JPH07253649A - 露光用マスク及び投影露光方法 - Google Patents

露光用マスク及び投影露光方法

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JPH07253649A
JPH07253649A JP4361694A JP4361694A JPH07253649A JP H07253649 A JPH07253649 A JP H07253649A JP 4361694 A JP4361694 A JP 4361694A JP 4361694 A JP4361694 A JP 4361694A JP H07253649 A JPH07253649 A JP H07253649A
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JP
Japan
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light
film
exposure
pattern
mask
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JP4361694A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ito
信一 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レベンソン型位相シフト法における周期的パ
ターンと同等に孤立パターンに対する解像力及び焦点深
度を向上させることができ、パターン露光精度の向上を
はかり得る露光用マスクを提供すること。 【構成】 透光性基板101上に所望のマスクパターン
を形成した露光用マスクにおいて、透光性基板101上
に開口パターンを有するように形成され、第1の露光波
長λ1と第2の露光波長λ2のいずれにおいても遮光性
を有する第1の膜104と、第1の膜104の開口パタ
ーンに選択的に形成され、第1の露光波長λ1において
透光性を有し透過光に対して180度の位相差を与え且
つ第2の露光波長λ2において遮光性を有する第2の膜
103とを具備してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造工程
のリソグラフィーに用いられる投影露光技術に係わり、
特に位相シフト効果を利用した露光用マスクとこれを用
いた投影露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進歩と共に、半導体
素子の高速化,高集積化が進められており、これに伴い
パターンの微細化の必要性は益々高くなり、パターン寸
法も微細化,高精度化が要求されるようになっている。
この要求を満たす目的で、露光光源に遠紫外光など短波
長の光が用いられるようになってきた。しかし、今後露
光光源に用いられようとしているKrFエキシマレーザ
の248nmの発振線を露光光に用いたプロセスでは、
専用のレジストは化学増幅型レジストが開発されつつあ
るものの未だ研究段階にある。
【0003】そこで最近、露光光源を変えずにパターン
寸法を微細化をする試みが成されてきている。その一つ
の手法として、位相シフト法がある。この手法は、光透
過部に部分的に位相反転層を設け、隣接するパターンで
光の負の干渉を生ぜしめてパターン精度の向上を図るも
のである。
【0004】位相シフト法の中でとりわけ解像性能が向
上する手法に、レベンソン型位相シフト法(特公昭62
−50811号公報)がある。この手法では、遮光パタ
ーンが配置されたマスクで、光透過部の交互に位相シフ
タを設けている。この位相シフタを位相シフタを配置し
ていない部分を透過した光に対し180°反転するよう
調整することで、パターン相互で光の負の干渉を生じさ
せ解像性能を向上させる。
【0005】しかしながら、レベンソン型位相シフト法
は、周期的パターンに対して解像性能及び焦点深度の向
上が大きい反面、孤立パターンでは効果が無いなどパタ
ーン配置に制約があった。
【0006】一方、遮光膜に隣接する領域とこれに隣接
する主開口部との位相差を180°として位相シフト効
果を生じさせる手法(エッジ遮光法)、或いは半透明膜
に位相シフト効果を持たせる手法(ハーフトーン法)を
適用することで、孤立パターンに対し解像力及び焦点深
度の向上を成すことが可能である。しかし、これらの手
法では、レベソン型位相シフト法のように飛躍的な向上
効果を得ることは難しかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、エッ
