JPH07257236A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

Info

Publication number
JPH07257236A
JPH07257236A JP6073984A JP7398494A JPH07257236A JP H07257236 A JPH07257236 A JP H07257236A JP 6073984 A JP6073984 A JP 6073984A JP 7398494 A JP7398494 A JP 7398494A JP H07257236 A JPH07257236 A JP H07257236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
shift
fixed
gear
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6073984A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Masato Kaigawa
正人 甲斐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP6073984A priority Critical patent/JPH07257236A/ja
Publication of JPH07257236A publication Critical patent/JPH07257236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の変速段固定制御およびエンジン出力制
限制御を円滑に解除する。 【構成】 変速段固定制御によって固定されている変速
段を判定する固定変速段判定手段102と、変速段固定
制御を実行する前記条件の不成立を判定する固定制御解
除判定手段103と、走行状態を検出する走行状態検出
手段104と、固定制御解除判定手段103が前記条件
の不成立を判定しかつ走行状態が前記固定変速段に適し
た走行状態を検出した場合に変速段固定制御を解除する
変速段固定制御解除手段105とを具備している。変速
段固定制御が解除された後で前記エンジン101の出力
が予め定めた所定の出力以下になったときに出力制限制
御を解除する出力制限制御手段106を備えことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用の自動変速機
を制御するための装置に関し、特に特定の条件が成立し
た時に自動変速機を所定の変速段に固定する制御を実行
可能な制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機は、湿
式の多板クラッチや多板ブレーキ等の摩擦係合装置を適
宜に係合させて複数の変速段を設定し、またそれらの変
速段への設定は、車速やエンジン負荷などの走行状態に
基づいて判断され、実行されている。したがって自動変
速機を制御するためには、摩擦係合装置を駆動するため
の油圧を所期どおりに制御でき、また各摩擦係合装置が
必要な伝達トルク容量を有しており、さらには走行状態
を示す各データが正確に入力されるなどの諸条件を満た
す必要がある。すなわちこれらいずれかの条件が満たさ
れていない場合には、変速ショックが大きくなったり、
また摩擦係合装置の耐久性が低下したりするなどの不都
合が生じる。そこで従来では、油温が低いことやフェー
ルが検出された場合などに自動変速機の変速を禁止して
所定の変速段に固定する制御が行われており、またこれ
と併せて、エンジンの出力を制限する制御(例えば特開
平5−104989号公報に記載されている制御)を実
行することとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した変速段を所定
の変速段に固定する制御およびそれに伴うエンジン出力
の制限制御は、自動変速機の油温が低いことあるいは何
らかの原因で信号を得られないなどの一時的な要因によ
って実行されることがある。このような場合、油温が上
昇するなど、変速を禁止するべき条件が解消すると変速
を許可し、またエンジン出力の制限を解除することにな
る。しかしながら従来では、上記の変速段の固定制御や
エンジン出力の制限制御を実行する条件が成立しなくな
ったときには、通常の変速制御あるいはエンジン制御に
復帰することになるから、上記条件が成立しなくなると
同時に変速が行われたり、あるいはその変速に伴うショ
ックが大きくなったり、さらにはエンジン出力が急激に
大きくなったりし、その結果、乗心地が損なわれるなど
の不都合を生じる可能性があった。
【0004】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、意図しない変速やエンジン出力の増大などを
