JPH07253117A - 潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受け - Google Patents
潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受けInfo
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- JPH07253117A JPH07253117A JP6043718A JP4371894A JPH07253117A JP H07253117 A JPH07253117 A JP H07253117A JP 6043718 A JP6043718 A JP 6043718A JP 4371894 A JP4371894 A JP 4371894A JP H07253117 A JPH07253117 A JP H07253117A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 横軸回転機の主軸の軸受けメタルに油膜切れ
が発生した場合、起動に先立ち潤滑油槽の潤滑油面を上
昇させて軸受けのメタル面に自動的に油膜を形成させ、
軸受けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を防止する
こと。 【構成】 横軸回転機の潤滑油槽に送返油ポンプを介し
て連結される集油槽を付加し、潤滑油槽の潤滑油の予定
の高・低油面を検出して送返油ポンプを停止する信号を
出力する油面検出器を設け、主軸の軸受けメタルに油膜
切れが発生した場合、横軸回転機の起動に先立ち、送返
油ポンプにより集油槽の潤滑油を潤滑油槽に送油して油
面を上昇させ、軸受けメタルに油膜を形成させることを
特徴とする。
が発生した場合、起動に先立ち潤滑油槽の潤滑油面を上
昇させて軸受けのメタル面に自動的に油膜を形成させ、
軸受けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を防止する
こと。 【構成】 横軸回転機の潤滑油槽に送返油ポンプを介し
て連結される集油槽を付加し、潤滑油槽の潤滑油の予定
の高・低油面を検出して送返油ポンプを停止する信号を
出力する油面検出器を設け、主軸の軸受けメタルに油膜
切れが発生した場合、横軸回転機の起動に先立ち、送返
油ポンプにより集油槽の潤滑油を潤滑油槽に送油して油
面を上昇させ、軸受けメタルに油膜を形成させることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、潤滑油が注入された
潤滑油槽を有する横軸回転機のラジアル軸受けの潤滑の
改良に関し、特に、上記潤滑油槽の潤滑油面調整機能を
付加し、横軸回転機の長期間の停止により主軸の軸受け
メタルに油膜切れが発生した場合の起動に際し、潤滑油
槽の潤滑油面を調整して軸受けに油膜を形成させ、軸受
けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を防止できるよ
うにした潤滑油槽の油面調整機能を備えたラジアル軸受
けに関する。
潤滑油槽を有する横軸回転機のラジアル軸受けの潤滑の
改良に関し、特に、上記潤滑油槽の潤滑油面調整機能を
付加し、横軸回転機の長期間の停止により主軸の軸受け
メタルに油膜切れが発生した場合の起動に際し、潤滑油
槽の潤滑油面を調整して軸受けに油膜を形成させ、軸受
けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を防止できるよ
うにした潤滑油槽の油面調整機能を備えたラジアル軸受
けに関する。
【0002】
【従来の技術】今日の電気エネルギの供給源としては、
原子力、火力および水力発電所等が挙げられる。そし
て、これらの各発電所において発電された電力は、大電
力系統に接続されて、一旦統合された後に、各需要家に
送配電される。
原子力、火力および水力発電所等が挙げられる。そし
て、これらの各発電所において発電された電力は、大電
力系統に接続されて、一旦統合された後に、各需要家に
送配電される。
【0003】上記のような関係から、各発電所の運転方
式として、起動・停止(発電出力の調整)の難・易およ
