JPH07262966A - 希ガス放電灯およびこれを用いた照明装置 - Google Patents

希ガス放電灯およびこれを用いた照明装置

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JPH07262966A
JPH07262966A JP5016794A JP5016794A JPH07262966A JP H07262966 A JPH07262966 A JP H07262966A JP 5016794 A JP5016794 A JP 5016794A JP 5016794 A JP5016794 A JP 5016794A JP H07262966 A JPH07262966 A JP H07262966A
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JP
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discharge lamp
rare gas
bulb
gas discharge
light
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JP5016794A
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English (en)
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Naoki Tsutsui
直樹 筒井
Masasane Takagi
将実 高木
Masaharu Baba
正治 馬場
Shigeru Senzaki
茂 千崎
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamp (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】バルブの肉厚部分に対する投影領域Dにすじ状
の陰が発生するのを防止した希ガス放電灯および照明装
置を提供する。 【構成】両端部に電極11が封装されたバルブ10に希
ガスが封入されてなる希ガス放電灯1において、上記希
ガス放電灯のバルブの外面または内面に光拡散部18、
20を設けた。 【作用】バルブの表面に形成した光拡散部が光を拡散さ
せるから、バルブの肉厚部の投影領域に発生しようとす
るすじ状の陰をぼやかして、この陰を消すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネオンなどの希ガスを
封入してなる希ガス放電灯およびこれを光源とした反射
体とを組み合わせてなる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車等の車両のハイマウントス
トップランプや、リアコンビネーションランプなどの照
明装置の光源として、実開昭63−67351号公報に
記載されているように、低圧放電灯の使用が検討されて
いる。低圧放電灯は白熱電球に比べて発光効率が高く、
少ない消費電力で明るい光が得られ、しかも光源を細長
く形成できるなどの利点があるので、上記車載用の照明
装置に用いると有効である。
【0003】低圧放電灯としては、上記公報に記載され
ているように、けい光ランプが最も良く知られている
が、けい光ランプは周囲の温度状況により水銀の蒸気圧
が変化し、このため輝度の変化が著しい不具合があり、
よって車載用照明装置の光源として用いるためには低温
時の輝度低下を補うためのヒータを付設するなどの工夫
が必要であり、よって構造が複雑になる。
【0004】これに対し、希ガス放電灯は周囲の温度状
況により輝度が変化する割合が少なく、この種の車載用
照明装置の光源には有効である。したがって、希ガス放
電灯を光源とする研究が進められている。
【0005】ところで、この種の照明装置は、図2およ
び図10に示す通り、光源としての希ガス放電灯1と、
この希ガス放電灯1を収容した反射体2と、この反射体
2の前面開口部に設置された前面カバー3とで構成され
ることが検討されている。希ガス放電灯1はバルブ10
の長さが50〜1000mm、バルブ内径が1.0〜16
mm程度の細長い形状をなしている。このためこのランプ
1を収容する反射体2は、断面が楕円の一部を利用した
ほぼU字形をなす長尺形状、すなわち樋形をなしてい
る。この反射体2の前面開口部に透光性の前面カバー3
が取り付けられている。前面カバー3は着色されてる場
合もあり、無色透明の場合もある。
【0006】上記希ガス放電灯1は、透明なバルブ10
の内部に希ガスを封入したランプであり、両電極11、
11(図3に示す)間に発生するグロー放電により希ガ
スが電離および励起されて可視光を発するものである。
【0007】このような光は、バルブ10を透過して外
