JPH07250700A - 競合pcr法による核酸の簡易定量法 - Google Patents
競合pcr法による核酸の簡易定量法Info
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- JPH07250700A JPH07250700A JP6071701A JP7170194A JPH07250700A JP H07250700 A JPH07250700 A JP H07250700A JP 6071701 A JP6071701 A JP 6071701A JP 7170194 A JP7170194 A JP 7170194A JP H07250700 A JPH07250700 A JP H07250700A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 サンプル中のDNA又はRNAを競合PCR
法で定量する方法であり、サンプル中のDNA又はRN
Aと、配列内部に部分的に欠失、挿入又は変異を有する
競合体少なくとも2種と、そのDNA又はRNA及びい
ずれの競合体ともアニーリング可能な1種のセンス又は
アンチセンスプライマーと、互いに異なる競合体1種の
みとアニーリング可能であり競合体数と同数の対応のア
ンチセンス又はセンスプライマーとを同一容器内で遺伝
子増幅し、その産物を電気泳動分析にかけてDNA又は
RNAを定量する方法。 【効果】 1検体あたりPCR時のチューブ数を半減以
下に減らすことができ、これにより作業時間の短縮、作
業効率の向上、コスト削減などの利点をもつ。
法で定量する方法であり、サンプル中のDNA又はRN
Aと、配列内部に部分的に欠失、挿入又は変異を有する
競合体少なくとも2種と、そのDNA又はRNA及びい
ずれの競合体ともアニーリング可能な1種のセンス又は
アンチセンスプライマーと、互いに異なる競合体1種の
みとアニーリング可能であり競合体数と同数の対応のア
ンチセンス又はセンスプライマーとを同一容器内で遺伝
子増幅し、その産物を電気泳動分析にかけてDNA又は
RNAを定量する方法。 【効果】 1検体あたりPCR時のチューブ数を半減以
下に減らすことができ、これにより作業時間の短縮、作
業効率の向上、コスト削減などの利点をもつ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競合ポリメラーゼ連鎖
反応(PCR)法による核酸の定量法に関する。特に、
本発明は、微量核酸の定量に有効である。
反応(PCR)法による核酸の定量法に関する。特に、
本発明は、微量核酸の定量に有効である。
【0002】
【従来の技術】免疫不全ウイルス、肝炎ウイルス、ヘル
ペスウイルス等の病原性ウイルスや、結核菌、MRSA
等の病原性細菌はヒトや他の動物に感染して重篤な疾病
を引き起こし、特に免疫不全ウイルス、肝炎ウイルス、
MRSA等にあっては直接的又は間接的に死に至らしめ
ることさえある。さらに、このような病原性ウイルスや
細菌類の中には、例えば免疫不全ウイルスのように特に
血液や性的接触を通して感染し長期間動物体内に潜伏し
たのち発病せしめるものや、肝炎ウイルス、特にC型肝
炎ウイルス(HCV)のようにウイルス汚染された輸血
用血液を通して感染し慢性肝炎を経て肝硬変、肝癌へと
移行せしめるものや、MRSAのように抵抗力の減退し
た患者に院内感染するものなど、すでに社会的問題へと
発展しているものさえある。
ペスウイルス等の病原性ウイルスや、結核菌、MRSA
等の病原性細菌はヒトや他の動物に感染して重篤な疾病
を引き起こし、特に免疫不全ウイルス、肝炎ウイルス、
MRSA等にあっては直接的又は間接的に死に至らしめ
ることさえある。さらに、このような病原性ウイルスや
細菌類の中には、例えば免疫不全ウイルスのように特に
血液や性的接触を通して感染し長期間動物体内に潜伏し
たのち発病せしめるものや、肝炎ウイルス、特にC型肝
炎ウイルス(HCV)のようにウイルス汚染された輸血
用血液を通して感染し慢性肝炎を経て肝硬変、肝癌へと
移行せしめるものや、MRSAのように抵抗力の減退し
た患者に院内感染するものなど、すでに社会的問題へと
発展しているものさえある。
【0003】こうした状況下にあって、感染源を早期に
特定し、輸血用血液においては重大な輸血後感染を抑止
するために、また感染患者においては早期治療を可能に
するために種々の検査又は診断法が開発され又は開発途
上にある。そのために、簡易で且つ精確で且つ迅速な検
査、診断法が望まれている。特にHCVの場合には、感
染初期の患者又はキャリヤーの体内、特に血中に存在す
るウイルス量が非常に少ないため、ウイルス自体を検出
することは困難である。そのため、感染初期の患者で血
中にウイルスは存在するが、抗体の上昇していない患者
や特定の抗原に対する抗体産生の悪い患者においては、
抗体検出法ではHCVの感染は検出できず感染を見逃し
てしまう恐れがある。一般のウイルス感染や細菌感染で
はこのような場合、血中の病原体の抗原すなわちウイル
スや細菌を検出する抗原検出法が使用されるが、HCV
の場合血中のウイルス量が非常に少ないために酵素抗体
法で検出することは困難である。また適当な培養法も確
立されておらず培養して検出することも難しい状態であ
る。
特定し、輸血用血液においては重大な輸血後感染を抑止
するために、また感染患者においては早期治療を可能に
するために種々の検査又は診断法が開発され又は開発途
上にある。そのために、簡易で且つ精確で且つ迅速な検
査、診断法が望まれている。特にHCVの場合には、感
染初期の患者又はキャリヤーの体内、特に血中に存在す
るウイルス量が非常に少ないため、ウイルス自体を検出
することは困難である。そのため、感染初期の患者で血
中にウイルスは存在するが、抗体の上昇していない患者
や特定の抗原に対する抗体産生の悪い患者においては、
抗体検出法ではHCVの感染は検出できず感染を見逃し
てしまう恐れがある。一般のウイルス感染や細菌感染で
はこのような場合、血中の病原体の抗原すなわちウイル
スや細菌を検出する抗原検出法が使用されるが、HCV
の場合血中のウイルス量が非常に少ないために酵素抗体
法で検出することは困難である。また適当な培養法も確
立されておらず培養して検出することも難しい状態であ
る。
【0004】このような場合、抗原検出法に代る方法と
してウイルス遺伝子を検出するPCR法を用いた遺伝子
増幅法が使用されている(須栗真,核医学技術第12
巻,第1号,第44〜52頁(1992年))。PCR
法はDNAを増幅し検出する方法であるが、RNAの場
合にもRNAより逆転写酵素(RT)によりcDNAを
合成し、これを鋳型にして増幅させるRT−PCR法が
用いられる。またPCR法は原理的には1分子の遺伝子
が存在すれば、検出可能なまでに増幅させることができ
るが、実際には1000分子以下のDNA/cDNAを
1回の増幅で視覚的に確認できるまで増幅することは困
難である。この視覚的に確認するとはアガロースやポリ
アクリルアミドのゲルでエチジュウムブロマイドの染色
で確認するということである。このため、非常に分子数
の少ない検体/遺伝子を増幅させる場合には、1回目の
PCRのあとに1回目のPCRで得られた産物の一部を
さらに2回目のPCRを行ない増幅させるnested
−PCRが行なわれる。
してウイルス遺伝子を検出するPCR法を用いた遺伝子
増幅法が使用されている(須栗真,核医学技術第12
巻,第1号,第44〜52頁(1992年))。PCR
法はDNAを増幅し検出する方法であるが、RNAの場
合にもRNAより逆転写酵素(RT)によりcDNAを
合成し、これを鋳型にして増幅させるRT−PCR法が
用いられる。またPCR法は原理的には1分子の遺伝子
が存在すれば、検出可能なまでに増幅させることができ
るが、実際には1000分子以下のDNA/cDNAを
1回の増幅で視覚的に確認できるまで増幅することは困
難である。この視覚的に確認するとはアガロースやポリ
アクリルアミドのゲルでエチジュウムブロマイドの染色
で確認するということである。このため、非常に分子数
の少ない検体/遺伝子を増幅させる場合には、1回目の
PCRのあとに1回目のPCRで得られた産物の一部を
さらに2回目のPCRを行ない増幅させるnested
−PCRが行なわれる。
【0005】一方、ウイルス量の測定は抗原検出系が確
立されていないために、遺伝子の量を測定することによ
り行なわれている。その1つの方法はカイロン社が開発
したブランチドDNAのプローブを用いウイルスのRN
Aとハイブリッドさせることによりウイルス遺伝子の量
を測定する方法である(飯野四郎と日野邦彦,Mebio,9
(11):44-49(1992))。しかしながらこの検出系は遺伝子
の増幅を行なわないために感度が悪く、103 〜105
/ml以下のウイルス量の場合には検出できないと考え
られている。このため、より一般的にはRT−PCR法
を用い、同じチューブに鋳型RNAより短い欠失を導入
した競合用のRNAやDNAを加え最終的に同じ量のD
NAが増幅されるものをその検体のRNA量とする競合
法が行なわれている(金子周一ら,日本臨床,第50
巻,第111−116頁,1992年特別号)。
立されていないために、遺伝子の量を測定することによ
り行なわれている。その1つの方法はカイロン社が開発
したブランチドDNAのプローブを用いウイルスのRN
Aとハイブリッドさせることによりウイルス遺伝子の量
を測定する方法である(飯野四郎と日野邦彦,Mebio,9
(11):44-49(1992))。しかしながらこの検出系は遺伝子
の増幅を行なわないために感度が悪く、103 〜105
/ml以下のウイルス量の場合には検出できないと考え
られている。このため、より一般的にはRT−PCR法
を用い、同じチューブに鋳型RNAより短い欠失を導入
した競合用のRNAやDNAを加え最終的に同じ量のD
NAが増幅されるものをその検体のRNA量とする競合
法が行なわれている(金子周一ら,日本臨床,第50
巻,第111−116頁,1992年特別号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この競
合法では1検体につき1つの競合体しか使用しないため
に、また、サンプルのRNAと競合法のRNAまたはD
NAを同じチューブで競合させ最終的に増幅されたDN
A産物の量を比較し、サンプルから得られたDNAとそ
の1種の競合体から得られたDNAが同じ濃さのバンド
としてゲル中で確認できる濃度をウイルス量とするため
に、ウイルス量の分からない検体を測定する場合、多く
のチューブが必要となる。例えば、1〜108 程度のウ
イルスがいると推定される場合に、10倍きざみで検出
する場合には8本のチューブが必要となる。検体を希釈
する場合にはチューブの数を減らすことが可能だが、そ
れでも最低4〜5本のチューブが必要となり、手間がか
かり分析に長時間を要すると共に操作も繁雑になる。
合法では1検体につき1つの競合体しか使用しないため
に、また、サンプルのRNAと競合法のRNAまたはD
NAを同じチューブで競合させ最終的に増幅されたDN
A産物の量を比較し、サンプルから得られたDNAとそ
の1種の競合体から得られたDNAが同じ濃さのバンド
としてゲル中で確認できる濃度をウイルス量とするため
に、ウイルス量の分からない検体を測定する場合、多く
のチューブが必要となる。例えば、1〜108 程度のウ
イルスがいると推定される場合に、10倍きざみで検出
する場合には8本のチューブが必要となる。検体を希釈
する場合にはチューブの数を減らすことが可能だが、そ
れでも最低4〜5本のチューブが必要となり、手間がか
かり分析に長時間を要すると共に操作も繁雑になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の競
合PCR法の改良研究を行ない、1検体につき少なくと
も2種の競合体を使用することによって、またそれぞれ
の競合体が異なるプライマーで増幅されるように設計す
ることによって、従来法と比べてチューブの数を半減又
はそれ以下に減らせること、したがって分析時間の著し
い短縮を可能にすることを見出した。
合PCR法の改良研究を行ない、1検体につき少なくと
も2種の競合体を使用することによって、またそれぞれ
の競合体が異なるプライマーで増幅されるように設計す
ることによって、従来法と比べてチューブの数を半減又
はそれ以下に減らせること、したがって分析時間の著し
い短縮を可能にすることを見出した。
【0008】本発明は、まず第1に、サンプル中のDN
A又はRNAを競合PCR法で定量する方法であって、
(i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくと
も2種の、予備決定されたコピー数の競合体であって、
前記DNA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をも
ち且つ前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部
分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DN
A又はRNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能
な1種のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前記競合
体の種類と同数のアンチセンス又はセンスプライマーで
あって、各々が互いに異なる競合体1種のみとアニーリ
ング可能である前記アンチセンス又はセンスプライマー
とを同一容器内で競合PCR法にかけて、サンプル由来
の前記DNA又はRNA及び前記競合体を鋳型とする互
いに異なるサイズの増幅産物を得、(ii)ステップ
(i)の増幅産物を電気泳動分析にかけてサイズ分離
し、その分離したバンドの濃さと競合体の前記コピー数
とに基づいてサンプル中の前記DNA又はRNAのコピ
ー数を決定する、ことを包含する方法を提供する。
A又はRNAを競合PCR法で定量する方法であって、
(i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくと
も2種の、予備決定されたコピー数の競合体であって、
前記DNA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をも
ち且つ前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部
分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DN
A又はRNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能
な1種のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前記競合
