が拘束状
態で保持される。
【0014】図2は、この発明の他の実施例であるゴル
フバッグ保管具6の外観を示す。このゴルフバッグ保管
具6では、スタンド3の上端部に複数個のバッグ保持装
置7,7が設けられ、いずれかのバッグ保持装置7の開
放部4にゴルフバッグ9のベルト10を挿入して施錠す
れば、ゴルフバッグ9が拘束状態で保持される。
【0015】図3は、この発明の他の実施例であるスキ
ー板保管具11の外観を示す。このスキー板保管具11
では、スタンド3の上端部に複数個のスキー板保持装置
12,12が設けられ、いずれかのスキー体保持装置1
2の開放部4にスキー板13を挿入して施錠すれば、ス
キー板13が拘束状態で保持される。
【0016】図4は、この発明の他の実施例である扉保
持装置14の外観を示す。この扉保持装置14は、それ
単体で用いられており、この扉保持装置14の開放部4
に左右の扉片15,15の内側辺16,16を挿入して
施錠すれば、扉片15,15は閉成された状態で保持さ
れる。
【0017】なお上記した傘保持装置2,バッグ保持装
置7,スキー板保持装置12および,扉保持装置14
は、各開放部4が傘5の柄6,ゴルフバッグ9のベルト
10,スキー板13および,扉片15,15の両内側片
16,16を挿入することが可能な大きさに形成される
ことはいうまでもない。またこの発明は、傘5,ゴルフ
バッグ9,スキー板13,扉片15などに限らず、他の
不特定人の所持品や装置品を施錠状態で保持する装置に
も適用できる。
【0018】図5以下の各図は、前記傘保持装置2の構
成例を示すが、バッグ保持装置7,スキー板保持装置1
2,扉保持装置14についても同様の構成であり、ここ
では傘保持装置2について詳細に説明する。
【0019】図5は、傘保持装置2の外観を示すもの
で、一端に開放部4を備えた中空のフレーム21の内部
に、図6に示す錠機構22と、図12および図13に示
す作動機構23とが収納配備されている。
【0020】前記開放部4は、上下に貫通し、その開口
面は傘5の柄6を挿入することが可能な大きさに形成さ
れている。この開放部4の前面の開放端24には、合成
樹脂製のシャッタ25が出没可能に配備される。このシ
ャッタ25は、図13に示すように、開放部4へ突出し
て開放端24を閉塞する舌状の塞ぎ片25aと、支え軸
26により回動自由に支持される円筒状の支え部25b
とが一体形成されたものであり、図示しないコイルバネ
により塞ぎ片25aが開放部4へ突出するよう付勢され
る。前記支え部25bの後面には、後述する作動機構2
3の規制片70と面接触してシャッタ25の動きを規制
するための平坦面71が形成されている。なお図5にお
いて、27は塞ぎ片25aを退避させるために設けられ
た切欠きである。
【0021】図6〜図8に示される錠機構22は、2個
の操作ダイヤル30を有するダイヤル錠であって、解錠
符号を自在に設定することが可能な符号設定機構を有す
る。前記フレーム21の上面には、図5に示されるよう
に、2個の矩形状の窓31が開設された凹部32と、押
操作が可能な操作ボタン33とが設けられており、各窓
孔31より各操作ダイヤル30の一部をそれぞれ突出さ
せて前記符号設定機構の操作部34を構成する。
【0022】前記操作ボタン33は、金属フレーム36
に昇降可能に支持された操作軸35の上端に一体形成さ
れている。前記操作軸35の金属フレーム36の側の周
面には摺動軸37が突設してあり、この摺動軸37を金
属フレーム35に開設された上下方向のガイド溝38に
摺動自由に係合させてある。操作軸35の下端と金属フ
レーム35との間には、操作軸35を押し上げるコイル
バネ39が介装してある。
【0023】前記操作軸35の反対側の周面には、後述
する作動軸50の先端面が突き当たる第1のカム面40
と、その両側に後述する第1のブッシュ51の開口端6
9が突き当たる第2のカム面41とがそれぞれ形成され
ている。第1のカム面40は、高さ中央の突部40b
