JPH0725465U - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

Info

Publication number
JPH0725465U
JPH0725465U JP5349593U JP5349593U JPH0725465U JP H0725465 U JPH0725465 U JP H0725465U JP 5349593 U JP5349593 U JP 5349593U JP 5349593 U JP5349593 U JP 5349593U JP H0725465 U JPH0725465 U JP H0725465U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
coin
belt
conveyor belt
coins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5349593U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2597083Y2 (ja
Inventor
良房 上原
俊之 小林
Original Assignee
株式会社高見沢サイバネティックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高見沢サイバネティックス filed Critical 株式会社高見沢サイバネティックス
Priority to JP1993053495U priority Critical patent/JP2597083Y2/ja
Publication of JPH0725465U publication Critical patent/JPH0725465U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597083Y2 publication Critical patent/JP2597083Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 返却硬貨などを利用者の扱い易い上部位置へ
搬送して返却するベルトコンベア機構を備え、搬送途中
などに停滞状態などが発生しても自動復旧させる機能を
備えた硬貨処理装置を提供する。 【構成】 硬貨処理装置の下方位置に配置される水平搬
送部分とそれに連続して上方の返却部方向へ延びる上方
搬送部分からなる第1の搬送ベルトと、更に上方搬送部
分と一体に挟持搬送動作する第2の搬送ベルトとを有
し、通常時には、返却すべき物を水平搬送部分の搬送面
上に載置・搬送してから、上方搬送部分と第2搬送ベル
ト間で上方へ挟持搬送することで、利用者にとって扱い
易い位置に硬貨投入部と返却部を配置することを可能に
する。ベルトコンベア機構に滞りなどに起因する搬送異
常が発生した場合には、検出手段がこれを検出し、更に
第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトの搬送方向を所定
のタイミングで正逆転させることで、滞っている状態を
自動的に緩和して解消させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動販売機や自動券売機など、硬貨を自動的に処理するための自動 化装置に適用され、余剰金額に対する釣銭を利用者に返却したり、受入物が異物 や偽貨あるいは所定金種でない等の異常状態が発生したときには受入物を利用者 へ返却するなどの返却機能を有する硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、駅構内に設置される自動券売機に内蔵されている硬貨処理装置 について述べる。かかる硬貨処理装置は、例えば実公昭59−18532号、特 開平5−2674号に開示されているように、投入硬貨の真偽及び金種判定を行 う硬貨鑑別機構と、硬貨鑑別機構で確認された真正硬貨を金種別に選別して金種 毎に予め特定されている振分け通路に振分ける振分機構と、振分機構の各振分け 通路終端に配置されている金種別の硬貨保留機構と、更に金種別の硬貨保留機構 に対応して配置されている金種別の金庫容器とを備えている。そして、硬貨投入 口に投入された硬貨を最終的に金庫容器に収納するための硬貨搬送系は、硬貨処 理装置の機構の簡素化などを図るために、投入硬貨の自重落下を利用している。 即ち、利用者が硬貨を投入するための硬貨投入口を自動券売機のパネル上方部分 に配置すると共に、金庫容器を装置の最低位置に配置し、この投入口に連装され た下方傾斜通路や重力方向の垂下通路などに沿って上記の各機構が順次に連設さ れることによって、投入硬貨を自重で落下搬送することができる簡易な搬送機構 が採用されている。