び発電所の規模等により、ベース負荷用とピーク負荷用
とに分類される。
式として、起動・停止(発電出力の調整)の難・易およ
び発電所の規模等により、ベース負荷用とピーク負荷用
とに分類される。
【0004】規模が大きく、起動・停止が困難な原子力
発電所は、通常、ベース負荷用として長期間継続して運
転される。火力発電所は、一般に、その規模の大小によ
り、大規模のものはベース負荷用として長期間継続して
運転され、小規模のものはピーク負荷用としてピーク時
にのみ運転される。
発電所は、通常、ベース負荷用として長期間継続して運
転される。火力発電所は、一般に、その規模の大小によ
り、大規模のものはベース負荷用として長期間継続して
運転され、小規模のものはピーク負荷用としてピーク時
にのみ運転される。
【0005】また水力発電所は、一般に、起動・停止が
容易であるばかりでなく、規模も比較的小さいものが多
いので、ピーク負荷用としてピーク時に運転される場合
が多いが、季節(豊水期または渇水期)により、その運
転方式を異にし、渇水期には長期間運転を停止すること
がある。さらに、規模の小さい水力発電所に設置される
小容量の水車発電機としては、立軸のものに比べて構造
の簡単な横軸のものが多用され、上記のように、長期間
運転を停止することも多い。
容易であるばかりでなく、規模も比較的小さいものが多
いので、ピーク負荷用としてピーク時に運転される場合
が多いが、季節(豊水期または渇水期)により、その運
転方式を異にし、渇水期には長期間運転を停止すること
がある。さらに、規模の小さい水力発電所に設置される
小容量の水車発電機としては、立軸のものに比べて構造
の簡単な横軸のものが多用され、上記のように、長期間
運転を停止することも多い。
【0006】ところで、通常、横軸回転機の軸受け(ラ
ジアル軸受け)に対する潤滑油の供給は、上記横軸回転
機の主軸に貫通され、その上部内周面は、上記主軸の上
部外周面に接して懸架され、その下部は、上記回転機の
軸受け函の下方に設けられた潤滑油槽内の潤滑油中に浸
漬されて、上記回転機の運転による主軸の回転に伴って
回転し、潤滑油を掻き揚げて主軸の上部より潤滑油を供
給するオイルリング、または上記横軸回転機の主軸に嵌
着され、その下部が潤滑油中に浸漬されて、主軸の回転
と共に回転し、潤滑油を掻き揚げて主軸の上部より潤滑
油を供給するオイルディスク(粘性ポンプ)により行わ
れている。そして、この潤滑により、回転機の主軸は冷
却されると共に、軸受けメタルには油膜が形成されてい
る。
ジアル軸受け)に対する潤滑油の供給は、上記横軸回転
機の主軸に貫通され、その上部内周面は、上記主軸の上
部外周面に接して懸架され、その下部は、上記回転機の
軸受け函の下方に設けられた潤滑油槽内の潤滑油中に浸
漬されて、上記回転機の運転による主軸の回転に伴って
回転し、潤滑油を掻き揚げて主軸の上部より潤滑油を供
給するオイルリング、または上記横軸回転機の主軸に嵌
着され、その下部が潤滑油中に浸漬されて、主軸の回転
と共に回転し、潤滑油を掻き揚げて主軸の上部より潤滑
油を供給するオイルディスク(粘性ポンプ)により行わ
れている。そして、この潤滑により、回転機の主軸は冷
却されると共に、軸受けメタルには油膜が形成されてい
る。
【0007】上記のように、横軸回転機の運転中におい
ては、そのラジアル軸受けの軸受け面を構成する軸受け
メタル面には油膜が形成されており、軸受けメタル面と
回転機主軸の軸受け部との直接の接触を防止して、運転
中における軸受けメタルおよび主軸の軸受け部を保護し
ている。この軸受けメタルの油膜は、回転機停止後にお
いても、通常、数日程度は形成されているが、停止期間
が長くなると、油膜は次第に消失して行き、油膜切れと
なる。
ては、そのラジアル軸受けの軸受け面を構成する軸受け
メタル面には油膜が形成されており、軸受けメタル面と
回転機主軸の軸受け部との直接の接触を防止して、運転
中における軸受けメタルおよび主軸の軸受け部を保護し
ている。この軸受けメタルの油膜は、回転機停止後にお
いても、通常、数日程度は形成されているが、停止期間
が長くなると、油膜は次第に消失して行き、油膜切れと
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の油膜切れの状態
