JPH0725257Y2 - 流体吐出具 - Google Patents
流体吐出具Info
- Publication number
- JPH0725257Y2 JPH0725257Y2 JP7898589U JP7898589U JPH0725257Y2 JP H0725257 Y2 JPH0725257 Y2 JP H0725257Y2 JP 7898589 U JP7898589 U JP 7898589U JP 7898589 U JP7898589 U JP 7898589U JP H0725257 Y2 JPH0725257 Y2 JP H0725257Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- pressing body
- pressing
- valve
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 弁座と、この弁座に対して後方に付勢された弁体と、前
方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁体への付勢力
に抗して前方移動して弁開放するよう弁体の後方に配さ
れた押圧体とを有し、この押圧体に着脱できるよう装着
される流体タンクを介して前記押圧力が押圧体に間接的
に付加されるよう押圧体を軸体内部に配した流体吐出具
に関する。ここで、流体としては墨液、絵具、インキな
どの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧
液、調味料、機械油、洗浄液といった液体、あるいは、
適宜粉体などを例示できる。
方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁体への付勢力
に抗して前方移動して弁開放するよう弁体の後方に配さ
れた押圧体とを有し、この押圧体に着脱できるよう装着
される流体タンクを介して前記押圧力が押圧体に間接的
に付加されるよう押圧体を軸体内部に配した流体吐出具
に関する。ここで、流体としては墨液、絵具、インキな
どの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧
液、調味料、機械油、洗浄液といった液体、あるいは、
適宜粉体などを例示できる。
(従来の技術) 実公昭63-19171号公報が上述した種の流体吐出具の一例
を開示しているものと思われる。この公報の実用新案登
録請求の範囲の記載は、「ノック杆の押圧操作により弁
体を作動させてインキ貯蔵部のインキをペン体方向に供
給するタイプの筆記具において、軸筒首部内には筒状部
材が挿着され、該部材の前部開口部には弁座が形成さ
れ、該弁座には弁体が前方よりスプリング材で圧接係合
されており、該部材の貫通孔には前記弁体の脚部が遊挿
され、後方軸筒に遊挿されたインキカートリッジ部材の
前端と対接しており、前記筒状部材とインキカートリッ
ジ部材の間には、弾性筒状部材が気密状に挿着され、両
部材を接続すると共に、軸筒尾端のノック杆の操作によ
るインキカートリッジ部材の前進後退を自在にするため
の前記弾性筒状部材の伸縮のための小空間を軸筒とイン
キカートリッジ部材の間に設けた筆記具。」となってい
る。また、考案の詳細な説明の記載の中に、「インキカ
ートリッジ部材7は……凸状の別体の縮径部材を主体の
前部に挿着したものでも有効である。」(公報第2欄第
20行目〜同23行目)、「インキカートリッジの主体は凸
状縮径部材に着脱自在となっており、該主体を取換える
ことにより筆記寿命をさらに延長化させることができ
る。」(公報第3欄第2行目〜同5行目)とある。ここ
で、「凸状縮径部材」「インキカートリッジの主体」
は、それぞれ前述説明で使用した「押圧体」「流体タン
ク」に相当させられると思われる。
を開示しているものと思われる。この公報の実用新案登
録請求の範囲の記載は、「ノック杆の押圧操作により弁
体を作動させてインキ貯蔵部のインキをペン体方向に供
給するタイプの筆記具において、軸筒首部内には筒状部
材が挿着され、該部材の前部開口部には弁座が形成さ
れ、該弁座には弁体が前方よりスプリング材で圧接係合
されており、該部材の貫通孔には前記弁体の脚部が遊挿
され、後方軸筒に遊挿されたインキカートリッジ部材の
前端と対接しており、前記筒状部材とインキカートリッ
ジ部材の間には、弾性筒状部材が気密状に挿着され、両
部材を接続すると共に、軸筒尾端のノック杆の操作によ
るインキカートリッジ部材の前進後退を自在にするため
の前記弾性筒状部材の伸縮のための小空間を軸筒とイン
キカートリッジ部材の間に設けた筆記具。」となってい
る。また、考案の詳細な説明の記載の中に、「インキカ
