JPH07247953A - 高効率流体機械 - Google Patents

高効率流体機械

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JPH07247953A
JPH07247953A JP7371794A JP7371794A JPH07247953A JP H07247953 A JPH07247953 A JP H07247953A JP 7371794 A JP7371794 A JP 7371794A JP 7371794 A JP7371794 A JP 7371794A JP H07247953 A JPH07247953 A JP H07247953A
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JP
Japan
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discharge
fluid machine
rotor
gas
working medium
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JP7371794A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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ALEX SOGO KENKYUSHO KK
Original Assignee
ALEX SOGO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄心や巻線を不要として固定子および回転子
の構造を簡略化して小形軽量で高効率のガス放電電動機
有する流体機械を提供することを目的とする。 【構成】 流体機械のガス放電電動機において固定子
(12)の昇圧部(12b)および低圧部(12c’)
と作動室(12a)に永久的に使用可能な放電用作動媒
体を封入して、作動室に複数の受圧面を有する回転子
(16)を配置し、昇圧部(12b)の電極手段(2
0、22)に高電圧パルスを供給することにより作動媒
体にアーク放電を発生させて作動媒体を瞬時に膨張さ
せ、これにより回転子に駆動力を与えることにより高効
率化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体機械に関し、とく
に、高効率の流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の流体機械に広く用いられている電
動機は鉄心と巻線からなる固定子と特殊構造の回転子と
からなり、回転磁界を利用することにより回転子に駆動
力を与えていた。このタイプの電動機において、構造が
複雑で大形であり、重量が重く、コストが高く、しかも
固定子や回転子はうず電流による鉄損や銅損が発生して
いたため、流体機械の効率が悪かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は鉄損や銅損を
防止した高効率のガス放電電動機駆動流体機械を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【本発明の構成】上記目的はガス放電電動機と、この電
動機により駆動される流体機械本体とを備え、電動機が
ガス放電電動機において放電用作動媒体を封入した昇圧
部および低圧部とこれらに連通する作動室とを有する固
定子と、作動室に回転可能に収納されていて昇圧部と低
圧部とに露出している複数のブレード手段を有する回転
子と、パルス放電電源からの高電圧パルスにより瞬時的
に昇圧部の作動媒体にアーク放電を発生させて膨張させ
ることにより回転子のブレード手段に駆動力を与える電
極手段とからなるように構成することによって達成され
る。
【0005】
【作用】この発明のガス放電電動機駆動流体機械におい
て、作動室と昇圧部および低圧部とを備えた固定子に作
動媒体を密封して、電気エネルギーを高圧のガス圧に直
接変換し、この高圧のガス圧により直接回転子に駆動力
を与えることにより鉄損、銅損を防止しながら、高出力