の下で、回転機を起動すると、軸受けメタルおよび回転
機主軸の軸受け部の損傷を招くので、例えば、無人水力
発電所等においては、技術員が発電所に出掛け、潤滑油
供給口より軸受けメタルに潤滑油を吹き付けてから、回
転機の起動を行わなければならなかった。したがって、
軸受けの油膜切れを伴う長期間の運転停止後における回
転機の運転開始は、容易ではなかった。
の下で、回転機を起動すると、軸受けメタルおよび回転
機主軸の軸受け部の損傷を招くので、例えば、無人水力
発電所等においては、技術員が発電所に出掛け、潤滑油
供給口より軸受けメタルに潤滑油を吹き付けてから、回
転機の起動を行わなければならなかった。したがって、
軸受けの油膜切れを伴う長期間の運転停止後における回
転機の運転開始は、容易ではなかった。
【0009】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、長期間運転を停止した後の起動
に際し、潤滑油槽の潤滑油面を上昇させることにより軸
受けメタル面に自動的に油膜を形成させ、軸受けの油膜
切れによる軸受けメタルの損傷を防止できるようにした
潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受けを
提供することにある。
のであり、その目的は、長期間運転を停止した後の起動
に際し、潤滑油槽の潤滑油面を上昇させることにより軸
受けメタル面に自動的に油膜を形成させ、軸受けの油膜
切れによる軸受けメタルの損傷を防止できるようにした
潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受けを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、その主軸がラジアル軸受けにより支持さ
れ、前記ラジアル軸受けを潤滑する潤滑油が注入された
潤滑油槽を有する横軸回転機において、前記潤滑油と同
じ潤滑油が注入された別置きの集油槽と、この集油槽と
前記潤滑油槽との間を送返油管を介して連結し、その正
・逆回転により前記両油槽の間で潤滑油の授受を行うこ
とにより前記潤滑油槽の潤滑油面の調整を行う送返油ポ
ンプと、前記潤滑油槽の潤滑油の予定の高・低油面を検
出し、前記送返油ポンプを駆動する駆動電動機の正・逆
回転時に、この駆動電動機に停止信号と相順切替信号を
送出する油面検出器と、から構成される潤滑油面調整装
置を付加し、前記横軸回転機の主軸の軸受けメタルに油
膜切れが発生する長期停止時には、前記横軸回転機の起
動に際し、前記送返油ポンプを正回転させ、前記潤滑油
槽の潤滑油面が前記予定の高油面に達するまで前記集油
槽内の潤滑油を前記潤滑油槽に送油し一定時限後集油槽
に返油し起動することを特徴とする。
めに本発明は、その主軸がラジアル軸受けにより支持さ
れ、前記ラジアル軸受けを潤滑する潤滑油が注入された
潤滑油槽を有する横軸回転機において、前記潤滑油と同
じ潤滑油が注入された別置きの集油槽と、この集油槽と
前記潤滑油槽との間を送返油管を介して連結し、その正
・逆回転により前記両油槽の間で潤滑油の授受を行うこ
とにより前記潤滑油槽の潤滑油面の調整を行う送返油ポ
ンプと、前記潤滑油槽の潤滑油の予定の高・低油面を検
出し、前記送返油ポンプを駆動する駆動電動機の正・逆
回転時に、この駆動電動機に停止信号と相順切替信号を
送出する油面検出器と、から構成される潤滑油面調整装
置を付加し、前記横軸回転機の主軸の軸受けメタルに油
膜切れが発生する長期停止時には、前記横軸回転機の起
動に際し、前記送返油ポンプを正回転させ、前記潤滑油
槽の潤滑油面が前記予定の高油面に達するまで前記集油
槽内の潤滑油を前記潤滑油槽に送油し一定時限後集油槽
に返油し起動することを特徴とする。
【0011】
【作用】横軸回転機の主軸の軸受けメタルに油膜切れが
発生すると、送返油ポンプを正回転させて集油槽内の潤
滑油を潤滑油槽に送油し、軸受けメタル面に自動的に油
膜が形成される高さまで潤滑油面を上昇させるようにし
たから、軸受けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を
容易に防止することができる。
発生すると、送返油ポンプを正回転させて集油槽内の潤
滑油を潤滑油槽に送油し、軸受けメタル面に自動的に油
