JPH07258555A - 不織布用ラテックス組成物及び耐熱性不織布 - Google Patents
不織布用ラテックス組成物及び耐熱性不織布Info
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- JPH07258555A JPH07258555A JP6077950A JP7795094A JPH07258555A JP H07258555 A JPH07258555 A JP H07258555A JP 6077950 A JP6077950 A JP 6077950A JP 7795094 A JP7795094 A JP 7795094A JP H07258555 A JPH07258555 A JP H07258555A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温度下において高い引張強度を有し且つホ
ルマリンを発生しない耐熱性不織布及びこれを得るため
に好適なラテックス組成物を提供する。 【構成】 メタクリル酸メチル45重量部、スチレン1
5重量部及びメタクリル酸40重量重量部を共重合して
カルボキシル基含有重合体の中和物の水溶液を得、次に
この水溶液の存在下にメタクリル酸メチル45重量部、
スチレン2.5重量部、N−メチロールアクリルアミド
2.5重量部及びアクリル酸エチル50重量部を共重合
してラテックスを得、その後、分子量300、アミン価
21mmol/g−固形分のポリエチレンイミン10重
量部を添加し攪拌して、ラテックス組成物を得る。次
に、3.8デニール、目付量90g/m2のポリエステ
ル繊維製のスパンボンド不織布を上記ラテックス組成物
に浸漬して耐熱性不織布を得る。
ルマリンを発生しない耐熱性不織布及びこれを得るため
に好適なラテックス組成物を提供する。 【構成】 メタクリル酸メチル45重量部、スチレン1
5重量部及びメタクリル酸40重量重量部を共重合して
カルボキシル基含有重合体の中和物の水溶液を得、次に
この水溶液の存在下にメタクリル酸メチル45重量部、
スチレン2.5重量部、N−メチロールアクリルアミド
2.5重量部及びアクリル酸エチル50重量部を共重合
してラテックスを得、その後、分子量300、アミン価
21mmol/g−固形分のポリエチレンイミン10重
量部を添加し攪拌して、ラテックス組成物を得る。次
に、3.8デニール、目付量90g/m2のポリエステ
ル繊維製のスパンボンド不織布を上記ラテックス組成物
に浸漬して耐熱性不織布を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性不織布及び不織布
用ラテックス組成物に関し、更に詳しくは、土木、建築
分野で使用される耐熱性不織布及びこれを得るために好
適な不織布用ラテックス組成物に関する。
用ラテックス組成物に関し、更に詳しくは、土木、建築
分野で使用される耐熱性不織布及びこれを得るために好
適な不織布用ラテックス組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築分野において、不織布は広く
利用されている。例えば、不織布は、アスファルトルー
フィングの補強材として使用され、この場合、高温度の
アスファルトが含浸される。そのためアスファルトルー
フィング用不織布には高温度下においても高い強度が要
求される。この要求に応えるために、不織布に使用され
る接着剤又は表面被覆剤として、メラミン樹脂、尿素樹
脂、尿素−メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を主成分と
する組成物が知られている。また、熱硬化性樹脂と自己
架橋性アクリル系エマルジョンとを主成分とする組成物
(特開昭60−71708号公報、特開平3−7441
6号公報)が知られている。これらの組成物を使用して
得られる不織布は高温度下における引張強度に優れてい
るが、高温度下ではホルマリンを発生するので作業環境
を悪くする問題があた。
利用されている。例えば、不織布は、アスファルトルー
フィングの補強材として使用され、この場合、高温度の
アスファルトが含浸される。そのためアスファルトルー
フィング用不織布には高温度下においても高い強度が要
求される。この要求に応えるために、不織布に使用され
る接着剤又は表面被覆剤として、メラミン樹脂、尿素樹
脂、尿素−メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を主成分と
する組成物が知られている。また、熱硬化性樹脂と自己
架橋性アクリル系エマルジョンとを主成分とする組成物
(特開昭60−71708号公報、特開平3−7441
6号公報)が知られている。これらの組成物を使用して
得られる不織布は高温度下における引張強度に優れてい
るが、高温度下ではホルマリンを発生するので作業環境
を悪くする問題があた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
度下において高い引張強度を有し且つホルマリンを発生
しない耐熱性不織布及びこれを得るためのラテックス組
成物を提供することにある。本発明者らは、前記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、特定の酸価及びガラス転
移温度を有する重合体を中和し、その中和物の存在下
に、特定の酸価及びガラス転移温度を有する重合体を与
える単量体を重合してなる重合体のラテックスにポリア
ルキレンイミンを配合することによって本目的を達成で
きることを見いだし、この知見に基づいて、本発明を完
成するに到った。
度下において高い引張強度を有し且つホルマリンを発生
