JPH0726064B2 - 被覆用組成物 - Google Patents
被覆用組成物Info
- Publication number
- JPH0726064B2 JPH0726064B2 JP22300786A JP22300786A JPH0726064B2 JP H0726064 B2 JPH0726064 B2 JP H0726064B2 JP 22300786 A JP22300786 A JP 22300786A JP 22300786 A JP22300786 A JP 22300786A JP H0726064 B2 JPH0726064 B2 JP H0726064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- zro
- coating composition
- alkaline earth
- borosiloxane polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、輻射型の暖房器あるいは調理器さらに、輻射
型の乾燥材、焼成炉等の為の500℃以上で使用できる薄
膜タイプの輻射体を提供する組成物に関する。
型の乾燥材、焼成炉等の為の500℃以上で使用できる薄
膜タイプの輻射体を提供する組成物に関する。
従来の技術 従来、この種の被膜タイプの輻射体を提供する組成物に
ついては、シリカゾル、アルミナゾルをはじめ種々の無
材質接着剤をバインダーとして、遷移金属酸化物あるい
はその他の金属酸化物、希土類元素酸化物を含有してい
るものがあった。得られる膜は、輻射率としては0.8〜
0.9という値であることが言われていた。
ついては、シリカゾル、アルミナゾルをはじめ種々の無
材質接着剤をバインダーとして、遷移金属酸化物あるい
はその他の金属酸化物、希土類元素酸化物を含有してい
るものがあった。得られる膜は、輻射率としては0.8〜
0.9という値であることが言われていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、得られる膜厚が薄
くても50μm、平均数100μmになるため、高温使用時
でのヒートショックに弱く、剥離や割れる発生し易する
事、組成物性条が無材系であるために被塗布物の脱脂に
厳しい条件が必要で、組成物としての取扱い、操作が難
しい事などの問題がある。
くても50μm、平均数100μmになるため、高温使用時
でのヒートショックに弱く、剥離や割れる発生し易する
事、組成物性条が無材系であるために被塗布物の脱脂に
厳しい条件が必要で、組成物としての取扱い、操作が難
しい事などの問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解消するもので、最
終的には、無機質の被膜となり、かつそれが薄膜でヒー
トショックにも強く、組成物としては有機系であり、取
扱いも容易である組成物、赤外線輻射率が0.8〜0.9と高
い薄膜生成を可能とする組成物を提供することを目的と
する。
終的には、無機質の被膜となり、かつそれが薄膜でヒー
トショックにも強く、組成物としては有機系であり、取
扱いも容易である組成物、赤外線輻射率が0.8〜0.9と高
い薄膜生成を可能とする組成物を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の組成物は、Si、
B、O及びフェニル基からなるボロシロキサン重合体も
しくは前記ボロシロキサン重合体とチタンアルコキシド
の混合物と、Fe2O3、CuO、Mn2O3を主成分とする複合酸
化物と、ZrO2とAl2O3と、アルカリ土類金属の酸化物
と、マイカ粉末と、前記ボロシロキサン重合体を溶解す
る極性溶媒と希釈剤の無極性溶媒とから成る構成とした
ものである。
B、O及びフェニル基からなるボロシロキサン重合体も
しくは前記ボロシロキサン重合体とチタンアルコキシド
の混合物と、Fe2O3、CuO、Mn2O3を主成分とする複合酸
化物と、ZrO2とAl2O3と、アルカリ土類金属の酸化物
と、マイカ粉末と、前記ボロシロキサン重合体を溶解す
る極性溶媒と希釈剤の無極性溶媒とから成る構成とした
ものである。
作用 本発明は上記した構成によって、 (1) ボロシロキサン重合体は骨格中にフェニル基を
含有するために、室温付近では有機質の挙動を示し、溶
剤としてもN−メチル−2−ピロリドンなどの極性溶媒
に溶けやすく、組成分全体としても有機質としての取扱
いが可能となり、基材上への塗布膜厚も5μm以下の薄
膜が可能となる。又、ボロシロキサン重合体とチタンア