ートリッジ部材7は……凸状の別体の縮径部材を主体の
前部に挿着したものでも有効である。」(公報第2欄第
20行目〜同23行目)、「インキカートリッジの主体は凸
状縮径部材に着脱自在となっており、該主体を取換える
ことにより筆記寿命をさらに延長化させることができ
る。」(公報第3欄第2行目〜同5行目)とある。ここ
で、「凸状縮径部材」「インキカートリッジの主体」
は、それぞれ前述説明で使用した「押圧体」「流体タン
ク」に相当させられると思われる。
(考案が解決しようとする課題) 流体タンクを押圧体から着脱するとき、往々にして回転
力が付与されることがある。万年筆のカートリッジの着
脱を思い浮かべれば理解し易いであろうが、「ひねり」
の力を加えながら差し込むようにしたり、引き抜いたり
した方が操作し易いと感じるユーザーが多い。
力が付与されることがある。万年筆のカートリッジの着
脱を思い浮かべれば理解し易いであろうが、「ひねり」
の力を加えながら差し込むようにしたり、引き抜いたり
した方が操作し易いと感じるユーザーが多い。
この回転力によって勿論通常の万年筆の場合には問題を
生じることはまず考えられない。
生じることはまず考えられない。
しかし、前述したような弁構造のものにおいては、流体
タンクに回転力を付与することが、不要な流体漏れの原
因となりかねない。
タンクに回転力を付与することが、不要な流体漏れの原
因となりかねない。
これを前述公報のものに即して説明する。
「インキカートリッジの主体」を「凸状縮径部材」に着
脱する際、「インキカートリッジの主体」に回転力を加
えると、「凸状縮径部材」にこの回転力が伝わってしま
う。これによって、「凸状縮径部材」は回転しようとす
るが、この「凸状縮径部材」には「弾性筒状部材」が挿
着されており、また、この「弾性筒状部材」は、「軸筒
首部」内に装着された「筒状部材」とも挿着されてお
り、従って、「凸状筒状部材」の回転力は「弾性筒状部
材」のひねりとなって生じる。確かに、「弾性筒状部
材」は、その名のとおり弾性を発揮するであろう。従っ
て、このようなひねりによって破断など生じないかも知
れない。しかし、そのひねり力は、「弾性筒状部材」と
の装着部、あるいは、「筒状部材」との装着部といった
ところに無理を加えることになる。その結果、仮令「弾
性筒状部材」が破断などしなくても、これら挿着部のと
ころから往々にしてインキが漏れてしまうことになる。
脱する際、「インキカートリッジの主体」に回転力を加
えると、「凸状縮径部材」にこの回転力が伝わってしま
う。これによって、「凸状縮径部材」は回転しようとす
るが、この「凸状縮径部材」には「弾性筒状部材」が挿
着されており、また、この「弾性筒状部材」は、「軸筒
首部」内に装着された「筒状部材」とも挿着されてお
り、従って、「凸状筒状部材」の回転力は「弾性筒状部
材」のひねりとなって生じる。確かに、「弾性筒状部
材」は、その名のとおり弾性を発揮するであろう。従っ
て、このようなひねりによって破断など生じないかも知
れない。しかし、そのひねり力は、「弾性筒状部材」と
の装着部、あるいは、「筒状部材」との装着部といった
ところに無理を加えることになる。その結果、仮令「弾
性筒状部材」が破断などしなくても、これら挿着部のと
ころから往々にしてインキが漏れてしまうことになる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、弁座と、この弁座に対して後方に付勢された
弁体と、前方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁体
への付勢力に抗して前方移動して弁開放するよう弁体の
後方に配された押圧体とを有し、この押圧体に着脱でき
るよう装着される流体タンクを介して前記押圧力が押圧
体に間接的に付加されるよう押圧体を軸体内部に配した
流体吐出具であって、押圧体の外壁に外方突出部を設
け、また、軸体の内壁に凹部を設け、この凹部に凹体の
突出部を位置させて押圧体の回転規制をなしてなる流体
吐出具を要旨とする。
弁体と、前方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁体
への付勢力に抗して前方移動して弁開放するよう弁体の
後方に配された押圧体とを有し、この押圧体に着脱でき
るよう装着される流体タンクを介して前記押圧力が押圧
体に間接的に付加されるよう押圧体を軸体内部に配した
流体吐出具であって、押圧体の外壁に外方突出部を設
け、また、軸体の内壁に凹部を設け、この凹部に凹体の
突出部を位置させて押圧体の回転規制をなしてなる流体
吐出具を要旨とする。
(実施例) 添付図面に一例を示す。まず、第1図において、参照符
号1は筆穂であり、その後端は鍔状となっており、管状