を得る。
【0006】
【実施例】以下、本発明による流体機械の望ましい実施
例につき図面を参照しながら説明する。図1は本発明に
よる流体機械6のブロック図を示す。図1において、流
体機械本体8はガス放電電動機10により駆動される。
流体機械本体8は公知のポンプ、送風機、圧縮機、水力
コンベアー、空気コンベアーのいずれか一つからなる。
公知のポンプとしては回転ポンプやピストンポンプから
なる容積形ポンプと、密閉したケーシングに羽根車を備
えた非容積形ポンプからなる。公知の送風機はターボ形
や容積形のファン・ブロワを含む。コンプレッサーは往
復形、遠心(ターボ圧縮機)形、スクロール形および回
転形を含む。回転形圧縮機は回転ピストン式圧縮機やス
クリューコンプレッサーを含む。
【0007】図2、3はガス放電電動機10の断面図を
示す。ガス放電電動機10は円弧状部分を有する作動室
12aおよび作動室12aに隣接していて昇圧部として
作用する円弧状放電室12bと低圧部12c’とを有す
る固定子12と、作動室12aに回転可能に配置されて
いて出力軸14に支持された回転子16からなる。固定
子12はセンターハウジング12−1およびサイドハウ
ジング12−2、12−3からなり、互いにネジで締め
付けられている。固定子12は回転子16の外周に近接
している第1、第2低圧部(ガス収縮部)12c’と、
セグメント部12cによって区画されている第1および
第2昇圧部12bとに連通する。固定子12は強化ガラ
スやセラミック等の絶縁材からなるサイドハウジングと
センタハウジングとから構成しても良い。
【0008】回転子16は望ましくはアルミニウムや銅
等の導体からなり、後述のように主電極間の放電距離を
短縮して局部放電を生じさせるためのトリガ電極として
作用する。回転子16がセラミック等の絶縁体からなる
ときはブレード手段の各々の表面に導電層をコーティン
グその他の方法により形成しても良い。この回転子16
は接線Lに対して鋭角のα度、すなわち、ほぼ45°の
角度で傾斜するように外周方向に一定の間隔で形成され
たキャビティ16a’を有する複数のブレード16aを
有する。このように、ブレード16aの各々は回転子1
6の回転軸を通る半径線に対して予め定められた角度
(a°)を有する複数の受圧面を有する。回転子16の
ブレード16aは昇圧部12bと低圧部12c’とに露
出する部分に分かれる。すなわち、回転子16の回転中
にブレード16aは昇圧部12bと低圧部12c’を交
互に通過する。
【0009】回転子16はブレード16aの代わりに回
転子16にブレードと同様な角度で複数のスライド溝を
形成して、これらスライド溝にベーンを配置しても良
い。このとき、作動室12aはベーンがスライド溝から
飛び出さないように部分的に円筒状にすれば良い。ここ
ではブレードおよびベーンを総称してブレード手段と称
する。図2、3において、回転子16のブレード手段は
回転子16の外周に形成されたものとして示されている
が、ブレード手段は回転子16の側面に適当な形状で構
成しても良い。この場合、固定子12のセグメント部と
昇圧部とは回転子16の側面のブレード手段に対応して
形成すれば良い。回転子16は焼結金属またはアルミダ
イカストにより形成されてコストダウンが図れる。回転
子16と固定子12との間には膨張した作動ガスの漏れ
を防ぐためのサイドシール18が配置してある。
【0010】昇圧部12bは部分的に回転子16の外径
より大きくなっていて、ここに作動媒体が封入されてい
て、放電時にガス膨張部として機能する。低圧部12
c’において回転子16の両側面16bはサイドハウジ
ングの側面12−2a、12−3aに密接するように配
置されている。そのため、低圧部12c’に位置する回
転子16のキャビティ16a’の圧力は低く、したがっ
て、昇圧部12bの圧力が増大したとき、回転子16の
キャビティ16a’の高い圧力のガスは固定子12の低
圧部12c’の方向に移行しようとする。その結果、回
転子16は図3において反時計方向Rに回転する。昇圧
部12bの軸方向両端には局部放電を起こすために回転
子16の端部から所定のギャップGを有するように陽極
20および陰極22が固定子12の側壁、すなわち、サ
