JPH07258580A - ホトクロミック性複合体、その製造方法及び皮膚外用剤 - Google Patents
ホトクロミック性複合体、その製造方法及び皮膚外用剤Info
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- JPH07258580A JPH07258580A JP6078088A JP7808894A JPH07258580A JP H07258580 A JPH07258580 A JP H07258580A JP 6078088 A JP6078088 A JP 6078088A JP 7808894 A JP7808894 A JP 7808894A JP H07258580 A JPH07258580 A JP H07258580A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 薄板状基材の表面に被覆された二酸化チタン
層と、を備えたこと複合体において、前記二酸化チタン
層は、該二酸化チタンと共に焼成することにより金属酸
化物となりえるチタン以外の金属の一種または二種以上
の金属酸化物を含み、前記二酸化チタンが銅対陰極ステ
ップ角度0.008゜、時定数1秒の回折条件で面を測
定し、Sherrerの式から定数Kを0.9としたときの結
晶子の大きさが8.8nm〜20.8nmであり、高いホト
クロミック性を有することを特徴とするホトクロミック
性複合体。 【効果】 使用性及び透明感を害することなく、優れた
ホトクロミック性を発揮することができる。
層と、を備えたこと複合体において、前記二酸化チタン
層は、該二酸化チタンと共に焼成することにより金属酸
化物となりえるチタン以外の金属の一種または二種以上
の金属酸化物を含み、前記二酸化チタンが銅対陰極ステ
ップ角度0.008゜、時定数1秒の回折条件で面を測
定し、Sherrerの式から定数Kを0.9としたときの結
晶子の大きさが8.8nm〜20.8nmであり、高いホト
クロミック性を有することを特徴とするホトクロミック
性複合体。 【効果】 使用性及び透明感を害することなく、優れた
ホトクロミック性を発揮することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホトクロミック性複合
体、その製造方法及び皮膚外用剤、特に体質顔料として
好適な複合体にホトクロミック性を付与する機構に関す
る。
体、その製造方法及び皮膚外用剤、特に体質顔料として
好適な複合体にホトクロミック性を付与する機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ある物質に光を照射すると色が変り、照
射を止めるとふたたび元の色に戻る性質をホトクロミッ
ク性、或いはホトトロピー性といい、例えばホトクロミ
ック性物質を含む調光ガラス等に利用されている。ま
た、ホトクロミック性を利用し、光の強度により色の見
えかたが変ってしまう現象を調整し、常に一定の色の見
えかたとする演色性調整組成物及びこれを用いた化粧料
も開発され(WO89/12084)、ホトクロミック
性の利用もより広範なものとなってきている。
射を止めるとふたたび元の色に戻る性質をホトクロミッ
ク性、或いはホトトロピー性といい、例えばホトクロミ
ック性物質を含む調光ガラス等に利用されている。ま
た、ホトクロミック性を利用し、光の強度により色の見
えかたが変ってしまう現象を調整し、常に一定の色の見
えかたとする演色性調整組成物及びこれを用いた化粧料
も開発され(WO89/12084)、ホトクロミック
性の利用もより広範なものとなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のホトクロミック性物質は、いずれも比較的光の隠蔽
力が高く、このため化粧料等に少量配合された場合には
問題がないが、大量に配合した場合には、皮膚に塗布し
たときに透明感が欠如し、しかも延展性に欠け使用感が
悪くなる傾向が指摘されている。一方、例えば前記WO
89/12084によれば、ホトクロミック性二酸化チ
タンを雲母等に被覆する方法が開示されており、この場
合には隠蔽力等を調整することが可能であるが、反面ホ
トクロミック性、特に変色後に光の照射を停止した場合
の復元率が低下してしまう等の課題があることが明かと
された。
来のホトクロミック性物質は、いずれも比較的光の隠蔽
力が高く、このため化粧料等に少量配合された場合には
問題がないが、大量に配合した場合には、皮膚に塗布し
たときに透明感が欠如し、しかも延展性に欠け使用感が
悪くなる傾向が指摘されている。一方、例えば前記WO
89/12084によれば、ホトクロミック性二酸化チ
タンを雲母等に被覆する方法が開示されており、この場
合には隠蔽力等を調整することが可能であるが、反面ホ
トクロミック性、特に変色後に光の照射を停止した場合
の復元率が低下してしまう等の課題があることが明かと
された。
【0004】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、ホトクロミック性に優れ、しかも隠蔽力
が強すぎないホトクロミック性複合体及びその製造方法
を提供することにある。
たものであり、ホトクロミック性に優れ、しかも隠蔽力
が強すぎないホトクロミック性複合体及びその製造方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行なった結果、薄板状基材の
表面に二酸化チタンを被覆し、その焼成を行なうにあた
り、二酸化チタンの結晶子の大きさを特定範囲に制御す
ることにより、使用性、透明感に優れ、しかも優れたホ
トクロミック性を呈する複合体が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本出願の請
