JPH07247818A - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents
内燃機関の潤滑装置Info
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- JPH07247818A JPH07247818A JP4149094A JP4149094A JPH07247818A JP H07247818 A JPH07247818 A JP H07247818A JP 4149094 A JP4149094 A JP 4149094A JP 4149094 A JP4149094 A JP 4149094A JP H07247818 A JPH07247818 A JP H07247818A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 暖機時の潤滑油の速やかな昇温と、定常時の
平衡油温の低下とを両立する内燃機関の潤滑装置を提供
する。 【構成】 燃焼室の上方に冷却水が循環するウォータジ
ャッケット32を画成するシリンダヘッド31を備え、
シリンダヘッド31上に動弁機構が収装される動弁室6
3を画成するアッパーデッキ62を備え、シリンダヘッ
ド31とアッパーデッキ62の互いに接合する合わせ面
77,67に凹状に窪む溝80,90を形成し、溝8
0,90によってオイルポンプから送られる潤滑油をウ
ォータジャッケット32の近傍を流通させる熱交換通路
34,35を画成する。
平衡油温の低下とを両立する内燃機関の潤滑装置を提供
する。 【構成】 燃焼室の上方に冷却水が循環するウォータジ
ャッケット32を画成するシリンダヘッド31を備え、
シリンダヘッド31上に動弁機構が収装される動弁室6
3を画成するアッパーデッキ62を備え、シリンダヘッ
ド31とアッパーデッキ62の互いに接合する合わせ面
77,67に凹状に窪む溝80,90を形成し、溝8
0,90によってオイルポンプから送られる潤滑油をウ
ォータジャッケット32の近傍を流通させる熱交換通路
34,35を画成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の潤滑装置の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の潤滑装置として、例え
ば図11に示すようなものがある(社団法人自動車技術
会 1990年12月1日発行 自動車技術ハンドブッ
ク 第1分冊 第53頁等参照)。
ば図11に示すようなものがある(社団法人自動車技術
会 1990年12月1日発行 自動車技術ハンドブッ
ク 第1分冊 第53頁等参照)。
【0003】これについて説明すると、オイルポンプ1
によってオイルパン2から吸い上げられ、吐出された潤
滑油が、オイルフィルタ3を通り、各ギャラリ4,5か
らクランクシャフト系、シリンダヘッド6に配置される
動弁系等に送られる。
によってオイルパン2から吸い上げられ、吐出された潤
滑油が、オイルフィルタ3を通り、各ギャラリ4,5か
らクランクシャフト系、シリンダヘッド6に配置される
動弁系等に送られる。
【0004】クランクシャフト系に送られた潤滑油は、
メインベアリング、軸内部のオイル孔からコンロッドベ
アリング等に供給され、これらを潤滑した油はオイルパ
ン2に落とされる。
メインベアリング、軸内部のオイル孔からコンロッドベ
アリング等に供給され、これらを潤滑した油はオイルパ
ン2に落とされる。
【0005】ヘッドギャラリ5の潤滑油は、吸気バルブ
7、排気バルブ8のハイドロリックラッシュアジャスタ
(HLA)9、カムジャーナル、およびオイルチューブ
10からカムノーズ等に供給され、これらを作動、潤滑
した油は、シリンダヘッド6のアッパデッキ11に集め
られ、シリンダヘッド6からシリンダブロック12を貫
通する油落とし穴13を通ってオイルパン2へ戻され
る。ヘッドギャラリ5の入口にはオリフィス14が介装
される。
7、排気バルブ8のハイドロリックラッシュアジャスタ
(HLA)9、カムジャーナル、およびオイルチューブ
10からカムノーズ等に供給され、これらを作動、潤滑
した油は、シリンダヘッド6のアッパデッキ11に集め
られ、シリンダヘッド6からシリンダブロック12を貫
通する油落とし穴13を通ってオイルパン2へ戻され
る。ヘッドギャラリ5の入口にはオリフィス14が介装
される。
【0006】なお、潤滑油はタイミングチェーン等に供
給されるほか、シリンダ部等に設けられたオイルジェッ
トからピストン摺動側に噴出される。
給されるほか、シリンダ部等に設けられたオイルジェッ
トからピストン摺動側に噴出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような潤滑油は、
冷間時のように油温が低いときは、フリクションを低減
するために早く昇温させるのが望ましい。ここで、冷却
水は潤滑油よりも早期に昇温するので、冷却水と潤滑油
との間で熱交換するようにすると、潤滑油の昇温を早め
られる。
冷間時のように油温が低いときは、フリクションを低減
するために早く昇温させるのが望ましい。ここで、冷却
水は潤滑油よりも早期に昇温するので、冷却水と潤滑油
との間で熱交換するようにすると、潤滑油の昇温を早め
られる。
【0008】従来の場合、シリンダヘッド6の動弁系に
供給された潤滑油は、アッパデッキ11表面を流れ、油
落とし穴13からオイルパン2へ戻される際に、シリン
ダヘッド6内の冷却水とで熱交換が行われるものの、こ
れらの流れは流速が小さく、層流状態であるため、冷却
水を利用した効率の良い熱交換は得られない。
供給された潤滑油は、アッパデッキ11表面を流れ、油
落とし穴13からオイルパン2へ戻される際に、シリン
ダヘッド6内の冷却水とで熱交換が行われるものの、こ
れらの流れは流速が小さく、層流状態であるため、冷却
水を利用した効率の良い熱交換は得られない。
【0009】一方、近年暖機促進のため、エンジン内の
冷却水量を減少させる傾向にあり、その分潤滑油の平衡
油温が高まってしまう傾向がある。すなわち冷却水との
熱交換が良くないと、定常時の潤滑性能が低下すること
になる。
冷却水量を減少させる傾向にあり、その分潤滑油の平衡
油温が高まってしまう傾向がある。すなわち冷却水との
