JPH07256471A - 鉄筋の接続方法 - Google Patents
鉄筋の接続方法Info
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- JPH07256471A JPH07256471A JP7125494A JP7125494A JPH07256471A JP H07256471 A JPH07256471 A JP H07256471A JP 7125494 A JP7125494 A JP 7125494A JP 7125494 A JP7125494 A JP 7125494A JP H07256471 A JPH07256471 A JP H07256471A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築あるいは土木工事に使用される鉄筋、特
に太径の鉄筋の接続方法を提供する。 【構成】 鉄筋の接続部にスリーブを取付け、鉄筋とス
リーブの隙間にテルミット剤による溶融金属を流し込む
鉄筋の接続方法において、内面に複数の凸条あるいは凹
溝を有するスリーブの直上にテルミット炉を設ける。好
ましくはテルミット剤はAlと酸化鉄の合計が63〜8
7重量%の他、鉄粉または鉄粒を12〜30重量%含有
させることにより鉄筋の熱損傷を防止する。
に太径の鉄筋の接続方法を提供する。 【構成】 鉄筋の接続部にスリーブを取付け、鉄筋とス
リーブの隙間にテルミット剤による溶融金属を流し込む
鉄筋の接続方法において、内面に複数の凸条あるいは凹
溝を有するスリーブの直上にテルミット炉を設ける。好
ましくはテルミット剤はAlと酸化鉄の合計が63〜8
7重量%の他、鉄粉または鉄粒を12〜30重量%含有
させることにより鉄筋の熱損傷を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築あるいは土木工事に
使用される鉄筋の接続方法に関するものである。
使用される鉄筋の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋はコンクリート構造物の強度向上材
として、その多くは軸方向に接続され使用される。接続
方法も重ねて針金で縛る簡単な方法から、ネジ継手、圧
接、溶接、あるいは液相拡散接合等多くの提案、実績が
ある。その簡便な接続方法の1つとして、テルミット溶
接での鉄筋の接続に関する考案が、例えば実公昭41−
12201号公報に提案されている。
として、その多くは軸方向に接続され使用される。接続
方法も重ねて針金で縛る簡単な方法から、ネジ継手、圧
接、溶接、あるいは液相拡散接合等多くの提案、実績が
ある。その簡便な接続方法の1つとして、テルミット溶
接での鉄筋の接続に関する考案が、例えば実公昭41−
12201号公報に提案されている。
【0003】また溶接技術1969年3月号第25頁に
は図3に示すように鉄筋の接続部にスリーブ8を取付
け、別に設けたテルミット炉10から湯道6を通じてス
リーブ8と鉄筋1の間に、テルミット炉でのテルミット
反応による溶融金属を流し込み接続する方法が示されて
いる。しかし、これらのテルミットを用いての接続方法
も準備が煩雑、湯道等の消耗材料の価格も高い等の理由
でほとんど普及していない。
は図3に示すように鉄筋の接続部にスリーブ8を取付
け、別に設けたテルミット炉10から湯道6を通じてス
リーブ8と鉄筋1の間に、テルミット炉でのテルミット
反応による溶融金属を流し込み接続する方法が示されて
いる。しかし、これらのテルミットを用いての接続方法
も準備が煩雑、湯道等の消耗材料の価格も高い等の理由
でほとんど普及していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、構造物
の大型化に伴い、鉄筋も太径の使用が拡大しつつあり、
また労働力不足、特に溶接技能者の不足は顕著である。
