JPH07248451A - 自動焦点検出装置 - Google Patents

自動焦点検出装置

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JPH07248451A
JPH07248451A JP3962994A JP3962994A JPH07248451A JP H07248451 A JPH07248451 A JP H07248451A JP 3962994 A JP3962994 A JP 3962994A JP 3962994 A JP3962994 A JP 3962994A JP H07248451 A JPH07248451 A JP H07248451A
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JP
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Withdrawn
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JP3962994A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoneyama
貴 米山
Hiroyuki Nishida
浩幸 西田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、位相差検鏡における被写体像のよう
に複数のサブピークを持つコントラスト特性を示す被写
体像からも確実に焦点を検出でき、しかも装置の大型化
を伴うことなく合焦速度及び合焦精度を向上させる。 【構成】イメージセンサ(18)から出力される共役な前後
の光像の画像信号からハイパスフィルタ(30)によりその
高周波成分を抽出するとともにバンドパスフィルタ(31,
32) によりハイパスフィルタの周波数帯域に含まれ、合
焦に対してほぼ対称の周波数特性を抽出し、これらハイ
パスフィルタ及びバンドパスフィルタからの前後の光像
を所定の評価関数に基づいてハイパスフィルタにおける
前後の光像のコントラスト値の差分、バンドパスフィル
タにおける前後の光像のコントラスト値の差分値を求
め、これら差分値に基づいて合焦サーチを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡等の光学機器の
自動焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の光学機器には、被写体像を撮
像センサで撮像することにより得た映像信号を処理して
デフォーカス量を算出し、そのデフォーカス量に応じて
オートフォーカス(以下、AFと略す)制御を行う自動
焦点検出装置が用いられている。
【0003】このような各種光学機器における焦点検出
方式には様々なものが考えられている。例えば特開昭5
9−182409号公報には、映像信号の高周波成分に
着目した焦点検出方式が記載されている。
【0004】かかる焦点検出装置は、映像信号の高周波
成分に表れるコントラスト値をデフォーカス量として扱
い焦点検出を行う。つまり、映像信号の高周波成分に表
れるコントラスト値は、図12に示すように、合焦点で
はコントラスト値が最大となり、デフォーカス量の増大
とともにコントラスト値が減少していく特性を有してい
る。従って、この特性を利用していわゆる山登りサーボ
方式でAF制御を行っている。
【0005】また、特開昭64−42416号公報に
は、いわゆる光路差方式のAF制御が記載されている
が、この焦点検出方式においても図12に示すものと同
様の特性を示す前ピン/後ピンのコントラスト特性を利
用している。
【0006】上述した焦点位置検出装置は、基本的には
予定結像面に対して前後2ケ所にイメージセンサ等の受
光素子を配し、それぞれの受光素子で撮像される受光像
のコントラストに対応する信号に基づいて光学系のサー
ボ機構を作動させてAF制御を行うものである。
【0007】図13は、基準結像面より前に配置された
受光素子によって撮像した光像(このボケ像を前ピン像
と呼ぶ)のコントラスト信号と、基準結像面より後に配
置された受光素子によって撮像した光像(このボケ像を
後ピン像と呼ぶ)のコントラスト信号との特性をそれぞ
れ示している。
【0008】同図に示す様に、前ピン像のコントラスト
値は合焦点から+側へ少し離れたステージZ位置で最大
となり、後ピン像のコントラストは合焦点から少し−側
へ離れたステージZ位置で最大となる。このとき、合焦