【0003】 更に、偽硬貨や余剰硬貨の投入があった場合、若しくは釣銭を返却する必要が ある場合などに対処するために、これらを利用者に自動返却するための返却機構 が設けられている。かかる返却機構は、硬貨保留機構よりも低い位置に配置され たベルトコンベアと、このベルトコンベアの搬出端に設けられた返却用受皿を備 えている。そして、例えば利用客が取消ボタンを押下した場合には、硬貨保留機 構が今まで一時的に貯溜していた全ての硬貨をベルトコンベア側へ排出し(落下 による排出)、ベルトコンベアを介して返却用受皿へ返却したり、釣銭はベルト コンベアよりも高い位置に配置されている釣銭機構(釣銭ホッパ)からそのベル トコンベアへ落下させて、同様にベルトコンベアを介して返却用受皿へ返却する などの処理が行われていた。
【0004】 しかし、このような搬送機構を採用した結果、必然的に上記の各機構が縦積配 置されるので硬貨処理装置の上下高が高くなり、且つ、上記の硬貨投入口は最も 高い位置に、ベルトコンベア及び返却用受皿を含む返却機構は最も低い位置に配 置されることから、硬貨投入口と返却用受皿との高低差が極めて大きくなる問題 があった。例えば、子供などの身長の低い利用者の利便性を考慮して、硬貨投入 口が低い位置となるように自動券売機を駅構内などに設置すると、返却用受皿が 極めて低い位置となってしまうことから、大人の利用客にとっては、身を屈めな ければ返却用受皿に手が届かないという不合理を生じ、逆に、大人の利用客に合 わせて返却用受皿を比較的高い位置に配置すれば、硬貨投入口が極めて高い位置 となるので、子供には硬貨投入口に手が届かなくなるという問題を生じることと なる。
【0005】 そこで、このような問題点を解消すべく、硬貨投入口と返却用受皿の高さを同 程度にするための返却機構を新たに備えた硬貨処理装置が開発された(実開平3 −21174号)。この新しい返却機構は、上記の釣銭機構や硬貨保留機構より も低い位置に配置された第1のベルトコンベアと、この第1のベルトコンベアで 搬送されて来る返却用の硬貨を対向ベルト間に挟持しつつ上方向へ搬送して、上 方位置に設けられている返却用受皿へ搬出する構成となっている。したがって、 硬貨処理装置全体の上下高が高いままであっても、硬貨処理装置全体を適宜の低 い位置に配置して、硬貨投入口と返却用受皿を子供と大人に利用し易い高さに設 定することができることから、利用者の利便性を大幅に向上させることができ、 更に、投入硬貨の自重落下で搬送を実現する簡易な搬送機構を従来通り採用する ことができるという利点も備えている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような新たな返却機構を採用した硬貨処理装置にあっては、上 述したように、まず、第1のベルトコンベアが返却硬貨などを略水平方向へ搬送 した後、途中から搬送方向を上方へ転換させて対向ベルト間に挟持して搬送する ので、機構が複雑となり、この結果、返却硬貨などの返却機構内での滞りなどを 生じるという新たな問題を招来することとなった。
【0007】 更に、この滞り現象などの具体例を述べると、上記の硬貨保留機構は、通常の 場合には、利用者(甲)が硬貨の投入を開始すると、順次に複数個の正貨を貯溜 していき、この利用者(甲)が乗車区間を指定するための指示釦を押下した後で 、次の利用者(乙)が新たに硬貨投入した直後まで貯溜処理を継続すると同時に 、貯溜した全ての正貨を釣銭ホッパへ転送して、迅速に次の利用者(乙)の投入 正貨の貯溜を開始するという処理を行う。即ち、先の利用者(甲)の投入硬貨を できうる限り保存することで、利用者からの苦情があった場合に備え、無用のト ラブルを防止するようになっている。一方、取消処理が指示された場合、例えば 、利用者(甲)が複数の硬貨を連続投入した後にその自動販売機では所望の物品 が購入できないことに気づいた場合などには、硬貨保留機構に正貨を貯溜してい き、取消ボタンの押下を検出した時点で、貯溜していた全ての硬貨を返却機構の 第1のベルトコンベアへ落下・排出することで返却する。このように、硬貨貯溜 機構は、利用客毎に偽貨や異物の判定等を行い、合理的且つ確実な商取引を実現 するための所謂バッファ機能を発揮させるために設けられている。