と、この突部40bを挟む上下位置に同じ深さを有する
第1,第2の各凹部40a,40cとを連続形成したも
のである。また第2のカム面41は、上側に突部41a
と下側に凹部41bとを連続形成したものである。第2
のカム面41の凹部41bは、第1のカム面40の第2
の凹部40cより深く、第2のカム面41の突部41a
は第1のカム面40の突部40bより低くかつ第1のカ
ム面40の第1の凹部40aと同じ高さである。
【0024】図6は、操作ボタン33が押されていない
解錠時の状態を示す。この状態では作動軸50の先端面
が第1のカム面40の第2の凹部40cに、第1のブッ
シュ51の開口端69が第2のカム面41の凹部41b
に、それぞれ突き当たっている。図7は、施錠に際して
操作ボタン33が押し込まれた状態を示す。この状態で
は作動軸50の先端面が第1のカム面40の第1の凹部
40aに、第1のブッシュ51の開口端69が第2のカ
ム面41の突部41aに、それぞれ突き当たっている。
図8は、操作ボタン33の押圧が解除された施錠時の状
態を示す。この状態では作動軸50の先端面が第1のカ
ム面40の突部40aのすそ部分に、第1のブッシュ5
1の開口端69が第2のカム面41の突部41aに、そ
れぞれ突き当たっている。
【0025】前記作動軸50は、支持台55の上面に開
設された取付溝56内に位置し、前記操作軸35と直交
する方向に水平に支持されている。前記支持台55の両
端部には端板52,53が取り付けられ、前記作動軸5
0の両端部が前記端板52,53により往復動可能かつ
回動不能に軸承される。作動軸50と端板52との間に
は圧縮バネ54が介装され、そのバネ圧により作動軸5
0が操作軸35の方向へ付勢される。
【0026】上記作動軸50の先端面は半球状であり、
この先端面は前記操作軸35の第1のカム面40に突き
当たって摺動する。作動軸50の軸周面には、後記する
ロックギヤ60の長さに相当する間隔だけ離して2個の
凸子57がそれぞれ同じ角度位置に一体突設されてい
る。
【0027】前記作動軸50上には、長さ方向に連なる
2個のロックギヤ60,60を介して各操作ダイヤル3
0が回動可能に配備されている。各操作ダイヤル30
は、支持台55に前記取付溝56と直交して形成された
ダイヤル支持溝58内に位置しており、これにより各操
作ダイヤル30の軸方向の移動が阻止されている。各操
作ダイヤル30は、図9および図10に示すように、外
周面の等角度位置に「0」〜「9」の符号が表されてお
り、内孔61の一方の開口縁には符号数に相当する数
(10個)の嵌合溝62が等角度位置毎に設けられてい
る。
【0028】前記の各ロックギヤ60は、図11および
図12に示すように、一端の外周面に操作ダイヤル30
の各嵌合溝62と係脱可能な合計10個の嵌合突子63
が等角度位置毎に設けられている。また内孔64の一方
の開口縁には前記作動軸50の凸子57が係脱する合計
10個の係合溝65,66が等角度位置毎に設けてあ
り、このうち9個の係合溝65は浅く形成され、また残
り1個の係合溝66は内孔64の他端近くまで深く形成
されている。
【0029】前記操作ダイヤル30の各嵌合溝62と前
記ロックギヤ60の各嵌合突子63とが噛み合う状態の
とき、操作ダイヤル30とロックギヤ60とは一体回動
するが、各嵌合溝62と各嵌合突子63との噛み合いが
外れた状態のとき、操作ダイヤル30はロックギヤ60
との係わりが切れて、単独で回動可能な状態となる。各
嵌合溝62と各嵌合突子63との噛み合い角度位置、す
なわちロックギヤ60に対する操作ダイヤル30の嵌合
角度位置は符号数に一致する数だけ存在するもので、従
って両者の嵌合角度位置に応じて解錠符号を10とおり
設定することが可能である。
【0030】前記作動軸50上の両端位置には、それぞ
れ第1,第2の各ブッシュ51,66が摺動自由に配備
されている。基端側の第2のブッシュ66は先端面がロ
ックギヤ60の後端面に突き当たり、基端面と端板52
