JPH07255152A - 高速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法 - Google Patents
高速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法Info
- Publication number
- JPH07255152A JPH07255152A JP6069870A JP6987094A JPH07255152A JP H07255152 A JPH07255152 A JP H07255152A JP 6069870 A JP6069870 A JP 6069870A JP 6987094 A JP6987094 A JP 6987094A JP H07255152 A JPH07255152 A JP H07255152A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- speed rotation
- plastic magnet
- rotation motor
- ring
- Prior art date
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高速回転に適するように、プラスチックマグ
ネットの補強を十分行い、かつ磁気効率のある程度のア
ップが行えるような総合的に優れた高速回転用モータの
ロータおよび製造方法を提供する。 【構成】 ロータ50の構成として、モータの軸16に
取付けられる金具をプラスチックマグネット14でイン
サートモールドして一体成形した成形品と、成形時に形
成されたプラスチックマグネット14の内側の円形水平
プレート部分の外端から下方の延びる垂直リング部分の
外壁に圧入された補強用リング52を設ける。また、製
造する工程として、モータの軸16に取付けられる金具
をプラスチックマグネット14でインサートモールドし
て一体成形し、該成形時にプラスチックマグネット14
の内側の円形水平プレート部分と、該円形水平プレート
部分の外端から下方の延びる垂直リング部分を形成し、
前記垂直リング部分の外壁に補強用リング52を圧入す
る。
ネットの補強を十分行い、かつ磁気効率のある程度のア
ップが行えるような総合的に優れた高速回転用モータの
ロータおよび製造方法を提供する。 【構成】 ロータ50の構成として、モータの軸16に
取付けられる金具をプラスチックマグネット14でイン
サートモールドして一体成形した成形品と、成形時に形
成されたプラスチックマグネット14の内側の円形水平
プレート部分の外端から下方の延びる垂直リング部分の
外壁に圧入された補強用リング52を設ける。また、製
造する工程として、モータの軸16に取付けられる金具
をプラスチックマグネット14でインサートモールドし
て一体成形し、該成形時にプラスチックマグネット14
の内側の円形水平プレート部分と、該円形水平プレート
部分の外端から下方の延びる垂直リング部分を形成し、
前記垂直リング部分の外壁に補強用リング52を圧入す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速回転用モータのロ
ータおよび該ロータの製造方法に関し、特に、レーザビ
ームプリンタ(LBP)でレーザビームを高速で走査す
るためにポリゴンミラーを高速で回転するのに適した高
速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法に関
する。
ータおよび該ロータの製造方法に関し、特に、レーザビ
ームプリンタ(LBP)でレーザビームを高速で走査す
るためにポリゴンミラーを高速で回転するのに適した高
速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】それ程の高速回転が要求されていない従
来では、ポリゴンミラー回転用のモータのロータは、一
般に、断面U字状の金属部材の内側にフェライト磁石を
並べて形成されていた。レーザビームプリンタにおける
高速印字のために、ロータの高速回転と高速安定化(立
上がり時間の短縮)が要求されるようになると、回転時
の回転変動との兼ね合いによるが、イナーシャが小さい
ことが要求され、ロータの高速回転の際のイナーシャを
小さくするために、ロータの軽量化が要請され、その結
果、ロータの磁石部分として軽量のプラスチックマグネ
ットを用いるようになってきた。
来では、ポリゴンミラー回転用のモータのロータは、一
般に、断面U字状の金属部材の内側にフェライト磁石を
並べて形成されていた。レーザビームプリンタにおける
高速印字のために、ロータの高速回転と高速安定化(立
上がり時間の短縮)が要求されるようになると、回転時
の回転変動との兼ね合いによるが、イナーシャが小さい
ことが要求され、ロータの高速回転の際のイナーシャを