体の種類と同数のアンチセンス又はセンスプライマーで
あって、各々が互いに異なる競合体1種のみとアニーリ
ング可能である前記アンチセンス又はセンスプライマー
とを同一容器内で競合PCR法にかけて、サンプル由来
の前記DNA又はRNA及び前記競合体を鋳型とする互
いに異なるサイズの増幅産物を得、(ii)ステップ
(i)の増幅産物を電気泳動分析にかけてサイズ分離
し、その分離したバンドの濃さと競合体の前記コピー数
とに基づいてサンプル中の前記DNA又はRNAのコピ
ー数を決定する、ことを包含する方法を提供する。
【0009】好ましい態様としては、サンプル中の前記
RNAが、PCRにかける前に予め逆転写酵素の作用に
よってcDNAに変換されることを特徴とする上記記載
の方法に関する。
RNAが、PCRにかける前に予め逆転写酵素の作用に
よってcDNAに変換されることを特徴とする上記記載
の方法に関する。
【0010】本発明は第2に、サンプル中の微量のDN
A又はRNAを競合PCR法で定量する方法であって、
(i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくと
も2種の、予備決定されたコピー数の競合体であって、
前記DNA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をも
ち且つ前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部
分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DN
Aもしくは前記RNA及び前記競合体とアニーリング可
能な第1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一
容器内で第1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増
幅し、(ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記DN
A又はRNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能
な1種の第2のセンス又はアンチセンスプライマーと、
このプライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前
記競合体の種類と同数の第2のアンチセンス又はセンス
プライマーであって、各々が互いに異なる競合体1種の
みとアニーリング可能である前記第2のアンチセンス又
はセンスプライマーとを添加して競合PCR法にかけ、
サンプル由来の前記DNA又はRNA及び前記競合体を
鋳型とする互いに異なるサイズの増幅産物を得、(ii
i)ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析にかけ
てサイズ分離し、その分離したバンドの濃さと競合体の
前記コピー数とに基づいてサンプル中の前記DNA又は
RNAのコピー数を決定する、ことを包含する前記方法
を提供する。
A又はRNAを競合PCR法で定量する方法であって、
(i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくと
も2種の、予備決定されたコピー数の競合体であって、
前記DNA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をも
ち且つ前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部
分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DN
Aもしくは前記RNA及び前記競合体とアニーリング可
能な第1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一
容器内で第1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増
幅し、(ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記DN
A又はRNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能
な1種の第2のセンス又はアンチセンスプライマーと、
このプライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前
記競合体の種類と同数の第2のアンチセンス又はセンス
プライマーであって、各々が互いに異なる競合体1種の
みとアニーリング可能である前記第2のアンチセンス又
はセンスプライマーとを添加して競合PCR法にかけ、
サンプル由来の前記DNA又はRNA及び前記競合体を
鋳型とする互いに異なるサイズの増幅産物を得、(ii
i)ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析にかけ
てサイズ分離し、その分離したバンドの濃さと競合体の
前記コピー数とに基づいてサンプル中の前記DNA又は
RNAのコピー数を決定する、ことを包含する前記方法
を提供する。
【0011】また、サンプル中の前記RNAが、PCR
にかける前に予め逆転写酵素の作用によってcDNAに
変換されることを特徴とする上記記載の方法に関する。
にかける前に予め逆転写酵素の作用によってcDNAに
変換されることを特徴とする上記記載の方法に関する。
【0012】本発明は第3に、サンプル中の微量のDN
A又はRNAを競合PCR法で定量する方法であって、
(i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、2種の、
予備決定されたコピー数の競合体であって、前記DNA
又はRNAと完全に又は部分的に相同性をもち且つ前記
DNA又はRNAに対応する配列の内部に部分的に欠失
又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DNAもしくは
前記RNA及び前記競合体とアニーリング可能な第1の
センス及びアンチセンスプライマーとを同一容器内で第
1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増幅し、(i
i)ステップ(i)の増幅産物に、前記DNA又はRN
A及びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種の第
2のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプライ
マーに対応しこれと異なる配列を有する2種の第2のア
ンチセンス又はセンスプライマーであって、各々が互い
に異なる競合体のみとアニーリング可能である前記第2
のアンチセンス又はセンスプライマーとを添加して競合
PCR法にかけ、サンプル由来の前記DNA又はRNA
及び前記競合体を鋳型とする互いに異なるサイズの増幅
産物を得、(iii)ステップ(ii)の増幅産物を電
気泳動分析にかけてサイズ分離し、その分離したバンド
の濃さと競合体の前記コピー数とに基づいてサンプル中
の前記DNA又はRNAのコピー数を決定する、ことを
包含する前記方法を提供する。
A又はRNAを競合PCR法で定量する方法であって、
(i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、2種の、
予備決定されたコピー数の競合体であって、前記DNA
又はRNAと完全に又は部分的に相同性をもち且つ前記
DNA又はRNAに対応する配列の内部に部分的に欠失
又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DNAもしくは
前記RNA及び前記競合体とアニーリング可能な第1の
センス及びアンチセンスプライマーとを同一容器内で第
1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増幅し、(i
i)ステップ(i)の増幅産物に、前記DNA又はRN
A及びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種の第
2のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプライ
マーに対応しこれと異なる配列を有する2種の第2のア
ンチセンス又はセンスプライマーであって、各々が互い
に異なる競合体のみとアニーリング可能である前記第2
のアンチセンス又はセンスプライマーとを添加して競合
PCR法にかけ、サンプル由来の前記DNA又はRNA
及び前記競合体を鋳型とする互いに異なるサイズの増幅
産物を得、(iii)ステップ(ii)の増幅産物を電
気泳動分析にかけてサイズ分離し、その分離したバンド
の濃さと競合体の前記コピー数とに基づいてサンプル中
の前記DNA又はRNAのコピー数を決定する、ことを
包含する前記方法を提供する。
【0013】また、サンプル中の前記RNAが、PCR
にかける前に予め逆転写酵素の作用によってcDNAに
変換されることを特徴とする上記記載の方法に関する。
にかける前に予め逆転写酵素の作用によってcDNAに
変換されることを特徴とする上記記載の方法に関する。
【0014】本発明は第4に、サンプル中の微量のC型
肝炎ウイルスRNAを競合PCR法で定量する方法であ
って、(i)サンプル中の前記RNAを予め逆転写酵素
により変換して得たcDNAと、2種の、予備決定され
たコピー数の競合体であって、前記cDNAと完全に又
は部分的に相同性をもち且つ前記RNAに対応する配列
の内部に部分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体
と、前記cDNA及び前記競合体とアニーリング可能な
第1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一容器
内で第1PCRにかけて前記cDNAを増幅し、(i
i)ステップ(i)の増幅産物に、前記cDNA及びい
ずれの競合体ともアニーリング可能な1種の第2のアン
チセンスプライマーと、このプライマーと異なる配列を
有する2種の第2のセンスプライマーであって、各々が
互いに異なる競合体のみとアニーリング可能である前記
第2のセンスプライマーとを添加して競合PCR法にか
け、サンプル由来の前記cDNA及び前記競合体を鋳型
とする互いに異なるサイズの増幅産物を得、(iii)
ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析にかけてサ
イズ分離し、その分離したバンドの濃さと競合体の前記
コピー数とに基づいてサンプル中の前記RNAのコピー
数を決定する、ことを包含する前記方法を提供する。
肝炎ウイルスRNAを競合PCR法で定量する方法であ
って、(i)サンプル中の前記RNAを予め逆転写酵素
により変換して得たcDNAと、2種の、予備決定され
たコピー数の競合体であって、前記cDNAと完全に又
は部分的に相同性をもち且つ前記RNAに対応する配列
の内部に部分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体
と、前記cDNA及び前記競合体とアニーリング可能な
第1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一容器
内で第1PCRにかけて前記cDNAを増幅し、(i
i)ステップ(i)の増幅産物に、前記cDNA及びい
ずれの競合体ともアニーリング可能な1種の第2のアン
チセンスプライマーと、このプライマーと異なる配列を
有する2種の第2のセンスプライマーであって、各々が
互いに異なる競合体のみとアニーリング可能である前記
第2のセンスプライマーとを添加して競合PCR法にか
け、サンプル由来の前記cDNA及び前記競合体を鋳型
とする互いに異なるサイズの増幅産物を得、(iii)
ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析にかけてサ
イズ分離し、その分離したバンドの濃さと競合体の前記
コピー数とに基づいてサンプル中の前記RNAのコピー
数を決定する、ことを包含する前記方法を提供する。
【0015】また、前記2種の競合体がそれぞれ配列番
号1及び配列番号2に示されるヌクレオチド配列を有
し、前記第1のセンスプライマーが5’−CCTGTG
AGGAACTACTGTC−3’であり、前記第1の
アンチセンスプライマーが5’−CACTCGCAAG
CACCCTATCA−3’であり、前記第2のアンチ
センスプライマーが5’−AACACTACTCGGC
TAGCAGT−3’であり、並びに前記第2のセンス
プライマーが5’−TTCACGCAGAAAGCGT
CTAG−3’及び5’−AGCCATAGTGGTC
TGCGGAACC−3’であることを特徴とする上記
記載の方法に関する。
号1及び配列番号2に示されるヌクレオチド配列を有
し、前記第1のセンスプライマーが5’−CCTGTG
AGGAACTACTGTC−3’であり、前記第1の
アンチセンスプライマーが5’−CACTCGCAAG
CACCCTATCA−3’であり、前記第2のアンチ
センスプライマーが5’−AACACTACTCGGC
TAGCAGT−3’であり、並びに前記第2のセンス
プライマーが5’−TTCACGCAGAAAGCGT
CTAG−3’及び5’−AGCCATAGTGGTC
TGCGGAACC−3’であることを特徴とする上記
記載の方法に関する。
【0016】本発明の競合PCR法は、少なくとも2種
類の競合体と、いずれの競合体ともアニーリング可能な
1種類のセンス又はアンチセンスプライマー及び、競合
体の種類と同数で互いに異なる競合体1種類のみとアニ
ーリング可能である対応のアンチセンス又はセンスプラ
イマーとを用いて増幅反応を行なうことを特徴としてい
る。
類の競合体と、いずれの競合体ともアニーリング可能な
1種類のセンス又はアンチセンスプライマー及び、競合
体の種類と同数で互いに異なる競合体1種類のみとアニ
ーリング可能である対応のアンチセンス又はセンスプラ
イマーとを用いて増幅反応を行なうことを特徴としてい
る。
【0017】本明細書中、「競合体」なる用語は、測定
しようとするサンプルすなわち検体(例えば全血液、血
漿、血清、脳脊髄液、組織、臓器など)中に含有すると
推定されるウイルス、細菌等に由来するDNA又はRN
Aと完全に又は部分的に相同性をもち且つそのDNA又
はRNAに対応する配列の内部に任意の部位に部分的に
欠失又は挿入又は変異を有している、予めコピー数の分
かっている標準物質を指す。また競合体に用いるもの
は、合成RNA、プラスミドDNAでもDNA断片でも
