JPH0725737U - 育苗箱への軽量育苗培土供給装置 - Google Patents

育苗箱への軽量育苗培土供給装置

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JPH0725737U
JPH0725737U JP6154593U JP6154593U JPH0725737U JP H0725737 U JPH0725737 U JP H0725737U JP 6154593 U JP6154593 U JP 6154593U JP 6154593 U JP6154593 U JP 6154593U JP H0725737 U JPH0725737 U JP H0725737U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物繊維の残渣やその他の有機物のみから成
る軽量な、又大きさ・形状のアットランダムに粉砕され
た育苗培土を、その収容ホッパーから育苗箱へ定量づつ
円滑・確実に繰り出し供給できるようにする。 【構成】 育苗箱(13)の搬送体(12)並びに培土
繰出しベルト(14)を駆動する駆動ユニット(U)の
装置フレーム(11)へ、上方から培土収容ホッパー
(H)をその開放底面が上記繰出しベルトにより施蓋さ
れる状態として取付け、その繰出しベルトと一定の高低
段差(Y)を保つ培土攪拌用回転羽根車(R)を可動仕
切り棚(L−L)として、上記ホッパー内の中途高さ位
置へ横架させると共に、そのホッパーの鉛直な前壁面
(16)に上記高低段差とほぼ対応する大きさの培土繰
出し口(27)を切り欠いた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軽量な育苗培土を育苗箱へ自動的に供給する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
育苗培土の原料が土(非金属鉱物)又はその土と有機物との混合した重量物や 、大きさ・形状の一定な粒状物ではなく、特願平4−176250号に記載のよ うな植物繊維の残渣やその他の有機物のみから成る軽量物を初め、その軽量で且 つ大きさ・形状の一定しない粉砕物などから成る育苗培土を、育苗箱へ自動機械 的に供給するための装置として、本考案者は先に実願平4−75501号を提案 した。
【0003】 そして、その後も鋭意研究を重ねてきた結果によれば、上記先願考案の構成で もその対象とする軽量育苗培土の性状如何によっては、未だ改良されるべき下記 問題のあることが判明した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
即ち、上記先願考案の場合、培土収容ホッパー(H)の前壁面(16)を鉛直 面に造形したことと、その鉛直面の下端部に開放する培土繰出し口(18)の至 近位置へ、ホッパー(H)内から突子(23)付きの回転羽根車(R)を臨ませ たことは、その相互の有機的・相乗的な作用によって、上記培土繰出し口(18 )の付近に関する限り、軽量育苗培土(M)のブリッジ現象を所期の目的通り確 実に防止することができた。
【0005】 ところが、上記回転羽根車(R)は培土繰出し口(18)の至近位置以外に存 在せず、又その培土繰出し口(18)を開閉操作する調量シャッター(20)に よって、育苗培土(M)の繰り出し供給量を予じめ調整セットするようになって いるため、例えば育苗培土(M)がこれを住居並びに食餌とする土壌微生物の活 発な繁殖により、その菌糸がホッパー(H)内の全体に亘って、蜘蛛の巣を強く 張りめぐらしたような高密度の絡らみ合い状態にある場合や、上記回転羽根車( R)の回転速度が培土繰出しベルト(14)の回走速度に比して、その過度又は 不均衡に遅いような場合、又は/及び上記培土繰出し口(18)の開度を狭小に 制限したような場合などには、上記回転羽根車(R)によっても育苗培土(M) のブリッジ現象を速やかに、且つ効率良く解消することができず、その培土繰出 し口(18)の開度に応じた常時正確・安定な繰り出し供給量を保障し難い。