しない耐熱性不織布及びこれを得るためのラテックス組
成物を提供することにある。本発明者らは、前記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、特定の酸価及びガラス転
移温度を有する重合体を中和し、その中和物の存在下
に、特定の酸価及びガラス転移温度を有する重合体を与
える単量体を重合してなる重合体のラテックスにポリア
ルキレンイミンを配合することによって本目的を達成で
きることを見いだし、この知見に基づいて、本発明を完
成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、酸価が200以上で且つガラス転移温度が100℃
以上である重合体(A)85〜15重量部、酸価が50
以下で且つガラス転移温度が20℃以上の重合体(B)
15〜85重量部(重合体(A)と重合体(B)との合
計量が100重量部)及びポリアルキレンイミン(C)
1〜20重量部を含有し、重合体(A)及び/又は重合
体(B)の一部が中和されていることを特徴とする不織
布用ラテックス組成物が提供される。また、本発明によ
れば、前記の不織布用ラテックス組成物を不織布基材に
付着してなる耐熱性不織布が提供される。
ば、酸価が200以上で且つガラス転移温度が100℃
以上である重合体(A)85〜15重量部、酸価が50
以下で且つガラス転移温度が20℃以上の重合体(B)
15〜85重量部(重合体(A)と重合体(B)との合
計量が100重量部)及びポリアルキレンイミン(C)
1〜20重量部を含有し、重合体(A)及び/又は重合
体(B)の一部が中和されていることを特徴とする不織
布用ラテックス組成物が提供される。また、本発明によ
れば、前記の不織布用ラテックス組成物を不織布基材に
付着してなる耐熱性不織布が提供される。
【0005】以下、本発明について説明する。本発明に
用いられる重合体(A)は、その酸価が200以上、好
ましくは250以上であることが必要である。200未
満になると不織布用ラテックス組成物を付着して得られ
る耐熱性不織布の靱性が低下して、付着させたラテック
ス組成物の乾燥物が剥がれ落ち耐熱性不織布の強度が低
下する(以下、単に「粉落ちが生じる」という。)。
用いられる重合体(A)は、その酸価が200以上、好
ましくは250以上であることが必要である。200未
満になると不織布用ラテックス組成物を付着して得られ
る耐熱性不織布の靱性が低下して、付着させたラテック
ス組成物の乾燥物が剥がれ落ち耐熱性不織布の強度が低
下する(以下、単に「粉落ちが生じる」という。)。
【0006】重合体(A)は、そのガラス転移温度が1
00℃以上、好ましくは120℃以上であることが必要
である。100℃未満では不織布用ラテックス組成物を
付着させて得られる耐熱性不織布の高温度下における引
張強度が低くなる。なお、酸価及びガラス転移温度は後
記の評価方法によって得られる値である。
00℃以上、好ましくは120℃以上であることが必要
である。100℃未満では不織布用ラテックス組成物を
付着させて得られる耐熱性不織布の高温度下における引
張強度が低くなる。なお、酸価及びガラス転移温度は後
記の評価方法によって得られる値である。
【0007】重合体(A)は、エチレン性不飽和カルボ
ン酸単量体をモノマー単位とする重合体である。重合体
(A)は、エチレン性不飽和カルボン酸単量体を単独重
合あるいは必要に応じて他の単量体と共重合してなるも
のである。またカルボキシル基を有しない重合体にエチ
レン性不飽和カルボン酸単量体を付加したものであって
もよい。
ン酸単量体をモノマー単位とする重合体である。重合体
(A)は、エチレン性不飽和カルボン酸単量体を単独重
合あるいは必要に応じて他の単量体と共重合してなるも
のである。またカルボキシル基を有しない重合体にエチ
レン性不飽和カルボン酸単量体を付加したものであって
もよい。
【0008】エチレン性不飽和カルボン酸単量体の具体
例としてはアクリル酸、メタクリル酸等のエチレン性不
飽和モノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、シトラコ
ン酸等のエチレン性不飽和多価カルボン酸;マレイン酸
モノエチル、イタコン酸モノメチルなどのエチレン性不
飽和多価カルボン酸の部分エステル化物等を挙げること
ができる。特に、単独重合体のガラス転移温度が120
℃以上になるものが好ましく、具体的にはメタクリル酸
が好適である。
例としてはアクリル酸、メタクリル酸等のエチレン性不
飽和モノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、シトラコ
ン酸等のエチレン性不飽和多価カルボン酸;マレイン酸
モノエチル、イタコン酸モノメチルなどのエチレン性不
飽和多価カルボン酸の部分エステル化物等を挙げること
ができる。特に、単独重合体のガラス転移温度が120
℃以上になるものが好ましく、具体的にはメタクリル酸
が好適である。
【0009】エチレン性不飽和カルボン酸単量体の量
は、重合体(A)を得るために用いる全単量体の、通
常、20重量%以上、好ましくは30重量%以上であ
る。量が少ないと重合体(A)の酸価が小さくなるの
で、不織布用ラテックス組成物を付着させて得られる耐
熱性不織布は粉落ちを生じる傾向になる。
は、重合体(A)を得るために用いる全単量体の、通
常、20重量%以上、好ましくは30重量%以上であ
る。量が少ないと重合体(A)の酸価が小さくなるの
で、不織布用ラテックス組成物を付着させて得られる耐
熱性不織布は粉落ちを生じる傾向になる。
【0010】エチレン性不飽和カルボン酸単量体以外に
使用することができる単量体としてはスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン等の芳
