JPH0724984A - 半透明積層ポリエステルフィルム - Google Patents

半透明積層ポリエステルフィルム

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JPH0724984A
JPH0724984A JP5170582A JP17058293A JPH0724984A JP H0724984 A JPH0724984 A JP H0724984A JP 5170582 A JP5170582 A JP 5170582A JP 17058293 A JP17058293 A JP 17058293A JP H0724984 A JPH0724984 A JP H0724984A
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JP
Japan
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film
titanium dioxide
polyester
layer
polyester film
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Application number
JP5170582A
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English (en)
Inventor
Haruo Matsumoto
治男 松本
Hideaki Tatsuta
英昭 龍田
Juji Konagaya
重次 小長谷
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープ用ベースフィルムとして好適な遮
光性と平滑性,滑り性を有する半透明積層ポリエステル
フィルムを提供する。 【構成】 下記(イ) 〜(ハ) の少なくとも一種で有機物処
理された二酸化チタンを3〜20重量%含有するポリエ
ステルフィルムの少なくとも片面に、前記二酸化チタン
を実質的に含有しないポリエステルフィルムを積層した
積層フィルムであって、該二酸化チタンを実質的に含有
しないフィルム表面の10点平均粗さ(Rz )が0.1
0μm以下であり、積層フィルム全体の900nmにお
ける光線透過率(T%)が10〜60%である半透明積
層ポリエステルフィルム。 (イ) ポリオール系化合物 (ロ) アルカノールアミン系化合物 (ハ) シリコーン系化合物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVHS方式のビデオテー
プ,8mmビデオテープ,デジタルオーディオテープ(D
AT)等のベースフィルムとして好適な、平滑で適度な
滑り性を有する光線透過率の低いポリエステルフィルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステルはその優れた力学特性および化学特性を
有するため、各種用途のフィルム材料として広く利用さ
れている。中でも磁気記録媒体用ベースフィルムとして
の使用量は現在でも非常に多いが、さらに拡大傾向にあ
り、ますます高級化とコストの低減という相反する要求
が強まっているが、未だ不充分な状態である。
【0003】一般に、VHS方式のビデオテープや8mm
ビデオテープ、DAT等のテープは、磁気テープの両端
に所定長さの透明なリーダーテープを具備している。こ
れら磁気テープとリーダーテープが光源とCdS等の受
光素子との光路を横切るときの、テープを透過する光源
中の約900nmの波長の光を検出し、この透過光の多
少によって磁気テープを走行させたり、停止させたりし
ている。そして非透明部分である磁性塗料塗布部は、9
00nmにおける光線透過率が通常5%以下になるよう
に、磁性塗料の中に遮光剤としてカーボンブラック等の
微粒子が入れられている。
【0004】しかし、磁性塗料中へのカーボンブラック
の混合が、磁気テープの特性の向上やコストダウンの一
つの障害となっている。そのための対策としてベースフ
ィルムにカーボンブラックを含有させたフィルムも提案
されている(特開昭61−237622号等)が、ベー
スフィルム用のポリマーの製造工程や製膜工程で一旦カ
ーボンブラックを配合してしまうと、カーボンブラック
の不必要な製品に変更する際の時間的および金銭的な損
失が非常に大きく、しかもカーボンブラックの均一分散
が困難で、得られるフィルムの品質が著しく劣るという
問題がある。
【0005】一方、遮光剤として二酸化チタンを用いた
ベースフィルムも提案されている(特願平4−2127
59号、特開昭57−205824)。この二酸化チタ
ンは白色のため、前記カーボンブラックよりは製品変更
が容易であるものの、充分な遮光性を付与するには高濃
度の二酸化チタンを必要とし、従ってフィルム中に均一
分散させることが非常に困難となって、適度な遮光性と
平滑性および良好な滑り性を同時に備えたベースフィル
ムは得られていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の事情に
鑑み、遮光性と平滑性と滑り性を同時に具備した半透明
積層ポリエステルフィルムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半透明積層ポ