可能である。さらに競合体のDNA、RNAは、プライ
マー結合部分さえ本来の遺伝子と相同性があればその他
の部分に別の遺伝子が入っていてもかまわない。競合体
には欠失や変異又は挿入を入れなければならないが、あ
るいは欠失部分をプライマーとハイブリダイズしない配
列に置き換えてPCRで増幅されないようにすることも
可能である。
しようとするサンプルすなわち検体(例えば全血液、血
漿、血清、脳脊髄液、組織、臓器など)中に含有すると
推定されるウイルス、細菌等に由来するDNA又はRN
Aと完全に又は部分的に相同性をもち且つそのDNA又
はRNAに対応する配列の内部に任意の部位に部分的に
欠失又は挿入又は変異を有している、予めコピー数の分
かっている標準物質を指す。また競合体に用いるもの
は、合成RNA、プラスミドDNAでもDNA断片でも
可能である。さらに競合体のDNA、RNAは、プライ
マー結合部分さえ本来の遺伝子と相同性があればその他
の部分に別の遺伝子が入っていてもかまわない。競合体
には欠失や変異又は挿入を入れなければならないが、あ
るいは欠失部分をプライマーとハイブリダイズしない配
列に置き換えてPCRで増幅されないようにすることも
可能である。
【0018】「部分的に相同性をもち」とは、センス又
はアンチセンスプライマーが少なくとも結合可能な程度
に相同性を有していればよいことを意味している。
はアンチセンスプライマーが少なくとも結合可能な程度
に相同性を有していればよいことを意味している。
【0019】「欠失又は挿入又は変異」については、セ
ンス又はアンチセンスプライマーが競合体1種類とのみ
アニールし、他の競合体とアニールしないように競合体
の配列内部に適切に欠失、挿入または変異が導入される
必要がある。ここで、「欠失」とはヌクレオチド配列の
部分的欠損を意味し、「挿入」とは外来配列の付加を意
味し、また「変異」とはヌクレオチドの置換、付加、欠
失、修飾等の部分的変性を意味する。これらの欠失、挿
入又は変異部位には、したがってプライマーによるアニ
ーリングが不可能である。このように人為的変異を導入
することによって、各競合体間で結果的に増幅領域が異
なることとなり、したがって電気泳動上検出されるバン
ドのサイズが異なるために各競合体の識別が容易とな
る。
ンス又はアンチセンスプライマーが競合体1種類とのみ
アニールし、他の競合体とアニールしないように競合体
の配列内部に適切に欠失、挿入または変異が導入される
必要がある。ここで、「欠失」とはヌクレオチド配列の
部分的欠損を意味し、「挿入」とは外来配列の付加を意
味し、また「変異」とはヌクレオチドの置換、付加、欠
失、修飾等の部分的変性を意味する。これらの欠失、挿
入又は変異部位には、したがってプライマーによるアニ
ーリングが不可能である。このように人為的変異を導入
することによって、各競合体間で結果的に増幅領域が異
なることとなり、したがって電気泳動上検出されるバン
ドのサイズが異なるために各競合体の識別が容易とな
る。
【0020】定量の対象となる核酸の種類としては、こ
れらに限定されないが、例えばHIV(ヒト免疫不全ウ
イルス)RNA(Gonda,M.A., M.J.Braun, J.E.Clement
s, J.M.Pyper, F.Wong-Staal, R.C.Gallo, and R.V.Gil
den. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 1986, 83:4007-401
1; Wain-Hobson,S., P.Sonigo, O.Danos, S.Cole, and
M.Alizon. Cell, 1985, 40:9-17.)、HBV(B型肝炎
ウイルス)DNA(Kaneko,S., R.H.Miller, S.M.Feins
tone, M.Unoura, K.Kobayashi, N.Hattori, and R.H.Pu
rcell. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 1989, 86:312-31
6 )、HCV(C型肝炎ウイルス)RNA(Takamizaw
a,A.C. Mori,I. Fuke,S. Manabe,S. Murakami,J. Fujit
a.E. Onishi,T. Andoh,I. Yoshida, and H.Okayama,
J.Virol.,1991, 65:1105-1113. )、HDV(D型肝炎
ウイルス)DNA、HTLV(ヒトT細胞白血病ウイル
ス)RNA(Bhagavati,S., et al. N.Engl. J. Med 19
88,318:1141-1147.)、単純ヘルペスウイルスDNA、
サイトメガロウイルスDNA(Demmler,G.J., G.J.Buff
one, C.M.Schimmbor, and R.A May. J. Infect. Dis.19
88. 158:1177-1184. )、パルボウイルスDNA、ヒト
パピローマウイルスHPV DNA(Cole,S.T., and
O.Danos. J. Mol. Biol. 1987, 193:599-603.)、ロタ
ウイルスDNA、日本脳炎ウイルスRNA、コクサッキ
ーA、Bウイルス核酸(N.Iizuka, S. Kuga, and A.Nom
oto. Virology, 1987. 156:64-73. )、ポリオウイルス
RNA、アデノウイルスDNA、水痘ウイルス核酸、帯
状ヘルペスウイルス核酸、結核菌DNA、クラミジアト
ラコマチィスDNA、淋菌DNA、MRSA DNAな
どが挙げられる。
れらに限定されないが、例えばHIV(ヒト免疫不全ウ
イルス)RNA(Gonda,M.A., M.J.Braun, J.E.Clement
s, J.M.Pyper, F.Wong-Staal, R.C.Gallo, and R.V.Gil
den. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 1986, 83:4007-401
1; Wain-Hobson,S., P.Sonigo, O.Danos, S.Cole, and
M.Alizon. Cell, 1985, 40:9-17.)、HBV(B型肝炎
ウイルス)DNA(Kaneko,S., R.H.Miller, S.M.Feins
tone, M.Unoura, K.Kobayashi, N.Hattori, and R.H.Pu
rcell. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 1989, 86:312-31
6 )、HCV(C型肝炎ウイルス)RNA(Takamizaw
a,A.C. Mori,I. Fuke,S. Manabe,S. Murakami,J. Fujit
a.E. Onishi,T. Andoh,I. Yoshida, and H.Okayama,
J.Virol.,1991, 65:1105-1113. )、HDV(D型肝炎
ウイルス)DNA、HTLV(ヒトT細胞白血病ウイル
ス)RNA(Bhagavati,S., et al. N.Engl. J. Med 19
88,318:1141-1147.)、単純ヘルペスウイルスDNA、
サイトメガロウイルスDNA(Demmler,G.J., G.J.Buff
one, C.M.Schimmbor, and R.A May. J. Infect. Dis.19
88. 158:1177-1184. )、パルボウイルスDNA、ヒト
パピローマウイルスHPV DNA(Cole,S.T., and
O.Danos. J. Mol. Biol. 1987, 193:599-603.)、ロタ
ウイルスDNA、日本脳炎ウイルスRNA、コクサッキ
ーA、Bウイルス核酸(N.Iizuka, S. Kuga, and A.Nom
oto. Virology, 1987. 156:64-73. )、ポリオウイルス
RNA、アデノウイルスDNA、水痘ウイルス核酸、帯
状ヘルペスウイルス核酸、結核菌DNA、クラミジアト
ラコマチィスDNA、淋菌DNA、MRSA DNAな
どが挙げられる。
【0021】競合体の調製に際しては、DNAを競合体
として用いる場合は、直鎖状のDNA断片でも環状のプ
ラスミドやコスミドのようなものでも可能である。DN
A断片は一般的なDNA合成でも作製可能である。また
PCRにより容易に増幅、調製可能である(詳しくは、
Michael A. Innisら、「PCR Protocols 」、AcademicPr
ess, Inc., (1990年); Henry A. Erlich,「PCR
テクノロジー」、宝酒造(1990年)に記載されてい
る)。また、これらのDNAに欠失、挿入、変異を導入
する方法はPCRによるものが容易である(前記の「PC
R protocols 」,「PCRテクノロジー」参照)。その
他の方法については、例えば「Molecular Cloning 」Co
ld Spring Harbor Laboratory Press (1989年)に詳し
く記載されている。当業者はここに示された文献類を参
照するならば公知の核酸配列又は、遺伝子工学分野で一
般的なDNA配列決定手順(前記「Malecular Cloning
」Section 13: DNA Sequencing参照)に従って決定さ
れた核酸配列をベースとして容易に目的の競合体を作製
することが可能であろう。さらに、RNAを競合体とし
て用いる場合には、DNAの場合と同様に合成機を用い
てRNAを直接合成してもよいし、あるいはDNAより
プロモーターによっても合成可能である。化学合成の詳
しいプロトコールは後藤俊夫ら、「有機化学実験のてび
き[3]、[4]」化学同人(1990年)に、またDNA
よりの合成方法は前掲の「Molecular Cloning 」等に詳
しく示されており、これらの文献を参照するならば容易
に実施可能である。
として用いる場合は、直鎖状のDNA断片でも環状のプ
ラスミドやコスミドのようなものでも可能である。DN
A断片は一般的なDNA合成でも作製可能である。また
PCRにより容易に増幅、調製可能である(詳しくは、
Michael A. Innisら、「PCR Protocols 」、AcademicPr
ess, Inc., (1990年); Henry A. Erlich,「PCR
テクノロジー」、宝酒造(1990年)に記載されてい
る)。また、これらのDNAに欠失、挿入、変異を導入
する方法はPCRによるものが容易である(前記の「PC
R protocols 」,「PCRテクノロジー」参照)。その
他の方法については、例えば「Molecular Cloning 」Co
ld Spring Harbor Laboratory Press (1989年)に詳し
く記載されている。当業者はここに示された文献類を参
照するならば公知の核酸配列又は、遺伝子工学分野で一
般的なDNA配列決定手順(前記「Malecular Cloning
」Section 13: DNA Sequencing参照)に従って決定さ
れた核酸配列をベースとして容易に目的の競合体を作製
することが可能であろう。さらに、RNAを競合体とし
て用いる場合には、DNAの場合と同様に合成機を用い
てRNAを直接合成してもよいし、あるいはDNAより
プロモーターによっても合成可能である。化学合成の詳
しいプロトコールは後藤俊夫ら、「有機化学実験のてび
き[3]、[4]」化学同人(1990年)に、またDNA
よりの合成方法は前掲の「Molecular Cloning 」等に詳
しく示されており、これらの文献を参照するならば容易
に実施可能である。
【0022】PCRに用いるプライマーの長さは増幅さ
せるDNA又はRNAと結合可能な長さであればよい
が、一般に15〜40塩基のもの、好ましくは20〜3
0塩基のものが使用される。またプライマーの合成はマ
ニュアルでも合成機を用いる方法でも可能であるが、合
成方法は前述の「有機化学実験のてびき[3]、
[4]」に詳しく示されている。プライマーは、サンプ
ルのRNA又はDNAと配列が同じ方が望ましいが、全
く同一でなくても使用可能である。
せるDNA又はRNAと結合可能な長さであればよい
が、一般に15〜40塩基のもの、好ましくは20〜3
0塩基のものが使用される。またプライマーの合成はマ
ニュアルでも合成機を用いる方法でも可能であるが、合
成方法は前述の「有機化学実験のてびき[3]、
[4]」に詳しく示されている。プライマーは、サンプ
ルのRNA又はDNAと配列が同じ方が望ましいが、全
く同一でなくても使用可能である。
【0023】PCRの手法については、前掲の「PCR
Protocols」や「PCRテクノロジー」に詳
細に記載されており、それらを参照して実施可能であ
る。一般に、PCRサイクルは約94℃で変性(den
aturation)すなわち2本鎖を1本鎖に解離す
る段階と、約55℃でアニーリング(annealin
g)すなわち鋳型核酸にプライマーを結合する段階と、
約72℃で伸長(extension)すなわち鋳型に
沿ってプライマーを伸長し相補鎖を合成する段階とから
成り、これを1サイクルとして数サイクル以上、通常2
0サイクル以上繰り返し、必要に応じてその後約72℃
で追加反応する。
Protocols」や「PCRテクノロジー」に詳
細に記載されており、それらを参照して実施可能であ
る。一般に、PCRサイクルは約94℃で変性(den
aturation)すなわち2本鎖を1本鎖に解離す
る段階と、約55℃でアニーリング(annealin
g)すなわち鋳型核酸にプライマーを結合する段階と、
約72℃で伸長(extension)すなわち鋳型に
沿ってプライマーを伸長し相補鎖を合成する段階とから
成り、これを1サイクルとして数サイクル以上、通常2
0サイクル以上繰り返し、必要に応じてその後約72℃
で追加反応する。
【0024】検出すべき核酸がRNAの場合には、PC
Rに先立って逆転写酵素の作用下にcDNAに変換して
もよい(前掲の「Molecular Cloning 」参照のこと)。
逆転写酵素としては、ニワトリ骨髄芽球症ウイルス(A
MV)由来RNA依存性DNAポリメラーゼ、マウスレ
トロウイルス由来(MMLV)RNA依存性DNAポリ
メラーゼなどを例示することができる。
Rに先立って逆転写酵素の作用下にcDNAに変換して
もよい(前掲の「Molecular Cloning 」参照のこと)。
逆転写酵素としては、ニワトリ骨髄芽球症ウイルス(A
MV)由来RNA依存性DNAポリメラーゼ、マウスレ
トロウイルス由来(MMLV)RNA依存性DNAポリ
メラーゼなどを例示することができる。
【0025】サンプル中の核酸が(極)微量の場合に
は、第1PCRにかけて該核酸を一旦増幅するのが望ま
しく、また、この第1PCR時に競合体を共存させても
よく、あるいは増幅終了時に競合体を第2プライマーと