香族ビニル単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−アミル、アク
リル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸エ
チルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ヒドロ
キシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル
酸グリシジル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−アミル、
メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタ
クリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプ
ロピル、メタクリル酸グリシジル等のエチレン性不飽和
カルボン酸エステル単量体;メタクリロニトリル、アク
リロニトリル等のシアン化ビニル単量体;アリルグリシ
ジルエーテル等のエチレン性不飽和グリシジルエーテ
ル;アクリルアミド、メタクリルアミド等のエチレン性
不飽和カルボン酸アミド単量体;1,3−ブタジエン、
イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
1,3−ペンタジエン等の共役ジエン単量体;塩化ビニ
ル等のハロゲン化ビニル;酢酸ビニル等のカルボン酸ビ
ニルエステルが挙げられる。特にスチレンなどの芳香族
ビニル単量体、メタクリル酸メチルなどのエチレン性不
飽和カルボン酸エステルが好適に用いられる。
使用することができる単量体としてはスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン等の芳
香族ビニル単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−アミル、アク
リル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸エ
チルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ヒドロ
キシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル
酸グリシジル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−アミル、
メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタ
クリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプ
ロピル、メタクリル酸グリシジル等のエチレン性不飽和
カルボン酸エステル単量体;メタクリロニトリル、アク
リロニトリル等のシアン化ビニル単量体;アリルグリシ
ジルエーテル等のエチレン性不飽和グリシジルエーテ
ル;アクリルアミド、メタクリルアミド等のエチレン性
不飽和カルボン酸アミド単量体;1,3−ブタジエン、
イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
1,3−ペンタジエン等の共役ジエン単量体;塩化ビニ
ル等のハロゲン化ビニル;酢酸ビニル等のカルボン酸ビ
ニルエステルが挙げられる。特にスチレンなどの芳香族
ビニル単量体、メタクリル酸メチルなどのエチレン性不
飽和カルボン酸エステルが好適に用いられる。
【0011】本発明に用いられる重合体(B)は、その
酸価が50以下、好ましくは25以下、さらに好ましく
は10以下であることが必要である。50を超えると不
織布用ラテックス組成物に凝固物が多く発生する傾向に
なる。
酸価が50以下、好ましくは25以下、さらに好ましく
は10以下であることが必要である。50を超えると不
織布用ラテックス組成物に凝固物が多く発生する傾向に
なる。
【0012】重合体(B)は、そのガラス転移温度が2
0℃以上、好ましくは20〜50℃になるものである。
20℃未満になると不織布用ラテックス組成物を付着さ
せて得られる耐熱性不織布の高温度下における引張強度
が低くなる。
0℃以上、好ましくは20〜50℃になるものである。
20℃未満になると不織布用ラテックス組成物を付着さ
せて得られる耐熱性不織布の高温度下における引張強度
が低くなる。
【0013】重合体(B)を得るために使用する単量体
の具体例としては芳香族ビニル単量体、エチレン性不飽
和カルボン酸エステル単量体、シアン化ビニル単量体、
エチレン性不飽和グリシジルエーテル、エチレン性不飽
和カルボン酸アミド単量体、共役ジエン単量体、ハロゲ
ン化ビニル、カルボン酸ビニルエステル、エチレン性不
飽和カルボン酸単量体などが挙げられる。
の具体例としては芳香族ビニル単量体、エチレン性不飽
和カルボン酸エステル単量体、シアン化ビニル単量体、
エチレン性不飽和グリシジルエーテル、エチレン性不飽
和カルボン酸アミド単量体、共役ジエン単量体、ハロゲ
ン化ビニル、カルボン酸ビニルエステル、エチレン性不
飽和カルボン酸単量体などが挙げられる。
【0014】耐熱性不織布の高温度下における引張強度
を向上させるために、重合体(B)を得るための単量体
としてN−メチロールメタクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド等のN−メチロール基含有エチレン性
不飽和単量体を用いることができる。しかし、N−メチ
ロール基含有エチレン性不飽和単量体を用いるとホルマ
リン臭が発生する他に、耐熱性不織布の靱性が低下傾向
になるので、N−メチロール基含有エチレン性不飽和単
量体の量は、重合体(B)を得るために使用する全単量
体の、通常、5重量%以下、好ましくは3重量%以下に
する。
を向上させるために、重合体(B)を得るための単量体
としてN−メチロールメタクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド等のN−メチロール基含有エチレン性
不飽和単量体を用いることができる。しかし、N−メチ
ロール基含有エチレン性不飽和単量体を用いるとホルマ
リン臭が発生する他に、耐熱性不織布の靱性が低下傾向
になるので、N−メチロール基含有エチレン性不飽和単
量体の量は、重合体(B)を得るために使用する全単量
体の、通常、5重量%以下、好ましくは3重量%以下に
する。
【0015】本発明に用いる重合体(B)は、エチレン
性不飽和カルボン酸単量体の量が、重合体(B)を得る
ために使用する全単量体の、通常、5重量%以下、好ま
しくは2重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下の
ものである。エチレン性不飽和カルボン酸の量が多くな
ると不織布用ラテックス組成物に凝固物が多く発生し、
工業的利用に適しない傾向になる。
性不飽和カルボン酸単量体の量が、重合体(B)を得る
ために使用する全単量体の、通常、5重量%以下、好ま
しくは2重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下の
ものである。エチレン性不飽和カルボン酸の量が多くな
ると不織布用ラテックス組成物に凝固物が多く発生し、
工業的利用に適しない傾向になる。
【0016】本発明の組成物に用いる重合体(A)及び
/又は重合体(B)はその一部が中和されたものであ
る。中和は、pHが、通常、5以上となるまで、好まし
くは6〜9になるまで行う。pHが低すぎると不織布用
ラテックス組成物を付着させて得られる耐熱性不織布の
靱性が低下傾向になる。中和は、重合体(A)と重合体
(B)との両者に対して行ってもよいし、重合体(A)
と重合体(B)とのどちらか一方に対してのみ行っても
よい。特に重合体(A)に対して中和を行ったものは、
耐熱性不織布の強度が高くなるので好ましい。中和に用
いられる塩基性物質としては、アンモニア;メチルアミ
ン、エチルアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアミ
ン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジイソプロピ
ルアミン、トリメチルアミン、トリエタノールアミン等
のアミン;水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化
物;などが挙げられる。特にアンモニアなどの揮発性の
塩基性物質が好ましい。
/又は重合体(B)はその一部が中和されたものであ
る。中和は、pHが、通常、5以上となるまで、好まし
くは6〜9になるまで行う。pHが低すぎると不織布用
ラテックス組成物を付着させて得られる耐熱性不織布の
靱性が低下傾向になる。中和は、重合体(A)と重合体
(B)との両者に対して行ってもよいし、重合体(A)
と重合体(B)とのどちらか一方に対してのみ行っても
よい。特に重合体(A)に対して中和を行ったものは、
耐熱性不織布の強度が高くなるので好ましい。中和に用
いられる塩基性物質としては、アンモニア;メチルアミ
ン、エチルアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアミ
ン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジイソプロピ
ルアミン、トリメチルアミン、トリエタノールアミン等
のアミン;水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化
物;などが挙げられる。特にアンモニアなどの揮発性の
塩基性物質が好ましい。
【0017】本発明に用いるポリアルキレンイミン
(C)は、その分子量が、通常、2000以下、好まし
くは1000以下のものである。分子量が高くなるとラ
テックス組成物の粘度が高くなる傾向になるので、ラテ
ックス組成物の所定量が不織布基材に付着せず、引張強
度が低下傾向になる。なお、分子量はポリアルキレンイ
ミン水溶液において、沸点上昇法により求められる数平
均分子量である。
(C)は、その分子量が、通常、2000以下、好まし
くは1000以下のものである。分子量が高くなるとラ
テックス組成物の粘度が高くなる傾向になるので、ラテ
ックス組成物の所定量が不織布基材に付着せず、引張強
度が低下傾向になる。なお、分子量はポリアルキレンイ
ミン水溶液において、沸点上昇法により求められる数平
均分子量である。
【0018】本発明に用いるポリアルキレンイミン
(C)は、アミン価が、通常、5〜50mmol/g−
固形分、好ましくは15〜30mmol/g−固形分で
ある。アミン価は、ポリアルキレンイミンのテトラヒド
ロフラン溶液を、酢酸で滴定して求められる値である。
(C)は、アミン価が、通常、5〜50mmol/g−
固形分、好ましくは15〜30mmol/g−固形分で
ある。アミン価は、ポリアルキレンイミンのテトラヒド
ロフラン溶液を、酢酸で滴定して求められる値である。
【0019】ポリアルキレンイミン(C)は、アルキレ
ンイミンを酸触媒の存在下に開環重合して得られるもの
である。特にポリエチレンイミンが好適である。
ンイミンを酸触媒の存在下に開環重合して得られるもの
である。特にポリエチレンイミンが好適である。