点前後の2ケ所のセンサは共役な基準結像面から等距離
に配置されているので、前ピン像および後ピン像のコン
トラストの最大値をとる場所は合焦点から等距離にな
る。
【0009】又、図14は後ピンコントラスト値(A)
から前ピンコントラスト値(B)を差し引いた信号の特
性(以下、S字カーブと呼ぶ)を示している。同図14
に示す様に合焦点は(A−B)の値が0となる点と一致
する。この点をクロスポイントと呼び、被写体物がOB
焦点より近づいている場合、(A−B)は正となり、一
方、被写体物がOB焦点より離れている場合は(A−
B)は負となる。
【0010】光路差方式によるAF制御は、前ピン/後
ピン像のコントラスト値の差分をとり、その差分値の極
性に応じた方向へ被写体または撮像レンズを移動させ、
前ピン/後ピンのコントラスト値の差分が0近くなるま
でこの動作を繰り返すものである。
【0011】一方、最近は顕微鏡の分野においても自動
合焦技術が適用されている。顕微鏡では、検鏡法により
被写体像を形成するための光学条件が大きく異なる為、
被写体像のコントラスト特性には様々なものがあらわれ
る。
【0012】特に、位相差検鏡における被写体像のコン
トラスト特性は、図15に示すように、合焦ピークの他
に複数のピーク(以下、サブピークと呼ぶ)をもつ形状
となる。
【0013】そこで特開昭56−35111号公報に
は、最大ピークをとる距離からある所定の範囲だけスキ
ャンして最大ピークより小さなピークが存在するか検出
し、この検出信号に基づきAF制御を行うことが記載さ
れている。さらに位相差検鏡におけるAF制御として、
例えば位相差検鏡における特有の空間周波数成分に着目
し、AF制御を行うものがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した自
動合焦技術は、複数のサブピークを持つコントラスト特
性に対してはサブピークを合焦点と誤認識する可能性が
あるため、位相差検鏡に適用するのは非常に困難であ
る。
【0015】位相差検鏡における被写体像のコントラス
ト特性にサブピークが発生する主な要因はリングスリッ
トによる輪帯照明であることが、実験、シュミレーショ
ンより明らかになった。
【0016】リングスリットにより以下の現象が生じ
る。 (1) 焦点深度が増大する。 (2) サイドスロープが増大する。
【0017】(3) 焦点深度内においてデフォーカス量が
増大するにも拘らず被写体像に含まれる空間周波数のう
ち特定の空間周波数強度が増大する。 図16〜図18は、位相差検鏡における上記(3) のMT
F(ModulationTransfer Function )シミュレーシ
ョン結果モデルを示している。
【0018】同図のパラメータは、被写体像の空間周波
数[本/mm]を撮像素子の画素ピッチとスキャンレー
トから電気的周波数[Hz]に換算したものであり、電
気的周波数と空間周波数は比例関係にある。
【0019】又、縦軸はその強度を示したMTF相対値
であり、横軸はデフォーカス量を表している。さらに図
16〜図18は位相差対物レンズの倍率をパラメータ別
に示している。
【0020】これら図より位相差対物レンズの倍率に関
わらず、どの空間周波数(電気的周波数)成分において
も、その強度はデフォーカス量の増加に伴い、振動しな
がら減衰する。またそれぞれの倍率において、周波数が
高い程、強度の減衰は早く振動の周期は短くなってい
る。更に同一の周波数においてその強度は位相差対物レ
ンズの倍率が高くなる程すぐに減衰し、振動の周期も短
くなっている。
【0021】以上の様な強度の減衰振動により、デフォ
ーカス量が増加するにも拘らずコントラスト値は増大す
るサブピーク現象が生じる。このようなサブピークを持
つコントラスト特性に対して従来の山登りサーボ方式を
適用すると、サブピークを合焦と判断する可能性が生じ
るため、AF制御が不完全な状態で終了するなどの不具
合が生じる可能性がある。
【0022】又、図19及び図20を参照して位相差検
鏡の場合に光路差方式のAF制御を適用した場合を考え
る。図19は位相差検鏡における前ピン/後ピンのコン
トラスト特性を示したものである。同図に示す様に、位
相差検鏡におけるコントラスト特性は前ピン/後ピンの
合焦点における極大値(同図中A,A′)の他に極大値
(同図中B,B′,C,C′)を持っている。同図の様
にA,A′は前ピン/後ピンのコントラスト値の最大点
となる。
【0023】同図の前ピン/後ピンのコントラスト特性
より作成したS字カーブを図20に示す。同図に示すS
