JPH07259057A - 河川ゲート及び排水ポンプの自動運転方法 - Google Patents

河川ゲート及び排水ポンプの自動運転方法

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JPH07259057A
JPH07259057A JP4575794A JP4575794A JPH07259057A JP H07259057 A JPH07259057 A JP H07259057A JP 4575794 A JP4575794 A JP 4575794A JP 4575794 A JP4575794 A JP 4575794A JP H07259057 A JPH07259057 A JP H07259057A
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gate
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pump
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勝美 幾野
Yoshito Futagawa
義人 二川
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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KENSETSUSHO SHIKOKUCHIHOU KENSETSUKYOKU
Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 逆流発生時点を正確かつ迅速に把握し、的確
で安全なゲート及びポンプの自動運転を行い、さらに自
然排水とポンプ排水を組合わせた効率の良い運転を行
う。 【構成】 支流側の内水位と、河川側の外水位と、支流
側における流水の河川への流速とを測定し、河川ゲート
G1〜G5が閉じている場合は内外水位差により、また
河川ゲートG1〜G5が開いている場合は流速により逆
流か否かを判断する。そして、逆流であれば河川ゲート
G1〜G5を閉じて排水ポンプP1,P2により内水を
河川側に排水し、逆流でなければ河川ゲートG1〜G5
を開いて自然排水する。また、逆流でないと判断した場
合であって、かつ、流速が遅い範囲内にある場合は、河
川ゲートG1〜G5を開くとともに排水ポンプP1,P
2を駆動することにより、自然排水とポンプ排水を併用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は河川ゲート及び排水ポン
プの自動運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川とその支流の合流点には、洪水時等
において支流側の流水(以下、内水という。)を河川に
排水し、あるいは河川からの逆流を防止して支流地域を
浸水被害から守るために、河川ゲートと排水ポンプが設
置されている。この設備では、河川側の水位(以下、外
水位という。)が内水側の水位(以下、内水位とい
う。)を上回って逆流が始まるまでは河川ゲートを開い
て自然排水により内水を河川に排水し、河川側より逆流
が始まった時点で河川ゲートを閉じて排水ポンプにより
排水を行っている。
【0003】図10に河川ゲートと排水ポンプの配置の
一例を示す。支流から河川への合流点に4つの樋管T1
〜T4が設けられ、このうち第1〜第3の樋管T1〜T
3にはそれぞれゲートG1、G2、G3が設置され、残
りの第4樋管T4には下流と上流にそれぞれゲートG
4、G5が設置されている。また、これらの樋管T1〜
T4と平行してポンプ室1が設けられ、このポンプ室1
では除塵機2を通って導かれた内水を排水ポンプP1,
P2で吸引し、案内樋T5及び第4樋管T4を介して河
川に排水するようになっている。
【0004】このような構成の設備における河川ゲート
G1〜G5及び排水ポンプP1,P2の従来の運転方法
を説明すると、先ず最初に河川より逆流が始まるまでは
ゲートG1、G2、G3、G4、G5を開けて自然排水
で内水を排水し、逆流が始まった時点でゲートG1、G
2、G3、G5を全閉とし、ゲートG4のみを開いて排
水ポンプP1,P2により内水を排水するようにしてい
る。このようにゲート,ポンプ操作を行うと、河川側の
水位が上昇したとしても、河川より内水側へ逆流が発生
することがなく、安全である。
【0005】河川よりの逆流が発生する時点を把握する
には、一般的には、内水側に設けた内水位計3と河川側
に設けた外水位計4とによって内外水位差をモニターす
ることよって可能である。しかしながら、洪水時に逆流
が始まる時点の内外水位の変化は、内外水位共ほぼ同じ
値を示し、同じような変動をするため、これらの水位計
3,4で河川より逆流が始まった時点を把握するのは困
難である。このため、運転員が直接流水面を見て逆流が
始まった時点を判断したり、あるいは内外水位計3,4
が同じ値を示した時にゲートを閉めて外水位が内水位よ
り高くなるかを確認する操作を数回繰り返し行って外水
位が高くなっているのを確認してからポンプ排水に移行
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、特に夜間の暴風雨等の悪条件の中
で逆流が始まったか否かを確認するのは困難を極めてい
る。また、逆流を確認できるのは現実に逆流が始まった
時点より遅れるため、逆流発生と同時にゲート操作やポ
ンプ運転を行っていないのが実情である。さらに、自然
排水よりポンプ排水に移行するまでの比較的流速が遅い
ときには、自然排水とポンプ排水を組み合わせて行った
ほうがより多くの排水が行える範囲が存在するにもかか
わらず、現状ではそのような効率のよい操作は行ってお
らず、設備能力が最大限に発揮されていない。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、逆流発生時点を正確かつ迅速に把握し、的確で安
全なゲート及びポンプの自動運転を行え、さらに自然排
水とポンプ排水を組合わせた効率の良い運転を行える河
川ゲート及び排水ポンプの自動運転方法を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる方法で
は、逆流発生時点を正確かつ迅速に把握するために、流
速計(例えば、超音波流速計あるいはレーザ流速計)を
樋管に設置し、ゲート前後の実際の流速を測定して正
流、逆流の判断を行うことによって、ゲート操作の即時
性及び確実性を確保するとともに、ポンプ運転を定量的
にして設備能力を最大限に発揮させる。すなわち、本発
明は、支流から河川への流水を制御する河川ゲート及び
排水ポンプの自動運転方法において、支流側の内水位
と、河川側の外水位と、支流側における流水の河川への
流速とを測定し、河川ゲートが閉じている場合は内外水
位差により、また河川ゲートが開いている場合は流速に
より逆流か否かを判断し、逆流であれば河川ゲートを閉
じて排水ポンプにより内水を河川側に排水し、逆流でな
ければ河川ゲートを開いて自然排水するのである。
【0009】ゲート付近の流れは、ゲート部の幅あるい
は水位に応じた3次元的な様相を呈している。したがっ
て、前記流速の測定には、複数の測線を有する超音波流
速計又はレーザ流速計を使用することが好ましい。これ
により、ゲート幅方向の正逆流、深さ方向の正逆流が存
在したとしても全体の積分値としての流れの方向が判断
できる。
【0010】排水量を定量的に把握するには、ゲートよ
りの自然排水量とポンプ排水量をその水位条件ごとに把
握する必要がある。自然排水時、河川から逆流が始まる
までの流速の変化は、ある値から逆流が始まる時点の流
速0の値まで変化する。このことは、排水量がある排水
量から排水量0まで変化したことになる。第1図で説明
すると、排水樋管により自然排水を行っている間に、あ
る流速vにおいて樋管が負担する自然排水量Q1がポン
プ排水量qと等しくなる。このことは、流速v以下にお
いて樋管が負担する自然排水をポンプ排水に置き換える
と、排水量が自然排水を上回ることを意味する。したが
って、流速v以下の範囲では、Q1≦qとすると、次式
が成立する。 〔自然排水量(Q1×4)〕≦〔自然排水(Q1×3)
+ポンプ排水(q)〕 なお、Q1はある値から0まで変化する。このように、
〔自然排水+ポンプ排水〕が有利な範囲が存在すること
に鑑み、本発明の好ましい実施例では、前記流速に基づ
く逆流か否かの判断において逆流でないと判断した場合
であって、かつ、流速が遅い範囲内にある場合は、河川
ゲートを開くとともに排水ポンプを駆動することによ
り、自然排水とポンプ排水を併用する。
【0011】ゲートの開閉に際しては、常に流速を流速
計で監視する必要がある。このため、その流速計が設置
されているゲートの操作は、閉操作では他のゲートより
遅れて、また開操作では最初にゲートを操作することに
より、ゲートの動きに応じて本来の流れの方向に対して
逆流が起こるか監視し、起こるようであればすぐにその
ゲートの操作を中止してゲート動作前の状態に戻し、流
速、内水位、外水位の監視を継続する。したがって、本
発明の実施例においては、支流側の内水が複数の樋管に
設けられた河川ゲートに導かれ、いずれかの樋管にて流
速を測定する場合であって、その河川ゲートを開く場合
には流速が測定される樋管のゲートを最先に開き、河川
ゲートを閉じる場合には流速が測定される樋管のゲート
最も遅く閉じるのが好ましい。
【0012】また、本発明の他の実施例では、内外水位
差又は流速による逆流の判断基準値を若干の自然流下が
残っている値に設定することにより、逆流が生じる直前
にゲートを閉じるようにしている。これにより、逆流の
影響が出ない内にゲートの閉じ動作が行える。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明に係る方法が適用される河川ゲ
ート及び排水ポンプ設備を示す。この設備の配置は前述
の従来の設備と同様であり、支流側には内水位計3が設
置され、河川側には外水位計4が設置されている。ゲー
トG3が設置された第3樋管T3には、複数の測線を有
する超音波流速計5が設置されている。この超音波流速
計5は、深さ方向に設けた複数の測線における流速を平
均することによって、流速分布が乱れていても正確に測
定できるものであり、この代わりレーザ流速計を用いて
もよい。この超音波流速計5と、前記内水位計3及び外
水位計4からの計測信号は運転制御装置6に入力される
ようになっている。各排水ゲートG1〜G5及び排水ポ
ンプP1,P2は、本発明に係る方法に従い、運転制御
装置6からの指令に基づいてそれぞれゲート操作盤7、
ポンプ操作盤8によって自動的に制御される。
【0014】本発明に係る河川ゲート及び排水ポンプの
自動運転方法は、この運転制御装置6のメモリに記憶さ
れたマップデータを利用するので、まずそのマップデー
タについて説明しておく。図2及び図3はゲートG1〜
G5の制御マップ、図4〜図7はポンプP1,P2の制
御マップであり、横軸には内水側の流速(正流を+、逆
流を−とする。)又は水位差(内水位−外水位)、縦軸
には内水位がとられている。なお、横軸に水位差をとる
のは、ゲートが閉じていて流速が測定できない場合であ
る(図3、図6及び図7)。これらの制御マップは、常
時計測される流速又は水位差と内水位とで表される計測
点がマップ上のどの領域にあるかによって、その時点で
のゲートG1〜G5又はポンプP1,P2のあるべき状
態を示し、その状態に移行するようにゲートG1〜G5
又はポンプP1,P2が制御される。
【0015】各マップを具体的に説明すると、まず図2
は、ゲートG1〜G3,G5を(開)から(閉)状態に
するためのマップである。A1からA5の各領域は次の
ような意味を有する。A3領域は、内水位がポンプ起動
水位Hp以下の領域であり、ゲートG1〜G5はすべて
全開とする。A1領域は、流れが正流でその流速が比較
的遅く、〔自然排水+ポンプ排水〕が〔自然排水〕より
大きい領域であり、ゲートG1〜G3及びG4は開状態
を維持し、ゲートG5は開状態から閉動作を行う。A2
領域は、流れが逆流の領域であり、ゲートG1〜G3,
G5は開状態から閉動作、ゲートG4は開状態を維持す
る。この場合のA2領域とA1領域の境界は、流速0で
はなく、流速計5の精度を考慮し、流速αの若干の自然
流下が残っている位置で設定し、逆流の影響が出ないう
ちにゲートの閉動作が行えるようになっている。A4領
域は、流れが正流でその流速が大きく、〔自然排水〕が
〔自然排水+ポンプ排水〕より大きい領域であり、すべ
てのゲートG1〜G5は開状態を維持する。A5領域
は、内水位が堤防危険水位Hr以上の領域であり、ゲー
トG1〜G5は開状態より閉動作を行う。
【0016】図3は、ゲートG1〜G3,G5を(閉)
から(開)状態にするためのマップである。B1からB
5の各領域は次のような意味を有する。B2領域は、外
水位が内水位より高い領域で、ゲートG1〜G3,G5
は閉の状態を維持し、ゲートG4は開状態を維持する。
B3領域は、内水位が外水位より高く、内水位がポンプ
起動水位Hp−γ以下の領域であり、ゲートG1〜G5
はすべて閉状態から開動作を行う。B1領域は、水位差
が比較的小さく、〔自然排水+ポンプ排水〕が〔自然排
水〕より大きい領域であり、ゲートG1〜G3及びG4
は閉状態から開動作を行い、ゲートG5は閉状態を維持
する。この場合のB2領域とB1領域の境界は、水位差
0ではなく、内外水位計3,4の精度を考慮し、水位差
βが残っている位置で設定し、常に逆流しない状態でゲ
ートの開動作が行えるようになっている。B4領域は、
水位差が大きく、〔自然排水〕が〔自然排水+ポンプ排
水〕より大きい領域であり、ゲートG1〜G3及びG4
は開状態を維持し、ゲートG5は閉状態から開動作を行
う。B5領域は、内水位が堤防危険水位Hr以上の領域
であり、ゲートG1〜G5は閉状態を維持する。
【0017】ここで、図2と図3の使い分けについて説
明する。例えば、図2のA1領域の点Mに現在の状態が
あるとすると、ゲートG1〜G4は開状態にあるので、
流速が低下して点Mから点Nに移行する場合には図2の
マップを参照することになる。そして、点Nに移った後
はゲートG1〜G3,G5が閉となるので図3のB2領
域を参照して制御が行われることとなる。続いて流速が
増加してB2領域からB1領域に移行した場合は、図2
のマップに再び移行して制御される。
【0018】次に、図4,図6はポンプ停止状態から運
転状態に移行するマップである。このうち、図4は、ゲ
ートG1〜G3,G5が開状態でのポンプを停止状態か
ら運転に移行するマップである。C3領域は、内水位が
ポンプ起動水位Hp以下の領域であり、2台のポンプP
1,P2の停止を継続する。また、この領域ではゲート
G1〜G3が開から閉になるので、ゲートG1〜G3
(閉)におけるポンプ運転制御マップ図6に移行して制
御が行われる。C2領域は、流れが逆流で内水位がポン
プ起動水位Hd以上の領域である。この領域では、ゲー
トG1〜G3が開から閉になるので、ゲートG1〜G3
(閉)におけるポンプ制御マップ図6に移行し、2台の
ポンプP1,P2を水位条件により順次運転する。C1
領域は、〔自然排水+ポンプ排水〕の領域であり、ゲー
トG5を閉めて2台のポンプP1,P2を水位条件によ
り順次運転する。なお、水位が急激に上昇する場合に備
えて、予めポンプP1,P2の両方又は片方を吸込み水
位より下方において先行待機するようにしてもよい。C
4領域は、〔自然排水〕の領域であり、ポンプ運転は行
わない。C5領域は、内水位は堤防危険水位Hr以上の
領域であり、ポンプ運転は行わない。
【0019】図6は、ゲートG1〜G3,G5が閉の状
態でのポンプを停止状態から運転に移行するマップであ
る。E2領域は、ポンプ排水の領域であり、2台のポン
プP1,P2を水位条件により順次運転する。なお、E
1領域は、ゲートG1〜G3が閉から開になるので、ゲ
ートG1〜G3が開の後、ポンプ運転制御マップ図4に
制御が移る。
【0020】一方、図5,図7はポンプ運転状態から停
止状態に移行するマップである。このうち、図5は、ゲ
ートG1〜G3,G5が開の状態でのポンプを運転状態
から停止に移行するマップである。D1領域は、〔自然
排水+ポンプ排水〕の領域であり、2台のポンプP1,
P2の運転を継続する。この領域で、内水位がポンプ起
動水位Hd以下になると、2台のポンプP1,P2を直
ちに停止しないで、水位条件により順次停止する。これ
により、ポンプ起動水位以下になっても内水位の再上昇
があった場合には迅速に排水することができる。D3領
域では、2台のポンプP1,P2を停止する。D2領域
では、ゲートG1〜G3が開から閉になるので、ゲート
G1〜G3(閉)におけるポンプ制御マップ図7に移行
する。D4領域は、〔自然排水〕の領域であり、ポンプ
運転は行わない。D5領域は、内水位が堤防危険水位H
r以上の領域であり、ポンプ運転は行わない。
【0021】図7は、ゲートG1〜G3,G5が閉の状
態でのポンプを運転状態から停止に移行するマップであ
る。図5のD2領域から制御が移されたF2領域におい
て、2台のポンプP1,P2は運転継続状態にある。こ
の領域で内水位が低下してF3領域に移行する場合は、
水位条件によりポンプを順次停止する。なお、F2領域
から水位差が大となって〔自然排水+ポンプ排水〕のF
1領域に移行する場合、そしてさらにF4領域に移行す
る場合は、ゲートG1〜G3が閉から開になるので、ゲ
ートG1〜G3(開)におけるポンプ運転制御マップ図
5に制御が移る。
【0022】以下、前記マップを使用してゲートG1〜
G5及びポンプP1,P2の適切な状態を決定する制御
を、図8及び図9のフローチャートに従って説明する。
ステップ100で運転制御装置6のシステムが始動する
と、ステップ101で内外水位計3,4により内水位及
び外水位を計測し、ステップ102でこの内水位及び外
水位が流速計5の測線以下か否かを判断する。測線以下
であれば、ステップ103で水位低信号を出力する。こ
れらのステップは水位が流速計5の測線以上となって流
速が測定可能となるまで待機するためのフローである。
したがって、水位が上昇することにより、前記ステップ
102で内外水位が測線以下でない場合、次のステップ
104に移行する。
【0023】ステップ104ではゲートG1〜G5の開
閉状態を確認する。そして、ゲートG3がステップ10
5で全開でないと判断され、またステップ106で全閉
であると判断され、さらにステップ107でゲートG1
〜G3、及びG4又はG5が全閉でないと判断されれ
ば、ステップ108でゲートG3を開く初期動作を行っ
て流速が正確に測定されるようにした後、図9に示す次
のステップ109に移行する。これに対し、ゲートG3
がステップ105で全開であると判断されるか、ステッ
プ106で全閉でないと判断されれば、流速の測定が可
能であるので、次のステップ109に移行する。また、
ステップ107でゲートG1〜G3、及びG4又はG5
が全て閉じていると判断されると、次のステップ109
に移行する。
【0024】ステップ109では、内外水位計3,4に
より内外水位を計測し、これに基づいてステップ110
で水位差ΔHを計算し、さらにステップ111で流速計
5により流速を測定する。そして、ステップ112及び
113においてそれぞれ図2、図3を参照し、ステップ
114において現在の測定点が図2,図3のマップ上の
どの領域にあるかを固定する。この後、ステップ115
でその固定領域に対応するゲート開閉信号をゲート操作
盤7に出力し、ステップ116でゲートG1〜G5の開
閉状態が正しくなるまで待機する。
【0025】続いて、ステップ117でゲートG1〜G
5の開閉状態を確認してから、ステップ118〜121
においてそれぞれ図4〜図7を参照し、ステップ122
において現在の測定点がこれらのマップ上のどの領域に
あるかを固定する。そして、ステップ123でその領域
に対応するポンプ運転,停止信号をポンプ操作盤8に出
力し、ステップ124でポンプP1,P2の運転状態が
正しくなるまで待機し、正しくなればステップ109に
戻って以上の動作を繰り返す。
【0026】次に、以上のフローに従って行われる河川
ゲートG1〜G5及び排水ポンプP1,P2の制御をさ
らに具体的に説明する。まず、図2,図3の樋管制御マ
ップの適用例について説明する。非出水時、ゲートG1
〜G5は全開となっており、図2のA3領域の点Lのよ
うな低い水位で低速度の自然流下状態となっていること
が多い。この状態から強い降雨があって増水した場合を
考える。内外水位とも同時に上昇し、内水位がポンプ起
動水位Hdを越え点Mに移行したとする。ゲートG1〜
G3,G5が開の状態から点Mに移行したのであるか
ら、このマップのA1領域のゲート開閉の組み合わせに
従い、G5が閉になるような制御信号を出力することに
なる。これはポンプ起動を前提にした川上ゲートの閉鎖
という意味を有する。この状態でポンプが運転状態にあ
ると、自然流下が併用されて排水動作が行われているこ
とになる。
【0027】この状態から外水位が急上昇してきたとす
ると、内外水位差が小さくなり、自然流下が行われなく
なり、点Mの状態から点Nに向かって状態が変化してゆ
くことになる。このとき、流速測定値が+αを通過した
と同時にゲートG1〜G3,G5のゲートに対し閉信号
が発信される。すなわち、A2領域に突入することによ
って自然流下併用運転ができなくなるため、ゲートG1
〜G3,G5に対して閉指示が出力されるのである。こ
のA2領域ではゲートG1〜G3,G5が閉状態である
ため、この状態からのゲートの制御は図3を参照する。
なお、この状態では、ゲートG1〜G3,G5が閉じて
いるので、内外水位差が読み取れるようになる。水位差
が正の値となって図3のマップ上で点Oが得られたとす
ると、ゲートG1〜G5のすべてに対して開指令が出さ
れ、自然流下が可能となる。
【0028】一方、図4〜図7のポンプ運転制御マップ
は前記図2,図3の樋管制御マップと密接に関連して作
成されている。図2の樋管制御マップ(ゲートG1〜G
3,G5が開状態)が適用される場合には、図4及び図
5が関連マップとなる。今、計測値が図4のC3領域の
点Hにある場合、ポンプ起動水位Hd以下にあるので、
ポンプP1,P2は停止状態である。この状態から内水
位が上昇し、点Iに状態が変化したとする。この場合、
まず図2のマップに従いゲートを閉じた後、C1領域に
入り、ポンプP1に対して運転指令が発せられる。さら
に、内水位上昇があって点Jに移行したとするとポンプ
P2に対しても運転指令が発せられる。
【0029】ここから、流速差が無くなり、+αを越え
る変化があった場合には、図2のマップに従ってゲート
G1〜G3に対し閉指令が出されているので、図6,図
7のG1〜G3,G5が閉からのポンプ運転制御マップ
を利用することとなる。すなわち、図7の点Kに移行し
たと判断し、F2領域のポンプP1,P2運転という状
態、すなわち現状を維持したままでポンプ運転が進行す
る。さらに、この状態から内水位が低下し始めて点Qに
状態が移行するとポンプP2に対し停止命令が出て、さ
らに内水位低下があるとF3領域の点Rに移行するの
で、全ポンプに対し停止命令が出ることになる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、内外水位差と流速の両方により逆流
か否かを判断するので、従来運転員が暴風雨の悪条件の
中で流水の正逆流を確認したり、水位計の指示値を基に
したゲートによる逆流の探り操作から解放され、正確で
即時性をもった信頼性の高いゲート操作が自動的に行え
る。このため、運転員の負担が大幅に軽減されるととも
に、操作の確実性が向上する。これに加えて、請求項2
の発明によれば、ゲート付近の3次元的な流れに対して
も正確に正流か逆流かの判断ができる。また、請求項3
の発明によれば、運転員の感によって行っていたポンプ
運転が、各水位条件等に即した状態で排水機場が持つ能
力を最大限発揮できるような定量的なポンプ運転が自動
的に行える。請求項4の発明によれば、ゲート開閉中で
あっても常に流速を監視することができ、逆流が起これ
ばそれに応じて迅速にゲート,ポンプ操作を行うことが
できる。請求項5の発明によれば、逆流が生じる直前に
ゲートを閉じるので逆流の影響が出ないうちにゲートの
閉動作が行え、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法を適用する設備の平面図で
ある。
【図2】 ゲートG1〜G3,G5を開から閉状態に移
行する制御マップである。
【図3】 ゲートG1〜G3,G5を閉から閉状態に移
行する制御マップである。
【図4】 ゲートG1〜G3,G5が開状態でのポンプ
を停止状態から運転に移行する制御マップである。
【図5】 ゲートG1〜G3,G5が開状態でのポンプ
を運転状態から停止に移行する制御マップである。
【図6】 ゲートG1〜G3,G5が閉状態でのポンプ
を停止状態から運転に移行する制御マップである。
【図7】 ゲートG1〜G3,G5が閉状態でのポンプ
を運転状態から停止に移行する制御マップである。
【図8】 河川ゲート及び排水ポンプの運転制御フロー
チャートである。
【図9】 図8に続く河川ゲート及び排水ポンプの運転
制御フローチャートである。
【図10】 河川ゲート及び排水ポンプ設備の平面図で
ある。
【符号の説明】
G1〜G5…ゲート、 P1,P2…ポンプ、 3…内水位計、 4…外水位計、 5…超音波流速計、 6…運転制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 佐太一 大阪府高槻市宮田町1丁目1番8号 株式 会社酉島製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支流から河川への流水を制御する河川ゲ
    ート及び排水ポンプの自動運転方法において、 支流側の内水位と、河川側の外水位と、支流側における
    流水の河川への流速とを測定し、 河川ゲートが閉じている場合は内外水位差により、また
    河川ゲートが開いている場合は流速により逆流か否かを
    判断し、 逆流であれば河川ゲートを閉じて排水ポンプにより内水
    を河川側に排水し、逆流でなければ河川ゲートを開いて
    自然排水することを特徴とする河川ゲート及び排水ポン
    プの自動運転方法。
  2. 【請求項2】 前記流速の測定に複数の測線を有する超
    音波流速計又はレーザ流速計を使用することを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記流速に基づく逆流か否かの判断にお
    いて逆流でないと判断した場合であって、かつ、流速が
    遅い範囲内にある場合は、河川ゲートを開くとともに排
    水ポンプを駆動することにより、自然排水とポンプ排水
    を併用することを特徴とする請求項1又は2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 支流側の内水が複数の樋管に設けられた
    河川ゲートに導かれ、いずれかの樋管にて流速を測定す
    る場合であって、その河川ゲートを開く場合には流速が
    測定される樋管のゲートを最先に開き、河川ゲートを閉
    じる場合には流速が測定される樋管のゲートを最も遅く
    閉じることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 内外水位差又は流速による逆流の判断基
    準値を若干の自然流下が残っている値に設定することに
    より、逆流が生じる直前にゲートを閉じることを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の方法。
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