体2によって脱落防止されている。管状体2は、先軸3
に圧入などで取付けられており、先軸3の内部には、筆
穂1内に延在するパイプ体4を取付けるとともに筆穂1
の後端を支承するストッパー5が係止されている。ま
た、このストッパー5の後壁がコイルスプリング等の弾
撥部材6の支承部となっている。弾撥部材6の後端は弁
体7に係止し、これによって後方に付勢された弁体7は
弁座8に当接し、弁閉鎖している。即ち、先軸3が本例
において弁座部材となっている。また、この先軸3には
自己弾性的に伸縮変形するジャバラ部材9の先端部が圧
入などによって取付けられている。また、ジャバラ部材
9の後端部は貫通孔を有する押圧体10に圧入などによっ
て取付けられている。ここで、以上の筆穂1から押圧体
10までの部材は、図に示す状態に組立られる前に予め組
立品とされている。(この組立品を、以下、塗布先セッ
トと呼ぶ。) 塗布先セットは前軸11の前方から挿入され、この前軸11
によって、塗布先セットの先軸3が突出固定されるとと
もにジャバラ部材9の先端部が先軸3との間に挾持され
ている。また、前軸11の後端には、中軸12が圧入などに
よって取付けられており、図の状態で、本例のものは、
押圧体10が中軸12に当接し、ジャバラ部材9が自由長か
ら幾分収縮した状態となっている。(以上の筆穂1から
中軸12までの部材が組立られたものを、以下、前軸セッ
トと呼ぶ。) 参照符号13は流体タンクを示し、この流体タンク13は、
押圧体10の後部に着脱可能に装着されている。尚、図示
の流体タンク13は内部にボール14を収容している。この
ボール14は流体タンク13中の流体の撹拌用に使用される
もので、即ち、本例は流体として化粧液などの液体を流
体タンク13中に収容したものの一例である。
号1は筆穂であり、その後端は鍔状となっており、管状
体2によって脱落防止されている。管状体2は、先軸3
に圧入などで取付けられており、先軸3の内部には、筆
穂1内に延在するパイプ体4を取付けるとともに筆穂1
の後端を支承するストッパー5が係止されている。ま
た、このストッパー5の後壁がコイルスプリング等の弾
撥部材6の支承部となっている。弾撥部材6の後端は弁
体7に係止し、これによって後方に付勢された弁体7は
弁座8に当接し、弁閉鎖している。即ち、先軸3が本例
において弁座部材となっている。また、この先軸3には
自己弾性的に伸縮変形するジャバラ部材9の先端部が圧
入などによって取付けられている。また、ジャバラ部材
9の後端部は貫通孔を有する押圧体10に圧入などによっ
て取付けられている。ここで、以上の筆穂1から押圧体
10までの部材は、図に示す状態に組立られる前に予め組
立品とされている。(この組立品を、以下、塗布先セッ
トと呼ぶ。) 塗布先セットは前軸11の前方から挿入され、この前軸11
によって、塗布先セットの先軸3が突出固定されるとと
もにジャバラ部材9の先端部が先軸3との間に挾持され
ている。また、前軸11の後端には、中軸12が圧入などに
よって取付けられており、図の状態で、本例のものは、
押圧体10が中軸12に当接し、ジャバラ部材9が自由長か
ら幾分収縮した状態となっている。(以上の筆穂1から
中軸12までの部材が組立られたものを、以下、前軸セッ
トと呼ぶ。) 参照符号13は流体タンクを示し、この流体タンク13は、
押圧体10の後部に着脱可能に装着されている。尚、図示
の流体タンク13は内部にボール14を収容している。この
ボール14は流体タンク13中の流体の撹拌用に使用される
もので、即ち、本例は流体として化粧液などの液体を流
体タンク13中に収容したものの一例である。
参照符号15は接続軸を示し、後軸16の先端部に圧入など
によって取付けられていて、その後端壁がコイルスプリ
ング等の弾撥部材17の支承部となっている。弾撥部材17
はノック体18を後方に付勢しており、ノック体18は、後
軸16の後端縮径部との係合によって脱落防止されている
とともに、後軸16の後端の切欠状部分から後端部の一部
を露出している。(これら接続軸15からノック体18まで
の部材が組立られたものを、以下、後軸セットと呼
ぶ。)尚、参照符号19は、外キャップ19aと内キャップ1
9bとよりなるキャップである。
によって取付けられていて、その後端壁がコイルスプリ
ング等の弾撥部材17の支承部となっている。弾撥部材17
はノック体18を後方に付勢しており、ノック体18は、後
軸16の後端縮径部との係合によって脱落防止されている
とともに、後軸16の後端の切欠状部分から後端部の一部
を露出している。(これら接続軸15からノック体18まで
の部材が組立られたものを、以下、後軸セットと呼
ぶ。)尚、参照符号19は、外キャップ19aと内キャップ1
9bとよりなるキャップである。
