JPH07253265A - 冷凍食品の解凍方法及び装置 - Google Patents

冷凍食品の解凍方法及び装置

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JPH07253265A
JPH07253265A JP6072507A JP7250794A JPH07253265A JP H07253265 A JPH07253265 A JP H07253265A JP 6072507 A JP6072507 A JP 6072507A JP 7250794 A JP7250794 A JP 7250794A JP H07253265 A JPH07253265 A JP H07253265A
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JP
Japan
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temperature
thawing
refrigerator
cooling
limit temperature
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Application number
JP6072507A
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English (en)
Inventor
Souichi Matsuzoe
創一 松添
Hideo Aoki
日出雄 青木
Koji Takeda
宏治 武田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07253265A publication Critical patent/JPH07253265A/ja
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D31/00—Other cooling or freezing apparatus
    • F25D31/005—Combined cooling and heating devices

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品の鮮度を高く維持しつつ迅速に解凍でき
る冷凍食品の解凍方法を提供する。 【構成】 マイナス温度帯を含む食品の冷蔵温度を庫内
の設定温度として設定し、当該設定温度の上下に上限温
度と下限温度とを設定すると共に、庫内に冷凍食品を収
納して、当該冷凍食品からの冷却作用により庫内温度が
下限温度に低下したら加熱ヒーター42を運転し、この
加熱ヒーター42の運転により庫内温度が上限温度に上
昇しら加熱ヒーター42を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍された魚肉や食肉
等の冷凍食品を解凍する方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりホテルやレストラン等におい
て、搬入された冷凍マグロ等の魚肉や冷凍豚ブロック等
の食肉を解凍する場合、室温中に放置したり、流水によ
り解凍していたが、係る方法によると解凍時間は短い反
面食品からのドリップ(肉汁)が大量に流出するなど、
重量の目減りが生じる問題があった。また、電子レンジ
等によりマイクロ波にて急速解凍を行うものもあるが、
急激な温度上昇を伴うため、どうしても食品中の温度分
布が不均一となり、部分的に過熱されて変質が進行し、
肉の変色、退色、形態不良等の不都合が生じていた。
【0003】そこで、出願人が先に出願した特願平4−
167535号では、庫内温度として冷蔵温度を設定
し、この設定温度の上下に上限温度と下限温度とを設定
すると共に、下限温度にてヒータを発熱させ、且つ、冷
却装置は停止させ、上限温度にてヒータの発熱を停止さ
せて、逆に冷却装置は運転することにより、上記冷蔵温
度にて冷凍食品の解凍を行うように構成していた。
【0004】係る解凍によれば、冷蔵温度帯にて解凍が
行われるために、解凍に伴う食品からのドリップの流出
を抑えることができ、且つ、均一に解凍することによ
り、食品の鮮度を保持しながら変色、退色を抑制するこ
とが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き解凍では、ヒータが発熱を停止している間、冷却装
置により食品は冷却されるため、食品の最大氷結晶生成
帯である−1℃〜−5℃を通過するまでに時間がかか
り、解凍終了までに比較的長時間を要する欠点がある。
特に、食品を解凍した後、短期間で或いは即座に調理を
行うレストランやホテル等の場合には、解凍に要する時
間だけ作業効率が悪化し、適していない。
【0006】また、解凍に時間がかかり過ぎると、かえ
って解凍中に食品のメト化(褐変退色度の指標としての
ミオグロビン(Mb)のメト化率で判断される)が進行
してしまう問題もあった。
【0007】更に、従来では解凍を終了させる場合、使
用者が実際に手で触って解凍具合を判断したり、或い
は、赤外線センサーなどの高価な装置を用いて食品温度
を測定することにより行っており、安価で確実な自動解
凍判定手段の開発が望まれていた。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、食品の鮮度を高く維持し
つつ迅速に解凍でき、更には自動的に解凍を終了させて
引き続き鮮度良く保存することができる冷凍食品の解凍
方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷凍食
品の解凍方法は、マイナス温度帯を含む食品の冷蔵温度
を庫内の設定温度として設定し、当該設定温度の上下に
上限温度と下限温度とを設定すると共に、庫内に冷凍食
品を収納して、当該冷凍食品からの冷却作用により庫内
温度が下限温度に低下したら加熱手段を運転し、この加
熱手段の運転により庫内温度が上限温度に上昇したら加
熱手段を停止させるものである。
【0010】また、請求項2の発明の冷凍食品の解凍方
法は、マイナス温度帯を含む食品の冷蔵温度を庫内の設
定温度として設定し、当該設定温度の上下に上限温度と
下限温度とを設定すると共に、庫内に冷凍食品を収納し
て、当該冷凍食品からの冷却作用により庫内温度が下限
温度に低下したら加熱手段を運転し、この加熱手段の運
転により庫内温度が上限温度に上昇したら加熱手段を停
止させて冷凍食品の解凍を行うと共に、解凍開始から加
熱手段が運転されなくなるまでの加熱時間に基づいて解
凍終了時間を予想し、この解凍終了時間の経過後は冷却
手段により庫内温度を上限温度と下限温度の間に維持す
るものである。
【0011】更に、請求項3の発明の冷凍食品の解凍装
置は、庫内を冷却する冷却手段と、庫内を加熱する加熱
手段と、庫内温度を検出する温度検出手段と、この温度
検出手段の出力する庫内温度に基づき、冷却手段と加熱
手段を制御することにより、解凍運転と冷却運転とを実
行する制御手段とを備えており、制御手段は、庫内の設
定温度の上下に上限温度と下限温度を設定し、冷却運転
時、上限温度にて冷却手段を運転し、下限温度にて冷却
手段を停止させると共に、解凍運転時には冷却手段の運
転を禁止し、下限温度にて加熱手段を運転し、上限温度
にて加熱手段を停止させるものである。
【0012】請求項4の発明の冷凍食品の解凍装置は、
上記において制御手段は、解凍運転の開始から加熱手段
が運転されなくなるまでの加熱時間を積算し、この加熱
時間に基づいて解凍終了時間を予想すると共に、この解
凍終了時間にて解凍運転を終了し、その後は冷却運転に
移行することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、マイナス温度帯を含む食品の冷蔵
温度にて冷凍食品を解凍するので、解凍に伴う食品から
のドリップの流出を最小限に抑えることができ、且つ、
均一に解凍することにより、食品の鮮度を保持しながら
変色、退色を抑制することができる。
【0014】特に、下限温度にて加熱手段を運転し、上
限温度にて停止させると共に、上限温度からは冷凍食品
自体の冷却作用によって庫内温度を低下させているの
で、従来の如く加熱手段の停止中、冷却手段によって庫
内を冷却するものに比して、食品の最大氷結晶生成帯で
ある−1℃〜−5℃を通過する時間を短縮することがで
きる。従って、食品の解凍に要する時間を短縮してその
後の作業効率を向上させることができると共に、解凍中
の食品のメト化も抑制することができる。
【0015】一方、請求項1の方法或いは請求項3の装
置において、冷凍食品の解凍が進行してその温度が上昇
して行くと、ある時点で庫内温度は下限温度に到達しな
くなり、以後加熱手段は運転されなくなる。この解凍運
転の開始から加熱手段が運転されなくなるまでの加熱時
間と解凍が終了するまでの時間との間には一定の比例関
係があり、食品重量には関係ない。
【0016】そこで、請求項2及び請求項4の発明で
は、前記各発明に加えて上記加熱時間に基づいて解凍終
了時間を予想すると共に、この解凍終了時間にて解凍を
終了し、その後は冷却手段による同温度帯での冷却運転
に移行するので、赤外線センサー等を用いること無く、
的確に解凍運転を自動終了させることが可能となる。従
って、コストの高騰を引き起こすこと無く、使用者の手
間を著しく改善することができる。
【0017】特に、解凍後は同温度帯での保存が行われ
るので、調理に取りかかるまで食品の鮮度を高く維持し
ておくことが可能となる。
【0018】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の冷凍食品の解凍方法を実現するため
の解凍装置1の縦断側面図、図2はその制御装置41の
電気回路のブロック図を示している。
【0019】図1において、解凍装置1は例えばレスト
ランの厨房に設置されるものであり、前方に開放する断
熱箱体2の本体内部に、所定間隔を存して前方に開放す
る熱伝導性の貯蔵箱3を収納配設して構成されている。
この貯蔵箱3はステンレス鋼板等の熱伝導板をビス止め
し、接合面をシール材にてシールして形成されており、
貯蔵箱3内部は仕切部4によって上下に区画され、上方
に上貯蔵室5、下方に下貯蔵室6が構成されている。こ
の貯蔵箱3と断熱箱体2間の間隔及び仕切部4内は一連
のダクト8とされ、このダクト8は分割板9によって吐
出側ダクト8Aと帰還側ダクト8Bとに分割されてい
る。
【0020】断熱箱体2の前面開口には上下に渡る支柱
10が取り付けられ、仕切部4及び支柱10によって仕
切られた上下貯蔵室5、6の前面開口は上下それぞれ一
対づつの観音開き式の断熱扉11及び12によってそれ
ぞれ開閉自在に閉塞されている。
【0021】断熱箱体2の天壁2Aには矩形状の窓孔1
4が開口しており、この窓孔14を上方から閉塞するよ
うに取付架台15が取り付けられている。この取付架台
15の上面には冷却手段としての冷凍装置16を構成す
る圧縮機17、凝縮器18及び凝縮器用ファン19が設
置されており、これらの前方はコントロールパネル等を
配したグリル21によって隠蔽されている。
【0022】取付架台15の下面には前記冷凍装置16
を構成する冷却器22が取り付けられて貯蔵箱3上方の
ダクト8内に臨んでおり、冷却器22下方のドレンパン
23に形成した図示しないファンカバー部に対応して冷
却器22の前方のダクト8内に冷却ファン24が取り付
けられている。また、冷却器22の下側には除霜ヒータ
ー25が設けられている。
【0023】冷却ファン24が運転されると、冷却器2
2にて冷却された冷気は図1中矢印の如くダクト8の吐
出側ダクト8Aに吹き出され、貯蔵箱3の上面から背方
及び側方に流下し、仕切部4に流入した後Uターンして
下部背方を流下し、貯蔵箱3の底面下方を流れて帰還側
ダクト8Bに流入し、帰還側ダクト8Bを上昇して冷却
器22の吸込側に帰還する循環を行う。
【0024】係る冷気循環によって貯蔵箱3壁面が冷却
され、上下貯蔵室5、6内は貯蔵箱3の壁面から間接的
に冷却される。このように上下貯蔵室5、6は貯蔵箱3
壁面から間接的に冷却作用を受け、内部に収納した食品
等からの水分の蒸散作用及び外部から侵入する水分によ
り、その内部は例えば70%乃至98%の高湿度に維持
されるよう構成されている。
【0025】下貯蔵室6内上部には後方に低く傾斜した
露受板31が配置されると共に、仕切部4には上下貯蔵
室5、6を連通して露受板31上方に開口する連通管3
2が取り付けられている。更に、下貯蔵室6底部の貯蔵
箱3には上下貯蔵室5、6内及びダクト8内のドレン水
を排出するための排水経路33が構成されている。ま
た、34は上下貯蔵室5、6内に架設した食品載置用の
棚である。
【0026】上貯蔵室5内における貯蔵箱3の天壁3A
下側には間隔を存して上ダクト部材36が取り付けら
れ、この上ダクト部材36の後端には、貯蔵箱3の後壁
3Bと間隔を存して上貯蔵室5の上部から下方に延在す
る熱良導性の後ダクト部材37が取り付けられている。
これによって、両ダクト部材36、37と貯蔵箱3との
間隔には上貯蔵室5の天井部から背部を降下する庫内ダ
クト38が構成される。そして、天井部に位置する庫内
ダクト38内には庫内循環ファン41と加熱手段として
の加熱ヒーター42が設けられ、上ダクト部材36の前
端部には吸込口43が、また、後ダクト部材37の下端
には吐出口44がそれぞれ形成されている。
【0027】この吸込口43には庫内温度センサー46
が設けられる。また、例えば貯蔵箱3外面の適所には、
外気温を検出するための外気温センサー47も設けられ
ている。
【0028】次に、図2において制御装置51は汎用の
マイクロコンピュータ52により構成されている。マイ
クロコンピュータ52には前記庫内温度センサー46と
外気温センサー47の出力が入力されると共に、マイク
ロコンピュータ52の出力には前記圧縮機17、冷却フ
ァン24、除霜ヒーター25、庫内循環ファン41及び
加熱ヒーター42が接続されている。
【0029】以上の構成で、図3及び図4を参照しなが
ら本発明の解凍装置1の動作による冷凍食品の解凍方法
を説明する。マイクロコンピュータ52には上貯蔵室5
の設定温度(庫内温度TR)=0℃を設定する。それに
よって、マイクロコンピュータ52は、その上下±0.
5℃に上限温度と下限温度を設定する。そして、上貯蔵
室5内には例えば冷凍マグロや冷凍豚肉ブロック等の冷
凍食品Fを収納し、棚34上に載置して解凍運転を開始
する。
【0030】尚、図4のフローチャートはマイクロコン
ピュータ52の制御プログラムを示している。解凍運転
が開始されると、マイクロコンピュータ52は先ず、前
記圧縮機17及び冷却ファン24の運転を禁止する。こ
こで、庫内循環ファン41は連続運転とする。次に、図
4のステップS1で前記庫内温度センサー46が検出す
る上貯蔵室5の庫内温度TRが前記下限温度(−0.5
℃)以下か否か判断する。
【0031】上貯蔵室5内には冷凍食品Fが収納され、
当該食品自体からの冷却により庫内温度TRは低下す
る。そして、前記下限温度以下となるとマイクロコンピ
ュータ52はステップS3に進み、加熱ヒーター42に
通電(運転・ON)して発熱させる。
【0032】係る加熱ヒーター42の発熱により加熱さ
れた空気は、庫内循環ファン41により加速され、庫内
ダクト38内を通過して降下し、やがて後ダクト部材3
7下端部の吐出口44から上貯蔵室5内下部に吐出され
る。そして、上貯蔵室5内を循環して吸込口43から庫
内ダクト38に帰還する循環を行う(図1に白抜き矢印
で示す強制対流)。
【0033】係る加熱ヒーター42の発熱によって庫内
温度TRが上昇し、前記上限温度(+0.5℃)以上と
なると、マイクロコンピュータ52はステップS1から
ステップS2を経てステップS4に進み、加熱ヒーター
42を非通電(停止・OFF)とする。
【0034】このような、食品Fからの冷却と加熱ヒー
ター42の加熱によって、上貯蔵室5内は前述の如き高
湿度であって、設定温度である0±0.5℃の環境下に
保持され、上貯蔵室5内に収納された冷凍食品Fの温度
は徐々に上昇し、解凍されて行く。即ち、冷凍食品は係
る氷結点付近で解凍されるため、食品の部分的な過熱も
生じず均一に解凍されるようになり、ドリップの流出も
抑制されて、変色や退色も低く抑さえられる。従って、
食品の鮮度指数としてのK値やメト化率の増加が抑制さ
れ、食品の鮮度は高く保持されることになる。
【0035】食品Fの解凍が進んで温度が上昇して来る
と、上貯蔵室5内を冷却する作用が低減するため、やが
て庫内温度TRは加熱ヒーター42の発熱が停止(OF
F)しても、下限温度である−0.5℃まで下がらなく
なり、食品は引き続き自然の温度上昇により解凍して行
く。
【0036】マイクロコンピュータ52は、ステップS
5にて加熱ヒーター42が例えば1時間(Hr)以上連
続してOFFしているか否か判断しており、係る食品の
温度上昇により、図3の時刻t1にて前記加熱ヒーター
42のOFF状態が前記1時間以上となると、マイクロ
コンピュータ52はステップS5からステップS6に進
んで解凍運転開始から時刻t1までの時間(以下、加熱
時間と称する)を読み込む(この時間はマイクロコンピ
ュータ52がその機能として有するタイマーにより積算
する。以下、同じ。)。
【0037】ここで、係る加熱時間と、解凍運転の開始
から食品Fの中心温度が例えば−3℃(包丁が入る程度
の温度)まで上昇するまでの解凍時間(食品の解凍が終
了する時間)の関係を実験により測定したものを表1に
示す。表1は外気温+25℃の条件で、冷凍負荷として
中心温度−25℃(開始温度)のJISテストパッケー
ジを上貯蔵室5内に収納し、この冷凍負荷の重量を40
kg、20kg、10kg、1kgと変化させて上記加
熱時間と解凍時間(冷凍負荷の中心温度が−3℃(終了
温度)に達するまでの時間)を測定したものである。
【0038】
【表1】
【0039】表1からも明らかな如く、上記加熱時間と
解凍時間との間には略一定の比例関係があり、これは冷
凍負荷の重量には無関係であることが分かる。そして、
係る比例関係より表2の中段に示す算式によって解凍終
了時間を予想することができる。即ち、外気温が+25
℃の場合、解凍終了予想時間は(加熱時間+1)×4.
0で求められ、表1に示した実際の解凍時間に略近似す
る。
【0040】
【表2】
【0041】尚、この解凍予想時間は外気温によって影
響される。即ち、実験によれば外気温が+30℃のと
き、前記算式の括弧に乗する計数は、上記表2の上段に
示す如く3.5となり、外気温が+20℃のときには、
表2の下段に示す如く4.5となることが確かめられ
た。
【0042】マイクロコンピュータ51のメモリのテー
ブルには前記表2が記憶されており、ステップS6で加
熱時間を読み込んだ後、ステップS7で外気温センサー
47により外気温を読み込み、ステップS8でこれらの
データより前記表2を用いて解凍終了予想時間を算出す
る。ここでは、例えば8時間(Hr)を予想したものと
すると、マイクロコンピュータ51はステップS9で解
凍開始からこの予想時間の8時間が経過したか否か判断
する。
【0043】そして、解凍運転の開始から前記予想時間
の8時間が経過した時刻t2になると、マイクロコンピ
ュータ52は解凍運転を終了し、ステップS9からステ
ップS11に進んで冷却運転に移行する。この冷却運転
ではマイクロコンピュータ52は、前記設定温度(0
℃)と庫内温度センサー46が検出する上貯蔵室5の庫
内温度TRに基づき、当該庫内温度TRが上限温度であ
る+0.5℃に上昇して圧縮機17を運転(ON)す
る。尚、加熱ヒーター42の通電と庫内循環ファン41
の運転は禁止され、冷却ファン24は連続運転(ON)
となる。
【0044】上記圧縮機17の運転中、冷却器22内で
は冷媒が蒸発して冷却作用を発揮し、この冷却器22と
熱交換して冷却された冷気は前述の如くダクト8内を循
環され、上下貯蔵室5、6内は貯蔵箱3の壁面を介して
間接的に冷却される。即ち、食品Fは解凍終了後も上貯
蔵室5内において前記0±0.5℃の同一条件下のマイ
ナス温度帯で貯蔵されるので、調理に取りかかるまで食
品の鮮度を高く維持しておくことが可能となる。
【0045】ここで、例えば設定温度0±0.5℃の同
一条件で、上記の如き冷却装置16による冷却のみによ
り食品を解凍した場合と、従来例で説明した如く加熱ヒ
ーター42による加熱と冷却装置16による冷却とを交
互に行って食品を解凍した場合、及び、本発明の如く加
熱ヒーター42による加熱のみで食品を解凍した場合の
解凍時間の各値(同一冷凍負荷による実験値)を表3に
示す。
【0046】
【表3】
【0047】表3より本発明による解凍では明らかに解
凍時間が短縮されていることが分かる。特に、冷却のみ
の場合の解凍時間を基準(0%)とすると、表3の下段
に示すように約39%も解凍時間が短縮される。これは
本発明の場合、解凍中冷却装置16による冷却を禁止し
ているので、食品の温度が最大氷結晶生成帯(−1℃〜
−5℃)を通過する時間が短縮されるからである。
【0048】このように、本発明によれば従来の解凍に
比して短期間で食品の解凍を終了させることができるよ
うになるので、その後の調理等の作業効率を向上させる
ことが可能となる。また、表4に示すように解凍中にお
ける食品のメト化も抑制することができる。尚、表4は
同一冷凍食品(例えばマグロ)にて、前述の如き加熱と
冷却を交互に繰り返す場合と、本発明の場合とを比較し
たものである。
【0049】
【表4】
【0050】表4から明らかな如く加熱と冷却を交互に
繰り返す場合には、解凍時間が長くなり(11時間)、
メト化率は開始時の21.58%から28.11%に増
大しているのに対して、本発明の加熱のみによる場合に
は解凍時間が短くなる(8時間)ことにより、メト化率
も開始時の23.22%から25.19%と僅かな増大
に止まっている。
【0051】尚、解凍予想時間が経過するまでの間に、
庫内温度TRが例えば+10℃の高温度に上昇してしま
った場合には、マイクロコンピュータ52はステップS
9からステップS10に進んでこれを判断し、ステップ
S10からステップS11に進み、解凍予想時間の経過
を待たずに冷却運転に移行する。また、下貯蔵室6はそ
の他の食品、或いは解凍後の食品の保存に用いるものと
する。更に、実施例では外気温センサー47を用いて外
気温を自動設定したが、それに限らず、解凍開始時に使
用者が外気温を測定して設定するようにしても本発明は
有効である。更にまた、設定温度も実施例の0℃に限ら
ず、マイナス温度帯(約−3℃〜0℃)を含む食品の冷
蔵温度であれば差し支えないものである。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、マイ
ナス温度帯を含む食品の冷蔵温度にて冷凍食品を解凍す
るので、解凍に伴う食品からのドリップの流出を最小限
に抑えることができ、且つ、均一に解凍することによ
り、食品の鮮度を保持しながら変色、退色を抑制するこ
とができる。
【0053】特に、下限温度にて加熱手段を運転し、上
限温度にて停止させると共に、上限温度からは冷凍食品
自体の冷却作用によって庫内温度を低下させているの
で、従来の如く加熱手段の停止中、冷却手段によって庫
内を冷却するものに比して、食品の最大氷結晶生成帯を
通過する時間を短縮することができる。従って、食品の
解凍に要する時間を短縮してその後の作業効率を向上さ
せることができると共に、解凍中の食品のメト化も抑制
することができる。
【0054】また、請求項2及び請求項4の発明では、
前記各発明に加えて加熱手段が運転されなくなるまでの
加熱時間に基づいて解凍終了時間を予想すると共に、こ
の解凍終了時間にて解凍を終了し、その後は冷却手段に
よる同温度帯での冷却運転に移行するので、赤外線セン
サー等を用いること無く、的確に解凍運転を自動終了さ
せることが可能となる。従って、コストの高騰を引き起
こすこと無く、使用者の手間を著しく改善することがで
きる。
【0055】特に、解凍後は同温度帯での保存が行われ
るので、調理に取りかかるまで食品を鮮度を高く維持し
ておくことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍食品の解凍装置の縦断側面図であ
る。
【図2】図1の解凍装置の制御装置の電気回路のブロッ
ク図である。
【図3】本発明の冷凍食品の解凍方法における庫内温度
と冷凍食品温度の時間推移、及び、図1の解凍装置の各
機器の運転状態を示す図である。
【図4】マイクロコンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 解凍装置 2 断熱箱体 3 貯蔵箱 5 上貯蔵室 16 冷却装置 17 圧縮機 22 冷却器 24 冷却ファン 42 加熱ヒーター 46 庫内温度センサー 47 外気温センサー 51 制御装置 52 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナス温度帯を含む食品の冷蔵温度を
    庫内の設定温度として設定し、当該設定温度の上下に上
    限温度と下限温度とを設定すると共に、前記庫内に冷凍
    食品を収納して、当該冷凍食品からの冷却作用により庫
    内温度が前記下限温度に低下したら加熱手段を運転し、
    該加熱手段の運転により前記庫内温度が前記上限温度に
    上昇したら前記加熱手段を停止させることを特徴とする
    冷凍食品の解凍方法。
  2. 【請求項2】 マイナス温度帯を含む食品の冷蔵温度を
    庫内の設定温度として設定し、当該設定温度の上下に上
    限温度と下限温度とを設定すると共に、前記庫内に冷凍
    食品を収納して、当該冷凍食品からの冷却作用により庫
    内温度が前記下限温度に低下したら加熱手段を運転し、
    該加熱手段の運転により前記庫内温度が前記上限温度に
    上昇したら前記加熱手段を停止させて前記冷凍食品の解
    凍を行うと共に、解凍開始から前記加熱手段が運転され
    なくなるまでの加熱時間に基づいて解凍終了時間を予想
    し、該解凍終了時間の経過後は冷却手段により前記庫内
    温度を上限温度と下限温度の間に維持することを特徴と
    する冷凍食品の解凍方法。
  3. 【請求項3】 庫内を冷却する冷却手段と、庫内を加熱
    する加熱手段と、庫内温度を検出する温度検出手段と、
    該温度検出手段の出力する前記庫内温度に基づき、前記
    冷却手段と加熱手段を制御することにより、解凍運転と
    冷却運転とを実行する制御手段とを備えた冷凍食品の解
    凍装置において、前記制御手段は、前記庫内の設定温度
    の上下に上限温度と下限温度を設定し、冷却運転時、前
    記上限温度にて前記冷却手段を運転し、前記下限温度に
    て前記冷却手段を停止させると共に、前記解凍運転時に
    は前記冷却手段の運転を禁止し、前記下限温度にて前記
    加熱手段を運転し、前記上限温度にて前記加熱手段を停
    止させることを特徴とする冷凍食品の解凍装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、解凍運転の開始から加熱手
    段が運転されなくなるまでの加熱時間を積算し、該加熱
    時間に基づいて解凍終了時間を予想すると共に、該解凍
    終了時間にて前記解凍運転を終了し、その後は冷却運転
    に移行することを特徴とする請求項3の冷凍食品の解凍
    装置。
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Cited By (6)

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