【0006】 又、上記回転羽根車(R)の羽根として、金属線材から成る突子(23)以外 の形態を広く採用し難く、その隣り合う間隔ピッチや回転羽根車(R)自身の回 転速度などについても、設計上の制約が伴ない、これによって作業能率も左右さ れることとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような問題の更なる改良を企図しており、そのための構成上作業 床への据付け用装置フレームと、その装置フレームに軸架された無端なベルトや ローラーなどから成る育苗箱搬送体と、その育苗箱の上段位置に並列する関係状 態として、上記装置フレームに軸架された無端な培土繰出しベルトと、その培土 繰出しベルトを可動底とするように、やはり装置フレームに取付けられた底面開 放型の培土収容ホッパーとを備え、そのホッパー内に収容された軽量な育苗培土 を、上記培土繰出しベルトの回走駆動により、そのホッパーの前壁面に開放する 培土繰出し口から、上記搬送体の駆動による前進中の育苗箱内へ、順次繰り出し 落下させるように定めた育苗培土供給装置において、
【0008】 上記培土繰出しベルトと一定の高低段差を保つ培土攪拌用回転羽根車をホッパ ーの可動仕切り棚として、そのホッパー内の中途高さ位置へ横断状態に軸架させ ると共に、上記ホッパーの少なくとも前壁面を鉛直面に造形して、その前壁面に 上記高低段差とほぼ対応する大きさの常時開放使用する培土繰出し口を切り欠い たことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案の上記構成によれば、培土繰出しベルトを可動底とする培土収容ホッパ ー内の中途高さ位置に、そのホッパーの可動仕切り棚となる培土攪拌用回転羽根 車が横断状態に軸架されているため、上記ホッパー内に収容の軽量育苗培土はそ の羽根車の回転攪拌作用によって、自づと確実に崩し落されることとなり、その ブリッジ現象がホッパー内の全体に亘って、しかも即座に効率良く解消されるの である。
【0010】 そして、上記攪拌用回転羽根車と一定の高低段差を保つ培土繰出しベルト上へ ムラなく落下した育苗培土は、その繰出しベルトによってホッパーの前壁面へ移 送されることになるが、その前壁面は鉛直面として造形されており、ここに上記 高低段差とほぼ対応する寸法の大きな培土繰出し口が、常時開放状態にあるため 、その繰出し口の目詰まり現象を起すおそれもなく、常時一定量の育苗培土が確 実に、且つ安定良く育苗箱内へ繰り出し供給されるのである。
【0011】 その場合、育苗箱に対する育苗培土の繰り出し供給量は、これを上記攪拌用回 転羽根車の回転速度によって、予じめ調整セットすることができる。蓋し、その 攪拌用回転羽根車はホッパー内での可動仕切り棚をなしており、これによって下 方から支持された育苗培土は、冒頭に述べた通りの軽量物であって、その絡らみ 合い団塊化する性状を有し、上記羽根車による下方からの積極的な回転攪拌力を 受けない限り、その絡らみ合い状態が解き離されず、従って自然には落下しない からである。その意味では、上記ブリッジ現象を逆に利用しているものとさえ言 える。
【0012】 殊更、請求項2に記載の構成を採用するならば、ホッパーの底面積が大きくな ったり、或いはその育苗培土の収容量が増したりした場合にも、上記作用を確実 に安定良く営なませることができ、そのホッパー内の全体に及ぶブリッジ現象の 防止効果を、ますます効率良く達成し得ることとなり、作業能率の向上にも大い に役立つ。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、その軽量育苗培土供給 装置の概略全体を示した図1において、(U)は駆動ユニットの総称であり、作 業床への据付け用装置フレーム(11)と、その装置フレーム(11)に軸架さ れた無端なベルトやローラー群などから成る育苗箱搬送体(12)と、その育苗 箱(13)の上段位置に並列する関係状態として、上記装置フレーム(11)に やはり軸架された無端な培土繰出しベルト(14)とを備えている。
【0014】 そして、上記育苗箱搬送体(12)がその育苗箱(13)を図1、4の矢印方 向(F)へ順次前進させるべく、モーターなどの駆動源(図示省略)によって駆 動されると、これとの連動的に上記培土繰出しベルト(14)も、同一方向へ回 走されるようになっている。
【0015】 (H)は上記駆動ユニット(U)の装置フレーム(11)へ、上方から所謂カ セット式又はカートリッジ式の着脱・交換自在に取付け固定された底面開放型の 培土収容ホッパーであり、これを装置フレーム(11)へ取付けた使用時には、 そのホッパー(H)の底面が図1、3、4から明白なように、上記培土繰出しベ ルト(14)による可動底として、自づと正しく施蓋された状態になる。
【0016】 上記ホッパー(H)の取付け固定手段として、図示実施例では図3から明白な ように、複数のボルト・ナットから成るネジ締結具(15)を用いているが、そ の装置フレーム(11)に対する着脱・交換可能である限り、ネジ締結具(15 )に代る作業工具の不要な施錠掛け金具や、その他の適当な手段を採用しても勿 論良い。その取りはずしにより、ホッパー(H)内の清掃作業などを便利良く行 なえる。
【0017】 上記ホッパー(H)は基本的に四角の漏斗型を呈しているが、殊更その前壁面 (16)と左右何れか一方又は双方の側壁面(17)は、図1、2、4から明白 なように、鉛直面として垂立されている。
【0018】 但し、図2と対応する図5の変形実施例から示唆されるように、ホッパー(H )の前壁面(16)のみを鉛直面とし、残る左右両側壁面(17)と後壁面(1 8)を上広がりの傾斜勾配面として、育苗培土(M)の収容量を可及的に増加さ せても良い。
【0019】 更に言えば、ホッパー(H)の上部位置は四角の漏斗型として、上広がりの傾 斜勾配面に拡開させると共に、そのホッパー(H)における後述の可動仕切り棚 よりも下部位置では、上記後壁面(18)も含む全壁面を鉛直面に造形しても、 さしつかえない。
【0020】 (R)は上記ホッパー(H)の可動底を形作る培土繰出しベルト(14)との 相互間に、一定の高低段差(Y)を保つ如く、そのホッパー(H)内の中途高さ 位置へ横断状態に軸架された複数(図では合計3個)の培土攪拌用回転羽根車で あって、その複数の平行な配列により、ホッパー(H)の言わば可動仕切り棚( L−L)を生成している。
【0021】 その回転羽根車(R)の各個はホッパー(H)の左右方向に沿って、水平に横 断する回転支軸(19)と、その回転支軸(19)の円周面から一体的に張り出 す複数の攪拌羽根(20)とから成り、その回転攪拌作用によって、ホッパー( H)内の育苗培土(M)をその可動底としての培土繰出しベルト(14)上へ、 すばやく確実に崩し落すことができるようになっている。
【0022】 この点、図示の実施例では育苗培土(M)が上記した軽量物であることとの関 係上、その攪拌羽根(20)に対する絡らみ付きや目詰まりなどを防ぎ、育苗培 土(M)を効率良く解き離し崩し落せるようにする意味から、上記攪拌羽根(2 0)を金属線材の針棒形態として、回転支軸(19)に貫通させるか、又はその 回転支軸(19)の円周面へ溶接することにより、回転支軸(19)の軸線方向 から見て十文字型の直交状態に、同じく半径方向から見て千鳥配列状態に、しか もその隣り合う間隔ピッチの可及的に荒く点在分布させている。
【0023】 但し、回転羽根車(R)の回転攪拌作用によって、上記軽量育苗培土(M)を 地崩れ状に落下させ得る限り、その攪拌羽根(20)の形態については上記針棒 形態のほか、条列形態や螺旋形態、単純な鉤形態、円板形態、ホッパー(H)を 横断しない左右一対の回転支軸(19)により支持した篭ドラム形態等々を、設 計上の制約なく採用することができ、その何れにあっても上記したように、攪拌 羽根(20)の隣り合う間隔ピッチを荒く設定することが、望ましい。