【0008】 ところが、上述の処理が発生した場合には、硬貨保留機構は、いままで貯溜し ていた複数の硬貨を、一度に停止している第1のベルトコンベアに落下・排出す るので、複数の硬貨が第1のベルトコンベア上に重なり合うことがあり、特に多 量の蓄積硬貨を落下・排出する場合には顕著となる。このような場合には、第1 のベルトコンベアから上方向へ方向転換して対向ベルト間に挟持する箇所で目詰 まりが発生したり、十分な挟持状態が発揮されずに一部硬貨が取り残されるなど の問題を招来する。又、このようなドラブルは偶発的に発生すると共に、全ての 異常発生場所や異常態様を予め調査しておくことは極めて困難であることから、 効果的な対処方法を講じることができないでいた。
【0009】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、返却機構による返却 処理を確実に行うことができると共に、様々な自動化装置に適用し得る硬貨処理 装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案は、硬貨投入部から投入された硬貨の 真偽判定及び金種弁別処理を行い、偽貨判定などの異常状況の発生に伴う投入物 や釣銭などの返却すべき物を上記硬貨投入部の近傍に設けられた返却部(返却用 受皿)を介して行う硬貨処理装置を対象とし、前記返却部よりも下方に水平配置 されることにより前記返却すべき物を水平搬送する水平搬送部分と、途中から上 記返却部方向へ搬送方向を転換させる上方搬送部分とが連続的に布設されて成る 第1の搬送ベルトと、上記第1の搬送ベルトの上方搬送部分に沿って布設され、 且つ上記第1の搬送ベルトと協働して返却すべき物を、上記返却部まで挟込み搬 送する第2の搬送ベルトを有するベルトコンベア機構と、上記第1の搬送ベルト と第2の搬送ベルトの少なくとも一方の搬送速度を逐次検出し、その搬送速度が 予め決められた許容速度範囲を逸脱した場合には、第1の搬送ベルトと第2の搬 送ベルトの搬送方向を所定のタイミングで正逆転させる制御手段とを備える構成 とした。
【0011】
【作用】
第1の搬送ベルトは、硬貨処理装置の下方位置に配置される水平搬送部分と、 それに連続して上方の返却部方向へ延びる上方搬送部分からなり、更に第2の搬 送ベルトが上方搬送部分と一体に挟持搬送動作するので、通常時には、返却すべ き物を水平搬送部分の搬送面上に載置・搬送してから、上方搬送部分と第2搬送 ベルト間で上方へ挟持搬送する。したがって、利用者にとって扱い易い位置に硬 貨投入部と返却部を配置することを可能にする。
【0012】 更に、ベルトコンベア機構に滞りなどに起因する搬送異常が発生した場合には 、検出手段がこれを検出し、更に第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトの搬送方 向を所定のタイミングで正逆転させるので、滞り状態を自動的に緩和して解消さ せることとなり、保守管理者等によらなくとも自動復旧を可能にする。
【0013】
【実施例】
以下、本考案による硬貨処理装置の一実施例を図面と共に説明する。まず、図 1に基づいて装置全体の概略構成を説明する。図1において、顧客が硬貨を投入 するための投入口Aと、投入口Aに連なる下方傾斜案内路に沿って設けられた案 内機構B及び硬貨鑑別機構Cと、投入口Aに投入された硬貨(以下、受入硬貨と いう)を金種毎に選別して夫々特定の垂下通路(重力方向に硬貨を案内するため の通路)へ振分ける振分機構Dと、振分機構Dの夫々の垂下通路の下端に対向配 置された硬貨貯溜機構Eと、硬貨貯溜機構Eの下側に配置された釣銭ホッパFが 備えられている。投入口Aには硬貨を1個ずつ縦に投入させるためのスリット孔 が形成されており、下方傾斜案内路はその上縁で受入硬貨を転動させるようにな っている。案内機構Bは、受入硬貨が下方傾斜案内路から落下するのを防止する ための揺動可能に支持された側壁板を備えている。硬貨鑑別機構Cは、同様に、 受入硬貨が下方傾斜案内路から落下するのを防止するための揺動可能に支持され た側壁板を備えると共に、その側壁板の一側には、受入硬貨の通過の際に形状や 材質等を検出することで真偽判定と金種判定を行うための磁気センサや光学セン サなどが設けられている。振分機構Dは、金種毎に各硬貨の直径が異なることに 着目して、各直径より僅かずつ大きな内径を有する複数の貫通孔(選別孔という )が並設されており、搬送途中に、受入硬貨を特定の選別孔に嵌通させることに よって、金種選別を実現している。