共に後添加してもよい。好ましくは、第1PCR時に競
合体を共存させておくのがよい。
は、第1PCRにかけて該核酸を一旦増幅するのが望ま
しく、また、この第1PCR時に競合体を共存させても
よく、あるいは増幅終了時に競合体を第2プライマーと
共に後添加してもよい。好ましくは、第1PCR時に競
合体を共存させておくのがよい。
【0026】サンプル中の微量のDNA又はRNAを競
合PCR法で定量する場合には、本発明方法は、(i)
サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくとも2種
の、予備決定されたコピー数の競合体であって、前記D
NA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をもち且つ
前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部分的に
欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DNAもし
くは前記RNA及び前記競合体とアニーリング可能な第
1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一容器内
で第1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増幅し、
(ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記DNA又は
RNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種
の第2のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前記競合
体と同数の第2のアンチセンス又はセンスプライマーで
あって、各々が互いに異なる競合体1種のみとアニーリ
ング可能である前記第2のアンチセンス又はセンスプラ
イマーとを添加して競合PCR法にかけ、サンプル由来
の前記DNA又はRNA及び前記競合体を鋳型とする互
いに異なるサイズの増幅産物を得、(iii)ステップ
(ii)の増幅産物を電気泳動分析にかけてサイズ分離
し、その分離したバンドの濃さと競合体の前記コピー数
とに基づいてサンプル中の前記DNA又はRNAのコピ
ー数を決定する、ことを包含する。
合PCR法で定量する場合には、本発明方法は、(i)
サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくとも2種
の、予備決定されたコピー数の競合体であって、前記D
NA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をもち且つ
前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部分的に
欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DNAもし
くは前記RNA及び前記競合体とアニーリング可能な第
1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一容器内
で第1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増幅し、
(ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記DNA又は
RNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種
の第2のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前記競合
体と同数の第2のアンチセンス又はセンスプライマーで
あって、各々が互いに異なる競合体1種のみとアニーリ
ング可能である前記第2のアンチセンス又はセンスプラ
イマーとを添加して競合PCR法にかけ、サンプル由来
の前記DNA又はRNA及び前記競合体を鋳型とする互
いに異なるサイズの増幅産物を得、(iii)ステップ
(ii)の増幅産物を電気泳動分析にかけてサイズ分離
し、その分離したバンドの濃さと競合体の前記コピー数
とに基づいてサンプル中の前記DNA又はRNAのコピ
ー数を決定する、ことを包含する。
【0027】この方法の最も簡便な例として、2種類の
競合体を使用する方法を挙げることができ、これもまた
本願発明の範囲に包含される。その具体例として、後述
の実施例に示されるとおりのC型肝炎ウイルス(HC
V)RNAの定量法が挙げられる。すなわち、その実施
態様により、サンプル中の微量のC型肝炎ウイルスRN
Aを競合PCR法で定量する方法は、(i)サンプル中
の前記RNAを予め逆転写酵素により変換して得たcD
NAと、2種の、予備決定されたコピー数の競合体であ
って、前記cDNAと完全に又は部分的に相同性をもち
且つ前記RNAに対応する配列の内部に部分的に欠失又
は挿入又は変異をもつ競合体と、前記cDNA及び前記
競合体とアニーリング可能な第1のセンス及びアンチセ
ンスプライマーとを同一容器内で第1PCRにかけて前
記cDNAを増幅し、(ii)ステップ(i)の増幅産
物に、前記cDNA及びいずれの競合体ともアニーリン
グ可能な1種の第2のアンチセンスプライマーと、この
プライマーと異なる配列を有する2種の第2のセンスプ
ライマーであって、各々が互いに異なる競合体のみとア
ニーリング可能である前記第2のセンスプライマーとを
添加して競合PCR法にかけ、サンプル由来の前記cD
NA及び前記競合体を鋳型とする互いに異なるサイズの
増幅産物を得、(iii)ステップ(ii)の増幅産物
を電気泳動分析にかけてサイズ分離し、その分離したバ
ンドの濃さと競合体の前記コピー数とに基づいてサンプ
ル中の前記RNAのコピー数を決定する、ことを包含す
る。
競合体を使用する方法を挙げることができ、これもまた
本願発明の範囲に包含される。その具体例として、後述
の実施例に示されるとおりのC型肝炎ウイルス(HC
V)RNAの定量法が挙げられる。すなわち、その実施
態様により、サンプル中の微量のC型肝炎ウイルスRN
Aを競合PCR法で定量する方法は、(i)サンプル中
の前記RNAを予め逆転写酵素により変換して得たcD
NAと、2種の、予備決定されたコピー数の競合体であ
って、前記cDNAと完全に又は部分的に相同性をもち
且つ前記RNAに対応する配列の内部に部分的に欠失又
は挿入又は変異をもつ競合体と、前記cDNA及び前記
競合体とアニーリング可能な第1のセンス及びアンチセ
ンスプライマーとを同一容器内で第1PCRにかけて前
記cDNAを増幅し、(ii)ステップ(i)の増幅産
物に、前記cDNA及びいずれの競合体ともアニーリン
グ可能な1種の第2のアンチセンスプライマーと、この
プライマーと異なる配列を有する2種の第2のセンスプ
ライマーであって、各々が互いに異なる競合体のみとア
ニーリング可能である前記第2のセンスプライマーとを
添加して競合PCR法にかけ、サンプル由来の前記cD
NA及び前記競合体を鋳型とする互いに異なるサイズの
増幅産物を得、(iii)ステップ(ii)の増幅産物
を電気泳動分析にかけてサイズ分離し、その分離したバ
ンドの濃さと競合体の前記コピー数とに基づいてサンプ
ル中の前記RNAのコピー数を決定する、ことを包含す
る。
【0028】ここで、使用可能な2種の競合体の具体例
は配列番号1(PK9)及び配列番号2(PK11)に
示されるヌクレオチド配列を有し、また第1のセンスプ
ライマーが5’−CCTGTGAGGAACTACTG
TC−3’(TM1)であり、第1のアンチセンスプラ
イマーが5’−CACTCGCAAGCACCCTAT
CA−3’(KM3)であり、第2のアンチセンスプラ
イマーが5’−AACACTACTCGGCTAGCA
GT−3’(MU8)であり、第2のセンスプライマー
が5’−TTCACGCAGAAAGCGTCTAG−
3’(MU9)及び5’−AGCCATAGTGGTC
TGCGGAACC−3’(MU11a)である。
は配列番号1(PK9)及び配列番号2(PK11)に
示されるヌクレオチド配列を有し、また第1のセンスプ
ライマーが5’−CCTGTGAGGAACTACTG
TC−3’(TM1)であり、第1のアンチセンスプラ
イマーが5’−CACTCGCAAGCACCCTAT
CA−3’(KM3)であり、第2のアンチセンスプラ
イマーが5’−AACACTACTCGGCTAGCA
GT−3’(MU8)であり、第2のセンスプライマー
が5’−TTCACGCAGAAAGCGTCTAG−
3’(MU9)及び5’−AGCCATAGTGGTC
TGCGGAACC−3’(MU11a)である。
【0029】図1がこれらの競合体とプライマーとの関
係を模式的に示し、且つPCR結果を得られた増幅産物
のサイズで示したものである。
係を模式的に示し、且つPCR結果を得られた増幅産物
のサイズで示したものである。
【0030】native RNAは2nd PCR
で、MU9−MU8の組合せで203bpのバンドが、
MU11a−MU8の組合せで130bpのバンドが増
幅される。一方競合体PK9はMU11a−MU8で1
15bpのバンドが増幅されるが、MU9部分を欠失し
ているためにMU9−MU8では増幅されない。競合体
PK11は逆にMU9−MU8で147bpのバンドが
増幅されるが、MU11a−MU8ではMU11a部分
を欠失しているために増幅されない。このため競合体P
K9とnative RNAはMU11a−MU8で競
合し、PK11とnative RNAはMU9−MU
8で競合するため、1本のチューブ内で従来法の場合の
2本分の競合反応が行なえることになる。
で、MU9−MU8の組合せで203bpのバンドが、
MU11a−MU8の組合せで130bpのバンドが増
幅される。一方競合体PK9はMU11a−MU8で1
15bpのバンドが増幅されるが、MU9部分を欠失し
ているためにMU9−MU8では増幅されない。競合体
PK11は逆にMU9−MU8で147bpのバンドが
増幅されるが、MU11a−MU8ではMU11a部分
を欠失しているために増幅されない。このため競合体P
K9とnative RNAはMU11a−MU8で競
合し、PK11とnative RNAはMU9−MU
8で競合するため、1本のチューブ内で従来法の場合の
2本分の競合反応が行なえることになる。
【0031】さらに本発明の方法は競合体の数を増や
し、プライマーの数を増やすことにより1本のチューブ
ですべての反応を行なうことが可能であるし、理論的に
は、すべての範囲の定量が可能である。競合体は通常1
〜107 コピー添加されるが、これに限定されない。ま
た、反応後のサンプルは希釈しても又は非希釈でもよ
く、希釈する場合には蒸留水や緩衝液等の溶媒で任意の
希釈系列に調製することができる。
し、プライマーの数を増やすことにより1本のチューブ
ですべての反応を行なうことが可能であるし、理論的に
は、すべての範囲の定量が可能である。競合体は通常1
〜107 コピー添加されるが、これに限定されない。ま
た、反応後のサンプルは希釈しても又は非希釈でもよ
く、希釈する場合には蒸留水や緩衝液等の溶媒で任意の
希釈系列に調製することができる。
【0032】図2にHCVの場合の1〜107 コピーま
で検出可能な競合体とプライマーの組合せの1例を示し
ている。図2において、サンプルの100 とは非希釈状
態を、また10-1とは10倍に希釈したことを示し、競
合体(PK9、PK11)の1,102 ,103 ,10
5 はともにコピー数を示す。チューブ1にはサンプルを
希釈せずに加え、PK9を1コピー(実施例では加え
ず)とPK11を102コピー加え、チューブ2にはサ
ンプルを10倍希釈しPK9を103 コピーとPK11
を105 コピー加えた。図の下はチューブ1とチューブ
2の増幅産物を電気泳動したときの模式図である。各泳
動像の左側のコピー数はサンプルのコピー数を示し、こ
のコピー数の場合の泳動像を模式化した。黒い泳動物が
競合体からの増幅産物、白い泳動物がサンプルからの泳
動物を示している。例えば1コピーの場合はチューブ1
のPK9(MU11a−MU8)1コピーとサンプル
(MU11a−MU8)の増幅産物の量が同じためサン
プル中のコピー数は約1コピーと判定される。また10
4 コピーの場合はチューブ2中のPK9(MU11a−
MU8)103 コピーと10倍希釈されたサンプル(M
U11a−MU8)の増幅産物の濃度が同じため103
×10=104 コピーと判定される。
で検出可能な競合体とプライマーの組合せの1例を示し
ている。図2において、サンプルの100 とは非希釈状
態を、また10-1とは10倍に希釈したことを示し、競
合体(PK9、PK11)の1,102 ,103 ,10
5 はともにコピー数を示す。チューブ1にはサンプルを
希釈せずに加え、PK9を1コピー(実施例では加え
ず)とPK11を102コピー加え、チューブ2にはサ
ンプルを10倍希釈しPK9を103 コピーとPK11
を105 コピー加えた。図の下はチューブ1とチューブ
2の増幅産物を電気泳動したときの模式図である。各泳
動像の左側のコピー数はサンプルのコピー数を示し、こ
のコピー数の場合の泳動像を模式化した。黒い泳動物が
競合体からの増幅産物、白い泳動物がサンプルからの泳
動物を示している。例えば1コピーの場合はチューブ1
のPK9(MU11a−MU8)1コピーとサンプル
(MU11a−MU8)の増幅産物の量が同じためサン
プル中のコピー数は約1コピーと判定される。また10
4 コピーの場合はチューブ2中のPK9(MU11a−
MU8)103 コピーと10倍希釈されたサンプル(M
U11a−MU8)の増幅産物の濃度が同じため103
×10=104 コピーと判定される。
【0033】増幅産物の検出は、一般に電気泳動、特に
アガロースゲル電気泳動によって行なうのが望ましく、
例えば臭化エチジウム染色または、32P等で放射性標識
したプローブによるハイブリダイゼーション後オートラ
ジオグラフィーによってバンドを識別することができ
る。
アガロースゲル電気泳動によって行なうのが望ましく、
例えば臭化エチジウム染色または、32P等で放射性標識
したプローブによるハイブリダイゼーション後オートラ
ジオグラフィーによってバンドを識別することができ
る。
【0034】下記の実施例により本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0035】
【実施例】実施例1 競合体用遺伝子のクローニング 慢性期のHCV肝炎患者血漿よりRT−PCR法によ
り、HCV遺伝子のクローニングを行なった。
り、HCV遺伝子のクローニングを行なった。
【0036】先ず、C型肝炎患者血漿100μlに6M
のGTC液(6Mグアニジンチオシアネート、37.5
mMクエン酸ナトリウム、0.75%ザルコシル、0.