求項1記載のホトクロミック性複合体は、薄板状基材
と、前記薄板状基材の表面に被覆された二酸化チタン層
と、を備える。そして、前記二酸化チタン層は、該二酸
化チタンと共に焼成することにより金属酸化物となり得
るチタン以外の金属の一種または二種以上の金属酸化物
を含み、焼成後の前記二酸化チタンが銅対陰極ステップ
角度0.008゜、時定数1秒の回折条件で面を測定
し、Sherrerの式から定数Kを0.9としたときの結晶
子の大きさが8.8nm〜20.8nmであり、前記二酸化
チタンは下記定義によるホトクロミック性を有すること
を特徴とする。
に本発明者らが鋭意検討を行なった結果、薄板状基材の
表面に二酸化チタンを被覆し、その焼成を行なうにあた
り、二酸化チタンの結晶子の大きさを特定範囲に制御す
ることにより、使用性、透明感に優れ、しかも優れたホ
トクロミック性を呈する複合体が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本出願の請
求項1記載のホトクロミック性複合体は、薄板状基材
と、前記薄板状基材の表面に被覆された二酸化チタン層
と、を備える。そして、前記二酸化チタン層は、該二酸
化チタンと共に焼成することにより金属酸化物となり得
るチタン以外の金属の一種または二種以上の金属酸化物
を含み、焼成後の前記二酸化チタンが銅対陰極ステップ
角度0.008゜、時定数1秒の回折条件で面を測定
し、Sherrerの式から定数Kを0.9としたときの結晶
子の大きさが8.8nm〜20.8nmであり、前記二酸化
チタンは下記定義によるホトクロミック性を有すること
を特徴とする。
【0006】ホトクロミック性の定義 サンプルを室温・暗所に約10時間放置したものをL
ab表色系で測色し、色Lab1とする。 このサンプルに紫外線強度が2mW/cm2となるように紫
外線を30分間照射し、暗色化したときの色Lab2を
同様に測定する。 この照射サンプルを室温で暗所に24時間放置したと
きの色Lab3を同様にして測定する。 そして、Lab2とLab1との色差ΔEをAとし、La
b3とLab1との色差ΔEをBとし、各ΔEをそれぞれ
下記数2で算出した場合、 8≦A B≦5.5 である。
ab表色系で測色し、色Lab1とする。 このサンプルに紫外線強度が2mW/cm2となるように紫
外線を30分間照射し、暗色化したときの色Lab2を
同様に測定する。 この照射サンプルを室温で暗所に24時間放置したと
きの色Lab3を同様にして測定する。 そして、Lab2とLab1との色差ΔEをAとし、La
b3とLab1との色差ΔEをBとし、各ΔEをそれぞれ
下記数2で算出した場合、 8≦A B≦5.5 である。
【0007】
【数2】 ΔE={(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2}1/2 また、請求項2記載の製造方法は、薄板状基材の表面を
チタン以外の金属を含む酸化チタンで被覆し、500〜
700℃で焼成することを特徴とする。また、請求項3
記載の皮膚外用剤は、前記ホトクロミック性複合体を1
0重量%以上含むことを特徴とする。
チタン以外の金属を含む酸化チタンで被覆し、500〜
700℃で焼成することを特徴とする。また、請求項3
記載の皮膚外用剤は、前記ホトクロミック性複合体を1
0重量%以上含むことを特徴とする。
【0008】以下、本発明の構成を更に詳細に説明す
る。本発明で用いられる酸化チタンとしては、二酸化チ
タン、低次酸化チタン等が挙げられ、これらは混合物で
もよく、またアナターゼ型、ルチル型或いはアモルファ
ス型のいずれも用い得るが、特にホトクロミック性を高
めるためにはアナターゼ型が好ましい。また、粒子の形
状は不定型、板状、球状のいずれでもよい。平均粒径と
しては、0.005〜10μ程度のものが一般的であ
る。
る。本発明で用いられる酸化チタンとしては、二酸化チ
タン、低次酸化チタン等が挙げられ、これらは混合物で
もよく、またアナターゼ型、ルチル型或いはアモルファ
ス型のいずれも用い得るが、特にホトクロミック性を高
めるためにはアナターゼ型が好ましい。また、粒子の形
状は不定型、板状、球状のいずれでもよい。平均粒径と
しては、0.005〜10μ程度のものが一般的であ
る。
【0009】また、薄板状基材としては、例えばタル
ク、カオリン、アルミナ、硫酸バリウム、白雲母、金雲
母、合成雲母、絹雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキ
ュライト、黒鉛などの薄板状鉱物が好ましいが、このう
ち白雲母と絹雲母が原料の入手のしやすさ、或いは透明
感の付与等の点で特に好ましい。薄板状基材に対する酸
化チタンの被覆量は、薄板状基材の表面積にもよるが、
通常、複合体に対し二酸化チタン量として10〜50%
程度が好ましい。あまりに二酸化チタン量が多すぎる
と、隠蔽力が高くなりすぎ透明感が欠如する場合があ
る。また、二酸化チタン量が少なすぎると、ホトクロミ
ック性が充分に発揮されなくなる場合がある。
ク、カオリン、アルミナ、硫酸バリウム、白雲母、金雲
母、合成雲母、絹雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキ
ュライト、黒鉛などの薄板状鉱物が好ましいが、このう
ち白雲母と絹雲母が原料の入手のしやすさ、或いは透明
感の付与等の点で特に好ましい。薄板状基材に対する酸
化チタンの被覆量は、薄板状基材の表面積にもよるが、
通常、複合体に対し二酸化チタン量として10〜50%
程度が好ましい。あまりに二酸化チタン量が多すぎる
と、隠蔽力が高くなりすぎ透明感が欠如する場合があ
る。また、二酸化チタン量が少なすぎると、ホトクロミ