小さくするために、ロータの軽量化が要請され、その結
果、ロータの磁石部分として軽量のプラスチックマグネ
ットを用いるようになってきた。
【0003】なお、プラスチックマグネットでは、一般
に、プラスチックマグネットの成形条件がプラスチック
マグネットの強度に重要な影響を与えることである。即
ち、成形条件によっては、表面の仕上がり状態が悪くな
り、また成形プラスチックマグネット内にボイド(空
洞)が発生し、または組成の粗密が生じる。これらのこ
とによって、プラスチックマグネットの強度が低下し、
遠心力等の応力に対してプラスチックマグネット部分が
破壊することがある。このため、金属部材による補強が
通常なされるが(なお、金属部材の補強により磁気効率
のアップの同時に図られる)、金属部材の重量を多くす
ると、イナーシャの点から好ましくなく、高速回転に適
さなくなる。以下に従来例のプラスチックマグネットを
用いたモータのロータを説明する。
に、プラスチックマグネットの成形条件がプラスチック
マグネットの強度に重要な影響を与えることである。即
ち、成形条件によっては、表面の仕上がり状態が悪くな
り、また成形プラスチックマグネット内にボイド(空
洞)が発生し、または組成の粗密が生じる。これらのこ
とによって、プラスチックマグネットの強度が低下し、
遠心力等の応力に対してプラスチックマグネット部分が
破壊することがある。このため、金属部材による補強が
通常なされるが(なお、金属部材の補強により磁気効率
のアップの同時に図られる)、金属部材の重量を多くす
ると、イナーシャの点から好ましくなく、高速回転に適
さなくなる。以下に従来例のプラスチックマグネットを
用いたモータのロータを説明する。
【0004】図7、図8、図9は、それぞれ、従来例の
プラスチックマグネットを用いたロータの断面図であ
る。図7において、ロータ10は、中央に孔を持つ金具
12と、プラスチックマグネット14と、軸16を有す
る。金具12とプラスチックマグネット14は、金具1
2をプラスチックマグネット14でインサートモールド
することによって一体に成形されている。軸16は金具
12の中心孔に圧入されることによって固定される。金
具12の上面にはポリゴンミラー18が載せられ、軸1
6に対してワッシャとEリングによって金具12と軸1
6に対して固定される。
プラスチックマグネットを用いたロータの断面図であ
る。図7において、ロータ10は、中央に孔を持つ金具
12と、プラスチックマグネット14と、軸16を有す
る。金具12とプラスチックマグネット14は、金具1
2をプラスチックマグネット14でインサートモールド
することによって一体に成形されている。軸16は金具
12の中心孔に圧入されることによって固定される。金
具12の上面にはポリゴンミラー18が載せられ、軸1
6に対してワッシャとEリングによって金具12と軸1
6に対して固定される。
【0005】プラスチックマグネット14は、内側の円
形の水平プレート部分14aと、その外端から軸16に
平行に下方に延びる垂直リング部分14bと、垂直リン
グ部分14bから前述の水平プレート部分14aに平行
に外方に延びる水平リング部分14cと、水平リング部
分14cの外端から軸16に平行に上方に延びるつば部
分14dと、水平リング部分14cの外端から少し内側
の下面から下方に延びるリング状の垂直突起部分14e
を有する。垂直リング部分14b、水平リング部分14
cおよびつば部分14dによって上部が開口した凹部1
4fが形成されている。この凹部14fは、ポリゴンミ
ラー18が軸16に取付けられた状態で、回転中心線上
に重心がくるように、その内部に例えば接着剤を塗布す
ることにより重り形成して重量のバランスを取るために
用いられる。高速回転において重量のバランスを取るこ
とは、軸16を軸支している軸受(図示せず)に高速回
転の際不当な力を及ぼさないようにして軸受の寿命をで
きるだけ延ばすために重要なことである。なお、つば部
分14dが凹部14fの外方にあるので、ロータが高速
で回転したときの遠心力で接着剤が外方に向かって剥が
れるのが防止される。また、ホール素子20が垂直突起
部分14eに着磁した磁極を感知してロータの回転位置
や回転速度を検出するために垂直突起部分14eの外方
に近接して配置されている。なお、垂直リング部分14
bの外壁は、下方にわずかに広がるテーパ形状である。
また、図示してないが、プラスチックマグネット14の
内側のスペース22には、ロータを駆動する電磁力を発
生するためのコイルが配置されており、また軸16を回
転可能に支持するための軸受が設けられている。
形の水平プレート部分14aと、その外端から軸16に
平行に下方に延びる垂直リング部分14bと、垂直リン
グ部分14bから前述の水平プレート部分14aに平行
に外方に延びる水平リング部分14cと、水平リング部
分14cの外端から軸16に平行に上方に延びるつば部
分14dと、水平リング部分14cの外端から少し内側