熱交換が良くないと、定常時の潤滑性能が低下すること
になる。
【0010】この発明は、暖機時の潤滑油の速やかな昇
温と、定常時の平衡油温の低下とを両立でき、実用性に
優れた潤滑装置を提供することを目的としている。
温と、定常時の平衡油温の低下とを両立でき、実用性に
優れた潤滑装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の内燃機関
の潤滑装置は、燃焼室の上方に冷却水が循環するウォー
タジャッケットを画成するシリンダヘッドを備え、シリ
ンダヘッド上に動弁機構が収装される動弁室を画成する
アッパーデッキを備え、シリンダヘッドからアッパーデ
ッキを分割して形成し、シリンダヘッドとアッパーデッ
キの互いに接合する合わせ面に凹状に窪む溝を形成し、
この溝によって、オイルポンプから送られる潤滑油をウ
ォータジャッケットの近傍に流通させる熱交換通路を画
成する。
の潤滑装置は、燃焼室の上方に冷却水が循環するウォー
タジャッケットを画成するシリンダヘッドを備え、シリ
ンダヘッド上に動弁機構が収装される動弁室を画成する
アッパーデッキを備え、シリンダヘッドからアッパーデ
ッキを分割して形成し、シリンダヘッドとアッパーデッ
キの互いに接合する合わせ面に凹状に窪む溝を形成し、
この溝によって、オイルポンプから送られる潤滑油をウ
ォータジャッケットの近傍に流通させる熱交換通路を画
成する。
【0012】請求項2記載の内燃機関の潤滑装置は、請
求項1記載の発明において、熱交換通路をオイルポンプ
の吸込側に連通する循環通路を配設し、循環通路を流れ
る潤滑油量を運転条件に応じて調節する弁手段を備え
る。
求項1記載の発明において、熱交換通路をオイルポンプ
の吸込側に連通する循環通路を配設し、循環通路を流れ
る潤滑油量を運転条件に応じて調節する弁手段を備え
る。
【0013】請求項3記載の内燃機関の潤滑装置は、請
求項1または2のいずれかに記載の発明において、動弁
室に吸・排気弁を開閉駆動するカムシャフトを備え、ア
ッパーデッキにカムシャフトを回転可能に支持するカム
軸受を形成し、アッパーデッキに、熱交換通路とカム軸
受とを連通してオイルポンプから送られる潤滑油をカム
軸受に導く供給路を形成する。
求項1または2のいずれかに記載の発明において、動弁
室に吸・排気弁を開閉駆動するカムシャフトを備え、ア
ッパーデッキにカムシャフトを回転可能に支持するカム
軸受を形成し、アッパーデッキに、熱交換通路とカム軸
受とを連通してオイルポンプから送られる潤滑油をカム
軸受に導く供給路を形成する。
【0014】請求項4記載の内燃機関の潤滑装置は、請
求項1から3のいずれかに記載の発明において、オイル
ポンプの吐出側に連通する入口側熱交換通路と、オイル
ポンプの吸込側に連通する出口側熱交換通路を気筒列方
向に沿って配設し、入口側熱交換通路と出口側熱交換通
路を連通する複数の連絡熱交換通路を配設し、各連絡熱
交換通路をそれぞれの流路断面積が入口側熱交換通路の
上流側から下流側にかけて大きくなるように形成する。
求項1から3のいずれかに記載の発明において、オイル
ポンプの吐出側に連通する入口側熱交換通路と、オイル
ポンプの吸込側に連通する出口側熱交換通路を気筒列方
向に沿って配設し、入口側熱交換通路と出口側熱交換通
路を連通する複数の連絡熱交換通路を配設し、各連絡熱
交換通路をそれぞれの流路断面積が入口側熱交換通路の
上流側から下流側にかけて大きくなるように形成する。
【0015】
【作用】請求項1記載の内燃機関の潤滑装置は、シリン
ダヘッドとアッパーデッキの間に熱交換通路を配設する
ことにより、潤滑油をウォータジャッケットの近傍を循
環させることが可能となり、潤滑油と冷却水の間で行わ
れる熱交換を促進することができる。この熱交換通路
は、オイルポンプから圧送される潤滑油を流通させるの
で、流速を適度に大きくして乱流状態として、熱交換効
率を向上させることができる。
ダヘッドとアッパーデッキの間に熱交換通路を配設する
ことにより、潤滑油をウォータジャッケットの近傍を循
環させることが可能となり、潤滑油と冷却水の間で行わ
れる熱交換を促進することができる。この熱交換通路
は、オイルポンプから圧送される潤滑油を流通させるの
で、流速を適度に大きくして乱流状態として、熱交換効
率を向上させることができる。
【0016】これにより、潤滑油温度の低い暖機時に潤
滑油が冷却水との熱交換により速やかに昇温されるとと
もに、暖機後に潤滑油が冷却水との熱交換により冷却さ
れ、適正な平衡油温に維持される。
滑油が冷却水との熱交換により速やかに昇温されるとと
もに、暖機後に潤滑油が冷却水との熱交換により冷却さ
れ、適正な平衡油温に維持される。
【0017】請求項2記載の内燃機関の潤滑装置は、エ
ンジンから潤滑油への発熱量が増大するのに伴って、弁
手段を介して熱交換通路から循環通路に流入する潤滑油
量が増やされることにより、潤滑油から冷却水への放熱
量が増大し、適正な平衡油温に維持される。また、潤滑
に使われない余剰の潤滑油は、循環通路を通してオイル
ポンプに戻される。
ンジンから潤滑油への発熱量が増大するのに伴って、弁
手段を介して熱交換通路から循環通路に流入する潤滑油
量が増やされることにより、潤滑油から冷却水への放熱
量が増大し、適正な平衡油温に維持される。また、潤滑
に使われない余剰の潤滑油は、循環通路を通してオイル
ポンプに戻される。
【0018】請求項3記載の内燃機関の潤滑装置は、オ
イルポンプから熱交換通路に送られた潤滑油がカム軸受
に供給されることにより、カムシャフトを含む動弁機構
を潤滑することが可能となる。
イルポンプから熱交換通路に送られた潤滑油がカム軸受
に供給されることにより、カムシャフトを含む動弁機構
を潤滑することが可能となる。
【0019】請求項4記載の内燃機関の潤滑装置におい
て、オイルポンプから送られる潤滑油は、入口側熱交換
通路から各連絡熱交換通路を通って出口側熱交換通路に
流入し、これらを流れる過程で冷却水との間で行われる
熱交換により次第に冷却水の温度に近づく。
て、オイルポンプから送られる潤滑油は、入口側熱交換
通路から各連絡熱交換通路を通って出口側熱交換通路に
流入し、これらを流れる過程で冷却水との間で行われる
熱交換により次第に冷却水の温度に近づく。
【0020】各連絡熱交換通路の流路断面積が入口側熱
交換通路の上流側から下流側にかけて次第に大きくなっ