との間にはブッシュ51を押圧する圧縮バネ67が配備
されている。先端側の第1のブッシュ51は、図13に
示される構造のものであって、基端面がロックギヤ60
の先端面に突き当たり、先端には、作動軸50の先端面
を突出させる開口部68と、その両側に前記第2のカム
面41に突き当たって摺動する開口端69,69とを有
する。
【0031】上記構成の錠機構22と前記シャッタ25
との間には、図14〜図17に示される構成の作動機構
23が介在している。この作動機構23は、錠機構22
の施錠動作に応動してシャッタ25を前記開放部4に突
出した状態で固定すると共に、錠機構22の解錠動作に
応動して前記シャッタ25の固定状態を解錠するための
もので、作動板72と規制板70とを備える。
【0032】前記作動板72は、鋭角状に屈曲した形態
のものであり、この屈曲部が支え軸73により枢支され
て揺動自由である。作動板72の一方の端部には長孔7
4が開設され、他方の端部には切欠溝75が形成され
る。なお図中、78,79は切欠溝75を挟んで対向す
る突片である。前記長孔74は、前記金属フレーム36
に開設されたガイド溝38上に交叉した状態で位置し、
前記操作軸35の摺動軸37をガイド溝38および長孔
74に摺動自由に係合させてある。
【0033】前記規制板70は、一方の端部に突軸77
が金属フレーム36に向けて突設してあり、また長さ中
央部より他方の端部にかけてスライド溝80が開設され
ている。前記突軸77は金属フレーム36に開設された
スライド溝76に摺動自由に係合させると共に、突軸7
7を前記作動板72の切欠溝75に係合させてある。
【0034】前記規制板70のスライド溝80には、固
定板81の内面に突設した突軸82が摺動自由に係合さ
せてある。この固定板81は、前記シャッタ25の支え
部25bの背後に位置し、この固定板81と前記支え部
25bとの間隙に、前記規制板70のスライド溝80の
側の端部を出没させる。
【0035】図14は、操作ボタン33が押されていな
い解錠時の状態を示す。この状態では、操作軸35の摺
動軸37はガイド溝38の上端に位置し、作動板72の
一方の突片79が規制板70の突軸77に当接して規制
板70を退避状態となす。なお図中、Hは操作ボタン3
3のトップ位置を示す。
【0036】図15は、施錠に際して操作ボタン33を
わずかに押した状態を示す。この状態では、操作軸35
の摺動軸37は操作ボタン33の押込み量d1だけガイ
ド溝38中を摺動し、作動板72がわずかに傾いて他方
の突片78が規制板70の突軸77に当接している。こ
のとき規制板70は変位せず静止したままである。
【0037】図16は、施錠に際して操作ボタン33が
十分に押し込まれた状態を示す。この状態では、操作軸
35の摺動軸37は操作ボタン33の押込み量d2だけ
摺動して作動板72が深く傾動し、突片78が突軸77
を押圧することにより規制板70が変位して固定板81
とシャッタ25の支え部25bとの間隙へ進入する。規
制板70が変位するとき、規制板70の突軸77は金属
フレーム36のスライド溝76を摺動し、固定板81の
突軸82は規制板70のスライド溝80を摺動する。
【0038】図17は、操作ボタン33の押圧が解錠さ
れた施錠時の状態を示す。この状態では、操作軸35の
摺動軸37はわずかに上方へ摺動して作動板72が復帰
動作し、他方の突片79が突軸77に当接する。このと
き規制板70は変位せず静止したままである。この施錠
時の状態では、規制板70がシャッタ25と固定板81
との間に入り込み、シャッタ25における支え部25の
平坦部25bに当接するため、シャッタ25の回動が規
制される。
【0039】なお上記実施例では、施錠操作のための手
段として、押下操作が可能な操作ボタン33を用いてい
るが、これに限らず、図19に示すような、回動操作可
能なつまみ90や、図20に示すような、揺動操作が可
能なレバー91を用いてもよい。このようなつまみ90
やレバー91を用いるとき、回転運動または揺動運動を