ック性が充分に発揮されなくなる場合がある。
【0010】また、本発明において、酸化チタンにホト
クロミック性を付与するために用いられる金属として
は、鉄、クロム、銅、ニッケル、マンガン、コバルト、
モリブデン等があり、金属粉自体、或いはその硫酸塩、
塩化物、硝酸塩、酢酸塩等の塩、酸化物、水和物等があ
る。ここで、特に金属鉄粉、鉄化合物が人体に対する安
全性、及びホトクロミック性の付与に対して好適であ
る。そして、本発明では金属鉄粉、鉄化合物の一種又は
二種を用いることができ、鉄化合物としては硫酸鉄、塩
化鉄、硝酸鉄、酢酸鉄等の鉄塩、酸化鉄、水酸化鉄等が
挙げられる。
クロミック性を付与するために用いられる金属として
は、鉄、クロム、銅、ニッケル、マンガン、コバルト、
モリブデン等があり、金属粉自体、或いはその硫酸塩、
塩化物、硝酸塩、酢酸塩等の塩、酸化物、水和物等があ
る。ここで、特に金属鉄粉、鉄化合物が人体に対する安
全性、及びホトクロミック性の付与に対して好適であ
る。そして、本発明では金属鉄粉、鉄化合物の一種又は
二種を用いることができ、鉄化合物としては硫酸鉄、塩
化鉄、硝酸鉄、酢酸鉄等の鉄塩、酸化鉄、水酸化鉄等が
挙げられる。
【0011】ホトクロミック性を有する酸化チタンを製
造する場合の、ホトクロミック性を付与するために用い
る金属の配合量としては0.05〜5.0重量%が好適
である。金属配合量が少なすぎる場合には、ホトクロミ
ック性の発現が十分でなく、多すぎる場合には着色する
ため好ましくない。また、本発明にかかるホトクロミッ
ク性複合体を製造するにあたっては、薄板状基材を例え
ば硫酸チタニル水溶液と塩化第二鉄水溶液及び尿素水溶
液の混合水溶液に添加し、80℃〜沸点程度に加熱しつ
つ攪拌して雲母表面に含水二酸化チタンと水酸化鉄とを
被覆した後、濾過、水洗、乾燥し、鉄含有二酸化チタン
被覆複合体を形成する。そして、この複合体を500〜
700℃で焼成することが好ましい。
造する場合の、ホトクロミック性を付与するために用い
る金属の配合量としては0.05〜5.0重量%が好適
である。金属配合量が少なすぎる場合には、ホトクロミ
ック性の発現が十分でなく、多すぎる場合には着色する
ため好ましくない。また、本発明にかかるホトクロミッ
ク性複合体を製造するにあたっては、薄板状基材を例え
ば硫酸チタニル水溶液と塩化第二鉄水溶液及び尿素水溶
液の混合水溶液に添加し、80℃〜沸点程度に加熱しつ
つ攪拌して雲母表面に含水二酸化チタンと水酸化鉄とを
被覆した後、濾過、水洗、乾燥し、鉄含有二酸化チタン
被覆複合体を形成する。そして、この複合体を500〜
700℃で焼成することが好ましい。
【0012】この際、焼成温度が500℃未満であって
も或いは700℃を越えてもホトクロミック性の発現に
悪影響を与える。本発明におけるホトクロミック性複合
体をさらに、シリコン処理、界面活性剤処理、表面アル
コキシル化、金属石鹸処理、脂肪酸処理、フッソ樹脂処
理、ワックス処理などの表面処理、あるいはこれらの二
種以上を用いた複合処理を行なったものを用いても良
い。表面処理により分散性が向上した場合にはホトクロ
ミック性をより向上させることが出来る。
も或いは700℃を越えてもホトクロミック性の発現に
悪影響を与える。本発明におけるホトクロミック性複合
体をさらに、シリコン処理、界面活性剤処理、表面アル
コキシル化、金属石鹸処理、脂肪酸処理、フッソ樹脂処
理、ワックス処理などの表面処理、あるいはこれらの二
種以上を用いた複合処理を行なったものを用いても良
い。表面処理により分散性が向上した場合にはホトクロ
ミック性をより向上させることが出来る。
【0013】なお、本発明に係るホトクロミック性複合
体を例えば化粧料に用いた場合には、通常化粧料などの
組成物に用いられる他の成分を必要に応じて適宜配合す
ることが出来る。例えば、タルク、カオリン、白雲母、
金雲母、合成雲母、絹雲母、黒雲母、リチア雲母、バー
ミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪
ソウ土、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ
酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、シリカ、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、ゼオライト、窒化硼
素、セラミックパウダーなどの無機粉末、ナイロンパウ
ダー、ポリエチレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダ
ー、4フッ化エチレンパウダー、微結晶セルロースなど
の有機粉体、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、
マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、セレシ
ン、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレ
イルアルコール、セチル−2−エチルヘキサノエート、
2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシ
ルミリステート、2−オクチルドデシルガムエステル、
ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、
イソオクチル酸トリグリセライド、2−オクチルドデシ
ルオレート、イソプロピルミリステート、イソステアリ
ン酸トリグリセライド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライ
ド、オリーブ油、アボガド油、ミツロウ、ミリスチルミ