ていることにより、各連絡熱交換通路を通過する潤滑油
量と潤滑油の冷却水との温度差が反比例することにな
り、熱交換率を高められるとともに、シリンダヘッドお
よびアッパーデッキの温度分布を均一化することができ
る。
交換通路の上流側から下流側にかけて次第に大きくなっ
ていることにより、各連絡熱交換通路を通過する潤滑油
量と潤滑油の冷却水との温度差が反比例することにな
り、熱交換率を高められるとともに、シリンダヘッドお
よびアッパーデッキの温度分布を均一化することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0022】図9は送油系統図で、図中20は潤滑油を
貯溜するオイルパン、21はオイルパン20に貯溜され
た潤滑油を吸い上げてエンジン各部に圧送するオイルポ
ンプである。エンジンフロント側に設置されたオイルポ
ンプ21の吐出側の通路22には、オイルフィルタ23
の下流にメインギャラリ24と、シリンダヘッド側のヘ
ッドギャラリ25とが接続される。
貯溜するオイルパン、21はオイルパン20に貯溜され
た潤滑油を吸い上げてエンジン各部に圧送するオイルポ
ンプである。エンジンフロント側に設置されたオイルポ
ンプ21の吐出側の通路22には、オイルフィルタ23
の下流にメインギャラリ24と、シリンダヘッド側のヘ
ッドギャラリ25とが接続される。
【0023】メインギャラリ24と吐出側通路22との
間には、オリフィス26とチェック弁27とが介装され
る。クランクシャフトと平行にメインギャラリ24が延
設され、それぞれ所定の位置にクランクシャフトのメイ
ンベアリング、メインジャーナル28につながる供給路
29が設けられる。各供給路29に通じる軸内部油通路
30がクランクシャフト内に設けられる。各供給路29
から導かれる潤滑油が軸内部油通路30を通ってコンロ
ッドの軸受に供給される。
間には、オリフィス26とチェック弁27とが介装され
る。クランクシャフトと平行にメインギャラリ24が延
設され、それぞれ所定の位置にクランクシャフトのメイ
ンベアリング、メインジャーナル28につながる供給路
29が設けられる。各供給路29に通じる軸内部油通路
30がクランクシャフト内に設けられる。各供給路29
から導かれる潤滑油が軸内部油通路30を通ってコンロ
ッドの軸受に供給される。
【0024】ヘッドギャラリ25は、図1〜5に示すよ
うに、エンジンフロント側からシリンダヘッド31のウ
ォータジャッケット32の近傍を通ってエンジンリア側
まで延設される入口側熱交換通路34と、エンジンリア
側からシリンダヘッド31のウォータジャッケット32
の近傍を通ってエンジンフロント側まで延設される出口
側熱交換通路35と、各熱交換通路34と35を連通す
る5つの連絡熱交換通路44が形成される。各熱交換通
路34と35はクランクシャフトと平行に配置される一
方、各連絡熱交換通路44はクランクシャフトと直交す
るように配置される。
うに、エンジンフロント側からシリンダヘッド31のウ
ォータジャッケット32の近傍を通ってエンジンリア側
まで延設される入口側熱交換通路34と、エンジンリア
側からシリンダヘッド31のウォータジャッケット32
の近傍を通ってエンジンフロント側まで延設される出口
側熱交換通路35と、各熱交換通路34と35を連通す
る5つの連絡熱交換通路44が形成される。各熱交換通
路34と35はクランクシャフトと平行に配置される一
方、各連絡熱交換通路44はクランクシャフトと直交す
るように配置される。
【0025】この入口側熱交換通路34,35に導かれ
た潤滑油は、それぞれ所定位置の供給路43を介してカ
ム軸受38およびカムチューブ39からカムノーズに供
給され、余剰分の潤滑油は、流量調整弁47を介して循
環通路46に送られる。
た潤滑油は、それぞれ所定位置の供給路43を介してカ
ム軸受38およびカムチューブ39からカムノーズに供
給され、余剰分の潤滑油は、流量調整弁47を介して循
環通路46に送られる。
【0026】循環通路46を流れる潤滑油量を調節する
弁手段として設けられる流量調整弁47は、循環通路4
6を開閉する弁体と、弁体を閉弁方向に付勢するスプリ
ングを備える。弁体は、これに作用する油圧が高まるの
にしたがって、スプリングを圧縮しながら循環通路46
の開口面積を増大するようになっている。
弁手段として設けられる流量調整弁47は、循環通路4
6を開閉する弁体と、弁体を閉弁方向に付勢するスプリ
ングを備える。弁体は、これに作用する油圧が高まるの
にしたがって、スプリングを圧縮しながら循環通路46
の開口面積を増大するようになっている。
【0027】流量調整弁47の下流の循環通路46にオ
リフィス48が介装され、オリフィス48と流量調整弁
47との間にオイルジェット通路49が分岐形成され
る。気筒列方向に延設されたオイルジェット通路49の
それぞれ所定の位置にピストン摺動側に向かうオイルジ
ェット50が設けられる。
リフィス48が介装され、オリフィス48と流量調整弁
47との間にオイルジェット通路49が分岐形成され
る。気筒列方向に延設されたオイルジェット通路49の
それぞれ所定の位置にピストン摺動側に向かうオイルジ
ェット50が設けられる。
【0028】なお、循環通路46はオイルパン20に開
口するオイルポンプ21の吸込み通路51の途中に接続
されるが、その吸込み通路51の開口付近でオイルパン
20に開放させても良い。
口するオイルポンプ21の吸込み通路51の途中に接続
されるが、その吸込み通路51の開口付近でオイルパン
20に開放させても良い。
【0029】燃焼室71とウォータジャケット32等を
画成するシリンダヘッド31から動弁室63を画成する
アッパーデッキ62が分割して形成される。
画成するシリンダヘッド31から動弁室63を画成する
アッパーデッキ62が分割して形成される。
【0030】動弁室63には吸・排気弁をそれぞれ開閉
駆動する2本のカムシャフトやバルブスプリングおよび
ロッカアーム等の動弁機構が収装される。
駆動する2本のカムシャフトやバルブスプリングおよび
ロッカアーム等の動弁機構が収装される。
【0031】アッパーデッキ62は、図7にも示すよう
に、各カムシャフトのジャーナル部を回転可能に支承す
るカム軸受38、点火栓を挿通させるプラグボス64、
バルブスプリングを挿通させる穴66等を有する。