直線運動に変換する機構を組み込むことはもちろんであ
る。
【0040】また上記実施例では、開放部4に対してシ
ャッタ25を出没させるのに、シャッタ25を水平面内
で回動させる方式を採用しているが、これに限らず、図
21に示すように、シャッタ25を往復動させる方式で
あってもよく、また図22に示すように、シャッタ25
を垂直面内で回動させる方式であってもよい。
【0041】つぎに上記した構成の傘保持装置につい
て、施錠操作時および解錠操作時の一連の動作を詳細に
説明する。まず施錠操作時の動作について説明する。使
用前、錠機構22は図6に示される解錠状態にあり、作
動軸50は先端面が操作軸35における第1のカム面4
0の第2の凹部40cに当たり、操作軸35の側へ変位
している。また第1のブッシュ51は、各開口端69が
第2のカム面41の凹部41bに当たり、第1,第2の
各ブッシュ51,66および2個のロックギヤ60も操
作軸35の側へ変位している。
【0042】この状態では、各操作ダイヤル30は各ロ
ックギヤ60と係わりが切れた回動自由な状態、すなわ
ち各操作ダイヤル30の各嵌合溝62と各ロックギヤ6
0の各嵌合突子63との係合が外れた状態にあり、解錠
符号を自在に設定可能である。また作動軸50の各凸子
57は、各ロックギヤ60の深い方の係合溝66内に係
入している。
【0043】また作動機構23の方は、図14の解錠状
態にあるとき、規制板70は固定板81とシャッタ25
との間隙へ進入しておらず、従ってシャッタ25は回動
自由なフリーの状態になっている。
【0044】まずシャッタ25を押し開いて傘5の柄6
を開放部4へ挿入した後、各ダイヤル30を回動操作し
て任意の解錠符号を設定する。つぎに操作ボタン33を
押し込むと、図7に示すように、作動軸50は先端面が
操作軸35における第1のカム面40を摺動して第1の
凹部40aに嵌まり、操作軸35の側へ変位した状態に
あるが、第1のブッシュ51は、各開口端69が第2の
カム面41を摺動して突部41aに当たり、第1,第2
の各ブッシュ51,66および2個のロックギヤ60は
操作軸35と反対側へ変位した状態にある。
【0045】この状態では、各操作ダイヤル30は各ブ
ッシュ51と係わり合った状態、各操作ダイヤル30の
各嵌合溝62と各ロックギヤ60の各嵌合突子63とが
係合した状態となり、設定された解錠符号が記憶保持さ
れる。また作動軸50の各凸子57は、各ロックギヤ6
0の係合溝66より脱出し、ロックギヤ60の拘束状態
が解除されている。
【0046】このとき作動機構23の方は、図16に示
すように、規制板70が固定板81とシャッタ25との
間隙へ進入して支え部25bの平坦面71と面接触し、
シャッタ25の回動が規制される。このような状態下に
おいて、各操作ダイヤル30を個別に回動すると、各操
作ダイヤル30と対応するロックギヤ60とが一体回動
し、その結果、解錠符号が狂わされ、各凸子57に対し
て各ロックギヤ60の深い方の係合溝66が位置ずれす
る。
【0047】つぎに操作ボタン33の押圧を解除する
と、図8に示すように、操作軸35がコイルバネ39に
よりわずかに押し上げられ、作動軸50の先端面は操作
軸35における第1のカム面40の突部40bのすそ部
分に乗り上がり、作動軸50は操作軸35と反対方向へ
わずかに変位して、作動軸50の各凸子57が各ロック
ギヤ60の浅い方のいずれかの係合溝65と係合する。
【0048】このとき作動機構23の規制板70は、図
17に示すように、固定板81とシャッタ25との間隙
へ進入したままの状態、すなわち支え部25bの平坦面
71と面接触した状態にあり、シャッタ25の回動が規
制され、施錠状態となる。
【0049】つぎに解錠操作時の動作について説明す
る。いま図8の状態で操作ボタン33を押し込むと、作
動軸50は圧縮バネ54により押され、先端面が操作軸
35における第1のカム面40の第1の凹部40aに当
接する。これにより作動軸50の各凸子57は各ロック
