JPH07256420A - 連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置 - Google Patents

連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置

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JPH07256420A
JPH07256420A JP5606594A JP5606594A JPH07256420A JP H07256420 A JPH07256420 A JP H07256420A JP 5606594 A JP5606594 A JP 5606594A JP 5606594 A JP5606594 A JP 5606594A JP H07256420 A JPH07256420 A JP H07256420A
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JP
Japan
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molten metal
piston rod
mold
hydraulic cylinder
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JP5606594A
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English (en)
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Toru Matsuura
松浦  徹
Shoji Miki
尚司 三木
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドバルブとそのバルブ開度調節用の油
圧シリンダのピストンロッドとの間に存在する機械的ガ
タを、湯面レベル変化を乱すバルジング現象のない鋳造
初期において油圧シリンダの作動による鋳型内の湯面レ
ベル変化に基づき正確に求め、この機械的ガタを自動補
正して油圧シリンダを作動させることで鋳型内の湯面レ
ベルを精度良く迅速に目標湯面レベルに保持させるこ
と。 【構成】 鋳造初期において、油圧シリンダ11のピス
トンロッドを一定設定移動量動作させ、しかる後に一定
設定時間経過後に元に戻すように動作させたときの湯面
レベル変化速度の変化量と、鋳型断面積及び浸漬ノズル
内を流れる溶鋼の流量係数とから、湯面レベル変化に寄
与したピストンロッド有効移動量を求め、この有効移動
量と前記設定移動量である実際のピストンロッド移動量
とから、機械的ガタを求めるガタ補正値演算部31を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄鋼業での連続鋳造
機における鋳型内湯面レベル制御装置に関するものであ
って、鋳型内に注入する溶鋼量を調節するスライドバル
ブとそのバルブ開度調節用の油圧シリンダのピストンロ
ッドとの間に存在する機械的ガタを鋳造中に求め、油圧
シリンダをその作動方向が変化するときには前記機械的
ガタ分だけ余分に作動させて、鋳型内の湯面レベル(溶
鋼のレベル)をその目標湯面レベルに保持させるべく制
御するようにした、連続鋳造機における鋳型内湯面レベ
ル制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の鋳型内湯面レベル制御装
置として特開平4−251646号公報に示されている
ようなものがあり、以下、これを図面を参照しながら説
明する。図6は連続鋳造機に備えられた従来の鋳型内湯
面レベル制御装置の構成を示す図である。
【0003】図6において、51は溶鋼鍋であり、この
溶鋼鍋51の下方に設置されたタンディッシュ52の下
面には、タンディッシュ52の溶鋼流出孔と同口径の円
形貫通孔を有するボトムプレート53が固着されてい
る。このボトムプレート53の下方の所定間隔を隔てた
位置には、溶鋼流出孔と同口径の円形貫通孔を有するシ
ールプレート54が配設され、さらに、両プレート5
3,54の間に、タンディッシュ52の溶鋼流出孔と同
口径の円形貫通孔が設けられたスライドバルブ55が介
装されている。スライドバルブ55は、タンディッシュ
52から浸漬ノズル57を介して鋳型56内に注入され
て鋳片Sとなる溶鋼量を調節するためのもので、後述す
る鋳型内湯面レベル制御装置によって鋳型56内の湯面
レベルを目標湯面レベルに保持させるようにその円形貫
通孔の開度を修正・調節されるものである。