ジ遮光法やハーフトーン法により孤立パターンに対する
解像力及び焦点深度を多少は向上させることができる
が、レベンソン型位相シフト法における周期的パターン
と同等に孤立パターンに対する解像力及び焦点深度を向
上させることは困難であった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、レベンソン型位相シフ
ト法における周期的パターンと同等に孤立パターンに対
する解像力及び焦点深度を向上させることができ、パタ
ーン露光精度の向上をはかり得る露光用マスク及び投影
露光方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、孤立パ
ターンに対しては周期パターン露光と孤立パターン露光
を組み合わせることで解像性能と焦点深度の向上をはか
り、周期パターンに対してはレベンソン型位相シフト法
を適用することで、より解像性能と焦点深度の向上をは
かることにある。
【0010】即ち、本発明(請求項1)は、透光性基板
上に所望のマスクパターンを形成した露光用マスクにお
いて、透光性基板上に開口パターンを有するように形成
され、第1の露光波長と第2の露光波長のいずれにおい
ても遮光性を有する第1の膜と、第1の膜の開口パター
ンに選択的に形成され、第1の露光波長において透光性
を有し透過光に対して所望の位相差を与え且つ第2の露
光波長において遮光性を有する第2の膜とを具備してな
ることを特徴とする。
【0011】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 第2の膜を透過する第1の露光波長の光は、透光性
基板を透過する光に対し180°の整数倍の位相差を持
つこと。 (2) 露光用マスクの製法として、透光性基板上に第1の
露光波長に対し透光性を有し透過光に対して所望の位相
差を与え且つ第2の露光波長に対し遮光性を有するよう
に調整された第2の膜を形成する工程と、第1の露光波
長と第2の露光波長のいずれにおいても遮光性を有する
第1の膜を形成する工程と、第1の膜を部分的に除去す
る工程と、第1の膜の除去された領域から露出する第2
の膜を部分的に除去する工程とを含むこと。 (3) 露光用マスクの製法として、透光性基板上に第1の
露光波長に対し透光性を有し透過光に対して所望の位相
差を与え且つ第2の露光波長に対し遮光性を有するよう
に調整された第2の膜を形成する工程と、第2の膜を部
分的に除去する工程と、第1の露光波長と第2の露光波
長のいずれにおいても遮光性を有する第1の膜からなる
パターンを形成する工程とを含むこと。 (4) 露光用マスクの製法として、透光性基板を部分的に
エッチングする工程と、少なくともエッチングした領域
に第1の露光波長に対し透光性を有し透過光に対して所
望の位相差を与え且つ第2の露光波長に対し遮光性を有
するように調整された第2の膜を形成する工程と、第2
の膜を部分的に除去する工程と、第1の露光波長と第2
の露光波長のいずれにおいても遮光性を有する第1の膜
からなるパターンを形成する工程を含む露光マスク製造
方法を提供している。 (5) 第1の膜からなるパターンが周期性を有し、且つ所
望のパターンが第1の膜からなるパターンと第2の膜か
らなるパターンの和により現わされること。
【0012】また、本発明(請求項2)は、透光性基板
上に所望のマスクパターンを形成した露光用マスクにお
いて、透光性基板上に開口パターンを有するように形成
され、第1の露光波長と第2の露光波長のいずれにおい
ても遮光性を有する第1の膜と、第1の膜の開口パター
ンに選択的に形成され、第1の露光波長において透光性
を有し且つ第2の露光波長において遮光性を有する第2
の膜と、第1の膜の開口パターンに選択的に形成され、
第1の露光波長において透光性を有し且つ透過光に対し
て所望の位相差を与える第3の膜とを具備してなること
を特徴とする。
【0013】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 第3の膜を透過する第1の露光波長の光は、透光性
基板を透過する光に対し180°の整数倍の位相差を持
つこと。 (2) 第2の膜を透過する第1の露光波長の光は透光性基
板を透過する光に対し180°の奇数倍(又は偶数倍)
の位相差を持ち、第3の膜を透過する第1の露光波長の
光は透光性基板を透過する光に対し180°の整数倍
(又は奇数倍)の位相差を持つこと。 (3) 第1の露光波長において第2の膜と第3の膜を透過
する光の位相が180°の奇数倍異なり、且つ透光性基
板の開孔部と透光性基板の開孔部に隣接する第2の膜乃
至第3の膜を透過する光の位相が180°の奇数倍異な
