JPH07263155A - 放電灯用点灯回路 - Google Patents

放電灯用点灯回路

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JPH07263155A
JPH07263155A JP7936594A JP7936594A JPH07263155A JP H07263155 A JPH07263155 A JP H07263155A JP 7936594 A JP7936594 A JP 7936594A JP 7936594 A JP7936594 A JP 7936594A JP H07263155 A JPH07263155 A JP H07263155A
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JP
Japan
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circuit
voltage
frequency
discharge lamp
residual heat
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JP7936594A
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Inventor
Kiyoshi Tanaka
清 田中
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TORAI ENG KK
Original Assignee
TORAI ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 安全性の向上と不要消費電力の節減を可能と
し、不定点滅も防止する他励インバータ式の放電灯点灯
回路を提供する。 【構成】 放電管3,3′の予熱用フイラメントに直列
に接続され供給電力を制限するインピーダンス素子L1
1,L12,L13を有し、直流電源を励振回路4で駆
動される半導体素子TR1,TR2を用いてスイッチン
グし高周波交流電源を得て、放電管3を予熱後点灯させ
るとともに、放電管3の両端の電圧に応じて発振周波数
制御回路6,7が励振回路4の発振周波数を制御し変化
させる他励式のインバータ方式放電灯用点灯回路におい
て、前記インピーダンス素子に流れる余熱電流を検出し
電圧が所定値以下であるとき励振回路4の発振周波数を
制御して2次出力電圧を制限する(例えばフォトカプラ
PCを用いた)余熱電流制限手段8A,8B,8Cを付
加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光灯等の各種放電灯
に用いる他励インバータ方式の放電灯用点灯回路の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】放電灯(例えば蛍光灯、水銀灯)の点灯
には、使用時にチラツキが少ない、地域によって異なる
電源周波数にも影響されない、電力効率が良い等の理由
でインバータ方式の点灯回路が多く用いられるようにな
ってきた。この放電灯用のインバータ回路は交流電源を
整流平滑して得た直流電源を、半導体素子を用いてスイ
ッチングし予熱・点灯用の高周波交流電源を得るもので
あるが、半導体スイッチング素子を励振回路の一部とし
て利用する自励方式のものと、半導体スイッチング素子
と独立した励振回路の発振出力でスイッチング素子を駆
動する他励方式のものとがある。
【0003】このうち、他励式インバータ回路を用いた
ものが本出願人により既に提案され公開されている(特
開平4−163888号)。上記出願には、蛍光灯点灯
前に放電が起こりやすくするためそのフィラメントに電
流を流して加熱するため一般に具備されている予熱回路
が有していた次のような欠点、即ち、蛍光灯が点灯後も
フィラメントを加熱し続けることにより電力を有効に使
わず徒に発熱させ浪費しておりフィラメントの劣化を早
め黒化現象を引き起こし、発熱により器具各部の劣化さ
せる等の欠点を解消するための技術として、放電管を予
熱するフィラメントに直列に接続された周波数に応じて
インピーダンスが変化して前記フィラメントに供給され
る電力を制限するインピーダンス素子を具備させ、対応
して発振周波数を点灯の前後で自動的に変化させること
が開示されている。なお、この技術は、後述する本願発
明実施例でも使用されているので詳細な説明はここでは
省略する。
【0004】また、調光機能を有する他励式インバータ
回路も本出願人により既に提案され公開されている(特
開平5−234693号)。上記出願には、点灯中に励
振回路の発振周波数を使用者の意向に応じて照度(同時
に電力)を任意かつ容易に調整することができる放電灯
用点灯回路、また外界の照度を自動的に検知して発振周
波数を変え、外界の照度に応じて自動的に照明照度を調
節(減光)することにより消費電力を減じて、省エネル
ギーに寄与する放電灯用点灯回路が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の他励
インバータ方式の放電灯用点灯回路では、放電管が劣化
したり何らかの異常で点灯しなかった場合には例えば3
00Vを超える2次高電圧が回路に常時生じる。そして
回路各部では無視できない電力損失が生じることにな
る。また、放電管が取付けてない状態で通電される事態
もままあり、この場合にも全く同様に、高電圧が発生し
且つ電力損失がおこる。
【0006】上述の高電圧は、回路各部に好ましくない
影響を与えるほか安全上からも好ましくない。ちなみ
に、電気取り締まり法にても準用が勧められているJI
S規格にても、発生電圧は300V以下にすることが推
奨されている。また、全く不毛な電力損失が好ましくな
いことは論を待たず、小さく押さえることが望まれる。
【0007】その他、フィラメントが断線した放電管が
従来の点灯回路に接続されていると、余熱はされないが
高電圧の印加により点灯する場合がある。しかし、不安
定な状態であり不定期的に消灯し、良く見かけられるよ
うに点灯・消灯を繰り返すことになる(以下では、この
現象を指して不定点滅と記載する)。これを放置するこ
とは、その照明下で作業を行う人にとって不快であるこ
とは勿論であるが、周期的に電磁ノイズを発生し周囲に
悪影響を与える点でも非常に好ましくない。
【0008】本発明は上記諸事情に鑑みて為されたもの
で、蛍光灯のごとく余熱用フィラメントを備えた放電灯
を対象に、放電管のフィラメントが断線した場合や放電
管が取付けられていないのに通電がされた場合には、こ
れを検出して、従来の回路に見られた2次側に過度の高
電圧が発生することを防止し、またこのような状況で電
力損失を極力抑制することにより、安全性の向上と不要
消費電力の節減を可能とし、不定点滅も防止する他励イ
ンバータ式の放電灯点灯回路を新たに提案することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明では、放
電管の予熱用フィラメントに直列に接続され周波数に応
じてインピーダンスが変化して前記フィラメントに供給
される電力を制限するインピーダンス素子を有してな
り、直流電源を励振回路で駆動される半導体素子を用い
てスイッチングし高周波交流電源を得て、この高周波交
流電源で放電管を予熱した後点灯せしめるとともに、前
記放電管の両端に印加されている電圧に応じて発振周波
数制御回路が前記励振回路の発振周波数を制御し変化さ
せるように構成された既知の他励インバータ方式の放電
灯用点灯回路に対して、前記インピーダンス素子に流れ
る余熱電流を検出し電流が所定値以下であるとき前記励
振回路の発振周波数を制御して2次出力電圧を制限する
余熱電流制限手段を付加する。
【0010】本願第二の発明では、上述第一発明の前記
余熱電流制限手段を、発光素子側が前記インピーダンス
素子に並列に接続され、受光素子側の出力が前記励振回
路の周波数制御端子に接続されたフォトカプラと関連付
帯部品で構成する。
【0011】
【作用】上述の本願第一発明では、放電管を予熱するフ
ィラメントに直列に接続され周波数に応じてインピーダ
ンスが変化して前記フィラメントに供給される電力を制
限するインピーダンス素子の両端には、放電灯が装着さ
れていてフィラメントを含み回路が構成されていれば駆
動周波数(及び駆動電圧)に応じて決まる電流が流れ電
圧降下が生じるが、放電灯従ってフィラメントがなかっ
たり、フィラメントが断線した場合にはインピーダンス
素子に電流が流れない。
【0012】前記余熱電流制限手段は、この余熱電流又
はこれに対応する電圧降下を検出するようになっており
所定値以上の電流が流れていれば、何ら特別な作用はせ
ず放電灯用点灯回路は、従前のものと全く同様の余熱、
点灯開始、周波数推移等の一連の作用により放電灯が使
用される。然し、放電管なしやフィラメント断線等に対
応してインピーダンス素子に流れる電流が所定値以下
(0の場合も含む)の場合には、余熱電流制限手段は前
記励振回路の発振周波数を2次出力電圧が安全な低い電
圧となるように制御する。
【0013】これにより2次出力電圧は放電可能電圧以
下の電圧例えば300V以下に低く抑制され、危険な高
電圧が回路に存在する事態を回避でき、同時に回路各部
での電力損失を減少させる。これは安全性向上、節電及
び回路の劣化防止が達成されることを意味する。また、
フィラメントが切れている場合でも点灯してしまうこと
に起因する前述した不定点滅現象も当然ながら起こらな
い。
【0014】第二発明では、上記余熱電流制限手段が、
発光素子側が前記インピーダンス素子に並列に接続さ
れ、受光素子側の出力が前記励振回路の周波数制御端子
に接続されたフォトカプラと必要な周知の付帯部品とで
構成されていて、第一発明と同等機能を有しているが、
特に、高電圧側(インピーダンス素子)と低圧側(励振
回路)が、電気的に絶縁されているため安全性が一段と
高く、低圧側回路部の劣化防止効果もより高い。なお、
コイル結合で検出する場合に較べて極めて小形且つ安価
に所望機能を実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本願発明を実施例に基づき添附図面に
沿って詳細に説明する。本発明に係る放電灯は、蛍光灯
など特に点灯開始を容易にするための余熱用のフィラメ
ントを持つものを指す。図1は本発明の一実施例である
蛍光灯用の放電灯用点灯回路(符号1)の回路図であ
る。この実施例回路は、先に挙げた特開平4−1638
88号に開示された他励インバータ方式の蛍光灯用点灯
回路と同様に余熱回路部にインピーダンス素子(L1
1、L12、L13)を有しており構成の多くも共通し
ている。
【0016】そして、この余熱回路の各インピーダンス
素子に、本発明の特徴である余熱電流制限手段8(8A,8
B,8C)としてフォトカプラPCと若干の関連部品が接続
されている。この余熱電流制限手段8及び関連部分を除
く構成については、全て掲記既出願に既に開示されてい
るものと同等部分である。以下、公知部分を含めて実施
例回路全体について構成と作用を説明する。
【0017】図1中、2は入力交流電源ACに接続され
交流を整流し直流電源DCを得る整流平滑回路である。
TR1、TR2はこの直流電源DCにチャンネルが直列
に接続された2個のFETトランジスタである。このF
ETトランジスタTR1、TR2のゲート端子は各々励
振回路4の逆位相の2つの出力に接続されている。直流
電源DCには直列接続された2個のコンデンサC2、C
3の接続されている。前記2個のFETトランジスタT
R1、TR2の中間の接続点P1と2個のコンデンサC
2、C3の中間の接続点P2とは、出力トランスT2の
巻線L4を介して接続されている。このトランスT2に
は直列接続された放電管(蛍光灯)3,3′の両端電極
に接続される巻線L5も備わっている。
【0018】前記巻線L5の両端部分の巻線(L51
L52 )の出力(すなわち巻線L5の端部と中間タッ
プ)には直列にインピーダンス素子であるコイルL11
及びL12が夫々経由して夫々前記放電管3,3′の両
端のフィラメント3A,3′Bに接続されている。ま
た、前記巻線L5の中央部分の巻線(L53 )の出力
(すなわち2つの中間タップ)にもやはりインピーダン
ス素子であるコイルL13が接続されこれを経由して前
記放電管3,3′の接続点である他端のフィラメント3
Bと3′Aに並列接続されている。なお、2つの放電管
3,3′の各フィラメント間にはコンデンサC4が接続
されている。
【0019】上述のコイルは、周知のごとく印加される
電圧の周波数により異なるインピーダンスを呈し、高い
周波数になるほど電気を通し難くなる性質を持ってい
る。各コイル(インピーダンス素子)の両端には、この
コイルを流れる余熱電流を検出しこれを制御するべく余
熱電流制限手段8(8A,8B,8C)が接続されている。
【0020】これらの余熱電流制限手段8は、全て同一
構成でコイルL11に接続された余熱電流制限手段8A
を例にとれば、発光素子側が電流制限抵抗R7を介して
前記コイル(インピーダンス素子)L11に並列に接続
され、受光素子側は一端は励振回路4に接続され他端は
他のフォトカプラの受光素子側に順に直列接続され最終
的には励振回路4に接続されたフォトカプラPC、この
フォトカプラPCの発光ダイオードを保護するために逆
極性で接続された保護ダイオードD2により構成されて
いる。従って、高圧側(インピーダンス素子)と低圧側
回路(励振回路)とは、電気的には絶縁され安全性が高
い。また、コイル等を用いる場合より安価で小形でもあ
る。
【0021】3つの余熱電流制限手段8A、8B、8C
の受光素子側(フォトトランジスタ)の各出力は極性を
揃えて直列に接続されている。余熱電流制限手段8Aの
受光素子の負極は、前述発振周波数制御手段7のトラン
ジスタTR4のベース端子に接続され、余熱電流制限手
段8Cの受光素子の正極は発振周波数制御手段7の抵抗
R3の一端に接続されている。個々のインピーダンス素
子の余熱電流の有無はOR的に発振周波数に反映され
る。即ち、2つの放電管が両方とも装着されていなかっ
たり、装着されていても放電管の4つのフィラメントの
うち一つでも断線していたりして、何れかの余熱電流が
無ければ対応箇所のフォトトランジスタが遮断となり、
低電圧電源5からコンデンサC5へ充分な充電電流が供
給されないので、励振回路4の発振周波数は低く保た
れ、対応して出力電圧も低い。即ち、3つの余熱電流制
限手段8A、8B、8Cの何れか1つでも余熱電流が流
れていないことを検出すればこのことは励振回路に反映
され余熱電流制限動作(後に詳述)をする。
【0022】励振回路4は、IC回路IC1、このIC
1の発振周波数を決定するための外付け調整抵抗R1及
びC1、前記IC1からの出力が接続された巻線L1と
他に2つの巻線L2、L3とを有するトランスT1から
なる。なお、調整抵抗R1は、直列に接続された発振周
波数制御手段7の抵抗R2を介して接地されている。前
記トランスT1の他の2つの巻線L2、L3からの出力
が前述した励振回路4の位相が逆の2つの出力として前
記FETトランジスタTR1、TR2のゲート端子に接
続されている。
【0023】励振回路4には前記平滑回路2の出力に接
続され低電圧を作りだす低電圧電源5より電力が供給さ
れる。この放電灯用点灯回路はスイッチング用のトラン
ジスタTR1、TR2を駆動するための励振回路4を他
の部分と独立して具備しているので励振回路4の励振周
波数(発振周波数)を単独で任意に設定でき、全体の設
計や使用部品選択の自由度も高い。
【0024】実施例回路はさらに、共振周波数f2にお
いてインバータ回路の出力が出力部の共振のためV1ま
で上昇しこの時の共振電流によりインバータ回路が破壊
してしまうことを防止する目的で、電圧検出手段6及び
発振周波数制御手段7を具備している。発振周波数制御
手段7には、前述の余熱電流制限手段が接続されていて
余熱電流制御動作も行うようになっている。
【0025】電圧検出手段6は出力部のトランスT2に
設けられた巻線L6と、この巻線L6の出力に接続され
た電気部品すなわち、並列接続された抵抗R6とダイオ
ードD1及びこれにベース端子−エミッタ端子が並列接
続されたNPNトランジスタTR3とこれらに直列接続
された抵抗R5とから成る。前記ダイオードD1のアノ
ード端子は前記トランジスタTR3のエミッタ端子と接
続されると共に巻線L6のグランド側端子に接続されて
いる。また前記トランジスタTR3のコレクタ端子は電
圧検出手段6の出力(P3)となる。
【0026】発振周波数制御手段7は、既述した励振回
路4を構成しており発振周波数を決定するための抵抗R
1のグランド側端子に直列に接続された抵抗R2と、こ
の抵抗R2にチャンネルが並列接続されたFETトラン
ジスタTR4、このトランジスタTR4のゲート端子と
グランド間に接続されたコンデンサC5、トランジスタ
TR4のゲート端子とトランジスタTR4のゲート端子
に一端が接続され他端が前記電圧検出手段6の出力(P
3)に接続される入力端(P4)となる抵抗R4、同じ
くトランジスタTR4のゲート端子と電源間に前述した
各余熱電流制限手段8A、8B、8Cの受光側フォトト
ランジスタを順に介して接続された抵抗R3から構成さ
れている。
【0027】上述の余熱電流制御手段と発振周波数制御
手段7との接続は、別な表現をすれば、FETトランジ
スタTR4のゲート端子に接続されたコンデンサC5に
低電圧電源5より充電電流を流す抵抗R3に3つの余熱
電流制御手段夫々のフォトトランジスタが3つのスイッ
チとして直列接続された構成となっている。
【0028】以下この放電灯用点灯回路1の作用を説明
する。電源投入時にはTR4がOFF状態のため発振周
波数は(R1+R2)及びC1によって決定される。こ
の周波数f1 は、図2に示すように出力部分の共振周波
数f2 と異なる値であり、検出回路6の検出電圧V3
対応する周波数f3 (TR4との相互動作で平衡する周
波数でこの時の出力電圧V3 は通常放電灯が放電を開始
できる電圧に設定される)よりも更に低い周波数に設定
されていて、この周波数f1 に対応する出力電圧V5
極めて低い。この出力電圧が所望の安全な電圧、例えば
300V以下としてある。
【0029】このように放電灯用点灯回路1は先ず周波
数f1 でインバータ動作を開始する。従って、余熱回路
には電圧が供給され放電管のフィラメントが正常であれ
ば、即ち放電管がきちんと取付けられていて且つフィラ
メントの断線がなければ、余熱回路に余熱電流が流れ
る。余熱電流制御手段8は対応して励振回路に作用を及
ぼす。即ち、余熱電流は分流して余熱電流制御手段8の
フォトカプラPCの発光部を発光させる。従ってフォト
カプラPCのフォトトランジスタ(受光部)がONとな
る。直列接続された全てのフォトトランジスタがONで
あれば、この直列部分の電圧降下は殆ど無く低電圧電源
5から抵抗R3及び余熱電流制限手段8〜8''の受光側
を介してコンデンサC5に充電電流が流れ、コンデンサ
C5の充電を開始する。
【0030】これにより、主として抵抗R3とC5の時
定数にて決まる増加率でトランジスタTR4がON状態
へ向かう。対応して励振回路4の周波数は、(R1+T
R4のチャンネル抵抗)及びC1により決定され、この
周波数はより高い周波数に向かって(周波数f3 まで)
上昇する。なお、放電管3に加わる電圧はトランスT2
の巻線L6からも検出されていて、電圧検出手段6の働
きにより発振周波数制御手段7のトランジスタTR4を
制御するようになっているので上述余熱時で無負荷に近
く放電灯点灯以前の出力電圧が充分に高い状態(図2の
負荷曲線B)では、周波数の上昇はf3 で止まる。即
ち、トランジスタTR4のゲート端子を抵抗R4及び電
圧検出手段6のトランジスタTR3を介して接地されて
いて、上記検出電圧が低くなればトランジスタTR3が
OFFしトランジスタTR4をONし周波数が低下する
方向に、低ければONする方向に駆動されるように構成
されていて周波数f3 で平衡するように設定されてい
る。これにより、万一放電灯が点灯しない場合の出力を
周波数f3に対応するV3 に留めインバータ回路を保護
するようになっている。
【0031】さて、上述したように周波数が増加しf3
に近づくと、或いはf3 に達して停止後余熱が充分とな
ると、放電灯の放電が開始し放電灯が点灯する。放電に
より出力電圧は図2に示す負荷曲線Aに移行し放電管3
に加わる電圧はV4 まで低下する。前述したように、放
電管3に加わる電圧はトランスT2の巻線L6からも検
出されており電圧検出手段6は電圧降下に対応して周波
数を高くする方向に発振周波数制御手段7のトランジス
タTR4を制御し発振周波数を高くシフトさせる。負荷
曲線A(点灯時)には、出力電圧は電圧検出手段6の検
出電圧V3 を超えることはなく、周波数を上限まで上昇
させる。この時の周波数が共振周波数f2 となるように
R1及びC1の値を設定しておく。従ってこの状態(使
用時)では充分な電力が放電管に供給される。
【0032】このように電圧検出手段6の検出電圧をV
1 とV5 の中間のV3 に設定しておけば放電管3が点灯
した事により、トランジスタTR4をR3・C5の定数
で決まる時間後ONとして、R1・C1により決まる周
波数f2 で励振を行う。調光目的で周波数を変えられる
ものでは、調整操作により放電管に供給される電流を変
え所望電力・発光量で放電管を点灯し続ける。上述過程
においては、若干の増減は伴うもののインピーダンス素
子には一貫して余熱電流が流れ従ってフォトカプラPC
にも適切な電流が流れて発光部は発光し受光部はこれを
受け導通し続ける。以上、放電管が正常な場合の動作に
ついて説明した。
【0033】次に本願発明が着目し課題とした、同じ回
路において放電管が取付けられていない場合、あるいは
交換のため放電管を電源を切らずに取外した場合等の無
負荷状態や、放電管のフィラメントが劣化断線し無負荷
状態となった場合における動作について説明する。この
ような状態では電源が投入されると、前述したと同様に
TR4がOFF状態のため(R1+R2)及びC1によ
って決定される周波数f1 で発振が開始され余熱回路に
電圧が供給される。しかしフィラメント部が無い若しく
は開路となっている部分ではインピーダンス素子を余熱
電流(ヒータ電流)が流れることはない。
【0034】当然対応部のフォトカプラPCにも電流が
流れず受光部のフォトトランジスタは遮断領域のままと
なる。従って、励振回路4では既述したような充電によ
る発振周波数上昇過程は起こらず発振周波数はそのまま
1 に留まる。この周波数f1 は対応する出力電圧が既
述したように放電開始電圧よりも充分に低い例えば30
0V以下の安全な電圧となる周波数に設定されている。
結局、放電管が全て正常である時以外には、二次側出力
電圧は安全な低電圧に保たれ、従って回路各部の電力消
費は抑制される。また、点灯(放電)自体が決して起こ
らないので当然ながら点滅を繰り返し不快な不定点灯現
象が生じることもない。また、インバータ回路に負担が
かからず劣化を抑制する。なお、この時の電力損失の変
化の一例を示せば、従来では8ワット程度あったもの
が、半分以下の3ワット程度まで減少することが確認さ
れた。
【0035】上述した実施例では、放電管3,3′が直
列に接続されているが、勿論1つの放電管を接続した回
路に本発明を適用することができる。また、全てのイン
ピーダンス素子に対応して余熱電流制限手段を設けなく
ても放電管1本あたり一端に余熱電流制限手段を設ける
ようにすれば、少なくとも放電管の有無は完全に検出で
きる。
【0036】もし電流に直接反応せず電圧に反応する余
熱電流制限手段を採用する場合には、余熱電流に応じて
両端に発生する電圧降下の大小に対応づけ電圧降下があ
る程度以上であれば発振周波数を上げないようにIC等
各部を対応させれば良い。
【0037】更に、以上の各実施例では、インピーダン
ス素子としてコイルを用いているが、これに限らずイン
ピーダンスが周波数依存性をもち前述した放電管点灯時
の共振周波数で充分高いインピーダンスを呈する素子あ
るいは回路をインピーダンス素子として用いて良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本願第一発明の放電
灯用点灯回路は、放電管の予熱用フィラメントに直列に
接続され周波数に応じてインピーダンスが変化して供給
電力を制限するインピーダンス素子を有し、直流電源を
励振回路で駆動される半導体素子を用いてスイッチング
し高周波交流電源を得て、放電管を予熱した後点灯せし
めるとともに、前記放電管の両端に印加されている電圧
に応じて発振周波数制御回路が前記励振回路の発振周波
数を制御し変化させる他励式のインバータ方式放電灯用
点灯回路において、前記インピーダンス素子に流れる余
熱電流を検出し電圧が所定値以下であるとき前記励振回
路の発振周波数を制御して2次出力電圧を制限する余熱
電流制限手段を付加したことにより、異常により放電管
が点灯しない事態が生じたり、放電管が取付けられてい
ないのに通電がされた場合や放電管が劣化した場合等に
も、これに対応して、2次側に過度の高電圧が発生する
ことを押さえ、またこのような状況での電力損失を極力
抑制し、安全性の向上と不要消費電力の節減を可能とす
る。
【0039】また、本願第二発明では、上記余熱電流制
限手段を、発光素子側が前記インピーダンス素子に並列
に接続され、受光素子側の出力が前記励振回路の周波数
制御端子に接続されたフォトカプラを含み構成したこと
により、高電圧回路と低電圧回路が完全に電気絶縁さ
れ、安全性が一段と高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の放電灯用点灯回路の一実施例を示す
回路図である。
【図2】本願発明の放電灯用点灯回路の作用を説明す
る、励振周波数と放電灯への供給二次電圧の関係の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1…放電灯用点灯回路、 3、3′…放電管(放電灯)、 4、4A…励振回路、 8(8A、8B、8C)…余熱電流制限手段、 L11,L12,L13…インピーダンス素子、 PC…フォトカプラ、 TR1、TR2…半導体素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管(3,3')の予熱用フィラメント(3A,
    3B,3A',3B') に直列に接続され周波数に応じてインピー
    ダンスが変化して前記フィラメントに供給される電力を
    制限するインピーダンス素子(L11,L12,L13) を有してな
    り、励振回路(4) で駆動される半導体素子(TR1,TR2) を
    用いて直流電源をスイッチングし高周波交流電源を得
    て、この高周波交流電源で放電管(3,3')を予熱した後点
    灯せしめるとともに、前記放電管の両端に印加されてい
    る電圧に応じて発振周波数制御回路(7) が前記励振回路
    (4) の発振周波数を制御し変化させる他励式のインバー
    タ方式放電灯用点灯回路において、 前記インピーダンス素子(L11,L12,L13) に流れる余熱電
    流を検出し電流が所定値以下であるとき前記励振回路
    (4) の発振周波数を制御して2次出力電圧を低く制限す
    る余熱電流制限手段(8A,8B,8C)を付加したことを特徴と
    する放電灯用点灯回路。
  2. 【請求項2】 前記余熱電流制限手段(8A,8B,8C)が、発
    光素子側が前記インピーダンス素子に並列に接続され、
    受光素子側の出力が前記励振回路の周波数制御端子に接
    続されたフォトカプラ(PC)を含み構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の放電灯用点灯回路。
JP7936594A 1994-03-25 1994-03-25 放電灯用点灯回路 Pending JPH07263155A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004336A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Nanotekku:Kk 蛍光管寿命末期及びフィラメント接続線の断線を接続線の外れを検出して管及び回路を保護する方法。

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