【0004】そして従来の鋳型内湯面レベル制御装置の
構成を説明すると、タンディッシュ52の側面には上ブ
ラケット52aが固着され、この上ブラケット52aに
油圧シリンダ11が取り付けられている。また、上ブラ
ケット52aより下方のタンディッシュ側面には下ブラ
ケット52bが固着され、この下ブラケット52bにリ
ンク12が揺動自在に取り付けられ、このリンク12の
一端側に、油圧シリンダ11のピストンロッド11aが
ピン連結されている。さらにリンク12の他端側は、連
結ロッド13を介してスライドバルブ55に連結されて
いる。また、14はピストンロッド11aの位置(変
位)を検出するための差動トランスであり、その本体が
図示しない支持部材により油圧シリンダ11等に固定さ
れるとともに、その棒状コアがピストンロッド11aと
ともに移動され、ピストンロッド11aの位置に応じて
電圧信号を出力するようになっている。15は鋳型56
内の湯面レベルを検出するための渦電流式、あるいは電
極追従式等からなるレベル計、15aはそのレベル計1
5の増幅器である。
【0005】16は増幅器15aを介したレベル計15
の出力(レベル検出結果)に移動平均処理を施してレベ
ル検出結果にのる2次的な振動成分を除去して実際のレ
ベル変化成分を出力する移動平均処理部、17は目標湯
面レベルを設定するための目標湯面レベル設定器、18
は増幅器15a及び移動平均処理部16を介して入力さ
れたレベル計15の出力と目標湯面レベル設定器17の
出力との偏差をPID演算回路等によって演算し両出力
の差に応じた値MVを出力するバルブ開度指令部であ
る。
【0006】19はスライドバルブ55と油圧シリンダ
11のピストンロッド11aとの間に存在する機械的ガ
タを鋳造中にガタ補正値として後述する手順により求
め、それを示すガタ補正出力を出力するガタ補正値演算
部である。20はガタ補正制御部であって、油圧シリン
ダ11を作動させる方向をバルブ開度指令部18の出力
MVに基づいて判別し、シリンダ制御部24にバルブ開
度修正出力として、油圧シリンダ11の作動方向を変化
させるときには、バルブ開度指令部18の出力MVとガ
タ補正出力(ガタ補正値)との和を出力し、作動方向が
前回と同じときには、バルブ開度指令部18の出力MV
をそのまま出力するものである。
【0007】前記シリンダ制御部24は、サーボアンプ
21とサーボ弁22及び油圧ユニット23から構成され
ており、ガタ補正制御手段20からのバルブ開度修正出
力と位置決め制御のために用いられる差動トランス14
の出力とを入力とし、バルブ開度修正出力に応じて、鋳
型56内の湯面レベルを目標湯面レベルに保持させるよ
うに油圧シリンダ11の作動を制御するためのものであ
る。
【0008】このように構成される従来の鋳型内湯面レ
ベル制御装置では、図7に示すような、レベル計15で
検出される湯面レベルPVと、油圧シリンダ開度、つま
りバルブ開度指令部18の出力MVとの制御遅れに着目
して、ガタ補正値を求めるようにしている。つまり、油
圧シリンダ11の作動方向(ピストンロッド11aの移
動方向)が変化してから、その作動方向変化に伴って実
際に湯面レベルPVの変化(変動)方向が変化するまで
のピストンロッド11aの移動量は、スライドバルブ5
5とピストンロッド11aとの間に存在する機械的ガタ
にほぼ等しいことに着目したものである。
【0009】そこで、ガタ補正値演算部19において
は、図7に示すように、バルブ開度指令部18の出力M
Vがこの例では極小になった時点の第1出力値MV
1 と、その後、湯面レベルPVが極小になった時点のバ
ルブ開度指令部18の出力である第2出力値MV2 との
差を、前記機械的ガタとみなし、ガタ補正値=MV2
MV 1 の演算によりガタ補正値を求めるようにしてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述した、油圧
シリンダの作動による湯面レベル変化に基づき前記機械
的ガタを求めるようにした従来の鋳型内湯面レベル制御
装置では、鋳造中において機械的ガタを求める時期が考
慮されておらず、鋳型直下における鋳片にバルジング現
象が発生したときには、スライドバルブ開度調節用の油
圧シリンダの作動に関係なく湯面レベルが谷や山ができ
るように変化することになるため、機械的ガタを正確に
求めることができず、湯面レベルの制御精度が悪くなる
という問題があった。
【0011】この発明は、鋳型内に注入する溶鋼量を調
節するスライドバルブとそのバルブ開度調節用の油圧シ
リンダのピストンロッドとの間に存在する機械的ガタ
を、鋳造初期において油圧シリンダの作動による湯面レ