2Mメルカプトエタノール)200μlと酵母のt−R
NA(10mg/ml)1μlを加え撹拌する。更に3
M酢酸ナトリウム(pH5.2)20μl、TE緩衝液
[10mM Tris-HCl (pH 8.0)、1mM EDTA ]飽和フェ
ノール(pH7.5〜8.0)30μl、クロロホルム
/イソアミルアルコール(49:1)70μlを加え素
早く混合し、10秒間撹拌した後、氷中に15分間静置
する。遠心機で15000rpm 、20分間4℃で遠心す
る。水層を採り、等量のイソプロピルアルコールと混合
し−20℃に1時間以上置く。これを15000rpm 、
20分間4℃で遠心し、沈澱させる。沈殿物を4MのG
TC(6M GTCを滅菌水で希釈したもの)100μ
lに溶解し、等量のイソプロピルアルコールと混合し、
−20℃に1時間以上静置する。15000rpm 、20
分間、4℃で遠心し沈殿物を得る。70%エタノール1
mlで洗浄後、室温で風乾し、10μlの滅菌水に溶解
しRNAとして使用した。
のGTC液(6Mグアニジンチオシアネート、37.5
mMクエン酸ナトリウム、0.75%ザルコシル、0.
2Mメルカプトエタノール)200μlと酵母のt−R
NA(10mg/ml)1μlを加え撹拌する。更に3
M酢酸ナトリウム(pH5.2)20μl、TE緩衝液
[10mM Tris-HCl (pH 8.0)、1mM EDTA ]飽和フェ
ノール(pH7.5〜8.0)30μl、クロロホルム
/イソアミルアルコール(49:1)70μlを加え素
早く混合し、10秒間撹拌した後、氷中に15分間静置
する。遠心機で15000rpm 、20分間4℃で遠心す
る。水層を採り、等量のイソプロピルアルコールと混合
し−20℃に1時間以上置く。これを15000rpm 、
20分間4℃で遠心し、沈澱させる。沈殿物を4MのG
TC(6M GTCを滅菌水で希釈したもの)100μ
lに溶解し、等量のイソプロピルアルコールと混合し、
−20℃に1時間以上静置する。15000rpm 、20
分間、4℃で遠心し沈殿物を得る。70%エタノール1
mlで洗浄後、室温で風乾し、10μlの滅菌水に溶解
しRNAとして使用した。
【0037】cDNA合成はRNA10μlをシリコン
処理チューブ(0.5ml)に分注した後、70℃、3
分間加熱し、氷上で急冷する。次にRNaseインヒビ
ター(宝酒造)1μl(50単位/μl)、dNTPs
(各20mM)1μl、100mM DTT、5×RT
緩衝液(250mM Tris−HCl(pH8.5)、 375mM KCl、15mMMg
Cl2 )4μl、ランダムオリゴヘキサマープライマー
(100pmol/μl)1μl、逆転写酵素(BRL)
(200単位/μl)1μlを加え、滅菌水で合計20
μlに合わせる。42℃で2時間反応後、94℃で5分
間加熱し酵素を失活させた。このcDNAを用いてPC
Rを行なった。PCRは検出DNAの増幅感度と特異性
を上げる為に2ステップ法を用いた。即ち、先ず2種の
プライマーで1回目のPCRをかける(1st ste
p PCR)。次にそのPCR産物のDNA配列の内側
に存在する2種のプライマーを用いて2回目のPCRに
かける(nested−PCR)方法である。
処理チューブ(0.5ml)に分注した後、70℃、3
分間加熱し、氷上で急冷する。次にRNaseインヒビ
ター(宝酒造)1μl(50単位/μl)、dNTPs
(各20mM)1μl、100mM DTT、5×RT
緩衝液(250mM Tris−HCl(pH8.5)、 375mM KCl、15mMMg
Cl2 )4μl、ランダムオリゴヘキサマープライマー
(100pmol/μl)1μl、逆転写酵素(BRL)
(200単位/μl)1μlを加え、滅菌水で合計20
μlに合わせる。42℃で2時間反応後、94℃で5分
間加熱し酵素を失活させた。このcDNAを用いてPC
Rを行なった。PCRは検出DNAの増幅感度と特異性
を上げる為に2ステップ法を用いた。即ち、先ず2種の
プライマーで1回目のPCRをかける(1st ste
p PCR)。次にそのPCR産物のDNA配列の内側
に存在する2種のプライマーを用いて2回目のPCRに
かける(nested−PCR)方法である。
【0038】5’UTR領域からCOREの領域のDN
A産物を増幅させるために既報の配列(TAKAMIZAWA,A.,
et al, J. Virol., 1991, 65:1105-1113 )を参考にし
てプライマーを合成した。1st PCRに用いたプラ
イマーはKK28 5’−GCGACACTCCACC
ATAGATC−3’,KK29 5’−AACTCC
ACCAACGATCTGAC−3’であり、2nd
PCRにはKK285’−GCGACACTCCACC
ATAGATC−3’,KK31 5’−CCGGGA
ACTTGACGTCCTGT−3’を用いた。
A産物を増幅させるために既報の配列(TAKAMIZAWA,A.,
et al, J. Virol., 1991, 65:1105-1113 )を参考にし
てプライマーを合成した。1st PCRに用いたプラ
イマーはKK28 5’−GCGACACTCCACC
ATAGATC−3’,KK29 5’−AACTCC
ACCAACGATCTGAC−3’であり、2nd
PCRにはKK285’−GCGACACTCCACC
ATAGATC−3’,KK31 5’−CCGGGA
ACTTGACGTCCTGT−3’を用いた。
【0039】PCRの条件は、0.5mlチューブ中に
上記cDNA合成反応液を20μlと10×PCR緩衝
液(100mM Tris-HCl (pH8.3)、500mM KCl 、15mM MgCl
2 、0.1% gelatine )8μl、1st step プライマー2
種(各75 pmole)、2mMdNTPs 8μlを加え、
滅菌水で100μlにする。94℃で10分間加熱し、
Ampli Taq(Perkin-Elmer-Cetus) 1μl(5単位)を加
え撹拌後、ミネラルオイルを重層し軽く遠心する。PC
R反応は、変性94℃1分間、アニーリング55℃1分
間、伸長72℃2分間の条件で30サイクル行なった。
次に新しい0.5mlチューブに1st PCR反応終
了液10μl、10×PCR緩衝液9μlを加え、2nd
step プライマー2種(各75 pmole)、1mM dNT
Ps9μl、滅菌水で100μlとする。94℃で10
分間加熱し、Ampli Taq 1μl(5単位)を加え撹拌
後、ミネラルオイルを重層し軽く遠心し、先の条件で2
nd PCRを行なう。反応後、反応液10μlをアガ
ロースゲル電気泳動し、特異的に増幅されたDNA断片
を検出した。
上記cDNA合成反応液を20μlと10×PCR緩衝
液(100mM Tris-HCl (pH8.3)、500mM KCl 、15mM MgCl
2 、0.1% gelatine )8μl、1st step プライマー2
種(各75 pmole)、2mMdNTPs 8μlを加え、
滅菌水で100μlにする。94℃で10分間加熱し、
Ampli Taq(Perkin-Elmer-Cetus) 1μl(5単位)を加
え撹拌後、ミネラルオイルを重層し軽く遠心する。PC
R反応は、変性94℃1分間、アニーリング55℃1分
間、伸長72℃2分間の条件で30サイクル行なった。
次に新しい0.5mlチューブに1st PCR反応終
了液10μl、10×PCR緩衝液9μlを加え、2nd
step プライマー2種(各75 pmole)、1mM dNT
Ps9μl、滅菌水で100μlとする。94℃で10
分間加熱し、Ampli Taq 1μl(5単位)を加え撹拌
後、ミネラルオイルを重層し軽く遠心し、先の条件で2
nd PCRを行なう。反応後、反応液10μlをアガ
ロースゲル電気泳動し、特異的に増幅されたDNA断片
を検出した。
【0040】PCRで増幅したDNA断片PKI5(約
400bp)を低融点アガロース電気泳動により単離
し、滅菌水200μlを加え、68℃15分間ゲルを溶
解させた。TE緩衝液[10mM Tris-HCl (pH8.0) 、1mM
EDTA]飽和フェノールで2回抽出操作を行ない、DNA
断片が溶解している水層をエタノール沈澱した。沈殿物
に10×キナーゼ緩衝液(0.5M Tris-HCl pH7.6 、0.1M
MgCl2 、50mM DTT、1mMスペルミジン、1mM EDTA pH
8.0)2μl、 10mM ATP 1μl、T4キナーゼ(宝酒
造)1μl(10単位/μl)を加え滅菌水で20μl
とし、37℃1時間反応し、5’末端のリン酸化を行な
う。68℃で10分間加熱し、キナーゼを失活させた後
pUC18との連結反応を行なう。pUC18(1μ
g)は制限酵素反応液20μl[10mM Tris-HCl pH8.0
、7mM MgCl2 、20mM KCl、10単位のSmaI酵素
(宝酒造)]中で37℃で1時間反応し、68℃で10
分間加熱した後、滅菌水80μlを加え、SmaIクロ
ーニングベクターとする。リン酸化されたDNA断片1
0μlとSmaIベクター2μlを10×緩衝液(0.66
M Tris-HCl pH7.6、50mM MgCl2 、50mM DTT)2μl、
10mM ATT 1μl、T4リガーゼ(宝酒造)1
μl(350単位/μl)、滅菌水4μlを加え、20
μlとし、16℃で一晩連結反応を行なった。
400bp)を低融点アガロース電気泳動により単離
し、滅菌水200μlを加え、68℃15分間ゲルを溶
解させた。TE緩衝液[10mM Tris-HCl (pH8.0) 、1mM
EDTA]飽和フェノールで2回抽出操作を行ない、DNA
断片が溶解している水層をエタノール沈澱した。沈殿物
に10×キナーゼ緩衝液(0.5M Tris-HCl pH7.6 、0.1M
MgCl2 、50mM DTT、1mMスペルミジン、1mM EDTA pH
8.0)2μl、 10mM ATP 1μl、T4キナーゼ(宝酒
造)1μl(10単位/μl)を加え滅菌水で20μl
とし、37℃1時間反応し、5’末端のリン酸化を行な
う。68℃で10分間加熱し、キナーゼを失活させた後
pUC18との連結反応を行なう。pUC18(1μ
g)は制限酵素反応液20μl[10mM Tris-HCl pH8.0
、7mM MgCl2 、20mM KCl、10単位のSmaI酵素
(宝酒造)]中で37℃で1時間反応し、68℃で10
分間加熱した後、滅菌水80μlを加え、SmaIクロ
ーニングベクターとする。リン酸化されたDNA断片1
0μlとSmaIベクター2μlを10×緩衝液(0.66
M Tris-HCl pH7.6、50mM MgCl2 、50mM DTT)2μl、
10mM ATT 1μl、T4リガーゼ(宝酒造)1
μl(350単位/μl)、滅菌水4μlを加え、20
μlとし、16℃で一晩連結反応を行なった。
【0041】この反応液の10μlを用いて大腸菌JM
109株を形質転換した。形質転換に用いる感受性大腸
菌株は、Hanahanの方法[DNA cloning : A prac
tical approach, IRC Press (1985)]により作られる。
109株を形質転換した。形質転換に用いる感受性大腸
菌株は、Hanahanの方法[DNA cloning : A prac
tical approach, IRC Press (1985)]により作られる。
【0042】形質転換大腸菌2% X−Gal(5−ブ
ロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクト
ピラノシド)50μlと100mM IPTG(イソプ
ロピル−β−D−チオガラクトピラノシド)10μlが
塗布されたLB−Ampプレート[1%トリプシン、
0.5%酵母エキス、0.5% NaCl、1.5%寒
天、アンピシリン(50μg/ml)]上で37℃一晩
培養した。プレート上に生じたコロニーの中で白色を呈
するコロニーを一白金耳取り、50μg/mlアンピシ
リンを含むLB培地(1%トリプトン、0.5%酵母エ
キス、0.5%NaCl)に移し、一晩37℃で振盪培
養した。1.5mlの菌培養液を遠心して集菌し、プラ
スミドDNAのミニプレパレーションをアルカリ法(M
aniatisら、Molecular Cloning : A Laboratory
Manual, 1982 )により行なった。得られたプラスミド
DNA1μgを反応液30μl(100mM Tris-HCl pH7.