に、各カムシャフトのジャーナル部を回転可能に支承す
るカム軸受38、点火栓を挿通させるプラグボス64、
バルブスプリングを挿通させる穴66等を有する。
【0032】シリンダヘッド31は、燃焼室71を画成
するロアデッキ部72、ロアデッキ部72に開口する吸
・排気ポート36,37、ロアデッキ部72と吸・排気
ポート36,37との間にウォータジャケット32を画
成するアッパーデッキ部73、バルブスプリングを着座
させるバルブシート74、バルブガイドを嵌合させる孔
75、ヘッドカバーに対する接合フランジ76、オイル
パン20に連通したオイル落とし穴79等を有する。
するロアデッキ部72、ロアデッキ部72に開口する吸
・排気ポート36,37、ロアデッキ部72と吸・排気
ポート36,37との間にウォータジャケット32を画
成するアッパーデッキ部73、バルブスプリングを着座
させるバルブシート74、バルブガイドを嵌合させる孔
75、ヘッドカバーに対する接合フランジ76、オイル
パン20に連通したオイル落とし穴79等を有する。
【0033】シリンダヘッド31とアッパーデッキ62
にはヘッドボルト孔89,99がそれぞれ形成される。
各ヘッドボルト孔89,99を挿通するヘッドボルトが
シリンダブロックに螺合することにより、シリンダヘッ
ド31とアッパーデッキ62がシリンダブロックに締結
される。
にはヘッドボルト孔89,99がそれぞれ形成される。
各ヘッドボルト孔89,99を挿通するヘッドボルトが
シリンダブロックに螺合することにより、シリンダヘッ
ド31とアッパーデッキ62がシリンダブロックに締結
される。
【0034】シリンダヘッド31のアッパーデッキ62
に接合する合わせ面77に凹状に窪む溝80が形成され
る。一方、アッパーデッキ62のシリンダヘッド31に
接合する合わせ面67に凹状に窪む溝90が形成され
る。各溝80,90によってヘッドギャラリ25が画成
される。
に接合する合わせ面77に凹状に窪む溝80が形成され
る。一方、アッパーデッキ62のシリンダヘッド31に
接合する合わせ面67に凹状に窪む溝90が形成され
る。各溝80,90によってヘッドギャラリ25が画成
される。
【0035】図6に示すように、シリンダヘッド31に
形成される溝80は、吸気ポート36側でエンジンフロ
ント側からエンジンリア側まで連続して延びる吸気側溝
部81と、排気ポート37側に分断されて延びる排気側
溝部82と、吸気側溝部81と排気側溝部82を結ぶ中
央溝部101〜105を有する。
形成される溝80は、吸気ポート36側でエンジンフロ
ント側からエンジンリア側まで連続して延びる吸気側溝
部81と、排気ポート37側に分断されて延びる排気側
溝部82と、吸気側溝部81と排気側溝部82を結ぶ中
央溝部101〜105を有する。
【0036】図8に示すように、アッパーデッキ62に
形成される溝90は吸気ポート36側に分断されて延び
る吸気側溝部91と、排気ポート37側にエンジンリア
側からエンジンフロント側まで連続して延びる吸気側溝
部92と、吸気側溝部91と排気側溝部92を結ぶ中央
溝部111〜115を有する。
形成される溝90は吸気ポート36側に分断されて延び
る吸気側溝部91と、排気ポート37側にエンジンリア
側からエンジンフロント側まで連続して延びる吸気側溝
部92と、吸気側溝部91と排気側溝部92を結ぶ中央
溝部111〜115を有する。
【0037】これにより、シリンダヘッド31とアッパ
ーデッキ62の間では、各吸気側溝部81,91の間に
入口側熱交換通路34が画成され、各排気側溝部82,
92の間に出口側熱交換通路35が画成され、各101
〜105,111〜115の間に連絡熱交換通路44が
画成される。
ーデッキ62の間では、各吸気側溝部81,91の間に
入口側熱交換通路34が画成され、各排気側溝部82,
92の間に出口側熱交換通路35が画成され、各101
〜105,111〜115の間に連絡熱交換通路44が
画成される。
【0038】図4に示すように、アッパーデッキ62の
吸気側溝部91は各吸気ポート36の間で分断される。
これにより、入口側熱交換通路34は、アッパーデッキ
62の合わせ面67とシリンダヘッド31の吸気側溝部
81との間に画成されるため、各吸気ポート36に近づ
けられる。シリンダヘッド31の吸気側溝部81は隣り
合う2つの吸気ポート36に沿って凹状に窪んで形成さ
れる。これにより、入口側熱交換通路34を各吸気ポー
ト36の間に画成されたウォータジャケット32に近づ
けられる。
吸気側溝部91は各吸気ポート36の間で分断される。
これにより、入口側熱交換通路34は、アッパーデッキ
62の合わせ面67とシリンダヘッド31の吸気側溝部
81との間に画成されるため、各吸気ポート36に近づ
けられる。シリンダヘッド31の吸気側溝部81は隣り
合う2つの吸気ポート36に沿って凹状に窪んで形成さ
れる。これにより、入口側熱交換通路34を各吸気ポー
ト36の間に画成されたウォータジャケット32に近づ
けられる。
【0039】図5に示すように、シリンダヘッド31の
排気側溝部82は各排気ポート37の上方で分断され
る。これにより、出口側熱交換通路35はアッパーデッ
キ62の排気側溝部92とシリンダヘッド31の合わせ
面77の間に画成されるため、排気ポート37から遠ざ
けられる。
排気側溝部82は各排気ポート37の上方で分断され
る。これにより、出口側熱交換通路35はアッパーデッ
キ62の排気側溝部92とシリンダヘッド31の合わせ
面77の間に画成されるため、排気ポート37から遠ざ
けられる。
【0040】アッパーデッキ62に形成された各ヘッド
ボルト孔99は、その下端が溝90に開口し、その上端
が各カム軸受38に開口する。これにより、ヘッドボル
ト孔99とヘッドボルトの間に供給路43が画成され
る。ヘッドギャラリ25に導かれた潤滑油は供給路43
を通ってカム軸受38およびカムチューブ39からカム
ノーズに供給される。
ボルト孔99は、その下端が溝90に開口し、その上端
が各カム軸受38に開口する。これにより、ヘッドボル
ト孔99とヘッドボルトの間に供給路43が画成され
る。ヘッドギャラリ25に導かれた潤滑油は供給路43
を通ってカム軸受38およびカムチューブ39からカム
ノーズに供給される。
【0041】エンジンフロント側に位置する一方のヘッ
ドボルト孔89は、入口側熱交換通路34に連通すると