字カーブを使ってAF制御をかけた場合、同図中のM1
点に被写体が存在した時の制御は、(1) S字カーブの符
号が正なので(D1)方向へステージまたは撮影レンズ
を移動させ、(2) 偽合焦点(a)でS字カーブのゼロク
ロスポイントが発生するため、偽合焦点(a)にてAF
制御は完了する。というものとなる。
【0024】しかし、偽合焦点(a)は本来の合焦点と
異った位置であり、AF制御としては不完全な状態で終
了してしまうこととなる。又、図20中のM3に被写体
が存在した場合、従来のAF制御では偽合焦点(b)を
合焦点とみなし、不完全なAFとなる。
【0025】すなわち、被写体がM2の範囲にある場合
にのみ従来のAF制御で完全な焦点検出が可能になる。
このため、従来の光路差方式を位相差検鏡に適用するの
は困難である。
【0026】これに対して、前ピン、後ピンのコントラ
ストカーブが重ならない様に基準合焦点から前ピン、後
ピンの各センサを遠ざけて図21の様な特性をもたせる
ことが考えられる。
【0027】しかし、この様な方法では最影レンズの倍
率ごとに前ピン/後ピンの各センサ位置を変化させる駆
動機構が必要となり、装置の複雑化によるコストアップ
や大型化を生じることになる。
【0028】そこで特開昭56−35111号公報の様
にピーク周辺の所定の範囲をスキャンして確実に最大ピ
ークに移動させる方法が考えられるが、この方法ではス
キャン時間が必要になるため、合焦速度が低下する欠点
をもつ。
【0029】さらに図16〜図18の様にサブピークの
出現位置は被写体のもつ空間周波数や対物レンズ倍率に
よって異なるため、スキャン幅は一概には決定できない
という困難を生じるためAFには適さない。
【0030】又、位相差検鏡における特有の空間周波数
成分に着目する方法では、以上の点はクリアされている
が、対物レンズ倍率が変化しても抽出周波数は一定であ
るため、十分な合焦精度が得られない可能性もある。さ
らに抽出周波数成分によっては、MTFが合焦点に対し
て前、後デフォーカスで非対称となる場合がある。
【0031】図22〜図25は空間周波数に対する位相
差対物レンズ10×の相対MTFのデフォーカス特性を
示している。これら図の縦軸は相対MTF値を横軸はデ
フォーカス量を示している。図22の空間周波数におけ
る相対MTF特性は合焦点(δ=0)に対して、ほぼ対
称となっているが、周波数が高くなると対称性は図25
の様になる。このため抽出周波数成分を一定にしては合
焦精度が低下する恐れがある。
【0032】そこで本発明は、位相差検鏡における被写
体像の様に複数のサブピークを持つコントラスト特性を
示す被写体像からも確実に焦点を検出することができ、
しかも装置の大型化を伴うことなく合焦速度および合焦
精度の高い自動焦点検出装置を提供することを目的とす
る。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、被写
体に対して環状スリット光を照射し、この被写体からの
直接光と回折光とを位相差膜に透過させてイメージセン
サに入射し、このイメージセンから出力される共役な前
後の光像の画像信号に基づいて被写体に対する合焦サー
チを行う自動焦点検出装置において、イメージセンサか
ら出力される画像信号から高周波成分を抽出する機能を
有するハイパスフィルタと、イメージセンサから出力さ
れる画像信号からハイパスフィルタの周波数帯域に含ま
れ、合焦に対してほぼ対称の周波数特性を抽出する機能
を有するバンドパスフィルタと、これらハイパスフィル
タ及びバンドパスフィルタからの前後の光像を所定の評
価関数に基づいてハイパスフィルタにおける前後の光像
のコントラスト値の差分値と、バンドパスフィルタにお
ける前後の光像のコントラスト値の差分値を求め、これ
ら両方の差分値に基づいて合焦サーチを行う機能を有す
る合焦サーボ手段と、を備えて上記目的を達成しようと
する自動焦点検出装置である。
【0034】請求項2によれば、バンドパスフィルタ
は、位相差膜及び環状スリット光の種類に応じてフィル
タ定数を切り換える機能を有している。請求項3によれ
ば、バンドパスフィルタは、共役な前後の光像に対する
各コントラスト値の和、又はこれらコントラスト値のい
ずれかの大きさによりフィルタ定数を切り換える機能を
有している。
【0035】請求項4によれば、合焦サーボ手段は、位
相差検鏡以外の検鏡の場合にハイパスフィルタにおける
コントラスト値の差分値のみに基づいて合焦サーチを行
い、一方位相差検鏡の場合にはハイパスフィルタにおけ
るコントラスト値の差分及びバンドパスフィルタにおけ