ルコキシドを混合させることにより、より連続性の増し
た薄膜が得られる。
含有するために、室温付近では有機質の挙動を示し、溶
剤としてもN−メチル−2−ピロリドンなどの極性溶媒
に溶けやすく、組成分全体としても有機質としての取扱
いが可能となり、基材上への塗布膜厚も5μm以下の薄
膜が可能となる。又、ボロシロキサン重合体とチタンア
ルコキシドを混合させることにより、より連続性の増し
た薄膜が得られる。
(2) 組成物から得られる薄膜は、それ自身の耐熱性
が高く、基材との密着にも優れ、ヒートショックによる
剥離、割れは発生しにくい。
が高く、基材との密着にも優れ、ヒートショックによる
剥離、割れは発生しにくい。
(3) Fe2O3、CnO、Mn2O3は7μm以下の赤外線短波
長領域で吸収特性に優れ、その領域における輻射率は約
0.8となる。
長領域で吸収特性に優れ、その領域における輻射率は約
0.8となる。
(4) ZrO2、Al2O3は、7μm以上の赤外線長波長側
で吸収特性に優れ、その領域における輻射率は約0.9と
なる。
で吸収特性に優れ、その領域における輻射率は約0.9と
なる。
(5) アルカリ土類金属のMgOは、それ自身が示すア
ルカリ性により得られた薄膜の耐湿性を向上させ、水分
等の存在下における基材の腐食、塗膜のピンボール腐食
を防止する。
ルカリ性により得られた薄膜の耐湿性を向上させ、水分
等の存在下における基材の腐食、塗膜のピンボール腐食
を防止する。
(6) 無極性溶媒(例えばトルエン、キシレン)によ
り、組成物の被塗物への濡れ性と塗布厚の均一化のバラ
ンスを図ることが可能で、極性溶媒の吸湿もおさえるこ
とができて外観を安定させる。
り、組成物の被塗物への濡れ性と塗布厚の均一化のバラ
ンスを図ることが可能で、極性溶媒の吸湿もおさえるこ
とができて外観を安定させる。
実 施 例 以下本発明の実施例を説明する。
第1表の配合で調合し組成物1とした。
上記組成物1を、ステンレス基材にスレーにて塗布後、
乾燥、焼成を行い造膜した。このようにして得られた膜
の厚さは10〜20μmと薄く、600℃から水中投入のヒー
トショックにも連続的に耐える密着性の優れた膜であ
る。第1図に実施例により得られた膜の要部拡大断面図
を示した。第1図において、1はボロシロキサン重合体
の熱硬化物で、このボロシロキサン重合体の熱硬化物1
には、Fe2O3・CuO・Mn2O32、ZrO23、Al2O34、MgO5、マ
イカ粉末6、が均一に分散されている。
乾燥、焼成を行い造膜した。このようにして得られた膜
の厚さは10〜20μmと薄く、600℃から水中投入のヒー
トショックにも連続的に耐える密着性の優れた膜であ
る。第1図に実施例により得られた膜の要部拡大断面図
を示した。第1図において、1はボロシロキサン重合体
の熱硬化物で、このボロシロキサン重合体の熱硬化物1
には、Fe2O3・CuO・Mn2O32、ZrO23、Al2O34、MgO5、マ
イカ粉末6、が均一に分散されている。
ボロシロキサン重合体は次式の分子構造を有し、分子量
は数は1000位である。昇温加熱によりフェニル基が 徐々に消失してSi、B、Oからなるセラミック質の膜を
形成する。又、ボロシロキサン重合体とチタンアルコシ
ド(例えばチタンエトキシド)の混合物は昇温加熱によ
りSi、B、O、Tからなるセラミック質の膜を形成す
る。このようにして得られた膜はいずれも非晶質の状態
であり、これによって、耐熱性に優れ上記構成にするこ
とにより、密着性ヒートショック性に優れた膜を得るこ
とが可能となる。本実施例ではN−メチル−2−ピロリ
ドン:キシレン=7:3の溶剤によるボロシロキサン樹脂
の約50%重量溶液を用いた。この溶液状態で、600℃加
熱重量残査が15〜20wt%ぐらいが好ましいが多少バラつ
いてもかまわない。
は数は1000位である。昇温加熱によりフェニル基が 徐々に消失してSi、B、Oからなるセラミック質の膜を
形成する。又、ボロシロキサン重合体とチタンアルコシ
ド(例えばチタンエトキシド)の混合物は昇温加熱によ
りSi、B、O、Tからなるセラミック質の膜を形成す
る。このようにして得られた膜はいずれも非晶質の状態
であり、これによって、耐熱性に優れ上記構成にするこ
とにより、密着性ヒートショック性に優れた膜を得るこ
とが可能となる。本実施例ではN−メチル−2−ピロリ
ドン:キシレン=7:3の溶剤によるボロシロキサン樹脂
の約50%重量溶液を用いた。この溶液状態で、600℃加
熱重量残査が15〜20wt%ぐらいが好ましいが多少バラつ
いてもかまわない。
上記構成において、Fe2O3・CnO・Mn2O32は6〜7μm以