リエステルフィルムが、下記(イ) 〜(ハ) の少なくとも1
種で有機物処理された二酸化チタンを3〜20重量%含
有するポリエステルフィルムの少なくとも片面に、前記
二酸化チタンを実質的に含有しないポリエステルフィル
ムを積層した積層フィルムであって、該二酸化チタンを
実質的に含有しないフィルム表面の10点平均粗さが
0.10μm以下であり、積層フィルム全体の900n
mにおける光線透過率が10〜60%であるところに要
旨を有する。 (イ) ポリオール系化合物 (ロ) アルカノールアミン系化合物 (ハ) シリコーン系化合物
【0008】
【作用】本発明の半透明積層ポリエステルフィルムは、
遮光性を付与するための特定の二酸化チタンを混合させ
たものであるポリエステルフィルム遮光層(以下A層と
いうことがある)の少なくとも片面に、適度な滑り性を
付与するためのポリエステル層(以下B層ということが
ある)を積層した構成を持ち、磁気テープ用ベースフィ
ルムとして高性能なものである。
【0009】まず、光線透過率について説明する。従来
は磁気テープの900nmにおける遮光性のほとんど全
てをベースフィルムで負担させる場合もあったが、本発
明では必ずしもその必要はなく、ベースフィルムの両面
に塗布される磁性層やバックコート層との合計の光線透
過率が5%以下になればよい。従って、ベースフィルム
として用いられる本発明の積層ポリエステルフィルムの
900nmにおける光線透過率T(%)は、10〜60
%とすればよい。60%を超えるとフィルムに遮光性を
持たせた効果が発現しない。なお、900nmにおける
光線透過率を10%未満とすることは、磁性層の遮光性
からみて過剰品質であり経済的でない。
【0010】本発明では、A層に遮光性を付与するため
に用いられる二酸化チタンが、(イ)ポリオール化合物、
(ロ) アルカノールアミン系化合物、(ハ) シリコーン系化
合物の少なくとも1種の有機化合物で有機物処理されて
いることが必須要件である。(イ) のポリオール系化合物
としては、例えばペンタエリトリットやトリメチロール
プロパン等が、(ロ) のアルカノールアミン系化合物とし
てはトリエタノールアミンやトリメチロールアミンの有
機酸塩等が、(ハ) のシリコーン系化合物としてはビニル
トリクロルシランやジメチルシロキサン等が挙げられ、
これらの化合物の少なくとも1種以上を用い、処理後の
二酸化チタン中の炭素量として0.05重量%以上とな
るように、公知の方法で二酸化チタンを処理すればよ
い。例えば、二酸化チタン粉末をヘンシェルミキサー等
で撹拌・混合しながら、上記有機物処理剤のアルコール
溶液を滴下・混合し、加熱しながらアルコールを蒸発さ
せる方法が簡便である。
【0011】この有機物処理は、一般的には二酸化チタ
ン粉末製造後の後処理として行なわれる。有機物処理後
の二酸化チタンを用いることにより二酸化チタン粉末同
士の凝集が改善されると共に、二酸化チタン粉末をポリ
エステルに混練する工程での分散性が非常に向上するた
め、本発明の積層ポリエステルフィルムは、磁気テープ
等の高級用途のフィルムとしても好適に利用できるので
ある。
【0012】本発明で用いられる二酸化チタンの種類は
限定されないが、ルチル型二酸化チタンやアナターゼ型
二酸化チタンが好ましい。また、二酸化チタンの製造過
程でカリウム化合物あるいはリン化合物を含有したもの
や、シリカ、アルミナ、亜鉛化合物等の無機物で処理が
行なわれた二酸化チタンであっても良い。
【0013】A層に含まれる前記二酸化チタンは、3〜
20重量%とする必要がある。3重量%未満では遮光性
が不充分となり、逆に20重量%を超えると、有機物処
理を施した二酸化チタンであってもポリエステルに対す
る分散性が悪くなり、フィルムの延伸性が損なわれて延
伸時に破断トラブルが発生しやすくなる。このA層に後
述の実質的に前記二酸化チタンを含まないB層が積層さ
れて本発明の積層フィルムが得られる。従って積層フィ
ルム全体に対する二酸化チタンの量は、A層の占める厚
みとA層に含有された二酸化チタンの量によって決まっ
てくる。この時前記光線透過率T%が10〜60%にな
るように、積層フィルム全体に対する二酸化チタン量が
1.5〜15重量%とすることが好ましい。
【0014】上記遮光層であるA層の少なくとも片面に
はポリエステルB層が積層される。このB層は、積層フ
ィルム表面に適度な平滑性と良好な滑り性を付与するた
めに、ポリエステル中に不活性粒子が加えられたものが
原料とされる。用いることのできる不活性粒子として
は、ポリエステルに対して不活性であれば特に制限はな
く、例えば炭酸カルシウム、球状シリカ、硫酸バリウ
ム、亜鉛華、アルミナ、カオリン、耐熱性高分子微粒子
(例えば、架橋型ポリスチレン、架橋スチレン−アクリ
ル共重合体、フェノール樹脂等)等が挙げられる。B層
に、不活性粒子のひとつとして二酸化チタンが加えられ
てもよいが、B層には遮光性を付与する必要性がないの
で、前記有機物処理二酸化チタンを配合することは意味
がない。
【0015】ただし、ポリエステルB層の表面の10点
平均粗さ(Rz )を0.10μm以下とする必要があ
る。Rz が0.10μmを超えると、平滑性が失われて
ベースフィルムとして好ましくない。このため使用でき
る不活性粒子としては、粒度分布がシャープであると共
に、平均粒径が0.02〜1.0μm、好ましくは0.
1〜0.8μmのものを用いるとよい。またこれらの不
活性粒子は、B層中の濃度として0.10〜1.0重量
%、より好ましくは0.20〜0.80重量%とする。
0.10重量%より少ないと滑り性が不充分となり、ま
た1.0重量%を超えると表面平滑性が損なわれ10点
平均粗さRz が大きくなり過ぎて、磁気記録媒体として
不向きである。またB層の平均線表面粗さ(Ra )は、
0.005〜0.030μm、より好ましくは0.01
0〜0.020μmの範囲だと適正平滑性を示す。これ
らの不活性粒子は、先に規定した条件であればA層に含
有させてもよい。ポリエステルB層は遮光層であるA層
の片面または両面に積層される。A層にB層を積層する
方法としては、共押出し方式、コーティング、ラミネー
ト等が例示されるが、コストの点から共押出し方式を採
用することが好ましい。
【0016】本発明で用いられるポリエステルは、その
主たる繰り返し単位が、芳香族ジカルボン酸成分(特
に、アルキレンテレフタレート)であることが好まし
い。アルキレンテレフタレートにおけるアルキレンとし
ては、例えばその炭素数が2のものが好ましい。中でも
その繰り返し単位の80モル%以上、好ましくは90モ
ル%以上がエチレンテレフタレートからなるものが特に
好ましい。
【0017】他の共重合成分としては、イソフタル酸、
p−β−オキシエトキシ安息香酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、4,4’−ジカルボキシルジフェニー
ル、4,4’−ジカルボキシルベンゾフェノン、ビス
(4−カルボキシルフェニール)エタン、アジピン酸、
セバシン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、シク
ロヘキサン−1,4−ジカルボン酸等のカルボン酸成分
が挙げられる。
【0018】さらに他の共重合成分として、プロピレン
グリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノー
ル、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール等のグリコール成分;p−
ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸成分等を
任意に選択使用することができる。このほか共重合成分
として少量のアミド結合、ウレタン結合、エーテル結
合、カーボネート結合等を含有する化合物を含んでもよ
い。
【0019】該ポリエステルの製造法としては、ジカル
ボン酸成分(特に、芳香族ジカルボン酸)とグリコール
成分とを直接反応させる、いわゆる直接重合法、当該ジ
カルボン酸のジメチルエステルとグルコールとをエステ
ル交換反応させる、いわゆるエステル交換法等任意の製
造法を適用することができる。
【0020】該ポリエステルの製造に際して、三酸化ア
ンチモン等の重合触媒や、製膜時の静電密着性向上のた
めのマグネシウムおよびリン化合物の添加を行なっても
よい。なお、二酸化チタンは重合工程で添加してもよい
が、生成ポリエステルと混練して予めマスターチップを
製造するか、または製膜時に二酸化チタン粉体を混練す
ることが望ましい。製膜方式としては、縦→横,縦→縦
→横,横→縦,縦→横→縦等通常行なわれる延伸方式が
採用でき、延伸後、熱処理することが推奨される。
【0021】本発明の積層ポリエステルフィルムの全体
の厚みは通常5〜20μm、好ましくは6〜18μm
で、また積層フィルム中の遮光層(A)の厚みは、表面
平滑性の維持と二酸化チタンの均一分散という観点から
全体厚に対して20%〜80%が好ましく、30%〜7
0%がより好ましい。本発明の積層ポリエステルフィル
ムには、磁気テープにする時の加工性や磁気テープの使
用時の性能向上の目的で易接着樹脂層や帯電防止層を設
けることもできる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例および比較例を示す。実
施例中の「部」は、特にことわらない限りすべて重量部
を意味する。 実施例1 撹拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた2段の完全混合槽よりなる連続エステル化反応
装置を用い、その第1エステル化反応缶のエステル化反
応生成物が存在する系へ、テレフタル酸(TPA)に対
するエチレングリコール(EG)のモル比率を1.7に
調製し、かつ三酸化アンチモンをアンチモン原子として