【0024】 (21)は上記した複数の回転羽根車(R)について、その任意な回転支軸( 19)の一端部に嵌め付けられた入力プーリー又は入力スプロケット、(22) は同じく回転羽根車(R)の駆動モーターであって、ホッパー(H)の好ましく は後壁面(18)に予じめ付属ユニット化されており、そのモーター(22)の 出力プーリー又は出力スプロケット(23)と、上記入力プーリー又は入力スプ ロケット(21)との相互間が、伝動ベルト又は伝動チエン(24)によって連 繋されている。
【0025】 しかも、各回転羽根車(R)における回転支軸(19)の一端部又は他端部に は、その隣り合う相互の噛合回転する伝動ギヤ(25)が、キーやスプラインな どを介して、着脱・交換自在に嵌め付けられており、上記モーター(22)から の駆動力を受けて、その回転羽根車(R)の複数を図1、4の矢印方向(P)へ 回転させるようになっている。
【0026】 尚、上記伝動ギヤ(25)がホッパー(H)における側壁面(17)の外部に 並列していること、言うまでもない。(26)はそのホッパー(H)の左右両側 壁面(17)へ、各回転支軸(19)の両端部を軸受けするためのピローブロッ クである。
【0027】 上記隣り合う回転羽根車(R)の攪拌羽根(20)同志は、言うまでもなく干 渉しないように配列されているが、その相互間隙が仮りに広くても、育苗培土( M)自身ブリッジ現象を起す程の軽量物であるため、その広い間隙から自然には 落下せず、上記可動仕切り棚(L−L)上に堆積されることとなる。
【0028】 このことは、回転羽根車(R)と上記ホッパー(H)との相互間隙についても 同様であり、要すれば育苗培土(M)の性状を考慮して、上記相互間隙を適当に 選定すれば良い。逆に、その相互間隙が狭きに過ぎると、上記回転羽根車(R) の回転攪拌力を受けるも、育苗培土(M)が崩れ落ち難くなるため、好ましくな い。
【0029】 図示実施例の場合、上記伝動ギヤ(25)の複数を悉く同一に造形して、その 製造コストダウンと互換性を昂めると共に、その任意個数の着脱・交換により、 上記回転羽根車(R)の回転速度を速く、又は遅く合理的に調整セットできるよ うになっている。
【0030】 又、上記伝動ギヤ(25)をやはり複数として、その隣り合う相互の逆方向へ 噛合回転させており、これによれば上記攪拌羽根(20)の針棒形態とも相俟っ て、ホッパー(H)内の育苗培土(M)を一層効率良く解き離し作用し得るが、 その育苗培土(M)を確実に崩し落せる限りでは、回転羽根車(R)の上記回転 方向を悉く同一に定めても良い。
【0031】 更に、図示の実施例では複数の回転羽根車(R)を、ホッパー(H)内のすべ て同一高さ位置へ並列的に軸架させて、これにより形作られる上記可動仕切り棚 (L−L)を水平に保っているが、その並列する回転羽根車(R)の隣り合う相 互間に、一定の高低段差を与えてもさしつかえない。
【0032】 何れにしても、上記伝動ギヤ(25)を着脱・交換して、その噛合ギヤ比を変 え、回転羽根車(R)の回転速度を速く、又は遅く予じめ調整セットすることに より、ホッパー(H)から培土繰出しベルト(14)を経て、育苗箱搬送体(1 2)上の育苗箱(13)へ繰り出し落下される育苗培土(M)の供給量を多く、 又は少なく加減することができ、その意味から冒頭に述べた先願考案の調量シャ ッターは不要である。
【0033】 但し、上記底面開放型ホッパー(H)の底面積が小さいような場合には、回転 羽根車(R)の1個をそのホッパー(H)の中途高さ位置へ横架させるにとどめ ても良い。このような構成を採用するも、その底面積や収容量との相関々係上、 ホッパー(H)内に育苗培土(M)の可動仕切り棚(L−L)を形作ることがで き、所期する目的を達成し得るからである。
【0034】 そして、この場合に育苗培土(M)の繰り出し供給量を調整するに当っては、 上記入力プーリー又は入力スプロケット(21)や、駆動モーター(22)の出 力プーリー又は出力スプロケット(23)を着脱・交換したり、更にはその駆動 モーター(22)を変速機付きのそれとして、その回転速度を変速させたりすれ ば良い。上記伝動ギヤ(25)の噛合回転手段に代る回転羽根車(R)への伝動 手段と、その回転速度の変速による繰り出し供給量の調整手段を採用することが できる意味である。
【0035】 更に、図1、3、4の符号(27)は上記ホッパー(H)の鉛直な前壁面(1 6)に切り欠かれた培土繰出し口であって、上記回転羽根車(R)により生成さ れる可動仕切り棚(L−L)と、培土繰出しベルト(14)との一定な高低段差 (Y)にほぼ対応する大きさを有しており、その常時開放する状態のままで使用 されるようになっている。
【0036】 そのため、上記調量シャッターなどによって開閉されないこととも相俟ち、そ の培土繰出し口(27)に育苗培土(M)の目詰まりするおそれがない。又、そ の培土繰出し口(27)の開口上縁部は上記可動仕切り棚(L−L)の高さ位置 にほぼ整合するので、育苗培土(M)自身の軽量物であることも相伴ない、仮令 ホッパー(H)の前壁面(16)と回転羽根車(R)との相互間隙が広くても、 その間隙から育苗培土(M)の前方へ洩れ出し落下するおそれはない。
【0037】 上記構成の本考案を使用するに当っては、その育苗箱搬送体(12)や培土繰 出しベルト(14)並びに培土攪拌用回転羽根車(R)を悉く駆動させると共に 、ホッパー(H)の上方から軽量育苗培土(M)を投入するのであり、そうすれ ばその育苗培土(M)は軽量物であるため、回転羽根車(R)により生成された 可動仕切り棚(L−L)上に堆積し、そのホッパー(H)内での収容状態に保た れることとなる。
【0038】 そして、育苗箱(13)はその搬送体(12)の回走作用により、図1、4の 矢印方向(F)へ前進する一方、ホッパー(H)内では上記回転羽根車(R)が 回転して、その羽根(20)による攪拌力を育苗培土(M)に付与するため、そ の培土(M)はホッパー(H)の可動底をなす培土繰出しベルト(14)上に崩 れ落ち、その培土繰出しベルト(14)により前方へ移送されて、開放状態にあ る培土繰出し口(27)から育苗箱(13)内へ繰り出し落下されるのである。
【0039】 その際、ブリッジ現象を起生しやすい軽量物の育苗培土(M)は、そのブリッ ジ現象の逆利用により上記可動仕切り棚(L−L)上へ、自然落下しない状態の もとに安定良く堆積しており、これに対して直下位置から回転羽根車(R)によ る積極的な回転攪拌力が、ホッパー(H)内の全体に波及するものとして与えら れるため、上記ブリッジ現象は即座に効率良く解消され、培土繰出し口(27) が大きく開放する常態にあることとも相俟って、その育苗培土(M)を定量づつ 育苗箱(13)内へ、安定良く確実に繰り出し供給することができる。
【0040】 又、上記回転羽根車(R)の回転速度を培土繰出しベルト(14)の回走速度 との関係上、相対的に速くすれば、その育苗培土(M)の繰り出し供給量を増す ことができ、逆に回転速度を遅くすれば、同じく育苗培土(M)の繰り出し供給 量を減らすことができるのであり、その調整セットも容易に行なえ、育苗培土( M)の性状変化に対処し得ることとなる。因みに、上記回転羽根車(R)の回転 速度は冒頭に述べた先願考案のそれよりも低速で足り、約4〜8r.p.mが好 ましい。
【0041】
【考案の効果】
以上のように、本考案ではその構成上作業床への据付け用装置フレーム(11 )と、その装置フレーム(11)に軸架された無端なベルトやローラーなどから 成る育苗箱搬送体(12)と、その育苗箱(13)の上段位置に並列する関係状 態として、上記装置フレーム(11)に軸架された無端な培土繰出しベルト(1 4)と、その培土繰出しベルト(14)を可動底とするように、やはり装置フレ ーム(11)に取付けられた底面開放型の培土収容ホッパー(H)とを備え、そ のホッパー(H)内に収容された軽量な育苗培土(M)を、上記培土繰出しベル ト(14)の回走駆動により、そのホッパー(H)の前壁面(16)に開放する 培土繰出し口(27)から、上記搬送体(12)の駆動による前進中の育苗箱( 13)内へ、順次繰り出し落下させるように定めた育苗培土供給装置において、
【0042】 上記培土繰出しベルト(14)と一定の高低段差(Y)を保つ培土攪拌用回転 羽根車(R)をホッパー(H)の可動仕切り棚(L−L)として、そのホッパー (H)内の中途高さ位置へ横断状態に軸架させると共に、上記ホッパー(H)の 少なくとも前壁面(16)を鉛直面に造形して、その前壁面(16)に上記高低 段差(Y)とほぼ対応する大きさの常時開放使用する培土繰出し口(27)を切 り欠いてあるため、冒頭に述べた先願考案の問題をも完全に改良できる効果があ る。
【0043】 つまり、本考案の上記構成によれば、ホッパー(H)内の中途高さ位置へ横断 状態に軸架された回転羽根車(R)が、軽量な育苗培土(M)を受け持つ可動仕 切り棚(L−L)として機能し、その仕切り棚(L−L)自身が言わば回転する ことにより、上記育苗培土(M)に所謂地崩れ現象を起して、培土繰出しベルト (14)上へ落下させるようになっていると共に、上記回転羽根車(R)の攪拌 羽根(20)により、その育苗培土(M)の絡らみ合いも解き離すことができる ため、育苗箱(13)への繰り出し供給量をその育苗培土(M)の性状如何に拘 らず、常時均一に確保し得るのである。
【0044】 しかも、ホッパー(H)の前壁面(16)は鉛直面に造形されており、ここに はそのホッパー(H)の可動底をなす培土繰出しベルト(14)と、上記可動仕 切り棚(L−L)との高低段差(Y)とほぼ対応する寸法の大きな培土繰出し口 (27)が、調量シャッターなどによって狭小に制限されることもなく、常時開 放状態に切り欠かれているため、ここに育苗培土(M)の目詰まりするおそれが なく、その育苗箱(13)への繰り出し作用が頗る円滑に安定良く営なまれるこ ととなる。
【0045】 又、上記可動仕切り棚(L−L)となる回転羽根車(R)の回転攪拌力によっ て、その仕切り棚(L−L)上から育苗培土(M)をホッパー(H)内の全体的 に崩し落すようになっているため、上記回転羽根車(R)における攪拌羽根(2 0)の形態を初め、その隣り合う間隔ピッチ、羽根車(R)自身の回転速度など について、設計上の制約を受け難く、容易に実施できると共に、作業能率の向上 にも役立つ効果がある。
【0046】 特に、請求項2の構成を採用するならば、ホッパー(H)の底面積が大きくな ったり、或いはその育苗培土(M)の収容量が増したりしても、その複数の回転 羽根車(R)によってホッパー(H)内の全体に波及する地崩れ現象を、上記軽 量育苗培土(M)へ容易に付与することができ、そのホッパー(H)の寸法変化 に対する対応性が広がるほか、逆方向への回転によって、育苗培土(M)の解き 離し作用を促進できる効果もある。
【0047】 請求項3の構成を採用するならば、その針棒形態の攪拌羽根(20)により、 上記解き離し作用をますます助長でき、その育苗培土(M)をすばやく崩し落せ るのであり、そのための必要構成としても簡素で足りるので、量産性に優れる。
【0048】 更に、請求項4の構成を採用するならば、回転羽根車(R)の駆動モーター( 22)やその羽根車(R)への伝動手段が、ホッパー(H)と予じめ組立ユニッ ト化されており、そのホッパー(H)を装置フレーム(11)へ着脱・交換自在 に取付け固定するようになっているため、その装置フレーム(11)も含む駆動 ユニット(U)を汎用的に使えるばかりでなく、ホッパー(H)内の清掃作業や 上記伝動ギヤ(25)などの交換作業を、その装置フレーム(11)からホッパ ー(H)を取りはずした状態のもとで、簡便に行なえる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軽量育苗培土供給装置の概略全体
を示す側断面図である。
【図2】図1の培土収容ホッパーを抽出して示す平面図
である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図2に対応するホッパーの変形実施例を示す平
面図である。
【符号の説明】
U……駆動ユニット H……培土収容ホッパー M……育苗培土 R……回転羽根車 Y……高低段差 L−L…可動仕切り棚 11…装置フレーム 12…育苗箱搬送体 13…育苗箱 14…培土繰出しベルト 16…ホッパーの前壁面 19…回転支軸 20…攪拌羽根 22…駆動モーター 25…伝動ギヤ 27…培土繰出し口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業床への据付け用装置フレーム(1
    1)と、その装置フレーム(11)に軸架された無端な
    ベルトやローラーなどから成る育苗箱搬送体(12)
    と、その育苗箱(13)の上段位置に並列する関係状態
    として、上記装置フレーム(11)に軸架された無端な
    培土繰出しベルト(14)と、その培土繰出しベルト
    (14)を可動底とするように、やはり装置フレーム
    (11)に取付けられた底面開放型の培土収容ホッパー
    (H)とを備え、 そのホッパー(H)内に収容された育苗培土(M)を、
    上記培土繰出しベルト(14)の回走駆動により、その
    ホッパー(H)の前壁面(16)に開放する培土繰出し
    口(27)から、上記搬送体(12)の駆動による前進
    中の育苗箱(13)内へ、順次繰り出し落下させるよう
    に定めた育苗培土供給装置において、 上記培土繰出しベルト(14)と一定の高低段差(Y)
    を保つ培土攪拌用回転羽根車(R)をホッパー(H)の
    可動仕切り棚(L−L)として、そのホッパー(H)内
    の中途高さ位置へ横断状態に軸架させると共に、 上記ホッパー(H)の少なくとも前壁面(16)を鉛直
    面に造形して、その前壁面(16)に上記高低段差
    (Y)とほぼ対応する大きさの常時開放使用する培土繰
    出し口(27)を切り欠いたことを特徴とする育苗箱へ
    の軽量育苗培土供給装置。
  2. 【請求項2】 回転羽根車(R)の複数を培土収容ホッ
    パー(H)内の中途高さ位置へ、その平行な横断状態に
    軸架させると共に、その隣り合う相互の逆方向へ回転す
    るように伝動連結したことを特徴とする請求項1記載の
    育苗箱への軽量育苗培土供給装置。
  3. 【請求項3】 回転羽根車(R)の攪拌羽根(20)
    を、その回転支軸(19)から放射方向へ張り出す針棒
    形態として、その羽根(20)により育苗培土(M)を
    解き離すように定めたことを特徴とする請求項1記載の
    育苗箱への軽量育苗培土供給装置。
  4. 【請求項4】 培土収容ホッパー(H)を装置フレーム
    (11)へ、上方から着脱・交換自在に取付け固定する
    と共に、そのホッパー(H)の壁面に回転羽根車(R)
    の駆動モーター(22)を付属ユニット化させたことを
    特徴とする請求項1記載の育苗箱への軽量育苗培土供給
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0739368U (ja) * 1993-12-29 1995-07-18 隆 市原 土詰装置
JP2011167138A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Kubota Corp 播種プラント

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JPS5392209A (en) * 1977-01-14 1978-08-12 Daicel Ltd Manufacturing device of moulded seed bed soil for rearing nursery plant

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