前軸セットと後軸セットとは着脱可能に取付けられてい
る。この取付けは圧入などによるものであってもよい
が、本例のものでは前軸11と接続軸15との間に螺合部を
形成してある。
る。この取付けは圧入などによるものであってもよい
が、本例のものでは前軸11と接続軸15との間に螺合部を
形成してある。
従って、本例のものを使用するにあたっては、前軸セッ
トと後軸セットとの螺合を解除し、押圧体10に流体タン
ク13を装着し、また、前軸セットと後軸セットとを螺合
して図示の状態とする。そして、ノック体18に押圧力を
付加すると、ノック体18は流体タンク13の後端に当接
し、流体タンク13と押圧体10とが前進を開始し、押圧体
10が弁体7と当接して弁体7が前進し、流体が吐出され
る。
トと後軸セットとの螺合を解除し、押圧体10に流体タン
ク13を装着し、また、前軸セットと後軸セットとを螺合
して図示の状態とする。そして、ノック体18に押圧力を
付加すると、ノック体18は流体タンク13の後端に当接
し、流体タンク13と押圧体10とが前進を開始し、押圧体
10が弁体7と当接して弁体7が前進し、流体が吐出され
る。
ここにおいて、押圧体10への流体タンク13の装着にあた
っては、回転が規制されており、また、押圧体10の前進
・後退も規制されている。これを第2図は示している
が、しかも、前述したように、前軸セットにおける塗布
先セットは前軸11の前方から挿入されている。これらの
関係は押圧体10、前軸11、中軸12よって満足されている
ので、第3図から第9図に基づいて説明する。まず、第
3図と第4図に示すように、押圧体10には適宜数(図で
は4個)の突起10aを形成してある。また、第5図から
第7図に示すように、前軸11は、内孔11aとして、中間
部に小径部11bを、また、後部に大径部11cを有し、この
小径部11bには、大径部11cに到る長手方向の凹路11dが
適宜数(図では4個)形成されている。この凹路11dが
押圧体10の突起10aの通路となる部分で、図のものは、
凹路11dの底部が大径部11cと段差を形成するものとして
あるが、適宜であり、段差を生じなくてもよい。尚、内
孔11aの小径部11bには、凹路11dに沿って凹陥部11eが設
けてあるが、これは、本例の前軸11として合成樹脂の射
出成形品を意識してあるためで、成形時の樹脂流を好ま
しくするために、成形品の肉厚をなるべく均一化するこ
とを考慮したことによる。従って、内孔11aの小径部11b
と大径部11cとの境界は、凹路11dを除き、段部11fが形
成されている。また、内孔11aの大径部11cにはこの段部
11fから後方に突出する突条部11gが形成されている。即
ち、塗布先セットに組立てられた後、押圧体10の突起10
aは、前軸11の内孔11aを前方から小径部11bの凹路11dを
通過し、大径部11cに到るが、その後、塗布先セットを
回転(本例のものでは、前軸11の前方から眺めたとき、
前軸11に対し、塗布先セットを時計回りに回すことにな
る)させると、押圧体10の突起10aは、大径部11cに形成
した突条部11gに当接するところで回転を阻止されるの
で、この当接を感知する(前軸11は、透明であるとは限
らないので、しばしば感触を頼りにすることになる)こ
とで押圧体10の突起10aが所定の位置に配置されたこと
を確認し、塗布先セットを前軸11に固定する。これによ
り、押圧体10の突起10aは、前軸11の内孔11aの小径部11
bと大径部11cとの段部11fの後方に位置することにな
る。これに更に、中軸12を取付ければ前軸セットの組立
が終了することになる。第8図と第9図に示すように、
中軸12は先端に突出部12aと後端外部に異形部12bとを有
している。異形部12bは、前軸11の後端に設けた切欠部1
1hに嵌合する。即ち、中軸12は前軸11に定められた位置
関係で取付けられる。この取付けによって、中軸12の突
出部12aは、前軸11の内孔11aの大径部11cに位置するに
あたり、前軸11の突条部11gとともに押圧体10の突起10a
の両側に位置する。また、中軸12の突出部12aの突出基
部12cは、中軸12を前軸11に挿着する際、押圧体10の突
起10aを前方に幾分押圧変位させることになる。こうし
て、押圧体10の突起10aは、前軸セットとされた後、両
側を、回転規制する突条部11gと突出部12a、前を、前進
規制する段部11f、後を、後退規制する突出基部12cによ
って囲まれることになる。突起10aが本例における「外
方突出部」であり、突条部11g,突出部12a,段部11f,突出
基部12cによって形成されるのが本例における「凹部」
である。
っては、回転が規制されており、また、押圧体10の前進