リステート、ミンク油、ラノリン、ジメチルポリシロキ
サンなどの各種炭化水素、油脂類、エステル類、高級ア
ルコール、ロウ類、シリコーン油、シリコーン樹脂など
の油分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性
剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤などを配合
することが出来る。
体を例えば化粧料に用いた場合には、通常化粧料などの
組成物に用いられる他の成分を必要に応じて適宜配合す
ることが出来る。例えば、タルク、カオリン、白雲母、
金雲母、合成雲母、絹雲母、黒雲母、リチア雲母、バー
ミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪
ソウ土、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ
酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、シリカ、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、ゼオライト、窒化硼
素、セラミックパウダーなどの無機粉末、ナイロンパウ
ダー、ポリエチレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダ
ー、4フッ化エチレンパウダー、微結晶セルロースなど
の有機粉体、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、
マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、セレシ
ン、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレ
イルアルコール、セチル−2−エチルヘキサノエート、
2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシ
ルミリステート、2−オクチルドデシルガムエステル、
ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、
イソオクチル酸トリグリセライド、2−オクチルドデシ
ルオレート、イソプロピルミリステート、イソステアリ
ン酸トリグリセライド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライ
ド、オリーブ油、アボガド油、ミツロウ、ミリスチルミ
リステート、ミンク油、ラノリン、ジメチルポリシロキ
サンなどの各種炭化水素、油脂類、エステル類、高級ア
ルコール、ロウ類、シリコーン油、シリコーン樹脂など
の油分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性
剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤などを配合
することが出来る。
【0014】なお、本発明にかかる複合体を皮膚外用剤
に配合する場合には、その外用剤全量に対し10重量%
以上、特に30重量%以上とすることで、使用性、透明
感及びホトクロミック性が良好に発揮される。また、本
発明に係るホトクロミック性複合体を例えば化粧料に用
いた場合には、その化粧料の形態は粉末状、ケーキ状、
ペンシル状、スティック状、軟膏状、液状、乳液状、ク
リーム状などであることが出来る。
に配合する場合には、その外用剤全量に対し10重量%
以上、特に30重量%以上とすることで、使用性、透明
感及びホトクロミック性が良好に発揮される。また、本
発明に係るホトクロミック性複合体を例えば化粧料に用
いた場合には、その化粧料の形態は粉末状、ケーキ状、
ペンシル状、スティック状、軟膏状、液状、乳液状、ク
リーム状などであることが出来る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。な
お、本発明はこれらの実施例に限定されることはない。
お、本発明はこれらの実施例に限定されることはない。
【0016】ホトクロミック性の測定 粉体2gをニトロセルロースラッカー8gに均一にディ
スパーで分散させ、アート紙上に76μmのアプリケー
ターにより塗膜を形成させる。この塗膜を乾燥させ、ホ
トクロミック性を測定するサンプルとして用いる。光の
照射条件としては、東芝社製FL20S・BLBランプ
と、東芝社製FL20S・Eランプを11cmの間隔でそ
れぞれ1灯ずつ固定し、紫外線強度積算計(東レテクノ
社製SUV−T型)でサンプルに照射される紫外線強度
が2mW/cm2になるように、距離調整を行なう。そして、 サンプルを室温・暗所に約10時間放置したものを分
光測定機(ミノルタCM−1000)で測定する。 このサンプルに上記紫外線を30分間照射し、暗色化
したときの色を同様に測定する。 この照射サンプルを室温で暗所に24時間放置したと
きの色を同様にして測定する。
スパーで分散させ、アート紙上に76μmのアプリケー
ターにより塗膜を形成させる。この塗膜を乾燥させ、ホ
トクロミック性を測定するサンプルとして用いる。光の
照射条件としては、東芝社製FL20S・BLBランプ
と、東芝社製FL20S・Eランプを11cmの間隔でそ
れぞれ1灯ずつ固定し、紫外線強度積算計(東レテクノ
社製SUV−T型)でサンプルに照射される紫外線強度
が2mW/cm2になるように、距離調整を行なう。そして、 サンプルを室温・暗所に約10時間放置したものを分
光測定機(ミノルタCM−1000)で測定する。 このサンプルに上記紫外線を30分間照射し、暗色化
したときの色を同様に測定する。 この照射サンプルを室温で暗所に24時間放置したと