5、50mM NaCl 、7mM MgCl2 、10単位のEcoRI(宝
酒造)およびHindIII (宝酒造)酵素)中で37℃1
時間消化し、アガロースゲル電気泳動を行なって挿入D
NA断片の大きさを計算する。約400bpの挿入DN
A断片が検出されるクローンをPKI5と命名した。得
られたクローンをSangerらのジデオキシ鎖終止法
[Sanger, F. Science, 214, 1205〜1210 (1981) ]を
用いて、挿入NS3 DNA断片の塩基配列及びアミノ
酸配列を決定した。
ロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクト
ピラノシド)50μlと100mM IPTG(イソプ
ロピル−β−D−チオガラクトピラノシド)10μlが
塗布されたLB−Ampプレート[1%トリプシン、
0.5%酵母エキス、0.5% NaCl、1.5%寒
天、アンピシリン(50μg/ml)]上で37℃一晩
培養した。プレート上に生じたコロニーの中で白色を呈
するコロニーを一白金耳取り、50μg/mlアンピシ
リンを含むLB培地(1%トリプトン、0.5%酵母エ
キス、0.5%NaCl)に移し、一晩37℃で振盪培
養した。1.5mlの菌培養液を遠心して集菌し、プラ
スミドDNAのミニプレパレーションをアルカリ法(M
aniatisら、Molecular Cloning : A Laboratory
Manual, 1982 )により行なった。得られたプラスミド
DNA1μgを反応液30μl(100mM Tris-HCl pH7.
5、50mM NaCl 、7mM MgCl2 、10単位のEcoRI(宝
酒造)およびHindIII (宝酒造)酵素)中で37℃1
時間消化し、アガロースゲル電気泳動を行なって挿入D
NA断片の大きさを計算する。約400bpの挿入DN
A断片が検出されるクローンをPKI5と命名した。得
られたクローンをSangerらのジデオキシ鎖終止法
[Sanger, F. Science, 214, 1205〜1210 (1981) ]を
用いて、挿入NS3 DNA断片の塩基配列及びアミノ
酸配列を決定した。
【0043】また、得られたプラスミドDNAをPKI
5と名付けた。
5と名付けた。
【0044】実施例2 競合体DNA PKI5/Dの構築 得られたプラスミドPKI5の5’UTR領域に15b
pの欠失を導入するためPCR法を行なった。2本のプ
ライマー、BA2 5’−ACCGGTTCCGCAG
ACCACTA−3’とBA3 5’−GCCAGGA
CGACCGGGTCCTT−3’を用いて、100p
gのPKI5のDNAを鋳型に50pmolの上記プライマ
ー、10×PCR反応液(100mM Tris-HCl (pH8.3)、50
0mM KCl、 15mM MgCl2 、0.1% gelatine )5μl、2m
M dNTPs 5μlを加え、滅菌水で50μlと
し、1.25単位(0.25μl)のTaq DNA polymera
se(宝酒造)を加え、ミネラルオイルを重層し、軽く遠
心した。PCRのサイクルは、94℃1分、55℃1.
5分、72℃3分の条件で30サイクル反応を行ない、
最後に72℃7分間反応させた。反応液10μlをアガ
ロース電気泳動にかけ、約3kbpのDNA断片を分離
した。分離したDNAをガラスパウダー法(Gene Clean
II 、BIO101社)により50μlのTE溶液[10mM Tri
s-HCl(pH7.5)、1mM EDTA]に回収した。このDNA10
μlとligation A液25μlとligati
on B液5μl(DNAライゲーションキット、宝酒
造)を加え、良く混合した後16℃、3時間反応を行な
わせた。得られたDNA溶液10μlを用いて、大腸菌
XLI−blue(Stratagene社)をHan
ahanの方法(前掲)に従って形質転換させた。
pの欠失を導入するためPCR法を行なった。2本のプ
ライマー、BA2 5’−ACCGGTTCCGCAG
ACCACTA−3’とBA3 5’−GCCAGGA
CGACCGGGTCCTT−3’を用いて、100p
gのPKI5のDNAを鋳型に50pmolの上記プライマ
ー、10×PCR反応液(100mM Tris-HCl (pH8.3)、50
0mM KCl、 15mM MgCl2 、0.1% gelatine )5μl、2m
M dNTPs 5μlを加え、滅菌水で50μlと
し、1.25単位(0.25μl)のTaq DNA polymera
se(宝酒造)を加え、ミネラルオイルを重層し、軽く遠
心した。PCRのサイクルは、94℃1分、55℃1.
5分、72℃3分の条件で30サイクル反応を行ない、
最後に72℃7分間反応させた。反応液10μlをアガ
ロース電気泳動にかけ、約3kbpのDNA断片を分離
した。分離したDNAをガラスパウダー法(Gene Clean
II 、BIO101社)により50μlのTE溶液[10mM Tri
s-HCl(pH7.5)、1mM EDTA]に回収した。このDNA10
μlとligation A液25μlとligati
on B液5μl(DNAライゲーションキット、宝酒
造)を加え、良く混合した後16℃、3時間反応を行な
わせた。得られたDNA溶液10μlを用いて、大腸菌
XLI−blue(Stratagene社)をHan
ahanの方法(前掲)に従って形質転換させた。
【0045】得られたクローンから、アルカリ−SDS
法によりDNAをミニプレパレーションし、このDNA
約1ngを用いPCRを行なった。以下のプライマーMU
95’−TTCACGCAGAAAGCGTCTAG−
3’,MU10 5’−GTTTATCCAAGAAA
GGACCC−3’を用い、10×PCR反応液5μ
l、2mM dNTP 5μl、Taq DNA ポリメラーゼ
0.25μl(1.25単位)、MU9、MU10のプ
ライマー各50pmolに滅菌蒸留水を加え50μlとし反
応させた。PCRのサイクルは94℃1分、55℃1
分、72℃1分で30サイクル行なった。対照としてP
KI5のDNA1ngを用い、同じ反応を行なったとこ
ろ、PKI5では144bpのDNA断片が増幅されて
きた。得られたクローンの中に約129bpのDNA断
片が増幅されてくるものがあった。これをPKI5/D
と名付けた。
法によりDNAをミニプレパレーションし、このDNA
約1ngを用いPCRを行なった。以下のプライマーMU
95’−TTCACGCAGAAAGCGTCTAG−
3’,MU10 5’−GTTTATCCAAGAAA
GGACCC−3’を用い、10×PCR反応液5μ
l、2mM dNTP 5μl、Taq DNA ポリメラーゼ
0.25μl(1.25単位)、MU9、MU10のプ
ライマー各50pmolに滅菌蒸留水を加え50μlとし反
応させた。PCRのサイクルは94℃1分、55℃1
分、72℃1分で30サイクル行なった。対照としてP
KI5のDNA1ngを用い、同じ反応を行なったとこ
ろ、PKI5では144bpのDNA断片が増幅されて
きた。得られたクローンの中に約129bpのDNA断
片が増幅されてくるものがあった。これをPKI5/D
と名付けた。
【0046】実施例3 競合体DNA PK9,PK11の構築 さらに図1に示すような競合体DNA PK9,PK1
1を得るためさらにPCRを行なった。PK9の構築用
のプライマーはBA5 5’−CCATGGCGTTA
GTATGAGTG−3’とBA4 5’−GACAG
TAGTTCCTCACAGGG−3’である。PK1
1用のプライマーはBA3 5’−GCCGGGAAG
ACTGGGTCCTT−3’とBA6 5’−GCC
TGGAGGCTGTACGACAC−3’を用いた。
詳しいプロトコールはプライマー以外は実施例2と同様
である。形質転換後、プラークより大腸菌を培養し、プ
ラスミドDNAをミニプレパレーションした。競合体D
NA PK9とPK11を得るため、プライマーMU9
5’−TTCACGCAGAAAGCGTCTAG−
3’とMU8 5’−AACACTACTCGGCTA
GCAGT−3’の組合せとMU11a 5’−ACG
CATAGTGGTCTGCGGAACC−3’とMU
8の組合せでPCRを行なった。PK9用は、MU11
a−MU8の組合せで115bpのDNA断片が増幅
し、MU9−MU8の組合せで増幅がかからないクロー
ンを選択し、PK9と名付けた(図1参照)。PK11
用はMU11a−MU8の組合せで147bpの増幅が
かからず、MU9−MU8で147bpのDNA断片が
増幅されるクローンを選びPK11と名付けた(図1参
照)。
1を得るためさらにPCRを行なった。PK9の構築用
のプライマーはBA5 5’−CCATGGCGTTA
GTATGAGTG−3’とBA4 5’−GACAG
TAGTTCCTCACAGGG−3’である。PK1
1用のプライマーはBA3 5’−GCCGGGAAG
ACTGGGTCCTT−3’とBA6 5’−GCC
TGGAGGCTGTACGACAC−3’を用いた。
詳しいプロトコールはプライマー以外は実施例2と同様
である。形質転換後、プラークより大腸菌を培養し、プ
ラスミドDNAをミニプレパレーションした。競合体D
NA PK9とPK11を得るため、プライマーMU9
5’−TTCACGCAGAAAGCGTCTAG−
3’とMU8 5’−AACACTACTCGGCTA
GCAGT−3’の組合せとMU11a 5’−ACG
CATAGTGGTCTGCGGAACC−3’とMU
8の組合せでPCRを行なった。PK9用は、MU11
a−MU8の組合せで115bpのDNA断片が増幅
し、MU9−MU8の組合せで増幅がかからないクロー
ンを選択し、PK9と名付けた(図1参照)。PK11
用はMU11a−MU8の組合せで147bpの増幅が
かからず、MU9−MU8で147bpのDNA断片が
増幅されるクローンを選びPK11と名付けた(図1参
照)。
【0047】実施例4 PK9,PK11を用いた競合法によるサンプルの測定 まず、得られたクローンPK9,PK11のDNAの精
製を行なった。PK9およびPK11によって形質転換
されたXL−1blueをLB培地50mlで1昼夜培
養し、菌体を得た。この菌体より、アルカリ−SDS法
によるDNA抽出の変法であるQIAGEN(フナコ
シ)のキットを用い、プロトコールに従い、DNAの精
製を行なった。
製を行なった。PK9およびPK11によって形質転換
されたXL−1blueをLB培地50mlで1昼夜培
養し、菌体を得た。この菌体より、アルカリ−SDS法
によるDNA抽出の変法であるQIAGEN(フナコ
シ)のキットを用い、プロトコールに従い、DNAの精
製を行なった。
【0048】得られた環状DNA PK9およびPK1
1 10μgをそれぞれ制限酵素EcoRIで消化した。
10×H buffer(宝酒造)5μl、DNA 1
0μg、EcoRI(宝酒造)100単位に滅菌水を加え
50μlとし、37℃1時間加温した。この溶液をフェ
ノール/クロロホルム処理3回、クロロホルム処理1回
により蛋白を除去した。エタノール沈殿後滅菌蒸留水1
0μlに溶解した。このDNA溶液濃度を分光光度計で
測定し、分子量とOD値より分子数(又はコピー数)を
計算した。また、公知の配列決定法によりPK9、PK
11の配列を確定し、PK9及びPK11のヌクレオチ
ド配列をそれぞれ配列番号1、2として示した。各ヌク
レオチド配列中の星印(*)は欠失を示す。
1 10μgをそれぞれ制限酵素EcoRIで消化した。
10×H buffer(宝酒造)5μl、DNA 1
0μg、EcoRI(宝酒造)100単位に滅菌水を加え
50μlとし、37℃1時間加温した。この溶液をフェ
ノール/クロロホルム処理3回、クロロホルム処理1回
により蛋白を除去した。エタノール沈殿後滅菌蒸留水1
0μlに溶解した。このDNA溶液濃度を分光光度計で
測定し、分子量とOD値より分子数(又はコピー数)を
計算した。また、公知の配列決定法によりPK9、PK
11の配列を確定し、PK9及びPK11のヌクレオチ
ド配列をそれぞれ配列番号1、2として示した。各ヌク
レオチド配列中の星印(*)は欠失を示す。
【0049】このPK9、PK11のDNA溶液をキャ
リアとして100μg/mlのtRNA(ベーリンガー
マンハイム)が入った滅菌蒸留水で10倍段階希釈し、
1コピー/10μlから10倍ずつの希釈系列を得た。
nested PCRを行なうことにより、この5’U
TR領域は1コピーまで検出可能なので、1st PC
RにMU7−MU8のプライマー、2nd PCRにM
U9−MU10のプライマーを用い常法に従いPCRを