・後退も規制されている。これを第2図は示している
が、しかも、前述したように、前軸セットにおける塗布
先セットは前軸11の前方から挿入されている。これらの
関係は押圧体10、前軸11、中軸12よって満足されている
ので、第3図から第9図に基づいて説明する。まず、第
3図と第4図に示すように、押圧体10には適宜数(図で
は4個)の突起10aを形成してある。また、第5図から
第7図に示すように、前軸11は、内孔11aとして、中間
部に小径部11bを、また、後部に大径部11cを有し、この
小径部11bには、大径部11cに到る長手方向の凹路11dが
適宜数(図では4個)形成されている。この凹路11dが
押圧体10の突起10aの通路となる部分で、図のものは、
凹路11dの底部が大径部11cと段差を形成するものとして
あるが、適宜であり、段差を生じなくてもよい。尚、内
孔11aの小径部11bには、凹路11dに沿って凹陥部11eが設
けてあるが、これは、本例の前軸11として合成樹脂の射
出成形品を意識してあるためで、成形時の樹脂流を好ま
しくするために、成形品の肉厚をなるべく均一化するこ
とを考慮したことによる。従って、内孔11aの小径部11b
と大径部11cとの境界は、凹路11dを除き、段部11fが形
成されている。また、内孔11aの大径部11cにはこの段部
11fから後方に突出する突条部11gが形成されている。即
ち、塗布先セットに組立てられた後、押圧体10の突起10
aは、前軸11の内孔11aを前方から小径部11bの凹路11dを
通過し、大径部11cに到るが、その後、塗布先セットを
回転(本例のものでは、前軸11の前方から眺めたとき、
前軸11に対し、塗布先セットを時計回りに回すことにな
る)させると、押圧体10の突起10aは、大径部11cに形成
した突条部11gに当接するところで回転を阻止されるの
で、この当接を感知する(前軸11は、透明であるとは限
らないので、しばしば感触を頼りにすることになる)こ
とで押圧体10の突起10aが所定の位置に配置されたこと
を確認し、塗布先セットを前軸11に固定する。これによ
り、押圧体10の突起10aは、前軸11の内孔11aの小径部11
bと大径部11cとの段部11fの後方に位置することにな
る。これに更に、中軸12を取付ければ前軸セットの組立
が終了することになる。第8図と第9図に示すように、
中軸12は先端に突出部12aと後端外部に異形部12bとを有
している。異形部12bは、前軸11の後端に設けた切欠部1
1hに嵌合する。即ち、中軸12は前軸11に定められた位置
関係で取付けられる。この取付けによって、中軸12の突
出部12aは、前軸11の内孔11aの大径部11cに位置するに
あたり、前軸11の突条部11gとともに押圧体10の突起10a
の両側に位置する。また、中軸12の突出部12aの突出基
部12cは、中軸12を前軸11に挿着する際、押圧体10の突
起10aを前方に幾分押圧変位させることになる。こうし
て、押圧体10の突起10aは、前軸セットとされた後、両
側を、回転規制する突条部11gと突出部12a、前を、前進
規制する段部11f、後を、後退規制する突出基部12cによ
って囲まれることになる。突起10aが本例における「外
方突出部」であり、突条部11g,突出部12a,段部11f,突出
基部12cによって形成されるのが本例における「凹部」
である。
以上、本例においては、押圧体の回転規制だけでなく、
前進・後退の規制をもなすものであり、しかも、組立の
効率性をも考慮したものの一例である。加えて、本例の
ものには他の点も考慮してあるので以下に説明する。
前進・後退の規制をもなすものであり、しかも、組立の
効率性をも考慮したものの一例である。加えて、本例の
ものには他の点も考慮してあるので以下に説明する。
流体タンク13を押圧体10に装着する際、押圧体10は、前
軸11の段部11fに当接するまで前進する。この状態で流
体タンク13は更に押圧体10に対して更に前進する。この
とき、流体タンク13を押圧する力がそのまま押圧体10に
加えられ続けると、押圧体10が損傷しかねない。そこ
で、本例のものにおいては、中軸12の後端壁で流体タン
ク13の前進をストップさせるようにしている。第1図に
おいて、流体タンク13の前端が押圧体10に接触していな
いように示してあるのがこれによる。
軸11の段部11fに当接するまで前進する。この状態で流
体タンク13は更に押圧体10に対して更に前進する。この
とき、流体タンク13を押圧する力がそのまま押圧体10に
加えられ続けると、押圧体10が損傷しかねない。そこ
で、本例のものにおいては、中軸12の後端壁で流体タン
ク13の前進をストップさせるようにしている。第1図に
おいて、流体タンク13の前端が押圧体10に接触していな