きの色を同様にして測定する。
【0017】そして、との色差ΔEをA(変色
度)、との色差ΔEをB(復元度)としたとき、本
発明において「ホトクロミック性を有する」とは、 8≦A B≦5.5 であることを意味する。なお、色差は前記数2に基づき
算出する。
度)、との色差ΔEをB(復元度)としたとき、本
発明において「ホトクロミック性を有する」とは、 8≦A B≦5.5 であることを意味する。なお、色差は前記数2に基づき
算出する。
【0018】結晶子径の測定 雲母上の金属酸化物含有チタンは、該雲母上に被覆され
た状態で焼成されることにより、雲母上に二酸化チタン
の結晶子を形成する。この結晶子の径は焼成状態と密接
に関係しており、さらに焼成状態は前記ホトクロミック
性と密接に関係している。したがって、雲母上の二酸化
チタンの結晶子径を測定することで、焼成状態の特定及
びホトクロミック性の評価を行なうことができる。本発
明においては、この結晶子の径を測定するため、Scherr
erの式を用いている。すなわち、結晶子が微細化する
と、デバイ環がブロードとなる。そこで、ディフラクト
メータで回折線を測定した場合、そのプロファイルの広
がりは、結晶子の大きさが均一であるとすれば、下記Sc
herrerの式により示される。
た状態で焼成されることにより、雲母上に二酸化チタン
の結晶子を形成する。この結晶子の径は焼成状態と密接
に関係しており、さらに焼成状態は前記ホトクロミック
性と密接に関係している。したがって、雲母上の二酸化
チタンの結晶子径を測定することで、焼成状態の特定及
びホトクロミック性の評価を行なうことができる。本発
明においては、この結晶子の径を測定するため、Scherr
erの式を用いている。すなわち、結晶子が微細化する
と、デバイ環がブロードとなる。そこで、ディフラクト
メータで回折線を測定した場合、そのプロファイルの広
がりは、結晶子の大きさが均一であるとすれば、下記Sc
herrerの式により示される。
【0019】
【数3】D=(K・λ)/(βcosθ) ここで、 D:結晶子の大きさ(Å) λ:測定X線波長(Å) β:結晶子の大きさによる回折線の広がり(ラジアン) θ:回折線のブラッグ角 K:定数 なお、このKは最大ピーク値に対し、1/2の高さとな
る位置におけるX線波長幅を用いれば、0.9となる。
そこで、本発明ではKとして0.9を用い、各試料とな
る二酸化チタン被覆粉体の結晶子の大きさを測定し、該
二酸化チタン被覆粉体における二酸化チタンの結晶子径
を算出した。
る位置におけるX線波長幅を用いれば、0.9となる。
そこで、本発明ではKとして0.9を用い、各試料とな
る二酸化チタン被覆粉体の結晶子の大きさを測定し、該
二酸化チタン被覆粉体における二酸化チタンの結晶子径
を算出した。
【0020】焼成温度、結晶子径とホトクロミック性の関係 白雲母40kgに2モル濃度の硫酸チタニル水溶液250
lを加える。更に上水100lにFeCl3を1.35K
g溶解した溶液と、上水200lに尿素91.35Kgを
溶解した溶液と、上水250lを加えて、充分に攪拌し
ながら加熱した。沸騰後4時間熟成し、放冷後、濾過、
水洗し、150℃で12時間乾燥して酸化鉄含有二酸化
チタン被覆白雲母60kgを得た。生成した酸化鉄含有二
酸化チタン被覆白雲母を角型の甲鉢に各々1kgずつ充填
し、400〜1000℃で2時間焼成し、放冷後、生成
粉末のホトクロミック性を測定した。前述のようにして
測定されたホトクロミック性を下記表1及び図1,2に
また、焼成温度と結晶子径の関係を図3に示す。
lを加える。更に上水100lにFeCl3を1.35K
g溶解した溶液と、上水200lに尿素91.35Kgを
溶解した溶液と、上水250lを加えて、充分に攪拌し
ながら加熱した。沸騰後4時間熟成し、放冷後、濾過、
水洗し、150℃で12時間乾燥して酸化鉄含有二酸化
チタン被覆白雲母60kgを得た。生成した酸化鉄含有二
酸化チタン被覆白雲母を角型の甲鉢に各々1kgずつ充填
し、400〜1000℃で2時間焼成し、放冷後、生成
粉末のホトクロミック性を測定した。前述のようにして
測定されたホトクロミック性を下記表1及び図1,2に
また、焼成温度と結晶子径の関係を図3に示す。
【0021】
【表1】 ──────────────────────────────── 焼成温度(℃) A B 結晶子径 ──────────────────────────────── 400 6.67 1.21 8.42 450 7.87 0.81 8.13 ──────────────────────────────── 500 8.16 1.22 8.78 550 10.30 3.11 9.45 600 13.33 5.08 11.79 700 9.64 2.79 15.74 ──────────────────────────────── 800 6.74 1.64 20.82 900 7.76 0.59 1000 4.53 0.11 ────────────────────────────────
【0022】表1より明らかなように、結晶子径は焼成
温度と密接な関係を有していることが理解される。そし
て、特に優れたホトクロミック性が500〜700℃で
の焼成で得られ、この際の結晶子径は8.8〜20.8
nmである。また、図2には500℃で焼成した複合体に
光を照射して変色させた後、暗所においた場合の色の復
元率の経時変化が示されており、本発明にかかるホトク
ロミック性複合体は約20分で50%迄復元しているこ
とが理解される。
温度と密接な関係を有していることが理解される。そし
て、特に優れたホトクロミック性が500〜700℃で
の焼成で得られ、この際の結晶子径は8.8〜20.8
nmである。また、図2には500℃で焼成した複合体に
光を照射して変色させた後、暗所においた場合の色の復
元率の経時変化が示されており、本発明にかかるホトク
ロミック性複合体は約20分で50%迄復元しているこ
とが理解される。
【0023】透明感、使用性と酸化鉄含有二酸化チタン被覆量の関係 前記同様にして5μの雲母に対し、各種量の二酸化鉄含
有二酸化チタンを被覆し600℃で2時間焼成した複合
体の透明感、使用性及びホトクロミック(PC)性の評
価を行なった。なお、試験には次の(1)〜(3)の成
分を混合して、粉体としての評価を行なった。 (1)ホトクロミック性複合体 90.0 (2)ポリジメチルシロキサン 5.0 (3)パルミチン酸2-エチルヘキシル 5.0
有二酸化チタンを被覆し600℃で2時間焼成した複合
体の透明感、使用性及びホトクロミック(PC)性の評
価を行なった。なお、試験には次の(1)〜(3)の成
分を混合して、粉体としての評価を行なった。 (1)ホトクロミック性複合体 90.0 (2)ポリジメチルシロキサン 5.0 (3)パルミチン酸2-エチルヘキシル 5.0
【0024】透明感の評価は、混合粉体1gにニトロン
クリヤー(武蔵塗料社製)15gを加え、ディスパーで
分散させ、アスピレーターで脱気後、白と黒の隠蔽率試
験紙に101μmのアプリケーターで塗布し塗膜乾燥
後、ミノルタCM−1000で測色し、白地上の色調と
黒地上の色調との色差(ΔE)を求め、このΔEが大き
いほど透明感があると判定した。
クリヤー(武蔵塗料社製)15gを加え、ディスパーで
分散させ、アスピレーターで脱気後、白と黒の隠蔽率試
験紙に101μmのアプリケーターで塗布し塗膜乾燥
後、ミノルタCM−1000で測色し、白地上の色調と
黒地上の色調との色差(ΔE)を求め、このΔEが大き
いほど透明感があると判定した。
【0025】使用性の評価は、動摩擦係数を測定して行
なった。動摩擦係数の測定は、粉体摩擦試験機を作成し
て行なった。水平に設置した鋼板上に両面粘着テープを
張り付け、その上に試料粉体を充分にのせる。アルミニ
ウム製のアタッチメント上に荷重(5〜150g/cm2)
をかけて、アタッチメントを左右に毎秒10mmの速度で
移動させたときのズリ応力をストレインゲージを用いて
測定した。この時の荷重とズリ応力の関係から動摩擦係
数を求めた。なお、PC性の測定は、前述した方法に準
じた。結果を表2に示す。
なった。動摩擦係数の測定は、粉体摩擦試験機を作成し
て行なった。水平に設置した鋼板上に両面粘着テープを
張り付け、その上に試料粉体を充分にのせる。アルミニ
ウム製のアタッチメント上に荷重(5〜150g/cm2)
をかけて、アタッチメントを左右に毎秒10mmの速度で
移動させたときのズリ応力をストレインゲージを用いて
測定した。この時の荷重とズリ応力の関係から動摩擦係
数を求めた。なお、PC性の測定は、前述した方法に準
じた。結果を表2に示す。
【0026】
【表2】 ──────────────────────────────────── 被覆量(%) 5 10 15 20 30 40 50 60 ──────────────────────────────────── 透明感 35.1 33.5 32.0 28.5 26.0 23.0 20.0 17.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ 使用性 0.42 0.43 0.45 0.48 0.51 0.54 0.56 0.58 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ PC性(A) 1.0 2.5 3.6 5.2 8.1 10.6 13.3 13.5 ──────────────────────────────────── 上記表2より明らかなように、二酸化チタンの被覆量が
30%未満であると、変色度が小さく、ホトクロミック
性(PC性)が充分に発揮されない場合がある。また、
50%を越えて被覆されると、透明感に欠け、しかも延
展性が低下する傾向にある。
30%未満であると、変色度が小さく、ホトクロミック
性(PC性)が充分に発揮されない場合がある。また、
50%を越えて被覆されると、透明感に欠け、しかも延
展性が低下する傾向にある。
【0027】組成物中の複合体の配合量 前記同様にして5μの雲母に対し、40%量の酸化鉄含
有二酸化チタンを被覆し、ホトクロミック性を付与した
後、その複合体を所定量配合した組成物(パウダーファ
ンデーション)の透明感、使用性の評価を行なった。な
お、試験には次の(1)〜(4)の成分を混合し、ファ
ンデーションを作成した上で、評価した。 (1)ホトクロミック性複合体 X (2)セリサイト 90−X (3)ポリジメチルシロキサン 5.0 (4)パルミチン酸2-エチルヘキシル 5.0 また、比較例として前記複合体と同量のホトクロミック
性二酸化チタンを配合した例について評価した。結果を
表3に示す。
有二酸化チタンを被覆し、ホトクロミック性を付与した
後、その複合体を所定量配合した組成物(パウダーファ
ンデーション)の透明感、使用性の評価を行なった。な
お、試験には次の(1)〜(4)の成分を混合し、ファ
ンデーションを作成した上で、評価した。 (1)ホトクロミック性複合体 X (2)セリサイト 90−X (3)ポリジメチルシロキサン 5.0 (4)パルミチン酸2-エチルヘキシル 5.0 また、比較例として前記複合体と同量のホトクロミック
性二酸化チタンを配合した例について評価した。結果を
表3に示す。
【0028】