の下面から下方に延びるリング状の垂直突起部分14e
を有する。垂直リング部分14b、水平リング部分14
cおよびつば部分14dによって上部が開口した凹部1
4fが形成されている。この凹部14fは、ポリゴンミ
ラー18が軸16に取付けられた状態で、回転中心線上
に重心がくるように、その内部に例えば接着剤を塗布す
ることにより重り形成して重量のバランスを取るために
用いられる。高速回転において重量のバランスを取るこ
とは、軸16を軸支している軸受(図示せず)に高速回
転の際不当な力を及ぼさないようにして軸受の寿命をで
きるだけ延ばすために重要なことである。なお、つば部
分14dが凹部14fの外方にあるので、ロータが高速
で回転したときの遠心力で接着剤が外方に向かって剥が
れるのが防止される。また、ホール素子20が垂直突起
部分14eに着磁した磁極を感知してロータの回転位置
や回転速度を検出するために垂直突起部分14eの外方
に近接して配置されている。なお、垂直リング部分14
bの外壁は、下方にわずかに広がるテーパ形状である。
また、図示してないが、プラスチックマグネット14の
内側のスペース22には、ロータを駆動する電磁力を発
生するためのコイルが配置されており、また軸16を回
転可能に支持するための軸受が設けられている。
【0006】図8において、ロータ30は、中央に孔を
持つ金具12と、鉄板32と、プラスチックマグネット
14と、軸16を有する。金具12、鉄板32およびプ
ラスチックマグネット14は、金具12と鉄板32をプ
ラスチックマグネット14でインサートモールドするこ
とによって一体に成形されている。鉄板32は、図から
明らかなように、プラスチックマグネット14の円形の
水平プレート部分14aの上面の一部と一体となってい
る。この従来例で用いられている鉄板32は、プラスチ
ックマグネット14の補強のためと、磁気効率をアップ
するために用いられている。なお、その他の構成は、図
7の従来例と同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。
持つ金具12と、鉄板32と、プラスチックマグネット
14と、軸16を有する。金具12、鉄板32およびプ
ラスチックマグネット14は、金具12と鉄板32をプ
ラスチックマグネット14でインサートモールドするこ
とによって一体に成形されている。鉄板32は、図から
明らかなように、プラスチックマグネット14の円形の
水平プレート部分14aの上面の一部と一体となってい
る。この従来例で用いられている鉄板32は、プラスチ
ックマグネット14の補強のためと、磁気効率をアップ
するために用いられている。なお、その他の構成は、図
7の従来例と同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0007】図9において、ロータ40は、中央に孔を
持つ金具12と、鉄板42と、プラスチックマグネット
14と、軸16を有する。金具12、鉄板42およびプ
ラスチックマグネット14は、金具12と鉄板42をプ
ラスチックマグネット14でインサートモールドするこ
とによって一体に成形されている。鉄板42は、図から
明らかなように、プラスチックマグネット14の円形の
水平プレート部分14aの上面全体とその外周壁部分と
一体となっている。この従来例で用いられている鉄板3
2は、プラスチックマグネット14の補強のためと、磁
気効率をアップするために用いられている。なお、その
他の構成は、図7の従来例と同様であるので、その詳細
な説明は省略する。
持つ金具12と、鉄板42と、プラスチックマグネット
14と、軸16を有する。金具12、鉄板42およびプ
ラスチックマグネット14は、金具12と鉄板42をプ
ラスチックマグネット14でインサートモールドするこ
とによって一体に成形されている。鉄板42は、図から
明らかなように、プラスチックマグネット14の円形の
水平プレート部分14aの上面全体とその外周壁部分と
一体となっている。この従来例で用いられている鉄板3
2は、プラスチックマグネット14の補強のためと、磁
気効率をアップするために用いられている。なお、その
他の構成は、図7の従来例と同様であるので、その詳細
な説明は省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7のロータの場合、
イナーシャが小さいという利点はあるが、プラスチック
マグネットに補強がなされていないため、高速回転時の
遠心力に対抗するには不十分であり、ロータの破損の恐
れがある。また、補強のための鉄板がないので、磁気効
率のアップは望めない。
イナーシャが小さいという利点はあるが、プラスチック
マグネットに補強がなされていないため、高速回転時の
遠心力に対抗するには不十分であり、ロータの破損の恐
れがある。また、補強のための鉄板がないので、磁気効
率のアップは望めない。