ベル変化に基づいて求めるようにすることにより、湯面
レベル変化の乱れを招くバルジング現象等の外乱による
誤差の発生をなくして前記機械的ガタを正確に求めるこ
とができ、これによって油圧シリンダをその作動方向が
変化するときには前記機械的ガタ分だけ余分に作動させ
ることで鋳型内の湯面レベルを精度良く迅速に目標湯面
レベルに保持させることができるようにした、連続鋳造
機における鋳型内湯面レベル制御装置の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明による連続鋳造機における鋳型内湯面レ
ベル制御装置は、タンディッシュから浸漬ノズルを介し
て鋳型内に注入する溶鋼量を調節するためのスライドバ
ルブの開度をピストンロッドを伸縮させて調節する油圧
シリンダと、鋳型内の湯面レベルを検出するレベル計
と、このレベル計の検出結果と目標湯面レベルとの偏差
を求め、その偏差に応じた値を出力するバルブ開度指令
部と、前記スライドバルブと前記ピストンロッドとの間
に存在する機械的ガタを鋳造中にガタ補正値として求
め、これをガタ補正出力として出力するガタ補正値演算
部、バルブ開度修正出力として、前記油圧シリンダの作
動方向を変化させるときには、前記バルブ開度指令部の
出力と前記ガタ補正出力との和を出力し、作動方向が前
回と同じときには、前記バルブ開度指令部の出力をその
まま出力するガタ補正制御部とを備え、前記バルブ開度
修正出力に応じて前記油圧シリンダを作動させて鋳型内
の湯面レベルをその目標湯面レベルに保持させるように
制御する連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置
において、前記ガタ補正値演算部は、鋳造初期におい
て、前記ピストンロッドを一定設定移動量動作させ、し
かる後に一定設定時間経過後に元に戻すように動作させ
たときの湯面レベル変化速度の変化量と、予め与えられ
ている鋳型断面積及び浸漬ノズル内を流れる溶鋼の流量
係数とから、湯面レベル変化に寄与したピストンロッド
有効移動量を求め、このピストンロッド有効移動量と前
記設定移動量である実際のピストンロッド移動量とか
ら、機械的ガタをこれ以後の鋳造終了まで用いるガタ補
正値として求めるものであることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明による鋳型内湯面レベル制御装置で
は、鋳型内に注入する溶鋼量を調節するスライドバルブ
とそのバルブ開度調節用の油圧シリンダのピストンロッ
ドとの間に存在する機械的ガタを、鋳造中における油圧
シリンダの作動による湯面レベル変化に基づき求めるに
際し、目標鋳造速度に達する前の時期、すなわち鋳造初
期において機械的ガタを求めるようにしたので、湯面レ
ベル変化の乱れを招くバルジング現象等の外乱による誤
差の発生をなくして機械的ガタを正確に求めることがで
きる。
【0014】前記機械的ガタ(ガタ補正値)は次のよう
にして求められる。機械的ガタが存在する状態で、スラ
イドバルブ開度調節用の油圧シリンダを作動させてその
ピストンロッドを予め設定した一定移動量変化させた場
合、ピストンロッドの移動量ΔY(mm)、機械的ガタ
G(mm)、及び湯面レベル変化に寄与したピストンロ
ッド有効移動量ΔYE (mm)には、下式の関係があ
る。
【0015】ΔY=G+ΔYE
【0016】そして、ピストンロッドを一定設定移動量
ΔY動作させ、しかる後に一定設定時間経過後に元に戻
すように動作させた場合、単位時間における鋳型内溶鋼
変化量と単位時間における浸漬ノズル流出溶鋼変化量と
が等しくなることから、下式が成立する。
【0017】ΔV×AM =KF ×(ΔY−G) …
【0018】ここで、ΔVはピストンロッドを一定設定
移動量ΔY動作させ、しかる後に一定設定時間経過後に
元に戻すように動作させたときの湯面レベル変化速度の
変化量(mm/s)、AM は鋳型断面積(mm2 )、K
F は浸漬ノズル内を流れる溶鋼の流量係数(mm3
(s・mm))である。前記式及び式より、機械的
ガタG(ガタ補正値)は下式にて求められる。
【0019】 G=ΔY−ΔYE =ΔY−(ΔV×AM )/KF
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は連続鋳造機に備えられたこの
発明の一実施例による鋳型内湯面レベル制御装置の構成
を示す図である。ここでこの実施例では、前記図6に示
される従来の鋳型内湯面レベル制御装置と同一または相
当部分には図6と同一の符号を付してその説明を省略す
る。なお、油圧シリンダ11としてステッピングシリン
ダを用いるようにしてもよい。
【0021】図1において、31はガタ補正値演算部で