このため、溶接の自動化等、高品質で技能不要な接続方
法の開発が望まれている。この点テルミットによる接続
方法は高度な技能が不要等の利点がある。本発明はテル
ミットによる接続方法で、高品質で、かつ消耗材料を低
減する接続方法を提供することを目的としたものであ
る。
の大型化に伴い、鉄筋も太径の使用が拡大しつつあり、
また労働力不足、特に溶接技能者の不足は顕著である。
このため、溶接の自動化等、高品質で技能不要な接続方
法の開発が望まれている。この点テルミットによる接続
方法は高度な技能が不要等の利点がある。本発明はテル
ミットによる接続方法で、高品質で、かつ消耗材料を低
減する接続方法を提供することを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる鉄筋の接
続方法は、鉄筋の接続部にスリーブを取付け、鉄筋とス
リーブの隙間にテルミット剤による溶融金属を流し込む
鉄筋の接続方法において、内面に複数の凸条あるいは凹
溝を有するスリーブの直上にテルミット炉を設け、該テ
ルミット炉におけるテルミット反応による溶融金属で接
続することを特徴とする鉄筋の接続方法である。ここに
おいてテルミット炉は鉄筋が貫通し、鉄筋の周囲を囲む
形状のものであることも特徴とする。またさらにそのテ
ルミット剤はAlと酸化鉄の合計が63〜87重量%、
鉄粉または鉄粒を12〜30重量%を含有することも特
徴とする。
続方法は、鉄筋の接続部にスリーブを取付け、鉄筋とス
リーブの隙間にテルミット剤による溶融金属を流し込む
鉄筋の接続方法において、内面に複数の凸条あるいは凹
溝を有するスリーブの直上にテルミット炉を設け、該テ
ルミット炉におけるテルミット反応による溶融金属で接
続することを特徴とする鉄筋の接続方法である。ここに
おいてテルミット炉は鉄筋が貫通し、鉄筋の周囲を囲む
形状のものであることも特徴とする。またさらにそのテ
ルミット剤はAlと酸化鉄の合計が63〜87重量%、
鉄粉または鉄粒を12〜30重量%を含有することも特
徴とする。
【0006】
【作用】まず、本発明は図1に示すように鉄筋1を突合
せ、これにスリーブ2を付け、このスリーブ下端は溶鋼
が流出しないように耐火材3等で封じる。スリーブ直上
には鉄筋が貫通しその周囲を囲む形式のテルミット炉4
を設け、Al粉と酸化鉄粉を主成分としたテルミット剤
5を燃焼させることで溶融金属ができる。この溶融金属
とスラグ、またガスの分離を行わせる一定時間の滞留を
させた後、テルミット炉底部に設けた止め材を溶融金属
の熱で溶融せしめスリーブと鉄筋の間に溶融金属を注入
する。鉄筋にはコンクリートの接続を強固にするための
突起がある。スリーブの内面にも複数の凹溝、あるいは
凸条を付けることで、より強固な接続ができる。なお、
図2には横向きで接合する場合の事例を示す。側面穴付
きスリーブ7を上部に開口するよう使用し、この直上に
テルミット炉9を設置する。
せ、これにスリーブ2を付け、このスリーブ下端は溶鋼
が流出しないように耐火材3等で封じる。スリーブ直上
には鉄筋が貫通しその周囲を囲む形式のテルミット炉4
を設け、Al粉と酸化鉄粉を主成分としたテルミット剤
5を燃焼させることで溶融金属ができる。この溶融金属
とスラグ、またガスの分離を行わせる一定時間の滞留を
させた後、テルミット炉底部に設けた止め材を溶融金属
の熱で溶融せしめスリーブと鉄筋の間に溶融金属を注入
する。鉄筋にはコンクリートの接続を強固にするための
突起がある。スリーブの内面にも複数の凹溝、あるいは
凸条を付けることで、より強固な接続ができる。なお、
図2には横向きで接合する場合の事例を示す。側面穴付
きスリーブ7を上部に開口するよう使用し、この直上に
テルミット炉9を設置する。
【0007】従来の方法は図3に示したようにテルミッ
ト反応炉10は鉄筋1、スリーブ8とは離れた位置にあ
る。この場合、溶融金属を流す湯道6が必要である。こ