行ない、1コピー/10μl(0.5コピー/5μl)
のDNA(PK9,PK11)が存在することを確認し
た。
リアとして100μg/mlのtRNA(ベーリンガー
マンハイム)が入った滅菌蒸留水で10倍段階希釈し、
1コピー/10μlから10倍ずつの希釈系列を得た。
nested PCRを行なうことにより、この5’U
TR領域は1コピーまで検出可能なので、1st PC
RにMU7−MU8のプライマー、2nd PCRにM
U9−MU10のプライマーを用い常法に従いPCRを
行ない、1コピー/10μl(0.5コピー/5μl)
のDNA(PK9,PK11)が存在することを確認し
た。
【0050】この希釈した競合体DNAを用いて、2チ
ューブでの定量を行なった。
ューブでの定量を行なった。
【0051】HCV患者血清100μlよりRNA抽出
用溶液ISOGEN(ニッポンジーン)を用いてRNA
を抽出するISOGEN 400μlにtRNA(10
mg/ml)を1μl、2−メルカプトエタノール4μ
l、クロロホルム80μlを加え、プロトコールに従い
RNA抽出を行なう。イソプロパノールによる沈殿後、
70%エタノールで4回洗浄し、室温風乾し、10μl
の滅菌水に溶解し、RNAとして用いた。
用溶液ISOGEN(ニッポンジーン)を用いてRNA
を抽出するISOGEN 400μlにtRNA(10
mg/ml)を1μl、2−メルカプトエタノール4μ
l、クロロホルム80μlを加え、プロトコールに従い
RNA抽出を行なう。イソプロパノールによる沈殿後、
70%エタノールで4回洗浄し、室温風乾し、10μl
の滅菌水に溶解し、RNAとして用いた。
【0052】cDNA合成はRNA10μlをシリコン
処理したチューブに分注し、70℃、3分間加熱し、氷
上で急冷する。次にRNaseインヒビター(宝酒造)
50単位、20mM dNTP 1μl、5×RT緩衝
液(BML.MMLV RTaseに添付)4μl、1
00mM DTT 2μl、アンチセンスプライマーK
M3 10pmol、MMLV逆転写酵素200単位を加え
滅菌水で20μlにする。42℃で30分間保持する。
処理したチューブに分注し、70℃、3分間加熱し、氷
上で急冷する。次にRNaseインヒビター(宝酒造)
50単位、20mM dNTP 1μl、5×RT緩衝
液(BML.MMLV RTaseに添付)4μl、1
00mM DTT 2μl、アンチセンスプライマーK
M3 10pmol、MMLV逆転写酵素200単位を加え
滅菌水で20μlにする。42℃で30分間保持する。
【0053】このcDNAを用いてPCRを行なう。図
2に示すように、1本目のチューブにcDNAを希釈せ
ずに10μl加える。これにPK9を1コピー、PK1
1を102 コピーとなるように加える。2本目のチュー
ブにはcDNAを10倍希釈し10μl加え、PK9を
103 コピー、PK11を105 コピー加える。これに
10×PCR緩衝液4μl、2mM dNTP 5μ
l、Taq DNA ポリメラーゼ 0.25μl(1.25単位)さら
にプライマーTM1 10pmol、KM3 10pmolを加
え、滅菌水で50μlにする。PCRサイクルは94℃
4分加熱後、94℃1分、51℃1分30秒、72℃1
分30秒で20サイクル行ない、最後に72℃6分保温
する。
2に示すように、1本目のチューブにcDNAを希釈せ
ずに10μl加える。これにPK9を1コピー、PK1
1を102 コピーとなるように加える。2本目のチュー
ブにはcDNAを10倍希釈し10μl加え、PK9を
103 コピー、PK11を105 コピー加える。これに
10×PCR緩衝液4μl、2mM dNTP 5μ
l、Taq DNA ポリメラーゼ 0.25μl(1.25単位)さら
にプライマーTM1 10pmol、KM3 10pmolを加
え、滅菌水で50μlにする。PCRサイクルは94℃
4分加熱後、94℃1分、51℃1分30秒、72℃1
分30秒で20サイクル行ない、最後に72℃6分保温
する。
【0054】この1st PCR産物3μlを用い2n
d PCRを行なう。10×PCR緩衝液3μl、2m
M dNTP 3μl、Taq DNA ポリメラーゼ 0.25μ
l(2.5 単位)プライマーMU9,MU11a,MU8
をそれぞれ50pmolずつ加える。さらに滅菌水を加え3
0μlにする。PCRサイクルは94℃4分加熱後、9
4℃50秒、55℃1分、72℃1分10秒で53サイ
クル行なった。
d PCRを行なう。10×PCR緩衝液3μl、2m
M dNTP 3μl、Taq DNA ポリメラーゼ 0.25μ
l(2.5 単位)プライマーMU9,MU11a,MU8
をそれぞれ50pmolずつ加える。さらに滅菌水を加え3
0μlにする。PCRサイクルは94℃4分加熱後、9
4℃50秒、55℃1分、72℃1分10秒で53サイ
クル行なった。
【0055】従来の競合法で104 〜105 コピーと判
定された検体をcDNA合成後に10倍段階希釈し、1
00 希釈、10-1希釈、10-2希釈、10-3希釈、10
-4希釈、10-5希釈し、上記のプロトコールを若干変更
して定量を行なった。変更点は1本目のチューブにPK
9 1コピーを加えず、PK11 102 コピーのみを
加えた点である。
定された検体をcDNA合成後に10倍段階希釈し、1
00 希釈、10-1希釈、10-2希釈、10-3希釈、10
-4希釈、10-5希釈し、上記のプロトコールを若干変更
して定量を行なった。変更点は1本目のチューブにPK
9 1コピーを加えず、PK11 102 コピーのみを
加えた点である。
【0056】図3に写真を示すが、この写真で×100
000が0コピー、×10000が1コピー、×100
0が10コピー、×100が102 コピー、×10が1
03コピー、×1が104 コピーとなり良好な希釈直線
性が得られている。泳動像とコピー数の関係は図2に示
した通りである。
000が0コピー、×10000が1コピー、×100
0が10コピー、×100が102 コピー、×10が1
03コピー、×1が104 コピーとなり良好な希釈直線
性が得られている。泳動像とコピー数の関係は図2に示
した通りである。
【0057】
【発明の効果】本発明の特徴は、競合法とプライマーを
複数使用する点にある。このためにPCRのチューブを
格別に減らすことが可能となった。例えば100 〜10
7 コピー/mlの範囲を測定する場合、1つの競合体と
2種のプライマー(センスとアンチセンスプライマー)
では基本的に8本のチューブが必要であった。これが2
つの競合体と3種のプライマー(1本のセンスと2本の
アンチセンスプライマーあるいは2本のセンスと1本の
アンチセンスプライマー)を用い、検体を希釈すること
によって2本のチューブに減らすことが可能である。さ
らに4つの競合体と5本のプライマーを用いることによ
り、1本のチューブに減らすことが可能である。
複数使用する点にある。このためにPCRのチューブを
格別に減らすことが可能となった。例えば100 〜10
7 コピー/mlの範囲を測定する場合、1つの競合体と
2種のプライマー(センスとアンチセンスプライマー)
では基本的に8本のチューブが必要であった。これが2
つの競合体と3種のプライマー(1本のセンスと2本の
アンチセンスプライマーあるいは2本のセンスと1本の
アンチセンスプライマー)を用い、検体を希釈すること
によって2本のチューブに減らすことが可能である。さ
らに4つの競合体と5本のプライマーを用いることによ
り、1本のチューブに減らすことが可能である。
【0058】このように、PCR時のチューブ数が減ら
せることによって以下のような作用効果が得られる。
せることによって以下のような作用効果が得られる。
【0059】(a)作業時間の短縮 PCRを行なう前のスタンダードの希釈、分注、検体の
希釈、分注等に掛かる時間が現在の方法の約1/2(チ
ューブ2本の場合)からほとんどなし(チューブ1本の
場合)まで短縮可能である。従来法では12検体行なっ
た場合、準備も含めて約2時間程度かかる。
希釈、分注等に掛かる時間が現在の方法の約1/2(チ
ューブ2本の場合)からほとんどなし(チューブ1本の
場合)まで短縮可能である。従来法では12検体行なっ
た場合、準備も含めて約2時間程度かかる。
【0060】(b)作業効率の向上 シータス社のPCRの機械を使用した場合、一度に48
本のチューブのPCRができるので、従来法では1回の
PCRで、6検体(8本/1検体)の処理が可能である
のに対し、本発明の方法では、2本/1検体で定量する
と24検体の処理が可能であり、また1本/1検体では
48検体の処理が可能である。
本のチューブのPCRができるので、従来法では1回の
PCRで、6検体(8本/1検体)の処理が可能である
のに対し、本発明の方法では、2本/1検体で定量する
と24検体の処理が可能であり、また1本/1検体では
48検体の処理が可能である。
【0061】(c)コストの削減 PCRでの費用で最もかかるものは耐熱性の酵素である
Taq DNAポリメラーゼであるがチューブ8本を2
本に減らすことによりその費用は1/4、さらに1本に
減らすことにより1/8になる。さらにチューブが減る
ことによりそれに付随してチップ等の経費も減らすこと
ができる。労賃も含めて全体的に経費節減を可能にす
る。
Taq DNAポリメラーゼであるがチューブ8本を2
本に減らすことによりその費用は1/4、さらに1本に
減らすことにより1/8になる。さらにチューブが減る
ことによりそれに付随してチップ等の経費も減らすこと
ができる。労賃も含めて全体的に経費節減を可能にす
る。
【0062】
配列番号:1 配列の長さ:363 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類: 配列 GCGACACTCC ACCATAGATC ACTCCCCTGT GAGGAACTAC TGTC****** ********** 44 ****CCATGG CGTTAGTATG AGTGTCGTAC AGCCTCCAGG CCCCCCCCTC CCGGGAGAGC 100 CATAGTGGTC TGCGGAACCG GT******** *******GCC AGGACGACCG GGTCCTTTCT 145 TGGATTAACC CGCTCAATGC CTGGAGATTT GGGCGTGCCC CCGCGAGACT GCTAGCCGAG 205 TAGTGTTGGG TCGCAAAGGC CTTGTGGTAC TGCCTGATAG GGTGCTTGCG AGTGCCCCGG 265 GAGGTCTCGT AGACCGTGCA CCATGAGCAC GAATCCTAAA CCTCAAAGAA AAACCAAACG 325 TAACACCAAC CGCCGCCCAC AGGACGTCAA GTTCCCGG 363 配列番号:2 配列の長さ:342 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類: 配列 GCGACACTCC ACCATAGATC ACTCCCCTGT GAGGAACTAC TGTCTTCACG CAGAAAGCGT 60 CTAGCCATGG CGTTAGTATG AGTGTCGTAC AGCCTCCAGG C********* ********** 101 ********** ********** ********** *******GCC AGGACGACCG GGTCCTTTCT 124 TGGATTAACC CGCTCAATGC CTGGAGATTT GGGCGTGCCC CCGCGAGACT GCTAGCCGAG 184 TAGTGTTGGG TCGCAAAGGC CTTGTGGTAC TGCCTGATAG GGTGCTTGCG AGTGCCCCGG 244 GAGGTCTCGT AGACCGTGCA CCATGAGCAC GAATCCTAAA CCTCAAAGAA AAACCAAACG 304 TAACACCAAC CGCCGCCCAC AGGACGTCAA GTTCCCGG 342
【図1】この図は、競合PCR法によるHCV RNA
の定量法に使用される2つの競合体と、1つのアンチセ
ンスプライマー及び2つのセンスプライマーとの関係、
並びにサンプルRNA及び各競合体の増幅産物のサイズ
を示す。
の定量法に使用される2つの競合体と、1つのアンチセ
ンスプライマー及び2つのセンスプライマーとの関係、
並びにサンプルRNA及び各競合体の増幅産物のサイズ
を示す。
【図2】この図は、サンプル中のHCV RNAを本発