いように示してあるのがこれによる。
また、弁体7は2部品から形成してある。図示は簡略し
てあるが、後部を異形断面とすることで、押圧体10が弁
体7に当接したときも、流体の通路として押圧体10の貫
通孔とジャバラ部材19内部とが連通したものとなるよう
にしている。弁体7と押圧体10との当接が押圧体10の貫
通孔を閉鎖するものであるとき、その前方空間の体積変
化は積極的な流体加圧、空気導入となる。流体の種類に
よっては、このようにすることが好ましい場合もあれ
ば、必ずしも好ましくない場合もある。本例は、なるべ
くこのような加圧を生じないようにした一例である。
てあるが、後部を異形断面とすることで、押圧体10が弁
体7に当接したときも、流体の通路として押圧体10の貫
通孔とジャバラ部材19内部とが連通したものとなるよう
にしている。弁体7と押圧体10との当接が押圧体10の貫
通孔を閉鎖するものであるとき、その前方空間の体積変
化は積極的な流体加圧、空気導入となる。流体の種類に
よっては、このようにすることが好ましい場合もあれ
ば、必ずしも好ましくない場合もある。本例は、なるべ
くこのような加圧を生じないようにした一例である。
以上、好適と思われる一例を通じて説明したが、要旨を
逸脱しない範囲で他にも適宜なせる。例えば、押圧体10
の突起10aを自己拡開可能なものとしておけば、前軸11
の内孔11aに凹路11dを積極的に形成しておかなくても、
塗布先セットを前軸11の前方から挿着でき、しかも前進
規制できるようにすることができる。また、ジャバラ部
材9に代えて、他の容器体、例えば、ピストン・シリン
ダーの関係にあるものとすることもできる。ここで、ピ
ストン・シリンダーの関係にあるならば、押圧体に回転
力がいくら付与されても、破損などを生じないから構わ
ないのでは?とも考えられる。しかし、ピストン・シリ
ンダーの相対的回転は、しばしば、液体漏れなどの原因
になる。従って、ピストン・シリンダーの関係にあるも
のの場合であっても、やはり、回転規制しておくことが
望まれる。もしも、ジャバラ部材9のように自己弾性力
を十分に期待できなければ、他の弾撥部材を適宜使用す
ればよい。また、流体タンク13も適宜であってよい。例
えば、ボール14を栓とするものであってもよい。勿論、
ボール14を有さないものであってもよい。また、例示し
たものでは、前軸11、後軸16といった複数部材からなる
ものを軸体の部材とした。しかし、ノック体18を使用す
ることなく、流体タンクをそのまま後端突出させるよう
な場合など、流体タンクの装着のために前軸と後軸とを
分離する必要がなければ一体のものであってもなんら支
承はない。即ち、弁体7についてもそうであったが、適
宜部品は適宜一体化、逆に、複数部品化できる。ジャバ
ラ部材9と押圧体10との一体化なども一例である。更
に、筆穂を有する塗布具の一例としたものを示したが、
合成樹脂を押出成形して得た一般に樹脂ペン先と呼ばれ
るものやフェルトペン先などを具備する筆記具とするこ
ともできるし、機械用の一般的な油差しのように単に開
口端となったものとすることなどもできる。
逸脱しない範囲で他にも適宜なせる。例えば、押圧体10
の突起10aを自己拡開可能なものとしておけば、前軸11
の内孔11aに凹路11dを積極的に形成しておかなくても、
塗布先セットを前軸11の前方から挿着でき、しかも前進
規制できるようにすることができる。また、ジャバラ部
材9に代えて、他の容器体、例えば、ピストン・シリン
ダーの関係にあるものとすることもできる。ここで、ピ
ストン・シリンダーの関係にあるならば、押圧体に回転
力がいくら付与されても、破損などを生じないから構わ
ないのでは?とも考えられる。しかし、ピストン・シリ
ンダーの相対的回転は、しばしば、液体漏れなどの原因
になる。従って、ピストン・シリンダーの関係にあるも
のの場合であっても、やはり、回転規制しておくことが
望まれる。もしも、ジャバラ部材9のように自己弾性力
を十分に期待できなければ、他の弾撥部材を適宜使用す
ればよい。また、流体タンク13も適宜であってよい。例
えば、ボール14を栓とするものであってもよい。勿論、
ボール14を有さないものであってもよい。また、例示し
たものでは、前軸11、後軸16といった複数部材からなる
ものを軸体の部材とした。しかし、ノック体18を使用す
ることなく、流体タンクをそのまま後端突出させるよう
な場合など、流体タンクの装着のために前軸と後軸とを
分離する必要がなければ一体のものであってもなんら支
承はない。即ち、弁体7についてもそうであったが、適
宜部品は適宜一体化、逆に、複数部品化できる。ジャバ
ラ部材9と押圧体10との一体化なども一例である。更
に、筆穂を有する塗布具の一例としたものを示したが、