るように調整されたこと。 (4) 露光用マスクの製法として、第1の露光波長と第2
の露光波長のいずれにおいても遮光性を有する第1の膜
を形成する工程と、第1の膜の少なくとも一部を除去し
第1の膜からなるパターンを形成する工程と、第1の露
光波長において透光性を有し透光性基板を透過する光に
対し180°の奇数倍の位相差を持つように調整された
第2の膜からなるパターンを形成する工程と、第1の露
光波長において透光性を有し透光性基板を透過する光に
対し180°の偶数倍の位相差を持つように調整された
第3の膜からなるパターンを形成する工程とを含むこ
と。 (5) 第1の膜からなるパターンが周期性を有し、且つ所
望のパターンが第1の膜からなるパターンと第2の膜か
らなるパターンの和により現わされること。
【0014】また、本発明(請求項3)は、マスクに形
成されたパターンを被露光基板上に転写する投影露光方
法において、透光性基板上に第1の露光波長と第2の露
光波長のいずれにおいても遮光性を有する第1の膜が開
口パターンを有するように形成され、第1の露光波長に
おいて透光性を有し透過光に対して所望の位相差を与え
且つ第2の露光波長において遮光性を有する第2の膜が
第1の膜の開口パターンに選択的に形成された露光用マ
スクを用い、光軸に対し同一位置で露光用マスクに対す
る照射を第1の露光波長と第2の露光波長で2度行い、
第1及び第2の露光波長により得られる各マスク像を被
露光基板上の同一位置に投影させることを特徴とする。
【0015】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 露光用マスクに対する照射は、投影露光装置の露光
波長を第1の露光波長と第2の露光波長を同時に選択す
ることで、1度で成されること。 (2) 露光用マスクに対する照射は、投影露光装置の露光
波長を第1の露光波長と第2の露光波長を別々に選択す
ることで、2度で成されること。 (3) 被露光基板上に、第1の露光波長と第2の露光波長
のいずれに対しても感光性を有する感光性材料が形成さ
れること。 (4) 被露光基板上に第2の露光波長に感光し且つ第1の
露光波長に殆ど感光しない第1の感光性樹脂膜が形成さ
れ、且つこの上に第1の露光波長により感光する第2の
感光性樹脂膜が形成されること。
【0016】
【作用】本発明の露光用マスクの基本構成を以下に記
す。透光性基板上に第1の露光波長と第2の露光波長の
いずれにおいても遮光性を有する第1の膜から成るパタ
ーンを形成する。このパターンは周期的に配置すること
が望ましい。本発明の露光用マスクでは周期的なパター
ンが基本となり、第1の露光波長により露光を行うこと
で第1の膜からなるパターンのみが転写される。ここ
で、第1の露光波長に対し透光性を有し透光性基板を透
過する光に対し180°の奇数倍の位相差を持つように
調整された第2の膜からなるパターンを、第1の膜から
なるパターン間の開孔部に交互に形成することで、第1
の露光波長に対して位相シフト効果を生ぜしめ、高解像
力と幅広い焦点深度を得ることができる。
【0017】ここで、第2の膜は第1及び第2の露光波
長に対する選択性と、第1の露光波長に対する位相差形
成の2つの機能を有するが、これらの機能を第2及び第
3の膜に振り分けるようにしてもよい。
【0018】なお、この露光で得られるのは、周期的な
パターンの光学像であり所望とする孤立パターンの光学
像ではない。そこで、周期パターンのうち孤立パターン
に相当する部分で積算光強度を増加させる目的で、その
部分に対し第2の露光波長による露光を行う。このとき
第2の露光波長で遮光性を有する第2の膜及び第3の膜
(第3の膜が第2の露光波長に対し遮光性を有する場合
に限る)も暗部となり、これらのパターンと第1の膜か
らなるパターンが配置された領域全てが暗部パターンと
して形成される。
【0019】このように2種の露光波長を用い露光を行
うことで、孤立パターン部の積算光強度を他のパターン
と比較し大きくすることができる。一方、被露光基板に
おいては、更に光強度の相対的な大きさを感光性樹脂材
料により即ち、特定の露光量以上を照射することにより
現像が進むような材料を用いることで孤立抜きパターン
として形成することができる。また、特定の露光量以下
を照射した領域で現像が進むような材料を用いた場合に
は孤立残しパターンとして形成することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を用いて発明を詳細に説明す
る。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わる露
光用マスク及び投影露光方法を示す図である。本実施例
は、KrF露光(λ1=248nm)に対し周期パター
ン転写を行い、ArF露光(λ2=193nm)に対し
孤立パターン転写を行う露光用マスクに関する。
【0021】露光用マスクは、透光性基板101の下面
にCr+CrOからなる遮光膜(第1の膜)104のパ
ターンを形成し、さらに透光性基板101の下面の一部
にSiN膜(第2の膜)103を埋込んで構成される。
SiN膜103は、基板101を透過する波長λ1の光
に対し180度の位相差を形成し、波長λ2の光を遮断
するものである。
【0022】このような露光用マスクを用い、KrF光
とArF光のいずれの露光波長においても感光性を有す
るレジストを塗布した基板に対して露光を行った。ま
ず、露光光源としてKrF光(波長λ1)を用いて照射
することで、図1(a)に示すように、遮光膜104の
開口パターンに相当する領域が暗部となり光学像が形成
された。
【0023】このとき、SiN膜103では位相が18
0度ずれるため、SiN膜103の有無によりマスクの
各パターンを通過した光の位相差が180度となる。従
って、SiN膜103のない開口パターンに隣接する開
口パターンにSiN膜103を形成しておけば、SiN
膜103のない開口パターンに対するドーププロファイ
ルが急峻なものとなる。なお、110は基板透明部を透
過する透過光、111はSiN膜103を透過し位相が
180度ずれた透過光である。
【0024】次いで、基板とマスクの相対位置を変化さ
せることなく、露光光源としてArF光(波長λ2)を
用いて照射することで、図1(b)に示すように、10
3又は104が存在する領域が暗部となり、光学像が形
成された。つまり、波長λ2の光を照射すると、SiN
膜103のない開口パターンのみから通過光120が得
られる。
【0025】これを現像し、一定量以上の光が照射され
た領域のみを除去したところ、2回の露光においていず
れも光照射された領域でレジストを除去でき、微細パタ
ーンを形成することができた。つまり、波長λ1,λ2
の光により2回の露光を行うことによって、図1(c)
に示すように、SiN膜103のない開口パターンの像
のみが被露光基板上に良好に結像され、孤立パターンを
高解像度で形成することが可能となる。
【0026】なお、本実施例では104から成るライ
ン:スペース=1:1の0.4μm周期パターンを用
い、孤立スペース0.2μmパターンを精度良く形成す
ることができた。
【0027】図2は、本実施例の露光用マスクの製造工
程を示す断面図である。まず、図2(a)に示すよう
に、SiO2より成る透光性基板101上に感光性樹脂
膜を形成し、光露光,現像を行うことにより感光性樹脂
パターン102を形成する。続いて、図2(b)に示す
ように、感光性樹脂パターン102をマスクとし透光性
基板101を部分的にエッチングし、更にレジストを除
去する。なお、基板エッチングでは、SiNの248n
mでの屈折率nに対して略248/2(n−1.5)と
なるようにした。
【0028】次いで、図2(c)に示すように、透光性
基板101をエッチングした面に対しSiN膜103を
CVD法により成膜する。このときの成膜量を150n
mとした。続いて、図2(d)に示すように、SiN膜
103を成膜した表面を機械的研磨により透光性基板面
が露出するまで削った。その後、図2(e)に示すよう
に、SiN膜103が形成された基板表面の少なくとも
一部に、スパッタリング法によりクロム70nmと酸化
クロム30nmを順次成膜し、遮光膜104を形成し
た。
【0029】次いで、図2(f)に示すように、この基
板に感光性樹脂膜を形成し、光露光,現像を行うことに
より感光性樹脂パターン105を形成した。続いて、図
2(g)に示すように、感光性樹脂パターン105をマ
スクとして遮光膜104を部分的にエッチングし、更に
レジストを除去することにより所望の露光用マスクを作
成した。
【0030】なお、本実施例では機械的研磨により基板
表面の平坦化を行ったが、SiN膜103をCVD法で
作成した後、表面を樹脂膜で覆い更に熱処理を施すこと
で平坦化を行い、無選択エッチング(エッチングを行う
過程において表面に露出する物質のエッチング速度を等
しい条件でエッチング)することで平面性を維持しなが
ら加工を行うことも可能である。なお、本手法ではAr
F光に対し遮光性を有し、KrF光で透光性を有する材
料としてSiN膜を用いたが、これらの露光波長に対し
同様の性質を持つ物質であればいかなる物を用いても構
わない。また、膜を構成する物質の組成を調整し、Ar
F光に対する遮光性及びArF光に対する透光性の程度
を変化させても良い。
【0031】また、本実施例はArF光とKrF光に対
し波長依存性を有するマスクに関する製造方法について
述べたが、これに限るものではなく、他の露光波長の組
み合わせにおても、一方の光に対し透光性を有し他方の
光に対し遮光性を有する物質をSiN膜の代わりに用い
ることで適用可能である。また、この実施例の変形例と
して、第1の膜としての遮光膜104及び第2の膜とし
てのSiN膜103を図9(a)〜(c)に示すように
構成してもよい。 (実施例2)図3は、本発明の第2の実施例に係わる露
光用マスク及び投影露光方法を示す図である。図中の2
01,203,204,210,211,220は、図
1の101,103,104,110,111,120
に相当している。
【0032】この実施例の基本的な構成は第1の実施例
と同様であるが、本実施例では第2の膜203に波長λ
1に対して若干の光吸収性を持たせている。光吸収性を
持たせる手段としては、例えばSiN膜203の硅素の
割合を増せばよい。
【0033】このような構成であれば、KrF露光にお
いて第2の膜203を通過する光の強度を基板201の
透明部を通過する光の強度よりも弱くすることができ、
これによりハーフトーン位相シフト効果を持たせること
ができる。従って、第1の実施例以上に、孤立パターン
に対する解像力及び焦点深度を向上させることができ
る。 (実施例3)図4は、本発明の第3の実施例に係わる露
光用マスク及び投影露光方法を示す図である。本実施例
は、i線露光(λ1=365nm)に対し周期パターン
位相シフト転写を行い、KrF露光(λ2=248n
m)に対し孤立パターン転写を行う露光用マスクに関す
る。
【0034】露光用マスクは、透光性基板301の下面
の一部にSiN膜(第2の膜)303を埋込み形成し、
下面に遮光膜(第1の膜)304のパターンを形成し、
さらに遮光膜304の開口パターンの一部を覆うように
SiO2 膜(第3の膜)307を形成したものである。
第2の膜303は、波長λ1の光を透過し波長λ2の光
を遮断するものである。第3の膜307は、波長λ1の
光に対し180度の位相差を設けるためのものである。
【0035】このような露光用マスクを用い、水銀ラン
プのi線光(波長λ1)とKrF光(波長λ2)のいず
れの露光波長においても感光性を有するレジストを塗布
した基板に対して露光を行った。まず、露光光源として
水銀ランプのi線光を用いて照射したところ、図4
(a)に示すように、遮光膜304のパターンに相当す
る領域が暗部となり光学像が形成された。
【0036】このとき、SiO2 膜307では位相が1
80度ずれるため、SiO2 膜307の有無によりマス
クの各パターンを通過した光の位相差が180度とな
る。従って、SiO2 膜307のない開口パターンに隣
接する開口パターンにSiO2膜307を形成しておけ
ば、SiO2 膜307のない開口パターンに対するドー
ププロファイルが急峻なものとなる。なお、310は基
板透明部を透過する透過光、311はSiO2 膜307
を透過し位相が180度ずれた透過光、312はSiN
膜303を透過し位相が310と同じ透過光である。
【0037】次いで、基板とマスクの相対位置を変化さ
せることなく、露光光源としてKrF光を用いて照射し
たところ、図4(b)に示すように、303又は304
が存在する領域が暗部となり、光学像が形成された。つ
まり、波長λ2の光を照射すると、SiN膜303のな
い開口パターンのみから通過光320が得られる。
【0038】これを現像し、一定量以上の光が照射され
た領域のみを除去したところ、2回の露光においていず
れも光照射された領域でレジストを除去でき、微細パタ
ーンを形成することができた。つまり、波長λ1,λ2
の光により2回の露光を行うことによって、図4(c)
に示すように、SiN膜303のない開口パターンの像
のみが被露光基板上に良好に結像され、孤立パターンを
高解像度で形成することが可能となる。
【0039】なお、本実施例では304から成るライ
ン:スペース=1:1の0.6μmピッチの周期パター
ンを用い、孤立スペース0.3μmパターンを精度良く
形成することができた。
【0040】図5は、本実施例の露光用マスクの製造工
程を示す断面図である。まず、図5(a)に示すよう
に、第1の実施例と同様にして、SiO2 より成る透光
性基板301上を部分的にエッチングし、この部分にS
iN膜303を埋込み、さらに遮光膜304のパターン
を形成した。
【0041】ここで、基板301のエッチング量は後の
工程でエッチングした部分に成膜する組成を調整したS
iNに対し、これを透光性膜として扱う露光波長λ1と
その時の組成を調整したSiNの屈折率n1に対し少な
くともd=λ1(n1−1.47)以上の深さとした。
そして、組成を調整したSiNの膜厚がd=202nm
(本実施例ではn1=2.8)とほぼ等しくなるところ
で研磨を終了した。
【0042】次いで、図5(b)に示すように、この基
板に感光性樹脂膜を形成し、光露光,現像を行うことに
より感光性樹脂パターン306を形成した。続いて、図
5(c)に示すように、感光性樹脂パターン306をマ
スクに、該パターンの開口部でかつSiO2 及びSiN
表面より液相中で選択的にSiO2 膜307を成長させ
た。この時の成膜量は、選択的に成長させたSiO2
307の屈折率1.43を考慮し424nmとした。
【0043】最後に、図5(d)に示すように、感光性
樹脂パターン306を除去し、SiO2 膜307から成
るパターンを形成した。なお、本実施例では機械的研磨
により基板表面の平坦化を行ったが、組成を調整したS
iN膜303をCVD法で作成した後、表面を樹脂膜で
覆い更に熱処理を施すことで平坦化を行い、無選択エッ
チング(エッチングを行う過程において表面に露出する
物質エッチング速度を等しい条件でエッチング)するこ
とで平面性を維持しながら加工を行うことも可能であ
る。
【0044】本実施例では、SiN膜303の厚さをd
=λ1/(n1−1.47)としたが、この厚さをd=
λ1/(2(n1−1.47))とし、SiO2 膜パタ
ーンを図5(e)に示す如く配置しても構わない。
【0045】また、本実施例ではKrFに対し遮光性を
有し、水銀のi線で透光性を有する材料として組成が調
整されたSiN膜を用いたが、これらの露光波長に対し
同様の性質を持つ物質であればいかなる物を用いても構
わない。さらに、本実施例ではSiO2 パターンを液相
成長法により形成したが、CVD等の手法により膜形成
を行い感光性樹脂パターンをマスクにSiO2 膜を部分
的に除去しても構わない。また、本実施例では水銀i線
に対し透過光の位相を調整する目的でSiO2膜を用い
たが、水銀のi線に対し透光性を有する材料であればこ
れに代わり用いても構わない。
【0046】また、図3(e)に示すように、露光光に
対し、基板を透過した光に対し実質0°の位相差を与え
るようSiO2 膜を調整し、且つSiN膜の膜厚を基板
を透過した光に対し180°の位相差を与えるよう調整
することによっても孤立パターンの解像性能と焦点深度
の向上を図ることが可能である。
【0047】また、本実施例は水銀のi線とKrFに対
し波長依存性を有するマスクに関する製造方法について
述べたが、これに限るものではなく、他の露光波長の組
み合わせにおいても、一方の光λ1に対し透光性を有し
他方の光に対し遮光性を有する物質をSiN膜の代わり
に用い、且つ少なくλ1において透光性を有する膜をS
iO2 膜(位相調整膜)の代わりに用いることで適用可
能である。
【0048】また、この実施例の変形例として、第1の
膜としての遮光膜304、遮光膜としての304、第2
の膜としてのSiN膜303、及び第2の膜としてのS
iO2 膜307を図10(a)〜(e)に示すように構
成してもよい。 (実施例4)図6は、本発明の第4の実施例に係わる露
光用マスク及び投影露光方法を示す図である。図中の4
01,403,404,407,410,411,41
2,420は、図4の301,303,304,30
7,310,311,312,320に相当している。
【0049】この実施例の基本的な構成は第3の実施例
と同様であるが、本実施例では第2の膜403に波長λ
1に対して若干の光吸収性を持たせている。光吸収性を
持たせる手段としては、例えばSiN膜403の硅素の
割合を増せばよい。
【0050】このような構成であれば、i線露光におい
て第2の膜403を通過する光の強度を基板401の透
明部を通過する光の強度よりも弱くすることができ、こ
れによってハーフトーン位相シフト効果を持たせること
ができる。従って、第3の実施例以上に、孤立パターン
に対する解像力及び焦点深度を向上させることができ
る。 (実施例5)図7は、本発明の第5の実施例に係わる露
光用マスク及び投影露光方法を示す図である。本実施例
は、KrF露光(λ1=248nm)に対し周期パター
ン位相シフト転写を行い、ArF露光(λ2=193n
m)に対し孤立パターン転写を行う露光用マスクに関す
る。
【0051】露光用マスクは、透光性基板501の下面
に遮光膜504のパターンを形成し、さらに遮光膜50
4の開口パターンの一部を覆うようにSiO2 膜52
1,522を形成したものである。SiO2 膜は波長λ
1の光を透過し所望の位相差を与え、波長λ2の光を遮
断するものである。
【0052】このような露光用マスクを用い、ArF光
とKrF光のいずれの露光波長においても感光性を有す
るレジストを塗布した基板に対して露光を行った。ま
ず、露光光源としてKrF光(λ1)を用いて照射した
ところ、図7(a)に示すように、遮光パターン504
のパターンに相当する領域が暗部となり光学像が形成さ
れた。
【0053】このとき、SiO2 膜521では位相が1
80度、Si02 膜522では位相が360度ずれる。
従って、SiO2 膜のない開口パターンに隣接する開口
パターンにSiO2 膜521を形成しておけば、SiO
2 膜521,522のない開口パターンに対するドープ
プロファイルが急峻なものとなる。なお、510は基板
透明部を透過する透過光、511はSiO2 膜521を
透過し位相が180度ずれた透過光、512はSiO2
膜522を透過し位相が510と同じ透過光である。
【0054】次いで、基板とマスクの相対位置を変化さ
せること無く、露光光源にArF光(λ2)を用いて照
射したところ、図7(b)に示すように、504,52
1,522の各々が存在する領域が暗部となり、光学像
が形成された。つまり、波長λ2の光を照射すると、S
iO2 膜521,522のない開口パターンのみから通
過光520が得られる。
【0055】これを現像し、一定量以上の光が照射され
た領域のみを除去したところ、2回の露光においていず
れも光照射された領域でレジストを除去でき、微細パタ
ーンを形成することができた。つまり、波長λ1,λ2
の光により2回の露光を行うことによって、図7(c)
に示すように、SiO2 膜521,522のない開口パ
ターンの像のみが被露光基板上に良好に結像され、孤立
パターンを高解像度で形成することが可能となる。
【0056】なお、本実施例では504から成るライ
ン:スペース=1:1の0.4μmピッチの周期パター
ンを用い、孤立スペース0.2μmパターンを精度良く
形成することができた。また、本実施例のようにして位
相差を合わせた膜に、更にSiO2 膜の硅素の割合を増
し、KrF光に対し若干の吸収を生じさせる機能を持た
せる手法においても孤立パターンの解像性能と焦点深度
の向上を図ることが可能である。
【0057】図8は、本実施例の露光用マスクの製造工
程を示す断面図である。まず、図8(a)に示すよう
に、SiO2 より成る透光性基板501上の少なくとも
一部にスパッタリング法によりクロム70nmと酸化ク
ロム30nm成膜し遮光膜504を形成した。続いて、
図8(b)に示すように、基板に感光性樹脂膜を形成
し、光露光,現像を行うことにより感光性樹脂パターン
505を形成し、これをマスクとし遮光膜504を部分
的にエッチングして開口パターンを形成し、更に図8
(c)に示すようにレジストを除去し所望の露光用マス
クを作成した。
【0058】次いで、図8(d)に示すように、感光性
樹脂膜を形成し、光露光,現像を行うことにより感光性
樹脂パターン508を形成し、SiO2 表面より液相中
で選択的にSiO2 膜521を成長させた。この時の成
膜量は選択的に成長させたSiO2 膜521の屈折率
1.45を考慮し276nmとした。また、このSiO
2 膜521はKrF(248nm)では強度透過率がほ
ぼ100%であるがArF(193nm)で、276n
m膜厚で用いた場合には強度透過率1%以下となる。
【0059】次いで、感光性樹脂パターン508をを除
去したのち、図8(e)に示すように、感光性樹脂膜を
形成し、光露光,現像を行うことにより感光性樹脂パタ
ーン509を形成した。続いて、SiO2 表面より液相
中で選択的にSiO2 膜522を成長させた。この時の
成膜量は選択的に成長させたSiO2 膜522の屈折率
1.45を考慮し552nmとした。そして、図8
(f)に示すように、感光性樹脂パターン509を除去
して位相シフトパターンを形成した。
【0060】なお、本実施例ではArF光に対し遮光性
を有し、KrF光で透光性を有する材料として組成が調
整されたSiO2 膜を用いたが、これらの露光波長に対
し同様の性質を持つ物質であればいかなる物を用いても
構わない。
【0061】また、本実施例でSiO2 パターンを液相
成長法により形成したが、CVD等の手法により膜形成
を行い、感光性樹脂パターンをマスクにSiO2 膜を部
分的に除去しても構わない。さらに、KrF光に対し透
過光の位相を調整する目的でSiO2 膜を用いたが、K
rFに対し透光性を有し、且つArF光に対し遮光性を
有する材料であればこれに代わり用いても構わない。
【0062】また、本実施例はArF光とKrFに対し
波長依存性を有するマスクに関する製造方法について述
べたが、これに限るものではなく、他の露光波長の組み
合わせにおも、一方の光に対し透光性を有し他方の光に
対し遮光性を有する物質を位相調整膜に用いることで適
用可能である。
【0063】また、本実施例では504をArF光で遮
光性を有し、KrF光で透光性を有する組成を調整した
SiN膜を用いたが、これに限るものでは無く、504
が遮光性を有する露光波長の組み合わせであればいかな
る露光波長を組み合わせても構わない。また材料もこれ
に限るものではない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の露光用マス
クは、孤立パターンに対し、周期パターン露光と孤立パ
ターン露光を組み合わせることで、解像性能と焦点深度
の向上を図るものである。さらに周期パターン露光では
これらのパターンにレベンソン型位相シフト法を適用す
ることで、より解像性能と焦点深度の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わる露光用マスク及び投影露
光方法を示す図。
【図2】第1の実施例における露光用マスクの製造工程
を示す断面図。
【図3】第2の実施例に係わる露光用マスク及び投影露
光方法を示す図。
【図4】第3の実施例に係わる露光用マスク及び投影露
光方法を示す図。
【図5】第3の実施例における露光用マスクの製造工程
を示す断面図。
【図6】第4の実施例に係わる露光用マスク及び投影露
光方法を示す図。
【図7】第5の実施例に係わる露光用マスク及び投影露
光方法を示す図。
【図8】第5の実施例における露光用マスクの製造工程
を示す断面図。
【図9】第1の実施例の変形例を示す断面図。
【図10】第3の実施例の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
101,201,301,401,501…透光性基板 102,105,306,505,508,509…感
光性樹脂パターン 103,203,303,403…SiN膜(第2の
膜) 104,204,304,404,504…遮光膜(第
1の膜) 307,407…SiO2 膜(第3の膜) 521,522…SiO2 膜 110,210,310,410,510…λ1透過光
(基板部と同位相) 111,211,311,411,511…λ1透過光
(基板部と逆位相) 120,220,320,420,520…λ2透過光
(基板部と同位相) 312,412,512…λ1透過光(基板部と同位
相)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板上に所望のマスクパターンを形
    成した露光用マスクにおいて、 前記透光性基板上に開口パターンを有するように形成さ
    れ、第1の露光波長と第2の露光波長のいずれにおいて
    も遮光性を有する第1の膜と、第1の膜の開口パターン
    に選択的に形成され、第1の露光波長において透光性を
    有し透過光に対して所望の位相差を与え且つ第2の露光
    波長において遮光性を有する第2の膜とを具備してなる
    ことを特徴とする露光用マスク。
  2. 【請求項2】透光性基板上に所望のマスクパターンを形
    成した露光用マスクにおいて、 前記透光性基板上に開口パターンを有するように形成さ
    れ、第1の露光波長と第2の露光波長のいずれにおいて
    も遮光性を有する第1の膜と、第1の膜の開口パターン
    に選択的に形成され、第1の露光波長において透光性を
    有し且つ第2の露光波長において遮光性を有する第2の
    膜と、第1の膜の開口パターンに選択的に形成され、第
    1の露光波長において透光性を有し且つ透過光に対して
    所望の位相差を与える第3の膜とを具備してなることを
    特徴とする露光用マスク。
  3. 【請求項3】透光性基板上に第1の露光波長と第2の露
    光波長のいずれにおいても遮光性を有する遮光膜が所望
    の開口パターンを有するように形成され、第1の露光波
    長において透光性を有し透過光に対して所望の位相差を
    与え且つ第2の露光波長において遮光性を有する補助膜
    が第1の膜の開口パターンに選択的に形成された露光用
    マスクを用い、光軸に対し同一位置で露光用マスクに対
    する照射を第1の露光波長と第2の露光波長で2度行
    い、第1及び第2の露光波長により得られる各マスク像
    を被露光基板上の同一位置に投影させることを特徴とす
    る投影露光方法。
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