ギヤ60の浅い方のいずれかの係合溝65との係合が外
れ、図7に示される状態となり、各操作ダイヤル30お
よび各ロックギヤ60は一体回動操作が可能となる。
【0050】この状態下で各操作ダイヤル30を回動操
作して解錠符号を揃えると、各ロックギヤ60の深い方
の係合溝66の位置と各凸子57との位置とが一致す
る。この状態で操作ボタン33への押圧力を解除する
と、操作軸35がコイルバネ39により押し上げられ、
作動軸50が第1のカム面40により押されて変位し、
各凸子57が各ダイヤル60の深い方の係合溝66へ係
入し、図6に示す状態へ移行する。操作軸35が押し上
げられることにより、作動機構23の規制板70が固定
板81とシャッタ25との間隙から引き戻され、図17
の状態から図14の状態へ移行し、シャッタ25は回動
自由なフリーの状態となる。これにより傘5の柄6を開
放部4より取り出すことができる。
【0051】なお上記実施例は、施錠時における解錠符
号の設定および解錠時における解錠符号の整列を2個の
操作ダイヤル30により行う構成のものであるが、操作
ダイヤル30の個数を3個,4個と増すこともできる。
また図23に示すように、フレーム21の上面に、解錠
符号設定および整列用のテンキー96,ロックおよびロ
ック解除キー97,解錠符号表示用の液晶ディスプレイ
98を備えた操作盤100を設け、キー操作により施錠
操作や解錠操作を行えるよう構成することも可能であ
る。この実施例の場合には、前記した機械的な作動機構
23に代えて電磁ソレノイドのような電気的な作動機構
を用い、また入出力を制御するための制御回路が組み込
まれることになる。
【0052】
【発明の効果】この発明は上記の如く、拘束すべき対象
物を挿入する開放部を設け、解錠符号を自在に設定可能
な符号設定機構を有する錠機構を用いて、シャッタを前
記開放部に突出した状態で固定して施錠状態とし、また
シャッタの固定状態を解除して解錠状態とするようにし
たから、鍵板を用いる必要がなく、鍵板の紛失に起因す
るトラブルの発生や対象物の保管能力の減少を防止でき
る。
【0053】また請求項2の発明では、不特定人の所持
品を、また請求項3の発明では、不特定人の所持品のう
ち傘を、それぞれ施錠状態で保管できる。さらに請求項
4の発明では、操作ダイヤルを回動操作するだけで、施
錠時における解錠符号の設定および解錠時における解錠
符号の整列を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である傘保管具の外観を示
す斜視図である。
【図2】この発明の他の実施例であるゴルフバッグ保管
具の外観を示す斜視図である。
【図3】この発明の他の実施例であるスキー板保管具の
外観を示す斜視図である。
【図4】この発明の他の実施例である扉保持装置の外観
を示す斜視図である。
【図5】傘保持装置の外観を示す斜視図である。
【図6】傘保持装置の錠機構の構成および動作を示す断
面図である。
【図7】傘保持装置の錠機構の構成および動作を示す断
面図である。
【図8】傘保持装置の錠機構の構成および動作を示す断
面図である。
【図9】操作ダイヤルの構成を示す正面図である。
【図10】図9のA−A線に沿う断面図である。
【図11】ロックギヤの構成を示す正面図である。
【図12】図11のB−B線に沿う断面図である。
【図13】第1のブッシュの構成を示す断面図である。
【図14】傘保持装置の作動機構の構成および動作を示
す側面図である。
【図15】傘保持装置の作動機構の構成および動作を示
す側面図である。
【図16】傘保持装置の作動機構の構成および動作を示
す側面図である。
【図17】傘保持装置の作動機構の構成および動作を示
す側面図である。
【図18】シャッタの構成を示す平面図である。
【図19】操作部の他の実施例を示す斜視図である。
【図20】操作部の他の実施例を示す斜視図である。
【図21】シャッタの他の実施例を示す斜視図である。