るコントラスト値の差分値の両方の結果に基づいて合焦
サーチを行う機能を有している。
【0036】
【作用】請求項1によれば、被写体に対して環状スリッ
ト光を照射し、この被写体からの直接光と回折光とを位
相差膜に透過させてイメージセンサに入射すると、この
イメージセンサから出力される共役な前後の光像の画像
信号が出力される。この画像信号は、ハイパスフィルタ
によりその高周波成分が抽出されるとともにバンドパス
フィルタによりハイパスフィルタの周波数帯域に含ま
れ、合焦に対してほぼ対称の周波数特性が抽出される。
【0037】そして、これらハイパス及びバンドパスフ
ィルタからの前後の光像を所定の評価関数に基づいてハ
イパスフィルタにおける前後の光像のコントラスト値の
差分値と、バンドパスフィルタにおける前後の光像のコ
ントラスト値の差分値が求められ、これら両方の差分値
に基づいて合焦サーチが行われる。
【0038】この場合、請求項2によれば、バンドパス
フィルタにおいて位相差膜及び環状スリット光の種類に
応じてフィルタ定数が切り換えられる。又、請求項3に
よれば、バンドパスフィルタにおいて共役な前後の光像
に対する各コントラスト値の和、又はこれらコントラス
ト値のいずれかの大きさによりフィルタ定数が切り換え
られる。
【0039】又、請求項4によれば、合焦サーボ手段に
おいて、位相差検鏡以外の検鏡であれば、ハイパスフィ
ルタにおけるコントラスト値の差分値のみに基づいて合
焦サーチが行われ、位相差検鏡であれば、ハイパスフィ
ルタにおけるコントラスト値の差分値及びバンドパスフ
ィルタにおけるコントラスト値の差分値の両方の結果に
基づいて合焦サーチが行れる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照して説明する。図1は自動焦点検出装置の構成図で
ある。本実施例における顕微鏡には、観察標本である被
写体Sを上下方向へ移動可能なステージ10が備えられ
ている。このステージ10には、透過照明のため開口部
が形成されている。
【0041】透過用光源11で発生した照明光は、リン
グスリット12で輪帯照明光に形成され、その輪帯照明
光がコンデンサレンズ13によりステージ開口部を通し
て被写体Sを下方から照明するようになっている。
【0042】この被写体S上方の光軸上には位相差検鏡
用対物レンズ14が配置される。この位相差検鏡用対物
レンズ14は、輪帯照明光が入射するリング状の領域に
位相差膜が形成されている。この位相差検鏡用対物レン
ズ14を通過した光束は、接眼プリズム15で分岐され
て、一方の光束が接眼レンズ16へ導かれている。
【0043】この接眼プリズム15で分岐された位相差
検鏡対物レンズ14からの光束は、結像レンズ17を通
した後に光路差プリズムQに入射して2分割して2つの
平行光束となる。そして受光面上に光路差が異り、互い
に予定焦点面に対して共役な2つの被写体光像(前ピン
像、後ピン像)が投影される位置にCCDセンサ1Sが
配置されている。
【0044】このCCDセンサ18は、投影された光像
の入射光量と蓄積時間に応じた電圧を持つアナログ画像
信号を出力する。このCCDセンサ1Sの出力は、後述
するアナログ処理部19で増幅およびフィルタ処理等の
アナログ処理が施され、A/D変換器21によりデジタ
ル化された後にメモリ22に組込まれる。このメモリ2
2の記憶内容は演算回路23から読出し可能になってい
る。
【0045】演算回路23は、メモリ22に記憶された
被写体像のデジタル信号を用いて被写体像のコントラス
ト値を算出し、コントラスト値を表すビットデータをC
PU24へ送信する機能を有している。
【0046】CPU24は、CCDセンサ18が出力す
る被写体像のアナログ画像信号がアナログ処理部19の
レンジに適しているか否かA/D変換器21を介して監
視し、かつ被写体像のアナログ画像信号がアナログ処理
部19のレンジに適合していない場合に、レンジに適合
する様な蓄積時間とする命令をタイミングジェネレータ
25へ送信する機能を有している。
【0047】CPU24は、演算回路23からの前ピン
/後ピンのコントラスト値に基づいてほぼ前ピン/後ピ
ンのコントラスト値が同じとなる様なステージ駆動量を
求めて駆動回路26へ送信する機能を有している。
【0048】又、CPU24は、外部コントローラ27
からのAFのスタート/ストップ、現在の検鏡法、対物
レンズ倍率等の情報を受信する機能を有している。なお
駆動回路26はCPU24からの駆動信号を受けてステ
ージ10を駆動する。
【0049】上記アナログ処理部19は、図2に示すよ
