JPH0725873B2 - ポリカ−ボネ−ト粉粒体の精製方法 - Google Patents
ポリカ−ボネ−ト粉粒体の精製方法Info
- Publication number
- JPH0725873B2 JPH0725873B2 JP5205087A JP5205087A JPH0725873B2 JP H0725873 B2 JPH0725873 B2 JP H0725873B2 JP 5205087 A JP5205087 A JP 5205087A JP 5205087 A JP5205087 A JP 5205087A JP H0725873 B2 JPH0725873 B2 JP H0725873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- polycarbonate
- granules
- powder
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/16—Auxiliary treatment of granules
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/12—Making granules characterised by structure or composition
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/16—Auxiliary treatment of granules
- B29B2009/168—Removing undesirable residual components, e.g. solvents, unreacted monomers; Degassing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2069/00—Use of PC, i.e. polycarbonates or derivatives thereof, as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリカーボネートの有機塩素化合物(以下溶
剤という)溶液を濃縮ゲル化又は、非溶剤,貧溶剤と接
触せしめて得られる粉粒体を、要すれば通常の脱溶剤法
例えば、熱水処理,乾燥処理或は、両者組合せによる処
理を行なった後に水スリラー状態で加熱することにより
塩素原子を殆ど含有しないポリカーボネート粉粒体を得
る精製方法に関する。
剤という)溶液を濃縮ゲル化又は、非溶剤,貧溶剤と接
触せしめて得られる粉粒体を、要すれば通常の脱溶剤法
例えば、熱水処理,乾燥処理或は、両者組合せによる処
理を行なった後に水スリラー状態で加熱することにより
塩素原子を殆ど含有しないポリカーボネート粉粒体を得
る精製方法に関する。
(従来技術) 溶液法により得られたポリカーボネート溶液から溶剤を
除去してポリカーボネート粉粒体などを得る方法は種々
提案されている。例えば、熱水又は水蒸気と接触させて
フレーク状又は粒状化せしめる方法(特公昭48−11231,
同40−9843,同45−9875,特開昭48−43752,同54−122393
号公報),濃縮或は冷却によってゲル化粒状体とする不
法(特公昭36−21033,同38−22497,同40−12379,同45−
9875,同47−41421,特開昭51−41048号公報),非溶剤,
貧溶剤によるゲル化又は特殊な押出機に供給して溶剤を
蒸発,乾燥させ最終的には溶融物にする方法(特公昭48
−22840,同55−1298号公報)等が知られている。
除去してポリカーボネート粉粒体などを得る方法は種々
提案されている。例えば、熱水又は水蒸気と接触させて
フレーク状又は粒状化せしめる方法(特公昭48−11231,
同40−9843,同45−9875,特開昭48−43752,同54−122393
号公報),濃縮或は冷却によってゲル化粒状体とする不
法(特公昭36−21033,同38−22497,同40−12379,同45−
9875,同47−41421,特開昭51−41048号公報),非溶剤,
貧溶剤によるゲル化又は特殊な押出機に供給して溶剤を
蒸発,乾燥させ最終的には溶融物にする方法(特公昭48
−22840,同55−1298号公報)等が知られている。
これらの方法の中で、押出機によって溶融物にする以外
の方法によって得られる粉粒体(フレークも含む)は、
なお、多くの溶剤を含有しているので、約100℃の熱水
に接触させたり、更には溶剤の沸点以上の熱風乾燥など
の方法によって、溶剤を除去することが行なわれてい
る。
の方法によって得られる粉粒体(フレークも含む)は、
なお、多くの溶剤を含有しているので、約100℃の熱水
に接触させたり、更には溶剤の沸点以上の熱風乾燥など
の方法によって、溶剤を除去することが行なわれてい
る。
しかしながら、得られた粉粒体は、なお数百〜数千ppm
の塩素原子に相当する溶剤を含有するので、減圧ベント
付押出機によってペレット化すると同時に溶剤の除去が
行なわれているが、それでもなお、ペレット中に数十pp