【0020】アルキレンイミンとしては、エチレンイミ
ン、プロピレンイミン、トリメチレンイミンなどが挙げ
られる。アルキレンイミンのうち、エチレンイミンが好
適に用いられる。
ン、プロピレンイミン、トリメチレンイミンなどが挙げ
られる。アルキレンイミンのうち、エチレンイミンが好
適に用いられる。
【0021】本発明の不織布用ラテックス組成物におい
て、重合体(A)と重合体(B)との重量比率は、通
常、85:15〜15:85、好ましくは80:20〜
20:80である。重合体(A)が少なくなると不織布
用ラテックス組成物を付着させて得られる耐熱性不織布
の引張強度が低下傾向になる。逆に多くなると不織布用
ラテックス組成物の粘度が高くなる傾向になる。
て、重合体(A)と重合体(B)との重量比率は、通
常、85:15〜15:85、好ましくは80:20〜
20:80である。重合体(A)が少なくなると不織布
用ラテックス組成物を付着させて得られる耐熱性不織布
の引張強度が低下傾向になる。逆に多くなると不織布用
ラテックス組成物の粘度が高くなる傾向になる。
【0022】本発明の不織布用ラテックス組成物におい
て、重合体(A)及び重合体(B)は、それぞれ独立し
た粒子形態をしていてもよいし、重合体(A)の周りを
重合体(B)が被っていてもよいし、重合体(B)の周
りを重合体(A)が被っていてもよい。また、重合体
(A)及び/又は重合体(B)の一部が定形性を有さ
ず、組成物の媒体に溶解したものであってもよい。
て、重合体(A)及び重合体(B)は、それぞれ独立し
た粒子形態をしていてもよいし、重合体(A)の周りを
重合体(B)が被っていてもよいし、重合体(B)の周
りを重合体(A)が被っていてもよい。また、重合体
(A)及び/又は重合体(B)の一部が定形性を有さ
ず、組成物の媒体に溶解したものであってもよい。
【0023】本発明の不織布用ラテックス組成物におい
て、ポリアルキレンイミン(C)の量は、重合体(A)
と重合体(B)との合計量100重量部に対して、通
常、1〜20重量部、好ましくは3〜12重量部であ
る。ポリアルキレンイミンの量が少なくなると、高温度
下における引張強度が低下傾向になる。逆に多くなると
耐熱性不織布の生産費用が高くなるので工業的に利用で
きない傾向になる。
て、ポリアルキレンイミン(C)の量は、重合体(A)
と重合体(B)との合計量100重量部に対して、通
常、1〜20重量部、好ましくは3〜12重量部であ
る。ポリアルキレンイミンの量が少なくなると、高温度
下における引張強度が低下傾向になる。逆に多くなると
耐熱性不織布の生産費用が高くなるので工業的に利用で
きない傾向になる。
【0024】本発明の不織布用ラテックス組成物の調製
方法としては、重合体(A)のラテックスと重合体
(B)のラテックスとを混合した後、塩基を用いて重合
体(A)及び/又は重合体(B)を中和し、その後ポリ
アルキレンイミン(C)を添加攪拌して得る方法;重合
体(A)を中和した後、その中和物の存在下で、重合体
(B)を得るための単量体を重合し、ポリアルキレンイ
ミン(C)を添加攪拌して得る方法;などが挙げられ
る。これらの調製方法のうち、重合体(A)を中和した
後、その中和物の存在下で、重合体(B)を得るための
単量体を重合し、ポリアルキレンイミン(C)を添加攪
拌して得る方法は、この方法によって得られる不織布用
ラテックス組成物の粘度が高くなることがなく且つ耐熱
性不織布の高温度下における強度が高いので好適であ
る。
方法としては、重合体(A)のラテックスと重合体
(B)のラテックスとを混合した後、塩基を用いて重合
体(A)及び/又は重合体(B)を中和し、その後ポリ
アルキレンイミン(C)を添加攪拌して得る方法;重合
体(A)を中和した後、その中和物の存在下で、重合体
(B)を得るための単量体を重合し、ポリアルキレンイ
ミン(C)を添加攪拌して得る方法;などが挙げられ
る。これらの調製方法のうち、重合体(A)を中和した
後、その中和物の存在下で、重合体(B)を得るための
単量体を重合し、ポリアルキレンイミン(C)を添加攪
拌して得る方法は、この方法によって得られる不織布用
ラテックス組成物の粘度が高くなることがなく且つ耐熱
性不織布の高温度下における強度が高いので好適であ
る。
【0025】重合体(A)のラテックスと重合体(B)
のラテックスとを混合する場合は、重合体(A)のラテ
ックス及び重合体(B)のラテックスのそれぞれのpH
を、通常、ともに5以下、好ましくは2.5〜4に調整
する。pHが高いと不織布用ラテックス組成物の粘度が
上昇して均一に混合できなくなることがある。
のラテックスとを混合する場合は、重合体(A)のラテ
ックス及び重合体(B)のラテックスのそれぞれのpH
を、通常、ともに5以下、好ましくは2.5〜4に調整
する。pHが高いと不織布用ラテックス組成物の粘度が
上昇して均一に混合できなくなることがある。
【0026】本発明の耐熱性不織布は、前記不織布用ラ
テックス組成物を不織布基材に付着してなるものであ
る。
テックス組成物を不織布基材に付着してなるものであ
る。
【0027】本発明の耐熱性不織布において使用する不
織布基材は、絹、綿、麻等の天然繊維;ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維などの合成繊維;炭素繊維等によっ
て製造された不織布である。特にアスファルトルーフィ
ング用の耐熱性不織布には、ポリエステル繊維製の不織
布を基材とするのが好適である。また、基材としての不
織布は、実用上、目付量が、通常、60〜300g/m
2であるものが好ましい。
織布基材は、絹、綿、麻等の天然繊維;ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維などの合成繊維;炭素繊維等によっ
