JPH07257242A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH07257242A
JPH07257242A JP6079794A JP7979494A JPH07257242A JP H07257242 A JPH07257242 A JP H07257242A JP 6079794 A JP6079794 A JP 6079794A JP 7979494 A JP7979494 A JP 7979494A JP H07257242 A JPH07257242 A JP H07257242A
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Yuji Tagawa
川 優 治 田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートバックの傾動動作に連動するシートク
ッションの前方への移動時の着座姿勢を安定して保ち、
着座者の腰痛や尻部でのしびれを防ぐ。 【構成】 シートクッション13は、前端側のガイド手
段25と第1及び第2のリンク54,55によって、ベ
ースフレーム12上に略水平姿勢でスライド動作可能に
支持される。シートバック14は、シートクッション1
3後端側でベースフレーム12側に支軸21によりリク
ライニング動作可能に軸支され、且つアームブラケット
53を有している。シートバックの下側部の一部を骨盤
サポート部40として構成する。骨盤サポート部40の
下端部をシートクッション13後端側に軸支部41を介
して連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばシート本体を車
室床面上で回転調整可能に支持している回転式シート等
に適用して好適な車両用シートに関し、特にシートバッ
クが背面側に傾動された時にシートクッションがこれに
連動して前方に移動するように構成されている車両用シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道車両、バス等の乗物に用いら
れる車両用シート1は、図8及び図9の(a),(b)
に示すように、シートクッション2とその後端側に立設
されるシートバック3とからなり、且つシートバック3
がリクライニング機構(図示せず)によりシート前後方
向に傾動調整可能に構成されている。尚、図中4は車室
床面、5はこの床面4上でシート1全体を回転可能に支
持する回転調整機構部で、その詳細な図示等は省略する
が、シート1の向きを所望の方向に変えることができる
ようになっている。
【0003】このような構成において、着座者Hが仰向
けに寝た姿勢を取るためには、シートバック3を、図9
の(a),(b)とから明らかなように、背面側に倒れ
るようにリクライニング傾動させ、これに背中を凭れさ
せてかけるとよい。
【0004】更に、上述したような車両用シートにおい
て、シートクッション部分を、平行リンク機構等による
リフター機構を介して支持し、これを上下方向に平行移
動させたり、スライドレールの前端部を上方に湾曲形成
し、これに応じてシートクッションをスイング動作させ
ることにより、着座者の体型や好みに対処し、着座者に
とって適切な着座状態が得られるようにしたものが知ら
れている。
【0005】この種の車両用シートによれば、シートク
ッションを、前端部がシート前方で斜め上方に向って移
動させ、且つ後端部がこれとは逆にシート下方に向って
降下するようにスイング動作させることで、着座者の尻
部の前ずれを防ぎ、安定した着座状態を得る上で効果を
発揮し得る。特に、このようなシートクッションのスイ
ング動作は、シートバックをシート背面側に傾動動作さ
せた場合のように、着座者の着座位置がずれ易く、着座
姿勢が不安定となる場合に効果的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のシート構造において、図9の(a)に示す通
常状態から同図の(b)に示すリクライニング状態とな
るように、シートバック3を背面側に傾動させた時に、
シートクッション2を連動させてシート前方に移動させ
るような構成が一般に採用されるが、この場合に次のよ
うな不具合を避けられないものであった。
【0007】即ち、上述した構成によるシート1では、
シートクッション2が前方に移動すると、図8から明ら
かなように、シートバック3による着座面からシートク
ッション2の前端部までのクッション長さL2 も通常状
態でのL1 (<L2 )よりも長くなってしまうものであ
り、例えば足の短い人は床面4に足を着けようとする
と、尻部をシート前方にずらす行為を行なう必要があ
る。
【0008】このような場合、着座者Hは尻部近くの支
えが無くなり、図9の(b)において符号Dで示したよ
うに隙間が空くことを避けられず、その結果着座者Hの
骨盤は後転し、脊椎もS字状カーブ状態を保持できなく
なってしまい、安定した着座状態を得られないことにな
る。
【0009】そして、上述した不安定な着座姿勢を保つ