【0009】図8のロータの場合、磁気効率のアップは
解決でき、補強の点ではある程度の解決がなされている
が、十分とはいえない。即ち、金具と鉄板をプラスチッ
クマグネットでインサートモールドすると、鉄板および
金具のような金属とプラスチックマグネットの熱収縮率
が異なるので、成形後、温度に起因する経時変化が生
じ、クラック、ヒケが発生し、プラスチックマグネット
の強度を弱める。また、当然であるが、鉄板を用いてい
るので重量が大きくなり、イナーシャを小さくできな
い。
解決でき、補強の点ではある程度の解決がなされている
が、十分とはいえない。即ち、金具と鉄板をプラスチッ
クマグネットでインサートモールドすると、鉄板および
金具のような金属とプラスチックマグネットの熱収縮率
が異なるので、成形後、温度に起因する経時変化が生
じ、クラック、ヒケが発生し、プラスチックマグネット
の強度を弱める。また、当然であるが、鉄板を用いてい
るので重量が大きくなり、イナーシャを小さくできな
い。
【0010】図9のロータの場合、補強および磁気効率
のアップの点では、図7や図8のロータの場合よりも優
れているが、鉄板の重量が最も重くなるので、イナーシ
ャは大きくなる。このため、LBPで用いるような高速
回転の達成は不可能である。また、金属とプラスチック
マグネットの熱収縮率が異なるので、成形後、温度に起
因する経時変化が生じ、クラック、ヒケが発生し、プラ
スチックマグネットの強度を弱める欠点もある。
のアップの点では、図7や図8のロータの場合よりも優
れているが、鉄板の重量が最も重くなるので、イナーシ
ャは大きくなる。このため、LBPで用いるような高速
回転の達成は不可能である。また、金属とプラスチック
マグネットの熱収縮率が異なるので、成形後、温度に起
因する経時変化が生じ、クラック、ヒケが発生し、プラ
スチックマグネットの強度を弱める欠点もある。
【0011】したがって、本発明の第1の目的は、高速
回転に適するように、イナーシャを小さく維持でき、経
時変化を生じさせないで、プラスチックマグネットの補
強を十分行い、かつ磁気効率のある程度のアップが行え
るような総合的に優れた高速回転用モータのロータを提
供することにある。
回転に適するように、イナーシャを小さく維持でき、経
時変化を生じさせないで、プラスチックマグネットの補
強を十分行い、かつ磁気効率のある程度のアップが行え
るような総合的に優れた高速回転用モータのロータを提
供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、前述のよう
な総合的に優れた高速回転用モータのロータを製造する
製造方法を提供することにある。
な総合的に優れた高速回転用モータのロータを製造する
製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的を達成
するために、本発明は、モータの軸に取付けられる金具
をプラスチックマグネットでインサートモールドして一
体成形した成形品と、成形時に形成されたプラスチック
マグネットの内側の円形水平プレート部分の外端から下
方の延びる垂直リング部分の外壁に圧入された補強用リ
ングとを有することを特徴とする高速回転用モータのロ
ータを採用するものである。なお、補強用リングは、圧
入前にはテーパ状であり、圧入によってテーパ状から水
平方向に平らに変形されることが好ましい。
するために、本発明は、モータの軸に取付けられる金具
をプラスチックマグネットでインサートモールドして一
体成形した成形品と、成形時に形成されたプラスチック
マグネットの内側の円形水平プレート部分の外端から下
方の延びる垂直リング部分の外壁に圧入された補強用リ
ングとを有することを特徴とする高速回転用モータのロ
ータを採用するものである。なお、補強用リングは、圧
入前にはテーパ状であり、圧入によってテーパ状から水
平方向に平らに変形されることが好ましい。
【0014】また、第2の目的を達成するために、本発
明は、モータの軸に取付けられる金具をプラスチックマ
グネットでインサートモールドして一体成形し、該成形
時にプラスチックマグネットの内側の円形水平プレート
部分と、該円形水平プレート部分の外端から下方の延び
る垂直リング部分を形成し、前記垂直リング部分の外壁
に補強用リングを圧入することを特徴とする高速回転用
モータのロータの製造方法を採用するものである。な
お、補強用リングは、圧入前にはテーパ状であり、圧入
によってテーパ状から水平方向に平らに変形されること
が好ましい。
明は、モータの軸に取付けられる金具をプラスチックマ
グネットでインサートモールドして一体成形し、該成形
時にプラスチックマグネットの内側の円形水平プレート
部分と、該円形水平プレート部分の外端から下方の延び
る垂直リング部分を形成し、前記垂直リング部分の外壁
に補強用リングを圧入することを特徴とする高速回転用
モータのロータの製造方法を採用するものである。な