て製造された不織布である。特にアスファルトルーフィ
ング用の耐熱性不織布には、ポリエステル繊維製の不織
布を基材とするのが好適である。また、基材としての不
織布は、実用上、目付量が、通常、60〜300g/m
2であるものが好ましい。
【0028】本発明の耐熱性不織布は、不織布用ラテッ
クス組成物を、不織布基材に対して、通常、15〜70
重量%(固形分換算)付着させたものである。量が少な
いと高温度下における耐熱性不織布の引張強度が低下傾
向になり。逆に量が多いと高温度下における耐熱性不織
布の引張強度は一定の値になり、その値を超えて大きく
ならないので経済的でない傾向になる。
クス組成物を、不織布基材に対して、通常、15〜70
重量%(固形分換算)付着させたものである。量が少な
いと高温度下における耐熱性不織布の引張強度が低下傾
向になり。逆に量が多いと高温度下における耐熱性不織
布の引張強度は一定の値になり、その値を超えて大きく
ならないので経済的でない傾向になる。
【0029】不織布用ラテックス組成物を不織布基材に
付着するには、不織布基材に不織布用ラテックス組成物
を含浸するか又は塗布するか、いずれの方法でもよい。
付着するには、不織布基材に不織布用ラテックス組成物
を含浸するか又は塗布するか、いずれの方法でもよい。
【0030】本発明の不織布用ラテックス組成物の好適
な態様を以下に示す。 (1)ポリアルキレンイミン(C)の分子量が2000
以下であることを特徴とする本発明の不織布用ラテック
ス組成物。 (2)ポリアルキレンイミン(C)のアミン価が5〜5
0mmol/g−固形分であることを特徴とする本発明
の不織布用ラテックス組成物。 (3)ポリアルキレンイミン(C)がポリエチレンイミ
ンであることを特徴とする本発明の不織布用ラテックス
組成物。 (4)分子量が2000以下で且つアミン価が5〜50
mmol/g−固形分であるポリエチレンイミンを用い
ることを特徴とする本発明の不織布用ラテックス組成
物。 (6)重合体(A)の酸価が250以上で且つガラス転
移温度が120℃以上であることを特徴とする本発明の
不織布用ラテックス組成物。 (7)重合体(B)の酸価が25以下で且つガラス転移
温度が20〜50℃であることを特徴とする本発明の不
織布用ラテックス組成物。 (8)酸価が250以上で且つガラス転移温度が120
℃以上である重合体(A)と酸価が25以下で且つガラ
ス転移温度が20〜50℃の重合体(B)との重量比率
が80:20〜20:80であり、分子量が2000以
下で且つアミン価が5〜50mmol/g−固形分であ
るポリエチレンイミン(C)を重合体(A)と重合体
(B)との合計量100重量部に対して3〜12重量部
用いることを特徴とする本発明の不織布用ラテックス組
成物。
な態様を以下に示す。 (1)ポリアルキレンイミン(C)の分子量が2000
以下であることを特徴とする本発明の不織布用ラテック
ス組成物。 (2)ポリアルキレンイミン(C)のアミン価が5〜5
0mmol/g−固形分であることを特徴とする本発明
の不織布用ラテックス組成物。 (3)ポリアルキレンイミン(C)がポリエチレンイミ
ンであることを特徴とする本発明の不織布用ラテックス
組成物。 (4)分子量が2000以下で且つアミン価が5〜50
mmol/g−固形分であるポリエチレンイミンを用い
ることを特徴とする本発明の不織布用ラテックス組成
物。 (6)重合体(A)の酸価が250以上で且つガラス転
移温度が120℃以上であることを特徴とする本発明の
不織布用ラテックス組成物。 (7)重合体(B)の酸価が25以下で且つガラス転移
温度が20〜50℃であることを特徴とする本発明の不
織布用ラテックス組成物。 (8)酸価が250以上で且つガラス転移温度が120
℃以上である重合体(A)と酸価が25以下で且つガラ
ス転移温度が20〜50℃の重合体(B)との重量比率
が80:20〜20:80であり、分子量が2000以
下で且つアミン価が5〜50mmol/g−固形分であ
るポリエチレンイミン(C)を重合体(A)と重合体
(B)との合計量100重量部に対して3〜12重量部
用いることを特徴とする本発明の不織布用ラテックス組
成物。
【0031】
【発明の効果】かくして、本発明の不織布用ラテックス
組成物を用いることによって、高温度下における引張強
度が高く且つホルマリンを発生しない耐熱性不織布が得
られる。この耐熱性不織布はアスファルトルーフィング
用途に好適に用いることができる。
組成物を用いることによって、高温度下における引張強
度が高く且つホルマリンを発生しない耐熱性不織布が得
られる。この耐熱性不織布はアスファルトルーフィング
用途に好適に用いることができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。なお、実施例中の部及び%は重量基準であ
る。
説明する。なお、実施例中の部及び%は重量基準であ
る。
【0033】本実施例において行った評価方法を説明す
る。 (酸価)重合体のエマルジョン1g(固形分換算)にフ
ェノールフタレイン指示薬を2滴添加し、0.1Nの水
酸化カリウム水溶液で滴定し、中和するまでに要した水
酸化カリウムの固形分のmg数として求めた。
る。 (酸価)重合体のエマルジョン1g(固形分換算)にフ
ェノールフタレイン指示薬を2滴添加し、0.1Nの水
酸化カリウム水溶液で滴定し、中和するまでに要した水
酸化カリウムの固形分のmg数として求めた。
【0034】(ガラス転移温度)示差走査熱量計(DS
C[セイコー電子工業(株)製:SSC5200])を
用いて昇温速度10℃/分、開始温度−100℃の条件
で測定した。
C[セイコー電子工業(株)製:SSC5200])を
用いて昇温速度10℃/分、開始温度−100℃の条件
で測定した。
【0035】(常態時の引張試験)スパンボンド不織布
を5cm×20cmに裁断し、20℃の雰囲気下におい
て、引張試験機を用いて、チャック間距離10cm、引
張速度500mm/分の条件で、スパンボンド不織布の
長手方向(たて)と幅方向(横)について評価した。
を5cm×20cmに裁断し、20℃の雰囲気下におい
て、引張試験機を用いて、チャック間距離10cm、引
張速度500mm/分の条件で、スパンボンド不織布の
長手方向(たて)と幅方向(横)について評価した。
【0036】(高温度下における引張試験)耐熱性不織
布を5cm×20cmに裁断し、210℃の雰囲気下に
1分間放置した後、常態時の引張試験と同様にして評価
した。
布を5cm×20cmに裁断し、210℃の雰囲気下に
1分間放置した後、常態時の引張試験と同様にして評価
した。
【0037】実施例1 メタクリル酸メチル45部、スチレン15部、メタクリ
ル酸40部、チオグリコール酸2−エチルヘキシル4部
及びドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.4部を水4
0部に添加し攪拌して単量体乳化物(a)を得た。別
に、温度計、攪拌器、還流冷却器、供給管及び窒素導入
管を備えた反応器内を窒素ガスで置換した後、水190
部を仕込んだ。次いで反応器を80℃まで加熱し、過硫
酸カリウム5%水溶液40部を添加し、前記単量体乳化
物(a)を3時間かけて反応器に添加した。添加終了後
更に2時間反応を続けた後、20℃に冷却し、重合体
(A)を得た。この重合体(A)に28%のアンモニア
水を添加して、pHを7に調整し、重合体(A)の中和
物を得た。
ル酸40部、チオグリコール酸2−エチルヘキシル4部
及びドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.4部を水4
0部に添加し攪拌して単量体乳化物(a)を得た。別
に、温度計、攪拌器、還流冷却器、供給管及び窒素導入
管を備えた反応器内を窒素ガスで置換した後、水190
部を仕込んだ。次いで反応器を80℃まで加熱し、過硫
酸カリウム5%水溶液40部を添加し、前記単量体乳化
物(a)を3時間かけて反応器に添加した。添加終了後
更に2時間反応を続けた後、20℃に冷却し、重合体
(A)を得た。この重合体(A)に28%のアンモニア
水を添加して、pHを7に調整し、重合体(A)の中和
物を得た。
【0038】次に、メタクリル酸メチル45部、スチレ
ン2.5部、アクリル酸エチル50部、N−メチロール
アクリルアミド2.5部及びドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ0.3部を水33部に添加し攪拌して単量体乳
化物(b)を得た。別に、前記重合体(A)の中和物
(固形分100部)を攪拌機付き反応器に仕込んだ。次
いで反応器を80℃まで加熱し、過硫酸カリウム5%水
溶液40部を添加し、前記単量体乳化物(b)を3時間
かけて添加し、反応させ、添加終了後、更に2時間反応
させ重合体(B)を得た。これを20℃に冷却し、固形
分を20%に調整し重合体(A)と重合体(B)とから
なるラテックスを得た。その後、分子量300で且つア
ミン価21mmol/g−固形分のポリエチレンイミン
10部を添加し攪拌して、ラテックス組成物を得た。
ン2.5部、アクリル酸エチル50部、N−メチロール
アクリルアミド2.5部及びドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ0.3部を水33部に添加し攪拌して単量体乳
化物(b)を得た。別に、前記重合体(A)の中和物
(固形分100部)を攪拌機付き反応器に仕込んだ。次
いで反応器を80℃まで加熱し、過硫酸カリウム5%水
溶液40部を添加し、前記単量体乳化物(b)を3時間
かけて添加し、反応させ、添加終了後、更に2時間反応
させ重合体(B)を得た。これを20℃に冷却し、固形
分を20%に調整し重合体(A)と重合体(B)とから
なるラテックスを得た。その後、分子量300で且つア
ミン価21mmol/g−固形分のポリエチレンイミン
10部を添加し攪拌して、ラテックス組成物を得た。
【0039】次に、3.8デニール、目付量90g/m
2のポリエステル繊維製のスパンボンド不織布を上記ラ
テックス組成物に浸漬し、次いで内温105℃に設定さ
れた乾燥機に5分間放置し、更に160℃に設定された
オーブンで3分間放置して耐熱性不織布を得た。ラテッ
クス組成物の固形分付着量は30g/m2(不織布に対
して固形分付着量27%)であった。評価結果を表2に
示す。
2のポリエステル繊維製のスパンボンド不織布を上記ラ
テックス組成物に浸漬し、次いで内温105℃に設定さ
れた乾燥機に5分間放置し、更に160℃に設定された
オーブンで3分間放置して耐熱性不織布を得た。ラテッ
クス組成物の固形分付着量は30g/m2(不織布に対
して固形分付着量27%)であった。評価結果を表2に
示す。
【0040】実施例2〜5及び比較例1〜5 表1又は表3に示す重合処方に従って得られる重合体
(A)及び重合体(B)と、表1又は表3に示すポリア
ルキレンイミンを用い、表1又は表3に示す配合処方に
従った他は実施例1と同じ方法でラテックス組成物を
得、実施例1と同じ方法で耐熱性不織布を得た。評価結
果を表2及び表4に示した。
(A)及び重合体(B)と、表1又は表3に示すポリア
ルキレンイミンを用い、表1又は表3に示す配合処方に
従った他は実施例1と同じ方法でラテックス組成物を
得、実施例1と同じ方法で耐熱性不織布を得た。評価結
果を表2及び表4に示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】表4から、酸価が200未満である重合体