明の方法で定量化したときの、RNAコピー数の判定の
仕方を電気泳動像を用いて説明したものである。
明の方法で定量化したときの、RNAコピー数の判定の
仕方を電気泳動像を用いて説明したものである。
【図3】この図は、従来法による測定で104 −105
コピー/mlのHCV−RNAを含む検体をcDNA合
成後、10倍階段希釈し、2チューブで定量を行なった
結果を示した写真である。1が1本目のチューブの泳動
像を、2が2本目のチューブの泳動像を示しており、1
と2の組みで1つの検体を示している。×1が104 コ
ピー/チューブ、×10000が1コピー/チューブと
判定され、良好な希釈直線性を示している。
コピー/mlのHCV−RNAを含む検体をcDNA合
成後、10倍階段希釈し、2チューブで定量を行なった
結果を示した写真である。1が1本目のチューブの泳動
像を、2が2本目のチューブの泳動像を示しており、1
と2の組みで1つの検体を示している。×1が104 コ
ピー/チューブ、×10000が1コピー/チューブと
判定され、良好な希釈直線性を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (74)上記2名の代理人 弁理士 川口 義雄 (外2名 ) (72)発明者 田中 栄司 長野県松本市岡田松岡73−5 (72)発明者 松本 晶博 長野県松本市桐2−3−26 FYコーポ 203号室 (72)発明者 山口 健次郎 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 サンプル中のDNA又はRNAを競合P
CR法で定量する方法であって、 (i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくと
も2種の、予備決定されたコピー数の競合体であって、
前記DNA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をも
ち且つ前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部
分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DN
A又はRNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能
な1種のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前記競合
体の種類と同数のアンチセンス又はセンスプライマーで
あって、各々が互いに異なる競合体1種のみとアニーリ
ング可能である前記アンチセンス又はセンスプライマー
とを同一容器内で競合PCR法にかけて、サンプル由来
の前記DNA又はRNA及び前記競合体を鋳型とする互
いに異なるサイズの増幅産物を得、 (ii)ステップ(i)の増幅産物を電気泳動分析にか
けてサイズ分離し、その分離したバンドの濃さと競合体
の前記コピー数とに基づいてサンプル中の前記DNA又
はRNAのコピー数を決定する、ことを包含する前記方
法。 - 【請求項2】 サンプル中の微量のDNA又はRNAを
競合PCR法で定量する方法であって、 (i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、少なくと
も2種の、予備決定されたコピー数の競合体であって、
前記DNA又はRNAと完全に又は部分的に相同性をも
ち且つ前記DNA又はRNAに対応する配列の内部に部
分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DN
Aもしくは前記RNA及び前記競合体とアニーリング可
能な第1のセンス及びアンチセンスプライマーとを同一
容器内で第1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増
幅し、 (ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記DNA又は
RNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種
の第2のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有し且つ前記競合
体の種類と同数の第2のアンチセンス又はセンスプライ
マーであって、各々が互いに異なる競合体1種のみとア
ニーリング可能である前記第2のアンチセンス又はセン
スプライマーとを添加して競合PCR法にかけ、サンプ
ル由来の前記DNA又はRNA及び前記競合体を鋳型と
する互いに異なるサイズの増幅産物を得、 (iii)ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析
にかけてサイズ分離し、その分離したバンドの濃さと競
合体の前記コピー数とに基づいてサンプル中の前記DN
A又はRNAのコピー数を決定する、ことを包含する前
記方法。 - 【請求項3】 サンプル中の微量のDNA又はRNAを
競合PCR法で定量する方法であって、 (i)サンプル中の前記DNA又はRNAと、2種の、
予備決定されたコピー数の競合体であって、前記DNA
又はRNAと完全に又は部分的に相同性をもち且つ前記
DNA又はRNAに対応する配列の内部に部分的に欠失
又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記DNAもしくは
前記RNA及び前記競合体とアニーリング可能な第1の
センス及びアンチセンスプライマーとを同一容器内で第
1PCRにかけて前記DNA又はRNAを増幅し、 (ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記DNA又は
RNA及びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種
の第2のセンス又はアンチセンスプライマーと、このプ
ライマーに対応しこれと異なる配列を有する2種の第2
のアンチセンス又はセンスプライマーであって、各々が
互いに異なる競合体のみとアニーリング可能である前記
第2のアンチセンス又はセンスプライマーとを添加して
競合PCR法にかけ、サンプル由来の前記DNA又はR
NA及び前記競合体を鋳型とする互いに異なるサイズの
増幅産物を得、 (iii)ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析
にかけてサイズ分離し、その分離したバンドの濃さと競
合体の前記コピー数とに基づいてサンプル中の前記DN
A又はRNAのコピー数を決定する、ことを包含する前
記方法。 - 【請求項4】 サンプル中の微量のC型肝炎ウイルスR
NAを競合PCR法で定量する方法であって、 (i)サンプル中の前記RNAを予め逆転写酵素により
変換して得たcDNAと、2種の、予備決定されたコピ
ー数の競合体であって、前記cDNAと完全に又は部分
的に相同性をもち且つ前記RNAに対応する配列の内部
に部分的に欠失又は挿入又は変異をもつ競合体と、前記
cDNA及び前記競合体とアニーリング可能な第1のセ
ンス及びアンチセンスプライマーとを同一容器内で第1
PCRにかけて前記cDNAを増幅し、 (ii)ステップ(i)の増幅産物に、前記cDNA及
びいずれの競合体ともアニーリング可能な1種の第2の
アンチセンスプライマーと、このプライマーと異なる配
列を有する2種の第2のセンスプライマーであって、各
々が互いに異なる競合体のみとアニーリング可能である
前記第2のセンスプライマーとを添加して競合PCR法
にかけ、サンプル由来の前記cDNA及び前記競合体を
鋳型とする互いに異なるサイズの増幅産物を得、 (iii)ステップ(ii)の増幅産物を電気泳動分析
にかけてサイズ分離し、その分離したバンドの濃さと競
合体の前記コピー数とに基づいてサンプル中の前記RN
Aのコピー数を決定する、ことを包含する前記方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071701A JPH07250700A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 競合pcr法による核酸の簡易定量法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071701A JPH07250700A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 競合pcr法による核酸の簡易定量法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07250700A true JPH07250700A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13468114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6071701A Pending JPH07250700A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 競合pcr法による核酸の簡易定量法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07250700A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997046716A1 (en) * | 1996-06-07 | 1997-12-11 | Wabco B.V. | Method to detect hcv specific nucleic acids |
| WO1999030167A1 (en) * | 1997-12-06 | 1999-06-17 | Genox Research, Inc. | Sample data managing system |
| WO2005059548A1 (ja) * | 2003-12-19 | 2005-06-30 | Kankyo Engineering Co., Ltd. | 核酸測定用新規混合物、及びそれを用いる核酸の新規測定方法並びにそれらに用いる核酸プローブ |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6071701A patent/JPH07250700A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997046716A1 (en) * | 1996-06-07 | 1997-12-11 | Wabco B.V. | Method to detect hcv specific nucleic acids |
| WO1999030167A1 (en) * | 1997-12-06 | 1999-06-17 | Genox Research, Inc. | Sample data managing system |
| WO2005059548A1 (ja) * | 2003-12-19 | 2005-06-30 | Kankyo Engineering Co., Ltd. | 核酸測定用新規混合物、及びそれを用いる核酸の新規測定方法並びにそれらに用いる核酸プローブ |
| US7951604B2 (en) | 2003-12-19 | 2011-05-31 | Kankyo Engineering Co., Ltd. | Mixtures for assaying nucleic acid, novel method of assaying nucleic acid with the use of the same and nucleic acid probe to be used therefor |
| US9587271B2 (en) | 2003-12-19 | 2017-03-07 | Nippon Steel & Sumikin Eco-Tech Corporation | Mixtures for assaying nucleic acid, novel method of assaying nucleic acid with the use of the same and nucleic acid probe to be used therefor |
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