ともに、オイルポンプ21の吐出側通路22に連通す
る。
ドボルト孔89は、入口側熱交換通路34に連通すると
ともに、オイルポンプ21の吐出側通路22に連通す
る。
【0042】エンジンフロント側に位置する他方のヘッ
ドボルト孔89は、出口側熱交換通路35に連通すると
ともに、流量調整弁47を介して循環通路46に連通す
る。
ドボルト孔89は、出口側熱交換通路35に連通すると
ともに、流量調整弁47を介して循環通路46に連通す
る。
【0043】入口側熱交換通路34と出口側熱交換通路
35を連通する各連絡熱交換通路44は、各気筒間と前
後気筒端に配設される。各連絡熱交換通路44を画成す
る中央溝部101〜105は、それぞれの開口面積がエ
ンジンフロント側からエンジンリア側にかけて次第に増
大するように形成される。同様に、各連絡熱交換通路4
4を画成する溝90の中央溝部111〜115は、それ
ぞれの開口面積がエンジンフロント側からエンジンリア
側にかけて次第に増大するように形成される。これによ
り、各連絡熱交換通路44の最小流路面積はエンジンフ
ロント側からエンジンリア側にかけて次第に増大する。
35を連通する各連絡熱交換通路44は、各気筒間と前
後気筒端に配設される。各連絡熱交換通路44を画成す
る中央溝部101〜105は、それぞれの開口面積がエ
ンジンフロント側からエンジンリア側にかけて次第に増
大するように形成される。同様に、各連絡熱交換通路4
4を画成する溝90の中央溝部111〜115は、それ
ぞれの開口面積がエンジンフロント側からエンジンリア
側にかけて次第に増大するように形成される。これによ
り、各連絡熱交換通路44の最小流路面積はエンジンフ
ロント側からエンジンリア側にかけて次第に増大する。
【0044】シリンダヘッド31にはウォータジャケッ
ト32に開口する鋳砂抜き穴78が形成され、鋳砂抜き
穴78には栓体65が介装される。アッパーデッキ62
には鋳砂抜き穴78の開口端に接合するボス68が形成
される。気筒間に位置する各連絡熱交換通路44はその
途中で鋳砂抜き穴78およびボス68を迂回するように
分岐形成される。
ト32に開口する鋳砂抜き穴78が形成され、鋳砂抜き
穴78には栓体65が介装される。アッパーデッキ62
には鋳砂抜き穴78の開口端に接合するボス68が形成
される。気筒間に位置する各連絡熱交換通路44はその
途中で鋳砂抜き穴78およびボス68を迂回するように
分岐形成される。
【0045】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0046】オイルポンプ21より吐出される潤滑油
は、吐出側通路22、オイルフィルタ23を通ってメイ
ンギャラリ24、ヘッドギャラリ25に送られる。
は、吐出側通路22、オイルフィルタ23を通ってメイ
ンギャラリ24、ヘッドギャラリ25に送られる。
【0047】オリフィス26等にを介してメインギャラ
リ24に流入する潤滑油は、供給路29を通ってクラン
クシャフトのメインベアリング、メインジャーナル28
に、およびクランクシャフト内の軸内部油通路30を通
ってコンロッドの軸受等に供給され、各部を潤滑した
後、オイルパン20に戻される。
リ24に流入する潤滑油は、供給路29を通ってクラン
クシャフトのメインベアリング、メインジャーナル28
に、およびクランクシャフト内の軸内部油通路30を通
ってコンロッドの軸受等に供給され、各部を潤滑した
後、オイルパン20に戻される。
【0048】一方、ヘッドギャラリ25に流入する潤滑
油は、エンジンフロント側から入口側熱交換通路34を
通ってエンジンリア側に流れると共に、エンジンリア側
から出口側熱交換通路35を通ってエンジンフロント側
に流れる。各熱交換通路34,35に導かれた潤滑油
は、それぞれ所定位置の供給路43を介して、動弁系の
カム軸受38に、およびカムチューブ39からカムノー
ズに供給され、余剰分の潤滑油は、出口側熱交換通路3
5の下流の流量調整弁47によって循環通路46に送ら
れる。
油は、エンジンフロント側から入口側熱交換通路34を
通ってエンジンリア側に流れると共に、エンジンリア側
から出口側熱交換通路35を通ってエンジンフロント側
に流れる。各熱交換通路34,35に導かれた潤滑油
は、それぞれ所定位置の供給路43を介して、動弁系の
カム軸受38に、およびカムチューブ39からカムノー
ズに供給され、余剰分の潤滑油は、出口側熱交換通路3
5の下流の流量調整弁47によって循環通路46に送ら
れる。
【0049】流量調整弁47によって循環通路46に送
られた潤滑油は、下流のオリフィス48により所定の圧
力に保たれて、オイルジェット通路49に分配され、そ
れぞれ所定位置のオイルジェット50から各ピストン摺
動側に噴出される。
られた潤滑油は、下流のオリフィス48により所定の圧
力に保たれて、オイルジェット通路49に分配され、そ
れぞれ所定位置のオイルジェット50から各ピストン摺
動側に噴出される。
【0050】オイルジェット50は常開構造のため、循
環通路46の途中に流量調整弁47を持たない場合、オ
イルポンプ21が停止するエンジン停止時に、シリンダ
ヘッド31の通路33,34等の潤滑油がオイルジェッ
ト50から抜けてしまい、抜けた分だけエンジン始動時
に潤滑油の供給が遅れることになり、このためオイルジ
ェット毎に逆止弁等が必要である。ところが、本実施例
の場合、流量調整弁47によって循環通路46から潤滑
油が抜け落ちることがないため、オイルジェット毎に逆
止弁等を設ける必要がない。
環通路46の途中に流量調整弁47を持たない場合、オ
イルポンプ21が停止するエンジン停止時に、シリンダ
ヘッド31の通路33,34等の潤滑油がオイルジェッ
ト50から抜けてしまい、抜けた分だけエンジン始動時
に潤滑油の供給が遅れることになり、このためオイルジ
ェット毎に逆止弁等が必要である。ところが、本実施例
の場合、流量調整弁47によって循環通路46から潤滑
油が抜け落ちることがないため、オイルジェット毎に逆
止弁等を設ける必要がない。
【0051】なお、動弁系を作動、潤滑した後の潤滑油
は、動弁室63からシリンダヘッド31上に開口したオ
イル落とし穴79を経てオイルパン20に戻される。
は、動弁室63からシリンダヘッド31上に開口したオ
イル落とし穴79を経てオイルパン20に戻される。
【0052】ヘッドギャラリ25に送られた潤滑油は、
ウォータジャケット32の近傍に形成された入口側熱交
換通路34と各連絡熱交換通路44および出口側熱交換
通路35を通る過程で、ウォータジャケット32を循環
する冷却水との間で熱交換が行われる。
ウォータジャケット32の近傍に形成された入口側熱交
換通路34と各連絡熱交換通路44および出口側熱交換
通路35を通る過程で、ウォータジャケット32を循環
する冷却水との間で熱交換が行われる。
【0053】潤滑油の温度が低いエンジンの暖機時、潤
滑油の粘性が高いためにヘッドギャラリ25の油圧が上
昇して流量調整弁47の開度が増大する。この流量調整
弁47の開弁作動により、ヘッドギャラリ25を循環し
た後に循環通路46に送られる余剰潤滑油量が増大す
る。このヘッドギャラリ25を循環する潤滑油は、暖機
時において昇温の早いウォータジャケット32の冷却水
によって加熱され、潤滑油の昇温を早められる。このよ
うにして、暖機時にシリンダヘッド31の冷却水温の上
昇に伴って潤滑油が速やかに昇温されることにより、暖
機時のフリクションが大幅に低減され、良好な暖機性能
が確保される。
滑油の粘性が高いためにヘッドギャラリ25の油圧が上
昇して流量調整弁47の開度が増大する。この流量調整
弁47の開弁作動により、ヘッドギャラリ25を循環し
た後に循環通路46に送られる余剰潤滑油量が増大す
る。このヘッドギャラリ25を循環する潤滑油は、暖機
時において昇温の早いウォータジャケット32の冷却水
によって加熱され、潤滑油の昇温を早められる。このよ
うにして、暖機時にシリンダヘッド31の冷却水温の上
昇に伴って潤滑油が速やかに昇温されることにより、暖
機時のフリクションが大幅に低減され、良好な暖機性能
が確保される。
【0054】エンジンの暖機後における低回転時、潤滑
油の粘性が低くなり、エンジンと同期して回転するオイ
ルポンプ21の吐出圧が低いため、流量調整弁47は閉
弁する。流量調整弁47が閉弁することにより、ヘッド
ギャラリ25に導かれる潤滑油の全量は供給路43を介
して動弁系のカム軸受38に、およびカムチューブ39
からカムノーズに供給される。この結果、オイルポンプ
21の容量を大きくすることなく、動弁機構の潤滑性を
高められる。
油の粘性が低くなり、エンジンと同期して回転するオイ
ルポンプ21の吐出圧が低いため、流量調整弁47は閉
弁する。流量調整弁47が閉弁することにより、ヘッド
ギャラリ25に導かれる潤滑油の全量は供給路43を介
して動弁系のカム軸受38に、およびカムチューブ39
からカムノーズに供給される。この結果、オイルポンプ
21の容量を大きくすることなく、動弁機構の潤滑性を
高められる。
【0055】エンジンの高回転時、オイルポンプ21の
吐出圧が上昇して流量調整弁47の開度が増大する。こ
の流量調整弁47の開弁作動により、ヘッドギャラリ2
5から循環通路46に送られる余剰潤滑油量が増大す
る。高速高負荷時にエンジンから冷却水と潤滑油に吸収
される発熱量は増大するが、冷却水はラジエータを介し
て外気への放熱が行われるため、所定の温度範囲に保た
れる。したがって、エンジンの発熱量が増大しても、ヘ
ッドギャラリ25を循環する潤滑油は、ウォータジャケ
ット32の冷却水に放熱することにより、所定の温度範
囲に保たれる。この結果、潤滑油を外気で冷却するオイ
ルクーラ等を設けることなく、潤滑油の平衡温度を適正
に維持することができる。
吐出圧が上昇して流量調整弁47の開度が増大する。こ
の流量調整弁47の開弁作動により、ヘッドギャラリ2
5から循環通路46に送られる余剰潤滑油量が増大す
る。高速高負荷時にエンジンから冷却水と潤滑油に吸収
される発熱量は増大するが、冷却水はラジエータを介し
て外気への放熱が行われるため、所定の温度範囲に保た
れる。したがって、エンジンの発熱量が増大しても、ヘ
ッドギャラリ25を循環する潤滑油は、ウォータジャケ
ット32の冷却水に放熱することにより、所定の温度範
囲に保たれる。この結果、潤滑油を外気で冷却するオイ
ルクーラ等を設けることなく、潤滑油の平衡温度を適正
に維持することができる。
【0056】入口側熱交換通路34は、アッパーデッキ
62の合わせ面67と、シリンダヘッド31の隣り合う
2つの吸気ポート36に沿って凹状に窪んで形成された
吸気側溝部81との間に画成されることにより、入口側
熱交換通路34を各吸気ポート36の間に画成されたウ
ォータジャケット32に近づけられるとともに、ウォー
タジャケット32に沿って入口側熱交換通路34の表面
積が増やされ、潤滑油とウォータジャケット32の冷却
水との間で行われる熱交換が促進される。
62の合わせ面67と、シリンダヘッド31の隣り合う
2つの吸気ポート36に沿って凹状に窪んで形成された
吸気側溝部81との間に画成されることにより、入口側
熱交換通路34を各吸気ポート36の間に画成されたウ
ォータジャケット32に近づけられるとともに、ウォー
タジャケット32に沿って入口側熱交換通路34の表面
積が増やされ、潤滑油とウォータジャケット32の冷却
水との間で行われる熱交換が促進される。
【0057】出口側熱交換通路35はアッパーデッキ6
2の排気側溝部92とシリンダヘッド31の合わせ面7
7の間に画成されることにより、排気ポート37から遠
ざけられ、高負荷時等に比較的高温となる排気ポート3
7からの伝熱により潤滑油が過熱されることを抑えられ
る。
2の排気側溝部92とシリンダヘッド31の合わせ面7
7の間に画成されることにより、排気ポート37から遠
ざけられ、高負荷時等に比較的高温となる排気ポート3
7からの伝熱により潤滑油が過熱されることを抑えられ
る。
【0058】ヘッドギャラリ25を流れる潤滑油は、入
口側熱交換通路34から各連絡熱交換通路44を通って
出口側熱交換通路35に流入し、これらを流れる過程で
ウォータジャケット32の冷却水との間で行われる熱交
換により次第に冷却水の温度に近づく。
口側熱交換通路34から各連絡熱交換通路44を通って
出口側熱交換通路35に流入し、これらを流れる過程で
ウォータジャケット32の冷却水との間で行われる熱交
換により次第に冷却水の温度に近づく。
【0059】各連絡熱交換通路44の最小流路面積がエ
ンジンフロント側からエンジンリア側にかけて次第に増
大しているため、入口側熱交換通路34の上流側から下
流側にかけて次第に大きくなっていることにより、各連
絡熱交換通路44を通過する潤滑油量と潤滑油の冷却水
との温度差が反比例することになり、熱交換率を高めら
れるとともに、シリンダヘッド31およびアッパーデッ
キ62の温度分布を均一化することができる。
ンジンフロント側からエンジンリア側にかけて次第に増
大しているため、入口側熱交換通路34の上流側から下
流側にかけて次第に大きくなっていることにより、各連
絡熱交換通路44を通過する潤滑油量と潤滑油の冷却水
との温度差が反比例することになり、熱交換率を高めら
れるとともに、シリンダヘッド31およびアッパーデッ
キ62の温度分布を均一化することができる。
【0060】図10は本発明の他の実施例を示すもの
で、循環通路46の前記流量調整弁47の代わりに電磁
弁55を設け、これをコントロールユニット56によっ
て制御するようにしている。
で、循環通路46の前記流量調整弁47の代わりに電磁
弁55を設け、これをコントロールユニット56によっ
て制御するようにしている。
【0061】この場合、コントロールユニット56にエ
ンジンの回転数、オイルポンプ21の吐出圧、潤滑油温
等の検出信号を入力し、これらの検出信号に基づいて電
磁弁55の開度制御を行えば、潤滑油量を細かく制御で
き、運転状態に合った適正な潤滑を行えると共に、暖機
時にヘッドギャラリ25への潤滑油量を増やして、潤滑
油をより速やかに昇温することができる。
ンジンの回転数、オイルポンプ21の吐出圧、潤滑油温
等の検出信号を入力し、これらの検出信号に基づいて電
磁弁55の開度制御を行えば、潤滑油量を細かく制御で
き、運転状態に合った適正な潤滑を行えると共に、暖機
時にヘッドギャラリ25への潤滑油量を増やして、潤滑
油をより速やかに昇温することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、燃焼室の上方に冷却水が循環するウォータジャッケ
ットを画成するシリンダヘッドを備え、シリンダヘッド
上に動弁機構が収装される動弁室を画成するアッパーデ
ッキを備え、シリンダヘッドからアッパーデッキを分割
して形成し、シリンダヘッドとアッパーデッキの互いに
接合する合わせ面に凹状に窪む溝を形成し、この溝によ
って、オイルポンプから送られる潤滑油をウォータジャ
ッケットの近傍に流通させる熱交換通路を画成したた
め、潤滑油と冷却水の間で行われる熱交換が促進され、
暖機時に潤滑油の昇温が早められるとともに、暖機後に
潤滑油が適正な平衡温度に維持される。
は、燃焼室の上方に冷却水が循環するウォータジャッケ
ットを画成するシリンダヘッドを備え、シリンダヘッド
上に動弁機構が収装される動弁室を画成するアッパーデ
ッキを備え、シリンダヘッドからアッパーデッキを分割
して形成し、シリンダヘッドとアッパーデッキの互いに
接合する合わせ面に凹状に窪む溝を形成し、この溝によ
って、オイルポンプから送られる潤滑油をウォータジャ
ッケットの近傍に流通させる熱交換通路を画成したた
め、潤滑油と冷却水の間で行われる熱交換が促進され、
暖機時に潤滑油の昇温が早められるとともに、暖機後に
潤滑油が適正な平衡温度に維持される。
【0063】請求項2記載の内燃機関の潤滑装置は、請
求項1記載の発明において、熱交換通路をオイルポンプ
の吸込側に連通する循環通路を配設し、循環通路を流れ
る潤滑油量を運転条件に応じて調節する弁手段を備えた
ため、例えばエンジンから潤滑油への発熱量が増大する
のに伴って、熱交換通路を流れる潤滑油量を増やすこと
が可能となり、適正を平衡温度に維持することができ
る。
求項1記載の発明において、熱交換通路をオイルポンプ
の吸込側に連通する循環通路を配設し、循環通路を流れ
る潤滑油量を運転条件に応じて調節する弁手段を備えた
ため、例えばエンジンから潤滑油への発熱量が増大する
のに伴って、熱交換通路を流れる潤滑油量を増やすこと
が可能となり、適正を平衡温度に維持することができ
る。
【0064】請求項3記載の内燃機関の潤滑装置は、請
求項1または2のいずれかに記載の発明において、動弁
室に吸・排気弁を開閉駆動するカムシャフトを備え、ア
ッパーデッキにカムシャフトを回転可能に支持するカム
軸受を形成し、アッパーデッキに、熱交換通路とカム軸
受とを連通してオイルポンプから送られる潤滑油をカム
軸受に導く供給路を形成したため、油通路の構造を複雑
化することなく、カムシャフトを含む動弁機構を潤滑す
ることが可能となる。
求項1または2のいずれかに記載の発明において、動弁
室に吸・排気弁を開閉駆動するカムシャフトを備え、ア
ッパーデッキにカムシャフトを回転可能に支持するカム
軸受を形成し、アッパーデッキに、熱交換通路とカム軸
受とを連通してオイルポンプから送られる潤滑油をカム
軸受に導く供給路を形成したため、油通路の構造を複雑
化することなく、カムシャフトを含む動弁機構を潤滑す
ることが可能となる。
【0065】請求項4記載の内燃機関の潤滑装置は、請
求項1から3のいずれかに記載の発明において、オイル
ポンプの吐出側に連通する入口側熱交換通路と、オイル
ポンプの吸込側に連通する出口側熱交換通路を気筒列方
向に沿って配設し、入口側熱交換通路と出口側熱交換通
路を連通する複数の連絡熱交換通路を配設し、各連絡熱
交換通路をそれぞれの流路断面積が入口側熱交換通路の
上流側から下流側にかけて大きくなるように形成したた
め、熱交換率を高められるとともに、シリンダヘッドお
よびアッパーデッキの温度分布を均一化することができ
る。
求項1から3のいずれかに記載の発明において、オイル
ポンプの吐出側に連通する入口側熱交換通路と、オイル
ポンプの吸込側に連通する出口側熱交換通路を気筒列方
向に沿って配設し、入口側熱交換通路と出口側熱交換通
路を連通する複数の連絡熱交換通路を配設し、各連絡熱
交換通路をそれぞれの流路断面積が入口側熱交換通路の
上流側から下流側にかけて大きくなるように形成したた
め、熱交換率を高められるとともに、シリンダヘッドお
よびアッパーデッキの温度分布を均一化することができ
る。
【図1】本発明の実施例を示し、図6のA−A線に沿う
シリンダヘッドおよびアッパーデッキの断面図。
シリンダヘッドおよびアッパーデッキの断面図。
【図2】同じく図6のB−B線に沿うシリンダヘッドお
よびアッパーデッキの断面図。
よびアッパーデッキの断面図。
【図3】同じく図6のC−C線に沿うシリンダヘッドお