(A)を用いた場合(比較例2)は常態時の5%伸度時
の引張強度(靱性)が低いことがわかる。ガラス転移温
度が100℃未満である重合体(A)を用いた場合(比
較例1)は高温度下における引張強度が低いことがわか
る。ガラス転移温度が20℃未満の重合体(B)を用い
た場合(比較例3)は5%伸度時の引張強度が低いこと
がわかる。一方、表2から酸価が200以上で且つガラ
ス転移温度が100℃以上である重合体(A)、酸価が
50以下で且つガラス転移温度が20℃以上である重合
体(B)及びポリアルキレンイミン(C)を含有し、重
合体(A)及び/又は重合体(B)が一部中和されてな
るラテックス組成物を用いたものは、高温度下における
引張強度等が高いことがわかる。特にポリアルキレンイ
ミンとして分子量が1000以下のポリエチレンイミン
を用いたもの(実施例1〜3及び5)は高温度下におけ
る引張強度が一段と高いことがわかる。
(A)を用いた場合(比較例2)は常態時の5%伸度時
の引張強度(靱性)が低いことがわかる。ガラス転移温
度が100℃未満である重合体(A)を用いた場合(比
較例1)は高温度下における引張強度が低いことがわか
る。ガラス転移温度が20℃未満の重合体(B)を用い
た場合(比較例3)は5%伸度時の引張強度が低いこと
がわかる。一方、表2から酸価が200以上で且つガラ
ス転移温度が100℃以上である重合体(A)、酸価が
50以下で且つガラス転移温度が20℃以上である重合
体(B)及びポリアルキレンイミン(C)を含有し、重
合体(A)及び/又は重合体(B)が一部中和されてな
るラテックス組成物を用いたものは、高温度下における
引張強度等が高いことがわかる。特にポリアルキレンイ
ミンとして分子量が1000以下のポリエチレンイミン
を用いたもの(実施例1〜3及び5)は高温度下におけ
る引張強度が一段と高いことがわかる。
Claims (2)
- 【請求項1】 酸価が200以上で且つガラス転移温度
が100℃以上である重合体(A)85〜15重量部、
酸価が50以下で且つガラス転移温度が20℃以上の重
合体(B)15〜85重量部(重合体(A)と重合体
(B)との合計量が100重量部)及びポリアルキレン
イミン(C)1〜20重量部を含有し、重合体(A)及
び/又は重合体(B)の一部が中和されていることを特
徴とする不織布用ラテックス組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の不織布用ラテックス組成
物を不織布基材に付着してなる耐熱性不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6077950A JPH07258555A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 不織布用ラテックス組成物及び耐熱性不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6077950A JPH07258555A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 不織布用ラテックス組成物及び耐熱性不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07258555A true JPH07258555A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13648306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6077950A Pending JPH07258555A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 不織布用ラテックス組成物及び耐熱性不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07258555A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004059653A (ja) * | 2002-07-25 | 2004-02-26 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水系速乾性樹脂組成物 |
| JP2005048349A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-02-24 | Natl Starch & Chem Investment Holding Corp | ガラス繊維不織布結合剤 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6077950A patent/JPH07258555A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004059653A (ja) * | 2002-07-25 | 2004-02-26 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水系速乾性樹脂組成物 |
| JP2005048349A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-02-24 | Natl Starch & Chem Investment Holding Corp | ガラス繊維不織布結合剤 |
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