膜が形成される高さまで潤滑油面を上昇させるようにし
たから、軸受けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を
容易に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を説明する。
添付図面は、この発明の一実施例を示す図で、図1は、
この発明を適用した横軸回転機の一部欠裁正面図であ
り、図2は、図1の横軸回転機の主軸の軸受け部のB−
B直線に沿う矢視一部欠裁断面図であり、主軸を支持す
る軸受け本体は省略しており、それぞれ同一部分には同
一符号を付している。
添付図面は、この発明の一実施例を示す図で、図1は、
この発明を適用した横軸回転機の一部欠裁正面図であ
り、図2は、図1の横軸回転機の主軸の軸受け部のB−
B直線に沿う矢視一部欠裁断面図であり、主軸を支持す
る軸受け本体は省略しており、それぞれ同一部分には同
一符号を付している。
【0013】図1および図2において、10は、横軸回
転機の一端に設けられた軸受け函であり、10aはその
上面を覆うカバーである。軸受け函10の上部には、図
示はしないが、横軸回転機のベッド11の上面で、横軸
回転機主軸の軸受け部12の真下に植立された軸受け台
上に軸受け本体が支持され、この軸受け本体の内周面に
取り付けられた軸受けメタルにより主軸の軸受け部12
が支持されている。したがって、主軸の軸受け部12
は、図示のように、軸受け函10の中央上部を貫通する
ことになる。
転機の一端に設けられた軸受け函であり、10aはその
上面を覆うカバーである。軸受け函10の上部には、図
示はしないが、横軸回転機のベッド11の上面で、横軸
回転機主軸の軸受け部12の真下に植立された軸受け台
上に軸受け本体が支持され、この軸受け本体の内周面に
取り付けられた軸受けメタルにより主軸の軸受け部12
が支持されている。したがって、主軸の軸受け部12
は、図示のように、軸受け函10の中央上部を貫通する
ことになる。
【0014】上記の軸受け函10の下部には、潤滑油槽
13が設けられており、潤滑油槽13内には、その詳細
を後述する粘性ポンプ14により掻き揚げられ、主軸の
軸受け部12の上部から供給され、図示しない上記の軸
受け本体を潤滑する潤滑油13aが、規定油面13bの
位置まで注入されている。しかし、潤滑油13aが、こ
の規定油面13bの位置まで注入された状態では、粘性
ポンプ14或いは前述のオイルリングによる潤滑油13
aの供給無しには、軸受け本体の軸受けメタルに油膜を
形成することはできない。
13が設けられており、潤滑油槽13内には、その詳細
を後述する粘性ポンプ14により掻き揚げられ、主軸の
軸受け部12の上部から供給され、図示しない上記の軸
受け本体を潤滑する潤滑油13aが、規定油面13bの
位置まで注入されている。しかし、潤滑油13aが、こ
の規定油面13bの位置まで注入された状態では、粘性
ポンプ14或いは前述のオイルリングによる潤滑油13
aの供給無しには、軸受け本体の軸受けメタルに油膜を
形成することはできない。
【0015】以上の説明から明らかのように、潤滑油槽
13は、上記の図示しない軸受け台を隔壁として、その
中央部で上下に2分割されることになるが、実質的に
は、一槽に構成されている。
13は、上記の図示しない軸受け台を隔壁として、その
中央部で上下に2分割されることになるが、実質的に
は、一槽に構成されている。
【0016】粘性ポンプ14は、既述のように、主軸の
軸受け部12の図示右方に嵌着されその下端が潤滑油1
3aに浸漬されたオイルディスク14aと、このオイル
ディスク14aの左右面と上面とを覆うカバー14b
と、このカバー14bに連結してその上部の図示左方に
設けられ、オイルディスク14aの回転により掻き揚げ
られカバー14bの上部に充満した潤滑油13aを導入
されて、潤滑油13aを主軸の軸受け部12の上周面に
吐出する潤滑油供給管14cとから構成されている。
軸受け部12の図示右方に嵌着されその下端が潤滑油1
3aに浸漬されたオイルディスク14aと、このオイル
ディスク14aの左右面と上面とを覆うカバー14b
と、このカバー14bに連結してその上部の図示左方に
設けられ、オイルディスク14aの回転により掻き揚げ