【表3】 ──────────────────────────────────── 配合量(X%) 複合体 二酸化チタン 透明感 使用性 PC性 透明感 使用性 PC性 ──────────────────────────────────── 10 ○ ○ × ○ ○ ○ 20 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 30 ○ ○ ○ △ △ ○ 40 ○ ○ ○ △ △ ○ 50 ○ ○ ○ × × ○ 60 ○ ○ ○ × × ○ 70 ○ ○ ○ × × ○ 80 ○ ○ ○ × × ○ 90 ○ ○ ○ × × ○ ────────────────────────────────────
【0029】以上の結果、ホトクロミック性二酸化チタ
ンを皮膚外用剤として用いる場合には、その使用性に影
響を与えない範囲は30%程度までであるが、複合体と
した場合には30%以上でも良好な透明感、使用性を維
持しつつホトクロミック性を発揮させることが可能とな
る。以下、本発明にかかる皮膚外用剤の好適な配合例を
示す。なお、いずれも優れた透明感、使用性を維持しつ
つ、良好なホトクロミック性を発揮させることができ
る。
ンを皮膚外用剤として用いる場合には、その使用性に影
響を与えない範囲は30%程度までであるが、複合体と
した場合には30%以上でも良好な透明感、使用性を維
持しつつホトクロミック性を発揮させることが可能とな
る。以下、本発明にかかる皮膚外用剤の好適な配合例を
示す。なお、いずれも優れた透明感、使用性を維持しつ
つ、良好なホトクロミック性を発揮させることができ
る。
【0030】実施例1 パウダーファンデーション (1)ホトクロミック性複合体 40.0 (2)タルク 10.0 (3)セリサイト 29.5 (4)球状ナイロンパウダー 8.0 (5)ポリジメチルシロキサン 5.0 (6)パルミチン酸2-エチルヘキシル 5.0 (7)セスキオレイン酸ソルビタン 1.5 (8)防腐剤 0.9 (9)香料 0.1 (製法) (1)〜(6)をヘンシェルミキサーで混合し、この混
合物に対して(7)〜(9)を加熱溶解混合したものを
添加混合した後、パルベライザー(細川ミクロン)で粉
砕し、これを中皿に成型しパウダーファンデーションを
得た。
合物に対して(7)〜(9)を加熱溶解混合したものを
添加混合した後、パルベライザー(細川ミクロン)で粉
砕し、これを中皿に成型しパウダーファンデーションを
得た。
【0031】実施例2 両用ファンデーション (1)ホトクロミック性複合体 31.0% (2)シリコーン処理マイカ 36.25% (3)シリコーン処理タルク 20.0% (4)トリメチロールプロパントリイソステアレート 5.0% (5)スクワラン 3.0% (6)ビースワックス 2.0% (7)ソルビタントリオレエート 1.0% (8)防腐剤 0.5% (9)ビタミンE 0.05% (10)ブチルメトキシベンゾイルメタン 1.0% (11)香料 0.2% (製法) (1)〜(3)を混合し、これに(4)〜(11)を加熱
溶解したものを混合し、粉砕した。これを中皿に成型
し、両用ファンデーションを得た。
溶解したものを混合し、粉砕した。これを中皿に成型
し、両用ファンデーションを得た。
【0032】実施例3 コンパクト状乳化ファンデーション (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0% (2)ジメチルポリシロキサン(6cs) 5.0% (3)ホホバオイル 1.0% (4)パラフィンワックス 6.0% (5)マイクロクリスタリンワックス 4.0% (6)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 3.0% (7)疎水化処理ホトクロミック性複合体 36.0% (8)疎水化処理酸化鉄顔料 4.0% (9)イオン交換水 10.0% (10)グリセリン 8.0% (11)1,3ブチレングリコール 2.0% (12)防腐剤 適 量 (13)香料 適 量 (製法) (1)〜(6)および(13)を80℃に加熱後、
(7),(8)を加え分散する。次にあらかじめ80℃
に加熱した(9)〜(12)の混合物を添加し乳化分散す
る。その後、流動性のある状態で中皿に充填し、室温ま
で冷却してコンパクト状容器に装着し、目的のコンパク
ト状乳化ファンデーションを得た。
(7),(8)を加え分散する。次にあらかじめ80℃
に加熱した(9)〜(12)の混合物を添加し乳化分散す
る。その後、流動性のある状態で中皿に充填し、室温ま
で冷却してコンパクト状容器に装着し、目的のコンパク
ト状乳化ファンデーションを得た。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるホト
クロミック性複合体によれば、板状基材状に金属を含む
二酸化チタンを焼成し特定結晶子の大きさとして被覆し
たので、使用性及び透明感を害することなく、優れたホ
トクロミック性を発揮することができる。
クロミック性複合体によれば、板状基材状に金属を含む
二酸化チタンを焼成し特定結晶子の大きさとして被覆し
たので、使用性及び透明感を害することなく、優れたホ
トクロミック性を発揮することができる。
【図1】本発明にかかるホトクロミック性複合体の変色
度の説明図である。
度の説明図である。
【図2】本発明にかかるホトクロミック性複合体の復元
度の説明図である。
度の説明図である。
【図3】本発明における焼成温度と結晶子径の関係を示
した説明図である。
した説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 薄板状基材と、前記薄板状基材の表面に
被覆された二酸化チタン層と、を備えた複合体におい
て、 前記二酸化チタン層は、該二酸化チタンと共に焼成する
ことにより金属酸化物となり得るチタン以外の金属の一
種または二種以上の金属酸化物を含み、 焼成後の前記二酸化チタンが銅対陰極ステップ角度0.
008゜、時定数1秒の回折条件で面を測定し、Sherre
rの式から定数Kを0.9としたときの結晶子の大きさ
が8.8nm〜20.8nmであり、 前記二酸化チタンは下記定義によるホトクロミック性を
有することを特徴とするホトクロミック性複合体。 ホトクロミック性の定義 サンプルを室温・暗所に約10時間放置したものをL
ab表色系で測色し、色Lab1とする。 このサンプルに紫外線強度が2mW/cm2となるように紫
外線を30分間照射し、暗色化したときの色Lab2を
同様に測定する。 この照射サンプルを室温で暗所に24時間放置したと
きの色Lab3を同様にして測定する。 そして、Lab2とLab1との色差ΔEをAとし、La
b3とLab1との色差ΔEをBとし、各ΔEをそれぞれ
下記数1で算出した場合、 8≦A B≦5.5 である。 【数1】 ΔE={(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2}1/2 - 【請求項2】 薄板状基材の表面をチタン以外の金属を
含む酸化チタンで被覆し、500〜700℃で焼成する
ことを特徴とする請求項1記載のホトクロミック性複合
粉体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の複合体を10重量%以上
含むことを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078088A JPH07258580A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | ホトクロミック性複合体、その製造方法及び皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078088A JPH07258580A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | ホトクロミック性複合体、その製造方法及び皮膚外用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07258580A true JPH07258580A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13652101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6078088A Pending JPH07258580A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | ホトクロミック性複合体、その製造方法及び皮膚外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07258580A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0847751A1 (fr) * | 1996-12-16 | 1998-06-17 | L'oreal | Composition cosmétique comprenant des composés minéraux photochromes |
| US5989573A (en) * | 1997-01-10 | 1999-11-23 | Oreal | Method for improving the photochromism of a photochromic compound |
| FR2780275A1 (fr) * | 1998-06-25 | 1999-12-31 | Oreal | Produit de maquillage associant un pigment photochrome et un filtre u.v, ses utilisations |
| EP0998901A1 (en) * | 1998-11-02 | 2000-05-10 | Shiseido Company Limited | Light-responding high color-rendering makeup cosmetic preparation |
| WO2011010041A2 (fr) | 2009-07-20 | 2011-01-27 | L'oreal | Emulsion contenant une dispersion d'oxychlorure de bismuth |
| JP2015098601A (ja) * | 1998-12-23 | 2015-05-28 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung | 顔料混合物 |
| JP2016155902A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 共同印刷株式会社 | フォトクロミック光輝性顔料及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6078088A patent/JPH07258580A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0847751A1 (fr) * | 1996-12-16 | 1998-06-17 | L'oreal | Composition cosmétique comprenant des composés minéraux photochromes |
| FR2757047A1 (fr) * | 1996-12-16 | 1998-06-19 | Oreal | Composition cosmetique comprenant des composes mineraux photochromes |
| US5989573A (en) * | 1997-01-10 | 1999-11-23 | Oreal | Method for improving the photochromism of a photochromic compound |
| FR2780275A1 (fr) * | 1998-06-25 | 1999-12-31 | Oreal | Produit de maquillage associant un pigment photochrome et un filtre u.v, ses utilisations |
| EP0970689A3 (fr) * | 1998-06-25 | 2001-01-31 | L'oreal | Produit de maquillage associant un pigment photochrome et un filtre U.V. ses utilisations |
| EP0998901A1 (en) * | 1998-11-02 | 2000-05-10 | Shiseido Company Limited | Light-responding high color-rendering makeup cosmetic preparation |
| US6306409B1 (en) | 1998-11-02 | 2001-10-23 | Shiseido Co., Ltd. | Light-responding high color-rendering makeup cosmetic preparation |
| JP2015098601A (ja) * | 1998-12-23 | 2015-05-28 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung | 顔料混合物 |
| WO2011010041A2 (fr) | 2009-07-20 | 2011-01-27 | L'oreal | Emulsion contenant une dispersion d'oxychlorure de bismuth |
| EP2826459A1 (fr) | 2009-07-20 | 2015-01-21 | L'oreal | Emulsion contenant une dispersion d'oxychlorure de bismuth |
| EP2826460A1 (fr) | 2009-07-20 | 2015-01-21 | L'oreal | Emulsion contenant une dispersion d'oxychlorure de bismuth |
| JP2016155902A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 共同印刷株式会社 | フォトクロミック光輝性顔料及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030715 |