あり、マイクロプロセッサと入出力インターフェース及
び制御プログラムが記憶されたメモリを有するマイクロ
コンピュータで構成されている。このガタ補正値演算部
31は、鋳造初期に、スライドバルブ55と油圧シリン
ダ11のピストンロッド11aとの間に存在する機械的
ガタをガタ補正値として後述する手順により求め、それ
を示すガタ補正出力をガタ補正制御部32に出力するも
のである。ガタ補正制御部32は、マイクロコンピュー
タで構成されており、ガタ補正値演算部31によって求
めたガタ補正値を鋳造終了まで用いるため記憶してお
き、油圧シリンダ11を作動させる方向をバルブ開度指
令部18の出力に基づいて判別し、シリンダ制御部24
にバルブ開度修正出力として、油圧シリンダ11の作動
方向を変化させるときには、バルブ開度指令部18の出
力と前記ガタ補正出力(ガタ補正値)との和を出力し、
作動方向が前回と同じときには、バルブ開度指令部18
の出力をそのまま出力するものである。
【0022】次に、このように構成される鋳型内湯面レ
ベル制御装置の動作を図面を参照しながら以下に説明す
る。図2は機械的ガタを求める場合の油圧シリンダのピ
ストンロッドの動作タイミングとそのピストンロッドの
移動による湯面レベル変化の様子を説明するための図、
図3はガタ補正値演算部によるガタ補正値を求める手順
の一例を示すフローチャートであって、そのステップP
1〜ステップP7の部分を示すフローチャート、図4は
そのステップP8〜ステップP13の部分を示すフロー
チャート、図5はそのステップP14〜ステップP18
の部分を示すフローチャートである。
【0023】鋳造開始後、鋳造速度(鋳片引き抜き速
度)がしだいに増速されて、その値がこの実施例では目
標鋳造速度の1/2(1.0m/min以下)に定めら
れた速度設定値に達すると(ステップP1)、機械的ガ
タ(ガタ補正値)を求めるために、短時間の間、鋳片引
き抜き速度が前記速度設定値に保持される。この期間
は、鋳片の全長が3〜5m程度であり、鋳造速度が小さ
いこともあってバルジング現象が極めて起こりにくい期
間である。なお、前記速度設定値に保持されるときまで
は、機械的ガタの補正を施さない一般の湯面レベル制御
が行われるようになっている。そして、鋳造速度が前記
速度設定値になると、ガタ補正値演算部31は、シリン
ダ制御部24のサーボアンプ21に指令信号を与えてス
ライドバルブ55の開度を一定値に保持させ(ステップ
P2)、その時点におけるレベル計15によって得られ
る湯面レベル初期値L0 を読み込む(ステップP3)。
【0024】スライドバルブ55の開度を一定値に保持
した時点から時間Tだけ経過した時点におけるレベル計
15によって得られる湯面レベル値L0'を読み込む(ス
テップP4)。この時間Tは、スライドバルブ55の開
度変化が湯面レベル変化として現れるまでの遅れ時間で
あって、実験により求めて定められるものである。そし
て、スライドバルブ55の開度を一定値に保持した時点
から一定設定時間Δt経過した時点におけるレベル計1
5によって得られる湯面レベル値L1 を読み込む(ステ
ップP5)。
【0025】前記湯面レベル値L1 と湯面レベル初期値
0 との差(L1 −L0 )を求め、その差の値の符号に
基づき油圧シリンダ11の作動方向を定める(ステップ
P6)。前記差の値が正なら、油圧シリンダ11の作動
方向をスライドバルブ55のバルブ開度が小さくなるよ
うに定め、図2に示すように、前記差の値が正なら、油
圧シリンダ11の作動方向をスライドバルブ55のバル
ブ開度が大きくなるように定める。
【0026】次いでステップP7で、データ数を表すn
の値をn=1にセットする。そして、図2に示すよう
に、一定設定時間Δt経過した時、バルブ開度が大きく
なるようピストンロッド11aを一定設定移動量ΔYだ
け動作させる(ステップP8)。次いで、ピストンロッ
ド11aを移動量ΔYだけ動作させた時点から時間Tだ
け経過した時点におけるレベル計15によって得られる
湯面レベル値L1'を読み込む(ステップP9)。
【0027】前記一定設定時間Δtと前記湯面レベル値
1'及びL0'から、V1 =(L1'−L0')/Δtによ
り、湯面レベル変化速度V1 を求める(ステップP1
0)。次いで、ピストンロッド11aを前記移動量ΔY
だけ動作させた時点から一定設定時間Δtだけ経過した
時、その時点よりバルブ開度が小さくなるようにピスト
ンロッド11aを一定設定移動量である−ΔYだけ動作
させ(ステップP11)、この−ΔYだけピストンロッ
ド11aを動作させた時点から時間Tだけ経過した時点
におけるレベル計15によって得られる湯面レベル値L