TPA単位当たり250ppmを含むTPAのEGスラ
リーを連続的に供給した。同時に、TPAのEGスラリ
ー供給口とは別の供給口より、酢酸マグネシウムの四水
塩のEG溶液を、反応缶内を通過する反応生成物中のポ
リエステル単位ユニット当たりMg原子として100p
pmとなるように連続的に供給し、常圧にて平均滞留時
間4.5時間、温度255℃で反応させた。
【0023】この反応生成物を連続的に系外に取り出し
て、第2エステル化反応缶に供給した。第2エステル化
反応缶を通過する反応生成物中のポリエステル単位ユニ
ットに対して0.5重量部のEG、トリメチルホスフェ
ートのEG溶液をP原子として75ppm、酢酸ナトリ
ウムのEG溶液をNa原子として10ppm、および平
均粒径0.6μmの炭酸カルシウムスラリーを固形分と
して0.5重量%となるようにそれぞれ別個の供給口よ
り連続的に供給し、常圧にて平均滞留時間3.0時間、
温度260℃で反応させた。該エステル化反応生成物を
撹拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた3段の連続重縮合反応装置に連続的に供給して
重縮合を行ない、固有粘度0.620のポリエステル
(B)を得た。
【0024】このポリエステル(B)の一部とアナター
ゼ型二酸化チタン(トリメチロールエタン処理品、炭素
として0.1重量%含有、平均粒径0.3μm)をポリ
エステル(B):二酸化チタン=1:1の割合で二軸の
押出機を用いて混練し、さらに30μmのフィルターを
通しポリエステル(A’)のチップを得た。
【0025】次にポリエステル(B)およびポリエステ
ル(A’)を原料とし、二種三層の押出し機およびTダ
イを用い、表層(上層および下層)用押出機にはポリエ
ステル(B)を、内層(遮光層)用押出機には、ポリエ
ステル(B):ポリエステル(A’)=80:20にな
るようにチップを乾燥しながら供給し(これがポリエス
テル(A)となる)、290℃で溶融し、ポリエステル
(B)および(A)をそれぞれ20μmのフィルターを
通して上層:内層:下層の厚みを1:2:1の構成で共
押出しを行ない、厚さ211μmの未延伸フィルムを得
た。引続きこのフィルムを75℃に加熱したロール、お
よび表面温度600℃の赤外線ヒータ(フィルムから2
0mm離れた位置に設置)を用いて加熱し、低速ロール
と高速ロールとの間で縦方向に3.3倍延伸した。さら
にこのフィルムをテンター中に導き、100℃で横方向
に4.0倍延伸し、220℃で5秒間の熱処理を施し
て、厚さ16μmの二軸配向ポリエステルフィルムを作
成した。得られたフィルムの物性を表2に示した。
【0026】実施例2〜6および比較例1〜3 二酸化チタンの種類および積層フィルムの構成、遮光層
用ポリマーのB:A’の比率を表1のように変更する以
外は実施例1と同様の方法で製膜・延伸を行ない、厚さ
16μmの積層ポリエステルフィルムを作成した。また
得られた積層フィルムの物性を表2に示した。 比較例4 実施例1でポリエステル(B)に添加する不活性粒子で
ある炭酸カルシウムの平均粒径を1.1μmとする以外
は実施例1と同様の方法で重合および製膜・延伸を行な
った。得られた積層フィルム(16μm)の物性を表2
に示した。
【0027】 参考例1(評価用磁性塗料の作成) Co−γ−Fe23 (BET比表面積30m2 /g) 100部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 15部 ウレタン変性飽和ポリエステル樹脂 15部 α−アルミナ(平均粒子径0.5μm) 3部 カーボンブラック(平均粒子径0.08μm) 2部 トルエン 105部 メチルエチルケトン 105部 シクロヘキサノン 105部 上記原料配合でボールミルにより約12時間混合分散し
た後、これに パルミチン酸 1部 ドデシルステアレート 2部 オレイン酸 2部 を加えてさらに30分間混合した。次にトリイソシアネ
ート化合物の固形分75%酢酸エチル溶液を10部加え
てさらに1時間混合し、磁性塗料とした。表2に示した
物性の評価方法は以下の通りである。
【0028】<光線透過率>島津分光光度計UV−21
0Aを用いて、900nmの波長でスリット幅5nm、
リファレンスを空気としてフィルムの光線透過率を測定
しT%とした。 <B層(非遮光層)の平均粗さ>サーフコム300A型
表面粗さ計(東京精密製)を用い、針の半径2μm、加
重0.07g、測定基準長0.8mm、カットオフ0.
08mmの条件でB層表面粗さを測定し、10点平均粗
さRz (μm)および中心線平均粗さRa (μm)を求
めた。 <粗大突起密度>非遮光のB層表面にアルミニウムを蒸
着させ、2光束干渉顕微鏡(光源は波長546nmの単
色光)を用いて5mm2 以上の視野を観察した。2次以
上の干渉リングの個数をカウントし、1mm2 当たりの
個数に換算して表示した。
【0029】<磁気テープの走行性および信号トラブ
ル、ドロップアウト数>実施例1〜6および比較例1〜
4で得られた積層フィルム上に、参考例1で作成した磁
性塗料を乾燥後の厚さが2.0μmとなるように塗布
し、磁場配向処理を施した後60℃で乾燥してから10
0℃でカレンダー処理し、さらに60℃で72時間キュ
アを行なった。このフィルムを1/2インチ幅にスリッ
トし、両端にリーダーテープを接着してカセットに挿入
し、試験用VHSカセットテープを作成した。これらの
カセットテープを市販のVHSデッキにセットして、
「早送り」と「巻戻し」を100回繰り返し、テープの
走行中断等の走行トラブルがなかったものを走行性「正
常」、トラブルのあったものを走行性「異常」、また信
号誤作動がないものを信号トラブル「正常」、1回以上
誤作動のあったものを信号トラブル「異常」とした。さ
らに、別の試験用VHSカセットテープと市販のデッキ
を用いて信号を記録・再生し、15μ秒×16dB以上
と5μ秒×10dB以上のドロップアウトを、ドロップ
アウトカウンターで60分間計数し、1分当りの平均値
で表した。 <二酸化チタン中の炭素量>予め有機物処理された二酸
化チタン顔料を105℃、真空下で16時間乾燥させ、
その後自己積分型熱伝導方式の有機元素分析計を用いて
炭素の定量を行ない、乾燥顔料に対する炭素量を重量%
で表した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の半透明積層ポリエステルフィル
ムは、適度な遮光性と滑り性を保持しているにもかかわ
らず、フィルム表面が平滑で粗大突起が少ないので、磁
気テープ用に使用したとき磁性塗膜の厚さを減少しても
信号トラブルがなく、ドロップアウトが少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(イ) 〜(ハ) の少なくとも1種で有機
    物処理された二酸化チタンを3〜20重量%含有するポ
    リエステルフィルムの少なくとも片面に、前記二酸化チ
    タンを実質的に含有しないポリエステルフィルムを積層
    した積層フィルムであって、該二酸化チタンを実質的に
    含有しないフィルム表面の10点平均粗さが0.10μ
    m以下であり、積層フィルム全体の900nmにおける
    光線透過率が10〜60%であることを特徴とする半透
    明積層ポリエステルフィルム。 (イ) ポリオール系化合物 (ロ) アルカノールアミン系化合物 (ハ) シリコーン系化合物
JP5170582A 1993-07-09 1993-07-09 半透明積層ポリエステルフィルム Pending JPH0724984A (ja)

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