【図22】シャッタの他の実施例を示す斜視図である。
【図23】傘保持装置の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
4 開放部 22 錠機構 23 作動機構 25 シャッタ 30 操作ダイヤル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図2は、この発明の他の実施例であるゴル
フバッグ保管具7の外観を示す。このゴルフバッグ保管
具6では、スタンド3の上端部に複数個のバッグ保持装
置8,8が設けられ、いずれかのバッグ保持装置8の開
放部4にゴルフバッグ9のベルト10を挿入して施錠す
れば、ゴルフバッグ9が拘束状態で保持される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】なお上記した傘保持装置2,バッグ保持装
置8,スキー板保持装置12および,扉保持装置14
は、各開放部4が傘5の柄6,ゴルフバッグ9のベルト
10,スキー板13および,扉片15,15の両内側片
16,16を挿入することが可能な大きさに形成される
ことはいうまでもない。またこの発明は、傘5,ゴルフ
バッグ9,スキー板13,扉片15などに限らず、他の
不特定人の所持品や装置品を施錠状態で保持する装置に
も適用できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図5以下の各図は、前記傘保持装置2の構
成例を示すが、バッグ保持装置8,スキー板保持装置1
2,扉保持装置14についても同様の構成であり、ここ
では傘保持装置2について詳細に説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図5は、傘保持装置2の外観を示すもの
で、一端に開放部4を備えた中空のフレーム21の内部
に、図6に示す錠機構22と、図14に示す作動機構2
3とが収納配備されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】前記開放部4は、上下に貫通し、その開口
面は傘5の柄6を挿入することが可能な大きさに形成さ
れている。この開放部4の前面の開放端24には、合成
樹脂製のシャッタ25が出没可能に配備される。このシ
ャッタ25は、図5および図18に示すように、開放部
4へ突出して開放端24を閉塞する舌状の塞ぎ片25a
と、支え軸26により回動自由に支持される円筒状の支
え部25bとが一体形成されたものであり、図示しない
コイルバネにより塞ぎ片25aが開放部4へ突出するよ
う付勢される。前記支え部25bの後面には、後述する
作動機構23の規制片70と面接触してシャッタ25の
動きを規制するための平坦面71が形成されている。な
お図5において、27は塞ぎ片25aを退避させるため
に設けられた切欠きである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】前記操作ボタン33は、金属フレーム36
に昇降可能に支持された操作軸35の上端に一体形成さ
れている。前記操作軸35の金属フレーム36の側の周
面には摺動軸37が突設してあり、この摺動軸37を金
属フレーム36に開設された上下方向のガイド溝38に
摺動自由に係合させてある。操作軸35の下端と金属フ
レーム36との間には、操作軸35を押し上げるコイル
バネ39が介装してある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図6は、操作ボタン33が押されていない
解錠時の状態を示す。この状態では作動軸50の先端面
が第1のカム面40の第2の凹部40cに、第1のブッ
シュ51の開口端69が第2のカム面41の凹部41b
に、それぞれ突き当たっている。図7は、施錠に際して
操作ボタン33が押し込まれた状態を示す。この状態で
は作動軸50の先端面が第1のカム面40の第1の凹部
40aに、第1のブッシュ51の開口端69が第2のカ