2'を読み込む(ステップP12)。
【0028】そして、前記一定設定時間Δtと前記湯面
レベル値L2'及びL1'から、V2 =(L2'−L1')/Δ
tにより、湯面レベル変化速度V2 を求める(ステップ
P13)。この湯面レベル変化速度V2 とステップP1
0で求めた湯面レベル変化速度V1 とから、ΔV1 =V
2 −V1 より、湯面レベル変化速度の変化量ΔV1 を求
める(ステップP14)。
【0029】前記求めた湯面レベル変化速度の変化量Δ
1 と予め与えられている鋳型断面積AM 及び浸漬ノズ
ル57内を流れる溶鋼の流量係数KF から、G1 =ΔY
−(ΔV1 ×AM )/KF により、機械的ガタG1 (ガ
タ補正値)を求める(ステップP15)。ここで、前記
流量係数KF は、油圧シリンダ11のピストンロッド1
1aが単位長さ変化したときのスライドバルブ55を介
して鋳型56内へ流れ込む溶鋼量であり、KF =vN ×
(dAN /dY)で表される。ここで、vN は浸漬ノズ
ル57内での溶鋼速度、AN は浸漬ノズル57の断面積
である。そして、スライドバルブ55を介して鋳型56
内へ流れ込む溶鋼量と、鋳片として鋳片引き抜き速度v
C で引き抜かれる量とがつりあうことから、vN ×AN
=vC ×AM で表されるつりあい式が成立する。したが
って、vN =(vC ×AM )/A N から、流量係数KF
は、KF =AM ×(vC /AN )×(dAN /dY)で
求められるものである。
【0030】機械的ガタG1 (ガタ補正値)が得られる
と、この実施例では機械的ガタを求めることを3回行っ
てその平均値GA を得るようにするため、ステップP1
6でn=n+2の操作を行い、ステップP17でnの値
が6より小さいか否かを判定することで、機械的ガタの
データが3個得られたか否かを判定する。ステップP1
7でYESの場合にはステップP8に戻り、NOの場合
には、ステップP18に進んで前記機械的ガタGA が求
められる。この機械的ガタGA がガタ補正出力としてガ
タ補正制御部32へ与えられる。そして、機械的ガタ
(ガタ補正値)が得られたので、鋳片引き抜き速度を前
述した速度設定値に保持させるようにしたことが、解除
されるようになっている。
【0031】このようにして鋳造初期においてガタ補正
値演算部31により機械的ガタGA(ガタ補正値)が求
められ、これがガタ補正出力GA としてがガタ補正制御
部32へ与えられる。ガタ補正出力GA を受けてガタ補
正制御部32は、これを鋳造終了まで用いるため記憶
し、シリンダ制御部24のサーボアンプ21にバルブ開
度修正出力として、油圧シリンダ11の作動方向を変化
させるときには、バルブ開度指令部18の出力MVn
ガタ補正出力GA (ガタ補正値)との和を出力し、作動
方向が前回と同じときには、バルブ開度指令部18の出
力MVn をそのまま出力する。なお、油圧シリンダ11
の作動方向の判別については、従来技術と同様にして、
所定サンプリング間隔ごとにバルブ開度指令部18の出
力MVn を読み込み、今回の読み込まれた出力MVn
前回読み込まれたMVn-1 との積の符号から、油圧シリ
ンダ11を今回作動させる方向が判別されるようになさ
れている。
【0032】以上の結果、鋳型内に注入する溶鋼量を調
節するスライドバルブとそのバルブ開度調節用の油圧シ
リンダのピストンロッドとの間に存在する機械的ガタ
を、目標鋳造速度に達する前の鋳造初期において前記油
圧シリンダの作動による湯面レベル変化に基づいて求め
るようにしたものであるから、湯面レベル変化の乱れを
招くバルジング現象等の外乱による誤差の発生をなくし
て前記機械的ガタを正確に求めることができる。これに
より、前記油圧シリンダをその作動方向が変化するとき
には前記機械的ガタ分だけ余分に作動させることで鋳型
内の湯面レベルを精度良く迅速に目標湯面レベルに保持
させることができて、とりわけバルジング現象の発生し
易い広幅スラブ用連続鋳造機においてその鋳片品質の向
上に寄与することができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による連続
鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置によると、鋳
型内に注入する溶鋼量を調節するスライドバルブとその
バルブ開度調節用の油圧シリンダのピストンロッドとの
間に存在する機械的ガタを、目標鋳造速度に達する前の
鋳造初期において前記油圧シリンダの作動による湯面レ
ベル変化に基づいて求めるようにしたものであるから、
湯面レベル変化の乱れを招くバルジング現象等の外乱に
よる誤差の発生をなくして前記機械的ガタを正確に求め