生じることのない自動変速機の制御装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、図1に示すように構成したことを特
徴とするものである。すなわちこの発明は、所定の条件
が成立することにより自動変速機100を特定の変速段
に固定する変速段固定制御と、この変速段固定制御を行
わない通常制御とに切り換え可能な自動変速機の変速制
御装置であって、前記変速段固定制御によって固定され
ている変速段を判定する固定変速段判定手段102と、
変速段固定制御を実行する前記条件の不成立を判定する
固定制御解除判定手段103と、走行状態を検出する走
行状態検出手段104と、前記固定制御解除判定手段1
03が前記条件の不成立を判定しかつ前記走行状態が前
記固定変速段に適した走行状態を検出した場合に前記変
速段固定制御を解除する変速段固定制御解除手段105
とを具備していることを特徴とするものである。
【0006】またこの発明では、所定の条件が成立する
ことにより自動変速機を特定の変速段に固定する変速段
固定制御と、この変速段固定制御を行わない通常制御と
に切り換え可能な自動変速機100の変速制御装置であ
って、前記変速段固定制御が実行された場合にエンジン
101の出力を前記固定された変速段に応じた出力に制
限する出力制限制御を行い、かつ前記変速段固定制御が
解除された後で前記エンジン101の出力が予め定めた
所定の出力以下とになったときに前記出力制限制御を解
除する出力制限制御手段106を備えた構成とすること
ができる。
【0007】
【作用】この発明で対象とする制御装置は、自動変速機
100で設定する変速段を所定の条件が成立することに
より特定の変速段に固定する。このような制御が実行さ
れている場合、固定変速段判定手段102が前記特定の
変速段を判定し、また固定制御解除判定手段103が変
速段を特定の変速段に固定する制御を解除するべき条件
の成立、すなわち前記所定の条件の不成立を判定する。
一方、走行状態検出手段104が車両の走行状態を検出
しており、前記固定制御解除判定手段103が、変速段
を前記特定の変速段に固定する制御を解除するべきこと
を判定し、その時点での走行状態が前記特定の変速段に
適した状態であれば、変速段固定制御解除手段105が
変速段の固定制御を解除する。したがってその時点での
変速段と走行状態とが一致しているから、すなわちその
走行状態で設定するべき変速段が既に設定されているか
ら、上記の変速段固定制御の解除と同時に変速が生じる
ことが回避される。
【0008】また変速段固定制御が実行されている場合
には、出力制限制御手段106によってエンジン101
の出力が、固定されている変速段に応じた出力に制限さ
れ、また変速段の固定制御が解除された後、エンジン出
力が所定の出力以下になると、出力制限制御手段106
がエンジン101の出力制限を解除する。したがってエ
ンジン101の出力制限が解除された時点のエンジン1
01の出力が低下しているから、制限解除と同時にエン
ジン出力が増大することが回避される。
【0009】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいて詳細に説
明する。図2はこの発明の一実施例の基本的な構成を示
すブロック図であって、燃焼気筒数や各気筒での燃焼状
態を変更することにより出力特性を変えることのできる
エンジンEg に、走行状態に基づいて摩擦係合装置の係
合・解放状態を変更することにより変速を実行する自動
変速機At が連結されている。
【0010】その自動変速機At の一例を図3にスケル
トン図として示してあり、これを簡単に説明すると、こ
の自動変速機At は、変速機構として、ロックアップク
ラッチ1を有するトルクコンバータ2と、一組の遊星歯
車機構を有する副変速部3と、二組の遊星歯車機構によ
って複数の前進段および後進段を設定する主変速部4と
を備えている。副変速部3は、ハイ・ローの二段の切換
えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ5
がトルクコンバータ2のタービンランナ6に連結されて
おり、またこのキャリヤ5とサンギヤ7との間にはクラ
ッチC0 および一方向クラッチFo が相互に並列の関係
となるよう設けられ、さらにサンギヤ7とハウジングH
u との間にブレーキB0 が設けられている。
【0011】主変速部4の各遊星歯車機構におけるサン
ギヤ8,9は、共通のサンギヤ軸10に設けられてお
り、この主変速部4の図における左側(フロント側)の
遊星歯車機構におけるリングギヤ11と副変速部3にお
けるリングギヤ12との間に第1クラッチC1 が設けら
れ、また前記サンギヤ軸10と副変速部3のリングギヤ
12との間に第2クラッチC2 が設けられている。主変
速部4における図の左側の遊星歯車機構のキャリヤ13