うに一般検鏡および位相差検鏡時に使用されるハイパス
フィルタ(HPF)30と位相差検鏡時にのみ使用され
る各バンドパスフィルタ(BPF)31,32とそれら
フィルタを切り換える2つのアナログスイッチ33,3
4で構成されている。
【0050】このうちBPFは、位相差対物レンズ倍率
が低、中倍の時使用されるBPF31と高倍時に使用さ
れるBPF32の2種類備えられている。さらにいずれ
のフィルタを使用するかの選択はCPU24からの信号
を各アナログスイッチ33,34によって行われるもの
となっている。
【0051】このBPF31,32のフィルタ特性は、
図3〜図5に示すように各位相差対物レンズ倍率におい
てMTFが合焦点に対して前後デフォーカスで対称であ
る周波数成分を抽出できる様に設定されている。すなわ
ち高倍率(40×,60×)でMTF特性が対称である
高倍率用BPF32と低中倍率(10×,20×)でM
TF特性が対称である低中倍率用BPF31の2種のB
PF構成としてある。また2種のBPFそれぞれのフィ
ルタ定数は図16〜図18及び図22〜図25を参照し
て決定される。
【0052】次に上記の如く構成された本実施例の動作
について図6を用いて説明する。外部コントローラ27
からの信号によりAFが開始されると(ステップS
1)、予め検鏡者が外部にコントローラ27に入力して
ある検鏡法、対物レンズ倍率が次のステップS2におい
てCPU24により検知される。次にステップS3にお
いてCPU24は、いずれの検鏡の場合においても画像
信号をHPF30側とする様にアナログスイッチ34を
切換える。
【0053】このようにアナログスイッチ34を切換え
後、CPU24は、ステップS4においてCCDセンサ
18から出力されるアナログ信号を読み込み、次のステ
ップS5においてセンサ18からのアナログ信号がアナ
ログ処理部19に適合しているかチェックする。
【0054】このチェックによりレンジが適合していな
い場合にCPU24は、タイミングジェネレータ25に
対してレンジが適合する様な蓄積時間とする指令を出
す。この動作はセンサ18の信号がアナログ処理部19
のレンジに適合するまで繰り返し行われる。
【0055】レンジが適合している場合、CPU24
は、次のステップS6においてセンサ18からの信号に
より前ピン像と後ピン像のコントラスト値を所定の評価
関数に従って計算し、ステップS7において後ピンコン
トラスト値と前ピンコントラスト値の差分を計算する。
【0056】この差分量がある所定値α以上の場合、C
PU24はステップS8,S9において差分の符号、す
なわち前ピンコントラスト値と後ピンコントラスト値の
大小関係からステージ10の駆動方向を、その差分量の
絶対値から駆動量をそれぞれ算出しステージ駆動する。
このステージ駆動動作は後ピンコントラスト値と前ピン
コントラスト値の差分が±α以下となるまで繰り返され
る。
【0057】位相差検鏡以外の検鏡ではここでAF動作
は終了する。ところが外部コントローラ27に検鏡者が
予め入力してある現在の検鏡法、対物レンズ倍率をCP
U24がステップS10において検知し、現在の検鏡法
が位相差であると認識すると、CPU24はステップS
11に進んでアナログスイッチ33,34をそれぞれ切
り換える。すなわちアナログスイッチ34を位相差検鏡
用フィルタ側とし、前述した対物レンズ倍率に準じたB
PF側へアナログスイッチ33を切換える。
【0058】位相差検鏡の場合、CPU24はステップ
S12において位相差検鏡用BPFを介した前ピン像と
後ピン像のコントラストの差分を計算し、この差分がし
きい値β以下の場合、MTF特性がほぼ等しく予定合焦
面に対して前ピン像、後ピン像は共役な関係にあると判
断できるため合焦であると判断する。
【0059】一方、両者の差分がβ以上の場合、CPU
24はステップS13,S14においてMTF特性は異
っており、予定合焦面に対して前ピン像、後ピン像は共
役な関係ではなく、すなわち非合焦と判断する。
【0060】非合焦と判断した場合、CPU24は、ア
ナログスイッチ34を再びHPF側に切り換え、合焦判
定が行われたステージ位置まで達したスキャン方向と同
方向にさらにステージを駆動しAF動作を再開する。こ
の動作は後ピンコントラスト値と前ピンコントラスト値
の差分が所定値α以下の条件と位相差検鏡用BPFで抽
出した周波数帯域における前ピンコントラスト値と後ピ
ンコントラスト値が所定値β以下となる条件の両条件が
満たされた場合にのみ合焦とみなし、AF動作が終了す
るまで繰り返す。
【0061】このように上記第1の実施例によれば、合
焦の場合、MTF特性の前、後デフォーカス特性が対称
である周波数帯域の強度は一致し、コントラスト値も
前、後でほぼ一致する。すなわち図4に示す合焦の特性
となり、一方非合焦の場合には図5に示すような予定焦
点面に対して前ピン像、後ピン像が前ピン、後ピンのど
ちらか一方の片寄った位置にあり、前ピン像、後ピン像
の全ての周波数における総合コントラスト値が一致して
も同図矢印範囲で示した様な抽出周波数における前ピ
ン、後ピンコントラスト値が異なる特性より、位相差検
鏡におけるAFが可能となる。
【0062】又、本実施例では合焦サーチはステージ駆
動により行っているが、これを対物レンズ駆動としても
同様の効果を得ることができる。さらに本実施例ではH
PFで抽出した前ピン像および後ピン像の合焦判定時に
ステージ駆動量は変化させていないが、一度、BPFに
よる前ピンコントラスト値と後ピンコントラスト値の大
きさにより非合焦判定がなされたらステージ駆動量を通
常より1,2回だけ大きくとる様に制御すればBPFに
よる非合焦判定が繰り返される恐れが少なくなるため、
合焦速度は高くなり、本発明の効果を向上させることが
できる。
【0063】なお、本発明の位相差用BPFは位相差対
物レンズによる種類の設定が低、中倍用と高倍用の2種
で構成したが、これをさらに細分化したBPFを設定し
たり、BPFのフィルタ定数をCPUにより切換えるこ
とによって構成すればさらに高精度のAF制御が可能と
なる。また本実施例はBPFをアナログで構成したが、
これを演算回路やCPUでデジタルで構成すれば特別な
ハードを付加することなく実施可能である。
【0064】又、アナログスイッチの切り換え等位相差
のための合焦判定はAF開始後、1,2回程度であるた
め合焦速度は他の検鏡法とほぼ同等とすることができ
る。従って、位相差検鏡の様に被写体のコントラスト特
性が合焦ピークの他に複数のサブピークを持つ被写体に
対し、光路差光学系によって装置を複雑にすることなく
高速かつ高精度にAF制御が可能となる。
【0065】さらに予め対物レンズデータを備えること
により、対物レンズを交換してもバンドパスフィルタの
定数を変えることにより、様々な対物レンズに対してA
F対応が可能となる。
【0066】位相差検鏡時とその他の検鏡時の切換え手
段を備えることにより位相差検鏡を含めたあらゆる検鏡
に対してAF対応が可能となる。次に本発明の第2の実
施例について説明する。
【0067】本実施例の光学系とAF装置の構成は第1
実施例と同様であり、その詳しい説明は省略する。本実
施例の特徴であるアナログ処理部19は、図7に示すよ
うに位相差検鏡用フィルタをBPF40及びBPF41
により構成している。これらBPF40,41のフィル
タ定数は以下の様な特性をもつ。
【0068】(1) 抽出周波数MTF特性は、合焦に対し
て前、及び後デフォーカスで対称である。 (2) BPF40,41の抽出周波数MTF特性の減衰振
動の位相は、合焦近辺で約半周期ずれた形となってお
り、周期が異っている。
【0069】以上の様なBPFを2種用意すれば一方が
相対MTFが小さく、コントラスト値が低い場合、一方
のBPFにはコントラスト値はあるレベル以上となる。
次に上記の如く構成された本実施例の動作について図8
を用いて説明する。
【0070】外部コントローラ27からの信号によりA
Fが開始されると、CPU24は、ステップS21にお
いて予め検鏡者により外部コントローラ27に対して入
力してある検鏡法、対物レンズ倍率を検知し、ステップ
S22においていずれの検鏡の場合においても画像信号
をHPF42側とする様にアナログスイッチ44を切換
える。
【0071】アナログスイッチ44を切換え後、CPU
24はステップS23においてCCDセンサ18のアナ
ログ信号を読み込み、次のステップS24においてセン
サ18のアナログ信号がアナログ処理部19に適合して
いるかチェックする。
【0072】レンジが適合していない場合、CPU24
はタイミングジェネレータ25にレンジが適合する様な
蓄積時間とする指令を出す。この動作はセンサ18の信
号がアナログ処理部19のレンジに適合するまで繰り返
し行われる。
【0073】レンジが適合している場合、CPU24
は、ステップS25においてセンサ18からの信号によ
り前ピン像と後ピン像のコントラスト値を所定の評価関
数に従って計算し、次のステップS26において後ピン
コントラスト値と前ピンコントラスト値の差分を計算す
る。
【0074】この差分量がある所定値α以上の場合、C
PU24はステップS27,28において差分の符号、
すなわち前ピンコントラスト値と後ピンコントラスト値
の大小関係からステージ10の駆動方向をその差分量の
絶対値から駆動量をそれぞれ算出しステージ駆動する。
このステージ駆動動作は後ピンコントラスト値と前ピン
コントラスト値の差分が±α以下となるまで繰り返され
る。
【0075】位相差検鏡以外の検鏡ではここでAF動作
は終了する。ところが外部コントローラ27に検鏡者が
予め入力してある現在の検鏡法をCPU24がステップ
S29において検知し、現在の検鏡法が位相差であると
認識すると、CPU24は、ステップS30においてア
ナログスイッチ44を位相差検鏡用フィルタ入力側に切
り換え、さらにBPF(A)入力側にアナログスイッチ
43を切り換える。
【0076】このフィルタを介した前ピン像コントラス
ト値と後ピン像コントラスト値の和が所定値β以下の場
合、CPU24はステップS32に移ってアナログスイ
ッチ43をBPF(B)入力側に切り換え、ステップS
33においてBPF(A)40またはBPF(B)41
を介した後ピン像コントラスト値と前ピン像コントラス
ト値の差分を計算し、この差分がしきい値γ以下の場合
に、合焦と判断しAF動作を終了する。
【0077】一方、両者の差分がγ以上の場合には非合
焦と判断し、アナログスイッチ44を再びHPF側に切
換え、合焦判定が行われたステージ位置まで達したスキ
ャン方向と同方向にさらにステージを駆動し、AF動作
を再開する。
【0078】この動作は後ピンコントラスト値と前ピン
コントラスト値の差分が所定値α以下の条件と位相差検
鏡用BPFで抽出した周波数帯域における後ピンコント
ラスト値と前ピンコントラスト値が所定値γ以下となる
条件の両条件が満たされるまで繰り返す。
【0079】このように上記第2の実施例によれば、複
数種のBPF40,41を用いて図9に示す様にコント
ラスト値が低い場合、BPFを切り換えることにより
(イ)(ロ)へMTFを大きくして、合焦精度を高くす
ることができる。
【0080】又、図10に示すように(ハ)の様に光路
差の関係から偶然にコントラスト値が一致してもBPF
を切り換えることにより(ニ)の様に前ピン、後ピンが
共役位置にあるかどうかの確認を2重にしているため合
焦精度を高めることができる。この場合、図11に示す
ようにBPF(A)40によるコントラスト差分値とB
PF(B)41によるコントラスト差分値の両方の結果
を用いて合焦サーチを行えば、合焦速度は少し低下する
が、上記の如く前ピン、後ピンが共役位置にあるかどう
かの確認を2重にしているので、合焦精度を高くでき
る。
【0081】又、本実施例では差分がγ以下となった場
合、AF動作を終了するが、さらに合焦精度を要求する
場合、さらにBPFの周波数帯域を変化させ、合焦に対
してMTF特性がさらに対称な帯域を選択し、前ピン、
後ピンコントラスト値の差分のしきい値を極力小さくす
れば、この要求を満たすことが可能となる。
【0082】被写体のもつ周波数特性に適合する様なバ
ンドパスフィルタのフィルタ定数を可変とすることによ
り、様々な被写体に対してAF対応が可能となる。位相
差検鏡時とその他の検鏡時の切換え手段を備えることに
より、位相差検鏡を含めたあらゆる検鏡に対してAF対
応が可能となる。なお、本発明は上記各実施例に限定さ
れるものではなく、種々変形実施可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、位
相差検鏡における被写体像のように複数のサブピークを
持つコントラスト特性を示す被写体像からも確実に焦点
を検出でき、しかも装置の大型化を伴うことなく合焦速
度及び合焦精度を向上できる自動焦点検出装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動焦点検出装置の第1の実施
例を示す構成図。
【図2】同装置におけるアナログ処理部の具体的な構成
図。
【図3】被写体位置に対するコントラスト値を示す図。
【図4】合焦時のMTF特性を示す図。
【図5】偽合焦時のMTF特性を示す図。
【図6】自動焦点検出の流れ図。
【図7】本発明に係わる自動焦点検出装置の第2の実施
例におけるアナログ処理部の具体的な構成図。
【図8】自動焦点検出の流れ図。
【図9】デフォーカス量に対する相対MTFを示す図。
【図10】デフォーカス量に対する相対MTFを示す
図。
【図11】自動焦点検出の流れ図。
【図12】ステージ位置に対するコントラスト値を示す
図。
【図13】ステージ位置に対するコントラスト値を示す
図。
【図14】ステージ位置に対する前ピン/後ピンのコン
トラスト値の差分を示す図。
【図15】位相差検鏡におけるデフォーカス量に対する
コントラスト値を示す図。
【図16】MTF特性のシミュレーション結果を示す
図。
【図17】MTF特性のシミュレーション結果を示す
図。
【図18】MTF特性のシミュレーション結果を示す
図。
【図19】位相差検鏡における前ピン/後ピンのコント
ラスト特性を示す図。
【図20】同前ピン/後ピンのコントラスト特性より作
成したS字カーブを示す図。
【図21】デフォーカス量に対するコントラスト量を示
す図。
【図22】デフォーカス量に対する相対MTFを示す
図。
【図23】デフォーカス量に対する相対MTFを示す
図。
【図24】デフォーカス量に対する相対MTFを示す
図。
【図25】デフォーカス量に対する相対MTFを示す
図。
【符号の説明】
10…ステージ、11…透過用光源、12…リングスリ
ット、14…位相差検鏡用対物レンズ、18…CCDセ
ンサ、19…アナログ処理部、21…A/D変換器、2
2…メモリ、23…演算回路、24…CPU、25…タ
イミングジェネレータ、26…駆動回路、27…外部コ
ントローラ、30…ハイパイフィルタ(HPF)、3
1,32,40,41…バンドパスフィルタ(BP
F)、33,34,43,44…アナログスイッチ、Q
…光路差プリズム、S…被写体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に対して環状スリット光を照射
    し、この被写体からの直接光と回折光とを位相差膜に透
    過させてイメージセンサに入射し、このイメージセンサ
    から出力される共役な前後の光像の画像信号に基づいて
    前記被写体に対する合焦サーチを行う自動焦点検出装置
    において、 前記イメージセンサから出力される画像信号から高周波
    成分を抽出するハイパスフィルタと、 前記イメージセンサから出力される画像信号から前記ハ
    イパスフィルタの周波数帯域に含まれ、合焦に対してほ
    ぼ対称の周波数特性を抽出するバンドパスフィルタと、 これらハイパスフィルタ及びバンドパスフィルタからの
    前記前後の光像を所定の評価関数に基づいて前記ハイパ
    スフィルタにおける前後の光像のコントラスト値の差分
    値と、前記バンドパスフィルタにおける前後の光像のコ
    ントラスト値の差分値を求め、これら両方の差分値に基
    づいて合焦サーチを行う合焦サーボ手段と、を具備した
    ことを特徴とする自動焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 バンドパスフィルタは、位相差膜及び環
    状スリット光の種類に応じてフィルタ定数を切り換える
    機能を有することを特徴とする請求項1記載の自動焦点
    検出装置。
  3. 【請求項3】 バンドパスフィルタは、共役な関係を有
    する前後の各光像に対する各コントラスト値の和、又は
    これらコントラスト値のいずれかの大きさによりフィル
    タ定数を切り換える機能を有することを特徴とする請求
    項1記載の自動焦点検出装置。
  4. 【請求項4】 合焦サーボ手段は、位相差検鏡以外の検
    鏡の場合にハイパスフィルタにおけるコントラスト値の
    差分値のみに基づいて合焦サーチを行い、一方前記位相
    差検鏡の場合にはハイパスフィルタにおけるコントラス
    ト値の差分値及びバンドパスフィルタにおけるコントラ
    スト値の差分値の両方の結果に基づいて合焦サーチを行
    う機能を有することを特徴とする請求項1記載の自動焦
    点検出装置。
JP3962994A 1994-03-10 1994-03-10 自動焦点検出装置 Withdrawn JPH07248451A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09197251A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Olympus Optical Co Ltd オートフォーカス装置
JP2007155982A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 位相物体検出装置及び位相物体検出方法

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