更に、夫々の選別孔に対応して、上記の複数 の垂下通路が設けられており、選別孔を嵌通した硬貨が特定の垂下通路にガイド されて落下するようになっている。夫々の垂下通路の下端に対向配置されている 硬貨貯溜機構Eは、図2(a)に示すように、夫々の垂下通路に対応する複数個 の貫通筒体E1 〜E4 が設けられると共に、貫通筒体E1 〜E4 を一体固定する 支持体E5 が、駆動モータや電磁ソレノイド等を有する駆動機構E6 によって揺 動可能に支持されている。尚、各貫通筒体E1 〜E4 の内径は、金種毎の各硬貨 を挿通させ且つ横転させた状態で積重ねることができる大きさに設計されている 。貫通筒体E1 〜E4 の下端には、同図2(b)に示されるように、貫通筒体E 1 〜E4 の下端開口を一括して開閉制御するための開閉板E7 が揺動可能に設け られ、更に、開閉板E7 の下側の両翼には、後述する返却機構Gのベルトコンベ ア機構Vと釣銭ホッパFの金種毎の個別金庫容器F1 〜F4 とが配置されている 。更に、貫通筒体E1 〜E4 とベルトコンベア機構V及び個別金庫容器F1 〜F 4 の位置関係を図1及び図2に基づいて述べれば、夫々の貫通筒体E1 〜E4 と 個別金庫容器F1 〜F4 が対応配列されており、且つ、これらの個別金庫容器F 1 〜F4 は、貫通筒体E1 〜E4 及び開閉板E7 の真下に配置されているのでは なく、図1に示す装置の正面手前側に若干ずらして配置されている。一方、ベル トコンベア機構Vは、同様に貫通筒体E1 〜E4 及び開閉板E7 の真下に配置さ れているのではなく、これよりも後方側に若干ずらして配置され、且つベルトコ ンベア機構Vの駆動方向が貫通筒体E1 〜E4 の配列方向と略平行となっている 。そして、図2(b)中に実線にて示すように、貫通筒体E1 〜E4 が立設状態 になるときは、開閉板E7 が水平状態となるので、振分機構Dから落下して来た 硬貨が金種毎に貫通筒体E1 〜E4 に貯溜され、一方、図2(b)中に2点鎖線 にて示すように、貫通筒体E1 〜E4 が揺動して下端開口がベルトコンベア機構 V側に向けられると、その下端開口の開放を拡大させるように開閉板E7 が回動 することによって、貯溜硬貨をベルトコンベア機構Vへ落下させ、更に、図2( b)中に1点鎖線にて示すように、貫通筒体E1 〜E4 が揺動して下端開口が個 別金庫容器F1 〜F4 側に向けられると、その下端開口の開放を拡大させるよう に開閉板E7 が逆に回動することによって、貯溜硬貨を個別釣銭ホッパF1 〜F 4 へ落下・収容させる。又、予め釣銭用の多数の硬貨を収容し、釣銭返却に際し て硬貨をベルトコンベア機構Vへ落下させ釣銭収容機構Hが設けられている。尚 、上記の機構A〜Eは、特願平5−238570号に開示されたものを適用する ことができる。
【0014】 次に、本考案の主要技術である返却機構Gの構成を図3乃至図8と共に説明す る。まず、返却機構Gに備えられているベルトコンベア機構Vの要部構造を示す 縦断面図(図3)に基づいて構造を述べる。前記ベルトコンベア機構Vは、第1 の搬送ベルト1と、第2の搬送ベルト2と、これを駆動及び支承する複数個のプ ーリ群を備えている。第1の搬送ベルト1は、図示しない駆動モータの駆動軸に 連結されて回転する駆動プーリ3と複数個の従動プーリ4〜11との間に惓装さ れると共に、テンションローラ12の押圧によって駆動プーリ3の駆動力が付勢 されている。更に、駆動プーリ3は硬貨投入口A(図1参照)の近傍に設けられ る返却用受皿Pの上方の比較的近接した位置に設けられ、従動プーリ4,5,6 ,9,10が略鉛直方向に配列されると共に、従動プーリ6,7,8,9,10 が略水平方向に配列され、これらのうちの従動プーリ6,9,10が鉛直方向と 水平方向の方向変換部分に配置されているので、第1の搬送ベルト1は、水平方 向と鉛直方向とのL字状の搬送経路を実現している。そして、第1の搬送ベルト 1の水平方向に延びている部分が、図2(a)に示した硬貨貯溜機構Eの貫通筒 体E1 〜E4 の下方背面側に配置される。したがって、前記の返却処理の際には 、返却すべき全ての硬貨などが、この第1の搬送ベルト1の水平搬送面上の落下 される。又、図示しないが、予め釣銭を貯溜している釣銭収容機構Hからの釣銭 もこの第1の搬送ベルト1の水平搬送面上の落下される。
【0015】 一方、第2の搬送ベルト2は、駆動プーリ3の上部近傍に配置されている従動 プーリ13,14と鉛直方向に配列されている前記の従動プーリ9,10,11 の間に惓装されると共に、テンションローラ15の押圧によって緩み防止が成さ れている。したがって、第1の搬送ベルト1と第2の搬送ベルト2は駆動プーリ 3及び従動プーリ4,9,10,11に支持される鉛直方向の搬送経路部分で相 互に圧接しつつ、正常時には共に等速度で移動する。