下の短波長領域の赤外線吸収特性が優れており、ZrO23,
Al2O34は6〜7μm以上の長波長領域の赤外線吸収特性
が優れており、これらの作用により第2図に示すような
赤外線の輻射特性が得られる。この作用は、下記第2表
組成物2,3より得られる膜の輻射特性との比較からわか
る。
下の短波長領域の赤外線吸収特性が優れており、ZrO23,
Al2O34は6〜7μm以上の長波長領域の赤外線吸収特性
が優れており、これらの作用により第2図に示すような
赤外線の輻射特性が得られる。この作用は、下記第2表
組成物2,3より得られる膜の輻射特性との比較からわか
る。
上記組成物 2,3より得られた膜の赤外線輻射特性を第3図に示し
た。
た。
また、MgOは高温度雰囲気中での基材(ステンレス)の
腐食、さらには腐食による膜の剥離を防止する。第3表
にMgOの添加、無添加の違いによる高温高湿テスト後の
膜外観をまとめた。
腐食、さらには腐食による膜の剥離を防止する。第3表
にMgOの添加、無添加の違いによる高温高湿テスト後の
膜外観をまとめた。
第3表よりMgOの効果は明らかである。
次にZrO2のSiO2,Al2O3,TiO2による粒子表面の被覆につ
いて説明す。赤外線は特に長波長側で、膜表面で正反射
されやすい。このことは、輻射率を下げることになる。
また、屈折率が高いと反射率も高くなるということを考
慮し、膜の表面に屈折率の低いものを密に露出させ、か
つ、ZrO2の赤外線吸収特性を生かすことを目的としZrO2
(屈折率2.2)の表面にAl2O3(同1.6)、SiO2(同1.5)
の薄い被膜を形成した。Al2O3、SiO2の厚さは数オング
ストロームから、せいぜい数10オングストロームで、こ
れにより長波長領域の正反射の低下を図ることができ
た。この場合、ZrO2は膜中に密に充填されていることが
好ましい。一方TiO2(屈折率2.8)でZrO2表面を被覆し
た場合は、逆にZrO2の量を減らし、膜中に粗に充填させ
ることが好ましい。このように、膜中に充填する粒子の
光学的屈折率を適当に操作することにより膜の輻射率の
コントロールが可能となる。
いて説明す。赤外線は特に長波長側で、膜表面で正反射
されやすい。このことは、輻射率を下げることになる。
また、屈折率が高いと反射率も高くなるということを考
慮し、膜の表面に屈折率の低いものを密に露出させ、か
つ、ZrO2の赤外線吸収特性を生かすことを目的としZrO2
(屈折率2.2)の表面にAl2O3(同1.6)、SiO2(同1.5)
の薄い被膜を形成した。Al2O3、SiO2の厚さは数オング
ストロームから、せいぜい数10オングストロームで、こ
れにより長波長領域の正反射の低下を図ることができ
た。この場合、ZrO2は膜中に密に充填されていることが
好ましい。一方TiO2(屈折率2.8)でZrO2表面を被覆し
た場合は、逆にZrO2の量を減らし、膜中に粗に充填させ
ることが好ましい。このように、膜中に充填する粒子の
光学的屈折率を適当に操作することにより膜の輻射率の
コントロールが可能となる。
発明の効果 以上のように本発明の組成物によれば、Fe2O3・CuO・Mn
2O3,ZrO2,Al2O3を配合することにより赤外線輻射率が高
くなるので、高効率での輻射加熱ができて、速熱、省エ
ネルギーが図れる。
2O3,ZrO2,Al2O3を配合することにより赤外線輻射率が高
くなるので、高効率での輻射加熱ができて、速熱、省エ
ネルギーが図れる。
第1図は本発明の一実施例における組成物の膜の要部拡
大断面図、第2図は同膜の赤外線分光輻射特性図、第3
図は二種を比較した赤外線分光輻射特性図である。 1……ボロシロキサン重合体の熱硬化物、2……Fe2O3
・CuO・Mn2O3、3……ZrO2、4……Al2O3、5……MgO、
6……マイカ粉末、7……基材。
大断面図、第2図は同膜の赤外線分光輻射特性図、第3
図は二種を比較した赤外線分光輻射特性図である。 1……ボロシロキサン重合体の熱硬化物、2……Fe2O3
・CuO・Mn2O3、3……ZrO2、4……Al2O3、5……MgO、
6……マイカ粉末、7……基材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 85/04 LSA
Claims (4)
- 【請求項1】Si、B、O及びフェニル基からなるボロシ
ロキサン重合体もしくは前記ボロシロキサン重合体とチ
タンアルコキシドの混合物と、Fe2O3、CuO、Mn2O3を主
成分とする複合酸化物と、ZrO2と、Al2O3と、アルカリ
土類金属の酸化物と、マイカ粉末と、前記ボロシロキサ
ン重合体を溶解する極性溶媒と、希釈剤の無極性溶媒と
から成る被覆用組成物。 - 【請求項2】ボロシロキサン重合体は、600℃加熱後重
量残査が10wt%以上である特許請求の範囲第1項記載の
被覆用組成物。 - 【請求項3】アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の
うち好ましくはアルカリ土類金属であって、アルカリ土
類金属の酸化物としてMgOを含有する特許請求の範囲第
1項記載の被覆用組成物。 - 【請求項4】ZrO2は必要であれば、粒子表面にSiO2、Al
2O3、TiO2のいずれか少なくとも一種の酸化物被膜を形
成した特許請求の範囲第1項記載の被覆用組成物。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22300786A JPH0726064B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 被覆用組成物 |
| KR1019870010165A KR900009035B1 (ko) | 1986-09-19 | 1987-09-14 | 도료조성물 |
| CA 546912 CA1318744C (en) | 1986-09-19 | 1987-09-15 | Coating composition for ir radiation heating |
| DE3788392T DE3788392T2 (de) | 1986-09-19 | 1987-09-17 | Beschichtungszusammensetzung für Erhitzung durch Infrarotstrahlung. |
| EP19870113578 EP0260683B1 (en) | 1986-09-19 | 1987-09-17 | Coating composition for ir radiation heating |
| AU78640/87A AU575752B2 (en) | 1986-09-19 | 1987-09-18 | Coating composition for ir radiation heating |
| US07/209,638 US4824730A (en) | 1986-09-19 | 1988-06-21 | IR Radiation heating element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22300786A JPH0726064B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 被覆用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6377979A JPS6377979A (ja) | 1988-04-08 |
| JPH0726064B2 true JPH0726064B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16791364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22300786A Expired - Lifetime JPH0726064B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 被覆用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726064B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4295527B2 (ja) * | 2003-02-27 | 2009-07-15 | 株式会社アライドマテリアル | 放電ランプ及びその電極構造 |
| WO2014077332A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | Agcセラミックス株式会社 | 顔料微粒子 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP22300786A patent/JPH0726064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6377979A (ja) | 1988-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |