JPH0724969U - 亜鉛メッキ設備用搬送ロール - Google Patents
亜鉛メッキ設備用搬送ロールInfo
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- JPH0724969U JPH0724969U JP5101792U JP5101792U JPH0724969U JP H0724969 U JPH0724969 U JP H0724969U JP 5101792 U JP5101792 U JP 5101792U JP 5101792 U JP5101792 U JP 5101792U JP H0724969 U JPH0724969 U JP H0724969U
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- Japan
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- zinc
- roll
- layer
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- Coating With Molten Metal (AREA)
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メッキ後の被メッキ材と接触する搬送用ロ−
ルであって、耐摩耗性にすぐれるとともに、スリップ時
に亜鉛が表面に凝着、移着することのない亜鉛メッキ設
備用搬送ロ−ルの提供。 【構成】 表面にモリブデン硼化物溶射層を有する鉄鋼
製部材からなることを特徴とし、好ましくは該溶射層の
気孔率が2 %未満で、厚さが0.02ないし0.3mm のモリブ
デン硼化物層である。
ルであって、耐摩耗性にすぐれるとともに、スリップ時
に亜鉛が表面に凝着、移着することのない亜鉛メッキ設
備用搬送ロ−ルの提供。 【構成】 表面にモリブデン硼化物溶射層を有する鉄鋼
製部材からなることを特徴とし、好ましくは該溶射層の
気孔率が2 %未満で、厚さが0.02ないし0.3mm のモリブ
デン硼化物層である。
Description
【0001】
本考案は、連続亜鉛メッキ設備におけるメッキ後の被メッキ材の搬送目的で設 けられる各種ロ−ルに関する。
【0002】
鋼板の連続亜鉛メッキ設備ラインは大別して前処理工程、メッキ処理工程およ び仕上げ工程から構成されているが、メッキ装置前後の通板工程の例を示した図 5に見られるように、焼鈍炉8を出た鋼板12はメッキ浴装置9を経て冷却装置 10を通った後、通板方向を示す矢印方向に進み、化成処理装置以下の仕上げ工 程に移される。
【0003】 この間、メッキ浴中に浸漬されているポットロ−ルのほかに、メッキ浴を出た 鋼板が通過する冷却装置等に設けられているトップロ−ル11などの鋼板を支持 またはガイドする各種ロ−ル類が配置されている。中でも上記トップロ−ル11 はメッキされた直後の鋼板と接触するロ−ルであり、高温の亜鉛と接するなどき びしい条件下にあるため、特に耐摩耗性や金属付着に対する対策が必要なロ−ル である。そこで、これらのロールは、従来、ロ−ル母材の摩耗防止、並びに搬送 面への亜鉛付着防止の目的でWC−Co系のいわゆる超硬合金を溶射して用いら れてきた。
【0004】 上記WC−Co系合金について、例えば特開平1-225761号には、Coを5 〜28 %混合してなるWC−Co系サ−メット材料をロ−ル母材表面に溶射してその気 孔率を1.8 %以下にした部材が開示されている。
【0005】
しかしながら、上記WC−Co系の溶射膜は、亜鉛メッキ浴への浸漬後の高温 状態における被メッキ材への接触あるいは被メッキ材とのスリップ時にその表面 に亜鉛が凝着し,しばしば被メッキ材にきずをつける。これは近年多用されてい る自動車用外板に用いられるメッキ鋼板など特に製品に高い表面健全性が要求さ れる用途において問題とされ、改善が求められている。
【0006】 したがって本考案の目的は、すでにメッキされたメッキ浴後の鋼板と接触する 搬送用ロ−ルであって、耐摩耗性にすぐれるとともに、スリップ時に亜鉛が表面 に凝着し、いわゆるピックアップと呼ばれる現象を起すことのない亜鉛メッキ設 備用搬送ロ−ルを提供することにある。
【0007】
本考案者らは上記目的を達成すべく研究を進め、前記WC−Co系サ−メット が耐摩耗性の高いWCに比較的多量のCoが混合されているために亜鉛との親和 性が生じて前記のようなピックアップ現象が起りやすいことに鑑み,ロ−ル表面 に溶射すべき材料を調査、実験の結果、表面にモリブデン硼化物の溶射層を有す る鉄鋼製部材とすれば前記課題が解決されることを見出し本考案に到達した。
【0008】 なお、モリブデン硼化物の緻密な溶射層は特にアセチレンと酸素のデトネ−シ ョンを利用した爆発溶射法に依るのが好適であり、残留気孔率1 %以下が比較的 容易に達成可能であることも判明した。
【0009】 したがって本考案は、表面にモリブデン硼化物溶射層を有する鉄鋼製部材から なること特徴とする亜鉛メッキ設備用搬送ロール、好ましくは、上記溶射層の厚 さが0.02ないし0.3mm であって、該溶射層の気孔率が2%未満である搬送ロールを 提供するものである。
【0010】
本考案において、溶射法により形成される溶射層の気孔率を2 %未満とし、厚 さを0.02ないし0.3mm の範囲にそれぞれ限定した理由は下記の通りである。
【0011】 一般の溶射法により形成される金属バインダ−を含まない純セラミックコ−テ ィングは2 %以上の気孔率を有する。このレベルの気孔率を有するコ−ティング では表面に露出した気孔を介し亜鉛がコ−ティングに強固に付着する。
【0012】 溶射層の層厚は0.02mm未満では爆発溶射による被膜であっても十分な耐摩耗性 が得られずかつ、残留気孔を通じ亜鉛の浸透を許し、また0.3mm を越えると溶射 時の残留応力により被膜中にクラックを生じ、著しくは使用中に剥離する。
【0013】
図1及び図2はそれぞれ本考案搬送ロ−ルに用いられる硼化モリブデンコ−テ ィング部材及び比較例WC−Coコ−ティング部材の亜鉛との反応試験結果を示 すスケッチ図、図3は上記試験用の供試体を示す斜視図そして図4は同じく反応 試験に用いられた試験炉の模式断面図である。これらの図を参照して以下説明す る。 (1) 硬さ試験 片面に硼化モリブデンを爆発溶射法により溶射してコ−ティング層2を形成し たSUS403を母材とする図3に示すような供試体(30×30×10mm)1を切断 し、その断面硬さをマイクロビッカ−ス硬さ計により測定したところ、コ−ティ ング部分のHv硬さは1,100 〜1,300 であった。 (2) 亜鉛に対する反応性試験 硬さ試験と同じく図3に示す供試体1上に亜鉛粒3を載せ、炉体4に設けたN 2 ガス導入口6により窒素雰囲気に保った炉内において亜鉛の融点を越える500 ℃までヒ−タ−5で加熱し、そのまま5時間保持した。7はガス排出口である。
【0014】 試験後の亜鉛粒は、図1のスケッチ図に見られるように、コ−ティング層2と は全く濡れておらず、液滴状を保ったままであった。またコ−ティング面に亜鉛 との反応の形跡は認められなかった。
【0015】
【比較例】 (1) 硬さ試験 片面にWC−Co合金を実施例と同様な要領で溶射してコ−ティング層2を形 成した供試体1を切断し,実施例の場合と同様にしてコ−ティング部分の硬さを 測定したところ、Hv硬さは800 〜1,100 であった。 (2) 亜鉛に対する反応性試験 実施例の場合と同様に炉内に供試した比較材、すなわちWC−Coコ−ティン グ供試体では亜鉛粒3とコ−ティング層2との明確な反応が認められ、図2のス ケッチ図に見られるように、亜鉛粒3の形状から濡れ角は約20度と判定された。
【0016】
以上説明したように、本考案の搬送ロ−ルによれば、好ましくは、母材上に気 孔率2 %未満で層厚0.02〜0.3mm のモリブデン硼化物からなる溶射層が形成され ているので、亜鉛の凝着、移着が防止でき、また一般の超硬合金の溶射層と比較 して硬いため、よりすぐれた耐摩耗性が期待できる。
【図1】本考案搬送ロ−ルに用いられるモリブデン硼化
物溶射部材の亜鉛との反応試験結果を示すスケッチ図で
ある。
物溶射部材の亜鉛との反応試験結果を示すスケッチ図で
ある。
【図2】比較例WC−Co溶射部材の亜鉛との反応試験
結果を示すスケッチ図である。
結果を示すスケッチ図である。
【図3】溶射コ−ティング層と亜鉛との反応試験用供試
体を示す斜視図である。
体を示す斜視図である。
【図4】溶射コ−ティング層と亜鉛との反応試験に用い
られた試験炉の模式断面図である。
られた試験炉の模式断面図である。
【図5】鋼板の連続亜鉛メッキラインのうち、メッキ装
置前後の通板工程例を示す模式図である。
置前後の通板工程例を示す模式図である。
1 供試体 2 溶射コ−ティング層 3 亜鉛粒 4 炉体 5 ヒ−タ− 6 N2 ガス導入口 7 ガス排出口 8 焼鈍炉 9 メッキ浴装置 10 冷却装置 11 トップロ−ル 12 鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高瀬 恵三 茨城県土浦市中央1−6−12
Claims (2)
- 【請求項1】 表面にモリブデン硼化物溶射層を有する
鉄鋼製部材からなることを特徴とする亜鉛メッキ設備用
搬送ロ−ル。 - 【請求項2】 前記溶射層の厚さが0.02ないし0.3mm の
範囲のモリブデン硼化物の層であって、該溶射層の気孔
率が2 %未満である請求項1記載の亜鉛メッキ設備用搬
送ロ−ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992051017U JP2526678Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 亜鉛メッキ設備用搬送ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992051017U JP2526678Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 亜鉛メッキ設備用搬送ロール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724969U true JPH0724969U (ja) | 1995-05-12 |
| JP2526678Y2 JP2526678Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=12875026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992051017U Expired - Lifetime JP2526678Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 亜鉛メッキ設備用搬送ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526678Y2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165035A (en) * | 1974-11-28 | 1976-06-05 | Goetzewerke | Kodonotaimamosei oyobi taishokonseiojusurusooseizosurutameno funshafunmatsu |
| JPS56127766A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-06 | Showa Denko Kk | Powder-form for flame spray coating material |
| JPH01225761A (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-08 | Tocalo Co Ltd | 溶融金属めっき浴用部材 |
| JPH01230760A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-14 | Nippon Steel Corp | 摺動部材 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP1992051017U patent/JP2526678Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165035A (en) * | 1974-11-28 | 1976-06-05 | Goetzewerke | Kodonotaimamosei oyobi taishokonseiojusurusooseizosurutameno funshafunmatsu |
| JPS56127766A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-06 | Showa Denko Kk | Powder-form for flame spray coating material |
| JPH01225761A (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-08 | Tocalo Co Ltd | 溶融金属めっき浴用部材 |
| JPH01230760A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-14 | Nippon Steel Corp | 摺動部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2526678Y2 (ja) | 1997-02-19 |
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