られカバー14bの上部に充満した潤滑油13aを導入
されて、潤滑油13aを主軸の軸受け部12の上周面に
吐出する潤滑油供給管14cとから構成されている。
【0017】17a、17bは、上記の粘性ポンプ14
により主軸の軸受け部12の上周面に供給され、図示し
ない軸受け本体を潤滑した潤滑油13aが、主軸の回転
により軸受け函10の外部に飛散するのを防止するため
の油切りである。
により主軸の軸受け部12の上周面に供給され、図示し
ない軸受け本体を潤滑した潤滑油13aが、主軸の回転
により軸受け函10の外部に飛散するのを防止するため
の油切りである。
【0018】以上説明の軸受け函10に関する構成は、
従来より使用されている周知のものと同様であるが、以
下、この発明の特徴である潤滑油13aの規定油面13
bを調整する潤滑油面調整装置について説明する。図1
は、既述のように、この発明を適用した横軸回転機の一
部欠裁正面図である。
従来より使用されている周知のものと同様であるが、以
下、この発明の特徴である潤滑油13aの規定油面13
bを調整する潤滑油面調整装置について説明する。図1
は、既述のように、この発明を適用した横軸回転機の一
部欠裁正面図である。
【0019】図1において、横軸回転機のベッド11を
延長したベッド15a上に潤滑油面調整装置15が設け
られる。この潤滑油面調整装置15は、ベッド15a上
に設置され、潤滑油が注入された集油槽15bと、この
集油槽15bの上蓋の上に設けられ、潤滑油槽13に送
返油管15cにより連結された送返油ポンプ15dと、
この送返油ポンプ15dを正・逆回転させることによ
り、集油槽15bと潤滑油槽13との間で送返油管15
cを介して潤滑油13aを授受させ、潤滑油槽13の規
定油面(長期間運転を停止することなく、油膜切れの発
生しない通常の運転を維持するのに必要な潤滑油面)1
3bを調整する駆動電動機15eと、潤滑油槽13の規
定油面13bと、油膜形成油面(回転機を運転すること
なしに油膜を形成するのに必要な潤滑油面)13cとを
検出し、正・逆回転中の駆動電動機15eに停止信号と
相順切替信号を送出する油面検出器15fとから構成さ
れる。
延長したベッド15a上に潤滑油面調整装置15が設け
られる。この潤滑油面調整装置15は、ベッド15a上
に設置され、潤滑油が注入された集油槽15bと、この
集油槽15bの上蓋の上に設けられ、潤滑油槽13に送
返油管15cにより連結された送返油ポンプ15dと、
この送返油ポンプ15dを正・逆回転させることによ
り、集油槽15bと潤滑油槽13との間で送返油管15
cを介して潤滑油13aを授受させ、潤滑油槽13の規
定油面(長期間運転を停止することなく、油膜切れの発
生しない通常の運転を維持するのに必要な潤滑油面)1
3bを調整する駆動電動機15eと、潤滑油槽13の規
定油面13bと、油膜形成油面(回転機を運転すること
なしに油膜を形成するのに必要な潤滑油面)13cとを
検出し、正・逆回転中の駆動電動機15eに停止信号と
相順切替信号を送出する油面検出器15fとから構成さ
れる。
【0020】次に、図1および上記潤滑油面調整装置の
制御ブロック図である図3を参照して本発明の作動を説
明する。
制御ブロック図である図3を参照して本発明の作動を説
明する。
【0021】横軸回転機のラジアル軸受けの軸受け面を
構成する軸受けメタル面には、油膜が形成されており、
長期間の運転停止を伴うこと無く起動・停止を行ってい
る通常の運転中においては、油膜切れが発生することは
無いから、潤滑油槽13の油面は規定油面13bまであ
れば十分である。
構成する軸受けメタル面には、油膜が形成されており、
長期間の運転停止を伴うこと無く起動・停止を行ってい
る通常の運転中においては、油膜切れが発生することは
無いから、潤滑油槽13の油面は規定油面13bまであ
れば十分である。
【0022】しかしながら、長期間運転を停止している
と、軸受けメタル面の油膜は消失して油膜切れが発生す
ることになり、この油膜切れの状態の下で回転機を起動
すると、既述のように、軸受けメタルおよび回転機主軸
の軸受け部に損傷を招くことになる。
と、軸受けメタル面の油膜は消失して油膜切れが発生す
ることになり、この油膜切れの状態の下で回転機を起動
すると、既述のように、軸受けメタルおよび回転機主軸
の軸受け部に損傷を招くことになる。
【0023】そこで、本発明においては、長期間運転を
停止し、軸受けメタルに油膜切れが発生している回転機
の起動に際しては、潤滑油面調整装置15により、潤滑
油槽13の潤滑油面を、その規定油面13bより油膜形
成油面13cまで上昇させ、主軸の軸受けメタル面に油
膜を形成させ潤滑油を集油槽に返油した後に回転機を起
動する。
停止し、軸受けメタルに油膜切れが発生している回転機
の起動に際しては、潤滑油面調整装置15により、潤滑
油槽13の潤滑油面を、その規定油面13bより油膜形
成油面13cまで上昇させ、主軸の軸受けメタル面に油
膜を形成させ潤滑油を集油槽に返油した後に回転機を起
動する。
【0024】以下、図3に示す制御ブロック図(油膜切
れが発生している場合)を用いて、潤滑油面調整装置1
5の作動を詳細に説明する。
れが発生している場合)を用いて、潤滑油面調整装置1
5の作動を詳細に説明する。
【0025】回転機を運転しようとする場合、長期間運
転を停止していると油膜切れが発生している。そこで先
ず、水車発電所起動指令により駆動電動機15eを起動
させ、送返油ポンプ15dを運転(正転)し、集油槽1
5b内の潤滑油を送返油管15cを介し潤滑油槽13に
送油して、その油面を規定油面13bより油膜形成油面
13cまで上昇させる。すると、油面検出器15fは、
潤滑油面が油膜形成油面13cに達したことを検出して
動作し、駆動電動機15eに停止指令を与えて、送返油
ポンプ15dの運転を停止させる。
転を停止していると油膜切れが発生している。そこで先
ず、水車発電所起動指令により駆動電動機15eを起動
させ、送返油ポンプ15dを運転(正転)し、集油槽1
5b内の潤滑油を送返油管15cを介し潤滑油槽13に
送油して、その油面を規定油面13bより油膜形成油面
13cまで上昇させる。すると、油面検出器15fは、
潤滑油面が油膜形成油面13cに達したことを検出して
動作し、駆動電動機15eに停止指令を与えて、送返油
ポンプ15dの運転を停止させる。
【0026】この間、潤滑油槽13の油面が油膜形成油
面13cに達すると、図2においては省略されている
が、主軸の軸受け本体は、潤滑油13a中に浸漬される
ことになる。したがって、軸受け本体のメタル面には自
動的に油膜が形成され、回転機の運転が可能となるの
で、回転機を起動し運転に入れる。
面13cに達すると、図2においては省略されている
が、主軸の軸受け本体は、潤滑油13a中に浸漬される
ことになる。したがって、軸受け本体のメタル面には自
動的に油膜が形成され、回転機の運転が可能となるの
で、回転機を起動し運転に入れる。
【0027】そこで、送返油ポンプ15dの駆動電動機
15eの入力電源の相順切り替えを行い、駆動電動機1
5eを起動して送返油ポンプ15dを運転(逆転)し、
潤滑油槽13内の潤滑油13aを、送返油管15cを介
して集油槽15bに送油し、その油面を油膜形成油面1
3cから規定油面13bまで下降させる。
15eの入力電源の相順切り替えを行い、駆動電動機1
5eを起動して送返油ポンプ15dを運転(逆転)し、
潤滑油槽13内の潤滑油13aを、送返油管15cを介
して集油槽15bに送油し、その油面を油膜形成油面1
3cから規定油面13bまで下降させる。
【0028】潤滑油槽13内の油面が規定油面13bま
で下降すると、油面検出器15fは、潤滑油面が規定油
面13cになったことを検出して動作し、駆動電動機1
5eに停止指令を与えて、送返油ポンプ15dの運転を
停止させる。
で下降すると、油面検出器15fは、潤滑油面が規定油
面13cになったことを検出して動作し、駆動電動機1
5eに停止指令を与えて、送返油ポンプ15dの運転を
停止させる。
【0029】回転機が運転に入ると、潤滑油13aは、
粘性ポンプ14のオイルディスク14aの回転により掻
き揚げられ、潤滑油供給管14cから主軸の軸受け部1
2の上方に供給されるようになり、以降は、この供給潤
滑油によって軸受け本体のメタル面には、継続して油膜
が形成され維持されるようになる。したがって、潤滑油
槽13の潤滑油面としては、もはや、油膜形成油面13
cの高い油面は不都合(高い油面は、かえって、潤滑油
13aが軸受け函10の外部に飛散する量を増加させる
ので好ましくない)となる。
粘性ポンプ14のオイルディスク14aの回転により掻
き揚げられ、潤滑油供給管14cから主軸の軸受け部1
2の上方に供給されるようになり、以降は、この供給潤
滑油によって軸受け本体のメタル面には、継続して油膜
が形成され維持されるようになる。したがって、潤滑油
槽13の潤滑油面としては、もはや、油膜形成油面13
cの高い油面は不都合(高い油面は、かえって、潤滑油
13aが軸受け函10の外部に飛散する量を増加させる
ので好ましくない)となる。
【0030】送返油ポンプ15dの運転が停止すると、
送返油ポンプ15dの駆動電動機15eの入力電源の相
順切り替えを行い、次の運転に際して、送返油ポンプ1
5dが正転するように備える。
送返油ポンプ15dの駆動電動機15eの入力電源の相
順切り替えを行い、次の運転に際して、送返油ポンプ1
5dが正転するように備える。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明について詳細に説明した
が、本発明によれば、潤滑油槽を有する横軸回転機に、
潤滑油槽の油面を調整することのできる潤滑油面調整装
置を付加し、横軸回転機の長期間の停止等により主軸の
軸受けメタルに油膜切れが発生した場合には、回転機の
起動に先立ち、上記の潤滑油面調整装置により油面を予
定の油膜形成油面まで上昇させることにより、軸受けの
メタル面に自動的に油膜を形成させるようにしたから、
軸受けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を容易に防
止することができる。
が、本発明によれば、潤滑油槽を有する横軸回転機に、
潤滑油槽の油面を調整することのできる潤滑油面調整装
置を付加し、横軸回転機の長期間の停止等により主軸の
軸受けメタルに油膜切れが発生した場合には、回転機の
起動に先立ち、上記の潤滑油面調整装置により油面を予
定の油膜形成油面まで上昇させることにより、軸受けの
メタル面に自動的に油膜を形成させるようにしたから、
軸受けの油膜切れによる軸受けメタルの損傷を容易に防
止することができる。
【図1】この発明を適用した横軸回転機の一部欠裁正面
図である。
図である。
【図2】図1の横軸回転機の軸受け部のB−B直線に沿
う矢視一部欠裁断面図である。
う矢視一部欠裁断面図である。
【図3】潤滑油面調整装置の制御ブロック図である。
10 軸受け函 11 横軸回転機のベッド 12 横軸回転機の主軸の軸受け部 13 潤滑油槽 13a 潤滑油 13b 規定油面 13c 油膜形成油面 14 粘性ポンプ 14a オイルデイスク 14b カバー 14c 潤滑油供給管 15 潤滑油面調整装置 15b 集油槽 15c 送返油管 15d 送返油ポンプ 15e 駆動電動機 15f 油面検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 その主軸がラジアル軸受けにより支持さ
れ、前記ラジアル軸受けを潤滑する潤滑油が注入された
潤滑油槽を有する横軸回転機において、前記潤滑油と同
じ潤滑油が注入された別置きの集油槽と、この集油槽と
前記潤滑油槽との間を送返油管を介して連結し、その正
・逆回転により前記両油槽の間で潤滑油の授受を行うこ
とにより前記潤滑油槽の潤滑油面の調整を行う送返油ポ
ンプと、前記潤滑油槽の潤滑油の予定の高・低油面を検
出し、前記送返油ポンプを駆動する駆動電動機の正・逆
回転時に、この駆動電動機に停止信号と相順切替信号を
送出する油面検出器と、から構成される潤滑油面調整装
置を付加し、前記横軸回転機の主軸の軸受けメタルに油
膜切れが発生する長期停止時には、前記横軸回転機の起
動に際し、前記送返油ポンプを正回転させ、前記潤滑油
槽の潤滑油面が前記予定の高油面に達するまで前記集油
槽内の潤滑油を前記潤滑油槽に送油し一定時限後集油槽
に返油し起動することを特徴とする潤滑油槽の潤滑油面
調整機能を備えたラジアル軸受け。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04371894A JP3328052B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受け |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04371894A JP3328052B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受け |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07253117A true JPH07253117A (ja) | 1995-10-03 |
| JP3328052B2 JP3328052B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=12671583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04371894A Expired - Fee Related JP3328052B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 潤滑油槽の潤滑油面調整機能を備えたラジアル軸受け |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3328052B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103134675A (zh) * | 2013-02-06 | 2013-06-05 | 珠海保税区摩天宇航空发动机维修有限公司 | 一种发动机轴承润滑油喷嘴的测试装置 |
| CN106050938A (zh) * | 2011-09-13 | 2016-10-26 | Ntn株式会社 | 轴承装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0415043U (ja) * | 1990-05-26 | 1992-02-06 | ||
| JPH04142300A (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-15 | Toraibo Tex Kk | 給油監視システム |
| JPH04160299A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-03 | Ebara Corp | 真空ポンプ軸受室潤滑油液面検知装置 |
| JPH058044U (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-02 | 三菱重工業株式会社 | 軸受潤滑装置 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04371894A patent/JP3328052B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0415043U (ja) * | 1990-05-26 | 1992-02-06 | ||
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| CN106050938A (zh) * | 2011-09-13 | 2016-10-26 | Ntn株式会社 | 轴承装置 |
| CN106050938B (zh) * | 2011-09-13 | 2019-04-30 | Ntn株式会社 | 轴承装置 |
| CN103134675A (zh) * | 2013-02-06 | 2013-06-05 | 珠海保税区摩天宇航空发动机维修有限公司 | 一种发动机轴承润滑油喷嘴的测试装置 |
| CN103134675B (zh) * | 2013-02-06 | 2015-05-20 | 珠海保税区摩天宇航空发动机维修有限公司 | 一种发动机轴承润滑油喷嘴的测试装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3328052B2 (ja) | 2002-09-24 |
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|---|---|---|---|
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