mの塩素原子に相当する溶剤を含有することが多い。こ
のように多量の溶剤を含有するポリカーボネートを、空
気の存在下で100℃以上に加熱する方法では、溶剤が分
解して装置を腐食し、その際生ずる重金属の塩化物がポ
リカーボネートの分解を促進したり、ポリカーボネート
中に微粒子状に分散して品質の低下をもたらす。また、
数十ppm以上の塩素原子に相当する溶剤を含有するポリ
カーボネートは、染顔料による着色の際に色ぶれをもた
らし、種々の添加剤による改質や、繊維による補強の際
に、それらの効果を削減することがある。更に溶融成形
に於ては、金型の寿命を短縮する怖れがあり、成形品の
メタライジングやコーティングにおいてもトラブルを惹
起することがある。かくして、ポリカーボネート中に残
留する溶剤の除去が強く要望されている。
の塩素原子に相当する溶剤を含有するので、減圧ベント
付押出機によってペレット化すると同時に溶剤の除去が
行なわれているが、それでもなお、ペレット中に数十pp
mの塩素原子に相当する溶剤を含有することが多い。こ
のように多量の溶剤を含有するポリカーボネートを、空
気の存在下で100℃以上に加熱する方法では、溶剤が分
解して装置を腐食し、その際生ずる重金属の塩化物がポ
リカーボネートの分解を促進したり、ポリカーボネート
中に微粒子状に分散して品質の低下をもたらす。また、
数十ppm以上の塩素原子に相当する溶剤を含有するポリ
カーボネートは、染顔料による着色の際に色ぶれをもた
らし、種々の添加剤による改質や、繊維による補強の際
に、それらの効果を削減することがある。更に溶融成形
に於ては、金型の寿命を短縮する怖れがあり、成形品の
メタライジングやコーティングにおいてもトラブルを惹
起することがある。かくして、ポリカーボネート中に残
留する溶剤の除去が強く要望されている。
ポリカーボネート粉粒体に含有される溶剤を低減せしめ
る方法としては、0.1〜30重量%の溶剤を含有するポリ
カーボネート粉粒体を容器中で直接水蒸気に接触せし
め、溶剤蒸気を含有する混合蒸気を排出することによっ
て、ポリカーボネート粉粒体の溶剤を低下せしめる方法
(特開昭54−101771号公報参照)が知られているが、そ
の低下限度は100ppm程度であってまだ充分とはいい難
い。
る方法としては、0.1〜30重量%の溶剤を含有するポリ
カーボネート粉粒体を容器中で直接水蒸気に接触せし
め、溶剤蒸気を含有する混合蒸気を排出することによっ
て、ポリカーボネート粉粒体の溶剤を低下せしめる方法
(特開昭54−101771号公報参照)が知られているが、そ
の低下限度は100ppm程度であってまだ充分とはいい難
い。
(発明の目的) 本発明の目的は、溶剤含有ポリカーボネート粉粒体から
溶剤を除去して、その含有量を塩素原子として10ppm以
下に低減せしめる方法を提供することにある。
溶剤を除去して、その含有量を塩素原子として10ppm以
下に低減せしめる方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は、有機塩素化合物を塩素原子として10ppm〜3
重量%含有するポリカーボネート粉粒体を、水スラリー
状態で150℃以上に加熱することを特徴とするポリカー
ボネート粉粒体の精製方法である。
重量%含有するポリカーボネート粉粒体を、水スラリー
状態で150℃以上に加熱することを特徴とするポリカー
ボネート粉粒体の精製方法である。
本発明に於て使用されるポリカーボネートは、溶剤の存
在下で二価フェノール類にホスゲン又はジクロロホルメ
ートを常法により反応せしめて重合する溶液法により得
られる。
在下で二価フェノール類にホスゲン又はジクロロホルメ
ートを常法により反応せしめて重合する溶液法により得
られる。
ここで使用される二価フェノールとしては、ハイドロキ
ノン,4,4−ジヒドロキシジフェニル,ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン,1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(以下BPAという),2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ブタン,1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン,1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン,2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)オクタン,ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エーテル,ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン,ビ
ス(4−ヒフドロキシフェニル)スルフィド,ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホン或は、これらの低級ア
ルキル或はハロゲン置換体などを例示することが出来