よびアッパーデッキの断面図。
よびアッパーデッキの断面図。
【図4】同じく図6のD−D線に沿うシリンダヘッドお
よびアッパーデッキの断面図。図。
よびアッパーデッキの断面図。図。
【図5】同じく図6のE−E線に沿うシリンダヘッドお
よびアッパーデッキの断面図。
よびアッパーデッキの断面図。
【図6】同じくシリンダヘッドの平面図。
【図7】同じくアッパーデッキを上から見た平面図。
【図8】同じくアッパーデッキを下から見た平面図。
【図9】同じく送油系統図。
【図10】他の実施例を示す送油系統図。
【図11】従来例を示す潤滑系統図。
20 オイルパン 21 オイルポンプ 22 吐出側通路 24 メインギャラリ 25 ヘッドギャラリ 31 シリンダヘッド 32 ウォータジャッケット 34 入口側熱交換通路 35 出口側熱交換通路 38 カム軸受 43 供給路 44 連絡熱交換通路 46 循環通路 47 流量調整弁 55 電磁弁 56 コントロールユニット 67 合わせ面 77 合わせ面 80 溝 90 溝
Claims (4)
- 【請求項1】燃焼室の上方に冷却水が循環するウォータ
ジャッケットを画成するシリンダヘッドを備え、 シリンダヘッド上に動弁機構が収装される動弁室を画成
するアッパーデッキを備え、 シリンダヘッドからアッパーデッキを分割して形成し、 シリンダヘッドとアッパーデッキの互いに接合する合わ
せ面に凹状に窪む溝を形成し、 この溝によって、オイルポンプから送られる潤滑油をウ
ォータジャッケットの近傍に流通させる熱交換通路を画
成したことを特徴とする内燃機関の潤滑装置。 - 【請求項2】熱交換通路をオイルポンプの吸込側に連通
する循環通路を配設し、 循環通路を流れる潤滑油量を運転条件に応じて調節する
弁手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の内燃機
関の潤滑装置。 - 【請求項3】動弁室に吸・排気弁を開閉駆動するカムシ
ャフトを備え、 アッパーデッキにカムシャフトを回転可能に支持するカ
ム軸受を形成し、 アッパーデッキに、熱交換通路とカム軸受とを連通して
オイルポンプから送られる潤滑油をカム軸受に導く供給
路を形成したことを特徴とする請求項1または2のいず
れかに記載の内燃機関の潤滑装置。 - 【請求項4】オイルポンプの吐出側に連通する入口側熱
交換通路と、オイルポンプの吸込側に連通する出口側熱
交換通路を気筒列方向に沿って配設し、 入口側熱交換通路と出口側熱交換通路を連通する複数の
連絡熱交換通路を配設し、 各連絡熱交換通路をそれぞれの流路断面積が入口側熱交
換通路の上流側から下流側にかけて次第に大きくなるよ
うに形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれ
かに記載の内燃機関の潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4149094A JPH07247818A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 内燃機関の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4149094A JPH07247818A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 内燃機関の潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07247818A true JPH07247818A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12609800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4149094A Pending JPH07247818A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 内燃機関の潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07247818A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100444468B1 (ko) * | 2002-05-28 | 2004-08-16 | 현대자동차주식회사 | 엔진오일의 온도저감을 위한 엔진구조 |
| KR100552205B1 (ko) * | 2002-10-22 | 2006-02-13 | 현대자동차주식회사 | 엔진오일 급속 가열장치 |
| JP2010138831A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関油圧制御装置 |
| JP2011027012A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Toyota Motor Corp | 内燃機関オイル循環量制御装置 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP4149094A patent/JPH07247818A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100444468B1 (ko) * | 2002-05-28 | 2004-08-16 | 현대자동차주식회사 | 엔진오일의 온도저감을 위한 엔진구조 |
| KR100552205B1 (ko) * | 2002-10-22 | 2006-02-13 | 현대자동차주식회사 | 엔진오일 급속 가열장치 |
| JP2010138831A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関油圧制御装置 |
| JP2011027012A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Toyota Motor Corp | 内燃機関オイル循環量制御装置 |
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