お、補強用リングは、圧入前にはテーパ状であり、圧入
によってテーパ状から水平方向に平らに変形されること
が好ましい。
【0015】
【実施例】次に、本発明の高速回転用モータのロータの
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
ロータの概略断面図であり、図2は、実施例1のロータ
の部分拡大概略断面図である。図1、図2において、ロ
ータ50は、中央に孔を持つ金具12と、プラスチック
マグネット14と、軸16を有する。金具12とプラス
チックマグネット14は、金具12をプラスチックマグ
ネット14でインサートモールドすることによって一体
に成形されている。軸16は金具12の中心孔に圧入さ
れることによって固定される。金具12の上面にはポリ
ゴンミラー18が載せられ、軸16に対してワッシャと
Eリングによって金具12と軸16に対して固定され
る。
ロータの概略断面図であり、図2は、実施例1のロータ
の部分拡大概略断面図である。図1、図2において、ロ
ータ50は、中央に孔を持つ金具12と、プラスチック
マグネット14と、軸16を有する。金具12とプラス
チックマグネット14は、金具12をプラスチックマグ
ネット14でインサートモールドすることによって一体
に成形されている。軸16は金具12の中心孔に圧入さ
れることによって固定される。金具12の上面にはポリ
ゴンミラー18が載せられ、軸16に対してワッシャと
Eリングによって金具12と軸16に対して固定され
る。
【0017】プラスチックマグネット14は、内側の円
形の水平プレート部分14aと、その外端から軸16に
平行に下方に延びる垂直リング部分14bと、垂直リン
グ部分14bから前述の水平プレート部分14aに平行
に外方に延びる水平リング部分14cと、水平リング部
分14cの外端から軸16に平行に上方に延びるつば部
分14dと、水平リング部分14cの外端から少し内側
の下面から下方に延びるリング状の垂直突起部分14e
を有する。垂直リング部分14b、水平リング部分14
cおよびつば部分14dによって上部が開口した凹部1
4fが形成されている。
形の水平プレート部分14aと、その外端から軸16に
平行に下方に延びる垂直リング部分14bと、垂直リン
グ部分14bから前述の水平プレート部分14aに平行
に外方に延びる水平リング部分14cと、水平リング部
分14cの外端から軸16に平行に上方に延びるつば部
分14dと、水平リング部分14cの外端から少し内側
の下面から下方に延びるリング状の垂直突起部分14e
を有する。垂直リング部分14b、水平リング部分14
cおよびつば部分14dによって上部が開口した凹部1
4fが形成されている。
【0018】補強用リング52が凹部14f内に載置さ
れ、垂直リング部分14bの外壁の下端に圧入された状
態でプラスチックマグネット14に取付けられている。
補強用リング52が圧入によって垂直リング部分14b
の外壁の下端に食い込むように取付けられるので、補強
用リング52の抜けが防止される。なお、補強用リング
52の形状、製造方法、プラスチックマグネットへの取
付け方法等については詳細には後述するが、この補強用
リング52は、テーパ状に形成されたものを凹部14f
内にプレスを用いて圧入することによって取付けられ
る。補強用リング52が取付けられた状態では、補強用
リング52の幅方向が水平方向になり、遠心力に対して
十分な長さを持つので、十分にプラスチックマグネット
を補強できる。補強用リング52の材質としては、任意
の適当な金属材料、例えば、SUS、アルミ、真鍮等が
選ばれる。いずれの材質を選ぶかは、場合に応じて、主
に強度や透磁率によって決定される。また、補強用リン
グ52が透磁率を持つ金属材料であるので、磁気効率の
アップの機能も持つ。
れ、垂直リング部分14bの外壁の下端に圧入された状
態でプラスチックマグネット14に取付けられている。
補強用リング52が圧入によって垂直リング部分14b
の外壁の下端に食い込むように取付けられるので、補強
用リング52の抜けが防止される。なお、補強用リング
52の形状、製造方法、プラスチックマグネットへの取
付け方法等については詳細には後述するが、この補強用
リング52は、テーパ状に形成されたものを凹部14f
内にプレスを用いて圧入することによって取付けられ
る。補強用リング52が取付けられた状態では、補強用
リング52の幅方向が水平方向になり、遠心力に対して
十分な長さを持つので、十分にプラスチックマグネット
を補強できる。補強用リング52の材質としては、任意
の適当な金属材料、例えば、SUS、アルミ、真鍮等が
選ばれる。いずれの材質を選ぶかは、場合に応じて、主
に強度や透磁率によって決定される。また、補強用リン
グ52が透磁率を持つ金属材料であるので、磁気効率の
アップの機能も持つ。
【0019】前述の凹部14fは、ポリゴンミラー18