る。これら二価フェノールから得られるポリカーボネー
トは、ホモポリマー或はコポリマー更には、2種以上の
ポリカーボネートの混合物であってもよい。
ノン,4,4−ジヒドロキシジフェニル,ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン,1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(以下BPAという),2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ブタン,1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン,1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン,2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)オクタン,ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エーテル,ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン,ビ
ス(4−ヒフドロキシフェニル)スルフィド,ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホン或は、これらの低級ア
ルキル或はハロゲン置換体などを例示することが出来
る。これら二価フェノールから得られるポリカーボネー
トは、ホモポリマー或はコポリマー更には、2種以上の
ポリカーボネートの混合物であってもよい。
ここでいう有機塩素化合物とは、例えばテトラクロロエ
タン,塩化メチレン,1,2−ジクロロエチレン,1,2−ジク
ロロエタン,クロロホルム,1,1,2−トリクロロエタン等
でこれらの単独又は混合物である。
タン,塩化メチレン,1,2−ジクロロエチレン,1,2−ジク
ロロエタン,クロロホルム,1,1,2−トリクロロエタン等
でこれらの単独又は混合物である。
反応により得られるポリカーボネートの溶剤溶液から、
ポリカーボネート粉粒体等を得るためには、前記のよう
な公知の方法を任意に採用することができる。
ポリカーボネート粉粒体等を得るためには、前記のよう
な公知の方法を任意に採用することができる。
本発明方法で使用するポリカーボネートの粉粒体(以下
供給粉粒体と称する)の形状および大きさは特に制限さ
れないが、スラリー化の容易さから平均粒径0.1〜10mm
の球状又はそれに近い形状であることが望ましく、溶剤
脱離の容易さから多少ポーラスであることが好ましい。
供給粉粒体と称する)の形状および大きさは特に制限さ
れないが、スラリー化の容易さから平均粒径0.1〜10mm
の球状又はそれに近い形状であることが望ましく、溶剤
脱離の容易さから多少ポーラスであることが好ましい。
供給粉粒体に含まれる溶剤量は塩素原子として10ppm〜
3重量%である。溶剤の含有量が高すぎるときは、例え
ば予め80〜95℃の熱水に接触させて溶剤の含有量を下げ
ておけばよい。少量の貧溶剤或は非溶剤を同時に含有す
ることは差支えない。
3重量%である。溶剤の含有量が高すぎるときは、例え
ば予め80〜95℃の熱水に接触させて溶剤の含有量を下げ
ておけばよい。少量の貧溶剤或は非溶剤を同時に含有す
ることは差支えない。
本発明方法では、ポリカーボネートの供給粉粒体は水ス
ラリー状態で加熱される。従って、該粉粒体は溶剤から
分離されたままの未乾燥状態であってもよく、また、前
記のように熱水に接触させたままの状態であってもよ
い。もちろん、乾燥状態であっても差支えない。これら
の粉粒体は、水と撹拌されてスラリー状にされる。この
場合、スラリー中の該粉粒体の濃度は取扱の容易さから
約20〜40重量%であることが望ましいが、この範囲に限
定されるものではない。スラリーは固液分離を避けるた
めに、撹拌下におくことが望ましい。
ラリー状態で加熱される。従って、該粉粒体は溶剤から
分離されたままの未乾燥状態であってもよく、また、前
記のように熱水に接触させたままの状態であってもよ
い。もちろん、乾燥状態であっても差支えない。これら
の粉粒体は、水と撹拌されてスラリー状にされる。この
場合、スラリー中の該粉粒体の濃度は取扱の容易さから
約20〜40重量%であることが望ましいが、この範囲に限
定されるものではない。スラリーは固液分離を避けるた
めに、撹拌下におくことが望ましい。
スラリーの加熱方法は、特に限定されず例えば、水蒸気
の直接吹込,ジャケットによる加熱等適宜採用すること
ができる。
の直接吹込,ジャケットによる加熱等適宜採用すること
ができる。
スラリーの温度は150℃以上にすることが必要である。1
50℃未満では、目的を達成するのに長時間を要するので
実用的でない。また、設備およびエネルギーのコストを
考慮すると180℃以上の温度は得策ではない。スラリー
を150℃以上の温度に保持する時間は、スラリー中の粉
粒体の濃度,粉粒体の溶剤含有量,スラリー温度等によ
って変わるが、一般的には約3時間で充分である。0.5
時間以下では、本発明の効果を得られないことが多い。
50℃未満では、目的を達成するのに長時間を要するので
実用的でない。また、設備およびエネルギーのコストを
考慮すると180℃以上の温度は得策ではない。スラリー
を150℃以上の温度に保持する時間は、スラリー中の粉
粒体の濃度,粉粒体の溶剤含有量,スラリー温度等によ
って変わるが、一般的には約3時間で充分である。0.5
時間以下では、本発明の効果を得られないことが多い。
以上に述べたように、本発明方法においてはポリカーボ
ネートの粉粒体は、150℃以上に加熱する必要があるの
で耐圧容器中でスラリー状態で加熱される。粉粒体から
排出される溶剤は、耐圧のコンデンサーを通って、受器
に貯留される。
ネートの粉粒体は、150℃以上に加熱する必要があるの
で耐圧容器中でスラリー状態で加熱される。粉粒体から
排出される溶剤は、耐圧のコンデンサーを通って、受器
に貯留される。
加熱処理を終ったスラリーは、100℃以下に冷却され、
水分と分離された後乾燥されるか、或は冷却せずにフラ
ッシュさせてもよい。
水分と分離された後乾燥されるか、或は冷却せずにフラ
ッシュさせてもよい。
これらの一連の操作は、回分式でも連続式でも実施する
ことができる。
ことができる。
(発明の効果) ポリカーボネート粉粒体中の溶剤は、高温,長時間の乾
燥によっても低減せしめることができるが、本発明方法
のように溶剤に係る塩素原子を10ppm以下に低減せしめ
るには、150℃以上の温度に数時間以上保持することが
必要である。しかしながら、かかる条件下でポリカーボ
ネート粉粒体をそのまま処理すると、撹拌下でも粉粒体
間の融着や粉粒体と容器内壁の融着が生じて種々のトラ
ブルの原因になるのみならず、空気酸化によるポリカー
ボネートの劣化による品質の低下を惹起する。しかる
に、本発明方法によるときは、ポリカーボネート粉粒体
は水スラリー状態にあるため、150℃以上に加熱しても
相互融着や器壁との融着は起らず、また空気酸化による
劣化も生じない。更に驚くべきことに、ポリカーボネー
ト中に残存した未反応の二価フェノール,末端停止剤,N
aイオン,Clイオンが水層に移行してポリカーボネートの
精製が行なわれるなどは、全く予想しえない効果であ
る。かくして、本発明方法によって得られるポリカーボ
ネート粉粒体は、塩素原子の濃度が10ppm以下に低下し
ているので(従来技術)の項で述べた問題は殆ど解消さ
れ、優れた材料として情報記録用ディスク材料,レンズ
などの光学的用途を始め広範囲の用途に使用することが
できる。
燥によっても低減せしめることができるが、本発明方法
のように溶剤に係る塩素原子を10ppm以下に低減せしめ
るには、150℃以上の温度に数時間以上保持することが
必要である。しかしながら、かかる条件下でポリカーボ
ネート粉粒体をそのまま処理すると、撹拌下でも粉粒体
間の融着や粉粒体と容器内壁の融着が生じて種々のトラ
ブルの原因になるのみならず、空気酸化によるポリカー
ボネートの劣化による品質の低下を惹起する。しかる
に、本発明方法によるときは、ポリカーボネート粉粒体
は水スラリー状態にあるため、150℃以上に加熱しても
相互融着や器壁との融着は起らず、また空気酸化による
劣化も生じない。更に驚くべきことに、ポリカーボネー
ト中に残存した未反応の二価フェノール,末端停止剤,N
aイオン,Clイオンが水層に移行してポリカーボネートの
精製が行なわれるなどは、全く予想しえない効果であ
る。かくして、本発明方法によって得られるポリカーボ
ネート粉粒体は、塩素原子の濃度が10ppm以下に低下し
ているので(従来技術)の項で述べた問題は殆ど解消さ
れ、優れた材料として情報記録用ディスク材料,レンズ
などの光学的用途を始め広範囲の用途に使用することが
できる。
以下に溶剤として塩化メチレンを使用した場合の実施例
を挙げて本発明方法を詳述する。
を挙げて本発明方法を詳述する。
実施例1 約70℃の温水1の入ったニーダーに、ビスフェノール
A(BPA)とホスゲンから通常の溶剤法により得たポリ
カーボネート(平均分子量25,000)20重量%の精製され
た塩化メチレン溶液3lを、3kg/cm2蒸気と共に徐々に注
加し約40分でゲル化粗砕し粒状体とした。この粒状体混
合物は、ポリカーボネート36重量%,塩化メチレン30重
量%,水24重量%であった。この粒状体混合物を撹拌機
付き蒸留槽に入れ、水を加えてポリカーボネートと水の
合計量を基準にして、ポリカーボネートが約30重量%の
水スラリーとして蒸気を吹込みながら90〜95℃に保ち、
塩化メチレンを留出させながら1時間処理後脱水した。
得られた粒状体は、ポリカーボネート90重量%,水8重
量%,塩化メチレン2重量%であった(以下この粒状体
を粒状体Aという)。粒状体A0.4kgと水0.9lを2lのオー
トクレーブに入れ、100rpmの撹拌下マントルヒータで17
0℃に加熱して塩化メチレンを留出させながら2時間処
理後取出し、110℃1時間常圧乾燥後、螢光X線分析計
にて塩素原子(以下Clという)の分析を行なったがClは
検出されなかった。
A(BPA)とホスゲンから通常の溶剤法により得たポリ
カーボネート(平均分子量25,000)20重量%の精製され
た塩化メチレン溶液3lを、3kg/cm2蒸気と共に徐々に注
加し約40分でゲル化粗砕し粒状体とした。この粒状体混
合物は、ポリカーボネート36重量%,塩化メチレン30重
量%,水24重量%であった。この粒状体混合物を撹拌機
付き蒸留槽に入れ、水を加えてポリカーボネートと水の
合計量を基準にして、ポリカーボネートが約30重量%の
水スラリーとして蒸気を吹込みながら90〜95℃に保ち、
塩化メチレンを留出させながら1時間処理後脱水した。
得られた粒状体は、ポリカーボネート90重量%,水8重
量%,塩化メチレン2重量%であった(以下この粒状体
を粒状体Aという)。粒状体A0.4kgと水0.9lを2lのオー
トクレーブに入れ、100rpmの撹拌下マントルヒータで17
0℃に加熱して塩化メチレンを留出させながら2時間処
理後取出し、110℃1時間常圧乾燥後、螢光X線分析計
にて塩素原子(以下Clという)の分析を行なったがClは
検出されなかった。
また分離した水を紫外線分光分析計,イオンクロマト分
析計にて分析した結果BPA,末端停止剤,Naイオン,Clイオ
ンが検出された。粒状体には造塊現象,平均分子量の低
下はみられなかった。
析計にて分析した結果BPA,末端停止剤,Naイオン,Clイオ
ンが検出された。粒状体には造塊現象,平均分子量の低
下はみられなかった。
実施例2 粒状体A0.4kgと水0.8lを2lのオートクレーブに入れ、10
0rpmの撹拌下160℃で3時間塩化メチレンを留出させな
がら処理した後粒状体を取出し、110℃で1時間常圧乾
燥して螢光X線分析計にてCl分析した結果3ppmであっ
た。水層の分析結果は実施例1と同様であった。また、
平均分子量の低下,造塊現象はみられなかった。
0rpmの撹拌下160℃で3時間塩化メチレンを留出させな
がら処理した後粒状体を取出し、110℃で1時間常圧乾
燥して螢光X線分析計にてCl分析した結果3ppmであっ
た。水層の分析結果は実施例1と同様であった。また、
平均分子量の低下,造塊現象はみられなかった。
実施例3 粒状体Aを130℃で5時間減圧乾燥したもののClは300pp
mであった。この粒状体を粒状体Bとする。
mであった。この粒状体を粒状体Bとする。
粒状体B0.3kgと水0.7lを実施例1のオートクレーブにて
160℃1.5時間同様に処理後、同様に乾燥しCl分析した結
果3ppmであった。また、平均分子量の低下,造塊現象は
みられなかった。更に、水層の分析結果は実施例1と同
様であった。
160℃1.5時間同様に処理後、同様に乾燥しCl分析した結
果3ppmであった。また、平均分子量の低下,造塊現象は
みられなかった。更に、水層の分析結果は実施例1と同
様であった。
実施例4 粒状体B0.3kg,水0.8lを実施例1のオートクレーブに入
れ、150℃で2時間同様に処理後乾燥した結果、Clは5pp
mであった。平均分子量の低下,造塊現象はみられなか
った。更に水層の分析結果は実施例1と同様であった。
れ、150℃で2時間同様に処理後乾燥した結果、Clは5pp
mであった。平均分子量の低下,造塊現象はみられなか
った。更に水層の分析結果は実施例1と同様であった。
Claims (1)
- 【請求項1】有機塩素化合物を塩素原子として10ppm〜
3重量%含有するポリカーボネート粉粒体を、水スラリ
ー状態で150℃以上に加熱することを特徴とするポリカ
ーボネート粉粒体の精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5205087A JPH0725873B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | ポリカ−ボネ−ト粉粒体の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5205087A JPH0725873B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | ポリカ−ボネ−ト粉粒体の精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63218730A JPS63218730A (ja) | 1988-09-12 |
| JPH0725873B2 true JPH0725873B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=12903984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5205087A Expired - Fee Related JPH0725873B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | ポリカ−ボネ−ト粉粒体の精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725873B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2672094B2 (ja) * | 1987-07-29 | 1997-11-05 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 光ディスク用ポリカーボネート成形材料. |
| US5187256A (en) * | 1990-12-03 | 1993-02-16 | The Dow Chemical Company | Uniform distribution polycarbonate pellet |
| GB201111928D0 (en) | 2011-07-12 | 2011-08-24 | Norner As | Process |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP5205087A patent/JPH0725873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63218730A (ja) | 1988-09-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4377459A (en) | Process for chlorination of poly(vinyl chloride) with liquid chlorine, and chlorinated poly(vinyl chloride) composition | |
| HK44997A (en) | Washing of polycarbonate and polyestercarbonate originated in waste | |
| EP0095670B1 (en) | Process for producing aromatic polyester polycarbonate particles | |
| US4634761A (en) | Continuous method for isolating polymer resin from solution wherein organic solvent resin solution is fed into aqueous feed | |
| US3975208A (en) | Method of selectively recovering vinyl halide insulation from insulated wire scrap | |
| JPH0853511A (ja) | 臭素化ポリスチレンの製造方法 | |
| US5306807A (en) | Process for isolating polymer resins from solutions | |
| KR970011710B1 (ko) | 폴리머 입상체의 제조방법 | |
| JPH0725873B2 (ja) | ポリカ−ボネ−ト粉粒体の精製方法 | |
| JP3290054B2 (ja) | ポリカーボネートの化学的再生法 | |
| US4373093A (en) | Recovery of chlorinated poly(vinyl chloride) | |
| JPS6354011B2 (ja) | ||
| JPS61250026A (ja) | ビ−ズ状ポリカ−ボネ−ト固形粒子の水スラリ−液の製造法 | |
| JPH07268092A (ja) | ポリカーボネートの製造法 | |
| JPH0816165B2 (ja) | ポリカーボネート粒状体の製造方法 | |
| EP0100550A1 (en) | Method for the purification of propylene polymers | |
| US3355442A (en) | Process for separation of chlorinated polymers from carbon tetrachloride by azeotropic distillation | |
| JP3729208B2 (ja) | 乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製造法 | |
| JPH0678429B2 (ja) | 光学成形品用成形材料の製造方法 | |
| JPS60116412A (ja) | ポリカ−ボネ−ト樹脂粒状体の製造法 | |
| JPH04189834A (ja) | ポリカーボネート粉粒体の製造法 | |
| JPH06256498A (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂粉粒体の製造方法 | |
| JP3183951B2 (ja) | ポリカーボネート粉粒体の残留溶媒の除去方法 | |
| JPH0246054B2 (ja) | ||
| JP3218085B2 (ja) | ポリエステルカーボネート及びその組成物の粒状体の製造法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |