JPH07253437A - 回転速度検出装置 - Google Patents
回転速度検出装置Info
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- JPH07253437A JPH07253437A JP17410094A JP17410094A JPH07253437A JP H07253437 A JPH07253437 A JP H07253437A JP 17410094 A JP17410094 A JP 17410094A JP 17410094 A JP17410094 A JP 17410094A JP H07253437 A JPH07253437 A JP H07253437A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P3/00—Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
- G01P3/42—Devices characterised by the use of electric or magnetic means
- G01P3/44—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
- G01P3/48—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
- G01P3/481—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals
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Abstract
(57)【要約】
【目的】1個の検出素子を用いて検出可能距離を大きく
でき、偏心によるうねりの影響を抑え、安定した検出出
力を得る回転速度検出装置を提供する。 【構成】検出部1の共振回路2に具備された検出コイル
Lによってロータの回転による磁界の変化を検出する。
共振回路2は発振回路3によって共振電流が供給されて
高周波磁界を発生させている。発振回路3の発振出力か
ら基準電圧回路5によって基準電圧Vrを得る。検出部
1の出力電圧Vsと基準電圧Vrとをそれぞれ整流回路
41 ,42 で整流し差動増幅器6にて差動増幅する。差
動増幅器6の出力電圧Vsub を比較器7において比較電
圧Vthと比較し、ロータの凹凸に応じた検出信号を得て
いる。よって、検出部1の出力の絶対値レベルが変動し
ても、ロータと検出コイルLとの距離に対する差動増幅
器6の出力電圧Vsub のばらつきを小さく抑えることが
できる。
でき、偏心によるうねりの影響を抑え、安定した検出出
力を得る回転速度検出装置を提供する。 【構成】検出部1の共振回路2に具備された検出コイル
Lによってロータの回転による磁界の変化を検出する。
共振回路2は発振回路3によって共振電流が供給されて
高周波磁界を発生させている。発振回路3の発振出力か
ら基準電圧回路5によって基準電圧Vrを得る。検出部
1の出力電圧Vsと基準電圧Vrとをそれぞれ整流回路
41 ,42 で整流し差動増幅器6にて差動増幅する。差
動増幅器6の出力電圧Vsub を比較器7において比較電
圧Vthと比較し、ロータの凹凸に応じた検出信号を得て
いる。よって、検出部1の出力の絶対値レベルが変動し
ても、ロータと検出コイルLとの距離に対する差動増幅
器6の出力電圧Vsub のばらつきを小さく抑えることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車輪やトラン
スミッション等に取り付けて車輪軸や駆動軸等の回転速
度を検出する回転速度検出装置に関するものである。
スミッション等に取り付けて車輪軸や駆動軸等の回転速
度を検出する回転速度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車にはアンチロックブレーキ
システム、オートマチックトランスミッション或いはナ
ビゲーションシステム等が搭載され、これらの装置は自
動車の走行速度を検出して種々の制御を行なうものであ
り、そのために自動車の走行速度の検出が重要性を増し
てきている。
システム、オートマチックトランスミッション或いはナ
ビゲーションシステム等が搭載され、これらの装置は自
動車の走行速度を検出して種々の制御を行なうものであ
り、そのために自動車の走行速度の検出が重要性を増し
てきている。
【0003】ところで、上記のように自動車の走行速度
を検出するためには、耐熱性、耐環境性等を考慮して、
一般的には光学式や接触式の検出装置よりも磁気による
検出装置が使用されている。例えば、略中心に挿通され
た回転軸(車軸)に固定されてこの回転軸と一体に回転
するロータを磁界中に設置し、ロータの回転による磁界
の変化で回転軸の回転速度(すなわち走行速度)を検出
する回転速度検出装置が用いられている。
を検出するためには、耐熱性、耐環境性等を考慮して、
一般的には光学式や接触式の検出装置よりも磁気による
検出装置が使用されている。例えば、略中心に挿通され
た回転軸(車軸)に固定されてこの回転軸と一体に回転
するロータを磁界中に設置し、ロータの回転による磁界
の変化で回転軸の回転速度(すなわち走行速度)を検出
する回転速度検出装置が用いられている。
【0004】上記のような回転速度検出装置としては、
いわゆるマグネットピックアップ方式(以下、MPU方
式と略す)の回転速度検出装置がある。このMPU方式
の回転速度検出装置は、略円筒状の金属製のロータの円
周方向に沿った表面に凹凸部を設けてギヤ状に形成し、
このロータを回転軸に固定するとともに、その近傍に永
久磁石を配置した検出部を設け、この永久磁石により生
じる磁界中でのロータの回転運動により、円周方向に沿
ってロータ表面に設けた凹凸部が上記磁界を変化させる
ことによって、検出部の磁気検出コイルに生じる誘導起
電力を出力信号として取り出すものである。この出力信
号は、凹凸部が等間隔に設けられているため、ロータの
回転速度に比例した波高値及び周期の正弦波信号とな
る。そして、上記出力信号は、コンパレータにより基準
電圧と比較されて”0”,”1”のパルス信号に変換さ
れた後パルスカウントされることによって回転軸の回転
速度が検出されるのである。
いわゆるマグネットピックアップ方式(以下、MPU方
式と略す)の回転速度検出装置がある。このMPU方式
の回転速度検出装置は、略円筒状の金属製のロータの円
周方向に沿った表面に凹凸部を設けてギヤ状に形成し、
このロータを回転軸に固定するとともに、その近傍に永
久磁石を配置した検出部を設け、この永久磁石により生
じる磁界中でのロータの回転運動により、円周方向に沿
ってロータ表面に設けた凹凸部が上記磁界を変化させる
ことによって、検出部の磁気検出コイルに生じる誘導起
電力を出力信号として取り出すものである。この出力信
号は、凹凸部が等間隔に設けられているため、ロータの
回転速度に比例した波高値及び周期の正弦波信号とな
る。そして、上記出力信号は、コンパレータにより基準
電圧と比較されて”0”,”1”のパルス信号に変換さ
れた後パルスカウントされることによって回転軸の回転
速度が検出されるのである。
【0005】ところが、上記のMPU方式の回転速度検
出装置では、検出部の出力信号がロータの回転速度(回
転数)に比例するため、低速では充分なレベルの出力信
号が得られず、回転速度の検出感度が速度に比例して低
下してしまい、ロータの回転が停止する寸前まで検出す
ることができないという問題がある。そこで、このよう
な問題を生じずに低速域まで検出可能とするために、ホ
ール素子や磁気抵抗素子によって上記磁界の変化を検出
したり、あるいは、コイルに高周波電流を流すことによ
り高周波磁界を発生させ、この高周波磁界中にロータを
配置し、高周波磁界によってロータの表面に生じる渦電
流がロータの回転により変化し、それによって生じる上
記コイルのインピーダンスやQファクタの変化を検出す
る方法が採られている。
出装置では、検出部の出力信号がロータの回転速度(回
転数)に比例するため、低速では充分なレベルの出力信
号が得られず、回転速度の検出感度が速度に比例して低
下してしまい、ロータの回転が停止する寸前まで検出す
ることができないという問題がある。そこで、このよう
な問題を生じずに低速域まで検出可能とするために、ホ
ール素子や磁気抵抗素子によって上記磁界の変化を検出
したり、あるいは、コイルに高周波電流を流すことによ
り高周波磁界を発生させ、この高周波磁界中にロータを
配置し、高周波磁界によってロータの表面に生じる渦電
流がロータの回転により変化し、それによって生じる上
記コイルのインピーダンスやQファクタの変化を検出す
る方法が採られている。
【0006】上記高周波磁界による検出方式(以下、高
周波磁界方式と略す)の具体例を図39及び図40によ
り簡単に説明する。図39に示す回転速度検出装置にお
いては、高周波発振器40によりコイル41を駆動して
発生させた高周波磁界中でロータ42を回転させること
により、コイル41と対向するロータ42の円周方向に
沿った面を高周波磁界の磁束が貫き、それによってロー
タ42の円周方向に沿った面に渦電流を生じさせてい
る。一方、この渦電流により生じる磁界によって逆に高
周波磁界が影響を受けてコイル41のインピーダンスや
Qファクタが変化し、高周波発振器40によるコイル4
1の発振振幅が変化することになる。
周波磁界方式と略す)の具体例を図39及び図40によ
り簡単に説明する。図39に示す回転速度検出装置にお
いては、高周波発振器40によりコイル41を駆動して
発生させた高周波磁界中でロータ42を回転させること
により、コイル41と対向するロータ42の円周方向に
沿った面を高周波磁界の磁束が貫き、それによってロー
タ42の円周方向に沿った面に渦電流を生じさせてい
る。一方、この渦電流により生じる磁界によって逆に高
周波磁界が影響を受けてコイル41のインピーダンスや
Qファクタが変化し、高周波発振器40によるコイル4
1の発振振幅が変化することになる。
【0007】しかるに、ロータ42の円周方向に沿った
面には凹凸部42aが設けられているため、ロータ42
の回転に伴ってロータ42の凹凸部42aとコイル41
との距離が変化し、ロータ42の円周方向に沿った面を
貫く磁束がロータ42の回転に応じて変化する。その結
果、ロータ42の上記面に生じる渦電流の大きさが変化
するので、ロータ42の凹凸部42aに応じて高周波発
振器40の発振出力が変化する。そして、その変化を検
出することによってロータ42の回転速度を検出するこ
とができるのである。
面には凹凸部42aが設けられているため、ロータ42
の回転に伴ってロータ42の凹凸部42aとコイル41
との距離が変化し、ロータ42の円周方向に沿った面を
貫く磁束がロータ42の回転に応じて変化する。その結
果、ロータ42の上記面に生じる渦電流の大きさが変化
するので、ロータ42の凹凸部42aに応じて高周波発
振器40の発振出力が変化する。そして、その変化を検
出することによってロータ42の回転速度を検出するこ
とができるのである。
【0008】つまり、検出部43に設けられた信号検出
用抵抗Rにより得られる高周波信号は、ロータ42の回
転速度に応じた周期で発振振幅が変化する(図40
(a)参照)。そして、その出力を整流器44で整流し
(図40(b)参照)、さらにその出力を低域通過フィ
ルタ45で濾過して検出出力を得ている(図40(c)
参照)。
用抵抗Rにより得られる高周波信号は、ロータ42の回
転速度に応じた周期で発振振幅が変化する(図40
(a)参照)。そして、その出力を整流器44で整流し
(図40(b)参照)、さらにその出力を低域通過フィ
ルタ45で濾過して検出出力を得ている(図40(c)
参照)。
【0009】したがって、従来のMPU方式とは異な
り、検出出力の出力レベルがロータ42の回転数により
変化しないので、停止から高速までの広い範囲の回転速
度を検出できるのである。なお、整流器44の出力をそ
の波高値でホールドしたり、原発振の2倍の周波数成分
をその出力からフィルタによって除去してロータ42の
回転速度に応じた検出出力を得ることもできる。
り、検出出力の出力レベルがロータ42の回転数により
変化しないので、停止から高速までの広い範囲の回転速
度を検出できるのである。なお、整流器44の出力をそ
の波高値でホールドしたり、原発振の2倍の周波数成分
をその出力からフィルタによって除去してロータ42の
回転速度に応じた検出出力を得ることもできる。
【0010】ここで、図40(c)に示す検出出力の谷
部が、図41に示すロータ42の凸部に対応する信号A
であり、山部が凹部に対応する信号Bとなり、2つの信
号A,Bのレベルはコイル41とロータ42との距離に
応じて変化する。したがって、図41に示すように、検
出部43のコイル41とロータ42との距離を一定距離
に固定すれば、ロータ42の凹凸部42aに対応した安
定した検出出力が得られることになり、その距離に応じ
て2つの信号A,Bの中間レベルに比較値Vthを設定す
ることによって、ロータ42の凹凸部42aに対応し
た"0" ,"1"の出力を得ることができる。また、図41の
場合であれば、コイル41とロータ42との距離が約
0.8mmまでは検出可能ということになる(以下、検
出可能距離と呼ぶ)。
部が、図41に示すロータ42の凸部に対応する信号A
であり、山部が凹部に対応する信号Bとなり、2つの信
号A,Bのレベルはコイル41とロータ42との距離に
応じて変化する。したがって、図41に示すように、検
出部43のコイル41とロータ42との距離を一定距離
に固定すれば、ロータ42の凹凸部42aに対応した安
定した検出出力が得られることになり、その距離に応じ
て2つの信号A,Bの中間レベルに比較値Vthを設定す
ることによって、ロータ42の凹凸部42aに対応し
た"0" ,"1"の出力を得ることができる。また、図41の
場合であれば、コイル41とロータ42との距離が約
0.8mmまでは検出可能ということになる(以下、検
出可能距離と呼ぶ)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような回転速度検出装置を実際に使用する場合には、使
用用途や環境などに応じて、検出可能距離を変えるのが
普通であり、検出可能距離としては最大数mm程度まで
保証する必要がある。ところが、図41の場合であれ
ば、検出可能距離の最大値はせいぜい0.8mm程度し
かなく、それ以上は基本的に固定された比較値Vthを用
いる方法では検出は不可能であり、実用に適さない。ま
た、ロータ42の凹凸部42aの段差の寸法も考慮する
必要があり、結局検出可能距離に応じて比較値Vthを変
えなければならない。
ような回転速度検出装置を実際に使用する場合には、使
用用途や環境などに応じて、検出可能距離を変えるのが
普通であり、検出可能距離としては最大数mm程度まで
保証する必要がある。ところが、図41の場合であれ
ば、検出可能距離の最大値はせいぜい0.8mm程度し
かなく、それ以上は基本的に固定された比較値Vthを用
いる方法では検出は不可能であり、実用に適さない。ま
た、ロータ42の凹凸部42aの段差の寸法も考慮する
必要があり、結局検出可能距離に応じて比較値Vthを変
えなければならない。
【0012】一方、検出出力は、ある時点でコイル41
と対向するロータ42の1つの凸部又は凹部に対応する
ことが理想であるが、実際には隣接する凹凸部42aの
影響を全く無視することはできず、凸部と凹部とに対応
した2つの信号A,Bのレベル差が小さくなってしま
う。すなわち、1個の検出素子(この場合はコイル4
1)でロータ42の凹凸部42aに対応した検出出力を
得て、その検出出力の絶対値レベルを比較値Vthと比較
する方法では、検出可能距離はロータ42の凹凸部42
aの段差寸法よりも大きくすることができないという問
題がある。
と対向するロータ42の1つの凸部又は凹部に対応する
ことが理想であるが、実際には隣接する凹凸部42aの
影響を全く無視することはできず、凸部と凹部とに対応
した2つの信号A,Bのレベル差が小さくなってしま
う。すなわち、1個の検出素子(この場合はコイル4
1)でロータ42の凹凸部42aに対応した検出出力を
得て、その検出出力の絶対値レベルを比較値Vthと比較
する方法では、検出可能距離はロータ42の凹凸部42
aの段差寸法よりも大きくすることができないという問
題がある。
【0013】さらに、図42に示すように、温度変化な
どの環境条件を含めた回路の動作状態や検出素子の特性
ばらつきなどによって検出出力が変動するため、比較値
の設定が困難になるとともに、検出可能距離を大きくす
ることができないという問題がある。それに対して、図
43及び図44に示す高周波磁界方式の回転速度検出装
置は、検出素子で得た検出出力の絶対値レベルを比較値
と比較するのではなく、ロータ42の凹凸部42aに対
する検出出力の差分を比較値と比較することによって、
上記問題の解決を図ったものである。図43及び図44
に示すように、検出素子であるコイルL1 と2つのコン
デンサC1 ,C2 の直列回路とを並列に接続した共振回
路46にトランジスタQ1 のコレクタ電流を供給して発
振させ、コイルL1 によって励起される高周波磁界中に
ロータ42を配置し、2つのコンデンサC1 ,C2 の接
続点より検出出力を得ている。すなわち、ロータ42の
回転によるコイルL1 のインピーダンスやQファクタの
変化によって共振回路46の共振条件が変化することを
利用して、ロータ42の回転に応じて振幅の変化する高
周波信号を検出出力としている。
どの環境条件を含めた回路の動作状態や検出素子の特性
ばらつきなどによって検出出力が変動するため、比較値
の設定が困難になるとともに、検出可能距離を大きくす
ることができないという問題がある。それに対して、図
43及び図44に示す高周波磁界方式の回転速度検出装
置は、検出素子で得た検出出力の絶対値レベルを比較値
と比較するのではなく、ロータ42の凹凸部42aに対
する検出出力の差分を比較値と比較することによって、
上記問題の解決を図ったものである。図43及び図44
に示すように、検出素子であるコイルL1 と2つのコン
デンサC1 ,C2 の直列回路とを並列に接続した共振回
路46にトランジスタQ1 のコレクタ電流を供給して発
振させ、コイルL1 によって励起される高周波磁界中に
ロータ42を配置し、2つのコンデンサC1 ,C2 の接
続点より検出出力を得ている。すなわち、ロータ42の
回転によるコイルL1 のインピーダンスやQファクタの
変化によって共振回路46の共振条件が変化することを
利用して、ロータ42の回転に応じて振幅の変化する高
周波信号を検出出力としている。
【0014】さらに、上記検出出力を整流回路47にて
整流し、微分回路48にて直流分を除去してロータ42
の凹凸部42aに対する差分を得て、この差分を差動増
幅器49において所定の基準電圧との間で差動増幅し、
差動増幅器49の差動出力を比較器50にて比較電圧と
比較することにより、ロータ42の回転に応じた検出出
力を比較器50の出力から得ることができ、上記の検出
可能距離を大きくすることができるものである。
整流し、微分回路48にて直流分を除去してロータ42
の凹凸部42aに対する差分を得て、この差分を差動増
幅器49において所定の基準電圧との間で差動増幅し、
差動増幅器49の差動出力を比較器50にて比較電圧と
比較することにより、ロータ42の回転に応じた検出出
力を比較器50の出力から得ることができ、上記の検出
可能距離を大きくすることができるものである。
【0015】しかし、上記の構成においては、ロータ4
2の回転速度が低い場合には共振回路46の共振電圧の
振幅変化も小さくなるので、低速での検出感度が悪くな
るという問題がある(図45及び図46参照)。そこ
で、検出可能距離を大きくするために、2つの検出素子
をロータ42の凸部と凹部とにそれぞれ対向させて配置
し、各々の検出素子から得られる検出出力を差動増幅す
ることによって、凹凸部42aの段差の寸法に対応する
検出出力を得るようにしたものが提案されている。
2の回転速度が低い場合には共振回路46の共振電圧の
振幅変化も小さくなるので、低速での検出感度が悪くな
るという問題がある(図45及び図46参照)。そこ
で、検出可能距離を大きくするために、2つの検出素子
をロータ42の凸部と凹部とにそれぞれ対向させて配置
し、各々の検出素子から得られる検出出力を差動増幅す
ることによって、凹凸部42aの段差の寸法に対応する
検出出力を得るようにしたものが提案されている。
【0016】ところが、上記構成においても、ロータ4
2の凹凸部42aのピッチと、2つの検出素子のピッチ
との差に起因する感度低下が生じたり、2つの検出素子
の取付位置とロータ42の回転軸とのずれにより、或い
は2つの検出素子とそれを含む2つの検出チャンネルの
特性のばらつきと環境変化に対する特性変化の差によっ
て2つの検出素子の出力間のバランスが崩れて検出能力
が低下してしまう。さらに、2つの検出素子間の相互干
渉による感度低下や、2つの検出素子の特性を揃えた
り、調整しなければならない。
2の凹凸部42aのピッチと、2つの検出素子のピッチ
との差に起因する感度低下が生じたり、2つの検出素子
の取付位置とロータ42の回転軸とのずれにより、或い
は2つの検出素子とそれを含む2つの検出チャンネルの
特性のばらつきと環境変化に対する特性変化の差によっ
て2つの検出素子の出力間のバランスが崩れて検出能力
が低下してしまう。さらに、2つの検出素子間の相互干
渉による感度低下や、2つの検出素子の特性を揃えた
り、調整しなければならない。
【0017】また、上記構成により低速域での検出感度
を向上させることによって、ロータ42の偏心による検
出出力の振幅変動やうねりの発生が顕著になり、回転速
度の検出誤差等が生じてしまう。上述の方式において
は、ロータの偏心によって出力電圧の振幅が変動し、し
かもロータが金属で形成されているためにロータの凹凸
部以外の部分からの影響を受けて出力電圧にうねりが生
じる。その結果、波高値のレベルが基準電圧を越えてい
るにも関わらず検出出力が出ず、検出誤差が生じてしま
う。しかしながら、MPU方式においてはロータ42の
回転速度に比例した検出出力を得ているため、検出出力
は凹凸部42aの数を倍したS/N比を持っており、上
述したような差動方式に依らずとも実用的には偏心して
いても回転速度の検出は可能である。
を向上させることによって、ロータ42の偏心による検
出出力の振幅変動やうねりの発生が顕著になり、回転速
度の検出誤差等が生じてしまう。上述の方式において
は、ロータの偏心によって出力電圧の振幅が変動し、し
かもロータが金属で形成されているためにロータの凹凸
部以外の部分からの影響を受けて出力電圧にうねりが生
じる。その結果、波高値のレベルが基準電圧を越えてい
るにも関わらず検出出力が出ず、検出誤差が生じてしま
う。しかしながら、MPU方式においてはロータ42の
回転速度に比例した検出出力を得ているため、検出出力
は凹凸部42aの数を倍したS/N比を持っており、上
述したような差動方式に依らずとも実用的には偏心して
いても回転速度の検出は可能である。
【0018】また、上記高周波磁界方式においてはロー
タ42の偏心による影響の出方がMPU方式のものとは
若干異なる。すなわち、磁界変化を検出するためのホー
ル素子や磁気抵抗素子あるいはコイル41とロータ42
の凹凸部42aとのギャップがロータ42の偏心によっ
て一定でなくなるため、ロータ42とコイル41との距
離が長いときには出力電圧の振幅は小さくなり、ロータ
42とコイル41との距離が短いときには逆に振幅が大
きくなる。さらに、ロータ42の凹凸部42a以外の部
分からの影響を受けて出力電圧にうねりが生じ、出力電
圧にうねりによる直流ドリフトが生じるために、波高値
のレベルが基準電圧を越えているにも関わらず検出出力
が出力されず、検出誤差が生じてしまう。
タ42の偏心による影響の出方がMPU方式のものとは
若干異なる。すなわち、磁界変化を検出するためのホー
ル素子や磁気抵抗素子あるいはコイル41とロータ42
の凹凸部42aとのギャップがロータ42の偏心によっ
て一定でなくなるため、ロータ42とコイル41との距
離が長いときには出力電圧の振幅は小さくなり、ロータ
42とコイル41との距離が短いときには逆に振幅が大
きくなる。さらに、ロータ42の凹凸部42a以外の部
分からの影響を受けて出力電圧にうねりが生じ、出力電
圧にうねりによる直流ドリフトが生じるために、波高値
のレベルが基準電圧を越えているにも関わらず検出出力
が出力されず、検出誤差が生じてしまう。
【0019】さらに、コイル41とロータ42との距離
が短いときでも、ロータ42が全体が金属で形成されて
いるような場合には、ロータ42の凹凸部42aによる
磁界変化よりも、ロータ42全体から受ける受ける磁界
変化の方が大きくなるため、出力電圧の振幅が逆に小さ
くなったり、極端な場合にはコイル41が発振しなくな
って出力電圧の振幅が略ゼロとなって、検出不可能にな
るという問題がある。また、コイル41の持つ温度特性
を補償するのが困難であるという問題もある。
が短いときでも、ロータ42が全体が金属で形成されて
いるような場合には、ロータ42の凹凸部42aによる
磁界変化よりも、ロータ42全体から受ける受ける磁界
変化の方が大きくなるため、出力電圧の振幅が逆に小さ
くなったり、極端な場合にはコイル41が発振しなくな
って出力電圧の振幅が略ゼロとなって、検出不可能にな
るという問題がある。また、コイル41の持つ温度特性
を補償するのが困難であるという問題もある。
【0020】一方、2つの検出素子を用いた上述の従来
構成では、2つの検出素子とロータ42との距離を全く
等しくすることは困難であるので、僅かにうねりが生じ
てしまう。また、上記距離の変化による出力電圧の振幅
変動を抑えることはできない。請求項1の発明は、上記
問題に鑑みてなされたものであり、1個の検出素子を用
いて回転速度が検出可能な検出素子とロータとの距離を
大きくでき、回路の動作状態などに影響されずに安定し
た検出出力を得ることができるとともに、偏心によるう
ねりの影響を抑えた回転速度検出装置の提供を目的とす
るものである。
構成では、2つの検出素子とロータ42との距離を全く
等しくすることは困難であるので、僅かにうねりが生じ
てしまう。また、上記距離の変化による出力電圧の振幅
変動を抑えることはできない。請求項1の発明は、上記
問題に鑑みてなされたものであり、1個の検出素子を用
いて回転速度が検出可能な検出素子とロータとの距離を
大きくでき、回路の動作状態などに影響されずに安定し
た検出出力を得ることができるとともに、偏心によるう
ねりの影響を抑えた回転速度検出装置の提供を目的とす
るものである。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の発明の目的
に加え、発振器の発振出力を安定させた回転速度検出装
置の提供を目的とするものである。請求項3及び請求項
4の発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、回
路の動作状態や素子の特性ばらつきの影響を抑えた回転
速度検出装置の提供を目的とするものである。
に加え、発振器の発振出力を安定させた回転速度検出装
置の提供を目的とするものである。請求項3及び請求項
4の発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、回
路の動作状態や素子の特性ばらつきの影響を抑えた回転
速度検出装置の提供を目的とするものである。
【0022】また、請求項5及び請求項6の発明は、上
記問題に鑑みてなされたものであり、回転速度が検出可
能な検出素子とロータとの距離を大きくでき、偏心によ
るうねりの影響を抑えた回転速度検出装置の提供を目的
とするものである。
記問題に鑑みてなされたものであり、回転速度が検出可
能な検出素子とロータとの距離を大きくでき、偏心によ
るうねりの影響を抑えた回転速度検出装置の提供を目的
とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、励起用コイルと発振器とを具備
し発振器により励起用コイルを駆動して磁界を発生させ
る磁界発生部と、この磁界中にて回転軸と一体に回転し
回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成
したロータと、ロータの回転による磁界の変化を検出す
る検出素子を具備し磁界の変化量に応じた出力を得る検
出部と、発振器より得られる発振出力と検出部の出力と
の差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較
値と比較する比較部とを備え、回転するロータの凹凸に
対応した検出出力を比較部の出力から得ることを特徴と
する。
目的を達成するために、励起用コイルと発振器とを具備
し発振器により励起用コイルを駆動して磁界を発生させ
る磁界発生部と、この磁界中にて回転軸と一体に回転し
回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成
したロータと、ロータの回転による磁界の変化を検出す
る検出素子を具備し磁界の変化量に応じた出力を得る検
出部と、発振器より得られる発振出力と検出部の出力と
の差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較
値と比較する比較部とを備え、回転するロータの凹凸に
対応した検出出力を比較部の出力から得ることを特徴と
する。
【0024】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、発振器より得られる発振出力と所定の基準値との差
分によって発振器をフィードバック制御するフィードバ
ック制御部を備えたことを特徴とする。請求項3の発明
は、上記目的を達成するために、磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する第1のコイルを有する第1の発振器と、ロ
ータから磁気的な影響を受けない第2のコイルを有して
第1の発振器に略等しい発振周波数で発振するとともに
第1の発振器の発振出力の変化に応じて発振出力が変化
する第2の発振器と、第1のコイルから得られるロータ
の回転による磁界の変化に対応した出力が略一定となる
ように第1の発振器をフィードバック制御するフィード
バック制御部と、第1のコイルから得られるロータの回
転による磁界の変化に対応した出力と第2の発振器の発
振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所
定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロータ
の凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得ること
を特徴とする。
て、発振器より得られる発振出力と所定の基準値との差
分によって発振器をフィードバック制御するフィードバ
ック制御部を備えたことを特徴とする。請求項3の発明
は、上記目的を達成するために、磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する第1のコイルを有する第1の発振器と、ロ
ータから磁気的な影響を受けない第2のコイルを有して
第1の発振器に略等しい発振周波数で発振するとともに
第1の発振器の発振出力の変化に応じて発振出力が変化
する第2の発振器と、第1のコイルから得られるロータ
の回転による磁界の変化に対応した出力が略一定となる
ように第1の発振器をフィードバック制御するフィード
バック制御部と、第1のコイルから得られるロータの回
転による磁界の変化に対応した出力と第2の発振器の発
振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所
定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロータ
の凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得ること
を特徴とする。
【0025】請求項4の発明は、上記目的を達成するた
めに、磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方向に沿っ
た周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロータと、
ロータの回転による磁界の変化を検出する検出コイルを
有する発振器と、検出コイルから得られるロータの回転
による磁界の変化に対応した出力が略一定となるように
発振器をフィードバック制御するフィードバック制御部
と、検出コイルから得られるロータの回転による磁界の
変化に対応した出力と発振器の発振出力との差分を増幅
する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較値と比較する
比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応した検出
出力を比較部の出力から得ることを特徴とする。
めに、磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方向に沿っ
た周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロータと、
ロータの回転による磁界の変化を検出する検出コイルを
有する発振器と、検出コイルから得られるロータの回転
による磁界の変化に対応した出力が略一定となるように
発振器をフィードバック制御するフィードバック制御部
と、検出コイルから得られるロータの回転による磁界の
変化に対応した出力と発振器の発振出力との差分を増幅
する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較値と比較する
比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応した検出
出力を比較部の出力から得ることを特徴とする。
【0026】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方向に沿っ
た周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロータと、
ロータの回転による磁界の変化を検出する検出素子を具
備し磁界の変化量に応じた出力を得る検出部と、段階的
に設定した複数の比較値と検出部の出力とを比較する多
段階比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応した
検出出力を多段階比較部の出力から得ることを特徴とす
る。
めに、磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方向に沿っ
た周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロータと、
ロータの回転による磁界の変化を検出する検出素子を具
備し磁界の変化量に応じた出力を得る検出部と、段階的
に設定した複数の比較値と検出部の出力とを比較する多
段階比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応した
検出出力を多段階比較部の出力から得ることを特徴とす
る。
【0027】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、検出部の出力の昇降向きに応じて検出部の出力に対
する複数の比較値の相対的な値を所定の割合でそれぞれ
変化させるヒステリシス発生部を備え、多段階比較部
は、各比較値と検出部の出力との比較結果に応じた論理
値をラッチする複数のラッチ回路と、各ラッチ回路の出
力の反転する向きに対応して出力が反転する論理回路と
を具備したことを特徴とする。
て、検出部の出力の昇降向きに応じて検出部の出力に対
する複数の比較値の相対的な値を所定の割合でそれぞれ
変化させるヒステリシス発生部を備え、多段階比較部
は、各比較値と検出部の出力との比較結果に応じた論理
値をラッチする複数のラッチ回路と、各ラッチ回路の出
力の反転する向きに対応して出力が反転する論理回路と
を具備したことを特徴とする。
【0028】
【作用】請求項1の発明の構成では、励起用コイルと発
振器とを具備し発振器により励起用コイルを駆動して磁
界を発生させる磁界発生部と、この磁界中にて回転軸と
一体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数
の凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の
変化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に応じた
出力を得る検出部と、発振器より得られる発振出力と検
出部の出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力
を所定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロ
ータの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得て
おり、発振器より得られる発振出力にロータの回転によ
る磁界の変化量が加わった検出部の出力と、もとの発振
出力との差分を増幅しているので、比較部において比較
値と比較されるのは、増幅部の出力の絶対値レベルでは
なく、ロータの凹凸に対応した相対的な出力変化であ
り、検出素子とロータの凹部との距離を無限遠方を含め
た任意の距離に設定した場合の出力となる。その結果、
検出部の出力の絶対値レベルが変動しても、ロータと検
出素子との距離に対する増幅部の出力のばらつきを小さ
く抑えることができ、また、ロータと検出素子との検出
可能距離を大きくすることができる。
振器とを具備し発振器により励起用コイルを駆動して磁
界を発生させる磁界発生部と、この磁界中にて回転軸と
一体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数
の凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の
変化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に応じた
出力を得る検出部と、発振器より得られる発振出力と検
出部の出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力
を所定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロ
ータの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得て
おり、発振器より得られる発振出力にロータの回転によ
る磁界の変化量が加わった検出部の出力と、もとの発振
出力との差分を増幅しているので、比較部において比較
値と比較されるのは、増幅部の出力の絶対値レベルでは
なく、ロータの凹凸に対応した相対的な出力変化であ
り、検出素子とロータの凹部との距離を無限遠方を含め
た任意の距離に設定した場合の出力となる。その結果、
検出部の出力の絶対値レベルが変動しても、ロータと検
出素子との距離に対する増幅部の出力のばらつきを小さ
く抑えることができ、また、ロータと検出素子との検出
可能距離を大きくすることができる。
【0029】請求項2の発明の構成では、発振器より得
られる発振出力と所定の基準値との差分によって発振器
をフィードバック制御するフィードバック制御部を備え
たので、発振器の発振出力の変動を抑えて安定させるこ
とができ、ロータと検出素子との距離に対する増幅部の
出力のばらつきをさらに小さく抑えることができる。請
求項3の発明の構成では、磁界中にて回転軸と一体に回
転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を
形成したロータと、ロータの回転による磁界の変化を検
出する第1のコイルを有する第1の発振器と、ロータか
ら磁気的な影響を受けない第2のコイルを有して第1の
発振器に略等しい発振周波数で発振するとともに第1の
発振器の発振出力の変化に応じて発振出力が変化する第
2の発振器と、第1のコイルから得られるロータの回転
による磁界の変化に対応した出力が略一定となるように
第1の発振器をフィードバック制御するフィードバック
制御部と、第1のコイルから得られるロータの回転によ
る磁界の変化に対応した出力と第2の発振器の発振出力
との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比
較値と比較する比較部とを備え、回転するロータの凹凸
に対応した検出出力を比較部の出力から得るので、フィ
ードバック制御部によって第1のコイルから得られるロ
ータの凹凸による磁界の変化に応じた出力の変化が抑え
られるが、それと同時に第2の発振器の発振出力も変化
させられるため、ロータから磁気的な影響を受けない第
2のコイルを具備した第2の発振器の発振出力がロータ
の凹凸による磁界の変化に応じて変化することとなり、
略一定になるようにフィードバック制御された第1のコ
イルから得られる出力を基準として、第2の発振器の発
振出力との差分を取ることにより、回路の動作状態や素
子の特性ばらつきの影響を抑えることができる。
られる発振出力と所定の基準値との差分によって発振器
をフィードバック制御するフィードバック制御部を備え
たので、発振器の発振出力の変動を抑えて安定させるこ
とができ、ロータと検出素子との距離に対する増幅部の
出力のばらつきをさらに小さく抑えることができる。請
求項3の発明の構成では、磁界中にて回転軸と一体に回
転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を
形成したロータと、ロータの回転による磁界の変化を検
出する第1のコイルを有する第1の発振器と、ロータか
ら磁気的な影響を受けない第2のコイルを有して第1の
発振器に略等しい発振周波数で発振するとともに第1の
発振器の発振出力の変化に応じて発振出力が変化する第
2の発振器と、第1のコイルから得られるロータの回転
による磁界の変化に対応した出力が略一定となるように
第1の発振器をフィードバック制御するフィードバック
制御部と、第1のコイルから得られるロータの回転によ
る磁界の変化に対応した出力と第2の発振器の発振出力
との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比
較値と比較する比較部とを備え、回転するロータの凹凸
に対応した検出出力を比較部の出力から得るので、フィ
ードバック制御部によって第1のコイルから得られるロ
ータの凹凸による磁界の変化に応じた出力の変化が抑え
られるが、それと同時に第2の発振器の発振出力も変化
させられるため、ロータから磁気的な影響を受けない第
2のコイルを具備した第2の発振器の発振出力がロータ
の凹凸による磁界の変化に応じて変化することとなり、
略一定になるようにフィードバック制御された第1のコ
イルから得られる出力を基準として、第2の発振器の発
振出力との差分を取ることにより、回路の動作状態や素
子の特性ばらつきの影響を抑えることができる。
【0030】請求項4の発明の構成では、磁界中にて回
転軸と一体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔
で多数の凹凸を形成したロータと、ロータの回転による
磁界の変化を検出する検出コイルを有する発振器と、検
出コイルから得られるロータの回転による磁界の変化に
対応した出力が略一定となるように発振器をフィードバ
ック制御するフィードバック制御部と、検出コイルから
得られるロータの回転による磁界の変化に対応した出力
と発振器の発振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅
部の出力を所定の比較値と比較する比較部とを備え、回
転するロータの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力
から得るので、フィードバック制御部によって検出コイ
ルから得られるロータの凹凸による磁界の変化に応じた
出力の変化が抑えられるが、それと同時に発振器の出力
が変化させられるため、発振器の発振出力がロータの凹
凸による磁界の変化に応じて変化することとなり、略一
定になるようにフィードバック制御された検出コイルよ
り得られる出力を基準として、発振器の発振出力との差
分を取ることにより、回路の動作状態や素子の特性ばら
つきの影響を抑えることができる。
転軸と一体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔
で多数の凹凸を形成したロータと、ロータの回転による
磁界の変化を検出する検出コイルを有する発振器と、検
出コイルから得られるロータの回転による磁界の変化に
対応した出力が略一定となるように発振器をフィードバ
ック制御するフィードバック制御部と、検出コイルから
得られるロータの回転による磁界の変化に対応した出力
と発振器の発振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅
部の出力を所定の比較値と比較する比較部とを備え、回
転するロータの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力
から得るので、フィードバック制御部によって検出コイ
ルから得られるロータの凹凸による磁界の変化に応じた
出力の変化が抑えられるが、それと同時に発振器の出力
が変化させられるため、発振器の発振出力がロータの凹
凸による磁界の変化に応じて変化することとなり、略一
定になるようにフィードバック制御された検出コイルよ
り得られる出力を基準として、発振器の発振出力との差
分を取ることにより、回路の動作状態や素子の特性ばら
つきの影響を抑えることができる。
【0031】請求項5の発明の構成では、磁界中にて回
転軸と一体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔
で多数の凹凸を形成したロータと、ロータの回転による
磁界の変化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に
応じた出力を得る検出部と、段階的に設定した複数の比
較値と検出部の出力とを比較する多段階比較部とを備
え、回転するロータの凹凸に対応した検出出力を多段階
比較部の出力から得るので、複数の比較値を段階的に設
定することにより、検出部の出力が凹凸により上昇下降
する際に、何れかの比較値に対して上下することにな
り、検出部の出力の絶対値レベルがロータと検出素子と
の距離によって変わっても安定した検出が可能となる。
また、ロータと検出素子との距離を任意の距離に設定し
た場合、その距離に対応する検出部の出力のレベルから
一定の余裕量を引いたレベルに複数の比較値を段階的に
設定すれば、検出部の出力のばらつきや回路特性のばら
つきに対しても安定した検出出力を得ることができる。
転軸と一体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔
で多数の凹凸を形成したロータと、ロータの回転による
磁界の変化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に
応じた出力を得る検出部と、段階的に設定した複数の比
較値と検出部の出力とを比較する多段階比較部とを備
え、回転するロータの凹凸に対応した検出出力を多段階
比較部の出力から得るので、複数の比較値を段階的に設
定することにより、検出部の出力が凹凸により上昇下降
する際に、何れかの比較値に対して上下することにな
り、検出部の出力の絶対値レベルがロータと検出素子と
の距離によって変わっても安定した検出が可能となる。
また、ロータと検出素子との距離を任意の距離に設定し
た場合、その距離に対応する検出部の出力のレベルから
一定の余裕量を引いたレベルに複数の比較値を段階的に
設定すれば、検出部の出力のばらつきや回路特性のばら
つきに対しても安定した検出出力を得ることができる。
【0032】請求項6の発明の構成では、検出部の出力
の昇降向きに応じて検出部の出力に対する複数の比較値
の相対的な値を所定の割合でそれぞれ変化させるヒステ
リシス発生部を備え、多段階比較部は、各比較値と検出
部の出力との比較結果に応じた論理値をラッチする複数
のラッチ回路と、各ラッチ回路の出力の反転する向きに
対応して出力が反転する論理回路とを具備したので、検
出部の出力の上昇時と下降時とにおいて、比較値にヒス
テリシスを持たせることによって比較値を変化させ、検
出精度を向上させることができる。
の昇降向きに応じて検出部の出力に対する複数の比較値
の相対的な値を所定の割合でそれぞれ変化させるヒステ
リシス発生部を備え、多段階比較部は、各比較値と検出
部の出力との比較結果に応じた論理値をラッチする複数
のラッチ回路と、各ラッチ回路の出力の反転する向きに
対応して出力が反転する論理回路とを具備したので、検
出部の出力の上昇時と下降時とにおいて、比較値にヒス
テリシスを持たせることによって比較値を変化させ、検
出精度を向上させることができる。
【0033】
(実施例1)以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。本実施例の回路ブロック図を図1に、具体概略
回路図を図2に示す。図1に示すように、本実施例にお
ける回転速度検出装置は、ロータ(図示せず)の回転に
よる磁界の変化を検出するための検出素子である検出コ
イルLを備えた共振回路2から成る検出部1と、共振回
路2の検出コイルLを駆動して高周波の磁界を発生させ
る発振回路3と、検出部1の出力電圧Vsを整流する整
流回路41 と、発振回路3の出力より基準電圧Vrを得
る基準電圧回路5と、基準電圧Vrを整流する整流回路
42 と、整流された出力電圧Vsと基準電圧Vrとの差
分を増幅する差動増幅器6と、差動増幅器6の出力と比
較電圧回路8より入力される比較電圧Vthとを比較し
て、差動増幅器6の出力電圧Vsub が比較電圧Vthを越
える場合に信号を出力する比較器7とを備えている。な
お、ロータは従来例のものと共通であって、回転方向に
沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成してある。
但し、ロータの材質は本発明の要旨ではなく、金属製以
外にも、金属と樹脂とで形成されるもの等、回転により
磁界を変化させるものであればよい。
明する。本実施例の回路ブロック図を図1に、具体概略
回路図を図2に示す。図1に示すように、本実施例にお
ける回転速度検出装置は、ロータ(図示せず)の回転に
よる磁界の変化を検出するための検出素子である検出コ
イルLを備えた共振回路2から成る検出部1と、共振回
路2の検出コイルLを駆動して高周波の磁界を発生させ
る発振回路3と、検出部1の出力電圧Vsを整流する整
流回路41 と、発振回路3の出力より基準電圧Vrを得
る基準電圧回路5と、基準電圧Vrを整流する整流回路
42 と、整流された出力電圧Vsと基準電圧Vrとの差
分を増幅する差動増幅器6と、差動増幅器6の出力と比
較電圧回路8より入力される比較電圧Vthとを比較し
て、差動増幅器6の出力電圧Vsub が比較電圧Vthを越
える場合に信号を出力する比較器7とを備えている。な
お、ロータは従来例のものと共通であって、回転方向に
沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成してある。
但し、ロータの材質は本発明の要旨ではなく、金属製以
外にも、金属と樹脂とで形成されるもの等、回転により
磁界を変化させるものであればよい。
【0034】また、本実施例においては、検出素子とし
ての検出コイルLを磁界を発生させる励起用コイルと兼
用しており、検出部1が検出コイルLを含む共振回路2
と発振回路3とから成る磁界発生部の一部となってい
る。さらに、図2に示すように、具体的には検出コイル
Lと抵抗R1 とを直列接続し、2つのコンデンサC1 ,
C2 の直列回路と並列に接続して共振回路2を構成して
いる。そして、2つのトランジスタQ1 ,Q2 から成る
カレントミラー回路に共振回路2と定電流回路9とを並
列に接続し、共振回路2と定電流回路9とに電源電圧V
ccが印加されている。よって、定電流回路9と2つのト
ランジスタQ 1 ,Q2 から成るカレントミラー回路と共
振回路2とにより、共振回路2に共振電流(トランジス
タQ2 のコレクタ電流)が流れ、検出コイルLを駆動し
ている。なお、抵抗R1 は検出コイルLの内部抵抗と見
なすことができるので、共振回路2の共振条件に大きな
影響はない。
ての検出コイルLを磁界を発生させる励起用コイルと兼
用しており、検出部1が検出コイルLを含む共振回路2
と発振回路3とから成る磁界発生部の一部となってい
る。さらに、図2に示すように、具体的には検出コイル
Lと抵抗R1 とを直列接続し、2つのコンデンサC1 ,
C2 の直列回路と並列に接続して共振回路2を構成して
いる。そして、2つのトランジスタQ1 ,Q2 から成る
カレントミラー回路に共振回路2と定電流回路9とを並
列に接続し、共振回路2と定電流回路9とに電源電圧V
ccが印加されている。よって、定電流回路9と2つのト
ランジスタQ 1 ,Q2 から成るカレントミラー回路と共
振回路2とにより、共振回路2に共振電流(トランジス
タQ2 のコレクタ電流)が流れ、検出コイルLを駆動し
ている。なお、抵抗R1 は検出コイルLの内部抵抗と見
なすことができるので、共振回路2の共振条件に大きな
影響はない。
【0035】また、検出部1の出力電圧Vsは検出コイ
ルLと抵抗R1 との接続点から取り、一方、基準電圧V
rは、2つのコンデンサC1 ,C2 の接続点を抵抗R2
を介してトランジスタQ2 のエミッタに接続し、コンデ
ンサC1 ,C2 の接続点の電圧を抵抗R2 とエミッタ抵
抗Reとで分圧することによって得ている。つまり、図
1の回路ブロック図で説明した基準電圧回路5は、抵抗
R2 とエミッタ抵抗Reとによって構成されている。
ルLと抵抗R1 との接続点から取り、一方、基準電圧V
rは、2つのコンデンサC1 ,C2 の接続点を抵抗R2
を介してトランジスタQ2 のエミッタに接続し、コンデ
ンサC1 ,C2 の接続点の電圧を抵抗R2 とエミッタ抵
抗Reとで分圧することによって得ている。つまり、図
1の回路ブロック図で説明した基準電圧回路5は、抵抗
R2 とエミッタ抵抗Reとによって構成されている。
【0036】ここで、共振回路2においてブリッジ回路
を構成しており、検出コイルL,抵抗R1 及び2つのコ
ンデンサC1 ,C2 の各インピーダンスをブリッジの平
衡条件を満たすような値に設定することにより、各素子
のばらつきのみに影響されるだけの安定した出力電圧V
sが得られる。したがって、2つのコンデンサC1 ,C
2 の容量を等しくすると、ロータを検出していない場合
の検出部1の出力電圧VsとコンデンサC1 ,C2 の接
続点の電圧とは等しくなる。
を構成しており、検出コイルL,抵抗R1 及び2つのコ
ンデンサC1 ,C2 の各インピーダンスをブリッジの平
衡条件を満たすような値に設定することにより、各素子
のばらつきのみに影響されるだけの安定した出力電圧V
sが得られる。したがって、2つのコンデンサC1 ,C
2 の容量を等しくすると、ロータを検出していない場合
の検出部1の出力電圧VsとコンデンサC1 ,C2 の接
続点の電圧とは等しくなる。
【0037】上述のように、検出部1の出力電圧Vsは
共振回路2の両端電圧(以下、共振電圧と呼ぶ)を検出
コイルLと抵抗R1 とで分圧したものとなり、ロータの
回転による磁界変化に伴って検出コイルLのインピーダ
ンスやQファクタが変化するので、上記の分圧比も変化
し、図3及び図4に示すように、出力電圧Vsの振幅は
ロータの回転により変化することとなる。なお、図3は
検出コイルLとロータとの距離が長い場合、図4はその
距離が短い場合を表している。
共振回路2の両端電圧(以下、共振電圧と呼ぶ)を検出
コイルLと抵抗R1 とで分圧したものとなり、ロータの
回転による磁界変化に伴って検出コイルLのインピーダ
ンスやQファクタが変化するので、上記の分圧比も変化
し、図3及び図4に示すように、出力電圧Vsの振幅は
ロータの回転により変化することとなる。なお、図3は
検出コイルLとロータとの距離が長い場合、図4はその
距離が短い場合を表している。
【0038】そして、出力電圧Vs及び基準電圧Vrを
能動素子やダイオードから成る整流回路41 ,42 で整
流し、オペアンプIC1 から成る差動増幅器6において
差動増幅して差分の電圧Vsub を得ている(図3及び図
4参照)。ここで、オペアンプIC1 には帰還用の抵抗
とコンデンサとが接続されており、差動増幅器6の出力
電圧Vsub は平滑されて出力される。なお、基準電圧V
rが入力されるオペアンプIC1 の非反転端子には、リ
ファレンス回路10からのリファレンス電圧が入力され
ている。
能動素子やダイオードから成る整流回路41 ,42 で整
流し、オペアンプIC1 から成る差動増幅器6において
差動増幅して差分の電圧Vsub を得ている(図3及び図
4参照)。ここで、オペアンプIC1 には帰還用の抵抗
とコンデンサとが接続されており、差動増幅器6の出力
電圧Vsub は平滑されて出力される。なお、基準電圧V
rが入力されるオペアンプIC1 の非反転端子には、リ
ファレンス回路10からのリファレンス電圧が入力され
ている。
【0039】次段のオペアンプIC2 から成る比較器7
においては、図5に示すように、差動増幅器6の出力電
圧Vsub を比較電圧回路8から得られる比較電圧Vthと
比較することによって、ロータの回転速度に対応した検
出出力を得ているのである。ここで、比較器7の出力は
抵抗を介して比較電圧回路8が接続された非反転入力端
子に帰還されているので、比較電圧Vthにはヒステリシ
スが生じる。これにより、図5に示すように、差動増幅
器6の出力電圧Vsub はロータの凸部に対する場合は比
較電圧Vth+ 、凹部に対する場合は比較電圧Vth- と比
較されることになる。
においては、図5に示すように、差動増幅器6の出力電
圧Vsub を比較電圧回路8から得られる比較電圧Vthと
比較することによって、ロータの回転速度に対応した検
出出力を得ているのである。ここで、比較器7の出力は
抵抗を介して比較電圧回路8が接続された非反転入力端
子に帰還されているので、比較電圧Vthにはヒステリシ
スが生じる。これにより、図5に示すように、差動増幅
器6の出力電圧Vsub はロータの凸部に対する場合は比
較電圧Vth+ 、凹部に対する場合は比較電圧Vth- と比
較されることになる。
【0040】上記構成によれば、比較器7において比較
電圧Vthと比較されるのは、検出部1の出力の絶対値レ
ベルではなく、ロータの凹凸部に対応した相対的な出力
変化であり、言うなれば、検出コイルLとロータの凹部
との距離を無限遠方を含めた任意の距離に設定した場合
の出力である。すなわち、本実施例においては、1つの
検出コイルLによってロータの凹凸部に対応した検出出
力を得ることができ、従来例のように2つの検出素子の
差動出力より検出出力を得るよりも、簡単な構成で、検
出部1の出力の絶対値レベルが変動しても、ロータと検
出コイルLとの距離に対する差動増幅器6の出力電圧V
sub のばらつきを小さく抑えることができるものであ
り、これによって、次段の比較器7における比較電圧V
thの設定が容易になる。また、ロータと検出コイルLと
の検出可能距離を大きくすることができるのである。
電圧Vthと比較されるのは、検出部1の出力の絶対値レ
ベルではなく、ロータの凹凸部に対応した相対的な出力
変化であり、言うなれば、検出コイルLとロータの凹部
との距離を無限遠方を含めた任意の距離に設定した場合
の出力である。すなわち、本実施例においては、1つの
検出コイルLによってロータの凹凸部に対応した検出出
力を得ることができ、従来例のように2つの検出素子の
差動出力より検出出力を得るよりも、簡単な構成で、検
出部1の出力の絶対値レベルが変動しても、ロータと検
出コイルLとの距離に対する差動増幅器6の出力電圧V
sub のばらつきを小さく抑えることができるものであ
り、これによって、次段の比較器7における比較電圧V
thの設定が容易になる。また、ロータと検出コイルLと
の検出可能距離を大きくすることができるのである。
【0041】(実施例2)本実施例の回路ブロック図を
図6に、具体概略回路図を図7に示す。図6及び図7に
示すように、本実施例の基本構成は実施例1のものと共
通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は
省略する。上記実施例1においては、図3及び図4に示
すように検出コイルLとロータとの距離(凹凸部との距
離を含む)が変化すると基準電圧Vrの平均値も変化
し、また、基準電圧Vrと出力電圧Vsとは独立してい
ないので、ロータの回転によって出力電圧Vsと同様に
基準電圧Vrの振幅も僅かに変化している。さらに、ト
ランジスタQ1 ,Q2 のエミッタ抵抗Reの温度変化に
よっても基準電圧Vrの振幅が若干変化する。
図6に、具体概略回路図を図7に示す。図6及び図7に
示すように、本実施例の基本構成は実施例1のものと共
通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は
省略する。上記実施例1においては、図3及び図4に示
すように検出コイルLとロータとの距離(凹凸部との距
離を含む)が変化すると基準電圧Vrの平均値も変化
し、また、基準電圧Vrと出力電圧Vsとは独立してい
ないので、ロータの回転によって出力電圧Vsと同様に
基準電圧Vrの振幅も僅かに変化している。さらに、ト
ランジスタQ1 ,Q2 のエミッタ抵抗Reの温度変化に
よっても基準電圧Vrの振幅が若干変化する。
【0042】一方、検出部1における回転速度の検出感
度は、発振器3の発振状態、特に発振振幅に影響される
ものであり、その振幅を一定にすることが検出感度の向
上につながる。しかし、ロータの回転による凹凸部に対
応した検出出力の周波数は、約0〜数kHzまでの広い
範囲にあり、全域に渡って振幅を一定にすることは困難
である。
度は、発振器3の発振状態、特に発振振幅に影響される
ものであり、その振幅を一定にすることが検出感度の向
上につながる。しかし、ロータの回転による凹凸部に対
応した検出出力の周波数は、約0〜数kHzまでの広い
範囲にあり、全域に渡って振幅を一定にすることは困難
である。
【0043】そこで、本実施例においては、基準電圧回
路5から得られた基準電圧Vrをフィードバック制御す
るフィードバック制御部11を設け、基準電圧Vrの安
定化を図っている。図6に示すように、整流回路42 で
整流された基準電圧Vrを誤差増幅器12に入力し、フ
ィードバック用基準電圧回路13からの一定の基準電圧
と誤差増幅し、その誤差増幅器12の出力を積分回路1
4で積分して発振回路2をフィードバック制御してい
る。具体的には、図7に示すようにオペアンプIC3 に
帰還用の抵抗とコンデンサとを接続し、このオペアンプ
IC3 によって誤差増幅器12と積分回路14とを兼用
している。
路5から得られた基準電圧Vrをフィードバック制御す
るフィードバック制御部11を設け、基準電圧Vrの安
定化を図っている。図6に示すように、整流回路42 で
整流された基準電圧Vrを誤差増幅器12に入力し、フ
ィードバック用基準電圧回路13からの一定の基準電圧
と誤差増幅し、その誤差増幅器12の出力を積分回路1
4で積分して発振回路2をフィードバック制御してい
る。具体的には、図7に示すようにオペアンプIC3 に
帰還用の抵抗とコンデンサとを接続し、このオペアンプ
IC3 によって誤差増幅器12と積分回路14とを兼用
している。
【0044】さらに、オペアンプIC3 の出力は発振回
路3を構成するトランジスタQ3 のベースに入力するこ
とによってバイアスを変化させ、トランジスタQ3 のコ
レクタ電流(発振電流)を略一定にするようにフィード
バック制御を行っている。なお、本実施例においては実
施例1とは異なり、1個のトランジスタQ3 によって発
振回路3を構成している。その他の構成及び動作につい
ては、実施例1と共通である。
路3を構成するトランジスタQ3 のベースに入力するこ
とによってバイアスを変化させ、トランジスタQ3 のコ
レクタ電流(発振電流)を略一定にするようにフィード
バック制御を行っている。なお、本実施例においては実
施例1とは異なり、1個のトランジスタQ3 によって発
振回路3を構成している。その他の構成及び動作につい
ては、実施例1と共通である。
【0045】上記構成によれば、図8及び図9に示すよ
うに、ロータの回転による発振電圧の変化に対して基準
電圧Vrを略一定にすることができる(図8は検出コイ
ルLとロータとの距離が長い場合、図9はその距離が短
い場合を表している)。一方、検出部1の出力電圧Vs
は、上述したように共振電圧を検出コイルLと抵抗R 1
とによって分圧したものであるから、ロータの回転によ
って検出コイルLのインピーダンスが変化すれば当然に
分圧比が変化し、ロータの凹凸部に応じた出力を得るこ
とができる。したがって、実施例1よりもさらに、ロー
タと検出コイルLとの距離に対する差動増幅器6の出力
電圧Vsub のばらつきを小さく抑えることができ、温度
による検出感度のばらつきも抑えることができる。
うに、ロータの回転による発振電圧の変化に対して基準
電圧Vrを略一定にすることができる(図8は検出コイ
ルLとロータとの距離が長い場合、図9はその距離が短
い場合を表している)。一方、検出部1の出力電圧Vs
は、上述したように共振電圧を検出コイルLと抵抗R 1
とによって分圧したものであるから、ロータの回転によ
って検出コイルLのインピーダンスが変化すれば当然に
分圧比が変化し、ロータの凹凸部に応じた出力を得るこ
とができる。したがって、実施例1よりもさらに、ロー
タと検出コイルLとの距離に対する差動増幅器6の出力
電圧Vsub のばらつきを小さく抑えることができ、温度
による検出感度のばらつきも抑えることができる。
【0046】なお、従来例で説明したような検出部1の
出力の絶対値レベルを用いる構成においては、本実施例
のフィードバック制御を行った場合に検出出力自体が一
定になってしまうため、回転検出ができなくなってしま
う。ところで、検出部1の検出感度を向上させる方法に
は、以下のような方法も有効である。図10に示すよう
に、検出コイルLを有底筒状に形成された絶縁性を有す
る磁気遮蔽体15の内部に収納し、磁気遮蔽体15の底
面に設けた孔15aから検出コイルLによる磁界をロー
タ16に与え、また、ロータ16の凹凸部16aによる
磁界の変化をこの孔15aから検出するようにして、検
出コイルLの磁界の指向性を高め、検出感度の向上を図
ることができる。
出力の絶対値レベルを用いる構成においては、本実施例
のフィードバック制御を行った場合に検出出力自体が一
定になってしまうため、回転検出ができなくなってしま
う。ところで、検出部1の検出感度を向上させる方法に
は、以下のような方法も有効である。図10に示すよう
に、検出コイルLを有底筒状に形成された絶縁性を有す
る磁気遮蔽体15の内部に収納し、磁気遮蔽体15の底
面に設けた孔15aから検出コイルLによる磁界をロー
タ16に与え、また、ロータ16の凹凸部16aによる
磁界の変化をこの孔15aから検出するようにして、検
出コイルLの磁界の指向性を高め、検出感度の向上を図
ることができる。
【0047】また、図11及び図12に示すように、ロ
ータ17の形状を工夫し、略円板状の基台17aの周部
に金属からなる略長方形の複数の歯部17b…を等間隔
で並べて櫛状に配設し、歯部17b…を凸部、歯部17
bの無い部分を凹部としてロータ17を形成する。その
結果、図13に示すように、ロータ17の凹部に対する
出力電圧Vsub2は、凹部が無限縁にあるが如く略一定に
近づき、凸部に対する出力電圧Vsub1との差が大きくな
り、ロータ17と検出コイルLとの検出可能距離を大き
くすることもできるのである。
ータ17の形状を工夫し、略円板状の基台17aの周部
に金属からなる略長方形の複数の歯部17b…を等間隔
で並べて櫛状に配設し、歯部17b…を凸部、歯部17
bの無い部分を凹部としてロータ17を形成する。その
結果、図13に示すように、ロータ17の凹部に対する
出力電圧Vsub2は、凹部が無限縁にあるが如く略一定に
近づき、凸部に対する出力電圧Vsub1との差が大きくな
り、ロータ17と検出コイルLとの検出可能距離を大き
くすることもできるのである。
【0048】なお、上記実施例1及び2において、検出
部1を構成する共振回路2の各素子のインピーダンス
を、磁気検出を行っていない状態の検出コイルLのイン
ピーダンス(実効抵抗)に合わせて設定するようにすれ
ば、後段の比較電圧Vthの設定を行い易くすることがで
きる。また、上記のようにすれば、検出距離の大小に応
じて2段の増幅器を使い分け、検出距離が大きい時には
大きな増幅度で増幅し、検出距離が短い時には小さな増
幅度で増幅するようにして、それぞれの出力を別個に比
較演算するような構成とした場合にも比較値の設定が容
易になる。
部1を構成する共振回路2の各素子のインピーダンス
を、磁気検出を行っていない状態の検出コイルLのイン
ピーダンス(実効抵抗)に合わせて設定するようにすれ
ば、後段の比較電圧Vthの設定を行い易くすることがで
きる。また、上記のようにすれば、検出距離の大小に応
じて2段の増幅器を使い分け、検出距離が大きい時には
大きな増幅度で増幅し、検出距離が短い時には小さな増
幅度で増幅するようにして、それぞれの出力を別個に比
較演算するような構成とした場合にも比較値の設定が容
易になる。
【0049】さらに、上記実施例1及び2においては、
検出部1の検出素子として検出コイルLを用いたが、こ
れに限定するものではなく、以下の実施例において後述
するような磁気抵抗素子やホール素子を使用した検出部
であってもよいことは言うまでもない。また、実施例1
及び2においては検出部1と発振回路3とを兼用する回
路構成としたが、検出部1と発振回路3とを全く独立さ
せた回路構成としてもよい。
検出部1の検出素子として検出コイルLを用いたが、こ
れに限定するものではなく、以下の実施例において後述
するような磁気抵抗素子やホール素子を使用した検出部
であってもよいことは言うまでもない。また、実施例1
及び2においては検出部1と発振回路3とを兼用する回
路構成としたが、検出部1と発振回路3とを全く独立さ
せた回路構成としてもよい。
【0050】(実施例3)本実施例の回路ブロック図を
図14に、具体概略回路図を図15に示す。図14及び
図15に示すように、本実施例の基本構成は実施例1及
び実施例2のものと共通であり、共通する部分には同一
の符号を付して説明は省略する。本実施例の回転速度検
出装置においては、第1のコイルL1 を有する第1の共
振回路241 を一対のトランジスタQa,Qbから成る
カレントミラー回路25のトランジスタQbに流れるコ
レクタ電流によって発振させてロータ(図示せず)に交
番磁界を与えている。第1の共振回路241 は第1のコ
イルL1 と並列に2つのコンデンサC1 ,C2 の直列回
路を接続したものであり、コンデンサC1,C2 の接続
点を帰還抵抗Rfを介してトランジスタQbのエミッタ
に接続することによって、トランジスタQbと第1の共
振回路241 とでコルピッツ発振器である第1の発振器
261 が構成されている。第1のコイルL1 はロータに
近接して配置されており、回転するロータの凹凸部との
距離の変化によって起こる磁路の変化及びロータに生じ
る渦電流の変化に伴い、第1のコイルL1 のQファクタ
などが変化することによってロータの凹凸部に対応した
出力が得られるものである。具体的には、第1の共振回
路241 に流れる共振電流の変化を電圧にて取り出すよ
うにしている。そして、第1の共振回路241 から取り
出した第1の出力Vs1 は整流回路41 を介して差動増
幅器6に入力されている。また、本実施例においては、
トランジスタQa,Qbとともにカレントミラー回路2
5を構成するトランジスタQcと、ロータや第1の共振
回路241 から磁気的な影響を受けないように配置され
る第2のコイルL2 を有する第2の共振回路242 とか
ら成るコルピッツ発振器である第2の発振器262 を設
けている。そして、同じようにこの第2の共振回路24
2 から取り出した第2の出力Vs2を整流回路42 を介
して差動増幅器6に入力している。第2の共振回路24
2 はロータからの磁界の影響を受けていない状態での第
1の共振回路241 の共振周波数と略等しい共振周波数
で発振するように設定してある。
図14に、具体概略回路図を図15に示す。図14及び
図15に示すように、本実施例の基本構成は実施例1及
び実施例2のものと共通であり、共通する部分には同一
の符号を付して説明は省略する。本実施例の回転速度検
出装置においては、第1のコイルL1 を有する第1の共
振回路241 を一対のトランジスタQa,Qbから成る
カレントミラー回路25のトランジスタQbに流れるコ
レクタ電流によって発振させてロータ(図示せず)に交
番磁界を与えている。第1の共振回路241 は第1のコ
イルL1 と並列に2つのコンデンサC1 ,C2 の直列回
路を接続したものであり、コンデンサC1,C2 の接続
点を帰還抵抗Rfを介してトランジスタQbのエミッタ
に接続することによって、トランジスタQbと第1の共
振回路241 とでコルピッツ発振器である第1の発振器
261 が構成されている。第1のコイルL1 はロータに
近接して配置されており、回転するロータの凹凸部との
距離の変化によって起こる磁路の変化及びロータに生じ
る渦電流の変化に伴い、第1のコイルL1 のQファクタ
などが変化することによってロータの凹凸部に対応した
出力が得られるものである。具体的には、第1の共振回
路241 に流れる共振電流の変化を電圧にて取り出すよ
うにしている。そして、第1の共振回路241 から取り
出した第1の出力Vs1 は整流回路41 を介して差動増
幅器6に入力されている。また、本実施例においては、
トランジスタQa,Qbとともにカレントミラー回路2
5を構成するトランジスタQcと、ロータや第1の共振
回路241 から磁気的な影響を受けないように配置され
る第2のコイルL2 を有する第2の共振回路242 とか
ら成るコルピッツ発振器である第2の発振器262 を設
けている。そして、同じようにこの第2の共振回路24
2 から取り出した第2の出力Vs2を整流回路42 を介
して差動増幅器6に入力している。第2の共振回路24
2 はロータからの磁界の影響を受けていない状態での第
1の共振回路241 の共振周波数と略等しい共振周波数
で発振するように設定してある。
【0051】さらに、第1の出力Vs1 は整流回路41
を介してフィードバック制御部11にも入力されてお
り、このフィードバック制御部11によって第1の出力
Vs1が略一定の値となるようにカレントミラー回路2
5に流れる電流を制御している。フィードバック制御部
11は実施例2のものと同じ構成であり、整流後の第1
の出力Vs1 をオペアンプIC3 からなる誤差増幅器1
2に入力し、フィードバック用基準電圧回路13からの
一定の基準電圧と誤差増幅し、その誤差増幅器12の出
力を同じくオペアンプIC3 からなる積分回路14で積
分し、その出力をカレントミラー回路25を構成するト
ランジスタQaに直列に接続された制御用トランジスタ
Qdのベースに与えてカレントミラー回路25に流れる
電流を制御している。すなわち、既に説明したようにロ
ータの回転に伴って第1の発振器261 の発振振幅(第
1の出力Vs1 )はロータの凹凸部に応じて変化する
が、上記フィードバック制御部11によってその発振振
幅の変化を抑制し、第1の出力Vs1 が略一定となるよ
うにしている。
を介してフィードバック制御部11にも入力されてお
り、このフィードバック制御部11によって第1の出力
Vs1が略一定の値となるようにカレントミラー回路2
5に流れる電流を制御している。フィードバック制御部
11は実施例2のものと同じ構成であり、整流後の第1
の出力Vs1 をオペアンプIC3 からなる誤差増幅器1
2に入力し、フィードバック用基準電圧回路13からの
一定の基準電圧と誤差増幅し、その誤差増幅器12の出
力を同じくオペアンプIC3 からなる積分回路14で積
分し、その出力をカレントミラー回路25を構成するト
ランジスタQaに直列に接続された制御用トランジスタ
Qdのベースに与えてカレントミラー回路25に流れる
電流を制御している。すなわち、既に説明したようにロ
ータの回転に伴って第1の発振器261 の発振振幅(第
1の出力Vs1 )はロータの凹凸部に応じて変化する
が、上記フィードバック制御部11によってその発振振
幅の変化を抑制し、第1の出力Vs1 が略一定となるよ
うにしている。
【0052】一方、上述のように第1の出力Vs1 を略
一定にするために、カレントミラー回路25に流れる電
流を変化させているので、第2の発振器262 に流れる
トランジスタQcのコレクタ電流も同じく変化し、第2
の発振器262 の発振振幅(出力Vs2 )が変化する。
すなわち、第2のコイルL2 はロータや第1のコイルL
1 から磁気的な影響を受けないように配置されているか
ら、第2のコイルL2のQファクタ等はロータの回転に
よる影響を受けない。しかるに、第2のコイルL2 に流
れる電流(トランジスタQcのコレクタ電流)が変化す
るため、結局第2の発振器262 の発振振幅がロータの
回転に伴って凹凸部に応じた変化をすることになる。
一定にするために、カレントミラー回路25に流れる電
流を変化させているので、第2の発振器262 に流れる
トランジスタQcのコレクタ電流も同じく変化し、第2
の発振器262 の発振振幅(出力Vs2 )が変化する。
すなわち、第2のコイルL2 はロータや第1のコイルL
1 から磁気的な影響を受けないように配置されているか
ら、第2のコイルL2のQファクタ等はロータの回転に
よる影響を受けない。しかるに、第2のコイルL2 に流
れる電流(トランジスタQcのコレクタ電流)が変化す
るため、結局第2の発振器262 の発振振幅がロータの
回転に伴って凹凸部に応じた変化をすることになる。
【0053】そして、第1の発振器261 の発振振幅に
対応した第1の出力Vs1 と、第2の発振器262 の発
振振幅に対応した第2の出力Vs2 とを差動増幅器6に
おいて差動増幅し、得られた差分の出力電圧Vsub を比
較器7にて比較電圧Vthと比較することによって、最終
的にロータの凹凸に対応した検出出力を得ている。上記
構成では、ロータの回転による磁界変化を検出する第1
のコイルL1 を有する第1の発振器261 の発振出力か
らロータの凹凸部に対応した出力を得るのではなく、第
1の発振器261 の発振出力Vs1 を略一定とすること
によってこれを基準とし、磁気的な影響を受けないよう
に配置された第2のコイルL2 を有する第2の発振器2
62 の発振出力Vs2 をロータの凹凸部に対応して変化
させ、2つの発振出力Vs1 ,Vs2 の差分を取るよう
にしている。つまり、全体が金属から形成されたロータ
を使用する場合に、第1の共振回路241 を定電流駆動
するとロータの回転による磁路変化及び渦電流変化のた
めに第1の発振器26 1 の発振振幅は小さくなってしま
う。そこで、本実施例の上記構成では、第1の第1のコ
イルL1 とロータとの距離が接近するような発振振幅が
小さくなろうとする状態において、第1の発振器261
の発振振幅が一定となるように第1の共振回路241 に
流れる電流を増加させることにより、上記磁路変化及び
渦電流変化による影響をより大きく引出し、図16に示
すようにロータの凹凸部に対する感度を第1のコイルL
1 とロータとの距離が近いほどより向上させることがで
き、さらに、ロータの凹凸部に対する検出信号の差を大
きくして凹凸部の識別をより明確にでき、電源電圧変動
の検出感度に対する影響を抑制し、第1の共振回路24
1 と第2の共振回路242 との特性のばらつきのみに影
響されるバランスのとれた検出が可能となる。また、2
つのコイルL1 ,L2 のロータによる磁気的影響を受け
ていない状態での実効抵抗値と、温度係数とが略等しく
でき、素子特有の温度特性を容易に且つ確実に補償する
ことができる。
対応した第1の出力Vs1 と、第2の発振器262 の発
振振幅に対応した第2の出力Vs2 とを差動増幅器6に
おいて差動増幅し、得られた差分の出力電圧Vsub を比
較器7にて比較電圧Vthと比較することによって、最終
的にロータの凹凸に対応した検出出力を得ている。上記
構成では、ロータの回転による磁界変化を検出する第1
のコイルL1 を有する第1の発振器261 の発振出力か
らロータの凹凸部に対応した出力を得るのではなく、第
1の発振器261 の発振出力Vs1 を略一定とすること
によってこれを基準とし、磁気的な影響を受けないよう
に配置された第2のコイルL2 を有する第2の発振器2
62 の発振出力Vs2 をロータの凹凸部に対応して変化
させ、2つの発振出力Vs1 ,Vs2 の差分を取るよう
にしている。つまり、全体が金属から形成されたロータ
を使用する場合に、第1の共振回路241 を定電流駆動
するとロータの回転による磁路変化及び渦電流変化のた
めに第1の発振器26 1 の発振振幅は小さくなってしま
う。そこで、本実施例の上記構成では、第1の第1のコ
イルL1 とロータとの距離が接近するような発振振幅が
小さくなろうとする状態において、第1の発振器261
の発振振幅が一定となるように第1の共振回路241 に
流れる電流を増加させることにより、上記磁路変化及び
渦電流変化による影響をより大きく引出し、図16に示
すようにロータの凹凸部に対する感度を第1のコイルL
1 とロータとの距離が近いほどより向上させることがで
き、さらに、ロータの凹凸部に対する検出信号の差を大
きくして凹凸部の識別をより明確にでき、電源電圧変動
の検出感度に対する影響を抑制し、第1の共振回路24
1 と第2の共振回路242 との特性のばらつきのみに影
響されるバランスのとれた検出が可能となる。また、2
つのコイルL1 ,L2 のロータによる磁気的影響を受け
ていない状態での実効抵抗値と、温度係数とが略等しく
でき、素子特有の温度特性を容易に且つ確実に補償する
ことができる。
【0054】(実施例4)本実施例の回路ブロック図を
図17に、具体概略回路図を図18に示す。図17及び
図18に示すように、本実施例の構成は基本的に実施例
3のものと共通である。すなわち、本実施例において
は、ロータ及び第1のコイルL1 から磁気的な影響を受
けないように配置された第2のコイルL2 を有する第2
の発振器26 2 の発振振幅が略一定となるようにフィー
ドバック制御部11によってフィードバック制御してい
る。つまり、実施例3の構成に対して、第2の発振器2
62 の発振振幅(第2の出力Vs2 )の発振振幅が略一
定となるようにして基準とし、ロータの回転に伴って変
化する第1の発振器261 の発振振幅(第1の出力Vs
1 )との差分を取るようにしているのである。なお、他
の構成については実施例3のものと共通であるから説明
は省略する。
図17に、具体概略回路図を図18に示す。図17及び
図18に示すように、本実施例の構成は基本的に実施例
3のものと共通である。すなわち、本実施例において
は、ロータ及び第1のコイルL1 から磁気的な影響を受
けないように配置された第2のコイルL2 を有する第2
の発振器26 2 の発振振幅が略一定となるようにフィー
ドバック制御部11によってフィードバック制御してい
る。つまり、実施例3の構成に対して、第2の発振器2
62 の発振振幅(第2の出力Vs2 )の発振振幅が略一
定となるようにして基準とし、ロータの回転に伴って変
化する第1の発振器261 の発振振幅(第1の出力Vs
1 )との差分を取るようにしているのである。なお、他
の構成については実施例3のものと共通であるから説明
は省略する。
【0055】上記構成によれば、差動増幅器6において
基準とする第2の発振器262 の発振振幅を略一定にす
ることができるから、ロータと第1のコイルL1 との距
離変化に対する出力変化を圧縮してダイナミックレンジ
を拡大することができ、また、ダイナミックレンジに余
裕のない状態での回路動作を安定させることができる。
基準とする第2の発振器262 の発振振幅を略一定にす
ることができるから、ロータと第1のコイルL1 との距
離変化に対する出力変化を圧縮してダイナミックレンジ
を拡大することができ、また、ダイナミックレンジに余
裕のない状態での回路動作を安定させることができる。
【0056】(実施例5)本実施例の回路ブロック図を
図19に、具体概略回路図を図20に示す。図19及び
図20に示すように、本実施例の構成は基本的に実施例
3のものと共通である。すなわち、本実施例は、実施例
3の構成においてカレントミラー回路25を構成するト
ランジスタQcにて駆動される第2の共振回路242 の
代わりにコレクタ抵抗Rdを接続し、このコレクタ抵抗
Rdにおける電圧降下を第2の出力Vs2 に用いている
のである。なお、他の構成については実施例3のものと
共通であり、説明は省略する。
図19に、具体概略回路図を図20に示す。図19及び
図20に示すように、本実施例の構成は基本的に実施例
3のものと共通である。すなわち、本実施例は、実施例
3の構成においてカレントミラー回路25を構成するト
ランジスタQcにて駆動される第2の共振回路242 の
代わりにコレクタ抵抗Rdを接続し、このコレクタ抵抗
Rdにおける電圧降下を第2の出力Vs2 に用いている
のである。なお、他の構成については実施例3のものと
共通であり、説明は省略する。
【0057】上記構成によれば、実施例3の構成と同様
にロータの凹凸部に対する感度を検出コイルLとロータ
との距離が近いほどより向上させることができ、さら
に、ロータの凹凸部に対する検出信号の差を大きくして
凹凸部の識別をより明確にでき、電源電圧変動の検出感
度に対する影響を抑制し、共振回路24と検出用のコレ
クタ抵抗Rdの特性のばらつきのみに影響されるバラン
スのとれた検出が可能となる。すなわち、検出コイルL
のロータによる磁気的影響を受けていない状態での実効
抵抗値に合わせてコクレタ抵抗Rdの抵抗値を決める
と、素子特有の温度特性を容易に且つ確実に補償するこ
とができる。具体的には、図21に示すようにコレクタ
抵抗Rdに温度補償用の抵抗Rx ,Ry を各々並列及び
直列に接続することで行うことができる。上記温度補償
用抵抗Rx ,Ry の抵抗値は、例えば、回路全体をIC
化した場合のICチップ内外の温度係数の+,−の抵抗
値を適宜選択すればよい。このようにすれば、後段の比
較器7における比較電圧Vthの設定も容易になる。ま
た、低い電圧で動作させる場合にも検出コイルLをカレ
ントミラー回路25にて駆動しているので有利となる。
にロータの凹凸部に対する感度を検出コイルLとロータ
との距離が近いほどより向上させることができ、さら
に、ロータの凹凸部に対する検出信号の差を大きくして
凹凸部の識別をより明確にでき、電源電圧変動の検出感
度に対する影響を抑制し、共振回路24と検出用のコレ
クタ抵抗Rdの特性のばらつきのみに影響されるバラン
スのとれた検出が可能となる。すなわち、検出コイルL
のロータによる磁気的影響を受けていない状態での実効
抵抗値に合わせてコクレタ抵抗Rdの抵抗値を決める
と、素子特有の温度特性を容易に且つ確実に補償するこ
とができる。具体的には、図21に示すようにコレクタ
抵抗Rdに温度補償用の抵抗Rx ,Ry を各々並列及び
直列に接続することで行うことができる。上記温度補償
用抵抗Rx ,Ry の抵抗値は、例えば、回路全体をIC
化した場合のICチップ内外の温度係数の+,−の抵抗
値を適宜選択すればよい。このようにすれば、後段の比
較器7における比較電圧Vthの設定も容易になる。ま
た、低い電圧で動作させる場合にも検出コイルLをカレ
ントミラー回路25にて駆動しているので有利となる。
【0058】(実施例6)本実施例の回路ブロック図を
図22に、具体概略回路図を図23及び図24に示す。
図22乃至図24に示すように、本実施例における検出
部1から差動増幅器6までの構成は実施例1ものと共通
であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省
略する。本実施例は、検出部1より得られたロータの回
転に応じた出力を所定の比較値と比較する構成に関する
ものであり、検出部1より上記出力を得る構成について
は実施例のものに限定する主旨ではなく、従来例におい
て説明した各種構成に適用することができるものであ
る。なお、実施例1の構成を用いることによって、後述
する複数の比較電圧の設定を容易にすることができる。
図22に、具体概略回路図を図23及び図24に示す。
図22乃至図24に示すように、本実施例における検出
部1から差動増幅器6までの構成は実施例1ものと共通
であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省
略する。本実施例は、検出部1より得られたロータの回
転に応じた出力を所定の比較値と比較する構成に関する
ものであり、検出部1より上記出力を得る構成について
は実施例のものに限定する主旨ではなく、従来例におい
て説明した各種構成に適用することができるものであ
る。なお、実施例1の構成を用いることによって、後述
する複数の比較電圧の設定を容易にすることができる。
【0059】本実施例における回転速度検出装置は、基
準電源回路23の基準電圧により複数の比較電圧Vth1
,Vth2 …を段階的に設定する比較電圧設定部22
と、各比較電圧Vth1 ,Vth2 …と差動増幅器6の出力
電圧Vsub とを比較する多段階比較部18と、比較電圧
Vth1 …にそれぞれヒステリシスを持たせるヒステリシ
ス発生部19を備えたことを特徴とするものである。
準電源回路23の基準電圧により複数の比較電圧Vth1
,Vth2 …を段階的に設定する比較電圧設定部22
と、各比較電圧Vth1 ,Vth2 …と差動増幅器6の出力
電圧Vsub とを比較する多段階比較部18と、比較電圧
Vth1 …にそれぞれヒステリシスを持たせるヒステリシ
ス発生部19を備えたことを特徴とするものである。
【0060】図22に示すように、多段階比較部18
は、複数の比較電圧Vth1 ,Vth2 …と差動増幅器6の
出力電圧Vsub とを比較する比較回路20と、比較回路
20の出力からロータの回転に応じた論理値の検出出力
を得る論理回路21とを備えている。さらに、論理回路
21の出力はヒステリシス発生部19にフィードバック
され、ヒステリシス発生部19は、論理回路21の出力
に基づいて比較電圧発生部22により設定される各比較
電圧Vth1 ,Vth2 …にヒステリシスを与えている。
は、複数の比較電圧Vth1 ,Vth2 …と差動増幅器6の
出力電圧Vsub とを比較する比較回路20と、比較回路
20の出力からロータの回転に応じた論理値の検出出力
を得る論理回路21とを備えている。さらに、論理回路
21の出力はヒステリシス発生部19にフィードバック
され、ヒステリシス発生部19は、論理回路21の出力
に基づいて比較電圧発生部22により設定される各比較
電圧Vth1 ,Vth2 …にヒステリシスを与えている。
【0061】具体的には、図23に示すように、直流電
源Eから成る基準電源回路23と接地電位とを差動増幅
を行うオペアンプIC4 に接続し、3つのコンパレータ
IC 5 〜IC7 の非反転入力端子に、オペアンプIC4
の出力電圧をそれぞれ分圧抵抗によって分圧することに
よって段階的に設定される3つの比較電圧Vth1 〜Vth
3 を入力している。そして、各コンパレータIC5 〜I
C7 の反転入力端子には、差動増幅器6の出力電圧Vsu
b がそれぞれ入力されて各比較電圧Vth1 〜Vth3 と比
較されている。
源Eから成る基準電源回路23と接地電位とを差動増幅
を行うオペアンプIC4 に接続し、3つのコンパレータ
IC 5 〜IC7 の非反転入力端子に、オペアンプIC4
の出力電圧をそれぞれ分圧抵抗によって分圧することに
よって段階的に設定される3つの比較電圧Vth1 〜Vth
3 を入力している。そして、各コンパレータIC5 〜I
C7 の反転入力端子には、差動増幅器6の出力電圧Vsu
b がそれぞれ入力されて各比較電圧Vth1 〜Vth3 と比
較されている。
【0062】各コンパレータIC5 〜IC7 の出力端子
は、抵抗R4 と、ダイオードD1 とコンデンサC5 〜C
7 とから成る微分回路を介してRSフリップフロップF
Fのリセット端子Rに接続されるとともに、インバータ
IC8 〜IC10と、抵抗R5,ダイオードD2 及びコン
デンサC8 〜C10とから成る微分回路とを介してRSフ
リップフロップFFのセット端子Sに接続されている。
そして、RSフリップフロップFFの出力Qを回転速度
の検出出力とするとともに、抵抗R6 を介してオペアン
プIC4 の非反転入力端子に帰還している。
は、抵抗R4 と、ダイオードD1 とコンデンサC5 〜C
7 とから成る微分回路を介してRSフリップフロップF
Fのリセット端子Rに接続されるとともに、インバータ
IC8 〜IC10と、抵抗R5,ダイオードD2 及びコン
デンサC8 〜C10とから成る微分回路とを介してRSフ
リップフロップFFのセット端子Sに接続されている。
そして、RSフリップフロップFFの出力Qを回転速度
の検出出力とするとともに、抵抗R6 を介してオペアン
プIC4 の非反転入力端子に帰還している。
【0063】上記構成では、出力電圧Vsub が上昇する
際にコンパレータIC5 〜IC7 の比較電圧Vth1 〜V
th3 の何れかを越えると、微分回路によってRSフリッ
プフロップFFのリセット端子Rには立ち下がりのトリ
ガパルスが入力され、セット端子Sには立ち上がりのト
リガパルスが入力される。一方、RSフリップフロップ
FFは負論理であるから、上記の場合にはRSフリップ
フロップFFはリセットされて出力QはHレベルからL
レベルに反転する。
際にコンパレータIC5 〜IC7 の比較電圧Vth1 〜V
th3 の何れかを越えると、微分回路によってRSフリッ
プフロップFFのリセット端子Rには立ち下がりのトリ
ガパルスが入力され、セット端子Sには立ち上がりのト
リガパルスが入力される。一方、RSフリップフロップ
FFは負論理であるから、上記の場合にはRSフリップ
フロップFFはリセットされて出力QはHレベルからL
レベルに反転する。
【0064】また、RSフリップフロップFFの出力Q
はオペアンプIC4 の非反転入力端子に入力されてお
り、RSフリップフロップFFの出力Qに応じてオペア
ンプIC4 の非反転入力端子の入力電圧が変化する。し
たがって、出力電圧Vsub が下降しながら何れかの比較
電圧Vth1 〜Vth3 を下回ることにより、立ち下がりの
トリガパルスがRSフリップフロップFFのセット端子
Sに与えられるまでは、RSフリップフロップFFの出
力QはLレベルのままであるから、オペアンプIC4 の
非反転入力端子の入力電圧は下がり、その結果コンパレ
ータIC5 〜IC 7 の比較電圧Vth1 〜Vth3 も一定の
割合で下がることになる(これを比較電圧Vth1-〜Vth
3-と表記する)。
はオペアンプIC4 の非反転入力端子に入力されてお
り、RSフリップフロップFFの出力Qに応じてオペア
ンプIC4 の非反転入力端子の入力電圧が変化する。し
たがって、出力電圧Vsub が下降しながら何れかの比較
電圧Vth1 〜Vth3 を下回ることにより、立ち下がりの
トリガパルスがRSフリップフロップFFのセット端子
Sに与えられるまでは、RSフリップフロップFFの出
力QはLレベルのままであるから、オペアンプIC4 の
非反転入力端子の入力電圧は下がり、その結果コンパレ
ータIC5 〜IC 7 の比較電圧Vth1 〜Vth3 も一定の
割合で下がることになる(これを比較電圧Vth1-〜Vth
3-と表記する)。
【0065】一方、出力電圧Vsub が下降する際には、
出力電圧Vsub が上昇する際の比較電圧Vth1 〜Vth3
(これを比較電圧Vth1+〜Vth3+と表記する)よりも低
い上記比較電圧Vth1-〜Vth3-の何れかを下回ると、R
SフリップフロップFFのリセット端子Rには立ち上が
りのトリガパルスが、セット端子Sには立ち下がりのト
リガパルスが入力されて、RSフリップフロップFFが
セットされて出力QはLレベルからHレベルに反転す
る。すなわち、RSフリップフロップFFの出力Qは、
ロータの凹凸に対応してHレベルとLレベルとが反転す
るパルス状の信号となり、このパルス状の検出信号をカ
ウントすればロータの回転速度を知ることができる。ま
た、上述のように出力電圧Vsub が上昇する際には高い
比較電圧Vth1+〜Vth3+とし、出力電圧Vsub が下降す
る際には低い比較電圧Vth1-〜Vth3-とすることによっ
て、比較電圧Vth1 〜Vth3 にヒステリシスを持たせて
検出精度を向上させることができる。
出力電圧Vsub が上昇する際の比較電圧Vth1 〜Vth3
(これを比較電圧Vth1+〜Vth3+と表記する)よりも低
い上記比較電圧Vth1-〜Vth3-の何れかを下回ると、R
SフリップフロップFFのリセット端子Rには立ち上が
りのトリガパルスが、セット端子Sには立ち下がりのト
リガパルスが入力されて、RSフリップフロップFFが
セットされて出力QはLレベルからHレベルに反転す
る。すなわち、RSフリップフロップFFの出力Qは、
ロータの凹凸に対応してHレベルとLレベルとが反転す
るパルス状の信号となり、このパルス状の検出信号をカ
ウントすればロータの回転速度を知ることができる。ま
た、上述のように出力電圧Vsub が上昇する際には高い
比較電圧Vth1+〜Vth3+とし、出力電圧Vsub が下降す
る際には低い比較電圧Vth1-〜Vth3-とすることによっ
て、比較電圧Vth1 〜Vth3 にヒステリシスを持たせて
検出精度を向上させることができる。
【0066】なお、図24は比較電圧Vth1 …をn段階
に設定する場合の回路構成図であり、その動作について
は図23に示す3段階に設定したものと共通であるので
説明は省略する。次に、図25に比較電圧Vth1 ,Vth
2 …を段階的に設定した様子を示す。これは横軸にロー
タと検出コイルLとの距離r、縦軸に差動増幅器6の出
力電圧Vsub をとり、ロータの凸部に対応する出力電圧
Vsub1及び凹部に対応する出力電圧Vsub2と、ロータと
検出コイルLとの距離rとの関係を表したものである。
に設定する場合の回路構成図であり、その動作について
は図23に示す3段階に設定したものと共通であるので
説明は省略する。次に、図25に比較電圧Vth1 ,Vth
2 …を段階的に設定した様子を示す。これは横軸にロー
タと検出コイルLとの距離r、縦軸に差動増幅器6の出
力電圧Vsub をとり、ロータの凸部に対応する出力電圧
Vsub1及び凹部に対応する出力電圧Vsub2と、ロータと
検出コイルLとの距離rとの関係を表したものである。
【0067】ここで、本実施例における3段階の比較電
圧設定を行う場合の各比較電圧Vth1 〜Vth3 と距離r
との関係について説明する。まず、各記号を以下のよう
に定義する。 rn :比較電圧Vthn に対して回転速度が検出可能
な距離 Vsub1(n) :距離rn においてロータの凸部に対応して
得られる出力電圧 Vsub2(n) :距離rn においてロータの凹部に対応して
得られる出力電圧 ΔV(n) :比較電圧Vthn に対するヒステリシス電圧 Vthn + :比較電圧Vthn にヒステリシス電圧ΔV(n)
の2分の1の増加分を加味した電圧値 Vthn - :比較電圧Vthn にヒステリシス電圧ΔV(n)
の2分の1の減少分を加味した電圧値 Vmg(n) :比較電圧Vthn に対して特性ばらつきを考慮
した余裕電圧値 rmg(n) :電圧Vthn + となる距離に対する余裕距離 r(Vsub1(n) =Vthn + ):Vsub1(n) =Vthn + と
なる距離 よって、比較電圧Vthn に対して回転速度が検出可能な
距離rn は、以上の記号を用いて次式で示される(図2
5参照)。
圧設定を行う場合の各比較電圧Vth1 〜Vth3 と距離r
との関係について説明する。まず、各記号を以下のよう
に定義する。 rn :比較電圧Vthn に対して回転速度が検出可能
な距離 Vsub1(n) :距離rn においてロータの凸部に対応して
得られる出力電圧 Vsub2(n) :距離rn においてロータの凹部に対応して
得られる出力電圧 ΔV(n) :比較電圧Vthn に対するヒステリシス電圧 Vthn + :比較電圧Vthn にヒステリシス電圧ΔV(n)
の2分の1の増加分を加味した電圧値 Vthn - :比較電圧Vthn にヒステリシス電圧ΔV(n)
の2分の1の減少分を加味した電圧値 Vmg(n) :比較電圧Vthn に対して特性ばらつきを考慮
した余裕電圧値 rmg(n) :電圧Vthn + となる距離に対する余裕距離 r(Vsub1(n) =Vthn + ):Vsub1(n) =Vthn + と
なる距離 よって、比較電圧Vthn に対して回転速度が検出可能な
距離rn は、以上の記号を用いて次式で示される(図2
5参照)。
【0068】1)n=1のとき Vth1 + =Vth1 - +ΔV(1) Vth1 - =Vsub2(0) +Vmg(1) r1 =r(Vsub1(1) =Vth1 + )−rmg(1) 2)n=2のとき Vth2 + =Vth2 - +ΔV(2) Vth2 - =Vsub2(1) +Vmg(2) r2 =r(Vsub1(2) =Vth2 + )−rmg(2) 3)n=3のとき Vth3 + =Vth1 - +ΔV(3) Vth2 - =Vsub2(2) +Vmg(3) r3 =r(Vsub1(3) =Vth2 + )−rmg(3) すなわち、任意の比較電圧Vthn に対して回転速度が検
出可能な距離rn は、余裕距離rmg(n) をみて上記各式
で表せる。
出可能な距離rn は、余裕距離rmg(n) をみて上記各式
で表せる。
【0069】一方、図26及び図27に示すように、比
較的に小さい距離r1 の場合(図26における(a)の
振幅及び図27(a)参照)、中間程度の距離r2 の場
合(図26における(b)の振幅及び図27(b)参
照)、比較的に大きい距離r3の場合(図26における
(c)の振幅及び図27(c)参照)とを比較すると、
距離r1 のときには検出部1における検出電圧の振幅は
大きく、距離が大きくなるにつれて上記振幅は次第に小
さくなり、差動増幅器6の出力電圧Vsub (ロータの凸
部に対する出力電圧Vsub1、凹部に対する出力電圧Vsu
b2)も距離に反比例するように小さくなる(図26参
照)。まず、距離r1 の場合をみると、出力電圧Vsu
b1,Vsub2は一番高い値に設定された比較電圧Vth1 の
みに対して上下することになる(図27(a)参照)。
また、距離r2 の場合をみると、出力電圧Vsub1,Vsu
b2は中間に設定された比較電圧Vth2 のみに対して上下
することになる(図27(b)参照)。さらに、距離r
3 の場合をみると、出力電圧Vsub1,Vsub2は一番低い
値に設定された比較電圧Vth3 のみに対して上下するこ
とになる(図27(c)参照)。なお、図27(a)〜
(c)におけるH,Lの符号は、各コンパレータIC5
〜IC7 の出力を表すものである。
較的に小さい距離r1 の場合(図26における(a)の
振幅及び図27(a)参照)、中間程度の距離r2 の場
合(図26における(b)の振幅及び図27(b)参
照)、比較的に大きい距離r3の場合(図26における
(c)の振幅及び図27(c)参照)とを比較すると、
距離r1 のときには検出部1における検出電圧の振幅は
大きく、距離が大きくなるにつれて上記振幅は次第に小
さくなり、差動増幅器6の出力電圧Vsub (ロータの凸
部に対する出力電圧Vsub1、凹部に対する出力電圧Vsu
b2)も距離に反比例するように小さくなる(図26参
照)。まず、距離r1 の場合をみると、出力電圧Vsu
b1,Vsub2は一番高い値に設定された比較電圧Vth1 の
みに対して上下することになる(図27(a)参照)。
また、距離r2 の場合をみると、出力電圧Vsub1,Vsu
b2は中間に設定された比較電圧Vth2 のみに対して上下
することになる(図27(b)参照)。さらに、距離r
3 の場合をみると、出力電圧Vsub1,Vsub2は一番低い
値に設定された比較電圧Vth3 のみに対して上下するこ
とになる(図27(c)参照)。なお、図27(a)〜
(c)におけるH,Lの符号は、各コンパレータIC5
〜IC7 の出力を表すものである。
【0070】したがって、複数の比較電圧Vth1 …を設
定することにより、出力電圧Vsubの凹凸による上昇下
降時に何れかの比較電圧Vth1 …を横切ることになり、
出力電圧Vsub の絶対値レベルがロータと検出コイルL
との距離によって変わっても安定した検出が可能とな
る。また、ロータと検出コイルLとの距離を任意の距離
rに設定した場合、その距離rに対応する出力電圧Vsu
b のレベルから一定の余裕量を引いた電圧レベルに複数
の比較電圧Vth1 …を段階的に設定すれば、出力電圧V
sub のばらつきや回路特性のばらつきに対しても安定し
た検出出力を得ることができる。
定することにより、出力電圧Vsubの凹凸による上昇下
降時に何れかの比較電圧Vth1 …を横切ることになり、
出力電圧Vsub の絶対値レベルがロータと検出コイルL
との距離によって変わっても安定した検出が可能とな
る。また、ロータと検出コイルLとの距離を任意の距離
rに設定した場合、その距離rに対応する出力電圧Vsu
b のレベルから一定の余裕量を引いた電圧レベルに複数
の比較電圧Vth1 …を段階的に設定すれば、出力電圧V
sub のばらつきや回路特性のばらつきに対しても安定し
た検出出力を得ることができる。
【0071】また、出力電圧Vsub にロータの偏心など
によるうねりが生じた場合について、図28及び図29
により説明する。すなわち、図28及び図29に示すよ
うに、出力電圧Vsub にうねりが生じてその振幅及び平
均レベルが変動しても、出力電圧Vsub は段階的に設定
した複数の比較電圧Vth1 …の何れかを上下することと
なり、上記うねりに関わらず常に検出出力を得ることが
できる。したがって、従来のように2つの検出コイルを
用いてその差分から検出出力を得る構成ではなく、1つ
の検出コイルLによって、うねりによる影響を除去し安
定した検出出力の得られる回転速度検出装置を実現する
ことができる。
によるうねりが生じた場合について、図28及び図29
により説明する。すなわち、図28及び図29に示すよ
うに、出力電圧Vsub にうねりが生じてその振幅及び平
均レベルが変動しても、出力電圧Vsub は段階的に設定
した複数の比較電圧Vth1 …の何れかを上下することと
なり、上記うねりに関わらず常に検出出力を得ることが
できる。したがって、従来のように2つの検出コイルを
用いてその差分から検出出力を得る構成ではなく、1つ
の検出コイルLによって、うねりによる影響を除去し安
定した検出出力の得られる回転速度検出装置を実現する
ことができる。
【0072】(実施例7)本実施例の回路ブロック図を
図30に、具体概略回路図を図31に示す。図30及び
図31に示すように、本実施例の一部の構成は実施例
1,2及び6のものと共通であり、共通する部分には同
一の符号を付して説明は省略する。本実施例の回転速度
検出装置は、検出部30に磁気抵抗素子或いはホール素
子のような磁気検出素子を用い、実施例1乃至3の構成
とは異なり検出部30と分離した磁界励起用の共振回路
31の励起用コイルによって磁界を発生させている。ま
た、検出部30の出力電圧と、発振回路3の出力より基
準電圧回路5において得られる基準電圧Vrとをそれぞ
れ整流回路41 ,42 にて整流し、差動増幅器6によっ
て、差動増幅して出力電圧Vsub を得る構成は、実施例
1乃至実施例6ものと共通である。さらに、実施例6で
説明した多段階比較部18によって、出力電圧Vsub を
複数の比較電圧Vth1 …と比較して検出出力を得る構成
は実施例6のものと共通である。
図30に、具体概略回路図を図31に示す。図30及び
図31に示すように、本実施例の一部の構成は実施例
1,2及び6のものと共通であり、共通する部分には同
一の符号を付して説明は省略する。本実施例の回転速度
検出装置は、検出部30に磁気抵抗素子或いはホール素
子のような磁気検出素子を用い、実施例1乃至3の構成
とは異なり検出部30と分離した磁界励起用の共振回路
31の励起用コイルによって磁界を発生させている。ま
た、検出部30の出力電圧と、発振回路3の出力より基
準電圧回路5において得られる基準電圧Vrとをそれぞ
れ整流回路41 ,42 にて整流し、差動増幅器6によっ
て、差動増幅して出力電圧Vsub を得る構成は、実施例
1乃至実施例6ものと共通である。さらに、実施例6で
説明した多段階比較部18によって、出力電圧Vsub を
複数の比較電圧Vth1 …と比較して検出出力を得る構成
は実施例6のものと共通である。
【0073】一方、本実施例における特徴は、上記複数
の比較電圧Vth1 …にヒステリシスを持たせる構成にあ
る。すなわち、図30及び図31に示すように、RSフ
リップフロップFFの出力Qを実施例2において説明し
たフィードバック制御部11のフィードバック用基準電
圧回路13に帰還し、RSフリップフロップFFの出力
Q(ロータの回転に応じた出力)によって誤差増幅器1
2に入力されるフィードバック用基準電圧を変化させて
いる。よって、差動増幅器6の出力電圧Vsubそのもの
が出力電圧Vsub の上昇時に何れかの比較電圧Vth1 …
を越えると高くなり、反対にその下降時において何れか
の比較電圧Vth1 …を下回ると低くなるので、複数の比
較電圧Vth1 …に相対的にヒステリシスを持たせること
ができるのである。
の比較電圧Vth1 …にヒステリシスを持たせる構成にあ
る。すなわち、図30及び図31に示すように、RSフ
リップフロップFFの出力Qを実施例2において説明し
たフィードバック制御部11のフィードバック用基準電
圧回路13に帰還し、RSフリップフロップFFの出力
Q(ロータの回転に応じた出力)によって誤差増幅器1
2に入力されるフィードバック用基準電圧を変化させて
いる。よって、差動増幅器6の出力電圧Vsubそのもの
が出力電圧Vsub の上昇時に何れかの比較電圧Vth1 …
を越えると高くなり、反対にその下降時において何れか
の比較電圧Vth1 …を下回ると低くなるので、複数の比
較電圧Vth1 …に相対的にヒステリシスを持たせること
ができるのである。
【0074】(実施例8)本実施例の具体概略回路図を
図32に示す。図32に示すように、本実施例における
検出部30から差動増幅器6までの構成は実施例7のも
のと共通であり、共通する部分には同一の符号を付して
説明は省略する。本実施例が実施例7と異なるのは多段
階比較部32の構成であり、以下にその特徴である多段
階比較部32について説明する。
図32に示す。図32に示すように、本実施例における
検出部30から差動増幅器6までの構成は実施例7のも
のと共通であり、共通する部分には同一の符号を付して
説明は省略する。本実施例が実施例7と異なるのは多段
階比較部32の構成であり、以下にその特徴である多段
階比較部32について説明する。
【0075】本実施例における回転速度検出装置の多段
階比較部32は、オペアンプIC15からなるコンパレー
タ33と、4ビットのカウンタ34と、カウンタ34の
各ビットの出力P1 〜P4 によりオン・オフされるアナ
ログスイッチSW1 〜SW4と、カウンタ34の各ビッ
トの出力P1 〜P4 が各クロック端子CK1 〜CK4に
入力されるDフリップフロップからなりコンパレータ3
3の出力をラッチするラッチ回路351 〜354 と、R
SフリップフロップFFとを備えている。さらに、各ラ
ッチ回路351 〜354 の出力端子は、抵抗R4 ,ダイ
オードD1 及びコンデンサC5 〜C8 からなる微分回路
を介してRSフリップフロップFFのリセット端子Rに
接続されるとともに、インバータIC11〜IC14と抵抗
R5 ,ダイオードD2 及びコンデンサC9 〜C12からな
る微分回路とを介してRSフリップフロップFFのセッ
ト端子Sに接続されている。また、カウンタ34のクロ
ック端子CKには発振回路3の発振出力が入力されてお
り、この発振出力に同期してカウンタ34は各ビットの
出力P1 〜P4 を順次切り換えている。そして、RSフ
リップフロップFFの出力Qを回転速度の検出出力とす
るとともに、フィードバック制御部11のフィードバッ
ク用基準電圧回路13に帰還している。
階比較部32は、オペアンプIC15からなるコンパレー
タ33と、4ビットのカウンタ34と、カウンタ34の
各ビットの出力P1 〜P4 によりオン・オフされるアナ
ログスイッチSW1 〜SW4と、カウンタ34の各ビッ
トの出力P1 〜P4 が各クロック端子CK1 〜CK4に
入力されるDフリップフロップからなりコンパレータ3
3の出力をラッチするラッチ回路351 〜354 と、R
SフリップフロップFFとを備えている。さらに、各ラ
ッチ回路351 〜354 の出力端子は、抵抗R4 ,ダイ
オードD1 及びコンデンサC5 〜C8 からなる微分回路
を介してRSフリップフロップFFのリセット端子Rに
接続されるとともに、インバータIC11〜IC14と抵抗
R5 ,ダイオードD2 及びコンデンサC9 〜C12からな
る微分回路とを介してRSフリップフロップFFのセッ
ト端子Sに接続されている。また、カウンタ34のクロ
ック端子CKには発振回路3の発振出力が入力されてお
り、この発振出力に同期してカウンタ34は各ビットの
出力P1 〜P4 を順次切り換えている。そして、RSフ
リップフロップFFの出力Qを回転速度の検出出力とす
るとともに、フィードバック制御部11のフィードバッ
ク用基準電圧回路13に帰還している。
【0076】次に、上記多段階比較部32の動作を図3
3乃至図35により説明する。図33は、発振回路3の
発振出力(クロックパルス)と、カウンタ34の各ビッ
トの出力P1 〜P4 と、ラッチ回路352 の出力Qr2
とのタイミングチャートを示すものである。なお、図3
3においてはラッチ回路352 を例示したが、他のラッ
チ回路351 ,353 ,354 についても動作は同じで
ある。
3乃至図35により説明する。図33は、発振回路3の
発振出力(クロックパルス)と、カウンタ34の各ビッ
トの出力P1 〜P4 と、ラッチ回路352 の出力Qr2
とのタイミングチャートを示すものである。なお、図3
3においてはラッチ回路352 を例示したが、他のラッ
チ回路351 ,353 ,354 についても動作は同じで
ある。
【0077】いま、発振出力(クロックパルス)の周期
を8μsとし、カウンタ34の出力P1 〜P4 のパルス
幅を4μsとすると、カウンタ34からは発振出力(ク
ロックパルス)に同期して各出力P1 〜P4 が順次アナ
ログスイッチSW1 〜SW4に与えられ、出力P1 …が
与えられたアナログスイッチSW1 …がオンとなる。こ
こで、各アナログスイッチSW1 …は、定電圧が印加さ
れた分圧抵抗R10〜R 14の直列回路の各接続点とコンパ
レータ33の非反転入力端子との間に挿入されていて、
オンとなるアナログスイッチSW1 …に対応して各々異
なる4段階の比較電圧Vth1 〜Vth4 がコンパレータ3
3の非反転入力端子に与えられるようになっている。
を8μsとし、カウンタ34の出力P1 〜P4 のパルス
幅を4μsとすると、カウンタ34からは発振出力(ク
ロックパルス)に同期して各出力P1 〜P4 が順次アナ
ログスイッチSW1 〜SW4に与えられ、出力P1 …が
与えられたアナログスイッチSW1 …がオンとなる。こ
こで、各アナログスイッチSW1 …は、定電圧が印加さ
れた分圧抵抗R10〜R 14の直列回路の各接続点とコンパ
レータ33の非反転入力端子との間に挿入されていて、
オンとなるアナログスイッチSW1 …に対応して各々異
なる4段階の比較電圧Vth1 〜Vth4 がコンパレータ3
3の非反転入力端子に与えられるようになっている。
【0078】したがって、発振出力(クロックパルス)
に同期して順次比較電圧Vth1 〜Vth4 が切り換えられ
て、コンパレータ33において出力電圧Vsub と比較電
圧Vth1 〜Vth4 とが比較され、出力電圧Vsub がその
時点で例えば比較電圧Vth2を上回っている、或いは上
回るとコンパレータ33の出力はLレベルに立ち下が
り、反対に出力電圧Vsub がその時点で比較電圧Vth2
を下回っている、或いは下回るとコンパレータ33の出
力はHレベルに立ち上がる(図33乃至図35参照)。
に同期して順次比較電圧Vth1 〜Vth4 が切り換えられ
て、コンパレータ33において出力電圧Vsub と比較電
圧Vth1 〜Vth4 とが比較され、出力電圧Vsub がその
時点で例えば比較電圧Vth2を上回っている、或いは上
回るとコンパレータ33の出力はLレベルに立ち下が
り、反対に出力電圧Vsub がその時点で比較電圧Vth2
を下回っている、或いは下回るとコンパレータ33の出
力はHレベルに立ち上がる(図33乃至図35参照)。
【0079】さらに、カウンタ34の出力P1 〜P4 は
クロックパルスとして各ラッチ回路351 〜354 のク
ロック端子CK1 〜CK4 に入力されており、Hレベル
になった出力P1 〜P4 に対応するラッチ回路351 〜
354 にコンパレータ33の出力がラッチされる。上記
構成によれば、ロータの回転によって上下する出力電圧
Vsub に対して、段階的に設定された複数の比較電圧V
th1 〜Vth4 を発振回路3の発振出力に同期して順次切
り換えるものであり、出力電圧Vsub の上昇下降時に何
れかの比較電圧Vth1 …を横切ることになり、出力電圧
Vsub の絶対値レベルがロータと検出部30との距離に
よって変わっても安定した検出が可能となる。
クロックパルスとして各ラッチ回路351 〜354 のク
ロック端子CK1 〜CK4 に入力されており、Hレベル
になった出力P1 〜P4 に対応するラッチ回路351 〜
354 にコンパレータ33の出力がラッチされる。上記
構成によれば、ロータの回転によって上下する出力電圧
Vsub に対して、段階的に設定された複数の比較電圧V
th1 〜Vth4 を発振回路3の発振出力に同期して順次切
り換えるものであり、出力電圧Vsub の上昇下降時に何
れかの比較電圧Vth1 …を横切ることになり、出力電圧
Vsub の絶対値レベルがロータと検出部30との距離に
よって変わっても安定した検出が可能となる。
【0080】また、RSフリップフロップFFの出力Q
はフィードバック制御部11に帰還されているので、実
施例7において説明したように、RSフリップフロップ
FFの出力Q(ロータの回転に応じた出力)によって誤
差増幅器12に入力されるフィードバック用基準電圧を
変化させている。よって、差動増幅器6の出力電圧Vsu
b そのものが出力電圧Vsub の上昇時と下降時において
変化し、複数の比較電圧Vth1 …に相対的にヒステリシ
スを持たせることができるのである。
はフィードバック制御部11に帰還されているので、実
施例7において説明したように、RSフリップフロップ
FFの出力Q(ロータの回転に応じた出力)によって誤
差増幅器12に入力されるフィードバック用基準電圧を
変化させている。よって、差動増幅器6の出力電圧Vsu
b そのものが出力電圧Vsub の上昇時と下降時において
変化し、複数の比較電圧Vth1 …に相対的にヒステリシ
スを持たせることができるのである。
【0081】(実施例9)本実施例は、実施例8の構成
において、図36に示すようにアナログスイッチSW1
〜SW4 を使う代わりにカウンタ34の各出力P1 〜P
4 を抵抗を介して定電圧に加算し、複数の比較電圧Vth
1 〜Vth4 を設定するようにしている。その他の構成は
実施例8と共通である。
において、図36に示すようにアナログスイッチSW1
〜SW4 を使う代わりにカウンタ34の各出力P1 〜P
4 を抵抗を介して定電圧に加算し、複数の比較電圧Vth
1 〜Vth4 を設定するようにしている。その他の構成は
実施例8と共通である。
【0082】(実施例10)本実施例は、実施例8の構
成において、図37に示すようにアナログスイッチSW
1 〜SW4 を使う代わりに、カウンタ34の出力に対し
て常に所定のレベルとなる三角波を発生する三角波発生
回路36を使い、図38に示すように、カウンタ34の
出力に応じて段階的に(同図においては12段階)比較
電圧Vth1 …が変化するようにしている。但し、比較電
圧Vth1 …の設定には三角波に限らず、のこぎり波や正
弦波などの任意の波形の信号を使用することができる。
その他の構成は実施例8と共通である。
成において、図37に示すようにアナログスイッチSW
1 〜SW4 を使う代わりに、カウンタ34の出力に対し
て常に所定のレベルとなる三角波を発生する三角波発生
回路36を使い、図38に示すように、カウンタ34の
出力に応じて段階的に(同図においては12段階)比較
電圧Vth1 …が変化するようにしている。但し、比較電
圧Vth1 …の設定には三角波に限らず、のこぎり波や正
弦波などの任意の波形の信号を使用することができる。
その他の構成は実施例8と共通である。
【0083】なお、上記実施例1〜10においては、整
流回路41 ,42 によって整流しているが、ピークホー
ルド回路や同期整流回路を用いてもよい。また、検出部
1,30には磁気によりロータの回転を検出する方式の
ものを用いているが、例えば検出部に光センサ等を用い
てロータとの距離を検出するような方式のものにも、本
発明の技術思想を適用することは可能である。
流回路41 ,42 によって整流しているが、ピークホー
ルド回路や同期整流回路を用いてもよい。また、検出部
1,30には磁気によりロータの回転を検出する方式の
ものを用いているが、例えば検出部に光センサ等を用い
てロータとの距離を検出するような方式のものにも、本
発明の技術思想を適用することは可能である。
【0084】
【発明の効果】請求項1の発明は、励起用コイルと発振
器とを具備し発振器により励起用コイルを駆動して磁界
を発生させる磁界発生部と、この磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に応じた出
力を得る検出部と、発振器より得られる発振出力と検出
部の出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を
所定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロー
タの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得てお
り、発振器より得られる発振出力にロータの回転による
磁界の変化量が加わった検出部の出力と、もとの発振出
力との差分を増幅しているので、比較部において比較値
と比較されるのは、増幅部の出力の絶対値レベルではな
く、ロータの凹凸に対応した相対的な出力変化であり、
言うなれば、検出素子とロータの凹部との距離を無限遠
方を含めた任意の距離に設定した場合の出力となる。そ
の結果、検出部の出力の絶対値レベルが変動しても、ロ
ータと検出素子との距離に対する増幅部の出力のばらつ
きを小さく抑えることができるという効果がある。ま
た、ロータと検出素子との検出可能距離を大きくするこ
とができるという効果もある。さらに、ロータの軸ずれ
や偏心の影響を減少させることができるから、検出素子
の取り付けに精度が要求されず、回転速度検出装置の用
途を拡大することができるという効果がある。
器とを具備し発振器により励起用コイルを駆動して磁界
を発生させる磁界発生部と、この磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に応じた出
力を得る検出部と、発振器より得られる発振出力と検出
部の出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を
所定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロー
タの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得てお
り、発振器より得られる発振出力にロータの回転による
磁界の変化量が加わった検出部の出力と、もとの発振出
力との差分を増幅しているので、比較部において比較値
と比較されるのは、増幅部の出力の絶対値レベルではな
く、ロータの凹凸に対応した相対的な出力変化であり、
言うなれば、検出素子とロータの凹部との距離を無限遠
方を含めた任意の距離に設定した場合の出力となる。そ
の結果、検出部の出力の絶対値レベルが変動しても、ロ
ータと検出素子との距離に対する増幅部の出力のばらつ
きを小さく抑えることができるという効果がある。ま
た、ロータと検出素子との検出可能距離を大きくするこ
とができるという効果もある。さらに、ロータの軸ずれ
や偏心の影響を減少させることができるから、検出素子
の取り付けに精度が要求されず、回転速度検出装置の用
途を拡大することができるという効果がある。
【0085】請求項2の発明は、発振器より得られる発
振出力と所定の基準値との差分によって発振器をフィー
ドバック制御するフィードバック制御部を備えたので、
発振器の発振出力の変動を抑えて安定させることがで
き、ロータと検出素子との距離に対する増幅部の出力の
ばらつきをさらに小さく抑えることができるという効果
がある。
振出力と所定の基準値との差分によって発振器をフィー
ドバック制御するフィードバック制御部を備えたので、
発振器の発振出力の変動を抑えて安定させることがで
き、ロータと検出素子との距離に対する増幅部の出力の
ばらつきをさらに小さく抑えることができるという効果
がある。
【0086】請求項3の発明は、磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する第1のコイルを有する第1の発振器と、ロ
ータから磁気的な影響を受けない第2のコイルを有して
第1の発振器に略等しい発振周波数で発振するとともに
第1の発振器の発振出力の変化に応じて発振出力が変化
する第2の発振器と、第1のコイルから得られるロータ
の回転による磁界の変化に対応した出力が略一定となる
ように第1の発振器をフィードバック制御するフィード
バック制御部と、第1のコイルから得られるロータの回
転による磁界の変化に対応した出力と第2の発振器の発
振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所
定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロータ
の凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得るの
で、フィードバック制御部によって第1のコイルから得
られるロータの凹凸による磁界の変化に応じた出力の変
化が抑えられるが、それと同時に第2の発振器の発振出
力も変化させられるため、ロータから磁気的な影響を受
けない第2のコイルを具備した第2の発振器の発振出力
がロータの凹凸による磁界の変化に応じて変化すること
なり、略一定になるようにフィードバック制御された第
1のコイルから得られる出力を基準として、第2の発振
器の発振出力との差分を取ることにより、回路の動作状
態や素子の特性ばらつきの影響を抑えることができると
いう効果がある。
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する第1のコイルを有する第1の発振器と、ロ
ータから磁気的な影響を受けない第2のコイルを有して
第1の発振器に略等しい発振周波数で発振するとともに
第1の発振器の発振出力の変化に応じて発振出力が変化
する第2の発振器と、第1のコイルから得られるロータ
の回転による磁界の変化に対応した出力が略一定となる
ように第1の発振器をフィードバック制御するフィード
バック制御部と、第1のコイルから得られるロータの回
転による磁界の変化に対応した出力と第2の発振器の発
振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所
定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロータ
の凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得るの
で、フィードバック制御部によって第1のコイルから得
られるロータの凹凸による磁界の変化に応じた出力の変
化が抑えられるが、それと同時に第2の発振器の発振出
力も変化させられるため、ロータから磁気的な影響を受
けない第2のコイルを具備した第2の発振器の発振出力
がロータの凹凸による磁界の変化に応じて変化すること
なり、略一定になるようにフィードバック制御された第
1のコイルから得られる出力を基準として、第2の発振
器の発振出力との差分を取ることにより、回路の動作状
態や素子の特性ばらつきの影響を抑えることができると
いう効果がある。
【0087】請求項4の発明は、磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する検出コイルを有する発振器と、検出コイル
から得られるロータの回転による磁界の変化に対応した
出力が略一定となるように発振器をフィードバック制御
するフィードバック制御部と、検出コイルから得られる
ロータの回転による磁界の変化に対応した出力と発振器
の発振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力
を所定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロ
ータの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得る
ので、フィードバック制御部によって検出コイルから得
られるロータの凹凸による磁界の変化に応じた出力の変
化が抑えられるが、それと同時に発振器の出力が変化さ
せられるため、発振器の発振出力がロータの凹凸による
磁界の変化に応じて変化することなり、略一定になるよ
うにフィードバック制御された検出コイルより得られる
出力を基準として、発振器の発振出力との差分を取るこ
とにより、回路の動作状態や素子の特性ばらつきの影響
を抑えることができるという効果がある。
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する検出コイルを有する発振器と、検出コイル
から得られるロータの回転による磁界の変化に対応した
出力が略一定となるように発振器をフィードバック制御
するフィードバック制御部と、検出コイルから得られる
ロータの回転による磁界の変化に対応した出力と発振器
の発振出力との差分を増幅する増幅部と、増幅部の出力
を所定の比較値と比較する比較部とを備え、回転するロ
ータの凹凸に対応した検出出力を比較部の出力から得る
ので、フィードバック制御部によって検出コイルから得
られるロータの凹凸による磁界の変化に応じた出力の変
化が抑えられるが、それと同時に発振器の出力が変化さ
せられるため、発振器の発振出力がロータの凹凸による
磁界の変化に応じて変化することなり、略一定になるよ
うにフィードバック制御された検出コイルより得られる
出力を基準として、発振器の発振出力との差分を取るこ
とにより、回路の動作状態や素子の特性ばらつきの影響
を抑えることができるという効果がある。
【0088】請求項5の発明は、磁界中にて回転軸と一
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に応じた出
力を得る検出部と、段階的に設定した複数の比較値と検
出部の出力とを比較する多段階比較部とを備え、回転す
るロータの凹凸に対応した検出出力を多段階比較部の出
力から得るので、複数の比較値を段階的に設定すること
により、検出部の出力が凹凸により上昇下降する際に、
何れかの比較値に対して上下することになり、検出部の
出力の絶対値レベルがロータと検出素子との距離によっ
て変わっても安定した検出が可能となるという効果があ
る。また、ロータと検出素子との距離を任意の距離に設
定した場合、その距離に対応する検出部の出力のレベル
から一定の余裕量を引いたレベルに複数の比較値を段階
的に設定すれば、検出部の出力のばらつきや回路特性の
ばらつきに対しても安定した検出出力を得ることができ
るという効果がある。さらに、ロータの軸ずれや偏心の
影響を減少させることができるから、検出素子の取り付
けに精度が要求されず、回転速度検出装置の用途を拡大
することができ、検出部としていわゆる差動方式のもの
を用いた場合に、2つの磁気検出素子の特性を揃えた
り、調整する必要がなくなり、コストダウンが図れると
いう効果がある。
体に回転し回転方向に沿った周部に一定の間隔で多数の
凹凸を形成したロータと、ロータの回転による磁界の変
化を検出する検出素子を具備し磁界の変化量に応じた出
力を得る検出部と、段階的に設定した複数の比較値と検
出部の出力とを比較する多段階比較部とを備え、回転す
るロータの凹凸に対応した検出出力を多段階比較部の出
力から得るので、複数の比較値を段階的に設定すること
により、検出部の出力が凹凸により上昇下降する際に、
何れかの比較値に対して上下することになり、検出部の
出力の絶対値レベルがロータと検出素子との距離によっ
て変わっても安定した検出が可能となるという効果があ
る。また、ロータと検出素子との距離を任意の距離に設
定した場合、その距離に対応する検出部の出力のレベル
から一定の余裕量を引いたレベルに複数の比較値を段階
的に設定すれば、検出部の出力のばらつきや回路特性の
ばらつきに対しても安定した検出出力を得ることができ
るという効果がある。さらに、ロータの軸ずれや偏心の
影響を減少させることができるから、検出素子の取り付
けに精度が要求されず、回転速度検出装置の用途を拡大
することができ、検出部としていわゆる差動方式のもの
を用いた場合に、2つの磁気検出素子の特性を揃えた
り、調整する必要がなくなり、コストダウンが図れると
いう効果がある。
【0089】請求項6の発明は、検出部の出力の昇降向
きに応じて検出部の出力に対する複数の比較値の相対的
な値を所定の割合でそれぞれ変化させるヒステリシス発
生部を備え、多段階比較部は、各比較値と検出部の出力
との比較結果に応じた論理値をラッチする複数のラッチ
回路と、各ラッチ回路の出力の反転する向きに対応して
出力が反転する論理回路とを具備したので、検出部の出
力の上昇時と下降時とにおいて、比較値にヒステリシス
を持たせることによって比較値を変化させ、検出精度を
向上させることができるという効果がある。
きに応じて検出部の出力に対する複数の比較値の相対的
な値を所定の割合でそれぞれ変化させるヒステリシス発
生部を備え、多段階比較部は、各比較値と検出部の出力
との比較結果に応じた論理値をラッチする複数のラッチ
回路と、各ラッチ回路の出力の反転する向きに対応して
出力が反転する論理回路とを具備したので、検出部の出
力の上昇時と下降時とにおいて、比較値にヒステリシス
を持たせることによって比較値を変化させ、検出精度を
向上させることができるという効果がある。
【図1】実施例1を示す回路ブロック図である。
【図2】同上の概略回路構成図である。
【図3】同上においてロータと検出コイルとの距離が大
きい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
きい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
【図4】同上においてロータと検出コイルとの距離が小
さい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
さい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
【図5】同上のロータと検出コイルとの距離と出力電圧
Vsub との関係を示す図である。
Vsub との関係を示す図である。
【図6】実施例2を示す回路ブロック図である。
【図7】同上の概略回路構成図である。
【図8】同上においてロータと検出コイルとの距離が大
きい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
きい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
【図9】同上においてロータと検出コイルとの距離が小
さい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
さい場合の出力電圧Vsub と基準電圧Vrとを示す波形
図である。
【図10】同上における検出コイルとロータとを示す平
面図である。
面図である。
【図11】同上におけるロータの平面図である。
【図12】同上におけるロータの斜視図である。
【図13】同上のロータと検出コイルとの距離と出力電
圧Vsub との関係を示す図である。
圧Vsub との関係を示す図である。
【図14】実施例3を示す回路ブロック図である。
【図15】同上の概略回路構成図である。
【図16】同上の動作を説明する図である。
【図17】実施例4を示す回路ブロック図である。
【図18】同上の概略回路構成図である。
【図19】実施例5を示す回路ブロック図である。
【図20】同上を示す概略回路構成図である。
【図21】同上の別の構成を示す概略回路構成図であ
る。
る。
【図22】実施例6を示す回路ブロック図である。
【図23】同上の概略回路構成図である。
【図24】同上の多段階比較部の別の例を示す概略回路
構成図である。
構成図である。
【図25】同上の動作を説明するものであり、ロータと
検出コイルとの距離と出力電圧Vsub との関係を示す図
である。
検出コイルとの距離と出力電圧Vsub との関係を示す図
である。
【図26】同上の動作を説明するものであり、ロータと
検出コイルとの距離と出力電圧Vsub との関係を示す図
である。
検出コイルとの距離と出力電圧Vsub との関係を示す図
である。
【図27】(a)〜(c)は同上の動作を説明するため
の図である。
の図である。
【図28】同上においてうねりが生じた場合の動作を説
明するためのものであり、ロータと検出コイルとの距離
と出力電圧Vsub との関係を示す図である。
明するためのものであり、ロータと検出コイルとの距離
と出力電圧Vsub との関係を示す図である。
【図29】同上の動作を説明するための図である。
【図30】実施例7を示す回路ブロック図である。
【図31】同上の概略回路構成図である。
【図32】実施例8を示す概略回路構成図である。
【図33】同上の動作を説明するためのタイムチャート
である。
である。
【図34】同上の動作を説明するための出力電圧の波形
図である。
図である。
【図35】同上の動作を説明するための図である。
【図36】実施例9を示す要部の概略回路構成図であ
る。
る。
【図37】実施例10を示す要部の概略回路構成図であ
る。
る。
【図38】同上の動作説明図である。
【図39】従来例を示すものであり、いわゆる高周波磁
界方式の回転速度検出装置の概略構成図である。
界方式の回転速度検出装置の概略構成図である。
【図40】(a)〜(c)は同上の各部の出力を示す波
形図である。
形図である。
【図41】同上におけるロータと検出コイルとの距離と
出力電圧との関係を示す図である。
出力電圧との関係を示す図である。
【図42】同上におけるロータと検出コイルとの距離と
出力電圧との関係を示す図である。
出力電圧との関係を示す図である。
【図43】さらに、他の従来例を示すものであり、いわ
ゆる高周波磁界方式の回転速度検出装置の回路ブロック
図である。
ゆる高周波磁界方式の回転速度検出装置の回路ブロック
図である。
【図44】同上の概略回路構成図である。
【図45】同上においてロータと検出コイルとの距離が
大きい場合の出力電圧を示す波形図である。
大きい場合の出力電圧を示す波形図である。
【図46】同上においてロータと検出コイルとの距離が
小さい場合の出力電圧を示す波形図である。
小さい場合の出力電圧を示す波形図である。
1 検出部 2 共振回路 3 発振回路 41 ,42 整流回路 5 基準電圧回路 6 差動増幅器 7 比較器 8 比較電圧回路
Claims (6)
- 【請求項1】 励起用コイルと発振器とを具備し発振器
により励起用コイルを駆動して磁界を発生させる磁界発
生部と、この磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方向
に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロー
タと、ロータの回転による磁界の変化を検出する検出素
子を具備し磁界の変化量に応じた出力を得る検出部と、
発振器より得られる発振出力と検出部の出力との差分を
増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較値と比較
する比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応した
検出出力を比較部の出力から得ることを特徴とする回転
速度検出装置。 - 【請求項2】 発振器より得られる発振出力と所定の基
準値との差分によって発振器をフィードバック制御する
フィードバック制御部を備えたことを特徴とする請求項
1記載の回転速度検出装置。 - 【請求項3】 磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方
向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロ
ータと、ロータの回転による磁界の変化を検出する第1
のコイルを有する第1の発振器と、ロータから磁気的な
影響を受けない第2のコイルを有して第1の発振器に略
等しい発振周波数で発振するとともに第1の発振器の発
振出力の変化に応じて発振出力が変化する第2の発振器
と、第1のコイルから得られるロータの回転による磁界
の変化に対応した出力が略一定となるように第1の発振
器をフィードバック制御するフィードバック制御部と、
第1のコイルから得られるロータの回転による磁界の変
化に対応した出力と第2の発振器の発振出力との差分を
増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較値と比較
する比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応した
検出出力を比較部の出力から得ることを特徴とする回転
速度検出装置。 - 【請求項4】 磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方
向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロ
ータと、ロータの回転による磁界の変化を検出する検出
コイルを有する発振器と、検出コイルから得られるロー
タの回転による磁界の変化に対応した出力が略一定とな
るように発振器をフィードバック制御するフィードバッ
ク制御部と、検出コイルから得られるロータの回転によ
る磁界の変化に対応した出力と発振器の発振出力との差
分を増幅する増幅部と、増幅部の出力を所定の比較値と
比較する比較部とを備え、回転するロータの凹凸に対応
した検出出力を比較部の出力から得ることを特徴とする
回転速度検出装置。 - 【請求項5】 磁界中にて回転軸と一体に回転し回転方
向に沿った周部に一定の間隔で多数の凹凸を形成したロ
ータと、ロータの回転による磁界の変化を検出する検出
素子を具備し磁界の変化量に応じた出力を得る検出部
と、段階的に設定した複数の比較値と検出部の出力とを
比較する多段階比較部とを備え、回転するロータの凹凸
に対応した検出出力を多段階比較部の出力から得ること
を特徴とする回転速度検出装置。 - 【請求項6】 検出部の出力の昇降向きに応じて検出部
の出力に対する複数の比較値の相対的な値を所定の割合
でそれぞれ変化させるヒステリシス発生部を備え、多段
階比較部は、各比較値と検出部の出力との比較結果に応
じた論理値をラッチする複数のラッチ回路と、各ラッチ
回路の出力の反転する向きに対応して出力が反転する論
理回路とを具備したことを特徴とする請求項5記載の回
転速度検出装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17410094A JPH07253437A (ja) | 1994-01-26 | 1994-07-26 | 回転速度検出装置 |
| DE69504719T DE69504719T2 (de) | 1994-01-26 | 1995-01-24 | Vorrichtung zur Messung der Drehzahl eines rotierenden Teiles |
| EP95100917A EP0665437B1 (en) | 1994-01-26 | 1995-01-24 | Device for measuring the rotary speed of a rotating member |
| US08/378,720 US5539308A (en) | 1994-01-26 | 1995-01-26 | Device for measuring rotating speed having a resonent circuit and a reference circuit |
| CA 2141154 CA2141154C (en) | 1994-01-26 | 1995-01-26 | Device for measuring rotary speed of a rotating member |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-7278 | 1994-01-26 | ||
| JP727894 | 1994-01-26 | ||
| JP17410094A JPH07253437A (ja) | 1994-01-26 | 1994-07-26 | 回転速度検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07253437A true JPH07253437A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=26341556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17410094A Withdrawn JPH07253437A (ja) | 1994-01-26 | 1994-07-26 | 回転速度検出装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5539308A (ja) |
| EP (1) | EP0665437B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07253437A (ja) |
| CA (1) | CA2141154C (ja) |
| DE (1) | DE69504719T2 (ja) |
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| EP3100065B1 (en) * | 2014-01-31 | 2018-12-26 | University Of South Australia | Sensor for detection of magnetic particles |
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| GB201411032D0 (en) | 2014-06-20 | 2014-08-06 | Rolls Royce Power Eng | Sensor and optimising method therefor |
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| CN112416046A (zh) * | 2019-08-23 | 2021-02-26 | 半导体元件工业有限责任公司 | 电压钳位电路 |
| CN111679091A (zh) * | 2020-04-30 | 2020-09-18 | 中国航发南方工业有限公司 | 高实时性分段自适应转速测量方法、装置、介质及设备 |
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-
1995
- 1995-01-24 EP EP95100917A patent/EP0665437B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-01-24 DE DE69504719T patent/DE69504719T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-01-26 US US08/378,720 patent/US5539308A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-01-26 CA CA 2141154 patent/CA2141154C/en not_active Expired - Fee Related
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