イドハウジング12−2、12−3の円弧上溝部25、
27に配置されている。符号24、26はセラミック封
止材料等の絶縁剤を示す。固定子12は回転子16の環
状凹部16cに突入しているボス部12d、12d’を
備え、出力軸14はボス部12dのベアリング28、3
0により回転可能に支持される。出力軸14の端部はボ
ス部12d’のベアリング31により支持される。この
構成により、ガス放電電動機10はうすくて極めてコン
パクトな構造となる。
【0011】作動室12aおよび昇圧部12bならびに
低圧部12c’には作動媒体32が望ましくは1気圧±
5%で封入されている。昇圧部12bは作動媒体の初期
イオン化を促進して電流密度またはイオン密度を高める
ことにより放電用ガスの温度と圧力をより高めて効率を
上げるためのトリチウムまたはポロニウムからなる放射
線源ライナー13を有する。放電用作動媒体の電流密度
またはイオン密度が増大すると、昇圧部の放電時の温度
と圧力が増加して電動機効率が上昇する。トリチウム、
ポロニウムの代わりに他の方法を用いても良い。すなわ
ち、放射線源は半減期が10年を越え、放射能量が10
0Bq〜1000Bqでかつエネルギーが0.7MeV
以下のβ線のみを放射する放射線源から構成しても良
い。Si系のアルコキシド−アルコール溶液、すなわち
ゾルゲル溶液に単体粉末のテクネシウム99を混合した
溶液を昇圧部12bに塗布して乾燥したのち、600℃
において窒素中で1時間過熱すると、テクネシウム99
が昇圧部12bにむらなく分布する。次にテクネシウム
99を混合しないSi系ゾルゲル溶液をテクネシウムの
表面に塗布して真空中で600℃において1時間過熱す
ることによって密封放射線源ライナー13が得られる。
この密封放射線源をライナー13を昇圧部12bに形成
することにより安定した瞬時放電特性が得られる。
【0012】次にガス放電電動機10で使用する作動媒
体を例示する。
【0013】(1)作動媒体32として水銀蒸気および
ナトリウム蒸気のうちのいずれか1つの金属蒸気と始動
用ガスからなる放電用ガスが用いられる。始動用ガスは
1〜50気圧のキセノンと、0.066〜2気圧のヘリ
ウムまたはアルゴンからなり、総封入圧に対するヘリウ
ムまたはアルゴンの封入圧は50%以下であるのが望ま
しい。このようにすると、放電用ガスの始動電圧を低下
させるだけでなく、瞬時に高速で安定した作動流体の放
電を行わせることができる。
【0014】(2)放電用ガスはヘリウム、アルゴン、
キセノン、ネオンの中から選ばれた少なくとも一種の不
活性ガスの他にα線、β線、γ線、χ線等の放射線源ま
たはクリプトン85からなる放射線源を含んでも良い。
クリプトン(Kr)85は作動流体に放射線による電子
励起を生じさせて、始動特性、瞬時放電特性を改善して
電動機の効率を改善する。クリプトン85の封入量は安
全性の面から昇圧部内容積1cm当り0.2〜50マ
イクロキュリーの範囲が望ましい。
【0015】(3)放電用ガスは放電時の異常な温度上
昇を防ぐために望ましくは体積比でヘリウム36%、ネ
オン26%、アルゴン17%、クリプトン13%および
キセノン8%の希混合ガスからなり、約1〜10気圧
で、好ましくは、1気圧±5%以内となるように封入し
ても良い。
【0016】(4)放電用ガスは体積比で40〜60%
のアルゴンと、30〜40%のキセノンと、6〜8%の
ネオンとその他の希ガスから形成しても良い。
【0017】(5)放電用ガスは所定量の水銀と希ガス
および水素ガスから構成される。水銀の蒸発による膨張
圧力を推進するためには定電力制御するので、放電電圧
が上昇すると放電電流が低下する。このとき、パルス放
電電源が小型化でき、エンジン寿命も長くなる。封入す
る水素量が水銀と希ガスとの封入モル比で5×10−4
までは放電電圧が急激に上昇し、水素量をこれ以上増加
しても放電電圧の上昇はわずかである。つまり、水素量
が5×10−4で放電電圧が臨界的に変化する水素ガス
はキセノンガスとともに作動室に直接封入しても良い。
【0018】(6)放電用ガスは重水素あるいは水素ガ
スから選ばれた少なくとも一種にヘリウム、ネオンの中
から選ばれた少なくとも一種の希ガスとの混合物から形
成しても良い。この放電用ガス中にヘリウムあるいはネ