と、着座者Hは、腰痛になったり、尻部がしびれてくる
と言う欠点を生じる結果となるもので、このような問題
点を解決できるような何らかの対策を講じることが望ま
れている。
【0010】特に、このような要請は、前述したような
鉄道、バス等の乗物用座席を始め、種々の自動車用シー
トを含めた各種車両用の全般に用いられる車両用シート
において望まれるもので、前述した問題を一掃できる何
らかの対策を講じることが必要とされている。
【0011】また、従来の車両用シートでのリフター機
構は、シートクッションを、シートバックとは無関係
に、着座者の体格や好みに応じてスイング動作させてい
るだけのものが多く、シートバックを傾動させた時に
は、その着座姿勢の変化に応じて着座者が、リフター機
構を操作し、所定の姿勢状態にスイングさせており、操
作性の面で問題で、操作部を含めた構造が複雑化し、実
用面で問題である。
【0012】特に、車両用シートとしては、例えばシー
トの向きを着座者の好みや要求に応じて変更調節し得る
ような構成による回転式のシートも知られているが、こ
のような回転式シートに、上述したシートクッションの
スイング機構を採用しようとした場合に問題を生じてい
る。
【0013】即ち、この種の回転式の車両用シートとし
て従来は、面擦り合わせ式やシャフトアップ回転式等に
よる回転調整機構を、シート本体の下方で車室床面との
間に介在させてなる構造であり、上述したようなリフタ
ー機構をそのまま適用することはできない。
【0014】また、シートクッションをスイング動作さ
せるにあたっても、シートバックの傾動動作に連動し
て、着座者の前ずれを防ぎ、着座姿勢を安定化させ得る
程度のシートクッションの動きが得られるような簡易型
構造でよく、このような点をも考慮し、シートバックに
連動してシートクッションを所要の状態に動作させ得る
簡易型の車両用シートの出現が望まれる。
【0015】本発明はこのような事情に鑑み、シートバ
ックのリクライニング動作に連動してシートクッション
を前方に連動させてスライド動作させた際の着座者の着
座姿勢を安定して保持でき、腰痛や尻部でのしびれ等を
生じないようにし、快適で安定した着座姿勢をリクライ
ニング動作の如何にかかわらず得ることができる簡易型
の車両用シートを得ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る車両用シートは、ベースフレーム上
に略水平姿勢でスライド動作可能に支持されるシートク
ッションと、その後端側にリクライニング動作可能な状
態でベースフレーム側の支軸により回動可能に軸支して
立設されるシートバックとを備え、このシートバック
に、ベースフレーム側に下端部が延設されるアームブラ
ケットを設け、シートクッションの後端側にアームブラ
ケットの下端側、ベースフレーム側に軸支した第1及び
第2のリンクを共締め状態で軸支させて支持すると共
に、前端側をベースフレーム上にガイド手段により支持
してシート前後方向にスライド動作可能に構成してな
り、シートバックの少なくとも下側部の一部を骨盤サポ
ート部として構成すると共に、この骨盤サポート部の下
端部をシートクッション後端側に軸支部を介して連結
し、且つ上端部をシートバック側に上下方向にスライド
可能に軸支部を介して支持させたものである。
【0017】また、本発明に係る車両用シートは、骨盤
サポート部をシートバック下側部中央に凹設される凹部
内に嵌め込んだ状態で設けてなり、この骨盤サポート部
を、シートバックが背面側に傾動動作され且つこれに連
動してシートクッションが前方にスライド移動された時
に、上端部を下降させながら下端部を下降させると同時
にシート前方に膨出させるように構成したものである。
【0018】
【作用】本発明によれば、シートクッションは常時はシ
ート後端側に位置し、この状態でシートバックが第1及
び第2のリンクにより略立設状態を維持すると共に、シ
ートバックをシート背面側に傾動させることにより、シ
ートクッションを、アームブラケットと第1及び第2の
リンクを介して、ベースフレーム上で後端部がシート前
方で斜め下方に向って降下するように動作させ、この時
にシートクッションの前端側は、ガイド手段によって、
該シートクッションが後端側から前記第1及び第2のリ
ンクによって押圧されることで、シート前方で斜め上方
に向って移動するようにスライド動作する。
【0019】また、本発明によれば、シートバックが立
設されている通常状態では、骨盤サポート部は凹部内に
嵌め込まれた状態でシートバック着座面の一部を構成
し、シートクッションは略水平状態で所定の個所に保持
される。そして、シートバックをリクライニング動作さ
せ、シートクッションが前方に連動してスライドした時
に、これに連動してシートバック下部に設けた骨盤サポ
ート部の下端部を下降させながらシート前方に膨出する
ように動き、着座者の足を床面に着けた際にも、着座者
の前ずれする骨盤を安定して支えることができる。
【0020】
【実施例】図1乃至図5は本発明に係る車両用シートの