れに対して、本発明はテルミット炉はスリーブの直上に
置くだけで、取付けは簡便で、湯道も不要である。な
お、接続部直上でテルミット反応を行わせる考案(実公
昭41−12201号公報)もあるが、これは溶融接合
を目的としており、本発明と異なる。
ト反応炉10は鉄筋1、スリーブ8とは離れた位置にあ
る。この場合、溶融金属を流す湯道6が必要である。こ
れに対して、本発明はテルミット炉はスリーブの直上に
置くだけで、取付けは簡便で、湯道も不要である。な
お、接続部直上でテルミット反応を行わせる考案(実公
昭41−12201号公報)もあるが、これは溶融接合
を目的としており、本発明と異なる。
【0008】図1に示すように鉄筋を包む形でテルミッ
ト反応を行わせる場合は、テルミット反応で鉄筋そのも
のが溶融する場合がある。そこで、テルミット反応で鉄
筋を損傷させない対策が必要である。テルミット剤に鉄
粉を添加すると反応系を冷却する効果があり、適量添加
することで鉄筋の損傷を防止できる。すなわち、テルミ
ット剤に12〜30%の鉄粉、あるいは鉄粒を添加す
る。鉄粉や鉄粒を12%以上添加すると鉄筋と溶融金属
の間でスラグが固まり鉄筋の損傷を防止する。このとき
鉄筋にレンガ等の耐火材を張付ける、あるいはマグネシ
アクリンカー等を塗布することも煩雑ではあるが、より
鉄筋の損傷を防止できる。しかし、30%を越える鉄粒
の添加はテルミット反応が安定して維持しない。なお、
鉄粒は鉄を主成分とするもので、切削クズ、あるいは溶
鋼を噴射して粒状にしたアトマイズ粒、あるいは酸化物
からの還元鉄粉等で、必要によってはC,Si,Mn,
Ni,Cr,Mo等を含むものでもよい。また複数種の
混合物でもよい。粒のサイズは偏析が少ない等で10メ
ッシュ以下が好ましい。
ト反応を行わせる場合は、テルミット反応で鉄筋そのも
のが溶融する場合がある。そこで、テルミット反応で鉄
筋を損傷させない対策が必要である。テルミット剤に鉄
粉を添加すると反応系を冷却する効果があり、適量添加
することで鉄筋の損傷を防止できる。すなわち、テルミ
ット剤に12〜30%の鉄粉、あるいは鉄粒を添加す
る。鉄粉や鉄粒を12%以上添加すると鉄筋と溶融金属
の間でスラグが固まり鉄筋の損傷を防止する。このとき
鉄筋にレンガ等の耐火材を張付ける、あるいはマグネシ
アクリンカー等を塗布することも煩雑ではあるが、より
鉄筋の損傷を防止できる。しかし、30%を越える鉄粒
の添加はテルミット反応が安定して維持しない。なお、
鉄粒は鉄を主成分とするもので、切削クズ、あるいは溶
鋼を噴射して粒状にしたアトマイズ粒、あるいは酸化物
からの還元鉄粉等で、必要によってはC,Si,Mn,
Ni,Cr,Mo等を含むものでもよい。また複数種の
混合物でもよい。粒のサイズは偏析が少ない等で10メ
ッシュ以下が好ましい。
【0009】テルミット剤はAlと酸化鉄を混ぜたもの
を63〜87重量%含有するものとする。これに点火す
るとAlが酸化鉄の酸素で燃焼し、溶融金属が生成す
る。このためAlと酸化鉄は燃焼しやすい8メッシュ以
下の粉または粒状のものを使用し、その混合比は酸素量
がバランスするようにする。Al原料としてはAlの板
や棒の切削屑等でよく、酸化鉄はFeO、Fe3 O4 、
Fe2 O3 で示されるが、必ずしもこれら純粋なもので
ある必要はなく、通常酸化鉄と呼ばれるもので、Alを
燃焼させるに充分な酸素を含有する鉄鉱石あるいはミル
スケール等が好ましい。
を63〜87重量%含有するものとする。これに点火す
るとAlが酸化鉄の酸素で燃焼し、溶融金属が生成す
る。このためAlと酸化鉄は燃焼しやすい8メッシュ以
下の粉または粒状のものを使用し、その混合比は酸素量
がバランスするようにする。Al原料としてはAlの板
や棒の切削屑等でよく、酸化鉄はFeO、Fe3 O4 、
Fe2 O3 で示されるが、必ずしもこれら純粋なもので
ある必要はなく、通常酸化鉄と呼ばれるもので、Alを
燃焼させるに充分な酸素を含有する鉄鉱石あるいはミル
スケール等が好ましい。
【0010】Alと酸化鉄の混合物が63重量%より少
ないと燃焼が安定して持続しない。また、87重量%を
越えると燃焼が激しすぎ、テルミット炉内にある鉄筋の
溶損が激しい、またテルミット炉の寿命が短い等があ
り、好ましくない。また、テルミット剤には溶鉄の品質
調整、燃焼補助材、あるいは生成したスラグの融点調整
を目的にC,Mn,Si,Ti,Cr,Ni,Mo,M
gの金属あるいはMn,Si,Mg,Ca,Ti,Na
の酸化物を、また、Ca,Naのふっ化物を1〜7重量
%添加する場合もあり、これらと不可避成分を含め10
重量%以下含有することもできる。
ないと燃焼が安定して持続しない。また、87重量%を
越えると燃焼が激しすぎ、テルミット炉内にある鉄筋の
溶損が激しい、またテルミット炉の寿命が短い等があ
り、好ましくない。また、テルミット剤には溶鉄の品質
調整、燃焼補助材、あるいは生成したスラグの融点調整
を目的にC,Mn,Si,Ti,Cr,Ni,Mo,M
gの金属あるいはMn,Si,Mg,Ca,Ti,Na
の酸化物を、また、Ca,Naのふっ化物を1〜7重量
%添加する場合もあり、これらと不可避成分を含め10
重量%以下含有することもできる。
【0011】スリーブ2は前述したように内面に複数の
凸条あるいは凹溝11を有することで強固な接続ができ
る。図4はこの状況を示す半割りにしたスリーブの斜視
図である。溝は螺旋状が加工も比較的容易であり、引張
方向に対しての滑り抵抗もあり好ましい。また、スリー
ブの引張強度が鉄筋のそれより大きい必要があり、鉄筋
と同一材質の場合は断面積が大きくなるようにする。鉄
筋との間隔は鉄筋の偏心、突合せの精度等を考慮して1
〜8mm程度でよい。スリーブの長さは鉄筋の太さ、引
張強度等の関係で決まるが鉄筋には錆がついている、流
れ込み不良の発生等でロスもあり、40mm以上あるこ
とが好ましい。また、スリーブは筒形のものであらかじ
め片方の鉄筋に差込み、その後、鉄筋を突合せればよ
い。
凸条あるいは凹溝11を有することで強固な接続ができ
る。図4はこの状況を示す半割りにしたスリーブの斜視
図である。溝は螺旋状が加工も比較的容易であり、引張
方向に対しての滑り抵抗もあり好ましい。また、スリー
ブの引張強度が鉄筋のそれより大きい必要があり、鉄筋
と同一材質の場合は断面積が大きくなるようにする。鉄
筋との間隔は鉄筋の偏心、突合せの精度等を考慮して1
〜8mm程度でよい。スリーブの長さは鉄筋の太さ、引
張強度等の関係で決まるが鉄筋には錆がついている、流
れ込み不良の発生等でロスもあり、40mm以上あるこ
とが好ましい。また、スリーブは筒形のものであらかじ
め片方の鉄筋に差込み、その後、鉄筋を突合せればよ
い。
【0012】テルミット炉は鉄製のものでよい。サイズ
は必要溶融金属量が確保できるものとして、図1に示す
ように鉄筋を包み込む場合は分割できるものが取付けが
容易で好ましい。内面はマグネシアクリンカー等の耐火
材でコーティングすると鉄部の損傷がなく寿命の延長が
出来る。
は必要溶融金属量が確保できるものとして、図1に示す
ように鉄筋を包み込む場合は分割できるものが取付けが
容易で好ましい。内面はマグネシアクリンカー等の耐火
材でコーティングすると鉄部の損傷がなく寿命の延長が
出来る。
【0013】
【実施例】使用した鉄筋はJIS G3112のSD3
5(TS>490MPa)−D38(径38.1m
m)、スリーブは引張強さ495MPaの円筒状鋼材で
内面に5mm間隔で幅3mm、深さ3mmの溝を付けた
ものを使用した。
5(TS>490MPa)−D38(径38.1m
m)、スリーブは引張強さ495MPaの円筒状鋼材で
内面に5mm間隔で幅3mm、深さ3mmの溝を付けた
ものを使用した。
【0014】テルミット炉は5mm厚の鋼板で図1に示
す2分割できるV形とした。テルミット炉の底板は薄板
の上にガラス耐火布を張り作製した。テルミット剤は、
Al板切削屑、ミルスケール、各種鉄粉、金属Mn粒、
C粉、Mg合金粉、ガラス粉の、粒サイズ12〜200
メッシュのものを素材とした。接続後、引張試験および
接続部を開き、接合状況を観察した。表1に以下に説明
する実施例および比較例の結果をまとめて示す。
す2分割できるV形とした。テルミット炉の底板は薄板
の上にガラス耐火布を張り作製した。テルミット剤は、
Al板切削屑、ミルスケール、各種鉄粉、金属Mn粒、
C粉、Mg合金粉、ガラス粉の、粒サイズ12〜200
メッシュのものを素材とした。接続後、引張試験および
接続部を開き、接合状況を観察した。表1に以下に説明
する実施例および比較例の結果をまとめて示す。
【0015】
【表1】
【0016】実施例1は図1に示すように鉄筋1を垂直
にし、これに外径70mm、内径48mm、長さ150
mmのスリーブ2を鉄筋の突合せ部に設置し、下部はマ
グネシア耐火セメント3を塗付け固定した。テルミット
剤はAlとミルスケールの割合が20:80のAlとミ
ルスケール混合物77%に、さらにアトマイズ鉄粉20
%、その他としてC:1%、Mn:2%を加え混合し
た。これをスリーブ直上に設置したテルミット炉4に入
れ、花火を使用して点火した。点火後テルミット反応は
安定して進行し、反応終了直後にスリーブ内に溶鋼が注
入された。試験後の引張試験では接続部より離れた位置
で鉄筋破断し、接続部およびテルミット反応させた部分
の鉄筋は損傷もなく問題なかった。実施例2は実施例1
と同様にスリーブは外径65mm、内径45mm、長さ
150mmとし、テルミット剤はAlと酸化鉄63%に
還元鉄粉30%、その他としてC:1%、Mn:2%、
Mg:2%、ガラス2%を混合した。点火後のテルミッ
トの燃焼は実施例1よりゆっくりではあったがなんら問
題なく終了し、接続強さも実施例1と何等遜色のないも
のであった。
にし、これに外径70mm、内径48mm、長さ150
mmのスリーブ2を鉄筋の突合せ部に設置し、下部はマ
グネシア耐火セメント3を塗付け固定した。テルミット
剤はAlとミルスケールの割合が20:80のAlとミ
ルスケール混合物77%に、さらにアトマイズ鉄粉20
%、その他としてC:1%、Mn:2%を加え混合し
た。これをスリーブ直上に設置したテルミット炉4に入
れ、花火を使用して点火した。点火後テルミット反応は
安定して進行し、反応終了直後にスリーブ内に溶鋼が注
入された。試験後の引張試験では接続部より離れた位置
で鉄筋破断し、接続部およびテルミット反応させた部分
の鉄筋は損傷もなく問題なかった。実施例2は実施例1
と同様にスリーブは外径65mm、内径45mm、長さ
150mmとし、テルミット剤はAlと酸化鉄63%に
還元鉄粉30%、その他としてC:1%、Mn:2%、
Mg:2%、ガラス2%を混合した。点火後のテルミッ
トの燃焼は実施例1よりゆっくりではあったがなんら問
題なく終了し、接続強さも実施例1と何等遜色のないも
のであった。
【0017】実施例3も図1に示す構成とし、スリーブ
は内径42mmとして隙間を狭くした。テルミット剤は
Alとミルスケールを87%、鉄粒としてステンレス鉄
粒を12%、その他としてC:1%を混合した。なお、
テルミット炉内の鉄筋のテルミット反応で加熱される部
分はマグネシア耐火セメントを薄く塗布し、テルミット
炉内面もマグネシア耐火セメントを張付けた。マグネシ
ア耐火セメントの塗付けとその後の乾燥がやや煩雑であ
ったが、テルミット反応は良好に進行し、スリーブの間
隔が狭いにもかかわらず溶融金属はよく流入した。引張
試験の結果も鉄筋破断で充分なものであった。
は内径42mmとして隙間を狭くした。テルミット剤は
Alとミルスケールを87%、鉄粒としてステンレス鉄
粒を12%、その他としてC:1%を混合した。なお、
テルミット炉内の鉄筋のテルミット反応で加熱される部
分はマグネシア耐火セメントを薄く塗布し、テルミット
炉内面もマグネシア耐火セメントを張付けた。マグネシ
ア耐火セメントの塗付けとその後の乾燥がやや煩雑であ
ったが、テルミット反応は良好に進行し、スリーブの間
隔が狭いにもかかわらず溶融金属はよく流入した。引張
試験の結果も鉄筋破断で充分なものであった。
【0018】実施例4は図2に示すように鉄筋を横にし
て試験した。スリーブの外形は6角柱で、内側は内径が
45mmの円形、長さは200mmとした。6角の1面
の中央部に径20mmの穴をあけ、鉄筋に穴を上面にし
て取付け後、両端は溶接で封じた。この穴上にテルミッ
ト炉を置いた。テルミット剤は実施例1と同じとした。
これも引張試験の結果、鉄筋部で破断し、継手として問
題のない結果が得られた。
て試験した。スリーブの外形は6角柱で、内側は内径が
45mmの円形、長さは200mmとした。6角の1面
の中央部に径20mmの穴をあけ、鉄筋に穴を上面にし
て取付け後、両端は溶接で封じた。この穴上にテルミッ
ト炉を置いた。テルミット剤は実施例1と同じとした。
これも引張試験の結果、鉄筋部で破断し、継手として問
題のない結果が得られた。
【0019】比較例5は図3に示すように、スリーブは
外径70mm、内径60mm、長さ150mmで、テル
ミット剤はAlとミルスケールを60%、アトマイズ鉄
粉35%、その他C:1%、Mn:2%、Mg:2%を
混合した。テルミット反応は専用のテルミット炉を使用
したにもかかわらずなかなか着火せず、また、テルミッ
ト剤が完全に消費されないところで反応が停止した。溶
融金属の流入不良の箇所も発生し、引張試験ではスリー
ブ内でのずれが原因で破断した。湯道はつまりのため1
回の使用だけであった。
外径70mm、内径60mm、長さ150mmで、テル
ミット剤はAlとミルスケールを60%、アトマイズ鉄
粉35%、その他C:1%、Mn:2%、Mg:2%を
混合した。テルミット反応は専用のテルミット炉を使用
したにもかかわらずなかなか着火せず、また、テルミッ
ト剤が完全に消費されないところで反応が停止した。溶
融金属の流入不良の箇所も発生し、引張試験ではスリー
ブ内でのずれが原因で破断した。湯道はつまりのため1
回の使用だけであった。
【0020】比較例6は実施例2と同じ配置でおこなっ
た。テルミット剤はAlとミルスケール92%、還元鉄
粉5%、その他C:1%、Mn:2%ものである。テル
ミット炉内面とテルミット炉内になる鉄筋にはマグネシ
ア系煉瓦の薄板を張付けた。テルミット反応は激しく進
行し、マグネシア煉瓦を張付けたにもかかわらず一部溶
損が発生した。溶融金属の流入は完全であったが、引張
試験ではスリーブ直上のテルミット反応で溶損した部分
の鉄筋が破断した。
た。テルミット剤はAlとミルスケール92%、還元鉄
粉5%、その他C:1%、Mn:2%ものである。テル
ミット炉内面とテルミット炉内になる鉄筋にはマグネシ
ア系煉瓦の薄板を張付けた。テルミット反応は激しく進
行し、マグネシア煉瓦を張付けたにもかかわらず一部溶
損が発生した。溶融金属の流入は完全であったが、引張
試験ではスリーブ直上のテルミット反応で溶損した部分
の鉄筋が破断した。
【0021】
【発明の効果】本発明を鉄筋、特に太い直径の鉄筋の接
続に使用すると溶接等の高度な技能や、高度な設備が必
要なく、また、ネジ接続のような専用の鉄筋も必要な
く、簡便にできる。また、鉄筋の突合せ精度も高いもの
は必要なく、また、接続時の押付け等が必要ないため、
工場での仮組も大型に強固にできる等で現地作業の高能
率化が図れる。これらから工費低減、工期の短縮も可能
であり、土木・建築での大きな効果がある。
続に使用すると溶接等の高度な技能や、高度な設備が必
要なく、また、ネジ接続のような専用の鉄筋も必要な
く、簡便にできる。また、鉄筋の突合せ精度も高いもの
は必要なく、また、接続時の押付け等が必要ないため、
工場での仮組も大型に強固にできる等で現地作業の高能
率化が図れる。これらから工費低減、工期の短縮も可能
であり、土木・建築での大きな効果がある。
【図1】鉄筋にスリーブを取付けた斜視図
【図2】鉄筋を横向きに接続するときの斜視図
【図3】従来技術の例を示す斜視図
【図4】本発明に使用するスリーブの斜視図
1 鉄筋 2,8 スリーブ 3 耐火材 4,9,10 テルミット炉 5 テルミット剤 6 湯道 7 側面穴付きスリーブ
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄筋の接続部にスリーブを取付け、鉄筋
とスリーブの隙間にテルミット剤による溶融金属を流し
込む鉄筋の接続方法において、内面に複数の凸条あるい
は凹溝を有するスリーブの直上にテルミット炉を設け、
該テルミット炉におけるテルミット反応による溶融金属
で接続することを特徴とする鉄筋の接続方法。 - 【請求項2】 テルミット炉は鉄筋が貫通し、鉄筋の周
囲を囲む形状のものであることを特徴とする請求項1に
記載の鉄筋の接続方法。 - 【請求項3】 テルミット剤はAlと酸化鉄の合計が6
3〜87重量%、鉄粉または鉄粒を12〜30重量%含
有することを特徴とする請求項1または2に記載の鉄筋
の接続方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125494A JPH07256471A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 鉄筋の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125494A JPH07256471A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 鉄筋の接続方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07256471A true JPH07256471A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13455398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7125494A Withdrawn JPH07256471A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 鉄筋の接続方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07256471A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100779764B1 (ko) * | 2007-07-16 | 2007-11-27 | 박형국 | 철근 수직연결구조 및 철근 수직연결방법 |
| CN108963480A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-12-07 | 广东电网有限责任公司 | 一种接地体及其制作方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP7125494A patent/JPH07256471A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100779764B1 (ko) * | 2007-07-16 | 2007-11-27 | 박형국 | 철근 수직연결구조 및 철근 수직연결방법 |
| CN108963480A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-12-07 | 广东电网有限责任公司 | 一种接地体及其制作方法 |
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