合成樹脂を押出成形して得た一般に樹脂ペン先と呼ばれ
るものやフェルトペン先などを具備する筆記具とするこ
ともできるし、機械用の一般的な油差しのように単に開
口端となったものとすることなどもできる。
(考案の効果) 弁座と、この弁座に対して後方に付勢された弁体と、前
方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁体への付勢力
に抗して前方移動して弁開放するよう弁体の後方に配さ
れた押圧体とを有し、この押圧体に着脱できるよう装着
される流体タンクを介して前記押圧力が押圧体に間接的
に付加されるよう押圧体を軸体内部に配した流体吐出具
であって、押圧体の外壁に外方突出部を設け、また、軸
体の内壁に凹部を設け、この凹部に押圧体の突出部を位
置させて押圧体の回転規制をなしてなる流体吐出具とし
たので、流体タンクの装着にあたって無理な力を加えず
に済み、従って、流体漏れを生じるようなことも極力防
止できる。
方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁体への付勢力
に抗して前方移動して弁開放するよう弁体の後方に配さ
れた押圧体とを有し、この押圧体に着脱できるよう装着
される流体タンクを介して前記押圧力が押圧体に間接的
に付加されるよう押圧体を軸体内部に配した流体吐出具
であって、押圧体の外壁に外方突出部を設け、また、軸
体の内壁に凹部を設け、この凹部に押圧体の突出部を位
置させて押圧体の回転規制をなしてなる流体吐出具とし
たので、流体タンクの装着にあたって無理な力を加えず
に済み、従って、流体漏れを生じるようなことも極力防
止できる。
第1図は本考案の一例を示す一部切欠縦断面図、第2図
は第1図のI−I線横断面図、第3図は押圧体の一形状
例を示す一部切欠縦断面図、第4図は第3図のII-II線
横断面図、第5図は前軸の一形状例を示す縦断面図、第
6図は第5図のIII-III線横断面図、第7図は第5図のI
V-IV線横断面図、第8図は中軸の一形状例を示す一部切
欠縦断面図、第9図は第8図のV−V線横断面図。 1……筆穂、2……管状体、3……先軸、4……パイプ
体、5……ストッパー、6……弾撥部材、7……弁体、
8……弁座、9……ジャバラ部材、10……押圧体、10a
……突起、11……前軸、11a……内孔、11b……小径部、
11c……大径部、11d……凹路、11e……凹陥部、11f……
段部、11g……突条部、11h……切欠部、12……中軸、12
a……突出部、12b……異形部、13……流体タンク、14…
…ボール、15……接続軸、16……後軸、17……弾撥部
材、18……ノック体、19……キャップ、19a……外キャ
ップ、19b……内キャップ。
は第1図のI−I線横断面図、第3図は押圧体の一形状
例を示す一部切欠縦断面図、第4図は第3図のII-II線
横断面図、第5図は前軸の一形状例を示す縦断面図、第
6図は第5図のIII-III線横断面図、第7図は第5図のI
V-IV線横断面図、第8図は中軸の一形状例を示す一部切
欠縦断面図、第9図は第8図のV−V線横断面図。 1……筆穂、2……管状体、3……先軸、4……パイプ
体、5……ストッパー、6……弾撥部材、7……弁体、
8……弁座、9……ジャバラ部材、10……押圧体、10a
……突起、11……前軸、11a……内孔、11b……小径部、
11c……大径部、11d……凹路、11e……凹陥部、11f……
段部、11g……突条部、11h……切欠部、12……中軸、12
a……突出部、12b……異形部、13……流体タンク、14…
…ボール、15……接続軸、16……後軸、17……弾撥部
材、18……ノック体、19……キャップ、19a……外キャ
ップ、19b……内キャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/00
Claims (1)
- 【請求項1】弁座と、この弁座に対して後方に付勢され
た弁体と、前方に向かう押圧力が付加されたとき前記弁
体への付勢力に抗して前方移動して弁開放するよう弁体
の後方に配された押圧体とを有し、この押圧体に着脱で
きるよう装着される流体タンクを介して前記押圧力が押
圧体に間接的に付加されるよう押圧体を軸体内部に配し
た流体吐出具であって、押圧体の外壁に外方突出部を設
け、また、軸体の内壁に凹部を設け、この凹部に押圧体
の突出部を位置させて押圧体の回転規制をなしてなる流
体吐出具。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7898589U JPH0725257Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 流体吐出具 |