オンが混入されていると、二個の自由水素原子あるいは
重水素原子とへリウムあるいはネオン原子との間の三体
衝突によって再結合が起こるので、重水素分子の密度が
低下せず、高効率が得られる。
【0019】(7)作動媒体として、単体でまたは上記
の希ガスから選ばれた少なくとも一種のガスに炭素原子
が60〜200の炭素格子構造体で、望ましくはC60
とC70との混合物を利用しても良い。C60のイオン
化電位は7.5eVで、Xe(12.1eV)のそれよ
りも大幅に低いため、1回のパルス放電当りのエネルギ
ーコストが大幅に低くなるメリットがある。
【0020】(8)作動媒体はフッ素(F)とフッ素
化合物(NF、SF) およびHe、Ne、Ar、
Kr等の希ガスの混合ガスを使用。
【0021】(9)作動媒体は塩素(Cl)ガスまた
は塩素化合物(HCl、BCl、CCl)とHe、
Ne、Ar等の希ガスの混合ガスを使用。
【0022】(10)作動媒体は臭素(Br)または
臭化水秦(BBr)とHe、Ne、Ar等の希ガスの
混合ガスを使用。
【0023】(11)作動媒体は沃素(I)または沃
化水素(HI)とHe、Ne、Ar等の希ガスの混合ガ
スを使用。
【0024】陽極20および陰極22からなる電極手段
は作動媒体に電子励起を生じさせてイオン化を促進させ
るためのトリウム含有タングステンからなる。他の例と
して、陰極22はタングステン材料の粉末と酸化バリウ
ム、酸化ストロンチウム、酸化カルシウムの中から選ば
れた少なくとも一種のアルカリ土類酸化物と、酸化ジル
コニウム、酸化スカンジウムの中から選ばれた少なくと
も一種の混合物を含む熱電子放射物質との混合物の焼結
電極体から形成されても良い。酸化ジルコニウム、酸化
スカンジウムは陰極22が高温になったとき陰極22の
電気伝導率上昇の割合が良くなる。ゆえに放電が安定す
る。他の例として陰極22は、例えばニッケルからなる
基体金属粉末にアルカリ土類金属系、例えば酸化バリウ
ム、酸化ストロンチウム、酸化カルシウムの熱電子放射
物質からなるエミッターを混合して焼成した焼結電極体
から構成しても良い。このとき、重量比で基体金属粉末
100に対してエミッター10の混合比が選ばれる。こ
の焼結電極体は丈部でエミッター含有量が多く、しか
も、振動や衝撃に対して強い。他の例として、陰極22
は延性に富んだ材料であるタンタルチップをリボン型熱
陰極に加工した穴に埋め込むことにより、イオン衝撃に
対してタングステンなどの脆性材料に比較して表面の欠
落量が小さい電極体が形成される。リボン型熱陰極に電
流を流して2000〜2500°Kになった時点である
一定方向に電位差を付加すると、電位の低い方向に向か
ってタンタルチップから熱電子が放出する。
【0025】ガス放電電動機10のパルス放電電源38
を図4に示し、図5は図4の各種波形を示す。パルス放
電電源38は高圧直流電源42を備え、電源42の出力
には出力変成器46の2つの1次巻線46a、46b
と、補助スイッチSW1、SW2が逆並列となるように
接続される。図4において、出力変成器46中の黒丸記
号は巻線の巻方向を示している。出力変成器46の2つ
の二次巻線46c、46dは内部で直列接続され、その
接続点および他端2点の計3点が外部へ引き出され、ダ
イオードD1、D2によって全波整流回路を構成し、コ
ンデンサC1を充電する。
【0026】図5は図4の回路図の作用を説明するため
の波形図である。外部からの制御信号によって補助スイ
ッチSW1とSW2を交互に動作させると、一次巻線に
は正負の電圧が交互に印加される。正の電圧が印加され
たときはD1が導通し、一次巻線46aと二次巻線46
cの間の漏れインピーダンスを介してコンデンサC1が
共振充電される。その後、外部からの制御信号によって
高速スイッチ48が導通すると、C1の電荷は放電され
て電極20、22からなる放電手段23に流れる。
【0027】負の電圧が一次巻線に印加されたときは、
D2が導通して一次巻線46と二次巻線46dの間の漏
れインピーダンスを介してコンデンサC1が共振充電さ
れる。放電の過程は前述の通りである。以上のようにす
ると、高速スイッチの放電後休止時間Tの後、次の放電
が開始されるように補助スイッチの制御信号を与える
と、高速スイッチの絶縁回復が不安定になることは完全
に防止できる。補助スイッチの動作周波数は放電手段の
動作周波数の2分の1で良い。このように、高速スイッ
チのオフ時に補助スイッチを通電させて直流電源からコ
ンデンサに出力変成器の漏れインダクタンスを介して共
振充電を行い、補助スイッチのオフ時に高速スイッチを
通電させて、パルス放電を行う。このため、補助スイッ
チを通電させるタイミングを高速スイッチの通電から充
分遅らせることにより、高速スイッチの陽極−陰極管の
絶縁が回復するまで充電の休止時間を取ることができ、
スイッチ素子の破壊を防止できる。補助スイッチとして
はゲートターンオフサイリスタ(GTO)が好適であ
る。
【0028】図4の回路図に示すように電極20、22
に20〜40KVの電流パルスを数μ(マイクロ)〜数
十μ秒の短時間で供給すると1回のアーク放電で十分な
ガス圧の膨張が生じて回転子に充分な回転力を与えるた
め、1回の放電時間は数μ秒の短時間で良く、回転子駆
動のための入力エネルギーも非常に小さくて済み、ガス
放電電動機の効率が高くなる。なお、作動流体の温度も
異常に上昇はしない。
【0029】複数の対の電極手段20、22が図4の高
電圧パルス放電電源38に接続され、周期的に数μ〜数
十μ秒の20〜40KVの高電圧パルスが供給される。
そのとき、電極手段20、22と回転子16の側壁16
bとの間で局部放電が起き、ついで、電極20、22間
でアーク放電に移行する。その結果、セグメント部12
cにより区画された昇圧部12bの作動媒体32が急激
に膨張し、その膨張圧力が図3で矢印で示すごとく回転
子16のキャビティ16a’とブレード16aに作用し
て反時計方向Rに回転子16に駆動力を与える。すなわ
ち、高圧ガスは、キャビティ16a’に流入して低圧部
12c’に逃げようとして回転子16に回転力を与え
る。低圧部12c’で作動媒体32は収縮する。昇圧部
12bは第1、第2の円弧状膨張室からなっていて回転
子16の外周の大部分にまたがっていて空間の容積は変
わらないため、昇圧部12bの作動媒体32がアーク放
電により膨張したとき、昇圧部12bのガス圧は極めて
大きくなって回転子16の大部分の受圧面に強力な駆動
力を与える。このように、1つの高電圧パルス当りの出
力が大きくとれるため、電動機の効率が良い。回転子1
6を第1、第2のロータエレメントと中間の仕切板とに
より構成し、第1、第2のブレードの角度を反対方向に
配置し、仕切板で区画された第1、第2放電室にそれぞ
れ電極手段を配置することにより、正逆可能なガス放電
電動機が得られる。
【0030】図6は他の1例によるパルス放電電源3
8’を示す。直流充電電源41により電極手段23に並
列に接続された大容量コンデンサCoが低電圧充電され
る。電極手段23に直列接続されたスイッチング素子4
9、例えばGTO(GateTurn Off SC
R)に短形パルス信号(図7a)を入力すると、そのパ
ルス時間幅の間だけGTOが閉回路となるから大容量コ
ンデンサCoの充電電荷(図7d)が放電手段23に流
れ込む(図7g)。一方、大容量コンデンサCoに並列
接続された共振充電回路43、45のそれぞれの共振充
電用コンデンサC2、C3も同時に共振充電され(図7
e、f)、大容量コンデンサCoの充電電圧の約2倍ま
で充電される。ここで、GTOが閉回路となっている時
間内に、共振充電回路43、45のそれぞれのコンデン
サC1、C2にそれぞれ直列接続したスイッチング素
子、例えばSCR1、SCR2にゲート信号(図7b、
c)を加えると、コンデンサC2、C3に蓄えられた電
荷が放電手段23に供給される(図7h、i)。したが
って、電極手段23の放電電流波形は図7jのようにな
り、波形制御が可能となる。このように、放電電流波形
を任意に代えることにより作動媒体の膨張圧力を制御し
てガス放電電動機のトルクを任意に制御して常に最適な
出力を得ることができる。パルス放電電源の共振充電回
路の数を増やせば放電電源の制御時間はさらに精密にな
る。また、共振充電回路の最終段と電極手段との間に放
電コイルを並列接続すれば放電パルスの電圧をさらに高
めることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明では流体機械のガス放電電動機に
おいて密閉した固定子内の作動室と昇圧部および低圧部
に排気真空後1気圧±5%で放電ガスからなる作動流体
を封入し、この中に受圧面を有する回転子を配置して電
極手段に高電圧パルスを供給して作動流体中でアーク放
電を発生させて膨張させ、その圧力で回転子に回転力を
与えるようにしたので、鉄心や巻線を不要にできる。固
定子および回転子ならびに電極手段は焼結金属により大
量生産が可能なため、製造コストを大幅に削減できる。
しかも、電動機が小形軽量で高効率であり、低騒音で高
寿命となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による流体機械の望ましい実施例のブ
ロック図である。
【図2】 図1のガス放電電動機の部分断面図である。
【図3】 図2のIII−III線の断面図である。
【図4】 図1のガス放電電動機のためのパルス放電電
源の1例を示す回路図である。
【図5】 図4の回路の各種波形図である。
【図6】 パルス放電電源の他の例を示す回路図であ
る。
【図7】 図6の回路の各種波形図である。
【符号の説明】
8 流体機械本体 10 ガス放電電動機 12 固定子 12a 作動室 13 ライナー 14 出力軸 15 ライナー 16 回転子 18 サイドシール 20 電極 22 電極 32 作動媒体 38 パルス放電電源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス放電電動機と、この電動機により駆
    動される流体機械本体とを備え、電動機が放電用作動媒
    体を封入した昇圧部および低圧部とこれらに連通する作
    動室とを有する密封固定子と、作動室に回転可能に収納
    されていて昇圧部と低圧部とに露出している複数のブレ
    ード手段を有する回転子と、昇圧部に配置されていてパ
    ルス放電電源からの高電圧パルスにより瞬時的に昇圧部
    の作動媒体にアーク放電を発生させて膨張させることに
    より回転子のブレード手段に駆動力を与える電極手段と
    からなる流体機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、作動媒体がヘリウ
    ム、アルゴン、ネオン、キセノンおよびクリプトンのう
    ち少なくとも1種の希ガスからなる放電用ガスを含む流
    体機械。
  3. 【請求項3】 請求項2において、放電用ガスが水銀蒸
    気およびナトリウム蒸気のうちのいずれか1つの金属蒸
    気を含む流体機械。
  4. 【請求項4】 請求項2において、作動室の内容積1c
    当り0.2〜50マイクロキューリーのクリプトン
    (Kr)85からなる放射線源を含む流体機械。
  5. 【請求項5】 請求項1において、電極手段が昇圧部に
    配置されたトリウム含有タングステンからなる電極手段
    を含む流体機械。
  6. 【請求項6】 請求項1において、放電手段がタングス
    テン、モリブデン、クロームのうちの少なくとも1種の
    耐熱性金属と熱電子放射物質からなる陰極と陽極とから
    なる電極手段を有する流体機械。
  7. 【請求項7】 請求項1において、昇圧部が膨張室とし
    て機能し、固定子が低圧部を形成するセグメント部を有
    する流体機械。
  8. 【請求項8】 請求項6において、放電電源が高電圧パ
    ルスを発生するパルス放電電源からなり、高電圧パルス
    に応答して回転子と電極手段との間で局部放電を発生す
    る流体機械。
JP7371794A 1994-03-08 1994-03-08 高効率流体機械 Pending JPH07247953A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124838A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Eko:Kk 回転動力装置

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