ることができる。これにより、前記油圧シリンダをその
作動方向が変化するときには前記機械的ガタ分だけ余分
に作動させることで鋳型内の湯面レベルを精度良く迅速
に目標湯面レベルに保持させることができて、とりわけ
バルジング現象の発生し易い広幅スラブ用連続鋳造機に
おいてその鋳片品質の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造機に備えられたこの発明の一実施例に
よる鋳型内湯面レベル制御装置の構成を示す図である。
【図2】この発明に係る図であって、機械的ガタを求め
る場合の油圧シリンダのピストンロッドの動作タイミン
グとそのピストンロッドの移動による湯面レベル変化の
様子を説明するための図である。
【図3】この発明に係るガタ補正値演算部によるガタ補
正値を求める手順の一例を示すフローチャートであっ
て、そのステップP1〜ステップP7の部分を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3に続くステップP8〜ステップP13の部
分を示すフローチャートである。
【図5】図4に続くステップP14〜ステップP18の
部分を示すフローチャートである。
【図6】連続鋳造機に備えられた従来の鋳型内湯面レベ
ル制御装置の構成を示す図である。
【図7】図6に示す従来の鋳型内湯面レベル制御装置に
係る図であって、湯面レベルと油圧シリンダ開度との制
御遅れを説明するための図である。
【符号の説明】
11…油圧シリンダ 11a…ピストンロッド 12…
リンク 13…連結ロッド 14…差動トランス 15
…レベル計 16…移動平均処理部 17…目標湯面レ
ベル設定器 18…バルブ開度指令部 21…サーボア
ンプ 22…サーボ弁 23…油圧ユニット 24…シ
リンダ制御部 31…ガタ補正値演算部32…ガタ補正
制御部 52…タンディッシュ 55…スライドバルブ
57…浸漬ノズル 56…鋳型 S…鋳片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュから浸漬ノズルを介して
    鋳型内に注入する溶鋼量を調節するためのスライドバル
    ブの開度をピストンロッドを伸縮させて調節する油圧シ
    リンダと、鋳型内の湯面レベルを検出するレベル計と、
    このレベル計の検出結果と目標湯面レベルとの偏差を求
    め、その偏差に応じた値を出力するバルブ開度指令部
    と、前記スライドバルブと前記ピストンロッドとの間に
    存在する機械的ガタを鋳造中にガタ補正値として求め、
    これをガタ補正出力として出力するガタ補正値演算部、
    バルブ開度修正出力として、前記油圧シリンダの作動方
    向を変化させるときには、前記バルブ開度指令部の出力
    と前記ガタ補正出力との和を出力し、作動方向が前回と
    同じときには、前記バルブ開度指令部の出力をそのまま
    出力するガタ補正制御部とを備え、前記バルブ開度修正
    出力に応じて前記油圧シリンダを作動させて鋳型内の湯
    面レベルをその目標湯面レベルに保持させるように制御
    する連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置にお
    いて、 前記ガタ補正値演算部は、鋳造初期において、前記ピス
    トンロッドを一定設定移動量動作させ、しかる後に一定
    設定時間経過後に元に戻すように動作させたときの湯面
    レベル変化速度の変化量と、予め与えられている鋳型断
    面積及び浸漬ノズル内を流れる溶鋼の流量係数とから、
    湯面レベル変化に寄与したピストンロッド有効移動量を
    求め、このピストンロッド有効移動量と前記設定移動量
    である実際のピストンロッド移動量とから、機械的ガタ
    をこれ以後の鋳造終了まで用いるガタ補正値として求め
    るものであることを特徴とする連続鋳造機における鋳型
    内湯面レベル制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253490A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Nippon Steel Corp 連続鋳造機のモールド湯面レベル制御装置及び制御方法
JP2014200830A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社神戸製鋼所 連続鋳造機における鋳型内の湯面レベルの制御方法

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