一実施例を示し、これらの図において、全体を符号10
で示す車両用シートにおけるリクライニング機構20や
リフター機構30についての詳細な説明は省略する。
【0021】ここで、車両用シート10としては、例え
ば図6の(a),(b)に示したような二個の着座シー
ト部11,11を並設してなる回転式のシートや、図7
に示したようなスライド機構が組み込まれた一般的なシ
ートがあるが、本実施例では、図6等に示したような回
転式シートに本発明を適用した場合を説明する。然し、
本発明はこのようなシート構造には限定されないことは
言うまでもない。
【0022】尚、図6及び図7中12はシート基台を構
成するベースフレーム、13はこのベースフレーム上で
略水平姿勢状態で支持され前後方向にスライド動作可能
なシートクッション、14はこのシートクッション13
の後端部において略立設した状態で配置され且つ図示を
省略したリクライニング機構により傾動可能に支持され
ているシートバックで、これによりリクライニング式の
シートが構成されている。更に、図中15は車室床面で
ある。
【0023】そして、図6に示す回転式シート10で
は、着座シート部11,11間のシート中央部下側に位
置するベースフレーム12と車室床面15との間に、シ
ート10を回転調整自在に支持する回転盤機構16及び
脚部が介在して設けられ、シート10全体が、この機構
16を中心として水平方向において回転調整可能で、そ
の向きを任意の方向に変更し得るように構成される。ま
た、図7に示すシート10である場合には、シートクッ
ション13の下側のベースフレーム12が、車室床面1
5上に設置されるスライド機構17を介してシートの前
後方向にスライド調整自在に設けられる。
【0024】さて、本発明に係る車両用シート10にお
いて、図1乃至図5から明らかなように、ベースフレー
ム12上部で略水平方向にスライドまたはスイング動作
可能に支持されるシートクッション13と、その後端側
にリクライニング動作可能な状態でベースフレーム12
側の支軸21により回動可能に軸支して立設されるシー
トバック14とを備え、このシートバック14の少なく
とも下端側の一部を骨盤サポート部40として構成する
と共に、この骨盤サポート部40の下端部に形成したブ
ラケット52aをシートクッション13の後端側に形成
したブラケット50aに軸支部41を介して連結し、且
つ上端部をシートバック14側に上下方向にスライド可
能に軸支部42を介して支持したところに特徴を有して
いる。
【0025】ここで、上述した骨盤サポート部40は、
図3の(a),(b)に示すように、シートバック14
の下部中央部に凹設される凹部43内に嵌め込んだ状態
で設けている。
【0026】そして、この骨盤サポート部40の上端部
を、図2から明らかなように、シートバック14が背面
側に傾動し且つこれに連動してシートクッション13が
前方にスライド移動した時に下降動作するように長溝4
4に係入する係合軸45による軸支部42によって支持
すると共に、この骨盤サポート部40の下端部を下降す
ると同時にシート10前方に膨出するように軸支ピン4
7及びこれを軸支するブラケット部からなる軸支部41
によって構成したものである。
【0027】尚、図2中50はシートクッション13の
シートクッションフレーム、51はシートバック14の
シートバックフレーム、52は骨盤サポート部40を構
成するサポートフレームである。また、図中53はシー
トバック14側に付設されてベースフレーム12側の支
軸21に軸支されて一体的に設けられるアームブラケッ
ト、54,55はこのアームブラケット53の下端部5
3aに連設され前記シートクッションフレーム50側を
シートバック14の動きに連動してスライド動作させる
ためのリフター機構30を構成する第1、第2のリンク
である。
【0028】ここで、図4、図5を用いてシートクッシ
ョン13のリフター機構30及びこれに連動するシート
バック14のリクライニング機構20を簡単に説明する
と、図中56はシートクッション13の後端側に軸支さ
れる第1、第2のリンク54,55の軸支部、57は第
1、第2のリンク54,55により支持されるシートク
ッション13を常時は図4に示す通常状態位置に復帰さ
せるように付勢する引張りスプリング、58はこれに抗
して第1、第2のリンク54,55、アームブラケット
53を介してシートクッション13、シートバック14
を所要の状態に動作させるためのアクチュエータである
流体圧シリンダである。
【0029】また、図4、図5において25はシートク
ッション13の前端部を前記ベースフレーム12上でス
ライド自在に支持するためのガイド手段で、このガイド
手段25は、カム面を有するカム部材70と、そのカム
面上を転動可能なローラ71を有するアーム71a等に
よって構成されている。
【0030】そして、このような構成では、シートクッ
ション13は、ベースフレーム12の後端側との間の引
張りスプリング57により、常時はシート10の後端側
に向って付勢され、且つシートバック14、更には骨盤
サポート部40は、第1、第2のリンク54,55によ
るリンク機構で略立設した状態を維持するようになって
いる。また、シートバック14を、前記アクチュエータ
58によりシート10の背面側に傾動動作させると、シ
ートクッション13を、第1及び第2のリンク54,5
5を介して、ベースフレーム12上で後端部がシート1
0前方で斜め下方に向って降下するように動作させる。
そして、この時にシートクッション13の前端側のガイ
ド手段25であるカム部材70のカム面70aが、ベー
スフレーム12側のローラ71により転動状態で支持さ
れることにより、シートクッション13の前端部を、該
シートクッション13が後端側から前記第1及び第2の
リンク54,55によって押圧されることで、シート1
0前方で斜め上方に向って移動するようにリフターまた
はスイング動作させることができる。
【0031】勿論、アクチュエータ58を逆に作動し、
シートバック14を引き起こすと、リンク54,55や
ガイド手段25によって、シートクッション13も、元
の状態に復帰する。この時、シートクッション13に
は、引張りスプリング57の付勢力も作用しており、こ
れにより上述した復帰動作が円滑且つ適切に行なえるこ
とは言うまでもない。
【0032】そして、このようにすれば、シートバック
14の背面側への傾動動作にかかわらず、シートクッシ
ョン13での着座者の前ずれを防ぎ、安定した着座姿勢
を得ることができる。
【0033】特に、上述した構造では、シートバック1
4の背面側への傾動動作に連動し、シートクッション1
3をリフター、スイング動作させて、前ずれを防ぎ、安
定感が得られる簡易型のリフター機構30を比較的簡単
に得ることができる。
【0034】そして、図6に示されるように、ベースフ
レーム12が回転盤機構16上に支持される回転型の車
両用シート10等に適用して好適な簡易型のスイング機
構を得ることができるが、図7に示したような一般的な
車両用シート10であっても適用して効果を発揮し得る
ものである。要は、シートバック14の動きを、リンク
機構によりシートクッション13側に伝え、所要のスイ
ング動作を行なえるものであればよい。
【0035】このような構成によれば、シートバック1
4が立設されている通常状態では、骨盤サポート部40
は凹部43内に嵌め込まれた状態でシートバック14の
着座面の一部を構成し、シートクッション13は略水平
状態で最後端側の所定個所に保持される。そして、シー
トバック14を背面側にリクライニング動作させると、
シートクッション13をシート前方に連動させて移動
し、これに連動してシートバック14下部に設けた骨盤
サポート部40の下端部が図3の(a)から(b)に示
されるように下降しながらシート10前方に膨出するよ
うに動作する。
【0036】従って、このようにすれば、シートバック
14のリクライニング動作に連動してシートクッション
13を前方に連動させて動かし、着座者の着座姿勢を安
定して保持し、従来のような尻部とシートバック14と
の間の隙間が無くなり、腰痛や尻部でのしびれ等を生じ
ない快適で安定した着座姿勢を、リクライニング動作の
如何にかかわらず得ることができる簡易型の車両用シー
ト10を得られる。特に、着座者の足を床面15に着け
ようとした際にも、着座者の前ずれ、更にこれによって
後転しようとする骨盤を安定して支えることができ、腰
椎への負担を可能な限り軽減することができる。
【0037】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、車両用シート10の各部の形状、構造等を、必要
に応じて適宜変形、変更することは自由であり、種々の
変形例が考えられる。例えば上述した実施例では、シー
トバック14の傾動動作を行なうリクライニング機構2
0やこれに連動してシートクッション13をスライド動
作させるリフター機構30の詳細な図示及び説明は省略
したが、適宜の機構構造のものを選択して用いてよいも
のである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
シートによれば、ベースフレーム上にスライド動作可能
に支持されるシートクッションと、その後端側にリクラ
イニング動作可能な状態でベースフレーム側の支軸によ
り回動可能に軸支して立設されるシートバックを備え、
これにベースフレーム側に下端部が延設されるアームブ
ラケットを設け、シートクッション後端側に、アームブ
ラケット下端側、ベースフレーム側に軸支した第1及び
第2のリンクを共締め状態で軸支させると共に、前端側
をベースフレーム上にガイド手段により支持してシート
前後方向にスライド動作可能に構成してなり、シートバ
ックの少なくとも下側部の一部を骨盤サポート部として
構成すると共に、この骨盤サポート部の下端部をシート
クッション後端側に軸支部を介して連結し、且つ上端部
をシートバック側に上下方向にスライド可能に軸支部を
介して支持するようにしたので、簡単な構造でしかも安
価に構成できるにもかかわらず、以下に列挙する種々優
れた効果を奏する。
【0039】即ち、シートバックが立設されている通常
状態では、骨盤サポート部は凹部内に嵌め込まれた状態
でシートバック着座面の一部を構成し、シートクッショ
ンは略水平状態で所定の個所に保持されるため、所要の
着座姿勢を得て、安定した着座状態を得られる。
【0040】そして、本発明によれば、シートバックを
リクライニング動作させ、シートクッションを前方に連
動させて動かすことによって、これに連動させてシート
バック下部に設けた骨盤サポート部の下端部を下降させ
ながらシート前方に膨出するように動かすことが可能
で、これによって着座者の足を床面に着けたとしても、
着座者の前ずれする骨盤の後転を無くし、安定して支え
ることができ、腰椎への負担を軽減できる。
【0041】特に、本発明に係る車両用シートによれ
ば、骨盤サポート部をシートバック下側部中央に凹設さ
れる凹部内に嵌め込んだ状態で設け、この骨盤サポート
部を、シートバックが背面側に傾動動作され且つこれに
連動してシートクッションが前方にスライド移動された
時に、上端部を下降させながら下端部を下降させると同
時にシート前方に膨出させるように構成したので、上述
した作用効果を発揮させることができる。
【0042】従って、本発明によれば、シートバックの
リクライニング動作時においても、着座者の安定した着
座姿勢を保持し、従来のような腰痛や尻部でのしびれ等
を生ぜず、快適で安定した着座姿勢をリクライニング動
作の如何にかかわらず得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの一実施例を示す要
部を断面した概略側面図。
【図2】本発明を特徴づける骨盤サポート部とその関連
部品を示す概略分解斜視図。
【図3】(a)はシートバックへの骨盤サポート部の付
設状態を示す概略斜視図、(b)は骨盤サポート部の動
作状態を示す概略斜視図。
【図4】本発明に係る車両用シートの一実施例を示し、
要部拡大した概略側面図。
【図5】図4のシートフレーム構造において、シートバ
ックを背面側に傾動させてシートクッションをスイング
させた場合の概略側面図。
【図6】本発明を適用して好適な回転型シートを示し、
(a)は概略正面図、(b)は概略側面図。
【図7】本発明を適用して好適なスライド型シートを示
す概略側面図。
【図8】従来の回転型シートの概略側面図。
【図9】従来の回転型シートを示し、(a)は通常状態
図、(b)はリクライニング動作状態図。
【符号の説明】
10 車両用シート(回転式シート) 12 ベースフレーム 13 シートクッション 14 シートバック 15 車室床面 20 リクライニング機構 21 支軸 25 ガイド手段 30 リフター機構 40 骨盤サポート部 41 下端側軸支部 42 上端側軸支部 43 凹部 44 長溝 45 係合軸 50 シートクッションフレーム 51 シートバックフレーム 52 サポートフレーム 53 アームブラケット 53a 下端部 54 第1のリンク 55 第2のリンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレーム上に略水平姿勢でスライ
    ド動作可能に支持されるシートクッションと、このシー
    トクッション後端側にリクライニング動作可能な状態で
    前記ベースフレーム側の支軸により回動可能に軸支して
    立設されるシートバックを備え、 前記シートバックは、前記ベースフレーム側に下端部が
    延設されるアームブラケットを有し、 前記シートクッションは、その後端側が前記アームブラ
    ケットの下端側、前記ベースフレーム側に軸支した第1
    及び第2のリンクを共締め状態で軸支することにより支
    持されると共に、前端側が前記ベースフレーム上にガイ
    ド手段を介して支持されることによりシート前後方向に
    スライド動作可能に構成されており、 前記シートバックの少なくとも下側部の一部が骨盤サポ
    ート部として構成されると共に、 この骨盤サポート部の下端部が前記シートクッションの
    後端側に軸支部を介して連結され、 且つ上端部を前記シートバック側に上下方向にスライド
    可能に軸支部を介して支持させたことを特徴とする車両
    用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用シートにおいて、 骨盤サポート部は、シートバック下側部中央に凹設され
    る凹部内に嵌め込まれた状態で設けられ、 この骨盤サポート部は、前記シートバックが背面側に傾
    動動作され且つこれに連動してシートクッションが前方
    にスライド移動された時に、上端部を下降させながら下
    端部を下降させると同時にシート前方に膨出させるよう
    に構成されていることを特徴とする車両用シート。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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