が軸16に取付けられ、またリング52がプラスチック
マグネット14に取付けられた状態で、回転中心線上に
重心がくるように、その内部に例えば接着剤を塗布する
ことにより重り形成して重量のバランスを取るために用
いられる。高速回転において重量のバランスを取ること
は、軸16を軸支している軸受(図示せず)に高速回転
の際不当な力を及ぼさないようにして軸受の寿命をでき
るだけ延ばすために重要なことである。なお、つば部分
が凹部の外側にあるので、ロータが高速で回転したとき
の遠心力で接着剤が外方に向かって剥がれるのが防止さ
れる。また、ホール素子20が垂直突起部分14eに着
磁した磁極を感知してロータの回転位置や回転速度を検
出するために垂直突起部分14eの外方に近接して配置
されている。なお、垂直リング部分14bの外壁は、下
方にわずかに広がるテーパ形状である。
が軸16に取付けられ、またリング52がプラスチック
マグネット14に取付けられた状態で、回転中心線上に
重心がくるように、その内部に例えば接着剤を塗布する
ことにより重り形成して重量のバランスを取るために用
いられる。高速回転において重量のバランスを取ること
は、軸16を軸支している軸受(図示せず)に高速回転
の際不当な力を及ぼさないようにして軸受の寿命をでき
るだけ延ばすために重要なことである。なお、つば部分
が凹部の外側にあるので、ロータが高速で回転したとき
の遠心力で接着剤が外方に向かって剥がれるのが防止さ
れる。また、ホール素子20が垂直突起部分14eに着
磁した磁極を感知してロータの回転位置や回転速度を検
出するために垂直突起部分14eの外方に近接して配置
されている。なお、垂直リング部分14bの外壁は、下
方にわずかに広がるテーパ形状である。
【0020】次に、図3を参照して、本発明のロータの
製造方法を説明する。最初に、図3(a)に示すような
形状の上部ダイ60および下部ダイ62を持つプレスを
用いて、プレートから平らなリングを打ち抜いて形成す
る(図3(a)で示すリング52は形成後のものであ
る)。次に、図3(b)に示すような形状の上部ダイ6
4および下部ダイ66を持つプレスを用いて、平らなリ
ングをテーパ状に変形して補強用リングを形成する。次
いで、図3(c)に示すように、手によって、テーパ状
の補強用リング52を、別途成形により形成した図1で
示す形状の金具とプラスチックマグネットの一体成形品
の凹部に載置する。次いで、図3(d)に示すような形
状の上部ダイ68、下部ダイ70を持つプレスを用いて
テーパ状の補強用リング52を平らに変形させると共
に、プラスチックマグネットの垂直リング部分の外壁の
下端に圧入する。その後は、従来例と同様に、ポリゴン
ミラーを取付け、接着剤の重りを塗布して重量のバラン
スを取る。
製造方法を説明する。最初に、図3(a)に示すような
形状の上部ダイ60および下部ダイ62を持つプレスを
用いて、プレートから平らなリングを打ち抜いて形成す
る(図3(a)で示すリング52は形成後のものであ
る)。次に、図3(b)に示すような形状の上部ダイ6
4および下部ダイ66を持つプレスを用いて、平らなリ
ングをテーパ状に変形して補強用リングを形成する。次
いで、図3(c)に示すように、手によって、テーパ状
の補強用リング52を、別途成形により形成した図1で
示す形状の金具とプラスチックマグネットの一体成形品
の凹部に載置する。次いで、図3(d)に示すような形
状の上部ダイ68、下部ダイ70を持つプレスを用いて
テーパ状の補強用リング52を平らに変形させると共
に、プラスチックマグネットの垂直リング部分の外壁の
下端に圧入する。その後は、従来例と同様に、ポリゴン
ミラーを取付け、接着剤の重りを塗布して重量のバラン
スを取る。
【0021】次に、本発明の実施例1と従来例を比較す
るために行った破壊実験の結果を説明する。図4は、破
壊回転数(横軸)に対する破壊率(縦軸)を示すグラフ
である。図4から明らかなように、図7で示すような補
強用リング付きでない従来例のロータでは、回転数が約
2万を越えると、破壊するものが現れ、4万回転数付近
で破壊するロータの数が急に上昇する。これに対して、
本発明のロータは、約4万回転数付近まで、破壊するも
のは現れない。したがって、本発明の高速回転用モータ
のロータは約4万回転数まで、安全に使用できる。
るために行った破壊実験の結果を説明する。図4は、破
壊回転数(横軸)に対する破壊率(縦軸)を示すグラフ
である。図4から明らかなように、図7で示すような補
強用リング付きでない従来例のロータでは、回転数が約
2万を越えると、破壊するものが現れ、4万回転数付近
で破壊するロータの数が急に上昇する。これに対して、
本発明のロータは、約4万回転数付近まで、破壊するも
のは現れない。したがって、本発明の高速回転用モータ
のロータは約4万回転数まで、安全に使用できる。
【0022】(実施例2)図5は、本発明のロータの実