に放出され、一部は反射体2で反射されて前面カバー3
に向かい、残りは直接前面カバー3に向かう。したがっ
て、前面カバー3は背面から光が照射され、前面カバー
3全体が明るく照らされるようになり、前方から見ると
全面が発光しているかのように見える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記希ガス放
電灯においては、バルブ10が素通しであるため、バル
ブ10の肉厚部分で前面に向かう光が減じられ、前面カ
バ−3に向かう光の一部にすじ状の陰が発生することが
ある。この点について、図10にもとづき詳しく説明す
ると、バルブ10内で発生する光は、直接前面カバー3
に向かう光L1と、反射体2で反射されて前面カバー3
に向かう光L2があるが、前面カバー3側から放電灯1
を見た場合、前面カバー3に対する投影面で、図中Dの
領域で示すバルブ10壁の肉厚に相当する部分では、前
方に向かって光の透過量が極めて少なく、この部分で明
るさが低下する。すなわち、放電灯1から直接前面カバ
ー3に向かう直射光の出る範囲はバルブ10の内面まで
が限度である。また、反射体2で反射された光が、バル
ブ10の背面に当たるとこの背面で反射されるようにな
り、投影面での肉厚部相当部を透過する光量は少なくな
る。
【0009】このため、放電灯1を前方から見ると、投
影面の肉厚部に相当する領域Dが素通しとなり、前面カ
バ−3に向かう光量が少なく、すじ状の陰が発生する。
これは、希ガス放電灯特有の問題であり、けい光ランプ
の場合はバルブの内面にけい光体被膜が形成されている
ため、けい光体被膜が光拡散作用を有するので、上記肉
厚部に相当する領域Dの素通し部分が目立たなくなり、
すじ状の陰の発生は少ない。
【0010】一方、希ガス放電灯の場合、輝度を高くす
るには封入ガス圧を高くすればよいことが知られてい
る。しかしながら、封入ガス圧を高くすると始動電圧が
高くなり、かつ陽光柱が電極に収斂するから、電極近傍
で陽光柱が不安定になり、ちらつきが発生する。
【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、バルブの肉厚部分
における投影領域Dに発生しようとするすじ状の陰を消
すことができる希ガス放電灯およびこれを用いた照明装
置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、両端
部に電極が封装されたバルブに希ガスが封入されてなる
希ガス放電灯において、バルブの外面または内面の表面
に光拡散部を施したことを特徴とする希ガス放電灯であ
る。
【0013】請求項2の発明は、上記光拡散部が、バル
ブの外面に形成されたフロスト加工面であることを特徴
とする。請求項3の発明は、上記光拡散部が、バルブの
外面に形成された光拡散作用を奏する被膜であることを
特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、上記光拡散部が、バル
ブの内面に形成された光拡散作用を奏する被膜であるこ
とを特徴とする。請求項5の発明は、上記光拡散部が、
電極近傍に対向するバルブ表面に形成されていることを
特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、上記希ガス放電灯は、
バルブ内にネオンを主体とした希ガスが封入されたネオ
ングロー放電灯であることを特徴とする。請求項7の発
明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1に記載され
た希ガス放電灯と、一側に開口部を有して上記希ガス放
電灯が収容され、この希ガス放電灯から放出された光が
上記開口部から照射される反射体と、を具備したことを
特徴とする照明装置である。
【0016】請求項8の発明は、上記反射体の前面開口
部に表示カバーを設けたことを特徴とする。請求項9の
発明は、上記希ガス放電灯に形成された光拡散部は、上
記反射体の開口部に面するバルブ壁の表面に形成されて
いることを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、上記希ガス放電灯に
形成された光拡散部は、上記反射体の開口部と反対側に
対面するバルブ壁の表面に形成されていることを特徴と
する。
【0018】請求項11の発明は、上記希ガス放電灯に
形成された光拡散部は、バルブを反射体の開口部に投影
した場合に、この投影面のバルブ壁の肉厚部に相当する
領域の外面に形成されていることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、希ガス放電灯のバル
ブの外面または内面の表面に光拡散部を形成したから、
バルブから出る光が光拡散部で拡散されるようになり、
すじ状に発生しようとする光量の少ない陰の部分をぼか
し、この陰を消すことができる。
【0020】請求項2の発明によれば、光拡散部は、バ
ルブの外面に形成されたサンドブラスト加工などによる
フロスト加工面であるから、光拡散作用が良好であり、
加工が容易である。
【0021】請求項3の発明によれば、光拡散部は、バ
ルブの外面に形成された光拡散作用を奏する被膜である
から、形成が容易であり、バルブに傷を付けないからバ
ルブの強度が保たれる。
【0022】請求項4の発明によれば、光拡散部は、バ
ルブの内面に形成された光拡散作用を奏する被膜である
から、けい光体被膜を形成する場合と同様な技術で容易
に作ることができる。なお、光拡散作用を奏する被膜
は、けい光体被膜であってもよい。
【0023】請求項5の発明によれば、光拡散部は、電
極近傍に対向するバルブ表面に形成されているから、陽
光柱が電極の近傍で不安定になってちらつきが発生して
も、光が拡散されることによりちらつきを目立たなくさ
せることができる。
【0024】請求項6の発明によれば、希ガス放電灯
は、バルブ内にネオンを主体とした希ガスが封入された
ネオングロー放電灯であるから、赤色系の光を発し、表
示効果が大きい。
【0025】請求項7の発明によれば、希ガス放電灯の
バルブの外面または内面の表面に光拡散部を形成したか
ら、バルブ内部から出る光または反射体で反射された光
がこの光拡散部で拡散されるようになり、すじ状に発生
しようとする光量の少ない陰の部分をぼかして、陰を消
すことができる。
【0026】請求項8の発明によれば、上記反射体の前
面開口部に表示カバーを設けたので、この表示カバーの
輝度分布を均等にして良好な表示をなすことができる。
請求項9の発明によれば、光拡散部は、バルブの前半分
の表面に形成されているから、反射体の前方に向かって
すじ状に発生しようとする陰の部分をぼかして、陰を消
すことができる。
【0027】請求項10の発明によれば、光拡散部は、
バルブの後半分の表面に形成されているから、前に向か
おうとする光の障害にならない。請求項11の発明によ
れば、光拡散部が、上記バルブを反射体の開口部に投影
した場合に、この投影面のバルブ壁の肉厚部に該当する
領域の外面に形成されているから、すじ状に発生しよう
とする陰を消し、他の余分な部分に光拡散部が存在しな
いので光の透過性が良好に保たれる。
【0028】
【実施例】以下、本発明について、図1ないし図3に示
す第1の実施例にもとづき説明する。図1および図2に
おいて、1は光源として用いられる希ガス放電灯、2は
この希ガス放電灯1を収容した反射体、3は反射体2の
前面開口部に設置された前面カバーである。
【0029】希ガス放電灯1はキセノン希ガス放電灯で
あってもよいが、本例の場合はネオングロー放電灯が使
用されている。このネオングロー放電灯1は、図3にも
示す通り、細長いガラスチューブからなるバルブ10を
備えており、このバルブ10は内径が例えば1.0〜1
6.0mmの範囲に形成されており、具体的には内径4.
7mm(外径5.8mm)に形成されている。また、このバ
ルブ10は、バルブ長が50〜1000mm、具体的には
300mmとされており、このバルブ10の両端部には電
極11,11が封装されている。電極11,11は冷陰
極であり、例えばニッケルからなる筒形の電極本体11
aに電極軸11bを接合して構成されており、電極軸1
1bがバルブ10の端部に形成された封止部12,12
を気密に貫通して外部に導出されている。
【0030】バルブ10内にはネオン(Ne)を主体と
する希ガスが封入されている。希ガスは全てネオンとし
てもよいが、始動を良好にするために、若干のアルゴン
(0.5%以下)を加えてもよい。ネオンは1.0〜1
20Torrの圧力範囲で封入されており、本例の場合は6
0Torrの封入圧で封入されている。
【0031】このようなネオングロー放電灯1は、図3
に示す通り、高周波発振器15に接続されており、この
高周波発振器15から20KHz 以上の高周波電力が供
給されて点灯されるようになっている。
【0032】このようなネオングロー放電灯1は、特に
ランプ電流が比較的大きな15〜20mAの時、封入し
てあるネオンのガス圧が高いので、従来の場合(ネオン
のガス圧0.5〜20Torr)に比べて輝度が1.5倍程
度に向上することが確認された。
【0033】ネオンの封入圧が30Torr未満であると、
輝度の向上が期待できず、しかも特に1.0Torr未満で
あると寿命中にネオンが消失してしまう。また、ネオン
の封入圧が120Torrを越えると始動電圧が極めて高く
なり、始動が困難になる。したがって、ネオンの封入圧
は30〜120Torrの範囲がよい。
【0034】そして、このネオングロー放電灯1は、ネ
オンの封入圧を高くしたことにより陽光柱が絞られて細
くなるが、バルブ10の径を1.0〜10.0mmの範囲
に細くしてあるから陽光柱の歪みや揺れ(スネーク)が
防止される。このため放電が安定する。
【0035】バルブの内径が1.0mm未満であると、ラ
ンプが小さくなり過ぎて光源として使用できる分野が限
られ、強度も低くなる。10.0mmを越えると、細く絞
られた陽光柱がスネーク現象を生じ、放電が不安定にな
る。このため、バルブの内径が1.0〜10.0mmの範
囲がよい。
【0036】また、このネオングロー放電灯は、高周波
発振器7から20kHz 以上の高周波電力が供給されて
点灯するから、ちらつきを生じない。このような構造の
ネオングロー放電灯1は、反射体2に収容されている。
【0037】反射体2は、例えばアルミプレートをプレ
ス加工して形成したもので、断面が楕円の一部形状、す
なわちほぼU字形に近似しており、ネオングロー放電灯
1のバルブ軸に沿う長尺な形状をなしており、バルブ1
0と同等の長さを有し、したがって全体がほぼ樋形状を
なしている。上記ネオングロー放電灯1は、この反射体
2の焦点位置にバルブ10の中心軸が一致、または近接
するようにして、反射体2に収容されている。そして、
反射体2の前面開口部には、透光性ガラスや合成樹脂か
らなる表示カバー3が取付けられている。なお、表示カ
バー3は赤色に着色されて赤色に発光することが望まし
いが、無色透明であってもよい。
【0038】このような照明装置は、反射体2に収容さ
れたネオングロー放電灯1のバルブ10の表面に、光拡
散層18が形成されている。本実施例の光拡散層18
は、図1に示す通り、例えばサンドブラスト加工による
フロスト加工面により形成されており、本例ではバルブ
10の外面に、全面に亘り均等に形成されている。
【0039】このような構成の照明装置は、ネオングロ
ー放電灯1から放出される光が直接、または反射体2の
反射面で反射されて、表示カバー3を照射する。このた
め、表示カバー3は背面から照らされるため全面が光
る。この場合、ネオングロー放電灯1から放出される光
は700〜710nmにピーク波長をもつ主として赤色系
であり、表示カバー3も赤色系に着色しておけば、前方
に向けて赤色を面発光するようになる。そして、本発明
のネオングロー放電灯1から放出される光は輝度が高い
ので、表示カバー3の輝度も高くなり、遠方からの視認
性が向上する。
【0040】したがって、このような照明装置は、車載
用のハイマウントストップランプやリアコンビネーショ
ンランプなどに適用して有効である。そして、本実施例
のネオングロー放電灯1は、バルブ10の外面に全面に
亘り、ブラスト加工によるフロスト加工面18が形成さ
れているから、このフロスト加工面18で光が拡散され
るようになる。このため、図10に示す従来のように、
投影面の肉厚部に相当する領域Dにすじ状の陰が発生す
るのが防止される。すなわち、バルブ10内で発生した
光が、領域Dに該当するバルブ壁を透過する場合は拡散
されるから前方に向かう光も発生し、また反射体2で反
射された光がバルブ10の背面に当たる場合および前面
から透過する場合も拡散されるので、前に向かう光が発
生する。
【0041】したがって、前面カバー3側から放電灯1
を見た場合、前面カバー3に対する投影面で、図中Dの
領域で示すバルブ10壁の肉厚に相当する部分では、前
方に向かう光の透過量が増加し、この部分で明るさが向
上する。また、上記光拡散作用により、Dの領域とそれ
以外の領域との境界がぼやけることになる。このため、
投影面の肉厚部に相当する領域Dに発生するすじ状の陰
が消されるようになり、配光のばらつきが解消されるこ
とになる。
【0042】よって、前面カバー3の輝度分布は全面に
亘り均等になり、表示作用が良好になる。また、光拡散
層18はバルブ10の全面に亘り形成されているから、
当然電極11、11に対向する部分および電極近傍の部
分にも光拡散層18が形成されていることになる。上記
ネオングロー放電灯1は、封入ガス圧を高くしてあるか
ら陽光柱が電極11,11に収斂する傾向がみられ、電
極近傍で陽光柱が揺れてちらつきが発生することがある
が、本例ではバルブ10の外面にフロスト加工面による
光拡散層18を形成したから、この光拡散層18が光を
拡散させるようになり、ちらつきを目立たなくすること
ができる。
【0043】なお、本発明は上記第1の実施例に制約さ
れるものではない。すなわち、第1の実施例の場合、光
拡散層18をバルブ10の外面にフロスト加工により形
成したが、フロスト加工に代わり、図4に示す第2の実
施例のように、光拡散性の被膜20を形成してもよい。
被膜20としては、酸化チタンTiO2 、酸化アルミニ
ウムAl23 、酸化マグネシウムMgOなどの金属酸
化物の被膜がよい。このような光拡散性の被膜20であ
れば、バルブ10の外面に形成しやすく、またバルブ1
0に傷を付けないからバルブ10の強度が保たれる。
【0044】また、上記各実施例では、フロスト加工に
よる光拡散層18または金属酸化物の光拡散被膜20
を、バルブ10の外面の全面に形成したが、図5に示す
第3の実施例のように、反射体2の開口部に面するバル
ブ10の前面側の半分領域にフロスト加工による光拡散
層18または金属酸化物の光拡散被膜20を形成しても
よい。このようにしてもバルブ10の前面側に設けた光
拡散部18または20がすじ状に発生しようとする陰の
部分をぼかして、陰を消すことができる。
【0045】さらに、図6に示す第4の実施例のよう
に、反射体2の開口部と反対側のバルブ10の後面側の
半分領域にフロスト加工による光拡散層18または金属
酸化物の光拡散被膜20を形成してもよい。このように
してもバルブ10の前面側に設けた光拡散部18または
20がすじ状に発生しようとする陰の部分をぼかして、
陰を消すことができ、しかもこの場合、ランプ1から直
接前に向かおうとする光の障害にならない。
【0046】また、図7に示す第5の実施例のようにし
てもよい。この例は、光拡散部18または20が、バル
ブ10を反射体2の開口部に投影した場合に、この投影
面上にバルブ壁の肉厚部が投影される領域に該当する領
域、すなわち図のD、Dの領域の外面に形成されてい
る。この場合も、バルブ壁の肉厚部の投影領域D、Dに
すじ状の陰が発生するのを防止し、しかもこの場合は、
他の余分な部分に光拡散部が存在しないので光の透過性
が良好に保たれる。
【0047】図8に示す第6の実施例は、バルブ10の
内面に光拡散部を形成した例である。バルブ10の内面
に光拡散部を形成する場合、内面をフロスト加工して光
拡散層18を形成することも不可能ではないが、本例で
は、内面の全面に亘り、酸化チタンTi O2 、酸化アル
ミニウムAl23 、酸化マグネシウムMgOなどの金
属酸化物からなる光拡散被膜20を形成してある。この
場合も、光拡散被膜20の拡散作用によって、すじ状に
発生しようとする陰の部分をぼかして、陰を消すことが
できる。しかも、このような被膜20はけい光体被膜な
どを形成する場合と同様な従来の技術を用いて容易に作
ることができる。なお、光拡散作用を奏する被膜は、け
い光体被膜であってもよい。
【0048】そして、光拡散被膜20の金属酸化物とし
て、酸化マグネシウムMgOや酸化アルミニウムAl2
3 を用いた場合は、電子を放出するから、暗黒中の始
動性が良くなる。さらにこれら酸化マグネシウムMgO
や酸化アルミニウムAl23 は、ゲッター作用により
不純物を吸着して黒化の発生を防止する効果もある。
【0049】なお、バルブ10の内面に光拡散層18ま
たは光拡散被膜20を形成する場合、図5に示したバル
ブ10の前半分のみ、または図6に示した後半分のみに
形成してもよい。
【0050】さらに、照明装置に適用されることに限ら
ないが、ネオングロー放電灯1のバルブ10端部に、図
9に示す第7の実施例のように、その電極11と対向す
る部分およびその近傍のバルブ表面に全周に亘り光拡散
部を形成してもよい。光拡散部はフロスト加工による光
拡散層18または金属酸化物の光拡散被膜20のいずれ
であってもよく、また内面または外面のいずれに形成し
てもよい。
【0051】このようにした場合は、封入ガス圧を高く
したことにより陽光柱が電極11,11に収斂して電極
近傍で陽光柱が揺れてちらつきが発生しても、本例では
バルブ10の表面に光拡散層18または光拡散被膜20
を形成したから、この光拡散部18または20が光を拡
散させるようになり、ちらつきを目立たなくすることが
できる。
【0052】なお、本発明の希ガス放電灯は、上記実施
例に示したかネオングロー放電灯1に限らず、キセノン
ガス放電灯であってもよい。また、希ガス放電灯の大き
さ、封入ガス圧などのランプ仕様は、実施例で説明した
ものに限らない。
【0053】さらに、表示カバー11は赤色に着色した
透光性のものに限らず、透明な表示カバーであっても、
ネオングロー放電灯から放出される赤系の発光のみであ
っても表示が可能である。また、電極は冷陰極に限ら
ず、小形の熱陰極であっても実施可能である。そしてま
た、本発明の照明装置は、車載用のハイマウントストッ
プランプやリアコンビネーションランプなどに適用する
ことには限らず、複写機やファクシミリーなどのような
光学読取り装置の光源装置などにも実施可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ルブの表面に形成した光拡散部が光を拡散させるから、
バルブの肉厚部の投影領域に発生しようとするすじ状の
陰をぼかして、この陰を消すことができる。このため、
照明装置に用いた場合は、前方に照射される光りの輝度
分布が均等になり、配光特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す照明装置の断面
図。
【図2】同実施例の分解した斜視図。
【図3】同実施例のネオングロー放電灯の構成を示す
図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す照明装置の断面
図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す照明装置の断面
図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す照明装置の断面
図。
【図7】本発明の第5の実施例を示す照明装置の断面
図。
【図8】本発明の第6の実施例を示す照明装置の断面
図。
【図9】本発明の第7の実施例を示すネオングロー放電
灯の端部の断面図。
【図10】従来の照明装置の断面図。
【符号の説明】
1…ネオングロー放電灯 2…反射体 3…表示カバー 10…バルブ 11…電極 12…封止部 18…光拡散層 20…光拡散
被膜
フロントページの続き (72)発明者 千崎 茂 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に電極が封装されたバルブに希ガ
    スが封入されてなる希ガス放電灯において、 バルブの外面または内面の表面に光拡散部を施したこと
    を特徴とする希ガス放電灯。
  2. 【請求項2】 上記光拡散部は、バルブの外面に形成さ
    れたフロスト加工面であることを特徴とする請求項1に
    記載の希ガス放電灯。
  3. 【請求項3】 上記光拡散部は、バルブの外面に形成さ
    れた光拡散作用を奏する被膜であることを特徴とする請
    求項1に記載の希ガス放電灯。
  4. 【請求項4】 上記光拡散部は、バルブの内面に形成さ
    れた光拡散作用を奏する被膜であることを特徴とする請
    求項1に記載の希ガス放電灯。
  5. 【請求項5】 上記光拡散部は、電極近傍に対向するバ
    ルブ表面に形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の希ガス放電灯。
  6. 【請求項6】 上記希ガス放電灯は、バルブ内にネオン
    を主体とした希ガスが封入されたネオングロー放電灯で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれ
    か1に記載の希ガス放電灯。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1に
    記載された希ガス放電灯と一側に開口部を有して上記希
    ガス放電灯が収容され、この希ガス放電灯から放出され
    た光が上記開口部から照射される反射体と、 を具備したことを特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 上記反射体の前面開口部に表示カバーを
    設けたことを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 上記希ガス放電灯に形成された光拡散部
    は、上記反射体の開口部に面するバルブ壁の表面に形成
    されていることを特徴とする請求項7または請求項8に
    記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 上記希ガス放電灯に形成された光拡散
    部は、上記反射体の開口部と反対側に対面するバルブ壁
    の表面に形成されていることを特徴とする請求項7また
    は請求項8に記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 上記希ガス放電灯に形成された光拡散
    部は、バルブを反射体の開口部に投影した場合に、この
    投影面のバルブ壁の肉厚部に相当する領域の外面に形成
    されていることを特徴とする請求項7または請求項8に
    記載の照明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002005311A1 (en) * 2000-07-07 2002-01-17 Photoscience Japan Corporation Treating apparatus utilizing ultraviolet ray
WO2006045232A1 (fr) * 2004-10-25 2006-05-04 Xiaoling Luo Ampoule de lampe pour projecteur et lampe pour projecteur avec l'ampoule
JP2008084660A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Dialight Japan Co Ltd フィールドエミッションランプ

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