【0016】 更に、第1の搬送ベルト1と第2の搬送ベルト2の両側端には、釣銭や返却硬 貨などの返却物が落下するのを防止するための落下規制板16,16’が対向配 置されている。尚、図3には、説明の都合上、一側の落下規制板16を示すが、 実際には、紙面前方に他方の落下規制板16’が対向配置されている。
【0017】 図4は、落下規制板16,16’への従動プーリ4,5,6,7,8の支持構 造を支軸17を中心として示す要部断面図であり、これらいずれの従動プーリも 同じ支持構造となっている。よって、図4で代表して説明すると、落下規制板1 6,16’間に橋架された支軸17にベアリング18,18’を介して従動プー リ4(5,6,7,8)が回動自在に設けられ、各従動プーリ4(5,6,7, 8)の周面で第1の搬送ベルト1を支承するようになっている。即ち、落下規制 板16,16’に固定された支軸17に各従動プーリ4(5,6,7,8)が回 動自在となっている。
【0018】 図5(a)は、落下規制板16,16’への従動プーリ9,10,11,13 ,14の支持構造を示す要部断面図であり、これらいずれの従動プーリも同じ支 持構造となっている。よって、図5(a)で代表して説明すると、落下規制板1 6,16’の対向位置に固定された一対のベアリング19,19’間に支軸20 が回動自在に支持されると共に、従動プーリ9(10,11,13,14)が支 軸20に一体固定され、各従動プーリ9(10,11,13,14)の周面で第 2の搬送ベルト2を支持するようになっている。即ち、支軸20と従動プーリ9 (10,11,13,14)が一体となって回動する構造となっている。
【0019】 尚、従動プーリ10に限り、更に回転速度を検出するためのセンサ機構が付加 されている。即ち、従動プーリ10が一体固定されている支軸20の長手方向に 延設されている延設部21の先端部に長方形状の羽板22が固着され、羽板22 の長手方向の先端部分にのみ離隔・対向する発光素子23と受光素子24とを有 する光学センサ25が落下規制板16’などに固定されている。したがって、図 5(b)に示すように、羽板22は従動プーリ10及びその支軸20と一体に回 転し、従動プーリ10及びその支軸20は第2の搬送ベルト2の移動速度に比例 した回転速度で回転するので、光学センサ25は、発光素子23と受光素子24 の間の光路が羽板22の先端部分で遮断される周期を逐次検出することによって 、第2の搬送ベルト2の移動速度を検出することができるようになっている。尚 、この検出信号Sは、後述する周波数検出部30(図8(a)参照)に入力され ることによって、第2の搬送ベルト2の移動速度の変動などが判断される。
【0020】 更に、図1及び図6に示すように、第1の搬送ベルト1の水平部分であって第 2の搬送ベルト2が圧接を開始する場所よりも手前、且つ返却硬貨などが落下さ れる場所よりも後方の所定位置に、棒状又は板状などの揺動杆26と、U字状の 湾曲内側面が揺動杆26側に向けられた抑留部材28とが設けられている。揺動 杆26は、第1の搬送ベルト1の上部搬送面の略中央に離隔・対向され、更に、 一側が回動自在に支持されると共に、上端がスプリング27で支承されているの で、スプリング27の制動力を受けて静止しようとする振子状の部材である。そ して、下端と第1の搬送ベルト1の搬送面との隙間間隔は、例えば、処理硬貨の うちの最大半径のものを基準として、その最大半径の約50%程度の寸法に設定 されている。したがって、複数個の硬貨が重なった状態で搬送されてくると、揺 動杆26の当接によってこれを崩したり、完全に横転しないで転動しながら搬送 されてきた硬貨を揺動杆26の当接によって横転させるなど、処理硬貨の静止化 と平坦化の機能が発揮されるようになっている。尚、スプリング27の弾性力及 び揺動杆26の重量は、これらの機能が有効に発揮されるように適宜設定されて いる。
【0021】 一方、抑留部材28は、全体が摩擦係数の高いゴムや合成樹脂で成型されたり 、U字状に形成された湾曲内側面が少なくとも上記同様のゴムや合成樹脂で成型 された部材であり、湾曲内側面の両側端が落下規制板16,16’の内壁に連設 し、且つその連設部分に、揺動杆26に向く段差の発生を防止するための連設板 29,29’が固定されている。尚、抑留部材28の両側端を、その肉厚が徐々 に薄くなるようなテーパー状に形成することで、上記段差を生じさせない構造と してもよい。更に、抑留部材28の下端と第1の搬送ベルト1の搬送面との隙間 間隔は、例えば、処理硬貨のうちの最大半径のものを基準として、その最大半径 の3%〜5%程度大きい寸法に設定されている。