施例2を示す概略断面図である。この実施例2では、実
施例1で用いたテーパ状補強用リングをプラスチックマ
グネットに取付けることに代えて、モータの軸方向に長
さのある補強用リング54を用いている。この補強用リ
ング54は、垂直リング部分14bが下方に向かってわ
ずかに広がるテーパ状であるので、ロータの垂直リング
部分14bに圧入されることによって取付けられる。こ
の実施例2の補強用リング54は、実施例1の補強用リ
ング52よりも、強度上は劣るが、磁化効率アップの点
では優れている。
施例2を示す概略断面図である。この実施例2では、実
施例1で用いたテーパ状補強用リングをプラスチックマ
グネットに取付けることに代えて、モータの軸方向に長
さのある補強用リング54を用いている。この補強用リ
ング54は、垂直リング部分14bが下方に向かってわ
ずかに広がるテーパ状であるので、ロータの垂直リング
部分14bに圧入されることによって取付けられる。こ
の実施例2の補強用リング54は、実施例1の補強用リ
ング52よりも、強度上は劣るが、磁化効率アップの点
では優れている。
【0023】必要に応じて、実施例1または実施例2の
いずれかの補強用リングを選択的に用いることができ
る。
いずれかの補強用リングを選択的に用いることができ
る。
【0024】最後に、本発明のモータ全体とモータを取
付けているプリント基板の詳細な断面を図6に示す。符
号100は、モータ全体を示し、102は、それを取付
けているプリント基板を示す。実施例1のリング52
(図示せず)または実施例2の54(図示せず)は、凹
部14f内に載置された状態で前述のようにプラスチッ
クマグネット14に取付けられる。また、符号104は
コイルを示す。
付けているプリント基板の詳細な断面を図6に示す。符
号100は、モータ全体を示し、102は、それを取付
けているプリント基板を示す。実施例1のリング52
(図示せず)または実施例2の54(図示せず)は、凹
部14f内に載置された状態で前述のようにプラスチッ
クマグネット14に取付けられる。また、符号104は
コイルを示す。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ると、イナーシャを小さく維持でき、経時変化を生じさ
せないで、プラスチックマグネットの補強を十分行い、
かつ磁気効率のある程度のアップが行えるような総合的
に優れた高速回転用モータのロータが得られる。また、
そのような総合的に優れた高速回転用モータのロータの
製造方法が得られる。
ると、イナーシャを小さく維持でき、経時変化を生じさ
せないで、プラスチックマグネットの補強を十分行い、
かつ磁気効率のある程度のアップが行えるような総合的
に優れた高速回転用モータのロータが得られる。また、
そのような総合的に優れた高速回転用モータのロータの
製造方法が得られる。
【図1】図1は、本発明の実施例1のロータの概略断面
図である。
図である。
【図2】図2は、実施例1のロータの部分拡大概略断面
図である。
図である。
【図3】図3は、ロータの製造工程を説明するための図
である。
である。
【図4】図4は、実験における破壊回転数(横軸)に対
する破壊率(縦軸)を示すグラフである。
する破壊率(縦軸)を示すグラフである。
【図5】図5は、本発明の実施例2のロータの概略断面
図である。
図である。
【図6】図6は、本発明の高速回転用モータの全体を示
す詳細断面図である。
す詳細断面図である。
【図7】図7は、従来例のモータのロータを示す概略断
面図である。
面図である。
【図8】図8は、他の従来例のモータのロータを示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図9】図9は、さらに他の従来例のモータのロータを
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
50 高速回転用モータのロータ 12 金具 14 プラスチックマグネット 16 軸 18 ポリゴンミラー 20 ホール素子 22 内部スペース 52 リング(実施例1) 54 リング(実施例2) 100 モータ 102 プリント基板 104 コイル
Claims (7)
- 【請求項1】 モータの軸に取付けられる金具をプラス
チックマグネットでインサートモールドして一体成形し
た成形品と、成形時に形成されたプラスチックマグネッ
トの内側の円形水平プレート部分の外端から下方の延び
る垂直リング部分の外壁に圧入された補強用リングとを
有することを特徴とする高速回転用モータのロータ。 - 【請求項2】 請求項1記載の高速回転用モータのロー
タにおいて、前記補強用リングは、圧入前にはテーパ状
であり、圧入によってテーパ状から水平方向に平らに変
形されることを特徴とする高速回転用モータのロータ。 - 【請求項3】 請求項2記載の高速回転用モータのロー
タにおいて、前記プラスチックマグネットは前記垂直リ
ング部分から外方に水平に延びる水平リング部分と該水
平リング部分から上方に延びるつば部分から形成された
凹部をさらに有し、該凹部の底部に前記補強用リングが
載置されることを特徴とする高速回転用モータのロー
タ。 - 【請求項4】 請求項1記載の高速回転用モータのロー
タにおいて、前記補強用リングは、モータの軸方向に幅
を持ち、その内側が前記垂直リング部分に当接するよう
に圧入されることを特徴とする高速回転用モータのロー
タ。 - 【請求項5】 モータの軸に取付けられる金具をプラス
チックマグネットでインサートモールドして一体成形
し、該成形時にプラスチックマグネットの内側の円形水
平プレート部分と、該円形水平プレート部分の外端から
下方の延びる垂直リング部分を形成し、前記垂直リング
部分の外壁に補強用リングを圧入することを特徴とする
高速回転用モータのロータの製造方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の高速回転用モータのロー
タの製造方法において、前記補強用リングを、プレート
からプレス加工によってリングを打抜き、該打ち抜いた
リングをプレス加工によってテーパ状に形成することに
よって作成することを特徴とする高速回転用モータのロ
ータの製造方法。 - 【請求項7】 請求項5記載の高速回転用モータのロー
タの製造方法において、前記垂直リング部分の外壁に補
強用リングを圧入する際、補強用リングをテーパ状から
水平方向に平らに変形させることを特徴とする高速回転
用モータのロータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069870A JPH07255152A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 高速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069870A JPH07255152A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 高速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255152A true JPH07255152A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13415267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6069870A Pending JPH07255152A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 高速回転用モータのロータおよび該ロータの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255152A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104135101A (zh) * | 2014-07-14 | 2014-11-05 | 刘军 | 无刷塑胶电机及其制造方法 |
| CN104795945A (zh) * | 2015-04-23 | 2015-07-22 | 广州先导自控专用设备有限公司 | 磁瓦库装置 |
| WO2018188549A1 (zh) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 桂林智神信息技术有限公司 | 一种电机外壳 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6069870A patent/JPH07255152A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104135101A (zh) * | 2014-07-14 | 2014-11-05 | 刘军 | 无刷塑胶电机及其制造方法 |
| CN104795945A (zh) * | 2015-04-23 | 2015-07-22 | 广州先导自控专用设备有限公司 | 磁瓦库装置 |
| WO2018188549A1 (zh) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 桂林智神信息技术有限公司 | 一种电机外壳 |
| US11218047B2 (en) | 2017-04-11 | 2022-01-04 | Guilin Zhishen Information Technology Co., Ltd. | Plastic motor for handheld stabilizer |
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