| US07/601,730 US5092702A (en) | 1989-03-28 | 1990-03-23 | Fluid discharge device |
| EP90904931A EP0418397B1 (en) | 1989-03-28 | 1990-03-23 | Fluid discharge device |
| PCT/JP1990/000386 WO1990011137A1 (fr) | 1989-03-28 | 1990-03-23 | Dispositif de decharge de fluide |
| DE69012263T DE69012263T2 (de) | 1989-03-28 | 1990-03-23 | Flüssigkeitsentladungsvorrichtung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7898589U JPH0725257Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 流体吐出具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0319571U JPH0319571U (ja) | 1991-02-26 |
| JPH0725257Y2 true JPH0725257Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31622744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7898589U Expired - Lifetime JPH0725257Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-07-04 | 流体吐出具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725257Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06146623A (ja) * | 1992-11-16 | 1994-05-27 | Inax Corp | 衛生室ユニット |
-
1989
- 1989-07-04 JP JP7898589U patent/JPH0725257Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0319571U (ja) | 1991-02-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6736144B2 (ja) | 塗布具 | |
| US7850385B2 (en) | Liquid supply implement | |
| US5092702A (en) | Fluid discharge device | |
| JP4480343B2 (ja) | カートリッジ式塗布具 | |
| JPH0725257Y2 (ja) | 流体吐出具 | |
| JPH10235273A (ja) | 吐出容器 | |
| US11186114B2 (en) | Direct liquid-type brush pen | |
| US5294206A (en) | Liquid application with resilient support | |
| JP2594306Y2 (ja) | 直液式筆記具 | |
| JP4404296B2 (ja) | ボールペン | |
| JP2575798Y2 (ja) | ボールペン | |
| JPH0618615Y2 (ja) | 液体吐出具 | |
| KR20040044359A (ko) | 액체용기 | |
| JP2570242Y2 (ja) | ペ ン | |
| JPH0617579Y2 (ja) | バルブ装置を有する筆記具又は塗布具 | |
| JP2590439Y2 (ja) | ボールペンのリフィール | |
| JPH07213982A (ja) | 塗布具 | |
| JP2513680Y2 (ja) | 筆記具 | |
| JP2607229Y2 (ja) | 筆記具 | |
| JP2590455Y2 (ja) | ボールペン | |
| JPH0737906Y2 (ja) | スライド栓付万年筆 | |
| JP2533671Y2 (ja) | 塗布具 | |
| WO2025053263A1 (ja) | 塗布具 | |
| JP2595858Y2 (ja) | 筆記具カ−トリッジのキャップ | |
| JPH0810404Y2 (ja) | 塗布具 |