ム面41の突部41aに、それぞれ突き当たっている。
図8は、操作ボタン33の押圧が解除された施錠時の状
態を示す。この状態では作動軸50の先端面が第1のカ
ム面40の突部40bのすそ部分に、第1のブッシュ5
1の開口端69が第2のカム面41の突部41aに、そ
れぞれ突き当たっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】前記作動軸50上の両端位置には、それぞ
れ第1,第2の各ブッシュ51,95が摺動自由に配備
されている。基端側の第2のブッシュ95は先端面がロ
ックギヤ60の後端面に突き当たり、基端面と端板52
との間にはブッシュ51を押圧する圧縮バネ67が配備
されている。先端側の第1のブッシュ51は、図13に
示される構造のものであって、基端面がロックギヤ60
の先端面に突き当たり、先端には、作動軸50の先端面
を突出させる開口部68と、その両側に前記第2のカム
面41に突き当たって摺動する開口端69,69とを有
する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】つぎに上記した構成の傘保持装置につい
て、施錠操作時および解錠操作時の一連の動作を詳細に
説明する。まず施錠操作時の動作について説明する。使
用前、錠機構22は図6に示される解錠状態にあり、作
動軸50は先端面が操作軸35における第1のカム面4
0の第2の凹部40cに当たり、操作軸35の側へ変位
している。また第1のブッシュ51は、各開口端69が
第2のカム面41の凹部41bに当たり、第1,第2の
各ブッシュ51,95および2個のロックギヤ60も操
作軸35の側へ変位している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】まずシャッタ25を押し開いて傘5の柄6
を開放部4へ挿入した後、各ダイヤル30を回動操作し
て任意の解錠符号を設定する。つぎに操作ボタン33を
押し込むと、図7に示すように、作動軸50は先端面が
操作軸35における第1のカム面40を摺動して第1の
凹部40aに嵌まり、操作軸35の側へ変位した状態に
あるが、第1のブッシュ51は、各開口端69が第2の
カム面41を摺動して突部41aに当たり、第1,第2
の各ブッシュ51,95および2個のロックギヤ60は
操作軸35と反対側へ変位した状態にある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を拘束状態に保持するための物体
    保持装置であって、 開放部を備えた中空のフレームの内部に錠機構と作動機
    構とが収納配備され、前記開放部は、拘束すべき対象物
    を挿入することが可能な大きさを有すると共に、この開
    放部には、前記フレームに支持されたシャッタが出没可
    能に配備されており、 前記作動機構は、前記錠機構と前記シャッタとの間に介
    在し、錠機構の施錠動作に応動してシャッタを前記開放
    部に突出した状態で固定すると共に、錠機構の解錠動作
    に応動して前記シャッタの固定状態を解除するよう構成
    されており、 前記錠機構は、解錠符号を自在に設定可能な符号設定機
    構を有し、この符号設定機構の操作部を前記フレーム上
    に設けて成る物体保持装置。
  2. 【請求項2】 前記拘束すべき対象物は、不特定人の所
    持品である請求項1に記載された物体保持装置。
  3. 【請求項3】 前記所持品は、傘である請求項1または
    2に記載された物体保持装置。
  4. 【請求項4】 前記錠機構は、複数の操作ダイヤルを有
    するダイヤル錠であって、各操作ダイヤルをフレームに
    開設された窓孔より突出させて前記操作部を構成してい
    る請求項1に記載された物体保持装置。
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