【0022】 そして、このような構造の抑留部材28が設けられている結果、例えば図7 (a)に示すように、揺動杆26を擦り抜けて落下規制板16(16’)にもた れ掛かった状態の硬貨Xが搬送されてきたとしても、図7(b)に示すように、 湾曲内側面に沿って移動方向が仕向けられると共に、上記の高摩擦係数により移 動エネルギーが消費されるので、図7(c)に示すように、硬貨Mは横転・静止 することとなる。又、転動して来た硬貨も同様にして横転・静止されることとな る。又、抑留部材28の下端と第1の搬送ベルト1の搬送面との隙間間隔が上記 寸法に設定されているので、揺動杆26では十分に崩されなかった硬貨群が再度 崩されて平坦化される。
【0023】 このように、揺動杆26と抑留部材28で平坦化及び静止化された硬貨は、図 3に示す第1,第2の搬送ベルト1,2の間に挟持されつつ所定方向へ搬送され 、最終的に駆動プーリ3の上方で挟持状態が解除される結果、返却用受皿Pに落 下・排出される。
【0024】 尚、図3中の従動プーリ9の直径を適宜設定することにより、第1,第2の搬 送ベルト1,2の間に、複数の硬貨が重なったままの状態であっても円滑に繰り 込まれるようになっている。
【0025】 次に、前記センサ機構の光学センサ25に接続される制御回路を図8に基づい て説明する。まず、図8(a)に基づいて構成を述べると、光学センサ25から 出力される検出信号Sは周波数検出部30に入力され、周波数検出部30は検出 信号Sの周期τから周波数を検出する。例えば、検出信号Sは、羽板22の回転 速度に比例してオン・オフを繰り返す矩形波であるので、内部カウンタ等によっ て周期τを計測することで周波数f=1/τを求める。
【0026】 検出された周波数信号Sf は異常判定部31に転送され、異常判定部31は、 予め設定されている基準周波数f0 と周波数信号Sf の周波数fとの誤差周波数 Δfを逐次算出し、誤差周波数Δfが予め設定された許容範囲−fL <Δf<f H を逸脱したときは、第1,第2の搬送ベルト1,2が正常速度で移動していな いと判断する。
【0027】 特に、周波数fが許容範囲よりも下がった場合(Δf≦−fL )には、第1, 第2の搬送ベルト1,2の少なくともいずれか一方に、返却硬貨等が目詰まりし て過負荷の状態となっていると判断し、この判断結果に基づき、駆動プーリ3を 駆動するための駆動モータMへの供給電力の極性を周期的に切り換えさせる指令 信号Scをモータ駆動部32に対して出力する。即ち、図8(b)に示すように 、第1,第2の搬送ベルト1,2の搬送速度が許容範囲内にある正常時では、モ ータ駆動部32から出力される信号Va,Vbの極性及び振幅が一定に保たれる ので、トランジスタ回路群を介して駆動モータMに供給される電流方向は一定で あり、第1,第2の搬送ベルト1,2の搬送方向と速度は一定となる。これに対 して異常判断がなされたとき(図中の異常時)は、信号Va,Vbの極性が周期 的に反転されるので、トランジスタ回路群を介して駆動モータMに供給される電 流方向は交互に反転し、これに伴う駆動モータM1の正逆転動作により、第1, 第2の搬送ベルト1,2の搬送方向が交互に反転する。尚、この異常時の制御は 予め決められた期間に設定されている。
【0028】 このように、異常発生時に第1,第2の搬送ベルト1,2を反転動作させると 、例えば、返却硬貨などの目詰まり状態が緩和されて、自動的に正常時の搬送可 能状態に復旧する。したがって、この実施例によれば、煩雑な保守管理を大幅に 低減することができると共に、異常発生時には返却処理に若干の遅延を招来する としても実質的にはあたかも異常が発生しなかった如く処理されることとなるの で、利用客へのサービス低下を極力抑制することができ、且つ総合的な硬貨処理 に鑑みて処理の迅速化、信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、硬貨処理装置の下方位置に配置される水 平搬送部分とそれに連続して上方の返却部方向へ延びる上方搬送部分からなる第 1の搬送ベルトと、更に上方搬送部分と一体に挟持搬送動作する第2の搬送ベル トを有し、通常時には、返却すべき物を水平搬送部分の搬送面上に載置・搬送し てから、上方搬送部分と第2搬送ベルト間で上方へ挟持搬送する。したがって、 利用者にとって扱い易い位置に硬貨投入部と返却部を配置することを可能にする 。 更に、ベルトコンベア機構に滞りなどに起因する搬送異常が発生した場合に は、検出手段がこれを検出し、更に第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトの搬送 方向を所定のタイミングで正逆転させるので、滞り状態を自動的に緩和して解消 させることとなり、保守管理者等によらなくとも自動復旧を可能にする。