と右側(リヤ側)の遊星歯車機構のリングギヤ14とが
一体的に連結されるとともに、これらのキャリヤ13と
リングギヤ14とに出力軸15が連結されている。
【0012】そしてバンドブレーキである第1ブレーキ
B1 がサンギヤ軸10の回転を止めるように設けられ、
より具体的には第2クラッチC2 のクラッチドラムの外
周側に設けられており、またサンギヤ軸10とハウジン
グHu との間に第2ブレーキB2 が配置されており、ま
たリヤ側の遊星歯車機構におけるキャリヤ16とハウジ
ングHu との間に一方向クラッチF1 と第3ブレーキB
3 とが並列に配置されている。
【0013】そしてこの自動変速機At においては、各
摩擦係合装置を図4に示すように係合・解放することに
より前進5段・後進1段の変速段が設定される。なお、
図4において、○印は係合、×印は解放をそれぞれ示
す。
【0014】自動変速機At における各クラッチC0 ,
C1 ,C2 および各ブレーキB0 ,B1,B2,B3 に油
圧を給排する油圧制御装置17は、第1速ないし第5速
および後進段を主に設定するための第1ないし第3のソ
レノイドバルブS1 ,S2 ,S3 と、ロックアップクラ
ッチ1の制御およびブレーキB0 の供給圧の調圧を行う
リニアソレノイドバルブSLUと、ライン油圧PL をスロ
ットル開度に応じて制御するためのリニアソレノイドバ
ルブSLTと、アキュームレータ背圧を制御するためのリ
ニアソレノイドバルブSLNとを備えている。これらのソ
レノイドバルブを制御するための電子制御装置(T−E
CU)18が設けられており、これは中央演算処理装置
(CPU)および記憶素子(ROM,RAM)ならびに
入出力インターフェースを主体とするものであって、自
動変速機At への入力回転数センサーからの信号、車速
信号、ニュートラルスタートスイッチからの信号、油温
センサーからの信号、パターンセレクトスイッチからの
信号、トランスミッションコントロールスイッチからの
信号、ストップランプスイッチからの信号などが入力さ
れている。またこの電子制御装置18にはエンジン用電
子制御装置(E−ECU)19が相互にデータ通信可能
に接続されている。そしてこのエンジン用電子制御装置
19にはスロットルポジションセンサーからの信号や水
温センサーからの信号、排気浄化触媒の温度を示す信号
およびその他の信号が入力されている。
【0015】上記の自動変速機用の電子制御装置18
は、入力される各信号および予め記憶させられているマ
ップに基づいて、設定するべき変速段やロックアップク
ラッチ1の係合・解放を制御し、またエンジン用電子制
御装置19に変速の際のトルクダウン制御を実行するよ
う信号を出力するようになっている。
【0016】上記の自動変速機At を連結してあるエン
ジンEg は、所定数の気筒を一群として燃焼休止制御あ
るいは点火時期や燃料噴射量による燃焼状態の制御を行
うよう構成されたエンジンであり、その一例は、左右の
バンクのシリンダごとに上記の制御を行うV型エンジン
である。図5はこのエンジンEg を模式的に示す図であ
り、左バンク20と右バンク21とのそれぞれのシリン
ダ(図示せず)を一群として吸気管路22,23が設け
られており、各吸気管路22,23には電気的に開度が
制御される電子スロットルバルブ24,25が設けられ
ている。また左右のバンク20,21の各シリンダの排
気ポート(図示せず)は、エギゾーストマニホールド2
6,27を介してエギゾーストパイプ28,29が接続
されている。そしてそれらの各エギゾーストパイプ2
8,29には、排気浄化触媒30,31が介装されてい
る。
【0017】さらに左右のバンク20,21におけるシ
リンダでの点火時期や燃料噴射量あるいはスロットル開
度は、互いに独立して制御できるように構成されてお
り、そのために、前記エンジン用電子制御装置19は、
左バンクコントロールエンジンコンピュータ32と右バ
ンクコントロールエンジンコンピュータ33とを備えて
いる。これらの各エンジンコンピュータ32,33は、
自動変速機用電子制御装置18にデータ通信可能に接続
されるとともに、対応する左右の各排気浄化触媒30,
31の温度がデータとして入力されている。またこれら
のエンジンコンピュータ32,33は、対応する左右の
各電子スロットルバルブ24,25および対応する左右
のバンク20,21のシリンダでの点火時期あるいは燃
料噴射量を制御するようになっている。
【0018】ところで図4に示す係合作動表から知られ
るように上記の自動変速機At では、第3速と第4速と
の間での変速が、第2クラッチC2 と第1ブレーキB1
との係合・解放状態を切り換えるいわゆるクラッチ・ツ
ウ・クラッチ変速になる。この変速を実行する場合、ア
ップシフトであればエンジンの吹き上りを防止し、また
ダウンシフトであれば、変速ショックを防止するため
に、これら二つの摩擦係合装置を所定期間、オーバーラ
ップ状態に維持し、もしくはアンダーラップ状態に維持
する必要がある。このような制御を行うために上記の自
動変速機At には図6に示す油圧回路が備えられてい
る。
【0019】図6において符号40は 3-4タイミングバ
ルブを示し、この 3-4タイミングバルブ40には、 3-4
シフトバルブ41のドレン油路42に連通するインポー
ト43と、そのドレン油路42にオリフィス44を介し
て連通するドレン圧入力ポート45と、 3-4シフトバル
ブ41から第2ブレーキB2 に至る供給油路46にオリ
フィス47を介して連通する入力ポート48と、ロック
アップクラッチ用のリニアソレノイドバルブSLUからの
信号圧を入力される信号ポート49と、ドレンポート5
0とが設けられている。またこの 3-4タイミングバルブ
40のスプール51には、その一端に位置しかつドレン
ポート50を開閉するランド52と、中間に位置すると
ともにドレン圧入力ポート45とインポート43との間
を仕切りかつドレン圧入力ポート45側にドレン圧の受
圧面を形成しているランド53と、他端に位置するとと
もに供給圧の受圧面を形成しかつ入力ポート48とドレ
ン圧入力ポート45とを仕切る小径のランド54とを備
えている。そしてその一端側のランド52はスプリング
55を介して受圧ピストン56に当接し、また受圧ピス
トン56は信号ポート49からの信号圧の受圧面を形成
している。
【0020】第1ブレーキB1 用のアキュームレータ5
7は、第1ブレーキB1 に至る油路58に、オリフィス
59を介して接続されており、このアキュームレータ5
7は、前記リニアソレノイドバルブSLNによって制御さ
れるアキュームレータコントロールバルブからの油圧に
よって背圧が変えられて第1ブレーキB1 の係合圧を制
御する。また第2クラッチC2 用のアキュームレータ6
0も同様に、リニアソレノイドバルブSLNによって制御
されるアキュームレータコントロールバルブからの油圧
によって背圧を変えられて第2クラッチC2 の係合圧を
制御する。
【0021】また図6において符号61は、第2クラッ
チC2 に対するファーストフィル手段を構成する C-2オ
リフィスコントロールバルブであって、スプール62を
その軸線方向に押圧するスプリング63を設けた端部と
は反対側の端部に制御ポート64が形成され、この制御
ポート64は、オリフィス65を介して第2クラッチC
2 に連通されている。また中間部には、前記供給油路4
6を接続した入力ポート66と、この入力ポート66に
対してスプール62により連通・遮断されかつ第2クラ
ッチC2 が接続された第2クラッチポート67とが形成
されている。さらに後述する B-1コントロールバルブ6
8を介して第1ブレーキB1 に接続された第1ブレーキ
ポート69と、この第1ブレーキポート69に対してス
プール62により連通・遮断されるドレンポート70と
が形成されている。そしてスプリング63を配置してあ
る端部には第3ソレノイドバルブS3 からの信号圧を入
力する信号ポート71が形成されている。
【0022】B-1コントロールバルブ68について説明
すると、これは、第1ブレーキB1の油圧の給排速度を
制御するためのバルブであり、第1ブレーキB1 の油圧
を信号圧として作用させるために油路58を接続した信
号ポート72と、 3-4シフトバルブ41にオリフィス7
3を介して接続したDポート74と、このDポート74
に対して連通・遮断されかつ油路58が接続されたブレ
ーキポート75と、このブレーキポート75に対して連
通・遮断されかつ前記の C-2オリフィスコントロールバ
ルブ61における第1ブレーキポート69に接続された
ブレーキポート76とが形成されている。これらのポー
トの開閉を行うスプール77の一端部はスプリング78
を介してピストン79に当接させられている。このスプ
ール77とピストン79との間に開口しかつ第4速圧が
供給される制御ポート80と、ピストン79に対してロ
ックアップクラッチ用リニアソレノイドバルブSLUの信
号圧を作用される信号圧ポート81とが形成されてい
る。なお、図6において符号82は 2-3シフトバルブで
あり、また符号83はドレン油路44に設けたオリフィ
スである。
【0023】すなわち 3-4タイミングバルブ40が図6
の上半分に示す位置から下半分に示す位置に切り替わる
ことにより、インポート43がドレンポート50に連通
して第1ブレーキB1 からの排圧速度を速くするので、
第3速から第4速へのアップシフトの際に、リニアソレ
ノイドバルブSLUによって制御ポート49に供給する油
圧を制御することにより、第2クラッチC2 と第1ブレ
ーキB1 とのオーバーラップ期間を適宜に制御するよう
になっている。また第4速から第3速へのダウンシフト
の際には、 B-1コントロールバルブ68の制御ポート8
1に供給する油圧をリニアソレノイドバルブSLUによっ
て制御してこの B-1コントロールバルブ68が図6の上
半分に示す位置に切り替わるタイミングを制御すること
により、第1ブレーキB1 に対する油圧の供給タイミン
グを制御して第2クラッチC2 と第1ブレーキB1 のア
ンダーラップ期間を適宜にするように制御するようにな
っている。
【0024】上記の自動変速機At では、図4に示す係
合作動表から知られるように、副変速部3と主変速部4
とでの変速を同時に行う同時変速や2つの摩擦係合装置
(クラッチもしくはブレーキ)を同時に切換え動作させ
るクラッチ・ツウ・クラッチ(ブレーキ・ツウ・ブレー
キ)変速を実行することになり、したがってこれの変速
を実行するにあたって、変速に関与する摩擦係合装置の
トルク容量の増減を回転要素の回転変化に応じて正確に
制御する必要がある。そのためフルードの粘度が高い低
油温時や油圧を制御するソレノイドバルブあるいはその
他のアクチュエータがフェールしている場合などにおい
ては、円滑に変速を実行することができない。そのため
このような場合には、自動変速機At と併せてエンジン
Eg を以下のように制御する。
【0025】図7において、先ず入力信号の処理を行い
(ステップ1)、ついで各センサーが正常か否かを判断
する(ステップ2)。このセンサーは、例えば図3にお
いて各電子制御装置(ECU)18,19に信号を入力
するセンサーおよびスイッチである。これらいずれかの
センサーに異常がある場合には、制御の基礎となるデー
タに誤りがあることになるので、特に制御を行うことな
く図7に示す制御ルーチンを抜ける(リターンする)。
【0026】各センサーが正常であれば、自動変速機A
t で設定されている走行レンジがドライブ(D)レンジ
あるいは“3”レンジもしくは“2”レンジのいずれか
であるか否かを判断する(ステップ3)。これら以外の
走行レンジが設定されていれば、走行状態に基づく変速
が生じないので、特に制御を行うことなくリターンす
る。また“D”レンジあるいは“3”レンジもしくは
“2”レンジのいずれかが設定されていた場合には、油
温Tが予め定めた基準温度T1 以上か否かを判断する
(ステップ4)。
【0027】油温Tが上記の基準温度T1 より低い場合
には、フルードの粘性が高いことにより図6に示す油圧
回路によって設定されるアンダーラップ期間もしくはオ
ーバーラップ期間が所期の長さに比べて大きく変化し、
その結果、変速ショックやエンジンEg の吹き上がりが
生じる可能性が高くなる。また同様な理由で、その他の
変速段を設定する際の変速ショックが大きくなる可能性
がある。総じて第2速および第3速ならびに第4速の相
互の間での変速が難しくなる。そこでこの場合は、変速
段を第3速に固定する(ステップ5)。これは、通常時
には図8の(A)に示すように第1速から第5速までの
アップシフト線およびダウンシフト線のある変速線図を
使用するのに対して、図8の(B)に示すように、全領
域を第3速領域とした変速線図を使用することにより実
行できる。なお、ここで領域とは、車速Vおよびアクセ
ル開度TA をパラメータとした2次元マップにおける車
速Vおよびアクセル開度TA で定まる領域である。
【0028】変速段を第3速に固定することに伴ってエ
ンジンEg の出力特性を変更する(ステップ6)。図5
に示すようにエンジンEg の吸気スロットル開度θは、
アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(アクセル開
度TA )に応じて電気的に制御されるが、アクセル開度
TA に対するスロットル開度θを決める特性線図は、図
9に示すように三種類、用意されている。したがってエ
ンジンEg の出力特性の変更は、これらの特性線図を切
り換えることにより実行される。具体的には、通常時は
図9の特性線aに従ってスロットル開度θを制御するの
に対して、第3速に変速段を固定する場合には、図9の
特性線bもしくは特性線cに従ってスロットル開度θを
制御する。この特性線bもしくは特性線cは、アクセル
開度TAに対するスロットル開度θを相対的に小さく
し、もしくは一定にする特性を持ったものであるから、
エンジンEg の出力が抑制されて過回転が防止される。
このエンジン出力の特性を変更した後にフラグF1 およ
びフラグF2 をそれぞれ“1”にセットする(ステップ
7およびステップ8)。そしてリターンする。
【0029】一方、油温Tが基準温度T1 以上であれば
(ステップ4の判断結果が“イエス”であれば)、アク
チュエータ類すなわちライン油圧を制御するリニアソレ
ノイドバルブSLTやその他のアクチュエータがフェール
しているか否かを判断する(ステップ9)。これらいず
れかがフェールしていれば、油温Tが低い場合と同様
に、第2速および第3速ならびに第4速の相互の間の変
速が難しくなるので、ステップ5に進んで第3速に固定
する制御およびエンジン出力を制限する制御(ステップ
6)ならびにこれに続くフラグF1 ,F2 の制御(ステ
ップ7,8)を行う。
【0030】これに対してアクチュエータ類がフェール
していない場合には、フラグF1 が“1”にセットされ
ているか否かを判断する(ステップ10)。フラグF1
が“1”にセットされていれば、変速段を第3速に固定
する制御とエンジン出力を制限する制御とが実行されて
いることになるので、この場合は、走行状態が第3速領
域にあるか否かを判断する(ステップ11)。走行状態
が第3速領域にあれば、変速パターンを通常のパターン
に戻し(ステップ12)、ついでフラグF1 をゼロリセ
ット(ステップ13)した後、ステップ14に進む。こ
れに対して走行状態が第3速領域にない場合には、リタ
ーンする。
【0031】ここで通常の変速パターンは、図8の
(A)に示す変速線図に従った変速を行う変速パターン
であり、したがってこのように変速線図を切り換えた場
合に、走行状態が第3速領域にないとすれば、変速線図
の切り換えに伴って走行状態がアップシフト線もしくは
ダウンシフト線を横切って変化したと判断されてしま
い、その結果、意図しない変速が生じてしまう。このよ
うな不都合を防ぐために、変速パターンを切り換えるに
先立って走行状態が固定変速段である第3速領域にある
か否かを判断しているのであり、第3速領域にあれば、
変速パターンを通常パターンに復帰させても変速が生じ
ず、また第3速領域になければ変速パターンを切り換え
ないので、意図しない変速や変速ショックを防止でき
る。
【0032】変速段の固定制御を解除するに伴ってエン
ジンEg の出力制限の制御を解除することになるが、そ
れに先立ってアクセル開度TA が予め定めた基準開度T
A1以下か否かを判断する(ステップ14)。この判断結
果が“イエス”の場合、すなわちアクセル開度TA が基
準開度TA1以下の場合には、エンジンEg の出力特性を
通常の特性に復帰(ステップ15)させるとともに、フ
ラグF2 をゼロリセット(ステップ16)し、リターン
する。具体的には、図9に示す特性線aに従ってスロッ
トル開度θの制御を行う。その場合、エンジン出力を図
9の特性線cに従って制御し、かつアクセル開度TA が
基準開度TA1以下のX点にあったとすると、その時点で
のスロットル開度はθ1 であり、ここで特性線cから特
性線aに変更すると、スロットル開度がθ2 に切り替わ
る。しかしながらアクセル開度TA が小さいために,ス
ロットル開度θの変化幅(θ2 −θ1 )が小さく、エン
ジン出力が急激かつ大幅に増大することはない。
【0033】これに対してアクセル開度TA が基準開度
TA1より大きい場合(ステップ14の判断結果が“ノ
ー”の場合)には、直ちにリターンする。すなわち、例
えばアクセル開度TA が前記特性線c上で基準開度TA1
より大きいY点にあったとすると、特性線aに切り換え
ることに伴ってスロットル開度θがθ3 からθ4 に大き
く変化し、エンジン出力の急激かつ大幅な増加を生じて
しまう。そのため、アクセル開度TA すなわちエンジン
出力が所定以上の場合にはエンジン出力特性の変更を行
わないこととしたのである。
【0034】ところでステップ10の判断結果が“ノ
ー”の場合、すなわち変速パターンが通常のパターンに
既に復帰されていてフラグF1 がゼロリセットされてい
る場合には、フラグF2 が“1”か否かを判断する(ス
テップ17)。このフラグF2がゼロリセットされてい
れば、変速段の固定制御およびエンジン出力の制限制御
のいずれもが行われていないことになるので、直ちにリ
ターンし、またフラグF2 が“1”にセットされていて
エンジン出力の制限制御が行われていれば、ステップ1
4に進んでエンジン出力の制限制御の解除の判断および
必要に応じてその解除の制御を実行する。これはステッ
プ14ないしステップ16の制御であって前述したとお
りである。
【0035】なお、上記の実施例では、変速段を第3速
に固定する場合を例に採って説明したが、この発明は上
記の実施例に限定されないのであって、第2速あるいは
第4速に固定する制御を行う制御装置に適用することが
できる。また変速段を所定の変速段に固定する制御とし
て変速線図の切り換えによる制御の例を示したが、この
発明は、変速線図の切り換えによる変速段の固定制御に
限定されない。これはエンジンの出力制限制御について
も同様であり、特性線の変更によらずに、適宜にリミッ
タを設けてエンジン出力の制限を行うこととしてもよ
い。
【0036】さらにこの発明は、図3に示すギヤトレー
ンあるいは図6に示す油圧回路を有する自動変速機もし
くは図5に示すV型エンジンを対象とする制御装置に限
定されないのであり、これら以外の自動変速機あるいは
エンジンを対象とした制御装置に適用することができ
る。具体的には直列型エンジンや第4速までの変速の可
能な自動変速機を対象とした制御装置であってもよい。
そして上記の実施例では、固定されている変速段の走行
領域に走行状態が入っている場合に、変速段の固定制御
を解除することとしたが、これに限らず、隣接する変速
段の領域であって、車速やスロットル開度などに大きな
差がない領域にある場合に変速段の固定制御を解除する
こととしてもよい。
【0037】さらにまた上記の実施例では、変速段の固
定制御を解除する場合、車両の走行状態が固定されてい
る変速段の領域に入ることを条件としたが、この発明で
は、要は、変速段の固定制御の解除の際に出力トルクの
急変によるショックが生じなければよいのであり、した
がって走行状態が固定されている変速段より低速側の変
速段の領域に入っており、かつパワーオフ状態であるこ
と、エンジンのオーバーランが生じないことなどの諸条
件の成立によって変速段の固定制御を解除することとし
てもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の制御装置
によれば、変速段を特定の変速段に固定した制御を解除
する場合、走行状態がその固定変速段に適した状態で解
除制御を行うから、意図しない変速あるいは過大な変速
ショックが生じることを防止し、乗心地やドライバビリ
ティを良好に維持することができる。
【0039】また変速段の固定制御に伴うエンジン出力
の制限制御の解除を、エンジン出力が所定以下に低下し
ている状態で行うこととしたので、急激なエンジン出力
の増大やそれに伴うショックあるいは乗心地の悪化を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を機能的手段で模式的に示すブロック
図である。
【図2】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
である。
【図3】その自動変速機の歯車列を示すスケルトン図で
ある。
【図4】各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合
作動表を示す図である。
【図5】バンク切換え可能なV型エンジンの給排気系統
および制御系統を模式的に示すブロック図である。
【図6】第2クラッチおよび第1ブレーキのオーバーラ
ップおよびアンダーラップを制御するよう構成した油圧
回路の一部を示す図である。
【図7】変速段固定制御およびエンジン出力制限制御の
ための制御ルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。
【図8】通常パターンと第3速固定の特殊パターンの変
速線図を示す図である。
【図9】アクセル開度に対するスロットル開度の特性線
図である。
【符号の説明】
100 自動変速機 101 エンジン 102 固定変速段判定手段 103 固定制御解除判定手段 104 走行状態検出手段 105 変速段固定制御解除手段 106 出力制限制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の条件が成立することにより自動変
    速機を特定の変速段に固定する変速段固定制御と、この
    変速段固定制御を行わない通常制御とに切り換え可能な
    自動変速機の変速制御装置において、 前記変速段固定制御によって固定されている変速段を判
    定する固定変速段判定手段と、変速段固定制御を実行す
    る前記条件の不成立を判定する固定制御解除判定手段
    と、走行状態を検出する走行状態検出手段と、前記固定
    制御解除判定手段が前記条件の不成立を判定しかつ前記
    走行状態が前記固定変速段に適した走行状態を検出した
    場合に前記変速段固定制御を解除する変速段固定制御解
    除手段とを具備していることを特徴とする自動変速機の
    変速制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の条件が成立することにより自動変
    速機を特定の変速段に固定する変速段固定制御と、この
    変速段固定制御を行わない通常制御とに切り換え可能な
    自動変速機の変速制御装置において、 前記変速段固定制御が実行された場合にエンジンの出力
    を前記固定された変速段に応じた出力に制限する出力制
    限制御を行い、かつ前記変速段固定制御が解除された後
    で前記エンジンの出力が予め定めた所定の出力以下とに
    なったときに前記出力制限制御を解除する出力制限制御
    手段を備えていることを特徴とする自動変速機の変速制
    御装置。
JP6073984A 1994-03-18 1994-03-18 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH07257236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6073984A JPH07257236A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 自動変速機の変速制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6073984A JPH07257236A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 自動変速機の変速制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07257236A true JPH07257236A (ja) 1995-10-09

Family

ID=13533887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6073984A Pending JPH07257236A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 自動変速機の変速制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07257236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017043339A1 (ja) * 2015-09-11 2018-06-28 ジヤトコ株式会社 自動変速機及び自動変速機の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017043339A1 (ja) * 2015-09-11 2018-06-28 ジヤトコ株式会社 自動変速機及び自動変速機の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009053809A1 (en) Shift control device and shift control method for automatic transmission
US5593365A (en) Control system for automatic transmission
JP3201111B2 (ja) エンジンおよび自動変速機の総合制御装置
JP3109380B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH07259984A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH07286662A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3314482B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH07257236A (ja) 自動変速機の変速制御装置
US6702714B2 (en) Apparatus for controlling vehicle automatic transmission
JP3201261B2 (ja) 自動変速機およびエンジンの一体制御装置
JP3562245B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3039289B2 (ja) エンジンおよび自動変速機の一体制御装置
JP3420396B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3181144B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3364499B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2978331B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3031187B2 (ja) 車両用制御装置
JP3042322B2 (ja) エンジンおよび自動変速機の一体制御装置
JPH06346964A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH09273446A (ja) 車両の制御装置
JP3354187B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3446543B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3244345B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3620231B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH0517053B2 (ja)