【0030】 したがって、本考案は、返却機構による返却処理を確実に行うことができると 共に、様々な自動化装置に適用し得る硬貨処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による効果処理装置の一実施例の全体構
成を概略的に示した斜視図である。
【図2】一実施例に設けられている貯溜機構の構造及び
動作を説明するための要部斜視図及び動作説明図であ
る。
【図3】一実施例に設けられているベルトコンベア機構
の構成を示す要部断面図である。
【図4】一実施例に設けられている第1の搬送ベルトに
係わる従動プーリ支持構造を示す要部断面図である。
【図5】一実施例に設けられている第2の搬送ベルトに
係わる従動プーリ支持構造とセンサ機構の構造を示す要
部断面図及び要部平面図である。
【図6】一実施例のベルトコンベア機構に設けられてい
る揺動杆と抑留部材の形状・配置を説明するための要部
斜視図である。
【図7】抑留部材の機能を説明するための説明図であ
る。
【図8】ベルトコンベア機構の異常検出及び解除制御を
行う制御回路の構成と動作を説明するための回路図及び
タイミングチャートである。
【符号の説明】
A…硬貨投入口、G…返却機構、P…返却用受皿、V…
ベルトコンベア機構、1…第1の搬送ベルト、2…第2
の搬送ベルト、3…駆動プーリ、4〜11,13,14
…従動プーリ、12,15…キャプスタンローラ、1
6、16’…落下規制板、17,20…支軸、18,1
8’,19,19’…ベアリング、21…延設部、22
…羽板、23…発光素子、24…受光素子、25…光学
センサ、26…揺動杆、27…スプリング、28…抑留
部材、29,29’…連設板、30…周波数検出部、3
1…異常判断部、32…モータ駆動部、M…駆動モー
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨投入部から投入された硬貨の真偽判
    定及び金種弁別処理を行い、偽貨判定などの異常状況の
    発生に伴う投入物や釣銭などの返却すべき物を上記硬貨
    投入部の近傍に設けられた返却部を介して行う硬貨処理
    装置において、 前記返却部よりも下方に水平配置され
    ることにより前記返却すべき物を水平搬送する水平搬送
    部分と、途中から上記返却部方向へ搬送方向を転換させ
    る上方搬送部分とが連続的に布設されて成る第1の搬送
    ベルトと、 上記第1の搬送ベルトの上方搬送部分に沿って布設さ
    れ、且つ上記第1の搬送ベルトと協働して返却すべき物
    を、上記返却部まで挟込み搬送する第2の搬送ベルト
    と、 上記第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトの少なくとも
    一方の搬送速度を逐次検出し、その搬送速度が予め決め
    られた許容速度範囲を逸脱した場合には、第1の搬送ベ
    ルトと第2の搬送ベルトの搬送方向を所定のタイミング
    で正逆転させる制御手段と、 を具備することを特徴とする硬貨処理装置。
JP1993053495U 1993-10-01 1993-10-01 硬貨処理装置 Expired - Lifetime JP2597083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053495U JP2597083Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 硬貨処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053495U JP2597083Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 硬貨処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0725465U true JPH0725465U (ja) 1995-05-12
JP2597083Y2 JP2597083Y2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=12944421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993053495U Expired - Lifetime JP2597083Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 硬貨処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597083Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003334291A (ja) * 2002-03-11 2003-11-25 Olympia:Kk メダル送り出し装置
JP2003334292A (ja) * 2002-03-11 2003-11-25 Olympia:Kk メダル送り出し装置
JP2018112792A (ja) * 2017-01-06 2018-07-19 日本信号株式会社 滑り検知装置
CN114387721A (zh) * 2021-12-14 2022-04-22 南京熊猫电子股份有限公司 一种防止硬币滞留装置及防止硬币滞留的硬币提升装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003334291A (ja) * 2002-03-11 2003-11-25 Olympia:Kk メダル送り出し装置
JP2003334292A (ja) * 2002-03-11 2003-11-25 Olympia:Kk メダル送り出し装置
JP2018112792A (ja) * 2017-01-06 2018-07-19 日本信号株式会社 滑り検知装置
CN114387721A (zh) * 2021-12-14 2022-04-22 南京熊猫电子股份有限公司 一种防止硬币滞留装置及防止硬币滞留的硬币提升装置
CN114387721B (zh) * 2021-12-14 2024-05-10 南京熊猫电子股份有限公司 一种防止硬币滞留装置及防止硬币滞留的硬币提升装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2597083Y2 (ja) 1999-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4521008A (en) Fail safe document dispensing system
US5295675A (en) Sheet handling apparatus having controlled pressure rolls to ensure feeding of a single sheet
US3447655A (en) Bill validator with escrow device
JPH0725465U (ja) 硬貨処理装置
JP3679017B2 (ja) 硬貨釣銭機
JP3390242B2 (ja) 循環式硬貨処理装置
CA1235397A (en) Shared document dispensing system
JPH0671497B2 (ja) 遊技設備
JP2701505B2 (ja) 硬貨選別装置
JP3044893B2 (ja) 硬貨処理装置
JPH0684037A (ja) 硬貨処理機
JPH03171280A (ja) 硬貨選別装置
JPH10228556A (ja) 硬貨搬送装置および硬貨入金処理機の残留硬貨類搬送装置
JPH0450637B2 (ja)
JPH0525022Y2 (ja)
JPH0226274B2 (ja)
JPH08167060A (ja) 搬送処理装置
JPS6319877Y2 (ja)
JPH0116217Y2 (ja)
JP2645661B2 (ja) 貨幣分別装置
JPH082762Y2 (ja) 硬貨選別通路装置
JPH03130893A (ja) 硬貨処理機
JPH08169631A (ja) 紙幣繰出装置
JPH0742010B2 (ja) 遊技設備
JPH0751656Y2 (ja) 金庫式両替機に於ける小径硬貨振り分け機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 10